JP2022053989A - エンジン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンを停止した後で過給機やその周辺の温度が上昇する事象に対処する。【解決手段】過給機やその周辺を冷却する冷却装置の電動ポンプに対して駆動要求がない状態でシステムオフしたときに、システムオフされてから所定期間経過したときに電動ポンプの駆動要求がないときには所定期間経過した以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとする。一方、システムオフされてから所定期間経過したときに電動ポンプの駆動要求があるときには電動ポンプの駆動要求がなくなった以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとする。【選択図】図4

Description

本発明は、エンジン装置に関し、詳しくは、過給機を有するエンジンを備えるエンジン装置に関する。
従来、この種のエンジン装置としては、過給機付きエンジンの過給機より後段の吸気管に取り付けられたインタークーラとインタークーラに供給する冷却水を冷却するラジエータとを有する冷却装置を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このエンジン装置の冷却装置では、ラジエータに冷却され冷却水を電動ポンプにより圧送して過給機のタービンハウジングとインタークーラとに供給することにより、過給機と吸気とを冷却している。
特開2013-092131号公報
一般的にシステムオフしたときに冷却装置の電動ポンプが駆動しているときには、電動ポンプの駆動要求がなくなるまでメインリレーの接続を確保するが、システムオフしたときに冷却装置の電動ポンプが駆動していないとき、即ち電動ポンプの駆動要求がないときには、エンジンの回転が停止しているのを確認してメインリレーをオフする。過給機やその周辺の温度上昇はエンジン作動に対して遅れがあるため、エンジンを停止した後でも過給機やその周辺の温度が上昇する場合がある。
本発明のエンジン装置は、エンジンを停止した後で過給機やその周辺の温度が上昇する事象に対処することを主目的とする。
本発明のエンジン装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のエンジン装置は、
過給機を有するエンジンと、前記過給機後段の吸気および/または前記過給機を冷却する熱交換器と前記熱交換器に冷却媒体を圧送する電動ポンプとを有する冷却装置と、前記電動ポンプおよび補機に電力を供給する蓄電装置と、前記蓄電装置と前記電動ポンプおよび前記補機とを接続する電力ラインに取り付けられたメインリレーと、前記エンジンと前記冷却装置と前記メインリレーを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
前記制御装置は、前記電動ポンプの駆動要求がない状態でシステムオフしたときに、
(1)システムオフされてから所定期間経過したときに前記電動ポンプの駆動要求がないときには前記所定期間経過した以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとし、
(2)システムオフされてから前記所定期間経過したときに前記電動ポンプの駆動要求があるときには前記電動ポンプの駆動要求がなくなった以降の所定のタイミングで前記メインリレーをオフとする、
ことを特徴とする。
本発明のエンジン装置では、過給機後段の吸気や過給機を冷却する冷却装置の電動ポンプの駆動要求がない状態でシステムオフしたときに、システムオフされてから所定期間経過したときに電動ポンプの駆動要求がないときには所定期間経過した以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとする。一方、電動ポンプの駆動要求がない状態でシステムオフしたときに、システムオフされてから所定期間経過したときに電動ポンプの駆動要求があるときには電動ポンプの駆動要求がなくなった以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとする。即ち、システムオフした後であっても電動ポンプの駆動要求があるときには電動ポンプを駆動して冷却媒体を熱交換器に供給して過給機やその周辺を冷却し、この冷却によって電動ポンプの駆動要求がなくなると電動ポンプを駆動停止し、その後、メインリレーをオフするのである。これにより、エンジンを停止した後で過給機やその周辺の温度が上昇する事象に対処することができる。
ここで、「所定期間」としては、エンジンの回転が停止しているのを確認するまでの期間やこれを考慮した所定時間を用いることができる。また、「所定のタイミング」としては、電動ポンプの逆起電力が値0となるのに十分な時間(電動ポンプの回転が停止するのに十分な時間)が経過したタイミングやこれを考慮した所定時間経過したタイミングを用いることができる。
