本出願の実装において用いられる用語は、単に本出願の特定の実施形態を説明することを意図しており、本出願を限定することを意図したものではない。
本出願で提供されるデータ伝送方法は、様々なデータ伝送シナリオ、例えば、無線通信シナリオ、有線通信シナリオ、ポイントツーポイント通信シナリオ、及びビデオストリーム伝送シナリオにおいて使用され得る。無線通信シナリオは、例えば、移動通信ネットワーク又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Access Network、WLAN)でもよい。
本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法は、送信端及び受信端により実行され得る。一例において、送信端は移動通信ネットワーク内の端末でもよく、受信端は移動通信ネットワーク内の基地局でもよい。別の例において、送信端はビデオストリーム圧縮端でもよく、受信端はビデオストリーム解凍端でもよい。さらに別の例において、送信端は局(Station、STA)でもよく、受信端はアクセスポイント(Access Point、AP)でもよい。例えば、送信端と受信端は、それぞれ、Wi−Fiフィールド内の局とアクセスポイントでもよい。さらに別の例において、送信端は移動通信ネットワーク内のゲートウェイでもよく、受信端は移動通信ネットワーク内の基地局でもよい。例えば、受信端は、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)ネットワーク内の進化型NodeB(evolved NodeB、eNB)でもよい。
以下では、移動通信ネットワークを一例として用いて、本出願で提供されるデータ伝送方法の適用シナリオについて説明する。
図1Aは、適用シナリオの概略図1である。図1Aのネットワークデバイスは、端末、基地局、及びゲートウェイ(Gateway)を含む。端末は、上りリンクデータのパケットを基地局を介してゲートウェイに送ることができ、ゲートウェイは、下りリンクデータを基地局を介して端末に送ることができる。
上りリンクデータが送信されるとき、送信端は端末であり、受信端は基地局である。端末が上りリンクデータを基地局に送信するプロセスは、以下のステップを含むことができる。
ステップ1:端末が、送信される必要のあるいくつかのオリジナルパケットを取得することができる。
オリジナルパケットは、オリジナル非圧縮データパケット(original uncompressed packet)、又は圧縮されていないデータパケットでもよい。オリジナルパケットは、通信ネットワークにおいてビデオストリーム、チャットメッセージ、画像、音声、アプリケーションメッセージ、及び制御シグナリングなどのデータを搬送することができる。オリジナルパケットは、MAC層の上位層により生成されるトランスミッションコントロールプロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)パケット、ユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)パケット、パケットデータ収束プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)パケットなどでもよい。これは、本出願において限定されない。表1Aは、オリジナルパケットの一例である。
表1Aに示すように、端末は、オリジナルパケットOP1、OP2、OP3、OP4、...、OPn−1、OPnを取得することができる。
ステップ2:端末が、事前に基地局とネゴシエートされた(negotiated)圧縮方式に基づいて各オリジナルパケットに対して圧縮処理を実行して、オリジナルパケットに対応する圧縮パケットを取得することができる。
上りリンクデータに対して端末により行われる圧縮処理は、上りリンクデータ圧縮(UDC Uplink Data Compression、UDC)と呼ばれることがある。圧縮方式は、ロッシー(lossy)圧縮アルゴリズム又はロスレス(lossless)圧縮アルゴリズムなどの圧縮アルゴリズムを使用することにより圧縮処理を実行する方法であり得る。例えば、ロスレス圧縮アルゴリズムには、差分符号化、ランレングス圧縮アルゴリズム(Run Length Encoding、RLE)、ハフマン(Huffman)符号化、レンペル・ジブ・ウェルチ圧縮アルゴリズム(Lempel-Ziv-Welch Encoding、LZW)符号化、及び算術符号化などの圧縮アルゴリズムが含まれる。表1Bは、オリジナルパケットに対応する圧縮パケットの一例である。
表1Bに示すように、端末は、OP1を圧縮してCP1を取得し、OP2を圧縮してCP2を取得し、OP3を圧縮してCP3を取得し、OP4を圧縮してCP4を取得する。例えば、OPn−1は第(n−1)のオリジナルパケットを示し、OPnは第nのオリジナルパケットを示し、CPn−1は第(n−1)の圧縮パケットを示し、CPnは第nの圧縮パケットを示す。
ステップ3:端末が、生成された圧縮パケットを基地局に送信する。
例えば、端末は、CP1、CP2、CP3、及びCP4を基地局に送信する。
ステップ4:端末が、既に送信された圧縮パケットをバッファリングする。
例えば、端末は、CP1、CP2、CP3、及びCP4をローカルにバッファリングする。
ステップ5:基地局が、受信した圧縮パケットを解凍して対応するオリジナルパケットを取得する。
例えば、基地局は、CP1とCP2を受信し、CP1を解凍してOP1を取得し、CP2を解凍してOP2を取得する。
ステップ6:基地局が、解凍の後に取得されたオリジナルパケットをゲートウェイに送信する。
成功裏の解凍の後に得られた各オリジナルパケットについて、基地局は、解凍の後に得られた各オリジナルパケットを、スライディングウインドウ機構を使用することによりオリジナルパケットのシーケンス番号に基づいてゲートウェイに送信することができる。例えば、基地局は、OP1及びOP2をゲートウェイに送信してもよい。
ステップ7:基地局が、確認応答(acknowledgment)メッセージを端末に送信する。確認応答メッセージは、成功裏に解凍された圧縮パケットのシーケンス番号を含む。
例えば、基地局は、CP1及びCP2のシーケンス番号を搬送する確認応答メッセージを端末に送信してもよい。
ステップ8:端末が、成功裏に解凍された圧縮パケットをバッファから削除する。
例えば、確認応答メッセージを受信した後、端末は、ローカルにバッファリングされたCP1とCP2を削除することができる。
端末は、オリジナルパケットのシーケンス番号のシーケンスに基づいて、各オリジナルパケット及び対応する圧縮パケットに対してステップ1、ステップ2、ステップ4、及びステップ8を実行することが習得できる。対応して、基地局は、各々の受信した圧縮パケット及び対応するオリジナルパケットに対してステップ5、ステップ6、及びステップ7を実行することができる。
上りリンクデータを送信するプロセスにおいて、端末により基地局に送信された圧縮パケットは、エアインターフェース伝送プロセスにおける干渉などの理由に起因して基地局により受信されない可能性があり、あるいは、基地局は、伝送エラーに起因して受信した圧縮パケットを解凍できないことに留意されたい。この場合、基地局は、ステータスレポートを送信して、シーケンス番号に対応する圧縮パケットを再送するよう端末に指示してもよい。したがって、上りリンクデータを送信するプロセスは、以下のステップをさらに含んでもよい。
ステップ9:基地局が、圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出した場合、基地局が、ステータスレポートメッセージを端末に送信することができる。ステータスレポートメッセージは、失われ又は解凍されるのに失敗した圧縮パケットのシーケンス番号を含む。
図1Bに示すように、CP3は、伝送プロセスにおいて失われる。基地局は、ステータスレポートを端末に送信して、CP3が失われたことを端末に通知することができる。このケースにおいて、基地局が、CP3のシーケンス番号の後であるシーケンス番号の圧縮パケットCP4を既に受信している場合、基地局は、CP4をバッファリングし、あるいはCP4を解凍してもよい。
ステップ10:端末が、ステータスレポート内にある圧縮パケットのシーケンス番号に基づいて、予めバッファリングされた圧縮パケットを読み出し、この予めバッファリングされた圧縮パケットを基地局に再送する。
例えば、基地局は、バッファに記憶されたCP3を基地局に再度送信する。
ステップ11:基地局が、再送された圧縮パケットを受信した場合、基地局が、再送された圧縮パケットを解凍する。
例えば、基地局が、再送されたCP3を受信した場合、基地局は、CP3を解凍してOP3を取得する。
ステップ12:基地局が、再送された圧縮パケットを成功裏に解凍した場合、基地局が、解凍の後に取得されたオリジナルパケットをゲートウェイに送信する。
例えば、基地局が、再送されたCP3を成功裏に解凍した場合、基地局は、解凍の後に得られたOP3をゲートウェイに送信する。基地局が、既に成功裏にCP4を解凍してOP4を取得している場合、基地局は、スライディングウインドウプロトコルに従ってOP4をゲートウェイに送信してもよい。
ステップ13:基地局が、確認応答メッセージを端末に送信する。確認応答メッセージは、再送された圧縮パケットのシーケンス番号を含む。
例えば、基地局は、CP3のシーケンス番号を含む確認応答メッセージを端末に送信する。
ステップ14:端末が、再送した圧縮パケットをバッファから削除する。
例えば、端末は、バッファリングされたCP3を削除する。
ステップ15:端末が、別の圧縮パケットを基地局に引き続き送信する。
圧縮効果を改善するために、実際の適用において、基地局との間で端末によりネゴシエートされる圧縮方式は、関連づけの特徴(association feature)を有する圧縮方式でもよい。
端末が、基地局とネゴシエートして、パケットを伝送するための圧縮方式を有効化した後、端末は、ネゴシエートされた圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0に基づいてOP1を圧縮して、CP1を取得することができる。次いで、端末は、オリジナルパケットのシーケンス番号と、前に処理された圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて、後に処理されるオリジナルパケットを圧縮することができる。対応して、CP1を受信した後、基地局は、PC0に基づいてCP1を解凍して、OP1を取得することができる。次いで、基地局は、最初、圧縮パケットのシーケンス番号に基づいてより小さいシーケンス番号の圧縮パケットを解凍し、次いで、該シーケンス番号に続くシーケンス番号の圧縮パケットを解凍する。
例えば、端末側において、オリジナルパケット内のデータは「A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K」を含んでもよく、圧縮コンテキストは「C、D、E、F、G、H、I、…」であり得る。オリジナルパケット内の「C、D、E、F、G、H、I」は圧縮コンテキストと同じ、換言すれば「C、D、E、F、G、H、I」であり、圧縮コンテキストは繰り返しデータであることが習得できる。この場合、エアインターフェースを通じて伝送される圧縮パケットは、圧縮ヘッダ(header)と、データフィールド「A、B、J、K」を含んでもよい。データフィールドは、オリジナルパケット及び圧縮コンテキストで繰り返されないデータである。圧縮パケットを受信した後、基地局側は、事前に端末との間でネゴシエートされた圧縮コンテキスト「C、D、E、F、G、H、I、…」に基づいて圧縮パケットを解凍して、オリジナルパケット「A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K」を取得することができる。圧縮コンテキストは端末と基地局との間で一貫している必要があり、圧縮及び解凍コンテキストはデータパケットの変化により変化することが習得できる。したがって、上りリンクデータ圧縮は、データパケットの到着シーケンスに大きく依存する。データパケットが失われ又は順序が狂っている場合、端末と基地局との間のコンテキストは、もはや一貫していない。結果的に、データパケットは成功裏に解凍できない。
一例において、表1Cは、関連づけの特徴を有する圧縮方式におけるオリジナルパケットと、オリジナルパケットを圧縮するために使用される圧縮パラメータと、オリジナルパケットを圧縮パラメータに基づいて圧縮することにより得られる圧縮パケットと、各圧縮パケットに対応する圧縮パラメータとの間の対応の一例である。
OP1を圧縮するために使用される圧縮パラメータは、予め設定された圧縮パラメータPC0であり、OP1は、PC0及びf1に基づいて圧縮されて、OP1に対応する圧縮パケットCP1が取得され、f1は、圧縮方式において使用される圧縮アルゴリズムに基づいて決定することができる。PCは、OP1及びf2に基づいて更新されて、OP2を圧縮するために使用される圧縮パラメータPC1を生成することができ、f2は、圧縮方式において圧縮パラメータを更新するために使用されるアルゴリズムに基づいて決定することができる。類推により、OP1の後に存在するOPnを圧縮するために使用される圧縮パラメータはPCn−1であり、PCn−1は、OPn−1に基づいてPCn−2が更新された後に生成することができる。OPnは、PCn−1及びf1に基づいて圧縮されて、OPnに対応する圧縮パケットCPnが取得され、PCn−1は、OPn及びf2に基づいて更新されて、OPn+1を圧縮するために使用される圧縮パラメータPCnを生成することができる。
例えば、端末が、OP1をP0C及びf1に基づいて圧縮してCP1を取得し、PC0をOP1及びf2に基づいて更新して、OP2を圧縮するために使用される圧縮パラメータPC1を生成することは、以下のステップを用いることにより実現されてもよい。
