JP2022016424A - ストリーミング配信及びテレビ会議のためのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ストリーミング配信されるコンテンツを視聴する複数の人々の間で話し合いを可能とする手段を提供する。【解決手段】ユーザがWebブラウザに所定のURLを入力すると、ログインページ(図3(A))が表示される。ユーザがログインに成功すると、Webブラウザには配信元装置からサーバ装置経由でストリーミング配信されるコンテンツを表示するストリーミング配信ページ(図3(B))が表示される。ストリーミング配信ページに「テレビ会議へ」ボタンが表示されている場合(図3(C))、ユーザが「テレビ会議へ」ボタンを押下する操作を行うと、Webブラウザには、先ほどまで同じコンテンツを視聴していた複数のユーザのうち、予め定められた同じグループのユーザ間でテレビ会議を行うためのテレビ会議室ページ(図3(D))が表示される。【選択図】図3
Description
本発明はデータ通信により人々の円滑なコミュニケーションを支援するシステムに関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して、配信元の通信装置から多数の配信先の通信装置に向けて、一方向に動画等のコンテンツを配信し、配信先の通信装置において、順次受信するコンテンツを再生するシステム(以下、「ストリーミング配信システム」という)が普及している。ストリーミング配信システムによれば、配信先の通信装置のユーザである視聴者は、配信元から配信されるコンテンツを視聴できる。
また、インターネット等の通信ネットワークを介して、多数の通信装置の各々が周囲の音と画像を実質的にリアルタイムに送受信し合うシステム(以下、「テレビ会議システム」という)が普及している。テレビ会議システムによれば、通信装置のユーザである会議の参加者は、離れた場所にいる他の参加者の顔を見ながら相互に会話を行うことができる。
近年、ストリーミング配信システムとテレビ会議システムを融合し、パネラーと呼ばれる人々が行う会議の様子を、音声と画像で視聴者が使用する通信装置にストリーミング配信するシステム(以下、「ウェビナーシステム」という)が普及しつつある。ウェビナーシステムに関する技術を開示している特許文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、ストリーミング配信のサービスを受けていた視聴者のうち希望する者(参加者)が許可を受けると配信者と対話が可能となり、その配信者と参加者との対話をストリーミング配信する、という仕組みが記載されている。特許文献1に記載の仕組みによれば、ストリーミング配信の視聴者が希望すれば、参加者としてストリーミング配信のコンテンツにパネラー等として参加できる。
講演や動画等のコンテンツを視聴した複数の人々の間で、視聴したコンテンツに関し話し合えば、それらの人々によるコンテンツの理解が深まり望ましい。また、複数の人々の間で何らかのテーマについて話し合う場合、それらの人々がテーマに沿ったコンテンツを話し合いの前に視聴すると、そのコンテンツが端緒となって活発な話し合いが行われ望ましい。
複数の人々が一堂に会する場合であれば、講演やプロジェクター等により映し出された動画等のコンテンツをそれらの人々が視聴した後、互いに近い席の者どうしがグループを作って、視聴したコンテンツを踏まえた話し合いを行うことができる。
しかしながら、人々が個々に離れた場所にいて、ストリーミング配信されるコンテンツを視聴する場合、そのコンテンツを視聴した人々の間で、そのコンテンツを踏まえた話し合いを行うことはできない。
上述した事情に鑑み、本発明は、ストリーミング配信されるコンテンツを視聴する複数の人々の間で話し合いを可能とする手段を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、配信元装置から視聴覚データを受信し、当該視聴覚データを複数の配信先装置にストリーミング配信するストリーミング配信手段と、前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信している複数の配信先装置のうちテレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々から当該配信先装置に接続されているカメラが撮影する画像と当該配信先装置に接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データを受信し、受信した視聴覚データを合成してテレビ会議用の視聴覚データを生成し、生成したテレビ会議用の視聴覚データをテレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々に送信することによって、テレビ会議の中継を行うテレビ会議中継手段とを備えるシステムを第1の態様として提供する。
第1の態様に係るシステムによれば、ストリーミング配信されるコンテンツを視聴する複数の人々が話し合いを行える。
第1の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信している配信先装置に対し視聴覚データを配信しない、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様に係るシステムによれば、テレビ会議に参加する人々が配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツの視聴を要さない場合、無駄なデータ通信が行われず望ましい。
第2の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データの受信を停止した配信先装置に対し視聴覚データの配信を再開する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様に係るシステムによれば、テレビ会議から退出した人は、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴することができる。
第1の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信している配信先装置に対し、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信していない配信先装置に対するよりも低いビットレートで視聴覚データを配信する、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様に係るシステムによれば、テレビ会議が行われている間、配信元装置からのコンテンツのストリーミング配信による通信帯域の逼迫が低減される。
第1乃至第3のいずれかの態様に係るシステムにおいて、前記テレビ会議中継手段は、前記配信元装置から視聴覚データを受信し、テレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々から受信した視聴覚データに加え、前記配信元装置から受信した視聴覚データを合成して、前記テレビ会議用の視聴覚データを生成する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
第5の態様に係るシステムによれば、テレビ会議の参加者は、テレビ会議を行いながら、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴することができる。
第1乃至第5のいずれかの態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置をグルーピングして複数のグループを生成するグルーピング手段を備え、前記テレビ会議中継手段は、前記グルーピング手段のグルーピングにより生成された複数のグループの各々に関し、当該グループに属する2以上の配信先装置がテレビ会議に参加する場合、当該2以上の配信先装置の各々から受信する視聴覚データを合成して生成したテレビ会議用の視聴覚データを当該2以上の配信先装置の各々に送信する、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
第6の態様に係るシステムによれば、ストリーミング配信されるコンテンツを視聴する複数の人々が、グループ毎に話し合いを行える。
第6の態様に係るシステムにおいて、前記グルーピング手段は、前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置の各々に関し、当該配信先装置又は当該配信先装置のユーザの属性を示す属性データを取得し、当該属性データに基づきグルーピングを行う、という構成が第7の態様として採用されてもよい。
第7の態様に係るシステムによれば、望ましい組み合わせの人々の間で話し合いが行われるようにできる。
第7の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置の各々から当該配信先装置のユーザにより入力されたデータを属性データとして受信する属性データ受信手段を備え、前記グルーピング手段は、前記属性データ受信手段が受信した属性データに基づきグルーピングを行う、という構成が第8の態様として採用されてもよい。
第8の態様に係るシステムによれば、ストリーミング配信されるコンテンツの視聴中に人々により入力されたデータに応じて、望ましい組み合わせの人々の間で話し合いが行われるようにできる。
第6乃至第8のいずれかの態様に係るシステムにおいて、前記グルーピング手段は、2以上の配信先装置の間の関係性を示す関係性データを取得し、当該関係性データに基づきグルーピングを行う、という構成が第9の態様として採用されてもよい。
第9の態様に係るシステムによれば、特定の関係性を有する複数の人々が同じグループで話し合えるようにできる。また、第9の態様に係るシステムによれば、特定の関係性を有する複数の人々が同じグループで話し合わないようにできる。
第6乃至第9のいずれかの態様に係るシステムにおいて、前記グルーピング手段は、グルーピングにより生成した複数のグループの各々に属する複数の配信先装置をさらにグルーピングして複数の小グループを生成し、前記テレビ会議中継手段は、前記グルーピング手段のグルーピングにより生成された複数の小グループの各々に関し、当該小グループに属する2以上の配信先装置の各々から受信する視聴覚データを合成して生成したテレビ会議用の視聴覚データを当該2以上の配信先装置の各々に送信する、という構成が第10の態様として採用されてもよい。
第10の態様に係るシステムによれば、話し合いを行った人々が小グループに分かれてさらに話し合いを行うことができる。
第1の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段は、視聴覚データが表す画像とテレビ会議への参加のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを複数の配信先装置の各々に送信し、前記テレビ会議中継手段は、前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作が行われた場合、テレビ会議用の視聴覚データが表す画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを当該配信先装置に送信する、という構成が第11の態様として採用されてもよい。
第11の態様に係るシステムによれば、人々はWebブラウザが実行可能なデータ通信装置を配信先装置として用いて、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴し、そのコンテンツと共に表示される操作子に対する操作を行うことで、テレビ会議に参加することができる。
第11の態様に係るシステムにおいて、前記ストリーミング配信手段が送信する表示指示データは、前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作が行われた場合、当該表示指示データに従い表示されているWebページの表示の終了を指示する、という構成が第12の態様として採用されてもよい。
第12の態様に係るシステムによれば、テレビ会議に参加する人々が配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツの視聴を要さない場合、無駄な情報が表示されず望ましい。
第12の態様に係るシステムにおいて、前記テレビ会議中継手段が送信する表示指示データはテレビ会議への参加終了指示のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示し、当該操作子に対する操作が行われた場合、当該Webページの表示の終了を指示し、前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議への参加終了指示のための操作子に対する操作が行われた場合、前記配信元装置から受信する視聴覚データが表す画像とテレビ会議への参加のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを当該配信先装置に送信する、という構成が第13の態様として採用されてもよい。
第13の態様に係るシステムによれば、人々は、テレビ会議のための画像と共に表示される操作子に対する操作を行うことでテレビ会議から退出すると共に、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴することができる。
本発明は、第1の態様に係るシステムが送信する視聴覚データを受信する配信先装置であって、前記システムから視聴覚データを受信する受信手段と、接続されているカメラが撮影する画像と接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データを前記システムに送信する送信手段と、前記受信手段が受信した視聴覚データが表す画像を表示装置に表示させる表示指示手段と、前記受信手段が受信した視聴覚データが表す音声を発音装置に発音させる発音指示手段と、前記表示指示手段に従い前記表示装置が表示する画像に対する操作を受け付ける操作受付手段とを備え、前記表示指示手段は、前記受信手段が前記システムの前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させるとき、前記表示装置にテレビ会議への参加のための操作子を表示させ、前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記送信手段は前記システムへの視聴覚データの送信を開始し、前記受信手段は前記システムの前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データの受信を開始し、前記表示指示手段は前記受信手段が前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させ、前記発音指示手段は前記受信手段が前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す音声を前記発音装置に発音させる配信先装置を第14の態様として提供する。
第14の態様に係る配信先装置によれば、人々は、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴し、そのコンテンツと共に表示される操作子に対する操作を行うことで、テレビ会議に参加することができる。
第14の態様に係る配信先装置において、前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記受信手段は前記システムの前記ストリーミング配信手段からの視聴覚データの受信を終了する、という構成が第15の態様として採用されてもよい。
第15の態様に係る配信先装置によれば、テレビ会議に参加する人々が配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツの視聴を要さない場合、無駄なデータ通信が行われず望ましい。
