JP2021133444A - ロボットハンドおよび把持システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークの把持および教示を容易に行うことができる小型かつ軽量なロボットハンドを提供すること。【解決手段】ロボットハンド107は、基部と、基部に開閉可能に連結された2つの把持部と、2つの把持部の少なくとも一方の把持部201と基部とを連結するリンク機構と、を備え、リンク機構は、複数のリンクL1からL7で形成され、少なくとも一方の把持部201を2つの把持部の開閉方向に近似直線運動させる。ロボットハンド107の少なくとも2つの把持部は、把持対象物のワークが支持される支持面に対して略水平な方向に近似直線運動することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボットハンドおよび把持システムに関し、より詳細には、ワークを把持するロボットハンドおよびこれを備えた把持システムに関する。
工場等の生産現場において、ロボット本体に備えられたロボットハンドを用いて把持対象物であるワークを把持し、生産性を高める観点からワークの把持と搬送とは短い時間で完了することが望まれている。このようなロボットハンドは、対になっている把持部が互いに接離するように動作する複数の指機構を備え、把持部の相互間隔が縮小することによってワークを把持することができる。従来のロボットハンド機構としては、例えば、特許文献1で開示されている平行リンク式や、その他リニアガイド式等が知られている。
図11に示すように、ハンド基部と把持部とが原動リンクおよび従動リンクで連結されている平行リンク式の指機構は、把持部の可動範囲をハンド基部とリンクの接続部間距離より大きくとることができる。これによりロボットハンドのサイズと比較して可動範囲を大きくとれるため、ロボットハンドを小型化することができる。
平行リンク式の指機構は、上記のような利点を有するが、図11のように把持部の高さが把持部の相互間隔に応じて変化する。例えば、把持するポイントが限られるワークや薄いワークを把持する場合、把持部材と把持対象物が支持される支持面とのクリアランスを確保しながら目標の接触位置に把持部材を移動させなければならないため、把持動作の教示を容易に行うことができないという課題がある。
また、把持部の高さを、把持部の相互間隔に関わらず一定になるように直線的に運動させる手段としてリニアガイドを使用する方法がある。ところが、これは把持部の相互間隔の最大値がハンド基部より小さくなるためロボットハンドの大型化を招く。
さらに、小さなワークを把持して搬送するケースにおいて、ワークの移動先が狭隘な空間であると、基部が障害となりワークを搬送できないことがある。狭隘な空間に対応しようとハンド基部を小さくすると、把持部の相互間隔の最大値が規制され、大型のワークが把持できなくなり汎用性が低下する。
その他の手段として回転運動を近似直線運動に変換する機構を用いる方法がある。例えば、特許文献2には、ホーキンスリンク(変形チェビシェフリンク)機構が開示されている。ところが、ホーキンスリンク機構は、特許文献2の図1のように各リンクの比が決まっている必要があるため、機構の全体形状が一意に決定してしまう。
特開第2009-107079号公報 特許第5351161号
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワークの把持および教示を容易に行うことができる小型かつ軽量なロボットハンドを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るロボットハンドは、基部と、前記基部に開閉可能に連結された少なくとも2つの把持部と、前記少なくとも2つの把持部の少なくとも一方の把持部と前記基部とを連結するリンク機構と、を備え、前記リンク機構は、複数のリンクで形成され、前記少なくとも一方の把持部を前記少なくとも2つの把持部の開閉方向に近似直線運動させる。
また、本発明に係る把持システムは、ロボット制御装置と、上記ロボットハンドと、上記ロボットハンドを所定の位置に移動させるロボットアームと、を備える。
本発明に係るロボットハンドによれば、ワークの把持および教示を容易に行いつつ、小型化および軽量化を図ることができる。なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本明細書中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本発明の第1実施形態に係る把持システムの構成例を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットハンドに用いられるグラスホッパ機構のみを説明する模式図である。 