JP2021135186A - 電流センサ - Google Patents

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健 奥山
Takeshi Okuyama
健 奥山
亮利 藤森
Akitoshi Fujimori
亮利 藤森
尚樹 二口
Naoki Futakuchi
尚樹 二口
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Abstract

【課題】磁性体材料からなる磁性体コアを備えた電流センサであって、磁性体コアの残留磁化による電流の計測精度の低下を抑えることのできる電流センサを提供する。【解決手段】本発明の一態様において、所定の方向に延伸し、前記所定の方向に電流が流れる導電体10と、導電体10を流れる電流により生じる磁場を検知する検知素子11と、導電体10と検知素子11を前記検知素子の感磁方向の両側から挟み込む2枚の板状の磁性体121、122を有し、前記磁場を集磁する磁性体コア12と、を備えた、電流センサ1を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、電流センサに関する。
従来、所定の方向に延伸し、その方向に電流を流す導電部と、導電部に流れる電流によって生じる磁場を検出する検出部と、導電部および前記検出部を囲う強磁性体材料からなるシールドとを備えた電流センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の電流センサにおけるシールドは、導電部に対向する底部と、導電部および検出部を間に挟んで底部から延伸する2つの側部とを有し、導電部および検出部に外部から入力する磁場を遮蔽して、検出部に対する外乱の影響を低減させる。
特開2017−181415号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるような電流センサにおいては、シールドにより外部の磁場の影響を抑えることができるものの、導電部に流れる電流により生じた磁場がシールドに印加されると残留磁化が生じるため、そのシールドの残留磁化により生じる磁場の影響により、電流の計測精度が低下するという問題がある。
したがって、本発明の目的は、磁性体材料からなる磁性体コアを備えた電流センサであって、磁性体コアの残留磁化による電流の計測精度の低下を抑えることのできる電流センサを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、所定の方向に延伸し、前記所定の方向に電流が流れる導電体と、前記導電体を流れる電流により生じる磁場を検知する検知素子と、前記導電体と前記検知素子を前記検知素子の感磁方向の両側から挟み込む2枚の板状の磁性体を有し、前記磁場を集磁する磁性体コアと、を備えた、電流センサを提供する。
本発明によれば、磁性体材料からなる磁性体コアを備えた電流センサであって、磁性体コアの残留磁化による電流の計測精度の低下を抑えることのできる電流センサを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電流センサの斜視図である。 図2は、図1に記載の切断線A−Aで切断された電流センサの垂直断面図である。 図3は、図2に示される電流センサの垂直断面図に、磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の磁束密度のベクトルを加えた図である。 図4は、比較例としての、1枚の湾曲した板状の磁性体からなる磁性体コアを有する電流センサの垂直断面図に、磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の磁束密度のベクトルを加えた図である。 図5は、図3に示される本実施の形態に係る電流センサと、図4に示される比較例に係る電流センサにおける、磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の磁束密度分布の例を示すグラフである。 図6(a)、(b)は、本発明の実施の形態に係る電流センサの変形例の垂直断面図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る電流センサの変形例の垂直断面図である。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る電流センサ1の斜視図である。図2は、図1に記載の切断線A−Aで切断された電流センサ1の垂直断面図である。
電流センサ1は、所定の方向Xに延伸し、所定の方向Xに電流が流れる電流測定部101を有するバスバー10と、電流測定部101を流れる電流により生じる磁場を検知する検知素子11と、バスバー10の電流測定部101と検知素子11を両側から挟み込む2枚の板状の磁性体121、122を有し、上記の磁場を集磁する磁性体コア12とを備える。
電流センサ1は、検知素子11が検知する電流測定部101を流れる電流により生じる磁場の大きさに基づいて、バスバー10を流れる電流の大きさを測定することができる。
バスバー10は、例えば、インバータ装置、電動モータ、電池セルなどの端子に接続される平板状の配線部材であり、図2に示されるように、方向Xに垂直な電流測定部101の断面の形状は長方形である。
バスバー10の代わりに、所定の方向Xに電流が流れるバスバー10以外の導電体を用いてもよい。この場合、方向Xに垂直な電流測定部の断面の形状は、バスバー10の電流測定部101と同様に長方形であってもよいし、他の形状であってもよい。
検知素子11は、上述のように、電流測定部101を流れる電流により生じる磁場を検知する素子である。このため、検知素子11は、電流測定部101を流れる電流により電流測定部101の周りに形成される磁場が通過する位置、すなわち電流測定部101に対向する位置に設置される。検知素子11は、磁場を感知する感磁部を有し、その感磁部の感磁方向は、水平方向(図1、2に示されるZ方向に平行な方向)である。図1、2に示されるように電流測定部101が平板状である場合は、電流測定部101の幅方向はZ方向に平行であるため、検知素子11の(感磁部の)感磁方向は、電流測定部101の幅方向に平行である。
