JP2021196317A - ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム - Google Patents

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晃一 岩月
Koichi Iwatsuki
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Abstract

【課題】利用者が目印施設を容易に認識できる可能性を高める技術の提供。【解決手段】利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する利用者設定種別取得部と、予め決められた目印施設を取得する目印施設取得部と、前記利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる地図表示部と、前記地図の注目範囲においては、前記利用者設定種別の施設を非表示とし、前記目印施設を表示する注目範囲内表示制御部と、を備えるナビゲーションシステムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラムに関する。
従来、ナビゲーション装置において地図上に表示させる施設の種別を利用者がカスタマイズ可能であることが知られている。また、特許文献1には、経路に含まれる分岐点等の付近にある施設アイコン又は施設注記を強調(例えば、拡大、点滅、色を変える又はこれらの組み合わせ等)して表示しても良いことが記載されている(段落0089)。
特開2018−31647号公報
現在位置や経路上の分岐地点等の周囲にある目印施設のアイコンを表示することで、利用者は現在位置や分岐地点等を把握しやすい。しかし利用者が表示対象として設定した種別の施設アイコンも現在位置や分岐地点の周囲に存在する場合、これらが混在することによって目印施設が目立たなくなり利用者が目印施設の存在を認識しにくくなるという問題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者が目印施設を容易に認識できる可能性を高める技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、ナビゲーションシステムは、利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する利用者設定種別取得部と、予め決められた目印施設を取得する目印施設取得部と、利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる地図表示部と、地図の注目範囲においては、利用者設定種別の施設を非表示とし、目印施設を表示する注目範囲内表示制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、ナビゲーションプログラムは、コンピュータを、利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する利用者設定種別取得部、予め決められた目印施設を取得する目印施設取得部、利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる地図表示部、地図の注目範囲においては、利用者設定種別の施設を非表示とし、目印施設を表示する注目範囲内表示制御部、として機能させる。
すなわち、このナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラムでは、地図の注目範囲外では利用者設定種別の施設が表示されるが、注目範囲内では利用者設定種別は非表示となり目印施設が表示される。この場合、注目範囲内において、目印施設と利用者設定種別の施設とが混在している場合と比較すると、目印施設が目立つ。そのため、このナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラムによれば、利用者が目印施設を容易に認識できる可能性を高めることができる。
ナビゲーションシステムの構成を示すブロック図。 図2Aは利用者設定情報の例を示す図、図2Bは目印施設の例を示す図。 図3Aおよび図3Cは施設の位置の例を示す図、図3Bおよび図3Dは表示例を示す図。 図4Aは施設の位置の例を示す図、図4Bは表示例を示す図。 地図描画処理のフローチャート。 図6Aおよび図6Bは、注目範囲の設定例を示す図。 図7A,図7B,図7Dは施設の位置の例を示す図、図7Cは表示例を示す図。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーションシステムの構成:
(2)地図描画処理:
(3)他の実施形態:
