JP2022041012A - ワーク搬送用パレット - Google Patents

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【課題】ドラム形状のワークを横向きの姿勢で安定して搬送できるワーク搬送用パレットを提供する。【解決手段】ワーク搬送用パレット1は、トレー状に形成されたパレット本体2と、パレット本体2上に設けられ、ドラム形状のワークWを、その端面が前後方向に向くように載置させる受け部3と、受け部3の前方に配設され受け部3上に載置されたワークWの前方への移動を規制するストッパー4とを備え、受け部3は左右の受け面16を有し、これら受け面16は、互いに向き合うように傾斜され、ストッパー4は、ワークWを受け面16に沿ってスライド移動させるときの移動経路上から退避可能に構成される。【選択図】図1

Description

本開示は工場や物流倉庫等でワークを搬送する際に用いられるワーク搬送用パレットに関する。
ワークを搬送する際に用いられるワーク搬送用パレットとしては、トレー状のものが知られている。かかるワーク搬送用パレットでドラム形状のワークを搬送する場合、ワーク搬送用パレット上にワークをその端面を下方に向けて搭載している。
特開2015-037827号公報
ところで、ドラム形状のワークが横向きの姿勢(端面を概ね水平方向に向ける姿勢)で組み付けられるものである場合、組み付け時にワークを約90度回転させなくてはならず、煩雑である。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、ドラム形状のワークを横向きの姿勢で安定して搬送できるワーク搬送用パレットを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、トレー状に形成されたパレット本体と、
前記パレット本体上に設けられ、ドラム形状のワークを、その端面が前後方向に向くように載置させる受け部と、
前記受け部の前方に配設され前記受け部上に載置された前記ワークの前方への移動を規制する前端を受けるストッパーとを備え、
前記受け部は左右の受け面を有し、
これら受け面は、互いに向き合うように傾斜され、
前記ストッパーは、前記ワークを前記受け面に沿って前方にスライド移動させるときの移動経路上から退避可能に構成形成された
ことを特徴とするワーク搬送用パレットが提供される。
好ましくは、前記受け面は、後側より前側が低くなるように形成された
好ましくは、前記ストッパーは、前後方向に延びる軸を中心として回動自在に設けられたアーム部材を備え、前記アーム部材は、前記移動経路を閉じる閉位置と、前記移動経路を開ける開位置とに回動するように形成される。
好ましくは、前記ストッパーは、左右に離間して一対配置され、前記アーム部材は、前記軸から他方のストッパー側に延びる横延部と、前記横延部から屈曲されて上方に延びる上延部とを備える。
好ましくは、前記アーム部材は、自重によって閉位置に向かって回動し、前記アーム部材には、自重による回動を止めて前記アーム部材を前記閉位置に位置させるための閉位置ストッパーが設けられる。
好ましくは、前記アーム部材は、自重によって閉位置に向かって回動し、前記アーム部材には、自重による回動とは反対方向の開位置に向かって回動されたとき、前記アーム部材を前記開位置で止めるための開位置ストッパーが設けられる。
上記の態様によれば、ドラム形状のワークを横向きの姿勢で安定して搬送できる。
本開示の一実施の形態に係るワーク搬送用パレットの斜視図である。 ワーク搬送用パレットの正面断面図である。 ワーク搬送用パレットの左側面断面図である。 ワーク搬送用パレットの要部斜視断面図である。 図2のA-A線矢視図である。 ワークが載置されたワーク搬送用パレットの上面図である。 ストッパが解除されたワーク搬送用パレットの正面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお、後述する実施の形態における前後左右上下の各方向は、図1に示すように、水平方向におけるワークの搬出方向を前方とし、これを基準としていうものとする。ただし、本実施の形態における各方向は、説明の便宜のために用いるものであり、後述する部材間の相対的な位置関係を表す。
