JP2021150926A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙幅の大きい、且つ長尺の原稿を拡大若しくは縮尺して複写する際に原稿図面上の縮尺表示情報を変更しつつ、記録紙内部に記録内容を収めることが可能な縮尺を選択可能な用紙原稿読取装置ならびに印刷装置を提供する。【解決手段】 用紙原稿を読取して複写のための記録を行うにあたり、読取原稿の用紙幅を読取しつつ、縮尺を取得する。同時に、複写物の縮尺を設定する。複写物の縮尺設定に当たっては、印刷装置にセット可能な記録用紙の中で記録内容が収まる縮尺を選択肢とする。設定後、拡大縮小率を算出して、拡大縮小した読取データから画像データを生成する。その際、読取データ上の縮尺表示に相当する箇所を、設定された複写物の縮尺に置換をして画像データを生成する。若しくは、縮尺に関する情報を画像データに追加する。その後、縮尺が置換若しくは縮尺に関する情報が追加された画像データを記録用紙に記録する。【選択図】 図3

Description

本発明は画像処理装置において、図面や地図を複写するにあたっての制御に関するものである。
主に複写機器に搭載されるシートスルータイプの用紙原稿読取装置では、複数の用紙原稿を連続に読取できる、搬送方向に長い用紙原稿を読取できる利点を持つ。これを用いることにより、大量の用紙原稿や、搬送方向に長い、いわゆる長尺の用紙原稿を読取、電子画像データとして保持することが可能になる。画像記録装置により、読取原稿の内容を印刷用の用紙に対し所定の搬送を行うことにより記録する、いわゆる複写(コピー)をすることが出来る。
前記用紙原稿において、例えば図面や地図のように縮尺が記載されていることがある。これらの縮尺が記載された用紙原稿の内容を拡大若しくは縮小してコピーする場合に、複写物の縮尺は実際には異なる。コピーの際に元の用紙原稿に対し、画像記録装置にて設定した拡大率若しくは縮小率から前記複写物の実際の縮尺を算出すればよいが、算出を誤ると前記複写物の縮尺は異なったままである。前述の問題を解決するため、所定の操作で入力された原稿の縮尺と、所定の操作で入力された所望の縮尺とから、拡大縮小率を算出して、複写をする画像記録装置が提案されている(特許文献1)。
特開2004−282533号公報
前記の提案は、拡大若しくは縮小コピー実行時において、用紙原稿に記載された縮尺と、拡大若しくは縮小したい縮尺を前記画像記録装置に入力することでコピーにおける拡大縮小率を自動で算出する。コピー時に所望の縮尺で印刷を行うために拡大若しくは縮小率を算出しなくとも、拡大若しくは縮小率を自動で算出することで、誤算出による縮尺の誤りや、操作者の算出の手間を省くことができる。
しかしながら、複写物に記載された縮尺が原稿図面の縮尺のままであるため、複写物の内部に記載された縮尺は、正しい縮尺を表していない。このため、複写物生成後に寸法確認を行う際に記載された縮尺に合った縮尺定規を使用して、複写物上の任意位置の実寸法を測ろうとしても正しい寸法が得られない、という問題が生じる。同時に、前記の提案においては任意の縮尺を入力できるため、使用する画像記録装置ではコピーが可能な記録紙の用紙サイズに印刷内容が収まることが可能な縮尺がわからない。このため、画像記録装置にセットされた記録紙に収まらない縮尺を入力すると、原稿の一部が切れて複写物が生成してしまう、若しくは複数ページに分割して複写物を生成してしまい、複写物が使いづらいものになる。
本発明の目的は、用紙原稿の拡大若しくは縮小の複写を実行する際に、複写物の内部に拡大若しくは縮小後の縮尺が印刷される画像記録装置を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明の画像記録装置は、用紙原稿を光学的に読取を行う原稿読取手段と、前記原稿読取手段により読取データを生成する読取データ生成手段と、前記読取データにおける縮尺を取得する原稿縮尺取得手段と、複写物の縮尺を設定する複写物縮尺設定手段と、前記読取データを任意の拡大縮小率で拡大縮小した読取データを生成する拡大縮小データ生成手段と、前記拡大縮小した読取データから画像データを生成する画像データ生成手段と、前記画像データを記録媒体に画像記録する画像記録手段と、を有し、前記原稿縮尺取得手段にて取得した縮尺と、前記複写物縮尺設定手段にて設定した複写物の縮尺から拡大縮小率を決定して前記拡大縮小データ生成手段にて読取データを生成し、前記画像データ生成手段にて前記読取データを生成して画像データを生成するにあたり、前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加する、ことを特徴とする。
前記複写物縮尺設定手段における複写物の縮尺において、画像記録装置に装着可能な1つ若しくは複数の記録媒体の大きさにより、分割することなく収めて画像記録可能な縮尺を、選択可能な候補として列挙する。
また、前記複写物縮尺設定手段における複写物の縮尺において、画像記録装置に装着可能な記録媒体の最大の大きさにより、分割することなく収めて画像記録可能な縮尺を、選択可能な候補として列挙する。
前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記読取データにおける縮尺情報が記載されている領域を検出して、前記領域に対し前記複写物の縮尺に関する情報を置換して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する。
また、前記画像データにおける所定の領域に対し前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する。
また、前記画像データを拡張して前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する。
また、読取データにおける縮尺情報が記載されている領域を検出して、前記領域の近傍に前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて記録媒体に画像記録する。前記縮尺情報を取消す処理を施し、前記領域の近傍に前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する。
また、前記原稿縮尺取得手段は、原稿の種類に応じて適切な縮尺を操作画面上において一覧表示し、前記一覧表示より前記縮尺を選択する。原稿を読取って自動で縮尺を判別する。
また、前記複写物の縮尺に関する情報には、拡大縮小倍率に関する情報を含めてもよい。
更に、前記複写物の縮尺に関する情報は、外部装置と連携してもよい。
本発明によれば、用紙原稿の拡大若しくは縮小の複写を実行する際に、複写物の内部に拡大若しくは縮小後の縮尺が印刷される。これにより前記複写物においても前記拡大若しくは縮小後の縮尺を用いて、前記複写物の内部における任意位置の実寸法を得ることが可能になる。
また、画像記録装置で使用可能な縮尺の候補から、複写物の縮尺を選択するだけの操作により、用紙原稿と異なる縮尺の複写物を生成することが可能になる。同時に、拡大表示された複写物であっても、画像の一部が切れてしまうことが無く、若しくは分割して複写物を生成すること無く、使いやすい複写物を生成することが可能になる。
本発明における画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明における画像処理装置の構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態における処理を示すフローチャートである。 本発明における読取原稿の縮尺の候補を示すテーブル(表)である。 本発明における読取原稿の縮尺の選択を行うために装置に表示する画面である。 本発明における印刷装置にセット可能な記録用紙の幅を示すテーブル(表)である。 本発明における印刷装置にセット可能な記録用紙の幅、ならびに複写物の縮尺の候補を示すフローチャートである。 本発明における複写物の縮尺の選択を行うために装置に表示する画面である。 本発明の第1実施形態における、用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置と大きさを取得するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、コピー縮尺情報画像データを生成するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置にコピー縮尺情報の画像データを置換に関する処理のためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態における、用紙原稿読取データ内の縮尺情報の記載と、置換を行った状態を示すイメージ図である。 本発明の第2実施形態における処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における、用紙原稿のコピー画像における縮尺情報の追記を行った状態を示すイメージ図である。 本発明の第2実施形態における、コピー画像内部における縮尺情報の印字位置を決定するフローチャートである。 本発明の第2実施形態における、コピー縮尺情報の印字が可能かどうか判定し印字位置を決定するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明における画像処理装置10の構成を示すブロック図である。本発明の画像処理装置10は後述の読取装置2000と印刷装置2500で構成される。
画像処理装置10はCPU1000によって制御され、原稿読み取りを行うスキャナユニット1100、印刷を行うプリンタユニット1110を持つ。
ROM1040には画像処理装置10の制御実行コード(プログラム)を備える。RAM1050は読取装置の制御実行において、用紙原稿の読取実行後の読取データや、読取後の画像データを一時記憶として蓄える。NVRAM1060は不揮発メモリで、読取装置の保守に必要な各種データの記録や、読取画像の種類や特徴に関する情報の保存をしておく。
ハードディスク1010にはプリンタユニット1110で印刷する画像データを保存しておく。
画像処理装置10はさらに、LCD、LED、キー、タッチパネルといったユーザーインターフェースを持つ表示部、操作部1300を備える。読取装置に備えた各機能の実行操作、設定動作はこれらを用いて行う。コントローラ1200を介してこれらの操作状態や表示内容の制御を行う。
外部機器とのインターフェースやネットワークを介してサーバーと接続するためのLANユニット1310を備える。これは、ネットワークドライバ1210を介して外部接続機器やサーバーと実行命令やデータのやり取りを行う。例えば、スキャナユニット1100で読み取った原稿データをネットワークドライバ1210経由で外部接続機器に転送を行う。プリンタユニット1110からの印刷時には外部接続機器から、画像データがネットワークドライバ1210を介して転送される。
図2は本発明における画像処理装置10の構成を示す模式図である。
読取装置2000はスキャナユニット1100を保持し、スキャナユニット1100は読取原稿2100を給紙するための給紙口2020を装置天面上部に、読取原稿を排紙するための排紙口2040を装置側面下部に備える。給紙口2020および排紙口2040は、幅の広い用紙原稿(例えば44インチ、60インチ)が給紙ならびに排紙可能なものとする。一般的にはADF(Auto Document Feeder)と呼ばれる機構とする。給紙口2020の両端に原稿押え2030を備え、給紙口2020中央部を中心から左右に給紙口2020両端部の間を用紙原稿幅方向に手動で動作させることができるように備える。このほかに、操作パネル2010を備え、原稿の読取開始、停止操作を行う。
