JP2022082201A - 電子機器、表示プログラム、表示方法、及び、表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】表示手段を含む電子機器の操作性を向上させることを目的とする。【解決手段】第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録する設定手段と、第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を表示手段に表示させる表示制御手段と、を有する電子機器である。【選択図】図6

Description

本発明は、電子機器、表示プログラム、表示方法、及び、表示システムに関する。
表示部を含む電子機器では、性能向上や機能増加に伴い、表示部に表示されるメニューの操作が複雑化している。
特許文献1には、AV機器において、ユーザが良く行なう調整項目を予め登録したカスタマイズメニューを表示する技術が開示されている。
しかし、特許文献1などの電子機器では、調整項目に対応する調整値をユーザが変更する場合に、カスタマイズメニューに含まれる調整項目に対し、所望の調整値を見つけて設定するまでに時間を要する。したがって、従来の技術では、刻一刻と変化する被写体の状況に合わせて調整値(設定値)を変更する必要のある撮像装置などにおいて、ユーザ(撮影者)が意図したタイミングの画像を撮像することが困難な場合がある。
本発明は、表示手段を含む電子機器の操作性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明に係る電子機器は、第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録する設定手段と、第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を表示手段に表示させる表示制御手段とを有する。
本発明によれば、表示手段を含む電子機器の操作性を向上させることができる。
第1実施形態に係るカメラシステムのハードウェア構成図である。 第1実施形態に係るカメラシステムの正面図、背面図および頂面図である。 第1実施形態に係るカスタマイズメニューにメニュー項目及び設定値を登録する方法を示すフローチャートである。 メニュー項目を登録する時の表示例を示す図である。 設定値を登録する時の表示例を示す図である。 第1実施形態に係るカスタマイズメニューの表示制御のフローチャートである。 第1実施形態に係るカスタマイズメニューの表示例である。 第2実施形態に係るカスタマイズメニューの表示制御のフローチャートである。 第2実施形態に係るカスタマイズメニューの表示例である。
以下、本発明の実施の形態を、電子機器の一例であるデジタルカメラを用いて説明する。電子機器としてはスマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯情報端末、撮像装置、テレビジョンなどのAV機器、カーナビゲーション等に適用可能である。なお本実施形態は、撮像装置の一例であるレンズ交換式デジタルカメラに適用した例を説明する。なお、レンズ交換式デジタルカメラでなく、レンズ一体型デジタルカメラ(コンパクトデジタルカメラを含む)に適用してもよい。
なお、本発明においては、用語を次のように定義する。「選択される」とは、十字キー等への操作により、メニュー項目又は設定値にカーソルが当てられることである。「確定される」とは、メニュー項目又は設定値が選択された状態で、OKボタン等が操作されることである。「登録される(登録する)」とは、カスタマイズメニューに表示させるために、確定されたメニュー項目又は設定値セットを記憶部に記憶することである。「登録される」は、記憶されたメニュー項目又は設定値セットの増加と減少とを含む。「設定される」とは、撮影条件に反映されることである。「設定される」は、確定された設定値を撮影条件に反映することや、露出ダイヤルへの操作により指定された露出条件を撮影条件に反映することを含む。
また、本実施形態では、電子機器の有するメモリ等の記憶装置に格納された、メニューを表示させるためのメニュー情報を、制御部等の演算処理部が読み出して、モニタ等の表示部に表示させることを、メニューを表示させる、と表現する場合がある。メニューを表示させるためのメニュー情報とは、例えば、メニュー項目と項目値とを対応付けた情報であってもよい。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係るカメラシステム10のハードウェア構成図である。カメラシステム10はデジタルカメラ100と交換レンズ200とから構成される。具体的には、図1に示すように、デジタルカメラ100に交換レンズ200が交換可能に取り付けられたシステムである。以降では、レンズ交換式デジタルカメラ100を単に「デジタルカメラ100」とも表記する。
デジタルカメラ100は、制御部(CPU:Central Processing Unit)101、操作スイッチ群102、レンズ駆動部103、絞り/シャッター駆動部104、シャッター105、イメージセンサ106、信号処理部107、画像処理部(画像処理エンジン)108、バッファメモリ109、カードI/F110、メモリカード111、画像表示制御部112、画像表示部113、操作部材120、操作部材121、操作部材122を有する。交換レンズ200は、レンズ201、絞り202を有する。
制御部101は、カメラシステム10の動作を制御する。制御部101は、デジタルカメラ100と交換レンズ200とが各々有していてもよい。その場合、電力はデジタルカメラ100からマウントを通じて交換レンズ200に供給される。
操作スイッチ群102は、カメラシステム10の操作入力をユーザが入力するための部材であり、具体的にはシャッターボタン102aやメインスイッチ102b、再生ボタン102c、十字キー102d、INFOボタン(情報表示切替ボタン)102e、電子ダイヤル102f、露出モードダイヤル102g等を含む。十字キー102dは、OKボタンを含むINFOボタン102eは、各種情報表示を切替えるときに使用する。
