JP2022011220A - 空気浄化機能付き熱交換形換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】次亜塩素酸の放出に伴う湿度の上昇を抑制することが可能な空気浄化機能付き熱交換形換気装置を提供する。【解決手段】空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、屋内2の空気を屋外3に排出するための排気風路4を流通する排気流2と、屋外3の空気を屋内2へ給気するための給気風路5を流通する給気流3との間で熱交換する熱交換形換気装置10と、給気風路5から導入された熱交換後の給気流3に対して、空気浄化を行う成分を付加する加湿器6dと、加湿器6dの上流側において、熱交換後の給気流3に対して除湿を行う第一冷媒コイル16と、加湿器6dの下流側において、空気浄化を行う成分を付加された給気流3に対して加熱を行う第二冷媒コイル17と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、屋内を代表とする対象空間に対して、熱交換換気を行いながら除菌を行う空気浄化機能付き熱交換形換気装置に関するものである。
従来、この種の空気浄化機能付き熱交換形換気装置として、屋内に供給する空気を次亜塩素酸が含まれた気液接触部材部に接触させて放出することで空間を除菌する空気調和システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-133521号公報
しかしながら、従来の空気調和システムでは、次亜塩素酸を放出するには、加湿装置あるいは2流体ノズルなどを用いて、水分と共に次亜塩素酸を放出するため、次亜塩素酸を放出した対象空間内の湿度は上昇し、特に相対湿度の高い夏季において快適性が損なわれる可能性が高かった。
そこで本発明は、上記従来課題を解決するものであり、次亜塩素酸の放出に伴う湿度の上昇を抑制することが可能な空気浄化機能付き熱交換形換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置は、屋内の空気を屋外に排出するための排気風路を流通する排気流と、屋外の空気を屋内へ給気するための給気風路を流通する給気流との間で熱交換する熱交換形換気装置と、給気風路から導入された熱交換後の給気流に対して、水とともに空気浄化を行う成分を付加する空気浄化部と、空気浄化部の上流側において、熱交換後の給気流に対して除湿を行う第一冷媒コイルと、空気浄化部の下流側において、空気浄化を行う成分を付加された給気流に対して加熱を行う第二冷媒コイルと、を備えるものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、次亜塩素酸の放出に伴う湿度の上昇を抑制することが可能な空気浄化装置を提供することができる。
図1は、本発明の前提例に係る熱交換形換気装置の住宅における設置状態を示す模式図である。 図2は、本発明の前提例に係る熱交換形換気装置の構成を示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置の構成を示す模式図である。 図4は、温度と湿度の基準値毎に領域を分けた図であり、第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルの運転効果説明を示す図である。 図5は、空気浄化機能付き熱交換形換気装置における制御部の構成を表す概略ブロック図である。 図6は、空気浄化機能付き熱交換形換気装置における制御部で行う処理を表すフローチャートである。 図7は、温度と湿度の基準値毎に区分けした領域に割り振られた運転モードを示す図である。 図8は、運転モードaにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図9は、運転モードbにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図10は、運転モードcにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図11は、運転モードdにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図12は、運転モードeにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図13は、運転モードfにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図14は、運転モードgにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図15は、運転モードhにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。 図16は、運転モードiにおける第一冷媒コイル、加湿器、第二冷媒コイルごとの温湿度変化を示す図である。
本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置は、屋内の空気を屋外に排出するための排気風路を流通する排気流と、屋外の空気を屋内へ給気するための給気風路を流通する給気流との間で熱交換する熱交換形換気装置と、給気風路から導入された熱交換後の給気流に対して、水とともに空気浄化を行う成分を付加する空気浄化部と、空気浄化部の上流側において、熱交換後の給気流に対して除湿を行う第一冷媒コイルと、空気浄化部の下流側において、空気浄化を行う成分を付加された給気流に対して加熱を行う第二冷媒コイルと、を備える。
こうした構成によれば、第一冷媒コイルによって熱交換後の給気流の絶対湿度を低下させつつ、空気浄化部によって空気浄化を行う成分を付加するとともに、第一冷媒コイルによる除湿に伴って低下した給気流の温度を第二冷媒コイルによって上昇させることが可能となる。つまり、日本の夏季のように屋内の相対湿度に比べて相対湿度の高い屋外からの空気に対して熱交換しつつ空気浄化を行う成分を付加する場合において、次亜塩素酸の放出に伴う湿度の上昇を抑制することが可能な空気浄化機能付き熱交換形換気装置とすることができる。
本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置は、空気浄化部、第一冷媒コイル、及び第二冷媒コイルの動作を制御する制御部をさらに備える。そして、制御部は、第一冷媒コイルによる除湿を行い、空気浄化部による空気浄化を行う成分の付加を行った給気流の温度が、第一冷媒コイルによる除湿を行わず、空気浄化部による空気浄化を行う成分の付加を行った給気流の温度となるように、第二冷媒コイルによる加熱を行うようにしている。これにより、熱交換後の給気流に対して空気浄化を行う成分の付加を行いつつ、熱交換形換気装置からの熱交換後の給気流の温度を維持した状態で屋内に給気することができる。
