JP2021156953A - 撮像レンズ系及び撮像装置 - Google Patents

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佑介 荻
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Abstract

【課題】コストを抑え,MTF(ModulatedTransferFunction)性能、製造誤差感度及び温度特性が良好な撮像レンズ系及び撮像装置を提供すること。【解決手段】撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズL1,物体側が凹形状であり,像側が凸形状である第2レンズL2,正のパワーを有し,物体側が凸形状である第3レンズL3,第4レンズL4,第5レンズL5,正のパワーを有し、非球面を有する第6レンズL6,からなる撮像レンズ系であって,第4レンズL4と第5レンズL5の一方は正のパワーを有し,他方は負のパワーを有する。【選択図】図1

Description

本発明は撮像レンズ系及び撮像装置に関する。
近年、自動車搭載用途の撮像レンズ系として、広視野に対応したレンズが必要とされている。自動車搭載用途の撮像レンズ系として、例えば、自動車を運転するときの安全性を確保するためのフロント、バック、及びサイドを確認するための車載カメラに用いられる撮像レンズ系がある。
車載カメラの撮像レンズ系には、視界が広く、かつ、高い解像力を有するとともに、さらに、明るい撮像レンズ系であることが求められる。また、車載カメラ用の撮像レンズ系では、コンパクトさも求められる。
例えば,特許文献1には,すべてガラスレンズで構成された6枚の撮像光学系が記載されている。
特開2017−32969号公報
しかしながら,特許文献1の撮像装置では,すべてガラスレンズから構成されており、物体側から1枚目と2枚目のレンズはガラスモールドレンズを用いて非球面レンズとし、それ以外のレンズは研磨レンズ、すなわち球面レンズとしている。このようにガラスモールドレンズを多用すると光学性能をよくすることができる反面、コストが上昇してしまうというデメリットがあった。
一方,コストダウンのためにレンズを全てプラスチックレンズにすると環境温度の変化に対して性能の安定性に欠けるという問題があった。
このように,従来の撮像レンズ系では,コストと,MTF(Modulated Transfer Function)性能、製造誤差感度及び温度特性が良好な撮像レンズ系及び撮像装置を提供することの両立が困難で、これらを満足した撮像レンズ系及び撮像装置を実現できないという課題があった。
一実施形態の撮像レンズ系は,すべてガラスレンズで構成し、物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズ,物体側が凹形状であり,像側が凸形状である第2レンズ,正のパワーを有し,物体側が凸形状である第3レンズ,第4レンズ,第5レンズ,正のパワーを有し、非球面を有する第6レンズ,からなる撮像レンズ系であって,前記第4レンズと前記第5レンズの一方は正のパワーを有し,他方は負のパワーを有するようにした。
この構成によれば,コストを抑え,MTF(Modulated Transfer Function)性能、製造誤差感度及び温度特性が良好な撮像レンズ系を実現することができる。
本発明によれば,コストを抑え,MTF(Modulated Transfer Function)性能、製造誤差感度及び温度特性が良好な撮像レンズ系及び撮像装置を提供することができる。
実施例1に係る撮像レンズ系の構成を示す断面図である。 実施例1の撮像レンズ系における球面収差図である。 実施例1の撮像レンズ系における像面湾曲図である。 実施例1の撮像レンズ系における歪曲収差図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の構成を示す断面図である。 実施例2の撮像レンズ系における球面収差図である。 実施例2の撮像レンズ系における像面湾曲図である。 実施例2の撮像レンズ系における歪曲収差図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の構成を示す断面図である。 実施例3の撮像レンズ系における球面収差図である。 実施例3の撮像レンズ系における像面湾曲図である。 実施例3の撮像レンズ系における歪曲収差図である。 実施例4に係る撮像レンズ系の構成を示す断面図である。 実施例4の撮像レンズ系における球面収差図である。 実施例4の撮像レンズ系における像面湾曲図である。 実施例4の撮像レンズ系における歪曲収差図である。 実施の形態2に係る撮像装置の断面図である。
以下,本実施の形態に係る光学レンズ及び撮像装置を説明する。
(実施の形態1:撮像レンズ系)
実施の形態1の撮像レンズ系は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズ,物体側が凹形状であり,像側が凸形状である第2レンズ,正のパワーを有し,物体側が凸形状である第3レンズ,第4レンズ,第5レンズ,正のパワーを有する第6レンズ,からなる撮像レンズ系であって,前記第4レンズと前記第5レンズの一方は正のパワーを有し,他方は負のパワーを有し、第1レンズから第6レンズはガラスレンズからなり、第6レンズの少なくとも一方の面は非球面であるようにした。