画像表示部113は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)である。画像表示部113の表示は、撮影待機状態表示、通常メニュー、カスタマイズメニュー等を含む。
画像表示部113の表示を変更する操作は、操作スイッチ群102の他、後述する操作部材120、操作部材121、操作部材122でも行うことができる。なお、画像表示部113は、タッチパネルが具備されていてもよい。その場合、操作スイッチ群102や操作部材120、操作部材121、操作部材122の操作を、タッチパネルに割り当てることもできる。
デジタルカメラ100は、操作スイッチ群102とは別に、操作部材120、操作部材121、操作部材122を有する。操作スイッチ群102又は操作部材120、操作部材121、操作部材122が操作されると、制御部101及び画像表示モニタ制御部を介して、画像表示部113の表示が変更される。
具体的には、操作部材120が操作されると、画像表示部113に通常メニューが表示される。操作部材121が操作されると、画像表示部113にカスタマイズメニューが表示される。操作部材122は、画像表示部113にカスタマイズメニューが表示されている時に操作されると設定値が変更され、撮影待機状態において操作されるとカスタマイズメニューで最後に選択したメニュー項目に対する設定値が変更される。
制御部101は、図示しない記憶部101aを有する。記憶部101aでは、カスタマイズメニューに登録されたメニュー項目及びメニュー項目に対応づけて登録された設定値セットを記憶する。設定値セットとは、カスタマイズメニューに登録された各メニュー項目に対応づけて登録された設定値を指す。設定値セットは、2つ以上の設定値を含むことが好ましい。また、メニュー項目及び設定値セットは、ユーザモード毎に記憶することもできる。
なお、操作スイッチ群102等に対する操作は、制御部101、信号処理部107、画像処理部108、画像表示モニタ制御部112、大規模集積回路(LSI:Large-Scale Integration)を含む集積回路などのハードウェアによって実現される。
また、操作スイッチ群102と、操作部材120と、操作部材121と、操作部材122とのいずれか又は全ては、電子機器とは別体に設けられていてもよい。例えば、電子機器がテレビジョンの場合は、リモートコントローラが操作部を有しても良い。電子機器がカーナビゲーションの場合は、自動車のハンドルや他の操作部材に操作部が設けられていても良い。
図2は、本実施形態に係るカメラシステム10の正面図、背面図および頂面図の一例である。背面図において、デジタルカメラ100の中央左寄りには画像表示部113が配置される。画像表示部113は、画像表示部113の一例である。画像表示部113の右側には、再生ボタン102cや十字キー102d、INFOボタン102e、電子ダイヤル102f、操作部材120の一例である通常メニュー用呼び出しボタン120が配置される。十字キー102dは、中央にOKボタンを含む。画像表示部113の上方略中央には、接眼レンズ203が配置される。
頂面図において、デジタルカメラ100の右側(右手用のグリップの頂面)には、シャッターボタン102aや、メインスイッチ102b、操作部材121の一例としてのカスタマイズメニュー表示用操作ボタン(Fnボタン)、操作部材122の一例としてのカスタマイズメニュー設定値変更用操作ダイヤルが配置される。頂面図の左側には、露出モードダイヤル102gが配置される。メインスイッチ102bは、突起部と、「ON」と「OFF」の2つの指標とを有することが好ましい。突起部を「ON」に合わせるとデジタルカメラ100の電源が入り、「OFF」に合わせるとデジタルカメラ100の電源が切れる。
本実施形態に係るカメラシステム10の動作の流れを簡単に説明する。メインスイッチをONにすると、カメラシステム10は撮影待機状態となる。撮影待機状態では、露出モードダイヤルで選択した露出モードが設定されており、露出設定パラメータを変更する場合は後ろ電子ダイヤルを操作する。
シャッターボタンが操作されると、制御部101は、レンズ駆動部103を介してレンズ201の自動焦点調節(AF:Auto Focus)を行い、絞り/シャッター駆動部104を介して絞り202の開閉を調節し、自動露出(AE:Auto Exposure)の演算結果に基づいてシャッター105を開閉する。
シャッター105の開閉によって交換レンズ200を通してイメージセンサ106が受光して捉えた画像信号は、信号処理部107を介して画像処理部(画像処理エンジン)108に送られる。画像処理部108にて所定の画像処理を行うとき、処理途中のデータの一時的な保存場所としてバッファメモリ109が使われる。画像処理が完了した画像データは、カードI/F110を介して接続された着脱可能なメモリカード111に記録される。画像データおよび各種設定情報は、画像表示制御部112によって画像表示部113に表示される。
つまり、本実施形態の画像表示制御部112は、画像表示部113における表示を制御する表示制御手段の一例であり、表示制御手段は、画像処理部108を介して、制御部101により制御されてもよい。また、画像表示部113は、画像が表示される表示手段の一例である。
なお、操作スイッチ群102及び操作部材の配置は、図2に示す例に限定されない。ただし、操作部材121及び操作部材122は、ファインダを覗きながら容易に操作することができる位置に配置することが好ましい。例えば、操作部材121及び操作部材122は、デジタルカメラ100の頂面に設けられることが好ましい。また、例えば、操作部材122は操作部材121よりも背面側に設けられることが好ましい。なお、画像表示モニタ113にタッチパネルが具備されている場合には、設定手段や表示手段をタッチパネルに設けても良い。例えば、操作スイッチ群102及び操作部材を、タッチパネル上の領域として設けてもよい。
本実施の形態において、メニュー項目とは、デジタルカメラの撮影条件に関する項目である。メニュー項目には、ホワイトバランスやフラッシュ光量補正、HDR(High Dynamic Range)撮影、画像サイズ等の項目が含まれる。設定値とは、メニュー項目に対応し、撮影条件を定めるものである。設定値には、メニュー項目がフラッシュ光量補正の場合は―0.3, 0.0, +0.3等の値が含まれる。また、メニュー項目がホワイトバランスの場合は太陽光、日陰、曇天などが、メニュー項目が画像サイズの場合にはSサイズ、Mサイズ、Lサイズなどが含まれる。また、設定値には、「登録しない」ことを示す選択肢を含むとより好ましい。
