JP2022034158A - 画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数ページの印刷及び集約印刷を行うことなく定義領域のコピーが可能な画像形成装置を提供すること。【解決手段】原稿を読み取って画像データを生成する読み取り部21と、前記読み取り部が生成した前記画像データの定義領域を特定する定義領域特定部22と、前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の少なくとも一部を削除し、前記画像データに前記定義領域の保存場所情報を形成する保存場所付加部26と、前記保存場所情報が示す保存場所に前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の画像を保存する保存部29と、前記保存場所付加部が前記保存場所情報を形成した前記画像データをシート状部材に印刷する印刷部28と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像処理システム、画像処理方法、及び、プログラムに関する。
カラー情報が重要な原稿であっても、ユーザが画像形成装置でモノクロコピーを行うとカラー情報がグレースケールで印刷されるため、カラー情報が目立たなくなってしまう。また、学生等が暗記学習を行うために重要な事項がカラーで記載されている参考書やノートをモノクロで画像形成装置にコピーさせると、モノクロ画像が出力される。このため、学生等が印刷物にカラーシートを被せることで重要な事項を隠し、重要な事項を覚えやすくする暗記シートのような使い方ができなかった。
カラーの原稿をモノクロコピーで印刷する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、カラーなどで文字が強調された部位と、それ以外の部位で1つの紙面を2つに分離し、紙面の表と裏にモノクロで印刷するか、又は、1枚に各部位を集約する技術が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、複数ページの印刷及び集約印刷を行うことなくカラーなどの定義領域をコピーすることができないという問題があった。すなわち、従来技術では1枚の紙面を2枚に分離する必要があるため、用紙及び印刷コストが2倍になってしまうという問題があった。あるいは、集約した際には文字が小さくなるので、見づらくなるという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、複数ページの印刷及び集約印刷を行うことなく定義領域のコピーが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、原稿を読み取って画像データを生成する読み取り部と、前記読み取り部が生成した前記画像データの定義領域を特定する定義領域特定部と、前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の少なくとも一部を削除し、前記画像データに前記定義領域の保存場所情報を形成する保存場所付加部と、前記保存場所情報が示す保存場所に前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の画像を保存する保存部と、前記保存場所付加部が前記保存場所情報を形成した前記画像データをシート状部材に印刷する印刷部と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
複数ページの印刷及び集約印刷を行うことなく定義領域のコピーが可能な画像形成装置を提供することができる。
画像処理システムの動作の概略を説明する図の一例である。 画像処理システムの概略構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 情報処理装置のハードウェア構成図の一例である。 端末装置のハードウェア構成図の一例である。 情報処理装置、端末装置、及び画像形成装置が有する機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。 定義領域の座標について説明する図の一例である。 ユーザが画像形成装置に読み取らせる原稿の一例を示す図である。 画像形成装置がスキャンし、パネル表示部で表示した定義領域確認画面の一例を示す図である。 定義領域がコード画像で置き換えられたコード画像印刷物の一例を示す図である。 端末装置が表示する合成画像画面の一例を示す図である。 定義領域がコード画像に置き換わったコード画像印刷物を画像形成装置が印刷する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置が印刷したコード画像印刷物を端末装置がカメラで撮像して定義領域の画像をコード画像印刷物に合成する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、画像処理システムと画像処理システムが行う画像処理方法について図面を参照しながら説明する。
<動作の概略>
図1は、本実施形態の画像処理システム100の動作の概略を説明する図である。この画像処理システム100は、原稿が有するカラー領域などの定義領域をコード画像に置き換えて印刷する。定義領域の画像は画像形成装置20又はネットワーク上の情報処理装置10に保存されており、保存場所(例えばURL等)がコード画像にコード化されている。ユーザが端末装置40でコード画像を読み取ると、端末装置40が保存場所にアクセスして元の画像データを表示することができる。