本発明の第1実施形態に係るロボットハンドに用いられるグラスホッパ機構および平行四辺形リンク機構を説明する模式図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るロボットハンドの構成例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットハンドの構成例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットハンドの構成配置例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットハンドの駆動機構例を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るロボットハンドのリンクの非干渉配置例を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットハンドの構成例を示す模式図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットハンドの駆動機構の構成例を示す模式図である。 従来のロボットハンドの可動範囲を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。また、以下の各実施形態の構成は、いずれも他の実施形態の構成と組み合わせることが可能である。
<第1実施形態>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係る把持システムの構成例について説明する。図1は、本実施形態に係る把持システム100の構成例を示す模式図である。
図1に示すように、把持システム100は、一例として、ロボット本体101と、ロボット本体101に接続されるロボット制御装置102と、ロボット制御装置102へコマンド等を入力する入力装置103と、ロボット制御装置102に接続される上位制御システム104と、を備えている。
ロボット本体101は、ベース部105と、ベース部105に接続されたロボットアーム106と、ロボットアーム106の先端に取り付けられているロボットハンド107と、を備えている。
ロボットアーム106は、6軸垂直多関節型ロボットでアクチュエータ(電動モータ、油空圧アクチュエータ等)と、位置検出手段(エンコーダ、カメラ等)と、を具備している。ロボットアーム106は、ロボットハンド107を所定の位置に移動させることができる。ただし、本発明が適用されるロボットアームはこれに限定されない。例えば、6軸以外の垂直多関節型ロボットや、水平多関節型ロボットなどであってもよい。
ロボットハンド107は、空気圧アクチュエータであるベーンモータによって駆動され、位置検出手段としてのエンコーダを備えている。またロボットハンド107は、把持力検出部として力センサを備えることができる。把持力は、圧力センサの値などロボットハンド107の状態量から計算によって推定しても良い。なお、ロボットハンド107は、小さな把持力を高い精度で制御可能とすることが望ましい。
次に、図2および図3を用いて、本実施形態に係るロボットハンドに用いられるリンク機構について説明する。図2は、本実施形態に係るロボットハンドに用いられるグラスホッパ機構のみを説明する模式図である。図3は、本実施形態に係るロボットハンドに用いられるグラスホッパ機構および平行四辺形リンク機構を説明する模式図である。
(グラスホッパ機構)
まず、図2(a)から図2(c)を用いて、グラスホッパ機構のみについて説明する。
図2(a)に示すように、本実施形態に係るロボットハンド107に用いられるグラスホッパ機構GHは、一例として、第1リンクのリンクL1、第2リンクのリンクL2および第3リンクのリンクL3を備えている。また、リンクL1およびリンクL3の基端は、回動可能にロボットハンド107のハンド基部と連結されている。
図2(a)において、リンクL1とハンド基部等との回動可能に連結された連結点を点A、リンクL1とリンクL2の延在部との回動可能に連結された連結点を点B、リンクL2とリンクL3との回動可能に連結された連結点を点C、リンクL3とハンド基部等との回動可能に連結された連結点を点D、とする。また、リンクL2と把持部201との回動可能に連結された連結点を点Pとする。ここで、リンクL1の基端およびリンクL3の基端間ADで固定リンクを形成している。
図2(a)から図2(c)では、グラスホッパ機構GHを用いることで、近似直線運動を実現する(リンクL3のリンク長が十分に長ければ、回転軸Cの円弧運動がスコットラッセル機構の直線運動部分に近似できる)。駆動軸Aと回転軸Dはハンド基部に固定されておりリンクAD(固定リンク)として機能し、リンクL1(原動リンク)、リンクL2(中間リンク)、リンクL3(従動リンク)およびリンクAD、で4節リンク機構を構成している。
リンクL1の回転に伴う点Pの移動軌跡の一部が近似直線運動する条件は、下記の式(1)である。点Pは、線分BCの延長線上にあり、式(1)を満たす点である。
