JP2021143994A - 自動分析装置及び分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化させることなく、高い処理能力を有する複合型自動分析装置、及び当該装置を用いた分析方法を実現する。【解決手段】第1の検体に対して第1の分析依頼項目及び第2の分析依頼項目を分析依頼する第1検体分析依頼と、第1検体分析依頼に後続し、第2の検体に対して第1の分析依頼項目及び第2の分析依頼項目を分析依頼する第2検体分析依頼を含む複数の検体分析依頼を受け、検体分析依頼ごとに、第1の分析依頼項目、第2の分析依頼項目の順に分析計画を実施し、第1検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画時に、第2の分析ユニットの反応ポートに空きがない場合は、第1検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、第2検体分析依頼の第2の分析依頼項目の分析計画時に、第2の分析ユニットの反応ポートに空きがある場合は、第2検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画を実施する。【選択図】図6B

Description

本発明は、血液や尿などのサンプルに含まれる成分量を分析する自動分析装置、およびそれを用いた分析方法に関する。
近年では、同じ患者の検体(サンプル)を一貫して測定し、結果を報告したいという要求に応じるため、複数の分析ユニットを搭載する複合型の自動分析装置が知られている。複合型自動分析装置では、例えば、第1の分析依頼項目を分析する吸光光度計ユニットなどの第1の分析ユニット、第2の分析依頼項目を分析する凝固ユニットなどの第2の分析ユニットが1つの装置に搭載されている。
第1の分析依頼項目は、代表的には、生化学分析項目(以下、生化学項目と表記する)であって、回転動作する反応ディスクに搭載される反応容器に収容された検体に対して分析が実施される。具体的には、反応容器に分注された検体と試薬との混合液に特定波長の入射光をあて、ランベルト・ベールの法則に従って、反対側に透過してきた透過光の強度から混合液の吸光度を求め、検体に含まれる成分量を測定する。
第2の分析依頼項目は、固定された反応ポートに搭載される反応容器に収容された検体に対して分析が実施される。第2の分析依頼項目には、例えば、血液凝固時間項目(止血機能検査項目、以下、凝固項目と表記する)、免疫分析項目、散乱光分析項目(以下、光散乱項目と表記する)などが含まれる。例えば、凝固項目の場合、固定されたポートに搭載された反応容器に分注された検体と試薬との混合液に特定波長の入射光をあて、血液凝固反応によって散乱された散乱光を測定し、その散乱光強度が一定強度に達するまでの凝固時間を求め、検体に含まれる成分量を測定する血液凝固時間測定ユニット(以下、凝固ユニットと略す)により分析することができる。
特許文献1〜3は、複合型の自動分析装置における測定順序の制御に関する。
特許文献1では、検体に複数の異なる検査が依頼されている場合、臨床側への報告を迅速に行うため、患者ごとの測定結果が得られるタイミングが所定時間内に含まれるように測定順序を管理する。すなわち、例えば、同一検体の分析依頼項目に生化学項目及び凝固項目が混在して依頼されている場合、生化学項目は分析可能な状態であっても、該当検体の分注開始前に凝固ユニットに空きがなければ、その検体の分注を開始せず、検体単位で分析順序を入れ替えて、先に次検体の分析を開始する。
特許文献2では、同一検体に生化学項目及び凝固項目が混在して依頼されているとき、該当検体の生化学項目を分注後、凝固項目の分注前に凝固ユニットに空きがなければ、検体を反応容器に一旦分注し、検体入りの反応容器を凝固ユニットに移動することなく、反応容器設置場所に戻して待機させることで、検体の分注待ちによる停滞を防ぐ。
特許文献3では、凝固項目の分析サイクルにおける1サイクル時間が、生化学項目の分析サイクルにおける1サイクル時間よりも長い場合に、凝固ユニットの空きの有無に関わらず、該当検体の凝固項目の分注の間に、後続の検体の生化学項目の分注を割り込ませることで処理能力の向上を図る。
国際公開第2017/159359号 国際公開第2016/017289号 国際公開第2013/187210号
特許文献1に記載された方法では、検体に依頼されている分析依頼項目のうち凝固項目の数より、自動分析装置の凝固ユニットの空きチャネル数が多い場合でないと、当該検体に依頼された生化学項目及び凝固項目の両方の分析が開始されない。よって、同一検体に凝固項目が複数依頼される場合、分析を早く開始するためには凝固ユニットを多く設置する必要があり、装置の大型化を招くおそれがある。
特許文献2では、凝固ユニットに空きがなくなり、分析開始可能な状態になるまでの間、検体を分注した反応容器を装置上で待機させるため、反応容器内の検体が蒸発し、分析性能が低下するおそれがある。
特許文献3では、検体の凝固項目の分注の間に後続する検体の生化学項目の分注を割り込ませることで、分注される検体の入れ替えが頻繁に発生することとなり、キャリーオーバーが発生しやすくなる。また、これを回避するためにキャリーオーバー回避洗浄などの特別な動作が増えることで、結果的に、トータルの処理能力に影響するおそれがある。
本発明では、大型化させることなく、高い処理能力及び分析性能を有する複合型自動分析装置、及び当該装置を用いた分析方法を実現することを目的とする。
本発明の一実施態様である自動分析装置は、検体を収容するサンプル容器と、検体を第1の反応容器または第2の反応容器に分注するサンプル分注プローブと、複数の第1の反応容器が配置され、回転動作する反応ディスクと、反応ディスクに配置された第1の反応容器に収容された検体に対して、第1の分析依頼項目を分析する第1の分析ユニットと、所定数の反応ポートを有し、反応ポートにて第2の反応容器に収容された検体に対して第2の分析依頼項目を分析する第2の分析ユニットと、複数の検体分析依頼について、分析計画を実施するコンピュータとを有し、複数の検体分析依頼は、第1の検体に対する第1検体分析依頼と、第1検体分析依頼に後続する第2の検体に対する第2検体分析依頼とを含み、第1検体分析依頼及び第2検体分析依頼は、ともに第1の分析依頼項目及び第2の分析依頼項目を含み、コンピュータは、検体分析依頼ごとに、第1の分析依頼項目、第2の分析依頼項目の順に分析計画を実施し、第1検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画時に、第2の分析ユニットの反応ポートに空きがない場合は、第1検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、第2検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画時に、第2の分析ユニットの反応ポートに空きがある場合は、第2検体分析依頼における第2の分析依頼項目の分析計画を実施する。
大型化させることなく、高い処理能力及び分析性能を有する複合型自動分析装置、及び当該装置を用いた分析方法を実現する。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
複合型自動分析装置の基本構成を示す図である。 分析計画を説明する図である。 検体状況テーブルと項目状況テーブルを説明する図である。 検体分析依頼を説明する図である。 項目ステータスの状態遷移図である。 検体ステータスの状態遷移図である。 実施例1の分析計画のフローチャートである。 実施例1の分析計画のフローチャートである。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例2における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例3の分析計画のフローチャートである。 実施例3の分析計画のフローチャートである。 実施例3における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例3における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例3における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例3における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 実施例3における検体、分析依頼項目のステータス変化を示す図である。 検体ステータス表示例である。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。
最初に、自動分析装置の全体構成について説明する。図1Aに複合型自動分析装置の基本構成を示す。ここでは、複合型自動分析装置の一態様として、ターンテーブル方式の生化学分析ユニットと固定ポートを有する血液凝固時間分析ユニットとを備えた自動分析装置の例を示している。
自動分析装置1は、その筐体上に、主要な構成として反応ディスク13、サンプルディスク11、第1試薬ディスク15、第2試薬ディスク16、血液凝固時間分析ユニット2、光度計19が配置されている。反応ディスク13は、時計、反時計回りに回転自在なディスク状のユニットであって、反応容器26をその円周上に複数個配置できる。サンプルディスク11は、時計回り、反時計回りに回転動作するディスク状のユニットであって、標準サンプルや被検サンプルなどのサンプル(検体)を収容するサンプル容器27をその円周上に複数個配置できる。第1試薬ディスク15、第2試薬ディスク16は、時計回り、反時計回りに回転動作するディスク状のユニットであって、サンプルに含まれる所定の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する試薬容器をその円周上に複数個配置できる。また、本図には示していないが、第1試薬ディスク15、第2試薬ディスク16では、保冷機構を備えることにより、配置された試薬容器内の試薬を保冷可能に構成できる。