読取原稿2100は給紙口2020にセットして、原稿押え2030を読取原稿2100の両端位置に移動させ用紙原稿の両端に合せる。これにより、読取原稿2100が斜めに搬送されることを防止する。また、原稿押え2030の位置を給紙口2020内部に備えた位置検出センサ(不図示)を用いて検知して読取原稿2100の幅を算出するのに使用しても良い。
給紙口2020と排紙口2040の間には読取原稿2100を光学的に読取るための読取センサ2050を備える。一般的な読取センサには、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Devices)と呼ばれるものがあり、主走査方向に並んだ単数、または複数のセンサチップで構成される。実施例では読取センサ2050は給紙口2020に給紙可能な最大の用紙幅の用紙を読取可能なライン型のセンサを用いるものとする。前述のライン型のセンサについては、1本で構成される長い幅のセンサでも、用紙幅方向に隙間無しに複数の短い幅のセンサをまたがらせる構成でもよいとする。
読取原稿2100がセットされると、給紙口2020中央内部に備えられた用紙検知センサ(不図示)が読取原稿2100によって遮へいされることにより、用紙原稿がセットされたことの検知を行う。
読取原稿2100は読取装置2000内部に備えられた用紙搬送用のモーター(不図示)を駆動して、用紙搬送ローラー(不図示)を回転することにより、読取原稿2100の搬送を行う。その際、給紙口2020から排紙口2040へ読取原稿2100が搬送進行する方向に向けて前述の用紙搬送ローラーの回転方向を定める(副走査方向と定義づける)。
給紙口2020にセットされた読取原稿2100を、読取センサ2050を発光して読取原稿2100の副走査方向への搬送を行いながら読取原稿2100について光学的に読取を行う。
光学的に読取られた画像はRGB値の列となり、読取データとして、RAM1050における所定の領域に逐次蓄えていく。
なお、読取原稿2100の読取にあたっては、読取原稿2100の副走査方向への搬送や、読取センサ2050の発光は、特定の条件を検出した場合や操作者が操作パネル2010を操作して停止指示をしない限り、停止をせず続行する。これは、読取原稿2100の搬送を途中で停止し、読取原稿2100の搬送を再開して読取を行うと、読取結果にスジと呼ばれる隙間が入り込んでしまう場合があるためである。また、読取原稿2100を副走査方向とは逆方向への搬送は用紙原稿の斜行や詰まりの除去を行う場合を除き、読取実行時は行わないものとする。
読取原稿2100が副走査方向に前述の用紙搬送ローラーにより搬送され、読取原稿2100の後端に達すると、用紙検知センサの読取原稿2100による遮へいが解除される。これをもって、読取原稿2100の後端を検出する。その後、用紙検知センサから読取センサ2050までの距離だけ読取原稿2100を読取後、読取原稿2100の読取を終了する。読取センサ2050の発光を終了し、用紙搬送ローラーが副走査方向に駆動するように、読取原稿2100が完全に読取装置2000から排紙するだけの必要量を回転することで、読取原稿2100を排紙口2040より完全に排紙する。これをもって読取原稿2100の最後まで読取完了、とする。
印刷装置2500はプリンタユニット1110を保持し、プリンタユニット1110は、印刷前の用紙を給紙するための印刷給紙口2520と、印刷後の用紙を排紙するための印刷排紙口2540を備える。読取装置2000の給紙口2020および排紙口2040と同様に、印刷給紙口2520および印刷排紙口2540は、幅の広い用紙原稿(例えば44インチ、60インチ)が給紙ならびに排紙可能なものとする。また、印刷装置2500で印刷後の原稿を読取装置2000で読取することが可能なものとする。
なお、図1および図2では読取装置と印刷装置が一体になっている構成を示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。読取装置と印刷装置が個々のCPUで動作し、装置としても分かれている構成でもよい。印刷装置で印刷した画像データが保存されており、読取装置での原稿読取時に利用可能であればよい。
図3は本発明の第1実施形態の処理を示すフローチャートである。読取装置2000を用いて用紙原稿を読み取り、その内容について印刷装置2500を用いて印刷を行う、複写(以下、コピーと称する)機能を画像処理装置10は保持する。前記コピー機能に関する制御については、ROM1040に保持し、CPU1000がこれを制御する。
前記コピー機能には一般的に、用紙原稿の内容を特別な画像処理を施さずに印刷を行う通常コピーのほか、用紙原稿の内容を拡大若しくは縮小して印刷を行う拡大縮小コピーといったような特殊なコピー機能を保持する。本実施形態においては、前記特殊なコピー機能において、縮尺コピー機能を保持するものとする。内容は、読取装置2000を用いて読取した用紙原稿の読取画像に対し、用紙原稿の縮尺と、前記用紙原稿のコピー後の縮尺を設定して拡大縮小率を算出する、縮尺から拡大縮小を行って印刷を行う、である。
表示部、操作部1300において、前記縮尺コピー機能が選択され、開始S3000よりフローを開始する。まず、縮尺コピーが選択されたかどうかの判定S3010を行う。縮尺コピーが選択されていない場合(S3010においてNoとなる場合)は終了となる。S3010においてYesの場合に、読取原稿の縮尺の候補を作成S3020を行う。読取原稿の縮尺の候補については図4に示すテーブルより決定し作成するが、詳細については後述する。続けて、読取原稿の縮尺の選択画面を表示S3030を行う。前記ステップS3020において作成した縮尺の候補を表示部、操作部1300におけるLCD上に表示する。表示する内容については図5に示す。詳細は後述する。
続いて読取原稿の縮尺が選択されたかどうかの確認S3040を行う。前記S3030において表示部、操作部1300におけるLCD上に表示された読取原稿の縮尺が選択されたかどうかを確認する。前記LCDがタッチパネル操作により前記縮尺が選択された場合や、表示部、操作部1300における入力ボタン(不図示)により前記縮尺が選択された場合、S3040においてはYesとなる。その場合、複写物の縮尺の候補を作成S3100を行う。
S3040においてNoとなる場合、即ち前記縮尺が選択されていない場合は、選択されるまでステップS3040で判定し続ける。
複写物の縮尺の候補を作成S3100に関しては、読取原稿の幅に対し、印刷装置にセット可能な記録用紙の幅についてそれぞれ縮尺としての比率を算出する。他にも、定数倍や、一般的に良く使われる整数比率、それらの逆数に対しての縮尺としての比率も算出する。算出した比率をリストとして前記複写物の縮尺の候補として決定する。前記複写物の縮尺の候補を決定する詳細なフローについては図7に示す。詳細は後述する。例えば、読取原稿の主走査方向の幅が420ミリメートル(A2サイズ)、前記ステップS3030において表示した画面において縮尺1:200が選択されたとする。記録用紙の幅の最大が840ミリメートル(A0サイズ)であれば縮尺1:100であり複写物の縮尺の候補の先頭に置く。続けて、B1サイズ(縮尺1:115)、A1サイズ(縮尺1:141)、B2サイズ(縮尺1:164)、A2サイズ(等倍)、とそれぞれの幅に対する縮尺を算出して複写物の縮尺の候補に順次決定し加えていく。前記セット可能な記録用紙の幅は前記読取原稿幅よりも小さいサイズに対しても、最小の用紙サイズの幅に対してまで同様に行い、縮尺を前記複写物の縮尺の候補に加えていく。例えばB3サイズ(縮尺1:230)、A3サイズ(縮尺1:283)、等を加える。続けて、定型サイズの幅からは算出できない縮尺に対し、一般的によく使われる整数比率に相当する縮尺を算出する。例えば本例であれば2分の3(縮尺1:150)、3分の2(縮尺1:300)、5分の2(縮尺1:500)、3分の1(縮尺1:600)、等を複写物の縮尺の候補に順次決定し加えていく。以上により複写物の縮尺の候補の作成は完了する。
続いて複写物の縮尺の選択画面を表示S3110を行う。前記ステップS3100において作成した複写物の縮尺の候補を表示部、操作部1300におけるLCD上に表示する。表示する内容については図8に示す。詳細は後述する。
続いて複写物の縮尺が選択されたかどうかの確認S3050を行う。前記S3110において表示部、操作部1300におけるLCD上に表示された複写物の縮尺が選択されたかどうかを確認する。前記LCDがタッチパネル操作により前記複写物の縮尺が選択された場合や、表示部、操作部1300における入力ボタン(不図示)により前記複写物の縮尺が選択された場合、S3050においてはYesとなる。その場合、コピー開始を有効化S3140を行う。前記読取原稿の縮尺と、前記複写物の縮尺の両方が操作者により選択されたことにより、コピー実行が可能になる。そのため、前記LCD上のコピーボタンを操作可能にする、若しくは表示部、操作部1300におけるコピーボタン(不図示)押下による動作を有効にする処理を行う。S3050においてNoとなる場合、即ち前記複写物の縮尺が選択されていない場合は、選択されるまでステップS3050で判定し続ける。
続いてコピー開始が選択されたかどうかの確認S3060を行う。前記S3110において表示部、操作部1300におけるLCD上若しくは前記コピーボタンを有効にしており、選択操作が行われたどうかを確認する。S3060においてNoとなる場合、即ちコピー開始が未選択の場合は選択されるまでステップS3060で判定し続ける。S3060においてYesの場合、即ちコピー開始が選択された場合、用紙原稿の読取実行 読取データを生成S3200に遷移する。
読取原稿2100の読取に必要な読取センサ2050を発光しつつ、読取装置2000の用紙搬送用のモーターを駆動する。前述の用紙搬送用のモーターを駆動させながら、読取原稿2100を光学的に読取したデータを、読取データとして読取装置2000内部のRAM1050の所定の領域に逐次蓄える。
読取原稿2100が用紙搬送により後端に達すると用紙検知センサの遮へいが解除されることによって判定が可能である。用紙検知センサの遮へいが解除された場合、用紙検知センサから読取センサ2050までの距離だけ読取原稿2100を読取後、読取原稿2100の読取を終了する。読取センサ2050の発光を終了し、用紙搬送ローラーが副走査方向に駆動するように、読取原稿2100が完全に読取装置2000から排紙するだけの必要量を回転することで、読取原稿2100を排紙口2040より完全に排紙する。これをもって読取原稿2100の最後まで読取完了、とする。
なお、読取データで使用するRAM領域については、例えば読取解像度200dpi、幅44インチ、原稿の長さ18mとして約5.3GB(ギガバイト)である。読取解像度300dpi、幅60インチ、原稿の長さ18mとなると約11GBとなる。読取長さの最大に合せたRAM容量を読取装置2000において最低限保持することが望ましい。
読取原稿2100の読取が完了し、続いて読取原稿の縮尺と複写物の縮尺は同じかどうかの判定S3210を行う。前記S3030において表示部、操作部1300におけるLCD上に選択表示した読取原稿の縮尺において選択された縮尺と、前記S3110において表示部、操作部1300におけるLCD上に選択表示した複写物の原稿の縮尺において選択された縮尺を比較する。読取原稿の縮尺と複写物の原稿の縮尺が同一である場合、前記S3210において判定はYesとなり、読取データから等倍の画像データ生成S3270を行う。
読取装置2000内部のRAM1050の所定の領域に蓄えられた読取データを逐次読み出し、RAW、JPEG、TIFFといった形式に変換し、画像データを生成する。生成した画像データは加えて、一般的なノイズフィルタによるノイズ除去、一般的手法による輪郭強調といった補正を行うこともある。生成した画像データは更に、その後の画像データを印刷する処理において使用するため、印刷に最適なデータ形式(例えばCMYK方式)に変換をする。
