JP2022007479A - 接続端子 - Google Patents
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Abstract
【課題】相手端子との電気的な接続信頼性を保持することができる接続端子を提供する。【解決手段】相手端子3のタブ状の相手接続部5が挿入される筒状の電気接続部7と、電気接続部7の内部に弾性変形可能に配置され、相手接続部5に接触される接点9を有する弾性片11とを備えた接続端子1において、電気接続部7の内部に、相手接続部5の挿入方向と交差する方向の両側に配置され、相手接続部5に接触可能な複数の突起13を設け、複数の突起13が、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向の両側に配置される第1突起15と第2突起17とを有した。【選択図】図4
Description
本発明は、接続端子に関する。
従来、接続端子としては、相手端子のタブ状の相手接続部が挿入される筒状の電気接続部としての角筒部と、角筒部の内部に弾性変形可能に配置され、相手接続部に接触される接点を有する弾性片とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
この接続端子では、角筒部の内部に、相手接続部の幅方向の両側縁に接触可能な4つの突起が設けられている。この4つの突起は、相手接続部を幅方向の両側から挟み込むことにより、相手接続部の回転を規制している。
このような接続端子は、例えば、相手端子を収容する相手コネクタと嵌合可能なコネクタに収容される。相手コネクタとコネクタとが嵌合した状態では、相手端子と接続端子とが電気的に接続される。
このようなコネクタは、相手コネクタと嵌合した状態で、例えば、車両に搭載されている。車両の走行などによって、相手コネクタとコネクタとに振動が加わると、内部の相手端子と接続端子にも振動が加わり、ガタつきが生じる。このガタつきによる相手接続部の回転は、角筒部の内部の4つの突起によって規制され、相手端子と接続端子との電気的な接続信頼性が保持されている。
ところで、上記特許文献1のような接続端子では、電気接続部の内部に、相手接続部に接触される接点を有する弾性片が、弾性変形可能に配置されている。このため、例えば、車両の走行などの振動によって、接続端子にガタつきが生じると、弾性片が、弾性変形と復元とを繰り返すことがある。
このような弾性片の弾性変形と復元との繰り返しにより、相手接続部の挿入方向に対して、相手接続部と接点との接触点にズレが繰り返し生じる。この接触点のズレが繰り返し生じると、相手接続部と接点との摺動によって摩耗粉が生じ、相手端子と接続端子との電気的な接続信頼性が低下される懸念があった。
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、相手端子との電気的な接続信頼性を保持することができる接続端子を提供することにある。
本実施形態に係る接続端子は、相手端子のタブ状の相手接続部が挿入される筒状の電気接続部と、前記電気接続部の内部に弾性変形可能に配置され、前記相手接続部に接触される接点を有する弾性片とを備え、前記電気接続部の内部には、前記相手接続部の挿入方向と交差する方向の両側に配置され、前記相手接続部に接触可能な複数の突起が設けられ、前記複数の突起は、前記相手接続部に対して、前記弾性片の弾性変形方向の両側に配置される第1突起と第2突起とを有する。
前記第1突起と前記第2突起とは、前記接点に対して、前記相手接続部の挿入方向の両側に配置されていることが好ましい。
前記複数の突起は、前記第1突起及び前記第2突起と前記相手接続部の挿入方向に離間して配置され、前記相手接続部に対して、前記弾性片の弾性変形方向の両側に配置される第3突起と第4突起とを有することが好ましい。
前記第3突起と前記4突起とは、前記接点に対して、前記相手接続部の挿入方向の両側に配置されていることが好ましい。
本発明によれば、相手端子との電気的な接続信頼性を保持することができる接続端子を提供することができる。
以下、図面を用いて本実施形態に係る接続端子について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
本実施形態に係る接続端子1は、相手端子3のタブ状の相手接続部5が挿入される筒状の電気接続部7と、電気接続部7の内部に弾性変形可能に配置され、相手接続部5に接触される接点9を有する弾性片11とを備えている。
また、電気接続部7の内部には、相手接続部5の挿入方向と交差する方向の両側に配置され、相手接続部5に接触可能な複数の突起13が設けられている。そして、複数の突起13は、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向の両側に配置される第1突起15と第2突起17とを有する。
さらに、第1突起15と第2突起17とは、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向の両側に配置されている。
