JP2003172525A - 除湿機 - Google Patents

除湿機

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JP2003172525A
JP2003172525A JP2001369817A JP2001369817A JP2003172525A JP 2003172525 A JP2003172525 A JP 2003172525A JP 2001369817 A JP2001369817 A JP 2001369817A JP 2001369817 A JP2001369817 A JP 2001369817A JP 2003172525 A JP2003172525 A JP 2003172525A
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air
fan
evaporator
condenser
dehumidifier
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JP2001369817A
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Jiro Kizawa
二郎 木沢
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Ecology Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内を除湿しつつ人のいるゾーンに冷風を送
風して快適感を得ることができる除湿機を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 第1の空気流路3内に設けられる凝縮器
4および第1のファン6を設けた熱排気手段7と、第2
の空気流路10内に設けられる蒸発器11および第2の
ファン12を設けた冷風手段13と、凝縮器4および蒸
発器11に冷媒を供給する冷凍サイクルとを設け、冷媒
流量および風量を可変して除湿時および非除湿時に人が
存在するゾーンに冷風手段13により冷風を供給可能に
したことにより、快適感を得ることができる除湿機が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを備
えた除湿機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内環境の良化並びに衣類の乾燥
等に使用される除湿機が普及してきている。
【0003】従来、この種の除湿機の一例として図12
に示されるものが知られていた。
【0004】以下、その構成について図12を参照しな
がら説明する。
【0005】図に示すように、吸込口101と吹出口1
02を設けた除湿機本体103内に、圧縮機104、凝
縮器105、蒸発器106、送風ファン107、ドレン
パン108、タンク109および制御回路110を設け
ている。
【0006】圧縮機104より高温高圧の冷媒ガスが凝
縮器105に送られ、そこで送風ファン107により吸
込口101より吸い込まれた吸込空気111により冷却
されて凝縮し、高温高圧の気液混合状態でキャピラリチ
ューブ(図示せず)を通ることにより低温低圧の冷媒液
となり蒸発器106に入る。
【0007】そして、蒸発器106の冷媒液は、吸込空
気111により熱交換されることにより蒸発し、低圧の
冷媒ガスとなり圧縮機104に戻される。そのとき、同
時に吸込空気111は蒸発器106で冷却されることに
より結露してドレン水を生成し、このドレン水はドレン
パン108を通りタンク109内に貯えられる。
【0008】また、蒸発器106を通過することにより
除湿および冷却された吸込空気111は凝縮器105を
通過することにより加温され、除湿された乾燥空気とし
て送風ファン107により吹出口102から風向板11
2に沿い放出されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の除湿
機では、梅雨どきなどの比較的室温の高い場合に、湿度
は低下するが、室温以上の暖かい空気が放出されること
となり、除湿しながら冷風に接することができないとい
う課題があり、除湿しながら人のいるゾーンに冷風を送
風できるようにすることが要求されている。
【0010】また、室内の湿度が低いときは、除湿機能
