JP2022042483A - アクリル酸エステル化合物の精製方法 - Google Patents

アクリル酸エステル化合物の精製方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アクリル酸エステル化合物の精製方法等を提供する。【解決手段】式(1):TIFF2022042483000007.tif35161[式中、R1及びR2は、アルキル基、フルオロアルキル基、アリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、R3は、アルキル基、フルオロアルキル基、又はアリール基であり、Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]で表される化合物の精製方法であって、(a)前記式(1)で表される化合物、(b)アルコール、及び(c)塩を含有する組成物Aを蒸留して前記式(1)で表される化合物を含有する凝集液を得る工程Aを含む、精製方法である。【選択図】なし

Description

本開示は、アクリル酸エステル化合物の精製方法等に関する。
特許文献1には、混合物からメタノールの分離方法が記載されている。
特開昭62-132925号公報
本開示は、アクリル酸エステル化合物の精製方法等を提供することを課題とする。
項1.
式(1):
Figure 2022042483000001
[式中、
及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
で表される化合物の精製方法であって、
(a)前記式(1)で表される化合物、
(b)アルコール、及び
(c)塩
を含有する組成物Aを蒸留して前記式(1)で表される化合物を含有する凝集液を得る工程A
を含む、精製方法。
項2.
前記組成物Aが更に水を含有する、項1に記載の製造方法。
項3.
前記組成物Aが均一物である、項1又は2に記載の製造方法。
項4.
前記塩(c)が、無機塩、及び有機塩から選択される一種以上である、項1~3のいずれか一項に記載の方法。
項5.
前記塩(c)に対する前記アルコール(b)の量比[アルコール(b)/塩(c)]が、0.01mol/mol以上である、項1~4のいずれか一項に記載の方法。
項6.
前記塩(c)が、0.5mol/mol以上の量比のアルコール(b)で溶媒和されている、項1~5のいずれか一項に記載の方法。
項7.
前記塩(c)のカチオンが、
金属カチオン、
NR (式中、Rは、各出現において同一又は異なって、H又は有機基であり、いずれか2つが互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)、
置換基を有していてもよいイミダゾリウム、
置換基を有していてもよいピリジニウム、及び
置換基を有していてもよいホスホニウム
から選択される一種以上である、項1~6のいずれか一項に記載の方法。
項8.
前記塩(c)のカチオンが、1価の金属カチオン、2価の金属カチオン、及び3価の金属カチオンから選択される一種以上である、項1~7のいずれか一項に記載の方法。
項9.
前記塩(c)のアニオンが、炭酸イオン、炭酸水素イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、ハロゲンイオン、及び硝酸イオンから選択される一種以上である、項1~8のいずれか一項に記載の方法。
項10.
前記塩(c)が、LiBr、LiI、MgBr、MgI、ZnCl、ZnBr、AlCl、CaCl、MgCl、LiCl、NaCl、及びNaIから選択される一種以上である、項1~9のいずれか一項に記載の方法。
項11.
前記塩(c)が、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上である、項1~9のいずれか一項に記載の方法。
項12.
前記組成物A中の前記塩(c)の濃度が、その飽和濃度に対して50%以上である、項1~11のいずれか一項に記載の方法。
項13.
前記組成物A中の前記塩(c)の濃度が、10wt%以上である、項1~12のいずれか一項に記載の方法。
項14.
前記アルコール(b)が、炭素数1~5の直鎖又は分岐鎖状アルコールである、項1~13のいずれか一項に記載の方法。
項15.
前記アルコール(b)が、式:
-OH (2)
[式中、Rは、アルキル基、又はフルオロアルキル基である。]
で表されるアルコールである、項1~14のいずれか一項に記載の方法。
項16.
前記組成物Aを直接蒸留する、項1~15のいずれか一項に記載の製造方法。
項17.
前記蒸留が、0~100kPaの範囲内の圧力条件での蒸留である、項1~16のいずれか一項に記載の方法。
項18.
前記蒸留が、10~100℃の範囲内の温度条件での蒸留である、項1~17のいずれか一項に記載の方法。
項19.
が、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である、項1~18のいずれか一項に記載の方法。
項20.
が、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である、項1~19のいずれか一項に記載の方法。
項21.
が、アルキル基である、項1~20のいずれか一項に記載の方法。
項22.
が、C1-4アルキル基である、項1~21のいずれか一項に記載の方法。
項23.
Xが、フッ素原子、又は塩素原子である、項1~22のいずれか一項に記載の方法。
項24.
前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、アルカリ金属化合物若しくはアルカリ土類金属化合物又はその両方を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
項25.
前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、塩化リチウム、臭化リチウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムから選択される1種以上を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
項26.
前記工程Aで得た前記凝集液を、塩化カルシウムを含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、項1~23のいずれか一項に記載の方法。
項27.
前記工程Aで前記凝集液を得た後の残留物分を、蒸留することにより、アルコール及び塩をそれぞれ回収する工程Cを更に含む、項1~26のいずれか一項に記載の方法。
項28.
(a)式(1):
Figure 2022042483000002
[式中、
及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
で表される化合物、
(b)アルコール、及び
(c)塩
を含有する組成物。
項29.
更に重合禁止剤を含有する、項28に記載の組成物。
項30.