このように,実施の形態1の撮像レンズ系によれば,非球面を有するガラスレンズの多用を避けてコストを抑え,MTF(Modulated Transfer Function)性能、製造誤差感度及び温度特性が良好な撮像レンズ系を実現することができる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第6レンズの焦点距離をf6,レンズ系全体の焦点距離をFとするとき,以下の式(1)を満たすようにしてもよい。
f6/F>1.6 ・・・(1)
この構成によれば,各種収差補正を実現する第6レンズの正のパワーを適正に維持でき、非球面レンズの数を減少させてもMTF性能を確保できる。上記条件を違反すると、第6レンズの正のパワーが強くなり、全系のパワー維持のために必然的に他の負のレンズの屈折力を強くなるが、この強くなった負のレンズで発生する軸外タンジェンシャル成分の収差が第6レンズの非球面で補正しきれなくなりMTF性能が劣化してしまう。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第6レンズの中心厚をt6,レンズ系全体の長さをTとするとき,以下の式(2)を満たすようにしてもよい。
t6/T<0.2 ・・・(2)
この構成によれば,第6レンズの物体側面上において軸上光線と軸外光線の入射位置の重複部分を少なくすることができ、軸上光線と軸外光線をそれぞれ非球面で有効に収差補正することできMTF性能を改善できる。一方、この条件を満たさない場合、軸上光線と軸外光線が第6レンズの物体側面上で重複部分が多くなり各光線を有効に収差補正することが困難になり、MTF性能が劣化してしまう。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第3レンズの像側が凹形状であってもよい。
この構成によれば,軸外の非点収差、像面湾曲の補正に有効である。すなわち、第2レンズの物体側が凹形状となっている状態で第3レンズの像側を凹形状とすることにより、第2レンズの物体側形状と第3レンズの像側形状は対称的となるため、第2レンズの物体側形状により発生した非点収差及び像面湾曲と第3レンズの像側形状で発生する非点収差及び像面湾曲とが互いに打ち消しあう効果を期待できる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第4レンズと前記第5レンズは接合レンズであってもよい。
この構成によれば,貼り合わせる事で、第4レンズの像側面の曲率半径を小さくしても全反射が起きにくくなる。よって曲率半径を小さくし、第4レンズの像側面での上光線、下光線の入射角大きく取ることが可能となり、第4レンズの像側面−第5レンズの物体側面で色収差の補正を有効に行える。また貼る事で、製造や組み立て誤差による第4レンズ−第5レンズの相対的位置ずれを減らせる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第4レンズの像側が凸形状であってもよい。
この構成によれば,第4レンズの像側面を凸面にすることで,第4レンズ以降の光束を細くすることで、第6レンズの非球面での軸上光線と軸外光線の入射位置を離すことができ、軸上光線と軸外光線を分離して非球面で有効に収差補正することができる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第4レンズの像側が凸形状であってもよい。
この構成によれば,第4レンズの像側面を凸面にすることで,第4レンズ以降の光束を細くすることで、第6レンズの非球面での軸上光線と軸外光線の入射位置を離すことができ、軸上光線と軸外光線を分離して非球面で有効に収差補正することができる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第1レンズ,前記第2レンズ,前記第3レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズすべて球面レンズであるようにしてもよい。球面レンズは通常研磨により作成されるものであるから、球面レンズを多用することによりコストを下げることができる。
上記実施の形態1の撮像レンズ系は,前記第1レンズ,前記第2レンズ,前記第3レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズは研磨レンズであり、前記第6レンズはガラスモールドレンズであるようにしてもよい。このように第6レンズのみをガラスモールドレンズにすることによりコストを低減できる。
