JP2022065560A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法及び基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022065560A
JP2022065560A JP2020174227A JP2020174227A JP2022065560A JP 2022065560 A JP2022065560 A JP 2022065560A JP 2020174227 A JP2020174227 A JP 2020174227A JP 2020174227 A JP2020174227 A JP 2020174227A JP 2022065560 A JP2022065560 A JP 2022065560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
gas
film
plasma
supplying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020174227A
Other languages
English (en)
Inventor
良裕 加藤
Yoshihiro Kato
順也 鈴木
Junya Suzuki
敏夫 長谷川
Toshio Hasegawa
晃司 下村
Koji Shimomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2020174227A priority Critical patent/JP2022065560A/ja
Priority to PCT/JP2021/036831 priority patent/WO2022080192A1/ja
Publication of JP2022065560A publication Critical patent/JP2022065560A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/42Silicides
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers

Abstract

【課題】生成される膜の組成を調整可能な基板処理方法及び基板処理装置を提供する。【解決手段】基板に対してシリコン、炭素、ハロゲンを含む原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返して前記基板に膜を形成する工程と、前記基板を水素含有ガスのプラズマに曝露し、前記基板に形成された前記膜を改質する工程と、を有する、基板処理方法。【選択図】図2

Description

本開示は、基板処理方法及び基板処理装置に関する。
半導体デバイスの微細化に伴いゲートやコンタクトのスペーサとしての用途などで、低誘電率かつウェットエッチング耐性の高い絶縁膜の成膜方法が知られている。
特許文献1には、基板を収容した処理容器内にCVD反応が生じる条件下で所定元素含有ガスを供給することで、前記基板上に所定元素含有層を形成する工程と、前記処理容器内に炭素含有ガスを供給することで、前記所定元素含有層の上に炭素含有層を形成して前記所定元素および炭素を含む層を形成する工程と、前記処理容器内に窒素含有ガスを供給することで、前記所定元素および炭素を含む層を窒化して炭窒化層を形成する工程と、を1セットとしてこのセットを所定回数行うことで所定厚さの炭窒化層を形成する工程と、前記処理容器内に酸素含有ガスを供給することで、前記所定厚さの炭窒化層を酸化して酸炭窒化層を形成する工程と、を1サイクルとして、このサイクルを所定回数行うことで、前記基板上に所定膜厚の酸炭窒化膜を形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法が開示されている。
特許2011-238894号公報
一の側面では、本開示は、生成される膜の組成を調整可能な基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
上記課題を解決するために、一の態様によれば、基板に対してシリコン、炭素、ハロゲンを含む原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返して前記基板に膜を形成する工程と、前記基板を水素含有ガスのプラズマに曝露し、前記基板に形成された前記膜を改質する工程と、を有する、基板処理方法が提供される。
一の側面によれば、生成される膜の組成を調整可能な基板処理方法及び基板処理装置を提供することができる。
基板処理装置の構成例を示す概略図の一例。 本実施例に係る基板処理装置における動作の一例を示すフローチャート。 本実施例に係る基板処理装置における動作の他の一例を示すフローチャート。 改質工程の頻度と絶縁膜の組成との関係を示すグラフの一例。 改質工程の頻度及びRFパワーと絶縁膜の組成との関係を示すグラフの一例。 改質工程の頻度と絶縁膜の比誘電率及び膜密度との関係を示すグラフの一例。 改質工程の頻度及びRFパワーと絶縁膜の比誘電率及び膜密度との関係を示すグラフの一例。
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〔基板処理装置〕
本実施例に係る基板処理装置100について、図1を用いて説明する。図1は、基板処理装置100の構成例を示す概略図の一例である。基板処理装置100は、減圧状態の処理容器内でALD(Atomic Layer Deposition)法によりウエハ(基板)Wに絶縁膜(例えば、SiCN膜、SiOCN膜)を成膜する装置である。
図1に示されるように、基板処理装置100は、処理容器1と、載置台2と、シャワーヘッド3と、排気部4と、ガス供給機構5と、RF電力供給部8と、制御部9とを有している。