検知素子11は、例えば、GMR素子等の磁気抵抗効果素子から構成される感磁部を有し、電流センサ1は、検知素子11の感磁部が印加された磁場の大きさに応じて出力する電圧に基づいて、バスバー10に流れる電流値を取得する。
磁性体コア12は、電流測定部101を流れる電流により生じる磁場を集磁して検知素子11を通過する磁束密度を大きくする機能を有する。磁性体コア12は、例えば、ケイ素鋼板などの軟磁性体からなる。
図1、2に示されるように、磁性体121と磁性体122は、バスバー10の電流測定部101と検知素子11をZ方向に平行な検知素子11の感磁方向の両側から挟み込む。
磁性体コア12は、例えば、スリット123により2枚の磁性体121、122に分離された、湾曲した板状の磁性体である。この場合、磁性体121と磁性体122は、1枚の湾曲した板状の磁性体を分割することにより形成され、通常、スリット123を構成する磁性体121の端面121aと磁性体122の端面122aが互いに対向する。
図1、2に示される磁性体コア12は、例えば、板状の底部とその両側に連続する板状の側部からなる、断面がU字型の1枚の湾曲した板状の磁性体の底部を分割することにより形成される。図1、2に示される磁性体121と磁性体122の下側の端部近傍は、1枚の湾曲した板状の磁性体の底部の一部であるため、互いの方向を向くように湾曲している。ここで、磁性体121と磁性体122の湾曲した部分をそれぞれ湾曲部121c、湾曲部122cとする。
なお、磁性体121と磁性体122における湾曲部121c、122cの上側の平面部分の傾斜角度が小さくなる(水平に近くなる)ほど磁気飽和しやすくなり、電流センサ1により検知できる電流の最大値が小さくなる。
図3は、図2に示される電流センサ1の垂直断面図に、磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の磁束密度のベクトルを加えた図である。図3は、バスバー10に電流を流して磁性体コア12に磁場を加えた後の、バスバー10に電流を流していない状態を示している。すなわち、図3にはバスバー10に流れる電流による磁場は示されていない。
電流センサ1においては、磁性体121の上側の端面121b近傍と磁性体122の上側の端面122b近傍の間の残留磁化によって生じる磁場は磁性体122から磁性体121へ向かい、磁性体121の下側の端面121a近傍と磁性体122の下側の端面122a近傍の間の残留磁化によって生じる磁場は磁性体121から磁性体122へ向かう(バスバー10を流れる電流の方向を逆にするとこれらの磁場の向きは逆になる)。
そのため、磁性体121と磁性体122の間の空間において、磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体121から磁性体122へ向かう磁場と磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体122から磁性体121へ向かう磁場が打ち消し合って磁場の大きさが低減される。これによって、磁性体コア12の残留磁化に起因する電流の計測精度の低下を抑えることができる。
磁性体コア12の残留磁化に起因する電流の計測精度の低下をより効果的に抑えるためには、磁性体121と磁性体122の間の空間における、磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の大きさ(強度の絶対値)が最小になる点(以下、点Pとする)に重なるように検知素子11を設置することが好ましい。
さらに、磁性体121と磁性体122の間の空間に、磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体121から磁性体122へ向かう磁場と磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体122から磁性体121へ向かう磁場が打ち消し合って、磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁場の大きさがゼロになる点が存在すること、すなわち点Pにおける磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の大きさがゼロであることが好ましい。
点Pにおける磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の大きさがゼロである場合、点Pに重なるように検知素子11を設置することにより、磁性体コア12の残留磁化による電流の計測精度の低下を最小限に抑えることができる。
例えば、磁性体121と磁性体122が面対称の関係にあり、その対称面に関して電流測定部101が面対称性を有する場合、その対称面上に磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁場の大きさがゼロになる点Pが存在し得る。
図3に示される例では、磁性体121と磁性体122が対称面πに関して面対称の関係にあり、電流測定部101が対称面πに関して面対称性を有するため、磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁場の大きさがゼロになる点Pが対称面π上に存在する。図3中の点線の矢印は、点P近傍を通って点P近傍で打ち消し合う磁性体121から磁性体122へ向かう磁場と磁性体122から磁性体121へ向かう磁場を大まかに示したものである。そして、点Pに重なるように検知素子11が設置されているため、磁性体コア12の残留磁化に起因する電流の計測精度の低下が最小限に抑えられている。
図4は、比較例としての、1枚の湾曲した板状の磁性体からなる磁性体コア52を有する電流センサ5の垂直断面図に、磁性体コア52の残留磁化により生じる磁場の磁束密度のベクトルを加えた図である。磁性体コア52は、スリット123を含まない磁性体コア12の形状に相当する形状を有し、電流測定部101の下面に対向する板状の底部523と、その両側に連続する板状の側部521、522から構成される。
