JP2021134963A - 浴室制御装置および浴室制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合に、浴室関連機器を適切に制御することができる浴室制御装置および浴室制御システムを提供する。【解決手段】実施形態に係る浴室制御装置は、浴室に関連する複数の浴室関連機器に対する動作開始要求を複数の端末装置から受け付ける受付部と、受付部で受け付けた動作開始要求に対応する浴室関連機器の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器の機能と当該浴室関連機器とは異なる他の浴室関連機器の機能との関係を示す機器関係情報に基づいて判定する判定部と、判定部による判定結果に基づいて動作開始要求に対応する浴室関連機器の動作を制御する機器制御部とを備える。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、浴室制御装置および浴室制御システムに関する。
従来、浴室に設けられた給湯器を制御して、浴室の浴槽の湯張りを行う技術が種々提案されている(例えば特許文献1参照)。また、従来技術にあっては、給湯器の動作の制御を、スマートフォンなどの端末装置から遠隔で行うように構成される。
特開2018−115816号公報
ところで、浴室には、給湯器の他にも、浴室に関連する複数の浴室関連機器(例えば、浴室用の暖房機、浴槽や浴室を洗浄する洗浄装置など)が設けられる。また、複数の浴室関連機器にあっては、例えば複数の端末装置からの動作開始要求により、動作を開始できるように構成されるのが望ましい。
しかしながら、上記のように構成すると、例えば、複数の端末装置からの動作開始要求により、複数の浴室関連機器が同時に動作することがあり、これにより、複数の浴室関連機器の一部あるいは全部の機能が損なわれてしまうおそれがあった。すなわち、例えば、複数の浴室関連機器のうち、洗浄装置による浴槽洗浄と給湯器による浴槽の湯張りとが同時に行われると、互いの機能が損なわれてしまうおそれがあり、浴室関連機器を適切に制御するという点で改善の余地があった。
実施形態の一態様は、複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合に、浴室関連機器を適切に制御することができる浴室制御装置および浴室制御システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る浴室制御装置は、浴室に関連する複数の浴室関連機器に対する動作開始要求を複数の端末装置から受け付ける受付部と、前記受付部で受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器の機能と当該浴室関連機器とは異なる他の浴室関連機器の機能との関係を示す機器関係情報に基づいて判定する判定部と、前記判定部による判定結果に基づいて前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を制御する機器制御部とを備えることを特徴とする。
これにより、複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合に、浴室関連機器を適切に制御することができる。すなわち、例えば、ユーザは自宅の外にいると、浴室関連機器の動作状況を直接確認することができない。このような状況にあるユーザにより端末装置で浴室関連機器が制御される際、浴室制御装置は、複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合、かかる浴室関連機器の動作を開始するか否かを機器関係情報に基づいて判定し、判定結果に基づいて浴室関連機器の動作を制御するようにしたので、浴室関連機器を適切に制御することができる。
また、前記判定部は、前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、前記機器関係情報と複数の前記浴室関連機器の動作状況とに基づいて判定することを特徴とする。
これにより、浴室関連機器を、浴室関連機器の動作状況に即して適切に制御することができる。例えば、浴室においては、湯張り中に浴槽洗浄が行われないようにすることができ、給湯器の機能が損なわれず、よって浴室関連機器を適切に制御することができる。
また、前記判定部は、前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、前記機器関係情報と前記受付部で前記動作開始要求を受け付けた受付時刻より所定時間前の複数の前記浴室関連機器の動作状況とに基づいて判定することを特徴とする。
これにより、浴室関連機器を、動作開始要求を受け付けた受付時刻より所定時間前の動作状況に即して適切に制御することができる。例えば、浴室においては、湯張り直後に浴槽洗浄が行われないようにすることができ、給湯器の機能が損なわれず、よって浴室関連機器を適切に制御することができる。
また、前記動作開始要求は、前記浴室関連機器に対する動作開始の予約を含み、前記判定部は、前記受付部で受け付けた複数の前記動作開始要求を記憶部に記憶しておき、前記動作開始の予約を含む前記動作開始要求に応じて前記浴室関連機器の動作を開始する直前に、前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを判定することを特徴とする。
これにより、先に予約時間が到来するタイミングで、記憶していた全ての動作開始要求に対して判定処理を実行することが可能となって、全ての動作開始要求に応じた適切な判定を行うことができ、結果として複数の浴室関連機器が誤って動作してしまうことを抑制することができる。
