JP2022033071A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】減速時の応答性を確保しつつ、変速ショックを低減することができるようにする。【解決手段】作業機は、原動機と、斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプと、走行ポンプが吐出した作動油により回転可能で、且つ、回転速度が第1速度と第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータと、走行モータの回転速度を第1速度にする第1状態と、走行モータの回転速度を第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁と、操作装置と、操作装置の操作に応じて走行ポンプの斜板の角度を変更可能な操作弁と、操作弁の上流側又は下流側に配置された作動弁と、第2状態から第1状態に切り換える際に、作動弁を制御する制御信号を設定値よりも低い低減値に低下させてから復帰させる制御装置と、を備え、制御装置は、設定値から低減値に達するまでの低減区間において、低減区間の始点から低減区間の途中までの制御信号の第1低下速度を、低減区間の中途から終点までの制御信号の第2低下速度よりも大きくする。【選択図】図2A

Description

本発明は、例えば、スキッドステアローダ、コンパクトトラックローダ、バックホー等の作業機に関するものである。
従来、作業機において減速及び増速を行う技術として特許文献1に示されているものがある。特許文献1の作業機の油圧システムは、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油の圧力に応じて複数の切換位置に切換可能な油圧切換弁と、油圧切換弁の切換位置に応じて速度が変更可能な走行油圧装置とを備えている。
特開2017-179922号公報
特許文献1の作業機では、油圧切換弁の受圧部にブリード油路を設けているため、作業機を増速又は減速する際における変速ショックを低減することが可能である。しかしながら、特許文献1では、変速ショックを減少させるためにブリード油路を設けなければならず部品点数が多くなる。また、ニュートラルを有さない走行モータでは、より変速ショックを十分に低減することが求められている。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、減速時の応答性を確保しつつ、変速ショックを低減することができる作業機を提供することを目的とする。
技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下の通りである。
作業機は、斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプと、前記走行ポンプが吐出した作動油により回転可能で、且つ、回転速度が第1速度と前記第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータと、前記走行モータの回転速度を前記第1速度にする第1状態と、前記走行モータの回転速度を前記第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁と、操作装置と、前記操作装置の操作に応じて前記走行ポンプの前記斜板の角度を変更可能な操作弁と、前記操作弁の上流側又は下流側にて当該操作弁に接続される作動弁と、前記第2状態から前記第1状態に切り換える際に、前記作動弁を制御する制御信号を設定値よりも低い低減値に低下させてから復帰させる制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記設定値から低減値に達するまでの低減区間において、前記低減区間の始点から前記低減区間の途中までの制御信号の第1低下速度を、前記低減区間の中途から終点までの制御信号の第2低下速度よりも大きくする。
前記制御装置は、単位時間当たりの第1低下量が一定で且つ前記始点から前記途中までの前記第1低下速度を示す第1ラインと、単位時間当たりの第2低下量が前記第1低下量よりも小さく且つ一定で且つ前記途中から前記終点までの前記第2低下速度を示す第2ラインとを設定する設定部と、前記設定部で設定された前記第1ライン及び第2ラインに基づいて、前記第1低下速度及び前記第2低下速度を制御する制御部と、を有している。
前記制御部は、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、前記第1ラインと前記第2ラインに基づいて、前記第1低下速度及び前記第2低下速度を制御する。
前記設定部は、前記第2状態から前記第1状態に切り切り換えた際の前記走行負荷に基づいて、前記第1ラインと前記第2ラインとの境界である変曲点の制御信号の値を変更する。
前記設定部は、前記走行ポンプから吐出した作動油の圧力のうち、最も高い作動油の圧力を前記走行負荷として採用する。
前記設定部は、前記走行負荷が大きい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記設定値側にシフトし、前記走行負荷が小さい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記低減値側にシフトする。
前記制御装置は、前記制御信号が前記低減角度に達した後、当該制御信号を復帰させる場合において、前記復帰時における単位時間当たりの復帰量を、前記第2低下速度の単位時間当たりの第2低下量よりも大きくする。
作業機は、原動機と、斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプと、前記走行ポンプが吐出した作動油により回転可能で、且つ、回転速度が第1速度と前記第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータと、前記走行モータの回転速度を前記第1速度にする第1状態と、前記走行モータの回転速度を前記第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁と、操作装置と、前記操作装置の操作に応じて前記走行ポンプの前記斜板の角度を変更可能な操作弁と、前記操作弁の上流側又は下流側に配置された作動弁と、前記第2状態から前記第1状態に切り換える際に、前記作動弁を制御する制御信号を設定値よりも高い増加値に増加させてから復帰させる制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記設定値から増加値に達するまでの増加区間において、前記増加区間の始点から前記増加区間の途中までの制御信号の第1増加速度を、前記増加区間の中途から終点までの制御信号の第2増加速度よりも大きくする。
前記制御装置は、単位時間当たりの第1増加量が一定で且つ前記始点から前記途中までの前記第1増加速度を示す第1ラインと、単位時間当たりの第2増加量が前記第1増加量よりも小さく且つ一定で且つ前記途中から前記終点までの前記第2増加速度を示す第2ラインとを設定する設定部と、前記設定部で設定された前記第1ライン及び第2ラインに基づいて、前記第1増加速度及び前記第2増加速度を制御する制御部と、を有している。
