JP2021132757A - 電気かみそり - Google Patents

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美咲 近藤
宏明 清水
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宏明 清水
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健一 村木
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Abstract

【課題】外刃による肌面へのダメージを抑制しながら、肌面のケアを効果的に行うことができる電気かみそりを提供する。【解決手段】電気かみそり2は、肌面に接触する外刃24と、外刃24に対して往復直線運動することにより、外刃24と協働して肌面の体毛を切断する内刃28と、肌面に接触して当該肌面に微弱電流を供給する電極30とを備える。電極30は、外刃24と並んで配置された第1の電極面42aが形成された第1の電極部42と、第1の電極面42aから当該第1の電極面42aと交差する方向に沿って垂下する第2の電極面44aが形成された第2の電極部44とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電気かみそりに関する。
体毛を剃るシェービング機能と、肌面のケアを行うスキンケア機能とを兼ね備えた電気かみそりが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の電気かみそりの刃ヘッドは、外刃と、外刃に対して往復直線運動する内刃と、肌面に微弱電流を供給するための電極部とを備えている。外刃は、一対のネット外刃と、当該一対のネット外刃の間に配置されたスリット刃とを有している。電極部は、一対のネット外刃のうち一方と、スリット刃との間に配置されている。
外刃を肌面に接触させた状態で、内刃が外刃に対して往復直線運動することにより、外刃の刃孔に挿通された体毛が内刃と外刃との挟み切りで切断される。また、電極部を肌面に接触させた状態で、電極部からの微弱電流が肌面に供給されることにより、肌面のケアを行うことができる。
特開2006−343322号公報
しかしながら、上述した従来の電気かみそりでは、ユーザが肌面のケアのみを行いたい場合であっても、外刃と電極部とが肌面に同時に接触するため、肌面が外刃によりダメージを受けるおそれがあるという課題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、外刃による肌面へのダメージを抑制しながら、肌面のケアを効果的に行うことができる電気かみそりを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気かみそりは、肌面に接触する外刃と、前記外刃に対して往復直線運動することにより、前記外刃と協働して肌面の体毛を切断する内刃と、肌面に接触して当該肌面に微弱電流を供給する電極と、を備え、前記電極は、前記外刃と並んで配置された第1の電極面が形成された第1の電極部と、前記第1の電極面から当該第1の電極面と交差する方向に沿って垂下する第2の電極面が形成された第2の電極部と、を有する。
本発明の一態様に係る電気かみそりによれば、外刃による肌面へのダメージを抑制しながら、肌面のケアを効果的に行うことができる。
実施の形態に係る電気かみそりを示す斜視図である。 実施の形態に係る電気かみそりを示す正面図である。 実施の形態に係る電気かみそりを示す側面図である。 実施の形態に係る電気かみそりを示す背面図である。 実施の形態に係る刃ヘッドを示す斜視図である。 実施の形態に係る刃ヘッドを示す正面図である。 実施の形態に係る刃ヘッドを示す上面図である。 実施の形態に係る刃ヘッドを示す側面図である。 図4のVI−VI線による、実施の形態に係る刃ヘッドの要部断面図である。 外刃カセットを取り外した状態での、実施の形態に係る刃ヘッドを示す背面図である。 外刃カセットを取り外した状態での、実施の形態に係る刃ヘッドを示す上面図である。 実施の形態に係る刃ヘッドにおける第1の温度センサ及び第2の温度センサの配置を説明するための図である。 実施の形態に係る第1の温度センサを示す斜視図である。 実施の形態に係る電気かみそりの機能構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る電気かみそりの電極に印加する電圧の印加パターンの一例を示す図である。 実施の形態に係る電気かみそりの電極に印加する電圧の印加パターンの一例を示す図である。 実施の形態に係る電気かみそりの電極に印加する電圧の印加パターンの一例を示す図である。 実施の形態に係る電気かみそりの電極に印加する電圧の印加パターンの一例を示す図である。 実施の形態に係る電気かみそりの第1のモードにおける使用方法を説明するための図である。 実施の形態に係る電気かみそりの第2のモードにおける使用方法を説明するための図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[1.電気かみそりの全体構造]