一方、S3210において、読取原稿の縮尺と複写物の原稿の縮尺が異なる場合は、前記S3210において判定はNoとなり、コピーの拡大縮小率を決定S3220を行う。前記読取原稿の縮尺と、前記複写物の原稿の縮尺との相違から拡大縮小率を算出する。例えば、前記読取原稿の縮尺が1:200、前記複写物の原稿の縮尺が1:100が選択されている場合、前記拡大縮小率は400%となる。コピーの拡大縮小率は一般的に面積比となる。縮尺が2倍になると、面積としては原稿の縦方向に2倍、原稿の横方向に2倍の乗算となる。
縮小となる場合も同様に、前記読取原稿の縮尺が1:200、前記複写物の原稿の縮尺が1:400が選択されている場合、前記拡大縮小率は25%となる。
続いて用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置と大きさを取得S3230を行う。本処理に関してはフローを図9に示す。フローの内容、詳細については後述する。なお、前記S3230において、用紙原稿に縮尺情報の記載が無い場合のように、縮尺情報記載位置が検出できない場合がある。その場合は、以降のフローにおいては縮尺情報の画像データを生成、置換を行わずに、フローに沿って読取データの拡大縮小コピーを行うことになる。
続いてコピー縮尺情報の画像データを生成S3240を行う。前記S3230において取得した用紙原稿読取データ内の縮尺情報の大きさに基づき、この後のフローで上書きを行うための前記読取データ内の縮尺情報の画像データを生成する。本処理に関してはフローを図10に示す。フローの内容、詳細については後述する。なお、前記S3240において、フォントデータが取得できない場合等、前記縮尺情報の画像データが生成できない場合がある。その場合は、以降のフローにおいては縮尺情報の画像データの置換を行わずに、フローに沿って読取データの拡大縮小コピーを行うことになる。
続いて用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置にコピー縮尺情報の画像データを置換S3250を行う。前記S3230において取得した用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置に、前記S3240において生成したコピー縮尺情報の画像データを置換する。本処理に関してはフローを図11に示す。フローの内容、詳細については後述する。なお、前記S3250において、前記縮尺情報記載位置が検出できず、不特定の場合がある。その場合は、縮尺情報の画像データの置換を行わずに、以降のフローに沿って読取データの拡大縮小コピーを行うことになる。
続いて読取データをコピー拡大縮小率で変倍した画像データを生成S3260を行う。一般的手法による画像データの拡大縮小処理により、前記S3220において決定したコピーの拡大縮小率により読取データを拡大若しくは縮小した画像データを生成する。生成した画像データは更に、その後の画像データを印刷する処理において使用するため、印刷に最適なデータ形式(例えばCMYK方式)に変換をする。
なお、前記S3260または前記S3270において生成した画像データは、ハードディスク1010に保存を行っても良い。その場合、読取画像データには、画像付帯情報を設ける。画像付帯情報には少なくとも、読取装置の機種情報、用紙原稿幅、読取解像度、を設ける。これらの画像付帯情報と、前述の読取画像データを1つのファイルにする。ROM1040において画像データ生成コード、ファイル作成のためのコードを保持し、CPU1000がこれを処理して画像データファイルを生成する。生成した画像データファイルはハードディスク1010に保存するが、保存先がネットワーク上のハードディスクが前述の画像処理装置10によって指定されている場合は、ネットワークドライバ1210、LANユニット1210を介してネットワーク接続を行う。ネットワーク接続後、所定のハードディスクに接続して前述で生成した画像データファイルを保存する。
前記S3260または前記S3270の実行後、続いて画像データを印刷S3280を行う。印刷装置2500において、印刷前の用紙を給紙するための印刷給紙口2520にセットされた複写の印刷を行うための用紙を、印刷装置2500内部に所定量だけ副走査方向に搬送する。インクが充填されたプリントヘッド(不図示)が搭載されたキャリッジ(不図示)を主走査方向に駆動させながらインクを吐出させる。これらを繰り返すことにより前述の用紙に記録する。前述の用紙が印刷装置2500内部の用紙後端センサ(不図示)によって印刷中の用紙の後端を検知すると、印刷排紙口2540より前述の用紙を排紙する。これにより、印刷の実行が完了する。
なお、前記画像データを印刷の際に、印刷装置2500において他の印刷ジョブ実行中の場合といったようにすぐに印刷できない場合がある。その場合は前記画像データの印刷を印刷ジョブとして、印刷装置2500において定めた所定の順序、方法によりセットすればよい。前記画像データが印刷可能になった場合に、前述の方法により印刷を行えばよい。
図4は読取原稿の縮尺の候補を示すテーブルを示す。4010は原稿の種類、4020は原稿の種類に応じた縮尺の候補であり、後述の図5において縮尺の候補として表示部、操作部1300におけるLCD上に表示して操作者により選択するためのリストである。4010は原稿の種類、4020は原稿の種類に応じた縮尺の候補を示す。本テーブルについては読取装置2000または印刷装置2500内部のROM1040またはNVRAM1060の所定の領域に予め保持しておく。
原稿の種類4010には一例として、拡大図、部品図、設計図、間取図、地図、登録された縮尺、任意縮尺、を選択肢とする。縮尺の候補4020には一例として、前記4010において設計図を指定した場合の縮尺の候補として、1:20、1:50、1:100、1:200、を選択肢とする。前記4010において拡大図を指定した場合の縮尺の候補として、4:1、2:1、を選択肢とする。
よく使用する縮尺は操作者により設定できるような構成を読取装置2000または印刷装置2500内部のNVRAM1060に保持する手段を設けても良い。前記手段により操作者により設定された前記縮尺は、前記4010において登録された縮尺を指定した場合の縮尺の候補として選択肢に列挙する。
また、前記縮尺の候補から選べない縮尺もある。これを解消するため、前記4010には任意縮尺を選択肢として設ける。前記任意縮尺を選択した場合、縮尺を表示部、操作部1300操作者により入力する手段を設ける。詳細については後述する図5にて示す。
図5は、読取原稿の縮尺の選択を行うために装置に表示する画面を示す。前記図3におけるステップS3030に対応する。図5(A)において、読取原稿の縮尺を選択する画面500Aを表示部、操作部1300におけるLCD上に表示して操作者により選択する。原稿の種類を表示する領域510にリストとして、操作者により選択可能なように表示をする。前記リストの項目は、図4にて前述した原稿の種類4010とする。その中から1つの項目だけを選択できるように表示をする。操作者による項目の選択については、表示部、操作部1300におけるLCDがタッチパネル形式の場合は選択項目の領域にタッチする、または表示部、操作部1300におけるキー操作により行う。前記原稿の種類を表示する領域510において原稿の種類の項目が選択されると、縮尺の候補を領域520にリストとして、操作者により選択可能なように表示をする。前記リストの項目は、図4にて前述した原稿の種類に応じた縮尺の候補4020とする。前述したとおり、選択された原稿の種類の項目によって縮尺の候補4020は異なる。そのため、領域510において原稿の種類の項目の選択内容に変化があると、領域520の項目の表示内容を更新する。
図5(A)を例にとり説明する。原稿の種類4010を領域510に項目ごとに列挙し、選択肢として表示する。選択された項目は他の項目に対し表示方法を変更することで選択項目であることを示す。本例では「設計図」が選択されたとする。その際、縮尺の候補4020を領域520に項目ごとに列挙し、選択肢として表示する。選択された項目は他の項目に対し表示方法を変更することで選択項目であることを示す。本例では「1:100」が選択されているとする。ここで、領域510において原稿の種類にて「任意選択」の項目が選択された場合、図5(B)に示すように、画面表示を500Bのように縮尺の候補の領域520を消去し、そこに縮尺を操作者により入力する画面表示を行う。本例では、比率を自然数で入力する入力ボックス521、522の2つを設ける。入力ボックス521は縮尺の比率を分数にした場合の分子、入力ボックス522は縮尺の比率を分数にした場合の分母を、それぞれ表示部、操作部1300におけるタッチパネル操作、またはキー操作により操作者が入力する。画面500Bに示すように、入力ボックスは画面右部に設け、左から入力ボックス521、比率を示す記号「:」、入力ボックス522の順に表示を行う。
領域510、領域520いずれの項目も1つだけ操作者により選択されると、OKボタン530を有効にする。表示部、操作部1300におけるLCD上のOKボタンのタッチ、またはキー操作により前記原稿の種類、前記縮尺の候補ともに選択された項目をRAM1050またはNVRAM1060の所定の領域に保持して、画面表示を終了しフロー上の次のステップ(図3参照)を実行する。
縮尺コピーを実行せずに終了できるよう、画面500Aおよび500Bにおいては、中止ボタン540を設ける。表示部、操作部1300におけるLCD上の中止ボタンのタッチ、またはキー操作により実行された場合は、縮尺コピーのフローは実行せず中止し、読取装置2000および印刷装置2500は待機状態に戻る。
図6は、印刷装置にセット可能な記録用紙の幅を示すテーブル(表)を示す。印刷装置にセット可能な記録用紙の幅は、印刷装置2500におけるセット可能かつ印刷可能な最大の用紙幅から最小の主走査方向における用紙幅となる。例えば、前記用紙幅が36インチの場合、A0サイズを最大とし、B1サイズ、A1サイズ、B2サイズ、A2サイズ、と幅が小さくなるように定型の用紙サイズの幅がセット可能、となる。印刷装置2500がセット可能な最小の用紙サイズの幅(例えばA5サイズとする)までをセット可能な記録用紙の幅として、定型サイズの幅の大きいものから順に列挙しておけばよい。
図7は、印刷装置にセット可能な記録用紙の幅、ならびに複写物の縮尺の候補を示すフローチャートを示す。用紙原稿2100の読取幅から、印刷装置2500においてコピー可能な縮尺の候補となるリストを求める。縮尺の候補には、用紙幅を関連付ける。前記ステップS3100複写物の縮尺の候補を作成において、複写物の縮尺の候補を決定するためのフローチャートである。前記記録用紙の幅についても、候補となる縮尺と定型サイズとして関連付ける。ここで言う定型サイズとは、一般的な規格であるA0サイズ、A1サイズ、B0サイズ、B1サイズ、といった用紙の幅、長さに対する定型規格のことを示す。
前記ステップS3100複写物の縮尺の候補を作成の開始を受けて、読取原稿の用紙幅を取得S7010を行う。読取原稿2100の用紙原稿の幅については、読取装置2000内部に備えた読取センサ2050を発光させて、読取原稿2100の白部分を読取る。原稿のない個所では読取センサ2050は黒く検出される。白部分との境界の長さを求めることにより用紙原稿幅の取得が可能であるが、他の方法でもよい。例えば、原稿押え2030に位置検出センサを備え、開き具合を検出して用紙原稿幅を取得する方法、給紙口2020の下付近に複数の定点センサ(不図示)を設け、用紙原稿を検知した複数の定点から用紙原稿幅を取得する方法、もある。
