JP2021158220A - 部品実装ライン - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の反り量を計測する時間を短縮する。【解決手段】本開示の部品実装ラインLは、実装ヘッド32によって部品供給装置13から取り出した部品Eを基板Bに実装する部品実装ラインLであって、部品Eを保持した実装ヘッド32を移動させることにより部品Eを基板Bに実装するヘッドユニット30と、搬送路CPに沿って上流側から下流側に向けて基板Bを搬送し、ヘッドユニット30によって部品Eの実装が行われる実装作業位置Pに位置決めする搬送装置12と、実装作業位置Pよりも上流側に設けられ、搬送装置12によって下流側に向けて搬送されている状態の基板Bにライン状のレーザ光を照射することにより基板Bの反り量を計測するラインレーザ計測装置40と、ヘッドユニット30、搬送装置12、およびラインレーザ計測装置40の動作を制御する制御部110と、を備えた部品実装ラインLである。【選択図】図1

Description

本開示は、部品実装ラインに関する。
従来より、基板の反り変形を計測して基板の高さを測定するようにした部品実装機として、特開2011−171330号公報(下記特許文献1)に記載の部品実装装置が知られている。この部品実装装置は、基板の反り変形状態を計測する計測手段を備えている。計測手段は基板支持機構によって構成されており、基板支持機構は、複数の基板支持ピンと、これらの基板支持ピンの下端部に配置された感圧センサと、を備えている。
基板が基板支持機構に下受けされると、基板支持ピンの上端部が基板の下面に当接し、基板支持ピンの下端部が感圧センサに押圧されることで基板支持ピンが基板に当接していると判断される。一方、基板支持ピンの上端部が基板の下面に当接しなければ、基板支持ピンの下端部が感圧センサに押圧されないため、基板支持ピンが基板に当接していない、すなわち基板が上反りしているものと判断される。
感圧センサは、各基板支持ピンの位置毎に計測する機能を有しており、この計測結果に基づいて高さセンサによる反り計測の要否や反り計測の対象となる範囲を特定する。その後、高さセンサによる基板の反り計測が実行され、反り計測結果に基づいて実装ヘッドによる部品実装動作における実装高さを更新し、実装作業をスタートさせる。これにより、基板の上反り状態に応じて実装高さが補正され、反り変形に起因する実装動作時の不具合を防止することができる。
特開2011−171330号公報
しかしながら、上記の部品実装装置では、感圧センサによる基板の上反り判定と高さセンサによる基板の反り計測との双方が必要になるため、実装動作を開始するまでの時間が長くなる。また、感圧センサの基板支持ピンを基板に直接当てる必要があるため、基板が損傷するおそれがある。したがって、反り変形に起因する実装動作時の不具合を防止しつつ、基板の反り量を計測する時間を短縮することは困難であった。
本開示の部品実装ラインは、実装ヘッドによって部品供給装置から取り出した部品を基板に実装する部品実装ラインであって、前記部品を保持した前記実装ヘッドを移動させることにより前記部品を前記基板に実装するヘッド駆動部と、搬送路に沿って上流側から下流側に向けて前記基板を搬送し、前記ヘッド駆動部によって前記部品の実装が行われる実装作業位置に位置決めする搬送装置と、前記実装作業位置よりも前記上流側に設けられ、前記搬送装置によって前記下流側に向けて搬送されている状態の前記基板にライン状のレーザ光を照射することにより前記基板の反り量を計測する第1計測装置と、前記ヘッド駆動部、前記搬送装置、および前記第1計測装置の動作を制御する制御部と、を備えた部品実装ラインである。
本開示によれば、基板の反り量を計測する時間を短縮できる。
