JP2022068395A - 金属条材の曲げ加工装置および曲部を有する金属条材の製造方法 - Google Patents

金属条材の曲げ加工装置および曲部を有する金属条材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な制御で高精度の曲げ加工を可能とすると共に装置を小型化する。【解決手段】金属条材1の軸線方向の小区間を局部的に加熱する加熱装置12と、金属条材の加熱装置による加熱部が曲げ変形された直後に冷却する冷却装置と、金属条材を加熱装置に対し軸線方向に相対移動させる推進装置21と、金属条材の加熱装置による加熱部より進行方向の先端側を把持するクランプ15を有すると共に旋回支軸14を中心として旋回可能な曲げアーム13とを有する曲げ加工装置で、クランプは、金属条材を旋回支軸に平行な軸16回りに回転可能に把持し、前記曲げ加工装置は、推進装置により金属条材を加熱装置に対し相対移動させるときに同時に曲げアームの旋回支軸を金属条材の軸線方向に平行な方向へ移動させることが可能なアーム支軸移動装置31を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、金属条材の曲げ加工装置および曲部を有する金属条材の製造方法に係り、特に、鋼管などの金属条材を連続的に曲げ加工する技術に関する。
石油やガス・各種液体などの流体を搬送するパイプとしてプラントや工場、発電所などの産業施設において、あるいは橋梁やスタジアム屋根など土木建築物の骨組構造材として金属条材が今日広く用いられている。これら金属条材のひとつである金属管(本発明の対象部材は管に限られないが、以下、典型的な態様として管を例にとって説明する)は、規格化され予め所定形状になされた管、すなわち直管又はエルボ・ベンド等の異形管が使用される一方で、施工対象に応じて直線状の管を曲げ加工した管(以下「曲げ管」と言う)も様々な曲率や管路形状への要求に柔軟に対応できることから広範に使用されている。
かかる曲げ管を製造する加工装置は、一般に、加工対象である金属管の軸線方向の小区間を環状に加熱する誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルに向け金属管を推進させる推進装置と、金属管を把持し支軸を中心として旋回することにより金属管の進路を弧状に規制するクランプアーム(「曲げアーム」又は単に「アーム」とも言う)とを備えている。
加工にあたっては、クランプアームによって金属管の誘導加熱コイルより前端側(管先端側)を把持しながら誘導加熱コイルに向けて金属管を押し進める。クランプアームは、金属管の推進に伴い支軸を中心として旋回するが、これにより誘導加熱コイルによる金属管の加熱部に曲げモーメントが加わり、当該金属管を連続的に塑性変形させて弧を描くように曲げることが出来る。
また、このような金属条材の曲げ加工方法を開示するものとして下記特許文献がある。
特開2002-120019号公報
ところで、従来の曲げ加工装置では、一般に曲率半径の大きな曲げ管を製造しようとすればその分長いアームを備える必要があり、このため、アームの撓みや旋回時のずれが大きくなり、加工精度を向上させることが難しいという問題がある。
一方、前記特許文献1に記載の方法によれば、曲げアームの旋回支軸を移動することで比較的短いアームによっても曲率半径の大きな曲げ加工を行うことができ、様々な曲率や加工形状に柔軟に対応することも可能である。しかしながら、当該文献記載の方法では、曲げの進行と同時にアームの支軸をX軸とY軸の双方向に動かす必要があり、制御が複雑となる面がある。また当該文献記載の装置は、X軸台車移動装置7とY軸台車移動装置8を備えるから装置が大型化し、広い設置スペースが必要となる難もある。
したがって、本発明の目的は、従来に比べ簡易な制御で高精度の曲げ加工を可能とするとともに、曲げ加工装置を小型化することにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る金属条材の曲げ加工装置は、加工対象である金属条材の軸線方向の小区間を局部的に加熱する加熱装置と、金属条材の加熱装置による加熱部が曲げ変形された直後に当該加熱部を冷却する冷却装置と、金属条材を加熱装置に対し軸線方向に相対移動させる推進装置と、金属条材の加熱装置による加熱部より進行方向の先端側を把持するクランプを有するとともに、旋回支軸を中心として旋回可能な曲げアームとを有する金属条材の曲げ加工装置である。