前記制御部は、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、前記第1ラインと前記第2ラインに基づいて、前記第1増加速度及び前記第2増加速度を制御する。
前記設定部は、前記第2状態から前記第1状態に切り切り換えた際の前記走行負荷に基づいて、前記第1ラインと前記第2ラインとの境界である変曲点の制御信号の値を変更する。
前記設定部は、前記走行負荷が大きい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記設定値側にシフトし、前記走行負荷が小さい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記増加値側にシフトする。
前記制御装置は、前記制御信号が前記増加値に達した後、当該制御信号を復帰させる場合において、前記復帰時における単位時間当たりの復帰量を、前記第2増加速度の単位時間当たりの第2増加量よりも大きくする。
本発明によれば、減速時の応答性を確保しつつ、変速ショックを低減することができる。
作業機の油圧システム(油圧回路)を示す図である。 走行モータを増速した場合の制御信号と走行モータの切換との関係を示した図である。 走行モータを減速した場合において、作動弁に出力する制御信号を、第1ライン及び第2ラインで構成される減速ラインによって減少させる状態を示す図である。 走行モータを減速した場合において、作動弁に出力する制御信号を、変曲点を有さない円弧状の減速ラインによって減少させる状態を示す図である。 走行油路に作動弁を設けた場合の変形例を示す図である。 作業機の一例であるトラックローダを示す側面図である。
以下、本発明に係る作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機の好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
図4は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図4では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業機1は、図4に示すように、作業機1は、機体2と、キャビン3と、作業装置4と、走行装置5とを備えている。本発明の実施形態において、作業機1の運転席8に着座した運転者の前側(図4の左側)を前方、運転者の後側(図4の右側)を後方、運転者の左側(図4の手前側)を左方、運転者の右側(図4の奥側)を右方として説明する。また、前後の方向に直交する方向である水平方向を機体幅方向として説明する。機体2の中央部から右部或いは左部へ向かう方向を機体外方として説明する。言い換えれば、機体外方とは、機体幅方向であって、機体2から離れる方向である。機体外方とは反対の方向を、機体内方として説明する。言い換えれば、機体内方とは、機体幅方向であって、機体2に近づく方向である。
キャビン3は、機体2に搭載されている。このキャビン3には運転席8が設けられている。作業装置4は機体2に装着されている。走行装置5は、機体2の外側に設けられている。機体2内の後部には、原動機32が搭載されている。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
ブーム10は、キャビン3の右側及び左側に上下揺動自在に設けられている。作業具11は、例えば、バケットであって、当該バケット11は、ブーム10の先端部(前端部)に上下揺動自在に設けられている。リフトリンク12及び制御リンク13は、ブーム10が上下揺動自在となるように、ブーム10の基部(後部)を支持している。ブームシリンダ14は、伸縮することによりブーム10を昇降させる。バケットシリンダ15は、伸縮することによりバケット11を揺動させる。
左側及び右側の各ブーム10の前部同士は、異形の連結パイプで連結されている。各ブーム10の基部(後部)同士は、円形の連結パイプで連結されている。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
ブームシリンダ14の上部は、枢支軸18(第3枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第3枢支軸18は、各ブーム10の基部であって、当該基部の前部に設けられている。ブームシリンダ14の下部は、枢支軸19(第4枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第4枢支軸19は、機体2の後部の下部寄りであって第3枢支軸18の下方に設けられている。
制御リンク13は、リフトリンク12の前方に設けられている。この制御リンク13の一端は、枢支軸20(第5枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第5枢支軸20は、機体2であって、リフトリンク12の前方に対応する位置に設けられている。制御リンク13の他端は、枢支軸21(第6枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第6枢支軸21は、ブーム10であって、第2枢支軸17の前方で且つ第2枢支軸17の上方に設けられている。
ブームシリンダ14を伸縮することにより、リフトリンク12及び制御リンク13によって各ブーム10の基部が支持されながら、各ブーム10が第1枢支軸16回りに上下揺動し、各ブーム10の先端部が昇降する。制御リンク13は、各ブーム10の上下揺動に伴って第5枢支軸20回りに上下揺動する。リフトリンク12は、制御リンク13の上下揺動に伴って第2枢支軸17回りに前後揺動する。
ブーム10の前部には、バケット11の代わりに別の作業具が装着可能とされている。別の作業具としては、例えば、油圧圧砕機、油圧ブレーカ、アングルブルーム、アースオーガ、パレットフォーク、スイーパー、モア、スノウブロア等のアタッチメント(予備アタッチメント)である。
左側のブーム10の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材50の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
バケットシリンダ15は、各ブーム10の前部寄りにそれぞれ配置されている。バケットシリンダ15を伸縮することで、バケット11が揺動される。
左側及び右側の各走行装置(第1走行装置、第2走行装置)5は、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。
原動機32は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、電動モータ等である。この実施形態では、原動機32は、ディーゼルエンジンであるが限定はされない。
次に、作業機の油圧システムについて説明する。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、走行装置5を駆動することが可能である。作業機の油圧システムは、第1走行ポンプ53Lと、第2走行ポンプ53Rと、第1走行モータ36Lと、第2走行モータ36Rとを備えている。