(1) ユーザが所定の動作モードを選択して画像形成装置20で原稿をコピーする。この原稿には一カ所以上の定義領域があるものとする。定義領域は、例えばカラーで文字などが強調された領域などである。
(2) 画像形成装置20は原稿をスキャンして生成した画像データから定義領域を特定して、定義領域ごとに座標と定義領域の画像を取得する。定義領域の画像を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10では、定義領域の画像を保持しておく。
(3) 画像形成装置20は定義領域の画像の保存場所をコード画像に変換する。したがって、コード画像には定義領域の画像が保存されているURL等がコード化されている。画像形成装置20は定義領域がコード画像で置き換わった画像を用紙(以下、コード画像印刷物という)に印刷する。
(4) ユーザが定義領域に記載されていた情報を確認したい場合、ユーザは端末装置40のカメラでコード画像印刷物を撮像する。これにより、端末装置40はコード画像をデコードして保存場所を取得できる。端末装置40は、定義領域の画像が保存されているURLから定義領域の画像を取得する。端末装置40は、情報処理装置10から取得した定義領域の画像を、カメラで撮像した画像のコード画像がある場所に合成して(重ねて)ディスプレイに表示する。したがって、ユーザはコピー元の原稿を読むことができる。
このように、本実施形態の画像処理システム100は、モノクロの印刷においても学習補助することができる。画像形成装置20が1枚の用紙しか印刷しないので、学習補助を実現するためのコストを下げることができる。また、1枚の用紙に集約印刷することもないので、情報が見にくくなることも抑制できる。
<用語について>
定義領域とは、画像データにおいて予め定義された領域をいう。例えば、カラーの領域等であるが、このほかの例は表1に示した。定義領域は例えば強調されている領域と称することもできる。
保存場所情報とは、定義領域の画像の保存場所を示す情報である。保存場所を示せばどのような形態でもよい。例えば、URL、ファイルパスなどがある。
シート状部材とは、画像を形成できる程度に薄い部材であればよい。例えば、用紙であるが紙には限られない。
<システム構成例>
図2は、本実施形態の画像処理システム100の概略構成図の一例である。本実施形態の画像処理システム100はネットワークNを介して通信可能な、画像形成装置20、及び、情報処理装置10、を有する。また、画像処理システム100には含まれないが、ユーザが使用する端末装置40があることが好ましい。
ネットワークNには画像形成装置20が配置されている施設のLANが含まれ、情報処理装置10がインターネット上に配置される場合はインターネットが含まれる。また、ネットワークNには携帯電話網などの電話回線が含まれてよい。なお、情報処理装置10がオンプレミスに配置される場合は、ネットワークNにインターネットが含まれない場合がある。
画像形成装置20は原稿をスキャナで読み取って、用紙に印刷する。画像形成装置20の印刷方法には電子写真方式やインクジェット方式等があるが、本実施形態では印刷方法は制限されない。画像形成装置20はコピー機であるが、呼称としてはプリンタ装置、印刷装置、レーザプリンタ、インクジェットプリンタと呼ばれてよい。また、複合機(マルチファンクションプリンタ)やMFP(Multi-function Peripheral/Product/Printer)などと呼ばれる場合がある。これらはスキャナ、プリンタ、及びFAXなどの多機能を一台で有する。しかし、スキャナと印刷装置が別体で構成されていてもよい。
本実施形態の画像形成装置20は、ユーザが原稿の定義領域をコード化して印刷するサービスを利用する端末となる。ユーザは、画像形成装置20から情報処理装置10にログインするとよい。この場合、情報処理装置10はユーザを特定できるので、予め登録済みのクレジットカードなどに対しキャッシュレスでユーザに課金することができる。また、コード画像印刷物の印刷後には、情報処理装置10がユーザのみに定義領域の画像のダウンロードを許可するなど、セキュリティを向上できる。
ユーザが情報処理装置10にログインしない使用形態の場合、コインベンダーに現金を投入したりプリペイドカードで支払ったりする。また、コード画像印刷物を持つユーザなら定義領域の画像をダウンロードできるので、複数人でコード画像印刷物を共有する場合に便利になる。
情報処理装置10は、定義領域の画像を保存する記憶手段となる。更に、画像形成装置20の処理を補助する機能(プリントサーバ)を有していてもよい。上記のように、情報処理装置10は、端末装置40からの要求に応じて定義領域の画像の端末装置40への送信を行う。したがって、Webサーバの機能を有していればよい。
なお、画像形成装置20が自機内に定義領域の画像を保存する場合、情報処理装置10はなくてもよい。この場合、画像形成装置20がWebサーバの機能を有する。
また、複数の情報処理装置10がネットワークに接続していてもよい。この場合、複数の情報処理装置10で一台の情報処理装置10の機能を実現してもよいし、複数の情報処理装置10がそれぞれ上記の同じ機能を有していてもよい。
なお、情報処理装置10は、クラウドコンピューティングに対応していてよい。クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。クラウドコンピューティングに対応した情報処理装置10をクラウドシステムという場合がある。クラウドシステムはインターネット上にあってもオンプレミスにあってもよい。
