JP2021190241A - 端子付き電線および端子付き電線の製造方法 - Google Patents

端子付き電線および端子付き電線の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】扁平状の被覆電線が圧着端子に圧着された端子付き電線の電気接続信頼性を向上させること。【解決手段】複数の素線で構成された扁平状の導体を有する被覆電線と、被覆電線の導体に圧着接続された圧着端子と、を備え、被覆電線の圧着端子に圧着接続された部分の導体が、複数の素線が並列されてなる2層以下の層で構成されている。複数の素線が並列されてなる層の一部を露出させ、複数の素線の並列方向に沿った少なくとも一方の端部の素線を少なくとも2本、並列方向に沿って折り返した後、圧着端子に圧着接続させる。【選択図】図1

Description

本発明は、端子付き電線および端子付き電線の製造方法に関する。
自動車等の車両は、ハイブリッド自動車や電気自動車等に代表される電動化や、自動運転システムやコネクテッドカー等に代表される多機能化或いは高機能化が急速に進んでいる。このため、このような車両に用いるワイヤーハーネスは、複雑な配策経路に対応でき、しかも高い放熱性を有する必要がある。通常、ワイヤーハーネスなどには、薄い帯状の扁平電線が用いられている。例えば特許文献1には、複数の素線を撚り合わせた撚線を扁平に成形した扁平電線が開示されている。
また、自動車において使用される電装機器の高性能化等に伴い、より大きい電流が流せるように撚線が太径の被覆電線に対する要求が高まっている。このような太径の撚線において屈曲性を確保するために、細い素線を多数本撚って太径にする方法が知られている。
国際公開第2018/088419号
しかしながら、通常、細い素線には表面に自然酸化などによる酸化皮膜が形成されることがあり、撚線にした場合に隣接する素線間における電気抵抗が大きくなる可能性があった。また、複数の細い素線を用いて構成された扁平状の被覆電線を圧着端子に圧着させる場合、素線からなる導体の中心にセレーションが作用せず、素線間の導通性が低くなり、電気接続信頼性が不十分になる可能性があった。これにより、扁平状の被覆電線が圧着端子に圧着された端子付き電線において、電気接続信頼性を向上させる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、扁平状の被覆電線が圧着端子に圧着された端子付き電線の電気接続信頼性が向上された端子付き電線およびその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決し、上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、複数の素線で構成された扁平状の導体を有する被覆電線と、前記被覆電線の前記導体に圧着接続された圧着端子と、を備え、前記被覆電線の前記圧着端子に圧着接続された部分の前記導体が、前記複数の素線が並列されてなる2層以下の層で構成されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記素線が単芯線からなることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記素線の断面積が0.5mm2以上3mm2以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記被覆電線における前記素線の本数が7本以上30本以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記素線の長手方向に垂直な断面形状が矩形状であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記素線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記圧着端子がオープンバレル形式の端子であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記圧着端子がクローズバレル形式の端子であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線は、上記の発明において、前記圧着端子における前記導体と圧着する圧着部の前記被覆電線の長手方向に垂直な断面形状が扁平形状であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線の製造方法は、複数の素線で構成された扁平状の導体を有する被覆電線と、前記被覆電線の前記導体に圧着接続された圧着端子と、を備え、前記被覆電線の前記圧着端子に圧着接続された部分の前記導体が、前記複数の素線が並列されてなる2層以下の層で構成された端子付き電線の製造方法であって、前記複数の素線が並列されてなる層の一部を露出させ、前記複数の素線の並列方向に沿った少なくとも一方の端部の前記素線を少なくとも2本、前記並列方向に沿って折り返した後、前記圧着端子に圧着接続させることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線の製造方法は、上記の発明において、 前記導体を前記素線が並列した層を2層とした状態において、一方の層における素線の本数を他方の層における素線の本数より多くすることを特徴とする。
