JP2021163225A - プログラム、ユーザ端末及びオブジェクト更新方法 - Google Patents

プログラム、ユーザ端末及びオブジェクト更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のユーザに提示する仮想空間の整合性と各ユーザの体感性との調和を図る。
【解決手段】プログラムは、第1ユーザが使用するコンピュータを、コンピュータとは異なる他のコンピュータを使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信する受信部151、第2ユーザ情報に基づいて、第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する算出部153、及び変化情報に基づいて、変化オブジェクトを表示部13に表示させる表示制御部154、として機能させ、受信部151は、変化情報を更新するための更新情報を受信し、表示制御部154は、算出部153が算出した変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトを、更新情報に基づき更新する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ユーザに仮想空間を提示するためのプログラム、ユーザ端末及びオブジェクト更新方法に関する。
従来、ユーザに仮想空間を提示する技術が知られている。特許文献1には、VR(Virtual Reality)表示が可能なVR端末が開示されている。
特開2019−185762号公報
ところで、上記VR端末をそれぞれ使用する複数のユーザに仮想空間を提示する場合において、各ユーザに提示する仮想空間を各VR端末がそれぞれ独立に生成する場合には、各ユーザの操作が各仮想空間に反映されるまでのレスポンスの速さに応じて得られるユーザの体感性と、各ユーザに同じ状態の仮想空間を提示することを示す仮想空間の整合性との調和が課題となる。例えば、複数のVR端末において、オブジェクトの変化のタイムラグの度合いが大きくなると、ユーザの体感性が低下してしまう。また、複数のVR端末において、仮想空間に存在するオブジェクトの変化に差異が生じると、各ユーザに提示される仮想空間の整合性を保つことができなくなってしまう。そのため、複数のユーザに提示される仮想空間において、ユーザの体感性と仮想空間の整合性との調和を図ることが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数のユーザに提示する仮想空間の整合性と各ユーザの体感性との調和を図ることができるプログラム、ユーザ端末及びオブジェクト更新方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるプログラムは、第1ユーザが使用するコンピュータを、前記コンピュータとは異なる他の前記コンピュータを使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信する受信部、前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する算出部、及び前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させる表示制御部、として機能させ、前記受信部は、前記変化情報を更新するための更新情報を受信し、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新する。
前記更新情報は、前記変化オブジェクトの形状を示すための情報であってもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトの形状を、前記更新情報に基づき更新してもよい。
前記変化オブジェクトは、仮想空間において、前記第2ユーザの操作に基づいて描画される描画オブジェクトであってもよいし、前記第2ユーザ情報は、前記第2ユーザの操作に基づく操作オブジェクトの位置座標を含んでもよいし、前記算出部は、前記操作オブジェクトの位置座標に基づいて、前記仮想空間に前記描画オブジェクトを描画するための描画位置座標を含む前記変化情報を算出してもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した各描画位置座標に基づいて前記描画オブジェクトを表示させてもよいし、前記受信部は、複数の前記描画位置座標を含む前記更新情報を受信してもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記描画位置座標に基づいて表示した前記描画オブジェクトの形状を、前記受信部が受信した前記複数の描画位置座標に基づき更新してもよい。
前記受信部は、第1間隔で、前記第2ユーザ情報を受信してもよいし、前記算出部は、前記受信部が前記第2ユーザ情報を受信するごとに、前記描画位置座標を算出してもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記描画位置座標と、当該描画位置座標が算出される直前に算出された前記描画位置座標とを結んだ前記描画オブジェクトを描画して表示させてもよいし、前記受信部は、前記他のコンピュータが前記第1間隔よりも短い間隔である第2間隔で受け付けた前記第2ユーザの操作に基づいて算出した前記複数の描画位置座標を含む前記更新情報を受信してもよいし、前記表示制御部は、前記受信部が前記複数の描画位置座標を受信した場合に、前記第2ユーザ情報に対応する前記描画オブジェクトである第1描画オブジェクトの形状を、前記更新情報に対応する前記描画オブジェクトであって、前記第1描画オブジェクトより各描画位置座標の間隔が短い第2描画オブジェクトの形状に更新してもよい。
前記コンピュータを、前記第1ユーザの操作を受け付ける受付部、及び前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作に基づく第1ユーザ情報を前記他のコンピュータに送信する送信部、としてさらに機能させてもよいし、前記算出部は、前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作であって、前記第1ユーザを示す第1ユーザオブジェクトが前記変化オブジェクトの形状を変化させる操作に基づいて、前記変化情報を算出してもよいし、前記送信部は、前記算出部が算出した前記変化情報に対応する前記更新情報を前記他のコンピュータに送信してもよい。
前記更新情報は、前記変化オブジェクトの位置を示すための情報であってもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトの位置を、前記更新情報に基づき更新してもよい。
前記変化オブジェクトは、仮想空間において、前記第2ユーザの操作に伴って動き得る動的オブジェクトであってもよいし、前記算出部は、第2ユーザ情報に基づいて、前記動的オブジェクトの動きを示すための前記変化情報を算出してもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて、前記動的オブジェクトを表示させてもよいし、前記受信部は、前記第2ユーザの特定の操作に基づく前記動的オブジェクトの位置座標を含む前記更新情報を受信してもよいし、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記動的オブジェクトの動きに基づいて表示させた前記動的オブジェクトの位置を、前記受信部が受信した前記動的オブジェクトの位置座標に基づき更新してもよい。
前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記動的オブジェクトの位置座標と、前記受信部が受信した前記動的オブジェクトの位置座標とが異なる場合に、前記動的オブジェクトの位置を更新してもよい。