更に水を含有する、項28又は29に記載の組成物。
項31.
前記化合物(a)、及び
前記アルコール(b)
からなる組成物と
の比較において、前記アルコール(b)の気化性が抑制されている、項28~30のいずれか一項に記載の組成物。
本開示によれば、アクリル酸エステル化合物の精製方法等が提供される。
本開示の前記概要は、本開示の各々の開示された実施形態又は全ての実装を記述することを意図するものではない。
本開示の後記説明は、実例の実施形態をより具体的に例示する。
本開示のいくつかの箇所では、例示を通してガイダンスが提供され、及びこの例示は、様々な組み合わせにおいて使用できる。
それぞれの場合において、例示の群は、非排他的な、及び代表的な群として機能できる。
本明細書で引用した全ての刊行物、特許及び特許出願はそのまま引用により本明細書に組み入れられる。
用語
本明細書中の記号及び略号は、特に限定のない限り、本明細書の文脈に沿い、本開示が属する技術分野において通常用いられる意味に理解できる。
本明細書中、語句「含有する」は、語句「から本質的になる」、及び語句「からなる」を包含することを意図して用いられる。
特に限定されない限り、本明細書中に記載されている工程、処理、又は操作は、室温で実施され得る。
本明細書中、室温は、10~40℃の範囲内の温度を意味することができる。
本明細書中、表記「Cn-m」(ここで、n、及びmは、それぞれ、数である。)は、当業者が通常理解する通り、炭素数がn以上、且つm以下であることを表す。
本明細書中、「ハロゲン原子」としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子等が挙げられる。
本明細書中、「アルキル基」は、直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルキル基であることができる。
本明細書中、「アルキル基」は、例えば、C1-20アルキル基、C1-12アルキル基、C1-6アルキル基、C1-4アルキル基、又はC1-3アルキル基であることができる。
本明細書中、「アルキル基」としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基(n-プロピル基、イソプロピル基)、ブチル基(n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基)、ペンチル基、及びヘキシル基等の、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基が挙げられる。
本明細書中、「アルキル基」としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、及びシクロヘキシル基等の、環状のアルキル基又はシクロアルキル基(例:C3-8シクロアルキル基)が挙げられる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、少なくとも1個の水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基である。
本明細書中、「フルオロアルキル基」が有するフッ素原子の数は、1個以上(例:1~3個、1~6個、1~12個、又は1個から置換可能な最大数)であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、例えば、C1-20フルオロアルキル基、C1-12フルオロアルキル基、C1-6フルオロアルキル基、C1-4フルオロアルキル基、又はC1-3フルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、直鎖状又は分枝鎖状のフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、パーフルオロアルキル基又は非パーフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」としては、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、テトラフルオロプロピル基(例:HCFCFCH-)、ヘキサフルオロプロピル基(例:(CF)CH-)、ノナフルオロブチル基、オクタフルオロペンチル基(例:HCFCFCFCFCH-)、及びトリデカフルオロヘキシル基等が挙げられる。
本明細書中、「アリール基」は、例えば、単環性、2環性、3環性、又は4環性であることができる。
本明細書中、「アリール基」は、例えば、C6-18アリール基、C6-16アリール基、C6-14アリール基、又はC6-12アリール基であることができる。
本明細書中、「アリール基」としては、例えば、フェニル基、1-ナフチル基、2-ナフチル基、2-ビフェニル基、3-ビフェニル基、4-ビフェニル基、及び2-アンスリル基が挙げられる。
本明細書中、「アリール基」の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、シアノ基、アミノ基、アルコキシ基、アルキルチオ基が挙げられる。なお、2個以上の置換基は、互いに同一であってもよく、異なっていてもよい。
本明細書中、「アルコキシ基」は、アルキル基に酸素原子が結合した基(アルキル-O-)であることができる。
本明細書中、「アルコキシ基」は、直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基であることができる。
本明細書中、「アルコキシ基」としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基(n-プロポキシ基、イソプロポキシ基)、ブトキシ基(n-ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基)、ペンチルオキシ基、及びヘキシルオキシ基等の、直鎖状又は分岐鎖状のC1-20アルコキシ基が挙げられる。
本明細書中、「アルキルチオ基」は、アルキル基に硫黄原子が結合した基(アルキル-S-)であることができる。
本明細書中、「アルキルチオ基」は、直鎖状又は分岐鎖状のアルキルチオ基であることができる。
本明細書中、「アルキルチオ基」としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基(n-プロピルチオ基、イソプロピルチオ基)、ブチルチオ基(n-ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec-ブチルチオ基、tert-ブチルチオ基)、ペンチルチオ基、及びヘキシルチオ基等の、直鎖状又は分岐鎖状のC1-20アルキルチオ基が挙げられる。
アリール基の置換基の数は、例えば、1個以上(例:1~3個、1~5個、又は1個から置換可能な最大数)であることができる。
精製方法
本開示の一実施態様の精製方法は、
式(1):
Figure 2022042483000003
[式中、
及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
