JP2021149291A - 車両動作支援制御装置、車両動作支援装置、車両動作支援制御方法およびプログラム - Google Patents

車両動作支援制御装置、車両動作支援装置、車両動作支援制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体に対する追い越し時および追い抜き時の安全性を高めること。【解決手段】車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する、移動体検出部42と、車両が、移動体検出部42が検出した移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出部43と、車両動作検出部43が、移動体検出部42が検出した移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、移動体検出部42が検出した移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、車両の動作を支援する動作支援部として機能する投影制御部44とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両動作支援制御装置、車両動作支援装置、車両動作支援制御方法およびプログラムに関する。
前方の障害物の側方に接触危険領域を設定し、接触危険領域への自車両の侵入が検知されたときに警報装置を作動させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−166691号公報
例えば、高齢者などが運転する、オートバイおよび自転車のような二輪車や、二輪車の積み荷などの状態によって、二輪車がふらつきながら走行している場合がある。また、歩行者であっても、身体の状態または周囲の状況などによってはふらつきながら歩行している場合もある。
特許文献1の技術は、障害物に、所定の危険領域を設定している。しかしながら、ふらつきながら走行している二輪車または歩行者などの移動体に対する追い越し時および追い抜き時には、あらかじめ設定した危険領域では対応が不十分になるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、移動体に対する追い越し時および追い抜き時の安全性を高めることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両動作支援制御装置は、車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する、移動体検出部と、前記車両が、前記移動体検出部が検出した移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出部と、前記車両動作検出部が、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援部と、を備える。
本発明に係る車両動作支援装置は、上記の車両動作支援制御装置と、車両の前方を移動している移動体を検出して前記移動体検出部に検出信号を出力する検出部と、を備える。
本発明に係る車両動作支援制御方法は、車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する移動体検出ステップと、前記車両が、前記移動体検出ステップによって検出された移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出ステップと、前記車両動作検出ステップにおいて、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援ステップと、を含む。
本発明に係るプログラムは、車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する移動体検出ステップと、前記車両が、前記移動体検出ステップによって検出された移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出ステップと、前記車両動作検出ステップにおいて、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援ステップと、を車両動作支援装置として動作するコンピュータに実行させる。
本発明によれば、移動体に対する追い越し時および追い抜き時の安全性を高めることができるという効果を奏する。
