JP2022048929A - 車両用走行状態伝達システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が優先道路に進入する際に要する待ち時間を低減できる技術を提供すること。【解決手段】車両90の外部を向く表示部10と、前記表示部10に電気的に接続されている制御部20とを具備し、前記制御部20は、自車両91が優先道路R2に進入しようとする進入待機状態にある時に、前記進入待機状態の開始後に前記優先道路R2において前記自車両91に接近しかつ離れた通過車両95の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部10にサインを表示する、車両用走行状態伝達システム1。【選択図】図5
Description
本発明は車両用走行状態伝達システムに関する。
非優先道路や駐車場にある車両が優先道路に進入する際、例えば、合流地点の近傍に信号がなかったり、優先道路の交通量が多かったりすると、優先道路への当該車両の進入が阻害される場合がある。
このような場合には、当該車両が優先道路に進入するタイミングを掴み難く、優先道路に進入できるまでに長時間を要する場合がある。このように、優先道路に進入しようとしている車両の進入待機時間、すなわち、車両の進入待機状態の開始後の経過時間が長い場合、当該車両のみならず後続車両までもが停車や徐行を余儀なくされ、ひいては当該優先道路やその近傍の非優先道路における渋滞が誘起される虞もある。
このような場合には、当該車両が優先道路に進入するタイミングを掴み難く、優先道路に進入できるまでに長時間を要する場合がある。このように、優先道路に進入しようとしている車両の進入待機時間、すなわち、車両の進入待機状態の開始後の経過時間が長い場合、当該車両のみならず後続車両までもが停車や徐行を余儀なくされ、ひいては当該優先道路やその近傍の非優先道路における渋滞が誘起される虞もある。
特許文献1には、車両における右左折する側とは反対側の側面に補助方向指示器を設けることで、当該車両の進行方向を、いち早く、当該車両付近にある走行車のドライバーや歩行者に知らしめることで、予期せぬ事故を未然に防止する技術が開示されている。
また、特許文献2には、方向指示器に関する情報に応じて車両の進行方向を示す画像を路面に投射する技術が開示されている。
また、特許文献2には、方向指示器に関する情報に応じて車両の進行方向を示す画像を路面に投射する技術が開示されている。
ここで、既述した特許文献1に開示されている技術や特許文献2に開示されている技術によると、非優先道路や駐車場から優先道路に進入しようとしている車両の進行方向を、当該車両の近傍にある車両のドライバーや歩行者が容易に把握できる利点はある。しかし、当該特許文献1や特許文献2の技術によっても、優先道路に進入しようとしている車両が優先道路に進入するために待機している時間や通過台数等の待機の程度を、当該優先道路を走行している車両のドライバーに知らしめることはできない。このため、これらの技術を用いても、当該優先道路を走行している車両のドライバーに、当該優先道路に進入しようとしている車両のために道を譲ることを想起させることは困難であり、当該優先道路に進入しようとしている車両の進入待機時間を短縮し難い事情があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、優先道路に進入しようとしている車両の進入待機時間短縮に寄与し得る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の車両用走行状態伝達システムは、
車両の外部を向く表示部と、前記表示部に電気的に接続されている制御部とを具備し、
前記制御部は、
自車両が優先道路に進入しようとする進入待機状態にある時に、
前記進入待機状態の開始後に前記優先道路において前記自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部にサインを表示する、車両用走行状態伝達システムである。
車両の外部を向く表示部と、前記表示部に電気的に接続されている制御部とを具備し、
前記制御部は、
自車両が優先道路に進入しようとする進入待機状態にある時に、
前記進入待機状態の開始後に前記優先道路において前記自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部にサインを表示する、車両用走行状態伝達システムである。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、優先道路に進入しようとしている車両の待機時間短縮に寄与し得る。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、車両の外部を向く表示部と、前記表示部に電気的に接続されている制御部とを具備する。
このうち制御部は、
自車両が優先道路に進入しようとする進入待機状態にある時に、
前記進入待機状態の開始後に前記優先道路において前記自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部にサインを表示する。
なお、自車両とは、本発明の車両用走行状態伝達システムが搭載された車両を意味する。
このうち制御部は、
自車両が優先道路に進入しようとする進入待機状態にある時に、
前記進入待機状態の開始後に前記優先道路において前記自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部にサインを表示する。