図1は、本開示の実施形態に係る部品実装ラインの平面図である。 図2は、第1実装機の平面図である。 図3は、部品実装機の正面図である。 図4は、搬送中の基板にライン状のレーザ光を照射することで基板の反り量を計測する様子を示した斜視図である。 図5は、部品実装ラインの電気的構成を示したブロック図である。 図6は、基板の反り量に基づいて高さ計測の実施の有無を判断するフローチャートである。 図7は、基板の反り量に基づいて搬送速度とノズル上下ストロークと上下速度を自動可変するか否かを判断するフローチャートである。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の部品実装ラインは、実装ヘッドによって部品供給装置から取り出した部品を基板に実装する部品実装ラインであって、前記部品を保持した前記実装ヘッドを移動させることにより前記部品を前記基板に実装するヘッド駆動部と、搬送路に沿って上流側から下流側に向けて前記基板を搬送し、前記ヘッド駆動部によって前記部品の実装が行われる実装作業位置に位置決めする搬送装置と、前記実装作業位置よりも前記上流側に設けられ、前記搬送装置によって前記下流側に向けて搬送されている状態の前記基板にライン状のレーザ光を照射することにより前記基板の反り量を計測する第1計測装置と、前記ヘッド駆動部、前記搬送装置、および前記第1計測装置の動作を制御する制御部と、を備えた部品実装ラインである。
基板の搬送中に第1計測装置によって基板の反り量を計測できるため、第1計測装置による計測時間を短縮できる。
(2)前記実装ヘッドは、部品実装機に設けられ、かつ、前記搬送装置によって前記実装作業位置に位置決めされた状態の前記基板にレーザ光を照射することにより前記基板の反り量を計測する第2計測装置を備えており、前記第1計測装置は、前記部品実装機よりも前記上流側に配置された上流側装置に設けられており、前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて下流側装置に設けられた前記第2計測装置による計測要否を判定し、計測を要する場合には前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて下流側装置に設けられた前記第2計測装置による計測範囲を設定することが好ましい。
第2計測装置による基板の反り量計測を極力避けることができるため、第2計測装置の計測による時間ロスを低減できる。
(3)前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて前記搬送装置による前記基板の搬送速度を可変することが好ましい。
基板の反り量が少ない基板に対しては搬送速度を上げることで搬送タクトを向上できる。また、反り量が多い基板に対しては搬送速度を下げることで基板のすべりを低減させて搬送異常による停止時間を低減でき、部品の位置ずれなどの品質不良を低減できる。
(4)前記実装ヘッドは、前記部品を吸着するノズルと、前記ノズルを上下動させるモータと、を備え、前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて前記部品を吸着した前記ノズルの上下ストロークと上下速度とを可変することが好ましい。
実装品質を向上させることができ、実装不良調査による停止時間をなくして時間ロスを低減できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の部品実装ラインの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。実施形態は、図1に示すように、電子部品等の部品Eをプリント基板等の基板B上に実装する部品実装機を上流側(図1の図示左側)から下流側(図1の図示右側)に向けて複数配置した部品実装ラインLを例示している。
部品実装ラインLは、上流側から順に、第1実装機10A、第2実装機10B、および第3実装機10Cを備えて構成されている。以下において、第1実装機10A、第2実装機10B、および第3実装機10Cに共通する構成等を説明する場合には、まとめて部品実装機10というものとする。なお、第1実装機10Aの上流側に印刷機をさらに備える部品実装ラインとしてもよい。
<部品実装機の全体構成>
部品実装機10は、図2および図3に示すように、平面視略矩形状の基台11と、基板Bを搬送する搬送装置12と、基板B上に部品Eを実装(搭載)する部品搭載ユニット20と、部品搭載ユニット20に部品Eを供給するための部品供給装置13と、を備えて構成されている。なお、以下の説明において、左右方向とは図2における左右方向(基台11の長辺方向)を基準とする。また、前後方向とは図1における上下方向(基台11の短辺方向)を基準として、図2においては図示下側を前側、図示上側を後側として説明する。