本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。 エンジン装置10に組み込まれた冷却装置60の構成の概略を示す構成図である。 エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。 電子制御ユニット70により実行されるイグニッションオフ処理の一例を示すフローチャートである。 イグニッションオフ時のイグニッションスイッチやエンジン、始動後フラグFeg、電動ウォーターポンプ64の駆動要求、メインリレー52の状態の一例を示すタイミングチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのエンジン装置10の構成の概略を示す構成図である。図2は、エンジン装置10に組み込まれた冷却装置60の構成の概略を示す構成図である。図3は、エンジン装置10に組み込まれた電子制御ユニット70の入出力信号の一例を示す説明図である。実施例のエンジン装置10は、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載され、図1~図3に示すように、エンジン12と、過給機40と、インタークーラ25と、冷却装置60と、電子制御ユニット70とを備える。
エンジン12は、燃料タンク11から図示しないフィードポンプや燃料通路を介して供給されるガソリンや軽油などの燃料を用いて動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン12は、エアクリーナ22により清浄された空気を吸気管23に吸入してインタークーラ25、スロットルバルブ26、サージタンク27の順に通過させると共に吸気管23のサージタンク27よりも下流側で燃料噴射弁28から燃料を噴射し、空気と燃料とを混合する。エンジン12は、この混合気を吸気バルブ29を介して燃焼室30に吸入し、点火プラグ31による電気火花によって爆発燃焼させる。エンジン12は、こうした爆発燃焼によるエネルギにより押し下げられるピストン32の往復運動をクランクシャフト14の回転運動に変換する。燃焼室30から排気バルブ34を介して排気管35に排出される排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する触媒(三元触媒)を有する浄化装置37,38を介して外気に排出される。
過給機40は、ターボチャージャとして構成されており、コンプレッサ41と、タービン42と、回転軸43と、ウェイストゲートバルブ44と、エアバイパスバルブ45とを備える。コンプレッサ41は、吸気管23のインタークーラ25よりも上流側に配置されている。タービン42は、排気管35の浄化装置37よりも上流側に配置されている。回転軸43は、コンプレッサ41とタービン42とを連結する。ウェイストゲートバルブ44は、排気管35におけるタービン42よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管36に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。エアバイパスバルブ45は、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも上流側と下流側とを連絡するバイパス管24に設けられており、電子制御ユニット70により制御される。
この過給機40では、ウェイストゲートバルブ44の開度の調節により、バイパス管36を流通する排気量とタービン42を流通する排気量との分配比が調節され、タービン42の回転駆動力が調節され、コンプレッサ41による圧縮空気量が調節され、エンジン12の過給圧(吸気圧)が調節される。ここで、分配比は、詳細には、ウェイストゲートバルブ44の開度が小さいほど、バイパス管36を流通する排気量が少なくなると共にタービン42を流通する排気量が多くなるように調節される。なお、エンジン12は、ウェイストゲートバルブ44が全開のときには、過給機40を備えない自然吸気タイプのエンジンと同様に動作可能になっている。また、ウェイストゲートバルブ44は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、排気管35の圧力がタービン42の下流の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
また、過給機40では、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高いときに、エアバイパスバルブ45を開弁させることにより、コンプレッサ41よりも下流側の余剰圧力を解放することができる。なお、エアバイパスバルブ45は、電子制御ユニット70により制御されるバルブに代えて、吸気管23におけるコンプレッサ41よりも下流側の圧力が上流側の圧力よりもある程度高くなると開弁する逆止弁として構成されるものとしてもよい。
インタークーラ25は、吸気管23のコンプレッサ41よりも下流側に配置されている。インタークーラ25には、冷却装置60からの冷却媒体(例えば、ロングライフクーラント(LLC)など)が循環している。インタークーラ25は、吸気管23内の空気(吸気)と冷却装置60からの冷却媒体(実施例では冷却水)を熱交換させて、吸気管23内の空気(吸気)を冷却している。