第15の態様に係る配信先装置において、前記表示指示手段は、前記受信手段が前記システムの前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させるとき、前記表示装置にテレビ会議への参加終了指示のための操作子を表示させ、前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加終了指示のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記送信手段は前記システムへの視聴覚データの送信を終了し、前記受信手段は前記システムの前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データに代えて前記システムの前記ストリーミング配信手段からの視聴覚データを受信し、前記表示指示手段は前記受信手段が前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させ、前記発音指示手段は前記受信手段が前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す音声を前記発音装置に発音させる、という構成が第16の態様として採用されてもよい。
第16の態様に係る配信先装置によれば、人々は、テレビ会議のための画像と共に表示される操作子に対する操作を行うことでテレビ会議から退出すると共に、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴することができる。
本発明は、コンピュータを第14の態様に係る配信先装置が備える前記受信手段、前記送信手段、前記表示指示手段、前記発音指示手段、及び、前記操作受付手段として機能させるためのプログラムを第17の態様として提供する。
第17の態様に係るプログラムによれば、人々はコンピュータを用いて、配信元装置からストリーミング配信されるコンテンツを視聴し、そのコンテンツと共に表示される操作子に対する操作を行うことで、テレビ会議に参加することができる。
以下に本発明の一実施形態に係るシステム10と、システム10のユーザが使用する配信元装置11及び配信先装置12(1)、12(2)、・・・、12(n)(ただし、nは2以上の自然数)を説明する。以下、配信先装置12(1)、12(2)、・・・、12(n)を互いに区別しない場合、これらを配信先装置12と総称する。
図1は、システム10の構成を示した図である。ただし、図1においては、システム10に加え、配信元装置11及び配信先装置12も併せて示されている。システム10は、サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103を備える。サーバ装置101、サーバ装置102、サーバ装置103、配信元装置11、及び、配信先装置12は、通信ネットワーク9に接続されている。サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103は、通信ネットワーク9に接続されている他の装置との間でデータ通信を行う。
サーバ装置101は、配信元装置11から送信されてくる視聴覚データを配信先装置12の各々にストリーミング配信する役割を果たすサーバ装置である。以下、サーバ装置101を介して配信元装置11から配信先装置12の各々に配信される視聴覚データをストリーミング配信用視聴覚データという。
ストリーミング配信用視聴覚データは、例えば、予め録画されておりストリーミング配信時に再生される音声付き動画や、配信元装置11に接続されているカメラがストリーミング配信中に撮影する画像と配信元装置11に接続されているマイクがストリーミング配信中に拾音する音声とを含む音声付き動画等を表す。
サーバ装置102は、配信元装置11及び配信先装置12の各々から送信されてくる視聴覚データを合成してテレビ会議用の視聴覚データ(以下、テレビ会議用視聴覚データという)を生成し、生成したテレビ会議用の視聴覚データを配信先装置12の各々に送信することで、配信先装置12のユーザがテレビ会議を行えるようにする役割を果たすサーバ装置である。
サーバ装置102が配信先装置12の各々から受信する視聴覚データは、配信先装置12に接続されているカメラがテレビ会議中に撮影する画像と配信先装置12に接続されているマイクがテレビ会議中に拾音する音声とを含む音声付き動画である。サーバ装置102が配信元装置11から受信する視聴覚データは、ストリーミング配信用視聴覚データである。
サーバ装置103は、配信元装置11及び配信先装置12のユーザの管理を行う役割を果たすサーバ装置である。具体的には、サーバ装置103は、ユーザの認証と、テレビ会議を行うユーザのグルーピングと、ユーザからのデータ収集を行う。
サーバ装置103は、ユーザの管理を行うために、図2に示す構成のデータテーブル(以下、ユーザ情報テーブルという)を記憶している。ユーザ情報テーブルは、システム10を利用するユーザの各々に関するデータレコードの集まりであり、各レコードには、「ユーザID」、「パスワード」、「配信元/配信先」、「ステイタス」、「属性」、「関係性」、「グループ番号」、「小グループ番号」という項目が設けられている。
「ユーザID」欄及び「パスワード」欄には、ユーザを認証し識別するための情報であるユーザ名及びパスワードが格納される。「配信元/配信先」欄には、ユーザがストリーミング配信用視聴覚データの配信元及び配信先のいずれのユーザであるかを示す情報が格納される。「ステイタス」欄には、ユーザがオフライン、ストリーミング配信の受信中、及び、テレビ会議に参加中、のいずれであるかを示す情報が格納される。
「属性」欄には、ユーザ又はユーザが使用する装置(配信元装置11又は配信先装置12)の属性を示す情報が格納される。「属性」欄には、複数の種別の属性を示す情報を格納できるように、複数のサブ項目、すなわち、「属性1」欄、「属性2」欄、・・・、「属性m」欄(ただし、mは自然数)が設けられている。
「属性」欄に格納される情報が示すユーザの属性の種類の例としては、ユーザの年齢、ユーザが現在いる地域、ユーザの性格、ユーザの嗜好、特定のテーマに関するユーザの意見等が挙げられるが、これらに限られない。また、「属性」欄に格納される情報が示す装置(配信元装置11又は配信先装置12)の属性の種類の例としては、装置に接続されている表示装置のスクリーンの大きさ、装置のデータ通信の形態(例えば、移動体通信網に接続、有線接続等)、装置のデータ処理速度等が挙げられるが、これらに限られない。
「関係性」欄には、特定のユーザ間の関係性を示す情報(関係性データ)が格納される。例えば、テレビ会議が日本語で行われ、日本語を使えないユーザAを通訳者のユーザBがサポートする場合がある。そのような場合、テレビ会議において、ユーザAとユーザBは必ず同じグループとなる必要がある、という関係性を持っている。このような場合、ユーザAの「関係性」欄には、例えば「ユーザBと同グループ」という情報が格納され、ユーザBの「関係性」欄には、例えば「ユーザAと同グループ」という情報が格納される。
また、ユーザXとユーザYが家族であり、テレビ会議において家族どうしが同じグループにならないようにしたい場合がある。このような場合、ユーザXの「関係性」欄には、例えば「ユーザYと別グループ」という情報が格納され、ユーザYの「関係性」欄には、例えば「ユーザXと別グループ」という情報が格納される。
「グループ番号」欄には、ユーザが属するグループを識別する情報が格納される。テレビ会議において、各グループに属する複数のユーザが、さらに小グループに分かれて話し合う場合がある。「小グループ番号」欄には、ユーザが属する小グループを識別する情報が格納される。
サーバ装置103は、例えば、配信元装置11のユーザが配信元装置11を用いてグルーピングのための条件を入力した場合、その条件と、ユーザ情報テーブルの「関係性」欄に格納されている情報が示す条件とを満たすように配信先装置12のユーザをグルーピングし、複数のグループを生成する。そして、サーバ装置103は、ユーザ情報テーブルの「グループ番号」欄及び「小グループ番号」欄の情報を、グルーピングの結果に応じて更新する。
グルーピングのための条件の例としては、各グループ(又は各小グループ)に属するユーザの人数の許容範囲、各グループに属するユーザの属性の組み合わせ(例えば、異なる地域のユーザを優先的に同じグループに含める、同じ性格のユーザを優先的に異なるグループに含める、等)等が挙げられるが、これらに限られない。
サーバ装置103は、例えば、配信元装置11のユーザが配信元装置11を用いてアンケート実施の指示を行った場合、その指示に従い、配信先装置12のユーザに対し予め準備されている質問に対する回答の入力を促すWebページ(以下、アンケートページという)を配信先装置12に表示させるデータを配信先装置12の各々に送信し、配信先装置12においてユーザがアンケートページに対し入力した回答を示すデータを配信先装置12から受信する。サーバ装置103は、配信先装置12から受信した回答を示すデータを、ユーザ情報テーブルの「属性」欄に格納する。従って、配信先装置12のユーザにより入力された情報に応じて、その後に行われるテレビ会議のためのグルーピングが可能となる。
サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103はプロセッサ、メモリ、及び、通信インタフェースを備えたコンピュータにより構成される。
サーバ装置101は、コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムに従うデータ処理を行うことによって、配信元装置11からストリーミング配信用視聴覚データを受信し、ストリーミング配信用視聴覚データを複数の配信先装置12の各々にストリーミング配信するストリーミング配信手段を備える装置として機能する。
サーバ装置102は、コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムに従うデータ処理を行うことによって、サーバ装置101のストリーミング配信手段からストリーミング配信用視聴覚データを受信している複数の配信先装置12のうちテレビ会議に参加する2以上の配信先装置12の各々から視聴覚データを受信し、受信した視聴覚データを合成してテレビ会議用視聴覚データを生成し、生成したテレビ会議用視聴覚データをテレビ会議に参加する2以上の配信先装置12の各々に送信することによって、テレビ会議の中継を行うテレビ会議中継手段を備える装置として機能する。
サーバ装置103は、コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムに従うデータ処理を行うことによって、サーバ装置101のストリーミング配信手段からストリーミング配信用視聴覚データを受信する複数の配信先装置12をグルーピングして複数のグループを生成するグルーピング手段と、サーバ装置101のストリーミング配信手段からストリーミング配信用視聴覚データを受信する複数の配信先装置12の各々から配信先装置12のユーザにより入力されたデータを属性データとして受信する属性データ受信手段を備える装置として機能する。
配信元装置11は、ストリーミング配信用視聴覚データの配信元のユーザにより使用される端末装置である。配信元装置11は、予め記憶しておいた音声付き動画や静止画等を表すデータ、ストリーミング配信時にカメラが撮影する画像とストリーミング配信時にマイクが拾音する音声とを含む音声付き動画を表すデータ、又は、それらの音声付き動画を合成して得られる音声付き動画を表すデータを、ストリーミング配信用視聴覚データとしてサーバ装置101に送信する。
配信先装置12は、ストリーミング配信用視聴覚データの配信先のユーザにより使用される端末装置である。配信先装置12は、サーバ装置101を介して配信元装置11から送信されるストリーミング配信用視聴覚データを受信し、受信したストリーミング配信用視聴覚データが表す音声付き動画の再生を行う。
配信先装置12のユーザは、テレビ会議に参加することもできる。配信先装置12は、テレビ会議時にカメラが撮影する画像とテレビ会議時にマイクが拾音する音声とを含む音声付き動画を表す視聴覚データをサーバ装置102に送信すると共に、サーバ装置102から送信されてくるテレビ会議用視聴覚データを受信し、受信したテレビ会議用視聴覚データが表す音声付き動画の再生を行う。
配信先装置12のユーザは、例えば配信元装置11からサーバ装置101経由で配信されるストリーミング配信用視聴覚データが表す音声付き動画の視聴の合間に、サーバ装置103から送信されてくるデータに従いアンケートページを表示し、そのアンケートページに対しユーザにより入力された回答を示すデータをサーバ装置103に送信する。
配信元装置11及び配信先装置12の各々はプロセッサ、メモリ、及び、通信インタフェースを備えたコンピュータにより構成される。配信元装置11又は配信先装置12を構成するコンピュータには、カメラ、マイク、表示装置(液晶ディスプレイ等)、発音装置(スピーカ)及び、操作受付装置(キーボード、マウス、タッチパネル等)が接続されている。なお、配信元装置11又は配信先装置12を構成するコンピュータが、カメラ、マイク、表示装置、発音装置、及び、操作受付装置の少なくとも1つを内蔵していてもよい。
配信元装置11は、コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムに従うデータ処理を行うことによって、カメラが撮影する画像とマイクが拾音する音声とを含む音声付き動画を表す視聴覚データをサーバ装置101に送信する送信手段を備える装置として機能する。
配信先装置12は、コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムに従うデータ処理を行うことによって、以下の構成部を備える装置として機能する。
サーバ装置101からストリーミング配信用視聴覚データを受信し、サーバ装置102からテレビ会議用視聴覚データを受信し、サーバ装置103からアンケートページの表示を指示するデータを受信する受信手段。
接続されているカメラが撮影する画像と接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データをサーバ装置102に送信し、アンケートページに対しユーザが入力した回答を示すデータをサーバ装置103に送信する送信手段。
受信手段が受信したストリーミング配信用視聴覚データ又はテレビ会議用視聴覚データが表す画像、又は、アンケートページを表示装置に表示させる表示指示手段。
受信手段が受信したストリーミング配信用視聴覚データ又はテレビ会議用視聴覚データが表す音声を発音装置に発音させる発音指示手段。
表示指示手段に従い表示装置が表示する画像に対するユーザの操作を受け付ける操作受付手段。
サーバ装置101からストリーミング配信用視聴覚データを受信し、サーバ装置102からテレビ会議用視聴覚データを受信し、サーバ装置103からアンケートページの表示を指示するデータを受信する受信手段。
接続されているカメラが撮影する画像と接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データをサーバ装置102に送信し、アンケートページに対しユーザが入力した回答を示すデータをサーバ装置103に送信する送信手段。
受信手段が受信したストリーミング配信用視聴覚データ又はテレビ会議用視聴覚データが表す画像、又は、アンケートページを表示装置に表示させる表示指示手段。
受信手段が受信したストリーミング配信用視聴覚データ又はテレビ会議用視聴覚データが表す音声を発音装置に発音させる発音指示手段。
表示指示手段に従い表示装置が表示する画像に対するユーザの操作を受け付ける操作受付手段。
図3は、配信先装置12のユーザがシステム10を利用してストリーミング配信されるコンテンツを視聴したり、テレビ会議に参加したりする際に、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンに表示される画面を模式的に示した図である。