図1はワーク搬送用パレット1を左方、前方及び上方から視た斜視図である。図2はワーク搬送用パレット1を前方から視た正面図である。図1及び図2に示すように、ワーク搬送用パレット1は、トレー状に形成されたパレット本体2と、パレット本体2上に設けられ、ドラム形状のワークWを、その端面が前後方向に向くように搭載する受け部3と、受け部3の前方に配設されたストッパー4とを備える。
パレット本体2は、図6にも示すように、上面視長方形の四隅に面取りを施した形状、すなわち、前辺、後辺、左辺及び右辺の長さが概ね同じであり、これら各辺に対して傾斜される斜辺が前記各辺より短い八角形状に形成される。パレット本体2は、水平な板状に形成される底部2aと、底部2aの外周縁から屈曲されて上方に延びる縁壁部2bとを備える。
図3に示すように、ワークWは、車両部品の一種であるブレーキドラム付きハブで構成される。ブレーキドラム付きハブは、一般にトラック等の大型車に具備される。ブレーキドラム付きハブは、ホイールを固定するためのハブHとドラム式ブレーキのブレーキドラムDとが一体に形成されたものである。ハブHはその機能から特に強固に形成される。このため、ハブHは、ブレーキドラムDよりも小さいながらもブレーキドラムDと同等の重量を有するものがあり、ブレーキドラム付きハブの重心gはブレーキドラム付きハブの軸方向の中心よりもハブH側に位置されることもある。なお、ワークWはこれに限られない。ワークWは、ドラム形状に形成され、横向きに搬送することが好ましいものであればよい。
ところで、ワークWがブレーキドラム付きハブのように横向きの姿勢で組み付けられるものである場合、ワークWをワーク搬送用パレット1に縦向きの姿勢で搭載すると、組み付け時にワークWを約90度回転させなくてはならず、煩雑である。
そこで、本実施の形態に係るワーク搬送用パレット1は、後述する受け部3及びストッパー4を備える。これにより、ドラム形状のワークWを横向きの姿勢で安定して搬送できる。
図2に示すように、受け部3は、左右一対の支持台5を備える。これら支持台5は左右対称に形成される。このため、左側の支持台5について詳細に説明し、右側の支持台5については説明を一部省略する。
図1、図2及び図3に示すように、支持台5は、パレット本体2上に設けられる高さ調整板6と、高さ調整板6上に設けられる基部7と、基部7上に設けられる脚部8と、脚部8上に設けられワークWを載置するための載置部9とを備える。
高さ調整板6は受け部3の高さを調整するためのものであり、上面視矩形の板状に形成される。高さ調整板6は、後述する基部7と共にボルト及びナット(図示せず)で取り外し可能にパレット本体2上に設けられる。これにより、高さ調整板6は厚さの異なる他の高さ調整板6に交換可能に構成される。なお、高さ調整板6は、複数枚重ねられてもよい。この場合、高さ調整板6の枚数を変更することで受け部3の高さを調整できる。
基部7は、上面視矩形の板状に形成され、高さ調整板6上に重ねて設けられる。脚部8は、上下方向に延びると共に左右方向に延びる板状に形成される。脚部8は、基部7上に起立して設けられる。脚部8の上端は、左端から右端に向かうにつれて(他方の支持台5に近づくにつれて)高さが低くなるように傾斜されている。また、脚部8は、基部7上に前後方向に離間して一対設けられる。また、脚部8間には、補強部材10が掛け渡して設けられる。なお、脚部8は、基部7上に3枚以上の複数設けられてもよく、単数設けられてもよい。
載置部9は、脚部8の上端間に掛け渡して設けられるフレーム部11と、フレーム部11の前端部上に設けられる第1載置パッド部13と、第1載置パッド部13より後方のフレーム部11上に設けられる第2載置パッド部14とを備える。フレーム部11は、板状に形成され、脚部8の上端に沿うように傾斜されている。フレーム部11は、前側の脚部8よりも前方に延出する前延部11aを備える。
第1載置パッド部13は、軟質の樹脂で形成される。また、第1載置パッド部13は、ワークWの拡径部Eを載置させるべく比較的薄い板状に形成される。第1載置パッド部13の上面は、ワークWの外周面を受ける第1受け面13aを構成する。第1受け面13aは、ブレーキドラムDの開口端外周に形成される拡径部Eを受ける。第1受け面13aは、左端から右端に向かうにつれて高さが低くなるように傾斜される。すなわち、左右の支持台5の第1受け面13a同士は、互いに向き合うように傾斜される。