処理容器1は、アルミニウム等の金属により構成され、略円筒状を有している。処理容器1は、ウエハWを収容する。処理容器1の側壁にはウエハWを搬入又は搬出するための搬入出口11が形成され、搬入出口11はゲートバルブ12により開閉される。処理容器1の本体の上には、断面が矩形状をなす円環状の排気ダクト13が設けられている。排気ダクト13には、内周面に沿ってスリット13aが形成されている。排気ダクト13の外壁には、排気口13bが形成されている。排気ダクト13の上面には、絶縁体部材16を介して処理容器1の上部開口を塞ぐように天壁14が設けられている。排気ダクト13と絶縁体部材16との間はシールリング15で気密に封止されている。区画部材17は、載置台2(およびカバー部材22)が後述する処理位置へと上昇した際、処理容器1の内部を上下に区画する。
載置台2は、処理容器1内でウエハWを水平に支持する。載置台2は、ウエハWに対応した大きさの円板状に形成されており、支持部材23に支持されている。載置台2は、AlN等のセラミックス材料や、アルミニウムやニッケル合金等の金属材料で形成されており、内部にウエハWを加熱するためのヒータ21が埋め込まれている。ヒータ21は、ヒータ電源(図示せず)から給電されて発熱する。そして、載置台2の上面の近傍に設けられた熱電対(図示せず)の温度信号によりヒータ21の出力を制御することで、ウエハWが所定の温度に制御される。載置台2には、上面の外周領域及び側面を覆うようにアルミナ等のセラミックスにより形成されたカバー部材22が設けられている。
載置台2の底面には、載置台2を支持する支持部材23が設けられている。支持部材23は、載置台2の底面の中央から処理容器1の底壁に形成された孔部を貫通して処理容器1の下方に延び、その下端が昇降機構24に接続されている。昇降機構24により載置台2が支持部材23を介して、図1で示す処理位置と、その下方の二点鎖線で示すウエハWの搬送が可能な搬送位置との間で昇降する。支持部材23の処理容器1の下方には、鍔部25が取り付けられており、処理容器1の底面と鍔部25の間には、処理容器1内の雰囲気を外気と区画し、載置台2の昇降動作にともなって伸縮するベローズ26が設けられている。
処理容器1の底面の近傍には、昇降板27aから上方に突出するように3本(2本のみ図示)のウエハ支持ピン27が設けられている。ウエハ支持ピン27は、処理容器1の下方に設けられた昇降機構28により昇降板27aを介して昇降する。ウエハ支持ピン27は、搬送位置にある載置台2に設けられた貫通孔2aに挿通されて載置台2の上面に対して突没可能となっている。ウエハ支持ピン27を昇降させることにより、搬送機構(図示せず)と載置台2との間でウエハWの受け渡しが行われる。
シャワーヘッド3は、処理容器1内に処理ガスをシャワー状に供給する。シャワーヘッド3は、金属製であり、載置台2に対向するように設けられており、載置台2とほぼ同じ直径を有している。シャワーヘッド3は、処理容器1の天壁14に固定された本体部31と、本体部31の下に接続されたシャワープレート32とを有している。本体部31とシャワープレート32との間にはガス拡散空間33が形成されており、ガス拡散空間33には処理容器1の天壁14及び本体部31の中央を貫通するようにガス導入孔36が設けられている。シャワープレート32の周縁部には下方に突出する環状突起部34が形成されている。環状突起部34の内側の平坦面には、ガス吐出孔35が形成されている。載置台2が処理位置に存在した状態では、載置台2とシャワープレート32との間に処理空間38が形成され、カバー部材22の上面と環状突起部34とが近接して環状隙間39が形成される。
排気部4は、処理容器1の内部を排気する。排気部4は、排気口13bに接続された排気配管41と、排気配管41に接続された真空ポンプや圧力制御バルブ等を有する排気機構42とを有する。処理に際しては、処理容器1内のガスがスリット13aを介して排気ダクト13に至り、排気ダクト13から排気配管41を通って排気機構42により排気される。
ガス供給機構5は、処理容器1内に処理ガスを供給する。ガス供給機構5は、プリカーサガス供給源51a、第1反応ガス供給源52a、第2反応ガス供給源53a、水素ガス供給源54aを有する。
プリカーサガス供給源51aは、ガス供給ライン51bを介してプリカーサガス(原料ガス)を処理容器1内に供給する。プリカーサガスとして、少なくともハロゲン基を有するシリコンプリカーサを用いる。また、プリカーサガスとして、シリコン、炭素、及びハロゲンを含むプリカーサを用いる。また、プリカーサガスとして、少なくともハロゲン基とアルキル基を有するシリコンプリカーサを用いる。シリコンプリカーサのハロゲンは、例えば、Cl、F、Br、Iの少なくとも1つを含んでよい。例えば、図1に示す例において、以下の構造式で表される1,1,3,3-テトラクロロ-1,3-ジシラシクロブタン(CClSi)を用いる。
Figure 2022065560000002
ガス供給ライン51bには、上流側から流量制御器51c及びバルブ51dが介設されている。ガス供給ライン51bのバルブ51dの下流側は、ガス供給ライン57を介してガス導入孔36に接続されている。プリカーサガス供給源51aから供給されるプリカーサガスは処理容器1内に供給される。プリカーサガス供給源51aから処理容器1へのプリカーサガスの供給及び停止は、バルブ51dの開閉により行われる。
第1反応ガス供給源52aは、ガス供給ライン52bを介して第1反応ガスを処理容器1内に供給する。第1反応ガスとして、窒化ガス(窒素含有ガス)を用いる。窒化ガスは、例えば、アンモニアNH、ヒドラジンN、モノメチルヒドラジンCH(NH)NH等を用いることができる。図1に示す例において、第1反応ガス(窒化ガス)として、NHを用いる。