本発明の一態様に係る端子付き電線の製造方法は、上記の発明において、前記他方の層の複数の素線を、前記圧着端子における前記導体を圧着する圧着部の解放側に位置するように配置した後、前記圧着部を圧着させることを特徴とする。
本発明に係る端子付き電線および端子付き電線の製造方法によれば、扁平状の被覆電線が圧着端子に圧着された端子付き電線の電気接続信頼性を向上させることが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態による端子付き電線における圧着端子と被覆電線との概略構成を示す模式図である。 図2Aは、本発明の第1の実施形態による被覆電線の導体における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図2Bは、本発明の第1の実施形態による端子付き電線の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図3Aは、本発明の第2の実施形態による被覆電線が圧着接続されるスリーブ端子を示す斜視図である。 図3Bは、本発明の第2の実施形態による端子付き電線の圧着前の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図3Cは、本発明の第2の実施形態による端子付き電線の圧着後の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図4Aは、本発明の第3の実施形態による被覆電線の折り返し前の導体における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図4Bは、本発明の第3の実施形態による被覆電線の折り返し後の導体における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図4Cは、本発明の第3の実施形態による端子付き電線の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図5Aは、本発明の第4の実施形態による端子付き電線の圧着前の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図5Bは、本発明の第4の実施形態による端子付き電線の圧着後の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図6は、本発明の第5の実施形態による端子付き電線の製造方法を説明するための斜視図である。 図7Aは、従来技術による被覆電線の導体における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。 図7Bは、従来技術による端子付き電線の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。
まず、本発明の実施形態について説明する前に、本発明者が行った鋭意検討について説明する。図7Aおよび図7Bはそれぞれ、従来技術による扁平電線の導体部および端子付き電線の圧着部における扁平電線の長手方向に直交した断面図である。
図7Aに示すように、0.32mm径の素線111Aを250本程度の複数備えた20mm2(20sq)の扁平状の被覆電線100においては、それぞれの素線111Aの表面に自然酸化などによる酸化皮膜が形成されることがあった。この場合、撚線にしたときの素線111どうしの接触箇所、すなわち酸化皮膜の接点が多くなることから、素線111A間の接触抵抗が大きくなる可能性があった。また、図7Bに示すように、複数の素線111Aを用いて構成された扁平状の被覆電線100を圧着端子200に圧着させた場合、素線111Aからなる導体101の圧着された中心部分に圧着部201のセレーションが作用しない場合があった。この場合、素線111Aの束の内側部分は圧着部201と接触していないため、素線111間の接触抵抗が大きくなることによって、電気接続信頼性が不十分になる可能性があった。そこで、本発明者は検討を行い、素線111を2層または1層として、扁平状の被覆電線を構成する方法を案出した。以下に説明する実施形態は、以上の鋭意検討により案出されたものである。
(第1の実施形態)
(圧着端子および被覆電線)
次に、本発明の実施形態に係る端子付き電線1について説明する前に、図1を参照して、圧着端子および被覆電線の概略構成について説明する。図1に示すように、扁平状の被覆電線10は、導体11および絶縁被覆12を有する。導体11は、長手方向Xに延伸した複数の素線111が横並びに並べられて、それぞれの素線111が並列に配列された扁平状の導体部である。絶縁被覆12は、扁平状の導体11の外周に形成された絶縁性の被覆部である。扁平状の被覆電線10は、先端部において導体11の外周の絶縁被覆12が除去されて、所定の長さの導体11が露出した導体露出部112を有する。なお、被覆電線10は、少なくとも導体露出部112において、それぞれの素線111が並列に配列された状態となっている。以下の説明において、被覆電線10は、長手方向Xにおいて、前方側を先端側となる導体端部側とし、後方側を基端側となる被覆側とする。