なお、自車両とは、本発明の車両用走行状態伝達システムが搭載された車両を意味する。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、要するに、車両の外部に向けてサインを表示するための表示部と、当該表示部にサインを表示するための制御部と、を具備するものであり、所謂デジタルサイネージの一種ともいい得る。
本発明の車両用走行状態伝達システムでは、自車両が進入待機状態、すなわち、優先道路に進入しようとする状態にある時に、制御部が、待機データに基づいて表示部にサインを表示する。換言すると、本発明の車両用走行状態伝達システムは、自車両が進入待機状態にある時に、優先道路を通行する車両に向けて、当該優先道路に進入するために待機している時間や通過台数等の待機の程度を表示する。これにより、当該優先道路を走行している車両のドライバーに、心理的な影響を及ぼすことが可能である。
優先道路を走行している車両のドライバーに心理的な影響を及ぼすことは、当該ドライバーに自車両のために道を譲ることを想起させること、ひいては、自車両の進入待機時間を短縮することに寄与し得る。
優先道路を走行している車両のドライバーに心理的な影響を及ぼすことは、当該ドライバーに自車両のために道を譲ることを想起させること、ひいては、自車両の進入待機時間を短縮することに寄与し得る。
なお、本明細書における優先道路とは、交通整理が行われていない交差点へ進入する際に徐行する義務がない等、当該道路を走行している車両が、他の道路(すなわち非優先道路)から当該道路に合流する車両に対して、優先的に走行することが許される道路を意味する。
なお、ここでいう優先道路および非優先道路にはサービスエリア等の駐車場も含まれる。例えば、道路(a)と、当該道路(a)に連絡する駐車場(b)との関係において、道路(a)は優先道路であり、駐車場(b)は非優先道路といい得る。更には、上記した優先道路を1つの道路の或る車線(a)と読み替え、非優先道路を同じ道路の他の車線(b)と読み替えることも可能である。例えば、幅員の減少や車線(b)の工事により、車線(b)が車線(a)に合流する場合等である。
なお、ここでいう優先道路および非優先道路にはサービスエリア等の駐車場も含まれる。例えば、道路(a)と、当該道路(a)に連絡する駐車場(b)との関係において、道路(a)は優先道路であり、駐車場(b)は非優先道路といい得る。更には、上記した優先道路を1つの道路の或る車線(a)と読み替え、非優先道路を同じ道路の他の車線(b)と読み替えることも可能である。例えば、幅員の減少や車線(b)の工事により、車線(b)が車線(a)に合流する場合等である。
本発明の車両用走行状態伝達システムにおいて、表示部に表示するサインは、進入待機状態の開始後に優先道路において自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、自車両の進入待機時間をカウントした待機データに基づくものである。これにより、本発明の車両用走行状態伝達システムは、優先道路を走行している車両のドライバーに、自車両の待機の程度を知らしめることが可能である。当該待機の程度が過大であれば、優先道路を走行している車両のドライバーに及ぼす心理的な影響もまた大きくなることが期待され、ひいては、自車両の進入待機時間が短縮されることが期待される。
以下、本発明の車両用走行状態伝達システムをその構成要素ごとに説明する。
表示部は、車両の外部を向き、サインを表示できるものであれば良く、その表示機構は特に限定されない。例えば、表示部として、LEDライトや有機EL素子、液晶等の各種の表示素子により画像や映像を表示するディスプレイや、プロジェクタにより投影された画像や映像を透過または反射するスクリーン等を例示することが可能である。
なお、表示部は、車両の外部を向き当該車両の外部に向けてサインを表示できればよく、車両の室外に配置されても良いし、車両の室内に配置されても良い。
なお、表示部は、車両の外部を向き当該車両の外部に向けてサインを表示できればよく、車両の室外に配置されても良いし、車両の室内に配置されても良い。
表示部は、車両における各種の位置に配置され得る。車両において表示部を好ましく配置できる箇所としては、図1~図3に示すフロントウィンドウFW、リヤウィンドウRW、ボンネットB、サイドドアSD、バックドアBD、フロントバンパーFB、リヤバンパーRB、フロントフェンダーFF、リヤフェンダーRF、タイヤホイールTW等が例示される。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、一つのみの表示部を具備しても良いし、複数の表示部を具備しても良い。本発明の車両用走行状態伝達システムが複数の表示部を具備する場合、当該表示部を複数の方向に向けることができ、自車両の待機の程度をより多くのドライバーに知らしめることが可能である。
ここで、自車両が進入しようとする優先道路を走行する車両は、自車両に対して左側から近づく車両と、自車両に対して右側から近づく車両と、の2通りに大別される。以下、必要に応じて、自車両に対して左側から近づく車両を左側走行車両と称し、このうち、自車両に対する通過車両であるものを左側通過車両と称する。また、以下、必要に応じて、自車両に対して右側から近づく車両を右側走行車両と称し、このうち、自車両に対する通過車両であるものを右側通過車両と称する。
本発明の車両用走行状態伝達システムにおいて、表示部によって自車両の待機の程度をより多くのドライバーに知らしめるためには、左側外部を向き左側走行車両を対象とする左側表示部と、右側外部を向き右側走行車両を対象とする右側表示部と、の両方を備えるのが好ましい。
なお、右側表示部と左側表示部とは異なるサインを表示しても良いし同じサインを表示しても良い。
なお、右側表示部と左側表示部とは異なるサインを表示しても良いし同じサインを表示しても良い。