ガス供給ライン52bには、上流側から流量制御器52c及びバルブ52dが介設されている。ガス供給ライン52bのバルブ52dの下流側は、ガス供給ライン57を介してガス導入孔36に接続されている。第1反応ガス供給源52aから供給される第1反応ガスは処理容器1内に供給される。第1反応ガス供給源52aから処理容器1への第1反応ガスの供給及び停止は、バルブ52dの開閉により行われる。
第2反応ガス供給源53aは、ガス供給ライン53bを介して第2反応ガスを処理容器1内に供給する。第2反応ガスとして、酸化ガス(酸素含有ガス)を用いる。酸化ガスは、例えば、HO、O,H,IPA(イソプロピルアルコール)等を用いることができる。図1に示す例において、第2反応ガス(酸化ガス)として、HOを用いる。
ガス供給ライン53bには、上流側から流量制御器53c及びバルブ53dが介設されている。ガス供給ライン53bのバルブ53dの下流側は、ガス供給ライン57を介してガス導入孔36に接続されている。第2反応ガス供給源53aから供給される第2反応ガスは処理容器1内に供給される。第2反応ガス供給源53aから処理容器1への第2反応ガスの供給及び停止は、バルブ53dの開閉により行われる。
水素ガス供給源54aは、ガス供給ライン54bを介して水素含有ガスを処理容器1内に供給する。図1に示す例において、水素含有ガスとして、Hを用いる。
ガス供給ライン54bには、上流側から流量制御器54c及びバルブ54dが介設されている。ガス供給ライン54bのバルブ54dの下流側は、ガス供給ライン57を介してガス導入孔36に接続されている。水素ガス供給源54aから供給される水素含有ガスは処理容器1内に供給される。水素ガス供給源54aから処理容器1への水素含有ガスの供給及び停止は、バルブ54dの開閉により行われる。
キャリアガス/パージガス供給源55a,56aは、ガス供給ライン55b,56bを介してキャリアガス/パージガスを処理容器1内に供給する。キャリアガス/パージガスは、例えば、He、Ne、Ar、Kr、Xe、N等を用いることができる。図1に示す例において、キャリアガス/パージガスとして、Arを用いる。
ガス供給ライン55b,56bには、上流側から流量制御器55c,56c及びバルブ55d,56dが介設されている。ガス供給ライン55b,56bのバルブ55d,56dの下流側は、ガス供給ライン57を介してガス導入孔36に接続されている。キャリアガス/パージガス供給源55a,56aから供給されるキャリアガス/パージガスは処理容器1内に供給される。キャリアガス/パージガス供給源55a,56aから処理容器1へのキャリアガス/パージガスの供給及び停止は、バルブ55d,56dの開閉により行われる。
また、基板処理装置100は、容量結合プラズマ装置であって、載置台2が下部電極となり、シャワーヘッド3が上部電極となる。下部電極となる載置台2は、コンデンサ(図示せず)を介して接地されている。
上部電極となるシャワーヘッド3は、RF電力供給部8によって高周波電力(以下、「RFパワー」ともいう。)が印加される。RF電力供給部8は、給電ライン81、整合器82及び高周波電源83を有する。高周波電源83は、高周波電力を発生する電源である。高周波電力は、プラズマの生成に適した周波数を有する。高周波電力の周波数は、例えば450KHz~100MHzの範囲内の周波数である。高周波電源83は、整合器82及び給電ライン81を介してシャワーヘッド3の本体部31に接続されている。整合器82は、高周波電源83の出力リアクタンスと負荷(上部電極)のリアクタンスを整合させるための回路を有する。なお、RF電力供給部8は、上部電極となるシャワーヘッド3に高周波電力を印加するものとして説明したが、これに限られるものではない。下部電極となる載置台2に高周波電力を印加する構成であってもよい。
制御部9は、例えばコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、補助記憶装置等を備える。CPUは、ROM又は補助記憶装置に格納されたプログラムに基づいて動作し、基板処理装置100の動作を制御する。制御部9は、基板処理装置100の内部に設けられていてもよく、外部に設けられていてもよい。制御部9が基板処理装置100の外部に設けられている場合、制御部9は、有線又は無線等の通信手段によって、基板処理装置100を制御できる。
〔基板処理装置を用いた成膜処理〕
基板処理装置100の動作の一例について、図2を用いて説明する。図2は、本実施例に係る基板処理装置100における動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、基板処理装置100は、ウエハWにSiOCN膜を成膜する。
ステップS101において、ウエハWを準備する。まず、図1に示す基板処理装置100の処理容器1内にウエハWを搬入する。具体的には、載置台2を搬送位置に下降させた状態でゲートバルブ12を開く。続いて、搬送アーム(図示せず)によりウエハWを、搬入出口11を介して処理容器1内に搬入し、ヒータ21により所定温度(例えば、200℃~500℃)に加熱された載置台2上に載置する。続いて、載置台2を処理位置まで上昇させ、排気機構42により処理容器1内を所定の真空度まで減圧する。減圧後、制御部9はバルブ55d,56dを開く。キャリアガス/パージガス供給源55a,56aからArガスが供給される。これにより、処理容器1内は所定の圧力で安定する。
次に、制御部9は、ウエハWにSiOCN膜を成膜する成膜工程(S102~S106)を行う。
ステップS102において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWにプリカーサガスを供給する。制御部9はバルブ51dを開く。プリカーサガス供給源51aから処理空間38内にプリカーサガスが供給される。これにより、プリカーサがウエハWの表面に吸着され、ウエハWの表面にプリカーサの吸着層が形成される。所定時間が経過すると、制御部9はバルブ51dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰のプリカーサガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS103に進む。