サンプルディスク11と反応ディスク13との間にはサンプル分注プローブ12が配置されている。サンプル分注プローブ12の回転動作によって、サンプルディスク11上のサンプル容器27、反応ディスク13上の反応容器26、または血液凝固時間分析ユニット2のサンプル分注ポジション18における反応容器28上に移動し、サンプルの吸引、吐出といった分注動作を実行する。
同様に、第1試薬ディスク15と反応ディスク13との間には第1試薬分注プローブ17が、第2試薬ディスク16と反応ディスク13との間には第2試薬分注プローブ14が配置されており、それぞれ回転動作によって、反応ディスク13上の反応容器26、第1試薬ディスク15上の試薬容器、または第2試薬ディスク16上の試薬容器上に移動し、試薬の吸引、吐出といった分注動作を実行する。
血液凝固時間分析ユニット2は、主要な構成として、血液凝固時間検出部21、血液凝固試薬分注プローブ20、使い捨て反応容器マガジン25、サンプル分注ポジション18、反応容器移送機構23、反応容器廃棄口24、光学ジグマガジン22を有する。
次に、自動分析装置1の制御系、及び信号処理系について簡単に説明する。コンピュータ105はインターフェース101を介して、サンプル分注制御部201、第1の試薬分注制御部206、第2の試薬分注制御部207、血液凝固試薬分注制御部204、第1のA/D変換器205、第2のA/D変換器203、移送機構制御部202に接続されており、各制御部に対して指令となる信号を送信する。
サンプル分注制御部201は、コンピュータ105から受けた指令に基づいて、サンプル分注プローブ12によるサンプルの分注動作を制御する。第1の試薬分注制御部206および第2の試薬分注制御部207はそれぞれ、コンピュータ105から受けた指令に基づいて、第1試薬分注プローブ17および第2試薬分注プローブ14による試薬の分注動作を制御する。移送機構制御部202は、コンピュータ105から受けた指令に基づいて、反応容器移送機構23による、反応容器マガジン25、サンプル分注ポジション18、血液凝固時間検出部21の反応ポート304、反応容器廃棄口24の間における血液凝固分析用の使い捨ての反応容器28の移送動作を制御する。血液凝固試薬分注制御部204は、コンピュータ105から受けた指令に基づいて、反応ポート304に移載され、サンプル分注プローブ12によって分注されたサンプルを収容する反応容器28に対して、血液凝固試薬分注プローブ20によって血液凝固用の試薬の分注を行う。あるいは、反応容器26内で混合されたサンプルと血液凝固分析用の第1試薬との混合液である前処理液を、血液凝固試薬分注プローブ20によって空の反応容器28に対して分注する。この場合、さらにその後、前処理液を収容する反応容器28に対して、血液凝固試薬分注プローブ20によって血液凝固分析用の第2試薬の分注を行う。ここで、血液凝固分析用の試薬は第1試薬ディスク15、または第2試薬ディスク16に配置されており、第1試薬分注プローブ17、または第2試薬分注プローブ14によって、必要に応じて反応ディスク13上の反応容器26に一旦分注されたのち、血液凝固分析に用いられる。
第1のA/D変換器205によってデジタル信号に変換された反応容器(生化学分析用)26内の反応液の透過光または散乱光の測光値、および第2のA/D変換器203によってデジタル信号に変換された使い捨ての反応容器(血液凝固分析用)28内の反応液の透過光または散乱光の測光値は、コンピュータ105に取り込まれる。
インターフェース101には、測定結果をレポート等として出力する際に印字するためのプリンタ106、記憶装置であるメモリ104や外部出力メディア102、操作指令等を入力するためのキーボードなどの入力装置107、画面表示するための表示装置103が接続されている。表示装置103には、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイなどがある。
自動分析装置1による生化学項目の分析は、次の手順で行われる。まず、操作者は入力装置107を用いて各サンプルに対して検査項目を依頼する。依頼された検査項目についてサンプルを分析するため、サンプル分注プローブ12は分析パラメータに従って、サンプル容器27から反応容器(生化学分析用)26へ所定量のサンプルを分注する。
サンプルが分注された反応容器(生化学分析用)26は、反応ディスク13の回転によって移送され、試薬受け入れ位置に停止する。第1試薬分注プローブ17、または第2試薬分注プローブ14のピペットノズルは、該当する検査項目の分析パラメータに従って、反応容器(生化学分析用)26に所定量の試薬液を分注する。なお、サンプルと試薬の分注順序は、この例とは逆に、サンプルより試薬が先であってもよい。
その後、図示しない攪拌機構により、サンプルと試薬との攪拌が行われ、混合される。この反応容器(生化学分析用)26が、測光位置を横切る時、光度計19により反応液の透過光または散乱光が測光される。測光された透過光または散乱光は、第1のA/D変換器205により光量に比例した数値データに変換され、インターフェース101を経由して、コンピュータ105に取り込まれる。
この変換された数値データから、検査項目ごとに指定された分析法により予め測定しておいた検量線に基づき、濃度データが算出される。各検査項目の分析結果としての成分濃度データは、プリンタ106や表示装置103の画面に出力される。
なお、以上の測定動作が実行される前に、操作者は、分析に必要な種々のパラメータの設定や試薬およびサンプルの登録を、表示装置103の操作画面を介して行っておく必要がある。また、操作者は、測定後の分析結果を表示装置103上の操作画面により確認することができる。
一方、自動分析装置1による血液凝固時間項目の分析は、次の手順で行われる。まず、操作者は入力装置107を用いて各サンプルに対して検査項目を依頼する。依頼された検査項目についてサンプルを分析するため、反応容器移送機構23は使い捨ての反応容器(血液凝固分析用)28を反応容器マガジン25からサンプル分注ポジション18へ移送する。サンプル分注プローブ12は分析パラメータに従って、サンプル容器27から反応容器(血液凝固分析用)28へ所定量のサンプルを分注する。
サンプルが分注された反応容器(血液凝固分析用)28は、反応容器移送機構23によって血液凝固時間検出部21の反応ポート304へ移送され、所定の温度へ昇温される。第1試薬分注プローブ17は、該当する検査項目の分析パラメータに従って、反応ディスク13上の反応容器(生化学分析用)26に所定量の試薬を分注する。反応ディスク13には、図示しない恒温槽が設けられており、反応容器(生化学分析用)26に分注された試薬は37℃に温められる。
その後、血液凝固試薬分注プローブ20は反応容器(生化学分析用)26に分注されている試薬を吸引し、血液凝固試薬分注プローブ20内で、図示しない昇温機構により所定の温度に昇温した後、反応容器(血液凝固分析用)28に吐出する。試薬が吐出された時点から、反応容器(血液凝固分析用)28に照射された光の透過光または散乱光の測光が開始される。測光された透過光または散乱光は、第2のA/D変換器203により光量に比例した数値データに変換され、インターフェース101を経由して、コンピュータ105に取り込まれる。
この変換された数値データから、血液凝固反応に要した時間(以下、単に血液凝固時間ということがある)を求める。例えば、ATPP(活性化部分トロンボプラスチン時間)などの検査項目については、このようにして求めた血液凝固時間を分析結果として出力する。ここで、Fbg(フィブリノーゲン)などの検査項目については、求めた血液凝固時間に対して、さらに、検査項目毎に指定された分析法により予め測定しておいた検量線に基づき、成分濃度データを求めて分析結果として出力する。各検査項目の分析結果としての血液凝固時間や成分濃度データは、プリンタ106や表示装置103の画面に出力される。
同様に、以上の測定動作が実行される前に、操作者は、分析に必要な種々のパラメータの設定や試薬およびサンプルの登録を、表示装置103の操作画面を介して行っておく必要がある。また、操作者は、測定後の分析結果を表示装置103上の操作画面により確認することができる。
なお、サンプル分注プローブ12によって吐出されるサンプルの吐出先は反応容器(生化学分析用)26であってもよい。この場合、上述したように予め反応容器(生化学分析用)26内で前処理液と反応させた後に、血液凝固試薬分注プローブ20によって反応容器(血液凝固分析用)28に分注する。
血液凝固試薬分注プローブ20では、先に反応容器(血液凝固分析用)28に収容されているサンプルに対して、試薬が吐出されたときの勢いによって、反応容器(血液凝固分析用)28内におけるサンプルとの混合を行う、吐出攪拌と呼ばれる撹拌を行う。サンプルと試薬の分注順序は、この例とは逆に、サンプルより試薬の方が先であってもよく、この場合はサンプルが吐出されたときの勢いによって、試薬との混合を行う。
自動分析装置は、それぞれが複数の分析依頼項目を有する多数の検体の分析依頼について分析を実行するための分析計画を作成し、作成した分析計画にしたがって装置の各機構を動作させる。図1Bを用いて、分析計画について説明する。例として、試料分注機構の動作予約テーブル501、試薬分注機構の動作予約テーブル502、攪拌機構の動作予約テーブル503を示している。予約テーブルの1つの枠は各機構が動作するサイクルを示している。黒塗りされているサイクルは既に他の分析のために予約されているため、分析計画を立てている分析依頼項目のためには使用できないことを示している。また、サイクル1において分析計画を作成しているものとする。