図1は、第一実施形態に係る車両動作支援装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、移動体の左右方向のふらつきを説明する図である。 図3は、第一実施形態に係る車両動作支援装置における車両の動作の支援を説明する図である。 図4は、第一実施形態に係る車両動作支援装置による表示の一例を説明する図である。 図5は、第一実施形態に係る車両動作支援装置における処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図6は、第二実施形態に係る車両動作支援装置の構成例を示すブロック図である。 図7は、第二実施形態に係る車両動作支援装置における車両の動作の支援を説明する図である。 図8は、第三実施形態に係る車両動作支援装置の構成例を示すブロック図である。 図9は、第三実施形態に係る車両動作支援装置における車両の動作の支援を説明する図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る車両動作支援制御装置40、車両動作支援装置1、車両動作支援制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第一実施形態]
<車両動作支援装置>
図1は、第一実施形態に係る車両動作支援装置1の構成例を示すブロック図である。車両動作支援装置1は、車両に搭載されている。車両動作支援装置1は、車両に載置されているものに加えて、可搬型で車両において利用可能な装置であってもよい。車両動作支援装置1は、例えば、二輪車または歩行者などの移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行う場合、移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、車両の動作を支援する。
追い越しとは、第一車線に隣接する第二車線を走行している車両が、車線変更して、第一車線を走行する移動体の前方に出ることをいう。
追い抜きとは、第一車線に隣接する第二車線を走行している車両が、車線変更せずに、第一車線を走行する移動体の前方に出ることをいう。
車両動作支援装置1は、車両の前方を移動している移動体を検出して移動体検出部42に検出信号を出力する検出部として機能するカメラ10と、移動体認識辞書記憶部20と、ヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD装置」という。)30と、車両動作支援制御装置40とを有する。
カメラ10は、車両の前方を含む範囲を撮影する。カメラ10は、複数配置されていてもよい。本実施形態では、カメラ10は、車両の前方に配置され、車両の前方を中心とした周辺の映像データを撮影する。映像データは、例えば毎秒30フレームの画像から構成される動画像である。カメラ10は、撮影した映像データを車両動作支援制御装置40の撮影データ取得部41へ出力する。
移動体認識辞書記憶部20は、例えば、二輪車および歩行者を含む移動体の正面視、背面視、側面視などの各方面視の形状、大きさ、色などのパターンを照合可能な認識辞書を記憶している。移動体認識辞書記憶部20は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク、ネットワークを介した外部記憶装置などの記憶装置である。
HUD装置30は、車両の運転者が視認できる表示装置として機能する。HUD装置30は、車両の運転者の前方において、車両の動作を支援する情報を、虚像として視認させる。HUD装置30は、車両動作支援制御装置40の投影制御部44から出力された映像信号に基づいて映像を投影する。HUD装置30は、車両動作支援装置1に専用のものであっても、例えば、ナビゲーションシステムを含む他のシステムと共同で使用するものであってもよい。
HUD装置30は、投影部31を有する。HUD装置30は、投影部31に投影された表示映像を、図示しないコンバイナまたはウィンドシールドで反射させ運転者に虚像として視認させる。
投影部31は、例えば、液晶表示素子または有機EL(Electro‐Luminescence)表示素子含み、光学的にコンバイナまたはウィンドシールドに映像を投射させるシステムである。本実施形態では、投影部31は、車両のダッシュボードの内部に配置されている。投影部31は、車両動作支援制御装置40の投影制御部44からの映像信号に基づいて表示素子に表示映像を表示する。表示素子の表示面に表示された表示映像の映像表示光は、例えば、図示しない凹面鏡などを介して、コンバイナまたはウィンドシールドに投影される。
コンバイナまたはウィンドシールドは、投影部31から投影された映像表示光を反射させ運転者に虚像として認識させる。コンバイナまたはウィンドシールドは、進行方向前方に凸状に湾曲して配置される板状材である。
車両動作支援制御装置40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や映像処理用プロセッサなどで構成された演算処理装置である。車両動作支援制御装置40は、図示しない記憶部に記憶されているプログラムをメモリにロードして、プログラムに含まれる命令を実行する。車両動作支援制御装置40は、撮影データ取得部41と、移動体検出部42と、車両動作検出部43と、投影制御部(動作支援部)44とを有する。車両動作支援制御装置40には図示しない内部メモリが含まれ、内部メモリは車両動作支援制御装置40におけるデータの一時記憶などに用いられる。車両動作支援制御装置40は、一または複数の装置で構成されていてもよい。