を抑えるように制御されるが、室温だけは上昇してしま
うという課題があり、室内の湿度が低いときは、室温上
昇を抑制できることが要求されている。
【0011】また、蒸発器が凝縮器の放熱を受けるため
除湿能力が十分に発揮できないという課題があり、除湿
時に凝縮器の影響を受けないようにして除湿量を増加さ
せることが要求されている。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、室内を除湿しながら人のいるゾーンに冷
風を送風することができ、また、室内湿度が所定湿度以
下のときに、室温の上昇を抑制することができ、また、
除湿能力を充分に発揮することができる除湿機を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の除湿機は上記目
的を達成するために、第1の吸込口と第1の吹出口間に
形成される第1の空気流路内に設けられる凝縮器および
第1のファンとを設けた熱排気手段と、第2の吸込口と
第2の吹出口間に形成される第2の空気流路内に設けら
れる蒸発器および第2のファンとを設けた冷風手段と、
前記凝縮器およびキャピラリチューブもしくは膨張弁よ
りなる第1の膨張手段を介して設けられる蒸発器に冷媒
を供給する除湿冷凍サイクルと、前記第1の膨張手段と
並列に切替弁を介して設けられる第2の膨張手段に冷媒
を供給する非除湿冷凍サイクルとを備え、除湿時および
非除湿時に人が存在するゾーンに前記冷風手段により冷
風を逆風可能に構成したものである。
【0014】本発明によれば、室内を除湿しながら人の
いるゾーンに冷風手段により冷風を送風することがで
き、涼風感が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、第1の吸込口と第1の
吹出口間に形成される第1の空気流路内に設けられる凝
縮器および第1のファンとを設けた熱排気手段と、第2
の吸込口と第2の吹出口間に形成される第2の空気流路
内に設けられる蒸発器および第2のファンとを設けた冷
風手段と、前記凝縮器および、キャピラリチューブもし
くは、膨張弁よりなる第1の膨張手段を介して設けられ
る蒸発器に冷媒を供給する除湿冷凍サイクルと、前記第
1の膨張手段と並列に切替弁を介して設けられる第2の
膨張手段に冷媒を供給する非除湿冷凍サイクルとを備
え、除湿時および非除湿時に人が存在するゾーンに前記
冷風手段により冷風を送風可能に構成したことにより、
冷風手段により常に冷風が送風されることとなり、梅雨
時など除湿運転した場合、室内が除湿されるだけでな
く、冷風に接することができ、涼感が得られ、蒸し暑さ
を低減することができるという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0017】
【実施例】(実施例1)図1〜図3に示すように、第1
の吸込口1と第1の吹出口2間に形成される第1の空気
流路3内に設けられる凝縮器4およびモーター5により
駆動される第1のファン6を設けた熱排気手段7と、第
2の吸込口8と第2の吹出口9間に形成される第2の空
気流路10内に設けられる蒸発器11および、モーター
5により駆動される第2のファン12を設けた冷風手段
13とを設ける。
【0018】また、凝縮器4および、キャピラリチュー
ブもしくは膨張弁よりなる第1の膨張手段14を介して
設けられる蒸発器11に冷媒を供給する圧縮機15を設
けた除湿冷凍サイクル16と、第1の膨張手段14と並
列に切替弁17を介してキャピラリチューブもしくは膨
張弁等により形成され、第1の膨張手段14より膨張度
合の小さい第2の膨張手段18を設け、凝縮器4、第2
の膨張手段18、蒸発器11に冷媒を供給する圧縮機1
5を介して非除湿冷凍サイクル19を設け、圧縮機15
の吐出側と蒸発器11間に二方弁20を介してバイパス
回路21を設ける。
【0019】なお、第1の吸込口1または第2の吸込口
9の近傍には、吸込空気の湿度を検出する湿度検知器1
aを設け、この検出湿度に応じて運転制御するようにな
っている。
【0020】また、蒸発器11に結露した結露水を受け
るようにドレン受32を設け、ドレン受32で受けられ
たドレン水を溜める貯溜タンク24を設ける。
【0021】上記構成において、除湿運転時は、圧縮機
15より吐出される高温高圧の冷媒ガスは凝縮器4に送
られ、凝縮器4は高温となるが、第1のファン6により
