JP2022030665A - 捻じり円環 - Google Patents

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宏春 杉浦
Hiroharu Sugiura
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Abstract

【課題】コイルを適切に捻じることができる捻じり円環を提供する。【解決手段】環状のステータコアの周上に設けられた複数のスロットにそれぞれ挿入された、直線状の複数のコイルを周方向に捻じるための捻じり円環20であって、所定の間隔をあけて周方向に並んだ複数の爪部21と、隣接する前記爪部の間に形成され、コイル導体の露出部14bが挿入可能であるがコイル導体の被覆部14aは挿入不能である幅を有し、当該捻じり円環の中心軸に平行な方向に沿って直線状に延びた溝部22と、前記爪部の先端に形成され、前記露出部が前記溝部に挿入され且つ前記被覆部が前記溝部から露出した状態で当該捻じり円環を前記ステータコアに接近させながら周方向に回転させている最中に前記被覆部の前記絶縁被膜の角部に係合する切欠部23と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、捻じり円環に関する。
ステータコアに取り付けられた複数のコイルを、捻じり円環を用いて捻じる工程がある。このようなコイルは、ステータコアから突出した直線状の部位に、導体が絶縁被膜に被覆された被覆部と、被覆部よりも先端側にあり導体が露出した露出部とを有する。また、捻じり円環には、コイルの露出部が挿入される直線状の溝部が形成されており、露出部を溝部に挿入した状態で捻じり円環を回転させることにより、コイルの露出部を直線状に維持しつつ被覆部を捻じることができる(例えば特許文献1参照)。
特開2016-131453号公報
捻じり工程の最中にコイルの露出部が捻じり円環の溝部から抜け落ちるように滑り、被覆部側の露出部の一部も捻じられ、露出部での直線状の部分が想定よりも短くなる可能性がある。
本発明は、コイルを適切に捻じることができる捻じり円環を提供することを目的とする。
上記目的は、環状のステータコアの周上に設けられた複数のスロットにそれぞれ挿入された、直線状の複数のコイルを周方向に捻じるための捻じり円環であって、複数の前記コイルは、それぞれ、前記ステータコアから突出した直線状の部位に、導体が絶縁被膜に被覆された被覆部と、前記被覆部よりも先端側にあり前記導体が露出した露出部と、を含み、所定の間隔をあけて周方向に並んだ複数の爪部と、隣接する前記爪部の間に形成され、前記露出部が挿入可能であるが前記被覆部は挿入不能である幅を有し、当該捻じり円環の中心軸に平行な方向に沿って直線状に延びた溝部と、前記爪部の先端に形成され、前記露出部が前記溝部に挿入され且つ前記被覆部が前記溝部から露出した状態で当該捻じり円環を前記ステータコアに接近させながら周方向に回転させている最中に前記被覆部の前記絶縁被膜の角部に係合する切欠部と、を備えた捻じり円環によって達成できる。
本発明によれば、コイルを適切に捻じることができる捻じり円環を提供できる。
図1は、ステータのステータコアのスロットにセグメントコイルが挿入された状態を示す斜視図である。 図2は、セグメントコイルを捻じる捻じり円環の斜視図である。 図3は、セグメントコイルが捻り成形された後の状態を示す斜視図である。 図4Aは、溝部に露出部を挿入した状態の図であり、図4Bは、被覆部が捻じられた状態の図である。 図5Aは、捻じられる前の被覆部と露出部の境界付近の拡大図であり、図5Bは、捻じられた後の被覆部と露出部の境界付近の拡大図である。 図6Aは、比較例の捻じり円環の図であり、図6Bは、図6Aの拡大図である。
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。以下の図面においては、同じ作用を奏する構成要素には同じ符号を付している。なお、各図における寸法関係は実際の寸法関係を反映するものではない。
実施の形態に係るステータの製造方法は、ステータコアのスロットにセグメントコイルを挿入する挿入工程、スロットに挿入されたセグメントコイルを円周方向に捻じる捻り工程、セグメントコイルの先端部同士が接触した状態で溶接を行う溶接工程、を含む。