<基台>
基台11は、図2に示すように、左右方向に横長な平面視略矩形状をなし、基台11上には、左右方向に延びる搬送装置12、部品搭載ユニット20などが配置されている。
<搬送装置>
搬送装置12は、図2および図3に示すように、左右方向に循環駆動する一対のコンベアベルト14を有しており、搬送路CPに沿って基板Bを搬送する装置である。基板Bは、図2に示すように、上流側の部品実装機10から一対のコンベアベルト14によって実装作業位置Pに搬入され、実装作業位置Pにおいて部品Eの実装作業が行われた後、一対のコンベアベルト14によって下流側の部品実装機10に向かって搬出される。これにより、基板Bが搬送路CPに沿って上流側から下流側に向けて各部品実装機10内を連続して通過するようになっている。
<部品供給装置>
部品供給装置13は、図2に示すように、フィーダ型とされ、搬送装置12の前後方向両側において左右方向に2つずつ並べることで、合計4箇所に配されている。これらの部品供給装置13には、複数のフィーダ16が左右方向に整列した状態で取り付けられている。各フィーダ16は、複数の部品Eが収容された部品供給テープをリールから引き出す図示しない電動式の送出装置などを備えており、搬送装置12側の端部から部品Eを一つずつ供給する。
<部品搭載ユニット>
部品搭載ユニット20は、部品供給装置13から供給される部品Eを取り出して基板B上に実装するものであって、図2に示すように、基台11の左右方向の両側に配される一対のY軸フレーム23と、一対のY軸フレーム23に架設されたX軸フレーム26と、X軸フレーム26に移動可能に取り付けられたヘッドユニット30と、を備えて構成されている。
一対のY軸フレーム23には、Y軸フレーム23に沿って配されたY軸ガイドレール24と、Y軸サーボモータ25と、が設けられており、Y軸サーボモータ25が通電制御されると、X軸フレーム26と、X軸フレーム26に取り付けられたヘッドユニット30と、がY軸ガイドレール24に沿って前後方向に移動するようになっている。
X軸フレーム26は左右方向に延びた形態とされ、X軸フレーム26には、図3に示すように、X軸フレーム26に沿って配されたX軸ガイドレール27と、X軸サーボモータ28と、が設けられており、X軸サーボモータ28が通電制御されると、ヘッドユニット30がX軸ガイドレール27に沿って左右方向に移動するようになっている。
<ヘッドユニット>
ヘッドユニット30は、図2および図3に示すように、箱形状をなすヘッドユニット本体31と、部品Eの実装動作を行う複数の実装ヘッド32と、を有している。
複数の実装ヘッド32は、ヘッドユニット本体31から下方に突出した形態で左右方向に並んで配列されており、各実装ヘッド32は、上下方向に延びるシャフト33と、シャフト33の先端である下端部に着脱可能な吸着ノズル34と、を有している。
シャフト33には、ヘッドユニット本体31内に設けられたZ軸サーボモータ35およびR軸サーボモータ36が取り付けられている。シャフト33は、Z軸サーボモータ35によって上下方向に昇降可能とされ、R軸サーボモータ36によって軸回りに回転可能とされている。
吸着ノズル34は、図3に示すように、上下方向に延びる略筒状をなしている。吸着ノズル34は、シャフト33の下端部に設けられた図示しない保持部によって上端部が保持されることで、シャフト33の下端部に保持されている。また、各実装ヘッド32にはエア供給装置51から負圧が供給されるようになっており、吸着ノズル34の先端に吸引力が生じるようになっている。
ヘッドユニット本体31の側面には、図3に示すように、基板認識カメラ21が設けられており、基板認識カメラ21が基板Bのフィデューシャルマークを撮像して、基板Bを画像認識するようになっている。一方、基台11上における実装作業位置Pの前後方向の両側には、一対の部品認識カメラ15が設置されており、各部品認識カメラ15は、ヘッドユニット30の実装ヘッド32に吸着保持された部品Eを撮像するようになっている。