ステップ1−1:OP1内のデータをPC0内のデータと比較し、OP1内にあり且つPC0内のものと同じであるデータセグメントSAME1と、OP1内にあり且つOP1内のものと異なるデータセグメントDIFF1を決定する。
ステップ1−2:PC0におけるSAME1の位置識別子POS1を取得し、POS1とDIFF1をパケット化及び圧縮してCP2を生成する。
ステップ1−3:PC0にDIFF1を追加してPC1を生成する。
類推により、OP1の後に存在するOPnについて、端末は、OPnをPCn−1及びf1に基づいて圧縮してCPnを取得し、PCn−1をOPn及びf2に基づいて更新して、OPn+1を圧縮するために使用される圧縮パラメータPCnを生成する。手順は、以下のステップを用いることにより実現されてもよい。
ステップ1−4:OPn内のデータをPCn−1内のデータと比較し、OPn内にあり且つPCn−1内のものと同じであるデータセグメントSAMEnと、OPn内にあり且つOPn−1内のものと異なるデータセグメントDIFFnを決定する。
ステップ1−5:PCn−1におけるSAMEnの位置識別子POSnを取得し、POSnとDIFFnをパケット化及び圧縮してCPnを生成する。
ステップ1−6:PCn−1にDIFFnを追加してPCnを生成する。
本出願において、オリジナルパケットを圧縮するために使用される圧縮パラメータは、圧縮コンテキスト(compression context)でもよく、圧縮コンテキストは、圧縮及び解凍プロセスが依存する情報を表すことができ、記憶された過去のデータパケット、又は頻繁に使用されるデータセグメントの一部でもよい。圧縮コンテキストは、辞書(dictionary)と呼ばれることもあり、予め設定された圧縮パラメータは、予め設定された圧縮コンテキスト(preset context)又は予め設定された辞書(preset dictionary)でもよい。予め設定された圧縮コンテキスト又は予め設定された辞書は、ネットワークサーバから取得されてもよく、あるいは事前に送信端と受信端との間のネゴシエーションを通じて取得されてもよい。端末は、予め設定された圧縮コンテキストを使用して、圧縮方式が有効化された後に存在する第1の送信すべきオリジナルパケットを圧縮し、基地局は、予め設定された圧縮コンテキストを使用して、圧縮方式が有効化された後に存在する第1の受信した圧縮パケットを解凍する。予め設定された圧縮コンテキストは、ネットワークサーバによりビッグデータ統計が実行された後、比較的高い反復度を有するデータを含んでもよい。あるいは、予め設定された圧縮コンテキストはいかなるデータも含まなくてもよく、換言すれば、予め設定された圧縮コンテキストは空でもよい。
本出願の別の実施形態において、端末は、圧縮コンテキストの最大長値を設定することができる。圧縮コンテキストの長さが最大長値より大きいとき、端末は、現在の圧縮コンテキストにおいてデータセグメントの一部を削除することができ、例えば、前に圧縮コンテキストに追加されたデータセグメントを削除してもよく、別の例では、複数回の圧縮処理の中で比較的少ないマッチング回数を有するデータセグメントを削除してもよい。これは、本出願において限定されない。
別の例において、オリジナルパケットを圧縮するために使用される圧縮パラメータは、代わりに、前に圧縮された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットに基づいて決定されてもよい。
表1Dは、関連づけの特徴を有する圧縮方式におけるオリジナルパケットと、オリジナルパケットを圧縮するために使用される圧縮パラメータと、オリジナルパケットを圧縮パラメータに基づいて圧縮することにより得られる圧縮パケットと、圧縮パケットに対応する圧縮パラメータとの間の対応の別の例である。
表1Dに示すように、表1Cとの差は、端末が、OP1及びf3に基づいて、OP2を圧縮するために使用される圧縮パラメータPC1を生成し得る点にある。端末は、OPn−1及びf3に基づいて、OPnを圧縮するために使用される圧縮パラメータPCn−1を生成することができる。
例えば、端末は、OP2内のデータをOP1内のデータと比較して、OP2内にあり且つOP1内のものと同じであるデータセグメントと、OP2内にあり且つOP1内のものと異なるデータセグメントを決定することができる。次いで、OP1内の同じデータセグメントの位置識別子が取得され、位置識別子とOP2内にあり且つOP1内のものと異なるデータセグメントがパケット化及び圧縮されて、CP2を生成する。対応して、OP1を解凍した後、基地局は、OP1に基づいてCP2を解凍して、OP2を取得することができる。
関連づけの特徴を有する前述の2つの圧縮方式がデータを伝送するために使用されるとき、CP3が失われ、又は解凍されるのに失敗した場合、基地局は、再送されたCP3が成功裏に解凍された後にのみ、CP4を解凍できることに留意されたい。
関連づけの特徴を有する圧縮方式がデータを伝送するために使用されるシナリオにおいて、送信端と受信端との間のデータ伝送方式が変化するとき、いくつかの問題が存在する可能性がある。
例えば、データ伝送方式の変更は、以下のケースのうち1つ又は組み合わせを含み得る。
ケース1:データ伝送方式が、圧縮方式におけるパケットの伝送から、非圧縮方式におけるパケットの伝送に切り替えられる。
ケース2:データ伝送方式が、第1の圧縮方式におけるパケットの伝送から、第2の圧縮方式におけるパケットの伝送に切り替えられる。
ケース3:送信端が、ソース受信端へのパケットの送信から、対象(target)受信端へのパケットの送信に切り替える。
前述のケース2及びケース3において、送信端では、データ伝送方式を切り替えた後、送信端が圧縮を再開する必要があり、具体的には、送信端は、圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータを有効化して、圧縮が再開された後に存在する第1の圧縮すべきオリジナルパケットを圧縮する必要がある。対応して、受信端では、データ伝送方式を切り替えた後、受信端もまた、対応する解凍処理手順を再開する必要があり、具体的には、受信端は、圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータを有効化して、圧縮が再開された後に存在する第1の解凍すべき圧縮パケットを解凍する必要がある。
換言すれば、データ伝送方式を切り替えた後、ケース1及びケース2では、受信端は、データ伝送方式が切り替えられる前に解凍された最後の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータをもはや保有せず、受信端は、データ伝送方式が切り替えられる前に圧縮された、上記最後の圧縮パケットの後の圧縮パケットを解凍することができない。ケース3では、対象受信端が、データ伝送方式が切り替えられる前に解凍された最後の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータを記憶していないため、対象受信端は、データ伝送方式が切り替えられる前に圧縮された、上記最後の圧縮パケットの後の圧縮パケットを解凍することができない。
結果的に、圧縮パケットが失われ、又は解凍されるのに失敗した場合、端末が、失われ又は解凍されるのに失敗した圧縮パケットを再送したとき、基地局は、再送された圧縮パケットを解凍することができない。次いで、端末は、パケットが送信されるのに失敗したことを示すメッセージを上位層にフィードバックして、オリジナルパケットを再配送するように上位層をトリガする。例えば、端末のMAC層の上位層はTCP層であり得る。TCP層がオリジナルパケットを再配送するようにトリガされたとき、TCP層での伝送レートは大幅に低減される。
図1Bは、伝送シナリオの概略図である。
図1Bに示すように、端末(ユーザ装置(User Equipment)、UE)は、CP1、CP2、CP3、及びCP4をソース基地局に送信し、これにおいて、CP3は失われ、あるいは解凍されるのに失敗する。ソース基地局は、指示情報を対象基地局に送信し、指示情報は、CP3が受信されずCP4が受信されたことを示す。対象基地局は、ステータスレポートを端末に転送し、ステータスレポートは、CP3が受信されていないことを示し、端末は、CP3を再送するように既に指示されている。端末は、端末が対象基地局に切り替える前に圧縮されたCP3を基地局に再送する。対象基地局は、関連する解凍コンテキストを記憶しておらず、結果的に、CP3をパースすることができない。例えば、基地局は、進化型NodeB(Evolved NodeB、eNB)でもよい。
前述の問題を解決するために、本出願は、データ伝送方法を提供する。送信端と受信端との間のデータ伝送方式が切り替えられた後、送信端が、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得した場合、送信端は、対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを受信端に送信する。対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成され、対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含むことができる。このようにして、受信端は、第1の圧縮パケット又は第2の圧縮パケットを解凍する必要はないが、オリジナルパケットを直接取得し、あるいは予め設定された圧縮パラメータに基づいてオリジナルパケットを解凍して、第1の圧縮パケットに対応するオリジナルパケット又は第2の圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを取得し、それにより、再送をトリガする回数を低減し、圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したとき存在する伝送効率をさらに改善する。
図2は、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート1である。
図2に示すように、本出願のこの実施形態は、送信端により実行されてもよい。本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S201:送信端が、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得する。
本出願において、送信端は、以下の方法で、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得することができる。
一例において、送信端が、予め設定された期間内に第1の圧縮パケットの確認応答情報を受信しない場合、送信端は、指示情報を生成することができる。
別の例において、送信端は、ステータスレポートを受信してもよい。ステータスレポートは、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を含んでもよく、あるいは、ステータスレポートは、第1の圧縮パケット及び第2の圧縮パケットが失われず又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を含んでもよい。
送信端は、データ伝送方式が切り替えられる前、又はデータ伝送方法が切り替えられた後に、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得できることに留意されたい。一例において、受信端が、データ伝送方法が切り替えられる前、又はデータ伝送方法が切り替えられた後に、送信端にステータスレポートを送信してもよい。
本出願において、送信端が指示情報を取得した後、送信端は、データ伝送方式が切り替えられた後に、失われ又は解凍されるのに失敗した圧縮パケットに対して再送処理を実行することができる。
S202:送信端が、対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケット、及び対象圧縮パケットを送信する。
対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含むことができる。
本出願において、第1の圧縮パケットは、データ伝送方式が切り替えられる前に関連づけの特徴を有する圧縮方式で生成された圧縮パケットでもよい。例えば、表1C又は表1Dに示される関連づけの特徴を有する任意の圧縮方式が使用されてもよい。
一例において、第1の圧縮パケットは、第1の圧縮パケットの前に圧縮された第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成することができる。第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、第1のオリジナルパケットに基づいて、第6の圧縮パケットの前に圧縮された第7の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータを更新することにより生成され、あるいは、第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、予め設定された圧縮パラメータである。本出願の別の実施形態において、送信端が、表1Dに示される関連づけの特徴を有する圧縮方式を使用するとき、第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、第6の圧縮パケットに対応する第4のオリジナルパケットに基づいて決定されてもよい。
本出願において、第2の圧縮パケットもまた、関連づけの特徴を有する圧縮方式で第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成されてもよい。