PB=BC/AB ・・・(1)
リンクL1の回転に伴い、リンクL2は姿勢変化するが、リンクL2の先端(点P)は、図2の紙面に向かって右方向に直線的に移動する。図2(a)から図2(c)では、点Pをロボットハンドの把持部201とすることで、把持部201の近似直線運動を得ることができる。
本構成により、把持部201が、把持対象物としてのワークWが支持される支持面に対して略水平な方向に近似直線運動を行うため、把持部201の相互間隔に関わらず把持部201の高さがほぼ一定となる。なお、把持部201が、ワークWの支持面に対して斜め方向に近似直線運動するように構成することもできる。また、把持部201の可動範囲をハンド基部とリンクの接続部間距離より大きくとることができるため、ロボットハンド全体を小型化軽量化することができる。また、機構の成立条件は式(1)のみのためリンク長の設計自由度が大きい。なお、グリッパとしての機能を考えると、把持部201の可動域は近似直線部分に対応するように構成されることが好ましい。
(グラスホッパ機構と平行四辺形リンク機構)
次に、図3(a)から図3(c)を用いて、グラスホッパ機構と平行四辺形リンク機構とを組み合わせたリンク機構について説明する。
図3(a) から図3(c)に示すように、本実施形態に係るロボットハンド107に用いられるリンク機構は、一例として、リンクL1からリンクL7を備えている。このグラスホッパ機構と平行四辺形リンク機構とを組み合わせたリンク機構は、第1リンクのリンクL1、第4リンクのリンクL4および第5リンクのリンクL5で平行四辺形リンク機構PL1を形成し、第2リンクのリンクL2の一部、リンクL5、第6リンクのリンクL6および第7リンクのリンクL7で平行四辺形リンク機構PL2を形成している。また、ロボットハンド107では、リンクL1、リンクL2、リンクL3、および、リンクL1とリンクL3の基端で構成される固定リンク、でグラスホッパ機構GHを形成している。ここで、リンクL1、リンクL3およびリンクL4の基端は、回動可能にロボットハンドのハンド基部と連結されている。
図3(a) から図3(c)において、リンクL1とハンド基部等との回動可能に連結された連結点を点A、リンクL1とリンクL2の延在部およびリンクL5との回動可能に連結された連結点を点B、リンクL2とリンクL3との回動可能に連結された連結点を点C、リンクL3とハンド基部等との回動可能に連結された連結点を点D、とする。また、リンクL4とハンド基部等との回動可能に連結された連結点を点E、リンクL4とリンクL5およびリンクL6との回動可能に連結された連結点を点F、リンクL2と把持部201との回動可能に連結された連結点を点P、リンクL6と把持部201との回動可能に連結された連結点を点Q、とする。ここで、リンクL2およびリンクL6のそれぞれと一方の把持部201との連結部間の距離PQは、リンクL5の長さBFと略等しい。
図3(a)から図3(c)に示すように、駆動軸EはリンクL4の基端に固定されており、回転駆動力を与えることでリンク機構および把持部201が動作する。ここで、回転駆動力はリンクL4に与えられるが、リンクL1は、平行四辺形リンク機構PL1によってリンクL4と同期するので、グラスホッパ機構GHにおいて原動リンクとして作用する。よって、リンクL2の先端は、把持部201の開閉方向に近似直線運動をすることができる。
リンクL1の回転に伴い、リンクL2は姿勢変化するが、リンクL2の先端(点P) およびリンクL2と同期するリンクL6の先端(点Q)は図3の紙面に向かって右方向に直線的に移動する。図3(a)から図3(c)では、点Pおよび点Qをロボットハンドの把持部201とすることで、把持部201の近似直線運動を得ることができる。
平行四辺形リンク機構PL1は、リンクL1とリンクL4とが同期して動作し、把持部201の開閉方向に対して同一の角度を保つ。そして、リンクL2(中間リンク)、リンクL3(従動リンク)、リンクL4(等価な原動リンク)、リンクL3およびリンクL4の基端で構成される固定リンクADから成るグラスホッパ機構GHが成立しており、リンクL2の先端は、把持部201の開閉方向に近似直線運動をする。
したがって、平行四辺形リンク機構PL1に拘束されることでリンクL5が平行に保たれ、平行四辺形リンク機構PL2に拘束されることでリンクL7が平行に保たれるため、把持部201の姿勢が維持される。すなわち、2つの平行四辺形リンク機構PL1およびPL2により、把持部201は姿勢を保ったまま開閉方向に近似直線運動することができる。
以上より、図3(a)に示すように、グラスホッパ機構GHに加えて2つの平行四辺形リンク機構PL1およびPL2を組み合わせることで把持部201の姿勢も維持しながら動作させることが可能となる。本構成によればワークWの把持を容易に行うことができる。
(変形例)