表示部が表示するサインとしては、優先道路を走行している車両のドライバーに自車両の待機の程度を知らしめ得るものであればよく、当該待機の程度を直接的に表示しても良いし、間接的に表示しても良い。
例えば、進入待機状態開始後の通過車両の数や、進入待機時間を直接的または間接的に表す数字や文章、矢印などの図形等が挙げられる。更には、サインの色を例えば青色→黄色→赤色等と変化させることによっても、待機の程度を表すことが可能である。
例えば、進入待機状態開始後の通過車両の数や、進入待機時間を直接的または間接的に表す数字や文章、矢印などの図形等が挙げられる。更には、サインの色を例えば青色→黄色→赤色等と変化させることによっても、待機の程度を表すことが可能である。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、上記の表示部に加えて、表示部に電気的に接続される制御部を具備する。制御部と表示部との電気的接続は、制御部により表示部を運転制御することが可能であれば良く、有線、無線を問わない。つまり、制御部は表示部とともに車両に配置されても良いし、車両外部に配置され車両に配置された表示部に制御信号を伝送しても良い。
制御部は、自車両が進入待機状態にある時に、待機データを取得するとともに当該待機データに基づいたサインを表示部に表示する。
制御部は、自車両が進入待機状態にあることを自動的に検知しても良い。例えば、目的地がカーナビゲーションシステムに予め設定されている場合、当該カーナビゲーションは、自車両が優先道路への合流地点にあることを検知することが可能である。この場合、カーナビゲーションシステムが制御部にとってのセンサであるかの如く機能し、当該カーナビゲーションシステムからの信号を受けた制御部もまた、自車両が進入待機状態にあることを自動的に検知できる。この場合には、自車両が進入待機状態にあることを制御部が検知したことをトリガーとして、当該制御部による表示部への表示制御を自動的に開始すれば良い。
または、ウインカーと制御部とを連動させ、ウインカーがオンされた状態が所定時間継続した場合に、自車両が進入待機状態にあると判断することも可能である。この場合、ウインカーがセンサであるかの如く機能して、自車両が進入待機状態にあることを制御部が自動的に検知するといい得る。この場合にも、自車両が進入待機状態にあることを制御部が検知したことをトリガーとして、当該制御部による表示部への表示制御を自動的に開始すれば良い。
なお、制御部による表示部への表示制御は、自車両が進入待機状態になった時点で開始しても良いし、待機の程度が所定の大きさ以上になった時点で開始しても良い。当該待機の程度として、自車両が進入待機状態になってからの経過時間および/または通過車両の台数を例示できる。例えば、制御部による表示部への表示制御を、自車両が進入待機状態になってから10秒後に開始するおよび/または、自車両が進入待機状態になってから通過車両の数が5台となった時点で開始する、等である。
または、ドライバー等の搭乗者が、自車両が進入待機状態にあることを手動で制御部に入力しても良い。例えば、運転席の近傍に制御部による表示部の表示制御をオン/オフするためのスイッチを設けても良い。この場合には、ドライバーによる当該スイッチのオン操作をトリガーとして、制御部による表示部への表示制御を開始すれば良い。
本発明の車両用走行状態伝達システムでは、制御部が取得する待機データとして、自車両の進入待機状態の開始後に優先道路において自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、自車両の進入待機時間を採用している。
このうち通過車両の数としては、記述した左側通過車両と右側通過車両との一方のみをカウントしても良いし、両方を合算しても良い。
自車両の待機の程度を知らしめるべき走行車両は、優先道路が左側通行であるか右側通行であるか、一方通行であるか対面通行であるか、片側一車線であるか片側二車線以上であるかによっても大きく異なる。しかし、進入待機中の自車両が優先道路に進入するためには、少なくとも自車両から直近の車線を走行する走行車両に道を譲って貰う必要がある。
このため、制御部は、少なくとも自車両から近い側の車線における通過車両の数をカウントし、その数に応じたサインを、表示部によって、当該自車両から近い側の車線を走行する走行車両に表示するのが好ましい。
このため、制御部は、少なくとも自車両から近い側の車線における通過車両の数をカウントし、その数に応じたサインを、表示部によって、当該自車両から近い側の車線を走行する走行車両に表示するのが好ましい。
例えば優先道路が左側通行でありかつ片側一車線の対面通行である場合、制御部は、右側通過車両の数をカウントして取得した待機データに基づいて、右側表示部にサインを表示するのが好ましい。当該サインは右側表示部と左側表示部との両方に表示するのがより好ましい。
さらに、この場合、制御部は、右側通過車両の数と左側通過車両の数との和をカウントして取得した待機データに基づいて、右側表示部にサインを表示するのも好ましい。当該サインは右側表示部と左側表示部との両方に表示するのがより好ましい。
さらに、この場合、制御部は、右側通過車両の数と左側通過車両の数との和をカウントして取得した待機データに基づいて、右側表示部にサインを表示するのも好ましい。当該サインは右側表示部と左側表示部との両方に表示するのがより好ましい。
その他、表示部による表示に加えて、その他の表示法による表示を行うことも可能である。当該その他の表示法としては、例えば、ライトを路面に照射して所定の文字や図形等を表示する方法が挙げられる。
本発明の車両用走行状態伝達システムは、さらに、待機データに基づくサイン以外のサインを表示するのも好ましい。