前記コンピュータを、前記第1ユーザを示す第1ユーザオブジェクトを動かすための操作を受け付ける受付部、及び前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作に応じて動いた前記第1ユーザオブジェクトが前記変化オブジェクトに接触した場合に、当該変化オブジェクトの位置座標を前記他のコンピュータに送信する送信部、としてさらに機能させてもよい。
本発明の第2の態様にかかるユーザ端末は、第1ユーザが使用するユーザ端末であって、前記ユーザ端末とは異なる他の前記ユーザ端末を使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信する受信部と、前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する算出部と、前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させる表示制御部と、を有し、前記受信部は、前記変化情報を更新するための更新情報を受信し、前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新する。
本発明の第3の態様にかかるオブジェクト更新方法は、第1ユーザが使用するコンピュータが実行する、前記コンピュータとは異なる他の前記コンピュータを使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信するステップと、前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出するステップと、前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させるステップと、前記変化情報を更新するための更新情報を受信ステップと、算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新するステップと、を有する。
本発明によれば、複数のユーザに提示する仮想空間の整合性と各ユーザの体感性との調和を図ることができるという効果を奏する。
本明細書において前提となる空間共有システムの概要を説明するための図である。 本明細書において前提となる空間共有システムの概要を説明するための図である。 第1の実施の形態における空間共有システムの概要を説明するための図である。 ユーザ端末1の構成を示す図である。 描画オブジェクトを模式的に表した図である。 第1の実施の形態における空間共有システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 第2の実施の形態における空間共有システムの概要を説明するための図である。 第2の実施の形態における空間共有システムの概要を説明するための図である。 第2の実施の形態における空間共有システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
[空間共有システムSの構成]
まず、本明細書において前提となる空間共有システムSの概要について説明する。図1及び図2は、本明細書において前提となる空間共有システムSの概要を説明するための図である。空間共有システムSは、複数のユーザUに仮想空間Vを提示するために用いられるシステムである。空間共有システムが複数のユーザUに提示する空間は、例えば、VRであるが、これに限らず、AR(Augmented Reality)及びMR(Mixed Reality)等(xR)であってもよい。空間共有システムSは、ユーザ端末1と、管理装置2とを有する。
ユーザ端末1は、ユーザUが使用するコンピュータであり、例えば、ユーザUに仮想空間Vを提示するためのVR表示が可能なHMD(Head Mounted Display)型のデバイスである。ユーザ端末1には、ユーザUに仮想空間Vを提示するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「専用アプリ」という)がインストールされている。
ユーザ端末1には、ユーザUが仮想空間Vに存在するユーザオブジェクトAを操作するために用いられるコントローラCが無線又は有線で接続されており、ユーザUがコントローラCを操作すると、当該操作に応じてユーザオブジェクトAが動作する。なお、ユーザオブジェクトAは、例えば、ユーザUのアバターであってもよい。
管理装置2は、複数のユーザ端末1間で送受信される情報を中継する装置であり、例えばサーバである。なお、複数のユーザ端末1は、管理装置2を介さずに、P2P(Peer to Peer)で情報を送受信してもよい。
管理装置2は、ユーザ端末1がユーザUに仮想空間Vの提示を開始するための設定情報を管理している。設定情報は、例えば、仮想空間Vに存在するオブジェクトごとに、仮想空間Vにおける位置座標と、当該オブジェクトの種類(例えば、ユーザオブジェクト及び変化オブジェクト等)とが関連付けられている。変化オブジェクトは、ユーザUの操作に伴って変化するオブジェクトである。仮想空間Vに存在するユーザオブジェクト以外のオブジェクト(一例としては、机、椅子、ペン、ボール、花瓶等)が変化オブジェクトとなり得る。ユーザ端末1は、例えば、ユーザUが専用アプリを起動する操作を行ったことに応じて管理装置2から設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいて仮想空間Vの提示を開始する。
空間共有システムSにおいては、各ユーザ端末1が、管理装置2から受信した設定情報に基づいて仮想空間Vを提示するための情報を算出し、算出した情報に基づく画像を表示することにより、複数のユーザUそれぞれに仮想空間Vを提示する。図1に示す仮想空間Vには、少なくとも、第1ユーザ端末1aを使用する第1ユーザU1を示す第1ユーザオブジェクトA1と、第2ユーザ端末1bを使用する第2ユーザU2を示す第2ユーザオブジェクトA2とが存在している。仮想空間Vには、変化オブジェクトがさらに存在してもよい。
空間共有システムSにおいては、各ユーザ端末1がそれぞれ独立に仮想空間Vを提示するため、複数のユーザ端末1の間で仮想空間Vを提示するための情報を共有する必要がある。各ユーザ端末1がそれぞれ独立に仮想空間Vを提示する場合においては、ユーザUの体感性と、各ユーザUに提示される仮想空間Vの整合性との調和が課題となる。
本明細書におけるユーザU(例えば第1ユーザU1)の体感性は、第1ユーザU1の操作が第1ユーザU1に提示される仮想空間Vに反映されるまでのレスポンスの速さに応じて得られる体感性と、第1ユーザU1の操作に協働して操作し得る他のユーザU(例えば第2ユーザU2)の操作が第1ユーザU1に提示される仮想空間Vに反映されるまでのレスポンスの速さに応じて得られる体感性とを含む。また、本明細書における仮想空間Vの整合性は、複数のユーザ端末1(例えば第1ユーザ端末1a及び第2ユーザ端末1b)それぞれが同じ状態の仮想空間Vを提示することを示す。
複数のユーザ端末1の間で共有する情報の送信頻度が高くなるほど、仮想空間Vの整合性が向上するが、ユーザUの体感性が低下し得る。例えば、上記情報の送信頻度が高いと、ネットワークの負荷が高くなり得る。ネットワークの負荷が高くなったことによって上記情報の受信に遅延が生じると、複数のユーザ端末1の間において変化オブジェクトが変化するタイミングの差が上記遅延に応じて大きくなる。この場合、例えば、第2ユーザU2の操作が第1ユーザU1に提示される仮想空間Vに反映されるまでのレスポンスが遅くなり、第1ユーザU1の体感性が低下してしまう。
一方、複数のユーザ端末1の間で共有する情報の送信頻度が低くなるほど、ユーザUの体感性が向上するが、仮想空間Vの整合性が低下し得る。例えば、第2ユーザ端末1bが第1ユーザ端末1aに上記情報を送信する送信頻度が低いと、第1ユーザ端末1aによって第1ユーザU1に提示される仮想空間Vで動作する第2ユーザオブジェクトA2の動作間隔が、第2ユーザ端末1bによって第2ユーザU2に提示される仮想空間Vで動作する第2ユーザオブジェクトA2の動作間隔より長くなる。