続いて印刷装置にセット可能な記録用紙の幅を取得S7015を行う。印刷装置にセット可能な記録用紙の幅は、印刷装置2500におけるセット可能かつ印刷可能な最大の用紙幅から最小の主走査方向における用紙幅となる。若しくは印刷装置2500において既にセットされている記録用紙の用紙幅となる。記録用紙は印刷装置2500の構成により、複数セット可能な場合もある。その場合は利用可能な記録用紙に対しての最大幅、若しくはセットされている用紙幅のうち大きいほうを前記用紙幅とすればよい。例を図6に示している(前述したとおりである)。
続いて、取得した読取原稿の用紙幅が、定型サイズに合致するか確認S7020を行う。読取原稿の用紙幅が、前記定型サイズと合致するかについては、定型サイズの幅情報をROM1040の所定の領域に保持し、前記幅情報と一致するかどうかを確認する。一致する定型サイズがあれば、その定型サイズを関連付け情報としてRAM1050の所定の領域に保持しておく。一致するサイズが無い場合は、不定型サイズとみなし、関連付ける情報は保持しない。
続いて、選択された読取原稿の縮尺を取得S7030を行う。前記ステップS3030において表示した読取原稿の縮尺の選択画面から、操作者により選択された縮尺を参照する。続いて、印刷可能な最大用紙幅を取得S7040を行う。既に印刷装置2500にセットされている記録用紙で印刷可能な領域の最大幅、若しくは印刷装置2500が印刷可能な最大用紙幅(装置情報としてROM1040またはNVRAM1060の所定の領域に保持しており、これを参照)を取得する。前記セットされている記録用紙が複数ある場合は、その中で最大の幅を対象とする。
ここからのフローステップは前記縮尺物の縮尺の候補を算出してリストに加えていく処理となる。印刷可能な用紙幅を大きくして算出、印刷可能な用紙幅を小さくして算出、一般的によく使われる整数比率で算出、の順に前記縮尺物の縮尺の候補をリストに加えていく。まずは複写物の縮尺の候補となる用紙幅に読取原稿の用紙幅をセットS7050を行う。複写物の縮尺の候補となる用紙幅をRAM1050の所定の領域に確保し、まずは縮尺の等しい用紙幅を前記複写物の縮尺の候補となる用紙幅に加える。
ここからは繰返し処理となる。複写物の縮尺の候補となる用紙幅と読取原稿の用紙幅との比率を算出S7060を行う。用紙幅と前記ステップS7050から続いて実行された場合は、複写物の縮尺の候補となる用紙幅と読取原稿の用紙幅との比率は等倍となる。以降のフローステップにおいて複写物の縮尺の候補となる用紙幅を変更して本ステップを行う際には複写物の縮尺の候補となる用紙幅と読取原稿の用紙幅との除算値が比率となる。続いて、複写物の縮尺の候補に算出した比率のリストに用紙幅と関連付けて追加S7070を行う。前記縮尺物の縮尺の候補はリストとして、RAM1050の所定の領域に保持しリストの項目に加えていく。その際、前記複写物の縮尺の候補となる用紙幅が前記定型サイズに対応する場合に前記縮尺物の縮尺の候補と一対になるように前記定型サイズ情報についてもRAM1050の所定の領域に保持する。
続いて、印刷装置にセット可能な記録用紙で、次に大きい用紙幅をテーブルから取得し、複写物の縮尺の候補となる用紙幅にセットS7080を行う。前記テーブルとは前記ステップS7015において取得した印刷装置2500にセット可能な記録用紙の幅の一覧のことを示す。図6で例を示している。本例に沿って説明すると、複写物の縮尺の候補となる用紙幅にA2サイズ(420mm)が設定されている場合、テーブルを参照し次に大きい用紙幅がB2サイズ(514mm)となる。これを複写物の縮尺の候補となる用紙幅にセットする。
続いて、複写物の縮尺の候補となる用紙幅は、印刷可能な最大用紙幅を超えるかどうかの判定S7090を行う。前記ステップS7080において複写物の縮尺の候補となる用紙幅を次に大きい用紙幅にセットし変えたが、その用紙幅が印刷可能な最大用紙幅を超える場合、1ページでは印刷しきれなくなる。そのため、複写物の縮尺の候補となる用紙幅が印刷可能な最大用紙幅を超える場合、即ち前記判定S7090においてYesとなる場合、複写物の縮尺の候補を加えるに当たり用紙幅の大きいほうの判定を終了し、S7110に遷移する。前記ステップS7080において、次に大きい用紙幅がテーブルに存在しない、すなわち最大まで判定した場合も、本ステップS7090ではYesとなり、上述のとおりに遷移する。一方、複写物の縮尺の候補となる用紙幅が印刷可能な最大用紙幅を超えない場合、即ち前記判定S7090においてNoとなる場合は、前記ステップS7080においてセットし変えた複写物の縮尺の候補となる用紙幅に対して、上述したステップS7060、S7070、S7080、S7090の処理を行う。複写物の縮尺の候補となる用紙幅が印刷可能な最大用紙幅を超えない範囲で繰返し処理をして、前記S7070において複写物の縮尺の候補に算出した比率のリストに用紙幅と関連付けて追加していく。
S7110以降は、今度は用紙幅を小さくして前記複写物の縮尺の候補を加えていく処理となる。S7110では、複写物の縮尺の候補となる用紙幅に読取原稿の用紙幅をセットを行う。前記ステップS7050と同様の動作を行う。続いて、印刷装置にセット可能な記録用紙で、次に小さい用紙幅をテーブルから取得し、複写物の縮尺の候補となる用紙幅にセットS7120を行う。上述した複写物の縮尺の候補に読取原稿の用紙幅と等倍若しくは大きい用紙幅と同様に小さい用紙幅について複写物の縮尺の候補に加えていく。
読取原稿の用紙幅と等倍の複写物の縮尺の候補については、前記ステップS7050、S7060、S7070においてセット済みである。そのため、本ステップ以降では読取原稿の用紙幅の次に小さい用紙幅をテーブルから取得して、前記複写物の縮尺の候補となる用紙幅にセットし変える。前記S7080で示した方法と同様に行う。図6での例に沿って説明すると、複写物の縮尺の候補となる用紙幅にA2サイズ(420mm)が設定されている場合、テーブルを参照し小さい用紙幅がB3サイズ(364mm)となる。これを複写物の縮尺の候補となる用紙幅にセットする。
続いて、複写物の縮尺の候補となる用紙幅と読取原稿の用紙幅との比率を算出S7130を行う。前記ステップS7060と同様である。続いて、複写物の縮尺の候補に算出した比率のリストに用紙幅と関連付けて追加S7140を行う。前記ステップS7070と同様である。続けて、複写物の縮尺の候補となる用紙幅は、印刷装置にセット可能な記録用紙で最小の用紙幅かどうかの判定S7150を行う。印刷装置2500がセット可能な記録用紙の幅は、装置情報としてROM1040またはNVRAM1060の所定の領域に保持し、これを参照して複写物の縮尺の候補となる用紙幅と同一か判定する。前記テーブルを参照してこれ以上小さい用紙幅がテーブルに存在しないかどうかによって決定しても良い。前記判定S7150においてYesとなる、即ち複写物の縮尺の候補となる用紙幅が、印刷装置にセット可能な記録用紙で最小の用紙幅である場合、読取原稿より小さい用紙幅に対する複写物の縮尺の候補のリストへの追加を終了し、S7210に遷移する。
一方、前記判定S7150においてNoとなる、即ち複写物の縮尺の候補となる用紙幅は、印刷装置にセット可能な記録用紙で最小の用紙幅ではない場合は、ステップS7120に遷移して次に小さい用紙幅に対して、以降ステップS7130、S7140を順次実行して複写物の縮尺の候補に追加していく。複写物の縮尺の候補となる用紙幅が、印刷装置にセット可能な記録用紙で最小の用紙幅となるまで繰返し行う。
これまでのフローステップにおいて複写物の縮尺の候補には用紙幅から算出した比率を追加したが、一般的によく使われる整数比率に対する縮尺が複写物の縮尺の候補に含まれない場合がある。そこでS7210では、読取原稿の縮尺に対し、一般的によく使われる整数比率、およびこれらの逆数となる縮尺を算出を行う。一般的によく使われる整数比率とは例えば2倍、3倍、といった整数倍、2分の1、3分の1、といったその逆数を倍率とする比率がある。このほかに、3分の2、4分の3、5分の2、5分の4、およびこれらの逆数が比率になる。図6の例では、読取原稿の縮尺1:200に対し、2分の3(1:150)や5分の4(1:250)、3分の2(1:300)という、一般的によく使われる整数比率に対する縮尺を算出する。
このほかに3分の4(1:167)、4分の5(1:175)、4分の3(1:267)、5分の2(1:500)、3分の1(1:600)、4分の1(1:800)、5分の1(1:1000)を挙げている。前記一般的によく使われる整数比率の中で、前記印刷可能な最大用紙幅に対する比率を超えない、且つ前記印刷装置にセット可能な記録用紙で一番小さい用紙幅よりも印刷可能で極端に小さくない比率の範囲の中で縮尺を算出する。続いて、複写物の縮尺の候補に算出した比率のリストに追加S7220を行う。前記S7210において算出した複数の比率を、複写物の縮尺の候補のリストに追加する。続いて、複写物の縮尺の候補を比率順に並び替えS7230を行う。複写物の縮尺の候補のリストについて、バブルソート、クイックソートといった一般的な並び替え手法により比率順に並び替える。基本的には縮尺の一番小さい順とする。
続いて、複写物の縮尺の候補のリストで重複する項目を削除S7240を行う。前記ステップS7070、S7140、S7220において複写物の縮尺の候補に追加したリストの項目で、前記用紙幅から算出した比率と、前記整数比率では重複する項目が生じることがある。例えば読取原稿サイズがA2で、印刷可能な記録用紙サイズがA0の場合、比率は2倍であるが、前記一般的によく使われる整数比率においても比率が2倍での算出を行う場合である。このため、重複する項目は削除する。
以上により、印刷装置にセット可能な記録用紙の幅、ならびに複写物の縮尺の候補を決定する。
図8は、複写物の縮尺の選択を行うために装置に表示する画面を示す。複写物の縮尺を選択する画面800を表示部、操作部1300におけるLCD上に表示して操作者により選択する。
読取原稿の縮尺を表示する領域810に表示する。表示する内容は、前記ステップS3040において操作者により選択された項目を表示する。また、読取原稿の用紙のサイズを領域850に表示する。前記ステップS7020において定型サイズと合致している場合に読取原稿の用紙サイズの定型サイズを表示する。定型サイズと合致するものが無い場合は、不定形とし、表示しない、若しくは検出した用紙幅を例えば550mm、といったように数値と単位で表示する。
縮尺の候補を領域820にリストとして、操作者により選択可能なように表示をする。項目の中から1項目だけを選択できるように表示をする。操作者による項目の選択については、表示部、操作部1300におけるLCDがタッチパネル形式の場合は選択項目の領域にタッチする、または表示部、操作部1300におけるキー操作により行う。
前記リストの項目は、前記ステップS3100において作成した複写物の縮尺の候補のリストである。リストは縮尺の大きい順に行う。上記図7で上述した通り、リストには縮尺に加え、縮尺に付随した用紙定型サイズ情報を保持する場合には、前記用紙定型サイズ情報も表示してよい。例えば、読取原稿の縮尺が1:200で、読取原稿が前述の方法によりA2サイズであると認識している場合で、1:100の項目に用紙定型サイズ情報に前述の方法によりA0が付随して保持されているとする。この場合、1:100の項目の右横に前記用紙定型サイズ情報であるA0を括弧書きで表示する。
なお、拡大・縮小割合を領域860にパーセント単位で表示しても良い。比率は前記読取原稿の縮尺と、前記領域820において操作者により選択された縮尺の候補の項目から拡大・縮小割合を算出する。一例として読取原稿の縮尺が1:200、縮尺の候補で1:100が選択された場合は、縦、横各方向について比率2倍となる。面積比では400%となる。算出した拡大・縮小割合をパーセント単位で表示する。前記縮尺の候補820の選択項目が変更される都度、算出を行い、領域860の表示を更新する。