また、複数の突起13は、第1突起15及び第2突起17と相手接続部5の挿入方向に離間して配置され、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向の両側に配置される第3突起19と第4突起21とを有する。
さらに、第3突起19と第4突起21とは、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向の両側に配置されている。
図1,図2に示すように、本実施形態に係る接続端子1は、相手端子3を収容する相手コネクタ23と嵌合可能なコネクタ25に収容されている。相手コネクタ23は、相手ハウジング27と、相手端子3とを備えている。
図1,図2に示すように、相手ハウジング27は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。この相手ハウジング27には、一側が開口され、内部にコネクタ25が嵌合可能な相手嵌合部29が設けられている。この相手嵌合部29の開口側の上方には、コネクタ25と嵌合したときに、相手コネクタ23とコネクタ25との嵌合状態を保持する被ロック部31が設けられている。このような相手嵌合部29の底部側の内部には、相手端子収容室33が設けられている。
相手端子収容室33は、相手コネクタ23とコネクタ25との嵌合方向及び離脱方向に向けて延設されている。この相手端子収容室33内には、弾性変形可能に係止ランス35が設けられている。この係止ランス35は、相手端子収容室33に収容された相手端子3と係合することにより、相手端子収容室33からの相手端子3の抜け止めを行う。このような相手端子収容室33には、相手ハウジング27の離脱方向側の開口から相手端子3が収容される。
図2~図6に示すように、相手端子3は、導電性材料からなる1枚の板材に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって形成されている。この相手端子3は、電線接続部37と、相手接続部5とを備えている。
電線接続部37は、被覆圧着部39と、芯線圧着部41とを備えている。
被覆圧着部39は、一対の加締め片からなり、電源や機器などに電気的に接続された電線43の端末部において、電線43の被覆部を加締める。この被覆圧着部39を電線43の被覆部に加締めることにより、相手端子3が電線43に固定される。
芯線圧着部41は、相手接続部5と被覆圧着部39との間に設けられた一対の加締め片からなり、電線43の端末部において、電線43の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。この芯線圧着部41を電線43の芯線部に圧着させることにより、相手端子3が電線43に電気的に接続される。
相手接続部5は、四角形状の係合部45を介して電線接続部37と連続する一部材で形成されている。この相手接続部5は、相手コネクタ23とコネクタ25との嵌合方向及び離脱方向に沿って延設されている。また、相手接続部5は、所定の板厚を有するように、幅方向の両端部が、中央部で対向するように折り返して形成されている。
このような相手端子3は、相手接続部5側が、相手ハウジング27の離脱方向側の開口から相手端子収容室33内に挿入される。そして、相手端子収容室33の正規位置に配置されると、係止ランス35が係合部45に形成された孔の縁部に係合される。この相手端子収容室33に相手端子3が収容された状態では、相手接続部5が、相手端子収容室33の嵌合方向側の開口を挿通し、相手嵌合部29内に配置される。
このような相手端子3は、相手コネクタ23とコネクタ25とが嵌合することにより、接続端子1に電気的に接続される。コネクタ25は、ハウジング47と、接続端子1とを備えている。
図1,図2に示すように、ハウジング47は、合成樹脂などの絶縁性材料からなる。このハウジング47には、相手コネクタ23の相手嵌合部29内に嵌合可能な嵌合部49が設けられている。この嵌合部49の上方には、相手コネクタ23とコネクタ25とが嵌合したときに、相手コネクタ23の被ロック部31と係合されるロック部51が形成されたロックアーム53が、弾性変形可能に設けられている。
なお、相手コネクタ23とコネクタ25との嵌合を解除する場合には、操作部55を下方に向けて押圧して、ロックアーム53を下方に向けて弾性変形させ、被ロック部31とロック部51との係合を解除する。このような嵌合部49の内部には、端子収容室57が設けられている。
端子収容室57は、相手コネクタ23とコネクタ25との嵌合方向及び離脱方向に向けて延設されている。この端子収容室57内には、弾性変形可能に係止ランス59が設けられている。この係止ランス59は、端子収容室57に収容された接続端子1と係合することにより、端子収容室57からの接続端子1の抜け止めを行う。このような端子収容室57には、ハウジング47の離脱方向側の開口から接続端子1が収容される。
図2~図5,図7~図10に示すように、接続端子1は、導電性材料からなる1枚の板材に対して、打ち抜き加工や折り曲げ加工などを施すことによって形成されている。この接続端子1は、電線接続部61と、電気接続部7とを備えている。
