JP2021191011A - 電池監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】セル均等化回路又はブロック均等化回路の故障を検知して、正常な均等化動作を継続する。【解決手段】故障検出回路7は、セル均等化回路5又はブロック均等化回路6が有する均等化スイッチ13のON/OFF状態に応じて、当該スイッチ13に印加される電圧値を所定の閾値と比較して故障判定を行う。制御回路8は、均等化回路5又は6の一方について均等化スイッチ13の故障が判定されると、その故障の状態に応じて均等化を行う際に流れる均等化電流の経路を切り替えて均等化を継続する。【選択図】図2
Description
本発明は、組電池を構成する複数の電池ブロック,及びその電池ブロックを構成する複数の電池セルについて均等化制御を行う装置に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車には、動力源であるモータに電力を供給するための電池ユニットが搭載されている。この電池ユニットは、複数の電池ブロックを直列に接続して構成されており、各電池ブロックは、複数の電池セルを直列に接続して構成される。ここで、各電池セルには内部抵抗や容量にバラつきがあり、これに起因して各電池セルの電圧にバラつきが生じる
そこで、各電池セル間の電圧のバラつきを解消するため、電池ユニットに付随する監視装置には、電圧の均等化を行うセル均等化回路が搭載されている。また、各電池セルのバラつきは、各電池ブロック間の電圧のバラつきも引き起こす。しかし、各電池ブロック間の電圧のバラつきまでもセル均等化回路だけで解消しようとすると、効率が悪く時間がかかる。そこで、各電池ブロック間の電圧を均等化するためのブロック均等化回路を別途設けて、ブロック間の電圧を効率よく均等化することも行われている。
例えば従来の均等化制御では、ブロック電圧のバラつきの程度に応じて電圧が低下しているブロックを特定すると、そのブロックの均等化を停止して放電電流を低減することで過放電状態に至ることを回避している。
しかしながら、従来の構成では、均等化回路が備えているセルを放電させるための均等化スイッチに、例えばON状態で固着する故障が発生し、そのまま通常の均等化動作を行い続けると電池ブロックが過放電になるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、セル均等化回路又はブロック均等化回路の故障を検知して、正常な均等化動作を継続できる電池監視装置を提供することにある。
請求項1記載の電池監視装置によれば、セル均等化回路は、各電池ブロック内の電池セル間の電圧を均等化する均等化スイッチを有し、ブロック均等化回路は、各電池ブロック間の電圧を均等化する均等化スイッチを有する。故障検出回路は、均等化スイッチのON/OFF状態に応じて印加される電圧値又は流れる電流値を所定の値と比較して、均等化スイッチの故障判定を行う。
制御回路は、均等化スイッチのON/OFFを制御して各電池セル間及び各電池ブロック間の均等化制御を行うと共に、均等化回路の一方について均等化スイッチの故障が判定されると、その故障の状態に応じて均等化を行う際に流れる均等化電流の経路を切り替えて、均等化を継続する。
具体的には、制御回路は、請求項2記載の電池監視装置のように、ブロック均等化回路の均等化スイッチが故障と判定されるとセル均等化回路により均等化を行うように切り替え、また請求項3記載の電池監視装置のように、セル均等化回路の均等化スイッチが故障と判定されると、故障が発生したセル均等化回路に替えて、当該セル均等化回路が属する電池ブロックのブロック均等化回路により均等化を行うように切り替える。
このように構成すれば、ブロック又はセル均等化回路の一方が有する均等化スイッチが故障しても、他方の均等化回路によりブロック又はセルの均等化を代替させて継続することができる。したがって、冗長性を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、電池ユニット1は、複数の電池ブロックB1〜Bmを直列に接続して構成され、各電池ブロックBは、複数の単位電池セルC1〜Cnを直列に接続して構成されている。本実施形態の電池監視装置2は、各電池ブロックB1〜Bnにそれぞれ接続される電池監視ユニット3(1)〜3(n)と、これらの電池監視ユニット3を統括的に制御するマイクロコンピュータ4とを備えている。