端末装置40は、ユーザが携帯する汎用的な情報処理装置10である。例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、PDA(Personal Digital Assistant)等である。端末装置40では、本実施形態の画像処理システム100に専用のアプリ、又は、汎用的なWebブラウザが動作している。アプリ又はWebブラウザはコード画像に含まれるURLを宛先にして情報処理装置10に定義領域の画像を要求する。
なお、端末装置40がない場合でも、ユーザがコード画像印刷物を画像形成装置20に読み取らせると、画像形成装置20が情報処理装置10から定義領域の画像をダウンロードして、コード画像印刷物に定義領域の画像を合成して印刷できる。
<ハードウェア構成例>
<<画像形成装置>>
図3は、画像形成装置20のハードウェア構成図である。画像形成装置20は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路のアンテナ920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、画像形成装置全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置20は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、及びファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<<情報処理装置>>
図4は、情報処理装置10のハードウェア構成図である。図5に示されているように、情報処理装置10は、コンピュータによって構築されており、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、情報処理装置10全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークを利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図4に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<<端末装置>>
図5は、端末装置40のハードウェア構成図である。図5に示されているように、端末装置40は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
これらのうち、CPU401は、端末装置40全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、端末装置40用のプログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御にしたがって被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、端末装置40は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路412は、通信ネットワークを介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ413は、CPU401の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御にしたがってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路420は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418を押下することで、端末装置40を操作する入力手段の一種である。
また、端末装置40は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図5に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<機能について>
図6は、情報処理装置10、端末装置40、及び画像形成装置20が有する機能をブロックに分けて説明する機能ブロック図の一例である。
<<情報処理装置>>
情報処理装置10は通信部11とデータ蓄積部12を有している。情報処理装置10が有する各機能は、図4に示したCPU501が、HD504からRAM503に展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
まず、通信部11は、画像形成装置20及び端末装置40と通信することができる。通信部11は画像形成装置20から定義領域の画像を受信し、また、端末装置40からの要求に応じて定義領域の画像を端末装置40に送信する。
データ蓄積部12は、画像形成装置20から送信された保存場所に定義領域の画像を保存しておく。データ蓄積部12における定義領域の画像の保存場所はコード画像にコード化されている。
<<端末装置>>
端末装置40は、通信部41、画像解析部42、表示部43、画像取得部44、画像合成部45、及び、操作受付部46を有している。端末装置40が有する各機能は、図5に示したCPU401が、EEPROM404からRAM403に展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
画像取得部44は、CMOSセンサ413により実現されるカメラの機能を有しており、定義領域がコード画像に置き換わったコード画像印刷物を撮像する。