第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rは、原動機32の動力によって駆動するポンプである。具体的には、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rは、原動機32の動力によって駆動される斜板形可変容量アキシャルポンプである。第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rは、は、パイロット圧が作用する前進用受圧部53aと後進用受圧部53bとを有している、受圧部53a、53bに作用するパイロット圧によって斜板の角度が変更される。斜版の角度を変更することによって、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの出力(作動油の吐出量)や作動油の吐出方向を変えることができる。
第1走行ポンプ53Lと、第1走行モータ36Lとは、循環油路57hによって接続され、第1走行ポンプ53Lが吐出した作動油が第1走行モータ36Lに供給される。第2走行ポンプ53Rと、第2走行モータ36Rとは、循環油路57iによって接続され、第2走行ポンプ53Rが吐出した作動油が第2走行モータ36Rに供給される。
第1走行モータ36Lは、機体2の左側に設けられた走行装置5の駆動軸に動力を伝達するモータである。第1走行モータ36Lは、第1走行ポンプ53Lから吐出した作動油により回転が可能であり、作動油の流量によって、回転速度(回転数)を変更することができる。第1走行モータ36Lには、斜板切換シリンダ37Lが接続され、当該斜板切換シリンダ37Lを一方側或いは他方側に伸縮させることによっても第1走行モータ36Lの回転速度(回転数)を変更することができる。即ち、斜板切換シリンダ37Lを収縮した場合には、第1走行モータ36Lの回転数は低速(第1速度)に設定され、斜板切換シリンダ37Lを伸長した場合には、第1走行モータ36Lの回転数は高速(第2速度)に設定される。つまり、第1走行モータ36Lの回転数は、低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに変更が可能である。
第2走行モータ36Rは、機体2の右側に設けられた走行装置5の駆動軸に動力を伝達するモータである。第2走行モータ36Rは、第2走行ポンプ53Rから吐出した作動油により回転が可能であり、作動油の流量によって、回転速度(回転数)を変更することができる。第2走行モータ36Rには、斜板切換シリンダ37Rが接続され、当該斜板切換シリンダ37Rを一方側或いは他方側に伸縮させることによっても第2走行モータ36Rの回転速度(回転数)を変更することができる。即ち、斜板切換シリンダ37Rを収縮した場合には、第2走行モータ36Rの回転数は低速(第1速度)に設定され、斜板切換シリンダ37Rを伸長した場合には、第2走行モータ36Rの回転数は高速(第2速度)に設定される。つまり、第2走行モータ36Rの回転数は、低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに変更が可能である。
図1に示すように、作業機の油圧システムは、走行切換弁34を備えている。走行切換弁34は、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)の回転速度(回転数)を第1速度にする第1状態と、第2速度にする第2状態とに切換可能である。走行切換弁34は、第1切換弁71L、71Rと、第2切換弁72と、を有している。
第1切換弁71Lは、第1走行モータ36Lの斜板切換シリンダ37Lに油路を介して接続されていて、第1位置71L1及び第2位置71L2に切り換わる二位置切換弁である。第1切換弁71Lは、第1位置71L1である場合、斜板切換シリンダ37Lを収縮し、第2位置71L2である場合、斜板切換シリンダ37Lを伸長する。
第2切換弁71Rは、第2走行モータ36Rの斜板切換シリンダ37Rに油路を介して接続されていて、第1位置71R1及び第2位置71R2に切り換わる二位置切換弁である。第2切換弁71Rは、第1位置71R1である場合、斜板切換シリンダ37Rを収縮し、第2位置71R2である場合、斜板切換シリンダ37Rを伸長する。
第2切換弁72は、第1切換弁71L及び第2切換弁71Rを切り換える電磁弁であって、励磁により第1位置72aと第2位置72bとに切り換え可能な二位置切換弁である。第2切換弁72、第1切換弁71L及び第2切換弁71Rは、油路41により接続されている。第2切換弁72は、第1位置72aである場合に第1切換弁71L及び第2切換弁71Rを第1位置71L1、71R1に切り換え、第2位置72bである場合に第1切換弁71L及び第2切換弁71Rを第2位置71L2、71R2に切り換える。
つまり、第2切換弁72が第1位置72a、第1切換弁71Lが第1位置71L1、第2切換弁71Rが第1位置71R1である場合に、走行切換弁34は第1状態になり、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)の回転速度を第1速度にする。第2切換弁72が第2位置72b、第1切換弁71Lが第2位置71L2、第2切換弁71Rが第2位置71R2である場合に、走行切換弁34は第2状態になり、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)の回転速度を第2速度にする。
したがって、走行切換弁34によって、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)を低速側である第1速度と、高速側である第2速度とに切り換えることができる。
走行モータにおける第1速度と、第2速度との切換は、切換部によって行うことができる。切換部は、例えば、制御装置60に接続された切換スイッチ61であり、作業者等が操作することができる。切換部(切換スイッチ61)は、第1速度(第1状態)から第2速度(第2状態)に切り換える増速と、第2速度(第2状態)から第1速度(第1状態)に切り換える減速とのいずれかに切り換えることができる。
制御装置60は、CPU、MPU等の半導体、電気電子回路等から構成されている。制御装置60は、切換スイッチ61の切換操作に基づいて、走行切換弁34を切り換える。切換スイッチ61は、プッシュスイッチである。切換スイッチ61は、例えば、走行モータが第1速度の状態で押圧されると、当該走行モータを第2速度にする指令(走行切換弁34を第2状態にする指令)が制御装置60に出力される。また、切換スイッチ61は、走行モータが第2速度の状態で押圧すると、当該走行モータを第1速度にする指令(走行切換弁34を第1状態にする指令)が制御装置60に出力される。なお、切換スイッチ61は、ON/OFFに保持可能なプッシュスイッチであってもよく、OFFである場合には、走行モータを第1速度に保持する指令が制御装置60に出力され、ONである場合には、走行モータを第2速度に保持する指令が制御装置60に出力される。