また、本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置では、第一冷媒コイルおよび第二冷媒コイルはいずれも、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、放熱器または吸熱器として機能するようにしている。これにより、第一冷媒コイルおよび第二冷媒コイルの加熱除湿運転を容易に切り替えることが可能となる。
また、本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置は、屋内の空気の温度を検出する温度検出部と、屋内の空気の湿度を検出する湿度検出部と、をさらに備える。そして、制御部は、温度検出部からの温度情報と、湿度検出部からの湿度情報とに基づいて、第一冷媒コイルおよび第二冷媒コイルの加熱除湿運転の切り替え動作を制御するようにしている。これにより、制御部は、屋内環境(屋内の温湿度)に基づいて、第一冷媒コイルおよび第二冷媒コイルの運転切り替えを確実に行うことができる。
また、本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置では、空気浄化部は、空気浄化を行う成分を含む水を遠心破砕することによって、内部に導入される給気流に対して、空気浄化を行う成分を付加することが好ましい。このようにすることで、遠心破砕時の回転数を変化させることで、破砕する水の粒子径あるいは破砕量をコントロールすることができ、ひいては装置内に導入される給気流に対して付加する空気浄化を行う成分の付加量をコントロールすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、本発明に直接には関係しない各部の詳細については重複を避けるために、図面ごとの説明は省略している。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(前提例)
まず、図1、図2を参照して、本発明の実施の形態の前提例となる熱交換形換気装置について説明する。図1は、本発明の前提例に係る熱交換形換気装置の住宅における設置状態を示す模式図である。図2は、本発明の前提例に係る熱交換形換気装置の構成を示す模式図である。
図1において、家1の屋内(天井裏等)に熱交換形換気装置10が設置されている。熱交換形換気装置10は、屋内の空気と屋外の空気とを熱交換しながら換気する装置(第二種の換気装置)である。
図1に示す通り、排気流2は、黒色矢印のごとく、リビング等の屋内空間8から、屋内排気口9a、熱交換形換気装置10、屋外排気口9bを介して屋外に放出される。排気流2は、屋内から屋外に排出される空気の流れである。また、給気流3は、白色矢印のごとく、屋外から、屋外給気口9d、熱交換形換気装置10、屋内給気口9cを介して屋内空間8に取り入れられる。給気流3は、屋外から屋内に取り込まれる空気の流れである。例えば、日本の冬季を挙げると、排気流2は20℃~25℃であるのに対して、給気流3は氷点下に達することもある。熱交換形換気装置10は、換気を行うとともに、この換気時に、排気流2の熱を給気流3へと伝達し、不用な熱の放出を抑制している。
熱交換形換気装置10は、図2に示す通り、本体ケース10f、内気口10a、排気口10b、外気口10c、給気口10d、熱交換素子10e、排気ファン10g、給気ファン10h、排気風路4、及び給気風路5を備えている。本体ケース10fは、熱交換形換気装置10の外枠である。本体ケース10fの外周には、内気口10a、排気口10b、外気口10c、及び給気口10dが形成されている。内気口10aは、排気流2を熱交換形換気装置10に吸い込む吸込口であり、ダクト等を介して屋内排気口9a(図1参照)と連通している。排気口10bは、排気流2を熱交換形換気装置10から屋外に吐き出す吐出口であり、ダクト等を介して屋外排気口9b(図1参照)と連通している。外気口10cは、給気流3を熱交換形換気装置10に吸い込む吸込口であり、ダクト等を介して屋外給気口9c(図1参照)と連通している。給気口10dは、給気流3を熱交換形換気装置10から屋内に吐き出す吐出口であり、ダクト等を介して屋内給気口7dと連通している。
本体ケース10fの内部には、熱交換素子10e、排気ファン10g、及び給気ファン10hが取り付けられている。また、本体ケース10fの内部には、排気風路4および給気風路5が構成されている。熱交換素子10eは、排気風路4を流通する排気流2と、給気風路5を流通する給気流3との間で熱交換(顕熱と潜熱)を行うための部材である。排気ファン10gは、排気口10bの近傍に設置され、排気流2を内気口10aから吸い込み、排気口10bから吐出するための送風機である。給気ファン10hは、給気口10dの近傍に設置され、給気流3を外気口10cから吸い込み、給気口10dから吐出するための送風機である。排気風路4は、内気口10aと排気口10bとを連通する風路である。給気風路5は、外気口10cと給気口10dとを連通する風路である。排気ファン10gが駆動することにより内気口10aから吸い込まれた排気流2は、排気風路4内の熱交換素子12、排気ファン10gを経由し、排気口10bから屋外へと排出される。また、給気ファン16が駆動することにより外気口10cから吸い込まれた給気流3は、給気風路5内の熱交換素子10e、給気ファン10hを経由し、給気口10dから屋内へと供給される。
熱交換形換気装置10は、熱交換換気を行う場合には、熱交換素子10eの排気ファン10gおよび給気ファン10hを動作させ、熱交換素子10eにおいて排気風路4を流通する排気流2と、給気風路5を流通する給気流3との間で熱交換を行う。これにより、熱交換形換気装置10は、換気を行う際に、屋外に放出する排気流2の熱を屋内に取り入れる給気流3へと伝達し、不要な熱の放出を抑制し、屋内に熱を回収する。この結果、冬季においては、換気を行う際に、屋外の温度が低い空気によって屋内の温度低下を抑制することができる。一方、夏季においては、換気を行う際に、屋外の温度が高い空気によって屋内の温度上昇を抑制することができる。
(実施の形態1)
次に、図3を参照して、本実施の形態1に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置50について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置50の構成を示す模式図である。なお、以下の説明では、熱交換後の気流(排気流2、給気流3)または風路(排気風路4、給気風路5)は、熱交換形換気装置10における熱交換素子10eを通過した後の気流または風路を示すものとする。