ステップS103において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWに第1反応ガス(窒化ガス)を供給する。制御部9はバルブ52dを開く。第1反応ガス供給源52aから処理空間38内に第1反応ガス(窒化ガス)が供給される。これにより、ウエハWの表面の吸着された吸着層が窒化される。即ち、ウエハWの表面の吸着されたプリカーサのハロゲン基(Cl)が窒化ガス(NH)のアミノ基(NH)と置換される。所定時間が経過すると、制御部9はバルブ52dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰の第1反応ガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS104に進む。
ステップS104において、制御部9は、ステップS102からステップS103に示す処理を1サイクルとして、サイクル数が所定の繰り返し回数Xに到達したか否かを判定する。繰り返し回数Xに到達していない場合(S104・No)、制御部9の処理はステップS102に戻り、ステップS102からステップS103のサイクルを繰り返す。繰り返し回数Xに到達すると(S104・Yes)、ステップS104のカウンタをリセットして、制御部9の処理はステップS105に進む。
ステップS105において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWに第2反応ガス(酸化ガス)を供給する。制御部9はバルブ53dを開く。第2反応ガス供給源53aから処理空間38内に第2反応ガス(酸化ガス)が供給される。これにより、ウエハWの表面の吸着層が酸化される。即ち、ウエハWの表面の吸着されたプリカーサのハロゲン基(Cl)が酸化ガス(HO)のヒドロキシ基(OH)と置換される。所定時間が経過すると、制御部9はバルブ53dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰の第2反応ガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS106に進む。
ステップS106において、制御部9は、ステップS102からステップS105に示す処理を1サイクルとして、サイクル数が所定の繰り返し回数Yに到達したか否かを判定する。繰り返し回数Yに到達していない場合(S106・No)、制御部9の処理はステップS102に戻り、ステップS102からステップS105のサイクルを繰り返す。繰り返し回数Yに到達すると(S106・Yes)、ステップS106のカウンタをリセットして、制御部9の処理はステップS107に進む。
ステップS107において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWに成膜された絶縁膜(SiOCN膜)を水素プラズマで改質する。制御部9はバルブ54dを開く。水素ガス供給源54aから処理空間38内に水素ガスが供給される。また、制御部9は、高周波電源83により、上部電極に高周波電力(RF)を印加して、処理空間38にプラズマを生成する。なお、高周波電源83から上部電極に印加される電力(RF電力)は、例えば10W~2000Wとし、印加時間(RF時間)は、例えば0.1sec~10.0secとする。ウエハWを水素含有ガスのプラズマに曝露することにより、ウエハWに成膜されたSiOCN膜が改質される。所定時間が経過すると、制御部9は上部電極へのRFの印加を停止して、バルブ54dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰の水素ガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS108に進む。
改質工程では、ウエハWの表面に形成された絶縁膜(SiOCN膜)を水素プラズマに暴露することにより、絶縁膜中のCH基やNH基といった弱い結合を切ったり、CHやNHのHと水素ラジカルが反応しHとして除去するなどして出来た未結合手が新たにSi-O-Si,Si-C-Si,Si-N-Siといった結合を形成する。これにより、膜質がより強固な膜とすることができる。換言すれば、絶縁膜(SiOCN膜)のウェットエッチング耐性を向上させることができる。
ステップS108において、制御部9は、ステップS102からステップS107に示す処理を1サイクルとして、サイクル数が所定の繰り返し回数Zに到達したか否かを判定する。繰り返し回数Zに到達していない場合(S108・No)、制御部9の処理はステップS102に戻り、ステップS102からステップS107のサイクルを繰り返す。繰り返し回数Zに到達すると(S108・Yes)、ステップS108のカウンタをリセットして、図2に示す制御部9の処理を終了する。
図2に示す絶縁膜の成膜方法によれば、シリコンプリカーサ(CClSi)のハロゲン基(Cl)が窒化ガス(NH)のアミノ基(NH)と置換されることで成膜が進む。これにより、シリコンプリカーサのアルキル基のCが絶縁膜中に取り込まれる。また、窒化において、窒素含有ガスによるプラズマを必要としない。このため、窒化の際にプラズマによるCの脱離を抑制することができる。したがって、高濃度のCを含む絶縁膜(SiOCN膜)を成膜することができる。また、ALD法によって、成膜するため、カバレッジよく成膜することができる。
基板処理装置100の動作の他の一例について、図3を用いて説明する。図3は、本実施例に係る基板処理装置100における動作の他の一例を示すフローチャートである。ここでは、基板処理装置100は、ウエハWにSiCN膜を成膜する。