また上記クランプは、金属条材を旋回支軸に平行な軸回りに回転可能に把持する。さらに上記曲げ加工装置は、推進装置により金属条材を加熱装置に対し相対移動させるときに同時に曲げアームの旋回支軸を金属条材の軸線方向に平行な方向へ移動させることが可能なアーム支軸移動装置を備えている。
なお、本願では、曲げ加工の開始時点における曲げアームの旋回支軸の位置を原点とする、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸からなる三次元直交座標を想定し、曲げアームの旋回支軸をZ軸とするとともに、旋回支軸の移動方向をY軸とし、X軸とY軸を含む平面内で上記曲げ加工を行うものとする。また、金属管の推進方向、すなわち推進装置から誘導加熱コイルに向かう方向(曲げ変形前の金属管の軸線方向)とY軸(旋回支軸の移動方向)とは互いに平行になる。
本発明の曲げ加工装置では、上記アーム支軸移動装置が推進方向に平行な方向(Y軸方向)に曲げアームの旋回支軸(初期位置ではZ軸に一致)を移動させるが、この移動速度を制御することにより所望の曲率半径の曲げ管を作製することが可能となる。
特に、曲率半径の大きな曲げ管を製造する場合であっても、アームの旋回支軸を移動させることにより短いアームで行うことが出来るから、加工中のアームの撓みや旋回ずれによる影響を回避ないし低減し、加工精度を向上させることが可能となる。なお、より具体的な加工方法については、後に図面を参照しながら実施形態において詳しく述べる。
また本発明では、旋回支軸の移動制御が一方向(Y軸方向)だけであるから、二方向(X軸方向とY軸方向)を制御する場合と比べて制御を単純化することが出来る。
本発明の好ましい態様では、前記推進装置と前記アーム支軸移動装置とを一体に構成する。曲げ加工装置を小型化し、小さなスペースでも設置できるようにするためである。
また前記アーム支軸移動装置は、金属条材を一定の方向に曲げるために典型的には、推進装置による金属条材の相対移動速度(「推進速度」と言うことがある)Vaより遅い速度(「支軸移動速度」と言うことがある)Vbでアームの旋回支軸を軸線方向に平行な方向(Y軸方向)へ移動させるが、推進速度Vaと支軸移動速度Vbは、例えば曲率半径の大きな曲げ加工や、曲率半径を部分的に異ならせる加工等を行うために常に一定値とは限らず、加工中に様々に変更することがある。さらに支軸移動速度Vbは、ゼロ(つまり停止)およびマイナス(つまり逆方向への移動)とする場合もある。
また本発明では、旋回支軸を中心とした曲げアームの旋回を促進する回転力および当該曲げアームの旋回を抑制する制動力のいずれか一方または双方を付与可能なアーム旋回駆動装置を曲げアームの基端部にさらに備えても良い。金属条材に加わる曲げモーメントを増大させ或いは低減させることを可能とし、よりきめ細かい加工制御が出来るようにするためである。
また同様の理由から、金属条材のクランプによる把持部に旋回支軸に平行な軸回りの回転力および制動力のいずれか一方または双方を付与可能なクランプ回転駆動装置を曲げアームの先端部に備えても良い。
さらに、本発明に係る曲部を有する金属条材の製造方法は、本発明に係る前記曲げ加工装置と同様の特徴を備えたものである。
具体的には、当該製造方法は、加工対象である金属条材の軸線方向の小区間を加熱装置で局部的に加熱するとともに金属条材を加熱装置に対し軸線方向に相対移動させ、同時に金属条材の加熱装置による加熱部より進行方向の先端側を、旋回支軸を中心として旋回可能な曲げアームにより把持することにより、金属条材に曲げモーメントを付与して加熱部を旋回支軸に直角な(旋回支軸と直交する)平面内で曲げ変形させ且つ直後に冷却する、曲部を有する金属条材の製造方法であって、曲げアームによる金属条材の把持を、旋回支軸に平行な軸回りに金属条材が回転できるように行うとともに、金属条材の軸線方向への相対移動と同時に旋回支軸を、金属条材の軸線方向への相対移動速度より小さい速度で前記軸線方向に平行な方向へ移動させる。