本実施の形態1に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、図3に示すように、前提例に係る熱交換形換気装置10の給気風路5に対して、空気浄化機能を付与する手段としての空気浄化装置6を連結した構成を有している。空気浄化装置6は、熱交換形換気装置10からの熱交換後の給気流5に対して必要に応じて冷却処理(除湿処理)または加熱処理を行うとともに、装置内を流通する給気流5に対して微細化された水とともに浄化成分(空気浄化を行う成分)を含ませる装置である。具体的には、空気浄化装置6は、図3に示す通り、給気流入口6a、給気流出口6c、加湿器6d、第一冷媒コイル16、及び第二冷媒コイル17を備えている。なお、加湿器6dは、請求項の「空気浄化部」に相当する。
給気流入口6aは、熱交換形換気装置10からの給気流5を空気浄化装置6に取り入れる取入口である。給気流出口6cは、水とともに空気浄化を行う成分を付加した給気流3(あるいは空気浄化を行う成分を付加していない給気流3)を給気SAとして給気風路5に吐き出す吐出口である。
加湿器6dは、内部に取り入れた空気(給気流3)を加湿するためのユニットであり、加湿の際に、空気に対して微細化された水とともに浄化成分(空気浄化を行う成分)を含ませる。より詳細には、加湿器6dは、加湿モータ6eと加湿ノズル6fとを有している。加湿器6dは、加湿モータ6eを用いて加湿ノズル6fを回転させ、加湿器6dの貯水部に貯水されている水(浄化成分を含む水)を遠心力で吸い上げて周囲(遠心方向)に飛散・衝突・破砕させ、通過する空気に水分を含ませる遠心破砕式の構成をとる。そして、加湿器6dは、後述する制御部41からの出力信号に応じて加湿モータ6eの回転数(以下、回転出力値)を変化させ、加湿能力(加湿量)を調整する。
なお、加湿器6dの貯水部への浄化成分を含む水の供給は、水道等の給水管から給水される水に対して浄化成分を添加して浄化成分を含む水を生成する浄化成分供給部(図示せず)により行われる。ここで、浄化成分には、例えば、殺菌性あるいは消臭性を備えた次亜塩素酸が用いられる。これにより、次亜塩素酸水を給気流3に含ませて屋内に供給することになるので、屋内の殺菌あるいは消臭を行うことができる。
次に、第一冷媒コイル16は、空気浄化装置6内において、加湿器6dの上流側に配置され、導入される空気(給気流3)を冷却または加熱するための部材である。そして、第一冷媒コイル16は、後述する制御部41からの出力信号に応じて出力状態(加熱、冷却またはオフ)を変化させ、導入される給気流3に対する冷却能力(冷却量)または加熱能力(加熱量)を調整する。なお、第一冷媒コイル16では、導入される空気を冷却すると、導入された空気の除湿がなされることになる。
より詳細には、第一冷媒コイル16は、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、吸熱器または放熱器として機能し、空調機器(室外機20)から導入される冷媒が内部を流通する際に吸熱(冷却)または放熱(加熱)するように構成されている。
ここで、室外機20は、屋外3に設置される室外ユニットである。室外機20は、圧縮機20aと、膨張器20bと、第二熱交換器20cと、送風ファン20dと、四方弁20eとを有して構成される。
次に、第一冷媒コイル16と室外機20とによって構成される冷凍サイクルについて説明する。
冷凍サイクルには、四方弁20eが接続され、四方弁20aによって第一方向に冷媒が流通して空気(給気流3)を冷却して除湿する冷却モード(除湿モード)の状態と、四方弁20aによって第二方向に冷媒が流通して空気(給気流3)に対して加熱を行う加熱モードの状態とを有する。
ここで、四方弁20eは、冷凍サイクル(冷媒回路21)内を流れる冷媒の流れる向きを切り替えるための機器(可逆弁)である。より詳細には、四方弁20eは、圧縮機20aと第一冷媒コイル16との間および圧縮機20aと第二熱交換器20cとの間において接続される。そして、四方弁20eは、圧縮機20aと第二熱交換器20cと膨張器20bと第一冷媒コイル16とをこの順序(第一方向)で冷媒が流通する冷却モードと、圧縮機20aと第一冷媒コイル16と膨張器20bと第二熱交換器20cとをこの順序(第二方向)で冷媒が流通する加熱モードとを切り替える。冷却モードと加熱モードとでは、冷媒の流れが逆方向となる。
[冷却モード]
冷却モードでは、四方弁20eによって圧縮機20aと第二熱交換器20cと膨張器20bと第一冷媒コイル16とをこの順序(第一方向)で冷媒が流通する。
圧縮機20aは、冷媒サイクルにおける低温・低圧の冷媒ガス(作動媒体ガス)を圧縮し、圧力を高めて高温化する。
第二熱交換器20cは、放熱器として機能し、圧縮機20aによって高温・高圧となった冷媒ガスと空気(送風ファン20dによって送風される屋外3の空気OA)との間で熱交換することによって、熱を外部(冷媒サイクル外)に放出させる。このとき、冷媒ガスは、高圧下で凝縮されて液化する。第二熱交換器20cでは、導入される冷媒ガスの温度が空気の温度より高いため、熱交換すると、空気は昇温され、冷媒ガスは冷却される。
送風ファン20dは、第二熱交換器20cに向けて屋外3の空気OAを送風する。
膨張器20cは、第二熱交換器20cによって液化した高圧の冷媒を減圧して元の低温・低圧の液体とする。
第一冷媒コイル16は、吸熱器として機能し、膨張器20bを流通した冷媒が空気から熱を奪って蒸発し、液状の冷媒を低温・低圧の冷媒ガスとする。第一冷媒コイル16では、導入される冷媒の温度が空気(導入される熱交換後の給気流3)の温度より低いため、熱交換すると、空気が冷却され、冷媒が昇温される。
以上により、第一冷媒コイル16では、導入される空気(給気流3)を冷却する。
[加熱モード]
加熱モードでは、四方弁20eによって圧縮機20aと第一冷媒コイル16と膨張器20bと第二熱交換器20cとをこの順序(第二方向)で冷媒が流通する。
圧縮機20aは、除湿モードと同じく、冷媒サイクルにおける低温・低圧の冷媒ガス(作動媒体ガス)を圧縮し、圧力を高めて高温化する。
第一冷媒コイル16は、放熱器として機能し、冷却モードでの第二熱交換器20cと同じ機能を果たす。具体的には、第一冷媒コイル16は、圧縮機20aによって高温・高圧となった冷媒ガスと空気(導入される熱交換後の給気流3)との間で熱交換することによって、熱を外部(冷媒サイクル外)に放出させる。このとき、冷媒ガスは、高圧下で凝縮されて液化する。第一冷媒コイル16では、導入される冷媒ガスの温度が空気(導入される熱交換後の給気流3)の温度より高いため、熱交換すると、空気は昇温され、冷媒ガスは冷却される。