(1)ナビゲーションシステムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかるナビゲーションシステムとしてのスマートフォン10の構成を示すブロック図である。スマートフォン10は、制御部20と記録媒体30と測位センサ41とタッチパネルディスプレイ42とを備える。制御部20は、CPUとRAMとROM等を備えたコンピュータであり、ナビゲーションプログラム21を含む各種のプログラムを実行する。
通信部40は、他の装置と通信を行う回路を備えている。制御部20は、通信部40を介して図示しないサーバ等の様々な装置と無線通信することができる。タッチパネルディスプレイ42は、利用者のタッチ操作に対応する操作信号を制御部20に出力するタッチセンサと、制御部20から出力された映像信号に基づいて任意の画像を表示するディスプレイとを含む。
測位センサ41は、スマートフォン10の現在位置と進行方向とを算出するために必要な情報を取得するセンサであり、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信部や加速度センサやジャイロセンサや地磁気センサ等を備える。制御部20は、測位センサ41が出力する信号に基づいてスマートフォン10の現在位置と進行方向とを算出する。なお、制御部20は、通信部40が検出した基地局の位置情報等に基づいて現在位置を補正してもよい。
記録媒体30には、地図情報30aと利用者設定情報30bと目印施設情報30cが記録されている。地図情報30aは、スマートフォン10の位置や案内対象の施設の特定、地図の表示等に利用される情報であり、道路上に設定されたノードの位置等を示すノードデータ,ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ,ノード同士の連結を示すリンクデータ,道路やその周辺に存在する施設を示す施設データ等を含んでいる。リンクデータは、歩道のリンクデータと車道のリンクデータを含んでいる。歩行者用ナビゲーションの場合は歩道のリンクデータが用いられる。施設データは、施設の位置、名称、種別、建造物の形状、施設の種別やブランド等に応じた施設アイコンデータ等のデータを含んでいる。また地図情報30aは、海や湖、河川、山地等の位置や形状を示す地形データを含んでいる。利用者設定情報30bと目印施設情報30cについては後述する。
制御部20は、目的地までのナビゲーション機能を有するナビゲーションプログラム21を実行可能である。ナビゲーションプログラム21は、スマートフォン10の現在位置から利用者が入力した目的地までの経路を探索する経路探索機能と、当該経路を進行するように誘導する経路案内機能を制御部20に実現させる。経路案内の際にはタッチパネルディスプレイ42に現在位置付近の地図が表示される。本実施形態において、経路案内時の地図表示を実現するため、ナビゲーションプログラム21は、利用者設定種別取得部21aと目印施設取得部21bと地図表示部21cと注目範囲内表示制御部21dを含む。
利用者設定種別取得部21aは、利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。ナビゲーションプログラム21は、地図上にアイコンで表示する施設の種別を利用者がカスタマイズできる機能を有している。利用者がタッチパネルディスプレイ42を操作して、表示対象として設定した施設は、利用者設定情報30bとして記録媒体30に記録される。
例えば、利用者設定情報30bでは、図2Aに示すように、施設の種別毎に表示対象とするか否かを示す情報(表示対象/非表示対象)が対応付けられている。本実施形態においては、図2Aに示すように、コンビニエンスストアと駐車場と飲食店が表示対象、ガソリンスタンド、銀行が非表示対象と利用者によって設定されているとして以降の説明を行う。制御部20は、利用者設定種別取得部21aの機能により、このようにして記録された利用者設定情報30bを参照し、利用者が表示対象と設定した施設種別(利用者設定種別)を取得する。なお、なお図2Aに示す利用者設定情報30bは一例であり、施設種別が階層的に定義されている場合、様々な階層の種別を利用者設定種別として定義できてもよい。
目印施設取得部21bは、予め決められた目印施設を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。ナビゲーションプログラム21では、経路案内時に利用者に目印として案内する施設(目印施設)が予め決められている。目印施設は、利用者が実空間において存在を認識しやすい施設や、地図上の表記と実際の施設とを照合しやすい施設等を想定してよい。例えば目印施設として、企業のロゴマークや施設名等が描かれた看板が実際の施設に掲示されている施設を想定してよい。