本発明によれば、従来に比べ簡易な制御で高精度の曲げ加工を可能とするとともに、曲げ加工装置を小型化することが出来る。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基いて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。なお、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る曲げ加工装置を模式的に示す平面図である。 図2は、前記実施形態に係る曲げ加工装置の曲げアームを示す斜視図である。 図3は、前記実施形態に係る曲げ加工装置による第一の加工例を示す平面図である。 図4は、前記実施形態に係る曲げ加工装置による第二の加工例を示す平面図である。 図5は、前記実施形態に係る曲げ加工装置による加工状態を示す概念図である。 図6は、前記実施形態に係る曲げ加工装置による第三の加工例を示す平面図である。
〔装置構成〕
図1および図2を参照して本発明の一実施形態に係る曲げ加工装置を説明する。なお、各図中には、前後左右の各方向を表す二次元直交座標または前後左右上下の各方向を表す三次元直交座標、ならびに、曲げアームの支軸を原点とするX-Y-Z三次元直交座標(図1ではZ軸は紙面に直交する)示し、これらの方向に基いて説明を行う。
図1に示すように本発明の一実施形態に係る曲げ加工装置11は、加工対象である金属管1の軸線1a方向の小区間を加熱する誘導加熱コイル12と、誘導加熱コイル12により加熱された小区間が曲げ変形された直後に当該小区間を冷却する冷却装置(図示せず)と、誘導加熱コイル12に向けて前方へ(Y軸と平行に)金属管1を押し進める推進装置21と、誘導加熱コイル12による金属管1の加熱部の前側を把持するクランプ15を先端に備えるとともに支軸14(Z軸)を中心としてX-Y平面内で旋回する曲げアーム13と、曲げアーム13の支軸14を前後方向(Y軸方向)へ移動する支軸移動装置31と、推進装置21を駆動する推進駆動部(推進駆動回路)25と、支軸移動装置31を駆動する支軸駆動部(支軸駆動回路)35と、これら推進駆動部25および支軸駆動部35を制御する制御部41とを備えている。なお、図2以降では推進駆動部25、支軸駆動部35および制御部41は図示を省略する。
制御部41は、推進駆動部25を介して推進装置21による金属管1の推進速度Vaを、また支軸駆動部35を介して支軸移動装置31による支軸14の移動速度Vbをそれぞれ制御する。また、クランプ15は、Z軸と平行な軸16回りに回転自在に(曲げ加工の進行に伴って自由に回転できるように)曲げアーム13の先端部に備えてある。
推進装置21は、金属管1の後端部を把持する推進アーム22aを備えるとともに金属管1の軸線1aと平行に延びる推進ロッド22と、推進ロッド22を前方へ移動させる推進装置本体部23とを有する。推進装置本体部23は、動力源であるモータ24と、モータ24により回転されるピニオン(図示せず)と、ピニオンと噛み合ってモータ24の動力を推進ロッド22に伝達するラック(図示せず)とを備える。
また支軸移動装置31は、金属管1の軸線1aと平行に延びて曲げアーム13の支軸14と連結された支軸移動ロッド32と、支軸移動ロッド32を前後方向へ移動させる支軸移動装置本体部33とを有する。支軸移動装置本体部33は、前記推進装置本体部23と同様に、動力源であるモータ34と、モータ34により回転されるピニオン(図示せず)と、ピニオンと噛み合ってモータ34の動力を支軸移動ロッド32に伝達するラック(図示せず)とを備える。
なお、支軸移動装置31は、支軸14を前方だけでなく、例えばモータ34を逆回転させることにより後方へ移動させることも可能である。また、本実施形態では曲げ加工装置11を小型化するため、推進装置21(推進装置本体部23)と支軸移動装置31(支軸移動装置本体部33)を一体化してある。
本実施形態の曲げ加工装置によれば、次のような曲げ加工を行うことが出来る。
〔加工例1〕
図3は、前記図1に示した初期状態から支軸移動装置31を駆動することなく、推進装置21のみを駆動して曲げ加工を行った例を示すものである。この場合、金属管1の曲率半径r1は、曲げアーム13の長さ(支軸14の回転中心からクランプ15の中央部までの距離)Lと等しくなる。
〔加工例2〕