分析計画は、分析を実行するため、自動分析装置の各機構が実行する特定の動作パターンのシーケンスを選択し、選択したシーケンスを実行させるサイクルを予約するものである。このため、分析の実行に必要な動作を既に定まっている分析依頼項目のシーケンスと時間的に干渉しないように、実行するサイクルを予約する必要がある。
例えば、分析計画を作成している分析依頼項目において、試料分注機構、試薬分注機構、攪拌機構をそれぞれ動作パターン511、動作パターン512、動作パターン513のようなシーケンスで動作させたいとする。選択されたシーケンスにおける各機構の動作パターンは、分析計画時刻から固定の所定サイクル以降に動作する(図1Bでは、動作しないサイクルは点線の枠で示している)よう定義されている。図1Bに示されるように、予約済のサイクルを避けて、動作予約テーブル501〜503上に動作パターン511〜513を配置できれば、分析依頼項目の分析計画は成功である。動作予約テーブル501〜503において、動作パターン511〜513を、例えば、サイクル3〜4において試料分注、サイクル5において試薬分注、サイクル6において攪拌動作が行うよう予約する(割当成功)。一方、選択されたシーケンスについて、少なくとも1つ以上の機構について予約可能なサイクルを見つけることができなければ、当該分析依頼項目についての分析計画は次の分析計画以降に見送る必要がある(割当失敗)。
実施例1では、上述のような複合型自動分析装置に対して、4.5秒を1サイクルとし、1サイクルあたり1分析依頼項目の分析計画を作成する例について説明する。
ここで、分析を行う検体は、以下に示すA〜Dの4種類に分類される。
・一般検体(A):患者からの採血などにより取得された検体であり、分析が依頼された順に分析が行われる検体。
・緊急検体(B):患者からの採血などにより取得された検体であるが、一般検体よりも優先的に分析が行われる検体。
・標準液検体(C):検量線(測定値と検査項目の濃度との関係式)を作成するための既知濃度の検体。
・コントロール検体(D):検量線の精度を確認するための既知濃度の検体。
これらの4種類の検体に対して、自動分析装置における分析における優先順位は、標準液検体(C)>コントロール検体(D)>緊急検体(B)>一般検体(A)の順で定められている。このため、分析計画の作成にあたって、ある検体よりも後で分析依頼された検体であっても検体優先順位がより高い検体であった場合、検体優先順位の高い検体を先に分析計画を作成する。
また、一般検体及び緊急検体については過去の分析の有無によって、細分類される。
・一般検体(初回(A−1)):一度も分析が行われていない一般検体。
・一般検体(再検(A−2)):過去に分析されており、再度分析をする一般検体。
・緊急検体(初回(B−1)):一度も分析が行われていない緊急検体。
・緊急検体(再検(B−2)):過去に分析されており、再度分析をする緊急検体。
これらの細分類については、緊急検体(再検(B−2))>緊急検体(初回(B−1))>一般検体(再検(A−2))>一般検体(初回(A−1))の順で検体優先順が定められている。
さらに、同じ検体優先順位である複数の検体に分析依頼がある場合には、分析依頼順に検体番号1、検体番号2、検体番号3・・・と表現すると、いずれも検体優先順位は同一であるから、依頼順である検体番号1、検体番号2、検体番号3・・・の順番に分析計画を作成することになる。以下では、検体優先順位について特に言及しない場合には、説明の簡単化のため、同じ検体優先順位である複数の検体に分析依頼がある(したがって、分析依頼順の優先順位となる)場合を例に説明する。
さらに、本実施例は複合型自動分析装置における分析計画を作成するものであり、分析項目は生化学分析ユニットで分析される生化学項目と血液凝固時間分析ユニットで分析される凝固項目の2種類を有する。ここでは、生化学項目(第1の分析項目)>凝固項目(第2の分析項目)の順で項目優先順が定められているものとする。一方、生化学項目間、凝固項目間では特に優先順位はなく、検体分析依頼において登録されている順に分析計画を作成する。例えば、同一検体についての分析依頼に凝固項目1、凝固項目2、凝固項目3・・・、生化学項目11、生化学項目12、生化学項目13・・・が登録されているとき、その検体については、生化学項目11、生化学項目12、生化学項目13・・・、凝固項目1、凝固項目2、凝固項目3・・・の順で分析計画を作成する。
図2は、図3に示す検体分析依頼に基づき作成される、検体状況テーブル301と項目状況テーブル401を説明する図である。検体状況テーブル301と項目状況テーブル401は、コンピュータ105の演算部の内部メモリ上に定義される。項目状況テーブル401の各配列は、項目ステータス変数402、項目情報構造体変数403で構成される。また、検体状況テーブル301の各配列は、検体ステータス変数302、検体情報構造体変数303、必要な配列数Aを確保した項目状況テーブル401で構成される。検体状況テーブル301も必要な配列数Bだけ定義される。ここでは一例として、配列数Aを200個、配列数Bを100個とするが、分析の状況に応じて必要な個数を設定することができる。
図3は、検体分析依頼を説明する図である。ユーザが入力装置107から検体番号1、検体番号2、検体番号3・・・の順番で分析依頼をすると、コンピュータ105は、本図に示すように、検体番号1、検体番号2、検体番号3・・・の検体情報および各検体の分析依頼項目を、検体状況テーブル301の検体情報構造体変数303、項目情報構造体変数403に格納することにより、分析依頼データを作成する。
具体的には、検体状況テーブル301には、配列0番(配列先頭、以下、検体状況テーブル301の配列i番を検体状況テーブル301[i]と表記するものとする)、検体状況テーブル301[1]、検体状況テーブル301[2]・・・に、分析依頼順(図2において矢印310として示す)に検体番号1、検体番号2、検体番号3・・・の検体情報が格納される。すなわち、検体状況テーブル301には、依頼順に先頭配列から検体情報が格納される。
さらに、検体状況テーブル301[0]の項目状況テーブル401には、配列0番(配列先頭、以下、項目状況テーブル401の配列j番を項目状況テーブル401[j]と表記するものとする)、項目状況テーブル401[1]、項目状況テーブル401[2]・・・に、項目優先順(図2において矢印410として示す)に並び替えられた分析依頼項目、したがって、この例では、生化学項目11、生化学項目12、生化学項目13、凝固項目1、凝固項目2の分析依頼項目が格納される。すなわち、項目状況テーブル401には、項目優先順に先頭配列から依頼情報が格納される。検体状況テーブル301の他の配列についても同様である。
続いて、検体ステータス302と項目ステータス402について説明する。各検体は、「未計画」、「計画中」、「計画済」、「測定チャネル空き待ち」の4つの検体ステータスを有する。また、各分析依頼項目は「未計画」、「計画済」、「測定チャネル空き待ち」の3つの項目ステータスを有する。検体ステータス302には上記4つの検体ステータスのいずれか、項目ステータス402には上記3つの項目ステータスのいずれかが登録される。
項目ステータスの定義は、以下の通りである。
・「未計画」:分析計画していない項目。
・「計画済」:分析計画した項目。
・「測定チャネル空き待ち」:分析計画の段階で測定チャネルに空きがなく、分析計画が保留されている項目。
検体ステータスの定義は以下の通りである。
・「未計画」:すべての分析依頼項目の項目ステータスが「未計画」である検体。
・「計画中」:分析依頼項目の項目ステータスに、「未計画」、「計画済」、「測定チャネル空き待ち」が混在する検体。
・「計画済」:すべての分析依頼項目の項目ステータスが「計画済」である検体。
・「測定チャネル空き待ち」:分析依頼項目の項目ステータスに「未計画」は含まないが、「測定チャネル空き待ち」が存在する検体。
図4は、項目ステータスの状態遷移図である。項目ステータスは、初期状態を「未計画」とし、以下に示す遷移条件に該当するとき、他の項目ステータスに遷移する。
(1)第1の遷移条件:「未計画」である分析依頼項目の分析計画が完了すると、当該分析依頼項目の項目ステータスは「計画済」に遷移する。
(2)第2の遷移条件:「未計画」である分析依頼項目について測定チャネルに空きがなく一時的に当該分析依頼項目の分析計画を作成できないと、当該分析依頼項目の項目ステータスは「測定チャネル空き待ち」に遷移する。
(3)第3の遷移条件:「測定チャネル空き待ち」である分析依頼項目について再計画するとき、当該分析依頼項目の分析計画実施前に当該分析依頼項目の項目ステータスは「未計画」に遷移する。
(4)第4の遷移条件:「計画済」検体の分注が完了したとき、検体状況テーブル301の当該配列の情報を一括でクリアすることにより、「未計画」に遷移する。
図5は、検体ステータスの状態遷移図である。検体ステータスは、初期状態を「未計画」とし、以下に示す遷移条件に該当するとき、他の検体ステータスに遷移する。
(1)第1の遷移条件
「計画中」検体の分析計画が終了して、「計画済」または「測定チャネル空き待ち」に検体ステータスが遷移し、検体ステータスが「計画中」である検体が存在しない状態において、以下の(i)または(ii)の条件
(i) 検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」である検体が存在しない、