次に、図4を用いて、本実施形態の変形例に係るロボットハンド117の構成例について説明する。図4(a)および図4(b)は、本実施形態の変形例に係るロボットハンド117の構成例およびロボットハンド117による把持動作を説明する模式図である。
変形例に係るロボットハンド117は、開閉可能に連結された2つの把持部301および302を有し、片方の把持部301を移動する部材とし、もう片方の把持部302を固定された部材としている。ロボットハンド117によれば、部品点数をおさえた構成とすることができる。ロボットハンド117は、把持部301および302のうちの少なくとも1つがグラスホッパ機構によって近似直線運動するよう構成されていればよい。
図4(a)および図4(b)に示すように、ロボットハンド117のリンク機構は、一例として、リンクL12からリンクL17、を備えている。ロボットハンド117では、第4リンクのリンクL14および第5リンクのリンクL15で後述する疑似平行四辺形リンク機構を形成し、第2リンクのリンクL12の一部、リンクL15、第6リンクのリンクL16および第7リンクのリンクL17で平行四辺形リンク機構を形成している。また、ロボットハンド117では、原動リンクであるリンクL14、リンクL12、第3リンクのリンクL13、および、リンクL14とリンクL13の基端で構成される固定リンク、でグラスホッパ機構を形成している。ここで、リンクL13およびリンクL14の基端は、ロボットハンド117のハンド基部203と連結されている。
図4(a)および図4(b)において、リンクL15とリンクL12の中間位置との連結点を点B、リンクL12とリンクL13との連結点を点C、リンクL13とハンド基部203との連結点を点D、とする。また、リンクL11とハンド基部203との連結点を点E、リンクL11とリンクL15およびリンクL16との連結点を点F、リンクL12と把持部301との連結点を点P、リンクL16と把持部301との連結点を点Q、とする。ここで、線分EDで固定リンクを形成し、線分PQでリンクL17を形成している。
ロボットハンド117は図示しないアクチュエータと回転駆動力を受ける駆動軸303と、把持部301および302およびグラスホッパ機構などの伝達機構によって構成されている。なお、ロボットハンド117におけるリンク長の関係は、EF(=AB):BC:PB=1:1:1である。
(疑似平行四辺形リンク)
図3の平行四辺形リンク機構PL1は、リンクL5を、リンクL7と平行状態を維持した挙動となるよう各リンクを連動させる作用をしている。この連動手段は図4に示すようなプーリー機構と無端ベルト307を備える可撓性の動力伝達機構によって実現しても良い。
図4(a)および図4(b)に示すように、ハンド基部203に取り付けられたプーリー305は、駆動軸303およびリンクL11と固定されている。プーリー306は回転軸304およびリンクL15と固定されている。プーリー305とプーリー306との間には無端ベルト307が架設されている。リンクL11が回転(揺動)すると、その回転力は無端ベルト307を介してプーリー306に伝達される。これによりリンクL15は平行な状態を維持したまま回転軸304を支点として回転(揺動)動作する。
ロボットハンド117により、図3におけるリンクL1が不要になる。そのためリンクL14と平行なリンクとの干渉がなくなるため、リンクL14の回転可能な角度および把持部301および302の相互間隔の最大値を大きくすることができるので、ロボットハンド117全体の小型軽量化に資することができる。なお、図3における平行四辺形リンク機構PL2をプーリー305および306と無端ベルト307によって置き換えることも同様に可能である。
(把持動作の流れ)
ロボットハンド117によるワークWの把持について説明する。図4(a)および図4(b)に示すように、ワークWが所定の位置および姿勢にて載置されているものとする。図示しないロボットコントローラは図示しないロボットアームを駆動してロボットハンド117をワークWの上面近くに移動させる。
把持動作においては、一定の速さで位置決めしつつ搬送開始までにかかる時間を短縮する必要がある。把持部301の移動時間を短縮するべく、把持部301および302の相互間隔はワークWの大きさに対してできるだけ小さくかつ衝突しない程度のクリアランスを保った距離を保つことが望ましい。
本実施形態においては、図示しないカメラ装置や外部からの信号でワークWの種類を認識したのちに、ワークWに対応した相互間隔の目標値、把持部301の移動速度目標値、把持力目標値等に従って、把持動作を行う。
ロボットが把持動作開始位置に達したとき、図の時計方向にアクチュエータを駆動して駆動軸303に回転駆動力を与えることで把持部301が図4の右方に近似直線運動し、把持部301および302同士が接近する。把持部301および302がワークWの側面と当接して押圧することにより、ワークWはロボットハンドに把持された状態となる。
