JP2021139160A - フリーアクセスフロアパネル及びその製造方法及びその施工方法 - Google Patents

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【課題】カーペット貼付作業の作業効率を向上させることが可能なフリーアクセスフロアパネル及びその製造方法及びその施工方法を提供する。【解決手段】本開示のフリーアクセスフロアパネル10は、下方に配置される配線・配管91を上方から視認可能とするためのパネル貫通孔15を備え、パネル貫通孔15を避けた平坦部である複数の天板17の上面に、自己粘着性を有する複数の発泡樹脂シート51が固着されている。これにより、フリーアクセスフロアパネル10の施工現場での接着剤の塗布や溶媒の揮発を待つ時間が不要になり、カーペット貼付作業の作業効率が向上する。【選択図】図4

Description

本開示は、複数並べられてフリーアクセスフロアを構成するフリーアクセスフロアパネル及びその製造方法及びその施工方法に関する。
この種の従来のフリーアクセスフロアパネルは、床面上に複数並べられた状態で上面に接着剤が塗布され、接着剤に含まれる有機溶剤等の溶媒成分を揮発させた後に、その上にタイルカーペットが敷設される(例えば、特許文献1参照)。
特開第2006−283550号広報(段落番号[0078])
しかしながら、従来のフリーアクセスフロアパネルは、上述した接着剤の塗布や接着剤の溶媒の揮発を待つ時間等が必要であり、カーペット貼付作業に手間がかかるため、その作業効率を向上させる技術の開発が求められている。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、下方に配置される配線・配管を上方から視認可能とするためのパネル貫通孔を備えるフリーアクセスフロアパネルにおいて、タイルカーペットの下面に剥離可能に粘着する発泡樹脂シートが、前記フリーアクセスフロアパネルの上面の一部に重ねられて固着され、前記フリーアクセスフロアパネルの上面のうち前記発泡樹脂シートが重ねられていない部分に、前記パネル貫通孔が開口しているフリーアクセスフロアパネルである。
請求項2の発明は、前記発泡樹脂シートは、自己粘着性を有する請求項1に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項3の発明は、前記発泡樹脂シートの原料に含まれる粘着付与剤により、前記自己粘着性を有する請求項2に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項4の発明は、前記フリーアクセスフロアパネルの上面から前記発泡樹脂シートの上面までの段差は、2[mm]以下、である請求項1から3の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項5の発明は、前記発泡樹脂シートの上面に、離型シートが重ねられている請求項1から4の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項6の発明は、前記発泡樹脂シートは、前記フリーアクセスフロアパネルの上面に複数分散して固着され、前記離型シートは、前記複数の発泡樹脂シートの上面に跨がって重ねられている請求項5に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項7の発明は、前記離型シートは、前記発泡樹脂シートから側方に張り出す把持部を有する請求項5又は6に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項8の発明は、前記把持部に貫通孔が形成されている請求項7に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項9の発明は、前記発泡樹脂シートが重ねられて固着される天板と、前記天板の上面と面一な上面を有し、互いに交差する複数のリブとが備えられ、前記複数のリブ同士の間の空間が前記パネル貫通孔になっている請求項6から8の何れか1に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項10の発明は、3行以上、3列以上に並べられてフリーアクセスフロアパネルの下面から垂下する複数の脚部と、前記複数の脚部が並ぶ行方向又は列方向で、隣合う前記脚部の上端部同士の間を連絡するメッシュ構造の梁部と、前記梁部に包囲された4つ以上の複数の前記天板とが備えられ、前記梁部の網目が前記パネル貫通孔をなし、前記発泡樹脂シートは、前記複数の天板の全てに貼り付けられている請求項9に記載のフリーアクセスフロアパネルである。
請求項11の発明は、下方に配置される配線・配管を上方から視認可能とするためのパネル貫通孔を備えるフリーアクセスフロアパネルの製造方法において、前記フリーアクセスフロアパネルの上面の一部にシート固着領域が設定され、タイルカーペットの下面に剥離可能に粘着させることが可能な発泡樹脂シートの下面に接着剤層を積層してなる複合シートが、前記シート固着領域に収まる大きさにカットされ、かつ上面を第1離型シートで覆われた状態にしておいて、前記シート固着領域に前記接着剤層が重ねられて前記複合シートが固着され、前記フリーアクセスフロアパネルの上面のうち前記複合シートが重ねられていない部分に、前記パネル貫通孔が開口しているフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項12の発明は、前記第1離型シートの上面に流動状態の発泡樹脂が塗布されて前記発泡樹脂シートが形成された第1シートの下面に、第2離型シートの上面に接着剤が塗布されて前記接着剤層が形成された第2シートが貼り合わされて、前記第1離型シートと前記第2離型シートとに挟まれた両面離型シート付きの前記複合シートが形成され、前記第2離型シートが剥がされて、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項11に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項13の発明は、前記両面離型シート付きの前記複合シートの全体が、前記シート固着領域より大きくカットされると共に、前記第1離型シート以外が、前記シート固着領域に収まる大きさにハーフカットされ、前記シート固着領域に収まる大きさの前記第2離型シートが剥がされて、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項12に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項14の発明は、前記フリーアクセスフロアパネルの上面に、複数の前記シート固着領域が分散して設けられ、前記複数のシート固着領域に固着される複数の前記発泡樹脂シートが共通の前記第1離型シートに張り付いた状態に、前記両面離型シート付きの前記複合シートがハーフカットされる請求項13に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項15の発明は、前記複合シートの一部が前記フリーアクセスフロアパネル上で加圧され、その加圧位置が一方向に移動されて、前記接着剤層が前記シート固着領域に徐々に重ねられる請求項11から14の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項16の発明は、前記第1離型シートに位置決め孔が設けられ、前記位置決め孔を利用して、前記フリーアクセスフロアの上面に対して前記複合シートが位置決め治具にて二次元的に位置決めされた状態で、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項11から15の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法である。