目印施設情報30cには、目印施設として定義された施設の情報が含まれている。例えば、本実施形態においては図2Bに示すように、銀行5行(AA銀行、BB銀行、CC銀行、DD銀行、EE銀行)と、ガソリンスタンド4社(FF社、GG社、HH社、II社)と、コンビニエンスストア3社(JJ社、KK社、LL社)が目印施設として目印施設情報30cに含まれているとして説明を続ける。なお、目印施設は、ランドマークとなりうる地物(著名な建築物、自然の造形物等)であってもよい。また、目印施設は、交差点の角や交差点から基準距離に存在する施設のうち、規模が基準以上の施設等であっても良い。目印施設取得部21bの機能により、制御部20は、目印施設情報30cを参照して、目印施設を取得する。
地図表示部21cは、利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。制御部20は、測位センサ41の出力信号に基づいて現在位置を取得し、現在位置を含む既定範囲を、タッチパネルディスプレイ42における地図の表示対象範囲とする。表示対象範囲は、地図の縮尺や、地図表示モード(ノースアップ、ヘディングアップ等)等に応じて決定される。本実施形態において、地図は、背景レイヤ、道路レイヤ、経路レイヤ、アイコンレイヤ等の複数のレイヤを含んで構成される。表示優先度は低い方から順に、背景レイヤ、道路レイヤ、経路レイヤ、アイコンレイヤである。複数レイヤの画像が重なる場合、表示優先度が高いレイヤの画像が優先的に表示されるように制御される。制御部20は、表示対象範囲の背景画像、表示対象範囲内に存在する道路の画像、目的地に至る経路の画像等を、RAMの背景レイヤ、道路レイヤ、経路レイヤにそれぞれ描画する。また、制御部20は、現在位置を示す現在位置アイコンをアイコンレイヤに描画する。
さらに、制御部20は、表示対象範囲内に位置する施設を施設データに基づいて取得し、当該施設の中に、利用者が表示対象と設定した種別(利用者設定種別)の施設が存在するか否かを判定する。利用者設定種別の施設が存在する場合、制御部20は、アイコンレイヤにおいて、当該施設の種別や企業ロゴ等を示すアイコンを当該施設の位置に相当する表示対象範囲内の位置に描画する。
本実施形態においては、図2Aに示すようにコンビニエンスストア、駐車場、飲食店が利用者設定種別であるので、表示対象範囲内にコンビニエンスストアや駐車場や飲食店が存在する場合、制御部20は地図表示部21cの機能により、これらの施設を示すアイコンを通常の表示態様でアイコンレイヤに描画する。
注目範囲内表示制御部21dは、地図の注目範囲においては、利用者設定種別の施設を非表示として、目印施設を表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。注目範囲は、地図の表示対象範囲内に位置する範囲であり、利用者が表示対象範囲の中で他の部分よりも注目することが想定される範囲である。本実施形態では歩行者用ナビゲーションを想定しており、歩行者用ナビゲーションにおいて注目範囲は、利用者が携帯しているスマートフォン10の現在位置を含み、現在位置を中心とした既定距離以下の範囲(全周範囲)である。
図3Aと図3Cと図4Aは、表示対象範囲内に存在する道路や施設の位置の例を示す図であり、図3Bと図3Dと図4Bはそれぞれ、図3A、図3C、図4Aに対応する表示例である。すなわち、図3Bは、図3Aのように各施設が存在していた場合に、タッチパネルディスプレイ42における地図の表示例を示している。図3Dと図3Cの関係、および図4Bと図4Aの関係も同様である。
図3A、図3C、図4AにおいてI1はスマートフォン10の現在位置を示すアイコンであり、現在位置を中心とした破線の範囲が本実施形態における注目範囲である。図3Aは、注目範囲内には、飲食店(Ir1)と駐車場(Ip1)とFF社のガソリンスタンド(Ig)とが存在し、注目範囲外には、KK社のコンビニエンスストア(Ic1)、駐車場(Ip2〜Ip5)、飲食店(Ir2)、AA銀行(Ib1)が存在することを示している。
本実施形態においてはコンビニエンスストア、駐車場、飲食店が利用者設定種別である(図2Aを参照)ため、地図表示部21cの機能によってアイコンレイヤに描画されるアイコンは、KK社のコンビニエンスストアを示すアイコンIc1、駐車場アイコンIp1〜Ip5、飲食店アイコンIr1〜Ir2である。本実施形態において、ガソリンスタンドや銀行は利用者設定種別ではないため、アイコンIgやアイコンIb1は地図表示部21cでは描画されない。
注目範囲内表示制御部21dの機能により、制御部20は、注目範囲内に利用者設定種別の施設が存在する場合、当該施設を非表示とする。図3Aの場合、注目範囲内に利用者設定種別の施設である飲食店(Ir1)と駐車場(Ip1)が存在するため、アイコンレイヤにおいてアイコンIr1とアイコンIp1を消去する。
また、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、注目範囲内に存在する目印施設を表示する。本実施形態においては、注目範囲内に存在する目印施設を通常より強調された態様で表示(強調表示)する。具体的には例えば、アイコンの大きさを通常の態様より大きくし、アイコンの輪郭線を太くする等の強調表示が行われる。図3Aの場合、注目範囲内に目印施設であるFF社のガソリンスタンド(Ig)が存在するため、制御部20は注目範囲内表示制御部21dの機能により、アイコンIgを通常より強調した態様でアイコンレイヤに描画する。