一例において、第2の圧縮パケットは、第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成することができる。第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、第1のオリジナルパケットに基づいて、第1の圧縮パケットの前に圧縮された第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータ更新することにより生成されてもよく、あるいは、第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、伝送方法が切り替えられる前に送信端により使用される圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータでもよい。本出願の別の実施形態において、送信端が、表1Dに示される関連づけの特徴を有する圧縮方式を使用するとき、第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、第1のオリジナルパケットに基づいて決定される。
表2は、第1の圧縮パケットと第2の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗するいくつかのケースの一例である。
表2に示すように、OP1、OP2、OP3、OP4は、データ伝送方式が切り替えられる前に送信端により取得されたオリジナルパケットであり、OP5は、データ伝送方式が切り替えられた後に送信端により取得されたオリジナルパケットである。データ伝送方式が切り替えられる前、OP1、OP2、OP3、及びOP4は、CP1、CP2、CP3、及びCP4にそれぞれ圧縮される。CP1は、OP1をPC0に基づいて圧縮することにより生成され、CP2は、OP2をPC1に基づいて圧縮することにより生成され、CP3は、OP3をPC2に基づいて圧縮することにより生成される。失われ、又は解凍されるのに失敗した第1の圧縮パケットは、3つのケースを含み得る。
ケース1:第1の圧縮パケットはCP3であり、第1のオリジナルパケットはOP3であり、第6の圧縮パケットはCP2であり、第7の圧縮パケットはCP1であり、第2の圧縮パケットはCP4であり得る。
ケース2:第1の圧縮パケットはCP2であり、第1のオリジナルパケットはOP2であり、第6の圧縮パケットはCP1であり、対応して、第2の圧縮パケットはCP3であり得る。
ケース3:第1の圧縮パケットはCP4であり、第1のオリジナルパケットはOP4であり、第6の圧縮パケットはCP3であり、第7の圧縮パケットはCP2であり、対応して、第2の圧縮パケットはCP5であり得る。
本出願において、異なる切り替えられたデータ伝送方式について、ステップS202は、以下のいくつかの実装を含んでもよい。
ステップS202の一実装において、送信端が、圧縮方式におけるパケットの送信から非圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えた場合、ステップS202は、送信端が対象オリジナルパケットを送信することを含んでもよい。
一例において、送信端は、第1のオリジナルパケットを送信することができる。
別の例において、送信端は、第2のオリジナルパケットを送信してもよい。
さらに別の例において、送信端は、第1のオリジナルパケット及び第2のオリジナルパケットを送信してもよい。
前述の3つの例のうちいずれか1つにおける、対象オリジナルパケットを送信する方式は、上位層の再送信をトリガする確率を低減させることができ、それにより、パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したとき存在する伝送効率を改善する。
ステップS202の別の実装において、送信端が、第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替え、あるいは、送信端が、圧縮方式におけるソース受信端へのパケットの送信から圧縮方式における対象受信端へのパケットの送信に切り替え、あるいは、送信端が、パケットを送信するための予め設定された圧縮パラメータを有効化した状態に入った場合、ステップS202は、送信端が対象圧縮パケットを送信することを含んでもよい。
一例において、送信端は、第3の圧縮パケットを送信することができる。第3の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される。
別の例において、送信端は、第4の圧縮パケットを送信してもよい。第4の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される。
さらに別の例において、送信端は、第3の圧縮パケット及び第4の圧縮パケットを送信してもよい。第3の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第4の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される。
さらに別の例において、送信端は、第3の圧縮パケット及び第4の圧縮パケットを送信してもよい。第3の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第4の圧縮パケットは、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、予め設定された圧縮パラメータを第1のオリジナルパケットに基づいて更新することにより生成される。本出願の別の実施形態において、送信端は、表1Dに示される関連づけの特徴を有する圧縮方式を使用し、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、代わりに、第1のオリジナルパケットに基づいて決定されてもよい。
本出願において、データ伝送方式を切り替えた後、送信端は、上位層から、圧縮される必要のあるオリジナルパケットをさらに引き続き取得することができる。この場合、送信端が、第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替え、あるいは、送信端が、圧縮方式におけるソース受信端へのパケットの送信から圧縮方式における対象受信端へのパケットの送信に切り替え、あるいは、送信端が、パケットを送信するための予め設定された圧縮パラメータを有効化した状態に入った後、本出願のこの実施形態は、以下のステップをさらに含んでもよい。
送信端は、第3のオリジナルパケットを取得する。
送信端は、第5の圧縮パケットを送信する。第5の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第3のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、あるいは、第5の圧縮パケットは、第4の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第3のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第4の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、予め設定された圧縮パラメータを第2のオリジナルパケットに基づいて更新することにより生成される。
例えば、表2のケース2を一例として用いる。第1の圧縮パケットがCP3であるとき、第3のオリジナルパケットはOP5であり得、第5の圧縮パケットはCP5であり得る。
本出願において、送信端が対象圧縮パケットを送信する前述の実装に対応して、受信端は、送信端により送信された対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを受信することができる。対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成され、対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含む。受信端は、送信端に対して、ステップS202のいずれかの実装に対応する解凍方式及び予め設定された圧縮パラメータを使用して、受信した対象圧縮パケットを解凍することができる。
例えば、送信端が対象圧縮パケットを送信する第4の例では、具体的には、第3の圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第4の圧縮パケットは、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータは、受信端が第3の圧縮パケットと第4の圧縮パケットを受信した後、予め設定された圧縮パラメータを第1のオリジナルパケットに基づいて更新することにより生成され、以下の解凍ステップが含まれてもよい。
受信端は、予め設定された圧縮パラメータに基づいて第3の圧縮パケットを解凍して、第1のオリジナルパケットを取得する。
受信端は、予め設定された圧縮パラメータを第1のオリジナルパケットに基づいて更新して、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータを生成する。
受信端は、第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて第4の圧縮パケットを解凍して、第2のオリジナルパケットを取得する。
前述の3つの例のうちいずれか1つにおける、対象圧縮パケットを送信する方式が用いられ、受信端は、予め設定された圧縮パラメータを習得することができるため、データ伝送方式が切り替えられた後に受信した圧縮パケットを解凍できることが習得できる。したがって、ステップS202の実装において、上位層の再送をトリガする確率を低減することができ、それにより、パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したとき存在する伝送効率を改善することができる。
さらに、受信端が、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出したとき、第2の圧縮パケットが既に受信されている場合、第1の圧縮パケットの後に送信された第2の圧縮パケットは、受信端が第2の圧縮パケットの解凍を待ち続けることを回避するために、破棄されてもよい。一例において、送信端が、上記受信端へのパケットの送信から別の受信端へのパケットの送信に切り替え、あるいは第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替え、あるいは圧縮方式においてパケットを送信する状態から非圧縮方式においてパケットを送信する状態に切り替えた後にのみ、受信端が、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出した場合、受信端は、第2の圧縮パケットを廃棄してもよい。
本出願において、送信端と受信端は、代わりに、以下の実装を使用してもよい。
別の例において、送信端はゲートウェイでもよく、ソース受信端はソース基地局でもよく、対象受信端は対象基地局でもよい。換言すれば、本出願で提供されるデータ送信方法は、通信ネットワークで下りリンクデータが送信されるシナリオにおいてさらに使用されてもよい。
さらに別の例において、送信端は端末でもよく、ソース受信端はソースセルに対応する基地局でもよく、対象受信端は対象セルに対応する基地局でもよい。対応して、送信端が、ソース受信端へのパケットの送信から対象受信端へのパケットの送信に切り替えることは、ソースセルを介してソースセルに対応する基地局にパケットを送信することから、対象セルを介して対象セルに対応する基地局にパケットを送信することに切り替えることを含んでもよい。ソースセルに対応する基地局及び対象セルに対応する基地局は、同じ基地局でも異なる基地局でもよく、ソースセル及び対象セルは、同じセルでも異なるセルでもよいことに留意されたい。換言すれば、データ伝送方法は、局内(intra-station)ハンドオーバシナリオ、局間(inter-station)ハンドオーバシナリオ、セル内ハンドオーバ(intra-cell handover)シナリオ等において使用されてもよい。
さらに、ソースセル及び対象セルは、同じ通信システム内のセルでもよく、あるいはシステム間セルでもよい。例えば、ソースセル及び対象セルは、それぞれ、WCDMAセル及びLTEセルでもよく、あるいはそれぞれ、UMTSセル及びLTEセルでもよい。本出願の別の実施形態において、本出願で提供されるデータ伝送方法は、セル内ハンドオーバ、基地局内セル間ハンドオーバ、5G通信ネットワークにおける基地局間ハンドオーバのシナリオ、LTEネットワークからWi−Fiネットワークへのハンドオーバのシナリオなどでさらに使用されてもよい。
さらに別の例において、送信端はビデオストリーム圧縮端でもよく、ソース受信端はソースビデオストリーム解凍端でもよく、対象受信端は対象ビデオストリーム解凍端である。例えば、ビデオ圧縮端が端末内に位置してもよく、ビデオ解凍端がサーバに位置してもよい。
さらに別の例において、送信端は局(Station、STA)でもよく、ソース受信端はソースアクセスポイント(Access Point、AP)でもよく、対象受信端は対象アクセスポイントAPでもよい。
実施形態2
以下では、送信端と受信端がそれぞれ端末と基地局である一例を用いることにより、本出願で提供されるデータ送信方法について説明する。
説明を容易にするため、本出願のこの実施形態におけるパケットの一例は以下のとおりである。表3は、本出願のこの実施形態におけるパケットの一例である。