第2載置パッド部14は、軟質の樹脂で形成される。また、第2載置パッド部14は、第1載置パッド部13より厚い板状に形成される。第2載置パッド部14の上面は、ワークWの外周面を受ける第2受け面14aを構成する。第2受け面14aは、拡径部Eより小径のブレーキドラムDの外周面を受ける。第2受け面14aは、左端から右端に向かうにつれて高さが低くなるように傾斜される。すなわち、左右の支持台5の第2受け面14a同士は、互いに向き合うように傾斜される。また、第2載置パッド部14は、後端から前端に向かうにつれて高さ寸法が小さくなるように形成される。これにより、第2受け面14aは、後側より前側が低くなるように傾斜される。
また、第2載置パッド部14とフレーム部11との間には、高さ調整用の枕部材15が介在される。枕部材15は均等な厚さの板状に形成される。これにより、第1受け面13a及び第2受け面14aで構成される受け面16は、全体として後側より前側が低くなっている。この受け面16の傾斜角度は、ワークWが製品に組み付けやすくなるように設定される。すなわち、受け面16の傾斜角度は、ワークWを製品に組み付けるとき、ワークWを受け面16に沿って前方に抜くだけで組付け位置に案内されるように設定される。
また、第2載置パッド部14及び枕部材15は、フレーム部11にボルト及びナット(図示せず)で取り外し可能に締結される。これにより、第2載置パッド部14及び枕部材15は、厚さ及び形状が異なる他のものに交換可能になっている。第2載置パッド部14及び枕部材15を厚さ及び形状が異なる他のものに交換することで第2受け面14aの高さ及び傾斜角度を変更することができ、受け面16の傾斜角度等を変更することができる。そして、搬送すべきワークWが他の形状のものに変更になった場合でもその変更に柔軟に対応することができる。なお、枕部材15は第2載置パッド部14及びフレーム部11間に複数枚重ねて介在されてもよい。この場合、枕部材15の枚数を変更することで第2載置パッド部14の高さを調整できる。また、第2載置パッド部14及び枕部材15は、フレーム部11にボルト及びナット以外の固定手段(図示せず)で取り外し可能に設けられてもよい。また、枕部材15は省略されてもよい。
図3、図4及び図5に示すように、フレーム部11の前方には、載置部9上に載置されるワークWの前方移動を規制するための仮止めストッパー17が設けられる。仮止めストッパー17は、前延部11aの前端に設けられる縦板部18と、縦板部18上に設けられる仮止めパッド19とを備える。
縦板部18は、上下方向に延びると共に左右方向に延びる矩形板状に形成される。縦板部18は、フレーム部11と同じ角度で傾斜されている。すなわち、縦板部18は、フレーム部11と同じ角度で傾斜される上辺18a及び下辺18bを備える。縦板部18の上辺18aは、後述する仮止めパッド19で覆われる。縦板部18の下辺18bは、後述する開位置ストッパー30を受けて開位置ストッパー30に反力を付与する。
仮止めパッド19は、軟質の樹脂で形成される。また、仮止めパッド19は、断面矩形に形成されると共に、下面に縦板部18の上辺18aを嵌入させるための嵌入溝19aを備える。これにより、仮止めパッド19は、縦板部18に一体的に取り付けられている。仮止めパッド19は、第1受け面13aより高くなるように形成されており、載置部9上に載置されるワークWの外周縁の前端に係合される。これにより仮止めパッド19は、ワークWの前方への移動を規制しつつ、ワークWが強く前方に押された場合には、ワークWが乗り上げることを許容してワークWの前方への移動を許容する。
図2及び図5に示すように、ストッパー4は、仮止めストッパー17より大きく受け部3上に突出して受け部3上に載置されたワークWの前方への移動をより確実に規制する。また、ストッパー4は、ワークWを受け面16に沿って前方にスライド移動させるときの移動経路上から退避可能に構成される。ここで、移動経路とは、ワークWがその中心軸C(図3参照)に沿って前方に移動すると仮定したときの移動軌跡である。ストッパー4は、左右に離間して一対配置される。これら一対のストッパー4は、左右対称に形成される。このため、左側のストッパー4について詳細に説明し、右側のストッパー4については説明を一部省略する。