これに対して図4は、図1に示した初期状態から推進装置21に加えて支軸移動装置31を駆動し、曲げアーム13の旋回支軸14を前方(Y軸方向)へ移動しながら曲げ加工を行った例を示すものである。すなわち、金属管1を推進装置21により一定の速度Vaで前方(Y軸に平行な方向)へ押し進めると同時に、支軸移動装置31により曲げアーム13の旋回支軸14を推進速度Vaより小さな速度Vbで前方(Y軸方向)へ移動する。これにより、図3に示した前記加工例(曲率半径r1)より大きな曲率半径r2の曲げ管1を製造することが出来る。
この点につき図5を参照してさらに説明すると、図5は曲げ管の軸線を示す線図で、図中の符号51aは前述した加工例1(図3)の曲げ管の軸線を、符号52aは軸線51aより曲率半径の大きな加工例2(図4)の曲げ管の軸線をそれぞれ示す。
ここで、曲率半径の大きな軸線52aを有する曲げ管を製造するには、形成すべき当該軸線52a上に複数の点a0~a5を想定し、アーム13の先端部(クランプ15による金属管1の把持部/以下「クランプ点」と称する)がこれらの点a0~a5を通過するようにアーム13の支軸14を移動させれば良い。
すなわち、金属管1の推進(推進速度Va)によってアーム13が旋回し、クランプ点が点a0から点a1に移動するまでの間は、原点0からY軸上の点b1に到達するような移動速度Vbでアーム13の支軸14を支軸移動装置31によって移動させる。同様に、クランプ点が点a1から点a2に移動するまでの間は、点b1からY軸上の点b2に到達するような移動速度Vbで支軸14を動かす。以下同様に、クランプ点が点a2から点a3に移動するまでの間は、点b2から点b3に到達するような移動速度Vbで、クランプ点が点a3から点a4に移動するまでの間は、点b3から点b4に到達するような移動速度Vbで、クランプ点が点a4から点a5に移動するまでの間は、点b4から点b5に到達するような移動速度Vbで、それぞれ支軸14を移動させる。これにより、点a0~a5を通る軸線52aを有する曲げ管を製造することが出来る。なお、本実施形態では理解しやすくするため、6つの点(点a0~点a5)を想定したが、加工精度を高める観点から当該点は多いほど好ましい。
また、支軸14の移動速度Vbを上記加工よりさらに大きくすれば、上記支軸14の各位置b1~b5がY軸上のより前方の位置にそれぞれ移動するようになるから、軸線52aよりさらに曲率半径の大きな軸線53aを有する曲げ管を製造することが出来る。つまり、支軸移動速度Vbを推進速度Vaに近づける(VaとVbの差を小さくする)ほど曲率半径を大きくすることができ、逆に、推進速度Vaと支軸移動速度Vbの差を大きくするほど曲率半径を小さくすることが出来る。
〔加工例3〕
また、全長に亘って一定の曲率半径を有するのではなく、曲率半径の異なる複数の区間を備えた曲げ管を製造することも可能である。例えば図6は2種類の曲率半径、すなわち、大きな曲率半径r4を有する区間と、小さな曲率半径r5を有する区間とを有する曲げ管を製造する例を示すものである。
具体的な加工方法としては、推進速度Vaを一定として加工を行う場合、曲率半径r4の区間を形成する最初の期間は支軸移動速度Vbを大きくし、その後、曲率半径r5の区間を形成する間は支軸移動速度Vbを小さくすれば(図6に示した例では当該期間ではVb=0としている)、大きな曲率半径r4の区間と、小さな曲率半径r5の区間を備えた曲げ管を製造することが出来る。
同様にして、曲率半径の異なる3以上の区間を備えた曲げ管を製造することも可能である。さらに、支軸移動速度Vbを推進速度Vaに等しくすることにより直線状の区間を形成すること、あるいは、支軸を逆方向に(後方へ)移動することにより曲率半径が前記軸線51aの曲率半径より小さな区間を形成することも可能である。
また、本実施形態の加工装置では、曲げアーム13の支軸14ならびにクランプ15を回転自在に備えたが、図6に符号42,43で示すように支軸14またはクランプ15に回転力を加える回転駆動装置(例えばモータ等)や、曲げ加工の進行に伴い生じる回転に対して制動力を加える制動装置(例えば機械的ブレーキ又はモータの回生ブレーキ等)を、支軸14やクランプ15に備えても良く、このような回転駆動装置や制動装置を備えることで、よりきめ細かい加工制御を行えるようにすることも可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