請求項17の発明は、請求項1から10の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルは、前記発泡樹脂シートが離型シートで覆われた状態で、複数行、複数列に並べられてフリーアクセスフロアが形成され、前記複数のフリーアクセスフロアパネルの下方の空間に配線又は配管が配置された後に、前記離型シートが剥離されてタイルカーペットが敷設されるフリーアクセスフロアパネルの施工方法である。
請求項1のフリーアクセスフロアパネルは、タイルカーペットの下面に粘着する発泡樹脂シートが上面に固着されているので、フリーアクセスフロアの施工現場での接着剤の塗布や溶媒の揮発を待つ時間が不要になり、タイルカーペット貼付作業の作業効率が向上する。また、発泡樹脂シートは、フリーアクセスフロアパネルの上面に対しては固着され、タイルカーペットの下面に対しては剥離可能に粘着するので、タイルカーペットが消耗したり、汚れたりした際の交換やレイアウト変更等のためにタイルカーペットを剥がした後も、発泡樹脂シートを繰返し利用することができる。しかも、発泡樹脂シートは、フリーアクセスフロアパネルの上面の一部に配置されているので、フリーアクセスフロアパネルの下方の配線・配管の状態を、発泡樹脂シートが固着されていない部分のパネル貫通孔を通して、上方から確認することができる。
ここで、タイルカーペットの下面に剥離可能に粘着する発泡樹脂シートとしては、発泡樹脂シートに粘着剤が含浸しているものであってもよいし、発泡樹脂シート自体が自己粘着性を備えて、タイルカーペットの下面に自己粘着する構成としてもよい(請求項2の開示)。ここで、「自己粘着性」を有する部材(以下、「自己粘着体」という)とは、外力を受けていない状態で一定形状を維持する固形物であって、一定形状を維持しない流体等の非固形物である接着剤や粘着剤を塗布することなく、被着体に対して粘着するものであって、想定し得る被着相手に対して粘着したときの粘着力(つまり、粘着した被着相手から剥がす際に必要な力)と同じ力で引っ張っても、自身が破損しない強度を有するものをいう。換言すれば、自己粘着体とは、自身が破損しない強度の粘着力で想定し得る被着相手に対して粘着する固形物をいう。また、自己粘着体は、表面に複数の微細な孔を有してそれら微細な孔が吸盤の役割をして被着相手に吸着するような機構を有するものでも、そのような機構ではなく、自己粘着体の主成分である素材の特性によって被着相手に吸着するものであってもよい。また、自己粘着体には、外力を受けていない状態で一定形状を維持するものでれば、スライムのように外力を受けて容易に変形するものが含まれる。さらには、自己粘着体が、例えば、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を主成分とした固形物であって、主成分が非固形物である状態で、粘着剤や接着剤等の非固形物とコンパウンドされてから主成分が固化し、固形物となった主成分中に非固形物である粘着剤等が分散配置されて、実質的に粘着剤等も含む全体が固形物をなしているものも自己粘着体に含まれる(請求項3の開示)。
また、タイルカーペットの上面側で、フリーアクセスフロアパネルの上面と発泡樹脂シートの上面との段差の違和感を覚え難くするには、その段差は、2[mm]以下、であることが好ましい(請求項4の開示)。なお、フリーアクセスフロアパネルの上面に凹部を設けて、その凹部内に発泡樹脂シートを配置し、フリーアクセスフロアパネルの上面と発泡樹脂シートの上面とが略面一になるようにしてもよい。
請求項5のフリーアクセスフロアパネルでは、発泡樹脂シートの上面に離型シートが重ねられているので、フリーアクセスフロアパネルの搬送及びフリーアクセスフロアパネルを床面上に並べる施工作業を容易に行うことができる。
フリーアクセスフロアパネルは、パネル貫通孔が上面全体に備えられていてもよいし、請求項9の開示のように、パネル貫通孔と、パネル貫通孔を囲んでいるリブの上面と面一な天板とが備えられていてもよい。また、フリーアクセスフロアパネルの上面に1つ又は複数の天板が備えられ、1つ又は複数の天板に対して発泡樹脂シートが1つだけ固着されていてもよいし、フリーアクセスフロアパネルの上面に1つの天板が備えられ、その天板に対して発泡樹脂シートが複数固着されていてもよいし、さらには、フリーアクセスフロアパネルの上面に複数の天板が設けられ、それら複数の天板に複数の発泡樹脂シートが固着されていてもよい。請求項6の開示のように、複数の発泡樹脂シートに跨がって離型シートが重ねられていれば、一度の操作で複数の発泡樹脂シートから離型シートを剥がすことができ、作業効率が向上する。
請求項7のフリーアクセスフロアパネルでは、離型シートに備えた把持部が、発泡樹脂シートから側方に張り出しているので、その把持部を把持して発泡樹脂シートから離型シートを容易に剥がすことができる。
請求項8のフリーアクセスフロアパネルでは、離型シートの把持部に形成された貫通孔によって、把持部を把持する指先の滑り止めが図られる。また、離型シートが発泡樹脂シートから剥がされた後は、把持部の貫通孔に紐等を通して離型シートを纏めることができる。
請求項10のフリーアクセスフロアパネルは、隣合う脚部の上端部同士の間を連絡する梁部の網目がパネル貫通孔になっているので、フリーアクセスフロアパネルの下方の広範囲で配線・配管を目視確認することができる。また、複数の梁部に包囲された複数の天板が分散配置されているので、発泡樹脂シートがフリーアクセスフロアパネルの上にバランス良く配置され、タイルカーペットの支持が安定する。