図1、図2及び図4に示すように、ストッパー4は、前後方向に延びる軸Xを中心として回動自在に設けられたアーム部材20を備える。アーム部材20は、軸Xから右方(他方のストッパー4の方向)に延びる横延部21と、横延部21からV字状に鋭角に屈曲されて斜め上方に延びる上延部22とを備える。軸X上には、軸棒23が支持台5の脚部8に回動自在に設けられる。具体的には、軸棒23は、前後方向に離間して配置される一対の脚部8に前後方向に貫通されると共に、回動可能に遊嵌されている。
アーム部材20は、軸棒23の前端部に一体に固定されており、軸棒23と一体に回動する。また、脚部8間の軸棒23には、操作用のレバー24が設けられる。レバー24は、軸棒23に一体に固定されており、軸棒23から左上方向(他方のストッパー4とは反対の方向の斜め上方向)に延びる。レバー24は、下方に回動されることでアーム部材20を後述する開位置に回動させる。また、上延部22の外周には、ワークWを保護するための樹脂製の緩衝材25が設けられている。
また、アーム部材20は、ワークWの移動経路を上延部22で閉じる閉位置(図2参照)と、上延部22を移動経路上から退避させて移動経路を開ける開位置(図7参照)とに回動させるように形成されている。閉位置は、上延部22が受け部3より上方に突出されるときのアーム部材20の位置である。本実施の形態において、閉位置は、上延部22が仮止めパッド19より上方に突出されるように設定される。開位置は、上延部22が閉位置から下方に回動されて受け部3より下方に位置されるときのアーム部材20の位置である。本実施の形態において、開位置は、上延部22が仮止めパッド19より下方に位置されるように設定される。
また、アーム部材20が閉位置にあるとき、アーム部材20の重心Gは軸Xより右側(他方のストッパー4側)に位置されている。これにより、アーム部材20の自重は、アーム部材20を左回りすなわち閉方向に回動させるように作用する。一方、アーム部材20には自重による回動を止めてアーム部材20を閉位置で停止させるための閉位置ストッパー26が設けられている。
図2及び図4に示すように、閉位置ストッパー26は、アーム部材20が閉位置にあるとき前延部11aの底面に当たってアーム部材20の回動を止めるように形成されている。これにより、アーム部材20を左回りに回動させようとする力は、前延部11aの底面に受け止められる。そして、アーム部材20は閉位置で停止させられる。これにより、ストッパー4は、外力を受けない状態においてワークWの移動経路を閉じるノーマルクローズに設定される。
また、アーム部材20と前延部11aとの間には縦板部18があり、アーム部材20から視て前延部11aの底面は、縦板部18の裏に隠れている。このため、閉位置ストッパー26は、縦板部18を回避するように多段に屈曲して形成されている。具体的には、閉位置ストッパー26は、上延部22の基端側の前面に取り付けられ斜め左下方に延びる基端ピース27と、基端ピース27の先端部に設けられ後方に延びる中間ピース28と、中間ピース28の先端部に設けられ斜め左上方向に延びる先端ピース29とを備える。先端ピース29の先端は、アーム部材20が閉位置にあるとき前延部11aの底面に当接される。なお、閉位置ストッパー26は、前延部11aの底面に当接されるものについて説明したが、これに限られない。例えば、閉位置ストッパー26は、縦板部18、脚部8又はパレット本体2に当接されるものであってもよい。