で表される化合物[本明細書中、化合物(1)と称する場合がある。]の精製方法であって、
(a)前記式(1)で表される化合物、
(b)アルコール、及び
(c)塩
を含有する組成物Aを蒸留して前記式(1)で表される化合物を含有する凝集液を得る工程A
を含む。
工程A
組成物A
組成物Aは、蒸留に付す対象であって、
(a)前記式(1)で表される化合物、
(b)アルコール、及び
(c)塩
を含有する。
好ましくは、前記組成物Aが、更に水を含有する。
組成物A中の当該水の量の下限は、
好ましくは0.0001質量%、
より好ましくは0.001質量%、及び
更に好ましくは0.01質量%である。
組成物A中の当該水の量の上限は、
好ましくは80質量%、及び
より好ましくは70質量%である。
前記組成物Aが水を含有する場合、これにより、例えば、以下の利点が得られ得る。
(1)前記組成物Aが、固体又は半固体(スラリー)である場合、不都合に、塊状物が生じやすく、及び均一な撹拌が困難になるが、前記組成物Aが、水を含有する場合、好適に、攪拌が容易になり、及び均一化(又は液状化)することが容易になる。
(2)前記(1)における液状化により、加熱又は冷却が容易になり、エネルギー及び時間の節約が可能になる。
(3)前記(1)における液状化により、反応器(例:反応釜)及び配管等の内部表面への付着量を少なくでき、これにより、好適に、移送ロスの抑制、洗浄操作の低減、及び固着によるトラブルの防止が可能になる。
前記組成物AのpHは任意だが、例えば、化合物(1)の耐加水分解性を増大させる点から、中性~酸性域が好ましく、具体的に好ましくはpH7以下である。
前記組成物Aは、溶媒(これは、前記水及び前記アルコール(b)ではない。)を含有してもよい。
当該溶媒の量の下限は、好ましくは0.001質量%、より好ましくは0.01質量%、及び更に好ましくは0.015質量%であり、及び
その上限は、好ましくは80質量%、より好ましくは70質量%、及び更に好ましくは60質量%である。
好ましくは、前記組成物Aの形態は、懸濁液、粘性流動体、半固体、及び固体を包含する。好ましくは、前記組成物Aは、均一物である。
以下、塩(c)、アルコール(b)、及び化合物(1)の順に、説明する。
塩(c)
好ましくは、前記塩(c)が、無機塩、及び有機塩から選択される一種以上である。
塩(c)は、好ましくは無機塩であることができる。
好ましくは、前記塩(c)に対する前記アルコール(b)の量比[アルコール(b)/塩(c)]が、0.01mol/mol以上であり、更に好ましくは、前記塩(c)が、0.01mol/mol以上の量比のアルコール(b)で溶媒和されている。
当該量比[アルコール(b)/塩(c)]は、
より好ましくは0.05mol/mol以上、
更に好ましくは0.1mol/mol以上、及び
より更に好ましくは0.5mol/mol以上である。
当該量比[アルコール(b)/塩(c)]は、
通常50mol/mol以下、
好ましくは45mol/mol以下、及び
より好ましくは40mol/mol以下
である。
前記塩(c)の100質量部に対する前記アルコール(b)の量の下限は、
好ましくは0.3質量部、
より好ましくは1.5質量部、及び
更に好ましくは3.0質量部
であることができる。
前記塩(c)の100質量部に対する前記アルコール(b)の量の上限は、
好ましくは1600質量部、
より好ましくは1400質量部、及び
更に好ましくは1300質量部
であることができる。
前記塩(c)の100質量部に対する前記アルコール(b)の量は、
好ましくは0.3~1600質量部の範囲内、
より好ましくは1.5~1400質量部の範囲内、及び
更に好ましくは3.0~1300質量部の範囲内であることができる。
好ましくは、前記塩(c)のカチオンが、
金属カチオン、
NR (式中、Rは、各出現において同一又は異なって、H又は有機基であり、いずれか2つが互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)
置換基を有していてもよいイミダゾリウム、
置換基を有していてもよいピリジニウム、及び
置換基を有していてもよいホスホニウム
から選択される一種以上である。
塩(c)のカチオンは、例えば、金属カチオン又はアンモニウムカチオンであることができる。
当該金属カチオンとしては、例えば、
1価の金属カチオン(例:Li、Na等のアルカリ金属)、
2価の金属カチオン(例:Ca等のアルカリ土類金属)、及び
3価の金属カチオン(例:Al等の周期表第13族金属)
等が挙げられる。
当該アンモニウムカチオンとしては、例えば、
第4級アンモニウムカチオンが挙げられ、及び
その具体例としては、テトラC1-6アルキルアンモニウムカチオン(例:テトラメチルアンモニウムカチオン、テトラエチルアンモニウムカチオン、テトラプロピルアンモニウムカチオン、テトラブチルアンモニウムカチオン)
が挙げられる。
塩(c)のカチオンは、好ましくは金属カチオンであることができる。
塩(c)のアニオンとしては、例えば、炭酸イオン、炭酸水素イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、ハロゲンイオン(例:臭素イオン、塩素イオン、ヨウ素イオン)、硝酸イオン等が挙げられる。
塩(c)のアニオンは、好ましくは、ハロゲンイオンであることができる。
塩(c)としての無機塩は、好ましくは、アルカリ土類金属又はアルカリ金属或いはその両方を含有する塩である。
塩(c)としての無機塩は、好ましくは、CaCl、MgCl、LiI、LiCl、NaCl、及びNaIから選択される少なくとも一種である。
塩(c)としての有機塩は、好ましくは、プロピオン酸Ca、及びアミノ酸Caから選択される少なくとも一種である。
好ましくは、前記塩(c)のカチオンが、1価の金属カチオン、2価の金属カチオン、及び3価の金属カチオンから選択される一種以上である。
好ましくは、前記塩(c)のアニオンが、炭酸イオン、炭酸水素イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、ハロゲンイオン、及び硝酸イオンから選択される一種以上である。
好ましくは、前記塩(c)が、LiBr、LiI、MgBr、MgI、ZnCl、ZnBr、AlCl、CaCl、MgCl、LiCl、NaCl、及びNaIから選択される一種以上である。
好ましくは、前記塩(c)は、
カルボシキル基を含有する塩、及び
分子量が100以上かつ沸点が150℃以上の塩
から選択される一種以上である。
好ましくは、前記塩(c)が、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上である。
前記組成物A中の前記塩(c)の濃度の下限は、その飽和濃度に対して、
好ましくは5%、
より好ましくは10%、
更に好ましくは15%、及び
より更に好ましくは20%
である。
また、前記組成物A中の前記塩(c)の濃度の下限は、その飽和濃度に対して、
好ましくは25%、
より好ましくは30%、
更に好ましくは35%、