請求項11のフリーアクセスフロアパネルの製造方法では、発泡樹脂シートの下面に接着剤層を積層してなる複合シートを、フリーアクセスフロアパネルのシート固着領域に収まる大きさにカットし、かつ上面を第1離型シートで覆われた状態にしておいて、シート固着領域に貼り付けるので、フリーアクセスフロアパネルに対する発泡樹脂シートの貼り付け工程が容易になる。また、請求項12のフリーアクセスフロアパネルの製造方法では、複合シートを、第1離型シートの上面に発泡樹脂を塗布して発泡樹脂シートが形成された第1シートと、第2離型シートの上面に接着剤を塗布して接着剤層が形成された第2シートとを貼り合わせて両面離型シート付きの複合シートにしておいてからシート固着領域の大きさにカットするので、複合シートの取り扱い及び管理が容易になる。ここで、シート固着領域は、フリーアクセスフロアパネルの上面全体よりも小さい大きさで任意の位置に設けられ、フリーアクセスフロアパネルの下方の配線・配管をパネル貫通孔から視認可能であれば、パネル貫通孔の一部を含んでいてもよい。
請求項13及び14のフリーアクセスフロアパネルの製造方法では、両面離型シート付きの複合シートを、シート固着領域より大きくカットすると共に、第1離型シート以外をシート固着領域に収まる大きさにハーフカットして第2離型シートを剥がしてシート固着領域に重ねるので、第1離型シートの外縁部が、フリーアクセスフロアパネルに固着された発泡樹脂シートより側方に張り出した把持部となり、その把持部を把持することで発泡樹脂シートから第1離型シートを剥がす作業を容易に行うことができる。
なお、両面離型シート付きの複合シートのうち上記ハーフカットの後、フリーアクセスフロアパネルに固着されない部分の発泡樹脂シート及び第2離型シートは、フリーアクセスフロアパネルに発泡樹脂シートを固着する前に除去してもよいし、そのまま除去しなくてもよい。
請求項15のフリーアクセスフロアパネルの製造方法によれば、発泡樹脂シートとフリーアクセスフロアパネルのシート固着領域との間に空気が閉じ込められる不具合が防がれる。
請求項16のフリーアクセスフロアパネルの製造方法によれば、フリーアクセスフロアパネルの上面における発泡樹脂シートの固着位置のばらつきが抑えられる。
請求項17のフリーアクセスフロアパネルの施工方法では、フリーアクセスフロアパネルを、発泡樹脂シートが離型シートで覆われた状態で、複数行、複数列に並べてフリーアクセスフロアを形成するので、その状態でフリーアクセスフロアの上で作業しても発泡樹脂シートが作業者に粘着することがない。これにより、フリーアクセスフロアパネルの下方の空間に配線又は配管を配置する作業を容易に行うことができると共に、発泡樹脂シートが作業者により汚されることを防止できる。また、外縁部に配置されるタイルカーペットを部屋の形状に合わせて切断する作業も容易に行うことができる。そして、それら作業が完了してから離型シートを剥がすことで、カーペット貼付作業を従来より効率よく行うことができる。従来のカーペット貼付作業の場合、接着剤を塗布したり、溶媒の揮発を待つ時間が必要となり、作業性が悪いだけでなく、溶媒が有機溶剤の場合、作業環境が悪化する等の問題があったが、請求項17の施工方法であれば、そのような問題が発生しない。
本開示の実施形態のフリーアクセスフロアパネルの上面側斜視図 フリーアクセスフロアパネルの下面側斜視図 フリーアクセスフロアパネルの側面図 フリーアクセスフロアパネルの平面図 床面に敷設されたフリーアクセスフロアパネルの斜視図 位置決め治具の斜視図 他の実施形態のフリーアクセスフロアパネルの平面図
以下、図1〜図6を参照して、本開示の一実施形態に係るフリーアクセスフロアパネル10(以下、「フロアパネル10」という)について説明する。図1に示すように、本実施形態のフロアパネル10は、平面形状が正方形をなし、複数の脚部12を一体に備える。図2に示すように、複数の脚部12は、下端有底、上端開放の角筒状をなし、3行3列に並べられて、フロアパネル10の四隅と、中心(対角線の交差)と、四辺の各外縁部の中央と、に配置されている。また、各脚部12内には、内側角部から中心に向かって複数の補強リブ12Lが張り出している。
なお、フロアパネル10の脚部12の配列は、上述した3行3列に限定されるものではなく、例えば、2行2列でもよいし、4行4列でもよいし、3行4列でもよいし、それら以外の配列であってもよい。
フロアパネル10は、複数の脚部12が並ぶ行方向又は列方向で、隣合う脚部12の上端部同士の間を連絡する梁部11を有する。図1に示すように、梁部11は、脚部12同士の間を連絡して平行に延びる複数の第1リブ11Aと、それら第1リブ11Aと直交する複数の第2リブ11Bとを有するメッシュ構造をなしている。そして、梁部11の複数の網目がフロアパネル10を上下に貫通する複数のパネル貫通孔15をなし、それらパネル貫通孔15を通してフロアパネル10の下方に配置される配線・配管91(図5参照)を上方から視認することができる。
フロアパネル10の4つの側面のうち隣合う1対の側面における両端寄り位置(フロアパネル10の四隅に配置された脚部12寄りの位置)からは位置決め突部18が突出し、残りの1対の側面における両端寄り位置には、位置決め凹部19が形成されている。そして、図5に示すように、床面90の上に複数のフロアパネル10が縦横に並べられてフリーアクセスフロア93が形成されたときに、隣合うフロアパネル10同士の間で位置決め突部18と位置決め凹部19とが凹凸係合して、フロアパネル10同士が位置決めされる。また、フリーアクセスフロア93の上には、市販されている一般的なタイルカーペット94が敷き詰められて、フリーアクセスフロア93の上面全体が覆われる。
なお、一般的なタイルカーペット94の一例としては、例えばループ状の繊維からなるパイル層と、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂からなる裏打ち層とが積層されてなるものが挙げられる。また、タイルカーペット94の縦横の大きさは、例えば、500[mm]×500[mm]であって1つのフロアパネル10の平面形状と略同じか、これより大きくなっている。
図1に示すように、フロアパネル10のうち梁部11に四方から包囲された部分には天板17がそれぞれ張られ、それら複数の天板17の上面と梁部11の上面とが面一になっている。そして、複数の天板17の上面に、後に詳説する発泡樹脂シート51がそれぞれ貼り付けられている。また、図2に示すように、天板17の下面には、補強リブ13が張り巡らされている。補強リブ13は、天板17の対角線に沿って延びる補強第1リブ13Aと、格子状に配置された補強第2リブ13Bとからなり、補強第2リブ13Bは、梁部11の第2リブ11Bに連続している。