また、アーム部材20には、アーム部材20を開位置で止めるための開位置ストッパー30が設けられている。開位置ストッパー30は、図7に示すように、アーム部材20が重力による回動とは反対方向に回動されたとき、縦板部18に当接してアーム部材20の回動を規制する。具体的には、開位置ストッパー30は、横延部21の先端部に設けられ後方に延びるピン状に形成されている。また、アーム部材20が開位置にあるときであっても、アーム部材20の重心Gは軸Xより右側(他方のストッパー4側)に位置されるように開位置は設定されている。これにより、アーム部材20が開位置にあるのは、レバー24が下向きの力を受けるなどして下方に回動されているときだけである。レバー24が下向きの力を受けなくなった場合、アーム部材20は、自重により閉位置に回動される。なお、開位置ストッパー30はこれに限られない。例えば、開位置ストッパー30は、軸Xより右側の前延部11aの底面、脚部8又はパレット本体2に当接されるものであってもよい。また、開位置ストッパー30は、閉位置ストッパー26が兼ねるものであってもよい。例えば、アーム部材20が開位置に回動されたとき、閉位置ストッパー26(開位置ストッパー30と兼用)に当接される係止部材(図示せず)が脚部8等に設けられているとよい。この場合、係止部材は、脚部8の左端部から前方に突起するボルトの頭部等で構成されてもよい。
次に本実施の形態の作用について述べる。
ワーク搬送用パレット1上にワークWを載置する場合、ホイスト等を用いて受け部3上にワークWを図2及び図3に示すように載置する。このとき、ワークWの姿勢は、ブレーキドラムDが前方に位置されハブHが後方に位置されるようにする。これにより、ワークWは受け部3上に横向きの姿勢で、かつ、軸C方向の両端面を前後方向に向ける姿勢で載置される。このとき、受け部3を構成する左右の支持台5の受け面16は、互いに向き合うように傾斜されている。このため、ワークWは受け部3上に安定して載置される。また、受け部3上に載置されているワークWは、前方に向かうにつれて下がるように傾斜される。このため、重心gがハブH側に偏っているワークWであっても比較的安定して載置できる。また、ワークWの外周縁の前端は、仮止めストッパー17の仮止めパッド19に当接されている。そしてさらに、ストッパー4のアーム部材20は、自重により閉位置にあり、ワークWの前方への移動を規制している。このため、ワークWの前方への移動が、通常、仮止めストッパー17によって規制される。また、仮にワークWが仮止めストッパー17を乗り越えたとしてもストッパー4がワークWの前端に当接してワークWの前方への滑り落ちや脱落を未然に防止する。
この後、ワーク搬送用パレット1は、図示しないコンベア、台車等を乗り継いで目的の組付け位置に搬送される。このとき、図5及び図6に示すように、ワークWの拡径部Eは、左右の第1載置パッド部13上に載置されると共に、前端を左右の支持台5の仮止めストッパー17に当接される。これにより、ワークWは、前方への移動を規制される。また、上述したように左右の受け面16は、互いに向き合うように傾斜されると共に、後側より前側が低くなるように傾斜されている。このため、ワークWは、左右両側への移動を規制されると共に、後方への移動を規制される。すなわち、受け部3上に載置されたワークWは前後左右方向への移動を規制されている。そしてさらに、ワークWがブレーキドラム付きハブである場合、その重心gはハブH側(後側)に偏っていることもある。しかし、受け面16が前下がりに傾斜されているため、ワークWの姿勢を安定させることができる。このため、たとえコンベア及び台車間の乗り継ぎ時等にワーク搬送用パレット1が揺れたとしても、ワークWを受け部3上の定位置に保持し続けることができ、ワークWを横向きの姿勢で安定して搬送できる。
この後、ワーク搬送用パレット1が組付け位置に到達したらストッパー4を解除してワークWを前方に搬出可能な状態にする。図7に示すように、ストッパー4の解除は、レバー24を下方に押すことで行う。これにより、軸棒23が回動され、軸棒23に固定されたアーム部材20が開位置に回動される。このとき、レバー24の操作は図示しないロボット等で行うことができる。
この後、ワーク搬送用パレット1上からワークWを前方に搬出しつつワークWを製品等に組み付ける。このとき、図示しないプッシャー等でワークWを後方から前方に押し出す。また、レバー24は下方に押し続けておく。これにより、左右の支持台5のアーム部材20は、開位置に維持され、ワークWの搬出を阻害することはない。また、ワークWはプッシャー等で前方に強く押されることにより仮止めストッパー17の仮止めパッド19を乗り越える。このため、ワークWは、受け面16上をスライドして前方に押し出される。このとき、受け面16の傾斜角度は、ワークWを受け面16に沿って前方に押し出すだけで組付け位置に案内されるように設定されている。このため、ワークWの姿勢を調整し直す必要はなく、ワークWを受け面16上の姿勢と同じ姿勢のまま製品等に容易に組み付けることができる。この後、レバー24を下方に押す力がなくなると、アーム部材20は自重により閉位置に回動される。ロボット等を用いてレバー24の操作をする場合、ロボット等をレバー24から外すだけでアーム部材20を閉位置に回動できるので便利である。
