JP2022009488A - 制御装置 - Google Patents

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卓也 河野
Takuya Kono
達矢 山岸
Tatsuya Yamagishi
慎一 阿部
Shinichi Abe
紘平 小野
Kohei Ono
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Abstract

【課題】ユーザの位置を用いて適切に冷蔵庫を制御する。【解決手段】通信装置(2)は、ユーザの接近を検知する位置判定部(201)と、ユーザが接近したとき、冷蔵庫の扉が開いたときに庫内の冷気が外部に流れることにつながる機能の働きを抑制する制御命令生成部(203)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫、冷蔵庫を制御する制御装置、冷蔵庫を含む冷蔵システム、冷蔵庫の制御方法、および制御プログラムに関する。
IoT技術の進展に伴い、冷蔵庫を外部ネットワークに接続させる技術が開発されている。例えば、特許文献1には、ユーザの推定位置を取得し、冷蔵庫の設定温度を第1の設定温度から、これよりも低い第2に設定温度に変更する制御装置が記載されている。
特開2017-020730号公報(2017年1月26日公開)
上述した従来技術では、ユーザの推定位置を用いて、冷蔵庫の設定温度を第1の設定温度から、これよりも低い第2に設定温度に変更していた。しかし、ユーザの位置を用いて実行できる制御は、これに限られるものではない。また、上記従来技術では、ユーザの位置を用いてはいるが、ユーザの特性までを考慮した制御とはなっていない。
本発明の一態様は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの位置を用いて適切に冷蔵庫を制御する制御装置等を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、冷蔵庫を制御する制御装置であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部と、上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御部と、を備えている構成である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部と、接近したユーザの属性を判定する属性判定部と、上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠部と、を備えている構成である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置の制御方法は、冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御ステップと、を含む方法である。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置の制御方法は、施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、接近したユーザの属性を判定する属性判定ステップと、上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠ステップと、を含む方法である。
本発明の一態様によれば、ユーザによって冷蔵庫の扉が開けられたとしても、冷蔵庫の扉が開いたことによる庫内の冷気の外部への流出を抑制するという適切な制御ができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る通信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵システムの概要を示すブロック図である。 上記通信装置における処理の流れを示すフローチャートである。 上記通信装置により制御される対象となる機能を示す図である。 上記実施形態における各モードにおける設定テーブルの内容を説明するための図である。 本発明の別の実施形態に係る通信装置の要部構成を示すブロック図である。 上記通信装置に格納されているテーブルを示す図であり、(a)は解錠テーブルを示す図であり、(b)は登録者テーブルを示す図であり、(c)は開閉記録を示す図である。 上記別の実施形態に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。 上記別の実施形態に係る通信装置における処理の流れを示すフローチャートである。 (a)、(b)は、他の構成例を示す図である。
〔実施形態1〕
〔概要〕
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。まず、図3を参照して本発明の実施形態の概要について説明する。図3は、本発明の実施形態の概要を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る冷蔵システム10は、冷蔵庫1、通信装置(制御装置)2、ルータ3、情報サーバ4、移動体通信端末5、およびネットワーク6を含む。なお、本実施形態では、冷蔵庫1と通信装置2とを分けて記載するが、冷蔵庫1に通信装置2の機能が含まれている構成であってもよい。また、情報サーバ4によって、通信装置2の機能が実現されてもよい。