また、前記動作開始要求は、前記浴室関連機器に対する動作開始の予約を含み、前記判定部は、前記動作開始の予約を含む前記動作開始要求を前記受付部で新たに受け付けた場合、新たに受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器の機能と既に前記受付部で受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の機能との関係を示す前記機器関係情報に基づいて判定することを特徴とする。
これにより、新たに受け付けた浴室関連機器に対する動作開始要求、および、既に受け付けた浴室関連機器に対する動作開始要求の両方を実行することが可能になり、結果として浴室関連機器を適切に制御することができる。
また、実施形態の一態様に係る浴室制御システムは、上記した浴室制御装置と、前記浴室制御装置により制御される、浴室に関連する複数の浴室関連機器とを備えることを特徴とする。
これにより、浴室制御システムにおいて、複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合に、浴室関連機器を適切に制御することができる。
実施形態の一態様によれば、複数の浴室関連機器に対する動作要求を複数の端末装置から受け付けた場合に、浴室関連機器を適切に制御することができる。
図1は、実施形態に係る浴室制御装置を備えた浴室制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、浴室制御装置の構成例を示すブロック図である。 図3は、動作開始要求情報の一例を示す図である。 図4は、機器関係情報の一例を示す図である。 図5は、制御部の処理を説明するための図である。 図6は、制御部の処理を説明するための図である。 図7は、制御部の処理を説明するための図である。 図8は、制御部が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図9は、制御部が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図10は、変形例に係る制御部の処理を説明するための図である。 図11は、変形例に係る制御部が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する浴室制御装置および浴室制御システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、実施形態に係る浴室制御装置を備えた浴室制御システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、実施形態に係る浴室制御装置を備えた浴室制御システムの構成を示すブロック図である。
なお、図1などのブロック図では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図1などのブロック図に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
図1に示すように、浴室制御システム1は、浴室関連機器10と、浴室制御装置20と、端末装置30と、無線ルータ40と、通信装置50と、通信ハブ60と、リモコン70と、電源80とを備える。また、浴室制御装置20と、端末装置30と、無線ルータ40とは、インターネット網などの通信ネットワークNを介して通信可能に接続される。
なお、本実施形態に係る浴室制御システム1においては、浴室関連機器10、無線ルータ40、通信装置50、通信ハブ60、リモコン70および電源80が、住宅(自宅)などの建物100内に配置される。また、後述するように、端末装置30は、ユーザによって利用される携帯端末装置を含むことから、建物100外に存在することもあるし、建物100内に存在することもある。
浴室関連機器10は、図示しない浴室に関連する機器である。図1の例では、浴室関連機器10は、複数あり、浴室乾燥暖房機11、洗面所暖房機12、浴槽洗浄装置13、浴室洗浄装置14、浴室床暖房機15、自動排水栓16および給湯器17などを含む。なお、上記で具体的に示した各種の浴室関連機器10は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
浴室乾燥暖房機11は、空調機器であり、例えば温風を吹き出して浴室内を暖める暖房機能と、温風などの風を吹き出して浴室内に吊るされた衣類等を乾燥させる乾燥機能と、浴室内を換気する換気機能とを有する。なお、浴室乾燥暖房機11は、上記した各機能のうちいずれかの機能を有する構成であってもよい。
洗面所暖房機12は、浴室に隣接する洗面所用の空調機器である。洗面所暖房機12は、例えば温風を吹き出して洗面所内を暖める暖房機能を有する。
浴槽洗浄装置13は、浴室の浴槽に設けられ、浴槽を洗浄する洗浄機能を有する。例えば、浴槽洗浄装置13は、浴槽内に洗剤や水(または湯)を散布することで、浴槽を洗浄することができる。
浴室洗浄装置14は、浴室を洗浄する洗浄機能を有する。例えば、浴室洗浄装置14は、浴室の床に除菌水や水(または湯)を散布することで、浴室を洗浄することができる。
浴室床暖房機15は、浴室に設けられ、浴室の床を暖める暖房機能を有する。例えば、浴室床暖房機15は、浴室の床に埋設されたヒータを動作させることで、浴室の床を暖めることができる。
自動排水栓16は、浴槽に設けられる。自動排水栓16は、開くことで浴槽内の水(または湯)を排出し、閉じることで例えば浴槽において湯張りなどを開始可能な状態にすることができる。