なお、本実施形態のフロアパネル10は、樹脂製であるが、金属製や窯業材製であってもよい。また、フロアパネル10を構成する樹脂としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂等の熱可塑性樹脂やフェノール樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。フロアパネル10を構成する金属としては、アルミ合金、ステンレス、鋼等が挙げられる。フロアパネル10を構成する窯業材としては、コンクリート、セメント、ケイ酸カルシウム板等が挙げられる。さらに、本実施形態のフロアパネル10は、脚部12を一体に備えているが、脚部12を備えず、別体となって脚部の上に載置されるものであってもよい。その場合、フロアパネル10と別体である脚部12とは、同一の素材でもよいし、異なる素材でもよい。ただし、フロアパネル10の軽量化、成形容易性の観点から、脚部12を同じ組成で一体成形されていることが好ましい。また、上記構成では、フロアパネル10の上面に複数の天板17が備えられていたが、例えば上記したフロアパネル10の外縁部の梁部11の内側全体に1つの天板が張られた構造や、その1つの天板が中央に開口を備えて天板が枠形をなした構造であってもよい。
前述の通り、複数の天板17の上面には、複数の発泡樹脂シート51が貼り付けられている。発泡樹脂シート51は、自己粘着性を有する。ここで、「自己粘着性」とは、前述したように、接着剤や粘着剤を塗布することなく、自身が破損しない強度の粘着力で想定し得る被着相手に対して粘着する性質を意味する。本実施形態の発泡樹脂シート51は、発泡により形成される複数の気泡が吸盤構造をなし、気泡の吸盤が相手部材に吸着することで、自己粘着性を有する。また、発泡樹脂シート51は原料として粘着付与剤を含んでいて、この粘着付与剤の粘着性によっても自己粘着性を有する。これにより、後述する発泡樹脂シート51の厚みが薄くても、フロアパネル10にカーペット94とを固着することができる。
図3に概念的に示すように、発泡樹脂シート51の下面には接着剤層52が積層されている。そして、発泡樹脂シート51は接着剤層52と共に、天板17(図1参照)と略同一の四角形にカットされて、全体が天板17内に収まるように配置され、接着剤層52により、自己粘着性の粘着力(以下、「自己粘着力」という)より強い強度で天板17に固着されている。
また、発泡樹脂シート51の厚さは、例えば、0.03〜1.5[mm]であることが好ましく、0.04〜0.75[mm]であることがより好ましく、0.05〜0.5[mm]であることが更に好ましい。接着剤層52の厚さは、例えば、0.01〜0.5[mm]であることが好ましく、0.015〜0.25[mm]であることがより好ましく、0.02〜0.2[mm]であることが更に好ましい。発泡樹脂シート51と接着剤層52とを合わせた厚さ(後述する複合シート60)は、0.04〜2[mm]であることが好ましく、0.055〜1[mm]であることがより好ましく、0.07〜0.7[mm]であることが更に好ましい。フロアパネル10の上面から発泡樹脂シート51の上面までの段差の高さは、2[mm]以下、になっている。これにより、フロアパネル10の上面において、複合シート60の有無による段差が小さくなり、カーペット94の上を歩いた際の違和感を小さくすることが可能となる。なお、複合シート60の厚さは、1[mm]以下とすることが好ましく、0.7[mm]以下とすることがより好ましい。
発泡樹脂シート51の組成等の詳細は以下の通りである。即ち、発泡樹脂シート51は、例えば、エマルジョンと、起泡剤と、粘着付与剤とを含むエマルジョン組成物の発泡体であり、例えば半連続気泡構造をなしている。半連続気泡構造とは、連続気泡構造に比べて、隣り合う気泡同士の気孔が小さく、JIS L1096 A法記載のフラジール型通気性試験機での測定値が、2[ml/cm/s]以上、80[ml/cm/s]未満である構造のことをいう。
発泡樹脂シート51の断面の気泡の平均セル径の上限及び下限は、特に限定されないが、平均セル径の上限として、例えば100[μm]以下とすることができ、50[μm]以下が好ましい。また、平均セル径の下限としては、例えば0.1[μm]以上とすることができ、10[μm]以上が好ましい。気泡の平均セル径がかかる範囲にある場合には、発泡樹脂シート51の吸着面積及び粘着面積を広くすることが可能となり、粘着強度、粘着保持力を高くすることができる。
発泡樹脂シート51の見掛けの密度は、特に限定されないが、例えば300〜800[kg/m]とすることができ、400〜600[kg/m]が好ましい。見掛けの密度がかかる範囲にあることで、薄いシート状でありながら高い粘着強度、粘着保持力、層間剥離強度を有し、かつ柔軟性をも兼ね備える発泡樹脂シート51を得ることができる。ここで、層間剥離強度とは、発泡体をT字剥離した場合における引き裂き時の応力のことをいう。なお、見掛けの密度は、JIS K7222:2005『発泡プラスチック及びゴム−見掛け密度の求め方』に基づいて測定される。
上記エマルジョンは、ガラス転移温度が−35〜−25℃であるという特徴を有する。エマルジョンとしては、アクリルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、エチレン酢酸ビニルエマルジョン、塩化ビニルエマルジョン、エポキシエマルジョン等が挙げられる。これらは、単独で、または、複数を組み合わせて用いることができる。これらのうち、粘着強度、軽量性、断熱性に優れたアクリルエマルジョンが含まれることが好ましい。また、アクリルエマルジョンとエチレン酢酸ビニルエマルジョンとを組み合わせることで、薄いシート状でありながら、優れた粘着強度、粘着保持力、層間剥離強度を有し、かつ柔軟性をも兼ね備える発泡樹脂シート51を得ることができるので、より好ましい。
また、起泡剤としては、例えば、カゼイン、にかわ、アルブミン等の動物蛋白系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン系界面活性剤を挙げることができる。これらは、単独で、または複数を組み合わせて用いることができる。これらのうち、起泡剤には、低発泡性のアニオン系界面活性剤が含まれることが好ましく、気泡を微細かつ均一化させるためアニオン系界面活性剤と両性界面活性剤とが含まれることがより好ましい。