(ii) 検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」である検体が存在するが、測定チャネルに空きがない、
を満たすとき、検体優先順位にしたがって、「未計画」である次の検体の検体ステータスを「計画中」に遷移させる。
(2)第2の遷移条件:「計画中」検体の全ての分析依頼項目の項目ステータスが「計画済」に遷移したとき、当該検体の検体ステータスは「計画済」に遷移する。
(3)第3の遷移条件:「計画中」検体の全ての分析依頼項目の項目ステータスが「計画済」または「測定チャネル空き待ち」に遷移し、「未計画」項目がなくなったとき、当該検体のステータスは「測定チャネル空き待ち」に遷移する。
(4)第4の遷移条件
「計画中」検体の分析計画が終了して、「計画済」または「測定チャネル空き待ち」に検体ステータスが遷移し、検体ステータスが「計画中」である検体が存在しない状態において、以下の条件(iii)
(iii) 検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」である検体が存在し、測定チャネルに空きがある、
を満たすとき、検体優先順位にしたがって、「測定チャネル空き待ち」である次の検体の検体ステータスを「計画中」に遷移させる。
(5)第5の遷移条件:「計画済」検体の分注が完了したとき、検体状況テーブル301の当該配列の情報を一括でクリアすることにより、「未計画」に遷移する。
以上の項目ステータス及び検体ステータスの状態遷移ルールに基づき、コンピュータ105が分析計画を実施するフローチャートを図6A、Bに示す。
S100:一定周期ごとに分析計画を実施する。なお、1サイクルあたり1分析依頼項目の分析計画を作成することを想定しているが、1サイクルあたり複数の分析依頼項目の分析計画を作成するようにしてもよい。
S101:「計画中」検体の有無を確認する。検体ステータスの第1の遷移条件から、分析計画中には「計画中」検体は1つの検体しか存在しない。「計画中」検体が存在しない場合のフローチャートが図6Aに示される。図6Aは、分析依頼されている検体のうち、「計画中」検体とする1つの検体を決定するフローチャートである。
S102:「計画中」検体が存在しない場合、「測定チャネル空き待ち」検体の有無を確認する。
S103:「測定チャネル空き待ち」検体が存在する場合、血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネルに空きがあるかどうかを確認する。
S104:血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネルに空きがある場合、「測定チャネル空き待ち」検体が、最後に分析計画した検体であるかどうかを判定する。
S105:「測定チャネル空き待ち」検体が最後に分析計画した検体であれば、当該検体を次の分析対象とすることにより、分析中の検体について検査を行うことになるので、コンタミネーション防止のためのサンプル分注プローブ12の洗浄が不要にできる。したがって、この最後に分析計画した「測定チャネル空き待ち」検体の検体ステータスを「計画中」に遷移させる。
S106:これに対してステップS104において、「測定チャネル空き待ち」検体が最後に分析計画した検体でなければ、分析中の検体とは異なる検体について検査を行うことになり、検体優先度の最も高い「測定チャネル空き待ち」検体の検体ステータスを「計画中」に遷移させる。
S107:ステップS105またはステップS106で検体ステータスを「計画中」に遷移させた検体の分析依頼項目のうち、「測定チャネル空き待ち」項目をすべて「未計画」項目に更新する。これにより、次サイクルの分析計画において当該「計画中」検体が分析計画の対象となり、「未計画」項目に更新された最も優先度の高い分析依頼項目について分析計画を実施することになる(後述の図6Bを参照)。
S108:(1)「計画中」検体も、「測定チャネル空き待ち」検体もない、または(2)「測定チャネル空き待ち」検体はある(「計画中」検体はない)ものの、測定チャネルに空きがない場合には、「未計画」検体の有無を確認する。「未計画」検体が存在しない場合には、分析計画を終了する(S120)。
S109:ステップS108の確認において「未計画」検体が存在する場合には、検体優先度の最も高い「未計画」検体の検体ステータスを「計画中」に遷移させる。
S110:ステップS109で検体ステータスを「計画中」に遷移させた検体の全ての分析依頼項目を「未計画」に更新する。これにより、次サイクルの分析計画において当該「計画中」検体が分析計画の対象となり、「未計画」項目に更新された最も優先度の高い分析依頼項目について分析計画を実施することになる(後述の図6Bを参照)。
S120:分析計画を終了する。このように、図6Aのフローチャートによれば、分析依頼されている検体に「測定チャネル空き待ち」検体あるいは「未計画」検体がある限り、必ずそのうちの1つの検体の検体ステータスが「計画中」に更新されており、次サイクルの分析計画においては、後述する図6Bのフローチャートに従って、分析計画が実施される。
図6Bは、ステップS101において、「計画中」検体が存在する場合のフローチャートであり、「計画中」検体に対する分析計画を実施するフローチャートである。
S111:「計画中」検体における、最も優先度の高い「未計画」項目について分析計画を実施する。具体的には、図1Bにおいて説明したように、分析を実行するシーケンスに対応する各機構の動作パターンを動作予約テーブル上に割り当てる。
S112:動作パターンの割当が成功した場合には、成功した「未計画」項目の項目ステータスを「計画済」に更新する。
S113:動作パターンの割当が失敗した場合、その失敗理由が血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネル(ポート)に空きがなかったことであり、かつ分析計画を行った「未計画」の分析依頼項目が「凝固項目」である場合には、「計画中」検体における、最も優先度の高い「未計画」項目の項目ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新する。
なお、失敗理由がそれ以外の理由または分析依頼項目が「生化学項目」であった場合には、そのまま分析計画を終了する(S120)。この検体の検体ステータスは引き続き「計画中」であるから、次サイクルの分析計画においてもこの検体に対して図6Bのフローチャートにしたがって分析計画が実施される。
S114:ステップS112またはステップS113の終了後、「計画中」検体にまだ「未計画」項目があるかどうかを確認する。「未計画」項目がある場合には、そのまま分析計画を終了する(S120)。この検体の検体ステータスも引き続き「計画中」であるから、次サイクルの分析計画においてもこの検体に対して図6Bのフローチャートにしたがって分析計画が実施される。
S115:「計画中」検体に「未計画」項目がない場合には、「計画中」検体にまだ「測定チャネル空き待ち」項目があるかどうかを確認する。
S116:「計画中」検体に、「未計画」項目も「測定チャネル空き待ち」項目もない場合には、全ての分析依頼項目の項目ステータスが「計画済」になっているということであるので、「計画中」検体の検体ステータスを「計画済」に更新する。
S117:「計画中」検体に、「未計画」項目はないが、「測定チャネル空き待ち」項目がある場合には、分析計画が終了していない分析依頼項目の項目ステータスは「測定チャネル空き待ち」のみであるということなので、「計画中」検体の検体ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新する。
S120:分析計画を終了する。ステップS116、S117において、検体ステータスが更新された場合には、分析依頼されている検体に「計画中」検体がなくなるので、次サイクルの分析計画においては、図6Aのフローチャートにしたがって、検体ステータスを「計画中」に更新する1つの検体が決定される。
以上、実施例1における分析計画方法を説明した。コンピュータは、検体は検体優先順に、同じ検体に対する複数の分析依頼項目は項目優先順に検査を実行するよう、分析計画を作成する。そのため、検体ステータス、項目ステータスの双方を用いて、分析計画を作成する順序を管理する。
具体的には、分析計画中に「計画中」検体は1検体まで存在するよう状態遷移させ、「計画中」検体の「未計画」項目のみ分析計画を実施する。
また、複合型自動分析装置においては、血液凝固時間分析ユニット2の血液凝固時間検出部21の反応ポート(測定チャネル)が停滞待ちを生じさせやすい。このため、現在分析計画中の検体について、反応ポートに空きがある場合は分析計画を継続するが、分析計画中の検体に凝固項目である分析依頼項目がなくなれば、最も検体優先順位の高い測定チャネル空き待ちの検体について分析計画が作成されるよう制御する。すなわち、血液凝固時間検出部21の反応ポートには「計画中」検体が最優先、「計画中」検体がなければ検体優先順に割り当てることで、効率的、かつ検体の優先順位を順守した分析計画を作成することができる。