以下、第1実施形態について説明する。図1に示すように、電池ユニット1は、複数の電池ブロックB1〜Bmを直列に接続して構成され、各電池ブロックBは、複数の単位電池セルC1〜Cnを直列に接続して構成されている。本実施形態の電池監視装置2は、各電池ブロックB1〜Bnにそれぞれ接続される電池監視ユニット3(1)〜3(n)と、これらの電池監視ユニット3を統括的に制御するマイクロコンピュータ4とを備えている。
電池監視ユニット3は、各電池セルC1〜Cn間の電圧を均等化するセル均等化回路5,電池ブロックB1〜Bn間の電圧を均等化するブロック均等化回路6,セル均等化回路5及びブロック均等化回路6の故障を判定する故障検出回路7,マイコン4との間で情報を送受信し、均等化回路5及び6のON/OFFを制御する制御回路8を備えている。
尚、セル均等化回路5及びブロック均等化回路6の構成は同一なので、同一の回路素子には同一の符号を付しており、以下ではブロック均等化回路6について説明する。図2に示すように、ブロック均等化回路6は、電池ブロックBの正側端子と負側端子との間に接続される、ヒューズ11,電流制限抵抗12及び均等化スイッチ13の直列回路を備えている。ヒューズ11には、短絡スイッチ14が並列に接続されている。均等化スイッチ13及び短絡スイッチ14のON/OFFは、マイコン4により制御回路8を介して制御される。
電池ブロックB間の電圧を均等化する際には、マイコン4が制御回路8へ均等化を指示する命令を出力し、その命令を受信した制御回路8が均等化スイッチ13をONにする。均等化スイッチ13は、例えばNチャネルMOSFETであり、そのドレイン及びソースをそれぞれ端子Vout−Vgとし、これらは故障検出回路7の入力端子に接続されている。故障検出回路7は、各端子Vout,Vg間の電圧をA/D変換して読み込むと、所定の閾値と比較して均等化スイッチ13の故障判定を行う。故障判定の結果は、制御回路8よりマイコン4に出力される。所定の閾値は、例えば電池ブロックBの端子電圧の1/2程度に設定する。
具体的には、均等化スイッチ13が正常であれば、制御回路8がONにすれば当該スイッチ13は短絡するので、端子Vout−Vg間の電圧は閾値よりも低くなり、故障検出回路7によりLoと識別される。一方、均等化スイッチ13がOFF固着状態で故障しており、制御回路8がONにしてもOFFのままであれば、端子Vout−Vg間には電池ブロックBの端子電圧が印加されて閾値よりも高くなり、故障検出回路7によりHiと識別されるので、OFF固着で故障していると特定できる。
また、制御回路8が均等化スイッチ13をOFFにしていれば、上述のように端子Vout−Vg間には電池ブロックBの端子電圧が印加されているので、故障検出回路7ではHiと識別される。一方、均等化スイッチ13がON固着状態で故障しており、制御回路8がOFFにしていてもONのままであれば故障検出回路7ではLoと識別され、ON固着で故障していると特定できる。
短絡スイッチ14は、通常動作時にはOFFにされ、均等化スイッチ13がONした際に流れる放電電流を、電流制限抵抗12に流して制限する。短絡スイッチ14がONされると、均等化スイッチ13がONした際に放電電流が流れてヒューズ11が溶断し、電流経路が遮断される。
次に均等化スイッチ13が故障した際の均等化回路5,6間の切り替えについて説明する。図3は、下記の切り替え処理を示すフローチャートである。
<ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13がOFF固着した場合>
この場合、電池ブロックBからブロック均等化回路6に電流が流れる経路が遮断される。マイコン4は、制御回路8から上記のOFF固着故障の判定結果を受け取ると(S1,S2;OFF固着)、セル均等化回路5のみで均等化を行うための命令を出力する。例えば、ブロックB1に接続されるブロック均等化回路6がOFF固着した場合、先ずブロックB1のブロック電圧,つまり単位電池セルC1の正極とCnの負極間の電圧を検出し(S3)、ブロックB2〜Bnのブロック電圧と比較する。その結果、ブロックB1を放電する必要があれば(S4;YES)、マイコン4がブロックB1の放電量を計算し、制御回路8がセル均等化回路5(1)〜5(n)の均等化スイッチ13のON/OFFを制御して、マイコン4により計算された放電量に相当する均等化電流を放電する(S5)。この時、単位電池セルC1〜Cnそれぞれの放電量が均一となるように、各単位電池セルC1〜Cnの端子電圧を検出しながら均等化を行う。
<ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13がOFF固着した場合>
この場合、電池ブロックBからブロック均等化回路6に電流が流れる経路が遮断される。マイコン4は、制御回路8から上記のOFF固着故障の判定結果を受け取ると(S1,S2;OFF固着)、セル均等化回路5のみで均等化を行うための命令を出力する。例えば、ブロックB1に接続されるブロック均等化回路6がOFF固着した場合、先ずブロックB1のブロック電圧,つまり単位電池セルC1の正極とCnの負極間の電圧を検出し(S3)、ブロックB2〜Bnのブロック電圧と比較する。その結果、ブロックB1を放電する必要があれば(S4;YES)、マイコン4がブロックB1の放電量を計算し、制御回路8がセル均等化回路5(1)〜5(n)の均等化スイッチ13のON/OFFを制御して、マイコン4により計算された放電量に相当する均等化電流を放電する(S5)。この時、単位電池セルC1〜Cnそれぞれの放電量が均一となるように、各単位電池セルC1〜Cnの端子電圧を検出しながら均等化を行う。
<ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13がON固着した場合>
この場合(S2;ON固着)、マイコン4が短絡スイッチ14をONするように命令を出力し、制御回路8は、その命令を受け取ると、ブロック均等化回路6内の短絡スイッチ14をONにする(S6)。すると、電流制限抵抗12が短絡されてヒューズ11に大電流が流れて溶断し、ブロック均等化回路6に電流が流れなくなる(S7)。すなわち、上述したブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13がOFF固着した状態と同様になるため、同様の処置を行うことでセル均等化回路5により均等化を実施するように切り替える(S3)。
この場合(S2;ON固着)、マイコン4が短絡スイッチ14をONするように命令を出力し、制御回路8は、その命令を受け取ると、ブロック均等化回路6内の短絡スイッチ14をONにする(S6)。すると、電流制限抵抗12が短絡されてヒューズ11に大電流が流れて溶断し、ブロック均等化回路6に電流が流れなくなる(S7)。すなわち、上述したブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13がOFF固着した状態と同様になるため、同様の処置を行うことでセル均等化回路5により均等化を実施するように切り替える(S3)。
次にセル均等化回路5内の均等化スイッチ13が故障した際の動作を説明する。図4は、下記の切り替え処理を示すフローチャートである。
<セル均等化回路5内の均等化スイッチ13がOFF固着した場合>
例えば、図2に示す単位電池セルC1に接続されたセル均等化回路5(1)内の均等化スイッチ13がOFF固着で故障すると(S11,S12;OFF固着)、マイコン4がセル均等化回路5(1)以外のセル均等化回路5(2)〜5(n)内の均等化スイッチ13をONにする命令を出力する(S13)。これにより、単位電池セルC2〜Cnが短絡されるので、単位電池セルC2の正極側から単位電池セルCnの負極側までの経路は配線とみなせる(S14)。したがって、単位電池セルC1の放電は、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13のON/OFF状態を切り替えることで制御される。すなわち、セル均等化回路5内の均等化スイッチ13がOFF固着した際には、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13のON/OFF制御を行うことで均等化の実施が可能になる(S15)。
<セル均等化回路5内の均等化スイッチ13がOFF固着した場合>