第1の吸込口1より吸い込まれ、第1の吹出口2側に送
られる空気により冷却されて凝縮される。凝縮熱により
昇温された気流は熱排気手段7の第1の吹出口2より吐
出される。冷媒は気液混合状態で第1の膨張手段14に
送られ、第1の膨張手段14により低温低圧の冷媒液と
なり蒸発器11に入る。
【0022】そして、蒸発器11の冷媒液は吸込空気に
より熱交換されることにより蒸発し低圧の冷媒ガスとな
り圧縮機15にアキュームレーター23を介して回収さ
れる。そのとき、同時に吸込空気は蒸発器11で冷却さ
れるときに、水分が結露して除湿されるとともに、冷風
手段13により第2の吹出口9より人が存在するゾーン
に冷風が送風されることとなる。
【0023】また、湿度検知器1aで検出された室内湿
度が例えば60%の所定湿度以下になると切替弁17が
切替わり冷凍サイクルが非除湿冷凍サイクル19に切替
わって第2の膨張手段18による冷媒の膨張度合が小さ
くなり、冷媒温度は除湿運転時より高い状態で蒸発器1
1に送られる。このとき蒸発器11により結露されるこ
とがなくなり非除湿状態となり、蒸発器11から圧縮機
15に戻る冷媒の温度は除湿運転時と比較して高い状態
で戻ることとなる。
【0024】そして、圧縮機15により圧縮され吐出さ
れる冷媒温度は除湿運転時と比較して低くなり、よって
凝縮器4に第1のファン6より送られた空気との凝縮時
の熱交換度合が低く凝縮器4を通過後の温風温度は除湿
運転時と比較して低温となり、熱排気手段7により放散
される排気温度は低くなる。
【0025】また、蒸発器11を通過後の空気を用いる
冷風手段13においては、蒸発器11に送られる冷媒温
度が結露されない状態にあることによって除湿運転時よ
りやや高めの冷風が送風されることとなる。
【0026】また、除霜運転時には二方弁20で切替
え、バイパス回路21を形成することにより高温の冷媒
が蒸発器11に供給されて除霜が行われる。
【0027】そして、蒸発器11の除霜を行う場合に、
切替弁17により非除湿運転へ切替えることにより、第
2の膨張手段18によりやや高めの温度に膨張された冷
媒が蒸発器11に送られ除霜を行うことができるもの
で、除霜のためのバイパス回路21を不要とすることも
可能である。
【0028】また、蒸発器11から滴下するドレン水は
ドレン受32で受けられ貯溜タンク24に貯溜される。
【0029】このように本発明の実施例1の除湿機によ
れば、第1の吸込口1と第1の吹出口2間に形成される
第1の空気流路3内に設けられる凝縮器4および第1の
ファン6とを設けた熱排気手段7と、第2の吸込口8と
第2の吹出口9間に形成される第2の空気流路10内に
設けられる蒸発器11および第2のファン12とを設け
た冷風手段13と、凝縮器4およびキャピラリチューブ
もしくは膨張弁よりなる第1の膨張手段14を介して設
けられる蒸発器11に冷媒を供給する除湿冷凍サイクル
16と、第1の膨張手段14と並列に切替弁17を介し
て設けられる第2の膨張手段18に冷媒を供給する非除
湿冷凍サイクル19とを備え、除湿時および非除湿時に
人が存在するゾーンに冷風手段13により冷風を送風可
能に構成したことにより、梅雨どきの室内の湿度が高い
ときに、従来の除湿機のように除湿しただけでは未だ涼
感を得られなかったのを、冷風手段13により人の存在
するゾーンに冷風が送風されることによって除湿しなが
ら冷風に接し、涼感を得ることができ、非除湿運転時に
おいても冷風手段13により冷風を得ることができるの
で、湿度が低くても温度の高いときなどに涼感を得るこ
とができる。
【0030】また、湿度検知器1aの検出した室内湿度
が所定湿度以下のときには切替弁17を介し非除湿冷凍
サイクル19を形成し、温風手段7により発生する温風
温度を低減し、室内の温度上昇を緩和する構成としたの
で、冷風手段13により冷風が送風可能な状態で非除湿
冷凍サイクル19により運転されることにより、圧縮機
15からの吐出温度が低くなり、凝縮器4内を通る冷媒
温度も低くなって熱排気手段7により吐出される排気温
度が低くなることから、室内の温度上昇が抑制されるこ
ととなる。
【0031】(実施例2)図4に示すように、1台のモ
ーター5により第1のファン6Aおよび、第2のファン
12Aは駆動されるが、第1のファン6Aを大型のシロ
ッコファンで形成し、第2のファン12Aを小型のシロ
ッコファンで形成したり、また、第2のファン12Aを