自動分析装置における検査において、同一検体について複数の分析依頼項目を有することが一般的である。実施例1において説明したフローチャートにおいては、血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネルに空きがなく分析依頼項目の分析計画に失敗した場合、当該項目について、「未計画」項目から「測定チャネル空き待ち」項目に更新している(図6BのステップS113を参照)。このとき、「計画中」検体の分析依頼項目に複数の凝固項目が含まれている場合、次の分析計画のタイミング(例えば1サイクル後)では、他の凝固項目も同様に血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネルに空きがなく分析依頼項目の分析計画に失敗する可能性が高く、この結果、「計画中」検体の複数の凝固項目を「測定チャネル空き待ち」項目を更新するためだけに複数サイクルを使用することになり効率が悪い。そこで、実施例2では、血液凝固時間分析ユニット2の測定チャネルに空きがなく凝固項目の分析計画に失敗した場合、同一検体内の他の凝固項目についての分析依頼項目についても一括して「測定チャネル空き待ち」項目に設定し、「測定チャネル空き待ち」検体の分析計画を再開するときには、同一検体の「測定チャネル空き待ち」項目をすべて「未計画」項目に更新する。これにより、凝固項目の依頼数にかかわらず、「未計画」項目を「測定チャネル空き待ち」項目に更新するために要する時間を1サイクルに短縮できる。
実施例2における検体、分析依頼項目のステータスの変化を、図7A〜Fを用いて説明する。本例では4つの検体について分析依頼されているものとし、検体番号1,2,4の分析依頼項目が、生化学項目である比色分析(「比色」)1〜4、凝固項目である凝固時間分析(「凝固」)5〜8であり、検体番号3の分析依頼項目が比色1〜4である。また、検体1〜4は依頼順序(検体番号順序)が検体優先順序であるとする。
テーブルにより各時点におけるステータス状況を示し、各テーブルにおいて、検体の列は検体番号と検体ステータス、分析依頼項目の列は分析依頼項目と当該分析依頼項目についての項目ステータスを表している。以下の説明は、図7Aのテーブル701に示すように、検体1において比色1〜4までの分析計画が完了し、比色1〜4の項目ステータスが「計画済」になった状況から開始する。なお、表示の凡例は図7Aに示す。本凡例は図7A〜Fに共通である。
図7Aにおいて、テーブル701は分析計画開始時のステータス状況を表している。測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル702に移行する。すなわち、検体1の凝固5の分析計画を実施し、検体1の凝固5の項目ステータスが「計画済」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければ、ステータス状況はテーブル703に移行する。すなわち、検体1の凝固5〜8の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新され、これにより検体1の検体ステータスは「測定チャネル空き待ち」に更新される。テーブル702またはテーブル703が図7Aの分析計画終了時のステータス状況である。
図7Bにおいて、テーブル703が分析計画開始時のステータス状況である場合の分析計画(すなわち、図7Aの1サイクル後における分析計画)におけるステータス状況の移行を示す。なお、テーブル703bのステータス状況はテーブル703と同じであるが、検体番号1に二重丸マークを付している。この表記は、検体ステータスが「計画中」である検体が存在しない場合に、最後に分注された検体(すなわち、当該時点で最後に分析計画を行った検体)を示すために用いる。以降も同様である。
このとき、測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル704に移行する。すなわち、最後に分析計画を行った「測定チャネル空き待ち」検体である検体1の検体ステータスを「計画中」に戻して、凝固5の分析計画を実施し、検体1の凝固5の項目ステータスは「計画済」に更新される。同時に検体1の凝固6〜8も「測定チャネル空き待ち」から「未計画」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければステータス状況はテーブル705に移行する。すなわち、検体番号2の検体ステータスを「計画中」にして、検体2の比色1の分析計画を先に実施し、検体2の比色1の項目ステータスを「計画済」に更新する。
図7Cにおいて、テーブル704が分析計画開始時のステータス状況である場合の分析計画(すなわち、図7Bの1サイクル後における分析計画)におけるステータス状況の移行を示す。
このとき、測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル706に移行する。すなわち、検体1の凝固6の分析計画を実施し、検体1の凝固6の項目ステータスが「計画済」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければ、ステータス状況はテーブル707に移行する。すなわち、検体1の凝固6〜8の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新され、これにより検体1の検体ステータスは「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図7Dにおいて、図7Bの分析計画終了時にステータス状況がテーブル705となった場合において、4サイクル後の分析計画開始におけるステータス状況の移行を示す。図7Bから図7Dの間に、「計画中」検体である検体2の比色2〜4の分析計画が実施され、テーブル708では、テーブル705のステータス状況から比色2〜4の項目ステータスが「計画済」に更新されている。
このとき、測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル709に移行する。すなわち、「計画中」検体である検体2の凝固5の分析計画を実施し、検体2の凝固5の項目ステータスが「計画済」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければ、ステータス状況はテーブル710に移行する。すなわち、検体2の凝固5〜8の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新され、これにより検体2の検体ステータスは「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図7Eにおいて、テーブル710が分析計画開始時のステータス状況である場合の分析計画(すなわち、図7Dの1サイクル後における分析計画)におけるステータス状況の移行を示す。テーブル710bは、検体1,2の検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」になり、「計画中」検体が存在せず、検体2が最後に分析計画を行った検体であることを示している。
このとき、測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル711に移行する。すなわち、最後に分析計画を行った「測定チャネル空き待ち」検体である検体2の検体ステータスを「計画中」に戻して、凝固5の分析計画を実施し、検体2の凝固5の項目ステータスは「計画済」に更新される。同時に検体2の凝固6〜8も「測定チャネル空き待ち」から「未計画」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければステータス状況はテーブル712に移行する。すなわち、検体番号3の検体ステータスを「計画中」にして、検体3の比色1の分析計画を先に実施し、検体3の比色1の項目ステータスを「計画済」に更新する。
図7Fにおいて、図7Eの分析計画終了時にステータス状況がテーブル712となった場合において、4サイクル後の分析計画開始におけるステータス状況の移行を示す。図7Eから図7Fの間に、「計画中」検体である検体3の比色2〜4の分析計画が実施され、テーブル713では、テーブル712のステータス状況から比色2〜4の項目ステータスが「計画済」に更新され、検体3の検体ステータスも「計画済」に更新され、「計画中」検体が存在しない状況となっている。
このとき、測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル714に移行する。すなわち、最後に分析計画を行った検体3の検体ステータスは「計画済」であるから、「測定チャネル空き待ち」検体である検体1,2のうち、検体優先順位の高い(ここでは、依頼順序の早い)検体1の検体ステータスを「計画中」に戻して、凝固5の分析計画を実施し、検体1の凝固5の項目ステータスは「計画済」に更新される。同時に検体1の凝固6〜8も「測定チャネル空き待ち」から「未計画」に更新される。一方、測定チャネルに空きがなければステータス状況はテーブル715に移行する。すなわち、検体番号4の検体ステータスを「計画中」にして、検体4の比色1の分析計画を先に実施し、検体4の比色1の項目ステータスを「計画済」に更新する。
実施例1、2においては、分析項目が生化学分析部で分析される生化学項目と血液凝固時間分析ユニットで分析される凝固項目の2種類を有する自動分析装置における分析計画の作成について説明した。実施例3ではさらに、分析項目として光散乱項目、免疫分析項目を有し、計4種類の分析項目を有する自動分析装置における分析計画の作成について説明する。すなわち、実施例3の自動分析装置は、生化学項目の分析を行う第1の分析ユニットと、それぞれ凝固項目の分析を行う第2の分析ユニット、光散乱項目の分析を行う第3の分析ユニット、免疫分析項目の分析を行う第4の分析ユニットを搭載している。例えば、第3の分析ユニットは、固定されたポートに搭載された反応容器に分注された検体と試薬との混合液に特定波長の入射光を当て、ラテックス凝集法に従って、反対側に前方散乱してきた散乱光強度から、試料に含まれる成分量を測定する散乱光度計ユニットを含む。また、第4の分析ユニットは、抗原抗体反応を利用し、固定されたポートに搭載された反応容器に分注された検体と試薬との混合液を電気化学発光にて発光させ、発光強度から試料に含まれる成分量を測定する免疫分析ユニットを含む。