具体的には、第2ユーザ端末1bによって第2ユーザU2に提示される仮想空間Vにおける第2ユーザオブジェクトA2は、予め定められた受付間隔で第2ユーザU2の操作を受け付けるごとに動作するため、スムーズに動作する。受付間隔は、例えば、ユーザ端末1に表示される画面のリフレッシュレートと同程度の間隔である。一方、第1ユーザ端末1aによって第1ユーザU1に提示される仮想空間Vにおける第2ユーザオブジェクトA2は、受付間隔よりも間隔が長い所定の間隔で上記情報を受信するごとに動作するため、間欠的に動作する。所定の間隔は、例えば、1秒間隔、又は0.5秒間隔等である。所定のタイミングは、所定の間隔において1つの期間が経過した時点である。
この場合、詳細については後述するが、第1ユーザ端末1a及び第2ユーザ端末1bそれぞれが提示する仮想空間Vにおいて変化オブジェクトの変化に差異が生じ得、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示する仮想空間Vの整合性が保てなくなる。このように、ユーザUの体感性と、各ユーザUに提示される仮想空間Vの整合性とはトレードオフの関係にあるため、ユーザUの体感性と仮想空間Vの整合性との調和を図ることが求められる。そこで、空間共有システムSは、ユーザUの体感性を維持しつつ、所定のタイミングで各ユーザUに提示する仮想空間Vの状態を同期する。
図2に示す例においては、第2ユーザU2の操作に伴って変化オブジェクトが変化する例を説明する。この場合において、まず、第2ユーザ端末1bは、第2ユーザU2の操作を受け付ける(図2の(1))。具体的には、第2ユーザ端末1bは、予め定められた受付間隔で第2ユーザU2の操作を受け付ける。
第2ユーザ端末1bは、管理装置2を介して、第2ユーザU2の操作に基づく第2ユーザ情報を、第1ユーザ端末1aに送信する(図2の(2))。具体的には、第2ユーザ端末1bは、受付間隔より間隔が長い所定の間隔で、当該所定の間隔に基づく所定のタイミングで受け付けた第2ユーザU2の操作に基づく第2ユーザ情報を、第1ユーザ端末1aに送信する。
第2ユーザ端末1bは、受け付けた第2ユーザU2の操作に基づいて、当該第2ユーザU2の操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する(図2の(3))。第2ユーザ端末1bは、第2ユーザU2の操作を受け付けるごとに、当該第2ユーザU2の操作に対応する変化情報を算出する。
第1ユーザ端末1aは、第2ユーザ端末1bから第2ユーザ情報を受信すると、当該第2ユーザ情報に基づいて、変化情報を算出する(図2の(4))。第1ユーザ端末1aは、第2ユーザ端末1bから第2ユーザ情報を受信するごとに、当該第2ユーザ情報に対応する変化情報を算出する。第1ユーザ端末1a及び第2ユーザ端末1bは、それぞれが算出した変化情報に基づいて変化オブジェクトを表示させることにより、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に仮想空間Vを提示する(図2の(5)、(6))。
このように、空間共有システムSは、第2ユーザ端末1bが受付間隔よりも間隔が長い所定の間隔で第2ユーザ情報を第1ユーザ端末1aに送信することにより、第2ユーザ情報の送信頻度を低くし、第2ユーザ情報を送信することによるネットワークの負荷を低減することができる。これにより、空間共有システムSは、第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトを早期に第1ユーザ端末1aに表示させることができる。その結果、空間共有システムSは、第1ユーザU1の体感性が低下することを低減させることができる。
続いて、第2ユーザ端末1bは、第2ユーザ情報を送信した後に、第1ユーザ端末1aが算出した変化情報を更新させるための更新情報を第1ユーザ端末1aに送信する(図2の(7))。そして、第1ユーザ端末1aは、第2ユーザ端末1bから更新情報を受信すると、第1ユーザ端末1aが変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトを、更新情報に基づき更新する(図2の(8))。
このようにすることで、空間共有システムSは、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示した仮想空間Vにおいて生じ得る変化オブジェクトの差異を解消することができる。これにより、空間共有システムSは、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示する仮想空間Vの整合性を保たせることができる。その結果、空間共有システムSは、複数のユーザUに提示する仮想空間Vの整合性と各ユーザUの体感性との調和を図ることができる。
以下、第1の実施の形態における空間共有システムSについて説明する。
<第1の実施の形態>
[第1の実施の形態における空間共有システムSの概要]
図3は、第1の実施の形態における空間共有システムSの概要を説明するための図である。第1の実施の形態における空間共有システムSにおいては、まず、第1ユーザ端末1aが、第1ユーザU1に提示する仮想空間Vにおいて、第2ユーザU2の操作に伴って変化した変化オブジェクトを、変化情報に基づき表示する。そして、第1ユーザ端末1aは、当該変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、更新情報に基づき更新する。
第1の実施の形態における変化オブジェクトは、仮想空間Vにおいて、第2ユーザの操作に基づいて描画される描画オブジェクトであり、例えば、ペンで描かれた線である。また、第1の実施の形態における変化情報及び更新情報は、変化オブジェクト(描画オブジェクト)の形状を示すための情報である。変化情報及び更新情報の詳細については後述する。
図3(a)は、第2ユーザ端末1bが第2ユーザU2に提示した第2仮想空間V2を模式的に表した図であり、第2ユーザU2の視点から見た第2仮想空間V2を示した図である。図3(a)に示す線Kは、第2ユーザ端末1bが第2ユーザの操作に基づいて表示した描画オブジェクトである。図3(a)に示すように、第2仮想空間V2においては、第2ユーザ端末1bが受付間隔で受け付けた第2ユーザの操作に基づいて描画オブジェクトを表示させるため、線Kが波線で表示される。
図3(b)、(c)は、第1ユーザ端末1aが第1ユーザU1に提示した第1仮想空間V1を模式的に表した図であり、第1ユーザU1の視点から見た第1仮想空間V1を示した図である。図3(b)に示す線Lは、第2ユーザオブジェクトA2が描画した描画オブジェクトであって、第1ユーザ端末1aが第2ユーザ情報に基づいて表示した描画オブジェクトである。図3(b)に示すように、第1仮想空間V1においては、第1ユーザ端末1aが、受付間隔よりも間隔が長い所定の間隔に基づく所定のタイミングで受け付けられた第2ユーザU2の操作に基づいて描画オブジェクトを表示させるため、線Lが折れ線で表示される。このように、空間共有システムSは、第2ユーザ情報の送信頻度を低くすると、各仮想空間Vにおいて描画オブジェクトの形状に差異が生じ得る。
そこで、空間共有システムSは、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、更新情報に基づき更新する。図3(c)に示す線Mは、第1ユーザ端末1aが更新情報に基づいて線Lを更新した描画オブジェクトである。図3(a)及び(c)に示すように、線Mは線Kと同じように波線で表示されている。