より更に好ましくは40%、
特に好ましくは45%、及び
特により好ましくは50%
である。
前記組成物A中の前記塩(c)の濃度の上限は、その飽和濃度に対して、
好ましくは99.0%、
より好ましくは99.3%、
更に好ましくは99.6%、及び
より更に好ましくは100%
である。
本明細書中、当該飽和濃度は、工程Aの蒸留の実施温度での、水への溶解限界濃度である。
前記組成物A中の前記塩(c)の濃度は、
好ましくは0.001wt%以上、
より好ましくは0.01wt%以上、及び
更に好ましくは0.1wt%以上
である。
また、前記組成物A中の前記塩(c)の濃度は、
好ましくは1wt%以上、
より好ましくは5wt%以上、及び
更に好ましくは10wt%以上
である。
アルコール(b)
好ましくは、前記アルコール(b)が、炭素数1~5の直鎖又は分岐鎖状アルコールである。
好ましくは、前記アルコール(b)が、式:
-OH (2)
[式中、Rは、
アルキル基(好ましくはC1-6アルキル基、より好ましくはC1-4アルキル基、更に好ましくはC1-2アルキル基、特に好ましくはメチル基)、又は
フルオロアルキル基(好ましくはC1-6フルオロアルキル基、より好ましくはC1-4フルオロアルキル基、更に好ましくはC1-2フルオロアルキル基、特に好ましくはフルオロメチル基である。ここで、フルオロアルキル基におけるフルオロ基の数の例は、1個から置換可能な最大個数までの各個数が例示される。)]
で表されるアルコールである。
前記組成物Aは、重合禁止剤を含有してもよい。
当該重合禁止剤の量の下限は、組成物Aの全量に対し、例えば、0.0001wt%、0.0005wt%、0.001wt%、0.005wt%、0.01wt%、0.05wt%、又は0.1wt%であることができる。
当該重合禁止剤の量の上限は、組成物Aの全量に対し、例えば、20wt%、15wt%、10wt%、5wt%、1wt%、0.5wt%、0.1wt%、又は0.05wt%であることができる。
当該重合禁止剤の量は、組成物Aの全量に対し、例えば、
0.0001~20wt%の範囲内、
0.0005~5wt%の範囲内、又は
0.001~0.05wt%の範囲内
であることができる。
当該重合禁止剤としては、例えば、
脂肪族第一級アミン、脂肪族第二級アミン、脂肪族第三級アミン、脂環式第二級アミン、脂環式第三級アミン、芳香族アミン、複素環式アミン、及びポリマー担持アミン化合物(ポリマー型アミン化合物)等のアミン化合物;
アンモニア;
テルペン化合物;
ニトロソ化合物;(tempo, dpphを含む)
並びに
酸素原子及び硫黄原子からなる群より選択される1個以上の原子を有する化合物
等が挙げられる。
脂肪族第一級アミンとしては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、及びエチレンジアミンが挙げられる。
脂肪族第二級アミンとしては、例えば、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、及びジシクロヘキシルアミンが挙げられる。
脂肪族第三級アミンとしては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ(n-ブチル)アミン、及びN,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミンが挙げられる。
脂環式第二級アミンとしては、例えば、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、モルホリンが挙げられる。
脂環式第三級アミンとしては、例えば、N-メチルピペラジン、N-メチルピロリジン、1,5-ジアザビシクロ[4,3,0]-5-ノネン、及び1,4-ジアザビシクロ[2,2,2]オクタンが挙げられる。
芳香族アミンとしては、例えば、アニリン、メチルアニリン、ジメチルアニリン、N,N-ジメチルアニリン、ハロアニリン、及びニトロアニリンが挙げられる。
複素環式アミンとしては、例えば、ピリジン、メラミン、ピリミジン、ピペラジン、キノリン、及びイミダゾールが挙げられる。
ポリマー担持アミン化合物(ポリマー型アミン化合物)としては、例えば、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミン、及びポリビニルピリジンが挙げられる。
テルペン化合物としては、例えば、α-ピネン、カンフェン、α-テルピネン、D-リモネン、γ-テルピネン、p-シメン、及びテルピノーレン等が挙げられる。
酸素原子及び硫黄原子からなる群より選択される1個以上の原子を有する化合物としては、1個以上の芳香性6員炭素環、並びに当該1個以上の芳香性6員炭素環の1個以上の環構成炭素原子に直接結合している酸素原子又は硫黄原子を有する炭素数6~20の化合物が好ましい。その例としては、具体的には、例えば、ヒドロキノン、4-メトキシフェノール、2,5-ジ-tert-ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン(TBH)、p-ベンゾキノン、メチル-p-ベンゾキノン、tert-ブチル-p-ベンゾキノン、2,5-ジフェニル-p-ベンゾキノン、2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT)、フェノチアジン、4-tert―ブチルカテコール、6-tert―ブチルー2,4-キシレノール、カテコール、2,6-ジ-tert-ブチルフェノール、TEMPO、及びDPPH等が挙げられる。
前記組成物Aは、前記化合物(a)、前記アルコール(b)、及び前記塩(c)、並びに所望により水、及び所望により他の成分を混合することによって、調製し得る。当該混合は、公知の方法(例:混合機による混合)を採用して実施できる。
当該混合における添加の順番は、任意である。
具体的に、当該添加の態様の例は、
[態様1]塩(c)[例:塩化カルシウム]の水溶液への、前記化合物(a)及び前記アルコール(b)[例:前記化合物(a)及び前記アルコール(b)の混合溶液]の添加;
[態様2]前記化合物(a)及び前記アルコール(b)への、塩(c)[例:塩化カルシウム]の水溶液の添加;及び
[態様3]前記化合物(a)、前記アルコール(b)、及び塩(c)[例:塩化カルシウム]への、水の添加;及び
[態様4]前記化合物(a)、前記アルコール(b)、及び水への、塩(c)[例:塩化カルシウム]の添加;及び
[態様5]前記化合物(a)及び前記アルコール(b)への、塩(c)[例:塩化カルシウム]の添加;及び
[態様6]前記塩(c)[例:塩化カルシウム]への、前記化合物(a)及び前記アルコール(b)[例:前記化合物(a)及び前記アルコール(b)の混合溶液]の添加
を包含する。
前記所望による水(これは、前記水溶液中の水を包含する。)の量は、好ましくは0.001~80質量%の範囲内、より好ましくは0.01~70質量%の範囲内、及び更に好ましくは0.1~65質量%の範囲内であることができる。