配信先装置12のユーザは、配信先装置12に対し所定の操作を行って、Webブラウザを起動した後、所定のURLをWebブラウザに入力する。そのURLの入力に応じて、配信先装置12はサーバ装置103から送信されてくるWebページの表示を指示するデータ(以下、表示指示データという)に従い、図3(A)に示すようなWebページ(以下、ログインページという)を表示装置に表示させる。なお、表示指示データは、Webブラウザにより解釈されるHTML等の言語により記述されたデータである。
ユーザは、ログインページにおいて、自分のユーザIDとパスワードを入力し、「OK」ボタンを押下する操作(例えば、マウスのカーソルによるクリック操作、タッチ操作等)を行う。この操作に応じて、配信先装置12からサーバ装置103にユーザIDとパスワードが送信される。サーバ装置103は配信先装置12から受信したユーザIDとパスワードの組み合わせをユーザ情報テーブルから検索し、ユーザの認証及び識別を行う。ユーザにより、正しいユーザIDとパスワードが入力された場合、サーバ装置103はユーザ情報テーブルの当該ユーザのデータレコードの「ステイタス」欄の情報をオフラインからストリーミング配信の受信中へと変更した後、配信先装置12からの通信接続を所定のURLで識別される通信先にリダイレクトする。また、サーバ装置103は配信先装置12に対し、ログインページのクローズを指示する指示データを送信する。その指示データに応じて、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンに表示されていたログインページが閉じられる。
上記のリダイレクトにより、配信先装置12はサーバ装置101と通信接続される。サーバ装置101は、配信元装置11から送信されてくるストリーミング配信用視聴覚データを再生するためのWebページ(以下、ストリーミング配信ページという)の表示を指示する表示指示データを配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置101から受信した表示指示データに従い、図3(B)に示すようなストリーミング配信ページを表示装置に表示させる。図3(B)の例では、講演者KがスクリーンSにプレゼンテーション用の資料を表示させながら講演を行っている状況を表す画像がエリアA1に表示されている。
ストリーミング配信ページが表示されている間、配信先装置12はストリーミング配信用視聴覚データが表す音声を発音装置(スピーカ)に発音させる。ユーザは、ストリーミング配信ページに表示される画像を見ながら、ストリーミング配信ページの表示に伴い発音される音声を聴くことにより、配信元装置11からサーバ装置101経由で配信されるコンテンツを視聴することができる。
ストリーミング配信ページのエリアA1には、ストリーミング配信用視聴覚データが表す画像が表示される。また、ストリーミング配信ページのエリアA2には、ユーザの操作を受け付ける仮想的な操作子が表示される。エリアA2に表示される操作子は、例えば、配信元装置11に対するユーザの操作に応じて、変化する。図3(B)に例示のストリーミング配信ページにおいては、エリアA2には、システム10の利用終了指示を受け付けるための「終了」ボタンのみが含まれている。
例えば、講演者Kによる講演の第1部が終了すると、配信元装置11のユーザは配信元装置11に対しテレビ会議への移行を指示する所定の操作を行う。この操作に応じて、配信元装置11からサーバ装置101に所定の指示データが送信される。サーバ装置101はその指示データを受信すると、エリアA2に「テレビ会議へ」ボタン(テレビ会議への参加のための操作子の一例)が追加されたストリーミング配信ページの表示を指示する表示指示データを配信先装置12に送信する。その結果、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンには、図3(C)に示すようなストリーミング配信ページが表示される。
なお、図3(C)に例示のストリーミング配信ページのエリアA1には、配信元装置11からサーバ装置101経由で配信されているコンテンツとして、講演の視聴者に対しテレビ会議による話し合いの開始を促すメッセージと共に、話し合いのための時間の残り時間を通知する画像が表示されている。また、図3(C)に例示のストリーミング配信ページのエリアA2には、「終了」ボタンに加え、「テレビ会議へ」ボタンが表示されている。
配信先装置12のユーザが、図3(C)に示されるストリーミング配信ページの「テレビ会議へ」ボタンを押下する操作を行うと、「テレビ会議へ」ボタンに関連付けられているコード(例えば、Java(登録商標)スクリプト等により記述されたプログラム)に従いストリーミング配信ページが閉じられると共に、配信先装置12からサーバ装置102へテレビ会議への参加許可を要求する要求データが送信される。この要求データには、配信先装置12のユーザを識別するユーザIDが含まれている。
サーバ装置102は、配信先装置12から要求データを受信すると、その要求データの送信元の配信先装置12のユーザが属するグループのグループ番号を要求する要求データをサーバ装置103に送信する。この要求データには、サーバ装置102が配信先装置12から受信したユーザIDが含まれている。サーバ装置103は、サーバ装置102から受信した要求データに含まれるユーザIDに応じたデータレコードをユーザ情報テーブルから検索し、検索したデータレコードの「グループ番号」欄に格納されているグループ番号を、要求データに対する応答としてサーバ装置102に送信する。
サーバ装置102は、サーバ装置103から受信したグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データの生成を既に開始しているか否かを判定する。そのグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データの生成がまだ開始されていない場合、サーバ装置102はそのグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データの生成を開始する。
続いて、サーバ装置102は、要求データの送信元の配信先装置12に視聴覚データの送信の開始を要求する要求データを送信する。配信先装置12は、サーバ装置102から要求データを受信すると、自装置に接続されているカメラが撮影する画像と、自装置に接続されているマイクが拾音する音声とを含む音声付き動画を表す視聴覚データの生成を開始し、生成した視聴覚データを順次、サーバ装置102に送信する。
サーバ装置102は、参加者のいるグループのグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データを、そのグループに属するユーザの配信先装置12の各々から送信されてくる視聴覚データと、配信元装置11からサーバ装置101経由でサーバ装置102に配信されてくるストリーミング配信用視聴覚データとを用いて生成する。
サーバ装置102は、テレビ会議用視聴覚データを再生するためのWebページ(以下、テレビ会議室ページという)の表示を指示する表示指示データを、要求データの送信元の配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置102から受信した表示指示データに従い、図3(D)に示すようなテレビ会議室ページを表示装置に表示させる。
テレビ会議室ページのエリアA3には、ストリーミング配信用視聴覚データが表す画像が表示される。また、テレビ会議室ページのエリアA4には、この仮想的な会議室におけるテレビ会議の参加者の配信先装置12からサーバ装置102に送信された視聴覚データが表す画像が表示される。
テレビ会議室ページが表示されている間、配信先装置12はテレビ会議用視聴覚データが表す音声を発音装置(スピーカ)に発音させる。テレビ会議用視聴覚データが表す音声とは、この仮想的な会議室におけるテレビ会議の参加者の音声がミキシングされた音声である。
ユーザは、テレビ会議室ページに表示される画像を見ながら、テレビ会議室ページの表示に伴い発音される音声を聴くことにより、仮想的な会議室で同じグループの他の参加者との間で話し合いを行うことができる。
テレビ会議室ページのエリアA5には、ユーザの操作を受け付ける仮想的な操作子が表示される。エリアA5に表示される操作子は、例えば、配信元装置11に対するユーザの操作に応じて、変化する。図3(D)に例示のテレビ会議室ページにおいては、エリアA5には、テレビ会議室ページを閉じてストリーミング配信ページを開く指示を受け付けるための「ストリーミング配信へ」ボタン(テレビ会議への参加終了指示のための操作子の一例)と、現在表示されているテレビ会議室ページに代えて、小グループに属する参加者間での話し合いを行うためのテレビ会議室ページを開く指示を受け付けるための「小グループへ」ボタンが含まれている。
配信先装置12のユーザが、図3(D)に示されるテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンを押下する操作を行うと、「ストリーミング配信へ」ボタンに関連付けられているコードに従いテレビ会議室ページが閉じられると共に、配信先装置12からサーバ装置101へストリーミング配信用視聴覚データの配信を要求する要求データが送信される。サーバ装置101は、配信先装置12から受信した要求データに応じて、要求データの送信元の配信先装置12にストリーミング配信ページの表示を指示する表示指示データを送信する。配信先装置12は、サーバ装置101から受信した表示指示データに従い、例えば、図3(B)に示されるようなストリーミング配信ページを表示装置に表示させる。このように、配信先装置12のユーザは、参加していたテレビ会議から退出し、テレビ会議への参加前に視聴していたストリーミング配信ページに戻って、例えば講演者Kによる講演の続き(例えば、第2部)を視聴することができる。
配信先装置12のユーザが、図3(D)に示されるテレビ会議室ページの「小グループへ」ボタンを押下する操作を行うと、「小グループへ」ボタンに関連付けられているコードに従い、それまで表示されていたテレビ会議室ページが閉じられると共に、配信先装置12からサーバ装置102へ小グループのテレビ会議への参加許可を要求する要求データが送信される。この要求データには、配信先装置12のユーザを識別するユーザIDが含まれている。
サーバ装置102は、配信先装置12から要求データを受信すると、その要求データの送信元の配信先装置12のユーザが属する小グループのグループ番号を要求する要求データをサーバ装置103に送信する。この要求データには、サーバ装置102が配信先装置12から受信したユーザIDが含まれている。サーバ装置103は、サーバ装置102から受信した要求データに含まれるユーザIDに応じたデータレコードをユーザ情報テーブルから検索し、検索したデータレコードの「小グループ番号」欄に格納されているグループ番号を、要求データに対する応答としてサーバ装置102に送信する。
サーバ装置102は、サーバ装置103から受信したグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データの生成を既に開始しているか否かを判定する。そのグループ番号に対応するテレビ会議用視聴覚データの生成がまだ開始されていない場合、サーバ装置102はそのグループ番号に対応する小グループ用のテレビ会議用視聴覚データの生成を開始する。
続いて、サーバ装置102は、小グループ用のテレビ会議用視聴覚データを再生するためのテレビ会議室ページの表示を指示する表示指示データを、要求データの送信元の配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置102から受信した表示指示データに従い、図3(E)に示すようなテレビ会議室ページを表示装置に表示させる。
図3(E)に示されるテレビ会議室ページのエリアA4には、小グループに属する参加者の画像が表示される。また、このテレビ会議室ページが表示されている間は、エリアA4に画像が表示されている参加者の音声がミキシングされた音声が発音される。
図3(E)に示されるテレビ会議室ページにおいては、エリアA5には、テレビ会議室ページを閉じてストリーミング配信ページを開く指示を受け付けるための「ストリーミング配信へ」ボタンと、現在表示されているテレビ会議室ページに代えて、小グループに分割される前のグループのテレビ会議室ページを開く指示を受け付けるための「元のグループへ」ボタンが含まれている。
図3(E)に示されるテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合の配信先装置12及びシステム10の動作は、図3(D)に示されるテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合の配信先装置12及びシステム10の動作と同様である。
また、図3(E)に示されるテレビ会議室ページの「元のグループへ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合の配信先装置12及びシステム10の動作は、小グループのグループ番号に代えて、小グループに分割される前のグループのグループ番号が用いられる点を除き、図3(D)に示されるテレビ会議室ページの「小グループへ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合の配信先装置12及びシステム10の動作と同様である。
すなわち、図3(E)に示されるテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンには、図3(B)に示されるようなストリーミング配信ページが表示される。また、図3(E)に示されるテレビ会議室ページの「元のグループへ」ボタンに対する押下の操作が行われた場合、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンには、図3(D)に示されるようなテレビ会議室ページが表示される。
ところで、例えば、講演者Kによる講演の合間に、その講演を視聴しているユーザの意見等を聴取したい場合がある。そのような場合、配信元装置11のユーザは、配信元装置11に対しアンケート回答への移行を指示する所定の操作を行う。この操作に応じて、配信元装置11からサーバ装置101に所定の指示データが送信される。サーバ装置101はその指示データを受信すると、エリアA2に「アンケート用紙へ」ボタンが追加されたストリーミング配信ページの表示を指示する表示指示データを配信先装置12に送信する。その結果、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンには、図3(F)に示すようなストリーミング配信ページが表示される。
図3(F)に例示のストリーミング配信ページのエリアA1には、配信元装置11からサーバ装置101経由で配信されているコンテンツとして、講演の視聴者に対しアンケートへの取り組みを促すメッセージと共に、アンケートに対する回答入力のための時間の残り時間を通知する画像が表示されている。また、図3(F)に例示のストリーミング配信ページのエリアA2には、「終了」ボタン及び「アンケート用紙へ」ボタンが表示されている。
配信先装置12のユーザが、図3(F)に示されるストリーミング配信ページの「アンケート用紙へ」ボタンを押下する操作を行うと、「アンケート用紙へ」ボタンに関連付けられているコードに従いストリーミング配信ページが閉じられると共に、配信先装置12からサーバ装置103へアンケート用紙を表示するWebページであるアンケートページを要求する要求データが送信される。
サーバ装置103は、配信先装置12から要求データを受信すると、その要求データに応じて、予め記憶していたアンケートページの表示を指示する表示指示データを要求データの送信元の配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置103から受信した表示指示データに従い、図3(G)に示すようなアンケートページを表示装置に表示させる。