膨張器20bは、第一冷媒コイル16によって液化した高圧の冷媒を減圧して元の低温・低圧の液体とする。
第二熱交換器20cは、吸熱器して機能し、除湿モードでの第一冷媒コイル16と同じ機能を果たす。具体的には、第二熱交換器20cは、膨張器20bを流通した冷媒が空気から熱を奪って蒸発し、液状の冷媒を低温・低圧の冷媒ガスとする。第二熱交換器20cでは、導入される冷媒の温度が空気(送風ファン20dによって送風される屋外3の空気OA)の温度より低いため、熱交換すると、空気が冷却され、冷媒が昇温される。
送風ファン20dは、第二熱交換器20cに向けて屋外3の空気OAを送風する。
以上により、第一冷媒コイル16では、導入される空気(給気流3)を加熱する。
次に、第二冷媒コイル17は、空気浄化装置6内において、加湿器6dの下流側に配置され、加湿器6dを流通して導入される空気(給気流3)を加熱するための部材である。そして、第二冷媒コイル17は、後述する制御部41からの出力信号に応じて出力状態(加熱またはオフ)を変化させ、導入される給気流3に対する加熱能力(加熱量)を調整する。
より詳細には、第二冷媒コイル17は、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、放熱器として機能し、空調機器(室外機30)から導入される冷媒が内部を流通する際に放熱(加熱)するように構成されている。
ここで、室外機30は、屋外3に設置される室外ユニットである。室外機30は、圧縮機30aと、膨張器30bと、第二熱交換器30cと、送風ファン30dと、四方弁30eとを有して構成される。
次に、第二冷媒コイル17と室外機30とによって構成される冷凍サイクルについて説明する。
冷凍サイクルには、第一冷媒コイル16を有して構成される冷凍サイクルと同様、四方弁30eが接続され、四方弁30aによって第一方向に冷媒が流通して空気(給気流3)を冷却して除湿する冷却モード(除湿モード)の状態と、四方弁30aによって第二方向に冷媒が流通して空気(給気流3)に対して加熱を行う加熱モードの状態とを有する。
ここで、四方弁30eは、冷凍サイクル(冷媒回路31)内を流れる冷媒の流れる向きを切り替えるための機器(可逆弁)である。より詳細には、四方弁30eは、圧縮機30aと第二冷媒コイル17との間および圧縮機30aと第二熱交換器30cとの間において接続される。そして、四方弁30eは、圧縮機30aと第二熱交換器30cと膨張器30bと第二冷媒コイル17とをこの順序(第一方向)で冷媒が流通する冷却モードと、圧縮機30aと第二冷媒コイル17と膨張器30bと第二熱交換器30cとをこの順序(第二方向)で冷媒が流通する加熱モードとを切り替える。冷却モードと加熱モードとでは、冷媒の流れが逆方向となる。
しかしながら、本実施の形態では、加熱モードのみを使用するので、以下では、加熱モードのみを説明する。
[加熱モード]
加熱モードでは、四方弁30eによって圧縮機30aと第二冷媒コイル17と膨張器30bと第二熱交換器30cとをこの順序で冷媒が流通する。
圧縮機30aは、冷媒サイクルにおける低温・低圧の冷媒ガス(作動媒体ガス)を圧縮し、圧力を高めて高温化する。
第二冷媒コイル17は、放熱器として機能し、圧縮機30aによって高温・高圧となった冷媒ガスと空気(導入される熱交換後の給気流3)との間で熱交換することによって、熱を外部(冷媒サイクル外)に放出させる。このとき、冷媒ガスは、高圧下で凝縮されて液化する。第二冷媒コイル17では、導入される冷媒ガスの温度が空気(導入される熱交換後の給気流3)の温度より高いため、熱交換すると、空気は昇温され、冷媒ガスは冷却される。
膨張器30bは、第二冷媒コイル17によって液化した高圧の冷媒を減圧して元の低温・低圧の液体とする。
第二熱交換器30cは、吸熱器して機能し、膨張器30bを流通した冷媒が空気から熱を奪って蒸発し、液状の冷媒を低温・低圧の冷媒ガスとする。第二熱交換器30cでは、導入される冷媒の温度が空気(送風ファン30dによって送風される屋外3の空気OA)の温度より低いため、熱交換すると、空気が冷却され、冷媒が昇温される。
送風ファン30dは、第二熱交換器30cに向けて屋外3の空気OAを送風する。
以上により、第二冷媒コイル17では、導入される空気(給気流3)を加熱する。
以上のように空気浄化装置6は構成される。
次に、図4を用いて、第一冷媒コイル16、加湿器6d、及び第二冷媒コイル17の運転を切り替えることによる温湿度変化について説明する。図4は、温度と湿度の基準値毎に領域を分けた図であり、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転効果説明を示す図である。
ここで、図4では、縦軸に湿度、横軸に温度をとっており、湿度基準値の上限をH1、下限をH2とし、温度基準値の上限をT1とし、下限をT2としている。そして、温湿度の上下限によって区切られる領域を、9個の領域A~領域Iと分けている。その中で特に、温湿度の目標基準となる領域を基準領域Eとしている。なお、以下では、空気浄化装置6を流通する空気(給気流3)の温湿度についても、温湿度の上下限によって区切られる領域に当てはめて説明する。
図4に示すように、例えば、現在の屋内2の空気の温湿度がB領域にあったとすると、屋内2の空気の温湿度の基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化を行いたい場合を考える。この時は、第一冷媒コイル16を冷却モード(除湿モード)にして、空気浄化装置6の導入される給気流3に対して、破線矢印で示すように温度と湿度をともに低下させる。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により浄化成分と湿度が付与される、次に、第二冷媒コイル17を加熱モードにして、長破線矢印で示すように温度を上昇させて、温湿度の基準領域Eへ変化させる。このようにして、B領域の温湿度であった空気に対して、浄化成分を付与するとともに、屋内2の空気を目標温湿度(基準領域E)にすることができる。
以上のように、空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、第一冷媒コイル16と第二冷媒コイル17の状態を組み合わせることで、熱交換形換気装置10からの熱交換後の給気流3に対して、空気浄化を行う成分を付加しつつ最適な温湿度に調整できるように構成されている。