給湯器17は、浴室の外部に設けられる。給湯器17は、浴槽やシャワー水栓に対して湯を供給する。例えば、給湯器17は、浴槽の湯張りを行うことができる。
浴室制御装置20は、浴室関連機器10の動作を制御することができるサーバ装置である。例えば、浴室制御装置20は、単数または複数の情報処理装置からなるクラウドコンピューティングにより構成されたクラウドサーバであるが、これに限定されるものではない。
端末装置30は、ユーザによって利用される端末装置である。端末装置30としては、スマートフォンなどのユーザが携帯可能な端末装置(すなわち携帯端末装置)を用いることができるが、これに限定されるものではなく、例えばタブレット端末、ウェアラブル端末、パーソナルコンピュータなどその他の端末装置であってもよい。なお、端末装置30は、操作装置ともいえる。
端末装置30は、浴室関連機器10に対する動作開始要求を浴室制御装置20へ送信することができる。例えば、端末装置30は、ユーザの操作により、浴室関連機器10の制御を行うためのアプリケーションが起動されて浴室関連機器10に対する動作開始要求を示す信号を浴室制御装置20へ送信する。なお、動作開始要求には、浴室関連機器10の動作を即座に開始させる要求、浴室関連機器10に対する動作開始の予約が含まれるが、これに限定されるものではない。
従って、ユーザは、例えば自宅(建物100)の外にいて、浴室関連機器10の動作状況を直接確認することができない状況であっても、端末装置30を用いて浴室関連機器10を制御することが可能となる。
端末装置30は、複数(例えば2つ)ある。なお、以下では、2つの端末装置30を、「第1端末装置30a」、「第2端末装置30b」と記載する場合があるが、これらを特に区別せずに説明する場合には「端末装置30」と記載する。また、第1端末装置30aと第2端末装置30bとは、それぞれ別のユーザによって利用され、それぞれ複数の浴室関連機器10の動作開始要求を出力することができる。なお、図1では、端末装置30を2つ示したが、これはあくまでも例示であって、端末装置30は、1つあるいは3つ以上であってもよい。
浴室制御装置20は、端末装置30からの動作開始要求を受け付けると、動作開始要求に基づいて、複数の浴室関連機器10の動作を制御するが、これについては図2を参照して後述する。なお、浴室制御装置20は、複数の浴室関連機器10の動作を制御する制御信号を無線ルータ40へ送信する。
無線ルータ40は、浴室制御装置20から送信された制御信号を受信し、受信した制御信号を無線通信により通信装置50へ送信する。無線ルータ40における無線通信としては、例えばWiFi(登録商標)などを用いることができるが、これに限られず、Bluetooth(登録商標)などその他の種類の無線通信を用いてもよい。
通信装置50は、制御信号を無線ルータ40から無線通信を介して受信し、受信された制御信号を有線通信を介して浴室関連機器10(正確には通信ハブ60)へ送信する。通信装置50としては、例えばゲートウェイ装置を用いることができる。
通信ハブ60は、通信装置50と各種の浴室関連機器10とを接続するハブとして機能する。例えば、通信ハブ60は、通信装置50および各種の浴室関連機器10と有線で接続される。通信ハブ60は、通信装置50から有線通信で送信された制御信号を、制御信号に対応する浴室関連機器10へ送信する。
リモコン70は、各種の浴室関連機器10を制御する装置である。リモコン70は、ユーザの操作により、浴室関連機器10を制御する制御信号を送信する。リモコン70から送信された制御信号は、通信ハブ60を介して対応する浴室関連機器10へ出力され、よって浴室関連機器10の動作が制御される。
電源80は、共通電源である。例えば、電源80は、各種の浴室関連機器10、通信装置50、通信ハブ60、リモコン70などに電力を供給するが、これに限定されるものではない。
次いで、浴室制御装置20の構成について図2を参照して具体的に説明する。図2は、浴室制御装置20の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、浴室制御装置20は、制御部21と、記憶部22とを備える。制御部21は、受付部21aと、判定部21bと、機器制御部21cとを備える。
ここで、制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部21の受付部21a、判定部21bおよび機器制御部21cとして機能する。
また、制御部21の受付部21a、判定部21bおよび機器制御部21cの少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部22は、例えば、不揮発性メモリやハードディスクドライブといった記憶デバイスで構成される記憶部である。かかる記憶部22には、動作開始要求情報22a、機器関係情報22b、各種プログラムなどが記憶される。
動作開始要求情報22aは、浴室における入浴準備を完了時刻に完了させる予約の情報である。ここで、図3を用いて、動作開始要求情報22aについて説明する。図3は、動作開始要求情報22aの一例を示す図である。
図3に示すように、動作開始要求情報22aには、「要求ID」、「動作開始要求の内容」および「予約情報」等の項目が含まれ、これら各項目の情報は互いに関連付けられている。