撮影データ取得部41は、車両の前方を含む範囲を撮影した映像データを取得する。より詳しくは、撮影データ取得部41は、カメラ10が出力した映像データを取得して、移動体検出部42に出力する。
移動体検出部42は、車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する。より詳しくは、移動体検出部42は、撮影データ取得部41が取得した映像データから画像処理によって、車両の前方を移動する移動体を認識する。本実施形態では、移動体検出部42は、映像データに、移動体認識辞書記憶部20が記憶した車両認識辞書を使用して、画像処理を行って移動体を認識する。さらに、移動体検出部42は、車両と移動体との間隔、移動体の左右方向の位置を含む、車両と移動体との相対的な位置関係を検出する。移動体を認識する方法は、公知の方法であればよく、限定されない。移動体検出部42は、認識結果を投影制御部44に出力する。
移動体検出部42は、移動体のふらつき度合いとして、移動体の走行に直線性がない左右方向に移動するふらつきの度合いを検出する。また、移動体検出部42は、移動体のふらつき度合いとして、移動体の左右方向の傾きによるふらつき度合いを検出する。
車両と移動体との間隔は、例えば、映像データの表示範囲における、移動体の接地位置によって算出してもよい。または、車両と移動体との間隔は、例えば、車両に設置された、レーダなどを含むセンサによって検出してもよい。
図2は、移動体の左右方向のふらつきを説明する図である。移動体検出部42は、例えば、映像データの表示範囲において、移動体の左右に位置する、側線L1または中央線L2などの直線状の基準物Lと移動体との距離の変動に基づいて、距離の変動が基準値以上であるか否かによって、移動体が左右方向にふらついているか否かを判定する。
移動体検出部42は、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右において所定範囲であるか否かによって、移動体が左右方向にふらついているか否かを判定してもよい。移動体検出部42は、例えば、映像データの表示範囲において、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右いずれか50cm以上の範囲である場合、移動体が左右方向にふらついていることを検出する。移動体検出部42は、例えば、映像データの表示範囲において、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右いずれか50cm未満の範囲である場合、移動体が左右方向にふらついていないことを検出する。
移動体検出部42は、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右において、移動体の高さhで規定される所定範囲であるか否かによって、移動体が左右方向にふらついているか否かを判定してもよい。移動体検出部42は、例えば、映像データの表示範囲において、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右いずれかh/2以上の範囲である場合、移動体が左右方向にふらついていることを検出する。移動体検出部42は、例えば、映像データの表示範囲において、移動体の左右方向の位置の変動が、移動体の左右いずれかh/2未満の範囲である場合、移動体が左右方向にふらついていないことを検出する。
移動体検出部42は、移動体の形状などによって、映像データにおいて、検出した移動体を追尾する。移動体検出部42は、車両と移動体との間隔が閾値以上離れた状態が所定時間継続した場合、移動体に対する追尾を停止してもよい。
車両動作検出部43は、車両が、移動体検出部42が検出した移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する。より詳しくは、車両動作検出部43は、車両のステアリング操作の動作量を含むステアリング操作情報、アクセル操作の動作量を含むアクセル操作情報、および、方向指示器の操作情報を含む車両情報を、CAN(Controller Area Network)や車両の状態をセンシングする各種センサなどから取得する。車両動作検出部43は、車両情報と、移動体検出部42の検出結果が示す、映像データにおける移動体の位置の推移とに基づいて、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する。車両動作検出部43は、検出した検出結果を投影制御部44に出力する。
車両動作検出部43は、車両情報と移動体の位置の推移とに基づいて、例えば、第一車線に隣接する第二車線を走行している車両が、車線変更して、第一車線を走行する移動体の前方に出ることが予測される場合、車両が追い越しを行うことを検出する。
車両動作検出部43は、車両情報と移動体の位置の推移とに基づいて、例えば、第一車線に隣接する第二車線を走行している車両が、車線変更せずに、第一車線を走行する移動体の前方に出ることが予測される場合、車両が追い抜きを行うことを検出する。