次に、図5を参照して、空気浄化装置6の制御部41について説明する。図5は、空気浄化機能付き熱交換形換気装置50における制御部41の構成を表す概略ブロック図である。
図5に示すように、制御部41は、入力部41a、記憶部41b、計時部41c、処理部41d、及び出力部41eを備える。
入力部41aは、操作パネル43からの運転開始指示または運転停止指示に関する第一情報と、温度検出部26aからの屋内空気の温度に関する第二情報と、湿度検出部26bからの屋内空気の湿度に関する第三情報とを受け付ける。入力部41aは、受け付けた第一情報~第三情報を処理部41dに出力する。
ここで、操作パネル43は、ユーザが空気浄化装置6に関するユーザ入力情報(例えば、浄化成分の添加の有無、浄化成分の添加量、送風量、等)を入力する端末であり、無線または有線により制御部41と通信可能に接続されている。なお、第一情報には、ユーザ入力情報も含まれる。
また、温度検出部26aは、熱交換形換気装置10内に設けられ、屋内排気口9aから取り込まれた屋内空気RA(排気流2)の温度を感知するセンサである。また、湿度検知部26bは、熱交換形換気装置10内に設けられ、屋内排気口9aから取り込まれた屋内空気RAの湿度を感知するセンサである。なお、温度検出部26aおよび湿度検知部26bは、屋内2の対象空間に設置してもよい。また、温度検出部26aと湿度検知部26bとを一つの温湿度センサとしてもよい。
記憶部41bは、空気浄化装置6を流通する給気流3に対する浄化成分(浄化成分を含む水)の付与動作における付与処理設定に関する第四情報と、ユーザ入力情報に対応する設定情報に関する第五情報とを記憶する。記憶部41bは、記憶した第四情報および第五情報を処理部41dに出力する。なお、浄化成分の付与動作における付与処理設定は、空気浄化装置6の加湿動作における加湿設定とも言える。
計時部41cは、現在時刻に関する第六情報を処理部41dに出力する。
処理部41dは、入力部41aからの第一情報~第三情報と、記憶部41bからの第四情報および第五情報と、計時部41cからの第六情報とを受け付ける。処理部41dは、受け付けた第一情報~第六情報を用いて、付与処理設定に基づく付与動作に関する制御情報(回転出力値、冷却出力値、加熱出力値)を特定する。処理部41dは、特定した制御情報を出力部41eに出力する。
出力部41eは、処理部41dから受け付けた制御情報(回転出力値)を、加湿器6d(加湿モータ6e)に出力する。また、出力部41eは、処理部41dから受け付けた制御情報(冷却出力値、加熱出力値)を第一冷媒コイル16および第二冷媒コイル17にそれぞれ出力する。そして、加湿器6dは、出力部41eから出力された回転出力値に応じて加湿運転動作を実行する。また、第一冷媒コイル16は、出力部41から出力された冷却出力値または加熱出力値に基づいて、冷却運転動作または加熱運転動作のオンまたはオフを実行する。また、第二冷媒コイル17は、出力部41から出力された加熱出力値に基づいて、加熱運転動作のオンまたはオフを実行する。
以上のようにして、制御部41は、空気浄化装置6を流通する給気流3に対する冷却動作、浄化成分付与動作、及び加熱動作の制御をそれぞれ実行させる。
次に、図6、図7を参照して、空気浄化装置6による温湿度制御と浄化成分の付与動作における処理手順について説明する。図6は、空気浄化機能付き熱交換形換気装置50における制御部41で行う処理を表すフローチャートである。図7は、温度と湿度の基準値毎に区分けした領域に割り振られた運転モードを示す図である。なお、図7での各領域は、図4における各領域と対応するものである。
制御部41の処理部41dは、図6に示すように、主に3つのステップ(ステップS01~ステップS03)で構成され、操作パネル43からの制御信号に応じて処理を開始する。
ステップS01は、記憶部41bに記憶された処理間隔で処理を行うためのステップである。処理部41dは、例えば、処理間隔が5分である場合、計時部41cから出力される時刻情報を受け付けながら、5分経過するまでは時刻の判定を繰り返し、5分経過したらステップS02に処理を進める。時刻の判定の際には、後段で操作パネル43の制御信号を受け付け、終了の信号を受け付けた場合には処理を終了する。
ステップS02は、屋内2の空気の温湿度値を更新するステップである。ここでは、処理部41dは、入力部41aおよび記憶部41bから出力された各情報をもとに、出力能力値の更新を行い、ステップS03に処理を進める。
ステップS03は、更新された温湿度値に応じた運転モード(第一冷媒コイル16、加湿部6d、第二冷媒コイル17の運転状態)を特定するステップである。
ここでは、処理部41dは、記憶部41bに記憶された基準値(湿度基準値の上限H1、湿度基準値の下限H2、温度基準値の上限T1、温度基準値の下限T2)と、更新された温湿度値との間で大小関係をそれぞれ比較する(ステップS03A)。そして、その比較結果に基づいて、屋内2の空気の温湿度が、温度と湿度の基準値毎に区分けした領域(図7に示す領域A~領域I)のどこに当てはまるかを特定する(ステップS03B)。そして、特定された領域ごとに割り当てられた運転モード(運転モードa~運転モードi)を特定する(ステップS03C)。
そして、処理部41dは、特定した運転モードに基づく制御情報を出力部41eに出力する。
なお、図7に示す温度と湿度の基準値毎に区分けした領域(領域A~領域I)に割り振られる運転モード(運動モードa~運動モードi)に関する情報と、運転モード(運動モードa~運動モードi)に対応する第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態に関する情報もまた記憶部41bに記憶されている。
次に、図8~図16を参照して、運転モード別の第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17ごとの運転切り替えとその効果について説明する。図8~図16のそれぞれは、対応する運転モード(運転モードa~運手モードi)における第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17ごとの温湿度変化を示す図である。
[運転モードa]
現在の屋内2の温湿度が領域Aに含まれる場合には、運転モードaが特定される。運転モードaでは、図8に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Aから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、加熱モードとする。