次に,実施の形態1の撮像レンズ系に対応する実施例について,図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は,実施例1に係る撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図1において,撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有する第1レンズL1,負のパワーを有する第2レンズL2,正のパワーを有する第3レンズL3,絞りSTOP,正のパワーを有する第4レンズL4,負のパワーを有する第5レンズL5,正のパワーを有する第6レンズL6からなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また,撮像レンズ系11は,IRカットフィルタ12を備える。
第1レンズL1は,負のパワーを有するガラスレンズである。第1レンズL1の物体側レンズ面S1は,物体側に凹面を向けており,第1レンズL1の像側レンズ面S2は像側に凹面を向けている。第1レンズL1は研磨レンズである。例えば、第1レンズL1は球面レンズが好適である。
第2レンズL2は,負のパワーを有するガラスレンズである。第2レンズL2の物体側レンズ面S3は,物体側に凹面を向けており,第2レンズL2の像側レンズ面S4は像側に凸面を向けている。第2レンズL2は研磨レンズである。例えば、第2レンズL2は球面レンズが好適である。
第3レンズL3は,正のパワーを有するガラスレンズである。また,物体側レンズ面S5は,物体側に凸面を向けており,像側レンズ面S6は,像側に凹面を向けている。第3レンズL3は研磨レンズである。例えば、第3レンズL3は球面レンズが好適である。
絞りSTOPは,レンズ系のF値(Fno)を決める絞りである。絞りSTOPは,第3レンズL3と第4レンズL4との間に配置される。
第4レンズL4は,正のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S8は,物体側に凸面を向けており,像側レンズ面S9は,像側に凸面を向けている。第4レンズL4は研磨レンズである。例えば、第4レンズL4は球面レンズが好適である。
第5レンズL5は,負のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S10は,物体側に凹面を向けており,像側レンズ面S11は,像側に凹面を向けている。第5レンズL5は研磨レンズである。例えば、第5レンズL5は球面レンズが好適である。
第4レンズL4と第5レンズL5は,第4レンズL4の像側レンズ面S9と第5レンズL5の物体側レンズ面S10とを接合した接合レンズを構成している。
第6レンズL6は,正のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S12は,物体側に近軸で凸面を向けており,像側レンズ面S13は,像側に近軸で平面になっている。第6レンズL6はガラスモールドレンズである。
IRカットフィルタ12は,赤外領域の光をカットするためのフィルタである。IRカットフィルタ12は,撮像レンズ系11の設計時には,撮像レンズ系11と一体として扱われる。しかし,IRカットフィルタ12は,撮像レンズ系11の必須の構成要素ではない。
表1に,実施例1の撮像レンズ系11における,各レンズ面のレンズデータを示す。表1では,レンズデータとして,各面の曲率半径(mm),面間隔(mm),d線における屈折率,及びd線におけるアッベ数を提示している。d線における屈折率及びd線におけるアッベ数は,撮像レンズ系11の周囲の温度である環境温度t(℃)が25(℃)のときの値である。「*印」がついた面は,非球面であることを示している。
Figure 2021156953
レンズ面に採用される非球面形状は,Zをサグ量,cを曲率半径の逆数,kを円錐係数,rを光軸Zからの光線高さとして,4次,6次,8次,10次の非球面係数をそれぞれα,α,α,α10としたときに,次式により表わされる。
Figure 2021156953
表2に,実施例1の撮像レンズ系11において,非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表2において,例えば「−6.522528E−03」は,「−6.522528×10−3」を意味する。
Figure 2021156953
図2は,実施例1の撮像レンズ系における球面収差図である。図3は,実施例1の撮像レンズ系における像面湾曲図である。図4は,実施例1の撮像レンズ系における倍率色収差図である。図2〜図4に示すように,実施例1の撮像レンズ系11では,半画角ωが70°,Fナンバが2.0である。図2の球面収差図では,横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示し,縦軸は瞳径での光線の相対高さを示す。図2の縦軸では,瞳径での光線の相対高さ0〜1.0を10分割している。図3の像面湾曲図では,横軸は光軸Z方向の結像点の距離を示し,縦軸は像高(画角)を示す。図3において,Sagはサジタル面における像面湾曲を示し,Tanはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図4の倍率色収差図では,横軸は主光線が像面と交わる位置の光軸Zからの光線高さを,0.588μmの位置を基準とした相対高さで示し、縦軸は像高(画角)を示す。図3及び図4の縦軸の目盛りは、半画角を10分割したものである。図2及び図4では,波長0.486μm,0.588μm及び0.656μmの光線によるシミュレーション結果を示している。また、図3では,0.588μmの光線によるシミュレーション結果を示している。