電線接続部61は、被覆圧着部63と、芯線圧着部65とを備えている。
被覆圧着部63は、一対の加締め片からなり、電源や機器などに電気的に接続された電線67の端末部において、電線67の被覆部を加締める。この被覆圧着部63を電線67の被覆部に加締めることにより、接続端子1が電線67に固定される。
芯線圧着部65は、電気接続部7と被覆圧着部63との間に設けられた一対の加締め片からなり、電線67の端末部において、電線67の被覆部から露出された芯線部を加締めて圧着される。この芯線圧着部65を電線67の芯線部に圧着させることにより、接続端子1が電線67に電気的に接続される。
電気接続部7は、1枚の導電性材料に折り曲げ加工を施すことにより、上壁69と底壁71と側壁73,73とが連続する一部材で、四角形の筒状に形成されている。この電気接続部7は、底壁71と側壁73,73とが電線接続部61と連続する一部材で形成され、電線接続部61と反対側が相手接続部5を内部に挿入可能に開口されている。このような電気接続部7の内部には、弾性片11と、挟持接点75とが設けられている。
弾性片11は、底壁71と連続する一部材で長さ方向に延設された部分を、底壁71側に向けて折り返すように折り曲げることによって形成されている。この弾性片11は、底壁71から折り曲げられた屈曲部分を基端とし、折り返された先端部分を自由端とするように高さ方向に弾性変形可能に配置されている。また、弾性片11の幅は、開口側から内部側に向けて小さくなるように設定されている。このように弾性片11の幅を設定することにより、弾性片11の内部側の剛性を開口側より低くすることができ、相手接続部5の挿入力の増大を抑制することができる。
このような弾性片11の自由端側には、弾性片11を底壁71側から上壁69側に向けて打ち出し加工を施すことによって、球面状の接点9が突設されている。なお、接点9は、弾性片11の自由端を底壁71側に向けて折り曲げ加工を施すことによって、弾性片11の幅方向にわたって線状、或いは曲面状に突設させてもよい。この接点9は、電気接続部7の開口から挿入される相手接続部5と弾性片11の付勢力によって弾性的に接触し、相手端子3と接続端子1とを電気的に接続させる。
挟持接点75は、上壁69を外面側から内面側に向けて打ち出し加工を施すことによって、電気接続部7の内部に向けて突設されている。この挟持接点75は、相手接続部5の挿入方向に沿って所定の長さを有しており、電気接続部7の幅方向に沿って複数(ここでは2つ)配置されている。なお、挟持接点75は、相手接続部5の挿入方向に沿って複数配置された突起としてもよい。また、挟持接点75を、電気接続部7の幅方向に1つ、或いは幅方向に沿って3つ以上配置してもよい。
このような挟持接点75は、接点9が相手接続部5に接触した状態で、弾性片11の付勢力によって相手接続部5を挿入方向と直交する方向(ここでは板厚方向)に挟持するように、相手接続部5に接触される。このように接点9と挟持接点75とで相手接続部5に接触することにより、相手接続部5との接触抵抗を低減し、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を向上することができる。
このような接続端子1は、電気接続部7側が、ハウジング47の離脱方向側の開口から端子収容室57内に挿入される。そして、端子収容室57の正規位置に配置されると、係止ランス59が電気接続部7の底壁71に形成された孔の縁部に係合される。
このような接続端子1を収容するコネクタ25の嵌合部49は、相手端子3を収容する相手コネクタ23の相手嵌合部29内に嵌合される。相手コネクタ23とコネクタ25とが嵌合されると、相手接続部5が、ハウジング47の嵌合方向側の開口から内部に挿入され、電気接続部7内に挿入される。この相手接続部5に対して、弾性片11の付勢力によって、接点9と挟持接点75とが接触することにより、相手端子3と接続端子1とが電気的に接続される。
このような相手コネクタ23とコネクタ25とは、嵌合された状態で、例えば、車両に搭載される。車両の走行などによって、相手コネクタ23とコネクタ25とに振動が加わると、内部の相手端子3と接続端子1にも振動が加わり、ガタつきが生じる。このようなガタつきが生じると、弾性片11が、弾性変形と復元とを繰り返すことがある。
このような弾性片11の弾性変形と復元との繰り返しが生じると、相手接続部5の挿入方向に対して、相手接続部5と接点9との接触点にズレが繰り返し生じる。この接触点のズレが繰り返し生じると、相手接続部5と接点9との摺動によって摩耗粉が生じ、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性が低下される懸念があった。