図3A及び図3Bは、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート2である。図3A及び図3Bに示すように、端末及び基地局が、データ伝送方式を圧縮方式におけるパケットの送信から非圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えるとき、本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S301:端末と基地局が、パケットを送信するための圧縮方式を有効化するためにネゴシエートする。
S302:端末が、予め設定された圧縮パラメータPC0に基づいてOP1を圧縮してCP1を生成し、OP1に基づいてPC0を更新してPC1を生成する。
S303:端末が、PC1に基づいてOP2を圧縮してCP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S304:端末が、PC2に基づいてOP3を圧縮してCP3を生成し、OP3に基づいてPC2を更新してPC3を生成する。
S305:端末が、PC3に基づいてOP4を圧縮してCP4を生成し、OP4に基づいてPC3を更新してPC4を生成する。
S306:端末が、CP1を基地局に送信する。
S307:端末が、OP1とCP1をバッファリングする。
S308:端末が、CP2を基地局に送信する。
S309:端末が、OP2とCP2をバッファリングする。
S310:端末が、CP3を基地局に送信する。
S311:端末が、OP3とCP3をバッファリングする。
S312:端末が、CP4を基地局に送信する。
S313:端末が、OP4とCP4をバッファリングする。
S314:CP1を受信した後、基地局が、PC0に基づいてCP1を解凍してOP1を生成し、OP1に基づいてPC0を更新してPC1を生成する。
S315:CP2を受信した後、基地局が、PC1に基づいてCP2を解凍してOP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S316:基地局が、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出する。
S317:基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを端末に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ステータスレポートは、圧縮パケットCP3のシーケンス番号を含んでもよい。
S318:端末及び基地局が、データ伝送方式を圧縮方式におけるパケットの送信から非圧縮方式におけるパケットの送信に切り替える。
ステップS318は、ステップS316の前に実行されてもよく、あるいはステップS316の後に実行されてもよいことに留意されたい。
本出願のこの実施形態で提供される一実装において、S318の後にステップS319が含まれてもよい。
S319:端末が、OP3を基地局に送信する。
端末は、バッファリングされたOP3を読み出すことができる。
換言すれば、ステータスレポートを受信した後、端末は、ステータスレポートに示された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを基地局に再送することができる。
本出願のこの実施形態で提供される一実装において、ステップS317の前にステップS320が含まれてもよく、さらにS317の後にステップS321が含まれてもよい。
S320:基地局が、CP4を受信したときCP4をバッファリングする。
S321:基地局が、CP4を破棄する。
本出願のこの実施形態で提供される別の実装において、S319の後にステップS322がさらに含まれてもよい。
S322:端末が、OP4を基地局に送信する。
本出願のこの実施形態で提供されるさらに別の任意的な実装において、ステップS320の後にステップS323及びステップS324がさらに含まれる。この場合、端末は、S324で送信されるステータスレポートを受信した後、ステップS322を実行してもよい。ステップS323及びS324は、本出願のこの実施形態において必須のステップではないことに留意されたい。
S323:基地局が、CP4が解凍されるのに失敗したことを検出する。
S324:基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを端末に送信し、指示情報は、CP4が解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ステップS319、S320、S321、S322、S323、及びS324は、本出願のこの実施形態において必須のステップではないことに留意されたい。
本出願において、ステータスレポートを受信した後、端末は、ステータスレポートに示された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを基地局に再送することができ、あるいはステータスレポートに示された圧縮パケットの後に圧縮された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを基地局に再送することができる。端末により基地局に送信されたステータスレポートに示される圧縮パケットCP3がオリジナルパケットOP3に対応する場合、上位レイヤがOP3を再送するようトリガされることを回避することができる。端末により基地局に送信されたCP3に続く圧縮パケットCP4がオリジナルパケットOP4に対応する場合、上位レイヤがOP4を再送するようトリガされることを回避することができる。換言すれば、端末がオリジナルパケットのOP3及びOP4のうち一方又は双方を送信するとき、上位層で再送をトリガする回数を低減することができ、これにより、圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したとき存在する伝送効率が改善される。
図3A及び図3Bに示す方法に基づき、端末及び基地局が、圧縮方式におけるソース基地局へのパケットの送信から非圧縮方式における対象基地局へのパケットの送信にデータ伝送方法を切り替えるとき、本出願の一実施形態はさらにデータ伝送方法を提供する。
図4A及び図4Bは、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート3である。
図4A及び図4Bに示すように、本出願のこの実施形態による方法は、端末、ソース基地局、及び対象基地局により実行されてもよい。本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S401:端末とソース基地局が、パケットを送信するための圧縮方式を有効化するためにネゴシエートする。
本出願のこの実施形態において、ステップS401〜S416の意図は、図3A及び図3BのステップS301〜S316の意図と同様である。詳細については、図3A及び図3Bに示される実施形態の関連する説明を参照する。
S402:端末が、予め設定された圧縮パラメータPC0に基づいてOP1を圧縮してCP1を生成し、OP1に基づいてPC0を更新してPC1を生成する。
S403:端末が、PC1に基づいてOP2を圧縮してCP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S404:端末が、PC2に基づいてOP3を圧縮してCP3を生成し、OP3に基づいてPC2を更新してPC3を生成する。
S405:端末が、PC3に基づいてOP4を圧縮してCP4を生成し、OP4に基づいてPC3を更新してPC4を生成する。
S406:端末が、CP1をソース基地局に送信する。
S407:端末が、OP1とCP1をバッファリングする。
S408:端末が、CP2をソース基地局に送信する。
S409:端末が、OP2とCP2をバッファリングする。
S410:端末が、CP3をソース基地局に送信する。
S411:端末が、OP3とCP3をバッファリングする。
S412:端末が、CP4をソース基地局に送信する。
S413:端末が、OP4とCP4をバッファリングする。
S414:CP1を受信した後、ソース基地局が、PC0に基づいてCP1を解凍してOP1を生成し、OP1に基づいてPC0を更新してPC1を生成する。
S415:CP2を受信した後、ソース基地局が、PC1に基づいてCP2を解凍してOP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S416:ソース基地局が、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出する。
S417−1:ソース基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを対象基地局に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ステータスレポートは、圧縮パケットCP3のシーケンス番号を含んでもよい。
S417−2:対象基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを端末に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
S418:端末が、データ伝送方式を圧縮方式におけるソース基地局へのパケットの送信から非圧縮方式における対象基地局へのパケットの送信に切り替える。
ステップS418は、ステップS416の前に実行されてもよく、あるいはステップS416の後に実行されてもよいことに留意されたい。
S419:端末が、OP3を対象基地局に送信する。
換言すれば、ステータスレポートを受信した後、端末は、ステータスレポートに示された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを対象基地局に再送することができる。
本出願のこの実施形態で提供される任意の一実装において、ステップS417−1の前にステップS420がさらに含まれ、ステップS417−1の後にステップS421がさらに含まれてもよい。
S420:ソース基地局が、CP4を受信したときCP4をバッファリングする。
S421:ソース基地局が、CP4を破棄する。
ステップS420及びS421の意図は、図3A及び図3BのステップS320及びS321の意図と同様であることに留意されたい。
本出願のこの実施形態で提供される別の任意の実装において、S419の後にステップS422がさらに含まれてもよい。
S422:端末が、OP4を対象基地局に送信する。
本出願の全ての実施形態は、ロスレスハンドオーバシナリオに適用可能であることに留意されたい。例えば、本出願の実施形態の適用シナリオにおいて、移動端末が複数の基地局の間でハンドオーバされるとき、ほとんどの場合、ハンドオーバ処理の間にデータパケットが失われ、スループットの低下を引き起こす。データパケット損失を回避するために、モバイルロスレスハンドオーバ(Lossless Handover)技術が3GPPプロトコルで定義されている。この技術は、上位層アプリケーションのデータパケットの損失を回避するために、端末が伝送されるのに失敗したデータパケットを再送できるようにする。しかしながら、データパケットの再送は伝送効率を低下させる可能性がある。本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したとき存在する伝送効率を効果的に改善することができる。
本出願の実施形態における他の技術的解決策の詳細及び技術的効果については、本出願の他の実施形態における説明を参照する。
実施形態3
図5A−1及び図5A−2は、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート4である。
図5A−1及び図5A−2に示すように、端末及び基地局が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えるとき、本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S501:端末と基地局が、パケットを送信するための圧縮方式を有効化するためにネゴシエートする。
本出願のこの実施形態において、ステップS501〜S516の意図は、図3A及び図3BのステップS301〜S316の意図と同様である。詳細については、図3A及び図3Bに示される実施形態の関連する説明を参照する。
S502:端末が、第1の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−1に基づいてOP1を圧縮してCP1を生成し、OP1に基づいてPC0−1を更新してPC1を生成する。
S503:端末が、PC1に基づいてOP2を圧縮してCP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S504:端末が、PC2に基づいてOP3を圧縮してCP3を生成し、OP3に基づいてPC2を更新してPC3を生成する。
S505:端末が、PC3に基づいてOP4を圧縮してCP4を生成し、OP4に基づいてPC3を更新してPC4を生成する。
S506:端末が、CP1を基地局に送信する。
S507:端末が、OP1とCP1をバッファリングする。
S508:端末が、CP2を基地局に送信する。
S509:端末が、OP2とCP2をバッファリングする。
S510:端末が、CP3を基地局に送信する。
S511:端末が、OP3とCP3をバッファリングする。
S512:端末が、CP4を基地局に送信する。
S513:端末が、OP4とCP4をバッファリングする。
S514:基地局が、CP1を受信し、PC0−1に基づいてCP1を解凍してOP1を生成し、OP1に基づいてPC0−1を更新してPC1を生成する。
S515:基地局が、CP2を受信し、PC1に基づいてCP2を解凍してOP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S516:基地局が、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出する。