制御装置60は、走行切換弁34を第1状態にする指令を取得した場合には、第2切換弁72のソレノイドを消磁することで、走行切換弁34を第1状態にする。また、制御装置60は、走行切換弁34を第2状態にする指令を取得した場合には、第2切換弁72のソレノイドを励磁することで、走行切換弁34を第2状態にする。
さて、作業機の油圧システムは、第1油圧ポンプP1と、第2油圧ポンプP2、操作装置54とを備えている。第1油圧ポンプP1は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第1油圧ポンプP1は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第1油圧ポンプP1は、主に制御に用いる作動油を吐出する。説明の便宜上、作動油を貯留するタンク22のことを作動油タンクということがある。また、第1油圧ポンプP1から吐出した作動油のうち、制御用として用いられる作動油のことをパイロット油、パイロット油の圧力のことをパイロット圧ということがある。
第2油圧ポンプP2は、原動機32の動力によって駆動するポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、タンク22に貯留された作動油を吐出可能であって、例えば、作業系の油路に作動油を供給する。例えば、第2油圧ポンプP2は、ブーム10を作動させるブームシリンダ14、バケットを作動させるバケットシリンダ15、予備油圧アクチュエータを作動させる予備油圧アクチュエータを制御する制御弁(流量制御弁)に作動油を供給する。
操作装置54は、走行ポンプ(第1走行ポンプ53L、第2走行ポンプ53R)を操作する装置であり、走行ポンプの斜板の角度(斜板角度)を変更可能である。操作装置54は、操作レバー59と、複数の操作弁55とを含んでいる。
操作レバー59は、操作弁55に支持され、左右方向(機体幅方向)又は前後方向に揺動する操作レバーである。即ち、操作レバー59は、中立位置Nを基準とすると、中立位置Nから右方及び左方に操作可能であると共に、中立位置Nから前方及び後方に操作可能である。言い換えれば、操作レバー59は、中立位置Nを基準に少なくとも4方向に揺動することが可能である。尚、説明の便宜上、前方及び後方の双方向、即ち、前後方向のことを第1方向という。また、右方及び左方の双方向、即ち、左右方向(機体幅方向)のことを第2方向ということがある。
また、複数の操作弁55は、共通、即ち、1本の操作レバー59によって操作される。複数の操作弁55は、操作レバー59の揺動に基づいて作動する。複数の操作弁55には、吐出油路40が接続され、当該吐出油路40を介して、第1油圧ポンプP1からの作動油(パイロット油)が供給可能である。複数の操作弁55は、操作弁55A、操作弁55B、操作弁55C及び操作弁55Dである。
操作弁55Aは、前後方向(第1方向)のうち、操作レバー59を前方(一方)に揺動した場合(前操作した場合)に、前操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。操作弁55Bは、前後方向(第1方向)のうち、操作レバー59を後方(他方)に揺動した場合(後操作した場合)に、後操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。左右方向(第2方向)のうち、操作弁55Cは、操作レバー59を右方(一方)に揺動した場合(右操作した場合)に、右操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。操作弁55Dは、左右方向(第2方向)のうち、操作レバー59を、左方(他方)に揺動した場合(左操作した場合)に、左操作の操作量(操作)に応じて出力する作動油の圧力が変化する。
複数の操作弁55と、走行ポンプ(第1走行ポンプ53L,第2走行ポンプ53R)とは、走行油路45によって接続されている。言い換えれば、走行ポンプ(第1走行ポンプ53L,第2走行ポンプ53R)は、操作弁55(操作弁55A、操作弁55B、操作弁55C、操作弁55D)から出力した作動油によって作動可能な油圧機器である。
走行油路45は、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dと、第5走行油路45eとを有している。第1走行油路45aは、走行ポンプ53Lの前進用受圧部53aに接続された油路である。第2走行油路45bは、走行ポンプ53Lの後進用受圧部53bに接続された油路である。第3走行油路45cは、走行ポンプ53Rの前進用受圧部53aに接続された油路である。第4走行油路45dは、走行ポンプ53Rの後進用受圧部53bに接続された油路である。第5走行油路45eは、操作弁55、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dを接続する油路である。
操作レバー59を前方(図1では矢示A1方向)に揺動させると、操作弁55Aが操作されて該操作弁55Aからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1走行油路45aを介して第1走行ポンプ53Lの受圧部53aに作用すると共に第3走行油路45cを介して第2走行ポンプ53Rの受圧部53aに作用する。これにより、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、第1走行モータ36L及び第2走行モータ36Rが正転(前進回転)して作業機1が前方に直進する。
また、操作レバー59を後方(図1では矢示A2方向)に揺動させると、操作弁55Bが操作されて該操作弁55Bからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第2走行油路45bを介して第1走行ポンプ53Lの受圧部53bに作用すると共に第4走行油路45dを介して第2走行ポンプ53Rの受圧部53bに作用する。これにより、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、第1走行モータ36L及び第2走行モータ36Rが逆転(後進回転)して作業機1が後方に直進する。
また、操作レバー59を右方(図1では矢示A3方向)に揺動させると、操作弁55Cが操作されて該操作弁55Cからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は、第1走行油路45aを介して第1走行ポンプ53Lの受圧部53aに作用すると共に第4走行油路45dを介して第2走行ポンプ53Rの受圧部53bに作用する。これにより、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、第1走行モータ36Lが正転し且つ第2走行モータ36Rが逆転して作業機1が右側に旋回する。
また、操作レバー59を左方(図1では矢示A4方向)に揺動させると、操作弁55Dが操作されて該操作弁55Dからパイロット圧が出力される。このパイロット圧は第3走行油路45cを介して第2走行ポンプ53Rの受圧部53aに作用すると共に第2走行油路45bを介して第1走行ポンプ53Lの受圧部53bに作用する。これにより、第1走行ポンプ53L及び第2走行ポンプ53Rの斜板角度が変更され、第1走行モータ36Lが逆転し且つ第2走行モータ36Rが正転転して作業機1が左側に旋回する。