画像解析部42は、画像取得部44が取得した画像データにコード画像が含まれているか否かを判断する。例えば、QRコード(登録商標)の場合、3つのコーナーに配置される3個の位置検出用パターンを画像データから検索する。QRコード(登録商標)では水平方向、垂直方向、及び、斜め方向のどの方向からも、白セルと黒セルの比率が1 : 1 : 3 : 1 : 1になるので、3つの位置検出用パターンを検出できれば、コード画像の位置を特定できる。
コード画像がある場合、画像解析部42は埋め込まれている情報をデコードする。すなわち、コード画像に埋め込まれた保存場所情報(URL、ファイルパス等)を取得する。
通信部41は情報処理装置10と通信して、コード画像に含まれる保存先情報から定義領域の画像を受信する(第二の通信部の一例)。
画像合成部45は、通信部41が受信した定義領域の画像を、画像取得部44が取得したコード画像印刷物の定義領域(コード画像がある場所)に合成する。
表示部43は液晶ディスプレイなどのように、ユーザに対して画像を表示する機能であり、画像合成部45が合成した画像データを表示する。すなわち、定義領域がコード画像に置き換わる前の画像データを表示する。操作受付部46は、端末装置40に対する各種の操作を受け付ける。
<<画像形成装置>>
画像形成装置20は、読み取り部21、定義領域特定部22、定義領域座標保持部23、表示部24、操作受付部25、保存場所付加部26、定義領域抜出部27、印刷部28、及び、通信部29を有する。画像形成装置20が有する各機能は、図3に示したCPU901が、HD909からRAM902bに展開されたプログラムを実行することで実現される機能又は手段である。
読み取り部21は、コンタクトガラスに置かれた原稿、又は、ADF(Auto Document Feeder)がコンタクトガラスに搬送した原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。画像データはカラーでもモノクロでもよいが、画像形成装置20がカラーの定義領域を特定するにはカラーで読み取ることが好ましい。ただし、モノクロで読み取ってもよい。
定義領域特定部22は読み取り部21が生成した画像データに定義領域が含まれるか否かを判断する。例えば、画像データのうちカラーの画素の外接矩形を定義領域と判断する。黒のRGBは(0,0,0)、白のRGBは(255,255,255)なので、定義領域特定部22は例えば、(1,1,1)~(254,254,254)のRGBを有する色付着部を検出する。
あるいは、定義領域特定部22はOCR(Optical Character Reader)で文字認識を行い、「( )(かっこ)」やカギ括弧で囲まれた領域を定義領域として検出する。また、OCRでは太文字や斜体を検出することができるので、太文字や斜体で記載された範囲を定義領域と判断することもできる。画像や図形などを定義領域としてもよい。
定義領域は、これらに限られずユーザが定義した領域でよい。表1は定義領域の一例を示す。
Figure 2022034158000002
表1は、定義領域の一例である。ユーザは画像形成装置20を操作してメニューなどから自分がコード化したい定義領域を設定できる。このように、ユーザは所望の定義領域を登録できる。ユーザは任意の文字列を登録することもできる。
定義領域座標保持部23は、定義領域の四隅の座標(定義領域座標)を保持する。表示部24は、検出された定義領域の枠を画像データに重ねてパネル表示部940aに表示する。すなわち、枠で示された領域が定義領域としてコード化される旨のプレビューを表示する。
操作受付部25は、定義領域の編集又は追加などを受け付ける。そして、操作受付部25が変更を受け付けた場合、定義領域座標保持部23は定義領域の座標を更新する。また、追加を受け付けた場合、定義領域座標保持部23は定義領域の座標を追加で保持する。
変更又は追加が完了すると、定義領域抜出部27は、画像データから定義領域の座標で特定される定義領域の画像を抜き出す。すなわち、トリミングする又は切り出す。したがって、1つの画像データから定義領域の数だけ、定義領域の画像が抜き出される。
保存場所付加部26は、画像データの定義領域の座標にコード画像を形成する。コード画像が定義領域に上書きされるので、定義領域に記載されていた情報は消失する。コード画像には、定義領域の画像を保存する保存場所情報がコード化されている。
通信部29は情報処理装置10と通信して、保存場所情報を指定して定義領域の画像の保存要求を情報処理装置10に送信する。なお、通信部29は、定義領域の画像の保存場所に保存する保存部でもある。
印刷部28は、保存場所付加部26が定義領域にコード画像を形成した画像データをモノクロで用紙に印刷する(コード画像印刷物の出力を行う)。モノクロのコード画像が形成されているので、端末装置40がコード画像を撮像することで、情報処理装置10から定義領域の画像を取得して、定義領域に記載されていた情報を再現できる。
<定義領域の座標について>
図7を参照して、定義領域の座標について説明する。図7(a)は定義領域の座標について説明する図である。定義領域の座標は、例えば原稿、又は、原稿を画像形成装置20が読み取って生成した画像データの左上の頂点を原点として決定される。幅方向がX軸、高さ方向がY軸である。単位は例えば画素数(ピクセル)である。
図7(b)は定義領域の座標の一例である。図7では、原稿の1ページの各定義領域の座標が示されている。図7(b)の定義領域の座標は、定義領域の矩形の4つの頂点200の座標である。カラーで特定される定義領域の座標は定義領域の外接矩形で、括弧で特定される定義領域の座標は内接矩形とするとよい。
