JP2022047772A - 多層シート及びそれを用いたプレススルーパック - Google Patents

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Abstract

【課題】酸素バリア性及び防湿性を有する多層シートであって、成形性に富み、そのガスバリア性の機能を維持することができる多層シート、およびそれを用いたPTPを提供する。【解決手段】第1のポリオレフィン系シーラント層1と第1の水蒸気バリア性接着剤層2と酸素ガスバリア性基材3と第2の水蒸気バリア性接着剤層4と第2のポリオレフィン系シーラント層5とがこの順に積層された多層シートであって、酸素ガスバリア性基材がポリグリコール酸樹脂からなり、第1、第2の水蒸気バリア性接着剤が、ポリエポキシ樹脂とポリアミン樹脂との反応物であり、酸素バリア性基材の厚みが5μm以上60μm以下であり、水蒸気バリア性接着剤層の厚みが1.0μm以上3.8μm以下であり、第1、前記第2のポリオレフィン系シーラント層それぞれの厚みが30μm以上400μm以下であることを特徴とする多層シート。【選択図】図1

Description

本発明は、包装用の多層シート及びそれを用いたプレススルーパック(以下、PTPという)に関する。
PTPは、プラスチックフィルムあるいはシートからなるPTP底材を、熱間真空成形、熱間圧空成形あるいは熱間真空圧空成形等により、内容物大の形状に収納部又は小容器を作り、食品、医薬錠剤、ガラスアンプルなどを充填し、開口部を別のフレキシブルあるいは薄いリジッドプラスチックシート、アルミニウム箔にて覆い封止する。
一方、錠剤、トローチ剤、カプセル剤等の医薬品製剤は吸湿性が一般に高いために、PTP底材には水蒸気バリア性の高い透明な成形用基材シートが要望されている。さらに近年では、内容物の薬剤が高度化され、PTP包材に酸素バリア性などの付加的な機能が求められるようになってきている。
PTP用途に使用可能な酸素透過性、水蒸気透過性即ちガスバリア性及び防湿性を備えるポリマーフィルムとして、例えば、特許文献1、2、3に記載された樹脂多層シートがある。
国際公開2008/156039号 特開2014-68770号公報 特開2019-150987号公報
しかしながら、これら提案のプレススルーパック形成用樹脂シートの酸素バリア性、防湿性は、十分とは言えない。すなわち、例えば、特許文献1に記載の積層フィルムは、酸素透過度が15ml/m・day・atm以下、水蒸気透過度が、1.0g/m・day・atm以下である。特許文献2に記載の包装用シートは、酸素バリア層に加え、酸素吸収層と防湿層とを設け、酸素透過度は2.0ml/m2・day・atm以下、水蒸気透過度が100g/m・day以下である。特許文献3に記載の積層体は、水蒸気バリア層として、ポリ塩化ビニル、アルミ蒸着PETフィルム、シリカ蒸着PETフィルムを挙げているが、PTPの収納部の成型時に収納部深さ不足、バリア層のクラックの発生による著しいバリア性機能低下が懸念される。
本発明が解決しようとする課題は、酸素バリア性及び防湿性を有する多層シートであって、成形性に富み、そのガスバリア性の機能を維持することができる多層シート、およびそれを用いたPTPを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る発明は、第1のポリオレフィン系シーラント層と第1の水蒸気バリア性接着剤層と酸素ガスバリア性基材と第2の水蒸気バリア性接着剤層と第2のポリオレフィン系シーラント層とがこの順に積層された多層シートであって、前記酸素ガスバリア性基材がポリグリコール酸樹脂からなり、前記第1の水蒸気バリア性接着剤と前記第2の水蒸気バリア性接着剤とが、ポリエポキシ樹脂とポリアミ