例えば、本発明の車両用走行状態伝達システムは、自車両に道を譲った走行車両に対してお礼のサインを表示するのが好ましい。当該サインは、待機データに基づくサインを表示する表示部に表示しても良いし、その他の表示部に表示しても良い。当該サインは、自車両が優先道路に進入している際または進入した後に表示するのが好ましく、当該サインを表示する表示部は、自車両が優先道路に進入している際または進入した後に、自車両に道を譲った走行車両から視認されやすい位置にあるのが好ましい。具体的には、お礼のサインを表示する表示部は、車両の側方または後方を向くのが好適である。
当該お礼のサインは、待機データに基づくサインと同様に、文章、図形、画像や映像等の種々の方法で表示することが可能である。
当該お礼のサインは、待機データに基づくサインと同様に、文章、図形、画像や映像等の種々の方法で表示することが可能である。
以下、具体例を挙げて本発明の車両用走行状態伝達システムを説明する。
(実施例1)
実施例1の車両用走行状態伝達システムは、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例1の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図4に示す。実施例1の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図5~図7に示す。
以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは各図に示す上、下、左、右、前、後を意味するものとする。これらの方向は自車両を基準とする方向であり、このうち前および後は、各々、車両進行方向の先側および後側ともいい得る。
実施例1の車両用走行状態伝達システムは、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例1の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図4に示す。実施例1の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図5~図7に示す。
以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは各図に示す上、下、左、右、前、後を意味するものとする。これらの方向は自車両を基準とする方向であり、このうち前および後は、各々、車両進行方向の先側および後側ともいい得る。
実施例1の車両用走行状態伝達システム1は、図5に示すように、表示部10と制御部20とを具備する。このうち制御部20は、車両90に配置され、表示部10に電気的に接続されるとともに、車両90に搭載された図略のECUおよび図略のカーナビゲーションシステムにも電気的に接続される。
実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、カーナビゲーションシステムから待機データを取得する。
実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、カーナビゲーションシステムから待機データを取得する。
図5~図7に示すように、実施例1の車両用走行状態伝達システム1における表示部10は、車両の室外に配置されて車両90の外部を向く。実施例1の車両用走行状態伝達システム1における表示部10は、ボンネットB、フロントバンパーFB、サイドドアSD、タイヤホイールTW、バックドアBDおよびリヤバンパーRBに各々設けられている。各表示部10は制御部20によって個別に制御される。
以下、実施例1の車両用走行状態伝達システム1の動作を説明する。実施例1においては、図4に示すように、片側二車線の優先道路R2に向けて自車両91が左折しようとする場合について説明する。
先ず、カーナビゲーションシステムによって自車両91が優先道路R2に進入することが予測される場合、図4に示すように自車両91が非優先道路R1と優先道路R2との合流地点に到達すると、制御部20は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報に基づいて、自車両91が進入待機状態にあると判断する。
このとき制御部20は、自車両の進入待機時間、および、進入待機状態の開始後の通過車両95の数のカウントを開始する。
このとき制御部20は、自車両の進入待機時間、および、進入待機状態の開始後の通過車両95の数のカウントを開始する。
実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、より具体的には、上記の合流地点の端側から3メートル以内に自車両91があり、かつ、当該自車両91が停車するかまたは自車両91の左折用のウインカーがオンされた時点で、進入待機状態が開始したと判断する。
実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報に基づき、当該通過車両95の数をカウントする。実施例1においては、優先道路R2は片側二車線の道路であり、かつ、自車両91が左折しようとしている。したがって、ここでは、通過車両95の数として、自車両に対して右側から近づく右側走行車両96Rのうち、優先道路R2において自車両91から近い側の車線L1にある右側通過車両95Rの数のみをカウントして、その値を待機データとする。
なお、上記した合流地点での停車後に自車両91が発進した場合には、制御部20は、自車両91の進入待機状態が解除されたと判断し、上記のカウントを中止する。
この場合、自車両91が多段階で停車した場合、つまり、一旦停車した後にやや前方に進んだ場合には、その速度が時速10km以下であるか、または、一旦停車した後に進行した距離が1m以下であれば、制御部20は、自車両91の進入待機状態が継続していると判断し、上記の通過車両95のカウントを継続する。