まず、図1A〜図1Dを参照しながら、実施の形態に係る電気かみそり2の全体構造について説明する。図1Aは、実施の形態に係る電気かみそり2を示す斜視図である。図1Bは、実施の形態に係る電気かみそり2を示す正面図である。図1Cは、実施の形態に係る電気かみそり2を示す側面図である。図1Dは、実施の形態に係る電気かみそり2を示す背面図である。
なお、図1A〜図1Dにおいて、電気かみそり2の左右方向をX軸方向、電気かみそり2の前後方向をY軸方向、電気かみそり2の上下方向をZ軸方向とする。
実施の形態に係る電気かみそり2は、人体の肌面に生えた体毛(髭)を剃るシェービングを行うシェービング機能と、人体の肌面のケアを行うスキンケア機能とを兼ね備えた電気かみそりである。図1A〜図1Dに示すように、電気かみそり2は、かみそり本体4と、刃ヘッド6とを備えている。
かみそり本体4は、グリップ部8と、連結部10とを有している。グリップ部8は、略有底円筒形状に形成され、上下方向(Z軸方向)に沿って長尺状に形成されている。グリップ部8は、例えば樹脂等で形成されている。ユーザは、電気かみそり2を使用する際には、グリップ部8を手で把持する。なお、グリップ部8の内部には、各電子部品等に電力を供給するための二次電池(図示せず)が配置されている。
図1A及び図1Bに示すように、グリップ部8の前面8aには、電源スイッチ12、電流切替スイッチ14及び温度切替スイッチ16が配置されている。電源スイッチ12は、電気かみそり2の電源のオン・オフを切り替えるためのスイッチである。電流切替スイッチ14は、電極30(後述する)から肌面に供給される微弱電流を、例えば3段階(「強」・「弱」・「切」)に切り替えるためのスイッチである。温度切替スイッチ16は、電極30の温度を、例えば3段階(「高」・「低」・「切」)に切り替えるためのスイッチである。
図1C及び図1Dに示すように、グリップ部8の背面8bには、例えば金属で形成された対極電極部18が配置されている。対極電極部18は、グリップ部8の長手方向(Z軸方向)に沿って長尺状に形成されている。対極電極部18は、ユーザがグリップ部8を手で把持した際に、ユーザの掌又は指が対極電極部18に確実に接触するような配置、形状及び大きさを有していることが好ましい。なお、対極電極部18の材質は、金属に限定されず、例えば導電性樹脂、あるいは、絶縁性樹脂の表面に金属メッキを被覆したもの等であってもよい。
連結部10は、グリップ部8の長手方向における一端部に配置されている。連結部10は、グリップ部8に対して刃ヘッド6を前後方向(Y軸方向)又は左右方向(X軸方向)若しくはその両方向に揺動可能に連結する。
刃ヘッド6は、肌面に接触した状態で、当該肌面に生えた体毛を剃るための刃面20を有している。また、刃ヘッド6は、かみそり本体4に対して前後方向又は左右方向若しくはその両方向に揺動する。これにより、ユーザがグリップ部8を手で把持して、刃ヘッド6の刃面20を肌面に押し当てながら肌面上を移動させる際に、刃面20が肌面の形状に追従して肌面に密着するようになる。
[2.刃ヘッドの構造]
次に、図2〜図8Bを参照しながら、刃ヘッド6の構造について説明する。図2は、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す正面図である。図4は、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す上面図である。図5は、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す側面図である。図6は、図4のVI−VI線による、実施の形態に係る刃ヘッド6の要部断面図である。図7Aは、外刃カセット34を取り外した状態での、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す背面図である。図7Bは、外刃カセット34を取り外した状態での、実施の形態に係る刃ヘッド6を示す上面図である。図8Aは、実施の形態に係る刃ヘッド6における第1の温度センサ48及び第2の温度センサ50の配置を説明するための図である。図8Bは、実施の形態に係る第1の温度センサ48を示す斜視図である。
図2〜図5に示すように、刃ヘッド6は、刃フレーム22と、外刃24と、ローラ26と、内刃28と、電極30とを有している。
刃フレーム22は、枠体32と、外刃カセット34とを有している。枠体32は、連結部10を介して、グリップ部8の長手方向における一端部に前後方向又は左右方向若しくはその両方向に揺動可能に連結されている。外刃カセット34は、枠体32に着脱可能に取り付けられている。
外刃24は、外刃カセット34に支持されている。外刃24は、3枚の外刃、すなわち、第1のネット外刃24aと、スリット刃24bと、第2のネット外刃24cとを有している。第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cは、前後方向にこの順に並んで配置されている。これらの第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cによって、上述した刃面20が規定される。なお、第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cの各々は、例えばステンレス等の金属で形成されてもよく、あるいは、樹脂で形成されてもよい。また、本実施の形態では、外刃24は3枚の外刃を有するようにしたが、これに限定されず、外刃24は任意の数の外刃を有していてもよい。