ヘッドユニット本体31の下面には、レーザ計測装置37が搭載されており、基板Bの表面に点状のレーザ光を照射して、基板Bの高さを計測するようになっている。レーザ計測装置37はレーザ変位計とされているが、超音波センサとしてもよい。レーザ計測装置37によって計測された基板Bの高さに基づいて基板Bの反り量を計測できる。
<センサ>
図3に示すように、基台11上には、センサ50が取り付けられている。センサ50はレーザ変位計とされているが、超音波センサとしてもよい。センサ50は、基板Bの有無を検知し、基板Bの搬送速度を計測する。
<ラインレーザ計測装置>
図1に示すように、第1実装機10Aの搬入口には、ラインレーザ計測装置40が設置されている。ラインレーザ計測装置40は、図4に示すように、搬送装置12の上方に設けられており、搬送中の基板Bに対してライン状のレーザ光を照射することで基板Bの反り状態を計測する。ラインレーザ計測装置40は、搬送装置12の下方に設けられているものとしてもよい。
ラインレーザ計測装置40による計測は、三次元計測での光切断法とされている。具体的には、基板Bにライン状のレーザ光を照射し、その反射光を高さデータ(プロファイル)として取得し、基板Bとの距離は三角測量に基づいて測定する。本開示のラインレーザ計測装置40は、基板Bの第1実装機10Aへの搬入時に、基板Bを移動させながら基板B全体の高さ計測を行い、三次元形状を取得しているものの、基板Bの印刷機への搬入時に基板Bの計測を行えば、半田が印刷される前の基板Bの三次元形状を取得できる。
<部品実装ラインの電気的構成>
次に、部品実装ラインLの電気的構成を、図5を参照して説明する。
部品実装ラインLは、制御部110によって全体が制御統括されており、制御部110は、CPUなどにより構成される演算処理部111を備えている。演算処理部111には、モータ制御部112、記憶部113、画像処理部114、外部入出力部115、部品供給装置通信部116、管理装置通信部117、操作部118などが接続されている。
モータ制御部112は、演算処理部111の指令により、記憶部113に記憶されている実装プログラムに基づいて、Y軸サーボモータ28、Z軸サーボモータ35、R軸サーボモータ36、搬送装置12などを制御し、部品Eを実装する。
記憶部113には、基板Bに部品Eを実装するための各種データなどが記憶されている。各種データには、生産が予定されている基板Bの寸法や搬送速度に関する基板情報、ヘッドユニット30に装着されているシャフト33や吸着ノズル34の識別情報などが含まれている。
画像処理部114は、基板認識カメラ21や部品認識カメラ15から出力される画像信号が取り込まれるようになっており、取り込んだ画像信号に基づいて画像を生成する。
外部入出力部115は、いわゆるインターフェースであって、演算処理部111は、外部入出力部115を通じてセンサ50、レーザ計測装置37、およびラインレーザ計測装置40からの検出信号を取り込み、エア供給装置51との制御信号の受け渡しを行う。センサ50、レーザ計測装置37、およびラインレーザ計測装置40は、外部入出力部115に有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。
部品供給装置通信部116は、部品供給装置13に接続されており、部品供給装置13を統括して制御する。
操作部118は、液晶モニタなどの図示しない表示装置、キーボードやマウスなどの図示しない入力装置などを備えており、作業者からの入力の受付や作業者への出力を行う。
管理装置通信部117は、例えば、パーソナルコンピュータなどの管理装置60と通信可能に接続されている。管理装置60は、例えば、ラインレーザ計測装置40によって計測された基板Bの反り量に基づいて基板Bの搬送速度、吸着ノズル34の上下ストローク、および吸着ノズル34の上下速度を自動的に変更することができる。自動的に変更する具体的方法として以下の2つが挙げられる。
1.基板Bの反り量と上下速度の減速率との関係を表したグラフのデータを記憶しておき、このデータに基づいて反り量に対応する減速率を決定し、この減速率に従って上下速度を変更する。例えば、反り量が0から0.9mmまで増加する間は、減速率を0から90%まで徐々に増加していき、反り量が0.9mmを超えたら減速率を90%のまま一定にしてもよい。また、上下速度の初期設定値をSP1mm/sとし、減速率をDR%とし、変更後の上下速度をSP2mm/sとした場合に、