そこで、電気接続部7の内部には、複数の突起13が設けられている。複数の突起13は、電気接続部7の側壁73,73にそれぞれ設けられ、側壁73,73を外面側から内面側に向けて打ち出し加工を施すことによって、電気接続部7の内部に向けて球面状に突設されている。なお、複数の突起13は、球面状に形成されているが、例えば、楕円形状、四角形状など、どのような形状であってもよい。この複数の突起13は、第1突起15と、第2突起17と、第3突起19と、第4突起21とを備えている。
第1突起15は、側壁73,73にそれぞれ設けられ、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向一側(ここでは上方側)に接触可能に配置されている。また、第1突起15は、電気接続部7を幅方向から見たとき(図4参照)、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向後側(弾性片11の基端側)に配置されている。
第2突起17は、側壁73,73にそれぞれ設けられ、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向他側(ここでは下方側)に接触可能に配置されている。また、第2突起17は、電気接続部7を幅方向から見たとき(図4参照)、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向前側(弾性片11の自由端側)に配置されている。このため、第2突起17は、相手接続部5の挿入方向に、接点9を挟んで、第1突起15と離間して配置されている。
第3突起19は、側壁73,73にそれぞれ設けられ、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向一側(ここでは上方側)に接触可能に配置されている。また、第3突起19は、電気接続部7を幅方向から見たとき(図4参照)、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向前側(弾性片11の自由端側)に配置されている。このため、第3突起19は、電気接続部7を高さ方向から見たとき(図9参照)、相手接続部5の挿入方向に、接点9を挟んで、第1突起15と離間して配置されている。
第4突起21は、側壁73,73にそれぞれ設けられ、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向他側(ここでは下方側)に接触可能に配置されている。また、第4突起21は、電気接続部7を幅方向から見たとき(図4参照)、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向後側(弾性片11の基端側)に配置されている。このため、第4突起21は、相手接続部5の挿入方向に、接点9を挟んで、第3突起19と離間して配置されている。さらに、第4突起21は、電気接続部7を高さ方向から見たとき(図10参照)、相手接続部5の挿入方向に、接点9を挟んで、第2突起17と離間して配置されている。
このような複数の突起13は、相手接続部5に対して、第1突起15及び第3突起19が、弾性片11の弾性変形方向一側に接触可能に配置され、第2突起17及び第4突起21が、弾性片11の弾性変形方向他側に接触可能に配置されている。このため、車両の走行などの振動によって、弾性片11が弾性変形と復元とを繰り返したとしても、相手接続部5が、弾性片11の弾性変形方向(ここでは電気接続部7の高さ方向)に変位することがない。
このため、相手接続部5の挿入方向に対して、相手接続部5と接点9との接触点にズレが生じることがなく、ズレの繰り返しの摺動による摩耗粉の発生を防止できる。従って、相手接続部5と接点9との間に摩耗粉が介在することを抑制でき、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を保持することができる。
また、複数の突起13は、接点9に対して、第1突起15及び第4突起21が、相手接続部5の挿入方向後側に配置され、第2突起17及び第3突起19が、相手接続部5の挿入方向前側に配置されている。このため、電気接続部7内での相手接続部5の挿入方向における揺れを安定して抑制することができ、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を安定して保持することができる。
ここで、弾性片11の弾性変形方向一側(ここでは上方側)に位置する第1突起15,15と第3突起19,19とは、相手接続部5に対して、常時、接触している。このため、相手接続部5は、電気接続部7内で回転することがない。また、相手接続部5との接触抵抗を低減し、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を向上することができる。
一方、弾性片11の弾性変形方向他側(ここでは下方側)に位置する第2突起17,17と第4突起21,21とは、相手接続部5に対して、僅かな隙間をもって、対向して配置されている。このため、相手端子3と接続端子1との間に公差が生じている場合、その公差を吸収することができる。