ステップS201において、ウエハWを準備する。まず、図1に示す基板処理装置100の処理容器1内にウエハWを搬入する。具体的には、載置台2を搬送位置に下降させた状態でゲートバルブ12を開く。続いて、搬送アーム(図示せず)によりウエハWを、搬入出口11を介して処理容器1内に搬入し、ヒータ21により所定温度(例えば、200℃~500℃)に加熱された載置台2上に載置する。続いて、載置台2を処理位置まで上昇させ、排気機構42により処理容器1内を所定の真空度まで減圧する。減圧後、制御部9はバルブ55d,56dを開く。キャリアガス/パージガス供給源55a,56aからArガスが供給される。これにより、処理容器1内は所定の圧力で安定する。
次に、制御部9は、ウエハWにSiCN膜を成膜する成膜工程(S202~S204)を行う。
ステップS202において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWにプリカーサガスを供給する。制御部9はバルブ51dを開く。プリカーサガス供給源51aから処理空間38内にプリカーサガスが供給される。これにより、プリカーサがウエハWの表面に吸着され、ウエハWの表面にプリカーサの吸着層が形成される。所定時間が経過すると、制御部9はバルブ51dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰のプリカーサガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS203に進む。
ステップS203において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWに第1反応ガス(窒化ガス)を供給する。制御部9はバルブ52dを開く。第1反応ガス供給源52aから処理空間38内に第1反応ガス(窒化ガス)が供給される。これにより、ウエハWの表面の吸着された吸着層が窒化される。即ち、ウエハWの表面の吸着されたプリカーサのハロゲン基(Cl)が窒化ガス(NH)のアミノ基(NH)と置換される。所定時間が経過すると、制御部9はバルブ52dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰の第1反応ガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS204に進む。
ステップS204において、制御部9は、ステップS202からステップS203に示す処理を1サイクルとして、サイクル数が所定の繰り返し回数Xに到達したか否かを判定する。繰り返し回数Xに到達していない場合(S204・No)、制御部9の処理はステップS202に戻り、ステップS202からステップS203のサイクルを繰り返す。繰り返し回数Xに到達すると(S204・Yes)、ステップS204のカウンタをリセットして、制御部9の処理はステップS205に進む。
ステップS205において、Arガスの供給を維持しつつ、ウエハWに成膜されたSiCN膜を水素プラズマで改質する。制御部9はバルブ54dを開く。水素ガス供給源54aから処理空間38内に水素ガスが供給される。また、制御部9は、高周波電源83により、上部電極に高周波電力(RF)を印加して、処理空間38にプラズマを生成する。なお、高周波電源83から上部電極に印加される電力(RF電力)は、例えば10W~2000Wとし、印加時間(RF時間)は、例えば0.1sec~10.0secとする。ウエハWを水素含有ガスのプラズマに曝露することにより、ウエハWに成膜されたSiCN膜が改質される。所定時間が経過すると、制御部9は上部電極へのRFの印加を停止して、バルブ54dを閉じる。これにより、処理空間38内の余剰の水素ガス等は、Arガスによりパージされる。所定のパージ時間が経過すると、制御部9の処理はステップS206に進む。
改質工程では、ウエハWの表面に形成された絶縁膜(SiCN膜)を水素プラズマに暴露することにより、絶縁膜中のCH基やNH基といった弱い結合を切ったり、CHやNHのHと水素ラジカルが反応しHとして除去するなどして出来た未結合手が新たにSi-C-Si,Si-N-Siといった結合を形成する。これにより、膜質がより強固な膜とすることができる。換言すれば、絶縁膜(SiCN膜)のウェットエッチング耐性を向上させることができる。
ステップS206において、制御部9は、ステップS202からステップS205に示す処理を1サイクルとして、サイクル数が所定の繰り返し回数Zに到達したか否かを判定する。繰り返し回数Zに到達していない場合(S206・No)、制御部9の処理はステップS202に戻り、ステップS202からステップS205のサイクルを繰り返す。繰り返し回数Zに到達すると(S206・Yes)、ステップS206のカウンタをリセットして、図2に示す制御部9の処理を終了する。
図3に示す絶縁膜の成膜方法によれば、シリコンプリカーサ(CClSi)のハロゲン基(Cl)が窒化ガス(NH)のアミノ基(NH)と置換されることで成膜が進む。これにより、シリコンプリカーサのアルキル基のCが絶縁膜中に取り込まれる。また、窒化において、窒素含有ガスによるプラズマを必要としない。このため、窒化の際にプラズマによるCの脱離を抑制することができる。したがって、高濃度のCを含む絶縁膜(SiCN膜)を成膜することができる。また、ALD法によって、成膜するため、カバレッジよく成膜することができる。
次に、改質工程の頻度と絶縁膜の組成との関係について、図4を用いて説明する。図4は、改質工程の頻度と絶縁膜の組成との関係を示すグラフの一例である。ここでは、プリカーサガスとしてCClSi、窒化ガスとしてNH、酸化ガスとしてHO、水素ガスとしてH、キャリアガス/パージガスとしてArとし、図2に示すフローに従って温度450℃にて所望の膜厚となるまで絶縁膜(SiOCN膜)の成膜を行った際の膜組成を示す。