S517:基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを端末に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ステータスレポートは、圧縮パケットCP3のシーケンス番号を含んでもよい。
S518:端末と基地局が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替える。
ステップS518は、ステップS516の前に実行されてもよく、あるいはステップS516の後に実行されてもよいことに留意されたい。
S519−1:端末が、第2の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−2に基づいてOP3を圧縮してCP3−2を生成する。
S519−2:端末が、CP3−2を基地局に送信する。
換言すれば、ステータスレポートを受信した後、端末は、データ伝送方式が切り替えられた後に存在する圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータに基づいて、ステータスレポートに示された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを圧縮することができる。
S519−3:基地局が、第2の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−2に基づいてCP3−2を解凍してOP3を生成する。
本出願のこの実施形態で提供される一実装において、ステップS517の前にステップS520が含まれてもよく、S517の後にステップS521がさらに含まれてもよい。
S520:基地局が、CP4を受信したときCP4をバッファリングする。
S521:基地局が、CP4を破棄する。
本出願のこの実施形態で提供される別の実装において、S519−1の後にステップS522−1a及びS522−2がさらに含まれてもよい。
S522−1a:端末が、OP3に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてOP4を圧縮してCP4−2を生成する。
S522−2:端末が、CP4−2を基地局に送信する。
S522−3a:基地局が、OP3に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてCP4−2を解凍してOP4を生成する。
本出願のこの実施形態で提供されるさらに別の実装において、S522−3aの後にステップS523−1a、S523−2、及びS523−2aがさらに含まれてもよい。
S523−1a:端末が、OP4に基づいてPC1−2を更新してPC2−2を生成し、PC2−2に基づいてOP5を圧縮してCP5を生成する。
S523−2:端末が、CP5を基地局に送信する。
S523−3a:基地局が、OP4に基づいてPC1−2を更新してPC2−2を生成し、PC2−2に基づいてCP5を解凍してOP5を生成する。
表4Aは、本出願の一実施形態によるパケットの一例である。表4Aに示すように、ステップS519−1、S519−2、S522−1a、S522−2、S522−1a、S522−3a、S523−1a、及びS523−3aにおけるパケット間の関係は、例えば、以下のとおりであり得る。
本出願の別の実施形態において、第1の圧縮方式は、第2の圧縮方式と同じでもよいことに留意されたい。換言すれば、第1の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−1は、第2の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC−2と同じでもよい。このようにして、端末では、第1の圧縮方式が使用される状態に再び入ること、すなわち、圧縮方式を有効化することにより状態を再始動することに相当する。
前述の方式において、端末は、伝送方式が切り替えられた後に存在する圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータを使用することにより、伝送方式が切り替えられた後に存在する第1の再送すべきパケットOP3を圧縮し、前に圧縮された圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて、後に処理されるオリジナルパケットを順次圧縮する。さらに、伝送方式が切り替えられた後に取得されるオリジナルパケットOP5は、OP5の前に圧縮されたCP4−2に対応する圧縮パラメータに基づいて圧縮される。このようにして、基地局は、データ伝送方式が切り替えられた後に受信した圧縮パケットに対して解凍処理を順次実行し、換言すれば、予め設定された圧縮パラメータに基づいて、データ伝送方式が切り替えられた後に存在する第1の解凍すべき圧縮パケットを解凍し、前に解凍された圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて、後に処理された圧縮パケットを順次解凍することができる。
図5B−1及び図5B−2は、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート5である。端末及び基地局が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えるとき、本出願の一実施形態は、データ送信方法をさらに提供する。
図5A−1及び図5A−2におけるS522−1aは、図5B−1及び図5B−2におけるS522−1bを代替方式として使用してもよい。図5A−1及び図5A−2におけるS522−3aは、図5B−1及び図5B−2におけるS522−3bを代替方式として使用してもよい。
S522−1b:端末が、PC0−2に基づいてOP4を圧縮してCP4−2を生成する。
S522−3b:基地局が、PC0−2に基づいてCP4−2を解凍してOP4を生成する。
さらに、図5A−1及び図5A−2におけるS523−1aは、図5B−1及び図5B−2のS523−1bを代替方式として使用してもよい。図5A−1及び図5A−2におけるS523−3aは、図5B−1及び図5B−2におけるS523−3bを代替方式として使用してもよい。
S523−1b:端末が、OP4に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてOP5を圧縮してCP5を生成する。
S523−3b:基地局が、OP4に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてCP5を解凍してOP5を生成する。
表4Bは、本出願の一実施形態によるパケットの一例である。表4Bに示すように、ステップS519−1、S519−2、S522−1b、S522−2、S522−3b、S523−1b、及びS523−3bにおけるパケット間の関係は、例えば、以下のとおりであり得る。
前述の方式において、端末は、伝送方式が切り替えられ後に存在する圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータを使用することにより、伝送方式が切り替えられた後に再送される必要がある複数のパケットを圧縮し、伝送方式が切り替えられた後、圧縮される必要がある第1のオリジナルパケットOP5を取得し、前に圧縮された圧縮パケットCP4−2に対応する圧縮パラメータに基づいてOP5を圧縮することができる。
図5C−1及び図5C−2は、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート6である。端末及び基地局が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えるとき、本出願の一実施形態は、別のデータ伝送方法をさらに提供する。
図5B−1及び図5B−2におけるS523−1bは、図5C−1及び図5C−2におけるS523−1cを代替方式として使用してもよい。図5B−1及び図5B−2におけるS523−3bは、図5C−1及び図5C−2におけるS523−3cを代替方式として使用してもよい。
S523−1c:端末が、PC0−2に基づいてOP5を圧縮してCP5を生成する。
S523−3c:基地局が、PC0−2に基づいてCP5を解凍してOP5を生成する。
S523−1cの後、端末はさらに、OP5に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてOP6を圧縮してCP6を生成し、CP6を基地局に送信することができる。対応して、OP6を取得した後、基地局は、OP5に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてCP6を解凍してOP6を生成することができる。
表4Cは、本出願の一実施形態によるパケットの一例である。表4Cに示すように、ステップS519−1、S519−2、S522−1b、S522−2、S522−3b、S523−1c、及びS523−3cにおけるパケット間の関係は、例えば、以下のとおりであり得る。
図6A、図6B、及び図6Cは、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート7である。
図6A、図6B、及び図6Cに示すように、端末及び基地局が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるソース基地局へのパケットの送信から第2の圧縮方式における対象基地局へのパケットの送信に切り替えるとき、本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S601:端末とソース基地局が、パケットを送信するための圧縮方式を有効化するためにネゴシエートする。
本出願のこの実施形態において、ステップS601〜S616の意図は、図3A及び図3BのステップS301〜S316の意図と同様である。詳細については、図3A及び図3Bに示される実施形態の関連する説明を参照する。
S602:端末が、第1の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−1に基づいてOP1を圧縮してCP1を生成し、OP1に基づいてPC0−1を更新してPC1を生成する。
S603:端末が、PC1に基づいてOP2を圧縮してCP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S604:端末が、PC2に基づいてOP3を圧縮してCP3を生成し、OP3に基づいてPC2を更新してPC3を生成する。
S605:端末が、PC3に基づいてOP4を圧縮してCP4を生成し、OP4に基づいてPC3を更新してPC4を生成する。
S606:端末が、CP1をソース基地局に送信する。
S607:端末が、OP1とCP1をバッファリングする。
S608:端末が、CP2をソース基地局に送信する。
S609:端末が、OP2とCP2をバッファリングする。
S610:端末が、CP3をソース基地局に送信する。
S611:端末が、OP3とCP3をバッファリングする。
S612:端末が、CP4をソース基地局に送信する。
S613:端末が、OP4とCP4をバッファリングする。
S614:ソース基地局が、CP1を受信し、PC0−1に基づいてCP1を解凍してOP1を生成し、OP1に基づいてPC0−1を更新してPC1を生成する。
S615:ソース基地局が、CP2を受信し、PC1に基づいてCP2を解凍してOP2を生成し、OP2に基づいてPC1を更新してPC2を生成する。
S616:ソース基地局が、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出する。
S617−1:ソース基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを対象基地局に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ステータスレポートは、圧縮パケットCP3のシーケンス番号を含んでもよい。
S617−2:対象基地局が、指示情報を搬送するステータスレポートを端末に送信し、指示情報は、CP3が失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される。
ソース基地局は、ステータスレポートを通じて、成功裏に受信されなかった第1のパケットから全ての後続パケットが受信されず、端末がパケットを再送する必要があることを端末に通知することができる。
S618:端末が、データ伝送方式を第1の圧縮方式におけるソース基地局へのパケットの送信から第2の圧縮方式における対象基地局へのパケットの送信に切り替える。
ステップS618は、ステップS616の前に実行されてもよく、あるいはステップS616の後に実行されてもよいことに留意されたい。
S619−1:端末が、第2の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−2に基づいてOP3を圧縮してCP3−2を生成する。
S619−2:端末が、CP3−2を対象基地局に送信する。
換言すれば、ステータスレポートを受信した後、端末は、データ伝送方式が切り替えられた後に存在する圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータに基づいて、ステータスレポートに示された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを圧縮することができる。
S619−3:対象基地局が、第2の圧縮方式に対応する予め設定された圧縮パラメータPC0−2に基づいてCP3−2を解凍してOP3を生成する。