ワークWを把持したロボットハンド117は、ロボットアームの駆動により、ワークWを所定の位置および姿勢により搬送先へ移動する。搬送先において反時計方向にアクチュエータを駆動して駆動軸303に回転駆動力を与えることで把持部301および302同士が離隔され、ロボットハンドによるワークWの把持を解除する。このとき、疑似平行四辺形リンクの作用によって把持部301は姿勢が保たれる。
本実施形態ではワークWの外径を把持する外径把持に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限るものではなく、内径把持に適用するようにしても良い。
以上により、本実施形態に係るロボットハンド107および117によれば、グラスホッパ機構GHをアクチュエータから把持部301までの動力伝達機構に用いることで、把持部301を略水平に近似直線運動させている。
これによれば、把持部301の相互間隔に関わらず、把持部301の高さがほぼ変化しなくなり、把持部301の相互間隔の最大値をハンド基部203とリンク機構との接続部間距離より大きくとることも可能となる。また、リンク長およびリンク機構の全体形状の設計自由度も大きくすることができる。従って、ロボットハンド107および117によれば、ワークWの把持および教示を容易に行いつつ、小型化および軽量化を図ることができる。
<第2実施形態>
次に、図5から図8を用いて、本発明の第2実施形態に係るロボットハンドについて説明する。本実施形態が第1実施形態と相違する点は、左右両方の把持部が連動して動作する点である。本実施形態に係るロボットハンドのその他の構成は、第1実施形態に係るロボットハンド107と同様である。
(ロボットハンドの構成)
まず、本実施形態に係るロボットハンド400の構成について説明する。図5は、本実施形態に係るロボットハンドの構成例を示す模式図である。図6は、本実施形態に係るロボットハンドの構成配置例を示す模式図である。図7は、本実施形態に係るロボットハンドの駆動機構例を示す模式図である。
図5(a)から図5(c)に示すように、ロボットハンド400は、把持部401および把持部402と、ハンド本体403と、を備える。また、図5(a)および図5(b)に示すように、ロボットハンド400は、主動系の駆動軸406および主動系と対を成す従動系の従動軸404と、主動系の把持部402およびグラスホッパ機構などの伝達機構412と、従動系の把持部401およびグラスホッパ機構などの伝達機構411と、主動系の駆動軸406から従動系へ動力を伝達する連結機構であるギア機構405と、を備えている。
図5(a)に示すように、ロボットハンド400のリンク機構は、一例として、左右の各把持部401および402に連結されている、リンクL21からリンクL27、および、リンクR21からリンクR27、を備えている。ロボットハンド400では、第1リンクのリンクL21、第4リンクのリンクL24および第5リンクのリンクL25(リンクR21、リンクR24およびリンクR25)で一つ目の平行四辺形リンク機構を形成し、第2リンクのリンクL22の一部、リンクL25、第6リンクのリンクL26および第7リンクのリンクL27(リンクR22の一部、リンクR25、リンクR26およびリンクR27)で二つ目の平行四辺形リンク機構を形成している。また、ロボットハンド400では、リンクL21、リンクL22、リンクL23(リンクR21、リンクR22、リンクR23)、および、リンクL21とリンクL23(リンクR21とリンクR23)の基端で構成される固定リンク、でグラスホッパ機構を形成している。
図5(a)から図5(c)において、リンクL24とハンド基部403との連結点を点A、リンクL25とリンクL22の延在部との連結点を点B、リンクL22とリンクL23との連結点を点C、リンクL23とハンド基部403との連結点を点D、とする。また、リンクL21とハンド基部403との連結点を点E、リンクL21とリンクL25およびリンクL26との連結点を点F、リンクL22と把持部401との連結点を点P、リンクL26と把持部401との連結点を点Q、とする。ここで、線分ADおよび線分EDで固定リンクを形成し、線分PQでリンクL27(リンクR27)を形成している。
ロボットハンド400は、一つのアクチュエータによって2つのグラスホッパ機構が同期して駆動され、左右の把持部401および402が連動して動作する。なお、本実施形態におけるリンク長の関係は、AB(=EF):BC:PB=1:1.8:3.24で、第1実施形態とはグラスホッパ機構の全体形状が異なる。ギア機構405は、主動系と従動系の機構を同期させて動作させるために直接噛合していることが同期誤差を低減するうえで望ましい。
また、図6に示すように、ロボットハンド400は、フランジ部501と、揺動ベーンモータ502と、を備える。さらに、図7に示すように、ロボットハンド400は、駆動機構600を備え、駆動機構600は、エンコーダ601を備えている。