領域820いずれの項目も1つだけ操作者により選択されると、OKボタン830を有効にする。表示部、操作部1300におけるLCD上のOKボタンのタッチ、またはキー操作により前記縮尺の候補の選択された項目をRAM1050またはNVRAM1060の所定の領域に保持して、画面表示を終了しフロー上の次のステップ(図3参照)を実行する。
縮尺コピーを実行せずに終了できるよう、画面800においては、中止ボタン840を設ける。表示部、操作部1300におけるLCD上の中止ボタンのタッチ、またはキー操作により実行された場合は、縮尺コピーのフローは実行せず中止し、読取装置2000および印刷装置2500は待機状態に戻る。
図9は用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置と大きさを取得するためのフローチャートを示す。用紙原稿内部に記載されている縮尺に関する情報の記載位置、ならびに縮尺に記載された文字の大きさを取得する。
前記ステップS3230用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置と大きさを取得を受けて、用紙原稿読取データから、「縮尺」「比率」に相当する文字列を検出S9010を行う。読取データは、RAM1050の所定の領域に蓄えられている。一般的に、縮尺に関する記載は画像上の端部に記載されていることが多い。そのため、前記読取データの上下左右の端部から検出を行っていく。文字列の検出については、一般的なOCR(Optical Character Reader)技法により検出すればよい。これを用いて、「縮尺」「比率」に相当する文字列を検出する。前記読取データから「縮尺」「比率」に相当する文字列を検出した場合、S9020においてYesとなり、「縮尺」「比率」に相当する文字列の近傍に記載されている比率の文字列を検出するS9030を行う。
今度は読取原稿に記載された縮尺の比率を取得するが、縮尺の比率は前記「縮尺」「比率」に相当する文字列の近傍に記載されていることが多い。そのため、前記「縮尺」「比率」に相当する文字列を検知した2インチ程度(読取データの読取解像度が200dpiの場合、400ドット程度)周囲に対し、一般的な縮尺の記載方法である「1:200」「1/200」といった記載の縮尺の比率の文字列を検出する。比率の文字列を検出した場合、S9040においてYesとなり、検出した文字列を記録S9050を行う。RAM1050の所定の領域に一時保存する。その後、用紙原稿読取データのすべてを検出したかどうかの判定S9060を行う。一方、前記S9020においてNoとなる、即ち「縮尺」「比率」に相当する文字列を検知しなかった場合や、前記S9040において比率の文字列を検知しなかった場合についても、前記判定S9060に遷移する。
前記読取データには「縮尺」「比率」に相当する文字列や縮尺の比率の記載が複数存在する場合もある。このため、読取データのほかの箇所にこれらの記載があるかどうかを確認する。前記読取データに対し、すべての領域について検出を行っていない場合(S9060においてNoとなる場合)は、S9010に遷移し再び「縮尺」「比率」に相当する文字列の検出を行い続ける。前記読取データに対し、すべての領域について検出を行った場合はS9060においてYesとなり、選択された読取原稿の縮尺を取得S9070を行う。前記ステップS3040において表示部、操作部1300におけるLCD上のOKボタンのタッチ、またはキー操作により選択された縮尺をRAM1050の所定の領域から読み出す。
続けて、読取原稿の縮尺と検出した文字列に一致するものがあるかどうかの判定S9080を行う。前記読取原稿の縮尺に対し、前記ステップS9050において記録した比率の文字列と一致するものがあるかどうかを確認する。なお、前記比率の文字列は複数の場合もある。検出した比率の文字列すべてに対して一致するものを確認する。前記読取原稿の縮尺と検出した比率の文字列で一致するものがある、即ちS9080においてYesとなる場合、一致する比率の文字列が記載された画像上の位置を算出するS9090を行う。一致するものが無い場合、即ちS9080においてNoとなる場合、縮尺記載情報未検出S9120としてRAM1050の所定の領域に記録し、フローを終了する。
前記S9090においては、前記S9080において読取原稿の縮尺と一致するほうの比率の文字列に対して、読取データから画像上どの位置に記載されているかを算出する。読取データが格納されたRAM1050の所定の領域からの相対アドレスから、画像展開した際の読取原稿の前記比率の文字列を検出した左上、右下のドット単位の座標を算出すればよい。読取データの形式は一般的に左上から一定のバンド単位でドット毎に色情報を格納するため、前記比率の文字列の位置が上述の方法により特定可能になる。
続いて、一致する比率の文字列の幅、高さを算出するS9100を行う。前記比率の文字列を検出した左上、右下のドット単位の縦方向の座標から高さを、横方向の座標から幅をそれぞれ算出できる。一例として、図12に用紙原稿読取データ内の縮尺情報の記載と、置換を行った状態を示すイメージ図として示す。図12に関しては後述する。
なお、本実施例では前記縮尺の文字列を置換後に画像データの拡大を行った。画像の拡大による画像の粗さが自然になるよう、また縮尺の文字列の位置が拡大によって僅かにずれてしまうのを防ぐことを意図している。画像データの拡大後に前記縮尺の文字列を置換する方法もあり、その場合でもほぼ同様の結果が得られる。
図10は、コピー縮尺情報画像データを生成するためのフローチャートを示す。
複写物に置換して記載する縮尺に関し、前記読取データ内の縮尺情報の画像データを生成する。
前記ステップS3240コピー縮尺情報の画像データを生成を受けて、読取原稿の縮尺比率の文字列のフォントの種類を判別S10010を行う。フォントの種類の判別については、公知の方法を用いる。例えば、文字列の中に含まれるアルファベットや数字に対し、文字ごとに分割して代表的なフォントの画像から一致するフォントを判定する方法、文字を分解して輪郭を検出して長さや角度からフォントを判定する方法、がある。特定の文字に対し画の飾りや切れ目の有無、跳ね、水平面が突き出ているか触れているか、角の丸みといった要素からフォントを判定する方法もある。前述の判別方法については複雑かつ多数のフォント情報を保持する必要がある。そのため基本的にはネットワークドライバ1210、LANユニット1310を介して外部サーバーに接続し、前記読取データのうち縮尺比率の文字列の部分だけを外部サーバーに送信して前記フォントの種類の判別を行うのが望ましい。
しかしながら、縮尺比率の文字列は数字、「:」や「/」といった記号だけであることや、読取原稿の内容から使用するフォントは限定されてくる(例えば図面用のCADフォント、ゴシック体、明朝体など)。そのため、前記読取原稿の内容から想定される数字のフォントデータや前記フォントの種類の判別方法を、最も近いフォントを判別するという簡易的な方法に限定してROM1040の所定の領域に保持してもよい。
続いて、選択された複写物の縮尺を取得S10020を行う。前記ステップS3050において表示部、操作部1300におけるLCD上のOKボタンのタッチ、またはキー操作により選択された複写物の縮尺を読み出す。続いて、判別したフォントは装置内に保持しているかどうかの確認S10030を行う。装置は、縮尺比率の文字列の数字、「:」や「/」といった記号のフォントで、縮尺コピーの用途でよく用いられるフォントを予めROM1040の所定の領域に保持しておく。上述の方法により判別した前記フォントの種類が、ROM1040内部に保持しているかを確認する。
フォントデータはテーブルで保持し、フォント名称を比較して判別する。前記フォントの種類が、ROM1040内部に保持している場合、即ち前記S10030においてYesとなる場合は、S10050に遷移する。前記フォントの種類が、ROM1040に保持していない場合、即ち前記S10030においてNoとなる場合は、判別したフォントは外部から取得可能かどうかの判定S10040を行う。ネットワークドライバ1210、LANユニット1310を介して外部サーバーやホストPC等に接続して、前記フォントの種類のフォントデータを取得可能かどうかを判定する。前記フォントデータを取得可能な外部サーバーやホストPCに接続可能か、外部サーバーやホストPCにおいて前記フォントデータを保持しているかを確認する。取得可能な場合、即ちS10040においてYesとなる場合は、S10050に遷移する。取得不可能な場合、即ちS10040においてNoとなる場合は、フローを終了する。以降、フォントデータが存在しないものとして処理をする。
S10050は複写物の縮尺の文字列のフォントを取得を行う。前記複写物の縮尺の文字列で使用する前記フォントデータがROM1040に保持する場合はROM1040の所定の領域から、外部サーバーやホストPCから取得する場合はネットワークドライバ1210、LANユニット1310を介して接続して取得する。
続いて、読取原稿の縮尺比率の文字列の幅、高さを取得S10060を行う。前記ステップS9100で算出した比率の文字列の幅、高さを読み出せばよい。これを用いて、続いて複写物の縮尺の比率の文字列のフォントから幅、高さに合わせてラスターデータを生成S10070を行う。前記S10050において取得したフォントデータについて、前記高さ分だけ、高さ方向に伸長する。幅方向については、幅を前記複写物の縮尺の比率の文字数で除算した値を算出し、各文字に対し前記値の分だけ、幅方向に伸長する。フォントデータは基本的にベクターデータであり、前述の方法で高さ、幅方向それぞれに伸長した後に閉図形を塗りつぶす(一般的なラスタライズの方法)ことにより、ラスターデータを生成する。塗りつぶしの色(文字の色)については、読取データ上の縮尺が書かれている文字の色と同一の色(基本的に黒色であるが、青焼き図面のように青色の場合もある)、読取データが複数色である場合は最も構成上多い色に合わせても良い。若しくは、前記複写物の縮尺の比率の文字列が変更されたことが明示されるよう、赤色のように読取データ上の縮尺が書かれている文字の色とは異なる色で印刷装置2500が印刷可能な色としてもよい。
以上の方法により、コピー縮尺情報画像データ、即ちコピー時に置換する縮尺の比率の画像データを生成することができる。
図11は、用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置にコピー縮尺情報の画像データを置換に関する処理のためのフローチャートを示す。コピーの際に、上述の方法により生成した置き換える縮尺の比率の画像データを、用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置に置換する方法である。
前記ステップS3250用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置にコピー縮尺情報の画像データを置換を受けて、縮尺情報位置検出があるかどうかの判定S11010を行う。前記図9におけるフローにおいて、前記ステップS9080でYesとなる場合に、縮尺情報位置検出があり、画像データ上の位置(前記ステップS9090にて算出)、ならびに文字列の幅、高さ(前記ステップS9100にて算出)が既に求められている。これらの情報があることにより前記縮尺情報位置検出があるとしてよい。もし縮尺情報位置検出が無い、未検出の場合は前記S11010においてはNoとなり、本フローは終了とする。前記縮尺情報位置検出がある、即ち前記S11010においてYesとなる場合は、置換する縮尺比率の文字列の位置、幅、高さを取得S11020を行う。これについては、前記ステップS9090ならびにS9100にて算出した縮尺比率の文字列の位置、幅、高さを参照すればよい。