この場合、自車両91が多段階で停車した場合、つまり、一旦停車した後にやや前方に進んだ場合には、その速度が時速10km以下であるか、または、一旦停車した後に進行した距離が1m以下であれば、制御部20は、自車両91の進入待機状態が継続していると判断し、上記の通過車両95のカウントを継続する。
自車両91の進入待機状態が継続しており、かつ、カウントした通過車両95の数が5台に達するか、または、進入待機時間が10秒に達すると、制御部20は表示部10にサインを表示する。
詳しくは、実施例1の車両用走行状態伝達システム1の制御部20は、ボンネットBの表示部10に、カウントした通過車両95の台数に応じたサイン、例えば、「30台待っています」という文字と、困り顔の絵文字を表示する(図5参照)。
また実施例1の車両用走行状態伝達システム1における表示部10は、右側のサイドドアSDの表示部10に通過車両95の台数に応じた文字のサインを表示し、右側前輪のタイヤホイールTWの表示部10に困り顔の絵文字を表示する(図6参照)。
なお、右側のサイドドアSDの表示部10および右側前輪のタイヤホイールTWの表示部10は、右側外部を向き右側走行車両96Rを対象とする右側表示部10Rといい得る。当該右側表示部10Rにサインを表示することで、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバーに、自車両91の待機の程度を効率よく知らしめることが可能である。
ところで、図4に示すように、自車両91の左折用のウインカー50Lは、自車両91の左側にあるために、右側走行車両96Rからは視認し難い。
しかし、実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、図5および図6に示すように、フロントバンパーFBにおける右側部分の表示部101に、左折を意味する矢印のサインを表示する。これにより、実施例1の車両用走行状態伝達システム1は、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバーに、自車両91の進行方向を伝達することができる。
しかし、実施例1の車両用走行状態伝達システム1における制御部20は、図5および図6に示すように、フロントバンパーFBにおける右側部分の表示部101に、左折を意味する矢印のサインを表示する。これにより、実施例1の車両用走行状態伝達システム1は、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバーに、自車両91の進行方向を伝達することができる。
優先道路R2を走行する右側走行車両96Rが、表示部10のサインに気づき、自車両91に道を譲ると、自車両91は左折して優先道路R2に進入することが可能になる。このとき、左折用のウインカー50Lはオフになり、自車両91は右側走行車両96Rに車両90の後部を向ける。制御部20は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報、および、ウインカーのオフ情報に基づいて、自車両91が優先道路R2に進入したと判断して、バックドアBDの表示部102およびリヤバンパーRBの表示部103に、お礼のサインを表示する。具体的には、図7に示すように、「Thank you」および「ありがとうございます」という文字のサインと、笑顔の絵文字のサインである。
これにより、実施例1の車両用走行状態伝達システム1によると、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーに謝意を伝達することが可能である。
これにより、実施例1の車両用走行状態伝達システム1によると、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーに謝意を伝達することが可能である。
(実施例2)
実施例2の車両用走行状態伝達システムは、実施例1の車両用走行状態伝達システムと同様に、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例2の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図8に示す。実施例2の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図9に示す。
実施例2の車両用走行状態伝達システムは、実施例1の車両用走行状態伝達システムと同様に、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例2の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図8に示す。実施例2の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図9に示す。
実施例2の車両用走行状態伝達システム1は、実施例1の車両用走行状態伝達システム1と概略同様の制御部(図略)および表示部10を有し、実施例1で説明したように片側二車線の優先道路に向けて自車両91が左折しようとする場合には、実施例1の車両用走行状態伝達システム1と同様に動作する。
以下実施例2においては、図8を基に、片側一車線かつ対面通行の優先道路R2に向けて自車両91が右折しようとする場合について説明する。
以下実施例2においては、図8を基に、片側一車線かつ対面通行の優先道路R2に向けて自車両91が右折しようとする場合について説明する。