[挿入工程]
図1を参照して、挿入工程について説明する。図1は、ステータ10のステータコア11のスロット12にセグメントコイル14が挿入された状態を示す斜視図である。図1に示すように、環状のステータコア11には、周方向に所定の間隔でスロット12が形成されている。スロット12間には、ティース13が設けられている。スロット12には、セグメントコイル14の被覆部14aがそれぞれ挿入されている。被覆部14a間には、絶縁用の相間紙15が配置されている。なお、本発明は、相間紙15を設けない場合にも適用可能である。
なお、セグメントコイル14としては、一対の被覆部14aが連結部(不図示)により連結されたものを用いることができる。セグメントコイル14の表面は絶縁用のエナメルにより被覆されている。被覆部14aの連結部とは反対側の先端側にある露出部14bはエナメルにより被覆されておらず、導線(導体)が露出している。複数のセグメントコイル14の一部が互いに重ね合わされ、円環状に組み合わされた状態で、ステータコア11の複数のスロット12に挿入される。図1に示す例では、ステータコア11には、48箇所のスロット12が設けられている。各スロット12には、10本の被覆部14aが挿入されている。
[捻り工程]
図2は、セグメントコイル14を捻じる捻じり円環20の斜視図である。捻じり円環20の下端縁側には、円周上に並んだ複数の爪部21と隣接する爪部21の間に設けられた溝部22とを有している。溝部22は、一円周上に配置されたセグメントコイル14の被覆部14aの本数に対応した数だけ設けられている。実施の形態では、48箇所に溝部22が形成されている。溝部22は、捻じり円環20の下端縁から上端縁側に捻じり円環20の中心軸Aに略平行に延びているが、上端縁までは延びていない。また、捻じり円環20の周方向での溝部22の幅は全て略同じであり、溝部22の中心軸Aに平行な長さも全て略同じである。即ち、これら複数の溝部22は形状及び大きさがほぼ同じである。同様に複数の爪部21も形状および大きさがほぼ同じである。尚、捻じり円環20の周方向での爪部21の幅は溝部22の幅よりも大きいが、これに限定されない。また、捻じり円環20は金属製であるがこれに限定されず合成樹脂製であってもよい。
捻じり円環20の中心軸Aとステータコア11の中心軸を一致させた状態で溝部22に一円周上のセグメントコイル14の露出部14bを挿入し、この状態で捻じり円環20を回転させることにより、被覆部14aを捻じることができる。このような捻じり円環20を、一円周上に並んだセグメントコイル14の半径に対応した数だけ用意して、内周側から奇数番目のセグメントコイル14の被覆部14aを時計回りに捻じり、内周側から偶数番目のセグメントコイル14の被覆部14aは反時計回りに捻じる。これにより、スロット12から突出している被覆部14aを捻り成形することができる。図3は、セグメントコイル14が捻り成形された後の状態を示す斜視図である。
[溶接工程]
溶接工程では、ペアの露出部14b同士が接触した状態で、TIG溶接が行われる。図示しない溶接電源から給電可能な一対の電極により、接触しているペアの露出部14bを挟持して溶接が行われる。このようにして、ステータが製造される。このようにして製造されたステータは、例えば自動車等に搭載される電動発電機に用いることができる。
[捻じり円環の詳細]
図4Aは、溝部22に露出部14bを挿入した状態の図である。尚、図4Aでは、理解を容易にするために一つのセグメントコイル14のみを示しているが、実際には全ての溝部22にそれぞれ全てのセグメントコイル14の露出部14bが挿入されるが、被覆部14aは溝部22から露出している。ここで、露出部14bは被覆部14aよりも幅が狭く、これに対応するように捻じり円環20の周方向での溝部22の幅は、露出部14bは挿入可能だが被覆部14aは挿入できない程度に設定されている。即ち溝部22の幅は、露出部14bの幅と略同じであるが被覆部14aよりは小さく形成されている。また、溝部22の中心軸Aに平行な方向での長さは、露出部14bの長さと略同じであり、露出部14bは挿入可能だが被覆部14aは挿入できない程度に設定されている。このような状態で捻じり円環20をステータコア11に接近させながら反時計回りに回転させると、露出部14bが溝部22内に保持された状態で被覆部14aを反時計回りに捻じることができる。図4Bは、被覆部14aが捻じられた状態の図である。尚、図4Bでも、理解を容易にするために一つのセグメントコイル14のみを示している。図4Bに示すように、露出部14bを略直線状に維持したまま被覆部14aを捻じることができる。