本出願のこの実施形態で提供される一実装において、ステップS617の前にステップS620が含まれてもよく、S617の後にステップS621がさらに含まれてもよい。
S620:ソース基地局が、CP4を受信したときCP4をバッファリングする。
S621:ソース基地局が、CP4を破棄する。
本出願のこの実施形態で提供される別の実装において、S619−1の後にステップS622−1c及びS622−2がさらに含まれてもよい。
S622−1a:端末が、OP3に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてOP4を圧縮してCP4−2を生成する。
S622−2:端末が、CP4−2を対象基地局に送信する。
S622−3a:対象基地局が、OP3に基づいてPC0−2を更新してPC1−2を生成し、PC1−2に基づいてCP4−2を解凍してOP4を生成する。
本出願のこの実施形態で提供されるさらに別の実装において、S622−3aの後にステップS623−1a、S623−2、及びS623−2aがさらに含まれてもよい。
S623−1a:端末が、OP4に基づいてPC1−2を更新してPC2−2を生成し、PC2−2に基づいてOP5を圧縮してCP5を生成する。
S623−2:端末が、CP5を対象基地局に送信する。
S623−3a:対象基地局が、OP4に基づいてPC1−2を更新してPC2−2を生成し、PC2−2に基づいてCP5を解凍してOP5を生成する。
ステップS601−ステップS623−3aに示す実施形態におけるパケット間の対応については、表4Aを参照する。
本出願の別の実施形態において、端末がソースセルを介したソース基地局へのパケットの送信から対象セルを介した対象基地局へのパケットの送信にデータ伝送方式を切り替え、ソースセルに対応するソース基地局と対象セルに対応する対象基地局が同じ基地局である、例えば、異なるセル間で基地局内ハンドオーバが行われるとき、この同じ基地局は、前述の実施形態におけるソース基地局及び対象基地局に関連する方法を実行することができる。
同様に、端末により切り替えられたデータ伝送方式がセル内ハンドオーバである、換言すれば、ハンドオーバ前のセルとハンドオーバ後のセルが同じセルであるとき、この同じセルに対応する基地局は、前述の実施形態におけるソース基地局及び対象基地局に関連する方法を実行することができる。セル内ハンドオーバは、セルパラメータを修正するために使用されることもある。
本出願の実施形態における他の技術的解決策の詳細及び技術的効果については、本出願の他の実施形態における説明を参照する。
実施形態4
図7は、本出願によるデータ伝送方法の概略的な相互作用フローチャート8である。端末がソース基地局へのパケット送信から対象基地局へのパケット送信に切り替える前述の実施形態のうちいずれか1つに基づき、ソース基地局及び対象基地局は、さらに以下の方式で端末にステータスレポートを送信することができる。
図7に示すように、本出願のこの実施形態は、以下のステップを含むことができる。
S701:ソース基地局が、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出する。
S702:ソース基地局が、第1のステータスレポートを対象基地局に送信し、第1のステータスレポートは、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示す。
S703:対象基地局が、第2のステータスレポートを端末に送信し、第2のステータスレポートは、第1の圧縮パケットと第1の圧縮パケットの後に圧縮された圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示す。
本出願において、対象基地局は、ソース基地局により対象基地局を介して端末に送信される確認応答メッセージに基づいて、現在受信した圧縮パケットのシーケンス番号を決定することができ、端末から受信した圧縮パケット又はオリジナルパケットのシーケンス番号、すなわち、端末により伝送された最新パケットのシーケンス番号に基づいて、第1の圧縮パケットの後に失われ又は解凍されるのに失敗した圧縮パケットのシーケンス番号を決定することができる。例えば、失われた圧縮パケットがCP3であり、端末により基地局に送信され得る圧縮パケットがCP5である場合、対象基地局は、CP4が失われ又は解凍されるのに失敗したと決定してもよい。
S704:切り替えられた伝送方式が非圧縮方式を使用する場合、端末が第2のステータスレポートを受信した後、端末は対象オリジナルパケットを送信し、対象オリジナルパケットは、第1の圧縮パケットに対応するオリジナルパケットと、第1の圧縮パケットの後に圧縮された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを含む。
S705:切り替えられた伝送方式が圧縮方式を使用する場合、端末が第2のステータスレポートを受信した後、端末は対象圧縮パケットを送信し、対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成され、対象オリジナルパケットは、第1の圧縮パケットに対応するオリジナルパケットと、第1の圧縮パケットの後に圧縮された圧縮パケットに対応するオリジナルパケットを含む。
端末は、実施形態4に示される任意の圧縮方式で、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象圧縮パケットを送信することができる。
S706:切り替えられた伝送方式が圧縮方式を使用する場合、対象基地局は、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象圧縮パケットを解凍する。
基地局は、ステップS705で端末により使用される圧縮方式に対応する解凍方式で、予め設定された圧縮パラメータに基づいて対象圧縮パケットを解凍することができる。
実施形態5
図8は、本出願の一実施形態による送信端側における装置800の概略ブロック図である。一実施形態において、図8に示す装置800は、前述の方法の実施形態において送信端側にある装置に対応してもよく、本方法における送信端の任意の機能を有してもよい。任意で、本出願のこの実施形態における装置800は、送信端でもよく、あるいは送信端のチップでもよい。装置800は、処理モジュール810及びトランシーバモジュール820を含むことができる。任意で、装置800は、記憶モジュール830をさらに含んでもよい。
例えば、処理モジュール810は、前述の方法の実施形態においてステップS201を実行するように構成されてもよい。
トランシーバモジュール820は、前述の方法の実施形態においてステップS201で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS202を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS417−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS419及び/又はS422を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS317で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS319及び/又はS322を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS517で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS519−1及びS519−2、又はS522−1a及びS522−2、又はS523−1a及びS523−2を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS517で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS519−1及びS519−2、又はS522−1b及びS522−2、又はS523−1b及びS523−2を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS517で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS519−1及びS519−2、又はS522−1c及びS522−2、又はS523−1c及びS523−2を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS617−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS619−1及びS619−2、又はS622−1a及びS622−2、又はS623−1a及びS623−2を実行するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS703で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS704又はS705を実行するように構成されてもよい。
本出願のこの実施形態による装置800は、前述の実施形態の方法における送信端に対応してもよく、装置800内のモジュールの前述及び他の管理動作及び/又は機能は、前述の方法における対応するステップを実施することが意図されることを理解されたい。簡潔さのため、詳細は本明細書に記載されない。
あるいは、装置800は、例えば、チップと通常呼ばれる汎用処理システムとして構成されてもよい。処理モジュール810は、処理機能を提供する1つ以上のプロセッサを含んでもよい。トランシーバモジュール820は、例えば、入力/出力インターフェース、ピン、又は回路でもよい。入力/出力インターフェースは、チップシステムと外部との間の情報対話の責任を負うように構成されてもよい。例えば、入力/出力インターフェースは、チップ外部の別のモジュールによりチップに入力されたスケジューリング要求メッセージを出力してもよい。処理モジュールは、記憶モジュールに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、前述の方法の実施形態における送信端の機能を実現することができる。一例において、装置800に任意で含まれる記憶モジュール830は、チップ内の記憶ユニット、例えばレジスタ又はバッファでもよい。あるいは、記憶モジュール830は、チップ外部に位置する記憶ユニット、例えば、読取専用メモリ(read-only memory、略称ROM)、静的情報及び命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、略称RAM)でもよい。
別の例において、図9は、本出願の一実施形態による送信端側における別の通信装置900の概略ブロック図である。本出願のこの実施形態の装置900は、前述の方法の実施形態における送信端でもよく、装置900は、前述の方法の実施形態における送信端の一部又は全ての機能を実行するように構成されてもよい。装置900は、プロセッサ910、ベースバンド回路930、無線周波数回路940、及びアンテナ950を含むことができる。任意で、装置900は、メモリ920をさらに含んでもよい。装置900のコンポーネントは、バス960を使用することにより一緒に結合される。バスシステム960は、データバスに追加で、電力バス、制御バス、及びステータス信号バスを含む。しかしながら、明確な説明のため、図中の様々なタイプのバスがバスシステム960として示されている。
プロセッサ910は、送信端を制御するように構成されてもよく、前述の実施形態において送信端により実行される処理を実行するように構成されてもよい。プロセッサ910は、前述の方法の実施形態における送信端に関連する処理プロセスを実行し、かつ/あるいは本出願に記載される技術の別のプロセスを実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ910は、オペレーティングシステムを実行し、バスを管理する責任を負い、メモリに記憶されたプログラム又は命令を実行することができる。
ベースバンド回路930、無線周波数回路940、及びアンテナ950は、前述の実施形態において送信端と受信端又は局との間の情報の受信及び送信をサポートして、送信端と他のノードとの間の無線通信をサポートするように構成されてもよい。一例において、局により送信される測定結果は、アンテナ950を介して受信され、無線周波数回路940によりフィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化などの処理を通じて処理され、ベースバンド回路930により復号及びプロトコルベースのデータカプセル化解除などのベースバンド処理を通じて処理され、プロセッサ910により、局により送信されたサービスデータ及びシグナリング情報を復元するように処理される。別の例において、送信端により送信される局グループセットアップ(station group setup)フィードバックメッセージが、プロセッサ910により処理され、ベースバンド回路99によりプロトコルベースのカプセル化及び符号化などのベースバンド処理を通じて処理され、さらに無線周波数回路940によりアナログ変換、フィルタリング、増幅、及びアップコンバージョンなどの無線周波数処理を通じて処理され、アンテナ950を介して受信端デバイスに送信されてもよい。