さらに、粘着付与剤としては、例えばロジン系樹脂を用いることができる。ロジン系樹脂は、エマルジョンとの相溶性が良好で、特にアクリルエマルジョンやエチレン酢酸ビニルエマルジョンとの相溶性が良好であるため好ましい。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂の他に、テルペン系樹脂等の天然樹脂や、石油樹脂、水素添加(以下、水添)石油油脂、スチレン系樹脂、クマロン−インデン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等の合成樹脂等を用いることができる。ロジン系樹脂としては、例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン等のロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン等の変性ロジン、これらロジンや変性ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリスリトールエステル等のロジンエステル等が挙げられる。テルペン系樹脂としては、例えば、α−ピネン、β−ピネン、ジペンテン等を主成分とするテルペン樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられる。(水添)石油樹脂としては、例えば、(水添)脂肪族系(C5系)石油樹脂、(水添)芳香族系(C9系)石油樹脂、(水添)共重合系(C5/C9系)石油樹脂、(水添)ジシクロペンタジエン系石油樹脂、脂環式飽和炭化水素樹脂等が挙げられる。スチレン系樹脂としては、例えば、ポリαメチルスチレン、αメチルスチレン/スチレン共重合体、スチレン系モノマー/脂肪族系モノマー共重合体、スチレン系モノマー/αメチルスチレン/脂肪族系モノマー共重合体、スチレン系モノマー共重合体、スチレン系モノマー/スチレン系モノマー以外の芳香族系モノマー共重合体等が挙げられる。
粘着付与剤の配合量は、全エマルジョンの配合量を100質量部とした場合に、3〜40質量部とすることができ、5〜40質量部が好ましく、5〜30質量部がより好ましい。粘着付与剤の配合量が上記範囲にある場合には、優れた粘着強度、粘着保持力、層間剥離強度を有し、かつ柔軟性をも兼ね備える発泡樹脂シート51を得ることができる。
発泡樹脂シート51を構成するエマルジョン組成物には、上記した原料の他に、気泡安定剤、整泡剤、架橋剤(硬化剤)、触媒、酸化防止剤、紫外線吸収剤、増粘剤、可塑剤、抗菌剤、着色剤等が、発泡樹脂シート51の粘着性を阻害しない限りにおいて含まれていてよい。例えば、脂肪族イソシアネートからなる架橋剤を用いることで、発泡樹脂シート51の層間剥離強度を向上させることができる。架橋剤としては、脂肪族イソシアネートを含むイソシアネート系の他に、エポキシ系、メラミン系、カルボジイミド系、オキサゾリン系等が挙げられ、これらを単独、または複数を組み合わせて用いることができる。発泡樹脂シート51の粘着強度、層間剥離強度の観点からは、架橋剤は、イソシアネート系及び/またはエポキシ系であることが好ましい。
なお、発泡樹脂シート51は、半連続気泡構造でなくてもよく、独立気泡構造或いは連続気泡構造であってもよい。また、これらの構造が単独であってもよいし、組み合わされていてもよい。粘着強度、粘着保持力の観点からは、発泡樹脂シート51は、半連続気泡構造であることがより好ましい。
ここで、本実施形態における発泡樹脂シート51の具体的な構成を例示する。発泡樹脂シート51の原料として、(A)アクリルエマルジョン(固形分濃度54%、ガラス転移温度−20℃、粘度15,000mPa・s)及びエチレン酢酸ビニルエマルジョンとしてS−3950(固形分濃度60%、ガラス転移温度−60℃、粘度3,000mPa・s)からなるエマルジョン主剤(混合されたエマルジョン主剤のガラス転移温度−30℃)、(B)ロジン系粘着付与剤(軟化温度160℃)、(C)アニオン系起泡剤1(アルキルスルホコハク酸ナトリウム、pH9.4、固形分30%)、(D)アニオン系起泡剤2(アルキルベタイン、脂肪酸アルカミノールアミド、ジエタノールアミン、アニオン系界面活性剤混合系を含む、pH7、固形分40%)、(E)両性起泡剤(アルキルベタイン、pH10、固形分40%)(F)架橋剤(官能基数3.5のHDIイソシアヌレート、固形分100%)を用いることができる。
(A)のエマルジョン全量を基準(固形分量及び被固形分量の合計を100重量部とする)として、各60(アクリルエマルジョン):40(エチレン酢酸ビニルエマルジョン)重量部に対し、5重量部の(B)、3重量部の(C)、3重量部の(D)、1重量部の(E)、2重量部の(F)を混合してエマルジョン組成物とする。このエマルジョン組成物を、後述する製造方法で発泡、硬化させると、厚み0.1[mm]、見掛けの密度500[kg/m]、内部気泡の平均セル径30[μm]の発泡樹脂シート51を得ることができる。
接着剤層52は、発泡樹脂シート51を、自己粘着力より強い強度でフロアパネル10の天板17に固着するものであれば、特に限定はされない。具体的には、接着剤層52は、ウレタンプレポリマーと、光反応性官能基を有する樹脂と、チオール基を有するポリチオールと、粘着付与剤とからなる組成物を原料とする粘着剤で構成されることが好ましい。接着剤層52に使用される粘着付与剤としては、発泡樹脂シート51に使用される粘着付与剤として前述した原料を用いることができ、例えば、ロジン系樹脂を用いることが好ましい。これにより、フロアパネル10が例えば、極性の小さいポリプロピレン樹脂であっても、接着剤層52をフロアパネル10に強固に固着することができると共に、極性の大きいアクリルエマルジョン等からなる発泡樹脂シート51とも強固に固着することができる。ここで、発泡樹脂シート51に含まれる粘着付与剤と接着剤層52に含まれる粘着付与剤とを、例えば同じロジン系樹脂とすることで、発泡樹脂シート51と接着剤層52との密着性をより向上させることができる。
図3に示すように、未使用のフロアパネル10の発泡樹脂シート51の上面には、離型シート53が重ねられている。離型シート53は、例えば紙からなる基材の表面に、剥離層が形成されてなる。離型シート53の基材としては、紙に限定されず、例えばPETフィルムやOPPフィルム等の樹脂フィルムを用いることができる。また、剥離層としては、例えばジメチルシロキサン等のシリコーン化合物からなる公知の剥離剤を用いることができる。
図5に示すように、離型シート53は、フロアパネル10の4つの天板17の全体を丁度覆うことが可能な正方形より僅かに大きな正方形をなし、4つの発泡樹脂シート51に跨がって貼り付いている。また、離型シート53の外縁部は、発泡樹脂シート51及び天板17より側方に張り出しているので、その張り出し部分を特許請求の範囲の「把持部」として利用して把持することで離型シート53を容易に剥がすことができる。
なお、離型シート53の外縁部から突片状に張り出す把持部を設ければ、把持が容易になる。また、把持部に貫通孔を設ければ指先の滑り止めが図られると共に、把持部の貫通孔に紐等を通して使用済みの複数の離型シート53を纏めることができる。
図4に示すように、離型シート53の中心部には、フロアパネル10を製造する際に使用される位置決め孔57が形成されている。位置決め孔57は、例えば、丸孔57Aから四方にスリット57Bが延びた形状をなし、各スリット57Bは、フロアパネル10の縦方向又は横方向に延びている。
本実施形態のフロアパネル10の構成に関する説明は以上である。次に、フロアパネル10の製造方法について説明する。