このように、空間共有システムSは、第2ユーザ情報の送信頻度を低くすることにより、第2ユーザが変化オブジェクトを変化させる操作を行ってから、当該第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトが第1ユーザ端末1aに表示されるまでの期間を短縮させることができる。これにより、空間共有システムSは、第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトが早期に第1ユーザ端末1aに表示されるため、第1ユーザU1の体感性の低下を低減させることができる。
また、空間共有システムSは、更新情報に基づいて変化オブジェクトの形状を更新することにより、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示した仮想空間Vにおいて生じ得る変化オブジェクトの形状の差異を解消することができる。これにより、空間共有システムSは、各ユーザUに提示される仮想空間Vの整合性を保たせることができる。その結果、空間共有システムSは、ユーザUの体感性と、各ユーザUに提供される仮想空間Vの整合性との調和を図ることができる。
以下、ユーザ端末1の構成について説明する。
[ユーザ端末1の構成]
図4は、ユーザ端末1の構成を示す図である。ユーザ端末1は、第1通信部11と、第2通信部12と、表示部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。
第1通信部11は、ネットワークに接続するためのインターフェイスであり、例えば無線LAN(Local Area Network)コントローラを含んで構成されている。第2通信部12は、コントローラCに接続するためのインターフェイスであり、例えば、近距離無線通信用の通信モジュールである。
表示部13は、ユーザUの両目それぞれに画像を提示するためのディスプレイである。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶している。
制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)等である。制御部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部151、操作受付部152、算出部153、表示制御部154及び送信部155として機能する。以下、第1ユーザ端末1aが当該第1ユーザ端末1aを使用する第1ユーザU1の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示させる機能と、第1ユーザ端末1aが第2ユーザ端末1bを使用する第2ユーザU2の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示させる機能とに分けて説明する。
(第1ユーザU1の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示)
操作受付部152は、第2通信部12を介して、第1ユーザU1の操作をコントローラC1から受け付ける。第1ユーザU1の操作は、第1ユーザU1を示す第1ユーザオブジェクトA1を動かすための操作又は第1ユーザオブジェクトA1が変化オブジェクトの形状を変化させる操作等である。具体的には、操作受付部152は、予め定められた受付間隔で、第1ユーザU1の操作を受け付ける。
算出部153は、第1ユーザU1の操作に基づいて、当該第1ユーザU1の操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する。変化情報は、例えば、描画位置座標と、描画位置識別情報とを含む。描画位置座標は、仮想空間Vに描画オブジェクトを描画するための位置座標である。描画位置識別情報は、描画位置座標を識別するための情報であり、例えば、通し番号を含む文字列である。
具体的には、算出部153は、操作オブジェクトの位置座標に基づいて、仮想空間Vに描画オブジェクトを描画するための描画位置座標を含む変化情報を算出する。操作オブジェクトは、例えば、第1ユーザオブジェクトA1に含まれる手オブジェクトである。
例えば、手オブジェクトの位置座標が手の平の中心であり、手オブジェクトが把持するペンオブジェクトのペン先から描画オブジェクトが描画される場合、算出部153は、操作受付部152が第1ユーザU1の操作を受け付けた時点における手オブジェクトの位置座標と、当該位置座標に対応する手の平の中心からペン先までの距離・角度とに基づいて、描画位置座標を算出するとともに、当該描画位置座標に描画位置識別情報を関連付けて付与する。
算出部153は、例えば、操作受付部152が第1ユーザU1の操作を受け付けるごとに、当該第1ユーザU1の操作に対応する変化情報を算出する。また、算出部153は、例えば、操作受付部152によって受け付けられた第1ユーザU1の操作が、変化オブジェクトを変化させる操作である場合に、当該変化オブジェクトに対応する変化情報を算出する。
表示制御部154は、算出部153が第1ユーザU1の操作に基づいて算出した変化情報に基づいて、変化オブジェクトを表示部13に表示させる。表示制御部154は、例えば、図3(a)に示す線Kを含む画像を表示部13に表示させる。
具体的には、表示制御部154は、算出部153が算出した各描画位置座標に基づいて描画オブジェクトを表示させる。より具体的には、表示制御部154は、算出部153が算出した描画位置座標と、当該描画位置座標が算出される直前に算出された描画位置座標とを結んだ描画オブジェクトを描画して表示させる。
図5は、描画オブジェクトを模式的に表した図である。図5(a)に示す線Kは、図3(a)に示す線Kに対応する。位置座標Knは、算出部153が算出した描画位置座標であり、位置座標Kn−1は、位置座標Knが算出される直前に算出された描画位置座標である。この場合において、表示制御部154は、位置座標Knと、位置座標Kn−1とを線で結んだ描画オブジェクトを描画して表示部13に表示させる。
図4に戻り、送信部155は、第1通信部11を介して、操作受付部152が受け付けた第1ユーザU1の操作に基づく第1ユーザ情報を、第2ユーザ端末1bに送信する。具体的には、送信部155は、第1通信部11を介して、操作受付部152が所定のタイミングで受け付けた第1ユーザU1の操作に基づく操作オブジェクトの位置座標と、描画オブジェクトを描画することを示すための描画情報とを含む第1ユーザ情報を、第2ユーザ端末1bに送信する。
より具体的には、まず、送信部155は、第1通信部11を介して、第1ユーザ情報を管理装置2に送信する。そして、管理装置2は、第1ユーザ端末1aから受信した第1ユーザ情報を、仮想空間Vに参加している複数のユーザUのうち、第1ユーザU1以外のユーザUである第2ユーザU2に対応する第2ユーザ端末1bに送信する。送信部155は、例えば、所定の間隔である第1間隔で、第1ユーザ情報を管理装置2に送信する。
送信部155は、第1ユーザ情報を送信した後に、第1通信部11を介して、第2ユーザ端末1bが第1ユーザ情報に基づいて算出した変化情報を更新するための更新情報を第2ユーザ端末1bに送信する。更新情報は、例えば、第1間隔とは異なる第2間隔に基づく1つの期間に算出部153が算出した複数の変化情報である。第2間隔は、第1間隔より長い間隔であり、例えば、5秒間隔又は10秒間隔等である。具体的には、送信部155は、第2間隔で、更新情報を第2ユーザ端末1bに送信する。
(第2ユーザU2の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示)
受信部151は、第1通信部11を介して、第2ユーザ情報又は更新情報を、第2ユーザ端末1bから受信する。第2ユーザ情報は、第1ユーザ情報に対応する情報であり、例えば、第2ユーザ端末1bが所定のタイミングで受け付けた第2ユーザU2の操作に基づく操作オブジェクトの位置座標と、描画オブジェクトを描画することを示すための描画情報とを含む情報である。