メモリ920は、送信端のプログラムコード及びデータを記憶するように構成されてもよく、メモリ920は、図8の記憶モジュール830でもよい。ベースバンド回路930、無線周波数回路940、及びアンテナ950は、送信端と他のネットワークエンティティとの間の通信、例えば、送信端とコアネットワーク側のネットワーク要素との間の通信をサポートするようにさらに構成されてもよいことが理解できる。図9に示すように、メモリ920は、プロセッサ910から分離される。しかしながら、メモリ920又はメモリ920の任意の部分が装置900の外部に位置してもよいことは、当業者にかなり容易に理解される。例えば、メモリ920は、無線ノードと分離される伝送ケーブル及び/又はコンピュータプロダクトを含んでもよい。媒体は、バスインターフェース960を介してプロセッサ910によりアクセスすることができる。あるいは、メモリ920又はその任意の部分は、プロセッサ910に統合されてもよく、例えば、キャッシュ及び/又は汎用レジスタでもよい。
図9は、送信端の簡略化された設計を示すに過ぎないことが理解され得る。例えば、実際の適用において、送信端は、任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、メモリ等を含んでもよく、本発明を実施することができる全ての送信端は、本発明の保護範囲内に含まれる。
図10は、本出願の一実施形態による受信端側における装置1000の概略ブロック図である。一実施形態において、図10に示す装置1000は、前述の方法の実施形態において受信端側にある装置に対応してもよく、上記方法における受信端の任意の機能を有してもよい。任意で、本出願のこの実施形態における装置1000は、受信端でもよく、あるいは受信端のチップでもよい。装置1000は、処理モジュール1010及びトランシーバモジュール1020を含むことができる。任意で、装置1000は、記憶モジュール1030をさらに含んでもよい。
例えば、処理モジュール1010は、前述の方法の実施形態におけるステップS321又はS421又はS521又はS621を実行するように構成され、あるいはステップS316又はS323を実行するように構成され、あるいはステップS701を実行するように構成されてもよい。
トランシーバモジュール1020は、前述の方法の実施形態においてS202で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又は前述の実施形態においてステップS319又はS322で送信されるシグナリング又はデータを受信するように構成されてもよく、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS417−1で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS417−2を実行し、又はステップS419又はS422で送信されるシグナリング又はデータを受信するように構成されてもよく、あるいは、ステップS519−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS519−3を実行するように構成されてもよく、あるいは、ステップS522−2で送信されるシグナリング又はデータを受信するように構成し、又はステップS522−3a又はS522−3bを実行するように構成されてもよく、あるいは、ステップS523−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS523−3a又はS523−3b又はS523−3cを実行するように構成されてもよく、あるいは、ステップS617−1で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS617−2を実行するように構成されてもよく、あるいは、ステップS619−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS619−3で送信されるシグナリング又はデータを実行するように構成され、あるいは、ステップS622−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS622−3aで送信されるシグナリング又はデータを実行するように構成され、あるいは、ステップS623−2で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はステップS623−3aで送信されるシグナリング又はデータを実行するように構成され、あるいは、ステップS702を実行し、あるいは、前述の方法の実施形態においてステップS702で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はS703を実行するように構成されてもよく、あるいは、ステップS704又はS705で送信されるシグナリング又はデータを受信し、又はS706を実行するように構成されてもよい。
本出願のこの実施形態による装置1000は、前述の実施形態の方法における受信端に対応してもよく、装置1000内のモジュールの前述及び他の管理動作及び/又は機能は、前述の方法における対応するステップを実施することが意図されることを理解されたい。簡潔さのため、詳細は本明細書に記載されない。
あるいは、装置1000は、例えば、チップと通常呼ばれる汎用処理システムとして構成されてもよい。処理モジュール1010は、処理機能を提供する1つ以上のプロセッサを含んでもよい。トランシーバモジュール1020は、例えば、入力/出力インターフェース、ピン、又は回路でもよい。入力/出力インターフェースは、チップシステムと外部との間の情報対話の責任を負うように構成されてもよい。例えば、入力/出力インターフェースは、チップ外部の別のモジュールによりチップに入力されたスケジューリング要求メッセージを出力してもよい。処理モジュールは、記憶モジュールに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行して、前述の方法の実施形態における受信端の機能を実現することができる。一例において、装置1000に任意で含まれる記憶モジュール1030は、チップ内の記憶ユニット、例えばレジスタ又はバッファでもよい。あるいは、記憶モジュール1030は、チップ外部に位置する記憶ユニット、例えば、読取専用メモリ(read-only memory、略称ROM)、静的情報及び命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、又はランダムアクセスメモリ(random access memory、略称RAM)でもよい。
別の例において、図11は、本出願の一実施形態による受信端側における別の通信装置1100の概略ブロック図である。本出願のこの実施形態における装置1100は、前述の方法の実施形態における受信端でもよく、装置1100は、前述の方法の実施形態における受信端の一部又は全ての機能を実行するように構成されてもよい。装置1100は、プロセッサ1110、ベースバンド回路1130、無線周波数回路1140、及びアンテナ1150を含むことができる。任意で、装置1100は、メモリ1120をさらに含んでもよい。装置1100のコンポーネントは、バス1160を使用することにより一緒に結合される。バスシステム1160は、データバスに追加で、電力バス、制御バス、及びステータス信号バスを含む。しかしながら、明確な説明のため、図中の様々なタイプのバスがバスシステム1160として示されている。
プロセッサ1110は、受信端を制御するように構成され、前述の実施形態において受信端により実行される処理を実行するように構成されてもよい。プロセッサ1110は、前述の方法の実施形態における受信端に関連する処理プロセスを実行し、かつ/あるいは本出願に記載される技術の別のプロセスを実行するように構成されてもよい。さらに、プロセッサ1110は、オペレーティングシステムを実行し、バスを管理する責任を負い、メモリに記憶されたプログラム又は命令を実行することができる。
ベースバンド回路1130、無線周波数回路1140、及びアンテナ1150は、前述の実施形態における受信端と送信端又は局との間の情報の受信及び送信をサポートして、受信端と他のノードとの間の無線通信をサポートするように構成されてもよい。一例において、局により送信される測定結果は、アンテナ1150を介して受信され、無線周波数回路1140によりフィルタリング、増幅、ダウンコンバージョン、及びデジタル化などの処理を通じて処理され、ベースバンド回路1130により復号及びプロトコルベースのデータカプセル化解除などのベースバンド処理を通じて処理され、プロセッサ1110により、局により送信されたサービスデータ及びシグナリング情報を復元するように処理される。別の例において、受信端により送信される局グループセットアップフィードバックメッセージが、プロセッサ1110により処理され、ベースバンド回路1111によりプロトコルベースのカプセル化及び符号化などのベースバンド処理を通じて処理され、さらに無線周波数回路1140によりアナログ変換、フィルタリング、増幅、及びアップコンバージョンなどの無線周波数処理を通じて処理され、アンテナ1150を介して送信端デバイスに送信されてもよい。
メモリ1120は、受信端のプログラムコード及びデータを記憶するように構成されてもよく、メモリ1120は、図10の記憶モジュール1030でもよい。ベースバンド回路1130、無線周波数回路1140、及びアンテナ1150は、受信端と他のネットワークエンティティとの間の通信、例えば、受信端とコアネットワーク側のネットワーク要素との間の通信をサポートするようにさらに構成されてもよいことが理解できる。図11に示すように、メモリ1120は、プロセッサ1110から分離される。しかしながら、メモリ1120又はメモリ1120の任意の部分が装置1100の外部に位置してもよいことは、当業者にかなり容易に理解される。例えば、メモリ1120は、無線ノードから分離される伝送ケーブル及び/又はコンピュータプロダクトを含んでもよい。媒体は、バスインターフェース1160を介してプロセッサ1110によりアクセスすることができる。あるいは、メモリ1120又はその任意の部分は、プロセッサ1110に統合されてもよく、例えば、キャッシュ及び/又は汎用レジスタでもよい。
図11は、受信端の簡略化された設計を示すに過ぎないことが理解され得る。例えば、実際の適用において、受信端は、任意の数の送信機、受信機、プロセッサ、メモリ等を含んでもよく、本発明を実施することができる全ての受信端は、本発明の保護範囲内に含まれる。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ読取可能記憶媒体は命令を記憶し、命令は処理回路上の1つ以上のプロセッサにより実行することができる。命令がコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、前述の態様による方法を実行可能にされる。
本出願の一実施形態は、チップシステムをさらに提供する。チップシステムは、前述の実施形態における機能、例えば、前述の方法におけるデータ及び/又は情報の生成又は処理を実施するための分散ユニット、集中ユニット、及び送信端又は受信端をサポートするように構成されたプロセッサを含む。
可能な一設計において、チップシステムは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、分散ユニット、集中ユニット、及び送信端又は受信端に必要なプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップシステムは、チップを含んでもよく、あるいはチップ及び別の個別のデバイスを含んでもよい。
本出願の一実施形態は、さらに、メモリに結合されるように構成され、且つ前述の実施形態のうちいずれか1つにおける送信端デバイスに関連する方法及び機能を実行するように構成されたプロセッサを提供する。
本出願の一実施形態は、さらに、メモリに結合されるように構成され、且つ前述の実施形態のうちいずれか1つにおける受信端デバイスに関連する方法及び機能を実行するように構成されたプロセッサを提供する。
本出願の一実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、前述の実施形態のうちいずれか1つにおける送信端デバイスに関連する方法及び機能を実行可能にされる。
本出願の一実施形態は、さらに、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトを提供する。コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行されたとき、コンピュータは、前述の実施形態のうちいずれか1つにおける受信端に関連する方法及び機能を実行可能にされる。
本出願の一実施形態は、さらに、無線通信システムを提供する。このシステムは、前述の実施形態における送信端と少なくとも1つの受信端を含む。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを使用することにより実施されてよい。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形態で完全に又は部分的に実施されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ、実行されたとき、本出願による手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で伝送されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのデータ記憶装置でもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk)などでもよい。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを使用することにより実施されてよい。実施形態を実施するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、コンピュータプログラムプロダクトの形態で完全に又は部分的に実施されてもよい。コンピュータプログラムプロダクトは、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ、実行されたとき、本出願による手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ読取可能記憶媒体に記憶されてもよく、あるいはコンピュータ読取可能記憶媒体から別のコンピュータ読取可能記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線)又は無線(例えば、赤外線、無線、又はマイクロ波)方式で伝送されてもよい。コンピュータ読取可能記憶媒体は、コンピュータによりアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタなどのデータ記憶装置でもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブSolid State Disk)などでもよい。