通常メニューとは、カメラシステム10に対する設定全般が表示されるメニューである。通常メニューは、撮影条件や撮影された画像の編集条件の変更、カスタマイズメニューへの登録、言語設定や日時設定の変更、メモリカードの初期化などのセットアップを含む。通常メニューはカスタマイズをすることができない。例えば、通常メニューでは、通常メニューに表示されるメニュー項目及び設定値の表示数や並び順を変更することが禁止されている。
撮影待機状態とは、ユーザによる撮影操作を受け付ける状態である。撮影操作とは、シャッターボタン102aの半押しにより制御部101が撮影準備動作(AF、WB、AE)を実行すること、及びシャッターボタン102aの全押しにより制御部101がシャッター105を開閉することである。撮影待機状態では、画像表示部113に、撮影待機画面が表示される。撮影待機画面では、現在の撮影条件や時刻、被写体の情報等が表示される。また、撮影待機状態では、電子ダイヤル102fの操作による露出パラメータ変更を受け付ける。
次に、カスタマイズメニューにメニュー項目及び設定値を登録する処理を説明する。
図3は、カスタマイズメニューにメニュー項目及び設定値を登録する処理を示すフローチャートである。
まず、メニュー項目を登録する処理について説明する。
カメラシステム10は、操作部材120が押下されると通常メニューを画像表示部113に表示させ、「カスタマイズメニュー登録」を選択し確定する操作を受け付ける(ステップS1)。「カスタマイズメニュー登録」は、カスタマイズメニューを登録するためのメニュー項目表示画面に入るための選択肢の一例である。
すると、カメラシステム10は、制御部101により、画像表示部113にメニュー項目表示画面を表示させる。メニュー項目表示画面では、既に登録されたカスタマイズメニューのメニュー項目の一覧が表示される。
制御部101は、メニュー項目表示画面において、メニュー項目の変更の終了を指示する操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS2)。メニュー項目の変更の終了を指示する操作とは、例えばシャッターボタン102aや操作部材120等を押下する操作である。終了を指示する操作を受け付けた場合(ステップS2:Yes)、カスタマイズメニューの登録を終了する。終了を指示する操作を受け付けない場合(ステップS2:No)、メニュー項目表示画面に、メニュー項目の登録先を選択するための画面を表示させる(ステップS3)。
登録先が確定されると、カメラシステム10は、制御部101により、メニュー項目登録画面において、登録するメニュー項目を選択するための画面を表示させる(ステップS4)。メニュー項目登録画面では、登録することが可能なメニュー項目が一覧表示される。
登録するメニュー項目を選択し確定する操作を受け付けると、制御部101は、メニュー項目が更新されたメニュー項目表示画面を表示させる。
ステップS1からステップS4までの操作により、所望のメニュー項目がカスタマイズメニューに登録される。言い換えれば、カスタマイズメニューを表示させるためのメニュー情報に、登録されたメニュー項目が含まれる。
制御部101は、メニュー項目の設定値セットを変更しない場合(ステップS5:No)であって、メニュー項目を更に変更する場合(ステップS6:Yes)はS3に戻り、変更しない場合(ステップS6:No)は、シャッターボタン102aや操作部材120等を押下することによって、カスタマイズメニュー登録を終了する。
以下に、図4Aを参照して、図3のステップS1からステップS4までの処理による画面の遷移を説明する。
図4Aは、メニュー項目を登録する時の表示例を示す図である。本実施形態の表示例では、メニュー項目はA~Eの5つから成り、メニュー項目Aに対応する設定値はA-1~A-5の5つから成る場合について説明する。なお、メニュー項目及び設定値の数は任意に設定可能である。
また、図4Aに示す表示例では、既に登録されているメニュー項目Eをメニュー項目Aに変更する場合について説明する。
画面41は、ステップS1において表示される、「カスタマイズメニュー登録」を確定する操作を受け付ける画面の一例である。画面42は、ステップS3において、登録先の選択するための画面の一例である。
画面42では、メニュー項目の登録先として、機能1~機能5が表示されており、機能1には、メニュー項目Eが対応付けられ、機能2にはメニュー項目B、機能3にはメニュー項目C、機能4にはメニュー項目Dが対応付けられている。以下の説明では、画面42において、メニュー項目と対応づける機能を選択することを、メニュー項目の登録先を選択する、と表現する場合がある。
画面42では、機能1が選択されている。なお、画面右側に表示されている三角形のアイコンは、下位階層が存在することを示す。
画面43a、43bは、ステップS4において表示される画面であり、登録するメニュー項目を選択するための画面であり、機能1に対して選択可能なメニュー項目A~Eが一覧表示されている。画面43aは、登録するメニュー項目を変更する前の画面である。画面43bは、登録するメニュー項目を変更し、メニュー項目Aを選択した画面である。
図4Aの例では、画面43aでは、機能1に対してメニュー項目Eが対応付けられているのに対し、画面43bでは、機能1に対してメニュー項目Aが対応付けられており、機能1を登録先とするメニュー項目が、メニュー項目Eからメニュー項目Aに変更されたことがわかる。
画面44は、メニュー項目が更新されたメニュー項目表示画面である。画面44では、機能1に対して登録されたメニュー項目が、メニュー項目Eからメニュー項目Aに更新されて表示されている。すなわち、機能1に対して所望のメニュー項目が登録されたことがわかる。
図3に戻り、設定値セットを登録する処理について説明する。