図3に示すように、通信装置2は、ルータ3を介して冷蔵庫1とネットワーク6とを接続している。すなわち、本実施形態では冷蔵庫1とネットワーク6とが直接接続されるのではなく、通信装置2が緩衝地帯(DMZ)としての役割を果たしている。また、ネットワーク6には、情報サーバ4、およびユーザの移動体通信端末5が接続されている。情報サーバ4は、各種情報を、ネットワーク6を介して移動体通信端末5、および冷蔵庫1に送信する。なお、情報サーバ4から提供される情報を必要としない場合は、情報サーバ4は冷蔵システム10に含まれなくてもよい。
本実施形態に係る冷蔵システム10では、移動体通信端末5から取得したユーザの位置を用いて、通信装置2が冷蔵庫1に適切な制御を実行させるものである。なお、ユーザの位置を、移動体通信端末5から取得せずに、ルータ3を介して接続されている家電機器(図示せず)の情報を用いて特定する構成であってもよい。例えば、電子レンジの扉が開いたという情報があれば、当該情報からユーザの位置は台所の電子レンジの前と特定することができる。また、居間のテレビの電源が入ったという情報があれば、当該情報からユーザの位置は、居間のテレビの前と特定することができる。
そして、本実施形態では、ユーザの位置が冷蔵庫1に接近したと判定したとき、および接近したまま所定時間以上経過したと判定したとき、当該状況に対応させた適切な制御を冷蔵庫1に実行させる。
これにより、ユーザの位置を用いて冷蔵庫1を適切に制御することができる。なお、本実施形態では、冷蔵庫1の制御を通信装置2により実行する構成について説明するが、通信装置2の機能を冷蔵庫1自身が実行する構成であってもよい。
〔通信装置2〕
次に、図1を参照して通信装置2について説明する。図1は、通信装置2の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信装置2は、制御部200、記憶部210、ネットワーク通信部220、および送受信部230を含む。
記憶部210は、設定テーブル211を含む、通信装置2における処理で用いる各種データを記憶している。設定テーブル211は、冷蔵庫1とユーザとの位置関係と、冷蔵庫1の制御内容とが対応付けられているテーブルである。
制御部200は、通信装置2の各部を統括して制御するものであり、位置判定部(検知部)201、状況判定部(状態判定部)202、および制御命令生成部(機能制御部)203を含む。
位置判定部201は、移動体通信端末5から取得した情報、または、ルータ3を介して接続されている家電機器からの情報を用いて、ユーザの位置が冷蔵庫1に接近しているか否かを判定する。
状況判定部202は、位置判定部201においてユーザが冷蔵庫1に接近していると判定されたとき、ユーザがどのような状況(動作状態)にあるかを、ルータ3を介して接続されている家電機器からの情報を用いて判定する。例えば、ユーザが冷蔵庫1に接近はしているが、冷蔵庫1の扉が開けられることなく、ガスコンロ(または電磁調理器)が使用されている場合は、ユーザは調理中であると判定する。また、冷蔵庫1が寝室に載置されており、冷蔵庫1に接近したユーザが冷蔵庫1の扉を開けることなく寝室が消灯した場合は、ユーザは睡眠中であると判定する。
制御命令生成部203は、位置判定部201においてユーザが冷蔵庫1に接近していると判定されたときに、状況判定部202の判定内容に応じた、冷蔵庫1に対する制御命令を生成し、冷蔵庫1に送信する。制御命令の具体的な内容については後述する。
ネットワーク通信部220は、ルータ3を介して、通信装置2とネットワーク6とを接続する。送受信部230は、冷蔵庫1との通信を行う。
〔冷蔵庫1〕
次に、図2を参照して、冷蔵庫1の要部構成について説明する。図2は、冷蔵庫1の要部構成を示すブロック図である。図2に示すように、冷蔵庫1は、制御部100、記憶部110、送受信部(受信部)120、周囲温度検出器131、冷凍室温度検出器132、冷蔵室温度検出器133、扉開閉検出装置134、圧縮機135、送風機136、ダンパ137、霜取りヒータ138、および脱臭機139を含む。
制御部100は、冷蔵庫1の各部を統括して制御する。
記憶部110は、冷蔵庫1における処理で用いる各種データを記憶している。送受信部120は、通信装置2との通信を行う。具体的には、送受信部120は、通信装置2から冷蔵庫1に対する制御命令を受信する。また、送受信部120は、冷蔵庫1の運転状況(現在の温度設定、エラー情報、霜取りの必要性を示す評価値等)を通信装置2に送信する。
周囲温度検出器131は、冷蔵庫周囲の温度を検出する。冷凍室温度検出器132は、冷凍室の温度を検出する。冷蔵室温度検出器133は、冷蔵室の温度を検出する。扉開閉検出装置134は、冷蔵庫1の扉の開閉を検出する。
圧縮機135は、冷蔵庫1の内部に収容された気体冷媒を圧縮する。圧縮された気体冷媒は、図示しない凝縮器で液化され、液化された冷媒が図示しない蒸発器に送り込まれて蒸発器で気化することにより、蒸発器の周囲の空気が冷却される。なお、圧縮機135の回転数を上げることにより、蒸発器の周囲の空気の温度はより低くなる。
送風機136は、温度が低くなった蒸発器の周囲の空気を庫内に循環させるための送風を行う。