ロボットハンド400の回転動力は、揺動ベーンモータ502によって与えられる。空気圧アクチュエータは減速しなくともロボット動作に適切な速度と把持力を得られる。本実施形態においては、駆動系がバックドライバビリティをもつため、接触時の衝撃抑制や把持力制御などが必要なロボットハンドの用途に好適である。
また、動力伝達経路上にクラッチやマグネットなどの機構が存在しても良い。これにより過負荷に対して安全に動力遮断ができる。駆動軸406の位置および回転角度は、従動系の回転軸を介してエンコーダ601によって計測され、揺動ベーンモータ502は図示しないロボット制御装置によって正逆方向の回転を行え、所定の回転位置で停止するよう制御される。
(ロボットハンドの動作)
次に、図5(a)から図5(c)を用いてロボットハンド400の動作について説明する。
主動系にある駆動軸406に対して図の反時計方向に回転駆動力が与えられると、駆動軸406から従動系へ動力がギア機構405により伝達され、従動系が主動系に連動して動作する。これにより左右の把持部401および402が同期しながら相互間隔を狭めるよう近似直線運動する。また2つの平行四辺形リンクの作用によって把持部401および402の姿勢が保たれる。
(リンクの非干渉配置)
次に、図8を用いてロボットハンド400の動作について説明する。図8は、本実施形態に係るロボットハンド400のリンクの非干渉配置例を示す模式図である。
図8に示すように、ロボットハンド400では、リンクL21とリンクL24を回転軸方向にずらして配置している。回転軸方向にずらして配置することで、リンクL21とリンクL24の干渉を防ぐことができる。これによりリンクL21の回転可能な角度および把持部401および402の相互間隔の最大値を大きくすることができるので、ロボットハンド400全体を小型化できる。なお、ロボットハンド400では、相互間隔最大値が、ハンド基部403の左右方向寸法の1.3倍程度となっている。
本実施形態に係るロボットハンド400によれば、第1実施形態に係るロボットハンド107と同様の効果に加え、左右の把持部401および402が連動して動作するので、より広い可動域を得ることができる。
<第3実施形態>
次に、図9および図10を用いて、本発明の第3実施形態に係るロボットハンドについて説明する。本実施形態が第1実施形態および第2実施形態と相違する点は、ロボットハンドが3つの把持部を備えている点である。本実施形態に係るロボットハンドのその他の構成は、第1実施形態と同様である。
(ロボットハンドの構成)
まず、本実施形態に係るロボットハンド800の構成について説明する。図9は、本実施形態に係るロボットハンド800の構成例を示す模式図である。
図9に示すように、ロボットハンド800は、フランジ部801と、駆動装置802と、3つの把持部803、804および805と、を備えている。各把持部803、804および805は、それぞれがグラスホッパ機構などの伝達機構と別個の電動モータによって駆動される。各把持部803、804および805は、駆動軸406の径方向外側へ向けて互いに120°の角度をなすようにハンド基部に固定されている。
各把持部803、804および805が独立に動作することで、複雑な形状のワークWやロボットハンド800の中心とワークWの中心がズレていても適切に把持することができる。
本構成では各駆動装置を同じ方向に配置することで集約して配置することができ、ロボットハンド800全体の小型化に資する。ロボットハンド800は、フランジ部を介して駆動軸406を中心にロボットアームに対して回動自在に取り付けられる。各駆動装置は、フランジ部の延在している方向と同じ方向に配置されていてもよい。本構成によれば、ロボットアームを取り付けるための構造と駆動装置とを省スペースに配置することができ、ロボットハンド800全体の小型化に資する。
(駆動装置の構成)
次に、図10を用いて、本実施形態に係る駆動装置802の構成について説明する。図10は、本実施形態に係るロボットハンド800の駆動機構の構成例を示す模式図である。
駆動装置802は、エンコーダ901と、モータ902と、ブレーキ903と、減速機904と、減速機904に接続されたギア905と、を備えている。駆動装置802は、駆動軸907を介してリンク機構と連結され、ギア905と駆動軸907の先端に取り付けられているウォームギア906とが噛み合わされている。
電動モータからの動力は平歯車とウォームギアを介して伝達され、駆動軸907に回転駆動力を与える。駆動装置802は、駆動軸907に回転駆動力を与えることができればよく、例えば空気圧シリンダのような直動アクチュエータとラックピニオン機構のような回転運動と直動運動を変換する機構によって実現されてもよい。
電動モータから駆動軸907までの動力伝達経路上にはブレーキ装置が設けられている。なおブレーキ装置は減速機の前段に設けることが好ましい。ブレーキ装置はコイルに通電することでブレーキの作動が解除され、非通電時にはブレーキが作動するよう構成されている。駆動装置802が上記構成を備えることにより、ロボットハンド800への電力供給が絶たれた場合でもロボットハンド800は、ワークWを把持し続けることができる。