風量の少ないターボファンで形成することにより、第1
のファン6Aと第2のファン12Aの能力や構造の異な
るファンにより形成した構成とする。
【0032】上記構成において、除湿機が運転され、モ
ーター5により、第1のファン6Aと第2のファン12
Aが同じ回転数で回転すると、第1のファン6A側の風
量は多く、第2のファン12A側の風量は少ない状態と
なり、第1のファン6Aにより形成される温風手段7A
より送風される温風風量は多く、冷風手段13Aより送
風される冷風風量は温風風量より少なくなる。
【0033】一方、第1のファン6Aの風により冷却さ
れる凝縮器4の冷却度が高まるとともに、第2のファン
12Aにより加温される蒸発器11の加温度が少なくな
り、除湿量を増加することができる。さらに、第1のフ
ァン6Aと第2のファン12Aの風量を適宜設定するこ
とにより、除湿量を最大化することができる。
【0034】このように本発明の実施例2の除湿機によ
れば、第1のファン6Aの風量を多く、第2のファン1
2Aの風量が少なくなるように第1のファン6Aと第2
のファン12Aを能力や構造の異なるファンにより構成
したので、第1のファン6Aによる大風量によって凝縮
器4の冷却度が高まり、第2のファン12Aによる小風
量によって蒸発器11の加温度が小さくなり、除湿量が
増加するとともに、ファン6A、12Aの風量を適宜設
定することにより、除湿量を最大化することができる。
【0035】また、第1のファン6Aを設けた温風手段
7の温風風量が多くなることを利用して効率良く衣類乾
燥を行うこともできる。
【0036】(実施例3)図5に示すように、蒸発器1
1Aの風上側に空気を清浄化する空清フィルター25を
設け構成する。
【0037】上記構成において、除湿機が運転される
と、第2のファン12により室内の汚れた空気が吸気さ
れ、空清フィルター25により清浄化され、清浄化され
た空気は蒸発器11Aにより冷却される。このとき、空
清フィルター25を通過時にやや風量が減少し、蒸発器
11Aの熱交換が行われる。
【0038】しかし、第1のファン6により冷却される
凝縮器4の通過風量はほぼ一定に保たれるので、蒸発器
11Aによる除湿量は、図7のA点からB点へ移る条件
に設定しておけば、ほとんど低下することなく除湿能力
を維持することができる。
【0039】また、人の居る室内側には、浄化された空
気が供給されることとなる。
【0040】このように本発明の実施例3の除湿機によ
れば、蒸発器11Aの風上に空清フィルター25を設け
たので、空清フィルター25により蒸発器11Aを通過
する風量はやや減少するが、除湿能力をほぼ維持するこ
とができるとともに室内空気の浄化を図ることができ
る。
【0041】(実施例4)図7および図8に示すよう
に、第1吹出口2Aに斜め左上方に向く風向板26を設
け、第2の吹出口9Aに斜め右上方に向く円弧面27a
を設けた風向変換手段27を可動変換自在に設け、可動
変換することにより第1の吹出口2Aに連通する連通口
28が形成され、第2の吹出口9Aが閉鎖されるように
設け構成する。
【0042】上記構成において、冷風と排気風を個別に
取り出すときには、風向変換手段27を可動して第2の
吹出口9Aが開口されるように形成することにより、熱
排気手段7および冷風手段13により、第1の吹出口2
Aからは温められた排気風が、第2の吹出口9Aからは
冷風が個別に取り出される。
【0043】また、冷風と排気風をミックスして取り出
すときには、風向変換手段27を可動して連通口28を
開口し、第2の吹出口9Aを閉鎖することにより、熱排
気手段7により送風される温められた排気風と、冷風手
段13により送風される冷風とが第1の吹出口2Aでミ
ックスされた状態で放出される。
【0044】このように本発明の実施例4の除湿機によ
れば、第2の吹出口9Aに風向き変換手段27を可動変
換自在に設け、可動変換により第1の吹出口2Aに連通
する連通口28が形成され第2の吹出口9Aが閉鎖され
るように設け、風向変換手段27により冷風と排気風の
個別取り出し、または、ミックス取り出しを可能にした
ので、風向変換手段27により、冷風と排気風を確実に
分離して取り出すことができ、冷風を人のいるゾーンに
送風して冷風感を得たり、冷風と排気風を混合して風量
を増やした状態にして、衣類乾燥に利用することができ
る。
【0045】(実施例5)図9に示すように、蒸発器1