「要求ID」は、動作開始要求の情報を識別する識別情報である。「動作開始要求の内容」は、端末装置30から送信された動作開始要求の内容を示す情報である。例えば、「動作開始要求の内容」には、浴槽洗浄装置13による浴槽洗浄、浴室洗浄装置14による浴室洗浄、給湯器17による湯張り、浴室乾燥暖房機11による浴室暖房、洗面所暖房機12による洗面所暖房、浴室床暖房機15による浴室床の暖房の少なくともいずれかを示す情報が含まれるが、これらに限定されるものではない。
「予約情報」は、浴室関連機器10に対する動作開始の予約の時刻を示す情報などが含まれる。例えば、「予約情報」には、動作開始要求に、浴室関連機器10に対する動作開始の予約が含まれる場合に登録される。言い換えると、「予約情報」には、動作開始要求に、浴室関連機器10の動作を即座に開始させる要求が含まれる場合、登録されない。
図3に示す例において、要求ID「A11」で識別されるデータは、動作開始要求の内容が「湯張り(給湯器)」であり、かかる動作開始要求が動作を即座に開始させる要求であることを示している。また、要求ID「A12」で識別されるデータは、動作開始要求の内容が「浴槽洗浄(浴槽洗浄装置)」、予約情報が「2020年2月1日 19:00」であることを示している。
図2の説明に戻ると、機器関係情報22bは、複数の浴室関連機器10同士の機能の関係を示す情報である。かかる機器関係情報22bは、後述するように、動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を開始するか否かを判定するときに利用される。そのため、機器関係情報22bは、動作開始要求に対応する浴室関連機器10の機能と、当該浴室関連機器10とは異なる他の浴室関連機器10の機能との関係を示す情報が含まれる。
ここで、図4を用いて、機器関係情報22bについて具体的に説明する。図4は、機器関係情報22bの一例を示す図である。
図4に示すように、機器関係情報22bは、複数の浴室関連機器10における優先順位情報と、運転開始不可情報とを含む。優先順位情報は、例えば浴室関連機器10の機能の内容により設定されるが、これに限られず、任意に設定されてもよい。
優先順位情報は、例えば複数の浴室関連機器10に対してそれぞれ動作開始要求がなされ、複数の動作開始要求を受け付けた場合に、動作を優先して開始させる浴室関連機器10の順位を示す情報である。例えば、浴室制御装置20は、浴室乾燥暖房機11の動作開始要求と、給湯器17の動作開始要求とを受け付けた場合、優先順位情報に基づき、優先順位が高い給湯器17の動作を優先して開始させる。
機器関係情報22bにおける運転開始不可情報は、浴室関連機器10の機能同士の関係により、運転を開始すると、一方あるいは両方の機能が損なわれてしまうような浴室関連機器10に関する情報である。
具体的に説明すると、本実施形態に係る浴室制御装置20は、第1端末装置30aおよび第2端末装置30bから動作開始要求をそれぞれ受け付けることができる。なお、ここでは、一例として、第1端末装置30aを利用するユーザ、および、第2端末装置30bを利用するユーザがともに、自宅(建物100)の外にいて、浴室関連機器10の動作状況を直接確認することができない状況にあるものとするが、これに限定されるものではない。そのため、例えば、浴室制御装置20は、第1端末装置30aから受け付けた動作開始要求に応じて浴室関連機器10の動作を開始させた後に、第2端末装置30bから別の浴室関連機器10に対する動作開始要求を受け付けることがある。そのようなときに、第1端末装置30aからの動作開始要求に対応する浴室関連機器10、および、第2端末装置30bからの動作開始要求に対応する浴室関連機器10の一方あるいは両方の機能が損なわれてしまう場合がある。
例えば、第1端末装置30aからの動作開始要求に応じて浴槽の湯張りが行われているとき、あるいは、湯張りが行われた後、第2端末装置30bからの動作開始要求に応じて浴槽洗浄が開始されると、湯張りした浴槽の湯が排出されてしまい、給湯器17の機能が損なわれてしまう。運転開始不可情報には、このような関係の浴室関連機器10に関する情報が設定されている。
一例としては、浴槽洗浄装置13にあっては「湯張り中、湯張り後の運転が不可である」という情報が設定され、給湯器17にあっては「浴槽洗浄中の運転が不可である」という情報が設定される。なお、優先順位情報や運転開始不可情報を含む機器関係情報22bは、予め設定されるが、ユーザなどによって任意に設定されてもよい。
図2の説明に戻ると、制御部21の受付部21aは、浴室関連機器10の動作開始要求を受け付ける。例えば、受付部21aは、複数の浴室関連機器10に対する動作開始要求を複数の端末装置30から受け付けることができる。受付部21aは、受け付けた動作開始要求を記憶部22に記憶させる。
判定部21bは、受付部21aで受け付けた動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を開始するか否かを、機器関係情報22b(図4参照)に基づいて判定する。判定部21bは、判定結果示す情報を機器制御部21cに出力する。
そして、機器制御部21cは、判定部21bによる判定結果に基づいて動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を制御する。
これにより、本実施形態にあっては、複数の浴室関連機器10に対する動作要求を複数の端末装置30から受け付けた場合に、浴室関連機器10を適切に制御することができる。
ここで、上記した動作開始要求の受け付けから浴室関連機器10の動作制御までの処理について図5を参照して具体的に説明する。図5は、制御部21の処理を説明するための図であり、また、動作開始要求に応じた浴室関連機器10の動作などの一例を示す図である。