発泡樹脂シート51は、フロアパネル10に貼り付けられる前に、前述のエマルジョン組成物から以下のようにして製造される。即ち、前述のエマルジョン組成物は、各原料を所定量混合、攪拌されることで、調整される。その後、発泡用の気体を添加し、十分に混合させてエマルジョン組成物中に気泡が多数存在する状態(発泡エマルジョン組成物)とする。そして、その発泡エマルジョン組成物が、ドクターナイフ、ドクターロール等の公知の手段により、離型シート53上に塗布されて硬化し、発泡樹脂シート51になる。これにより、発泡樹脂シート51の上面に離型シート53が重なった構造の第1シート61が製造される。本実施形態の発泡樹脂シート51は、粘着付与剤として、ロジン系粘着付与剤が配合されており、その厚みは、0.1[mm]である。
また、第1シート61に貼り合わされる第2シート62が以下のようにして製造される。即ち、接着剤層52の原料組成物(例えば、ウレタンプレポリマー、光反応性官能基を有する樹脂、ポリチオール及び粘着付与剤)が混合されて流動状態にされ、前述のドクターナイフ等により、第1シート61の離型シート53とは別の離型シート63上に塗布され、特定の波長の光を照射することで接着剤層52が形成される。これにより接着剤層52の下面に離型シート63が重なった構造の第2シート62が製造される。本実施形態の接着剤層52は、粘着付与剤として、ロジン系粘着付与剤が配合されており、その厚みは、0.1[mm]である。
次いで、第1シート61と第2シート62とが、離型シート53,63に覆われていない面同士を貼り合わされ、発泡樹脂シート51の下面に接着剤層52が積層された複合シート60が、両面を離型シート53,63に覆われた状態で製造される。つまり、両面離型シート付き複合シート60が製造される。なお、以下の説明で、離型シート53,63を区別するために、発泡樹脂シート51側の離型シート53を「第1離型シート53」といい、接着剤層52側の離型シート63を「第2離型シート63」ということとする。本実施形態の複合シート60の厚みは、0.2[mm]である。
両面離型シート付き複合シート60は、フロアパネル10の4つの天板17の全体を覆う正方形より僅かに大きな正方形の複数のカットシートに裁断されると共に、カットシートの中心部に、前述の位置決め孔57が打ち抜き加工される。カットシートが、フロアパネル10の各天板17の輪郭線に対応する線に沿って、第2離型シート63から発泡樹脂シート51までハーフカットされて、4つの四角形の切れ込みが形成される。そして、カットシートのうち四角形の各切れ込みの内側部分を残して、第1離型シート53から、発泡樹脂シート51が接着剤層52及び第2離型シート63と共に剥がされて廃棄される。これにより、第1離型シート53の下面に4つの四角形の発泡樹脂シート51が飛島状に貼り付いたカットシートが完成する。
発泡樹脂シート51が貼り付けられる前のフロアパネル10は、一般的な樹脂の射出成形機によって製造される。そして、フロアパネル10の中心の脚部12に図6に示した位置決め治具80が装着される。位置決め治具80は、上下方向に延びる円柱部80Aの下端部に4つの縦溝80Cと、4つの位置決めリブ80Bとを、周方向に交互に並べて備えた構造をなしている。また、各位置決めリブ80Bの上端部は傾斜し、図示しないが円柱部80Aの上端部はテーパー形状になっている。そして、4つの縦溝80Cにフロアパネル10の中心の脚部12内の4つの補強リブ12Lの先端が係合して、位置決め治具80がフロアパネル10に対して三次元的に位置決めされる。
前述のカットシートは、位置決め孔57に位置決め治具80を挿入させてフロアパネル10の上面に重ねられる。すると、位置決め治具80の複数の位置決めリブ80Bが位置決め孔57の複数のスリット57Bに係合することで、カットシートがフロアパネル10の上面に対して二次元的に位置決めされ、カットシートの4つの発泡樹脂シート51が、フロアパネル10の4つの天板17の上面に重ねられる。その際、予めカットシートの第2離型シート63が剥がされていて、各発泡樹脂シート51が接着剤層52によって天板17の上面に固着される。そして、位置決め治具80がフロアパネル10から引き抜かれる。以上により、4つの発泡樹脂シート51が上面に固着され、発泡樹脂シート51の上面に第1離型シート53を有するフロアパネル10が完成する。
このように本実施形態のフロアパネル10の製造方法では、発泡樹脂シート51の下面に接着剤層52を積層してなる複合シート60を、フロアパネル10の天板17に収まる大きさにカットし、かつ上面を第1離型シート53で覆われた状態にしておいて、天板17に貼り付けるので、フロアパネル10に対する発泡樹脂シート51の貼り付け工程が容易になる。また、複合シート60は、第1離型シート53の上面に発泡樹脂を塗布して発泡樹脂シート51が形成された第1シート61と、第2離型シート63の上面に接着剤を塗布して接着剤層52が形成された第2シート62とを貼り合わせて両面離型シート付きの複合シート60にしてから天板17の大きさにカットするので、複合シート60の取り扱い及び管理が容易になる。さらには、両面離型シート付きの複合シート60を、天板17より大きくカットすると共に、第1離型シート53以外をフロアパネル10の天板17に収まる大きさにハーフカットして第2離型シート63を剥がして天板17に重ねるので、第1離型シート53の外縁部が、フロアパネル10に固着された発泡樹脂シート51より側方に張り出した把持部となり、発泡樹脂シート51から第1離型シート53を剥がす作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態の製造方法では、カットシートは、天板17に重なる部分以外の発泡樹脂シート51が第1離型シート53から除去されたものが用意されてフロアパネル10の上面に重ねられるが、第1離型シート53の下面全体に発泡樹脂シート51が残され、かつ第2離型シート63のうち天板17に対応する四角形の切れ込みの内側部分だけが剥がされたものを、フロアパネル10の上面に貼り付けてもよい。
次に、フロアパネル10の施工方法について説明する。未使用のフロアパネル10は、第1離型シート53が貼付された状態で施工現場に搬入されて、図5に示すように部屋の床面90上に縦横に並べられる。その際、フロアパネル10のうち位置決め突部18を有する2辺が一定方向を向くようにフロアパネル10の向きを揃えて並べることで、隣合うフロアパネル10の間で位置決め突部18と位置決め凹部19とが凹凸係合して互いに位置決めされ、複数のフロアパネル10を縦横の両方向で真っ直ぐ並べることができる。なお、部屋の壁際でフロアパネル10が収まらないときには、フロアパネル10の一部を切断すればよい。
床面90の全体に複数のフロアパネル10が並べられてフリーアクセスフロア93が形成されたらフリーアクセスフロア93の下方に配線・配管91が通される。その際、フロアパネル10を上下に貫通するパネル貫通孔15を通してフロアパネル10の上から配管・配線を目視確認することができる。また、この段階まで、フロアパネル10の発泡樹脂シート51が第1離型シート53で覆われた状態にすることで、フリーアクセスフロア93の上で作業しても発泡樹脂シート51が作業者に粘着することはなく、また、作業者が発泡樹脂シート51を踏むことにより汚すことなく、作業を容易に行うことができる。