アンケートページのエリアA6には、複数の質問と、それらの質問に対する回答の入力欄が表示される。例えば、エリアA6に、入力欄に加え、残り時間が表示されてもよい。また、アンケートページのエリアA7には、「送信」ボタンと「ストリーミング配信へ」ボタンが表示される。
配信先装置12のユーザがアンケートページの入力欄に自分の回答を入力した後、「送信」ボタンを押下する操作を行うと、配信先装置12からサーバ装置103に対し、ユーザが入力した回答を示すデータが、そのユーザのユーザIDと共に送信される。サーバ装置103は、配信先装置12から受信した回答を示すデータを、そのデータと共に受信したユーザIDに応じたユーザ情報テーブルのデータレコードの「属性」欄に格納する。
配信先装置12のユーザがアンケートページの「ストリーミング配信へ」ボタンを押下する操作を行うと、「ストリーミング配信へ」ボタンに関連付けられているコードに従いアンケートページが閉じられると共に、表示装置のスクリーンに、図3(B)に示されるようなストリーミング配信ページが表示される。その際のシステム10及び配信先装置12の動作は、例えば、図3(D)に示されるテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンが押下された場合のシステム10及び配信先装置12の動作と同様である。
配信元装置11のユーザは、上記のように参加者によるアンケートへの取り組みが終了した後、例えば、配信元装置11を用いてサーバ装置103に対し、アンケートの回答に基づくグルーピングのための新たな条件を示すデータを送信する。サーバ装置103は、配信元装置11から受信したデータが示す条件を見たすように、配信先装置12のユーザを複数のグループにグルーピングし、ユーザ情報テーブルの「グループ番号」欄及び「小グループ番号」欄の情報を新たなグループに応じた情報で更新する。
その後、ユーザが、例えば図3(C)に示されるようなストリーミング配信ページにおいて「テレビ会議へ」ボタンを押下する操作を行うと、そのユーザの配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンには、図3(D)に示されるようなテレビ会議室ページが表示されるが、その際のテレビ会議に参加しているユーザの顔ぶれは、先のテレビ会議に参加していたユーザの顔ぶれと異なったものとなる。
上述したシステム10、配信元装置11、及び、配信先装置12によれば、ユーザはストリーミング配信されるコンテンツを視聴した後、同じコンテンツを視聴した離れた場所(直接対面できない場所)にいる他のユーザと、そのコンテンツを踏まえた話し合いを行うことができる。また、ユーザは、他のユーザとの話し合いを終えた後、再び、ストリーミング配信されるコンテンツを視聴することもできる。
[変形例]
上述の実施形態は本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形され得る。以下にそれらの変形例を示す。
上述の実施形態は本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形され得る。以下にそれらの変形例を示す。
(1)上述した実施形態において、配信先装置12は、表示装置にストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、及び、アンケートページを同時に表示させることはないものとした。しかしながら、本発明はこの点に関し限定されない。従って、例えば、配信先装置12が、表示装置にテレビ会議室ページとストリーミング配信ページを同時に表示させたり、アンケートページとストリーミング配信ページを同時に表示させたりしてもよい。
配信先装置12が、テレビ会議室ページとストリーミング配信ページを同時に表示させる場合、テレビ会議室ページの表示のためにサーバ装置102から配信先装置12にテレビ会議用視聴覚データを送信する際のビットレートと、ストリーミング配信ページの表示のためにサーバ装置101から配信先装置12にストリーミング配信用視聴覚データを送信する際のビットレートを異ならせてもよい。
図4は、配信先装置12に接続された表示装置のスクリーンに、ストリーミング配信ページ(左側)とテレビ会議室ページ(右側)が並べて表示されている状態を示している。なお、この場合、テレビ会議室ページには、配信元装置11からストリーミング配信されるストリーミング配信用視聴覚データが表す画像は表示されなくてもよい。
例えば、図4に示されるように、ストリーミング配信ページのエリアA8に表示される情報が実質的にテキストメッセージのみであるような場合、ユーザがテキストメッセージを容易に読める限り、エリアA8に表示される画像は不鮮明であっても問題ない。一方、テレビ会議室ページのエリアA9に表示されるテレビ会議の参加者の画像は、互いに他の参加者から発信される視覚的な非言語情報(ジェスチャー、表情等)を容易に把握できるように、可能な限り鮮明であることが望ましい。
従って、例えば、サーバ装置101のストリーミング配信手段は、サーバ装置102のテレビ会議中継手段からテレビ会議用視聴覚データを受信している配信先装置12に対し、テレビ会議中継手段からテレビ会議用視聴覚データを受信していない配信先装置12に対するよりも低いビットレートでストリーミング配信用視聴覚データを配信する構成が採用されてもよい。
この変形例によれば、例えば、参加者ユーザは、ストリーミング配信ページにおいて現在進行中の講演等の内容等に関し、テレビ会議において他の参加者ユーザと話し合うことができる。
この変形例において、主催者ユーザが、全てのグループのテレビ会議における参加者ユーザのマイクのON及びOFFを、一斉に切り替え可能としてもよい。例えば、ストリーミング配信されている内容を、全ての参加者ユーザに集中して視聴してもらいたい場合には、主催者ユーザは、テレビ会議に参加している全ての参加者ユーザのマイクをOFFにし、一方、ストリーミング配信されている内容について、各グループにおいて参加者ユーザが自由に相談、議論等を行ってもらいたい場合には、主催者ユーザは、テレビ会議に参加している全ての参加者ユーザのマイクをONにすればよい。
また、上述の説明においては、図4に示されるページのエリアA8にはサーバ装置101から配信先装置12に送信される音声付き動画データが表す画像が表示され、エリアA9にはサーバ装置102から配信先装置12に送信される音声付き動画データが表す画像が表示されるものとしたが、これに代えて、エリアA8に表示される画像が、配信元装置11からサーバ装置102経由で配信先装置12に送信されてもよい。すなわち、図3(D)に例示されるテレビ会議室ページと同様に、主催者ユーザが、全ての会議室に一参加者として参加し、配信元装置11から送信される音声付き動画が、サーバ装置102において、会議室毎に、配信先装置12から送信される音声付き動画と共に図4に示されるページの形式に合成されてもよい。
(2)上述した実施形態において、サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103は、Webページの表示を指示する表示指示データを配信先装置12に送信することにより、配信先装置12に接続されている表示装置のスクリーンに、ストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、又は、アンケートページを表示させる。そして、配信先装置12は、サーバ装置101、サーバ装置102、又は、サーバ装置103から受信した表示指示データをWebブラウザにより解釈し、Webページの形式でストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、又は、アンケートページを表示装置に表示させる。
配信先装置12がサーバ装置101、サーバ装置102、又は、サーバ装置103から受信する、ストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、又は、アンケートページの表示のためのデータの形式は、Webページの表示を指示する表示指示データに限られない。また、配信先装置12が表示装置に表示させるストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、又は、アンケートページの形式は、Webページの形式に限られない。
例えば、配信先装置12がWebブラウザに代えて専用のプログラムに従い、ストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、及び、アンケートページをユーザの操作に応じて切り替えて表示してもよい。また、配信先装置12が、ストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ、及び、アンケートページのうちの1つ又は2つを専用のプログラムに従い表示し、残りのページをWebブラウザにより表示してもよい。
(3)上述した実施形態において、システム10はサーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103により構成される。システム10の構成はこれに限られない。例えば、1つのサーバ装置が、サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103のうちの2以上の役割を兼ねてもよい。例えば、1つのコンピュータがプログラムを実行することにより、サーバ装置101のストリーミング配信手段とサーバ装置102のテレビ会議中継手段を備える装置の役割を果たしてもよい。
(4)上述した実施形態において、配信先装置12は、ストリーミング配信ページに表示される「アンケート用紙へ」ボタンに対する操作に応じてアンケートページを表示装置に表示させるものとした。これに加えて、又は代えて、テレビ会議室ページに「アンケート用紙へ」ボタンを含め、テレビ会議室ページに表示される「アンケート用紙へ」ボタンに対する操作に応じて、配信先装置12がアンケートページを表示装置に表示させる構成が採用されてもよい。この場合、ユーザがテレビ会議に参加している合間に、ユーザから意見等の取得を行うことができる。
(5)上述した実施形態において、配信先装置12のユーザ(以下、「参加者ユーザ」という)は、テレビ会議に参加中、テレビ会議室ページのエリアA3に表示されるストリーミング配信用視聴覚データが表す画像により、配信元装置11のユーザ(以下、「主催者ユーザ」という)からのメッセージ(例えば、テレビ会議で話し合われるべきテーマや話し合いのための残り時間等)を知ることができる(図3(D)参照)。
主催者ユーザからテレビ会議に参加中の参加者ユーザに対しメッセージを伝達する方法は、ストリーミング配信用視聴覚データが表す画像をテレビ会議室ページに表示する方法に限られない。
例えば、配信元装置11に対し主催者ユーザが入力等した情報や、配信元装置11においてタイマーによりカウントダウンされる残り時間等の情報が、テキストデータの形式で配信元装置11からサーバ装置102に送信されて、サーバ装置102が配信元装置11から受信したテキストデータの内容を、テレビ会議室ページの表示を指示する表示指示データに含めることで、配信先装置12に接続された表示装置が表示するテレビ会議室ページに、主催者ユーザから参加者ユーザに対するメッセージが伝達されるように構成されてもよい。
図5は、この変形例において、配信元装置11及び配信先装置12に接続されている表示装置が表示する画面の例を示した図である。図5(A)は、配信元装置11に接続されている表示装置に表示される、主催者ユーザがテレビ会議に参加中の参加者ユーザに対するメッセージと残り時間を入力するための画面(以下、「会議中メッセージ入力画面」という)を示した図である。図5(B)は、配信先装置12に接続されている表示装置に表示されるテレビ会議室ページである。
会議中メッセージ入力画面のエリアA10には、主催者ユーザによるメッセージの入力を受け付けるテキストボックスが表示される。また、エリアA11には、残り時間の入力を受け付けるテキストボックスと、主催者ユーザによる残り時間の表示のON/OFFの選択を受け付けるラジオボタンが表示される。
なお、エリアA11のテキストボックスに入力された時間を表す数値は、配信元装置11が備える時計に従い時間の経過に伴い、残り0秒になるまで、人手によらず減少(カウントダウン)されてゆく。
また、エリアA12には、テレビ会議室ページにおけるメッセージ等の表示の開始及び終了の指示を受け付ける「開始」ボタン及び「終了」ボタンが表示される。
主催者ユーザが「開始」ボタンを押下する操作を行った後、「終了」ボタンを押下する操作を行うまでの間、エリアA10に入力されているテキストデータが更新される毎に、そのテキストデータが配信元装置11からサーバ装置102に送信される。また、エリアA11のラジオボタンにおいて「ON」が選択されている場合、主催者ユーザが「開始」ボタンを押下する操作を行った後、「終了」ボタンを押下する操作を行うまでの間、エリアA11において毎秒更新される残り時間を示すテキストデータが、更新される毎に配信元装置11からサーバ装置102に送信される。
サーバ装置102は、上記のように配信元装置11から送信されてくるテキストデータを含むテレビ会議室ページの表示指示データを生成し、配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置102から受信する表示指示データに従い、図5(B)に示されるテレビ会議室ページを表示装置に表示させる。この変形例に係るテレビ会議室ページには、テキストボックスを表示するエリアA13が含まれ、そのテキストボックスに、主催者ユーザからのメッセージ及び残り時間が表示される。
この変形例によれば、テレビ会議中において、主催者ユーザが参加者ユーザへ伝達したい情報が、画像データではなくテキストデータで通信されるため、無駄な通信量が発生しない。
(6)上述した実施形態において、テレビ会議に参加中の参加者ユーザは、テレビ会議室ページに表示される「ストリーミング配信へ」ボタンに対する操作を行うことによって、テレビ会議室ページを閉じてストリーミング配信ページを再表示する。従って、テレビ会議のための時間が終了し、ストリーミング配信ページで新たなコンテンツ(例えば、講演の続き)のストリーミング配信が開始された後も、参加者ユーザがそれに気付かずにテレビ会議室ページの「ストリーミング配信へ」ボタンに対する操作を行わなければ、参加者ユーザはストリーミング配信されるコンテンツを見逃すことになる。
そのような不都合を解消するために、テレビ会議室ページにおいて、テレビ会議のための時間が終了すると、参加者ユーザの操作を待たずに、自動的にテレビ会議室ページからストリーミング配信ページへの表示の切り替えが行われるようにしてもよい。
図6は、この変形例において、配信先装置12に接続された表示装置に表示されるテレビ会議室ページを例示した図である。この変形例において、例えば、テレビ会議室ページは、変形例(5)における場合と同様に、エリアA13のテキストボックスにテレビ会議のための残り時間がカウントダウン表示される。そして、そのテキストボックスに関連付けられているコードに従い、残り時間が所定の時間(例えば、60秒)になると、図6に示されるように、テレビ会議室ページ上に残り時間をカウントダウン表示するウィンドウがポップアップ表示される。
このカウントダウン表示される残り時間が0秒になると、エリアA13のテキストボックスに関連付けられているコードに従い、「ストリーミング配信へ」ボタンが操作された場合と同様に、テレビ会議室ページの表示がストリーミング配信ページの表示に切り替わる。
なお、残り時間が所定時間に達した後、0秒に至るまでの間、配信先装置12に接続されたスピーカから発音されるテレビ会議の音量が徐々に小さくなるように構成されてもよい。また、残り時間が所定時間に達した後、0秒に至るまでの間、テレビ会議室ページをフェードアウト表示しながら、ストリーミング配信ページをフェードイン表示するなど、表示切り替え効果が用いられてもよい。