図5に示すように、例えば時刻T11において、受付部21aが、第1端末装置30aから給湯器17に対する動作開始要求(湯張り要求)を受け付ける。判定部21bは、他の動作開始要求がないため、動作開始要求に対応する浴室関連機器(ここでは給湯器17)の動作を開始する判定を行う。これにより、機器制御部21cは、給湯器17による湯張りの動作を開始させる。
続いて、受付部21aが、例えば時刻T12において、第2端末装置30bから浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求(浴槽洗浄要求)を受け付ける。そして、判定部21bは、複数の浴室関連機器10の動作状況(ここでは給湯器17の現在の動作状況)を示す情報を取得する。
判定部21bは、機器関係情報22bと、取得した複数の浴室関連機器10の動作状況とに基づいて、浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求を実行するか否かを判定する。
ここでは、浴槽洗浄装置13の機能と、現在動作している給湯器17の機能との関係は、機器関係情報22b(図4参照)の運転開始不可情報に含まれることから、判定部21bは、浴槽洗浄装置13の動作を開始しないと判定する、すなわち、浴槽洗浄装置13の動作の開始を禁止する。
このように、制御部21によって排他制御が行われることにより、浴室においては、湯張りが継続されることとなり、給湯器17の機能が損なわれず、よって浴室関連機器10を適切に制御することができる。なお、このとき、判定部21bは、浴槽洗浄装置13の動作の開始を禁止したことを、第2端末装置30bのユーザへ報知する処理を実行してもよい。
また、上記では、第2端末装置30bから浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求を受け付けたが、これは例示であって限定されるものではない。例えば、受付部21aが、時刻T12において、第2端末装置30bから浴室乾燥暖房機11に対する動作開始要求(浴室暖房要求)を受け付けた場合、浴室乾燥暖房機11の機能と、現在動作している給湯器17の機能との関係は、機器関係情報22b(図4参照)の運転開始不可情報に含まれないことから、判定部21bは、浴室乾燥暖房機11の動作を開始すると判定してもよい。これにより、機器制御部21cは、浴室乾燥暖房機11による浴室暖房の動作を開始させることとなる。
なお、上記では、浴室関連機器10の現在の動作状況に基づいて浴槽洗浄装置13の動作の可否を判定するようにした。しかしながら、例えば、上記した湯張りが完了した直後に、浴槽洗浄装置13の動作が開始されて浴槽の洗浄が行われる場合も、給湯器17の機能が損なわれてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態に係る判定部21bにあっては、動作開始要求に対応する浴室関連機器の動作を開始するか否かを、受付部で動作開始要求を受け付けた受付時刻より所定時間前の浴室関連機器10の動作状況(すなわち、浴室関連機器10の過去の動作状況)に基づいて判定するようにしてもよい。これについて、図6を参照して具体的に説明する。図6は、制御部21の処理を説明するための図である。
図6に示すように、例えば時刻T21において、受付部21aが、第1端末装置30aから給湯器17に対する動作開始要求(湯張り要求)を受け付け、判定部21bは、動作開始要求に対応する浴室関連機器(ここでは給湯器17)の動作を開始する判定を行う。これにより、機器制御部21cは、給湯器17による湯張りの動作を開始させる。そして、時刻T22において、湯張りが完了する。
続いて、受付部21aが、例えば時刻T23において、第2端末装置30bから浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求(浴槽洗浄要求)を受け付けるものとする。このとき、給湯器17は、動作していないが、判定部21bは、受付部21aで動作開始要求を受け付けた受付時刻(時刻T23)より所定時間前の複数の浴室関連機器10の動作状況(ここでは給湯器17の所定時間前の動作状況)を示す情報を取得する。詳しくは、判定部21bは、受付時刻より所定時間前から受付時刻までの複数の浴室関連機器10の動作状況を示す情報を取得する。
そして、判定部21bは、機器関係情報22bと、取得した所定時間前の(詳しくは、受付時刻より所定時間前から受付時刻までの)浴室関連機器10の動作状況とに基づいて、浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求を実行するか否かを判定する。
図6の例では、浴槽洗浄装置13の機能と、所定時間前に動作している給湯器17の機能との関係は、機器関係情報22b(図4参照)の運転開始不可情報に含まれることから、判定部21bは、浴槽洗浄装置13の動作を開始しないと判定する、すなわち、浴槽洗浄装置13の動作の開始を禁止する。
これにより、浴室においては、湯張り直後に浴槽洗浄が行われないため、給湯器17の機能が損なわれず、よって浴室関連機器10を適切に制御することができる。なお、上記した所定時間は、任意の値に設定可能である。例えば、所定時間は、浴室関連機器10(ここでは給湯器17)の動作が完了して入浴準備が整えられた浴室が利用される可能性のある時間に設定される。また、所定時間は、浴室関連機器10の種類に応じて長く設定されたり、短く設定されたりしてもよい。
また、上記したように、動作開始要求は、浴室関連機器10に対する動作開始の予約を含む。そのため、本実施形態にあっては、予約を含む動作開始要求を受け付けた場合でも、浴室関連機器10を適切に制御することができるようにした。これについて、図7を参照して具体的に説明する。図7は、制御部21の処理を説明するための図である。