カーナビゲーションシステムによって自車両91が優先道路R2に進入することが予測される場合、図8に示すように、自車両91が非優先道路R1と優先道路R2との合流地点に到達すると、制御部は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報に基づいて、自車両91が進入待機状態にあると判断する。制御部は、進入待機時間、および、進入待機状態の開始後の通過車両95の数をカウントする。
実施例2においては、優先道路R2は片側一車線かつ対面通行の道路であり、かつ、自車両91が右折しようとしているため、通過車両95の数として、自車両91に対して右側から近づいた右側通過車両95Rの数と、自車両91に対して左側から近づいた左側通過車両95Lの数と、の両方をカウントし、その和を待機データとする。
自車両91の進入待機状態が継続しており、かつ、カウントした通過車両95の数が10台に達するか、または、進入待機時間が30秒に達すると、制御部は表示部10にサインを表示する。
詳しくは、実施例2の車両用走行状態伝達システム1の制御部は、ボンネットの表示部、右側のサイドドアの表示部、および右側前輪のタイヤホイールの表示部に各々サインを表示する(図略)。当該サインは、実施例1の車両用走行状態伝達システム1と同様に、通過車両95の数に基づく数字を含む文字のサインと、顔文字のサインである。なお、当該通過車両95の数は、右側通過車両95Rの数と左側通過車両95Lの数との和である。
これに加えて、実施例2の車両用走行状態伝達システム1では、左側のサイドドアの表示部および左側前輪のタイヤホイールの表示部に、右側のサイドドアの表示部および左側前輪のタイヤホイールの表示部と同様のサインを表示する(図略)。左側のサイドドアの表示部および左側前輪のタイヤホイールの表示部は、左側外部を向き左側走行車両を対象とする左側表示部10Lといい得る。
既述したように、実施例2における優先道路R2は片側一車線かつ対面通行の道路であり、かつ、自車両91が右折しようとしているため、自車両91が優先道路R2に進入するためには、右側走行車両96Rと左側走行車両96Lとの両方に道を譲って貰う必要がある。
実施例2の車両用走行状態伝達システム1では、表示部10として右側表示部10Rおよび左側表示部10Lを有し、当該右側表示部10Rおよび左側表示部10Lの各々にサインを表示する。これにより、実施例2の車両用走行状態伝達システム1によると、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバー、および、左側走行車両96Lのドライバーの両方に、自車両91の待機の程度を効率よく知らしめることが可能である。
実施例2の車両用走行状態伝達システム1では、表示部10として右側表示部10Rおよび左側表示部10Lを有し、当該右側表示部10Rおよび左側表示部10Lの各々にサインを表示する。これにより、実施例2の車両用走行状態伝達システム1によると、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバー、および、左側走行車両96Lのドライバーの両方に、自車両91の待機の程度を効率よく知らしめることが可能である。
優先道路R2を走行する右側走行車両96Rおよび左側走行車両96Lが、表示部10のサインに気づき、自車両91に道を譲ると、自車両91は右側走行車両96Rに車両90の右側部分を向けつつ右折して優先道路R2に進入し、優先道路R2に進入した後には左側走行車両96Lに車両90の後部を向ける。
制御部は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報、および、右折用ウインカーのオフ情報に基づいて、自車両91が優先道路R2に進入したと判断する。そして、実施例1の車両用走行状態伝達システム1と同様に、バックドアの表示部10(図略)およびリヤバンパーの表示部10(図略)にお礼のサインを表示するとともに、図9に示すように右側サイドドアSDの表示部104および右側前輪のタイヤホイールTWの表示部105にもお礼のサインを表示する。
これにより、実施例2の車両用走行状態伝達システム1によると、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーと左側走行車両96Lのドライバーとの両方に謝意を伝達することが可能である。
これにより、実施例2の車両用走行状態伝達システム1によると、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーと左側走行車両96Lのドライバーとの両方に謝意を伝達することが可能である。
お礼のサインは、上記した位置にある表示部10以外にも、種々の位置にある表示部10に表示できる。
例えば、図10に示すように非優先道路R1と優先道路R2との交差点において、非優先道路R1を走行する自車両91が優先道路R2を越えて直進する場合には、自車両91の左前側の表示部106および右後側の表示部107に、お礼のサインを表示するのが良い。こうすることで、優先道路R2を通過する際にも、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーと左側走行車両96Lのドライバーとの両方に十分に視認可能であるように、お礼のサインを表示することが可能である。
例えば、図10に示すように非優先道路R1と優先道路R2との交差点において、非優先道路R1を走行する自車両91が優先道路R2を越えて直進する場合には、自車両91の左前側の表示部106および右後側の表示部107に、お礼のサインを表示するのが良い。こうすることで、優先道路R2を通過する際にも、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーと左側走行車両96Lのドライバーとの両方に十分に視認可能であるように、お礼のサインを表示することが可能である。
(実施例3)