各レイヤの描画が終了すると、各レイヤの描画データに基づいて表示優先度に従って表示対象範囲の地図をタッチパネルディスプレイ42に表示させる。その結果、図3Bに示すように、現在位置アイコンI1周辺には目印施設であるFF社のガソリンスタンドを示すアイコンIgが強調表示されるが、飲食店アイコンIr1や駐車場アイコンIp1(図3Aを参照)は非表示となる。そのため、目印施設であるアイコンIgを目立たせることができ、利用者が目印施設を容易に認識できる可能性を高めることができる。利用者はタッチパネルディスプレイ42に表示された地図上のアイコンIgと実空間におけるFF社のガソリンスタンドの位置とに基づいて現在位置や進行方向を把握することが可能である。
なお、KK社のコンビニエンスストア(Ic1)は、注目範囲外にある目印施設であるが、利用者設定種別でもあるため、図3Bに示すように、通常の態様で表示される。AA銀行(Ib1)は注目範囲外であり、利用者設定種別でもないため、図3Bに示すようにタッチパネルディスプレイ42には表示されない。
図3Cは、図3Aの状態よりもさらに利用者が経路上を進行した状態を示している。図3Cの状態において、注目範囲内には、飲食店(Ir1,Ir2)と、KK社のコンビニエンスストア(Ic1)と、駐車場(Ip3)が存在する。また、注目範囲外には、駐車場(Ip1,Ip2,Ip4,Ip5)と、飲食店(Ir3)と、AA銀行(Ib1)が存在する。
制御部20は、地図表示部21cの機能により、利用者設定種別であるKK社のコンビニエンスストアを示すアイコンIc1と、駐車場アイコンIp1〜Ip5、飲食店アイコンIr1〜Ir3をアイコンレイヤに描画する。本実施形態において、銀行は利用者設定種別ではないため、アイコンIb1は地図表示部21cでは描画されない。
注目範囲内表示制御部21dの機能により、制御部20は、注目範囲内の目印施設でない飲食店アイコンIr1,Ir2と駐車場アイコンIp3をアイコンレイヤから消去し、目印施設であるKK社のコンビニエンスストアアイコンIc1を通常より強調した態様で再描画する。
この結果、図3Dに示すように、現在位置アイコンI1の周辺においては目印施設であるKK社のコンビニエンスストアアイコンIc1が強調表示されるが、飲食店アイコンIr1,Ir2や駐車場アイコンIp3は非表示となる。そのため、目印施設であるアイコンIc1を目立たせることができ、利用者が目印施設としてのKK社のコンビニエンスストアを容易に認識できる可能性を高めることができる。なお、目印施設であるKK社のコンビニエンスストア(Ic1)については、注目範囲外に位置する間は通常の態様で表示され(図3Bを参照)、注目範囲内に入ると強調表示され、再び注目範囲外となると通常の態様で表示されることとなる。AA銀行(Ib1)は注目範囲外であり、利用者設定種別でもないため、図3Dに示すようにタッチパネルディスプレイ42には表示されない。
図4Aは、図3Cの状態よりもさらに利用者が経路上を進行した状態を示している。図4Aの状態において、注目範囲内には、KK社のコンビニエンスストア(Ic1)と、駐車場(Ip3,Ip4,Ip5)と、AA銀行(Ib1)が存在する。また、注目範囲外には、飲食店(Ir1,Ir2,Ir3,Ir4)と、駐車場(Ip2,Ip6)と、JJ社のコンビニエンスストア(Ic2)が存在する。
制御部20は、地図表示部21cの機能により、利用者設定種別であるKK社のコンビニエンスストアを示すアイコンIc1と、JJ社のコンビニエンスストアを示すアイコンIc2と、駐車場アイコンIp2〜Ip6、飲食店アイコンIr1〜Ir4をアイコンレイヤに描画する。本実施形態において、銀行は利用者設定種別ではないため、アイコンIb1は地図表示部21cでは描画されない。
注目範囲内表示制御部21dの機能により、制御部20は、注目範囲内の目印施設でない駐車場アイコンIp3,Ip4,Ip5をアイコンレイヤから消去し、目印施設であるKK社のコンビニエンスストアアイコンIc1を通常より強調した態様で再描画し、AA銀行アイコンIb1を通常より強調した態様で新たに描画する。
この結果、図3Dに示すように、現在位置アイコンI1の周辺においては目印施設であるKK社のコンビニエンスストアアイコンIc1とAA銀行アイコンIb1が強調表示されるが、駐車場アイコンIp3,Ip4,Ip5は非表示となる。そのため、目印施設であるアイコンIc1とアイコンIb1を目立たせることができ、利用者が目印施設としてのKK社のコンビニエンスストアとAA銀行を容易に認識できる可能性を高めることができる。なお、目印施設であるAA銀行(Ib1)については、注目範囲外に位置する間は表示されず(図3Bや図3Dを参照)、注目範囲内に入ると強調表示され、再び注目範囲外になると非表示となる。