当該調整後、組成物Aは、次に説明する蒸留に付するまで、好適に放置し得る。これにより、前記化合物(a)の回収率を向上させ得る。当該放置の温度は、例えば、室温であることができる。当該放置の時間は、例えば、0.01~3日間であることができる。
蒸留
蒸留方法は、特に限定されない。その例は、直接蒸留法、薄膜法、連続蒸留法、加圧蒸留法、減圧蒸留法、常圧蒸留法、及び圧力スイングを包含する。
好ましくは、前記組成物Aを直接蒸留する。
本開示において、蒸留とは、広く、沸点の違いによる分離を意味する。念のために記載するに過ぎないが、当該沸点は、normal boiling point等に限定して解釈されるものではなく、圧力等の様々な条件によって変動し得る。すなわち、当該沸点は、本開示の技術の目的に照らして、適宜、条件設定により、変更させ得る。
本開示において採用される蒸留装置としては、例えば、蒸留塔、蒸留器、コニカルドライヤ(真空回転乾燥機)、混合乾燥機、及び箱乾燥機等が例示される。
当該装置としては、内容物の状態が均一になりやすい(例えば、内容物の塊が解消される)構成を有するものが好ましい。
具体的には、例えば、
内部に突起物を有するコニカルドライヤー、及び
リボン翼を有する装置
等が好ましい。
また、内容物が液体の場合、当該装置としては、十分攪拌ができるものが好ましい。攪拌が十分である場合、凝縮効果が向上する。
組成物Aが重合禁止剤を含有するときは、窒素、空気、又は酸素を系内に導入してもよい。当該導入は、例えば、バブリングによって実施可能である。
前記蒸留の圧力条件は、例えば、
0kPa以上、
好ましくは0.01kPa以上、及び
より好ましくは0.05kPa以上
であることができる。
前記蒸留の圧力条件は、
好ましくは700kPa以下、
より好ましくは650kPa以下、及び
更に好ましくは600kPa以下
であることができる。
また、前記蒸留の圧力条件は、
好ましくは500kPa以下、
より好ましくは400kPa以下、
更に好ましくは300kPa以下、
より更に好ましくは200kPa以下、及び
特に好ましくは100kPa以下
であることができる。
前記蒸留の圧力条件は、
好ましくは0~700kPaの範囲内、
より好ましくは0.01~650kPaの範囲内、及び
更に好ましくは0.05~600kPaの範囲内
であることができる。
また、前記蒸留の条件は、好ましくは0~100kPaの範囲内であることができる。
前記蒸留の温度条件は、
好ましくは-10℃以上、
より好ましくは-5℃以上、
更に好ましくは1℃以上、
より更に好ましくは5℃以上、及び
特に好ましくは10℃以上、
であることができる。
前記蒸留の温度条件は、
好ましくは150℃以下、
より好ましくは145℃以下、及び
更に好ましくは140℃以下
であることができる。
また、前記蒸留の温度条件は、
好ましくは130℃以下、
より好ましくは120℃以下、
更に好ましくは110℃以下、及び
より更に好ましくは100℃以下
であることができる。
前記蒸留の温度条件は、
好ましくは-10~150℃の範囲内、
より好ましくは-5~145℃の範囲内、及び
更に好ましくは-1~140℃の範囲内
であることができる。
また、前記蒸留の温度条件は、好ましくは10~100℃の範囲内であることができる。
好ましくは、Rが、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である。
好ましくは、Rが、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である。
好ましくは、Rが、アルキル基である。
好ましくは、Rが、C1-4アルキル基である。
好ましくは、Xが、フッ素原子、又は塩素原子である。
本開示の精製方法の好適な一態様は、前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、アルカリ金属化合物若しくはアルカリ土類金属化合物又はその両方を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む。
本開示の精製方法のより好適な一態様は、前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、塩化リチウム、臭化リチウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムから選択される1種以上を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む。
本開示の精製方法の更に好適な一態様は、前記工程Aで得た前記凝集液を、塩化カルシウムを含有する水で洗浄する工程Bを更に含む。
ここで、「(物質)を含有する水」という表現は、物質が水中に存在している状態を表す。ここで、水中において、当該物質は、その固有の性質、及び水中の他の物質の存在に対応し、それぞれ、様々な形態を有することができる。例えば、当該物質は、当該水に溶解していてもよく、イオンに乖離していてもよく、又は固体として存在していてもよい。
当該洗浄の条件は、適宜、技術常識に照らして決定すればよい。
本開示の精製方法は、好ましくは、前記工程Aで前記凝集液を得た後の残留物分を、蒸留することにより、アルコール及び塩をそれぞれ回収する工程Cを更に含む。当該蒸留の条件は、適宜、技術常識に照らして決定すればよい。
組成物
本開示の組成物は、
(a)式(1):
Figure 2022042483000004
[式中、
及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
で表される化合物、
(b)アルコール、及び
(c)塩
を含有する組成物である。
当該組成物は、前述の組成物Aであることができ、前記組成物Aについての前述の説明も参照して、理解され得る。
当該組成物の好適な一態様において、前記塩(c)は、好ましくは、NHF、NHBr、N(C2n+1F(ここでn=1-6)、(NHNO、(NH、NHHCO、NaHCO、NaHSO、NaSO、NaCO3、Na、NaSO、NaOH、NaCl、NaF、NaI、NaBr、LiHCO、LiSO、LiCO、Li、LiSO、LiOH、LiCl、LiI、LiBr、KHCO、KHSO、KSO、KCO、K、KSO、KOH、KCl、KF、KI、KBr、MgSO、MgCO、MgS、MgSO、Mg(OH)、MgCl、MgI、MgBr、MgO、Mg(CHCOO)、Ca(HCO)2、CaSO、CaCO、CaSO、Ca(OH)、CaCl、CaI、CaBr、CaO、Ca(NO)2、Ca(PO)2、Ca(CHCOO)、Al(CO、Al(SO)、Al(OH)、AlCl、AlBr、Al、Al(NO)、AlPO、ZnSO、Zn(OH)、ZnCl、ZnBr、ZnI、ZnO、Zn(NO)、Zn(PO2、Zn(CHCOO)、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、安息香酸カルシウム、乳酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上であり、