続いて、縮尺比率の文字列の記載領域の背景色を取得S11030を行う。読取原稿2100ならびに読取原稿2100読取後の画像データの空白部分は、必ずしも白色とは限らない。同時に明度にも差がある。読取原稿2100の縮尺比率の文字列の記載領域で文字記載以外のピクセルデータに対して、各ピクセルの色情報をHSV色空間情報で求める。HSVとはH(色相:Hue)、S(彩度:Saturation)、V(明度:Value)を意味する。
続いて、背景色が均一かどうかの判定S11040を行う。前記各ピクセルの色のH(色相)、S(彩度)、V(明度)毎に値の範囲を求め、著しく突出した値を除外する。そのうえで、前記H、S、Vそれぞれに対し、前記各ピクセルの色の値が一定の範囲内にある場合には同一とみなす。前記一定の範囲はNVRAM1060における所定の領域に記憶しておく。
前記各ピクセルの色の値がすべて、前記一定の範囲内にある場合は背景色が均一であるとして、S11040ではYesとなり、S11060に遷移する。読取原稿2100の空白部分が複数色である場合など、前記各ピクセルの色の値のうち前記一定の範囲外にあるものを含む場合は、S11040ではNoとなり、背景色の最頻値を求め、最頻値を背景色と設定するS11050を行う。前記各ピクセルの色の値を一定の範囲で段階的に区切って分布した際に最も分布の数が多い値の範囲の中間値のHSVを求め、算出値を背景色として設定する。その後、S11060に遷移する。
S11060は置換する縮尺比率の文字列の記載領域を背景色で塗りつぶす、を行う。置換する縮尺比率の文字列の位置、幅、高さは前記ステップS11020で取得しており、前記文字列の位置から、幅、高さに相当する領域について、前述の方法により取得した背景色のHSVの値から適切なRGBカラービット値を公知の方法により変換して求め置き換える。続けて、置換する縮尺比率の文字列のラスターデータを記載領域に描画するS11070を行う。置換する縮尺比率の文字列のラスターデータは前記ステップS10070にて生成済みであり、前記画像データの前記文字列の位置にデータを配置する。
以上の方法により、用紙原稿読取データ内の縮尺情報記載位置にコピー縮尺情報の画像データを置換することができる。
図12は、用紙原稿読取データ内の縮尺情報の記載と、置換を行った状態を示すイメージ図を示す。読取原稿12010がA3サイズとする。読取原稿の縮尺1:200とし、複写物の縮尺を1:100を選択する。その場合、複写物、即ちコピー12020は400%となる。ここではA1サイズの記録用紙に複写物(コピー)を印刷する指定とする。
読取原稿12010の内部に前述の方法により縮尺の文字列1:200と記載されている画像上の位置(点線枠12030で記載の箇所)を検出し、その位置、幅、高さを記録する。後述(図10以降)の方法により、前記点線枠12030の内部の記載内容を複写物の縮尺1:100の文字列に画像データを置き換える。その後、前述の方法により選択された複写物の縮尺1:100に合せ、拡大率400%で画像データを生成し、印刷を行う。コピー12020における縮尺の文字列は点線枠12040に示す通り、コピーの縮尺1:100と置換して印刷される。
以上に述べた通り、本実施形態では、用紙原稿の拡大若しくは縮小の複写を実行する際に、複写物の内部に拡大若しくは縮小後の縮尺を置換して印刷する。これにより前記複写物においても前記拡大若しくは縮小後の縮尺を用いて、前記複写物の内部における任意位置の実寸法を得ることが可能になる。また、画像記録装置で使用可能な縮尺の候補から、複写物の縮尺を選択するだけの操作により、用紙原稿と異なる縮尺の複写物を生成することが可能になる。
<第2実施形態>
読取装置ならびに印刷装置の構成、読取原稿の縮尺の候補の作成ならびに選択方法、複写物の縮尺の候補の作成ならびに選択方法については、前述の第1実施形態と同じである。
即ち、図3におけるステップS3000よりS3200に至るまでのフローについては、前述の第1実施形態と同じである。第1実施形態との相違点は、複写物の縮尺の文字列は置換せず、拡大若しくは縮小コピーによって変更することになる縮尺をコピー画像の任意の箇所、若しくはコピー画像の外側に追記するように印字する、というところにある。
図13は本発明の第2実施形態の処理を示すフローチャートである。読取装置2000ならびに印刷装置2500の構成、機能、前記コピー機能に関する制御については、第1実施形態と同様とする。
また、図13で示すフローのうち、ステップS3000よりS3200に至るまでのフローならびに制御方法については、図3にて前述したとおりである。
ステップS3200に続いて、読取原稿の縮尺と複写物の縮尺は同じかどうかの判定S13210を行う。これについても、前記ステップS3210と同様のことを行えばよい。読取原稿の縮尺と複写物の縮尺が同じである、即ちS13210においてYesとなる場合は、読取データから等倍の画像データを生成S13280を行う。読取原稿の縮尺と複写物の縮尺が同じである場合、コピー後の複写物の縮尺にも変更が生じないため、縮尺情報の変更の印字が一切不要である。これについては、前記ステップS3270と同様の処理を行えばよい。その後、後述のステップS13290に遷移する。
読取原稿の縮尺と複写物の縮尺が同じではない、即ちS13210においてNoとなる場合は、コピーの拡大縮小率を決定S13220を行う。これについては、前記ステップS3220と同様のことを行えばよい。続いて、読取データをコピー拡大縮小率で変倍した画像データを生成S13230を行う。前記ステップS3260と同様に、一般的手法による画像データの拡大縮小処理により、前記S13220において決定したコピーの拡大縮小率により読取データを拡大若しくは縮小した画像データを生成する。生成した画像データは更に、その後の画像データを印刷する処理において使用するため、印刷に最適なデータ形式(例えばCMYK方式)に変換をする。
続いて、コピー縮尺情報の文字列と画像データを生成S13240を行う。拡大若しくは縮小コピーによって縮尺が変更になることを文言で示しつつ、コピー画像に追記して印刷を行うための文字列を作成し、前記文字列の画像データを生成する。コピー縮尺については、前記ステップS3050において操作者により選択した縮尺である。前記縮尺から、コピー縮尺情報の文字列を生成する。図14(詳細は後述)における文字列14020、14040に示すように、文言は「このコピーの縮尺は、1:100です」というような定型文でよい。前記定型文中の「1:100」の箇所が、前記操作者により選択した縮尺となる。前記定型文はROM1040またはNVRAM1060の所定の領域に保持しておき、それを読込んで文字列を生成する。生成した文字列に対するフォントデータについては、ROM1040の所定の領域に保持する。外部サーバーやホストPCからフォントデータを取得してもよい。その場合はネットワークドライバ1210、LANユニット1310を介して接続してフォントデータを取得する。
前記文字列の幅、高さを決定する必要が生じる。これについては文字列の高さの下限値と、コピーの印刷のための記録用紙の幅から一定比率により決定することで十分である。例えば文字列の高さの下限値は5ミリメートル、前記一定比率は用紙幅の20分の1程度を文字列の高さと想定し、各文字に対し高さと等幅となるように決定するが、これに限らない。例えば用紙幅が594ミリメートル(A1サイズ)の場合、前記文字列の高さは約30ミリメートル、前記文字列の幅は文字列が17文字として約505ミリメートルと決定する。また、前記文字列の色については、読取データ上の縮尺が書かれている文字の色と同一の色(基本的に黒色であるが、青焼き図面のように青色の場合もある)、読取データが複数色である場合は最も構成上多い色に合わせても良い。若しくは、前記複写物の縮尺の比率の文字列が変更されたことが明示されるよう、赤色のように読取データ上の縮尺が書かれている文字の色とは異なる色で印刷装置2500が印刷可能な色としてもよい。フォントデータは基本的にベクターデータであり、前記方法により決定した高さ、幅方向それぞれに伸長した後に閉図形を前記文字列の色で塗りつぶす(一般的なラスタライズの方法)ことにより、ラスターデータを生成することにより、前記文字列の画像データを生成する。なお、装置に前記文字列の幅、高さ、色に関しての設定可能な機能を設けて、操作者により決定しても良いものとする。
続いて、コピー縮尺情報の印字位置の判定S13250を行う。コピー縮尺情報に関する、前記文字列の印字位置が、コピー画像の内部か、コピー画像の外側かを判定する。基本的にはコピー画像の内部として処理する。コピーの印刷がロール状に巻かれ、印刷終端位置でカットする形状の用紙である場合は、コピー画像の外側としてもよい。また、前記ステップS13230において生成した画像データに、前記文字列の印刷が可能な余白部分を含む場合には、コピー画像の内部としてもよい。前記文字列の印字位置をコピー画像の内部とするか、コピー画像の外側とするかを設定可能な機能を設けて、操作者により決定しても良い。その場合はNVRAM1060の所定の領域に設定を保持し、その設定を読込む。
判定S13250において、コピー画像の外側となる場合は、後述のステップS13290に遷移する。判定S13250において、コピー画像の内部となる場合は、コピー画像内部における縮尺情報の印字位置を決定するS13260を行う。前記文字列の印字位置を定める。詳細なフローを図15に示す。詳細は後述する。続いて、コピー縮尺情報を画像データ上に配置S13270を行う。前記ステップS13240において生成した前記文字列の画像データを、前記ステップS13260で決定した印字位置を示す画像データ上の位置に、既に当該領域の画像データを上書きする形で配置する。その後、後述のステップS13290に遷移する。
ステップS13290は画像データを印刷、である。前記S3280と同様である。その後、コピー縮尺情報の印字位置がコピー画像の外側かどうかの判定S13300を行う。前記ステップS13250での判定と同様である。なお、前記ステップS13210において読取原稿の縮尺と複写物の縮尺が同じ場合はS13250は実施しないが、この場合前記ステップS13300においては印字位置を決めていないため、Noの判定となる。
コピー縮尺情報の印字位置がコピー画像の外側ではない、即ち前記ステップS13300においてNoとなる場合、画像データ印刷は既に完了しており、本フローは終了となる。コピー縮尺情報の印字位置がコピー画像の外側である場合、即ち前記ステップS13300においてYesとなる場合、コピー縮尺情報の印字が可能かどうか判定し印字位置を決定S13310を行う。前記文字列を、コピー画像の外側の余白部分または前記ロール状に巻かれた用紙に対しての印刷である場合に前記ロール紙の搬送を延長して印字可能かどうかを判定し、印字可能な場合は前記文字列の印字位置を決定する。詳細なフローを図16に示す。詳細は後述する。続いて、コピー縮尺情報の印字位置が印字可能かどうかの判断S13320を行う。前記S13310におけるコピー縮尺情報の印字位置が印字可能かどうかの判定に基づく。印字可能な場合(Yes)は、コピー縮尺情報の画像データを印字S13330を行う。前記S13240において生成した前記文字列の画像データを、前記S13310において決定した印字位置に画像データを印刷する。印刷に関しては前記S13290において上述した方法と同様に行う。印字終了後は本フローを終了する。一方、S13320において印字不可の場合(No)は、コピー縮尺情報の印字は行わずに、本フローを終了とする。
本フロー終了後、読取装置2000ならびに印刷装置2500は待機状態に戻る。次に実行するジョブがある場合はそれを実行できるようになる。