この変形例によれば、参加者ユーザはテレビ会議のための時間が終了した後もテレビ会議を継続してしまい、ストリーミング配信されるコンテンツを見逃す、ということがない。
(7)主催者ユーザが、参加者ユーザのステイタスを確認できるようにしてもよい。この変形例において、主催者ユーザが配信元装置11に所定の操作を行うと、配信元装置11に接続されている表示装置に、図7に示すような画面(以下、「参加者ステイタス表示画面」という)が表示される。
配信元装置11は、主催者ユーザによる所定の操作に応じて、サーバ装置103に参加者ステイタス表示画面の表示を指示する表示指示データを要求する。この要求に応じて、サーバ装置103は、ユーザ情報テーブル(図2)の「ステイタス」欄に格納されているデータを集計し、その集計の結果を用いて参加者ステイタス表示画面用の表示指示データを生成し、配信元装置11に送信する。なお、サーバ装置103は、例えば、ユーザ情報テーブルの「ステイタス」欄のデータが更新される毎に、更新されたデータを反映した参加者ステイタス表示画面用の表示指示データを生成し、配信元装置11に送信する。
配信元装置11は、サーバ装置103から送信されてくる表示指示データに従い、参加者ステイタス表示画面を表示装置に表示させる。図7に例示の参加者ステイタス表示画面には、オンラインのユーザの人数、ストリーミング配信の受信中の人数とオンラインのユーザの人数に対する比率(パーセント)、及び、テレビ会議に参加中の人数とオンラインのユーザの人数に対する比率(パーセント)が表示される。
主催者ユーザは、参加者ステイタス表示画面を見て、例えば、テレビ会議のための時間が終了しているのに、まだ多くの参加者ユーザがテレビ会議を継続しており、ストリーミング配信を視聴していない、といった状況をリアルタイムに知ることができる。従って、主催者ユーザは、まだ多くの参加者ユーザがテレビ会議を継続している場合、新たなコンテンツのストリーミング配信の開始を遅らせ、テレビ会議室ページにおけるメッセージの表示や、音声による呼びかけ等により、テレビ会議を継続中の参加者ユーザにテレビ会議の終了を促すことができる。
(8)テレビ会議室ページにおいて、グループに属する参加者ユーザのうち、まだテレビ会議に参加していない参加者ユーザのステイタスが表示されるように構成されてもよい。図8は、この変形例において配信先装置12に接続されている表示装置が表示するテレビ会議室ページを示した図である。図8に示すテレビ会議室ページのエリアA4には、テレビ会議に参加しているか否かにかかわらず、グループ内の各参加者ユーザの画像表示のための領域が準備されている。そして、それらの領域には、既にテレビ会議に参加している参加者ユーザに関してはその参加者ユーザの画像が表示され、まだテレビ会議に参加していない参加者ユーザに関してはその参加者ユーザのステイタスが表示される。
例えば、サーバ装置103は、ユーザ情報テーブル(図2)の「ステイタス」欄のデータが更新される毎に、ユーザ情報テーブルの「ユーザID」欄、「ステイタス」欄、及び、「グループ番号」欄のデータをサーバ装置102に送信する。サーバ装置102は、サーバ装置103からそれらのデータを受信すると、それらのデータを反映したテレビ会議室ページ用の表示指示データを生成し、配信先装置12に送信する。その結果、配信先装置12に接続されている表示装置には、テレビ会議にまだ参加していない参加者ユーザのステイタスがリアルタイムに表示される。
この変形例によれば、既にテレビ会議に参加している参加者ユーザは、同じグループにまだテレビ会議に参加していない参加者ユーザがどれだけいるか、また、それらの参加者ユーザが現在、オフラインであるか、もしくは、ストリーミング配信を視聴中であるか、を知ることができる。従って、テレビ会議に参加中の参加者ユーザは、テレビ会議に参加可能な参加者ユーザが揃ったか否かを判断できる。そのため、テレビ会議に参加中の参加者ユーザは、話し合いを開始してよいか、まだ参加していないが間もなく参加してくると思われる参加者ユーザを待つべきか、を判断できる。
テレビ会議室ページのエリアA4において、まだテレビ会議に参加していない参加者ユーザのステイタスに代えて、又はそれに加えて、その参加者ユーザから他の参加者ユーザに対するメッセージが表示されるように構成されてもよい。その場合、ユーザ情報テーブル(図2)には、例えば「メッセージ」欄が設けられ、各参加者ユーザが配信先装置12を操作して入力した任意のメッセージ(例えば、「遅刻します。14:00頃から参加予定です。」等)が、サーバ装置103に送信されてユーザ情報テーブルの「メッセージ」欄に格納される。そして、サーバ装置102が、サーバ装置103から受信する「メッセージ」欄のデータを用いて、エリアA4にメッセージを表示させる表示指示データを生成し、配信先装置12に送信する。その結果、テレビ会議に参加中の参加者ユーザは、テレビ会議室ページを介して、テレビ会議に参加していない参加者ユーザからのメッセージを受けることができる。
この変形例において、参加者ユーザが入力するメッセージは、サーバ装置103経由でサーバ装置102に送信され、テレビ会議の参加者に通知される。従って、例えば、何らかの事情で配信先装置12がサーバ装置102にアクセスできずテレビ会議に参加できないような場合であっても、テレビ会議の他の参加者にメッセージを伝えることができる。
(9)テレビ会議において、参加者間で画面の共有、ファイルの受け渡し、ファイルの共有、テキストメッセージの送受信(いわゆるチャット)ができるように構成されてもよい。
(10)参加者ユーザの各々が、自分のステイタスの履歴を確認できるように構成されてもよい。図9は、参加者ユーザが自分のステイタスの履歴を確認するための画面(以下、「ステイタス履歴表示画面」という)を例示した図である。参加者ユーザが配信先装置12に所定の操作を行うと、配信先装置12がサーバ装置103に要求を行い、その要求に応じてサーバ装置103がステイタス履歴表示画面用の表示指示データを生成し、要求元の配信先装置12に送信する。配信先装置12は、サーバ装置103から送信される表示指示データに従い、表示装置にステイタス履歴表示画面を表示させる。
ステイタス履歴表示画面のエリアA14には、主催者側がストリーミング配信(テレビ会議中にメッセージや残り時間を表示するためのコンテンツのストリーミング配信を除く)を行った時間帯と、テレビ会議用に割り当てた時間帯がバー表示される。また、ステイタス履歴表示画面のエリアA15には、参加者ユーザのステイタスの履歴がバー表示される。
例えば、サーバ装置103は、サーバ装置101から配信先装置12へのストリーミング配信の開始時刻及び終了時刻と、主催者ユーザが一参加者として参加する全テレビ会議の標準的な開始時刻及び終了時刻とを記録する。また、サーバ装置103は、参加者ユーザの各々に関し、ストリーミング配信ページ及びテレビ会議室ページの表示の開始時刻及び終了時刻を記録する。そして、サーバ装置103は、記録しているそれらの情報に基づき、ステイタス履歴表示画面の表示指示データを生成し、配信先装置12に送信する。
エリアA14に表示されるバーにおいて、主催者側がストリーミング配信を行った時間帯のうち、参加者ユーザがストリーミング配信を受信していなかった時間帯が、ストリーミング配信を受信していた時間帯と区別され、異なる態様(例えば、異なる色)で表示される。
ステイタス履歴表示画面のエリアA14に表示されるバーのうち、ストリーミング配信の時間帯を示すバーには、そのバーが示す時間帯にストリーミング配信されたコンテンツの録画データが対応付けられている。
なお、ストリーミング配信されたコンテンツは、例えばサーバ装置101において生成され、サーバ装置101からサーバ装置103に送信され、サーバ装置103に記憶される。
参加者ユーザが、ステイタス履歴表示画面のエリアA14に表示されるバーのうち、録画データを再生したい時間帯の部分に対しマウスによるクリック等の所定の操作を行うと、その時間帯の録画データ(ストリーミング配信されたコンテンツを表す録画データ)がサーバ装置103から配信先装置12に送信され、ステイタス履歴表示画面のエリアA16において録画データに含まれる画像データが表す画像の表示が行われるとともに、配信先装置12に接続されているスピーカから録画データに含まれる音データが表す音の発音が行われる。
参加者ユーザは、ステイタス履歴表示画面のエリアA17に表示される「停止」ボタンに対し操作を行うことで、録画データの再生を停止したり、「再生」ボタンに対し操作を行うことで、停止中の録画データの再生を再開したりできる。
この変形例によれば、参加者ユーザは自分がストリーミング配信されたコンテンツを見逃した時間帯を容易に知ることができる。そして、参加者ユーザは、見逃したコンテンツを視聴することができる。
(11)参加者ユーザがテレビ会議を継続している間に、新たなコンテンツのストリーミング配信が開始した場合、その参加者ユーザがストリーミング配信されるコンテンツの視聴に戻ってきた時に、録画されている新たなコンテンツの追っかけ再生が行われるように構成されてもよい。
図10は、この変形例において、主催者側がリアルタイムにコンテンツをストリーミング配信する時間帯と、参加者ユーザがそれらのコンテンツを視聴する時間帯との関係を例示した図である。
図10の例では、主催者側は、時刻t1から時刻t2までの時間帯にコンテンツ1をストリーミング配信し、時刻t2から時刻t3までの時間帯をテレビ会議用に割り当て、時刻t3から時刻t4までの時間帯にコンテンツ2をストリーミング配信し、時刻t4から時刻t5までの時間帯をテレビ会議用に割り当て、時刻t5から時刻t6までの時間帯を休憩に割り当て、時刻t6から時刻t7までの時間帯にコンテンツ3をストリーミング配信する。
これに対し、あるグループの参加者ユーザは、時刻t1から時刻t2までの時間帯にリアルタイムでコンテンツ1を視聴した後、時刻t2から開始されたテレビ会議に参加したところ、そのテレビ会議が長引いて、時刻t3より後の時刻t8まで継続している。この場合、この参加者ユーザがストリーミング配信の視聴に戻った時点で、サーバ装置101から配信先装置12には、配信元装置11からサーバ装置101にリアルタイムで送信されているコンテンツ2のデータに代えて、コンテンツ2の録画データがストリーミング配信される。従って、参加者ユーザがコンテンツ2の視聴を完了する時刻は、時刻t4より後の時刻t9となる。
参加者ユーザは、時刻t9にテレビ会議に参加するが、この場合、同じグループの他の参加者ユーザも時刻t8から時刻t9までコンテンツ2の視聴を行い、時刻t9にテレビ会議に参加することになる。
その後、このグループの参加者ユーザは、他のグループに遅れて時刻t10にテレビ会議を終えた後、短い休憩を取った後、時刻t6からコンテンツ3の視聴を開始する。この場合、サーバ装置101から配信先装置12には、配信元装置11からサーバ装置101にリアルタイムで送信されているコンテンツ3のデータがストリーミング配信されることになる。
この変形例によれば、グループ毎にテレビ会議の終了時間がずれた場合であっても、参加者ユーザはストリーミング配信されるコンテンツを視聴し損ねることがない。
(12)上述した実施形態において、テレビ会議における小グループのメンバは予め設定されてユーザ情報テーブル(図2)に登録されている。これに代えて、もしくは加えて、参加者ユーザが、テレビ会議中の任意のタイミングで、自分を含む小グループのメンバを決定し、決定したそれらのメンバによる小グループのテレビ会議を開始できる構成が採用されてもよい。
図11は、この変形例において配信先装置12に接続された表示装置に表示されるテレビ会議室ページを例示した図である。図11(A)は、ユーザ情報テーブル(図2)の「グループ番号」欄に格納されているグループ番号が同じ参加者ユーザが全て同じテレビ会議に参加している状態のテレビ会議室ページを示している。図11(A)の状態において、例えば、参加者ユーザAが参加者ユーザEと個別のテレビ会議を行いたい、と思った場合、参加者ユーザAはテレビ会議室ページのエリアA5に表示されている「メンバ選択」ボタンに対する操作を行った後、エリアA4に表示されている参加者ユーザEの画像に対する操作を行って、参加者ユーザEを選択する。なお、個別のテレビ会議を行いたいメンバの数は1人に限られず、「メンバ選択」ボタンに対する操作を行った後、2人以上のメンバを選択してもよい。
参加者ユーザAは、上記のように個別のテレビ会議を行いたい相手を選択した後、エリアA5に表示されている「小グループへ」ボタンに対する操作を行う。その操作に応じて、参加者ユーザAと参加者ユーザEの配信先装置12に接続されている表示装置には、図11(B)に示されるようなテレビ会議室ページが表示される。また、他の参加者ユーザの配信先装置12に接続されている表示装置には、図11(C)に示されるようなテレビ会議室ページが表示される。
図11(C)に示されるテレビ会議室ページのエリアA5には、「ヘルプ」ボタンが表示される。この「ヘルプ」ボタンは、グループ内の一部のメンバがテレビ会議から退出した場合に、主催者側に新たな参加者ユーザの参加をリクエストするためのボタンである。例えば、参加者ユーザAがこのグループのテレビ会議の進行役であり、何らかの事情で参加者ユーザAが参加者ユーザEとの個別の話し合いをする必要を感じて参加者ユーザEとの小グループのテレビ会議を開始した場合、残された他の参加者ユーザは、進行役がいない状態となり、テレビ会議を続けることが難しくなる。そのような場合、残されたいずれかの参加者ユーザ(例えば、参加者ユーザB)が「ヘルプ」ボタンに対し操作を行うことで、参加者ユーザAの代役の参加者ユーザの参加を求めることができる。
「ヘルプ」ボタンへの操作に応じて、例えば、配信先装置12からサーバ装置103に新たな参加者ユーザの参加を要請する要求データが送信される。この要求データには、送信元の配信先装置12のユーザが属しているグループのグループ番号が含まれている。この変形例において、サーバ装置103に記憶されているユーザ情報テーブル(図2)には、例えば「役割」欄が設けられており、予め進行役を務めることができる参加者ユーザの「役割」欄には「進行役」等のデータが格納されている。そして、進行役の参加者ユーザの一部にはグループ番号が割り当てられず、「ステイタス」欄に「オンラインで待機」というデータが格納されている。それらの参加者ユーザは、他の参加者ユーザがテレビ会議に参加している間、いずれのテレビ会議にも参加せずに待機している。
サーバ装置103は、配信先装置12から要求データを受信すると、ユーザ情報テーブルの「ステイタス」欄が「オンラインで待機」である参加者ユーザの配信先装置12の各々に対しテレビ会議への参加要請のメッセージ(例えば、「グループ○○から進行役の参加要請がありました。」等)を送信する。待機中の参加者ユーザの配信先装置12に接続されている表示装置には、サーバ装置103から送信されてきたメッセージと、「テレビ会議に参加」ボタンが表示される。
待機中の参加者ユーザのうち、最初に「テレビ会議に参加」ボタンに対し操作を行った参加者ユーザが、要請元のグループのテレビ会議に参加することになる。そして、いずれかの参加者ユーザが要請に応じてテレビ会議に参加すると、待機中の他の参加者ユーザの配信先装置12に接続されている表示装置には、「他のメンバが要請されたテレビ会議に参加しました。」といったメッセージが表示される。
この変形例によれば、テレビ会議の進行状況に応じて個別のテレビ会議を行うことができる。
(13)上述した実施形態において、ユーザ情報テーブルに登録されている参加者ユーザは全て、いずれかのグループのメンバとなり、テレビ会議に参加するものとした。これに代えて、テレビ会議に欠席する参加者ユーザはいずれのグループのメンバともしないように構成されてもよい。
この変形例においては、テレビ会議が開催される前に、各参加者ユーザは、例えば配信先装置12を用いてサーバ装置103にアクセスし、テレビ会議への参加の可否をサーバ装置103に登録できる。サーバ装置103に記憶されているユーザ情報テーブルの「属性1」欄~「属性m」欄のいずれかが、テレビ会議への参加の可否を示すデータを格納するフィールドに割り当てられている。以下、例として、「属性10」がそのフィールドであるものとする。