運転モードaでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域G)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(領域D)。そして、第二冷媒コイル17を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を長破線矢印で示すように上昇させる(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードaでは、領域Aに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
[運転モードb]
現在の屋内2の温湿度が領域Bに含まれる場合には、運転モードbが特定される。運転モードbでは、図9に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Bから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、加熱モードとする。
運転モードbでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域G)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(領域D)。そして、第二冷媒コイル17を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を長破線矢印で示すように上昇させる(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードbでは、領域Bに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
[運転モードc]
現在の屋内2の温湿度が領域Cに含まれる場合には、運転モードcが特定される。運転モードcでは、図10に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Cから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、オフ(加熱停止)とする。
運転モードcでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域H)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードcでは、領域Cに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
なお、第一冷媒コイル16の冷却モードにおいて、導入される空気(給気流3)の温度と湿度をG領域にまで低下させることができる場合には、第二冷媒コイル17を加熱モードにして対応する。つまり、加湿器6dおよび第二冷媒コイル17では、運転モードb(図9参照)のように、導入される空気(給気流3)の温湿度を変化させることになる。
[運転モードd]
現在の屋内2の温湿度が領域Dに含まれる場合には、運転モードdが特定される。運転モードdでは、図11に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Dから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、加熱モードとする。
運転モードdでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域G)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(領域D)。そして、第二冷媒コイル17を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を長破線矢印で示すように上昇させる(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードdでは、領域Dに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
[運転モードe]
現在の屋内2の温湿度が基準領域Eに含まれる場合には、運転モードeが特定される。運転モードeでは、図12に示すように、屋内2の空気の温湿度を、基準領域Eのままとし、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、加熱モードとする。
運転モードeでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域G)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(領域D)。そして、第二冷媒コイル17を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を長破線矢印で示すように上昇させる(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードeでは、領域Eに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に維持させることができる。
[運転モードf]
現在の屋内2の温湿度が領域Fに含まれる場合には、運転モードfが特定される。運転モードfでは、図13に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Fから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、オフ(加熱停止)とする。
運転モードfでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域H)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードfでは、領域Fに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
なお、第一冷媒コイル16の冷却モードにおいて、導入される空気(給気流3)の温度と湿度をG領域にまで低下させることができる場合には、第二冷媒コイル17を加熱モードにして対応する。つまり、加湿器6dおよび第二冷媒コイル17では、運転モードb(図9参照)のように、導入される空気(給気流3)の温湿度を変化させることになる。
[運転モードg]