ン樹脂との反応物であり、前記酸素バリア性基材の厚みが5μm以上60μm以下であり、前記水蒸気バリア性接着剤層の厚みが1.0μm以上3.8μm以下であり、前記第1のポリオレフィン系シーラント層と前記第2のポリオレフィン系シーラント層それぞれの厚みが30μm以上400μm以下であることを特徴とする多層シートである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記ポリグリコール酸樹脂の重量平均分子量(Mw)が、50,000以上800,000以下であることを特徴とする請求項1に記載の多層シートである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、請求項1から2のいずれか1項に記載の多層シートを用いたプレススルーパックである。
酸素ガスバリア性及び防湿性を有する多層シートであって、成形性に富み、そのバリア性の機能を維持することができる多層シートおよびそれを用いたPTP包装を提供することができる。
本発明の実施形態に係る多層シートの構成の一例を示した断面模式図である。 本発明の実施形態に係る多層シートを用いPTPの構成の一例を示した断面模式図である。
以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る多層シートの構成の一例を示した断面模式図である。
[多層シートの構成]
本実施形態に係る多層シート10は、第1のポリオレフィン基材1と第1の水蒸気バリア性接着剤層2と酸素ガスバリア性基材3と第2の水蒸気バリア性接着剤層4と第2のポリオレフィン基材5とがこの順に積層された多層シートである。
(酸素ガスバリア性基材)
酸素ガスバリア性基材3は、本実施形態に係る多層シート10に、酸素ガスバリア性を付与するとともに包装体としての強度を付与する基材である。酸素ガスバリア性と基材としての強度を有するものとして、ポリグリコール酸(PGA)樹脂を95質量%以上100質量%以下の範囲内で含んだ基材を用いることができる。
酸素ガスバリア性基材3に含まれるポリグリコール酸樹脂の割合が、前記範囲であれば、本発明からなる多層シートをPTP包材として使用する上で十分な酸素ガスバリア性を付与することが可能となる。特に、ポリグリコール酸樹脂100%で酸素ガスバリア性基材を構成した場合、酸素透過度が0.2~0.7ml/m・day・atm程度と高い酸素ガスバリア性が得られ、好ましい。
酸素ガスバリア性基材3に含まれるポリグリコール酸樹脂の重量平均分子量(Mw)は、50,000以上800,000以下の範囲内が好ましく、100,000以上500,000以下の範囲内がより好ましい。ポリグリコール酸樹脂の重量平均分子量(Mw)が上記数値範囲であれば、十分なガスバリア性を付与することが可能となる。なお、本実施形態におけるポリグリコール酸樹脂の重量平均分子量(Mw)は、ヘキサフルオロイソプロパノール溶媒を使用するGPC測定を用いて測定した値である。分子量が増大すると、分子が集合した際(自由体積)が小さくなり、分子間凝集力が強くなる。分子間の相互作用が強くなり、分子の動き易さが低下し、気体分子が流入する際に、分子鎖を押し広げ難くするため、バリア性が向上する。
酸素ガスバリア性基材3の厚みは、製膜性やPTPの錠剤等を入れるポケット部分の成形性の観点から、5μm以上60μm以下の範囲内が好ましく、10μm以上40μm以下の範囲内がより好ましい。酸素ガスバリア性基材3の厚みが上記数値範囲であれば、多層シート10を用いて加工されたPTP等に、使用する上で十分なガスバリア性、透明性を付与することが可能となるとともに、均一な製膜が容易になる。また、酸素ガスバリア性基材3の厚みが3μmより薄くなると、均一な製膜が難しくなる。一方、バリア層1の厚みが60μmより厚くなると、透明性が失われてしまう。
また、酸素ガスバリア性基材3は、ポリグリコール酸樹脂以外に、例えば、用途に応じ、改質剤や加工助剤、樹脂用着色剤マスターバッチ等の添加剤を含んでいてもよい。酸素ガスバリア性基材3がこれらの樹脂を含んでいれば、加工適性の改善および各種機能付与ができる。
(水蒸気バリア接着剤層)