ステップS4でメニュー項目が更新されたメニュー項目表示画面において、カメラシステム10は、任意の設定に登録されている設定値セットを変更する場合(ステップS5:Yes)、登録先を選択するための画面を表示させる(ステップS7)。
設定値セットの変更を開始する操作とは、例えばINFOボタンの押下である。設定値セットを変更するとは、各設定に任意の設定値を登録することである。設定値セットを変更することにより、設定値セットが更新されてカスタマイズメニューに登録される。設定値セットを変更するとは、設定値セットをカスタマイズすることである。
登録先が選択されて確定されると、カメラシステム10は、制御部101により、設定値登録画面において、登録する設定値を選択するための画面を表示させる(ステップS8)。設定値登録画面では、設定に対して登録できる設定値が一覧表示される。
登録するメニュー項目を選択し確定する操作を受け付けると、制御部101は、設定値が更新された設定値表示画面を表示させる。
ステップS5からステップS8までの操作により、メニュー項目に対応する設定値セットを変更し、メニュー項目に対応する新しい設定値セットを登録することができる。なお、複数の設定に登録された設定値を互いに入れ替えることで、設定値セットが設定値欄に表示される時の並びを変更することができる。また、設定値の一つに「登録しない」ことを示す選択肢が含まれる場合は、ステップS8において該選択肢を選択し確定することで、任意の設定値を間引くことができる。そして、間引かれなかった設定値は、設定値セットとしてカスタマイズメニューに登録される。
更に設定値セットを変更する場合(ステップS9:Yes)は、ステップS8に戻り、同様の手順で登録された設定値を変更する。設定値を変更しない場合(ステップS9:No)、は操作部材120を押下する等によって終了する。
ステップS5からステップS9までの操作により、設定に所望の設定値が登録される。すなわち、カスタマイズメニューに登録されたメニュー項目に対応づけた設定値セットが登録される。
以上のカスタマイズメニュー登録方法により、メニュー項目だけではなく、各メニュー項目の設定値を間引いたり、設定値の並び順を変更したりすることが可能となる。従って、より撮影者(ユーザ)の利用状況に応じた自由度の高いカスタマイズが可能となる。
図4Bを参照して、図3のステップS5からステップS10までの処理による画面の遷移を説明する。図4Bは、設定値を登録する時の表示例を示す図である。図4Bの表示例では、メニュー項目Aに対応する設定値のうち設定値A-3が間引かれ、設定値A-1、A-2、A-4、A-5がメニュー項目Aに対応する設定値セットとして登録される場合を示す。
画面45は、ステップS7において表示される、登録先を選択するための画面の一例である。画面45では、設定値の登録先として、設定1~設定5が表示されており、設定1には、設定値A-1が対応付けられ、設定2には設定値A-2、設定3には設定値A-3、設定4には設定値A-4、設定5には設定値A-5が対応付けられている。以下の説明では、画面44において、設定値と対応づける設定を選択することを、設定値の登録先を選択する、と表現する場合がある。
画面46は、画面45において、設定値A-3が登録されている設定3をユーザが選択した画面である。設定3を確定する操作が行われると、画面46が画面47に遷移する。
画面47a、47bは、ステップS8において表示される、登録する設定値を選択するための画面である。画面47では、設定3に対して選択可能な選択肢の一覧として、設定値A-1~A-4及び「登録しない」が表示されている。なお、画面をスクロールすると、設定値A-5も表示される。画面47aは、ステップS8において、登録する設定値の選択を変更する前の画面であり、設定値A-3が選択されている。画面47bは、ステップS8において、登録する設定値の選択を変更し、設定値「登録しない」を選択した画面である。
画面48は、設定値が更新された設定値表示画面の一例である。画面48は、画面47bにて「登録しない」が選択され確定された場合に表示される画面である。画面48は、設定3に対応する設定値が、「設定値A-3」から「登録しない」に更新されて表示されている。すなわち、設定3に所望の設定値である「登録しない」が登録され、設定値A-3が間引かれたことが表示される。換言すると、設定に登録されていた設定値が間引かれたことが表示される。
次に、本実施形態に係るカスタマイズメニューの表示について説明する。カスタマイズメニューでは、登録した任意のメニュー項目を選択し、選択されたメニュー項目に対して登録した設定値セットの中から任意の設定値を設定することができる。
図5は、本実施形態に係るカスタマイズメニューの表示制御のフローチャートである。カスタマイズメニューには、上述の登録方法により、任意のメニュー項目及びメニュー項目に対応する任意の設定値セットが事前に登録されている。
図5のフローチャートでは、まず、ステップS20にて、制御部101により、カスタマイズメニューが呼び出されたか否かが判定される。言い換えれば、制御部101は、カスタマイズメニューの表示要求を受け付けたか否かを判定する。
具体的には、制御部101は、ユーザにより操作部材121に対する操作を受け付けて、カスタマイズメニューが呼び出されたと判定する。
カスタマイズメニューが呼び出された場合(ステップS20:Yes)、制御部101は、直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれるか否かを判定する(ステップS21)。なお、直前の設定値とは、カスタマイズメニューが呼び出された時点で設定されている設定値である。
直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれる場合(ステップS21:Yes)、制御部101は、画像表示モニタ制御部112により、設定値セットのみを表示するカスタマイズメニューを画像表示部113に表示させる(ステップS22)。
設定値セットのみを表示するカスタマイズメニューとは、登録された設定値セットのみが設定値欄に表示され、間引かれた設定値は表示されないカスタマイズメニューである。なお、設定値欄とは、選択したメニュー項目に対応する設定値を表示する領域を指す。