例えば、前記実施形態では動力源としてモータを使用したが、油圧または空気圧シリンダその他の動力源を使用しても良い。また、動力の伝達手段として前記実施形態ではピニオンとラックを用いたが、例えばスプロケットとチェーン、あるいは、ボールねじ等を使用することも可能である。さらに、前記実施形態の加工例では、金属管の推進速度Vaを一定速度としたが、本発明では推進速度Vaと支軸移動速度Vbの速度差が重要であり、推進速度Vaは必ずしも一定でなくても良い。また、曲げ加工の対象は管状部材(中空部材)に限られず、例えば長尺の棒状部材(中実部材)を加工することも出来る。
1 金属管
1a 金属管の軸線
11 曲げ加工装置
12 誘導加熱コイル
13 曲げアーム
14 曲げアームの支軸(旋回支軸)
15 クランプ
16 クランプの支軸(回転支軸)
21 推進装置
22 推進ロッド
22a 推進アーム
23 推進装置本体部
24 モータ
25 推進駆動部
31 支軸移動装置
32 支軸移動ロッド
33 支軸移動装置本体部
34 モータ
35 支軸駆動部
41 制御部
42 支軸に加える回転力または制動力
43 クランプに加える回転力または制動力

Claims (6)

  1. 加工対象である金属条材の軸線方向の小区間を局部的に加熱する加熱装置と、
    前記金属条材の前記加熱装置による加熱部が曲げ変形された直後に当該加熱部を冷却する冷却装置と、
    前記金属条材を前記加熱装置に対し軸線方向に相対移動させる推進装置と、
    前記金属条材の前記加熱装置による加熱部より進行方向の先端側を把持するクランプを有するとともに、旋回支軸を中心として旋回可能な曲げアームと
    を有する金属条材の曲げ加工装置であって、
    前記クランプは、前記金属条材を前記旋回支軸に平行な軸回りに回転可能に把持し、
    前記曲げ加工装置は、前記推進装置により前記金属条材を前記加熱装置に対し相対移動させるときに同時に前記曲げアームの旋回支軸を前記金属条材の軸線方向に平行な方向へ移動させることが可能なアーム支軸移動装置をさらに備える
    ことを特徴とする金属条材の曲げ加工装置。
  2. 前記推進装置と前記アーム支軸移動装置とが一体となっている
    請求項1に記載の金属条材の曲げ加工装置。
  3. 前記アーム支軸移動装置は、前記推進装置による前記金属条材の相対移動速度より遅い速度で前記旋回支軸を前記軸線方向に平行な方向へ移動させる
    請求項1または2に記載の金属条材の曲げ加工装置。
  4. 前記旋回支軸を中心とした前記曲げアームの旋回を促進する回転力および当該曲げアームの旋回を抑制する制動力のいずれか一方または双方を付与可能なアーム旋回駆動装置を前記曲げアームの基端部にさらに備えた
    請求項1から3のいずれか一項に記載の金属条材の曲げ加工装置。
  5. 前記金属条材の前記クランプによる把持部に前記旋回支軸に平行な軸回りの回転力および制動力のいずれか一方または双方を付与可能なクランプ回転駆動装置を前記曲げアームの先端部にさらに備えた
    請求項1から4のいずれか一項に記載の金属条材の曲げ加工装置。
  6. 加工対象である金属条材の軸線方向の小区間を加熱装置で局部的に加熱するとともに当該金属条材を前記加熱装置に対し軸線方向に相対移動させ、同時に前記金属条材の前記加熱装置による加熱部より進行方向の先端側を、旋回支軸を中心として旋回可能な曲げアームにより把持することにより、前記金属条材に曲げモーメントを付与して前記加熱部を前記旋回支軸に直角な平面内で曲げ変形させ且つ直後に冷却する、曲部を有する金属条材の製造方法であって、
    前記曲げアームによる前記金属条材の把持を、前記旋回支軸に平行な軸回りに前記金属条材が回転できるように行うとともに、
    前記金属条材の軸線方向への相対移動と同時に前記旋回支軸を、前記金属条材の軸線方向への相対移動速度より小さい速度で前記軸線方向に平行な方向へ移動させる
    ことを特徴とする曲部を有する金属条材の製造方法。
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