サーバ装置103は、配信先装置12から送信されてくるテレビ会議への参加の可否を示すデータを「属性10」欄に格納する。そして、サーバ装置103がテレビ会議のグルーピングを行う際、「属性10」欄にテレビ会議への参加が不可であることを示すデータが格納されている参加者ユーザはグルーピングの対象から除外し、グループ番号を割り当てない。
また、予め登録されたテレビ会議への参加の可否を示すデータに代えて、グルーピングの際に、ユーザ情報テーブルの「ステイタス」欄に、ストリーミング配信の受信中を示すデータが格納されている参加者ユーザのみをグルーピングの対象としてもよい。
この変形例によれば、テレビ会議において欠席者が多く意図せず少人数で話し合いを行わなければならないグループが生じるようなことがない。
また、グループ番号が割り当てられていない参加者ユーザの配信先装置12がテレビ会議の開催中にオンラインになった場合、その参加者ユーザに、いずれかのテレビ会議のグループ番号を割り当て、そのテレビ会議に参加可能としてもよい。
その場合、既にグルーピングされている各グループの人数、各グループに属するメンバの属性等に基づき、グループ番号が未割当の参加者ユーザに割り当てられるグループ番号が決定される。
(14)サーバ装置103がテレビ会議のグルーピングを行う際、各グループにおいて、グループに属するメンバのいずれかに、進行役等の役割を割り当ててもよい。
この変形例においては、ユーザ情報テーブル(図2)に、例えば「役割」欄が設けられている。サーバ装置103は、グルーピングを行った後、各グループに関し、そのグループに属する参加者ユーザの中から、例えばランダムに、もしくは、ユーザ情報テーブルの「属性」欄に格納されているデータが所定の条件を満たす参加者ユーザを選択し、選択した参加者ユーザに所定の役割(例えば、進行役)を割り当てる。そして、ユーザ情報テーブルの役割を割り当てた参加者ユーザのレコードの「役割」欄に、割り当てた役割を示すデータを格納する。
図12は、この変形例において配信先装置12に接続された表示装置に表示されるテレビ会議室ページを例示した図である。図12に示されるように、この変形例においては、テレビ会議室ページのエリアA4に参加者ユーザの役割が表示される。
この変形例によれば、主催者はテレビ会議における参加者ユーザの役割を割り当てる作業を行う必要がない。また、テレビ会議に参加する参加者ユーザは、テレビ会議における自分または他の参加者ユーザの役割を容易に知ることができる。
(15)参加者ユーザが過去にテレビ会議に参加した状況を記録しておき、新たなテレビ会議のグルーピングにおいて、記録しておいた過去のテレビ会議への参加状況に基づきグルーピングが行われるようにしてもよい。
この変形例においては、例えばサーバ装置103に記憶されるユーザ情報テーブル(図2)に「参加履歴」欄が設けられている。そして、「参加履歴」欄には、過去に開催されたテレビ会議の開催時間帯と、そのテレビ会議への参加状況を示すデータが格納される。
サーバ装置103は、新たなテレビ会議の開催に際し参加者ユーザをグルーピングする際、「参加履歴」欄に格納されているデータに関する所定の条件を満たすように、グループを決定する。
「参加履歴」欄に格納されているデータに関する所定の条件とは、例えば、全参加者ユーザの過去のテレビ会議への参加率をX%とする場合、「各グループの参加者ユーザの過去のテレビ会議への参加率の平均値が(X-α)%以上かつ(X+α)%以下」といった条件である。
この変形例によれば、テレビ会議への参加の可否が事前に分からない場合であっても、欠席者が多くて意図せず少人数で話し合いを行わなければならないグループが生じる可能性が低くなる。
(16)テレビ会議の開催前に行われたグルーピングに従い開催されたテレビ会議において、欠席者が多くて少人数となってしまうグループに、出席者が多い他のグループから参加者ユーザの移動を行うようにしてもよい。
この変形例において、サーバ装置103は、例えば、テレビ会議の開始時刻から所定時間(例えば5分)が経過した時点で、ユーザ情報テーブル(図2)を参照し、各グループに関し、テレビ会議に参加している参加者ユーザの人数をカウントする。そして、サーバ装置103は、参加人数の多いグループに属する参加者ユーザから、例えばランダムにいずれかの参加者ユーザを選択し、もしくは、属性が所定の条件を満たす参加者ユーザを選択し、選択した参加者ユーザに割り当てていたグループ番号を、参加人数が少ないグループのグループ番号に変更する。
サーバ装置103は、上記のようにグループ番号を変更した参加者ユーザの配信先装置12に対し、例えば「テレビ会議のグループが変更となりました。新たなグループのテレビ会議に移動して下さい。」というメッセージと「移動」ボタンを含む画面の表示指示データを送信する。その表示指示データに従い、グループ番号が変更された参加者ユーザの配信先装置12に接続されている表示装置には、上記のメッセージと「移動」ボタンを含む画面がポップアップ表示される。その画面において、参加者ユーザが「移動」ボタンに対する操作を行うと、その参加者ユーザの配信先装置12は新たなグループ番号で識別されるテレビ会議に参加することになる。
この変形例によれば、テレビ会議への参加の可否が事前に分からず、欠席者が多くて意図せず少人数で話し合いを行わなければならないグループが生じた場合に、その是正が行われる。
(17)参加者ユーザの属性(例えば、使用言語、年齢等)に応じて、ストリーミング配信ページ及びテレビ会議室ページの両方又は一方の表示態様が変更されるように構成されてもよい。
この変形例においては、サーバ装置101には予め、参加者ユーザの属性に応じた異なる表示態様のストリーミング配信ページの表示を指示する表示指示データの雛形が記憶されている。また、サーバ装置102には予め、参加者ユーザの属性に応じた異なる表示態様のテレビ会議室ページの表示を指示する表示指示データの雛形が記憶されている。
これらの雛形は、例えば、「日本語用」、「英語用」、「ポルトガル語用」のように異なる言語に対応した雛形や、「子供用」、「大人用」のように異なる年齢層に対応した雛形や、それらの組み合わせである。
サーバ装置101は、配信先装置12にストリーミング配信ページ用の表示指示データを送信する際、その配信先装置12を使用する参加者ユーザの属性を示すデータ(ユーザ情報テーブルの「属性」欄に格納されているデータ)をサーバ装置103から受信し、そのデータが示す属性に応じた雛形を用いて、その配信先装置12に送信するストリーミング配信ページ用の表示指示データを生成する。
また、サーバ装置102は、配信先装置12にテレビ会議室ページ用の表示指示データを送信する際、その配信先装置12を使用する参加者ユーザの属性を示すデータ(ユーザ情報テーブルの「属性」欄に格納されているデータ)をサーバ装置103から受信し、そのデータが示す属性に応じた雛形を用いて、その配信先装置12に送信するテレビ会議室ページ用の表示指示データを生成する。
この変形例によれば、例えば、参加者ユーザは自分が使用する言語が用いられたストリーミング配信ページでストリーミング配信されるコンテンツの視聴を行ったり、自分が使用する言語が用いられたテレビ会議室ページでテレビ会議に参加したりできる。また、この変形例によれば、例えば、参加者ユーザが低年齢である場合、参加者ユーザは仮名が多用されたストリーミング配信ページでストリーミング配信されるコンテンツの視聴を行ったり、仮名が多用されたテレビ会議室ページでテレビ会議に参加したりできる。従って、参加者ユーザは、例えば、ストリーミング配信ページのエリアA2やテレビ会議室ページのエリアA5に表示される各種ボタンの意味が理解できず困る、といったことがない。
この変形例において、サーバ装置101が、配信元装置11からストリーミング配信される画像に含まれるテキストの部分を、例えばOCRによりテキストデータに変換した後、参加者ユーザが使用する言語に機械翻訳し、機械翻訳されたテキストで置き換えた画像を配信先装置12にストリーミング配信するようにしてもよい。
また、この変形例において、サーバ装置101が、配信元装置11からストリーミング配信される音声を既知の音声認識手法によりテキストデータに変換した後、参加者ユーザが使用する言語に機械翻訳し、機械翻訳されたテキストの内容を読み上げた音声を合成し、合成した音声を配信先装置12にストリーミング配信するようにしてもよい。
(18)上記の変形例(14)で説明したように、テレビ会議室ページにおいて、参加者ユーザの画像の上又は近辺に、その参加者ユーザの属性が表示されるように構成されてもよい(図12参照)。図12の例では、ユーザ情報テーブル(図2)に設けられた「役割」欄に「進行役」、「書記」等の特定の役割を示すデータが格納されている参加者ユーザに関してのみ、テレビ会議室ページにおいて参加者ユーザの画像の上に、その参加者ユーザの役割を示す文字が表示される。このように、特定の参加者ユーザに関してのみ、属性が表示されるのではなく、全ての参加者ユーザに関して、それらの参加者ユーザの属性が表示されるように構成されてもよい。
図13は、この変形例において配信先装置12に接続された表示装置に表示されるテレビ会議室ページを例示した図である。図13に示されるように、この変形例においては、テレビ会議室ページのエリアA4に、各参加者ユーザの属性が表示される。図13の例では、表示される属性は、氏名、年齢、職業であるが、これらは例示であって、自己PR、住んでいる地域等、いずれの属性が表示されてもよい。これらの属性は、例えば主催者ユーザによってユーザ情報テーブルに登録されていてもよいし、例えば、アンケートページ(図3(G)参照)において参加者ユーザにより入力された情報がユーザ情報テーブルに登録されてもよい。また、これらの属性がユーザ情報テーブルに登録されるタイミングは、テレビ会議の開始前であってもよいし、開始後であってもよい。
(19)テレビ会議室ページに表示される参加者ユーザの画像と、それら参加者ユーザの音声を表す音声付き動画が、オブザーバとしてシステム10を利用するユーザ(以下、オブザーバユーザという)の利用する配信先装置12にストリーミング配信されるように構成されてもよい。例えば、主催者ユーザをオブザーバユーザとしてもよいし、ユーザ情報テーブル(図2)に属性の1つとしてオブザーバユーザが登録されてもよいし、全ての参加者ユーザがオブザーバユーザとして、ストリーミング配信されるテレビ会議の様子を視聴できるようにしてもよい。
この変形例において、テレビ会議の音声付き動画をストリーミング配信するのは、サーバ装置101及びサーバ装置102のいずれであってもよい。サーバ装置101がテレビ会議の音声付き動画をストリーミング配信する場合、サーバ装置102からサーバ装置101に送信される音声付き動画が、サーバ装置101からオブザーバユーザの配信先装置12にストリーミング配信される。
図14は、この変形例において、オブザーバユーザの配信先装置12に接続された表示装置に表示されるページ(以下、オブザーバページという)を例示した図である。オブザーバページのエリアA18には、オブザーバユーザが視聴できる会議室のリストが表示される。オブザーバページのエリアA19には、エリアA18に表示される会議室の中からオブザーバユーザにより選択された会議室においてテレビ会議に参加している参加者ユーザの画像が表示される。また、オブザーバユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、オブザーバユーザにより選択された会議室においてテレビ会議に参加している参加者ユーザの音声が発音される。
図15は、いずれかのオブザーバユーザにより視聴されている会議室のテレビ会議室ページを例示した図である。図15に例示のテレビ会議室ページには、現在、その会議室の様子を視聴しているオブザーバユーザの数が表示される。これにより、テレビ会議に参加している参加者ユーザは、自分が参加している会議室の様子が、テレビ会議に参加していないユーザにより視聴されていることを知ることができる。なお、テレビ会議室ページにおいて、オブザーバユーザにより視聴されていることを示す表示は、文字に限られず、図形等であってもよい。
なお、いずれかのオブザーバユーザにより視聴されている会議室のテレビ会議室ページに、オブザーバユーザにより視聴されていることを示す表示が行われなくてもよい。例えば、主催者ユーザが、いずれかのテレビ会議室でトラブルが発生した場合に速やかにそのトラブルに対応できるように、全てのテレビ会議室の様子を監視するような場合、テレビ会議室ページには、必ずしも主催者ユーザによりその会議室の様子が視聴されていることを示す表示が行われなくてもよい。
また、オブザーバユーザによる視聴の対象となる会議室は、その時点で開かれている全ての会議室であってもよいし、それらの会議室の中から、例えば主催者ユーザにより選択された、特定の会議室であってもよい。
(20)参加者ユーザが、例えば、ストリーミング配信ページにおいて配信された講演等や、テレビ会議室ページにおいて行われたテレビ会議の内容を踏まえて、誰かに相談をしたい場合がある。そのために、相談を希望する参加者ユーザ(以下、相談希望ユーザという)と、相談を受けるユーザ(以下、相談役ユーザという)との間でテレビ会議が行われるように、システム10が構成されてもよい。
図16は、この変形例において、参加者ユーザの配信先装置12に接続された表示装置に表示されるストリーミング配信ページを例示した図である。参加者ユーザが、配信先装置12を操作して、図16のストリーミング配信ページに表示される「相談」ボタンをクリックすると、図17に示すページ(以下、相談ページという)が表示される。なお、相談ページの表示指示データは、例えば、サーバ装置102から送信される。相談ページは、相談希望ユーザと相談役ユーザが参加するテレビ会議室ページである。相談ページのエリアA20には、相談役ユーザと相談希望ユーザの画像が表示される。また、相談希望ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、相談役ユーザの音声が発音される。
図18は、相談役ユーザの配信先装置12に接続された表示装置に表示されるページ(以下、相談役用ページという)を例示した図である。相談役用ページのエリアA21には、相談希望ユーザの画像が表示される。相談役用ページのエリアA22には、相談役ユーザ(自分)の画像が表示される。また、相談役ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、相談希望ユーザの音声が発音される。
相談役用ページのエリアA22には、相談役ユーザ(自分)の画像に加え、相談役ユーザ(自分)のステイタスが表示される。このステイタスは、例えば、「待機中」、「離席中」、「対応中」等の選択肢の中から相談役ユーザが選択できる。なお、相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議の開始に伴い、自動的に「対応中」が相談役ユーザのステイタスとして選択されてもよい。また、相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議の終了に伴い、自動的に「待機中」が相談役ユーザのステイタスとして選択されてもよい。相談役ユーザのステイタスは、ユーザ情報テーブル(図2)に属性の1つとして記憶される。
相談役用ページのエリアA23には、現在、待機している他の相談役ユーザがリスト表示される。相談役ユーザは、相談役用ページにおいて相談希望ユーザからの相談を受けて、自分以外の相談役ユーザがより適任であると判断した場合、相談役用ページのエリアA23に表示される待機中の相談役ユーザの中から、適任と思われる相談役ユーザを選択する。図19は、待機中の相談役ユーザの中から、いずれかの相談役ユーザが選択された場合の相談役用ページを例示した図である。以下、図18の相談役用ページを見ている相談役ユーザ(エリアA22に画像が表示されている相談役ユーザ)を転送元相談役ユーザと呼び、転送元相談役ユーザが選択した他の相談役ユーザを転送先相談役ユーザと呼ぶ。