直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれない場合(ステップS21:No)、制御部101は、画像表示モニタ制御部112により、直前の設定値を追加したカスタマイズメニューが画像表示部113に表示される(ステップS23)。
直前の設定値を追加したカスタマイズメニューとは、登録された設定値セットに加えて、設定値セットに登録されていない直前の設定値が設定値欄に表示されるカスタマイズメニューである。
また、直前の設定値を追加したカスタマイズメニューにおいて、設定値セットに含まれる設定値が設定されてカスタマイズメニューが終了され、再びカスタマイズメニューが呼び出されたときは、ステップS21に戻る。すなわち、カスタマイズメニュー登録で間引かれた設定値は、通常メニューから設定されたとしても、カスタマイズメニューには登録されない。
図6は、本実施形態に係るカスタマイズメニューの表示例である。本表示例は、カスタマイズメニューにメニュー項目A、B、C、Dの4つのメニュー項目が登録されている。また、メニュー項目Aに対応する設定値のうち設定値A-3及びA-4は間引かれ、設定値A-1、A-2、A-5の3つの設定値からなる設定値セットが登録されている。
図6のカスタマイズメニューでは、登録されたメニュー項目(A~D)の選択肢から1つのメニュー項目が、十字キーの左右キーの操作により選択される。また、選択したメニュー項目に対応する設定値の選択肢から1つの設定値が、十字キーの上下キーまたは操作部材122の操作により選択され、OKボタンへの操作により確定される。なお、複数のメニュー項目に渡って設定値を変更する場合には、十字キーの上下キーまたは操作部材122の操作を受け付け1つの設定値が選択された後に、十字キーの左右キーの操作を受け付け他のメニュー項目が選択されることで、この設定値が確定されたとみなしても良い。
図6(a)は、設定値セットのみを表示するカスタマイズメニューの一例である。図6(a)は、直前の設定値が設定値A-1の場合に、画像表示部113に表示されるカスタマイズメニューである。設定値A-1は、カスタマイズメニューに登録された設定値セットの1つである。
図6(a)では、メニュー項目Aに対応する設定値としては、登録されている設定値セット(A-1、A-2、A-5)のみが設定値欄に表示されている。また、直前の設定値である設定値A-1が選択された状態で表示されている。
通常メニューではメニュー項目Aに関する設定値の選択肢が設定値A-1~A-5の5つであったが、カスタマイズメニューでは設定値の選択肢が設定値A-1、A-2、A-5の3つとなる。従って、設定値A-3およびA-4が間引かれ、登録されている設定値セット(A-1、A-2、A-5)のみが選択肢として表示されるので、ユーザは所望の設定値を素早く設定することができる。
この場合、カメラシステム10は、設定値A-1、A-2、A-5のうち、十字キー等による操作により選択されて、確定させる操作を受け付けると、選択された選択肢と対応する設定値が、撮影条件に反映される。つまり、選択された選択肢と対応する設定値がカメラシステム10に設定される。
なお、設定値セットのみを表示するカスタマイズメニューが画像表示部113に表示された直後は、設定値A-1が選択された状態で表示されると好ましい。そうすると、設定されている設定値が設定値A-1であることを、ユーザに容易に認識させることができる。なお、選択された状態で表示されることとは、設定値を示すフォントの文字を黒色や赤色等で着色して表示すること、設定値の近傍にドット等の印を表示することを含む。
言い換えれば、選択された選択肢の表示態様は、他の選択肢の表示態様と異なっていてもよい。なお、設定されている設定値A-1がカスタマイズメニューから設定されていても、通常メニューから設定されても、選択された状態で表示されることが好ましい。
図6(b)は、直前の設定値を追加したカスタマイズメニューの一例である。図6(b)は、直前の設定値が設定値A-3の場合に、画像表示部113に表示されるカスタマイズメニューである。設定値A-3は、カスタマイズメニューに登録された設定値セットには含まれず、間引かれた設定値である。
図6(b)では、メニュー項目Aに対応する設定値として、設定値セット(A-1、A-2、A-5)に加えて設定値A-3が設定値欄に表示されている。また、設定値A-3は設定値欄の最も上側に表示され、かつ選択された状態で表示されている。
従って、ユーザは、設定値A-1、A-2、A-5、A-3の中から所望の設定値を選択することができる。これにより、設定値A-3が設定された状態を維持することができる。具体的には、ユーザがカスタマイズメニューを開いた後に、思い直して設定値セット以外の設定値A-3で撮影しようと考えた場合に、カスタマイズメニューを開いたまま設定値A-3を選択して確定することができる。このため、本実施形態では、カメラシステム10が撮影待機状態とされたときに、設定値A-3が設定された状態で撮影できる。
なお、登録内容に従ったカスタマイズメニューが画像表示部113に表示された直後は、設定値A-3が選択された状態で表示されると好ましい。そうすると、メニュー項目Aに対して設定値A-3が設定されていることを、ユーザに容易に認識させることができる。さらに、設定値セット以外の設定値がメニュー項目に対して設定されている場合、設定値セット以外の設定値の表示態様を、設定値セットに含まれる設定値の表示態様と異ならせても良い。
具体的には、設定値A-3はカスタマイズメニューに登録された設定値セットではないことが容易に識別できるように、表示を変化させても良い。例えば、設定値A-3は、設定値A-1等の設定値セットに含まれる設定値が選択された状態で表示される場合とは異なる色で着色されたり、近傍にドット等の印を表示されたり、設定値セットではない旨の文字が表示されたりしてもよい。
図6(b)に示すカスタマイズメニューにおいて、設定値セットに含まれる設定値を設定してカスタマイズメニューを終了し、再びカスタマイズメニューを呼び出したときは、図6(a)に示すカスタマイズメニューが表示される。すなわち、通常メニューから設定した設定値A-3は、一時的にカスタマイズメニューに表示されるが、設定値セットには登録されない。なお、カスタマイズメニューを終了しなくとも、十字キー102dの左右ボタンでメニュー項目を切り替えた場合も同様である。