定義領域の座標は、左上と右下の頂点、右上と左下の頂点、又は1つの頂点と幅と高さにより特定されてもよい。このような定義領域の座標が定義領域座標保持部23で保持される。定義領域座標保持部23が保持する定義領域の座標は、コード画像印刷物の印刷後は破棄されてよい。
<原稿、コード画像印刷物、端末装置が表示する画像データなど>
以下では、元となる原稿の画像の読み取りから、端末装置40がコード画像印刷物を撮像して表示するまでを説明する。
図8は、ユーザが画像形成装置20に読み取らせる原稿の一例を示す。原稿は4つの定義領域301、302、303,304を有している。
・定義領域301はカラーのマーカーで着色された領域である。
・定義領域302、303,304は括弧で囲まれた領域である。
図9は、画像形成装置20がスキャンし、パネル表示部940aで表示した定義領域確認画面310の一例である。定義領域確認画面310には、画像形成装置20の定義領域特定部22が検出した定義領域が四角い枠311、312、313,314で囲んで表示される。図9では原稿に存在した4つの定義領域301、302、303,304が正しく検出されている。
定義領域確認画面310は、選択範囲追加ボタン315とOKボタン316を有している。選択範囲追加ボタン315は、ユーザが定義領域を追加するためのボタンである。選択範囲追加ボタン315をユーザが押下すると、パネル表示部940aに四角い枠が表示される。ユーザはこの四角枠を定義領域に移動し、適宜、拡大縮小することができる。
強調すべきでない領域に四角い枠が表示されている場合、ユーザは四角い枠を長押しして削除ボタンを表示させることで、四角い枠を削除できる。あるいは、常に表示された状態の削除ボタンが存在してもよい。
ユーザがOKボタン316を押下すると、四角い枠311、312、313,314で特定されている定義領域の画像が情報処理装置10に送信される。また、四角い枠311、312、313,314で特定されている定義領域が保存場所情報のコード画像で置き換えられたコード画像印刷物が印刷される。
図10は、定義領域がコード画像で置き換えられたコード画像印刷物340の一例を示す。図9の定義領域確認画面310で定義領域として特定された四角い枠311、312、313,314の先頭がコード画像321、322、323、324に置き換えられている。このコード画像321、322、323、324には、定義領域の画像を保存しているURL等がコード化されている。
また、図10の定義領域には斜線330が形成されている。斜線330はなくてもよいが、コード化により空欄となった領域をユーザが把握しやすくなり、文字数などを推定できる。
なお、コード画像321、322、323、324は黄色など目立たない色で印刷してもよい(この場合、モノクロでなく2色印刷を利用する)。ユーザはコード化により空欄となった領域の全体を把握しやすくなり、文字数などを推定しやすくなる。
図10では、元の定義領域にあった情報が一切、読めないようになっている。しかし、定義領域の一部を残してコード画像が形成されてもよい。すなわち、保存場所付加部26は定義領域の少なくとも一部を削除すればよい。例えば、画像形成装置がOCRした場合、先頭の文字や最後の文字を残すことが考えられる。カラー情報については、左端から一定量の画像を残すことが考えられる。こうすることで、ユーザは答えのヒントを得ることができる。
また、コード画像の形成場所は定義領域と重なっていなくてもよい。例えば、コード画像の形成場所は定義領域の周囲でもよい。好ましくは、ユーザがコード画像と定義領域の対応が分かるとよいが、定義領域の出現順に、コード画像印刷物340の余白にコード画像が形成されてもよい。
ユーザが図10の用紙を見ても、定義領域に記載されていた情報を視認できないので、ユーザは定義領域に記載されていた情報を推測する学習が可能になる。答えが必要な場合、ユーザは端末装置40のカメラでコード画像を撮像する。
図11は、端末装置40が表示する合成画像画面360の一例である。図11では、コード画像印刷物340のうち、カメラの画角に入る範囲が点線350で示されている。合成画像画面360では、コード画像印刷物のうち点線350の範囲が表示される。コード画像321、322、323、324がある場所に、コード化されたURLに基づいて端末装置40が情報処理装置10から取得した定義領域の画像が合成される。このため、合成画像画面360では、コード画像321、322、323、324でなく定義領域302、303、304が表示されている。したがって、ユーザは答えを確認することができる。
<動作又は処理の手順>
図12は定義領域がコード画像に置き換わったコード画像印刷物を画像形成装置20が印刷する手順を示すフローチャート図の一例である。
ユーザは原稿を画像形成装置20にセットして画像形成装置20にコピー操作を入力する。画像形成装置20の操作受付部25は操作を受け付けて、読み取り部21が原稿を読み取り画像データを生成する。この原稿には、1つ以上の定義領域が存在する。
画像データが生成されると定義領域特定部22は、画像データの左上などから定義領域(カラー領域)の探索を行う(S1)。あるいは、OCRを行い、定義されている文字列を検索する。定義領域座標保持部23は、特定された定義領域の座標を保持(記憶)しておく(S2)。
定義領域特定部22は画像データの全体を探索したか否かを判断する(S3)。画像データの全体の探索が終了すると、表示部24が画像データと共に定義領域を示す枠を操作パネル940bに表示する(S4)。画像データ上の元の位置に定義領域が矩形枠や色違いで強調されて表示される。