表9に,実施例1の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。表9において,撮像レンズ系11における,第1レンズL1の焦点距離をf1,第2レンズL2の焦点距離をf2,第3レンズL3の焦点距離をf3,第4レンズL4の焦点距離をf4,第5レンズL5の焦点距離をf5,第6レンズL6の焦点距離をf6,レンズ系全体の焦点距離をF,第6レンズの中心厚をt6,レンズ系全体の長さをTとしたときの,各特性値を示している。また,表9の各種の焦点距離は,588nmの波長の光線を用いて計算した。
(実施例2)
図5は,実施例2の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図5において,撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有する第1レンズL1,負のパワーを有する第2レンズL2,正のパワーを有する第3レンズL3,絞りSTOP,正のパワーを有する第4レンズL4,負のパワーを有する第5レンズL5,正のパワーを有する第6レンズL6からなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また,撮像レンズ系11は,IRカットフィルタ12を備える。図5において,図1と同一の構成は,同じ符号を付して説明を省略する。
第6レンズL6は,正のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S12は,物体側に近軸で凸面を向けており,像側レンズ面S13は,像側に近軸で凸面になっている。第6レンズL6はガラスモールドレンズである。
表3に,実施例2の撮像レンズ系11における各レンズ面のレンズデータを示す。表3では,レンズデータとして,各面の曲率半径(mm),面間隔(mm),d線における屈折率,及びd線におけるアッベ数を提示している。d線における屈折率及びd線におけるアッベ数は,撮像レンズ系11の周囲の温度である環境温度t(℃)が25(℃)のときの値である。「*印」がついた面は,非球面であることを示している。
Figure 2021156953
表4に,実施例2の撮像レンズ系11において,非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表4において,レンズ面に採用される非球面形状は,実施例1と同様の式にて表される。
Figure 2021156953
図6は,実施例2の撮像レンズ系における球面収差図である。図7は,実施例2の撮像レンズ系における像面湾曲図である。図8は,実施例2の撮像レンズ系における倍率色収差図である。図6〜図8に示すように,実施例2の撮像レンズ系11では,半画角ωが70°,Fナンバが2.0である。図6の球面収差図では,横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示し,縦軸は瞳径での光線の相対高さを示す。図6の縦軸では,瞳径での光線の相対高さ0〜1.0を10分割している。図7の像面湾曲図では,横軸は光軸Z方向の結像点の距離を示し,縦軸は像高(画角)を示す。図7において,Sagはサジタル面における像面湾曲を示し,Tanはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図8の倍率色収差図では,横軸は主光線が像面と交わる位置の光軸Zからの光線高さを,0.588μmの位置を基準とした相対高さで示し、縦軸は像高(画角)を示す。図7及び図8の縦軸の目盛りは、半画角を10分割したものである。図6及び図8では,波長0.486μm,0.588μm及び0.656μmの光線によるシミュレーション結果を示している。また、図7では,0.588μmの光線によるシミュレーション結果を示している。
表9に,実施例2の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
(実施例3)
図9は,実施例3の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図9において,撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有する第1レンズL1,負のパワーを有する第2レンズL2,正のパワーを有する第3レンズL3,絞りSTOP,正のパワーを有する第4レンズL4,負のパワーを有する第5レンズL5,正のパワーを有する第6レンズL6からなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また,撮像レンズ系11は,IRカットフィルタ12を備える。図9において,図1と同一の構成は,同じ符号を付して説明を省略する。