1側に設けられる冷風手段13Cに設けられる第2のフ
ァン12Bの風量が多くなるように形成し、蒸発器11
における熱交換量を多くして第2の吹出口9より送風さ
れる冷風量を増加させる構成とする。
【0046】上記構成において、除湿機を運転すると、
風量が多くなるように形成された第2のファン12bか
らの多くの風量が蒸発器11により熱交換された冷風と
なって第2の吹出口9より人のいるゾーンに送風され冷
風感が高められる。
【0047】このように本発明の実施例5の除湿機によ
れば、蒸発器11側に設けられる第2のファン12Bの
風量を増加させ、冷風量を増加させる構成としたので、
人のいるゾーンに大量の冷風が送風されることとなり、
さらに涼風感を高めることができる。
【0048】(実施例6)図10に示すように、凝縮器
4Aの上方に散水器29を設け、蒸発器11のドレン水
を溜めていた貯溜タンク24Aのドレン水をポンプ30
を介して散水器29に供給し、凝縮器4A上に散水器2
9から散水して冷却する冷却手段31を設け、冷却手段
31により凝縮器4Aにより加熱され温風に変換された
熱排気手段7Bから吐出される排気風の温度を低下させ
るように設ける。
【0049】また、図11に示すように、凝縮器4Bと
並列に水と空気を接触させる冷却手段31Aを設け、冷
却手段31A上に散水器29Aを設け、ポンプ30を介
して貯溜タンク24Aのドレン水を散水して、凝縮器4
Bにより加熱される熱排気手段7から送風される排気風
の温度を低下させる構成とする。
【0050】上記構成において、凝縮器4Aに直接散水
器29を介して散水する冷却手段31または、凝縮器4
Bと並列に水と空気を接触させる冷却手段31Aによ
り、熱排気手段7により送風され、凝縮器4Aまたは凝
縮器4Bにより熱交換されて吐出される排気風の温度を
低下させることとなる。
【0051】このように本発明の実施例6の除湿機によ
れば、凝縮器4A、4B側に冷却手段31、31Aを設
け、凝縮器4Aまたは凝縮器4Bを介して発生する排気
風の温度を低下させる構成としたので、冷風手段13に
より冷風を人のいるゾーンに送風しながら、熱排気手段
7Bから送風される排気風の温度が低下され、室温上昇
を抑制することができることとなる。
【0052】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば第1の吸込口と第1の吹出口間に形成される
第1の空気流路内に設けられる凝縮器および第1のファ
ンとを設けた熱排気手段と、第2の吸込口と第2の吹出
口間に形成される第2の空気流路内に設けられる蒸発器
および第2のファンとを設けた冷風手段と、前記凝縮器
およびキャピラリチューブもしくは膨張弁よりなる第1
の膨張手段を介して設けられる蒸発器に冷媒を供給する
除湿冷凍サイクルと、前記第1の膨張手段と並列に切替
弁を介して設けられる第2の膨張手段に冷媒を供給する
非除湿冷凍サイクルとを備え、除湿時および非除湿時に
人が存在するゾーンに前記冷風手段により冷風を送風可
能に構成したので、室内温度が高いときなど、除湿しな
がら冷風に接することができ、快適感を得ることができ
る除湿機を提供できる。
【0053】また、室内湿度が所定湿度以下のときには
切替弁を介し、非除湿サイクルを形成し、熱排気手段に
より放出される排気風の温度を低減し、室内の温度上昇
を緩和する構成としたので、冷風手段で冷風を送風可能
な状態で除湿機能が抑えられているときに、室内の温度
が上昇しないようにして快適な環境を保つことができ
る。
【0054】また、第1のファンと第2のファンを能力
や構造の異なるファンにより構成したので、冷風手段の
風量を少なくすることにより最大の除湿量を得ることが
でき、また、温風手段の風量を多くすることにより衣類
乾燥を効率良く行うことができる。
【0055】また、蒸発器の風上側に空清フィルターを
設け、凝縮器の風量を保つことにより除湿量を維持する
ことができるとともに、室内空気の浄化を図ることがで
きる。
【0056】また、風向変換手段により冷風と排気風の
個別取り出し、または、ミックス取り出しを可能にした
ので、冷風と排気風を確実に分離して取り出すときは、
冷風を人のいるゾーンに送風して快適感を得たり、排気
風を衣類乾燥に利用することができるとともに、冷風と
温風を個別に必要としないときは両者をミックスするこ
とにより室内を除湿するなどの使い分けを簡単に行うこ
とができる。