より好ましくは、NHF、NHBr、N(C2n+1F(ここでn=1-6)、(NHNO、NaSO、NaCO、NaSO、NaI、LiSO、LiCO、LiSO、LiCl、LiI、LiBr、KSO、KCO、KSO、KCl、KF、KI、KBr、MgSO、MgCO、MgSO、Mg(OH)、MgCl、MgI、MgBr、MgO、Mg(CHCOO)、CaSO、CaCO、CaSO、Ca(OH)、CaCl、CaI、CaBr、CaO、Ca(NO)2、Ca(PO)2、Ca(CHCOO)、Al(CO、Al(SO)、Al(OH)、AlCl、AlBr、Al、Al(NO)、AlPO、ZnSO、Zn(OH)、ZnCl、ZnBr、ZnO、Zn(NO)、Zn(PO2、Zn(CHCOO)、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上であり、
更に好ましくは、N(C2n+1F(ここでn=1-6)、NaSO、NaI、LiSO、LiCl、LiI、LiBr、KSO、KCl、KI、KBr、MgCO、MgSO、Mg(OH)、MgCl、MgI、MgBr、MgO、Mg(CHCOO)、CaCO、CaSO、Ca(OH)、CaCl、CaI、CaBr、CaO、Ca(CHCOO)、Al(SO)、Al(OH)、AlCl、AlBr、Al、AlPO、ZnSO、Zn(OH)、ZnCl、ZnBr、ZnO、Zn(CHCOO)、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上
であることができる。
前記塩の量は、当該組成物の全体に対して、
好ましくは、0.001~99.99質量%であり、
より好ましくは、0.01~99質量%であり、及び
更に好ましくは、0.1~95質量%であることができる。
当該組成物の好適な一態様において、前記重合禁止剤は、好ましくは、例えば、アミン化合物、ニトロソ化合物、及びOH部含有化合物である。
当該OH部含有化合物の好適な例は、ヒドロキノン、4-メトキシフェノール、2,5-ジ-tert-ブチルヒドロキノン、メチルヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン(TBH)、p-ベンゾキノン、メチル-p-ベンゾキノン、tert-ブチル-p-ベンゾキノン、2,5-ジフェニル-p-ベンゾキノン、2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール(BHT)、4-tert―ブチルカテコール、6-tert―ブチルー2,4キシレノール、カテコール、及び2,6-ジ-tert-ブチルフェノール等を包含する。
前記重合禁止剤の量の下限は、組成物の全量に対し、例えば、0.0001wt%、0.0005wt%、0.001wt%、0.005wt%、0.01wt%、0.05wt%、又は0.1wt%であることができる。
前記重合禁止剤の量の上限は、組成物の全量に対し、例えば、20wt%、15wt%、10wt%、5wt%、1wt%、0.5wt%、0.1wt%、又は0.05wt%であることができる。
前記重合禁止剤の量は、組成物の全量に対し、例えば、
0.0001~20wt%の範囲内、
0.0005~5wt%の範囲内、及び
0.001~0.05wt%の範囲内
であることができる。
当該組成物は、前記化合物(a)、及び
前記アルコール(b)
からなる組成物(又は塩(c)を含有しない以外は同じ組成物)と
の比較において、前記アルコール(b)の気化性が抑制されている。
当該気化性は、例えば、減圧蒸留(条件:10kPa,24℃)を実施して、留分中のアルコール(b)の量を測定することによって、確認され得る。
気化の抑制の度合いを示す指標として、気化抑制率を用いることができる。
当該気化抑制率(以下、単に、「抑制率」と記載する場合がある。)は、好ましくは10%~100%、より好ましくは20%~100%、及び更に好ましくは30%~100%の範囲内であることができる。
当該抑制率は次式で表すことができる。
抑制率(%)=(X1-X2)/X1×100
当該式中、
X1は、前記化合物(a)、及び前記アルコール(b)からなる組成物の蒸留で得られる留分中のアルコール(b)の量であり、及び
X2は、前記組成物(A)の蒸留で得られる留分中のアルコール(b)の量である。
従って、当該組成物は、安定に保存可能である。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態及び詳細の多様な変更が可能である。
以下、実施例によって本開示を更に詳細に説明するが、本開示はこれに限定されるものではない。
実施例1
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 20wt%、及びMeOH(メタノール) 80wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100gを添加した。得られた固体を48h放置したのち、減圧蒸留を実施して(条件:10kPa,24℃)、留分として、2-フルオロアクリル酸メチルエステル 70wt%、及びMeOH 30wt%の混合液を得た。この時、2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は99%だった。抑制率は89%だった。
実施例2
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 20wt%、及びMeOH 80wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100gを添加した。得られた固体の減圧蒸留を実施して(10kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 67wt%、MeOH 33wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は94%だった。抑制率は88%だった。
実施例3
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100g、及び水110gを添加した。この時pHは5だった。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 59wt%、MeOH 39wt%、水2wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は97%だった。抑制率は89%だった。
実施例4
実施例3の蒸留後、温度を徐々に昇温して減圧蒸留を実施した(5kPa,30~100℃)。留分MeOHを得た。この時MeOHの回収率は99%だった。CaClの回収率は100%だった。
実施例5
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 59wt%、MeOH 39wt%、及び水2wt%の混合溶液の100gに、47wt%CaCl水溶液 110gを添加し撹拌した。2相を分離して2-フルオロアクリル酸メチルエステル 98wt%、及びMeOH 2wt%の混合液を得た。この時、2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は91%だった。