生化学項目では、常に測定チャネルに空きがあるように第1の分析ユニットが構成されている。一方、光散乱項目、凝固項目、免疫分析項目では、装置の大型化を防ぐため、測定チャネル(反応ポート)の数が限られ、測定チャネルに空きがない状態を生じ得る。さらに、凝固項目に要する測定時間は、測定項目が同じであっても検体に依存して変化する。これに対して、生化学項目、光散乱項目、免疫分析項目に要する測定時間は、測定項目が同じであれば検体に依存することなく、固定値となる。
説明を簡潔にするため、同一検体での分析依頼項目における優先順位は、生化学項目>光散乱項目>凝固項目>免疫分析項目とし、同じ分析ユニットでの優先順位は、分析依頼項目の登録順とする。
項目ステータス及び検体ステータス、それらの状態遷移ルールは実施例1,2と共通である。実施例3の場合について、コンピュータ105が分析計画を実施するフローチャートを説明する。実施例1の図6Aに示した「計画中」検体を決定するフローチャートは実施例3の場合も共通であり、重ねての説明は省略する。図8A〜Bは、「計画中」検体に対して分析計画を実施するフローチャートである。図8A〜Bのフローチャートについて、図6Bのフローチャートと同様の処理を行うステップについては同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。
ステップS201〜S205は分析ユニットの「空き」を判定するフローである。光散乱項目、免疫分析項目では、測定項目ごとの分析時間が固定値であることから、分析ユニットで分析中の項目の分析終了時刻が算出できる。したがって、分析計画を行うにあたり、検体を分析依頼項目について分析ユニットに投入する時刻(サイクル)を算出し、分析ユニットに投入する時刻までに測定チャネルに空きができるのであれば、分析ユニットに空きあり、とみなすことができる。すなわち、凝固項目の場合は分析時間が不定であるため、分析計画時に測定チャネルに空きがなければ空きなしと判定しているのに対して、光散乱項目、免疫分析項目では、分析ユニットの分析計画時よりも将来の稼働状況を踏まえて測定チャネルの有無を判定する。
S201:分析計画時点で、各分析ユニットの測定チャネルに空きがあるかどうかを確認する。
S202:分析計画時点で分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、空き測定チャネルを有する分析ユニットについては、当該空きチャネルを使用チャネルとして決定する。
S203:分析計画時点で測定チャネルに空きがない分析ユニットが光散乱分析ユニットまたは免疫分析ユニットである場合には、当該分析計画の検体を当該分析ユニットに投入するまでに測定チャネルに空きを生じるかを確認する。
S204:光散乱分析ユニットまたは免疫分析ユニットについて、当該分析計画の検体を当該分析ユニットに投入するまでに測定チャネルに空きを生じる場合には、投入時点での当該空きチャネルを使用チャネルとして決定する。
S205:分析ユニットが生化学分析ユニットあるいは血液凝固時間分析ユニットである場合、または光散乱分析ユニットあるいは免疫分析ユニットについて、当該分析計画の検体を当該分析ユニットに投入するまでに測定チャネルに空きを生じない場合には、測定チャネルに空きがないと決定する。
決定された使用チャネル(S202,S204)を用いて、「計画中」検体の最も優先度の高い「未計画」項目について分析計画を実施する(ステップS111)。具体的には、図1Bにおいて説明したように、分析を実行するシーケンスに対応する各機構の動作パターンを動作予約テーブル上に割り当てる。
S211:動作パターンの割当が失敗した場合、その失敗理由が光散乱分析ユニット、免疫分析ユニットあるいは血液凝固時間分析ユニット、の測定チャネルに空きがなかったことであり、かつ分析計画を行った「未計画」の分析依頼項目がそれぞれ「光散乱項目」、「免疫分析項目」、「凝固項目」である場合には、「計画中」検体における、最も優先度の高い「未計画」項目の項目ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新する。なお、失敗理由がそれ以外の理由または分析依頼項目が「生化学項目」であった場合には、そのまま分析計画を終了する(S120)。
S212:さらに、「計画中」検体において、同一ユニットを使用する「未計画」項目の項目ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新する。これにより、実施例2と同様に、「光散乱項目」、「免疫分析項目」、「凝固項目」については、同じ分析ユニットを使用する分析依頼項目の依頼数にかかわらず、「未計画」項目を「測定チャネル空き待ち」項目に更新するために要する時間を1サイクルに短縮できる。
実施例3における検体、分析依頼項目のステータスの変化を、図9A〜Eを用いて説明する。本例では3つの検体について分析依頼されているものとし、検体番号1の分析依頼項目が、生化学項目である比色分析(「比色」)1〜2、凝固項目である凝固時間分析(「凝固」)1〜2、光散乱項目である光散乱分析(「散乱」)1〜2、免疫分析項目である免疫分析(「免疫」)1〜2であり、検体番号2,3の分析依頼項目が、比色1〜2、散乱1〜2、免疫1〜2である。また、検体1〜3は依頼順序(検体番号順序)が検体優先順序であるとする。図7A〜Fと同様に、テーブルにより各時点におけるステータス状況を示している。
図9Aにおいて、テーブル901は分析計画開始時のステータス状況を表している。テーブル901のステータス状況では、検体1において比色1〜2までの分析計画が完了し、比色1〜2の項目ステータスが「計画済」になっている。光散乱分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル902に移行する。すなわち、検体1の散乱1の分析計画を実施し、検体1の散乱1の項目ステータスが「計画済」に更新される。なお、上述したように光散乱分析ユニットの測定チャネルの空きとは検体投入時点での空きを含む。一方、光散乱分析ユニットの測定チャネルに空きがなければ、ステータス状況はテーブル903に移行する。すなわち、検体1の散乱1〜2の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図9Bにおいて、テーブル903が分析計画開始時のステータス状況である場合の分析計画(すなわち、図9Aの1サイクル後における分析計画)におけるステータス状況の移行を示す。
このとき、血液凝固時間分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル904に移行する。すなわち、検体1の凝固1の分析計画を実施し、検体1の凝固1の項目ステータスが「計画済」に更新される。一方、血液凝固時間分析ユニットの測定チャネルに空きがなければステータス状況はテーブル905に移行する。すなわち、検体1の凝固1〜2の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図9Cにおいて、テーブル905が分析計画開始時のステータス状況である場合の分析計画(すなわち、図9Bの1サイクル後における分析計画)におけるステータス状況の移行を示す。
このとき、免疫分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル906に移行する。すなわち、検体1の免疫1の分析計画を実施し、検体1の免疫1の項目ステータスが「計画済」に更新される。なお、上述したように免疫分析ユニットの測定チャネルの空きとは検体投入時点での空きを含む。一方、免疫分析ユニットの測定チャネルに空きがなければステータス状況はテーブル907に移行する。すなわち、検体1の免疫1〜2の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新され、これにより検体1の検体ステータスは「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図9Dにおいて、図9Cの分析計画終了時にステータス状況がテーブル907となった場合において、2サイクル後の分析計画開始におけるステータス状況の移行を示す。図9Cから図9Dの間に、「計画中」検体である検体2の比色1〜2の分析計画が実施され、テーブル908では、テーブル907のステータス状況から検体2の比色1〜2の項目ステータスが「計画済」に更新されている。
このとき、光散乱分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、ステータス状況はテーブル909に移行する。すなわち、「計画中」検体である検体2の散乱1の分析計画を実施し、検体2の散乱1の項目ステータスが「計画済」に更新される。一方、光散乱分析ユニットの測定チャネルに空きがなければ、ステータス状況はテーブル910に移行する。すなわち、検体2の散乱1〜2の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新される。
図9Eにおいて、図9Dの分析計画終了時にステータス状況がテーブル910となった場合において、2サイクル後の分析計画開始におけるステータス状況の移行を示す。ただし、図9Dから図9Eの間に、「計画中」検体である検体2の免疫1の分析計画が実施され、免疫分析ユニットの測定チャネルに空きがなく、検体2の免疫1〜2の項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」に更新され、これにより検体2の検体ステータスは「測定チャネル空き待ち」に更新されたものとする。このとき、検体ステータスが「計画中」である検体が存在せず、最後に分注された検体(すなわち当該時点で最後に分析計画を行った検体)は検体2となっている。