このように、左右の受け面16は互いに向き合うようにV字状に傾斜され、ストッパー4はワークWの移動経路上から退避可能に構成される。このため、ドラム形状のワークWを横向きの姿勢のまま安定して組付け位置まで搬送し、製品等に容易に組み付けることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような他の実施形態も可能である。
(1)アーム部材20は軸棒23に一体に固定され、軸棒23は支持台5の脚部8に回動自在に設けられるものとしたが、これに限られない。アーム部材20は軸棒23に回動自在に設けられてもよい。この場合、軸棒23は脚部8に一体に固定され、レバー24はアーム部材20に設けられるとよい。
(2)アーム部材20の形状は上述のものに限られない。例えば、アーム部材20は正面視L字状に形成されてもよく、正面視円弧状に形成されてもよい。
(3)ストッパー4は、支持台5に支持されるものとしたが、これに限られない。例えばストッパー4は、支持台5とは独立した専用の支持部材(図示せず)を備えてもよい。この場合、支持部材はパレット本体2上に設けられるとよい。
(4)受け部3は、左右一対の支持台5を備えるものとしたが、これに限られない。左右の支持台5は一体に結合されてもよい。
(5)受け面16は、第1受け面13a及び第2受け面14aで構成されるものとしたが、これに限られない。例えば、受け面16は第1受け面13a及び第2受け面14aのいずれか一方で形成され、他方は省略されてもよい。
1 ワーク搬送用パレット
2 パレット本体
3 受け部
4 ストッパー
16 受け面
W ワーク

Claims (6)

  1. トレー状に形成されたパレット本体と、
    前記パレット本体上に設けられ、ドラム形状のワークを、その端面が前後方向に向くように載置させる受け部と、
    前記受け部の前方に配設され前記受け部上に載置された前記ワークの前方への移動を規制するストッパーとを備え、
    前記受け部は左右の受け面を有し、
    これら受け面は、互いに向き合うように傾斜され、
    前記ストッパーは、前記ワークを前記受け面に沿って前方にスライド移動させるときの移動経路上から退避可能に構成された
    ことを特徴とするワーク搬送用パレット。
  2. 前記受け面は、後側より前側が低くなるように形成された
    請求項1に記載のワーク搬送用パレット。
  3. 前記ストッパーは、前後方向に延びる軸を中心として回動自在に設けられたアーム部材を備え、
    前記アーム部材は、前記移動経路を閉じる閉位置と、前記移動経路を開ける開位置とに回動するように形成された
    請求項1又は2に記載のワーク搬送用パレット。
  4. 前記ストッパーは、左右に離間して一対配置され、
    前記アーム部材は、前記軸から他方のストッパー側に延びる横延部と、前記横延部から屈曲されて上方に延びる上延部とを備えた
    請求項3に記載のワーク搬送用パレット。
  5. 前記アーム部材は、自重によって閉位置に向かって回動し、
    前記アーム部材には、自重による回動を止めて前記アーム部材を前記閉位置に位置させるための閉位置ストッパーが設けられた
    請求項3又は4に記載のワーク搬送用パレット。
  6. 前記アーム部材は、自重によって閉位置に向かって回動し、
    前記アーム部材には、自重による回動とは反対方向の開位置に向かって回動されたとき、前記アーム部材を前記開位置で止めるための開位置ストッパーが設けられた
    請求項3から5のいずれか一項に記載のワーク搬送用パレット。
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