不純物として、
(1)エステル化合物(酢酸メチル);
(2)エステル化合物がアルコールでアセタール化された化合物(酢酸メチルがアルコール(MeOH)でアセタール化された化合物);
(3)エステル化合物が水で加水分解した化合物(酢酸、2-フルオロアクリル酸、及び/又はそれらの塩);
(4)アクリル酸化合物にアルコールが付加した化合物(2-フルオロアクリル酸メチルエステル又は2-フルオロアクリル酸に、アルコール(MeOH)が付加した化合物);及び
(5)アクリル酸化合物に水が付加した化合物(2-フルオロアクリル酸メチルエステル又は2-フルオロアクリル酸に、水が付加した化合物)
が、それぞれ、ガスクロマトグラフィーで確認された(<1GC面積%)。
実施例6
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100g、水110g、及びハイドロキノン0.015gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 59wt%、MeOH 40wt%、水1wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は98%だった。抑制率は88%だった。
実施例7
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100g、水110g、及びBHT0.3gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 49wt%、MeOH 49wt%、水2wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は98%だった。抑制率は83%だった。
実施例8
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100g、水110g、及び4-メトキシフェノール0.015gを添加した。得られた液体の減圧蒸留(ヴィグリュー塔を使用)を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 58.5wt%、MeOH 40wt%、水1.5wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は98%だった。抑制率は88%だった。
実施例9
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、CaCl 100g、水110g、及びTBH0.015gを添加した。得られた液体の減圧蒸留(ヴィグリュー塔を使用)を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 54wt%、MeOH 44.5wt%、水1.55wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は96%だった。抑制率は86%だった。
実施例10
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15g、MeOH 85g、及び4-メトキシフェノール0.015gの混合溶液の100gに塩酸を添加しpHを1に調整した。得られた溶液にCaCl 100g、及び水110gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,24℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 58.5wt%、MeOH 40wt%、水1.5wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は98%だった。抑制率は88%だった。
実施例11
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、LiClを60gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,25℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 39wt%、MeOH 61wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は100%だった。抑制率は72%だった。
実施例12
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、NaIを204gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,25℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 20wt%、MeOH 80wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は100%だった。抑制率は29%だった。
実施例13
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、NaSOを103gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,25℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 44wt%、及びMeOH 56wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は100%だった。抑制率は78%だった。
実施例14
2-フルオロアクリル酸メチルエステル 15wt%、及びMeOH 85wt%の混合溶液の100gに、MgClを142gを添加した。得られた液体の減圧蒸留を実施して(5kPa,25℃)、留分2-フルオロアクリル酸メチルエステル 43wt%、及びMeOH 57wt%の混合液を得た。この時2-フルオロアクリル酸メチルエステルの回収率は100%だった。抑制率は76%だった。

Claims (31)

  1. 式(1):
    Figure 2022042483000005
    [式中、
    及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
    は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
    Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
    で表される化合物の精製方法であって、
    (a)前記式(1)で表される化合物、
    (b)アルコール、及び
    (c)塩
    を含有する組成物Aを蒸留して前記式(1)で表される化合物を含有する凝集液を得る工程A