投影制御部44は、車両動作検出部43によって、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことが検出された場合に、移動体のふらつき度合いに応じて、動作を支援する動作支援部として動作する。より詳しくは、投影制御部44は、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことが検出され、移動体の左右方向のふらつきがない場合、または、移動体の左右方向のふらつき度合いが小さい場合、第一の動作の支援を行う。投影制御部44は、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことが検出され、移動体の左右方向のふらつき度合いが大きい場合、第二の動作の支援を行う。
ふらつき度合いが小さいとは、移動体検出部42によって、移動体が左右方向にふらついていないと検出される程度に、移動体の左右方向の位置の変動があることをいう。具体的には、移動体の通常の走行によって発生する、例えば50cm未満程度の左右方向の変動がある場合である。移動体の通常の走行によって発生する左右方向の変動は、移動体検出部42が、他の移動体を検出したときに、他の移動体の左右方向の変動を記録した値から導出してもよく、一般的な値として予め参照可能としていてもよい。
ふらつき度合いが大きいとは、移動体検出部42によって、移動体が左右方向にふらついていると検出される程度に、移動体の左右方向の位置の変動があることをいう。具体的には、移動体の通常の走行によって発生する程度の左右方向の変動に比べて左右の変動が大きい場合である。
図3、図4を用いて、動作支援部としての投影制御部44による動作の支援について詳しく説明する。図3は、第一実施形態に係る車両動作支援装置1における車両の動作の支援を説明する図である。図4は、第一実施形態に係る車両動作支援装置1による表示の一例を説明する図である。
投影制御部44は、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことが検出され、移動体の左右方向のふらつきがない場合、または、移動体の左右方向のふらつき度合いが小さい場合、第一の追い越しまたは追い抜き支援を行う。投影制御部44は、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことが検出され、移動体の左右方向のふらつき度合いが大きい場合、移動体からより離れた状態で追い越しまたは追い抜きを行うように支援する、第二の追い越しまたは追い抜き支援を行う。つまり、第二の追い越しまたは追い抜き支援とは、第一の追い越しまたは追い抜き支援に比べて、移動体からさらに離れた状態での追い越しまたは追い抜き支援を行う。
図4に示すように、第一の追い越しまたは追い抜き支援は、車両が移動体を追い越しまたは追い抜きを行う際に、車両が移動体から例えば1.0m程度離れて走行するような支援を行う。この距離は、移動体や車両の走行速度や相対速度によって変化させてもよいが、移動体の走行に影響のない程度の距離が設定される。第二の追い越しまたは追い抜き支援は、移動体のふらつき度合いによっても異なるが、第一の追い越しまたは追い抜き支援に対して、150%から200%程度移動体と車両との距離を離間させ、例えば車両が移動体から例えば1.5mから2m程度離れて走行するような支援を行う。
投影制御部44は、第一の追い越しまたは追い抜き支援として、例えば、追い越し経路または追い抜き経路を示す虚像が表示されないようにしてもよい。投影制御部44は、第一の追い越しまたは追い抜き支援として、通常の追い越し経路または追い抜き経路を示す虚像110が表示されるようにしてもよい。通常の追い越し経路は、例えば、図4における破線の矢印で表示される。通常の追い越し経路は、例えば、車両と移動体との間隔を1m程度とって、移動体の側方を通過する経路である。
投影制御部44は、第二の追い越しまたは追い抜き支援として、HUD装置30を用いて、移動体からより離れた状態で追い越しまたは追い抜きを行うように支援する。より詳しくは、投影制御部44は、第二の追い越しまたは追い抜き支援として、車両と移動体との間隔を通常より長くとって走行するように、追い越し経路または追い抜き経路を示す虚像100が表示されるようにする。この場合の追い越し経路は、例えば、図4における実線の矢印で表示される。この場合の追い越し経路は、例えば、車両と移動体との間隔を1.5m程度とって、移動体の側方を通過する経路である。また、比較のために、通常の追い越し経路を示す虚像110を表示してもよい。さらにまた、「いつもより離れて追い越してください」との文字情報の表示や、音声による注意喚起が行われるようにしてもよい。
次に、図5を用いて、車両動作支援装置1の車両動作支援制御装置40における処理の流れについて説明する。図5は、第一実施形態に係る車両動作支援装置1における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