導体11は、複数の素線111から構成され、例えば純度の高いアルミニウム(Al)やアルミニウム合金(Al合金)からなるが、必ずしもこれらの材料に限定されない。本実施形態において被覆電線10は、断面積が例えば3.5mm2(3.5sq)以上90mm2(90sq)以下の、例えば20sqの電線である。被覆電線10の断面積は、それぞれの素線111の断面積の総和、すなわち総断面積である。絶縁被覆12は、絶縁性を有する例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンやノンハロゲン材料などの樹脂からなる。絶縁被覆12を構成する樹脂には、可塑剤などの添加剤が添加されていてもよい。
圧着接続前の圧着端子20Aは、オープンバレル形式の端子である。圧着端子20Aは、表面に錫メッキ(Snメッキ)処理が施された黄銅などの銅合金からなる板材が加工されて形成される。圧着端子20Aは、先端側である長手方向Xの前方から基端側である後方に向かって順次接続された、端子接続部(図示せず)、トランジション部22、導体圧着部23、および被覆圧着部24を有する。
端子接続部(図示せず)は、例えば、雌型圧着端子の接続構造やスリーブ形状の端子(以下、スリーブ端子)の接続構造からなる。なお、接続構造はこれに限定されず、雄型圧着端子や丸型圧着端子などの他の形状の接続構造であってもよい。トランジション部22は、端子接続部と導体圧着部23とを接続する部分である。
導体圧着部23は、YZ平面における断面が、高さ方向Zにおける上側に開口しているとともに下側に底部が位置するU字形状であって、かつ長手方向Xに延伸した形状を有する。被覆圧着部24も同様に、YZ平面における断面が、高さ方向Zにおける上側に開口しているとともに下側に底部が位置するU字形状であり、かつ長手方向Xに延在した形状を有する。導体圧着部23と被覆圧着部24とは下側で連結している。なお、本明細書において、高さ方向Zにおける上側および下側は、構成要素間の相対的な位置関係を説明するために便宜的に向きを特定したものである。導体圧着部23の表面23aには、複数のセレーション23bが形成されている。本実施形態におけるセレーション23bの本数は3本であるが、本数は3本に限定されるものではない。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、第1の実施形態による被覆電線10の導体11および端子付き電線1の導体圧着部23における、被覆電線10の長手方向に直交した断面図である。図2Aに示すように、第1の実施形態による被覆電線10は、導体11がn本(n:7以上30以下の自然数)の素線111を1層または2層で横並びに配列した扁平電線の一種である並列電線からなる。
ここで、それぞれの素線111は、例えば、被覆されていない単芯線からなる。素線111は、断面積が例えば0.5mm2(0.5sq)以上3mm2(3sq)以下の、例えば0.8sqの電線からなる。これにより、従来技術に比して、素線111間の接触箇所を低減できるとともに、被覆電線10の機械的強度を向上できる。また、導体11を構成する素線111の本数nは、典型的には7本以上30本以下(n=7,8,…,29,30)、好適には7本以上13本以下(n=7,8,…,12,13)であり、第1の実施形態においては、1層を13本として2層をなした例えば26本である。素線111の本数nは、多いほど、放熱性が向上して許容電流値が向上する一方、絶縁被覆12を構成する樹脂の目付量が多くなる。被覆電線10のサイズを1サイズ小さくして、放熱性を向上させるためには、素線111の本数nは7本以上として10本以上が好ましい。一方、素線111の本数nが30本を超えると、樹脂の目付量が多くなって被覆電線10が重くなり、サイズを小さくすることによる軽量化効果が低減するため、素線111の本数nは、30本以下として13本以下が好ましい。
(端子付き電線の製造方法)
次に、以上のように構成された第1の実施形態による被覆電線10および圧着端子20を接続する端子付き電線の製造方法について説明する。第1の実施形態による端子付き電線1を製造する場合には、まず、導体11が露出している被覆電線10の先端側の導体露出部112が導体圧着部23の底部に収容され、絶縁被覆12の先端側の一部が被覆圧着部24の底部に収容されるように、被覆電線10と圧着端子20とを重ね合わせる。
次に、圧着端子20の外周に圧力を加えて、圧着端子20を導体露出部112の導体11と絶縁被覆12の一部とに圧着接続する圧着工程を行う。これにより、圧着端子20は、導体圧着部23が加締められて、その表面23aが導体露出部112と接触して導体11を包み込み、被覆圧着部24が絶縁被覆12の一部を包み込むように圧着接続される。すなわち、図2Bに示すように、導体圧着部23は導体11の外周に沿って接触して圧着される。被覆圧着部24は絶縁被覆12の外周に沿って接触して圧着される。これにより端子付き電線1が完成する。