なお、カスタマイズメニューは、シャッターボタン102aやカスタマイズメニュー表示用操作部材121等の操作により終了する。カスタマイズメニューが終了すると、撮影待機状態に戻り、撮影待機画面が表示される。
また、撮影待機画面において、操作部材122が操作されると、制御部101は、その直前にカスタマイズメニューが終了された時に選択されていたメニュー項目に対応する設定値を変更させる。つまり、該メニュー項目に対して設定されていた設定値を、設定値セットのうちの他の設定値に変更させる。例えば、図6の表示例で示されるカスタマイズメニューが終了される直前に設定値A-1が設定された場合は、撮影待機画面に戻った後で操作部材122が操作されると、設定値A-1を、設定値A-2とA-5に変更させる。
画像表示モニタ制御部112は、撮影待機画面において、直前にカスタマイズメニューにおいて設定された設定値に対応するメニュー項目の設定値を表示させる。撮影待機画面において操作部材122が操作されると、制御部101による設定値の変更に応じて、撮影待機画面に表示させる設定値を変更する。
カスタマイズメニューに登録するメニュー項目及び設定値セットは、ユーザが任意に選択できる。例えば、ユーザが頻繁に使用するメニュー項目及び設定値をカスタマイズメニューに登録し、滅多に使用しない設定値を間引くことができる。
本実施形態によれば、ユーザは、任意のメニュー項目及び設定値の両方を登録し、第1階層にあるカスタマイズメニューに表示させることができる。換言すると、ユーザは、通常メニューで設定することができる多くのメニュー項目及び設定値の中から、比較的使用頻度の少ないメニュー項目及び設定値を間引いて設定値を登録することができる。従って、ユーザは、第1階層にあるカスタマイズメニューにおいて、頻繁に利用するメニュー項目及び設定値の中から、被写体の状況に合わせて所望のメニュー項目及び設定値を素早く設定することできるため、シャッターチャンスを逃さずに撮影することができる。
また、本実施形態によれば、予め登録した設定値セットに含まれる設定値が設定された状態でカスタマイズメニューが表示されるときには、予め登録した設定値セットが表示される。また、間引かれた設定値が設定されている状態でカスタマイズメニューが表示されるときには、予め登録した設定値セットに加えて設定されている設定値が表示される。
なお、カメラシステム10は、複数のカスタマイズメニューをユーザモードに対応させることができる。ユーザモードとは、ユーザごとや撮影シーンごとに、各種設定内容をまるごと保存して呼び出すことができるモードである。ユーザモードに対応させた場合、カメラシステム10は、複数のカスタマイズメニューを複数のユーザ呼び出し操作に対応づけて保存する。
そして、カメラシステム10は、ユーザ呼び出し操作を受け付けると、ユーザ呼び出し操作に対応づけて保存された第2のメニューを呼び出す。例えば、露出モードダイヤルに含まれるユーザモード用ポジションが選択されることにより、任意のカスタマイズを呼び出すことができる。ユーザモード用ポジションとは、例えば、露出モードダイヤル102gのダイヤル位置U1~U3である。この場合、ダイヤル位置U1~U3の3パターンと、ユーザモードではない通常モードとを合わせた合計4パターンのカスタマイズメニューを保存することが可能になる。
具体的には、例えば、カメラシステム10は、露出モードダイヤル102gにおいてダイヤル位置U1が選択された状態で、カスタマイズメニューが登録された場合、このカスタマイズメニューを表示させるためのメニュー情報と、ダイヤル位置U1とを対応づけて記憶する。そして、カメラシステム10は、露出モードダイヤル102gにおいてダイヤル位置U1が選択された状態で、カスタマイズメニューが呼び出された場合には、ダイヤル位置U1と対応付けられたメニュー情報に基づき、カスタマイズメニューを表示させる。
なお、本実施形態では、露出モードダイヤル102gにおいてダイヤル位置U1~U3の何れかを選択した状態で、カスタマイズメニューを登録する操作を、ユーザ呼び出し操作と表現する場合がある。
なお、任意のカスタマイズを呼び出す操作は、露出モードダイヤルに含まれるユーザモード用ポジションの選択に限られない。例えば、カメラシステム10に、ユーザモードの数に合わせて新たに操作部材を設け、該操作部材を操作するようにしてもよい。
また、カメラシステム10は、ユーザモード用ポジションの数よりも多くのカスタマイズメニューを保存してもよい。この場合、ユーザモード用ポジションの数よりも多くのカスタマイズメニューのなかから、任意のカスタマイズメニューをユーザモード用ポジションに登録することができると好ましい。
ユーザごとに登録したい設定値セットは異なる。また、同じユーザであっても、撮影シーンごとに異なる。撮影シーンとは、例えば、人物、風景、スポーツ等である。したがって、各ユーザは、各自の好みや撮影シーンに応じたカスタマイズメニューを保持することができるため、被写体の状況に合わせて所望のメニュー項目及び設定値を素早く設定することでき、シャッターチャンスを逃さずに撮影することができる。
本実施例において、制御部101は、第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値を該所定のメニュー項目に対応づけて登録する設定手段として機能する。また、画像表示モニタ制御部は、通常メニューと、カスタマイズメニューとの両方を表示部に表示させる表示制御手段として機能する。
画像表示モニタ113にタッチパネルが具備されている場合には、1度のタッチ操作で、選択と確定が同時にされたとみなすことができる。
なお、本実施形態では、デジタルカメラ100が、制御部101と、画像表示部113と有するものとしたが、これに限定されない。本実施形態のカメラシステム10は、例えば、外部の端末装置等と任意の通信方法で通信可能であってよい。その場合、カメラシステム10は、外部の端末装置が有するディスプレイを、画像表示部113の代わりとなる表示装置として用いてもよい。