具体的には、受信部151は、第1通信部11を介して、第2ユーザ端末1bが送信した第2ユーザ情報又は更新情報を、管理装置2から受信する。受信部151は、例えば、第1間隔で、第2ユーザ情報を受信する。また、受信部151は、例えば、第2ユーザ端末1bが第1間隔よりも短い間隔である受付間隔で受け付けた第2ユーザの操作に基づいて算出した複数の変化情報を含む更新情報を受信する。変化情報は、描画位置座標と、当該描画位置座標に対応する描画位置識別情報とを含む。
算出部153は、受信部151が受信した第2ユーザ情報に基づいて、第2ユーザU2の操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する。具体的には、算出部153は、第2ユーザ情報に基づいて、描画オブジェクトの描画位置座標と、当該描画位置座標に対応する描画位置識別情報とを含む変化情報を算出する。算出部153は、例えば、受信部151が第1間隔で第2ユーザ情報を受信するごとに、変化情報を算出する。
表示制御部154は、算出部153が第2ユーザ情報に基づいて算出した変化情報に基づいて、変化オブジェクトを表示部13に表示させる。表示制御部154は、例えば、図3(b)に示す線Lを含む画像を表示部13に表示させる。
表示制御部154は、受信部151が更新情報を受信した場合に、算出部153が第2ユーザ情報に基づいて算出した変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、更新情報に基づき更新する。表示制御部154は、例えば、図3(b)に示す線Lを図3(c)に示す線Mに更新した描画オブジェクトを表示部13に表示させる。具体的には、表示制御部154は、算出部153が算出した描画位置座標に基づいて表示した描画オブジェクトを、受信部151が受信した複数の描画位置座標に基づき更新する。
より具体的には、表示制御部154は、受信部151が複数の描画位置座標を含む更新情報を受信した場合に、第1描画オブジェクトの形状を、第2描画オブジェクトの形状に更新する。第1描画オブジェクトは、第2ユーザ情報に対応する描画オブジェクトである。第2描画オブジェクトは、更新情報に対応する描画オブジェクトであって、第1描画オブジェクトより各描画位置座標の間隔が短い描画オブジェクトである。
表示制御部154は、例えば、算出部153が付与した描画位置識別情報である第1描画位置識別情報と、第2ユーザ端末1bが付与した描画位置識別情報である第2描画位置識別情報とに基づいて、第1描画オブジェクトの形状を、第2描画オブジェクトの形状に更新する。
図5(b)に示す線Lは、第1描画オブジェクトであり、図5(c)に示す線Mは、第2描画オブジェクトである。線Lを描画するために用いられる座標L1、L2、L3、L4それぞれに関連づけられている第1描画位置識別情報は、線Mを描画するために用いられる座標M1、M2、M3、M4それぞれに関連付けられている第2描画位置識別情報それぞれと一致する。
この場合において、表示制御部154は、座標L1、L2、L3、L4の位置座標を、第1描画位置識別情報が一致する第2描画位置識別情報に関連付けられている座標M1、M2、M3、M4の位置座標に変更し、座標M5から座標Mnまでの位置座標を追加することにより、第1描画オブジェクトの形状を、第2描画オブジェクトの形状に更新する。
[空間共有システムSの処理]
続いて、第1の実施の形態における空間共有システムSの処理の流れについて説明する。図6は、第1の実施の形態における空間共有システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、第2ユーザ端末1bの処理として、操作受付部152が、第2通信部12を介して、第2ユーザU2の操作をコントローラC2から受け付けたことを契機として開始する(S1)。
第2ユーザ端末1bの処理として、送信部155は、第1間隔に基づく期間が経過したか否かを判定する(S2)。送信部155は、第1間隔に基づく期間が経過したと判定した場合(S2においてYESの場合)、第1通信部11を介して、第2ユーザ情報を第1ユーザ端末1aに送信する(S3)。一方、送信部155は、第1間隔に基づく期間が経過していないと判定した場合(S2においてNOの場合)、処理をS4に進める。
第2ユーザ端末1bの処理として、算出部153は、操作受付部152が受け付けた第2ユーザU2の操作に基づいて、変化情報を算出する(S4)。第2ユーザ端末1bの処理として、表示制御部154は、算出部153が第2ユーザU2の操作に基づいて算出した変化情報に基づいて、変化オブジェクトを表示部13に表示させる(S5)。
第1ユーザ端末1aの処理として、受信部151が第1通信部11を介して第2ユーザ情報を第2ユーザ端末1bから受信すると、算出部153は、当該第2ユーザ情報に基づいて、変化情報を算出する(S6)。第1ユーザ端末1aの処理として、表示制御部154は、算出部153が第2ユーザ情報に基づいて算出した変化情報に基づいて、変化オブジェクトを表示部13に表示させる(S7)。
第2ユーザ端末1bの処理として、送信部155は、第2期間に基づく期間が経過したか否かを判定する(S8)。送信部155は、第2期間に基づく期間が経過したと判定した場合(S8においてYESの場合)、第1通信部11を介して、算出部153が第2ユーザU2の操作に基づいて算出した変化情報を含む更新情報を第1ユーザ端末1aに送信する(S9)。一方、送信部155は、第2期間に基づく期間が経過していないと判定した場合(S8においてNOの場合)、処理をS1に戻す。
第1ユーザ端末1aの処理として、受信部151が第1通信部11を介して第2ユーザ端末1bから更新情報を受信すると、表示制御部154は、算出部153が第2ユーザ情報に基づいて算出した変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、更新情報に基づき更新する(S10)。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したとおり、ユーザ端末1は、第2ユーザ情報に基づいて変化情報を算出し、算出した変化情報に基づいて変化オブジェクトを表示させる。その後、ユーザ端末1は、更新情報を受信すると、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、当該更新情報に基づき更新する。
このように、空間共有システムSは、第2ユーザ情報の送信頻度を低くすることにより、第2ユーザが変化オブジェクトを変化させる操作を行ってから、当該第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトが第1ユーザ端末1aに表示されるまでの期間を短縮させることができる。これにより、空間共有システムSは、第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトが早期に第1ユーザ端末1aに表示されるため、第1ユーザU1の体感性の低下を低減させることができる。
また、空間共有システムSは、更新情報に基づいて変化オブジェクトの形状を更新することにより、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示した仮想空間Vにおいて生じ得る変化オブジェクトの形状の差異を解消することができる。これにより、空間共有システムSは、各ユーザUに提示される仮想空間Vの整合性を保たせることができる。その結果、空間共有システムSは、ユーザUの体感性と、各ユーザUに提供される仮想空間Vの整合性との調和を図ることができる。
<第2の実施の形態>
[変化オブジェクトの位置を更新する]
続いて、第2の実施の形態における空間共有システムSについて説明する。第1の実施の形態における空間共有システムSにおいては、ユーザ端末1が、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの形状を、更新情報に基づき更新する。これに対して、第2の実施の形態における空間共有システムSにおいては、ユーザ端末1が、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの位置を、更新情報に基づき更新する。以下に、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。第1の実施の形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