また、操作レバー59を斜め方向に揺動させると、受圧部53aと受圧部53bとに作用するパイロット圧の差圧によって、第1走行モータ36L及び第2走行モータ36Rの回転方向及び回転速度が決定され、作業機1が前進又は後進しながら右旋回又は左旋回する。
すなわち、操作レバー59を左斜め前方に揺動操作すると該操作レバー59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら左旋回し、操作レバー59を右斜め前方に揺動操作すると該操作レバー59の揺動角度に対応した速度で作業機1が前進しながら右旋回し、操作レバー59を左斜め後方に揺動操作すると該操作レバー59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら左旋回し、操作レバー59を右斜め後方に揺動操作すると該操作レバー59の揺動角度に対応した速度で作業機1が後進しながら右旋回する。
さて、制御装置60には、原動機回転数を設定するアクセル65が接続されている。アクセル65は、運転席8の近傍に設けられている。アクセル65は、揺動自在に支持されたアクセルレバー、揺動自在に支持されたアクセルペダル、回転自在に支持されたアクセルボリューム、スライド自在に支持されたアクセルスライダー等である。なお、アクセル65は、上述した例に限定されない。また、制御装置60には、原動機回転数を検出する回転検出装置66が接続されている。回転検出装置66によって、制御装置60は、原動機32の実原動機回転数(実回転数)を把握することができる。制御装置60は、アクセル65の操作量に基づいて、目標の原動機回転数(目標回転数)を設定して、設定した目標回転数になるように実回転数を制御する。
さて、図1に示すように、吐出油路40は、中途部で分岐していて、分岐後の吐出油路40であって操作装置54に至る区間40a、即ち、操作弁55の上流側に、作動弁69が接続されている。作動弁69は、電磁比例弁(比例弁)であって制御装置60の制御によって開度が変更可能である。作動弁69は、制御装置60から出力された制御信号が大きくなるにつれて開度が大きくなり、制御信号が小さくなるにつれて開度が小さくなる。以降、説明の便宜上、作動弁69のことを比例弁69として説明を進める。
比例弁69は、走行切換弁34を第1状態(第1速度)から第2状態(第2速度)に切り換える際に、即ち、走行モータの回転速度を第1速度から第2速度に増速する場合に、操作装置54へ供給する作動油の圧力(操作弁55における一次側の作動油の圧力)を変更する。また、比例弁69は、走行切換弁34を第2状態(第2速度)から第1状態(第1速度)に切り換える際に、即ち、走行モータの回転速度を第2速度から第1速度に減速する場合に、操作装置54へ供給する作動油の圧力(操作弁55における一次側の作動油の圧力)を変更する。
制御装置60は、増速時及び減速時のいずれにおいても、比例弁69に出力する電流、電圧などの制御信号を、設定値(第1設定値)よりも低い低減値(第2設定値)に低下させてから復帰させることを行う。
図2Aは、走行モータを第1速度から第2速度に増速する場合の制御信号の設定値、低減値と、走行モータの切換との関係を示した図である。図2Aの制御信号を示す縦軸においては、原点側が値が低く、原点から離れるにしたがって値が高くなっている。
図2Aに示すように、制御装置60は、時点Q21において、切換スイッチ(切換弁)61が操作され、当該制御装置60は、第1状態(第1速度)から第2状態(第2速度)にする指令(2速指令)を取得したとする。制御装置60は、2速指令を取得すると、比例弁69に出力する制御信号の出力値W11を、設定値W12よりも低い所定値(低減値)W13まで低下させる。所定値(低減値)W13は、第1速度から第2速度へ切り換えた場合の変速ショックを軽減する値であり、設定値W12から低下量ΔD2を減算した値である。例えば、比例弁69の制御信号の設定値W12は、作業機の車速、原動機回転数の実回転数により設定される。より詳しくは、制御装置60は、2速指令を取得していないとき(切換が行われていないとき)は、制御装置60は、比例弁69が全開になる制御信号(電流値)を設定する。一方、制御装置60は、2速指令を取得した場合、作業機の車速又は原動機回転数の実回転数に応じて制御信号の設定値W12を変更する。
制御装置60は、時点Q22において、出力値W11が所定値(低減値)W13に達すると、比例弁69への制御信号を増加させることで、出力値W11を設定値W12に復帰させる。或いは、制御装置60は、出力値W11を所定値(低減値)W13に低下させる低下時間T21中に、比例弁69への制御信号を増加させることで、途中で出力値W11を設定値W12に復帰させる。ここで、制御装置60は、出力値W11を所定値(低減値)W13から設定値W12に復帰させる復帰時間T22を低下時間T21よりも長くする。即ち、制御装置60は、出力値W11を所定値(低減値)W13に低下させる低下速度を、出力値W11を所定値(低減値)W13から設定値W12に復帰させる復帰速度よりも早くする。
また、制御装置60は、少なくとも低下時間T21中、即ち、出力値W11を所定値(低減値)W13から設定値W12に復帰させる制御を開始する前に、走行切換弁34のソレノイドを励磁する信号を出力して、走行切換弁(切換弁)34を第1状態(第1速度)から第2状態(第2速度)に切り換える。言い換えれば、制御装置60は、走行切換弁34を第2状態に切り換えた後に、出力値W11を設定値W12に復帰させる。
図2Bは、走行モータを第2速度から第1速度に減速する場合の制御信号の設定値、低減値と、走行モータの切換との関係を示した図である。図2Bの制御信号を示す縦軸においては、原点側が値が低く、原点から離れるにしたがって値が高くなっている。
図2Bに示すように、制御装置60は、時点Q31において、切換スイッチ(切換SW)61が操作され、当該制御装置60は、第2状態(第2速度)から第1状態(第1速度)にする指令(1速指令)を取得したとする。制御装置60は、1速指令を取得すると、比例弁69に出力する制御信号の出力値W11を、設定値W12よりも低い所定値(低減値)W14まで低下させる。
具体的には、図2Bに示すように、設定値W12から所定値(低減値)W14に達するまでの低減区間T31において、制御装置60は、比例弁69への制御信号を調整することによって、低減区間T31の始点(時点Q31)から低減区間T31の途中までの区間(第1区間)T31aの出力値W11の第1低下速度が、低減区間T31の中途から終点(Q32)までの区間(第2区間)T31bの出力値W11の第2低下速度よりも大きくする。即ち、制御装置60は、走行モータを減速する場合、出力値W11を急峻に低減値W14に向けて下げた後、やや緩やかに低減値W14に向けて下げる。
制御装置60による出力値W11の低下についてより詳しく説明する。
図1に示すように、制御装置60は、設定部60Aと、制御部60Bとを有している。設定部60A及び制御部60Bは、制御装置60に設けられた電気電子回路、当該制御装置60に格納されたプログラム等から構成されている。