    を含む、精製方法。
  2. 前記組成物Aが更に水を含有する、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記組成物Aが均一物である、請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 前記塩(c)が、無機塩、及び有機塩から選択される一種以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記塩(c)に対する前記アルコール(b)の量比[アルコール(b)/塩(c)]が、0.01mol/mol以上である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記塩(c)が、0.5mol/mol以上の量比のアルコール(b)で溶媒和されている、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記塩(c)のカチオンが、
    金属カチオン、
    NR (式中、Rは、各出現において同一又は異なって、H又は有機基であり、いずれか2つが互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)、
    置換基を有していてもよいイミダゾリウム、
    置換基を有していてもよいピリジニウム、及び
    置換基を有していてもよいホスホニウム
    から選択される一種以上である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記塩(c)のカチオンが、1価の金属カチオン、2価の金属カチオン、及び3価の金属カチオンから選択される一種以上である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記塩(c)のアニオンが、炭酸イオン、炭酸水素イオン、カルボン酸イオン、硫酸イオン、水酸化物イオン、ハロゲンイオン、及び硝酸イオンから選択される一種以上である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記塩(c)が、LiBr、LiI、MgBr、MgI、ZnCl、ZnBr、AlCl、CaCl、MgCl、LiCl、NaCl、及びNaIから選択される一種以上である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記塩(c)が、ステアリン酸カルシウム、酒石酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、及びアミノ酸カルシウムから選択される一種以上である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記組成物A中の前記塩(c)の濃度が、その飽和濃度に対して50%以上である、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記組成物A中の前記塩(c)の濃度が、10wt%以上である、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記アルコール(b)が、炭素数1~5の直鎖又は分岐鎖状アルコールである、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記アルコール(b)が、式:
    -OH (2)
    [式中、Rは、アルキル基、又はフルオロアルキル基である。]
    で表されるアルコールである、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記組成物Aを直接蒸留する、請求項1~15のいずれか一項に記載の製造方法。
  17. 前記蒸留が、0~100kPaの範囲内の圧力条件での蒸留である、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記蒸留が、10~100℃の範囲内の温度条件での蒸留である、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. が、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. が、水素原子、アルキル基、又はフルオロアルキル基である、請求項1~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. が、アルキル基である、請求項1~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. が、C1-4アルキル基である、請求項1~21のいずれか一項に記載の方法。
  23. Xが、フッ素原子、又は塩素原子である、請求項1~22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、アルカリ金属化合物若しくはアルカリ土類金属化合物又はその両方を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記工程Aで得た前記凝集液を、水或いは、塩化リチウム、臭化リチウム、臭化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムから選択される1種以上を含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記工程Aで得た前記凝集液を、塩化カルシウムを含有する水で洗浄する工程Bを更に含む、請求項1~23のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記工程Aで前記凝集液を得た後の残留物分を、蒸留することにより、アルコール及び塩をそれぞれ回収する工程Cを更に含む、請求項1~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. (a)式(1):
    Figure 2022042483000006
    [式中、
    及びRは、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子であり、
    は、アルキル基、フルオロアルキル基、又は1個以上の置換基を有していてもよいアリール基であり、
    Xは、フルオロアルキル基、又はハロゲン原子である。]
    で表される化合物、
    (b)アルコール、及び
    (c)塩
    を含有する組成物。
  29. 更に重合禁止剤を含有する、請求項28に記載の組成物。
  30. 更に水を含有する、請求項28又は29に記載の組成物。
  31. 前記化合物(a)、及び
    前記アルコール(b)
    からなる組成物と
    の比較において、前記アルコール(b)の気化性が抑制されている、請求項28~30のいずれか一項に記載の組成物。
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