本発明に係る第1の水蒸気バリア性接着剤層2および第2の水蒸気バリア性接着剤層4は、同一の材料でもよく、異なる材料であってもよい。第1の水蒸気バリア接着剤層2及び第2の水蒸気バリア接着剤層4は、水蒸気バリア性接着剤として、例えば、エポキシ系接着剤を少なくとも含んだ層である。より具体的には、ポリエポキシ樹脂とポリアミン樹脂との重合反応物を含んだ層である。たとえば、ガスバリア性接着剤マクシーブ(三菱ガス化学社製)を用いることができる。
第1の水蒸気バリア接着剤層2及び第2の水蒸気バリア接着剤層4の層厚は、1.0μm以上3.8μm以下が好ましい。第1の水蒸気バリア接着剤層2及び第2の水蒸気バリア接着剤層4層厚が前記数値範囲内であれば、確実に接着することができ、水蒸気透過度が0.19~0.4g/m・day・atm程度と防湿性も高くなる。
(ポリオレフィン系シーラント層)
本発明に係る第1のポリオレフィン系シーラント1と第2のポリオレフィン系シーラント層5とは、同一の材質であっても異なる材質であってもよい。
第1のポリオレフィン系シーラント層1と第2のポリオレフィン系シーラント層5とは、ポリプロピレン(PP)樹脂、低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂、及び直鎖低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)を主とする樹脂から選択される少なくとも一種を含み、50質量%以上100質量%以下の範囲内で含んだ層であることが好ましい。第1のポリオレフィン系シーラント層1と第2のポリオレフィン系シーラント層5とに含まれる前記樹脂の割合が前記数値範囲内であれば、第1のポリオレフィン系シーラント層1と第2のポリオレフィン系シーラント層5とを備えた多層シート10を用いて加工されたPTP等に、使用する上で十分な耐衝撃性を付与することが可能となる。
また、第1のポリオレフィン系シーラント層1と第2のポリオレフィン系シーラント層5とは、JIS-K7129に準拠した試験方法によって測定した水蒸気透過度が0g/m・day以上1.0g/m・day以下の範囲内であることが好ましい。第1及び第2のポリオレフィン系シーラント層1、5の水蒸気透過度が前記数値範囲内であれば、多層シート10の保管時や多層シート10を用いて加工されたPTP等の使用時に、酸素ガスバリア性基材3に含まれるポリグリコール酸樹脂が第1のポリオレフィン系シーラント層1および第2のポリオレフィン系シーラント層5を透過した水蒸気によって加水分解さ
れることを低減することができる。このため、酸素ガスバリア性基材3に付与されたガスバリア性を維持することができる。
また、第1のポリオレフィン系シーラント層1と第2のポリオレフィン系シーラント層5の厚みは、それぞれ30μm以上400μm以下の範囲内であることが好ましい。第1および第2のシーラント層の厚みが前記範囲内であれば、本発明からなる多層シートを用いたPTP等に、使用する上で十分な耐衝撃性(ブリスターパックがつぶれず、中身を守る事が可能な厚みを持ち、強靭性を持つ)を付与することが可能となる。
また、上述した酸素ガスバリア性基材の厚みと、第1および第2のシーラント層のそれぞれの厚みとの比率(酸素ガスバリア性基材の厚み:第1(第2)のポリオレフィン系シーラント層1(5)の厚み)は、1:2~1:10の範囲内であることが好ましい。上記範囲内であれば、本発明からなる多層シートを用いて加工されたPTP等に、使用する上で十分な0.2~1.0ml/m・day・atmの酸素ガスバリア性と0.1~0.2g/m・dayの防湿性を付与することが可能となる。
以上のように、本実施形態に係る多層シート10は、第1及び第2のポリオレフィン系シーラント層1、5に、PP樹脂、LDPE樹脂、LLDPE樹脂等を含んでいるため、高い耐衝撃性、低い水蒸気透過性を有する。このため、多層シート10は、食品用パッケージ、電化製品及び化粧品等日用品のブリスターパックやPTP等の各用途に広く使用可能である。