図4に示されるように、電流センサ5においては、磁性体コア52の側部521と側部522の間の空間の全領域において、磁性体コア52の残留磁化により生じる磁場は側部522から側部521へ向かう。このため、残留磁化により生じる磁場が打ち消し合って低減することはほとんどなく(少なくとも水平方向(図1〜3のZ方向に平行な方向)のベクトルが打ち消し合って低減することはない)、電流センサ5においては、電流センサ1と比較して、検知素子11が残留磁化により生じる磁場から受ける影響が大きくなる。
図5は、図3に示される本実施の形態に係る電流センサ1と、図4に示される比較例に係る電流センサ5における、磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の磁束密度分布の例を示すグラフである。図5の縦軸は、電流測定部101の幅方向(Z方向に平行な方向)の中心を通る面π上の磁束密度を表し、横軸は、電流測定部101の表面(図3の上側の面)からの距離を表す。図5における電流センサ1、5の磁束密度は、電流センサ5のバスバー10の表面上の磁束密度を1として規格化されている。
図5は、電流センサ1の磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場が、電流センサ5の磁性体コア52の残留磁化により生じる磁場よりも格段に小さいことを示している。また、図5によれば、電流センサ1の磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の磁束密度がゼロになる点Pが、図5中に矢印で示される点(電流測定部101の表面からの距離がおよそ0.6mmである点)に存在する。
電流センサ1においては、スリット123の幅(端面121aと端面122aの間隔)を調整することにより、端面121aと端面122aの間の磁場の分布を変化させて、磁性体コア12の残留磁化により生じる磁場の大きさが最小になる点Pの高さ方向(図1〜3のY方向に平行な方向)の位置を変えることができる。具体的には、点Pの位置が、スリット123の幅を狭めると下がり、広げると上がる。
検知素子11を磁性体122と磁性体121との間の空間における中心近くに設置することにより、磁性体コア12の外側の磁場から受ける影響をより低減することができる。また、検知素子11を電流測定部101からある程度離して設置することにより、電流が流れることにより発熱する電流測定部101から受ける熱の影響を抑えることができる。これらの事情に基づいて設定される検知素子11の設置位置に応じて、スリット123の幅を調整して点Pの位置を設定することができる。
(変形例1)
磁性体コア12は、電流測定部101と検知素子11を両側から挟み込む磁性体121と磁性体122を有していて、磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体121から磁性体122へ向かう磁場と磁性体コア12の残留磁化によって生じる磁性体122から磁性体121へ向かう磁場が打ち消し合って、磁性体121と磁性体122の間の空間の磁場が低減されるのであれば、その形状は特に限定されない。
図6(a)は、電流センサ1の変形例である電流センサ2の垂直断面図である。電流センサ2は、電流センサ1の磁性体コア12と異なる形状の磁性体コア22を有する。磁性体コア22は、例えば、スリット223により2枚の磁性体221、222に分離された、湾曲した板状の磁性体であり、スリット223を構成する磁性体221の端面221aと磁性体222の端面222aが互いに対向する。
磁性体コア22を構成する磁性体221、222は、電流測定部101と検知素子11を挟み込む部分が垂直(Y方向に平行)である点において磁性体コア12を構成する磁性体121、122と異なるが、磁性体コア22の残留磁化によって生じる磁性体221から磁性体222へ向かう磁場と磁性体コア22の残留磁化によって生じる磁性体222から磁性体221へ向かう磁場が打ち消し合って磁場の大きさが低減される領域が存在する。
図6(b)は、電流センサ1の変形例である電流センサ3の垂直断面図である。電流センサ3も、電流センサ1の磁性体コア12と異なる形状の磁性体コア32を有する。磁性体コア32は、例えば、スリット323により2枚の磁性体321、322に分離された、湾曲した板状の磁性体であり、スリット323を構成する磁性体321の端面321aと磁性体322の端面322aが互いに対向する。
磁性体コア32を構成する磁性体321、322は、それらの上側の端部が互いの方向を向くように湾曲している点において磁性体コア12を構成する磁性体121、122と異なるが、磁性体コア32の残留磁化によって生じる磁性体321から磁性体322へ向かう磁場と磁性体コア32の残留磁化によって生じる磁性体322から磁性体321へ向かう磁場が打ち消し合って磁場の大きさが低減される領域が存在する。
電流センサ2、3のような、電流センサ1と2枚の磁性体の形状が異なる変形例においては、磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の大きさが最小になる点PのYZ面内の位置が電流センサ1と異なり得る。また、電流センサ1と同様に、スリットの位置や形状によって、点PのYZ面内の位置が変化する。
(変形例2)
電流センサ1においては、例えば、電流測定部101、検知素子11、磁性体コア12をハウジングに収容したり、モールドで封止したりすることにより、電流測定部101の位置に対する検知素子11と磁性体コア12の位置を固定することができる。そのとき、磁性体コア12の磁性体121と磁性体122は分離しているため、磁性体コア52のような1つの部品からなる従来の磁性体コアと比較して、磁性体121と磁性体122の相対位置のずれが生じやすい場合がある。