ダンパ137は、蒸発器と冷蔵室および冷凍室をつなぐ空気流路に設けられた弁体である。ダンパ137を開くことにより蒸発器で冷却された空気が冷蔵室および冷凍室に送られる状態となる。
霜取りヒータ138は、蒸発器に付着した霜を溶かすためのヒータである。
脱臭機139は、冷蔵庫1の庫内の脱臭を行う。
〔通信装置2における処理の流れ〕
次に、図4を参照して、通信装置2における処理の流れを説明する。図4は、通信装置2における処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、位置判定部201はユーザが冷蔵庫1に接近したか否かを判定する(S101、検知ステップ)。
位置判定部201が、冷蔵庫1にユーザが接近していないと判定した場合(S101でNO)、通信装置2は冷蔵庫1に制御命令は送信しない。すなわち、冷蔵庫1は通常モードで運転される(S102)。一方、位置判定部201が、冷蔵庫1にユーザが接近している判定した場合(S101でYES)、通信装置2は「接近モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S103、機能制御ステップ)。「接近モード」の詳細は後述する。
その後、状況判定部202は、冷蔵庫1の扉が開かれるか否かを監視し、ユーザが接近したまま冷蔵庫1の扉が開かれずに、1分以上経過した場合(S104でYES)、状況判定部202は、ユーザの状況を判定する。まず、状況判定部202は、ユーザが調理中か否かを判定する(S105)。そして、ユーザが調理中であると判定した場合(S105でYES)、通信装置2は「調理中モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S106)。「調理中モード」の詳細は後述する。その後、ユーザが冷蔵庫1から離れると(S111でYES)、通信装置2は「遷移モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S112)。「遷移モード」の詳細は後述する。
一方、ユーザが調理中ではないと判定した場合(S105でNO)、状況判定部202は、ユーザが睡眠中か否かを判定する(S107)。そして、ユーザが睡眠中であると判定した場合(S107でYES)、通信装置2は「睡眠中モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S108)。「睡眠中モード」の詳細は後述する。その後、ユーザが冷蔵庫1から離れると(S113でYES)、通信装置2は「遷移モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S114)。
また、ユーザが睡眠中ではないと判定した場合(S107でNO)、通信装置2は「その他モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S108)。「その他モード」の詳細は後述する。その後、ユーザが冷蔵庫1から離れると(S115でYES)、通信装置2は「遷移モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する(S116)。
また、ユーザが接近後、1分未満で冷蔵庫1の扉が開かれた場合(S104でNO)、通信装置2は、冷蔵庫1の扉が閉まった後、「通常モード」の制御命令を冷蔵庫1に送信する。(S110)
以上が、通信装置2における処理の流れである。
〔設定テーブル211の内容〕
次に、図5、および図6を参照して、設定テーブル211の内容について説明する。図5は、冷蔵庫1において制御対象となる本機能を示すとともに、通常モードにおける設定テーブル211の内容を示す図である。
図5に示すように、冷蔵庫1の制御対象となる機能としては、「温調」、「圧縮機」、「ファンモータ」、「ダンパ」、「脱臭」、「除霜」がある。「温調」とは、冷蔵室および冷凍室(これ以外にも室がある場合はその室も)の温度調整を行う機能である。図5に示すように「温調」機能(温度調整機能)には、“強”、“通常”および“弱”があり、“強”は温度調整が強め、すなわち温度を低めに設定し、“弱”は温度調整を弱め、すなわち温度を高めに設定する。
「圧縮機」とは、圧縮機の回転数を調整する機能である。図5に示すように「圧縮機」機能には、“強”、“通常”、“弱”および“最弱”があり、“強”は回転数を高め、“弱”は回転数を低め、“最弱”は回転数を“弱”よりもさらに低めに設定する。
「ファンモータ」とは、ファンモータの回転数を調整する機能である。図5に示すように「ファンモータ」機能には、“加速”、“通常”、および“減速(停止含む)”があり、“加速”は回転数を上げ、“減速(停止含む)”は回転数を下げる、またはファンモータを停止する。
「ダンパ」機能とは、ダンパの開閉を調整する機能である。図5に示すように、「ダンパ」機能には、“通常”、および“閉める”があり、“閉める”はダンパを閉める。なお、通常は、ダンパは開いている。
「脱臭」機能とは、冷蔵庫内の脱臭強度を調整する機能である。図5に示すように、「脱臭」機能には、“強”、および“通常”があり、“強”は脱臭強度を高める。
「除霜」機能(除霜機能)とは、除霜頻度を調整する機能である。図5に示すように、「除霜」機能には、“増やす”、“通常”、および“減らす”があり、“増やす”は、除霜頻度を上げ、“減らす”は除霜頻度を下げる。