(2)地図描画処理:
次に、制御部20が実行する地図描画処理を、図5を参照しながら説明する。本実施形態において地図描画処理は、目的地までの経路探索後であって経路案内の開始指示を受け付けた場合に、一定時間毎に繰り返し実行される処理である。地図描画処理が開始されると、制御部20は、利用者設定種別の施設を含む地図を描画する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、測位センサ41の出力信号に基づいてスマートフォン10の現在位置を取得し、現在位置を含む既定範囲を地図の表示対象範囲とする。制御部20は、地形データに基づいて、表示対象範囲の地形に応じた背景画像を背景レイヤに描画する。制御部20は、表示対象範囲に含まれる交差点や道路を示すノードデータ、リンクデータ、形状補間点データに基づいて道路の画像を道路レイヤに描画する。制御部20は、目的地までの経路を示す画像を経路レイヤに描画する。制御部20は、現在位置アイコンをアイコンレイヤに描画する。
制御部20は、表示対象範囲に含まれる施設の施設データを、地図情報30aを参照して取得する。制御部20は、利用者設定種別取得部21aの機能により、表示対象範囲内に位置する各施設について、種別が利用者設定種別であるか否かを判定する。制御部20は、地図表示部21cの機能により、表示対象範囲内にある利用者設定種別の施設を示すアイコンをアイコンレイヤにおける当該施設の位置に、通常の表示態様で描画する。
続いて、制御部20は、表示対象範囲内に位置する施設(利用者設定種別の施設、目印施設)の1施設毎にステップS105〜S125までの処理を実行する。ステップS105では、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、注目範囲内の施設か否かを判定する。具体的には、制御部20は、現在位置を中心とした既定距離以下の範囲(全周範囲)を注目範囲として特定する。そして制御部20は、表示対象範囲内に位置する施設(利用者設定種別の施設、目印施設)であってステップS105からの処理を未実行の1施設を処理対象として選択し、当該施設が注目範囲内の施設か否かを判定する。
ステップS105において注目範囲内の施設であると判定された場合、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、処理対象の施設が目印施設であるか否かを判定する(ステップS110)。すなわち制御部20は、目印施設情報30cを参照し、処理対象の施設が目印施設に該当するか否かを判定する。
ステップS110において、目印施設であると判定されなかった場合、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、処理対象の施設を非表示にする(ステップS115)。すなわち、ステップS100において描画した処理対象の施設をアイコンレイヤから消去する。
ステップS110において、目印施設であると判定されなかった場合、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、処理対象の施設を強調態様で描画する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、ステップS100において描画した処理対象の施設を一旦消去し、処理対象の施設を通常より強調した態様でアイコンレイヤに描画する(置き換える)。
ステップS105において注目範囲内の施設であると判定されなかった場合、制御部20は、注目範囲内表示制御部21dの機能により、全ての施設が処理済みであるか否かを判定し、処理済みでない場合はステップS105に戻る。処理済みである場合、制御部20は地図描画処理を終了する。地図描画処理が終了すると、制御部20は各レイヤの描画データに基づいてタッチパネルディスプレイ42に地図を表示する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステムは、車両等に搭載された装置であっても良いし、可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現される装置であっても良い。さらに、ナビゲーションシステムを構成する利用者設定種別取得部21a、目印施設取得部21b、地図表示部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、ナビゲーションシステムがサーバに対して通信を介して要求を行うことによって地図の描画結果等を取得しナビゲーションシステムは描画結果に基づいて表示を行う構成であってもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