実施例3の車両用走行状態伝達システムは、実施例1の車両用走行状態伝達システムと同様に、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例3の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図11に示す。実施例3の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図12および図13に示す。
実施例3の車両用走行状態伝達システムは、実施例1の車両用走行状態伝達システムと同様に、左側通行の道路を走行することが想定される車両に搭載されるものである。
実施例3の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両の動作を模式的に表す説明図を図11に示す。実施例3の車両用走行状態伝達システムおよび当該車両用走行状態伝達システムを搭載した車両を模式的に表す説明図を図12および図13に示す。
実施例3の車両用走行状態伝達システム1は、実施例1の車両用走行状態伝達システム1および実施例2の車両用走行状態伝達システム1と概略同様の制御部(図略)および表示部10を有する。実施例3の車両用走行状態伝達システム1は、実施例1で説明したように片側二車線の優先道路に向けて自車両91が左折しようとする場合には、実施例1の車両用走行状態伝達システム1と同様に動作する。また、実施例3の車両用走行状態伝達システム1は、実施例2で説明したように片側一車線かつ対面通行の優先道路に向けて自車両91が右折しようとする場合には、実施例2の車両用走行状態伝達システム1と同様に動作する。
以下実施例3においては、図11を基に、幅員減少している道路Rにおいて、第1の車線1Lが当該第1の車線1Lの右側に隣接する第2の車線2Lに合流する場合に、第1の車線1Lを走行している自車両91が第2の車線2Lに合流しようとする場合について説明する。
以下実施例3においては、図11を基に、幅員減少している道路Rにおいて、第1の車線1Lが当該第1の車線1Lの右側に隣接する第2の車線2Lに合流する場合に、第1の車線1Lを走行している自車両91が第2の車線2Lに合流しようとする場合について説明する。
カーナビゲーションシステムによって自車両91が第1の車線1Lから第2の車線2Lに進入することが予測される場合、図11に示すように、自車両91が第1の車線1Lと第2の車線2Lとの合流地点に到達すると、制御部は、カーナビゲーションシステムを経由して取得したGPS情報に基づいて、自車両91が進入待機状態にあると判断する。制御部は、進入待機時間、および、進入待機状態の開始後の通過車両95の数をカウントする。なお、実施例3においては、第2の車線2Lが優先道路に相当し、第1の車線1Lが非優先道路に相当する。
実施例3において、優先道路すなわち第2の車線2Lは非優先道路すなわち第1の車線1Lの右側に位置し、第1の車線1Lから第2の車線2Lに合流するにあたり、自車両91は右折用のウインカーをオンする。第2の車線2Lを走行する車両90は、自車両91に対して右側から近づく右側走行車両96Rといい得る。
このような場合、制御部は、通過車両95の数として、自車両91に対して右側から近づき通過する右側通過車両95Rの数をカウントして、待機データとする。
このような場合、制御部は、通過車両95の数として、自車両91に対して右側から近づき通過する右側通過車両95Rの数をカウントして、待機データとする。
自車両91の進入待機状態が継続しており、かつ、カウントした通過車両95の数が10台に達するか、または、進入待機時間が30秒に達すると、制御部は表示部10にサインを表示する。
詳しくは、実施例3の車両用走行状態伝達システム1の制御部は、バックドアBDの表示部10、右側のサイドドアSDの表示部10、リヤバンパーRBにおける右側の表示部10、および右側後輪のタイヤホイールTWの表示部10に各々サインを表示する(図12、13参照)。当該サインは、進入待機時間に基づく数字を含む文字のサインと、困り顔の顔文字のサインである。
これにより、実施例3の車両用走行状態伝達システム1では、道を譲って貰う対象である右側走行車両96Rのドライバーに、自車両91の待機の程度を効率よく知らしめることが可能である。
第2の車線2Lを走行する右側走行車両96Rが、表示部10のサインに気づき、自車両91に道を譲ると、自車両91は第2の車線2Lに進入し、右側走行車両96Rに車両90の後部を向ける。実施例3の車両用走行状態伝達システム1における制御部は、実施例1同様に、バックドアの表示部にお礼のサインを表示する(図略)。これにより、実施例3の車両用走行状態伝達システムでは、自車両91に道を譲った右側走行車両96Rのドライバーに対して謝意を伝達する。
(変形例)
本発明の車両用走行状態伝達システムにおいて、制御部は、自車両が進入対状態にある時に待機データに基づくサインを表示部に表示するだけでなく、当該表示部に各種のその他のサインを表示し得る。
以下の変形例では、当該その他のサインについて説明する。
なお、変形例においても車両は左側通行の道路を走行するものとする。
本発明の車両用走行状態伝達システムにおいて、制御部は、自車両が進入対状態にある時に待機データに基づくサインを表示部に表示するだけでなく、当該表示部に各種のその他のサインを表示し得る。
以下の変形例では、当該その他のサインについて説明する。
なお、変形例においても車両は左側通行の道路を走行するものとする。
先ず、図14に示すように自車両91が道路の路肩や最も左側に位置する車線等に停車または駐車している場合、自車両91に後続する他の車両94からは、当該自車両91が発進した後に直進したいのか、それとも右側の車線に車線変更したいのかが分からない。本発明の車両用走行状態伝達システムでは、このような場合に、後続車94と自車両91との接触を避けるために、自車両91の発進後の進行方向を表すサインを自車両91の後部にある表示部10に表示することができる(図15参照)。表示部10に表示するサインとしては、「直進します」、「車線変更します」等の文字や矢印が好適である。