本発明の一例に従って、本願は以下の実施形態を更に提供する。
実施形態1:
データ伝送方法であって、
送信端により、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得するステップと、
前記送信端により、対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを送信するステップであり、前記対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成される、ステップと、を含み、
前記対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、前記第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、前記第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含む、方法。
実施形態2:
前記送信端が、圧縮方式におけるパケットの送信から非圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えた場合、
前記送信端により、対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを送信するステップは、前記送信端により、前記対象オリジナルパケットを送信するステップを含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態3:
前記送信端が、第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替え、あるいは、前記送信端が、圧縮方式におけるソース受信端へのパケットの送信から圧縮方式における対象受信端へのパケットの送信に切り替え、あるいは、前記送信端が、パケットを送信するための前記予め設定された圧縮パラメータを有効化した状態に入った場合、
前記送信端により、対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを送信するステップは、前記送信端により、前記対象圧縮パケットを送信するステップを含む、実施形態1に記載の方法。
実施形態4:
前記対象オリジナルパケットが前記第1のオリジナルパケットを含む場合、前記対象圧縮パケットは第3の圧縮パケットを含み、前記第3の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、
前記対象オリジナルパケットが前記第2のオリジナルパケットを含む場合、前記対象圧縮パケットは第4の圧縮パケットを含み、前記第4の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される、
実施形態1又は3に記載の方法。
実施形態5:
前記対象オリジナルパケットが、前記第1のオリジナルパケット及び前記第2のオリジナルパケットを含む場合、
前記対象圧縮パケットは、第3の圧縮パケット及び第4の圧縮パケットを含み、
前記第3の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、前記第4の圧縮パケットは、前記第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、前記第3の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記第1のオリジナルパケットに基づいて前記予め設定された圧縮パラメータを更新することにより生成される、
実施形態1又は3に記載の方法。
実施形態6:
前記第1の圧縮パケットは、前記第1の圧縮パケットの前に圧縮された第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される、実施形態1乃至5のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態7:
前記第2の圧縮パケットは、前記第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、
前記第1の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記第1のオリジナルパケットに基づき、前記第1の圧縮パケットの前に圧縮された前記第6の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータを更新することにより生成され、あるいは、前記第1の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記予め設定された圧縮パラメータである、実施形態1乃至6のうちいずれか1項に記載の方法。
実施形態8:
データ伝送方法であって、
受信端により、送信端により送信された対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを受信するステップであり、前記対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成される、ステップ、を含み、
前記対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、前記第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、前記第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含む、方法。
実施形態9:
データ伝送方法であって、
送信端により送信された第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出したとき、受信端により、前記第1の圧縮パケットの後に送信された第2の圧縮パケットを破棄するステップ、を含む方法。
実施形態10:
データ伝送方法であって、
対象受信端により、ソース受信端により送信された第1のステータスレポートを受信するステップであり、前記第1のステータスレポートは、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示す指示情報を含む、ステップと、
前記対象受信端により、第2のステータスレポートを送信端に送信するステップであり、前記第2のステータスレポートは、前記第1の圧縮パケットと前記第1の圧縮パケットの後に送信された第2の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を含む、ステップと、
を含む方法。
実施形態11:
データ伝送装置であって、送信端側に位置し、当該装置は、
第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を取得するように構成された取得モジュールと、
対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを送信するように構成された送信モジュールであり、前記対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成される、送信モジュールと、を備え、
前記対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、前記第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、前記第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含む、装置。
実施形態12:
前記送信端が、圧縮方式におけるパケットの送信から非圧縮方式におけるパケットの送信に切り替えた場合、
前記送信モジュールは、前記対象オリジナルパケットを送信するように構成される、実施形態1に記載の装置。
実施形態13:
前記送信端が、第1の圧縮方式におけるパケットの送信から第2の圧縮方式におけるパケットの送信に切り替え、あるいは、前記送信端が、圧縮方式におけるソース受信端へのパケットの送信から圧縮方式における対象受信端へのパケットの送信に切り替え、あるいは、前記送信端が、パケットを送信するための前記予め設定された圧縮パラメータを有効化した状態に入った場合、
前記送信モジュールは、前記対象圧縮パケットを送信するように構成される、実施形態1に記載の装置。
実施形態14:
前記対象オリジナルパケットが前記第1のオリジナルパケットを含む場合、前記対象圧縮パケットは第3の圧縮パケットを含み、前記第3の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、
前記対象オリジナルパケットが前記第2のオリジナルパケットを含む場合、前記対象圧縮パケットは第4の圧縮パケットを含み、前記第4の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される、
実施形態1又は3に記載の装置。
実施形態15:
前記対象オリジナルパケットが、前記第1のオリジナルパケット及び前記第2のオリジナルパケットを含む場合、
前記対象圧縮パケットは、第3の圧縮パケット及び第4の圧縮パケットを含み、
前記第3の圧縮パケットは、前記予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、前記第4の圧縮パケットは、前記第3の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、前記第3の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記第1のオリジナルパケットに基づいて前記予め設定された圧縮パラメータを更新することにより生成される、
実施形態1又は3に記載の装置。
実施形態16:
前記第1の圧縮パケットは、前記第1の圧縮パケットの前に圧縮された第6の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第1のオリジナルパケットを圧縮することにより生成される、実施形態1乃至5のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態17:
前記第2の圧縮パケットは、前記第1の圧縮パケットに対応する圧縮パラメータに基づいて前記第2のオリジナルパケットを圧縮することにより生成され、
前記第1の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記第1のオリジナルパケットに基づき、前記第1の圧縮パケットの前に圧縮された前記第6の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータを更新することにより生成され、あるいは、前記第1の圧縮パケットに対応する前記圧縮パラメータは、前記予め設定された圧縮パラメータである、実施形態1乃至6のうちいずれか1項に記載の装置。
実施形態18:
データ伝送装置であって、受信端に位置し、当該装置は、
送信端により送信された対象オリジナルパケット又は対象圧縮パケットを受信する受信モジュールであり、前記対象圧縮パケットは、予め設定された圧縮パラメータに基づいて前記対象オリジナルパケットを圧縮することにより生成される、受信モジュール、を備え、
前記対象オリジナルパケットは、以下のパケット、すなわち、前記第1の圧縮パケットに対応する第1のオリジナルパケットと、前記第1の圧縮パケットの後に圧縮された第2の圧縮パケットに対応する第2のオリジナルパケットと、のうち少なくとも1つを含む、装置。
実施形態19:
データ伝送装置であって、受信端に位置し、当該装置は、
送信端により送信された第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを検出したとき、前記第1の圧縮パケットの後に送信された第2の圧縮パケットを破棄するように構成された処理モジュール、を備える装置。
実施形態20:
データ伝送装置であって、受信端に位置し、前記受信端は対象受信端であり、当該装置は、
前記受信端により送信された第1のステータスレポートを受信するように構成された受信モジュールであり、前記第1のステータスレポートは、第1の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示す指示情報を含む、受信モジュールと、
第2のステータスレポートを送信端に送信するように構成された送信モジュールであり、前記第2のステータスレポートは、前記第1の圧縮パケットと前記第1の圧縮パケットの後に送信された第2の圧縮パケットが失われ又は解凍されるのに失敗したことを示すために使用される指示情報を含む、送信モジュールと、
を備える装置。