図14は、用紙原稿のコピー画像における縮尺情報の追記を行った状態を示すイメージ図を示す。(A)はコピー画像14010の内部に拡大若しくは縮小コピーによって変更になる縮尺を、前記縮尺を含んだ文言の文字列14020を配置したイメージ図である。コピーの印刷結果は本イメージのようになる。なお、前記文字列14020の内容、印字位置に関しては前述したフローに基づく。
(B)はコピー画像14030の外側に前記縮尺を含んだ文言の文字列14040を配置したイメージ図である。コピーの印刷結果は本イメージのようになる。なお、前記文字列14040の内容、印字位置に関しては前述したフローに基づく。
図15は、コピー画像内部における縮尺情報の印字位置を決定するフローチャートを示す。縮尺情報の印字位置を決定する。印字位置は余白部、即ちどの原稿も印刷されない部分で且つ、判りやすい位置が望ましい。前記ステップS13260を受けて実行する。まず、縮尺情報の文字列の幅、高さを取得S15010を行う。前記ステップS13240において決定したコピー画像に追記して印刷を行うための(縮尺情報の)文字列の幅、高さを取得する。続いて、縮尺情報の文字列が読取データと重ならずに収まる領域を検出(A)S15020を行う。用紙原稿の読取データの全領域の中から、前記文字列の幅、高さ双方共に大きい空白の領域を検出する。ここでいう空白の領域とは、文字、線分、画像データといった主原稿の画像を一切含まない領域を意味する。
前記空白の領域を検知するに当たっては、読取原稿2100や読取センサ2050に付着したごみや紙粉、かすり傷をノイズデータとして認識して白色以外の数ドットの点や短い線分を除外する必要がある。読取データについて、画素置換といった一般的なノイズフィルタによりこれらを除去する。
また、読取原稿2100の余白部分は必ずしも白色とは限らず、明度にも差があるため、読取原稿2100の余白部分を特定し、各ピクセルの色情報をHSV色空間情報で求める。HSVとは前述した通り、H(色相:Hue)、S(彩度:Saturation)、V(明度:Value)を意味する。各ピクセルの色のHSV色空間情報は、読取原稿2100の色ムラや、読取センサ2050の精度により僅かな差が生じる。前述のRAM1050内の判定用領域内部のデータに対して、前記各ピクセルの色のH(色相)、S(彩度)、V(明度)毎に値の範囲を求め、著しく突出した値を除外する。そのうえで、前記H、S、Vそれぞれに対し、前記各ピクセルの色の値が求めた所定の範囲内にある領域を空白とする。なお、薄い色の同一色で塗りつぶしされている領域についても、上記空白の領域としてよい。前記薄い色とは、上から文字を黒色、青色、赤色といった比較的濃い色で追加した場合に、前記文字が判読可能な色のことを示す。これらは、前記HSV色空間情報の各値で所定の範囲にあるものを判定することでよい。
上述の方法により空白の領域を検出するが、複数存在する場合は最も大きい領域を検出する。この領域を領域(A)と定義する。なお、検出された複数の空白の領域は、後のフローで使用することがあるため、別途RAM1050の所定の領域に記憶しておく。
前記領域(A)が、前記文字列の幅、高さ双方共に大きいかどうかを判定し、大きい場合は縮尺情報の文字列が読取データと重ならずに収まる領域として前記領域(A)を記録する。
そうではない場合は、前記領域(A)は記録しない。
続いて、収まる領域(A)が存在するかどうかの判定S15030を行う。前記縮尺情報の文字列が読取データと重ならずに収まる領域として前記領域(A)の記録があるかどうかに依る。記録がある、即ち収まる領域(A)が存在する(S15030においてYesとなる)場合は、縮尺情報の文字列の幅、高さの中心が、領域(A)の中心と一致するように縮尺情報の文字列の領域を決定S15110を行う。前記領域(A)の中心の座標を求める。前記文字列の領域の幅方向の半分、高さ方向の半分だけ前記領域(A)の中心からオフセットした座標を、前記文字列の領域の先頭領域として決定する。その後、本フローは終了する。
一方、記録がない、即ち収まる領域(A)が存在しない(S15030においてNoとなる)場合は、読取データで余白となる領域で、縮尺情報の文字列の領域に最も近い広さの領域を取得(B)S15040を行う。前記検出された複数の空白の領域の中で、前記文字列の幅、高さ双方が最も近い領域を判定する。その領域を領域(B)と定義する。前記領域(B)は、前記文字列の幅、高さより若干小さい領域を想定する。続いて領域(B)の範囲を、縮尺情報の文字列の幅、高さに合うまで領域(B)を広げるS15050を行う。前記領域(B)の幅が、前記文字列の幅よりも小さい場合、前記領域(B)の中心を基準に前記文字列の幅となるように領域を広げる。高さ方向に関しても同様に広げる。広げた領域を領域(B)として再定義する。
続いて、領域(B)内に文字を含むかどうかの判定S15060を行う。前記領域(B)は空白部分から前記文字列の幅、高さ方向に広げたため、前記領域(B)内部は空白だけではなく、主画像の一部を含むことがある。主画像のうち、原稿を読取るうえで影響があるかどうかを判定する。例えば、主画像に文字や画像を含む場合、その上に前記文字列を描画すると主画像が見えなくなってしまうことがある。一方、枠線や薄い色の塗りつぶしのようにその上に前記文字列を描画しても支障がない主画像もある。本ステップS15060ではまず、前記領域(B)内に文字を含むかどうかを判定する。文字を含むかどうかについては、一般的なOCR(Optical Character Reader)技法により検出すればよい。前記領域(B)内に文字を含まない、即ちS15060においてNoとなる場合、領域(B)内に主画像を含むかどうかの判定S15070を行う。前記領域(B)内に文字を含む場合、即ちS15060においてYesとなる場合は、前記領域(B)には前記文字列を描画することはできないため、S15080(後述)に遷移して他の前記文字列の描画可能な領域を別途検索する。
S15070において、前記領域(B)内に主画像を含むとは、複数のベクターデータ、画像データ、濃い色の塗りつぶしデータを含む場合が挙げられる。前記領域(B)内部のHSV色空間情報(詳細は前述のとおり)を求めた際に、不均一となる場合は主画像を含むと判断してよい。本判断により、前記領域(B)内に主画像を含まない、即ちS15070においてNoとなる場合は、前記領域(B)には前記文字列の描画を可能と判断し、縮尺情報の文字列の幅、高さの中心が、領域(B)の中心と一致するように縮尺情報の文字列の領域を決定S15120を行う。方法は前記ステップS15110において前述した方法と同様に、対象を前記領域(B)として行えばよい。実行後は本フローを終了する。
一方、S15070においてNoとなる、即ち前記領域(B)内に主画像を含むと判断した場合は、他に(B)の領域となる候補が存在するかどうかの確認S15080を行う。前記検出された複数の空白の領域で、前述の方法で判定した領域の他にあるかどうか、RAM1050の所定の領域に記録されており、それを用いて判定する。
前記候補が存在する場合、即ちS15080においてYesとなる場合は、今度は別の領域に対して、再びS15040を行う。候補が存在しない、すべての領域に対して判定し終えた場合など、候補が存在しない場合、即ちS15080においてNoとなる場合は、枠の除外をして領域取得したかどうかの判定S15090を行う。本フローにおいて最初に本ステップに遷移する場合はNoとなる。後述のステップS15100を1回でも実行すると、Yesとなる。S15090においてNoとなる場合は、読取データで枠を除外し、再度領域を取得を試みるS15100を行う。読取データ内部の一定以上の大きさの矩形枠を余白とみなす。一定の大きさとは読取原稿の用紙幅、高さ方向共に3分の1以上の矩形を想定するが。これに限らない。その後、再びS15040を行い、再び矩形枠の無い状態で前記領域(B)となる領域に対して、前記文字列の描画可能な領域を検索する。
S15090においてYesとなる場合は、固定の領域を縮尺情報の文字列の領域として決定S15130を行う。上述した方法によって前記文字列の描画に適した余白領域が探し出せなかった場合、前記文字列を所定の領域に描画することになる。この場合、前記主画像や他の文字、塗りつぶし領域と重なってしまう場合が生じてしまう。ここでいう所定の領域とは、コピー原稿の印刷後にわかりやすい位置とすることが望ましい。具体的には原稿の中心若しくは用紙幅方向に対し上部1:3、長さ方向に対しては用紙中央となる位置を想定するが、これに限らない。前記所定の領域に前記文字列を配置することで決定する。その後、本フローを終了する。
図16は、コピー縮尺情報の印字が可能かどうか判定し印字位置を決定するフローチャートを示す。縮尺情報の文字列の印字が可能かどうか、ならびに印字位置を決定する。前記ステップS13310を受けて実行する。まず、縮尺情報の文字列の幅、高さを取得S16010を行う。前記S13240において決定したコピー画像に追記して印刷を行うための文字列の幅、高さを取得する。続いて、コピーで印刷を行う用紙はロール状に巻かれた用紙かどうかの判定S16020を行う。コピーでの印刷に使用する記録用紙がロール状に巻かれ印刷終端位置でカットする形状の用紙、いわゆるロール紙である場合に、後述のフローにて前記ロール紙の搬送を延長して前記文字列を印字することができるため、前記ロール紙に印刷を行うかどうかの判定を行う。コピーの印刷はロール紙に行う、即ちS16020においてYesとなる場合は、続いて縮尺情報の文字列の幅は印刷用紙の幅より短いかどうかの判定S16030を行う。コピーで印刷する用紙の幅は前記ステップS3050において複写物の縮尺に付随して用紙サイズ情報があり、その情報から印刷用紙の幅を取得すればよい。若しくは印刷装置2500内部に印刷用紙の幅を検知するセンサ(不図示)を設けて、印刷のために通紙する印刷用紙の幅を検知し、算出してもよい。前記印刷用紙の幅と、前記文字列の幅を比較する。前記文字列の幅が、前記印刷用紙の幅よりも長い場合、即ちS16030においてNoとなる場合は、縮尺情報の文字列の幅、高さを印刷用紙の幅以下となるように縮小するS16040を行う。前記文字列の幅と、印刷用紙の幅の比率を求め、その比率だけ前記文字列の幅、高さを縮小する。
一方、S16030においてYes、即ち前記文字列の幅が、前記印刷用紙の幅よりも短い場合(同一である場合も含む)、いずれにおいても続いて印刷用紙の幅方向の中央と、縮尺情報の文字列の幅の中央が一致するように、縮尺情報の文字列の幅方向の印字位置を決定S16050を行う。前記印刷用紙の幅方向の中心と、前記文字列の幅方向の中心が一致するように、前記文字列の幅方向の印字位置の先頭を決定する。前記文字列の幅の半分だけ、前記中心から左にオフセットした位置となる。なお、前記文字列は図14(B)に示した通り、前記印刷用紙の幅方向に印字することとする。
続いて、コピー原稿の終端から規定量長さ方向に移動した位置を、縮尺情報の文字列の高さ方向の印字位置として決定S16060を行う。前述のとおり、前記文字列を印字するに当たり前記ロール紙の搬送を延長するが、搬送量ならびに搬送方向に対する印字位置を決定する。これは前記文字列の高さ方向の印字位置となる。コピー原稿の印刷の終端に達してから、そのまま規定量搬送方向に移動した位置に対し前記印字位置とする。ここでいう規定量とは一定の値で、例えば1インチとする。値はこれに限ることは無い。続いて、コピー原稿の終端からの用紙送り量として、規定長さの2倍と文字列の高さの合算値(X)を決定S16070を行う。前記規定量の2倍と、前記文字列の高さの合算値を、コピー原稿の印刷の終端に達してからの前記印刷用紙搬送量として搬送量(X)と定義し、決定する。