そして、図5に下線で示すように、通常モードでは、「温調」、「圧縮機」、「ファンモータ」、「ダンパ」、「脱臭機能」、「除霜頻度」の全ての機能が“通常”となっている。
次に、図6を参照して、各モードにおける設定テーブル211の内容について説明する。図6は、各モードにおける設定テーブル211の内容を説明するための図である。
「接近モード」の内容を図6の設定テーブル211aに示す。「接近モード」は図4のステップS103で行う処理である。設定テーブル211aに示すように、「接近モード」では、「温調」が“通常”、「圧縮機」が“通常”、「ファンモータ」が“減速”、「ダンパ」が“閉める”、「脱臭」が“通常”、「除霜」が“通常”となっている。
「接近モード」は、ユーザが接近したことを検知したときに設定されるモードである。ユーザが接近してきた場合、そのまま冷蔵庫1の扉が開けられる可能性が高い。通常運転のまま冷蔵庫1の扉が開けられると庫内の冷気が外部に流出しやすくなるため、庫内温度が上昇し、消費電力が増加してしまう。「接近モード」において上記の通り制御することにより、ファンモータの回転数(回転速度)を減速させるとともに、ダンパを閉じる。これにより、冷蔵庫1の扉が開けられたとしても、庫内の冷気が外部に流出することを抑制することができる。よって、庫内温度の上昇の抑制し、消費電力の増加の抑制することができる。すなわち、本実施形態では、冷蔵庫1内の空気の冷蔵庫1外への流出を誘引する冷蔵庫1の機能を抑制している。
「調理中モード」の内容を図6の設定テーブル211bに示す。「調理中モード」は、図4のステップS105で行う処理である。設定テーブル211bに示すように、「調理中モード」では、「温調」が“弱”、「圧縮機」が“強”、「ファンモータ」が“通常”、「ダンパ」が“通常”、「脱臭」が“強”、「除霜」が“通常”となっている。
「調理中モード」は、ユーザが調理中のときに設定されるモードである。ユーザが調理中の場合、冷蔵庫1の近辺の温度が若干上がるとともに、調理の匂いが拡がっている可能性が高い。「調理中モード」において上記の通り制御することにより、温度調整を弱め、脱臭機能を強めることができる。これにより、調理中の影響により冷蔵庫1の周囲の温度が上がっているだけにもかかわらず、温度調整が強めに働いてしまうことを防止することができるとともに、調理中の匂いの影響を抑制することができる。
「睡眠中モード」の内容を図6の設定テーブル211cに示す。「睡眠中モード」は図4のステップS108で行う処理である。設定テーブル211cに示すように、「睡眠中モード」では、「温調」が“弱”、「圧縮機」が“最弱”、「ファンモータ」が“減速”、「ダンパ」が“通常”、「脱臭」が“通常”、「除霜」が“減らす”となっている。
「睡眠中モード」は、ユーザが睡眠中のときに設定されるモードである。ユーザが睡眠中の場合、冷蔵庫1の運転音がユーザにとってうるさく感じられる可能性がある。また、睡眠中は冷蔵庫1の扉の開け閉めがされる可能性は低く、庫内の冷気が外部に流出してしまう可能性も低い。「睡眠中モード」において上記の通り制御することにより、温度調整を弱め、圧縮機の回転数を最弱にし、ファンモータを減速し、除霜頻度を下げることができる。これにより、冷蔵庫1の運転音を抑制することができるとともに、庫内の温度を維持しつつ、消費電力を抑制することができる。
「その他モード」の内容を図6の設定テーブル211dに示す。「その他モード」は図4のステップS109で行う処理である。設定テーブル211dに示すように、「その他モード」では、「温調」が“通常”、「圧縮機」が“弱”、「ファンモータ」が“通常”、「ダンパ」が“通常”、「脱臭」が“通常”、「除霜」が“減らす”となっている。
「その他モード」は、ユーザが冷蔵庫1に接近はしているが、扉はあけられておらず、かつ上記の状況にない場合に設定されるモードである。この場合は、冷蔵庫1の扉が開けられてないので、庫内の温度は維持できている。そこで、「その他モード」において上記の通り制御することにより、圧縮機の回転数を弱にし、除霜頻度を下げることにより、庫内の温度を維持しつつ、消費電力を抑制することができる。
「遷移モード」の内容を図6の設定テーブル211eに示す。「遷移モード」は図4のステップS112、S114、S116で行う処理である。設定テーブル211eに示すように、「遷移モード」では、「温調」が“通常”、「圧縮機」が“強”、「ファンモータ」が“通常”、「ダンパ」が“通常”、「脱臭」が“通常”、「除霜」が“増やす”となっている。
「遷移モード」は、上述したモードから通常モードに戻るためのモードである。「遷移モード」において上記の通り制御することにより、圧縮機の回転数を強にし、除霜頻度を増やすことができる。これにより、速やかに通常モードに移行することができる。
なお、各モードにおいて全ての機能を必ずしも制御しなければならないわけではなく、制御対象の機能のうち、少なくとも何れかを制御するものであってもよい。
〔実施形態2〕
〔概要〕
本発明の他の実施形態について、図7~図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、冷蔵庫1にロック(施錠)機能が付加されており(施錠可能)、冷蔵庫1にユーザが接近した場合、接近したユーザを判別し、ユーザに対応させてロックを解除(解錠)する。また、接近したユーザに対応させた処理を冷蔵庫1が実行する。これにより、ユーザ毎に適切な処理を冷蔵庫1に実行させることができる。