次いで、フリーアクセスフロア93の上にタイルカーペット94が敷設される。その際、タイルカーペット94が敷設される部分から順次、第1離型シート53が剥がされる。また、例えば、柱等を避けるようにタイルカーペット94の一部を切除する必要がある場合には、タイルカーペット94の一部を切除して柱等に対する位置合わせを確認した後に第1離型シート53を剥がすことで、位置合わせの確認作業を容易に行うことができる。また、剥がされた第1離型シート53は、例えば位置決め孔57に紐を通して集めれば使用済みの第1離型シート53の回収作業を容易に行うことができる。
以上によりフロアパネル10の施工作業が完了する。上述したように本実施形態のフロアパネル10は、タイルカーペット94の下面に粘着する発泡樹脂シート51が上面に固着されているので、フリーアクセスフロア93の施工現場での接着剤の塗布や溶媒の揮発を待つ時間が不要になり、カーペット貼付作業の作業効率が向上する。そして、発泡樹脂シート51がタイルカーペット94に粘着することで、タイルカーペット94のずれや捲れが防がれる。
ここで、本実施形態のフロアパネル10では、発泡樹脂シート51がフロアパネル10上の複数位置に分散しているので、複数の発泡樹脂シート51によるタイルカーペット94の支持が分散し、タイルカーペット94が安定すると共に、フロアパネル10の上面での発泡樹脂シート51の段差の影響が抑えられる。仮に、発泡樹脂シート51が段差分だけタイルカーペット94の下面に食い込んだとしても、本実施形態におけるフロアパネル10の上面と発泡樹脂シート51の上面との段差は0.2[mm]であり、タイルカーペット94で吸収されてタイルカーペット94上で違和感を覚えることはない。
また、発泡樹脂シート51は、吸盤効果及び発泡樹脂シート51に含まれる粘着付与剤により、発泡樹脂シート51自体の自己粘着によってタイルカーペット94の下面に吸着及び粘着しているので、例えば、タイルカーペット94の一端を把持して若干湾曲させるようにして捲れば、発泡樹脂シート51とタイルカーペット94との間に徐々に空気が入り込んで吸盤効果や自己粘着性が失われて、タイルカーペット94を発泡樹脂シート51から容易かつ綺麗に剥がすことができる。また、発泡樹脂シート51は、フロアパネル10に対しては接着剤層52によって自己粘着力より強い強度で固着されているので、フロアパネル10から発泡樹脂シート51が剥がれることはない。これらにより、タイルカーペット94を剥がした後も、発泡樹脂シート51を繰返し使用することができ、例えば消耗したタイルカーペット94の交換やレイアウト変更等を容易に行うことができる。
また、発泡樹脂シート51は、フロアパネル10の上面のうちパネル貫通孔15を避けた天板17上に配置されているので、フロアパネル10の上方からその下方の配線・配管の状態をパネル貫通孔15を通して、発泡樹脂シート51に邪魔されずに、上方から確認することができる。しかも、フロアパネル10の全体を縦横に横切る梁部11の網目がパネル貫通孔15になっているので、フロアパネル10の下方の広範囲で配線・配管91を目視確認することができる。
[他の実施形態]
(1)前記実施形態のフロアパネル10の離型シート53に代えて、例えば、図7に示すように、フロアパネル10の上面と略同一の大きさの離型シート53Vを使用してもよい。そして、離型シート53Vの四隅に円形の位置決め孔55を設けた構成とすれば、フロアパネル10の任意の1辺の両端部の1対の脚部12に、図示しない1対の位置決めピンを装着してそれらを1対の位置決め孔55に挿入することで、離型シート53Vをフロアパネル10の上面に対して位置決めすることができる。この場合、離型シート53Vの下面の複合シート60をフロアパネル10の上面に貼り付ける際には、例えば、複合シート60のうち1対の位置決め孔55を結ぶ線に最も近い縁部をフロアパネル10上で加圧し、その加圧位置を一方向に移動して接着剤層52を天板17に徐々に重ねていけばよい。そうすれば、発泡樹脂シート51とフロアパネル10の天板17との間に空気が閉じ込められる不具合が防がれる。また、この場合、離型シート53Vの角部を把持部として利用すれば、位置決め孔55によって把持する指先が滑らなくなる。
(2)前記実施形態のフロアパネル10では、上面から発泡樹脂シート51が突出していたが、例えば、フロアパネル10の上面に凹部を設け、その凹部内に発泡樹脂シート51を配置して、フロアパネル10の上面と発泡樹脂シート51の上面とが面一になるようにしてもよい。
(3)前記実施形態では、フロアパネル10の上面に複合シート60を貼り付ける際に、フロアパネル10に装着した位置決め治具80を離型シート53の位置決め孔57に挿入していたが、例えば、フロアパネル10の一角部の両側のパネル貫通孔15に位置決め治具を装着しておき、離型シート53のうち一角部を挟んだ両辺を位置決め治具に突き当てて位置決めを行ってもよい。或いは、平板を直交させた位置決め治具を作業台の上面から起立させておき、フロアパネル10の一角部を挟んだ両辺と、離型シート53の一角部を挟んだ両辺とを位置決め治具に突き当てて位置決めを行ってもよい。
(4)前記実施形態では、天板17がシート固着領域に設定され、発泡樹脂シート51はパネル貫通孔15を覆わない構造になっていたが、パネル貫通孔15を通してフロアパネル10の下方の配線・配管91を視認可能であれば、シート固着領域は任意の位置や形状に設定され、発泡樹脂シート51によってパネル貫通孔15の一部が覆われていてもよい。さらに、離型シート53を発泡樹脂シート51から剥がしたときにパネル貫通孔15を通してフロアパネル10の下方の配線・配管91を視認可能であれば、上記変形例(1)のように、離型シート53Vによってパネル貫通孔15の全体が覆われていてもよい。
(5)前記実施形態では、フロアパネル10は天板17を備えていたが、フロアパネル10は、天板17を備えずパネル貫通孔15が上面全体に形成されていてもよい。例えば、フロアパネル10は、パネル貫通孔15を囲んでいる複数のリブの上面が面一になっていてもよいし、リブを備えず複数のパネル貫通孔15が穿孔された平板状であってもよい。或いは、フロアパネル10は、天板17の内側にもパネル貫通孔15が備えられていてもよい。いずれも、パネル貫通孔15を通してフロアパネル10の下方の配線・配管91を視認可能であれば、発泡樹脂シート51によってパネル貫通孔15の一部が覆われていてもよい。
10 フリーアクセスフロアパネル(フロアパネル)
11 梁部
11A 第1リブ
11B 第2リブ
12 脚部
15 パネル貫通孔
17 天板
51 発泡樹脂シート
52 接着剤層
53 第1離型シート
55,57 位置決め孔
60 複合シート
61 第1シート
62 第2シート
63 第2離型シート