相談役用ページのエリアA24には、転送先相談役ユーザの画像が表示される。この状態において、転送元相談役ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、相談希望ユーザの音声に代えて、転送先相談役ユーザの音声が発音される。
図19の相談役用ページが表示されている間、転送元相談役ユーザと転送先相談役ユーザとの間で一時的にテレビ会議が行われる。転送元相談役ユーザと転送先相談役ユーザとの間で一時的なテレビ会議が行われている間、転送元相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議は維持されるが、相談希望ユーザに対し表示される相談ページ(図17)において、エリアA20には転送元相談役ユーザの画像に代えて、例えば、「少々お待ち下さい。」といったメッセージが表示されてもよい。その場合、相談希望ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、転送元相談役ユーザの音声は発音されない(ミュートされる)ことが望ましい。
図20は、待機中の相談役ユーザの配信先装置12に接続された表示装置が表示する相談役用ページを例示した図である。相談役ユーザが待機中の場合、他のユーザとの間でテレビ会議は行われていないので、エリアA21及びエリアA24には他のユーザの画像は表示されない。なお、エリアA22には、自分の画像が表示される。
図21は、待機していた相談役ユーザが、転送元相談役ユーザにより転送先相談役ユーザとして選択された場合に表示される相談役用ページを例示した図である。その状態において、相談役用ページのエリアA24には、転送元相談役ユーザの画像が表示される。また、転送先相談役ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、エリアA24に画像が表示されている転送元相談役ユーザの音声が発音される。すなわち、転送元相談役ユーザと転送先相談役ユーザの間で一時的にテレビ会議が行われている状態となる。その状態において、転送元相談役ユーザに対しては、図19の相談役用ページが表示されている。
転送元相談役ユーザは、転送先相談役ユーザに対し、相談を希望している参加者ユーザからヒアリングした内容を伝える。その内容を踏まえて、転送先相談役ユーザが転送元相談役ユーザから相談を引き継ぐ場合、転送元相談役ユーザは、相談役用ページ(図19)のエリアA21とエリアA22の間に表示される「終了」ボタンをクリックする。この操作に応じて、転送元相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議は終了すると同時に、転送先相談役ユーザと相談希望ユーザとの間でテレビ会議が開始される。
その場合、相談希望ユーザに対し表示される相談ページ(図17)のエリアA20には、転送元相談役ユーザの画像に代えて、転送先相談役ユーザの画像が表示される。また、相談希望ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、転送元相談役ユーザの音声に代えて、転送先相談役ユーザの音声が発音される。
また、転送先相談役ユーザに対し表示される相談役用ページは、図18に示されるような状態となる。すなわち、エリアA21に相談希望ユーザの画像が表示される。そして、転送先相談役ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカからは、相談希望ユーザの音声が発音される。
なお、この例では転送元相談役ユーザによる操作をトリガに、転送元相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議が終了し、転送先相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議が開始されるものとしたが、それに代えて、転送先相談役ユーザによる操作をトリガに、転送元相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議が終了し、転送先相談役ユーザと相談希望ユーザとの間のテレビ会議が開始されてもよい。
転送先相談役ユーザが転送元相談役ユーザからの相談を何らかの理由で引き継げない場合、転送元相談役ユーザ又は転送先相談役ユーザは、相談役用ページ(図19、図21)のエリアA22とエリアA24の間に表示される「終了」ボタンをクリックする。この操作に応じて、転送元相談役ユーザと転送元相談役ユーザとの間のテレビ会議は終了する。その際、相談希望ユーザに対し表示されていた相談ページ(図17)のエリアA20において、転送元相談役ユーザの画像に代えて「少々お待ち下さい。」等のメッセージが表示されていた場合は、そのメッセージに代えて、転送元相談役ユーザの画像が表示される。また、転送元相談役ユーザの音声がミュートされていた場合は、そのミュートが解除され、相談希望ユーザの配信先装置12に接続されたスピーカから、転送元相談役ユーザの音声が発音されるようになる。
この変形例によれば、相談希望ユーザは相談役ユーザに相談することができる。また、相談役ユーザは、自分より適任の他の相談役ユーザがいる場合に、その相談役ユーザに相談を引き継ぐことができる。
なお、相談希望ユーザが図16に示すストリーミング配信ページにおいて「相談」ボタンをクリックした際、システム10(例えば、サーバ装置101、サーバ装置102、又はサーバ装置103)は、待機中の複数の相談役ユーザの中から、相談希望ユーザの相談に対応する相談役ユーザを選択する(すなわち、相談希望ユーザと相談役ユーザをマッチングする)必要がある。その選択の方法として、ランダムに選択する方法が採用されてもよいし、相談希望ユーザの属性と相談役ユーザの属性が所定の条件を満たすように相談役ユーザを選択する方法が採用されてもよい。
また、相談希望ユーザが図16に示すストリーミング配信ページにおいて「相談」ボタンをクリックした際、アンケートページ(図3(G)参照)が表示され、相談希望ユーザがアンケートページに対し入力した回答(属性)と相談役ユーザの属性が所定の条件を満たすように、相談役ユーザが選択されてもよい。
また、相談希望ユーザと相談役ユーザのマッチングを、システム10に代えて、例えば主催者ユーザが行ってもよい。その場合、例えば主催者ユーザの配信元装置11には、図22に示すようなページ(以下、マッチングページという)が表示される。マッチングページのエリアA25には、まだ相談役ユーザとマッチングされていない相談希望ユーザの名称が、そのユーザの属性及びそのユーザの待ち時間と共にリスト表示される。なお、エリアA25に表示されるリストには、待ち時間の長い順に相談希望ユーザが表示される。
マッチングページのエリアA26には、現在オンラインの全ての相談役ユーザの名称が、そのユーザの属性、画像及びステイタスと共にリスト表示される。エリアA26に表示される相談役ユーザの画像は、それらの相談役ユーザの各々が使用している配信先装置12に接続されているカメラにより撮影されている現在の相談役ユーザの様子を表す画像である。また、エリアA26に表示されるステイタスが「対応中」である相談役ユーザに関しては、その相談役ユーザとテレビ会議中の相談希望ユーザの名称もエリアA26に表示される。
主催者ユーザは、相談希望ユーザと相談役ユーザの属性に基づき、マッチングする相談希望ユーザと相談役ユーザを選択し、「マッチング」ボタンをクリックする。なお、エリア26において、ステイタスが「離席中」又は「対応中」である相談役ユーザに関しては、選択ボックスが非表示となり(又は選択不可を示す態様で表示され)、主催者ユーザはそれらの相談役ユーザを選択することができない。主催者ユーザの「マッチング」ボタンをクリックする操作に応じて、主催者ユーザにより選択された相談希望ユーザと相談役ユーザの間でテレビ会議が開始される。また、マッチングページにおいては、マッチングされた相談希望ユーザがエリアA25に表示されなくなると共に、エリアA26において、マッチングされた相談役ユーザのステイタスが「対応中」となり、エリアA25において表示されなくなった相談希望ユーザの名称が、その相談役ユーザが対応中の相談希望ユーザの名称として表示されるようになる。
なお、マッチングページにおいて、システム10が相談希望ユーザと相談役ユーザの属性に基づき望ましいと判定した組み合わせがレコメンド表示されてもよい。その場合、主催者ユーザは、システム10によりレコメンド表示される相談希望ユーザと相談役ユーザの組み合わせを参考としながら、マッチングする相談希望ユーザと相談役ユーザを選択できる。
なお、相談希望ユーザが図16のページにおいて「相談」ボタンをクリックした後、その相談希望ユーザは、相談受付用の会議室に入ることになる。相談受付用の会議室には、まだ相談役ユーザとマッチングされていない相談希望ユーザが複数、同時に入ることができる。また、相談受付用の会議室には、主催者ユーザが常駐している。相談受付用の会議室にいる相談希望ユーザのカメラ及びマイクは自動的にOFFされる。そして、相談受付用の会議室に常駐している主催者ユーザからは、例えば「しばらくお待ち下さい。」といったメッセージ、又は、ガイダンス等のビデオが、相談受付用の会議室にいる全ての相談希望ユーザに対し発信される。
図23は、相談役ユーザとマッチングされる前の状態の相談希望ユーザの配信先装置12に接続された表示装置に表示される相談ページ(図17参照)である。相談役ユーザがマッチングされるまでの間、相談ページのエリアA20には、相談役ユーザの画像に代えて、主催者ユーザから発信される「しばらくお待ち下さい。」というメッセージ、又は、ガイダンス等のビデオが表示される。
ところで、この変形例においては、多数の相談希望ユーザと相談役ユーザの組においてテレビ会議が行われる。それらのテレビ会議が行われる際にシステム10が会議室を生成する方法としては、例えば、必要に応じて新たな会議室を順次生成していく方法、予め相談役ユーザの各々に応じた会議室を生成しておき、相談希望ユーザが相談役ユーザの会議室に入室する方法等のいずれが採用されてもよい。
また、相談受付用の会議室の小会議室が、相談希望ユーザと相談役ユーザのテレビ会議のための会議室として用いられてもよい。
また、相談受付用の会議室が複数、設けられてもよい。その場合、新たな相談希望ユーザをいずれかの相談受付用の会議室に割り振る方法は、ランダムに割り振る方法、待機中の相談希望ユーザの数が少ない相談受付用の会議室に割り振る方法等のいずれが採用されてもよい。また、互いに属性の異なる相談受付用の会議室を複数設ける場合、新たな相談希望ユーザの属性と所定の条件を満たす属性の相談受付用の会議室に、その新たな相談希望ユーザを割り振る構成が採用されてもよい。
(21)配信元装置11又は配信先装置12に接続された表示装置が表示するページにおいて、ユーザが行った操作の内容をユーザが容易に確認できるように、メッセージが表示されるように構成されてもよい。図24は、この変形例において、配信先装置12に接続された表示装置が表示するテレビ会議室ページの一例を示した図である。このテレビ会議室ページのエリアA5には、「マイク」ボタンと「カメラ」ボタンが表示されている。ユーザは、「マイク」ボタンをクリックすることで、マイクの動作を停止し、自分の音声を他のテレビ会議の参加者に聞こえなくしたり、停止していたマイクの動作を再開させ、自分の音声を他のテレビ会議の参加者に聞こえるようにしたりできる。また、ユーザは、「カメラ」ボタンをクリックすることで、カメラの動作を停止し、自分の画像を他のテレビ会議の参加者に見えなくしたり、停止していたカメラの動作を再開させ、自分の画像を他のテレビ会議の参加者に見えるようにしたりできる。
「マイク」ボタンと「カメラ」ボタンは、例えば、動作中は緑色、非動作中は赤色、のように、動作の有無に応じた異なる態様で表示される。ただし、ユーザにとっては、どちらの表示態様が動作中を意味するか分からない場合がある。また、「マイクON」と「マイクOFF」のように、異なる文字を表示することで動作中と非動作中を区別するような場合であっても、例えば、「マイクON」が(1)現在、マイクがON(動作中)であることを示しているか、(2)現在、OFF(非動作中)であるマイクをON(動作中)に切り替えるためのボタンであることを示しているか、ユーザにとって判断が難しい場合がある。
上記の問題が解消するため、この変形例においては、ユーザがボタンに対し操作を行うと、その操作の意味を説明するメッセージが表示される。図25は、ユーザが「マイク」ボタンをクリックした場合にそのクリックの意味を示すメッセージが表示されている状態のテレビ会議室ページを例示した図である。図25の例では、ユーザが「マイク」ボタンをクリックしたことにより、マイクが非動作状態(OFF)から動作状態(ON)に変更されたことを示すメッセージがポップアップ表示されている。
この変形例によれば、ユーザは自分が行った操作の意味を誤解することがない。
(22)上述した実施形態において、テレビ会議室ページには、配信元装置11からサーバ装置101を介して配信されるストリーミング配信ページが表示される(図3(D)のエリアA3参照)。これは、システム10において、同時に開催されている複数のテレビ会議の各々に、配信元装置11のユーザである主催者ユーザが参加者の1人として同時に参加していることを意味する。
複数のテレビ会議に同時参加している主催者ユーザがテレビ会議の参加者に対し配信したい情報は状況によって変化する。従って、主催者ユーザが、配信元装置11から複数の会議室に同時配信するコンテンツを、複数の選択肢の中から適宜、選択できるようにシステム10が構成されてもよい。
図26は、この変形例において配信元装置11に接続された表示装置が表示するページ(以下、テレビ会議用コンテンツ選択ページという)を例示した図である。テレビ会議用コンテンツ選択ページには、複数の会議室に同時配信するコンテンツの候補が複数、表示される。図26の例では、主催者ユーザの画像と音声を配信するコンテンツC1と、特定のテキストメッセージを配信するコンテンツC2が選択肢として表示されている。主催者ユーザがそれらの選択肢の中からいずれかのコンテンツを選択すると、選択されたコンテンツが配信元装置11から、例えばサーバ装置101及びサーバ装置102を介して、テレビ会議に参加している参加者ユーザの配信先装置12に配信される。
(23)複数のグループの各々によるテレビ会議が同時に開催される場合に、参加者の一部が欠席、遅刻、または、早退をすることにより、参加者が少ない会議室や、必要な役割(世話役等)の参加者が不在の会議室といった、参加者不足の会議室が発生する場合がある。そのような場合、参加者不足の会議室をなくすために、例えば主催者ユーザが、複数の会議室を統合できるようにしてもよい。
図27は、この変形例において配信元装置11に接続された表示装置が表示するページ(以下、会議室統合用ページという)を例示した図である。会議室統合用ページには、参加者不足の会議室のグループ番号、参加者人数、及び、特定の属性(図27の例では、世話役)の参加者の有無、がリスト表示される。なお、参加者人数は、例えば、テレビ会議の開始前においては参加予定者の人数を意味し、テレビ会議の開始後においては実際に参加している参加者の人数を意味する。ただし、例えば、遅刻するが参加予定である参加者や、一時的に退席しているが戻ってくる参加者等を、参加者人数に含めてもよい。
会議室統合用ページにリスト表示される会議室は、システム10(例えば、サーバ装置103)により、参加者人数及び参加者の属性の少なくとも一方が、所定の条件(例えば、参加者人数が3人以下、世話役の参加者が不在、等)を満たす会議室として抽出された会議室である。
主催者ユーザは、会議室統合用ページにリスト表示される情報に基づき、統合により参加者不足が解消される複数の会議室を選択し、「統合」ボタンをクリックする。その操作に応じて、サーバ装置103は、例えばユーザ情報テーブル(図2)の「グループ番号」欄の情報を統合後のグループ番号を示すように更新する。その更新に伴い、サーバ装置102は、統合前の複数の会議室に参加していた参加者ユーザが、統合後の1つの会議室に参加するように、それらの参加者ユーザの音声付き動画を含むテレビ会議室ページの生成と送信を開始する。