第6レンズL6は,正のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S12は,物体側に近軸で凹面を向けており,像側レンズ面S13は,像側に近軸で凸面になっている。第6レンズL6はガラスモールドレンズである。
表5に,実施例3の撮像レンズ系11における各レンズ面のレンズデータを示す。表5では,レンズデータとして,各面の曲率半径(mm),面間隔(mm),d線における屈折率,及びd線におけるアッベ数を提示している。d線における屈折率及びd線におけるアッベ数は,撮像レンズ系11の周囲の温度である環境温度t(℃)が25(℃)のときの値である。「*印」がついた面は,非球面であることを示している。
Figure 2021156953
表6に,実施例3の撮像レンズ系11において,非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表6において,レンズ面に採用される非球面形状は,実施例1と同様の式にて表される。
Figure 2021156953
図10は,実施例3の撮像レンズ系における球面収差図である。図11は,実施例3の撮像レンズ系における像面湾曲図である。図12は,実施例3の撮像レンズ系における倍率色収差図である。図10〜図12に示すように,実施例3の撮像レンズ系11では,半画角ωが70°,Fナンバが2.0である。図10の球面収差図では,横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示し,縦軸は瞳径での光線の相対高さを示す。図10の縦軸では,瞳径での光線の相対高さ0〜1.0を10分割している。図11の像面湾曲図では,横軸は光軸Z方向の結像点の距離を示し,縦軸は像高(画角)を示す。図11において,Sagはサジタル面における像面湾曲を示し,Tanはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図12の倍率色収差図では,横軸は主光線が像面と交わる位置の光軸Zからの光線高さを,0.588μmの位置を基準とした相対高さで示し、縦軸は像高(画角)を示す。図11及び図12の縦軸の目盛りは、半画角を10分割したものである。図10及び図12では,波長0.486μm,0.588μm及び0.656μmの光線によるシミュレーション結果を示している。また、図11では,0.588μmの光線によるシミュレーション結果を示している。
表9に,実施例3の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
(実施例4)
図13は,実施例4の撮像レンズ系の構成を示す断面図である。図13において,撮像レンズ系11は,物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有する第1レンズL1,負のパワーを有する第2レンズL2,正のパワーを有する第3レンズL3,絞りSTOP,正のパワーを有する第4レンズL4,負のパワーを有する第5レンズL5,正のパワーを有する第6レンズL6からなる。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。また,撮像レンズ系11は,IRカットフィルタ12を備える。図13において,図1と同一の構成は,同じ符号を付して説明を省略する。
第6レンズL6は,正のパワーを有するガラスレンズである。物体側レンズ面S12は,物体側に近軸で凸面を向けており,像側レンズ面S13は,像側に近軸で凸面になっている。第6レンズL6はガラスモールドレンズである。
表7に,実施例4の撮像レンズ系11における各レンズ面のレンズデータを示す。表7では,レンズデータとして,各面の曲率半径(mm),面間隔(mm),d線における屈折率,及びd線におけるアッベ数を提示している。d線における屈折率及びd線におけるアッベ数は,撮像レンズ系11の周囲の温度である環境温度t(℃)が25(℃)のときの値である。「*印」がついた面は,非球面であることを示している。
Figure 2021156953
表8に,実施例4の撮像レンズ系11において,非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表8において,レンズ面に採用される非球面形状は,実施例1と同様の式にて表される。
Figure 2021156953
図14は,実施例4の撮像レンズ系における球面収差図である。図15は,実施例4の撮像レンズ系における像面湾曲図である。図16は,実施例4の撮像レンズ系における倍率色収差図である。図14〜図16に示すように,実施例4の撮像レンズ系11では,半画角ωが70°,Fナンバが2.0である。図14の球面収差図では,横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示し,縦軸は瞳径での光線の相対高さを示す。図14の縦軸では,瞳径での光線の相対高さ0〜1.0を10分割している。図15の像面湾曲図では,横軸は光軸Z方向の結像点の距離を示し,縦軸は像高(画角)を示す。図15において,Sagはサジタル面における像面湾曲を示し,Tanはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図16の倍率色収差図では,横軸は主光線が像面と交わる位置の光軸Zからの光線高さを,0.588μmの位置を基準とした相対高さで示し、縦軸は像高(画角)を示す。図15及び図16の縦軸の目盛りは、半画角を10分割したものである。図14及び図16では,波長0.486μm,0.588μm及び0.656μmの光線によるシミュレーション結果を示している。また、図15では,0.588μmの光線によるシミュレーション結果を示している。