設定部60Aは、2速指令に固定されている場合、作業機の車速、原動機回転数の実回転数に応じて設定値W12を設定する。
また、設定部60Aは、2速指令から1速指令に切り換えられた場合、出力値W11の第1低下速度を示す第1ラインL1と、出力値W11の第2低下速度を示す第2ラインL2とを呼び出す。即ち、設定部60Aは、2速指令から1速指令に切り換えられた場合、出力値W11を低下させる処理に移行し、当該処理において、低減区間T31にて出力値W11を低減するときに、第1ラインL1と第2ラインL2とによって構成するライン(低減ライン)L10に変曲点P25が形成されるように制御を実行する。
また、設定部60Aは、第1低下速度が一定、即ち、単位時間当たりの低下量(第1低下量)が一定となるように、第1ラインL1の傾きを設定する。また、設定部60Aは、第2低下速度が一定、即ち、単位時間当たりの低下量(第2低下量)が一定となるように、第2ラインL2の傾きを設定する。つまり、設定部60Aは、第1ラインL1の傾き(第1低下量)を、第2ラインL2の傾き(第2低下量)よりも大きくする。言い換えると、設定部60Aは、第2ラインL2の傾き(第2低下量)を、第1ラインL1の傾き(第1低下量)よりも小さくする。
制御部60Bは、設定部60Aで設定された第1ラインL1及び第2ラインL2に基づいて、制御信号(出力値W11)の第1低下速度及び第2低下速度を制御する。即ち、制御部60Bは、1速指令を取得すると、出力値W11が第1ラインL1に対応して低下するように、比例弁69に制御信号を出力する。また、制御部60Bは、出力値W11が第2ラインL2に対応して低下するように、比例弁69に制御信号を出力する。
なお、設定部60Aは、第2状態から第1状態に切り切り換えた際の走行負荷に基づいて、第1低下量及び第2低下量のいずれかを変更してもよい。
図1に示すように、走行負荷は、例えば、循環油路57h、57iに設けられた走行ポンプ圧検出装置80によって検出した走行ポンプ圧Vによって検出することが可能である。具体的には、走行ポンプ圧検出装置80は、第1圧力検出装置80a、第2圧力検出装置80b、第3圧力検出装置80c、第4圧力検出装置80dを含んでいる。第1圧力検出装置80aは、循環油路57hにおいて、左走行モータ36Lの第1ポートP11側に設けられ、第1ポートP11側の走行ポンプ圧Vを第1走行ポンプ圧V1として検出する。第2圧力検出装置80bは、循環油路57hにおいて、左走行モータ36Lの第2ポートP12側に設けられ、第2ポートP12側の走行ポンプ圧Vを第2走行ポンプ圧V2として検出する。第3圧力検出装置80cは、循環油路57iにおいて、右走行モータ36Rの第3ポートP13側に設けられ、第3ポートP13側の走行ポンプ圧Vを第3走行ポンプ圧V3として検出する。第4圧力検出装置80dは、循環油路57iにおいて、右走行モータ36Rの第4ポートP14側に設けられ、第4ポートP14側の走行ポンプ圧Vを第4走行ポンプ圧V4として検出する。
設定部60Aは、走行ポンプから吐出した作動油の圧力、即ち、走行ポンプ圧V(V1~V4)のうち、最も高い作動油の圧力を走行負荷として採用する。図2Bに示すように、設定部60Aは、走行負荷が大きい場合には変曲点P25の制御信号の値(変曲値)W25を設定値W12側にシフトして、変曲点P25の高さを高くする。設定部60Aは、走行負荷が小さい場合には変曲点P25の制御信号の変曲値W25を低減値W14側にシフトして、変曲点P25の高さを低くする。
言い換えれば、設定部60Aは、走行負荷が大きい場合には、第1ラインL1及び第2ラインL2の傾きは変更せずに、設定値W12と変曲値W25との差(偏差)を小さくする。また、設定部60Aは、走行負荷が小さい場合には、第1ラインL1及び第2ラインL2の傾きは変更せずに、設定値W12と変曲値W25との差を大きくする。
例えば、設定部60Aは、走行負荷が基準よりも大きい場合は、当該走行負荷が基準よりも大きくなるにつれて、変曲値W25を設定値W12側にシフトするシフト量を大きく(偏差を小さく)する。また、設定部60Aは、走行負荷が基準よりも小さい場合は、当該走行負荷が基準よりも小さくなるにつれて、変曲値W25を低減値W14側にシフトするシフト量を小さく(偏差を大きく)する。
制御部60Bは、設定部60Aによって変曲点P25の変曲値W25が変更された場合、変更後の変曲値W25に対応して、比例弁69に制御信号を出力する。
上述した実施形態では、第1ラインL1及び第2ラインL2によって出力値W11を低下させていたが、当該出力値W11を低下させる制御(ショック低減制御)を行うにあたっては、走行負荷を参照し、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、制御部60Bによって、第1ラインL1と第2ラインL2に基づいて、第1低下速度及び第2低下速度を制御してもよい。つまり、走行モータを第2速度から第1速度に減速する切換が行われた場合、制御装置60は、走行負荷を参照して、当該走行負荷が閾値以上で大きいと判断した場合には、設定部60Aによる第1低下速度及び第2低下速度の設定、変更を行った後に、比例弁69の制御を行う。
なお、上述した実施形態では、設定部60Aは、走行負荷に基づいて、変曲点P25の変曲値W25を変更していたが、原動機32の負荷、原動機の回転数に基づいて変更してもよい。
図2Bに示すように、制御装置60(制御部60B)は、時点Q32において、出力値W11が所定値(低減値)W14に達すると、出力値W11を設定値W12に復帰させる。出力値W11を設定値W12に復帰させるに際して、制御装置60(制御部60B)は、復帰時における単位時間当たりの復帰量を、第2低下速度の単位時間当たりの第2低下量よりも大きくする。言い換えれば、出力値W11を設定値W12に復帰させる復帰区間T32の復帰ラインL3の傾きを、第2低下速度を示す第2ラインL2の傾きよりも緩やかにする。
なお、上述した実施形態では、出力値W11を低下させる際に、第1ラインL1と第2ラインL2とによって変曲点P25を設けていたが、図2Cのように、低減区間T31のラインL10を曲線状することによって、変曲点P25を構成しなくてもよい。なお、図2Cの制御信号を示す縦軸においては、原点側が値が低く、原点から離れるにしたがって値が高くなっている。
作業機1は、原動機34と、斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプ53L、53Rと、走行ポンプ53L、53Rが吐出した作動油により回転可能で且つ回転速度が第1速度と第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)と、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)の回転速度を第1速度にする第1状態と、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)の回転速度を第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁34と、操作装置54と、操作装置54の操作に応じて走行ポンプ53L、53Rの斜板の角度を変更可能な操作弁55と、操作弁55の上流側又は下流側にて当該操作弁55に接続される作動弁69と、第2状態から第1状態に切り換える際に、作動弁69を制御する制御信号を設定値W12よりも低い低減値W14に低下させてから復帰させる制御装置60と、を備え、制御装置60は、設定値W12から低減値W14に達するまでの低減区間T31において、低減区間T31の始点から低減区間T31の途中までの制御信号の第1低下速度を、低減区間T31の中途から終点までの制御信号の第2低下速度よりも大きくする。これによれば、第2状態から第1状態に切り換え時(減速時)において、走行ポンプ53L、53Rが作動する応答性を確保しつつ、変速ショックを低減することができる。