図7に示すように、例えば時刻T31において、受付部21aが、第1端末装置30aから予約を含む給湯器17に対する動作開始要求を受け付ける。ここでは、例えば、時刻T33が給湯器17の運転を開始する予約時間であるものとする。
続いて、例えば時刻T32において、受付部21aが、第2端末装置30bから予約を含む浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求を受け付ける。ここでは、例えば、時刻T33以降が浴槽洗浄装置13の運転を開始する予約時間であるものとする。
ここで、判定部21bは、受け付けた複数の動作開始要求(給湯器17に対する動作開始要求と浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求)を記憶部22に記憶しておき、時刻T32のタイミングでは、判定処理を実行しない。
そして、判定部21bは、予約を含む複数の動作開始要求のうち、先に予約時間が到来するタイミングで、記憶していた全ての動作開始要求に対して判定処理を実行する。
詳しくは、判定部21bは、予約を含む複数の動作開始要求(ここでは給湯器17に対する動作開始要求)に応じて浴室関連機器10(給湯器17)の動作を開始する直前に、動作開始要求に対応する給湯器17や浴槽洗浄装置13の動作を開始するか否かを判定する。
ここでは、浴槽洗浄装置13の機能と給湯器17の機能との関係は、機器関係情報22b(図4参照)の運転開始不可情報に含まれるが、優先順位は給湯器17が高いため、判定部21bは、給湯器17の湯張りを開始すると判定する一方、浴槽洗浄装置13の動作を開始しないと判定する、すなわち、浴槽洗浄装置13の動作の開始を禁止する。
このように、先に予約時間が到来するタイミングで、記憶していた全ての動作開始要求に対して判定処理を実行することで、全ての動作開始要求に応じた適切な判定を行うことが可能となり、結果として複数の浴室関連機器10が誤って動作してしまうことを抑制することができる。
次に、図8および図9を参照し、浴室制御装置20の制御部21が実行する処理について説明する。図8および図9は、制御部21が実行する処理手順を示すフローチャートである。
なお、理解の便宜のため、図8は、動作開始要求に予約が含まれないときの制御部21の処理を、図9は、動作開始要求に予約が含まれるときの制御部21の処理を示している。また、以下のフローチャートの説明では、受付部21aが2つの動作開始要求を受け付けた場合、先に受け付けた動作開始要求を「第1の動作開始要求」、後に受け付けた動作開始要求を「第2の動作開始要求」と記載する場合がある。
先ず図8について説明すると、制御部21は、端末装置30から第1の動作開始要求を受け付ける(ステップS10)。続いて、制御部21は、他の端末装置30から第2の動作開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS11)。制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けたと判定された場合(ステップS11,Yes)、機器関係情報22bの優先順位情報等に基づき、第1の動作開始要求および第2の動作開始要求について対応する浴室関連機器10の動作開始判定処理を実行する(ステップS12)。次いで、制御部21は、ステップS12での判定結果に基づいて浴室関連機器10を制御する(ステップS13)。
制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS11,No)、第1の動作開始要求に応じた浴室関連機器10の動作を開始する(ステップS14)。
続いて、制御部21は、第1の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の運転中に第2の動作開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS15)。制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けたと判定された場合(ステップS15,Yes)、第2の動作開始要求について運転開始不可情報に基づいて運転開始判定を実行する(ステップS16)。そして、制御部21は、ステップS16での判定結果に基づいて、ステップS13において第2の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を制御する。例えば、ステップS13の処理では、ステップS16において第2の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を開始しない旨の判定結果であった場合、第2の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を開始しない制御が行われる。
他方、制御部21は、浴室関連機器10の運転中に第2の動作開始要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS15,No)、続いて第1の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の運転後に第2の動作開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS17)。