例えば、図2に示す単位電池セルC1に接続されたセル均等化回路5(1)内の均等化スイッチ13がOFF固着で故障すると(S11,S12;OFF固着)、マイコン4がセル均等化回路5(1)以外のセル均等化回路5(2)〜5(n)内の均等化スイッチ13をONにする命令を出力する(S13)。これにより、単位電池セルC2〜Cnが短絡されるので、単位電池セルC2の正極側から単位電池セルCnの負極側までの経路は配線とみなせる(S14)。したがって、単位電池セルC1の放電は、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13のON/OFF状態を切り替えることで制御される。すなわち、セル均等化回路5内の均等化スイッチ13がOFF固着した際には、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13のON/OFF制御を行うことで均等化の実施が可能になる(S15)。
<セル均等化回路5内の均等化スイッチ13がON固着した場合>
この場合(S12;ON固着)、対応するセル均等化回路5内の短絡スイッチ14をONにすることで(S16)電流制限抵抗12が短絡され、ヒューズ11が溶断して回路を遮断すれば、均等化スイッチ13がOFF固着した状態と同様になる(S17)。そこで、OFF固着故障と同様の処置を行うことで、セル均等化回路5の代わりにブロック均等化回路6による均等化の実施にと切り替える(S13)。
この場合(S12;ON固着)、対応するセル均等化回路5内の短絡スイッチ14をONにすることで(S16)電流制限抵抗12が短絡され、ヒューズ11が溶断して回路を遮断すれば、均等化スイッチ13がOFF固着した状態と同様になる(S17)。そこで、OFF固着故障と同様の処置を行うことで、セル均等化回路5の代わりにブロック均等化回路6による均等化の実施にと切り替える(S13)。
以上のように本実施形態によれば、故障検出回路7は、セル均等化回路5又はブロック均等化回路6が有する均等化スイッチ13のON/OFF状態に応じて、当該スイッチ13に印加される電圧値を所定の閾値と比較して故障判定を行う。
制御回路8は、均等化回路5又は6の一方について均等化スイッチ13の故障が判定されると、その故障の状態に応じて均等化を行う際に流れる均等化電流の経路を切り替えて均等化を継続して行う。具体的には、ブロック均等化回路6側の故障が判定されるとセル均等化回路5により均等化を行うように切り替え、セル均等化回路5側に故障が判定されると、そのセル均等化回路5が属する電池ブロックBのブロック均等化回路6により均等化を行うように切り替える。このように構成すれば、均等化回路5又は6の一方が有する均等化スイッチ13が故障しても、他方の均等化回路によりセルC又はブロックBの均等化を代替させて継続できるので、従来よりも冗長性が向上する。
また、均等化回路5及び6に、並列に接続される電流制限抵抗12および短絡スイッチ14と、これらに直列に接続されるヒューズ11とを備え、制御回路8は、均等化スイッチ13の故障がON状態での固着であれば、短絡スイッチ14をONしてヒューズ11を溶断させる。これにより、セルC又はブロックBより対応する均等化回路5又は6を遮断して、セルC又はブロックBが過放電状態になることを確実に回避できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図5に示すように、第2実施形態の電池監視装置21では、2つの均等化スイッチ13を直列に接続しており、各均等化スイッチ13の両端の電圧を検出する。これにより、各均等化スイッチ13の故障個所を個別に特定する。
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図5に示すように、第2実施形態の電池監視装置21では、2つの均等化スイッチ13を直列に接続しており、各均等化スイッチ13の両端の電圧を検出する。これにより、各均等化スイッチ13の故障個所を個別に特定する。
均等化スイッチ13(1)のドレイン,ソースをそれぞれ端子Vout1,Vout2とし、均等化スイッチ13(2)のソースを端子Vout3とする。そして、各端子Vout1〜Vout3と故障検出回路22の各入力端子との間に、それぞれスイッチ15(1)〜15(3)を配置する。制御回路23により各スイッチ15(1)〜15(3)のON/OFFを制御することで、各端子Vout1〜Vout3と故障検出回路22の入力端子との接続を切り替えて、均等化スイッチ13(1),13(2)の故障を個別に判定する。