表9に,実施例4の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
(実施の形態2:撮像装置への適用例)
図17は,実施の形態2に係る撮像装置の断面図である。撮像装置21は,撮像レンズ系11と,カバーガラス22と,撮像素子23と,を備える。撮像レンズ系11と,カバーガラス22と,撮像素子23と,は筐体(不図示)に収容されている。
撮像素子23は,受光した光を電気信号に変換する素子であり,例えば,CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。撮像素子23は,撮像レンズ系11の結像位置に配置されている。なお,水平画角は,撮像素子23の水平方向に対応する画角である。
カバーガラス22は,撮像素子23を異物から保護するために,撮像素子23上に設けられている。
表9では、上記条件式に従って本実施形態における各条件式に対応する数値が挙げられた。明らかに、本実施形態の撮像レンズ系は、上記条件式を満足する。
Figure 2021156953
なお,本発明は上記実施の形態に限られたものではなく,趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。本件明細書では、球面レンズ及び非球面レンズは、設計で意図した形状に基づいて決定さあれるものとする。すなわち、作製する際の加工上での誤差があったとしても、設計で意図した形状により決定される。球面レンズは、研磨して製造することから若干の曲率エラーやアス、ヒケ、クセなどが存在し、厳密な球面では無い場合もありうるが、このようなものも考慮して球面レンズとするものである。
11 撮像レンズ系
12 カットフィルタ
21 撮像装置
22 カバーガラス
23 撮像素子
L1,L2,L3,L4,L5,L6 レンズ
STOP 絞り
IMG 結像面

Claims (10)

  1. 物体側から像側に向かって順に,負のパワーを有し,像側が凹形状である第1レンズ,
    物体側が凹形状であり,像側が凸形状である第2レンズ,
    正のパワーを有し,物体側が凸形状である第3レンズ,
    第4レンズ,
    第5レンズ,
    正のパワーを有する第6レンズ,からなる撮像レンズ系であって,
    前記第4レンズと前記第5レンズの一方は正のパワーを有し,他方は負のパワーを有し、第1レンズから第6レンズはガラスレンズからなり、第6レンズの少なくとも物体側の面は非球面であることを特徴とする撮像レンズ系。
  2. 前記第6レンズの焦点距離をf6,レンズ系全体の焦点距離をFとするとき,以下の式(1)を満たす,請求項1に記載の撮像レンズ系。
    f6/F>1.6 ・・・(1)
  3. 前記第6レンズの中心厚をt6,レンズ系全体の長さをTとするとき,以下の式(2)を満たす,請求項1または2に記載の撮像レンズ系。
    t6/T<0.2 ・・・(2)
  4. 前記第3レンズの像側が凹形状である請求項1から3のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  5. 前記第4レンズと前記第5レンズは接合レンズである請求項1から4のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  6. 前記第4レンズの像側が凸形状である請求項1から5のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  7. 前記第3レンズの物体側が凸形状である請求項1から6のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  8. 前記第1レンズ,前記第2レンズ,前記第3レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズすべて球面レンズである請求項1から7のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  9. 前記第1レンズ,前記第2レンズ,前記第3レンズ,前記第4レンズ及び前記第5レンズは研磨レンズであり、前記第6レンズはガラスモールドレンズである請求項1から8のいずれかに記載の撮像レンズ系。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の撮像レンズ系と,
    前記撮像レンズ系の像側に配置された撮像素子と,を備える撮像装置。
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