図2に示すフローにおいて、繰り返し回数Xは、プリカーサを供給する工程(S102)および窒化ガスを供給する工程(S103)を1サイクルとして、Xサイクル毎に酸化ガスを供給する工程(S105)を行うことを示している。即ち、Xは、酸化ガスを供給する工程(S105)の頻度を示す。また、繰り返し回数X及び繰り返し回数Yの積X*Yは、プリカーサを供給する工程(S102)および窒化ガスを供給する工程(S103)を1サイクルとして、X*Yサイクル毎に改質工程(S107)を行うことを示している。即ち、X*Yは、改質工程(S107)の頻度を示す。
図4では、X=1として、改質工程(S107)の頻度(X*Y)と絶縁膜の組成を示す。「non-plasma」では、水素プラズマによる改質を行わなかった場合の絶縁膜の組成を示す。「Low P-H2」では、水素プラズマによる改質を64サイクルに1回の頻度で行った場合の絶縁膜の組成を示す。「Mid P-H2」では、水素プラズマによる改質を16サイクルに1回の頻度で行った場合の絶縁膜の組成を示す。「High P-H2」では、水素プラズマによる改質を4サイクルに1回の頻度で行った場合の絶縁膜の組成を示す。「HH P-H2」では、水素プラズマによる改質を1サイクルに1回の頻度で行った場合の絶縁膜の組成を示す。
図4に示すように、水素プラズマによる改質の頻度を調整することにより、絶縁膜の組成を調整することができる。例えば、水素プラズマによる改質頻度を高くする(X*Yを小さくする)ことにより、Cの割合が減少し、Oの割合を増加させることができる。また、水素プラズマによる改質頻度を低くする(X*Yを大きくする)ことにより、Cの割合が増大し、Oの割合を減少させることができる。なお、「non-plasma」においては、Oの割合が「Low P-H2」よりも高くなっている。これは、水素プラズマによる改質がされていない絶縁膜は、粗な膜となっており、処理容器1はウエハWを搬出して大気空間に曝した際、絶縁膜が自然酸化したことによるものである。
次に、改質工程のRFパワーと絶縁膜の組成との関係について、図5を用いて説明する。図5は、改質工程の頻度及びRFパワーと絶縁膜の組成との関係を示すグラフの一例である。なお、図5において、「non-plasma」、「Low P-H2」、「Mid P-H2」、「High P-H2」、「HH P-H2」は、図4の場合と同様である。また、「Low P-H2」では、RFパワーを200W及び500Wとした際の絶縁膜の組成を示す。「Mid P-H2」では、RFパワーを100W、200W及び500Wとした際の絶縁膜の組成を示す。「High P-H2」では、RFパワーを100W及び200Wとした際の絶縁膜の組成を示す。「HH P-H2」では、RFパワーを200Wとした際の絶縁膜の組成を示す。
このように、水素プラズマによる改質工程におけるRFパワーを調整することにより、絶縁膜の組成を調整することができる。例えば、RFパワーを高くすることにより、Cの割合が減少し、Oの割合を増加させることができる。また、RFパワーを低くすることにより、Cの割合が増大し、Oの割合を減少させることができる。
また、水素プラズマによる改質工程における処理時間を調整することにより、絶縁膜の組成を調整することができる。例えば、処理時間を長くすることにより、Cの割合が減少し、Oの割合を増加させることができる。また、処理時間を短くすることにより、Cの割合が増大し、Oの割合を減少させることができる。
次に、誘電率と膜密度との関係について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、改質工程の頻度と絶縁膜の比誘電率及び膜密度との関係を示すグラフの一例である。図7は、改質工程の頻度及びRFパワーと絶縁膜の比誘電率及び膜密度との関係を示すグラフの一例である。比誘電率kの値を黒丸で示し、膜密度を棒グラフで示している。なお、図6及び図7において、「non-plasma」、「Low P-H2」、「Mid P-H2」、「High P-H2」、「HH P-H2」は、図4の場合と同様である。図7において、RFパワーは、図5の場合と同様である。
図6及び図7に示すように、水素プラズマによる改質工程によって、誘電率を制御する効果がみられる。また、水素プラズマによる改質工程によって、膜密度の向上効果がみられる。従って、本発明に関わる開示によれば、生成される膜の組成を調整可能することで、誘電率を制御しつつ、膜密度を高密度化することでウェットエッチング耐性の高い絶縁膜を成膜することができる。
なお、図2に示すSiOCN膜を成膜する場合を例に説明したが、図3に示すSiCN膜を成膜する場合においても同様である。
以上、基板処理装置100による基板処理方法について説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本開示の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
基板処理装置100は、容量結合プラズマを生成するものとして説明したが、プラズマの生成機構は、これに限られるものではない。例えば、リモートプラズマであってもよい。
また、改質工程の頻度と、ウエハWに成膜される絶縁膜の組成との相関関係を予め求めておき、要求される絶縁膜の組成及び相関関係に基づいて、改質工程の頻度を選択してもよい。また、改質工程のRFパワー(プラズマ出力)と、ウエハWに成膜される絶縁膜の組成との相関関係を予め求めておき、要求される絶縁膜の組成及び相関関係に基づいて、改質工程のRFパワー(プラズマ出力)を選択してもよい。また、改質工程の処理時間(プラズマ処理時間)と、ウエハWに成膜される絶縁膜の組成との相関関係を予め求めておき、要求される絶縁膜の組成及び相関関係に基づいて、改質工程の処理時間(プラズマ処理時間)を選択してもよい。
図2に示すフローにおいて、第1反応ガスが窒化ガスであり、第2反応ガスが酸化ガスであるものとして説明したが、これに限られるものではない。第1反応ガスが酸化ガスであり、第2反応ガスが窒化ガスであってもよい。また、第1反応ガス及び第2反応ガスはその他のガスであってもよい。また、図3に示すフローにおいて、第1反応ガスが窒化ガスであるものとして説明したが、これに限られるものではない。第1反応ガスが酸化ガスであってもよい。また、第1反応ガスはその他のガスであってもよい。