例えば、均等化スイッチ13(1)の故障を判定する際には、制御回路23がスイッチ15(1)及び15(2)をONにし、スイッチ15(3)をOFFにする。そして、第1実施形態と同様に、故障検出回路22が端子Vout1−Vout2間の電圧をA/D変換して閾値と比較し、故障判定する。均等化スイッチ13(2)の場合は、制御回路23がスイッチ15(1)をOFFにし、スイッチ15(2)及び15(2)をONにして故障判定すれば良い。
以上のように第2実施形態によれば、均等化スイッチ13(1)又は13(2)の一方がON固着状態で故障した際にも、他方のスイッチ13により放電電流を遮断できるので、冗長性を更に向上させることができる。
(第3実施形態)
図6に示す第3実施形態の電子監視装置31では、フォトカプラ32を用いて電流を検出することで故障判定を行う。フォトカプラ32は、発光ダイオード33とフォトトランジスタ34とで構成されている。発光ダイオード33は、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13と単位電池セルCnの負極側との間に接続されており、フォトトランジスタ34は、ブロック均等化回路6と電気的に絶縁された二次回路35内において、電源とグランドとの間にシャント抵抗36と共に直列に接続され、発光ダイオード33の光信号を受信可能な位置に配置されている。故障検出回路7は、シャント抵抗36の端子電圧を検出する。
図6に示す第3実施形態の電子監視装置31では、フォトカプラ32を用いて電流を検出することで故障判定を行う。フォトカプラ32は、発光ダイオード33とフォトトランジスタ34とで構成されている。発光ダイオード33は、ブロック均等化回路6内の均等化スイッチ13と単位電池セルCnの負極側との間に接続されており、フォトトランジスタ34は、ブロック均等化回路6と電気的に絶縁された二次回路35内において、電源とグランドとの間にシャント抵抗36と共に直列に接続され、発光ダイオード33の光信号を受信可能な位置に配置されている。故障検出回路7は、シャント抵抗36の端子電圧を検出する。
次に、第3実施形態の作用について説明する。均等化スイッチ13が正常であれば、制御回路8が均等化スイッチ13をONにすると、ブロック均等化回路6内に均等化電流が流れ、発光ダイオード33から光が放射される。これによってフォトトランジスタ34がONとなり、シャント抵抗36が通電されて端子間に閾値よりも大きい電位差が発生し、故障検出回路7によりHiと識別される。
一方、均等化スイッチ13がOFF固着状態で故障していると、ブロック均等化回路6内に均等化電流が流れないので、発光ダイオード33が発光せず二次回路35に電流が流れない。そのため、シャント抵抗36の端子間に電位差が発生せず、故障検出回路7によりLoと識別されるので、均等化スイッチ13がOFF固着で故障していると特定できる。
また、均等化スイッチ13が正常であれば、制御回路8が均等化スイッチ13をOFFにしているとブロック均等化回路6内に電流が流れず、発光ダイオード33は発光しないので二次回路35に電流が流れない。一方、均等化スイッチ13がON固着状態で故障していると、均等化スイッチ13をOFFにしていても発光ダイオード33が発光し、フォトトランジスタ34がONとなりシャント抵抗36の端子間に電位差が発生する。したがって、故障検出回路7によりHiと識別されて、均等化スイッチ13がON固着で故障していると特定できる。
(第4実施形態)
図7に示す第4実施形態の電子監視装置41では、均等化スイッチ13に対して並列に補助均等化スイッチ42を接続している。これにより、均等化スイッチ13がOFF固着で故障した際に、それに替えて均等化スイッチ42を用いることができる。具体的には、故障検出回路7が均等化スイッチ13のOFF固着故障を検出すると、制御回路8を介してマイコン4へとその故障情報が伝達される。そして、マイコン4が均等化スイッチ42を用いてブロック均等化を行うよう制御回路8に命令を出力すると、制御回路8が均等化スイッチ42をON/OFF制御して均等化を行う。
図7に示す第4実施形態の電子監視装置41では、均等化スイッチ13に対して並列に補助均等化スイッチ42を接続している。これにより、均等化スイッチ13がOFF固着で故障した際に、それに替えて均等化スイッチ42を用いることができる。具体的には、故障検出回路7が均等化スイッチ13のOFF固着故障を検出すると、制御回路8を介してマイコン4へとその故障情報が伝達される。そして、マイコン4が均等化スイッチ42を用いてブロック均等化を行うよう制御回路8に命令を出力すると、制御回路8が均等化スイッチ42をON/OFF制御して均等化を行う。