制御装置60は、単位時間当たりの第1低下量が一定で且つ始点から途中までの第1低下速度を示す第1ラインL1と、単位時間当たりの第2低下量が第1低下量よりも小さく且つ一定で且つ途中から終点までの第2低下速度を示す第2ラインL2とを設定する設定部60Aと、設定部60Aで設定された第1ラインL1及び第2ラインL2に基づいて、第1低下速度及び第2低下速度を制御する制御部60Bと、を有している。これによれば、第1ラインL1と第2ラインL2によって第1低下速度及び第2低下速度を簡単に制御でき、第1ラインL1と第2ラインL2とが連続する部分が変曲点となり、スムーズに変速ショックを低減することができる。
制御部60Bは、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、第1ラインL1と第2ラインL2に基づいて、第1低下速度及び第2低下速度を制御する。これによれば、走行負荷が高い状態で減速したときの変速ショックをより低減することができる。
設定部60Aは、第2状態から第1状態に切り切り換えた際の走行負荷に基づいて、第1ラインL1と第2ラインL2との境界である変曲点P25の制御信号の値W25を変更する。これによれば、走行負荷によって制御信号の値W25を変更することによって、変速時(減速時)の応答性を低下させることなく、変速ショックを低減することができる。
設定部60Aは、走行ポンプ53L、53Rから吐出した作動油の圧力のうち、最も高い作動油の圧力を走行負荷として採用する。これによれば、簡単に走行負荷を検出することができる。
設定部60Aは、走行負荷が大きい場合には変曲点P25の制御信号の値W25を設定値W12側にシフトし、走行負荷が小さい場合には変曲点P25の制御信号の値W25を低減値W14側にシフトする。これによれば、変速時(減速時)において、走行ポンプ53L、53Rが作動する応答性を確保しつつ、変速ショックを低減することができる。
制御装置60は、出力値W11が低減値W14に達した後、当該出力値W11を復帰させる場合において、復帰時における単位時間当たりの復帰量を、第2低下速度の単位時間当たりの第2低下量よりも大きくする。これによれば、変速ショックを低減しつつ、減速を素早く行うことができる。
上述した実施形態では、作動弁69を操作弁55の上流側(吐出油路40)に設けていたが、これに代えて、操作弁55の下流側(走行油路45)に設けてもよい。例えば、第5走行油路45eの中途部に作動弁69を設けてもよいし、図3に示すように、第1走行油路45a、第2走行油路45b、第3走行油路45c、第4走行油路45dのそれぞれから油路51を分岐させ、油路51に可変リリーフ弁、電磁比例弁などの作動弁69を設けてもよい。
上述した実施形態において、作動弁69は制御信号の値が大きくなるにつれて開度が大きく、制御信号の値が小さくなるにつれて開度が小さくなる弁であったが、これに代え、作動弁69は制御信号の値が大きくなるにつれて開度が小さく、制御信号の値が小さくなるにつれて開度が大きくなる弁であってもよい。このような作動弁69の場合(変形例の場合)は、図2A~図2Cにおいて、制御信号を示す縦軸においては、原点側が値が高く、原点から離れるにしたがって値が低くなる。つまり、変形例の場合は、上述した実施形態において、制御信号の高低が逆になることから、高低に関する内容を逆に読み替えれば、変形例の説明になる。より詳しくは、上述した実施形態において、「低下」を「増加」、「低い」を「高い」、「低減区間」を「増加区間」、「低下速度」を「増加速度」、「低下量」を「増加量」、「低減値」を「増加値」、「低減」を「増加」に読み替えれば変形例の説明になる。
まとめると、制御装置60は、第2状態から第1状態に切り換える際に、作動弁69を制御する制御信号を設定値W12よりも高い増加値W14に増加させてから復帰させる。制御装置60は、設定値W12から増加値に達するまでの増加区間T31において、増加区間T31の始点から増加区間T31の途中までの制御信号の第1増加速度を、増加区間の中途から終点までの制御信号の第2増加速度よりも大きくする。
制御装置60は、単位時間当たりの第1増加量が一定で且つ始点から途中までの第1増加速度を示す第1ラインL1と、単位時間当たりの第2増加量が第1増加量よりも小さく且つ一定で且つ途中から終点までの第2増加速度を示す第2ラインL2とを設定する設定部60Aと、設定部60Aで設定された第1ラインL1及び第2ラインL2に基づいて、第1増加速度及び第2増加速度を制御する制御部60Bとを有している。
制御部60Bは、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、第1ラインL1と第2ラインL2に基づいて、第1増加速度及び第2増加速度を制御する。
設定部60Aは、第2状態から第1状態に切り切り換えた際の走行負荷に基づいて、第1ラインL1と第2ラインL2との境界である変曲点P25の制御信号の値を変更する。
設定部60Aは、走行負荷が大きい場合には変曲点P25の制御信号の値を設定値W12側にシフトし、走行負荷が小さい場合には変曲点P25の制御信号の値を増加値W14側にシフトする。
制御装置60は、制御信号が増加値に達した後、当該制御信号を復帰させる場合において、復帰時における単位時間当たりの復帰量を、第2増加速度の単位時間当たりの第2増加量よりも大きくする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、切換部を作業者等が手動などで操作することができる切換スイッチ61で構成していたが、制御装置60に内蔵してもよい。制御装置60に内蔵した場合、切換部は、当該制御装置60に格納されたプログラム、電気、電子部品(電子電子回路)で構成される。この場合、制御装置60の切換部は、作業機1に設けた様々な検出装置、例えば、センサからの検出情報に基づいて1速状態と2速状態とに切り換えるか判断し、判断結果に基づいて、走行切換弁34に制御信号を出力する。走行切換弁34は、1速状態の制御信号を取得した場合には、1速状態に切り換わり、2速状態の制御信号を取得した場合には、2速状態に切り換わる。
走行切換弁34は、走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)を第1速度にする第1状態と、第2速度にする第2状態とに切換可能である弁であればよく、方向切換弁とは異なる比例弁であってもよい。
走行モータは、第1速度、第2速度との間に中立(ニュートラル)を有するモータであってもよい。