ユーザは定義領域の位置が間違っているか否かを確認し、間違っている場合は定義領域の位置を変更する。また、特定されていない定義領域がある場合は、追加する。操作受付部25はこれらの操作を受け付ける。
ユーザの確認が終了したら、定義領域抜出部27が定義領域の画像を抜き出し(トリミングする)、保存場所付加部26は定義領域に保存場所情報がコード化されたコード画像を形成する(S5)。定義領域抜出部27により定義領域の画像が削除されてもよいし、定義領域に記載されていた情報にコード画像で上書きされてもよい。なお、コード画像にコード化される保存場所情報(URL等)は、「予め決まっているフォルダ+日時+枝番」などでよい。保存場所情報がファイルパスの場合もフォルダ名をこのように決定してよい。
印刷部28は、定義領域がコード画像で置き換わった画像データを用紙に印刷する(S6)。以上で、コード画像印刷物が出力される。
そして、通信部29は、保存場所を指定して定義領域の画像を情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は指定された保存場所に定義領域の画像を保存する(S7)。保存は印刷の前に行われてもよい。
続いて、図13を参照して、定義領域の画像の復元について説明する。図13は、画像形成装置20が印刷したコード画像印刷物を端末装置40がカメラで撮像して定義領域の画像をコード画像印刷物に合成する手順を示すフローチャート図の一例である。
ユーザが印刷された用紙を学習に使用し、答えが必要だと考えると、端末装置40でコード画像印刷物のコード画像を撮像する(S11)。端末装置40の画像取得部44はコード画像印刷物の画像データを取得する。なお、撮像には静止画を撮像する方法と動画を撮像する方法がある。本実施形態ではどちらでもよい。
コード画像印刷物の画像は画像解析部42に送られ、画像解析部42は画像データを解析してコード画像を検出する(S12)。コード画像が検出された場合、画像解析部42は埋め込まれている保存場所情報をデコードする。
通信部41は、埋め込まれた保存場所情報に基づいて情報処理装置10などの保存場所から定義領域の画像を取得する(S13)。通信部41は、定義領域の画像を画像合成部45に送信する。
画像合成部45は画像取得部44が取得したコード画像印刷物のコード画像がある場所に、定義領域の画像を合成して、表示部43へ送る。この合成は、コード画像印刷物よりも手前側に定義領域の画像を重ねればよい。表示部43は、定義領域の画像が合成された画像データを表示する(S14)。したがって、ユーザは定義領域がマスクされる前の情報を確認する(見る)ことができる。
なお、合成の際、画像合成部45は、コード画像印刷物のコード画像の左端に、定義領域の画像の左端を一致させる。また、画像合成部45は、定義領域の画像の高さ方向の中心を、コード画像の高さ方向の中心に一致させる。
定義領域の画像のサイズは、画像形成装置20の読み取り部21が読み取る際の解像度(例えば200dpiなど)に依存する。一方、端末装置40のカメラがコード画像印刷物を撮像して得た画像データにおいて定義領域のサイズは、焦点距離、カメラの画素数、及び、カメラとコード画像印刷物との距離に依存する。このため、画像合成部45はコード画像の高さと定義領域の画像の高さが一致する比率を求め、この比率で定義領域の画像の縦横のサイズを変倍する。こうすることで、コード画像印刷物のコード画像のサイズとほぼ同じサイズの定義領域の画像を、コード画像印刷物に合成できる。
<主な効果>
以上説明したように、本実施形態の画像処理システム100は、モノクロの印刷においても学習補助することができる。画像形成装置20が1枚の用紙しか印刷しないので、学習補助を実現するためのコストを下げることができる。また、1枚の用紙に集約印刷することもないので、情報が見にくくなることも抑制できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、学習補助を適用例として説明したが、コード画像印刷物をユーザが持ち歩く場合のセキュリティの向上等を目的としても本実施形態を適用できる。例えば、社内の書類に個人名が記載されている場合、画像形成装置20は個人名をコード画像に置き換えることができる。あるいは、画像形成装置20は辞書に登録してある用語をコード画像に置き換えることができる。したがって、元の原稿はカラーであるとは限らない。
また、本実施形態では、画像形成装置20が原稿を読み取ったが、原稿の読み取りは別のスキャナやカメラが行ってもよい。この場合、画像形成装置は画像データを取得して、コード画像印刷物を印刷する。
また、本実施形態では情報処理装置10は定義領域の画像の保存場所として使用されているが、情報処理装置10が画像形成装置の代わりに画像処理を行ってもよい。この場合、画像形成装置は原稿をスキャンして画像データを情報処理装置10に送信する。情報処理装置10は定義領域を検出し、コード画像の形成を行った画像データを画像形成装置20に送信する。画像形成装置20はコード画像印刷物を印刷する。こうすることで、画像処理に関する機能を情報処理装置10に集約でき、画像形成装置20では本来の機能(スキャナと印刷)を有すればよいのでコスト増を抑制できる。なお、このような実施形態をWebアプリという。
また、図6の構成例は、端末装置40、画像形成装置20及び情報処理装置10による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。端末装置40、画像形成装置20及び情報処理装置10の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