また、図2及び図3に示すフローにおいて、水素プラズマによる改質頻度(図2においてX*Y、図3においてX)は一定であるものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、水素プラズマによる改質頻度を徐々に低くしてもよい。また、水素プラズマによる改質頻度を徐々に高くしてもよい。また、水素プラズマによる改質頻度を変えずに、サイクル毎にRF電力及び/又はRF時間を徐々に小さく(短く)してもよい。また、水素プラズマによる改質頻度を変えずに、サイクル毎にRF電力及び/又はRF時間を徐々に大きく(長く)してもよい。また、改質頻度の変更とサイクル毎のRF電力及び/又はRF時間の変更を組み合わせてもよい。
これにより、生成される膜の組成を膜厚方向に調整可能とすることができる。例えば、生成される膜の表面付近は緻密化されウェットエッチング耐性が向上するとともに、膜の内側は誘電率を低くするといった制御が可能となる。
1 処理容器
2 載置台
3 シャワーヘッド
4 排気部
5 ガス供給機構
8 RF電力供給部
9 制御部
51a プリカーサガス供給源
52a 第1反応ガス供給源
53a 第2反応ガス供給源
54a 水素ガス供給源
55a,56a キャリアガス/パージガス供給源
100 基板処理装置
W ウエハ(基板)

Claims (10)

  1. 基板に対してシリコン、炭素、ハロゲンを含む原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返して前記基板に膜を形成する工程と、
    前記基板を水素含有ガスのプラズマに曝露し、前記基板に形成された前記膜を改質する工程と、を有する、基板処理方法。
  2. 前記基板に膜を形成する工程と前記膜を改質する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返す、
    請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 前記基板に膜を形成する工程は、
    前記基板に対して前記原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して前記第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返す工程と、
    前記基板に対して前記第1反応ガスとは異なる第2反応ガスを供給する工程と、を有する、
    請求項1または請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 前記基板に膜を形成する工程は、
    前記基板に対して前記原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して前記第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返す工程と、
    前記基板に対して前記第1反応ガスとは異なる第2反応ガスを供給する工程と、を含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返す、
    請求項3に記載の基板処理方法。
  5. 前記第1反応ガスは、窒素含有ガスであり、
    前記第2反応ガスは、酸素含有ガスである、
    請求項3または請求項4に記載の基板処理方法。
  6. 前記膜を改質する工程のプラズマは、リモートプラズマを含む、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  7. 前記膜を改質する工程は、前記基板に膜を形成する工程における前記原料ガスを供給する工程と前記第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを繰り返す回数に対する前記膜を改質する工程の頻度と、前記基板に形成される前記膜の組成との相関に基づいて、前記頻度を選択する、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  8. 前記膜を改質する工程は、前記膜を改質する工程におけるプラズマ出力と、前記基板に形成される前記膜の組成との相関に基づいて、前記プラズマ出力を選択する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  9. 前記膜を改質する工程は、前記膜を改質する工程におけるプラズマ処理時間と、前記基板に形成される前記膜の組成との相関に基づいて、前記プラズマ処理時間を選択する、
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  10. 処理容器と、
    前記処理容器内に設けられ、基板を載置する載置部と、
    前記処理容器内にガスを供給するガス供給部と、
    プラズマを発生させるための高周波電源と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記載置部に載置された前記基板に対して、前記ガス供給部からシリコン、炭素、ハロゲンを含む原料ガスを供給する工程と、前記基板に対して前記ガス供給部から第1反応ガスを供給する工程とを含むサイクルを少なくとも1回以上繰り返して前記基板に膜を形成する工程と、
    前記ガス供給部から供給される水素含有ガス及び前記高周波電源を用いて前記水素含有ガスのプラズマを生成し、前記基板を前記水素含有ガスのプラズマに曝露し、前記基板に形成された前記膜を改質する工程と、を実行する、基板処理装置。