続いて、合算値(X)の用紙搬送延長は可能かどうかの判定S16080を行う。コピー印刷後の前記印刷用紙の残量から、前記搬送量(X)の搬送が可能かどうかを判定する。前記印刷用紙の残量は、前記ロール紙の搬送量の合算から算出可能であり、NVRAM1060の所定の領域に保持して管理する。前記ロール紙交換時に、交換された前記ロール紙の用紙残量をNVRAM1060上の所定の領域にセットする。用紙搬送の度に前記用紙残量を更新し、NVRAM1060の所定の領域を更新する。前記印刷用紙の残量があり、前記搬送量(X)の搬送が可能である、即ちS16080においてYesとなる場合、コピー縮尺情報の印字は可能S16090として、印字可能とする。また印字位置は前記S16050ならびにS16060にて決定した内容として、本フローを終了し、その後の処理で前記文字列の印字を前記印字位置に行う。
図13のフローにおいて前述したとおりである。一方、前記印刷用紙の残量がない場合等、前記搬送量(X)の搬送が不可である、即ちS16080においてNoとなる場合、コピー縮尺情報の印字は不可S16100として、本フローを終了し、その後の処理では前記文字列の印字は行わずにコピーの印刷を終了する。その際、表示部、操作部1300におけるLCD上に前記文字列が印字できない旨を表示してもよい。
一方、前記S16020の判定において、コピーの印刷はロール紙に行わない、即ちS16020においてNoとなる場合は、コピー画像の外側に印字できる領域を作ることができないため、コピー縮尺情報の印字は不可S16100として、本フローを終了する。前記ステップS13250において前述したとおり、コピー画像の外側に前記文字列を印字するのは、前記ロール紙を前提としている。
以上に述べた通り、本実施形態では、用紙原稿の拡大若しくは縮小コピーによって変更することになる縮尺をコピー画像の任意の箇所、若しくはコピー画像の外側に追記するように印字する。これにより前記複写物においても前記拡大若しくは縮小後の縮尺を用いて、前記複写物の内部における任意位置の実寸法を得ることが可能になる。また、画像記録装置で使用可能な縮尺の候補から、複写物の縮尺を選択するだけの操作により、用紙原稿と異なる縮尺の複写物を生成することが可能になる。
なお、本実施例1ならびに本実施例2に記載の読取装置2000における読取センサ2050はライン型のセンサに限らず、用紙原稿の主走査方向に往復するキャリッジ型の読取センサでも良い。読取センサを駆動するモーター(不図示)、駆動ベルト(不図示)、ならびに駆動用のシャーシにより構成される。キャリッジ型の読取センサが駆動することによって主走査方向1ラインのスキャンを行い、用紙を前述の搬送の構成により搬送し、それを繰り返すことにより読取動作を行う。その場合においても本実施例1ならびに本実施例2と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1に記載した、コピー縮尺情報を置換してコピー画像を生成、印刷する、ならびに本実施例2に記載した、コピー縮尺情報の印字にあたっては、コピーの印刷実行前に読取装置2000または印刷装置2500の表示部、操作部1300のLCD上に縮尺の置換、ならびにコピー縮尺情報の印字の旨を表示し、印刷有無を操作者により判定する手段を設けても良い。その場合においても本実施例1ならびに本実施例2と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1ならびに本実施例2に記載した読取原稿の縮尺を表示部、操作部1300において選択(前記ステップS3040)する代わりに、読取原稿2100の読取データから前述のOCR検知を用いて読取原稿の縮尺を自動判別する方法によって取得してもよい。縮尺の文字列であることを識別する方法は、前述した方法と同様である。もし前記読取データ内部に複数の縮尺の文字列を検出した場合は、図8における領域810において検出した縮尺の文字列を列挙して表示し、操作者により選択する。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1ならびに本実施例2に記載した、複写物の縮尺の候補に代わり、コピーにおける拡大縮小率の候補を選択してから縮尺を算出して、縮尺の置換、ならびにコピー縮尺情報の印字を行う方法でも良い。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1に記載したコピー画像を生成、印刷するにあたっては、コピー縮尺情報を置換せずに、前記コピー縮尺情報の近傍に置換しようとする縮尺情報の文字列追記するように印字してもよい。その場合の印字については、コピー縮尺情報の色とは異なる色で印字してもよい。例えば、コピー縮尺情報の色が黒色である場合、前記置換しようとする縮尺情報の文字列を赤色で印字する。縮尺情報の文字列は印字する色の変換に限らず、同一色で太字といった強調状態にして印字を行うようにしてもよい。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1に記載したコピー画像を生成、印刷するにあたっては、コピー縮尺情報を置換せずに、前記コピー縮尺情報に対し取消線を追記してもよい。取消線は、前述の方法で取得した前記コピー縮尺情報の印字位置の文字列の高さ方向の中心を求め、10ピクセル程度の黒色の線を1本または複数本並べたものを、前記コピー縮尺情報の上に重ねて置かれるように追記する。同時に、前述と同様に前記コピー縮尺情報の近傍に置換しようとする縮尺情報の文字列を追記するように印字してもよい。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1ならびに本実施例2に記載した、縮尺コピーにおける処理に関して、縮尺情報に加えコピーの拡大縮小率を併記するように印字してもよい。予め前記拡大縮小率の印字に必要な記号のフォント(「%」など)を保持することで可能になる。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1ならびに本実施例2に記載した、縮尺コピーにおける処理に関して、置換しようとする縮尺情報の文字列の印字の代わりに、バーコード、QRコードを印字してもよい。バーコード、QRコードの生成に必要なプログラムをROM1040に保持し、CPU1000にて制御することにより生成可能になる。前述の印刷フローにおいてフォントが取得、生成できない場合でも、前記縮尺情報が変更になることを示すことが可能になる。その場合においても本実施例と同様の処理により、同様の効果が得られる。
また、本実施例1ならびに本実施例2に記載した、縮尺コピーにおける処理に関して、画像処理装置10の外部装置と連携してよい。前記縮尺情報が変更になることをネットワークドライバ1210経由で外部接続機器に転送を行う。例えば、前記外部接続機器がタブレットである場合には変更になる縮尺情報を転送することで表示され、前記縮尺コピーにおける縮尺情報の変化が遠隔的にわかること、コピー情報の管理に使用できる点で有用となる。
10 画像処理装置
2000 読取装置
2010 操作パネル
2020 給紙口
2030 原稿押え
2040 排紙口
2050 読取センサ
2100 読取原稿
2500 印刷装置
2520 印刷給紙口
2540 印刷排紙口

Claims (12)

  1. 用紙原稿を光学的に読取を行う原稿読取手段と、
    前記原稿読取手段により読取データを生成する読取データ生成手段と、
    前記読取データにおける縮尺を取得する原稿縮尺取得手段と、
    複写物の縮尺を設定する複写物縮尺設定手段と、
    前記読取データを任意の拡大縮小率で拡大縮小した読取データを生成する拡大縮小データ生成手段と、
    前記拡大縮小した読取データから画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記画像データを記録媒体に画像記録する画像記録手段と、を有し、
    前記原稿縮尺取得手段にて取得した縮尺と、前記複写物縮尺設定手段にて設定した複写物の縮尺から拡大縮小率を決定して前記拡大縮小データ生成手段にて読取データを生成し、
    前記画像データ生成手段にて前記読取データを生成して画像データを生成するにあたり、前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加する、
    ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記複写物縮尺設定手段における複写物の縮尺において、画像記録装置に装着可能な1つ若しくは複数の記録媒体の大きさにより、分割することなく収めて画像記録可能な縮尺を、選択可能な候補として列挙する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記複写物縮尺設定手段における複写物の縮尺において、画像記録装置に装着可能な記録媒体の最大の大きさにより、分割することなく収めて画像記録可能な縮尺を、選択可能な候補として列挙する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記読取データにおける縮尺情報が記載されている領域を検出して、前記領域に対し前記複写物の縮尺に関する情報を置換して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  5. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記画像データにおける所定の領域に対し前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  6. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記画像データを拡張して前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  7. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記読取データにおける縮尺情報が記載されている領域を検出して、前記領域の近傍に前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて記録媒体に画像記録する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  8. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記読取データにおける縮尺情報が記載されている領域を検出して、前記縮尺情報を取消す処理を施し、前記領域の近傍に前記複写物の縮尺に関する情報を追記して、前記画像記録手段にて前記記録媒体に画像記録する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  9. 前記原稿縮尺取得手段は、原稿の種類に応じて適切な縮尺を操作画面上において一覧表示し、前記一覧表示より前記縮尺を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  10. 前記原稿縮尺取得手段は、原稿を読取って自動で縮尺を判別する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  11. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記複写物の縮尺に関する情報には、拡大縮小倍率に関する情報を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  12. 前記画像データに前記複写物の縮尺に関する情報を追加するにあたり、前記情報を外部装置と連携する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。



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