冷却装置60は、冷却媒体(実施例では冷却水)を過給機40の図示しないウォータージャケットやインタークーラ25に供給し、過給機40やその周辺を冷却する。図2に示すように、冷却装置60は、冷媒流路62と、電動ウォーターポンプ64と、ラジエータ66とを備える。冷媒流路62は、インタークーラ25と、過給機40のウォータージャケットとが並列に冷却水を循環させるように構成される。電動ウォーターポンプ64は、電子制御ユニット70によって制御され、冷媒流路62に冷却水を圧送する。ラジエータ66は、冷却水と空気との熱交換により冷却水を冷却する。電動ウォーターポンプ64には、バッテリ50にメインリレーを介して接続された電力ライン52から電力が供給されている。なお、電力ライン52には、各種の補機56も接続されている。
電子制御ユニット70は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUに加えて、処理プログラムを記憶するROMや、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポート、通信ポートを備える。電子制御ユニット70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。
電子制御ユニット70に入力される信号としては、例えば、エンジン12のクランクシャフト14の回転位置を検出するクランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrや、エンジン12の冷却媒体の温度を検出する図示しない水温センサからの冷却媒体の温度Tw、スロットルバルブ26の開度を検出するスロットルポジションセンサ26aからのスロットル開度THを挙げることができる。吸気バルブ29を開閉するインテークカムシャフトや排気バルブ34を開閉するエキゾーストカムシャフトの回転位置を検出する図示しないカムポジションセンサからのカムポジションθcaも挙げることができる。吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられたエアフローメータ23aからの吸入空気量Qaや、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた圧力センサ23bからの吸気圧Pin、吸気管23のコンプレッサ41とインタークーラ25との間に取り付けられた圧力センサ23cからの過給圧Pc、吸気管23のコンプレッサ41よりも上流側に取り付けられた温度センサ23dからの吸気温Tinも挙げることができる。サージタンク27に取り付けられた圧力センサ27aからのサージ圧Psや、サージタンク27に取り付けられた温度センサ27bからのサージ温度Tsも挙げることができる。排気管35の浄化装置37よりも上流側に取り付けられたフロント空燃比センサ35aからのフロント空燃比AF1や、排気管35の浄化装置37と浄化装置38との間に取り付けられたリヤ空燃比センサ35bからのリヤ空燃比AF2も挙げることができる。また、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号IGや、シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBPなども挙げることができる。
電子制御ユニット70からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。電子制御ユニット70から出力される信号としては、例えば、スロットルバルブ26への制御信号や、燃料噴射弁28への制御信号、点火プラグ31への制御信号を挙げることができる。ウェイストゲートバルブ44への制御信号、エアバイパスバルブ45への制御信号、メインリレー54への駆動制御信号、補機56への駆動制御信号、電動ウォーターポンプ64への駆動制御信号も挙げることができる。
電子制御ユニット70は、クランクポジションセンサ14aからのクランク角θcrに基づいてエンジン12の回転数Neを演算している。また、電子制御ユニット70は、エアフローメータ23aからの吸入空気量Qaとエンジン12の回転数Neとに基づいて負荷率(エンジン12の1サイクルあたりの行程容積に対する1サイクルで実際に吸入される空気の容積の割合)KLを演算している。さらに、電子制御ユニット70は、圧力センサ23bからの吸気圧Pinと圧力センサ23cからの過給圧Pcと温度センサ23dからの吸気温Tinとに基づいてインタークーラ25の上流側での吸気温Tinc(インタークーラ25に流入する吸気の温度)を演算している。
こうして構成された実施例のエンジン装置10では、電子制御ユニット70は、エンジン12の要求負荷率KL*に基づいて、スロットルバルブ26の開度を制御する吸入空気量制御や、燃料噴射弁28からの燃料噴射量を制御する燃料噴射制御、点火プラグ31の点火時期を制御する点火制御、ウェイストゲートバルブ44の開度を制御する過給制御などを行なう。吸入空気量制御としては、例えば、要求負荷率KL*に基づいて目標吸入空気量Qa*を設定し、吸入空気量Qaが目標吸入空気量Qa*となるようにスロットルバルブ26の目標開度TH*を設定し、スロットル開度THが目標開度TH*となるようにスロットルバルブ26を制御する。燃料噴射制御としては、例えば、吸入空気量Qaに基づいてフロント空燃比AF1が目標空燃比AF*(例えば、理論空燃比)となるように燃料噴射弁28の目標燃料噴射量Qf*を設定し、設定した目標燃料噴射量Qf*を用いて燃料噴射弁28を制御することにより行なわれる。点火制御としては、例えば、エンジン12の回転数Neおよび要求負荷率KL*に基づいて点火プラグ31の目標点火時期Tf*を設定し、設定した目標点火時期Tf*を用いて点火プラグ31を制御することにより行なわれる。