JP2020174227A 2020-10-15 2020-10-15 基板処理方法及び基板処理装置 Pending JP2022065560A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020174227A JP2022065560A (ja) 2020-10-15 2020-10-15 基板処理方法及び基板処理装置
PCT/JP2021/036831 WO2022080192A1 (ja) 2020-10-15 2021-10-05 基板処理方法及び基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020174227A JP2022065560A (ja) 2020-10-15 2020-10-15 基板処理方法及び基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022065560A true JP2022065560A (ja) 2022-04-27

Family

ID=81208011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020174227A Pending JP2022065560A (ja) 2020-10-15 2020-10-15 基板処理方法及び基板処理装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2022065560A (ja)
WO (1) WO2022080192A1 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015103729A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム
US20180033614A1 (en) * 2016-07-27 2018-02-01 Versum Materials Us, Llc Compositions and Methods Using Same for Carbon Doped Silicon Containing Films
KR20240010760A (ko) * 2017-05-05 2024-01-24 에이에스엠 아이피 홀딩 비.브이. 산소 함유 박막의 형성을 제어하기 위한 플라즈마 강화 증착 공정
JP7224217B2 (ja) * 2019-03-15 2023-02-17 東京エレクトロン株式会社 成膜方法及び成膜装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022080192A1 (ja) 2022-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI663282B (zh) 成膜裝置、成膜方法、記憶媒體
US9070554B2 (en) Method of manufacturing semiconductor device, substrate processing apparatus, and recording medium
JP5276156B2 (ja) 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法
KR20150145183A (ko) 성막 장치, 성막 방법, 기억 매체
US9163309B2 (en) Substrate processing apparatus, method of manufacturing semiconductor device and non-transitory computer-readable recording medium
US9018689B1 (en) Substrate processing apparatus and method of manufacturing semiconductor device
WO2021100560A1 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2022055462A (ja) 成膜方法及び成膜装置
WO2022080192A1 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
US20220403515A1 (en) Substrate treatment method and substrate treatment device
WO2022085498A1 (ja) 成膜方法及び成膜装置
US20230377953A1 (en) Substrate processing method and substrate processing apparatus
WO2022059538A1 (ja) 成膜方法及び成膜装置
WO2022054225A1 (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプラズマ生成装置
JP7175224B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
CN112391607A (zh) 成膜方法和成膜装置
KR20200097646A (ko) 기판 처리 방법 및 성막 시스템
JP7257930B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP7408772B2 (ja) 基板処理装置、排気装置、半導体装置の製造方法、基板処理方法及びプログラム
WO2022059505A1 (ja) SiN膜埋め込み方法及び成膜装置
WO2024018968A1 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
WO2022065315A1 (ja) 凹部埋め込み方法及び基板処理装置
WO2023243406A1 (ja) 成膜方法及び成膜装置