走行モータ(第1走行モータ36L、第2走行モータ36R)は、アキシャルピストンモータであってもラジアルピストンモータであってもよい。走行モータがラジアルピストンモータである場合、モータ容量が大きくなることで、第1速に切り換えることができ、モータ容量が小さくなり、第2速に切り換えることができる。
上述したように、第2速度(第2状態)は、第1速度(第1状態)よりも速ければよいため、作業機1は、変速段が2段に限定されず、多段(複数段)であっても適用が可能である。
1 :作業機
34 :走行切換弁
36L :左走行モータ(第1走行モータ)
36R :右走行モータ(第2走行モータ)
53L :第1走行ポンプ(走行ポンプ)
53R :第2走行ポンプ(走行ポンプ)
60 :制御装置
60A :設定部
60B :制御部
69 :比例弁(作動弁)
L1 :第1ライン
L10 :低減ライン
L2 :第2ライン
L3 :復帰ライン

Claims (14)

  1. 斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプと、
    前記走行ポンプが吐出した作動油により回転可能で、且つ、回転速度が第1速度と前記第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータと、
    前記走行モータの回転速度を前記第1速度にする第1状態と、前記走行モータの回転速度を前記第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁と、
    操作装置と、
    前記操作装置の操作に応じて前記走行ポンプの前記斜板の角度を変更可能な操作弁と、
    前記操作弁の上流側又は下流側にて当該操作弁に接続される作動弁と、
    前記第2状態から前記第1状態に切り換える際に、前記作動弁を制御する制御信号を設定値よりも低い低減値に低下させてから復帰させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記設定値から低減値に達するまでの低減区間において、前記低減区間の始点から前記低減区間の途中までの制御信号の第1低下速度を、前記低減区間の中途から終点までの制御信号の第2低下速度よりも大きくする作業機。
  2. 前記制御装置は、
    単位時間当たりの第1低下量が一定で且つ前記始点から前記途中までの前記第1低下速度を示す第1ラインと、単位時間当たりの第2低下量が前記第1低下量よりも小さく且つ一定で且つ前記途中から前記終点までの前記第2低下速度を示す第2ラインとを設定する設定部と、
    前記設定部で設定された前記第1ライン及び第2ラインに基づいて、前記第1低下速度及び前記第2低下速度を制御する制御部と、
    を有している請求項1に記載の作業機。
  3. 前記制御部は、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、前記第1ラインと前記第2ラインに基づいて、前記第1低下速度及び前記第2低下速度を制御する請求項2に記載の作業機。
  4. 前記設定部は、前記第2状態から前記第1状態に切り切り換えた際の前記走行負荷に基づいて、前記第1ラインと前記第2ラインとの境界である変曲点の制御信号の値を変更する請求項3に記載の作業機。
  5. 前記設定部は、前記走行ポンプから吐出した作動油の圧力のうち、最も高い作動油の圧力を前記走行負荷として採用する請求項3又は4に記載の作業機。
  6. 前記設定部は、前記走行負荷が大きい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記設定値側にシフトし、前記走行負荷が小さい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記低減値側にシフトする請求項4に記載の作業機。
  7. 前記制御装置は、前記制御信号が前記低減値に達した後、当該制御信号を復帰させる場合において、前記復帰時における単位時間当たりの復帰量を、前記第2低下速度の単位時間当たりの第2低下量よりも大きくする請求項1~6のいずれかに記載の作業機。
  8. 原動機と、
    斜板の角度に応じて吐出する作動油の流量を変更可能な走行ポンプと、
    前記走行ポンプが吐出した作動油により回転可能で、且つ、回転速度が第1速度と前記第1速度よりも高い第2速度とに切換可能な走行モータと、
    前記走行モータの回転速度を前記第1速度にする第1状態と、前記走行モータの回転速度を前記第2速度にする第2状態に切換可能な走行切換弁と、
    操作装置と、
    前記操作装置の操作に応じて前記走行ポンプの前記斜板の角度を変更可能な操作弁と、
    前記操作弁の上流側又は下流側に配置された作動弁と、
    前記第2状態から前記第1状態に切り換える際に、前記作動弁を制御する制御信号を設定値よりも高い増加値に増加させてから復帰させる制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記設定値から増加値に達するまでの増加区間において、前記増加区間の始点から前記増加区間の途中までの制御信号の第1増加速度を、前記増加区間の中途から終点までの制御信号の第2増加速度よりも大きくする作業機。
  9. 前記制御装置は、
    単位時間当たりの第1増加量が一定で且つ前記始点から前記途中までの前記第1増加速度を示す第1ラインと、単位時間当たりの第2増加量が前記第1増加量よりも小さく且つ一定で且つ前記途中から前記終点までの前記第2増加速度を示す第2ラインとを設定する設定部と、
    前記設定部で設定された前記第1ライン及び第2ラインに基づいて、前記第1増加速度及び前記第2増加速度を制御する制御部と、
    を有している請求項8に記載の作業機。
  10. 前記制御部は、走行負荷が予め定められた閾値以上である場合には、前記第1ラインと前記第2ラインに基づいて、前記第1増加速度及び前記第2増加速度を制御する請求項9に記載の作業機。
  11. 前記設定部は、前記第2状態から前記第1状態に切り切り換えた際の前記走行負荷に基づいて、前記第1ラインと前記第2ラインとの境界である変曲点の制御信号の値を変更する請求項10に記載の作業機。
  12. 前記設定部は、前記走行ポンプから吐出した作動油の圧力のうち、最も高い作動油の圧力を前記走行負荷として採用する請求項10又は11に記載の作業機。
  13. 前記設定部は、前記走行負荷が大きい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記設定値側にシフトし、前記走行負荷が小さい場合には前記変曲点の制御信号の値を前記増加値側にシフトする請求項11に記載の作業機。
  14. 前記制御装置は、前記制御信号が前記増加値に達した後、当該制御信号を復帰させる場合において、前記復帰時における単位時間当たりの復帰量を、前記第2増加速度の単位時間当たりの第2増加量よりも大きくする請求項8~13のいずれかに記載の作業機。
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