減速機の入力部はモータ出力軸と連結されており、減速機の出力部は駆動軸907と連結されている。減速機で減速された回転動力が駆動軸907を介して原動リンクに出力される。本実施形態に係る減速機とは、例えばハーモニックドライブ(登録商標)などである。
本実施形態に係るロボットハンド800によれば、第1実施形態に係るロボットハンド107と同様の効果に加え、各把持部803、804および805が独立に動作することで、複雑な形状のワークWやロボットハンド800の中心とワークWの中心がずれていても適切にワークWを把持することができる。
以上、本実施形態に係る把持システムおよびロボットハンドについて詳述してきたが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、上述の各実施形態で説明した各構成を適宜組み合わせてシステムを実現してよいことは勿論である。
本発明は、例えば、生産工場などで把持対象物を把持するロボットハンドを取り付けたロボットに適用される技術に関するものであり、産業上の利用可能性を有するものである。
100 把持システム
101 ロボット本体
102 ロボット制御装置
103 入力装置
104 上位制御システム
105 ベース部
106 ロボットアーム
107、117、400、800 ロボットハンド
201、301、401 第1把持部
302、402 第2把持部
303、406、907 駆動軸
304 回転軸
305、306 プーリー
307 無端ベルト
203、403 ハンド基部
404 従動軸
405 ギア機構
411 従動系
412 主動系
501、801 フランジ部
502 揺動ベーンモータ
600、802 駆動装置
601、901 エンコーダ
803、804、805 把持部
902 モータ
903 ブレーキ
904 減速機
905 ギア
906 ウォームギア

Claims (7)

  1. 基部と、
    前記基部に開閉可能に連結された少なくとも2つの把持部と、
    前記少なくとも2つの把持部の少なくとも一方の把持部と前記基部とを連結するリンク機構と、を備え、
    前記リンク機構は、複数のリンクで形成され、前記少なくとも一方の把持部を前記少なくとも2つの把持部の開閉方向に近似直線運動させるロボットハンド。
  2. 前記少なくとも2つの把持部は、把持対象物が支持される支持面に対して略水平な方向に近似直線運動する請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記リンク機構は、第1リンク、第2リンクおよび第3リンク、の3つのリンクを有するグラスホッパ機構を含み、
    前記第1リンクは、一端が前記第2リンクの延在部に回動可能に連結され、他端が前記基部に回動可能に連結され、
    前記第2リンクの先端は、前記一方の把持部に回動可能に連結され、
    前記第3リンクは、一端が前記第2リンクの基端に連結され、他端が前記基部に回動可能に連結されている、
    請求項1または2に記載のロボットハンド。
  4. 前記リンク機構は、
    前記第1リンクと平行に配置される第4リンクと、
    前記第2リンクの延在部と前記第4リンクとを連結する第5リンクと、
    前記第4リンクおよび前記第5リンクと前記一方の把持部とを連結する第6リンクと、をさらに有し、
    前記第4リンクは、一端が前記第5リンクおよび前記第6リンクに回動可能に連結され、他端が前記基部に回動可能に連結され、
    前記第5リンクは、一端が前記第2リンクの延在部に回動可能に連結され、他端が前記第4リンクの一端に回動可能に連結されて、前記第5リンクの長さが、前記第2リンクおよび前記第6リンクと前記一方の把持部とのそれぞれの連結部間の距離と略等しく、
    前記第6リンクは、先端が前記一方の把持部に回動可能に連結され、基端が前記第4リンクの一端および前記第5リンクの他端に回動可能に連結されて、前記第2リンクと平行に配置されている、請求項3に記載のロボットハンド。
  5. 前記把持部と前記基部とのそれぞれの間を連結する各リンク機構と、前記各リンク機構の間に配置され、駆動源からの駆動力を主動系から従動系へ伝達する連結機構と、を備える請求項1から4のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  6. 前記把持部を3つ備えた請求項1から5のいずれか一項に記載のロボットハンド。
  7. ロボット制御装置と、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを所定の位置に移動させるロボットアームと、
    を備える把持システム。
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