SP2=SP1×(1−DR×0.01)としてもよい。
2.基板Bの反り量と上下ストロークとの関係を表したデータを記憶しておき、このデータに基づいて反り量に対応した上下ストロークに変更するように制御する。例えば、上下ストロークの初期設定値をD1mmとし、反り量をWmmとし、変更後の上下ストロークをD2mmとした場合に、
D2=D1−Wとしてもよい。
<反り量に基づく高さ計測の要否>
次に、ラインレーザ計測装置40によって計測された基板Bの反り量に基づいてレーザ計測装置37による基板Bの高さ計測を実施するか否かについての手順を図6のフローチャートを参照しながら説明する。生産を開始すると、1枚目の基板Bを第1実装機10Aに搬入し始める(ステップS10)。このとき、第1実装機10Aの搬入口に設置されたラインレーザ計測装置40によって、搬送されている状態の基板Bの反り量を計測する(ステップS11)。また、第1実装機10Aの上流側に印刷機が設置されており、この印刷機の基板Bの搬入口にラインレーザ計測装置40が設置されている場合には、半田が印刷される前の基板Bの反り量を計測できる。
基板Bの反り量が反り量閾値以上である場合には(ステップ12でYES)、第1実装機10Aの下流側装置である第2実装機10Bでレーザ計測装置37による基板Bの高さ計測を実施し、高さ計測の結果に基づいて基板Bの反り量を計測する。その際、基板Bのうち反り量が反り量閾値以上であった範囲のみを計測範囲として自動設定してもよい(ステップS14)。一方、基板Bの反り量が反り量閾値未満である場合には(ステップS12でNO)、問題なしと判定し、第1実装機10Aの下流側装置である第2実装機10Bでの高さ計測を実施しない(ステップS13)。
その後、基板Bに実装を開始し(ステップS15)、実装が完了した後(ステップS16)、実装が完了した基板Bを搬出する。以後、基板Bが搬入される毎に、上述したように、搬入された基板Bに対するラインレーザ計測装置40による反り計測(ステップS11)から実装の完了(ステップS16)までが繰り返される。そして、生産予定の枚数について実装が完了したら生産終了と判定し(ステップS17)、生産完了とする。
<反り量に基づく搬送速度とノズル上下ストロークと上下速度の自動可変の要否>
次に、ラインレーザ計測装置40によって計測された基板Bの反り量に基づいて基板Bの搬送速度と吸着ノズル34の上下ストロークと上下速度の自動可変を行うか否かについての手順を図7のフローチャートを参照しながら説明する。生産を開始すると、1枚目の基板Bを第1実装機10Aに搬入し始める(ステップS20)。このとき、第1実装機10Aの搬入口に設置されたラインレーザ計測装置40によって、搬送されている状態の基板Bの反り量を計測する(ステップS21)。また、第1実装機10Aの上流側に印刷機が設置されており、この印刷機の搬入口にラインレーザ計測装置40が設置されている場合には、半田が印刷される前の基板Bの三次元形状を計測できる。
基板Bの反り量が反り量閾値以上である場合には(ステップ22でYES)、第1実装機10Aにおいて、(1)基板Bの搬送速度を変更し、(2)吸着ノズル34の上下ストロークを変更し、(3)吸着ノズル34の上下速度を変更する。これら(1)から(3)の変更操作は、管理装置60によって自動的に実行されるようにしてもよい。また、(1)から(3)のうちいずれか一つを実行してもよく、いずれか二つを実行してもよい。また、第2実装機10Bと第3実装機10Cにおいても上記変更操作を実行してもよい。一方、基板Bの反り量が反り量閾値未満である場合には(ステップS22でNO)、問題なしと判定し、上記変更操作を実行しない(ステップS23)。
その後、基板Bに実装を開始し(ステップS25)、実装が完了した後(ステップS26)、実装が完了した基板Bを搬出する。以後、基板Bが搬入される毎に、上述したように、搬入された基板Bに対するラインレーザ計測装置40による反り計測(ステップS21)から実装の完了(ステップS26)までが繰り返される。そして、生産予定の枚数について実装が完了したら生産終了と判定し(ステップS27)、生産完了とする。