図9Eの分析計画において、血液凝固時間分析ユニットの測定チャネルに空きがあり、光散乱分析ユニットまたは免疫分析ユニットの測定チャネルに空きがなかったものとする。この場合、ステータス状況はテーブル912に移行する。最後に分析計画を行った検体である検体2の分析依頼項目には凝固項目が含まれていない。したがって、「測定ch空き待ち」検体で最も検体優先順位の高い検体1の検体ステータスを「計画中」に戻し、凝固1〜2を「未計画」項目に戻して、凝固1の分析計画を実施する。これにより、検体2の凝固1の項目ステータスは「計画済」に更新される。
一方、光散乱分析ユニット、免疫分析ユニットあるいは血液凝固時間分析ユニットのいずれにも空きがない場合には、検体番号3の検体ステータスを「計画中」にして、検体3の比色1の分注計画を先に実施し、検体3の比色1の項目ステータスを「計画済」に更新する。
以上、説明した実施例1〜3について共通の変形例について説明する。
(変形例1)
自動分析装置において、検体ステータスまたは項目ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新するとき、分析が後回しになったことを知らせる通知を表示装置103に表示することが望ましい。図10に表示画面の例を示す。表示画面600では、サンプルディスクマップ601上に各サンプル容器に保持された検体の検体ステータスが表示される。これにより検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」である検体をサンプルディスクマップ601上で認識できる。この場合、分析計画を再開するときは、分析を再開することを表す検体ステータスの表示にするとさらに望ましい。これにより、ユーザは、該当検体の分注が全分析依頼項目について完了しておらず、今後、該当検体の残りの項目について分注が再開されることを認識することができ、該当検体を誤って自動分析装置から取り出してしまうのを防ぐことができる。なお、図10は一例であり、項目ステータスを用いて表示してもよい。
(変形例2)
自動分析装置において、分注する検体が変わるとき、新たな検体を分注する前にサンプル分注プローブ12を洗浄する機能(以降、検体キャリーオーバー洗浄と略す)が設定されている場合がある。例えば、図7Aに示した例について、検体1、2について血液凝固分析ユニットの測定チャネルに空きがあれば、検体1の比色1〜4、凝固5〜8、検体2の比色1〜4、凝固5〜8の順に分析計画が作成され、それぞれの比色1の検体分注前に検体キャリーオーバー洗浄を実施すればよい。
しかし、測定チャネルに空きがなく、分析計画が、検体1の凝固5〜8のための分注が、検体2の比色1〜4、凝固5〜8のための分注を行った後に再開されることになった場合、そのまま検体1の凝固5〜8のための分注を行うと、検体2から検体1へのキャリーオーバーが発生する可能性がある。そのため、検体1の凝固5の検体分注前に、再度、検体キャリーオーバー洗浄を実施してから検体1の分注を再開するようにする。
以上、本発明を3つの実施例とそれらの変形例について説明したが、本発明は上記した実施例と変形例の記載に限定されるものではない。例えば、実施例1,2では、分析項目が生化学分析ユニットで分析される生化学項目と血液凝固時間分析ユニットで分析される凝固項目の2種類を有する自動分析装置によって説明したが、血液凝固時間分析ユニットで分析される凝固項目に代えて、光散乱分析ユニットで分析される光散乱項目あるいは免疫分析ユニットで分析される免疫分析項目を分析する自動分析装置であってもよい。また、反応ディスク近傍に散乱光度計ユニットを設け、反応容器に分注された検体と試薬との混合液に特定波長の入射光を当て、ラテックス凝集法に従って、反対側に前方散乱してきた散乱光強度から、試料に含まれる成分量を測定する自動分析装置であってもよい。この場合の分析依頼項目は免疫分析項目となるが、固定されたポートを有する分析ユニットで実施されない免疫分析項目については、本発明においては生化学項目と同等に扱われることになる。また、実施例3は4つの分析項目を含む例を説明したが、これらの全ての分析項目を含むことを限定しているわけではない。いずれの場合においても、装置大型化を防ぐために測定チャネルの少ない装置構成であっても、本発明の実施の形態を適用することにより、高い処理能力及び分析性能を実現することができる。
1・・・自動分析装置、2・・・血液凝固時間分析ユニット、11・・・サンプルディスク、12・・・サンプル分注プローブ、13・・・反応ディスク、14・・・第2試薬分注プローブ、15・・・第1試薬ディスク、16・・・第2試薬ディスク、17・・・第1試薬分注プローブ、18・・・サンプル分注ポジション、19・・・光度計、20・・・血液凝固試薬分注プローブ、21・・・血液凝固時間検出部、22・・・光学ジグマガジン、23・・・反応容器移送機構、24・・・反応容器廃棄口、25・・・反応容器マガジン、26・・・反応容器(生化学分析用)、27・・・サンプル容器、28・・・反応容器(血液凝固分析用)、101・・・インターフェース、102・・・外部出力メディア、103・・・表示装置、104・・・メモリ、105・・・コンピュータ、106・・・プリンタ、107・・・入力装置、201・・・サンプル分注制御部、202・・・移送機構制御部、203・・・第2のA/D変換器、204・・・血液凝固試薬分注制御部、205・・・第1のA/D変換器、206・・・第1の試薬分注制御部、207・・・第2の試薬分注制御部、301・・・検体状況テーブル、302・・・検体ステータス、303・・・検体情報構造体変数、304・・・反応ポート、310,410・・・矢印、401・・・項目状況テーブル、402・・・項目ステータス、403・・・項目情報構造体変数、600・・・表示画面、601・・・サンプルディスクマップ。

Claims (15)

  1. 検体を収容するサンプル容器と、
    前記検体を第1の反応容器または第2の反応容器に分注するサンプル分注プローブと、
    複数の前記第1の反応容器が配置され、回転動作する反応ディスクと、
    前記反応ディスクに配置された前記第1の反応容器に収容された前記検体に対して、第1の分析依頼項目を分析する第1の分析ユニットと、
    所定数の反応ポートを有し、前記反応ポートにて前記第2の反応容器に収容された前記検体に対して第2の分析依頼項目を分析する第2の分析ユニットと、
    複数の検体分析依頼について、分析計画を実施するコンピュータとを有し、
    複数の前記検体分析依頼は、第1の検体に対する第1検体分析依頼と、前記第1検体分析依頼に後続する第2の検体に対する第2検体分析依頼とを含み、前記第1検体分析依頼及び前記第2検体分析依頼は、ともに前記第1の分析依頼項目及び前記第2の分析依頼項目を含み、
    前記コンピュータは、前記検体分析依頼ごとに、前記第1の分析依頼項目、前記第2の分析依頼項目の順に分析計画を実施し、
    前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがない場合は、前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがある場合は、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を実施する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1において、
    前記コンピュータは、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがない場合は、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、
    第3の検体に対する検体分析依頼について分析計画を実施した後、分析計画を実施する検体分析依頼を選択するにあたり、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがある場合には、前記第1の検体及び前記第2の検体のうち、検体優先順位の高い検体に対する検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を実施する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1において、
    前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目に複数の項目が含まれる場合において、
    前記コンピュータは、前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目のある1項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがない場合は、前記第1検体分析依頼における分析計画が実施されていない前記第2の分析依頼項目の他の項目も含めて分析計画を保留する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1において、
    前記第2の分析依頼項目は測定時間が検体に依存しない分析依頼項目であって、