図7は、電流センサ1の変形例である電流センサ4の垂直断面図である。電流センサ4においては、磁性体コア12の磁性体121と磁性体122が、これらの相対的な位置が固定されるように、樹脂などからなる絶縁性の保持部材40により保持されている。磁性体121と磁性体122が保持部材40により固定されているため、磁性体コア12をハウジングへの収容やモールドでの封止を行う際の磁性体121と磁性体122の相対位置のずれを防ぐことができる。
(実施の形態の効果)
以上説明した実施の形態に係る電流センサによれば、バスバーを両側から挟み込む2つの磁性体で磁性体コアを構成することにより、磁性体コアの内側の磁場の大きさを低減し、磁性体コアの残留磁化による電流の計測精度の低下を抑えることができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]所定の方向に延伸し、前記所定の方向に電流が流れる導電体(10)と、前記導電体(10)を流れる電流により生じる磁場を検知する検知素子(11)と、前記導電体(10)と前記検知素子(11)を前記検知素子(11)の感磁方向の両側から挟み込む2枚の板状の磁性体(121、122、221、222、321、322)を有し、前記磁場を集磁する磁性体コア(12、22、32)と、を備えた、電流センサ(1〜4)。
[2]前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)の間の空間における、前記磁性体コア(12、22、32)の残留磁化により生じる磁場の強さの絶対値が最小になる点に重なるように前記検知素子が設置された、上記[1]に記載の電流センサ(1〜4)。
[3]前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)の間の空間に、前記磁性体コア(12、22、32)の残留磁化によって生じる磁場の大きさがゼロになる点が存在する、上記[2]に記載の電流センサ(1〜4)。
[4]前記磁性体コア(12、22、32)が、スリット(123、223、323)により前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)に分離された、湾曲した板状の磁性体である、上記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の電流センサ(1〜4)。
[5]前記スリット(123、223、323)を構成する前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)の端面(121a、122a、221a、222a、321a、322a)が互いに対向する、上記[4]に記載の電流センサ(1〜4)。
[6]前記導電体(10)がバスバーであり、前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)が、前記導電体(10)を幅方向の両側から挟み込む、上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の電流センサ(1〜4)。
[7]前記2枚の磁性体(121、122、221、222、321、322)が、相対的な位置が固定されるように絶縁性の保持部材(14)により保持された、上記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の電流センサ(1〜4)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変形して実施することが可能である。また、発明の主旨を逸脱しない範囲内において上記実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることができる。
また、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1、2、3、4…電流センサ
10…バスバー
101…電流測定部
11…検知素子
12、22、32…磁性体コア
121、122、221、222、321、322…磁性体
121a、122a、221a、222a、321a、322a…端面
123、223、323…スリット

Claims (7)

  1. 所定の方向に延伸し、前記所定の方向に電流が流れる導電体と、
    前記導電体を流れる電流により生じる磁場を検知する検知素子と、
    前記導電体と前記検知素子を前記検知素子の感磁方向の両側から挟み込む2枚の板状の磁性体を有し、前記磁場を集磁する磁性体コアと、
    を備えた、電流センサ。
  2. 前記2枚の磁性体の間の空間における、前記磁性体コアの残留磁化により生じる磁場の強さの絶対値が最小になる点に重なるように前記検知素子が設置された、
    請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記2枚の磁性体の間の空間に、前記磁性体コアの残留磁化によって生じる磁場の大きさがゼロになる点が存在する、
    請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記磁性体コアが、スリットにより前記2枚の磁性体に分離された、湾曲した板状の磁性体である、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電流センサ。
  5. 前記スリットを構成する前記2枚の磁性体の端面が互いに対向する、
    請求項4に記載の電流センサ。
  6. 前記導電体がバスバーであり、
    前記2枚の磁性体が、前記導電体を幅方向の両側から挟み込む、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の電流センサ。
  7. 前記2枚の磁性体が、相対的な位置が固定されるように絶縁性の保持部材により保持された、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の電流センサ。
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