車両動作支援装置1の起動中、車両動作支援制御装置40は、撮影データ取得部41によって、カメラ10から映像データを取得する。図5に示すフローチャートでは、追い越しについて説明するが、追い抜きについても同様である。
車両動作支援制御装置40は、前方に移動体を検出したか否かを判定する(ステップS101)。移動体検出部42によって、撮影データ取得部41が取得した映像データに画像処理を行って、車両の前方を移動している移動体を検出したと判定する場合(ステップS101でYes)、ステップS102へ進む。移動体検出部42によって、撮影データ取得部41が取得した映像データに画像処理を行って、車両の前方を移動している移動体を検出していないと判定した場合(ステップS101でNo)、ステップS107へ進む。
車両の前方を移動している移動体を検出したと判定する場合(ステップS101でYes)、車両動作支援制御装置40は、移動体検出部42によって、移動体のふらつき度合いを検出開始する(ステップS102)。より詳しくは、移動体検出部42によって、検出された移動体について、左右方向の位置の変動の検出を開始する。車両動作支援制御装置40は、ステップS103に進む。
車両動作支援制御装置40は、車両動作検出部43によって、移動体に対する追い越し動作を検出したか否かを判定する(ステップS103)。車両動作検出部43によって、車両情報と移動体の位置の推移とに基づいて、移動体に対する追い越し動作を検出したと判定する場合(ステップS103でYes)、ステップS104へ進む。車両動作検出部43によって、車両情報と移動体の位置の推移とに基づいて、移動体に対する追い越し動作を検出したと判定しない場合(ステップS103でNo)、ステップS107へ進む。
移動体に対する追い越し動作を検出したと判定する場合(ステップS103でYes)、車両動作支援制御装置40は、移動体検出部42の検出結果に基づいて、移動体のふらつき度合いが大きいか否かを判定する(ステップS104)。車両動作支援制御装置40は、移動体検出部42の検出結果から、移動体のふらつき度合いが大きいと判定する場合(ステップS104でYes)、ステップS106へ進む。車両動作支援制御装置40は、移動体検出部42の検出結果から、移動体のふらつき度合いが大きいと判定しない場合(ステップS104でNo)、ステップS105へ進む。
移動体のふらつき度合いが大きいと判定しない場合(ステップS104でNo)、車両動作支援制御装置40は、第一の追い越し支援を実行する(ステップS105)。より詳しくは、投影制御部44によって、例えば、追い越し経路を示す虚像が表示されないようにする。または、投影制御部44によって、例えば、図4において破線で示される、通常の追い越し経路を示す虚像110が表示されるようにしてもよい。
運転者は、例えば、図4において破線で示される虚像110を確認して、通常の追い越し経路で、移動体に対する追い越しをする。
移動体のふらつき度合いが大きいと判定する場合(ステップS104でYes)、車両動作支援制御装置40は、第二の追い越し支援を実行する(ステップS106)。より詳しくは、車両と移動体との間隔を通常より長くとって走行するように、追い越し経路を示す虚像100が表示されるようにする。
運転者は、例えば、図4において実線で示される虚像100を確認して、通常の追い越し経路で、移動体に対する追い越しをする。
または、運転者は、例えば、図4において実線で示される虚像100を確認して、通常より移動体から離れるように膨らんだ追い越し経路で追い越しをする。
車両動作支援制御装置40は、走行終了か否かを判定する(ステップS107)。車両動作支援制御装置40は、例えば、シフトポジションが「パーキング」であること、または、数分間程度の所定時間以上の時間、速度がゼロであること、または、エンジン停止、または、サイドブレーキやフットブレーキの操作などを検出した場合など、走行終了と判定した場合(ステップS107でYes)、処理を終了する。車両動作支援制御装置40は、走行終了と判定しない場合(ステップS107でNo)、ステップS101の処理を再度実行する。
上述したように、本実施形態は、車両が移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、車両の動作を支援することができる。本実施形態では、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いが大きい場合、車両と移動体との間隔を通常より長くとって走行するような経路を虚像100として表示することができる。本実施形態によれば、移動体がふらついている場合、移動体に対する追い越しまたは追い抜きを、より安全に行うように支援できる。
[第二実施形態]