【0057】また、蒸発器側の風量を増加し冷風量を増
加させる構成としたので、人のいるゾーンに多量の冷風
が送風されることによって、より一層涼風感を増すこと
ができる。
【0058】また、凝縮器側に冷却手段を設け、凝縮器
を介して発生する排気風の温度を低下させる構成とした
ので、室温の上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の除湿機の構成を示す断面図
【図2】同除湿機の冷凍サイクル図
【図3】同除湿機の概略構成を示す断面図
【図4】本発明の実施例2の除湿機の構成を示す断面図
【図5】本発明の実施例3の除湿機の構成を示す断面図
【図6】同蒸発器の通過風量と除湿量との関係を示す特
性図
【図7】本発明の実施例4の除湿機の温風と冷風の取り
出し状態をを示す断面図
【図8】同除湿機の温風と冷風のミックス時の状態を示
す断面図
【図9】本発明の実施例5の除湿機の構成を示す断面図
【図10】本発明の実施例6の除湿機の構成を示す断面
【図11】同他の例の除湿機の構成を示す断面図
【図12】従来の除湿機の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 第1の吸込口 2 第1の吹出口 3 第1の空気流路 4 凝縮器 4A 凝縮器 4B 凝縮器 6 第1のファン 6A 第1のファン 7 熱排気手段 8 第2の吸込口 9 第2の吹出口 10 第2の空気流路 11 蒸発器 11A 蒸発器 12 第2のファン 12A 第2のファン 12B 第2のファン 13 冷風手段 13C 冷風手段 14 第1の膨張手段 16 除湿冷凍サイクル 17 切替弁 18 第2の膨張手段 19 非除湿冷凍サイクル 25 空清フィルター 27 風向変換手段 31 冷却手段 31A 冷却手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 13/30 F25B 47/02 530B F25B 1/00 303 F24F 1/02 381A // F25B 47/02 530 401A Fターム(参考) 3L049 BA03 BB02 BB07 BB10 BB11 BC01 BD01 3L051 BA00 BB01 BE05 3L060 AA07 CC02 CC06 DD02 EE25 EE26 3L081 AA02 AB04 HA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の吸込口と第1の吹出口間に形成さ
    れる第1の空気流路内に設けられる凝縮器および第1の
    ファンとを設けた熱排気手段と、第2の吸込口と第2の
    吹出口間に形成される第2の空気流路内に設けられる蒸
    発器および第2のファンとを設けた冷風手段と、前記凝
    縮器および、キャピラリチューブもしくは膨張弁よりな
    る第1の膨張手段を介して設けられる蒸発器に冷媒を供
    給する除湿冷凍サイクルと、前記第1の膨張手段と並列
    に切替弁を介して設けられる第2の膨張手段に冷媒を供
    給する非除湿冷凍サイクルとを備え、除湿時および、非
    除湿時に人が存在するゾーンに前記冷風手段により冷風
    を送風可能に構成した除湿機。
  2. 【請求項2】 湿度検知器の検出する室内湿度が所定湿
    度以下のときには切替弁を介し、非除湿冷凍サイクルを
    形成し、熱排気手段により放出される排気風の温度を低
    減し、室内の温度上昇を緩和する構成とした請求項1記
    載の除湿機。
  3. 【請求項3】 第1のファンと第2のファンを能力や構
    造の異なるファンにより構成した請求項1記載の除湿
    機。
  4. 【請求項4】 蒸発器の風上側に空清フィルターを設け
    た請求項1記載の除湿機。
  5. 【請求項5】 風向変換手段により冷風と排気風の個別
    取り出し、または、ミックス取り出しを可能にした請求
    項1記載の除湿機。
  6. 【請求項6】 蒸発器側の風量を増加し、冷風量を増加
    させる構成とした請求項1記載の除湿機。
  7. 【請求項7】 凝縮器側に冷却手段を設け、凝縮器を介
    して発生する排気風の温度を低下させる構成とした請求
    項1記載の除湿機。
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