    前記コンピュータは、分析計画を実施する検体が前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに投入されるまでに、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きが生じる場合には、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがあると判定する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1において、
    表示装置を有し、
    前記表示装置は、前記コンピュータが前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を保留した場合、前記第1の検体の分析計画が保留されていることを示す表示を行う、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項2において、
    前記コンピュータが、前記第1の検体及び前記第2の検体のうち、検体優先順位の高い検体に対する検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を実施した場合、当該分析計画にしたがって、当該検体優先順位の高い検体を分注する前に、前記サンプル分注プローブの検体キャリーオーバー洗浄を実施する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 検体を収容するサンプル容器と、
    前記検体を第1の反応容器または第2の反応容器に分注するサンプル分注プローブと、
    複数の前記第1の反応容器が配置され、回転動作する反応ディスクと、
    前記反応ディスクに配置された前記第1の反応容器に収容された前記検体に対して、第1の分析依頼項目を分析する第1の分析ユニットと、
    所定数の反応ポートを有し、前記反応ポートにて前記第2の反応容器に収容された前記検体に対して第2の分析依頼項目を分析する第2の分析ユニットと、
    複数の検体分析依頼について、分析計画を実施するコンピュータとを有し、
    前記検体分析依頼は、前記第1の分析依頼項目及び前記第2の分析依頼項目のすくなくともいずれかを含み、
    前記コンピュータは、前記検体分析依頼に対して、検体単位に付与する検体ステータス及び、分析依頼項目単位に付与する項目ステータスにより、分析計画を実施する順序を管理する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項7において、
    前記項目ステータスは、分析計画していない分析依頼項目を示す「未計画」、分析計画した分析依頼項目を示す「計画済」、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがないことにより分析計画が保留されていることを示す「測定チャネル空き待ち」を含み、
    前記検体ステータスは、前記検体分析依頼に含まれるすべての分析依頼項目が「未計画」であることを示す「未計画」、前記検体分析依頼に含まれるすべての分析依頼項目が「計画済」であることを示す「計画済」、前記検体分析依頼に含まれる分析依頼項目に「未計画」、「計画済」、「測定チャネル空き待ち」が混在していることを示す「計画中」、前記検体分析依頼に含まれる分析依頼項目が「計画済」または「測定チャネル空き待ち」であることを示す「測定チャネル空き待ち」を含み、
    分析計画を実施する複数の前記検体分析依頼において、前記検体ステータスが「計画中」である検体分析依頼は、ある時点において1つ以下であり、
    前記コンピュータは、前記検体ステータスが「計画中」である検体分析依頼における分析依頼項目について分析計画を実施する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項8において、
    前記コンピュータは、前記検体ステータスが「計画中」である検体分析依頼がなく、前記検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」である検体分析依頼が複数存在する場合には、検体優先順位が最も高い検体に対する検体分析依頼の前記検体ステータスを「計画中」に更新する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項9において、
    前記検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目に複数の項目が含まれる場合において、
    前記コンピュータは、前記第2の分析依頼項目のある1項目の前記項目ステータスを「測定チャネル空き待ち」に更新するとき、当該検体分析依頼における前記項目ステータスが「未計画」である前記第2の分析依頼項目の他の項目の前記項目ステータスも「測定チャネル空き待ち」に更新し、
    前記コンピュータは、前記検体ステータスが「測定チャネル空き待ち」から「計画中」に更新された検体分析依頼について、当該検体分析依頼における前記項目ステータスが「測定チャネル空き待ち」である前記第2の分析依頼項目の他の項目の前記項目ステータスも「未計画」に更新する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項8において、
    前記第2の分析依頼項目は測定時間が検体に依存して変動する分析依頼項目であって、
    前記コンピュータは、分析計画時点で前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがなければ、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがないと判定し、前記項目ステータスを「未計画」から「測定チャネル空き待ち」に遷移させる、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  12. 請求項8において、
    前記第2の分析依頼項目は測定時間が検体に依存しない分析依頼項目であって、
    前記コンピュータは、分析計画を実施する検体が前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに投入されるまでに、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きが生じる場合には、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがあると判定する、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  13. 請求項7において、
    表示装置を有し、
    前記表示装置は、複数の検体に対して前記検体ステータスまたは当該検体分析依頼に含まれる分析依頼項目の前記項目ステータスの表示を行う、
    ことを特徴とする自動分析装置。
  14. 検体を収容するサンプル容器と、前記検体を第1の反応容器または第2の反応容器に分注するサンプル分注プローブと、複数の前記第1の反応容器が配置され、回転動作する反応ディスクと、前記反応ディスクに配置された前記第1の反応容器に収容された前記検体に対して、第1の分析依頼項目を分析する第1の分析ユニットと、所定数の反応ポートを有し、前記反応ポートにて前記第2の反応容器に収容された前記検体に対して第2の分析依頼項目を分析する第2の分析ユニットと、複数の検体分析依頼について、分析計画を実施するコンピュータとを備えた自動分析装置における分析方法であり、
    前記コンピュータは、第1の検体に対して前記第1の分析依頼項目及び前記第2の分析依頼項目を分析依頼する第1検体分析依頼と、前記第1検体分析依頼に後続し、第2の検体に対して前記第1の分析依頼項目及び前記第2の分析依頼項目を分析依頼する第2検体分析依頼を含む複数の検体分析依頼を受け、
    前記コンピュータは、前記検体分析依頼ごとに、前記第1の分析依頼項目、前記第2の分析依頼項目の順に分析計画を実施し、
    前記コンピュータは、前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがない場合は、前記第1検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、前記第2検体分析依頼の前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがある場合は、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を実施する、
    ことを特徴とする分析方法。
  15. 請求項14において、
    前記コンピュータは、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画時に、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがない場合は、前記第2検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を保留し、
    前記コンピュータは、第3の検体に対する検体分析依頼について分析計画を実施した後、分析計画を実施する検体分析依頼を選択するにあたり、前記第2の分析ユニットの前記反応ポートに空きがある場合には、前記第1の検体及び前記第2の検体のうち、検体優先順位の高い検体に対する検体分析依頼における前記第2の分析依頼項目の分析計画を実施する、
    ことを特徴とする分析方法。
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