また、本実施形態では、未登録ユーザによる冷蔵庫1の扉の開閉回数を記録する。
〔通信装置2〕
まず、図7を参照して、本実施形態に係る通信装置2の要部構成について説明する。図7は、通信装置2の要部構成を示すブロック図である。なお、上述した通り、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、上記実施形態における通信装置2の構成に加え、制御部200に開閉記録部204、および登録者判定部(属性判定部)205が含まれるとともに、状況判定部202が含まれていない。また、記憶部210に、解錠テーブル215、登録者テーブル216、および開閉記録217が格納されているとともに、設定テーブル211が格納されていない。
開閉記録部204は、未登録ユーザによる冷蔵庫1の扉の開閉回数をユーザ別に記録する。未登録ユーザとは、後述する登録者テーブル216に登録されていないユーザである。
登録者判定部205は、冷蔵庫1に接近したユーザが登録者テーブル216に登録されている登録者か否か(属性)、および登録者であれば、登録者テーブル216に登録されているどのユーザに対応するのかを判定する。
制御命令生成部(解錠部)203は、登録者判定部205の判定結果、解錠テーブル215、および登録者テーブル216を用いて、冷蔵庫1のロック解除指示、出力音声制御指示、庫内ランプ制御指示を生成し、冷蔵庫1に送信する。
解錠テーブル215は、解錠する冷蔵庫1の室、出力音声の音量、庫内の明るさ(庫内灯の明るさ)が設定されているテーブルである。図8の(a)に解錠テーブル215の例を示す。図8の(a)に示す例では、解錠モードとして、「通常解錠」、「子供用解錠」、「年配用解錠」、「無登録者解錠」があり、「通常解錠」は、冷蔵庫1の全ての室を解錠するとともに、出力音量が通常、庫内の明るさも通常となっている。「子供用解錠」は、冷蔵庫1の冷蔵室のみ解錠するとともに、出力音量が通常、庫内の明るさも通常となっている。「年配用解錠」は、冷蔵庫1の全ての室を解錠するとともに、出力音量が大、庫内の明るさが明るめとなっている。「無登録解錠」は、予め指定されている特定の室のみ解錠するとともに、出力音量が通常、庫内の明るさも通常となっている。
なお、複数の室がある場合に、ユーザ毎に解錠可能な室が設定されているものであってもよい。
登録者テーブル(登録情報)216は、ユーザが登録されているテーブルである。図8の(b)に登録者テーブル216の例を示す。図8の(b)に示す例では、ユーザA、ユーザB、およびユーザCが登録されており、ユーザAは、男性、68歳、解錠モードは「年配用解錠」となっている。同様に、ユーザBは、女性、8歳、解錠モードは「子供用解錠」となっている。また、ユーザCは、男性、22歳、解錠モードは「通常解錠」となっている。なお、登録者テーブル216に登録されている内容は、ユーザの属性とよぶことができる。
また、登録者テーブル216は、ユーザと解錠モードとが対応付けられていればよく、性別および年齢は必須ではない。
開閉記録217は、登録者テーブル216に登録されていないユーザが冷蔵庫1の扉を開閉した場合に記録されるテーブルである。図8の(c)に開閉記録217の例を示す。なお、ここでは、ユーザを識別できるものとしてユーザ別に記録した例を記載している。ユーザの識別は、公知の技術を用いて可能であるので、その説明は省略する。
図8の(c)に示す例では、ユーザaが2017年4月21日の11時10分15秒の扉を開け、11時11分00秒に扉を閉じている。以下、同様である。なお、開けられた冷蔵庫1の室も対応付けられたものであってもよい。
〔冷蔵庫1〕
次に、図9を参照して、本実施形態に係る通信装置2の要部構成について説明する。図9は、冷蔵庫1の要部構成を示すブロック図である。なお、上述した通り、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態では、上記実施形態における冷蔵庫1の構成に加え、スピーカ140、およびカメラ141が含まれているとともに、制御部100に、開閉記録部101、撮影処理部102、ロック処理部103、音声処理部104、および明るさ調整部105が含まれている。
開閉記録部101は、未登録者による冷蔵庫1の扉の開閉があったときに、当該開閉の時刻を取得し、通信装置2に送信する。
撮影処理部102は、未登録者による冷蔵庫1の扉の開閉時に当該未登録者の撮影をカメラ141を用いて行い、撮影画像を通信装置2に送信する。
ロック処理部103は、通信装置2から指示に従い、冷蔵庫1の扉の解錠、および施錠の処理を行う。
音声処理部104は、スピーカ140から音声を出力させる。また、音声処理部104は、通信装置2からの指示に従い、出力する音声の音量を調整する。
明るさ調整部105は、通信装置2からの指示に従い、冷蔵庫1の庫内の明るさを調整する。
〔通信装置2における処理の流れ〕