このような接続端子1では、電気接続部7の内部に、相手接続部5の挿入方向と交差する方向の両側に配置され、相手接続部5に接触可能な複数の突起13が設けられている。そして、複数の突起13は、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向の両側に配置される第1突起15と第2突起17とを有する。
このため、振動などの外力によって、弾性片11が弾性変形と復元とを繰り返したとしても、相手接続部5が、弾性片11の弾性変形方向に変位することがない。このため、相手接続部5の挿入方向に対して、相手接続部5と接点9との接触点にズレが生じることがなく、ズレの繰り返しの摺動による摩耗粉の発生を防止できる。
従って、このような接続端子1では、相手接続部5と接点9との間に摩耗粉が介在することを抑制でき、相手端子3との電気的な接続信頼性を保持することができる。
また、第1突起15と第2突起17とは、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向の両側に配置されている。このため、電気接続部7内での相手接続部5の挿入方向における揺れを安定して抑制することができ、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を安定して保持することができる。
また、複数の突起13は、第1突起15及び第2突起17と相手接続部5の挿入方向に離間して配置され、相手接続部5に対して、弾性片11の弾性変形方向の両側に配置される第3突起19と第4突起21とを有する。このため、第1突起15と第2突起17と第3突起19と第4突起21とで、相手接続部5の弾性変形方向への変位を安定して規制することができ、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を安定して保持することができる。
さらに、第3突起19と第4突起21とは、接点9に対して、相手接続部5の挿入方向の両側に配置されている。このため、電気接続部7内での相手接続部5の挿入方向における揺れを安定して抑制することができ、相手端子3と接続端子1との電気的な接続信頼性を安定して保持することができる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、本実施形態に係る接続端子では、第1突起15を「第1突起」とし、第2突起17を「第2突起」としているが、これに限るものではない。前提として、「第1突起」と「第2突起」とは、相手接続部に対して、弾性片の弾性変形方向の両側に配置されるものである。このため、例えば、第1突起15を「第1突起」とした場合、「第2突起」となるのは、第2突起17だけでなく、第4突起21も「第2突起」となる。
このように「第1突起」と「第2突起」とは、複数の突起13のうちどの突起を「第1突起」とするかによって、「第2突起」が定められる。また、この「第1突起」と「第2突起」との関係性は、「第3突起」と「第4突起」との関係性にも同様に適用される。加えて、本実施形態の複数の突起よりも多くの突起を有する場合であっても、「第1突起」と「第2突起」、或いは「第3突起」と「第4突起」の関係性を適用することができる。
また、本実施形態に係る接続端子は、コネクタに収容され、相手コネクタとコネクタとの嵌合によって、相手端子に電気的に接続されているが、接続端子と相手端子とを直接的に電気的に接続してもよい。
さらに、第1突起と第4突起、第2突起と第3突起は、相手接続部の挿入方向に対して、配置位置が同一位置となっているが、相手接続部の挿入方向に対して、配置位置を異ならせてもよい。
1 接続端子
3 相手端子
5 相手接続部
7 電気接続部
9 接点
11 弾性片
13 突起
15 第1突起
17 第2突起
19 第3突起
21 第4突起
3 相手端子
5 相手接続部
7 電気接続部
9 接点
11 弾性片
13 突起
15 第1突起
17 第2突起
19 第3突起
21 第4突起
Claims (4)
- 相手端子のタブ状の相手接続部が挿入される筒状の電気接続部と、
前記電気接続部の内部に弾性変形可能に配置され、前記相手接続部に接触される接点を有する弾性片と、
を備え、
前記電気接続部の内部には、前記相手接続部の挿入方向と交差する方向の両側に配置され、前記相手接続部に接触可能な複数の突起が設けられ、
前記複数の突起は、前記相手接続部に対して、前記弾性片の弾性変形方向の両側に配置される第1突起と第2突起とを有する接続端子。 - 前記第1突起と前記第2突起とは、前記接点に対して、前記相手接続部の挿入方向の両側に配置されている請求項1に記載の接続端子。
- 前記複数の突起は、前記第1突起及び前記第2突起と前記相手接続部の挿入方向に離間して配置され、前記相手接続部に対して、前記弾性片の弾性変形方向の両側に配置される第3突起と第4突起とを有する請求項1又は2に記載の接続端子。
- 前記第3突起と前記第4突起とは、前記接点に対して、前記相手接続部の挿入方向の両側に配置されている請求項3に記載の接続端子。
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