制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けたと判定された場合(ステップS17,Yes)、上記したステップS16以降の処理に進む。また、制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS17,No)、そのまま処理を終了する。
次に、図9について説明すると、制御部21は、端末装置30から予約を含む第1の動作開始要求を受け付ける(ステップS20)。続いて、制御部21は、他の端末装置30から第2の動作開始要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。制御部21は、第2の動作開始要求を受け付けていないと判定された場合(ステップS21,No)、予約を含む第1の動作開始要求に応じた浴室関連機器10の動作を開始する(ステップS22)。
他方、制御部21は、他の端末装置30から第2の動作開始要求を受け付けたと判定された場合(ステップS21,Yes)、第2の動作開始要求に予約が含まれているか否かを判定する(ステップS23)。制御部21は、第2の動作開始要求に予約が含まれていないと判定された場合(ステップS23,No)、機器関係情報22bの優先順位情報等に基づき、第1の動作開始要求および第2の動作開始要求について対応する浴室関連機器10の動作開始判定処理を実行する(ステップS24)。次いで、制御部21は、ステップS24での判定結果に基づいて浴室関連機器10を制御する(ステップS25)。
制御部21は、第2の動作開始要求に予約が含まれていると判定された場合(ステップS23,Yes)、動作開始要求を全て記憶する(ステップS26)、すなわち第1の動作開始要求および第2の動作開始要求を記憶する。続いて、制御部21は、第1の動作開始要求および第2の動作開始要求に含まれる予約の予約時間のいずれかが到来したか否かを判定する(ステップS27)。
判定部21bは、予約時間が到来していないと判定された場合(ステップS27,No)、ステップS27の処理を繰り返す。一方、判定部21bは、予約時間が到来したと判定された場合(ステップS27,Yes)、記憶していた第1の動作開始要求および第2の動作開始要求について対応する浴室関連機器10の動作開始判定処理を、機器関係情報22bの優先順位情報や運転開始不可情報に基づいて実行する(ステップS28)。そして、制御部21は、ステップS28での判定結果に基づいて、ステップS25において浴室関連機器10の動作を制御する。
上述してきたように、実施形態に係る浴室制御装置20は、受付部21aと、判定部21bと、機器制御部21cとを備える。受付部21aは、浴室に関連する複数の浴室関連機器10に対する動作開始要求を複数の端末装置30から受け付ける。判定部21bは、受付部21aで受け付けた動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器10の機能と当該浴室関連機器10とは異なる他の浴室関連機器10の機能との関係を示す機器関係情報22bに基づいて判定する。機器制御部21cは、判定部21bによる判定結果に基づいて動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作を制御する。
これにより、複数の浴室関連機器10に対する動作要求を複数の端末装置30から受け付けた場合に、浴室関連機器10を適切に制御することができる。すなわち、例えば自宅(建物100)の外にいるなど、浴室関連機器10の動作状況を直接確認することができない状況のユーザにより端末装置30で浴室関連機器10が制御される際、上記のように構成された浴室制御装置20によれば、複数の浴室関連機器10に対する動作要求を複数の端末装置30から受け付けた場合に、浴室関連機器10を適切に制御することができる。
(変形例)
次に、変形例について説明する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分については、既に説明した部分と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
変形例に係る判定部21bにあっては、予約を含む動作開始要求を複数受け付けた場合、新たに受け付けた動作開始要求に対応する浴室関連機器の動作を開始するか否かを、既に受け付けた動作開始要求との関係で判定するようした。これにより、変形例にあっては、浴室関連機器10を適切に制御することができる。
これについて、図10を参照して具体的に説明する。図10は、制御部21の処理を説明するための図である。図10に示すように、例えば時刻T41において、受付部21aが、第1端末装置30aから予約を含む給湯器17に対する動作開始要求を受け付ける。ここでは、例えば、時刻T44が給湯器17の運転を開始する予約時間であるものとする。
続いて、例えば時刻T42において、受付部21aが、第2端末装置30bから予約を含む浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求を受け付ける。ここでは、時刻T42は、給湯器17の運転を開始する予約時間(時刻T44)より前であり、また、例えば時刻T45が浴槽洗浄装置13の運転を開始する予約時間であるものとする。
ここで、時刻T45においては、第1端末装置30aからの動作開始要求により、湯張りが行われる予定であることから、浴槽洗浄装置13は、時刻T45では浴槽洗浄を実行することができないものとする。