地図表示部は、利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させることができればよい。地図は、ナビゲーションシステムの現在位置を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。現在位置を含んでいない場合は、例えば案内経路上の案内交差点を含んでいてもよい。すなわち地図は、注目範囲となりうる範囲を含んでいればよい。なお、地図は目的地までの経路案内中に表示されるものに限らず、目的地までの経路案内中でない場合に表示されてもよい。利用者設定種別の施設は、施設種別に応じたアイコンや、企業ロゴ等のアイコンで表示されてもよいし、施設名称の文字列によって表示されてもよい。
注目範囲内表示制御部は、地図の注目範囲においては、利用者設定種別の施設を非表示とし、目印施設を表示することができればよい。地図の注目範囲は、利用者が注目することが想定される範囲であればよく種々の態様を含みうる。例えば、地図の注目範囲は、目印施設を中心に含む範囲であってもよいし、目印施設とナビゲーションシステムの現在位置との間の地点を中心とする範囲であってもよい。また、地図の注目範囲は、利用者が地図上において指定した地点を中心とする範囲であってもよい。
また、注目範囲において、目印施設は通常の態様で表示されてもよいし、強調表示されてもよい。なお強調表示は、アイコンや施設名称文字の点滅表示であってもよいし、利用者の注意をひきやすい色の図形を企業ロゴ等の近傍に表示することなどであってもよい。目印施設は、施設種別に応じたアイコンや、企業ロゴ等のアイコンで表示されてもよいし、施設名称の文字列によって表示されてもよい。
上記実施形態では、歩行者用ナビゲーションの例を説明したが、車両用ナビゲーションにももちろん適用可能である。車両用ナビゲーションの場合、地図情報30aにおける車道のリンクデータが参照される。歩行者用ナビゲーションの場合と、車両用ナビゲーションの場合とで、異なる注目範囲が適用される構成を採用してもよい。マルチモーダル経路案内の場合に、徒歩区間と車両運転区間とで注目範囲の態様が切り替えられても良い。例えば、歩行者より車両の方が平均的な移動速度が速いため、注目範囲の大きさを歩行者用ナビゲーションの場合よりも大きく、あるいは進行方向前方側に長い形状としてもよい。
また、歩行者用ナビゲーションの場合、注目範囲は、現在位置の全周範囲であり、車両用ナビゲーションの場合、注目範囲は、現在位置の前方の範囲である構成を採用してもよい。歩行者用ナビゲーションの場合、利用者は歩行しながら進行方向の前方だけでなく後方側にも視線を向ける可能性があると見なし現在位置の全周範囲を注目範囲としてもよい。車両用ナビゲーションの場合は、進行方向後方側に視線を向ける可能性が低いと見なし、注目範囲は例えば図6Aのように現在位置の前方の範囲としてもよい。
また、歩行者用ナビゲーションの場合、注目範囲は、現在位置を含む範囲であり、車両用ナビゲーションの場合、注目範囲は、案内交差点を含む範囲である構成を採用してもよい。案内交差点は、案内経路上の右左折交差点等を想定してよい(例…図6B)。この構成によれば、利用者は、徒歩中は目印施設によって現在位置や進行方向を把握しやすくなり、車両運転中は次の案内交差点を目印施設によって把握しやすくなる。
注目範囲内に1個も目印施設が存在しない場合、注目範囲が拡張される構成を採用してもよい。注目範囲内に1個も目印施設が存在しない場合、注目範囲内では目印施設以外の施設も表示されない。そのため、注目範囲内に最少でも1個目印施設が含まれるように注目範囲を拡張することで、目印施設を利用者が容易に把握できる可能性を高めることができる。なお、注目施設内に1個も目印施設が存在しない場合に注目範囲を上限まで拡張し、拡張してもなお拡張後の注目範囲内に目印施設が存在しない場合は、注目範囲内において利用者設定種別の施設を表示してもよい。そうすることによって利用者は利用者設定種別の施設をたよりに現在位置や案内交差点等を認識することができる。
注目範囲内に目印施設が2個以上存在しない場合、注目範囲が拡張される構成を採用してもよい。注目範囲内に目印施設が存在したとしても1個しか存在しない場合は複数個存在する場合より、現在位置や進行方向が把握しにくい。そのため、複数個の目印施設が含まれるまで注目範囲を拡張することによって、複数個の目印施設の位置関係によって現在位置や進行方向等を利用者が認識しやすいようにすることができる。
また、注目範囲は現在位置を含む場合、現在位置が存在する道路に沿う線で注目範囲を2分割したうちの各範囲について目印施設が存在するか否かを判定し、目印施設が存在しない範囲を拡張する構成を採用してもよい。例えば図7Aに示すように、破線の円で示す注目範囲を進行道路の左右両側の半円に2分割したうち進行方向左側の範囲には、目印施設であるガソリンスタンド(Ig)が含まれるが、右側の範囲には目印施設が含まれない。そのため右側の範囲である半円を既定量拡張する。図7Bに示すように拡張後の範囲内に目印施設であるコンビニエンスストア(Ic1)が含まれる。従って、この場合、左側の範囲は初期状態のままで右側の範囲だけが拡張される。そして、図7Cに示すように、左側の初期状態の大きさの範囲においては、範囲内に位置する目印施設(Ig)が強調表示され、その他、利用者設定種別の施設は非表示となる。また、右側の拡張後の範囲においては、範囲内に目印施設(Ic1)が強調表示され、その他、利用者設定種別の施設が非表示となる。このようにすることで、現在位置がマッチングしている道路を基準として左右両側に1個ずつ目印施設を表示できる可能性を高めることができる。