なお、会議室統合用ページのリストにおいて、統合された会議室の情報は表示されなくなる。
上記の例では、主催者ユーザが統合する会議室を選択する。これに代えて、システム10が、統合後の会議室の参加者人数及び参加者の属性の少なくとも一方が所定の条件(例えば、参加者人数が4人以上、かつ、世話役の参加者が1人)を満たす複数の会議室を特定してもよい。その場合、システム10が特定したそれらの複数の会議室がレコメンドとして会議室統合用ページに表示され、主催者ユーザがそのレコメンドを参考に、統合する会議室を選択してもよいし、システム10が主催者ユーザの判断によらず自ら特定した会議室を統合してもよい。
なお、会議室の統合は、テレビ会議の開始前、開始後のいずれに行われてもよい。
(24)参加者ユーザの一部が1つの会議室に集まり、それらの参加者ユーザが大画面に表示されるストリーミング配信ページを視聴する場合がある。この場合、会議室に集まった参加者ユーザが、配信先装置12を用いてテレビ会議に参加可能としてもよい。この変形例においては、例えばユーザ情報テーブル(図2)の「ステイタス」欄に、会議室においてストリーミング配信ページを視聴する参加者ユーザであることを示す「オンサイト」が登録される。この登録は、例えば、会議室で参加者の受付を行うユーザが配信元装置11又は配信先装置12を操作して行う。そして、例えばサーバ装置103が所定の条件を満たすように参加者ユーザのグルーピングを行う場合、サーバ装置103はユーザ情報テーブルの「ステイタス」欄に「オンサイト」が登録されているユーザをグルーピングの対象に含めるようにする。これにより、配信先装置12を用いてストリーミング配信ページの表示を行わない参加者ユーザであっても、テレビ会議に参加できるようになる。
(25)参加者ユーザが、自分と同じ会議室でテレビ会議をする他の参加者ユーザの情報を閲覧可能としてもよい。図28は、この変形例において、配信先装置12に接続された表示装置が表示するページ(以下、テレビ会議参加者表示ページという)を例示した図である。テレビ会議参加者表示ページには、そのページを表示している配信先装置12のユーザに割り当てられているグループ番号と同じグループ番号が割り当てられているユーザの氏名と属性(図28の例では年齢と職業)がリスト表示される。ユーザは、例えばテレビ会議の開始前にテレビ会議参加者表示ページを見ることで、自分がテレビ会議を行う相手の情報を得ることができる。
(26)サーバ装置103が参加者ユーザのグルーピングを行う場合、ユーザ情報テーブル(図2)に登録されている属性が所定の条件を満たす参加者ユーザのみをグルーピングの対象としてもよい。例えば、テレビ会議において議論されるべき内容が、予め参加者ユーザにより回答されたアンケートの内容に関するものである場合、サーバ装置103が、そのアンケートの回答がユーザ情報テーブルに属性として登録されている参加者ユーザを抽出し、抽出したそれらの参加者ユーザをグルーピングしてもよい。
(27)テレビ会議の開催中に、主催者ユーザと参加者ユーザとの間でメッセージの送受信(いわゆるチャット)を行えるようにしてもよい。その際、主催者ユーザ又は参加者ユーザに対し、定型文のリストが表示され、それらの定型文から選択された定型文が相手に通知されてもよい。
また、主催者ユーザから、テレビ会議に参加中の全ての参加者ユーザ、又は、テレビ会議に参加中の参加者ユーザのうち特定の属性の参加者ユーザ(例えば、役割が世話役の参加者ユーザ)の全てに対し、一斉にメッセージを送信できるようにしてもよい。
また、テレビ会議の開催中に、特定の属性の参加者ユーザ(例えば、役割が世話役の参加者ユーザ)のみが主催者ユーザにメッセージを送信できるようにしてもよい。この場合、特定の属性の参加者ユーザの配信先装置12に接続された表示装置が表示するテレビ会議室ページにのみ、主催者ユーザに対するメッセージの入力欄が表示される。このように、参加者ユーザの属性に応じて、テレビ会議室ページに表示される内容が異なるように構成されてもよい。
この変形例では、例えばサーバ装置102が、配信元装置11と配信先装置12の間で送受信されるメッセージを示すデータの中継を行う。
例えば、テレビ会議中、世話役としてテレビ会議に参加している参加者ユーザが、主催者ユーザに質問を行ったり、要望を伝えたりしたい場合がある。また、テレビ会議中、主催者ユーザが各テレビ会議に参加している世話役の参加者ユーザに対し伝えたい情報がある場合がある。この変形例によれば、それらのニーズが満たされる。
(28)上述した実施形態又は変形例において、あるページに表示されるものとした操作ボタンが、他のページに表示されてもよい。例えば、図3(F)のストリーミング配信ページに表示されるものとした「アンケート用紙へ」ボタンが、テレビ会議室ページに表示されてもよい。この場合、参加者ユーザは、テレビ会議室ページからアンケートページ(図3(G))を開くことができる。
また、上述した実施形態又は変形例において、ストリーミング配信ページ、テレビ会議室ページ等の個別の役割を持ったページに表示されるものとした操作ボタンを一覧表示するページ(以下、操作メニューページという)がユーザに対し表示されてもよい。ユーザは、操作メニューページにおいて操作ボタンをクリック等することで、開きたいページを開くことができる。
(29)あるページの表示指示データの送信元となるサーバ装置は、サーバ装置101、サーバ装置102、及び、サーバ装置103のいずれであってもよい。さらに、システム10がこれらのサーバ装置とは異なるサーバ装置を備え、そのサーバ装置から表示指示データが送信されてもよい。また、1つのページを表示するためのデータが、複数のサーバ装置から配信元装置11又は配信先装置12に送信されてもよい。例えば、テレビ会議室ページに配信元装置11からストリーミング配信されるコンテンツが表示される場合、配信先装置12が、サーバ装置102を経由せずに、サーバ装置101から直接、そのコンテンツの配信を受けてもよい。この場合、配信先装置12は、例えば、サーバ装置103から受信するテレビ会議室ページの表示指示データに従い、サーバ装置101から直接、コンテンツを受信し、受信したコンテンツをテレビ会議室ページに埋め込んで、接続されている表示装置に表示させる。
(30)上述した実施形態又は変形例において、主催者ユーザが配信元装置11を用いて行うものとした作業を、参加者ユーザが配信先装置12を用いて行うようにしてもよい。例えば、参加者不足の会議室を解消するために、主催者ユーザが会議室統合用ページにおいて行うものとした会議室の統合の作業を、管理者等の役割の与えられた参加者ユーザが行うようにしてもよい。
9…通信ネットワーク、10…システム、11…配信元装置、12…配信先装置、101…サーバ装置、102…サーバ装置、103…サーバ装置。
Claims (17)
- 配信元装置から視聴覚データを受信し、当該視聴覚データを複数の配信先装置にストリーミング配信するストリーミング配信手段と、
前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信している複数の配信先装置のうちテレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々から当該配信先装置に接続されているカメラが撮影する画像と当該配信先装置に接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データを受信し、受信した視聴覚データを合成してテレビ会議用の視聴覚データを生成し、生成したテレビ会議用の視聴覚データをテレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々に送信することによって、テレビ会議の中継を行うテレビ会議中継手段と
を備えるシステム。 - 前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信している配信先装置に対し視聴覚データを配信しない
請求項1に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データの受信を停止した配信先装置に対し視聴覚データの配信を再開する
請求項2に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信している配信先装置に対し、前記テレビ会議中継手段から視聴覚データを受信していない配信先装置に対するよりも低いビットレートで視聴覚データを配信する
請求項1に記載のシステム。 - 前記テレビ会議中継手段は、前記配信元装置から視聴覚データを受信し、テレビ会議に参加する2以上の配信先装置の各々から受信した視聴覚データに加え、前記配信元装置から受信した視聴覚データを合成して、前記テレビ会議用の視聴覚データを生成する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置をグルーピングして複数のグループを生成するグルーピング手段
を備え、
前記テレビ会議中継手段は、前記グルーピング手段のグルーピングにより生成された複数のグループの各々に関し、当該グループに属する2以上の配信先装置がテレビ会議に参加する場合、当該2以上の配信先装置の各々から受信する視聴覚データを合成して生成したテレビ会議用の視聴覚データを当該2以上の配信先装置の各々に送信する
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記グルーピング手段は、前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置の各々に関し、当該配信先装置又は当該配信先装置のユーザの属性を示す属性データを取得し、当該属性データに基づきグルーピングを行う
請求項6に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段から視聴覚データを受信する複数の配信先装置の各々から当該配信先装置のユーザにより入力されたデータを属性データとして受信する属性データ受信手段
を備え、
前記グルーピング手段は、前記属性データ受信手段が受信した属性データに基づきグルーピングを行う
請求項7に記載のシステム。 - 前記グルーピング手段は、2以上の配信先装置の間の関係性を示す関係性データを取得し、当該関係性データに基づきグルーピングを行う
請求項6乃至8のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記グルーピング手段は、グルーピングにより生成した複数のグループの各々に属する複数の配信先装置を更にグルーピングして複数の小グループを生成し、
前記テレビ会議中継手段は、前記グルーピング手段のグルーピングにより生成された複数の小グループの各々に関し、当該小グループに属する2以上の配信先装置の各々から受信する視聴覚データを合成して生成したテレビ会議用の視聴覚データを当該2以上の配信先装置の各々に送信する
請求項6乃至9のいずれか1項に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段は、視聴覚データが表す画像とテレビ会議への参加のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを複数の配信先装置の各々に送信し、
前記テレビ会議中継手段は、前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作が行われた場合、テレビ会議用の視聴覚データが表す画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを当該配信先装置に送信する
請求項1に記載のシステム。 - 前記ストリーミング配信手段が送信する表示指示データは、前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作が行われた場合、当該表示指示データに従い表示されているWebページの表示の終了を指示する
請求項11に記載のシステム。 - 前記テレビ会議中継手段が送信する表示指示データはテレビ会議への参加終了指示のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示し、当該操作子に対する操作が行われた場合、当該Webページの表示の終了を指示し、
前記ストリーミング配信手段は、前記テレビ会議への参加終了指示のための操作子に対する操作が行われた場合、前記配信元装置から受信する視聴覚データが表す画像とテレビ会議への参加のための操作子の画像を含むWebページの表示を指示する表示指示データを当該配信先装置に送信する
請求項12に記載のシステム。 - 請求項1に記載のシステムが送信する視聴覚データを受信する配信先装置であって、
前記システムから視聴覚データを受信する受信手段と、
接続されているカメラが撮影する画像と接続されているマイクが拾音する音声とを表す視聴覚データを前記システムに送信する送信手段と、
前記受信手段が受信した視聴覚データが表す画像を表示装置に表示させる表示指示手段と、
前記受信手段が受信した視聴覚データが表す音声を発音装置に発音させる発音指示手段と、
前記表示指示手段に従い前記表示装置が表示する画像に対する操作を受け付ける操作受付手段と
を備え、
前記表示指示手段は、前記受信手段が前記システムの前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させるとき、前記表示装置にテレビ会議への参加のための操作子を表示させ、
前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記送信手段は前記システムへの視聴覚データの送信を開始し、前記受信手段は前記システムの前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データの受信を開始し、前記表示指示手段は前記受信手段が前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させ、前記発音指示手段は前記受信手段が前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す音声を前記発音装置に発音させる
配信先装置。 - 前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記受信手段は前記システムの前記ストリーミング配信手段からの視聴覚データの受信を終了する
請求項14に記載の配信先装置。 - 前記表示指示手段は、前記受信手段が前記システムの前記テレビ会議中継手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させるとき、前記表示装置にテレビ会議への参加終了指示のための操作子を表示させ、
前記操作受付手段が前記テレビ会議への参加終了指示のための操作子に対する操作を受け付けた場合、前記送信手段は前記システムへの視聴覚データの送信を終了し、前記受信手段は前記システムの前記テレビ会議中継手段からの視聴覚データに代えて前記システムの前記ストリーミング配信手段からの視聴覚データを受信し、前記表示指示手段は前記受信手段が前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す画像を前記表示装置に表示させ、前記発音指示手段は前記受信手段が前記ストリーミング配信手段から受信した視聴覚データが表す音声を前記発音装置に発音させる
請求項15に記載の配信先装置。 - コンピュータを請求項14に記載の配信先装置が備える前記受信手段、前記送信手段、前記表示指示手段、前記発音指示手段、及び、前記操作受付手段として機能させるためのプログラム。
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- 2021-07-12 JP JP2021115294A patent/JP2022016424A/ja active Pending
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