[多層シートの性能]
本発明からなる多層シート10は、JIS-K7126に準拠した試験方法によって測定した酸素透過度が3.0ml/m・day・atm以下の範囲内であることが好ましい。さらに、JIS-K2129に準拠した試験方法によって測定した水蒸気透過度が0.5g/m・day・atm以下の範囲内であることが好ましい。多層シート10であれば、多層シート10を用いて加工されたPTP等に、使用する上で十分なガスバリア性と十分な防湿性を共に付与することが可能となる。
また、本実施形態では、第1の外側層3と第2の外側層5の両方を備えた多層シート10について説明したが、本発明に係る多層シートはこれに限定されるものではない。例えば、第1の外側層3または第2の外側層5の少なくとも一方を備えた多層シートであれば、本願の課題を解決し得る。
[多層シートの用途]
本実施形態に係る多層シート10は、医薬品、化粧品、電化製品、日用品等の包装分野で、とりわけ固形剤を包装するに際してはPTP包装に適用することができる。
多層シートからPTP包装を形成するには公知の方法を用いることができ、多層シートに接触加熱版を用いてブリスターパックを形成した際にポケットとなる部分を加熱する。次いで、成形金型内で加熱された多層シートをプラグを用いて、プラグアシスト圧空成形を行い、ポケットを形成することで、蓋材と合わせて、PTP包装とすることができる。
[多層シートの製造方法]
以下、本実施形態に係る多層シート10の製造方法の一例について、簡単に説明する。本実施形態に係る酸素ガスバリア性基材3は、ポリグリコール酸樹脂を通常の押出装置において溶融押出成形することで、フィルム形状として製造することができる。本実施形態に係る第1および第2のポリオレフィン系シーラント層は、所定のポリオレフィン樹脂を押出装置による溶融押出成形によってフィルムを作製することができる。このポリオレフ
ィン系シーラントフィルムと前記ポリグリコール酸樹脂からなる酸素バリア性基材とを水蒸気バリア性接着剤によってラミネートすることができる。あるいは、所定のポリオレフィン樹脂を前記ポリグリコール酸樹脂からなる酸素バリア性基材に水蒸気バリア性接着剤をアンカーコート剤として押出ラミネートして積層すればよい。ポリオレフィン系シーラント層を前記ポリグリコール酸からなる酸素バリア性基材の両面に順次ラミネートすることで、本発明からなる多層シートを製造することができる。ポリグリコール酸樹脂、ポリオレフィンからなるフィルムは、必要に応じてコロナ処理、オゾン処理、大気圧プラズマ処理などによる表面処理を行ってもよい。
[PTP包装の構成]
図2は、本発明の実施形態に係るPTP多層シートの構成の一例を示した断面模式図である。PTP包装は、錠剤、カプセル等を収納する収納部8を形成する底材7と封止するための封止部材6とからなる。本発明からなる多層シートは、PTP包装の底材7、封止部材6のそれぞれとして使用することができるが、図2は、両者を本発明からなる多層シートとして示している。
本発明からなる多層シートをPTP包装の底材として用いる場合、封止部材としては、特に限定されないが、例えばヒートシールコーティング剤をコーティングしたアルミニウム箔等の金属箔や金属酸化物を蒸着した2軸延伸したポリエチレンテレフタレートフィルム(VM-PETフィルム)を用いることができる。また、本発明の薬剤包装用シートを用いてもよい。PTPの収納部には、薬剤などの内容物が収容される。収納部に内容物が収容された後、封止部材がPTPにシールされ、収納部に封止される。
また、本発明からなる多層シートをPTP包装の封止部材として用いる場合、収納部材としては、特に限定されないが、例えば、スミライトCEL-R111BやCEL-R161A(住友ベークライト社製)などを用いることができる。また、アルミ箔が積層された多層シートなどを用いても良い。また、本発明の薬剤包装用シート用いても良い。