以上のように構成される第4実施形態によれば、均等化スイッチ13がOFF固着で故障しても、補助均等化スイッチ42により均等化を行うことができるので、冗長性を更に向上させることができる。
(その他の実施形態)
均等化スイッチは、FETに限ることなくバイポーラトランジスタにより構成しても良い。
電池ブロックの数と電池セルの数は、同じである必要はない。
第2実施形態において、均等化スイッチを3個以上直列に接続しても良い。
ヒューズ11及び短絡スイッチ13は、必要に応じて設ければ良い。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
均等化スイッチは、FETに限ることなくバイポーラトランジスタにより構成しても良い。
電池ブロックの数と電池セルの数は、同じである必要はない。
第2実施形態において、均等化スイッチを3個以上直列に接続しても良い。
ヒューズ11及び短絡スイッチ13は、必要に応じて設ければ良い。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1は電池ユニット、2は電池監視装置、3は電池監視ユニット、4はマイクロコンピュータ、5はセル均等化回路、6はブロック均等化回路、7は故障検出回路、8は制御回路、11はヒューズ、12は電流制限抵抗、13は均等化スイッチ、14は短絡スイッチを示す。
Claims (7)
- 複数の電池ブロック(B)を直列に接続して構成される電池ユニット(1)の電圧を監視するもので、
各電池ブロック内の電池セル(C)間の電圧を均等化する均等化スイッチ(13)を有するセル均等化回路(5)と、
各電池ブロック間の電圧を均等化する均等化スイッチ(13)を有するブロック均等化回路(6)と、
前記均等化スイッチのON/OFF状態に応じて当該スイッチに印加される電圧値又は当該スイッチに流れる電流値を所定の値と比較して、当該スイッチの故障判定を行う故障検出回路(7,22)と、
前記均等化スイッチのON/OFFを制御して各電池セル間及び各電池ブロック間の均等化制御を行うと共に、
前記セル均等化回路又は前記ブロック均等化回路の一方について均等化スイッチの故障が判定されると、その故障の状態に応じて均等化を行う際に流れる均等化電流の経路を切り替えて均等化を継続して行うように制御する制御回路(8)とを備える電池監視装置。 - 前記制御回路は、前記ブロック均等化回路の均等化スイッチが故障と判定されると、前記セル均等化回路により均等化を行うように切り替える請求項1記載の電池監視装置。
- 前記制御回路は、前記セル均等化回路の均等化スイッチが故障と判定されると、故障が発生したセル均等化回路に替えて、当該セル均等化回路が属する電池ブロックのブロック均等化回路により均等化を行うように切り替える請求項1又は2記載の電池監視装置。
- 前記均等化スイッチが、複数直列に接続されている請求項1から3の何れか一項に記載の電池監視装置。
- 前記制御回路は、前記複数の均等化スイッチのそれぞれに印加される電圧を個別に検出し、それぞれの均等化スイッチについて故障判定を行う請求項4記載の電池監視装置。
- 前記均等化スイッチに並列に接続される補助均等化スイッチ(42)を備え、
前記制御回路は、前記均等化スイッチの故障がOFF状態での固着によるものであれば、前記補助均等化スイッチのON/OFFを制御して均等化を行う請求項1から5の何れか一項に記載の電池監視装置。 - 前記セル均等化回路と前記ブロック均等化回路は、それぞれ電流量を制限する電流制限抵抗(12)と、この電流制限抵抗に並列に接続される短絡スイッチ(13)と、これらの並列回路に直列に接続されるヒューズ(11)とを有し、
前記制御回路は、前記均等化スイッチの故障がON状態での固着によるものであれば、前記短絡スイッチをONして前記ヒューズを溶断させる請求項1から6の何れか一項に記載の電池監視装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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