図7及び図8は、第2の実施の形態における空間共有システムSの概要を説明するための図である。第2の実施の形態における変化オブジェクトは、仮想空間Vにおいて、ユーザUの操作に伴って動き得る動的オブジェクトであり、例えばボールである。また、第2の実施の形態における変化情報は、変化オブジェクト(動的オブジェクト)の動きを示すための情報である。また、第2の実施の形態における更新情報は、変化オブジェクト(動的オブジェクト)の位置を示すための情報である。図7においては、第2ユーザオブジェクトA2が投げた動的オブジェクトの位置の変化を模式的に示す。
図7(a)は、第2ユーザ端末1bが第2ユーザU2に提示した第2仮想空間V2を模式的に表した図である。図7(a)に示す第2仮想空間V2においては、位置P1で第2ユーザオブジェクトA2の手オブジェクトから離れた動的オブジェクトが、位置P2に止まっている。図7(a)に示すように、第2仮想空間V2においては、第2ユーザ端末1bが受付間隔で受け付けた第2ユーザの操作に基づいて動的オブジェクトを動作させるため、動的オブジェクトが位置P1から位置P2まで移動する。
図7(b)は、第1ユーザ端末1aが第1ユーザU1に提示した第1仮想空間V1を模式的に表した図である。図7(b)に示す第1仮想空間V1においては、第2ユーザオブジェクトA2によって位置Q1から投げられた動的オブジェクトが、位置Q2に止まっている。図7(b)に示すように、第1仮想空間V1においては、第1ユーザ端末1aが、受付間隔よりも間隔が長い所定の間隔に基づく所定のタイミングで受け付けられた第2ユーザU2の操作に基づいて動的オブジェクトを動作させるため、動的オブジェクトが位置Q1から位置Q2まで移動する。
このように、空間共有システムSは、第2ユーザ情報の送信頻度を低くすると、各仮想空間Vにおいて動的オブジェクトの位置に差異が生じ得る。また、各仮想空間Vにおいて動的オブジェクトの動作が異なることにより、一方の仮想空間Vにおいては当該動的オブジェクトが他の動的オブジェクトに当たり、他方の仮想空間Vにおいては当該動的オブジェクトが他の動的オブジェクトに当たらなかった場合等、各仮想空間Vにおいて様々な動的オブジェクトの位置に差異が生じ得る。
そこで、空間共有システムSは、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの位置を、更新情報に基づき更新する。図8(a)は、第2ユーザ端末1bが第2ユーザU2に提示した第2仮想空間V2を模式的に表した図である。図8(b)は、第1ユーザ端末1aが第1ユーザU1に提示した第1仮想空間V1であって、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの状態を模式的に表した図である。図8(c)は、第1ユーザ端末1aが第1ユーザU1に提示した第1仮想空間V1であって、更新情報に基づいて更新した変化オブジェクトの状態を模式的に表した図である。
図8(a)に示す例において、第2ユーザオブジェクトA2が、位置P2に止まっている動的オブジェクトを持つ動作をしたとする。この場合、空間共有システムSは、第1仮想空間V1において、第2ユーザオブジェクトA2が動的オブジェクトに触れる前に図8(b)に示す位置Q2に止まっている動的オブジェクトの位置を、図8(c)に示す位置Q3に更新する。なお、動的オブジェクトの位置の更新を行う契機は、動的オブジェクトを持つ動作や触れる動作に限られず、任意の動作や所定の条件としてもよい。
反対に、図示はしないが、第1ユーザオブジェクトA1が、位置Q2に止まっている動的オブジェクトを持つ動作をしたとする。この場合において、空間共有システムSは、第2ユーザU2から見ると位置P2に止まっている動的オブジェクトの位置を、第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトに触れることを契機として位置Q2に更新する。
このように、空間共有システムSは、更新情報に基づいて変化オブジェクトの位置を更新することにより、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示した仮想空間Vにおいて生じ得る変化オブジェクトの位置の差異を解消することができる。その結果、空間共有システムSは、複数のユーザUに提示する仮想空間Vの整合性と各ユーザUの体感性との調和を図ることができる。
[ユーザ端末1の構成]
(第1ユーザU1の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示)
続いて、ユーザ端末1の構成について図4を用いて説明する。操作受付部152は、第2通信部12を介して、第1ユーザU1の操作をコントローラC1から受け付ける。第1ユーザU1の操作は、第1ユーザU1を示す第1ユーザオブジェクトA1を動かすための操作、又は第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトを動かす操作等である。「第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトを動かす」動作は、例えば、第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトを投げる(離す)動作等である。
算出部153は、第1ユーザU1の操作に基づいて、動的オブジェクトの動きを示すための変化情報を算出する。例えば、専用アプリには、現実世界と同等の物理法則を仮想空間Vに適用するための物理モデルが予め設定されており、算出部153は、当該物理モデルを用いて、変化情報を算出する。
算出部153は、例えば、操作受付部152が動的オブジェクトを投げるための操作を受け付けた場合、動的オブジェクトの発射角度、動的オブジェクトの加速度及び仮想空間Vの重力等に基づいて、第1ユーザオブジェクトA1に含まれる手オブジェクトから動的オブジェクトが離れてから、当該動的オブジェクトが止まるまでの動きを示すための変化情報を算出する。
動的オブジェクトの発射角度は、例えば、動的オブジェクトが第1ユーザオブジェクトA1に含まれる手オブジェクトから離れるまでの手オブジェクトの動きに基づいて算出される。動的オブジェクトの加速度は、例えば、動的オブジェクトが第1ユーザオブジェクトA1に含まれる手オブジェクトから離れるまでの手オブジェクトの動きの速さに基づいて算出される。
表示制御部154は、第1ユーザU1の操作に基づいて算出された変化情報に基づいて、動的オブジェクトを表示部13に表示させる。表示制御部154は、例えば、図7(a)に示す動的オブジェクトの位置P1から位置P2までの動きを表した画像を表示部13に表示させる。
送信部155は、操作受付部152が受け付けた第1ユーザU1の操作に応じて動いた第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトを動かした場合、操作オブジェクトの位置座標と動作情報とを含む第1ユーザ情報を第2ユーザ端末1bに送信する。動作情報は、動的オブジェクトを動かすことを示すための情報であり、例えば、つかむ及び放す等を示す情報である。
送信部155は、第1ユーザU1の特定の操作に基づいて、更新情報を第2ユーザ端末1bに送信する。具体的には、送信部155は、操作受付部152が受け付けた第1ユーザU1の操作に応じて動いた第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトに接触した場合に、更新情報を第2ユーザ端末1bに送信する。