PTP包装のポケットにあたる収納部の深さは、3mm以上、3.5mm以上、4.0mm以上、4.5mm以上、5.0mm以上または5.5mm以上あってもよく10mm以下、9.5mm以下、9.0mm以下、8.5mm以下、8.0mm以下、7.5mm以下、7.0mm以下であってもよい。
以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、実施例により何ら限定されるものではない。
(実施例1)
酸素ガスバリア性基材を構成するポリグリコール酸樹脂(Kuredux100R35;ポリグリコール酸樹脂95質量%以上、重量平均分子量(Mw)200,000~250,000)を溶融押出製膜により厚さ20μmの基材を作製した。また、ポリオレフィンとしてポリプロピレン(日本ポリプロ社製ノバテックTMPP MA3H)を用いて同様に厚さ30μmのポリプロピレンシーラントフィルムを得た。次いで、水蒸気バリア性接着剤として三菱ガス化学社製マクシーブ(主剤M-100、硬化剤C-93)を用い、前記ポリグリコール酸樹脂基材の両面に前記ポリプロピレンシーラントフィルムを順次ドライラミネートして、多層シートを得た。水蒸気バリア性接着剤の厚みは2μmとした。
(実施例2~15)(比較例1~4)
酸素ガスバリア性基材の厚み、水蒸気バリア性接着剤層の厚み、ポリオレフィン系シーラント層の材料、厚みを表1のとおりとして、実施例1と同様に実施例2~15および比
較例1~4を作製した。なお、ポリオレフィンの材料詳細は以下の通りである。
PP:ノバテックPP 密度:0.9g/cm MFR:9.5g/10min
LDPE:サンテックL1850K 密度:0.918g/cm MFR:6.8g/10min
LLDPE:ニポロンZF260 密度:0.936g/cm MFR:2.0g/10min
(評価)
≪酸素透過度≫
PTPフィルムの酸素透過度は、特許文献1と同様にJIS K7126Bの試験方法に準処し、酸素透過試験機(モコン社製 OX-TRAN 2/20)を用いて、試験温度40℃、試験湿度は透過前(酸素側)75%RH、透過後(窒素側)0%RH,透過面積を50cm、試験ガスは酸素100%として実施した。
1.0ml/m・day・atm以下であることがより好ましい
≪防湿性(水蒸気透過度)≫
PTPフィルムの水蒸気透過度は、特許文献2と同様にJIS K7129に基づいて測定した。
0.5g/m・day以下であることがより好ましい。
Figure 2022047772000002
1・・・第1のポリオレフィン系シーラント層
2・・・第1の水蒸気バリア性接着剤層
3・・・酸素ガスバリア性基材
4・・・第2の水蒸気バリア性接着剤層
5・・・第2のポリオレフィン系シーラント層
6・・・封止部材
7・・・底材
8・・・収納部
10・・多層シート

Claims (3)

  1. 第1のポリオレフィン系シーラント層と第1の水蒸気バリア性接着剤層と酸素ガスバリア性基材と第2の水蒸気バリア性接着剤層と第2のポリオレフィン系シーラント層とがこの順に積層された多層シートであって、前記酸素ガスバリア性基材がポリグリコール酸樹脂からなり、前記第1の水蒸気バリア性接着剤と前記第2の水蒸気バリア性接着剤とが、ポリエポキシ樹脂とポリアミン樹脂との反応物であり、前記酸素バリア性基材の厚みが5μm以上60μm以下であり、前記水蒸気バリア性接着剤層の厚みが1.0μm以上3.8μm以下であり、前記第1のポリオレフィン系シーラント層と前記第2のポリオレフィン系シーラント層それぞれの厚みが30μm以上400μm以下であることを特徴とする多層シート。
  2. 前記ポリグリコール酸樹脂の重量平均分子量(Mw)が、50,000以上800,000以下であることを特徴とする請求項1に記載の多層シート。
  3. 請求項1から2のいずれか1項に記載の多層シートを用いたプレススルーパック。
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