このように左右両側に少なくとも1個ずつ目印施設を表示できるようにする構成は、次のような場合にも有用である。例えば図7Dに示すように、幅の広い車道の両側に歩道が設けられており、利用者がその片方である右側の歩道を徒歩で移動している場合、歩道の右側は歩道の次に施設が存在する領域となるが、歩道の左側は幅の広い道路を挟んで施設が存在する領域となる。このような場合に、既定範囲を2分割した範囲を車道側において拡張することによって、左右両側に少なくとも1個ずつ目印施設が表示できる可能性を高めることができる。
さらに、本発明のように、利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させ、地図の注目範囲においては、利用者設定種別の施設を非表示とし、目印施設を表示するする手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…スマートフォン、20…制御部、21…ナビゲーションプログラム、21a…利用者設定種別取得部、21b…目印施設取得部、21c…地図表示部、21d…注目範囲内表示制御部、30…記録媒体、30a…地図情報、30b…利用者設定情報、30c…目印施設情報、40…通信部、41…測位センサ、42…タッチパネルディスプレイ

Claims (9)

  1. 利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する利用者設定種別取得部と、
    予め決められた目印施設を取得する目印施設取得部と、
    前記利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる地図表示部と、
    前記地図の注目範囲においては、前記利用者設定種別の施設を非表示とし、前記目印施設を表示する注目範囲内表示制御部と、
    を備えるナビゲーションシステム。
  2. 前記注目範囲において、前記目印施設は強調表示される、
    請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 歩行者用ナビゲーションの場合と、車両用ナビゲーションの場合とで、異なる前記注目範囲が適用される、
    請求項1または請求項2に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記歩行者用ナビゲーションの場合、前記注目範囲は、現在位置の全周範囲であり、
    前記車両用ナビゲーションの場合、前記注目範囲は、現在位置の前方の範囲である、
    請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記歩行者用ナビゲーションの場合、前記注目範囲は、現在位置を含む範囲であり、
    前記車両用ナビゲーションの場合、前記注目範囲は、案内交差点を含む範囲である、
    請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記注目範囲内に前記目印施設が存在しない場合、前記注目範囲が拡張される、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 前記注目範囲内に前記目印施設が2個以上存在しない場合、前記注目範囲が拡張される、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のナビゲーションシステム。
  8. 前記注目範囲は現在位置を含み、
    現在位置が存在する道路に沿う線で前記注目範囲を2分割したうちの各範囲について前記目印施設が存在するか否かが判定され、前記目印施設が存在しない前記範囲が拡張される、
    請求項3または請求項4に記載のナビゲーションシステム。
  9. コンピュータを、
    利用者が表示対象として設定した施設の種別である利用者設定種別を取得する利用者設定種別取得部、
    予め決められた目印施設を取得する目印施設取得部、
    前記利用者設定種別の施設を含む地図を表示部に表示させる地図表示部、
    前記地図の注目範囲においては、前記利用者設定種別の施設を非表示とし、前記目印施設を表示する注目範囲内表示制御部、
    として機能させるナビゲーションプログラム。
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