次に、図10を参照して、通信装置2における処理の流れを説明する。図10は、通信装置2における処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、位置判定部201はユーザが冷蔵庫1に接近したか否かを判定する(S201、検知ステップ)。そして、位置判定部201が、冷蔵庫1にユーザが接近している判定した場合(S201でYES)、登録者判定部205は、接近したユーザが登録者か否かを判定する(S202、属性判定ステップ)。登録者でない場合(S202でNO)、通信装置2は冷蔵庫1に対し無登録者用解錠に対応付けられた処理を行うように指示を送信する(S203、解錠ステップ)。
一方、登録者であった場合(S202でYES)、登録者判定部205は、当該ユーザが子供用解錠に対応付けられたユーザが否かを判定する(S204、属性判定ステップ)。子供用解錠に対応付けられたユーザの場合(S204でYES)、通信装置2は、冷蔵庫1に対し子供用解錠に対応付けられた処理を行うように指示を送信する(S205、解錠ステップ)。
また、子供用解錠に対応付けられていないユーザの場合(S204でNO)、登録者判定部205は、当該ユーザが年配用解錠に対応付けられたユーザが否かを判定する(S206、属性判定ステップ)。年配用解錠に対応付けられたユーザの場合(S206でYES)、通信装置2は、冷蔵庫1に対し年配用解錠に対応付けられた処理を行うように指示を送信する(S207、解錠ステップ)。また、年配用解錠に対応付けられていないユーザの場合(S206でNO)、通信装置2は、冷蔵庫1に対し通常解錠に対応付けられた処理を行うように指示を送信する(S208、解錠ステップ)。
以上が、通信装置2における処理の流れである。
〔その他の構成〕
また、本実施形態において、登録者および非登録者が家にいるか否か、および、冷蔵庫1に接近したユーザが登録者および非登録者の何れ(または双方)であるかにより施錠状態を制御する構成であってもよい。図11の(a)に、登録者および非登録者が家にいるか否か、および、冷蔵庫1に接近したユーザが登録者および非登録者の何れ(または双方)であるかにより施錠状態を制御するパターンを示す。なお、図11の(a)に示す「閉」は、冷蔵庫1の扉が施錠されていることを示し、「開」は冷蔵庫1の扉が解錠されていることを示す。
図11の(a)に示すように、登録者および非登録者がともに家にいない場合、または家にいても冷蔵庫1に接近していない場合は、冷蔵庫1の全ての扉は施錠されている。一方、登録者が冷蔵庫1に接近した場合は、冷蔵庫1の全ての扉は解錠される。また、非登録者のみが冷蔵庫1に接近した場合は、冷蔵庫1の扉のうち、ロック登録されていない扉のみ解錠される。ここで、ロック登録とは、登録者のみが解錠できる扉として登録されていることである。
また、登録者および非登録者による冷蔵庫1の扉の開閉と記録とを、図11の(b)に示すように行うことができる。図11の(b)は、登録者および非登録者による冷蔵庫1の扉の開閉と記録との関係を示す図である。
図11の(b)に示すように、非登録者が冷蔵庫1の扉を開閉した場合、開閉時刻、回数、開けたときの庫内写真、開けたときの庫外写真(すなわち、ユーザの写真)を記録し、登録者が冷蔵庫1の扉を開閉した場合、開閉時刻、回数、開けたときの庫内写真を記録する。
〔付記事項〕
上述した実施形態に加え、以下のような処理を実行する構成であってもよい。上述した実施形態では、ユーザが冷蔵庫1に接近した場合にどのような処理を実行するかについて記載したが、ユーザが冷蔵庫1に接近したかどうかではなく、ユーザが家を出た場合、冷蔵庫1に適切な処理を実行させることもできる。例えば、ユーザが家を出た場合に冷蔵庫1をロック(施錠)する構成であってもよい。また、ユーザが家を出た場合に冷蔵庫1において除霜処理を実行する、設定温度を上げる等の処理を実行する構成であってもよい。
また、ユーザが冷蔵庫に接近したかどうかだけではなく、ユーザが家に帰ったか否かにより、冷蔵庫1に適切な処理を実行させる構成であってもよい。例えば、ユーザが家に帰ったときに、設定温度を通常に戻す(ユーザが家から出たときに設定温度を上げていた場合)、脱臭機能をオンにする等の処理を実行する構成であってもよい。
また、情報サーバ4等から取得した情報におり冷蔵庫1を適切に制御することも考えられる。例えば、地震速報を受信したときに、冷蔵庫1を施錠する処理を行ってもよいし、天気予報によって、庫内の温度調整を行ってもよい。
〔実施形態3〕
〔ソフトウェアによる実現例〕
冷蔵庫1および通信装置2の制御ブロック(特に制御部100(開閉記録部101、撮影処理部102、ロック処理部103、音声処理部104、明るさ調整部105)、および制御部200(位置判定部201、状況判定部202、制御命令生成部203、開閉記録部204、登録者判定部205))は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、冷蔵庫1および通信装置2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る制御装置(通信装置2)は、冷蔵庫を制御する制御装置であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部(位置判定部201)と、上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御部(制御命令生成部203)と、を備えている構成である。