更新情報は、例えば、動的オブジェクトを識別するためのオブジェクト識別情報と、当該動的オブジェクトの位置座標とを含む。送信部155は、第1ユーザオブジェクトA1が動的オブジェクトに接触したときに更新情報を第2ユーザ端末1bに送信してもよいし、第1間隔で送信する第1ユーザ情報とともに更新情報を第2ユーザ端末1bに送信してもよい。
(第2ユーザU2の操作に伴って変化する変化オブジェクトを表示)
算出部153は、受信部151が第2ユーザ端末1bから受信した第2ユーザU2に基づく第2ユーザ情報に基づいて、動的オブジェクトの動きを示すための変化情報を算出する。第2ユーザ情報は、第1ユーザ情報に対応する情報である。算出部153は、例えば、変化情報に動的オブジェクトを離すことを示す動作情報が含まれている場合に、動的オブジェクトの動きを示すための変化情報を算出する。算出部153は、例えば、動的オブジェクトの発射角度、動的オブジェクトの加速度及び仮想空間Vの重力等に基づいて、第2ユーザオブジェクトA2に含まれる手オブジェクトから動的オブジェクトが離れてから、当該動的オブジェクトが止まるまでの動きを示すための変化情報を算出する。
動的オブジェクトの発射角度は、例えば、受信部151が第1間隔で受信した複数の第2ユーザ情報によって示される第2ユーザオブジェクトA2に含まれる手オブジェクトの動きであって、動的オブジェクトが手オブジェクトから離れるまでの手オブジェクトの動きに基づいて算出される。動的オブジェクトの加速度は、例えば、複数の第2ユーザ情報によって示される第2ユーザオブジェクトA2に含まれる手オブジェクトの動きの速さであって、動的オブジェクトが手オブジェクトから離れるまでの手オブジェクトの動きの速さに基づいて算出される。
表示制御部154は、算出部153が算出した動的オブジェクトの動きに基づいて、動的オブジェクトを表示させる。表示制御部154は、例えば、図7(b)に示す動的オブジェクトの位置Q1から位置Q2までの動きを表した画像を表示部13に表示させる。
受信部151が第2ユーザU2の特定の操作に基づく動的オブジェクトの位置座標を含む更新情報を受信すると、表示制御部154は、算出部153が算出した変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの位置を、更新情報に基づき更新する。表示制御部154は、例えば、図8(b)に示す位置Q2から図8(c)に示す位置Q3に更新した動的オブジェクトを表示部13に表示させる。
具体的には、表示制御部154は、算出部153が算出した動的オブジェクトの動きに基づいて表示させた動的オブジェクトの位置を、受信部151が受信した動的オブジェクトの位置座標に基づき更新する。より具体的には、表示制御部154は、更新情報に含まれるオブジェクト識別情報に対応する動的オブジェクトの位置を、当該更新情報に含まれる位置座標に更新する。
表示制御部154は、第1ユーザ端末1aが提示した第1仮想空間V1における動的オブジェクトの位置座標と、第2ユーザ端末1bが提示した第2仮想空間V2における動的オブジェクトの位置座標とが異なる場合に、第2ユーザオブジェクトA2が接触した動的オブジェクトの位置を更新情報に基づき更新してもよい。具体的には、表示制御部154は、算出部153が算出した変化情報に基づいて表示させた動的オブジェクトの位置座標と、受信部151が受信した動的オブジェクトの位置座標とが異なる場合に、動的オブジェクトの位置を更新する。このようにすることで、ユーザ端末1は、各仮想空間Vにおける動的オブジェクトの位置に差異がない場合であっても、ユーザオブジェクトAが動的オブジェクトに接触するごとに更新処理が実行される事態を抑止することができる。
[空間共有システムSの処理]
続いて、第2の実施の形態における空間共有システムSの処理の流れについて説明する。図9は、第2の実施の形態における空間共有システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、第2ユーザ端末1bの処理として、操作受付部152が、第2通信部12を介して、第2ユーザU2による操作をコントローラC2から受け付けたことを契機として開始する(S11)。第2ユーザU2による操作は、例えば、第2ユーザオブジェクトA2が動的オブジェクトを投げる操作である。
第2ユーザ端末1bの処理として、送信部155は、操作受付部152が受け付けた第2ユーザU2の操作に応じて動いた第2ユーザオブジェクトA2が動的オブジェクトに接触したか否かを判定する(S12)。送信部155は、第2ユーザオブジェクトA2が動的オブジェクトに接触していないと判定した場合(S12においてNOの場合)、操作オブジェクトの位置座標と動作情報とを含む第2ユーザ情報を第1ユーザ端末1aに送信する(S13)。
一方、送信部155は、第2ユーザオブジェクトA2が動的オブジェクトに接触したと判定した場合(S12においてYESの場合)、第2ユーザオブジェクトA2が接触した動的オブジェクトの位置座標と、当該動的オブジェクトに対応するオブジェクト識別情報とを含む更新情報を第1ユーザ端末1aに送信する(S14)。
第2ユーザ端末1bの処理として、算出部153は、第2ユーザU2の操作に基づいて、動的オブジェクトの動きを示すための変化情報を算出する(S15)。表示制御部154は、第1ユーザU1の操作に基づいて算出された変化情報に基づいて、動的オブジェクトを表示部13に表示させる(S16)。
第1ユーザ端末1aの処理として、受信部151が第1通信部11を介して第2ユーザ情報を第2ユーザ端末1bから受信した場合、算出部153は、当該第2ユーザ情報に基づいて、動的オブジェクトの動きを示すための変化情報を算出する(S17)。第1ユーザ端末1aの処理として、表示制御部154は、算出部153が第2ユーザ情報に基づいて算出した変化情報に基づいて、動的オブジェクトを表示部13に表示させる(S18)。
第1ユーザ端末1aの処理として、受信部151が第1通信部11を介して更新情報を第2ユーザ端末1bから受信した場合、表示制御部154は、算出部153が算出した変化情報に基づいて表示させた動的オブジェクトの位置を、更新情報に基づき更新する(S19)。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したとおり、ユーザ端末1は、第2ユーザ情報に基づいて変化情報を算出し、算出した変化情報に基づいて変化オブジェクトを表示させる。その後、ユーザ端末1は、変化情報に基づいて表示させた変化オブジェクトの位置を、更新情報に基づき更新する。このように、空間共有システムSは、更新情報に基づいて変化オブジェクトの位置を更新することにより、第1ユーザU1及び第2ユーザU2に提示した仮想空間Vにおいて生じ得る変化オブジェクトの位置の差異を解消することができる。その結果、空間共有システムSは、複数のユーザUに提示する仮想空間Vの整合性と各ユーザUの体感性との調和を図ることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 ユーザ端末
11 第1通信部
12 第2通信部
13 表示部
14 記憶部
15 制御部
151 受信部
152 操作受付部
153 算出部
154 表示制御部
155 送信部
2 管理装置
C コントローラ
S 空間共有システム
U ユーザ
V 仮想空間

Claims (11)

  1. 第1ユーザが使用するコンピュータを、
    前記コンピュータとは異なる他の前記コンピュータを使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信する受信部、
    前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する算出部、及び
    前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させる表示制御部、
    として機能させ、