このようにすれば、外部の端末装置に、カメラシステム10の通常メニューやカスタマイズメニューを表示させることができる。また、この場合、カメラシステム10に対するカスタマイズメニューの登録等が、端末装置の操作によって行われてもよい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、第1の実施形態に加え、カスタマイズメニューが呼び出されたと判定される前に設定していた設定値が現在有効なメニュー項目に対応するか否かが判定される。第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる部分について特に説明する。
図7は、本実施形態に係るカスタマイズメニューの表示制御のフローチャートである。カスタマイズメニューには、上述の登録方法により、任意のメニュー項目及びメニュー項目に対応する任意の設定値セットが事前に登録されている。
図7のフローチャートでは、まず、ステップS30にて、制御部101により、カスタマイズメニューが呼び出されたか否かが判定される。言い換えれば、制御部101は、カスタマイズメニューの表示要求を受け付けたか否かを判定する。
具体的には、制御部101は、ユーザにより操作部材121に対する操作を受け付けて、カスタマイズメニューが呼び出されたと判定する。
カスタマイズメニューが呼び出された場合(ステップS30:Yes)、制御部101は、カスタマイズメニューに登録されている全てのメニュー項目が現在有効か否かを判定する(ステップS31)。カスタマイズメニューに登録されているメニュー項目のうち少なくとも1つが現在有効ではない場合(ステップS31:No)、制御部101は、画像表示モニタ制御部112により、無効なメニュー項目を含むカスタマイズメニューが表示される。
カスタマイズメニューに登録されているメニュー項目のうち少なくとも1つのメニュー項目が、露出条件等の他の撮影条件の影響で一時的に無効化されている場合、このメニュー項目は、現在有効ではないと判断される。つまり、現在有効ではないメニュー項目とは、一時的に、対応する設定値セットに含まれる全ての設定値について、撮影条件とすること禁止されたメニュー項目である。以下の説明では、有効ではないメニュー項目を、無効とされたメニュー項目と表現する場合がある。
無効とされたメニュー項目を含むカスタマイズメニューとは、無効とされたメニュー項目をグレーアウト表示したり、無効とされたメニュー項目を選択した時に、選択されたメニュー項目に対応する設定値を非表示したりすることを含む。
カスタマイズメニューに登録されている全てのメニュー項目が現在有効であると判定された場合(ステップS31:Yes)、制御部101は、直前の設定値がカスタマイズメニューの設定値セットに含まれるか否かがを判定する(ステップS33)。なお、直前の設定値とは、カスタマイズメニューが呼び出される直前に設定されていた設定値である。
直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれる場合(ステップS33:Yes)、制御部101は、画像表示モニタ制御部112により、設定値セットのみを表示するカスタマイズメニューを画像表示部113に表示させる(ステップS34)。
直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれない場合と(ステップS33:No)、制御部101は、画像表示モニタ制御部112により、直前の設定値を追加したカスタマイズメニューが画像表示部113に表示される(ステップS35)。
また、直前の設定値を追加したカスタマイズメニューにおいて、設定値セットに含まれる設定値が設定されてカスタマイズメニューが終了され、再びカスタマイズメニューが呼び出されたときは、ステップS31に戻る。すなわち、カスタマイズメニュー登録で間引かれた設定値は、通常メニューから設定されたとしても、カスタマイズメニューには登録されない。
図8は、無効とされたメニュー項目を含むカスタマイズメニューの一例である。
図8においても、図6に示した表示例と同様のメニュー項目及び設定値セットが登録されている。すなわち、カスタマイズメニューにメニュー項目A、B、C、Dの4つのメニュー項目が登録されている。また、メニュー項目Aに対応する設定値のうち設定値A-3及びA-4は間引かれ、設定値A-1、A-2、A-5の3つの設定値からなる設定値セットが登録されている。操作方法も同様である。
ただし、図8において、メニュー項目Aは無効とされたメニュー項目であり、その他のメニュー項目B、C、Dは有効なメニュー項目である。
図8に示されるように、メニュー項目Aはグレーアウト表示されている。換言すると、メニュー項目B、C、及びDを示すフォントの文字は黒で表示されている一方で、メニュー項目Aを示すAのフォントの文字はグレーで表示されている。なお、カスタマイズメニューに登録されているどのメニュー項目を選択していても、グレーアウト表示は継続して表示される。従って、ユーザは、メニュー項目Aは無効なメニュー項目であることを容易に認識できる。
なお、図8に示す無効とされたメニュー項目を含むカスタマイズメニューにおいて、メニュー項目Aを選択できる。すなわち、無効とされたメニュー項目を含むカスタマイズメニューにおいて、デジタルカメラ100は、無効とされたメニュー項目を選択する操作を受け付ける。こうすることにより、メニュー項目Aはカスタマイズメニューに登録されており、かつ、無効とされたメニュー項目であることを、ユーザが容易に認識できる。
さらに、図8に示されるように、メニュー項目Aが選択されると、メニュー項目Aに対応する設定値セットは設定値欄に表示されない。すなわち、無効とされたメニュー項目が選択されると、選択されたメニュー項目に対応する設定値セットは非表示となる。こうすることにより、メニュー項目Aは無効であることを、ユーザが容易に認識できる。
なお、無効とされたメニュー項目に対応する設定値セットが非表示となるのは、無効とされたメニュー項目が選択されている間のみである。すなわち、本実施形態では、カスタマイズメニューに、無効とされたメニュー項目が含まれているとしても、有効なメニュー項目を選択している間は、有効なメニュー項目に対応する設定値セットが表示される。