ユーザが冷蔵庫に接近した場合、そのまま冷蔵庫の扉が開けられる可能性が高い。そして、上記の構成によれば、冷蔵庫にユーザが接近したとき、冷蔵庫の扉が開いたときに庫内の冷気が外部に流れることにつながる機能の働きが抑制される。これにより、ユーザによって冷蔵庫の扉が開けられたとしても、冷蔵庫の扉が開いたことによる庫内の冷気の外部への流出を抑制することができる。
冷蔵庫の扉が開いたときに庫内の冷気が外部に流れることにつながる機能としては、ファンモータの回転、およびダンパの開け閉めが挙げられる。ファンモータの回転数を抑制することにより、庫内の冷気の循環を抑制することができるので、冷蔵庫の扉が開けられたときに庫内の冷気が外部に流出することを抑制することができる。また、ダンパを閉めることにより、冷凍庫から冷蔵庫へ冷気が流れないようにすることができるので、冷蔵庫の扉が開けられたときに庫内の冷気が外部に流出することを抑制することができる。すなわち、無駄を防止し、省エネルギーに貢献することができる。
本発明の態様2に係る制御装置は、上記の態様1において、上記検知部がユーザの接近を連続して検知した期間に、上記冷蔵庫の扉が開かれない場合、上記ユーザの動作状態を判定する状態判定部(状況判定部202)を備え、上記機能制御部は、上記動作状態に応じて上記冷蔵庫の機能を制御する構成としてもよい。
上記の構成によれば、ユーザが冷蔵庫に接近しているにもかかわらず冷蔵庫の扉が開かれない場合に、ユーザの状態に対応する冷蔵庫の機能を制御することができる。これにより、冷蔵庫の扉が開けられなかった場合でも、冷蔵庫の機能を適切に制御することができる。
本発明の態様3に係る制御装置(通信装置2)は、施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部(位置判定部201)と、接近したユーザの属性を判定する属性判定部(登録者判定部205)と、上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠部(制御命令生成部203)と、を備えている構成である。
上記の構成によれば、接近したユーザの属性に対応させて冷蔵庫を解錠することができる。これにより、ユーザに安心感を与えることができる。
本発明の態様4に係る制御装置は、上記の態様3において、上記属性には、ユーザが登録済みであるか否かを示す登録情報が含まれており、上記冷蔵庫の室毎に、施錠および解錠が、上記登録情報に応じて可能であり、上記解錠部は、上記判定した属性に含まれる上記登録情報に応じて上記冷蔵庫の各室を施錠または解錠する構成としてもよい。
上記の構成によれば、予め登録されているユーザと登録されていないユーザとで、解錠する冷蔵庫の室を異ならせることができる。
本発明の態様5に係る制御装置は、上記の態様3または4において、上記検知部がユーザの接近を検知したとき、該ユーザの属性に応じて上記冷蔵庫の機能を制御する機能制御部(制御命令生成部203)を備えている構成としてもよい。
上記の構成によれば、接近したユーザの属性に対応させて冷蔵庫の機能を制御することができる。
本発明の態様6に係る冷蔵庫は上記制御装置を備えた構成である。上記の構成によれば、上述した効果を奏することができる。
本発明の態様7に係る制御装置の制御方法は、冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御ステップと、を含む方法である。
上記の方法によれば、上述した態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様8に係る制御装置の制御方法は、施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、接近したユーザの属性を判定する属性判定ステップと、上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠ステップと、を含む方法である。
上記の方法によれば、上述した態様3と同様の効果を奏する。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記の態様において、上記動作状態が調理中であると判定された場合、上記機能制御部は、上記冷蔵庫の温度調整機能および脱臭機能の少なくとも何れかを、通常運転時と異ならせる構成としてもよい。
調理中は、温度が上昇するとともに、匂いが拡がる可能性が高い。そして、上記の構成によれば、ユーザが調理中の場合、冷蔵庫の温度調整機能、および脱臭機能が通常と異なるように制御する。よって、調理の影響を抑制するように、冷蔵庫を制御することができる。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記の態様において、上記動作状態が睡眠中であると判定された場合、上記機能制御部は、上記冷蔵庫の温度調整機能、ファンモータの回転制御機能、および除霜機能の少なくとも何れかを通常運転時と異ならせる構成としてもよい。