図6、図7を参照しながら、本実施形態に係る車両動作支援装置1Aについて説明する。図6は、第二実施形態に係る車両動作支援装置1Aの構成例を示すブロック図である。図7は、第二実施形態に係る車両動作支援装置1Aにおける車両の動作の支援を説明する図である。車両動作支援装置1Aは、基本的な構成は第一実施形態の車両動作支援装置1と同様である。以下の説明においては、車両動作支援装置1と同様の構成要素には、同一の符号または対応する符号を付し、その詳細な説明は省略する。車両動作支援装置1Aは、ステアリング操作部30Aを有する点と、動作支援部として機能する、ステアリング操作支援部44Aを車両動作支援制御装置40Aが有する点とが、第一実施形態と異なる。
ステアリング操作部30Aは、車両が運転者によって運転されている時に、ステアリング操作支援部44Aからの制御信号に基づいて、アクチュエータを駆動してステアリングの動作量を一時的に制御する。
ステアリング操作支援部44Aは、第一の動作支援として、ステアリング操作に介入しない。または、ステアリング操作支援部44Aは、第一の動作支援として、追い越しまたは追い抜き時に、車両と移動体との間隔が第一所定間隔未満となる場合、移動体との間隔が第一所定間隔以上となるように、ステアリング操作をアシストする。第一所定間隔は、例えば、50cmである。
ステアリング操作をアシストするとは、運転者に対して、適切なステアリング操作を行うように、画像の表示または音声の出力によって知らせること、または、ステアリング操作をアシストする制御信号を出力することをいう。
車両と移動体との間隔は、第一実施形態と同様に算出可能である。または、車両と移動体との間隔は、追い越しまたは追い抜きの開始時のステアリングの動作量と、車両と移動体との相対的な位置関係とから推測してもよい。
ステアリング操作支援部44Aは、移動体を追い越しまたは追い抜きするときの車両と移動体との位置関係に基づき、車両のステアリング動作量を支援する。ステアリング操作支援部44Aは、第二の動作支援として、追い越しまたは追い抜き時に、移動体との間隔が第一所定間隔より長い第二所定間隔未満となる場合、ステアリング操作をアシストする。第二所定間隔は、例えば、75cmである。
上述したように、本実施形態は、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いが大きい場合、車両と移動体との間隔を通常より長くとって走行するように、ステアリング操作をアシストできる。
[第三実施形態]
図8、図9を参照しながら、本実施形態に係る車両動作支援装置1Bについて説明する。図8は、第三実施形態に係る車両動作支援装置1Bの構成例を示すブロック図である。図9は、第三実施形態に係る車両動作支援装置1Bにおける車両の動作の支援を説明する図である。車両動作支援装置1Bは、基本的な構成は第一実施形態の車両動作支援装置1と同様である。車両動作支援装置1Bは、ステアリング操作部30Bを有する点と、車両動作支援制御装置40Bが、動作支援部として機能する、ステアリング制御部44Bを有する点とが、第一実施形態と異なる。
ステアリング操作部30Bは、車両が自動運転されている時に、ステアリング制御部44Bからの制御信号に基づいて、アクチュエータを駆動してステアリングの動作量を制御する。
ステアリング制御部44Bは、第一の動作支援として、ステアリング操作に介入しない。または、ステアリング制御部44Bは、第一の動作支援として、追い越しまたは追い抜き時に、移動体との間隔が第一所定間隔未満となる場合、移動体との間隔が第一所定間隔以上となるように、ステアリング操作を行う制御信号を出力する。
ステアリング制御部44Bは、第二の動作支援として、追い越しまたは追い抜き時に、移動体との間隔が第一所定間隔より長い第二所定間隔未満となる場合、移動体との間隔が第二所定間隔以上となるように、ステアリング操作を行う制御信号を出力する。
上述したように、本実施形態は、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いが大きい場合、車両と移動体との間隔を通常より長くとって走行するように、ステアリング操作をアシストできる。
さて、これまで本発明に係る車両動作支援装置1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
図示した車両動作支援装置1の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていなくてもよい。すなわち、各装置の具体的形態は、図示のものに限られず、各装置の処理負担や使用状況などに応じて、その全部または一部を任意の単位で機能的または物理的に分散または統合してもよい。
車両動作支援装置1の構成は、例えば、ソフトウェアとして、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。上記実施形態では、これらのハードウェアまたはソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックとして説明した。すなわち、これらの機能ブロックについては、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、または、それらの組み合わせによって種々の形で実現できる。