図5Aは、捻じられる前の被覆部14aと露出部14bの境界付近の拡大図である。図5Aに示すように被覆部14aと露出部14bとの境界付近の爪部21の先端部には、切欠部23が形成されている。切欠部23は、露出部14bに対して捻じり円環20が回転される方向とは逆側に設けられている。切欠部23は、略三角形状に形成されている。図5Bは、捻じられた後の被覆部14aと露出部14bの境界付近の拡大図である。被覆部14aの絶縁被膜の角部が切欠部23に係合している。実際には、被覆部14aが捻じられている最中に被覆部14aの絶縁被膜の角部が切欠部23に係合する。この係合により溝部22内での露出部14bの位置が規定され、捻じり円環20を更に反時計回りに回転させても溝部22内での露出部14bの位置ずれを抑制できる。
尚、被覆部14aの絶縁被膜の角部とは、被覆部14aが直線状に延びた状態において、絶縁被膜の外側面と、露出部14bの導体を露出するために切断された切断面である露出部14b側の端面との間によって画定される角部である。また、爪部21の先端部に形成される切欠部23は、捻じり工程における被覆部14aの角部の軌跡上に設けることが好ましい。即ち、切欠部23は、係合する被覆部14aに対して被覆部14aを捻じる方向とは逆側の爪部21に形成する必要がある。
[比較例]
次に比較例を用いて説明する。図6Aは、比較例の捻じり円環20xの図である。図6Aでは、捻じり円環20xによる捻じり工程の最中を示している。図6Bは、図6Aの拡大図である。図6A及び図6Bに示すように爪部21xの先端には、本実施の形態とは異なり、爪部21xの先端部に切欠部23は形成されていない。このため、捻じり工程の最中に被覆部14aの角部が爪部21xの先端部上をスライドし、露出部14bが溝部22内から滑り抜けるように位置がずれるおそれがある。これにより、被覆部14a側の露出部14bの一部までもが被覆部14aと共に捻じられ、露出部14bの直線状の部位の長さが想定したものよりも短くなる可能性がある。これにより、捻じり工程後に実施される溶接工程において問題が生じる可能性がある。
これに対して本実施の形態では、上述したように溝部22内での露出部14bの位置ずれが抑制されるため、露出部14bの直線状の部位の長さを所望の長さに維持しつつ被覆部14aを捻じることができる。これにより捻じり工程後の溶接工程でも問題が発生することを抑制できる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
11 ステータコア
14 セグメントコイル
14a 被覆部
14b 露出部
20 捻じり円環
21 爪部
22 溝部
23 切欠部

Claims (1)

  1. 環状のステータコアの周上に設けられた複数のスロットにそれぞれ挿入された、直線状の複数のコイルを周方向に捻じるための捻じり円環であって、
    複数の前記コイルは、それぞれ、前記ステータコアから突出した直線状の部位に、導体が絶縁被膜に被覆された被覆部と、前記被覆部よりも先端側にあり前記導体が露出した露出部と、を含み、
    所定の間隔をあけて周方向に並んだ複数の爪部と、
    隣接する前記爪部の間に形成され、前記露出部が挿入可能であるが前記被覆部は挿入不能である幅を有し、当該捻じり円環の中心軸に平行な方向に沿って直線状に延びた溝部と、
    前記爪部の先端に形成され、前記露出部が前記溝部に挿入され且つ前記被覆部が前記溝部から露出した状態で当該捻じり円環を前記ステータコアに接近させながら周方向に回転させている最中に前記被覆部の前記絶縁被膜の角部に係合する切欠部と、を備えた捻じり円環。
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