ここで、導体11の導体露出部112を素線111が横並びに2層以下で並列するように構成していることにより、略全ての素線111が導体圧着部23の内周面に接触する。すなわち、導体11の略全ての素線111が導体圧着部23と接触するので、従来技術に比して圧着端子20と接触する素線111を増加させることができ、接触抵抗を低減できる。また、導体露出部112の素線111を2層以下に並列させていることによって、素線111の本数を低減でき、素線111間における酸化皮膜の接触部分を低減できるので、接触抵抗を低減できる。さらに、略全ての素線111にセレーションを作用できるので、素線111間の導通性を向上できる。以上によって、導体11と導体圧着部23との電気的な接続を良好に確保できるので、端子付き電線1の導体圧着部23における電気接続信頼性を向上できる。
ここで、本発明者の知見によれば、被覆電線10の圧着前の処理として、超音波半田付処理を施すことによって、端子付き電線における素線間の導通性を確保する方法がある。しかしながら、超音波半田付処理に用いる半田材料は、アルミニウムと異種金属との合金からなる合金層を形成し、被覆電線10の導体においてガルバニック腐食(異種金属接触腐食)が生じる場合がある。この場合、端子付き電線の耐湿性や耐塩害性に対する電気接続信頼性が不十分になる可能性が生じる。これに対し、上述した第1の実施形態による端子付き電線1によれば、超音波半田付けなどを行うことなく、良好な電気接続信頼性を確保することができるとともに、導通性の確保に要するコストを削減できる。
以上説明した第1の実施形態によれば、被覆電線10が、導体露出部112において、それぞれの素線111が横並びに2層以下で並列するような並列電線を構成していることにより、圧着端子20の導体圧着部23と、導体11のそれぞれの素線111との導通性を良好に確保できるので、接続信頼性が向上された端子付き電線1を得ることが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3Aは、第2の実施形態による被覆電線が圧着接続される管端子からなる圧着端子としてのスリーブ端子を示す斜視図である。図3Aに示すように、第2の実施形態によるスリーブ端子50は、圧着部51および接続部52を有する。スリーブ端子50の圧着部51は、第1の実施形態による圧着端子20Aと異なり、管状であって断面形状が略矩形状の扁平形状を有する。すなわち、スリーブ端子50は、導体圧着部23のような圧着部におけるオープンバレル形式の解放された端部が存在しない構成である。
図3Bは、第2の実施形態による端子付き電線の圧着前の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図であり、スリーブ端子50に被覆電線10Aの導体11が挿入された状態を示す。図3Cは、第2の実施形態による端子付き電線の圧着後の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。図3Bに示すように、第2の実施形態による被覆電線10Aは、導体11Aがn本(n:7以上30以下の自然数)の素線111を1層で横並びに配列した扁平電線の一種である並列電線からなる。図3Bおよび図3Cに示す例では、素線111が7本横並びに配列されて被覆電線10Aの導体11Aが構成されている。被覆電線10Aに関するその他の構成は、第1の実施形態による被覆電線10と同様である。
(端子付き電線の製造方法)
次に、以上のように構成された第2の実施形態による被覆電線10Aおよびスリーブ端子50を接続する端子付き電線の製造方法について説明する。第2の実施形態による端子付き電線1Aを製造する場合には、まず、導体11Aが露出している被覆電線10Aの先端側の導体露出部112を圧着部51の内側に対して挿入可能に配置する。続いて、導体露出部112が圧着部51の内側に位置するように、導体11Aを圧着部51に挿入する。これにより、図3Bに示すように、導体11Aが圧着部51の内周面によって包まれるように位置される。
次に、スリーブ端子50の圧着部51の外周、例えばZ方向の上部から圧力を加えて、圧着部51を導体露出部112の導体11Aに圧着接続する圧着工程を行う。これにより、スリーブ端子50の圧着部51の内周面が導体11Aと接触するように圧着接続される。以上により、図3Cに示すように、圧着部51は導体11Aの外周に沿って接触して圧着され、端子付き電線1Aが完成する。ここで、導体11Aの素線111が横並びに1層で配列されていることにより、スリーブ端子50の圧着部51内に挿入された略全ての素線111が圧着部51の内周面に接触する。さらに、スリーブ端子50においては、オープンバレル型の圧着端子と異なり、圧着部のZ方向の上部で端部が巻き込む部分が生じないので、2層以下に配列された導体11Aを構成するそれぞれの素線111を、圧着部51の内周面、すなわちスリーブ端子50に接触させやすくできる。