判定部21bは、時刻T42の時点で、新たに受け付けた動作開始要求に対応する浴槽洗浄装置13の機能と、既に受け付けた動作開始要求に対応する給湯器17の機能との関係を示す機器関係情報22bに基づいて、浴槽洗浄装置13の動作開始判定を行う。例えば、判定部21bは、機器関係情報22bに基づき、時刻T45では浴槽洗浄装置13の動作を開始できないことから、給湯器17の運転が開始される時刻T44の前の時刻T43のタイミングで、浴槽洗浄装置13の動作を開始するか否かを判定する。具体的には、判定部21bは、浴槽洗浄装置13の動作を開始する時間を予約時間である時刻T45から時刻T43へ変更し、変更後の予約時間(時刻T43)で浴槽洗浄装置13の動作を開始するか否かを判定する。ここでは、時刻T43は、給湯器17の運転を開始する予約時間(時刻T44)より前に浴槽洗浄が完了するような時刻に設定されるため、判定部21bは、時刻T43のタイミングで浴槽洗浄装置13の動作を開始すると判定する。
これにより、時刻T45では実行することができなかった浴槽洗浄を、時刻T43で実行することができる。すなわち、変形例では、給湯器17に対する動作開始要求、および、浴槽洗浄装置13に対する動作開始要求の両方を実行することが可能となり、結果として浴室関連機器10を適切に制御することができる。
次に、図11を参照し、変形例に係る浴室制御装置20の制御部21が実行する処理について説明する。図11は、変形例に係る制御部21が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、ステップS20〜S25は、実施形態と同じ処理であるため、説明を省略する。
図11に示すように、制御部21は、第2の動作開始要求に予約が含まれていると判定された場合(ステップS23,Yes)、新たに受け付けた第2の動作開始要求に対応する浴室関連機器10について、既に受け付けた第1の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の機能との関係を示す機器関係情報22bに基づいて動作開始判定を行う(ステップS29)。なお、ステップS29では、第1の動作開始要求に対応する浴室関連機器10の動作開始判定が行われてもよい。次いで、制御部21は、ステップS29での判定結果に基づいて、ステップS25において浴室関連機器10を制御する。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 浴室制御システム
10 浴室関連機器
20 浴室制御装置
21 制御部
21a 受付部
21b 判定部
21c 機器制御部

Claims (6)

  1. 浴室に関連する複数の浴室関連機器に対する動作開始要求を複数の端末装置から受け付ける受付部と、
    前記受付部で受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器の機能と当該浴室関連機器とは異なる他の浴室関連機器の機能との関係を示す機器関係情報に基づいて判定する判定部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を制御する機器制御部と
    を備えることを特徴とする浴室制御装置。
  2. 前記判定部は、
    前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、前記機器関係情報と複数の前記浴室関連機器の動作状況とに基づいて判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の浴室制御装置。
  3. 前記判定部は、
    前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、前記機器関係情報と前記受付部で前記動作開始要求を受け付けた受付時刻より所定時間前の複数の前記浴室関連機器の動作状況とに基づいて判定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の浴室制御装置。
  4. 前記動作開始要求は、
    前記浴室関連機器に対する動作開始の予約を含み、
    前記判定部は、
    前記受付部で受け付けた複数の前記動作開始要求を記憶部に記憶しておき、前記動作開始の予約を含む前記動作開始要求に応じて前記浴室関連機器の動作を開始する直前に、前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを判定すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の浴室制御装置。
  5. 前記動作開始要求は、
    前記浴室関連機器に対する動作開始の予約を含み、
    前記判定部は、
    前記動作開始の予約を含む前記動作開始要求を前記受付部で新たに受け付けた場合、新たに受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の動作を開始するか否かを、当該浴室関連機器の機能と既に前記受付部で受け付けた前記動作開始要求に対応する前記浴室関連機器の機能との関係を示す前記機器関係情報に基づいて判定すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の浴室制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の浴室制御装置と、
    前記浴室制御装置により制御される、浴室に関連する複数の浴室関連機器と
    を備えることを特徴とする浴室制御システム。
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