現在の屋内2の温湿度が領域Gに含まれる場合には、運転モードgが特定される。運転モードgでは、図14に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Gから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるが、これには2パターン(パターンX1、パターンX2)で対応可能である。
まずパターンX1では、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ加熱モード、オン(加湿作動)、オフ(加熱停止)とする。パターンX1では、第一冷媒コイル16を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を破線矢印で示すように上昇させる(領域H)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
次に、パターンX2では、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれオフ(動作停止)、オン(加湿作動)、加熱モードとする。パターンX2では、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(領域D)。そして、第二冷媒コイル17を加熱モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度を長破線矢印で示すように上昇させる(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードg(パターンX1、パターンX2)では、領域Gに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
[運転モードh]
現在の屋内2の温湿度が領域Hに含まれる場合には、運転モードhが特定される。運転モードhでは、図15に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Hから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれオフ(動作停止)、オン(加湿作動)、オフ(加熱停止)とする。
運転モードhでは、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードhでは、領域Hに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
[運転モードi]
現在の屋内2の温湿度が領域Iに含まれる場合には、運転モードiが特定される。運転モードiでは、図16に示すように、屋内2の空気の温湿度を、領域Iから基準領域Eへ変化させ、且つ、空気浄化の付加を行う必要があるため、第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17の運転状態は、それぞれ冷却モード、オン(加湿作動)、オフ(加熱停止)とする。
運転モードiでは、第一冷媒コイル16を冷却モードにすることで、導入される空気(給気流3)の温度と湿度を破線矢印で示すように低下させる(領域H)。そして、加湿器6dの運転(一点鎖線矢印)により、導入される空気(給気流3)に浄化成分と湿度を付与する(基準領域E)。これにより、浄化成分が付加され、且つ、目標の温湿度となった空気(給気流3)が屋内2に供給されることになる。
つまり、運転モードiでは、領域Cに含まれていた屋内2の空気を、浄化成分を付加しつつ、基準領域Eの温湿度に変化させることができる。
以上のように、空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、空気浄化装置6において運転モード別の第一冷媒コイル16、加湿器6d、第二冷媒コイル17ごとの運転切り替えを行うことにより、導入される空気(給気流3)に対して、浄化成分を付加しつつ、目標の温湿度に変化させることができる。ひいては屋内2の空気を、目標の温湿度(基準領域Eの温湿度)にすることができる。
以上、本実施の形態1に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置50によれば、以下の効果を享受することができる。
(1)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、屋内2の空気を屋外3に排出するための排気風路4を流通する排気流2と、屋外3の空気を屋内2へ給気するための給気風路5を流通する給気流3との間で熱交換する熱交換形換気装置10と、給気風路5から導入された熱交換後の給気流3に対して、水とともに空気浄化を行う成分を付加する加湿器6dと、加湿器6dの上流側において、熱交換後の給気流3に対して除湿を行う第一冷媒コイル16と、加湿器6dの下流側において、空気浄化を行う成分を付加された給気流3に対して加熱を行う第二冷媒コイル17と、を備える。
こうした構成によれば、第一冷媒コイル16によって熱交換後の給気流3の絶対湿度を低下させつつ、加湿器6dによって空気浄化を行う成分を付加するとともに、第一冷媒コイル16による除湿に伴って低下した給気流3の温度を第二冷媒コイル17によって上昇させることが可能となる。つまり、日本の夏季のように屋内2の相対湿度に比べて相対湿度の高い屋外3からの空気に対して熱交換しつつ空気浄化を行う成分を付加する場合において、次亜塩素酸の放出に伴う湿度の上昇を抑制することが可能な空気浄化機能付き熱交換形換気装置50とすることができる。
(2)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、熱交換形換気装置10と、第一冷媒コイル16と、加湿器6dと、第二冷媒コイル17とを有して構成した。こうした構成によれば、日本の冬季において、第一冷媒コイル16を加熱モードにすることで、熱交換後の給気流3に対する加湿量を増加させて空気浄化を行う成分(浄化成分)を供給することができるので、浄化成分を付加しつつ、屋内空気RAの相対湿度(絶対湿度)を高めることができる。
(3)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、制御部41は、第一冷媒コイル16による冷却(除湿)を行い、加湿器6dによる空気浄化を行う成分の付加を行った給気流3の温度が、第一冷媒コイル16による冷却(除湿)を行わず、加湿器6dによる空気浄化を行う成分の付加を行った給気流3の温度となるように、第二冷媒コイル17による加熱を行うようにした(例えば、運転モードb参照)。これにより、熱交換後の給気流3に対して空気浄化を行う成分の付加を行いつつ、熱交換形換気装置10からの熱交換後の給気流3の温度を維持した状態で屋内2に給気することができる。