10 情報処理装置
20 画像形成装置
40 端末装置
100 画像処理システム
特許6598665号公報

Claims (10)

  1. 原稿を読み取って画像データを生成する読み取り部と、
    前記読み取り部が生成した前記画像データの定義領域を特定する定義領域特定部と、
    前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の少なくとも一部を削除し、前記画像データに前記定義領域の保存場所情報を形成する保存場所付加部と、
    前記保存場所情報が示す保存場所に前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の画像を保存する保存部と、
    前記保存場所付加部が前記保存場所情報を形成した前記画像データをシート状部材に印刷する印刷部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記保存場所付加部は、前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の情報を削除してから前記定義領域に前記定義領域の保存場所情報を形成するか、又は、前記定義領域特定部が特定した前記定義領域に前記定義領域の保存場所情報を上書きすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定義領域特定部が特定した前記定義領域を強調して、前記読み取り部が生成した前記画像データに表示する表示部と、
    前記表示部が表示した前記定義領域の変更又は前記定義領域特定部が特定しなかった定義領域の追加を受け付ける操作受付部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定義領域は、カラーの画素を有する領域であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記定義領域は、括弧で囲まれた領域であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記定義領域は、画像の領域であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置と、端末装置とを有する画像処理システムであって、
    前記端末装置は、
    前記画像形成装置が印刷した前記シート状部材を撮像する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した前記シート状部材の画像データを解析して前記保存場所情報を取得する画像解析部と、
    前記画像解析部が取得した前記保存場所情報が示す保存場所から前記定義領域の画像を取得する第二の通信部と、
    前記画像取得部が取得した前記シート状部材の画像データにおいて前記保存場所情報が形成されている領域に、前記第二の通信部が取得した前記定義領域の画像を合成する画像合成部と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  8. 読み取り部が、原稿を読み取って画像データを生成するステップと、
    定義領域特定部が、前記読み取り部が生成した前記画像データの定義領域を特定するステップと、
    保存場所付加部が、前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の少なくとも一部を削除し、前記画像データに前記定義領域の保存場所情報を形成するステップと、
    保存部が、前記保存場所情報が示す保存場所に前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の画像を保存するステップと、
    印刷部が、前記保存場所付加部が前記保存場所情報を形成した前記画像データをシート状部材に印刷するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像形成装置を、
    原稿を読み取って画像データを生成する読み取り部と、
    前記読み取り部が生成した前記画像データの定義領域を特定する定義領域特定部と、
    前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の少なくとも一部を削除し、前記画像データに前記定義領域の保存場所情報を形成する保存場所付加部と、
    前記保存場所情報が示す保存場所に前記定義領域特定部が特定した前記定義領域の画像を保存する保存部と、
    前記保存場所付加部が前記保存場所情報を形成した前記画像データをシート状部材に印刷する印刷部、
    として機能させるためのプログラム。
  10. 端末装置を、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成装置が印刷した前記シート状部材を撮像する画像取得部と、
    前記画像取得部が取得した前記シート状部材の画像データを解析して前記保存場所情報を取得する画像解析部と、
    前記画像解析部が取得した前記保存場所情報が示す保存場所から前記定義領域の画像を取得する第二の通信部と、
    前記画像取得部が取得した前記シート状部材の画像データにおいて前記保存場所情報が形成されている領域に、前記第二の通信部が取得した前記定義領域の画像を合成する画像合成部、
    として機能させるためのプログラム。
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