第2の実施形態によれば、被覆電線10Aの導体11Aを2層以下の1層としていることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態によれば、導体11Aを1層の素線111から構成していることにより、1層の素線111をZ方向の上部および下部から挟み込むように押圧させて圧着できるので、圧着部51の内周面と導体11Aの素線111との接触率を2層の場合に比して向上できる。また、素線を1層としていることにより、素線111の本数を低減でき、素線111間における酸化皮膜の接触部分を低減できるので、接触抵抗を低減できる。以上により、被覆電線10Aの導体11Aとスリーブ端子50の圧着部51との電気的な接続を良好に確保できるので、端子付き電線1Aの圧着部51における電気接続信頼性を向上できる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4Aは、第3の実施形態による被覆電線の長手方向に直交した断面図である。図4Aに示すように、第3の実施形態による被覆電線10Bは、導体11Bが円形状の断面を有するn本(n:7以上30以下の自然数)の素線111を1層で横並びに配列して構成された、扁平電線の一種である並列電線からなる。図4Aに示す例では、素線111が26本横並びに配列されて被覆電線10Bの導体11Bが構成されている。
ここで、それぞれの素線111は、例えば、被覆されていない単芯線から構成される。素線111は、断面積が例えば0.5mm2(0.5sq)以上3mm2(3sq)以下の、例えば0.8sqの電線からなる。これにより、従来技術に比して、素線111間の接触箇所を低減できるとともに、被覆電線10の機械的強度を向上できる。また、導体11を構成する素線111の本数nは、典型的には7本以上30本以下(n=7,8,…,29,30)、好適には7本以上13本以下(n=7,8,…,12,13)であり、第3の実施形態においては、1層を26本としている。被覆電線10Bに関するその他の構成は、第1の実施形態による被覆電線10と同様である。
(端子付き電線の製造方法)
次に、以上のように構成された第3の実施形態による被覆電線10Bを圧着端子20に接続する、端子付き電線の製造方法について説明する。図4Bおよび図4Cはそれぞれ、第3の実施形態による被覆電線10Bの導体11Bおよび端子付き電線1Bの導体圧着部23における、被覆電線10Bの長手方向に直交した断面図である。
第3の実施形態による端子付き電線を製造する場合には、まず、複数の素線111が並列されてなる導体11Bの一部を露出させる。次に、複数の素線111の並列方向に沿った少なくとも一方の端部の素線111を少なくとも2本、並列方向に沿って折り返した後、圧着端子20に圧着接続させる。
すなわち、第3の実施形態においては、図4Bに示すように、被覆電線10Bの導体11Bにおける素線111の導体露出部112を、並列方向の両端側から中央部分に、並列方向に沿って折り返す。これにより、図4Bに示す例では、一方の層としての1層目(図中下層側)において14本の素線111が並列されているとともに、他方の層としての2層目(図中上層側)において12本の素線111が並列されて、2層の素線111による並列電線が形成される。ここで、1層目の素線111の本数は、2層目の素線111の本数より多くなるようにすることが好ましい。すなわち、後の圧着端子20との圧着接続において、導体圧着部23の解放側とは反対側の底部に接触する1層目の素線111の本数を、主に、解放側であるセレーション23bが接触する2層目の素線111の本数より多くすることが望ましい。なお、並列方向の中央部分で2つに折り返して、1層の素線111の導体露出部112を、2層にして並列電線を構成しても良い。
次に、図1に示す場合と同様に、導体11Bが露出している被覆電線10Bの先端側の導体露出部112が導体圧着部23の底部に収容され、絶縁被覆12の先端側の一部が被覆圧着部24の底部に収容されるように、被覆電線10Bと圧着端子20とを重ね合わせる。その後は、第1の実施形態と同様の圧着工程を行う。以上により、図4Cに示すように、導体圧着部23は導体11Bの外周に沿って接触して圧着されて、端子付き電線1Bが製造される。なお、導体圧着部23の寸法は、例えば、Y方向の幅が10mm、Z方向の厚さが1mm程度である。
第3の実施形態によれば、圧着端子20への被覆電線10Bの圧着時において導体11Bを並列方向に折り曲げて2層としていることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3の実施形態によれば、素線111が1層で並列に並べられた被覆電線10Bを2層になるように折り曲げてから、オープンバレル形式の圧着端子20に圧着接続していることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、素線111が1層の被覆電線10Bの導体露出部112を2層にしてから圧着していることにより、既存の圧着端子20の端子の幅しか有していない圧着端子20であっても、被覆電線10Bを圧着接続させることができる。また、導体11Bの素線111を並列方向に沿って折り曲げて1層目の本数を2層目の本数より多くしていることにより、オープンバレル形式の圧着端子20の導体圧着部23を加締めて導体11Bに圧着させる場合にセレーション23bの巻き込みによって2層目側の幅が1層目側の幅に比して狭くなるので、1層目と2層目との間に素線111が入り込んで中間層が生じることを抑制できる。これにより、素線111を並列方向に沿って折り曲げた際の素線111間の接触抵抗の増加を抑制できる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態においては、圧着端子として、例えば図3Aに示すスリーブ端子を用いた例について説明する。