睡眠中は、冷蔵庫の運転音は小さい方が望ましい。また、冷蔵庫の扉の開け閉めが行われる可能性も低い。そして、上記の構成によれば、ユーザが睡眠中の場合、冷蔵庫の温度調整機能、ファンモータの回転速度、および除霜機能を通常と異なるように制御する。冷蔵庫の扉の開け閉めが行われる可能性が低いので、扉の開け閉めにより庫内の温度が上昇してしまうということが起こらない。よって、温度調整機能を制御することにより、温度を高めにしても、庫内の温度が維持できる。そして、温度を高めにすることにより、消費電力を抑制することができる。また、ファンモータの回転速度を下げ、除霜頻度を下げることにより、冷蔵庫の運転音を低減することができる。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記の態様において、上記検知部がユーザの接近を検知した場合、上記属性判定部は、上記接近した複数のユーザの属性を判定し、上記判定した属性に登録済みである上記登録情報が含まれる場合、上記解錠部は、当該登録情報に応じて上記冷蔵庫の各室を施錠または解錠する構成としてもよい。
上記の構成によれば、接近したユーザが複数の場合、その中に登録されたユーザが1人でもいれば、登録されたユーザが接近した場合と同様に冷蔵庫が解錠される。これにより、登録されたユーザを優先的に扱うことができる。
本発明の一態様に係る制御装置は、上記の態様において、上記属性には、ユーザの年齢区分が含まれており、上記検知部が検知した上記ユーザの属性に含まれる年齢区分が年配者を示す場合、上記機能制御部は、冷蔵庫から出力する音声の音量を通常よりも上げるとともに、庫内灯を通常よりも明るくする構成としてもよい。
上記の構成によれば、接近したユーザが年配者の場合、出力音声が通常より大きくなり、庫内灯の明るさが通常より明るくなる。これにより、年配者に配慮した制御を行うことができる。
本発明の一態様に係る冷蔵システムは、上記制御装置と、該制御装置により制御される冷蔵庫、とを含む構成である。上記の構成によれば、上述した効果を奏することができる。
本発明の各態様に係る制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御装置をコンピュータにて実現させる制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 冷蔵庫
2 通信装置(制御装置)
10 冷蔵システム
100、200 制御部
101、204 開閉記録部
102 撮影処理部
103 ロック処理部
104 音声処理部
105 明るさ調整部
110、210 記憶部
120、230 送受信部
201 位置判定部(検知部)
202 状況判定部(状態判定部)
203 制御命令生成部(機能制御部、解錠部)
205 登録者判定部(属性判定部)

Claims (8)

  1. 冷蔵庫を制御する制御装置であって、
    上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部と、
    上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御部と、を備えていることを特徴とする制御装置。
  2. 上記検知部がユーザの接近を連続して検知した期間に、上記冷蔵庫の扉が開かれない場合、上記ユーザの動作状態を判定する状態判定部を備え、
    上記機能制御部は、上記動作状態に応じて上記冷蔵庫の機能を制御することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置であって、
    上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知部と、
    接近したユーザの属性を判定する属性判定部と、
    上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠部と、を備えていることを特徴とする制御装置。
  4. 上記属性には、ユーザが登録済みであるか否かを示す登録情報が含まれており、
    上記冷蔵庫の室毎に、施錠および解錠が、上記登録情報に応じて可能であり、
    上記解錠部は、上記判定した属性に含まれる上記登録情報に応じて上記冷蔵庫の各室を施錠または解錠することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 上記検知部がユーザの接近を検知したとき、該ユーザの属性に応じて上記冷蔵庫の機能を制御する機能制御部を備えていることを特徴とする請求項3または4に記載の制御装置。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載した制御装置を備えた冷蔵庫。
  7. 冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、
    上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、
    上記ユーザの接近を検知したとき、上記冷蔵庫内の空気の上記冷蔵庫外への流出を誘引する上記冷蔵庫の機能を抑制する機能制御ステップと、を含むことを特徴とする制御装置の制御方法。
  8. 施錠可能な冷蔵庫を制御する制御装置の制御方法であって、
    上記冷蔵庫へのユーザの接近を検知する検知ステップと、
    接近したユーザの属性を判定する属性判定ステップと、
    上記判定した属性に応じて上記冷蔵庫を解錠する解錠ステップと、を含むことを特徴とする制御装置の制御方法。
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