80 位置決め治具
91 配線・配管
93 フリーアクセスフロア
94 タイルカーペット

Claims (17)

  1. 下方に配置される配線・配管を上方から視認可能とするためのパネル貫通孔を備えるフリーアクセスフロアパネルにおいて、
    タイルカーペットの下面に剥離可能に粘着する発泡樹脂シートが、前記フリーアクセスフロアパネルの上面の一部に重ねられて固着され、前記フリーアクセスフロアパネルの上面のうち前記発泡樹脂シートが重ねられていない部分に、前記パネル貫通孔が開口しているフリーアクセスフロアパネル。
  2. 前記発泡樹脂シートは、自己粘着性を有する請求項1に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  3. 前記発泡樹脂シートは、前記発泡樹脂シートの原料に含まれる粘着付与剤により、前記自己粘着性を有する請求項2に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  4. 前記フリーアクセスフロアパネルの上面から前記発泡樹脂シートの上面までの段差は、2[mm]以下、である請求項1から3の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  5. 前記発泡樹脂シートの上面に、離型シートが重ねられている請求項1から4の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  6. 前記発泡樹脂シートは、前記フリーアクセスフロアパネルの上面に複数分散して固着され、
    前記離型シートは、前記複数の発泡樹脂シートの上面に跨がって重ねられている請求項5に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  7. 前記離型シートは、前記発泡樹脂シートから側方に張り出す把持部を有する請求項5又は6に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  8. 前記把持部に貫通孔が形成されている請求項7に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  9. 前記発泡樹脂シートが重ねられて固着される天板と、
    前記天板の上面と面一な上面を有し、互いに交差する複数のリブとが備えられ、
    前記複数のリブ同士の間の空間が前記パネル貫通孔になっている請求項6から8の何れか1に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  10. 3行以上、3列以上に並べられてフリーアクセスフロアパネルの下面から垂下する複数の脚部と、
    前記複数の脚部が並ぶ行方向又は列方向で、隣合う前記脚部の上端部同士の間を連絡するメッシュ構造の梁部と、
    前記梁部に包囲された4つ以上の複数の前記天板とが備えられ、
    前記梁部の網目が前記パネル貫通孔をなし、
    前記発泡樹脂シートは、前記複数の天板の全てに貼り付けられている請求項9に記載のフリーアクセスフロアパネル。
  11. 下方に配置される配線・配管を上方から視認可能とするためのパネル貫通孔を備えるフリーアクセスフロアパネルの製造方法において、
    前記フリーアクセスフロアパネルの上面の一部にシート固着領域が設定され、
    タイルカーペットの下面に剥離可能に粘着させることが可能な発泡樹脂シートの下面に接着剤層を積層してなる複合シートが、前記シート固着領域に収まる大きさにカットされ、かつ上面を第1離型シートで覆われた状態にしておいて、前記シート固着領域に前記接着剤層が重ねられて前記複合シートが固着され、
    前記フリーアクセスフロアパネルの上面のうち前記複合シートが重ねられていない部分に、前記パネル貫通孔が開口しているフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  12. 前記第1離型シートの上面に流動状態の発泡樹脂が塗布されて前記発泡樹脂シートが形成された第1シートの下面に、第2離型シートの上面に接着剤が塗布されて前記接着剤層が形成された第2シートが貼り合わされて、前記第1離型シートと前記第2離型シートとに挟まれた両面離型シート付きの前記複合シートが形成され、
    前記第2離型シートが剥がされて、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項11に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  13. 前記両面離型シート付きの前記複合シートの全体が、前記シート固着領域より大きくカットされると共に、前記第1離型シート以外が、前記シート固着領域に収まる大きさにハーフカットされ、前記シート固着領域に収まる大きさの前記第2離型シートが剥がされて、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項12に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  14. 前記フリーアクセスフロアパネルの上面に、複数の前記シート固着領域が分散して設けられ、前記複数のシート固着領域に固着される複数の前記発泡樹脂シートが共通の前記第1離型シートに張り付いた状態に、前記両面離型シート付きの前記複合シートがハーフカットされる請求項13に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  15. 前記複合シートの一部が前記フリーアクセスフロアパネル上で加圧され、その加圧位置が一方向に移動されて、前記接着剤層が前記シート固着領域に徐々に重ねられる請求項11から14の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  16. 前記第1離型シートに位置決め孔が設けられ、前記位置決め孔を利用して、前記フリーアクセスフロアの上面に対して前記複合シートが位置決め治具にて二次元的に位置決めされた状態で、前記接着剤層が前記シート固着領域に重ねられる請求項11から15の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルの製造方法。
  17. 請求項1から10の何れか1の請求項に記載のフリーアクセスフロアパネルは、前記発泡樹脂シートが離型シートで覆われた状態で、複数行、複数列に並べられてフリーアクセスフロアが形成され、前記複数のフリーアクセスフロアパネルの下方の空間に配線又は配管が配置された後に、前記離型シートが剥離されてタイルカーペットが敷設されるフリーアクセスフロアパネルの施工方法。
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