上記に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものを含む。さらに、上記に記載した構成は適宜組み合わせが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において構成の種々の省略、置換または変更が可能である。
上記では、カメラ10が撮影した映像データから移動体を検出するものとして説明したが、移動体を検出する方法は、これに限定されない。例えば、センサによって、車両の前方の移動体を検出してもよい。センサは、例えば、赤外線センサ、超音波センサ、ミリ波センサ、画像認識によるセンサ等、複数方式のセンサの組合せなど様々な方式が適用可能である。
上述した移動体検出部は、移動体の認識によって、移動体の種類や移動体に乗っている乗員を種類や属性を判断してもよい。例えば、移動体の種類が子供用自転車である場合や、移動体の乗員が高齢者である場合は、追い越しまたは追い抜き時に、第二の動作支援を移動体からさらに離れるようにしてもよい。
上記の車両の動作支援に加えて、映像データに画像処理を行って、例えば、対向車、斜線、分離帯、および、道路端などのような、他車両に対する追い越しまたは追い抜きに影響する障害物を認識して、追い越しまたは追い抜きの可否を判定する、判定部を有してもよい。判定部によって、障害物の存在により、追い越しまたは追い抜きが困難であると判定される場合、動作支援部は、運転者に対して、追い越しまたは追い抜きが困難である旨を通知したり、無理な追い越しまたは追い抜きを行わないように、車両の動作をアシストしたりしてもよい。
1 車両動作支援装置
10 カメラ(検出部)
20 移動体認識辞書記憶部
30 HUD装置(表示装置)
40 車両動作支援制御装置
41 撮影データ取得部
42 移動体検出部
43 車両動作検出部
44 投影制御部(動作支援部)

Claims (7)

  1. 車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する、移動体検出部と、
    前記車両が、前記移動体検出部が検出した移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出部と、
    前記車両動作検出部が、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援部と、
    を備える、車両動作支援制御装置。
  2. 前記動作支援部は、前記移動体の左右方向のふらつき度合いが、前記移動体の通常の走行時に発生するふらつきより大きい場合、前記移動体の通常の走行時における追い越しまたは追い抜きの支援に比べて前記移動体から離れた状態で追い越しまたは追い抜きを行うように支援する、
    請求項1に記載の車両動作支援制御装置。
  3. 前記動作支援部は、前記車両の運転者が視認できる表示装置を用いて、追い越しまたは追い抜きを行うように支援する、
    請求項2に記載の車両動作支援制御装置。
  4. 前記動作支援部は、前記移動体を追い越しまたは追い抜きするときの前記車両と前記移動体との位置関係に基づき前記車両のステアリング動作量を支援する、
    請求項2に記載の車両動作支援制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の車両動作支援制御装置と、
    車両の前方を移動している移動体を検出して前記移動体検出部に検出信号を出力する検出部と、
    を備える、車両動作支援装置。
  6. 車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する移動体検出ステップと、
    前記車両が、前記移動体検出ステップによって検出された移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出ステップと、
    前記車両動作検出ステップにおいて、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援ステップと、
    を含むことを特徴とする車両動作支援制御方法。
  7. 車両の前方を移動している移動体を検出し、検出した移動体の左右方向のふらつき度合いを検出する移動体検出ステップと、
    前記車両が、前記移動体検出ステップによって検出された移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出する車両動作検出ステップと、
    前記車両動作検出ステップにおいて、前記移動体に対する追い越しまたは追い抜きを行うことを検出した場合、前記移動体の左右方向のふらつき度合いに基づき、前記車両の動作を支援する動作支援ステップと、
    を車両動作支援制御装置として動作するコンピュータに実行させるためのプログラム。
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