次に、実施例のエンジン装置10の動作、特にイグニッションスイッチ80をオフしたときの動作について説明する。図4は、エンジン12が駆動している最中にイグニッションスイッチ80がオフされたときに電子制御ユニット70により実行されるイグニッションオフ処理の一例を示すフローチャートである。
イグニッションオフ処理が実行されると、電子制御ユニット70は、まず、駆動しているエンジン12を停止すると共に(ステップS100)、電動ウォーターポンプ64に駆動要求があるか否か(オンかオフか)を判定する(ステップS110)。電動ウォーターポンプ64に駆動要求がある(オンである)と判定したときには、電動ウォーターポンプ64を駆動して過給機40やその周辺の温度が高いために冷却している最中であるから、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなるのを待って(ステップS140)、更に所定時間経過するのを待って(ステップS150)、メインリレー54をオフし(ステップS150)、イグニッションオフ処理を終了する。電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなる(オフとなる)と電動ウォーターポンプ64は駆動停止されるから、これらの処理は電動ウォーターポンプ64が駆動停止されてから所定時間経過するのを待ってメインリレー54をオフするものとなる。ここで、所定時間は、電動ウォーターポンプ64の回転が停止するまでに生じる逆起電力が値0になるのに十分な時間を用いている。このように所定時間経過するのを待ってメインリレー54をオフすることにより、電力ライン52の電圧がバッテリ50の電圧より高い状態でメインリレー54がオフされるのを抑止している。
ステップS110で電動ウォーターポンプ64の駆動要求がない(オフである)と判定したとき、即ち、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がない(駆動していない)状態でイグニッションオフしたときには、始動後フラグFegが値0になるのを待って(ステップS120)、電動ウォーターポンプ64の駆動要求があるか否か(オンかオフか)を判定する(ステップS130)。始動後フラグFegは、エンジン12を始動したときに値1にセットされ、エンジン12の回転が完全に停止したのを確認したときに値0にセットされる。したがって、始動後フラグFegが値0になるのを待つ処理は、エンジン12の回転が完全に停止するのを確認するまで待つ処理となる。過給機40やその周辺の温度上昇はエンジン12の作動に対して遅れがあるため、エンジン12を停止した後でも過給機40やその周辺の温度が上昇する場合がある。始動後フラグFegが値0になったときに過給機40やその周辺の温度が閾値を超えると、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなされる(オンとされる)。なお、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなされる(オンとなる)と、電動ウォーターポンプ64が駆動され、過給機40やインタークーラ25に冷却水が供給され、過給機40やその周辺が冷却される。
ステップS130で電動ウォーターポンプ64の駆動要求がない(オフである)と判定すると、所定時間経過するのを待って(ステップS150)、メインリレー54をオフし(ステップS150)、イグニッションオフ処理を終了する。
ステップS130で電動ウォーターポンプ64の駆動要求がある(オンである)と判定すると、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなるのを待って(ステップS140)、更に所定時間経過するのを待って(ステップS150)、メインリレー54をオフし(ステップS150)、イグニッションオフ処理を終了する。
図5は、イグニッションオフ時のイグニッションスイッチやエンジン、始動後フラグFeg、電動ウォーターポンプ64の駆動要求、メインリレー54の状態の一例を示すタイミングチャートである。図中、時間T3以降において、実線は時間T3で電動ウォーターポンプ64の駆動要求がある(オンである)と判定したときの動作であり、破線は時間T3で電動ウォーターポンプ64の駆動要求はない(オフである)と判定したときの動作である。エンジン12が駆動している最中の時間T1にイグニッションスイッチ80がオフされると、これに伴って直後の時間T21にエンジン12がオフ(駆動停止)される。エンジン12が駆動停止されてエンジン12の回転が完全に停止したのを確認するのに必要な期間が経過した時間T3に始動後フラグFegがオフされる。このとき、電動ウォーターポンプ64の駆動要求があるか否か(オンかオフか)を判定する。電動ウォーターポンプ64の駆動要求がある(オンである)と判定したときには、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなる(オフとなる)時間T5から電動ウォーターポンプ64の逆起電力が値0となるのに十分な時間として設定された所定時間を経過した時間T6にメインリレー54をオフとする。これにより、エンジン12を停止した後で過給機40やその周辺の温度が上昇する事象に対処することができる。なお、時間T3で電動ウォーターポンプ64の駆動要求はない(オフである)と判定したときには、時間T3から所定時間を経過した時間T4にメインリレー54をオフする。