    前記受信部は、前記変化情報を更新するための更新情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新する、
    プログラム。
  2. 前記更新情報は、前記変化オブジェクトの形状を示すための情報であり、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトの形状を、前記更新情報に基づき更新する、
    請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記変化オブジェクトは、仮想空間において、前記第2ユーザの操作に基づいて描画される描画オブジェクトであり、
    前記第2ユーザ情報は、前記第2ユーザの操作に基づく操作オブジェクトの位置座標を含み、
    前記算出部は、前記操作オブジェクトの位置座標に基づいて、前記仮想空間に前記描画オブジェクトを描画するための描画位置座標を含む前記変化情報を算出し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した各描画位置座標に基づいて前記描画オブジェクトを表示させ、
    前記受信部は、複数の前記描画位置座標を含む前記更新情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記描画位置座標に基づいて表示した前記描画オブジェクトの形状を、前記受信部が受信した前記複数の描画位置座標に基づき更新する、
    請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記受信部は、第1間隔で、前記第2ユーザ情報を受信し、
    前記算出部は、前記受信部が前記第2ユーザ情報を受信するごとに、前記描画位置座標を算出し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記描画位置座標と、当該描画位置座標が算出される直前に算出された前記描画位置座標とを結んだ前記描画オブジェクトを描画して表示させ、
    前記受信部は、前記他のコンピュータが前記第1間隔よりも短い間隔である第2間隔で受け付けた前記第2ユーザの操作に基づいて算出した前記複数の描画位置座標を含む前記更新情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記受信部が前記複数の描画位置座標を受信した場合に、前記第2ユーザ情報に対応する前記描画オブジェクトである第1描画オブジェクトの形状を、前記更新情報に対応する前記描画オブジェクトであって、前記第1描画オブジェクトより各描画位置座標の間隔が短い第2描画オブジェクトの形状に更新する、
    請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記第1ユーザの操作を受け付ける受付部、及び
    前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作に基づく第1ユーザ情報を前記他のコンピュータに送信する送信部、
    としてさらに機能させ、
    前記算出部は、前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作であって、前記第1ユーザを示す第1ユーザオブジェクトが前記変化オブジェクトの形状を変化させる操作に基づいて、前記変化情報を算出し、
    前記送信部は、前記算出部が算出した前記変化情報に対応する前記更新情報を前記他のコンピュータに送信する、
    請求項2から4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記更新情報は、前記変化オブジェクトの位置を示すための情報であり、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトの位置を、前記更新情報に基づき更新する、
    請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記変化オブジェクトは、仮想空間において、前記第2ユーザの操作に伴って動き得る動的オブジェクトであり、
    前記算出部は、第2ユーザ情報に基づいて、前記動的オブジェクトの動きを示すための前記変化情報を算出し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて、前記動的オブジェクトを表示させ、
    前記受信部は、前記第2ユーザの特定の操作に基づく前記動的オブジェクトの位置座標を含む前記更新情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記動的オブジェクトの動きに基づいて表示させた前記動的オブジェクトの位置を、前記受信部が受信した前記動的オブジェクトの位置座標に基づき更新する、
    請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記動的オブジェクトの位置座標と、前記受信部が受信した前記動的オブジェクトの位置座標とが異なる場合に、前記動的オブジェクトの位置を更新する、
    請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    前記第1ユーザを示す第1ユーザオブジェクトを動かすための操作を受け付ける受付部、及び
    前記受付部が受け付けた前記第1ユーザの操作に応じて動いた前記第1ユーザオブジェクトが前記変化オブジェクトに接触した場合に、当該変化オブジェクトの位置座標を前記他のコンピュータに送信する送信部、
    としてさらに機能させる、
    請求項6から8のいずれか一項に記載のプログラム。
  10. 第1ユーザが使用するユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末とは異なる他の前記ユーザ端末を使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信する受信部と、
    前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出する算出部と、
    前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させる表示制御部と、
    を有し、
    前記受信部は、前記変化情報を更新するための更新情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記算出部が算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新する、
    ユーザ端末。
  11. 第1ユーザが使用するコンピュータが実行する、
    前記コンピュータとは異なる他の前記コンピュータを使用する第2ユーザの操作に基づく第2ユーザ情報を受信するステップと、
    前記第2ユーザ情報に基づいて、前記第2ユーザの操作に伴って変化する変化オブジェクトの変化情報を算出するステップと、
    前記変化情報に基づいて、前記変化オブジェクトを表示部に表示させるステップと、
    前記変化情報を更新するための更新情報を受信ステップと、
    算出した前記変化情報に基づいて表示させた前記変化オブジェクトを、前記更新情報に基づき更新するステップと、
    を有するオブジェクト更新方法。
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JP2000030073A (ja) * 1997-09-30 2000-01-28 Fuji Photo Film Co Ltd 画像編集システムならびに画像編集システムを構成する画像サーバおよびクライアント・コンピュータならびに画像編集方法
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