また、図16、図17に示すように、自車両91が優先道路R2を走行し、かつ、非優先道路R1を通行している他車両96が優先道路R2への進入を待機している進入待機状態である場合、本発明の車両用走行状態伝達システム1では、当該他車両90に道を譲る意思を表すサインを自車両91にある表示部10に表示することができる。
この場合、例えば、図16に示すように、優先道路R2が非優先道路R1に対して略並行でありかつ右側に位置する場合には、左側表示部10Lに上記のサインを表示するのが好適である。
また、例えば、図17に示すように、優先道路R2と交差する非優先道路R1にある他車両97が、左折して優先道路R2に進入しようとしている場合には、自車両91の前側にある前側表示部10Fに、上記のサインを表示するのが好適である。
当該サインとしては、「どうぞお入り下さい」、「Here You Go」等の文字が好適である。
また、例えば、図17に示すように、優先道路R2と交差する非優先道路R1にある他車両97が、左折して優先道路R2に進入しようとしている場合には、自車両91の前側にある前側表示部10Fに、上記のサインを表示するのが好適である。
当該サインとしては、「どうぞお入り下さい」、「Here You Go」等の文字が好適である。
さらに、図18に示すように、駐車場に駐車している自車両91が発車する場合、他車両98からは、自車両91がどのような方向に進行するのかが分からない。本発明の車両用走行状態伝達システム1では、例えば、自車両91がバックする場合、如何なる方向にバックするのか、および、どこで切り返すのかを表すサインを、表示部10に表示するのが好適である。例えば、図19に示すように、自車両91の側方にある側方表示部10Sに、自車両91がバックする方向、および切り返す位置を意味する図形を表示すれば、自車両91の進行方向等を他車両90のドライバーに伝達することが可能である。これにより、駐車場における自車両91と他車両98との接触等を回避することが可能である。
上記の各実施例および変形例においては、自車両の表示部にサインを表示するタイミングは、GPS情報等を基に自動的に決定した。しかし本発明の車両用走行状態伝達システムにおいては、例えば、運転席の近傍にスイッチを設けて、ドライバーが適宜適切なタイミングでサインを表示しても良い。勿論、当該スイッチは上記の各実施例および比較例の車両用走行状態伝達システムに併用しても良い。
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態を含む本明細書に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
1:車両用走行状態伝達システム
10:表示部 20:制御部
R2:優先道路 R1:非優先道路
10L:左側表示部 10R:右側表示部
90:車両 91:自車両
95:通過車両
95L:左側通過車両 95R:右側通過車両
10:表示部 20:制御部
R2:優先道路 R1:非優先道路
10L:左側表示部 10R:右側表示部
90:車両 91:自車両
95:通過車両
95L:左側通過車両 95R:右側通過車両
Claims (3)
- 車両の外部を向く表示部と、前記表示部に電気的に接続されている制御部とを具備し、
前記制御部は、
自車両が優先道路に進入しようとする進入待機状態にある時に、
前記進入待機状態の開始後に前記優先道路において前記自車両に接近しかつ離れた通過車両の数、および/または、前記進入待機状態の開始後の経過時間をカウントして、待機データを取得するとともに、前記待機データに基づいて前記表示部にサインを表示する、車両用走行状態伝達システム。 - 前記表示部は、左側外部を向く左側表示部と、右側外部を向く右側表示部とを具備し、
前記制御部は、
前記自車両に対して左側から近づく左側通過車両の数と、前記自車両に対して右側から近づく右側通過車両の数と、の和をカウントして取得された前記待機データに基づき、前記左側表示部と前記右側表示部との両方に前記サインを表示する、請求項1に記載の車両用走行状態伝達システム。 - 前記優先道路に進入した後、前記表示部にお礼のサインを表示する、請求項1または請求項2に記載の車両用走行状態伝達システム。
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JP2020155009A JP2022048929A (ja) | 2020-09-15 | 2020-09-15 | 車両用走行状態伝達システム |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6382645U (ja) * | 1986-11-20 | 1988-05-31 | ||
JP2019137210A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 株式会社小糸製作所 | 車両用照明システム及び車両 |
JP2020101962A (ja) * | 2018-12-21 | 2020-07-02 | 住友電気工業株式会社 | 関係情報作成装置、交通制御システム、関係情報作成方法およびコンピュータプログラム |
-
2020
- 2020-09-15 JP JP2020155009A patent/JP2022048929A/ja active Pending
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