図5Aは、第4の実施形態による端子付き電線の圧着前の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図であり、スリーブ端子50に被覆電線10Aの導体11が挿入された状態を示す。図5Bは、第4の実施形態による端子付き電線の圧着後の圧着部における被覆電線の長手方向に直交した断面図である。図5Aに示すように、第4の実施形態による被覆電線10Aは、導体11Cがn本(n:7以上30以下の自然数)の素線121を1層で横並びに配列して構成された、扁平電線の一種である並列電線からなる。ここで、素線121の被覆電線10Aの長手方向に垂直な断面形状が矩形状である。図5Aおよび図5Bに示す例では、素線121が7本横並びに配列されて被覆電線10Cの導体11Cが構成されている。被覆電線10Cに関するその他の構成は、第1の実施形態による被覆電線10と同様である。
(端子付き電線の製造方法)
次に、以上のように構成された第4の実施形態による被覆電線10Cを、図3Aに示すスリーブ端子50に接続した端子付き電線の製造方法について説明する。第4の実施形態による端子付き電線1Cを製造する場合には、まず、導体11Cが露出している被覆電線10Cの先端側の導体露出部を、断面が略矩形で扁平形状である圧着部51の内側に対して挿入可能に配置する。続いて、導体露出部112が圧着部51の内側に位置するように、導体11Aを圧着部51に挿入する。これにより、図5Aに示すように、導体11Aが圧着部51の内周面によって包まれるように位置する。
次に、スリーブ端子50の圧着部51の外周、例えばZ方向の上部から圧力を加えて、圧着部51を導体露出部112の導体11Cに圧着接続する圧着工程を行う。これにより、スリーブ端子50の圧着部51の内周面が導体11Cと接触するように圧着接続される。以上により、図5Bに示すように、圧着部51は導体11Aの外周に沿って接触して圧着され、端子付き電線1Aが完成する。ここで、導体11Aの素線111が横並びに1層で配列されていることにより、スリーブ端子50の圧着部51内に挿入された略全ての素線111が圧着部51の内周面に接触する。さらに、スリーブ端子50においては、オープンバレル型の圧着端子と異なり、圧着部のZ方向の上部に端部が巻き込んで形成される部分が生じないので、2層以下に配列された導体11Aを構成するそれぞれの素線111を、圧着部51の内周面、すなわちスリーブ端子50に接触させやすくできる。
第4の実施形態によれば、被覆電線10Aの導体11Aを2層以下の1層としていることにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、スリーブ端子50などの管形状の圧着部51を有していることにより、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第4の実施形態によれば、導体11Cを構成する素線121を断面矩形状の角線から構成していることにより、圧着部51における導体11Cの占積率を高くすることができるとともに、圧着部51内への挿入が容易になり、絶縁被覆12の素線121の間への噛み込みも低減できる。
(第5の実施形態)
(端子付き電線の製造方法)
次に、第5の実施形態による管端子からなる端子付き電線の製造方法について説明する。図6は、第5の実施形態による端子付き電線の製造方法を説明するための斜視図である。図6に示すように、クローズバレル形式の管端子からなる圧着端子20Bは、管状接続部30を有する。管状接続部30は、被覆圧着範囲30a、導体圧着範囲30b、および封止部30cを備える。被覆圧着範囲30aは、被覆電線10の絶縁被覆12を覆う範囲である。導体圧着範囲30bは、被覆電線10から露出した導体11と接続される範囲である。導体圧着範囲30bは、例えば被覆圧着範囲30aに比して縮径された段差状に形成されていてもよい。封止部30cは、導体圧着範囲30bより前方側が押しつぶされて封止された一方の端部側の部位である。管状接続部30は、バレル構成片32が丸められてバレル構成片32の対向端部同士を突き合せて溶接することによって、後方視略管形状に形成される。
(挿入工程)