以上のように本開示の部品実装ラインLは、実装ヘッド32によって部品供給装置13から取り出した部品Eを基板Bに実装する部品実装ラインLであって、部品Eを保持した実装ヘッド32を移動させることにより部品Eを基板Bに実装するヘッドユニット30と、搬送路CPに沿って上流側から下流側に向けて基板Bを搬送し、ヘッドユニット30によって部品Eの実装が行われる実装作業位置Pに位置決めする搬送装置12と、実装作業位置Pよりも上流側に設けられ、搬送装置12によって下流側に向けて搬送されている状態の基板Bにライン状のレーザ光を照射することにより基板Bの反り量を計測するラインレーザ計測装置40と、ヘッドユニット30、搬送装置12、およびラインレーザ計測装置40の動作を制御する制御部110と、を備えた部品実装ラインLである。
基板Bの搬送中にラインレーザ計測装置40によって基板Bの反り量を計測できるため、ラインレーザ計測装置40による計測時間を短縮できる。
実装ヘッド32は、第2実装機10Bに設けられ、かつ、搬送装置12によって実装作業位置Pに位置決めされた状態の基板B上の予め設定されている複数の点にレーザ光を照射することにより基板Bの反り量を計測するレーザ計測装置37を備えており、ラインレーザ計測装置40は、第2実装機10Bよりも上流側に配置された第1実装機10Aに設けられており、制御部110は、ラインレーザ計測装置40で計測された基板Bの反り量に基づいて第2実装機10Bに設けられたレーザ計測装置37による計測要否を判定する。制御部110は、計測を要する場合には、ラインレーザ計測装置40で計測された基板Bの反り量に基づいて、下流実装機(例えば第2実装機10B)では、レーザ計測装置37による計測点の数を変更してもよいし、反り量が少ないときは、レーザ計測装置37による計測点を間引いてもよい。
また、制御部110は、計測を要する場合には、ラインレーザ計測装置40で計測された基板Bの反り量に基づいて第2実装機10Bに設けられたレーザ計測装置37による計測範囲を設定することが好ましく、その際、計測範囲を複数の計測範囲に分割し、分割した範囲毎の反り量に応じて、範囲毎に下流実装機でのレーザ計測装置37による計測点を設定することが好ましい。
さらに、分割した範囲のうち、反り量が予め設定されている第1の閾値より小さい範囲では、計測点を予め設定されている基準計測点から計測点を間引いてもよく、反り量が予め設定されている第2の閾値(第1の閾値より大きい)より大きい範囲では、予め設定されている基準計測点に計測点を追加してもよい。計測点を予め設定されている基準計測点から計測点を間引いて減少させることにより、下流実装機での計測時間を極力短くすることができ、また、予め設定されている複数の基準計測点の間に複数の計測点を追加して測定点を増やすことにより、下流実装機での基板の反り量の計測精度を向上することができる。
上記の構成によると、レーザ計測装置37による基板Bの反り量計測を極力避けることができるため、レーザ計測装置37の計測による時間ロスを低減できる。
制御部110は、ラインレーザ計測装置40で計測された基板Bの反り量に基づいて搬送装置12による基板Bの搬送速度を可変することが好ましい。
基板Bの反り量が少ない基板Bに対しては搬送速度を上げることで搬送タクトを向上できる。また、反り量が多い基板Bに対しては搬送速度を下げることで基板Bのすべりを低減させて搬送異常による停止時間を低減でき、部品の位置ずれなどの品質不良を低減できる。
実装ヘッド32は、部品Eを吸着する吸着ノズル34と、吸着ノズル34を上下動させるZ軸サーボモータ35と、を備え、制御部110は、ラインレーザ計測装置40で計測された基板Bの反り量に基づいて部品Eを吸着した吸着ノズル34の上下ストロークと上下速度とを可変することが好ましい。
実装品質を向上させることができ、実装不良調査による停止時間をなくして時間ロスを低減できる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では第1実装機10Aに設けられたラインレーザ計測装置40によって計測された基板Bの反り量に基づいて第2実装機10Bに設けられたレーザ計測装置37の計測要否を判断しているものの、第1実装機10Aに設けられたレーザ計測装置37の計測要否を判断してもよく、第3実装機10Cに設けられたレーザ計測装置37の計測要否を判断してもよい。