以上説明した実施例のエンジン装置10では、エンジン12が駆動しており、電動ウォーターポンプ64が停止している状態でイグニッションオフしたときには、始動後フラグFegが値0になるのを待って電動ウォーターポンプ64の駆動要求があるか否か(オンかオフか)を判定する。電動ウォーターポンプ64の駆動要求がある(オンである)と判定したときには、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなる(オフとなる)のを待って更に所定時間経過した後にメインリレー54をオフとする。これにより、電動ウォーターポンプ64の駆動要求がなくなる(オフとなる)まで電動ウォーターポンプ64を駆動し、過給機40やインタークーラ25に冷却水を供給し、過給機40やその周辺を冷却することができる。即ち、エンジン12を停止した後で過給機40やその周辺の温度が上昇する事象に対処することができる。
実施例のエンジン装置10では、過給機40を、吸気管23に配置されるコンプレッサ41と排気管35に配置されるタービン42とが回転軸43を介して連結されるターボチャージャとして構成している。しかしながら、これに代えて、エンジン12やモータにより駆動されるコンプレッサが吸気管23に配置されるスーパーチャージャとして構成してもよい。
実施例では、一般的な自動車や各種のハイブリッド自動車に搭載されるエンジン装置10の形態とした。しかしながら、自動車以外の車両に搭載されるエンジン装置の形態としてもよいし、建設設備などの移動しない設備に搭載されるエンジン装置の形態としてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、過給機40が「過給機」に相当し、エンジン12が「エンジン」に相当し、過給機40のウォータージャケットやインタークーラ25が「熱交換器」に相当し、電動ウォーターポンプ64が「電動ポンプ」に相当し、冷却装置60が「冷却装置」に相当する。また、バッテリ50が「蓄電装置」に相当し、補機56が「補機」に相当し、電力ライン52が「電力ライン」に相当し、メインリレー54が「メインリレー」に相当し、電子制御ユニット70が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、エンジン装置の製造産業などに利用可能である。
10 内燃機関装置、12 エンジン、14 クランクシャフト、14a クランクポジションセンサ、22 エアクリーナ、23 吸気管、23a エアフローメータ、23b,23c,27a 圧力センサ、24,36 バイパス管、25 インタークーラ、26 スロットルバルブ、26a スロットルポジションセンサ、27 サージタンク、23d、27b 温度センサ、28 燃料噴射弁、29 吸気バルブ、30 燃焼室、31 点火プラグ、32 ピストン、34 排気バルブ、35 排気管、35a フロント空燃比センサ、35b リヤ空燃比センサ、37,38 浄化装置、40 過給機、41 コンプレッサ、42 タービン、43 回転軸、44 ウェイストゲートバルブ、45 エアバイパスバルブ、50 バッテリ、52 電力ライン、54 メインリレー、56 補機、60 冷却装置、62 冷媒流路、64 電動ウォーターポンプ、66 ラジエータ、70 電子制御ユニット、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ。

Claims (1)

  1. 過給機を有するエンジンと、前記過給機後段の吸気および/または前記過給機を冷却する熱交換器と前記熱交換器に冷却媒体を圧送する電動ポンプとを有する冷却装置と、前記電動ポンプおよび補機に電力を供給する蓄電装置と、前記蓄電装置と前記電動ポンプおよび前記補機とを接続する電力ラインに取り付けられたメインリレーと、前記エンジンと前記冷却装置と前記メインリレーを制御する制御装置と、を備えるエンジン装置であって、
    前記制御装置は、前記電動ポンプの駆動要求がない状態でシステムオフしたときに、
    (1)システムオフされてから所定期間経過したときに前記電動ポンプの駆動要求がないときには前記所定期間経過した以降の所定のタイミングでメインリレーをオフとし、
    (2)システムオフされてから前記所定期間経過したときに前記電動ポンプの駆動要求があるときには前記電動ポンプの駆動要求がなくなった以降の所定のタイミングで前記メインリレーをオフとする、
    ことを特徴とするエンジン装置。
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