まず、被覆電線10の先端の絶縁被覆12を除去することにより、導体11の先端部に導体露出部112を露出させる。次に、被覆電線10の長手方向Xと直交する断面における中心を通る長手方向Xに平行な中心軸と、圧着端子20Bの管状接続部30の長手方向Xに平行な中心軸とを略一致させた後、管状接続部30に被覆電線10を挿入する。被覆電線10は、被覆電線10の中心軸が管状接続部30の長手方向Xに平行になるように挿通される。この際、長手方向Xに沿った導体露出部112の先端の位置が管状接続部30における封止部30cより後方になるように挿通される。
次に、圧着端子20Bの外周に圧力を加えて、圧着端子20を導体露出部112の導体11と絶縁被覆12の一部とに圧着接続する圧着工程を行う。これにより、圧着端子20は、管状接続部30の導体圧着範囲30bおよび被覆圧着範囲30aが加締められる。すなわち、導体圧着範囲30bの内表面が導体露出部112と接触して導体11を包み込み、被覆圧着範囲30aが絶縁被覆12の一部を包み込むように圧着接続される。以上により、端子付き電線が完成する。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上述の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上述の実施形態において挙げた数値や材料はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数値や材料を用いてもよく、本発明は、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により限定されることはない。
1,1A,1B,1C 端子付き電線
10,10A,10B,10C 被覆電線
11,11A,11B,11C 導体
12 絶縁被覆
20,20A,20B 圧着端子
22 トランジション部
23 導体圧着部
23a 表面
23b セレーション
24 被覆圧着部
30 管状接続部
30a 被覆圧着範囲
30b 導体圧着範囲
30c 封止部
32 バレル構成片
50 スリーブ端子
51 圧着部
52 接続部

Claims (12)

  1. 複数の素線で構成された扁平状の導体を有する被覆電線と、
    前記被覆電線の前記導体に圧着接続された圧着端子と、を備え、
    前記被覆電線の前記圧着端子に圧着接続された部分の前記導体が、前記複数の素線が並列されてなる2層以下の層で構成されている
    ことを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記素線が単芯線からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
  3. 前記素線の断面積が0.5mm2以上3mm2以下である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の端子付き電線。
  4. 前記被覆電線における前記素線の本数が7本以上30本以下である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  5. 前記素線の長手方向に垂直な断面形状が矩形状である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  6. 前記素線が、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  7. 前記圧着端子がオープンバレル形式の端子である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  8. 前記圧着端子がクローズバレル形式の端子である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  9. 前記圧着端子における前記導体と圧着する圧着部の前記被覆電線の長手方向に垂直な断面形状が扁平形状である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の端子付き電線。
  10. 複数の素線で構成された扁平状の導体を有する被覆電線と、前記被覆電線の前記導体に圧着接続された圧着端子と、を備え、前記被覆電線の前記圧着端子に圧着接続された部分の前記導体が、前記複数の素線が並列されてなる2層以下の層で構成された端子付き電線の製造方法であって、
    前記複数の素線が並列されてなる層の一部を露出させ、前記複数の素線の並列方向に沿った少なくとも一方の端部の前記素線を少なくとも2本、前記並列方向に沿って折り返した後、前記圧着端子に圧着接続させる
    ことを特徴とする端子付き電線の製造方法。
  11. 前記導体を前記素線が並列した層を2層とした状態において、
    一方の層における素線の本数を他方の層における素線の本数より多くする
    ことを特徴とする請求項10に記載の端子付き電線の製造方法。
  12. 前記他方の層の複数の素線を、前記圧着端子における前記導体を圧着する圧着部の解放側に位置するように配置した後、前記圧着部を圧着させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の端子付き電線の製造方法。
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