(2)上記実施形態ではレーザ計測装置37による基板Bの反り量の計測要否と、基板Bの搬送速度などの自動可変の要否と、の双方を実施しているものの、いずれか一方のみを実施してもよい。
(3)上記実施形態ではラインレーザ計測装置40が第1実装機10Aの搬入口に設けられているものを例示したが、第1実装機10Aの搬出口に設けられているものとしてもよい。
(4)上記実施形態では基板Bの搬送速度を自動可変するものを例示したが、基板Bの搬送速度を作業者が手動で変更してもよい。
(5)上記実施形態では部品Eを吸着した吸着ノズル34の上下ストロークと上下速度を自動可変するものを例示したが、これらを作業者がラインレーザ計測装置40によって計測された基板Bの反り量に基づいて手動で変更してもよい。
10…部品実装機、10A…第1実装機、10B…第2実装機、10C…第3実装機
11…基台、12…搬送装置、13…部品供給装置、14…コンベアベルト、15…部品認識カメラ、16…フィーダ
20…部品搭載ユニット、21…基板認識カメラ、23…Y軸フレーム、24…Y軸ガイドレール、25…Y軸サーボモータ、26…X軸フレーム、27…X軸ガイドレール、28…X軸サーボモータ
30…ヘッドユニット(ヘッド駆動部)、31…ヘッドユニット本体、32…実装ヘッド、33…シャフト、34…吸着ノズル、35…Z軸サーボモータ、36…R軸サーボモータ、37…レーザ計測装置(第2計測装置)
40…ラインレーザ計測装置(第1計測装置)
50…センサ、51…エア供給装置
60…管理装置
110…制御部、111…演算処理部、112…モータ制御部、113…記憶部、114…画像処理部、115…外部入出力部、116…部品供給装置通信部、117…管理装置通信部、118…操作部
B…基板、CP…搬送路、E…部品、P…実装作業位置、L…部品実装ライン

Claims (4)

  1. 実装ヘッドによって部品供給装置から取り出した部品を基板に実装する部品実装ラインであって、
    前記部品を保持した前記実装ヘッドを移動させることにより前記部品を前記基板に実装するヘッド駆動部と、
    搬送路に沿って上流側から下流側に向けて前記基板を搬送し、前記ヘッド駆動部によって前記部品の実装が行われる実装作業位置に位置決めする搬送装置と、
    前記実装作業位置よりも前記上流側に設けられ、前記搬送装置によって前記下流側に向けて搬送されている状態の前記基板にライン状のレーザ光を照射することにより前記基板の反り量を計測する第1計測装置と、
    前記ヘッド駆動部、前記搬送装置、および前記第1計測装置の動作を制御する制御部と、を備えた部品実装ライン。
  2. 前記実装ヘッドは、部品実装機に設けられ、かつ、前記搬送装置によって前記実装作業位置に位置決めされた状態の前記基板にレーザ光を照射することにより前記基板の反り量を計測する第2計測装置を備えており、
    前記第1計測装置は、前記部品実装機よりも前記上流側に配置された上流側装置に設けられており、
    前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて下流側装置に設けられた前記第2計測装置による計測要否を判定し、計測を要する場合には前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて下流側装置に設けられた前記第2計測装置による計測範囲を設定する、請求項1に記載の部品実装ライン。
  3. 前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて前記搬送装置による前記基板の搬送速度を可変する、請求項1または請求項2に記載の部品実装ライン。
  4. 前記実装ヘッドは、前記部品を吸着するノズルと、前記ノズルを上下動させるモータと、を備え、
    前記制御部は、前記第1計測装置で計測された前記基板の反り量に基づいて前記部品を吸着した前記ノズルの上下ストロークと上下速度とを可変する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の部品実装ライン。
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