(4)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、第一冷媒コイル16および第二冷媒コイル17はいずれも、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクル(冷媒回路21および冷媒回路31)において、放熱器または吸熱器として機能するようにした。これにより、第一冷媒コイル16および第二冷媒コイル17の加熱除湿運転を容易に切り替えることが可能となる。
(5)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50は、屋内2の空気の温度を検出する温度検出部26aと、屋内2の空気の湿度を検出する湿度検出部26bとを備える。そして、制御部41は、温度検出部26aからの温度情報と、湿度検出部26bからの湿度情報とに基づいて、第一冷媒コイル16および第二冷媒コイル17の加熱除湿運転の切り替え動作を制御するようにした。これにより、制御部41は、屋内環境(屋内の温湿度)に基づいて、第一冷媒コイル16および第二冷媒コイル17の運転切り替えを確実に行うことができる。
(6)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、加湿器6dは、空気浄化を行う成分を含む水を遠心破砕することによって、内部に導入される給気流3に対して、空気浄化を行う成分を付加するようにした。これにより、遠心破砕時の回転数を変化させることで、破砕する水の粒子径あるいは破砕量をコントロールすることができ、ひいては装置内に導入される給気流3に対して付加する空気浄化を行う成分の付加量をコントロールすることができる。
(7)空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、制御部41は、屋内空気RAの温湿度情報に基づいて、運転を切り替えるようにした。これにより、利用者が運転の切り替えを行うことなく、快適な屋内空気RAの湿度(40%~60%)の維持をすることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた数値は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
上記実施の形態に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置50では、室外機30と冷凍サイクルを構成する第二冷媒コイル17を用いて加熱モードでの加熱動作を行ったが、これに限られない。例えば、発熱体として、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒーターを用いて加熱動作を行うようにしてもよい。これにより、空気浄化装置6の装置構成を簡略化することができる。
本発明に係る空気浄化機能付き熱交換形換気装置は、屋内を代表とする対象空間の除菌を行う空気浄化システムに関するものであり、対象空間の湿度を調整して、除菌効果と快適性を両立させることができ有用である。
1 家
2 排気流
3 給気流
4 排気風路
5 給気風路
6 空気浄化装置
6a 給気流入口
6c 給気流出口
6d 加湿器
6e 加湿モータ
6f 加湿ノズル
8 屋内空間
9a 屋内排気口
9b 屋外排気口
9c 屋内給気口
9d 屋外給気口
10 熱交換形換気装置
10a 内気口
10b 排気口
10c 外気口
10d 給気口
10e 熱交換素子
10f 本体ケース
10g 排気ファン
10h 給気ファン
16 第一冷媒コイル
17 第二冷媒コイル
20 室外機
20a 圧縮機
20b 膨張器
20c 第二熱交換器
20d 送風ファン
20e 四方弁
21 冷媒回路
26a 温度検知部
26b 湿度検知部
30 室外機
30a 圧縮機
30b 膨張器
30c 第二熱交換器
30d 送風ファン
30e 四方弁
31 冷媒回路
41 制御部
41a 入力部
41b 記憶部
41c 計時部
41d 処理部
41e 出力部
43 操作パネル
50 空気浄化機能付き熱交換形換気装置

Claims (5)

  1. 屋内の空気を屋外に排出するための排気風路を流通する排気流と、屋外の空気を屋内へ給気するための給気風路を流通する給気流との間で熱交換する熱交換形換気装置と、
    前記給気風路から導入された熱交換後の前記給気流に対して、水とともに空気浄化を行う成分を付加する空気浄化部と、
    前記空気浄化部の上流側において、熱交換後の前記給気流に対して除湿を行う第一冷媒コイルと、
    前記空気浄化部の下流側において、前記空気浄化を行う成分を付加された前記給気流に対して加熱を行う第二冷媒コイルと、
    を備えることを特徴とする空気浄化機能付き熱交換形換気装置。
  2. 前記空気浄化部、前記第一冷媒コイル、及び前記第二冷媒コイルの動作を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第一冷媒コイルによる除湿を行い、前記空気浄化部による前記空気浄化を行う成分の付加を行った前記給気流の温度が、前記第一冷媒コイルによる除湿を行わず、前記空気浄化部による前記空気浄化を行う成分の付加を行った前記給気流の温度となるように、前記第二冷媒コイルによる加熱を行うことを特徴とする請求項1に記載の空気浄化機能付き熱交換形換気装置。
  3. 前記第一冷媒コイルおよび前記第二冷媒コイルはいずれも、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを含んで構成される冷凍サイクルにおいて、前記放熱器または前記吸熱器として機能することを特徴とする請求項1または2に記載の空気浄化機能付き熱交換形換気装置。
  4. 屋内の空気の温度を検出する温度検出部と、
    屋内の空気の湿度を検出する湿度検出部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度検出部からの温度情報と、前記湿度検出部からの湿度情報とに基づいて、前記第一冷媒コイルおよび前記第二冷媒コイルの加熱除湿運転の切り替え動作を制御することを特徴とする請求項3に記載の空気浄化機能付き熱交換形換気装置。
  5. 前記空気浄化部は、前記空気浄化を行う成分を含む水を遠心破砕することによって、内部に導入される前記給気流に対して、前記空気浄化を行う成分を付加することを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の空気浄化機能付き熱交換形換気装置。
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