本実施例によれば、カスタマイズメニューに登録されているメニュー項目が、現在有効なメニュー項目ではない場合に、選択しているメニュー項目が現在有効ではないことを示すカスタマイズメニューが表示される。そのため、本実施形態では、現在選択されているメニュー項目が無効であることを、ユーザに容易に認識させることができる。また、無効とされたメニュー項目を含むカスタマイズメニューでは、無効とされたメニュー項目を選択できる。このため、本実施形態では、例えば、現在無効とされたメニュー項目がカスタマイズメニューに登録されていること、及び、このメニュー項目は登録されているものの現在は有効ではないということを、ユーザが容易に認識できる。
なお、有効でないメニュー項目(無効とされたメニュー項目)は、カスタマイズメニューではなくとも、グレーアウト表示することもできる。
また、上述した各実施形態では、カメラシステム10を電子機器の一例として説明したが、上述した実施形態が適用される電子機器は、カメラシステムに限定されない。本実施形態は、予め決められた通常メニューに含まれるメニュー項目から、任意のメニュー項目を選択してカスタマイズメニューを登録する機能を有する電子機器ならば、どのような電子機器にも適用することができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
10 カメラシステム
100 デジタルカメラ
101 制御部
102 操作スイッチ群
113 画像表示部
120 操作部材
121 操作部材
122 操作部材
特開平09-305360号公報

Claims (13)

  1. 第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録する設定手段と、
    第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を有する電子機器。
  2. 前記第1のメニューは、前記メニュー項目及び前記設定値のいずれの変更も不可とされたメニューである、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記第2のメニューの表示要求を受け付けたときに、
    直前の設定値がカスタマイズメニューに登録された設定値セットに含まれない場合は、直前の設定値を追加した第2のメニューを表示させる、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記メニュー項目及び前記設定値を選択するための操作部材を有し、
    前記設定手段は、
    撮影待機画面において前記操作部材が操作されると、その直前に前記第2のメニューにおいて設定した設定値を、該設定値が含まれる設定値セットのうち他の設定値に変更させる、請求項1ないし3の何れか一項に記載の電子機器。
  5. 前記表示制御手段は、
    撮影待機画面において、直前に前記第2のメニューにおいて設定した設定値に対応するメニュー項目の設定値を表示し、
    前記設定手段による前記設定値の変更に応じて、前記表示させる設定値を変更する、
    請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記第2のメニューに登録されているメニュー項目のうち少なくとも1つが無効とされている場合、無効とされたメニュー項目を含む第2のメニューを表示する、
    請求項1ないし5の何れか一項に記載の電子機器。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記無効とされたメニュー項目を含む第2メニューを表示させる場合に、前記無効とされたメニュー項目をグレーアウト表示させる、
    請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記表示制御手段は、
    前記無効とされたメニュー項目を含む第2メニューを表示させる場合に、前記無効とされたメニュー項目に対応する設定値を非表示にする、
    請求項6に記載の電子機器。
  9. 前記無効とされたメニュー項目を含む第2のメニューにおいて、メニュー項目を選択するための操作部材による前記無効とされたメニュー項目を選択する操作を受け付ける、
    請求項6ないし8の何れか一項に記載の電子機器。
  10. 前記設定手段は、
    複数の第2のメニューを複数のユーザ呼び出し操作に対応づけて保存し、
    前記ユーザ呼び出し操作を受け付けると、前記ユーザ呼び出し操作に対応づけて保存された第2のメニューを呼び出す、請求項1ないし9の何れか一項に記載の電子機器。
  11. 第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録し、
    第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を表示手段に表示させる、処理を電子機器に実行させる、表示プログラム。
  12. 電子機器による表示方法であって、前記電子機器が、
    第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録し、
    第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を表示手段に表示させる、表示方法。
  13. 電子機器と、表示装置とを含む表示システムであって、
    前記電子機器は、
    第1のメニューに含まれるメニュー項目のなかから所定のメニュー項目を登録し、かつ、前記第1のメニューに含まれ該所定のメニュー項目に対応する設定値のなかから所定の設定値セットを該所定のメニュー項目に対応づけた第2のメニューを登録する設定手段と、
    第1のメニューと、前記第2のメニューと、の両方を前記表示装置に表示させる表示制御手段と、を有する表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116010015A (zh) * 2023-03-27 2023-04-25 西安热工研究院有限公司 监控画面右键菜单生成方法、装置、设备和存储介质

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