図2及び図4に示すように、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各々は、左右方向(X軸方向)(所定の方向の一例)に沿って長尺状に形成され、互いに略平行に配置されている。図3に示すXZ正面視において、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各々は、上方(Z軸のプラス側)に向けて凸となるように、長手方向(X軸方向)に沿って湾曲するアール形状に形成されている。また、図5に示すYZ側面視において、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各々は、上方に向けて凸となるように、短手方向(Y軸方向)に沿って逆U字状に湾曲して形成されている。なお、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各々には、複数の刃孔(図示せず)が形成されている。
図2及び図4に示すように、スリット刃24bは、左右方向に沿って長尺状に形成され、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各々に対して略平行に配置されている。図5に示すYZ側面視において、スリット刃24bは、短手方向(Y軸方向)に沿って略逆U字状(コの字状)に形成されている。すなわち、スリット刃24bの上面(刃面20を規定する面)は、平坦面で形成されている。スリット刃24bには、スリット状の複数の刃孔36(図4参照)が形成されている。
図2及び図4に示すように、ローラ26は、外刃カセット34に回転可能に支持されている。ローラ26は、左右方向に沿って長尺状に形成され、第1のネット外刃24aと電極30の第1の電極部42(後述する)との間に配置されている。図6に示すように、ローラ26は、外刃24の刃面20及び第1の電極部42の第1の電極面42a(後述する)よりも肌面側(Z軸のプラス側)に突出している。すなわち、ローラ26は、刃面20及び第1の電極面42aを含む平面38(図6において一点鎖線で示す)よりも肌面側に突出している。
図7Aに示すように、内刃28は、内刃駆動子40を介して枠体32に支持されており、外刃24と枠体32との間に配置されている。図7Bに示すように、内刃28は、3枚の内刃、すなわち、第1の内刃28aと、スリット内刃28bと、第2の内刃28cとを有している。第1の内刃28a、スリット内刃28b及び第2の内刃28cはそれぞれ、第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cに対向して配置されている。
内刃駆動子40が駆動することにより、第1の内刃28a、スリット内刃28b刃及び第2の内刃28cはそれぞれ、第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cに対して、左右方向に所定の振幅で往復直線運動する。これにより、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各刃孔、並びに、スリット刃24bの刃孔36に挿通された体毛は、第1のネット外刃24a、スリット刃24b及び第2のネット外刃24cと、第1の内刃28a、スリット内刃28b及び第2の内刃28cとの協働による挟み切りで切断される。
電極30は、肌面に接触した状態で当該肌面に微弱電流を供給することにより、肌面のケアを行うためのものである。図2〜図5に示すように、電極30は、例えば金属で形成され、外刃カセット34に支持されている。電極30は、第1の電極部42と、第2の電極部44とを有しており、全体としてYZ断面視で略逆J字状の板状に形成されている。なお、電極30の材質は、金属に限定されず、例えば導電性樹脂、あるいは、絶縁性樹脂の表面に金属メッキを被覆したもの等であってもよい。
図2〜図5に示すように、第1の電極部42は、刃ヘッド6の天面(刃面20が配置された面)に配置されている。第1の電極部42の外面には、第1の電極面42aが形成されている。第1の電極面42aは、刃面20と前後方向(左右方向に対して略垂直な方向)に並んで配置されている。
図3に示すように、第1の電極面42aは、上方に向けて凸となるように、左右方向に沿って湾曲するアール形状に形成されている。この時、第1の電極面42aのアール形状の曲率は、第1のネット外刃24a及び第2のネット外刃24cの各アール形状の曲率と略同一である。これにより、後述する第1のモードにおいて、刃面20と第1の電極面42aとを同時に肌面に接触させた際に、刃面20と第1の電極面42aとをほぼ同じ圧力で肌面に押し当てることができる。その結果、刃面20だけが肌面に強く押し当てられるのを回避することができるので、肌面のケアを優しく行うことができる。また、第1の電極面42aだけが肌面に強く押し当てられるのも回避することができるので、刃面20を肌面にしっかりと密着させることができ、シェービングを効果的に行うことができる。
図2〜図5に示すように、第2の電極部44は、刃ヘッド6の正面(刃ヘッド6の天面からグリップ部8の前面8a側に垂下した面)に配置されている。第2の電極部44の外面には、第2の電極面44aが形成されている。第2の電極面44aは、第1の電極面42aから連続的に延びている。具体的には、第2の電極面44aは、第1の電極面42aから、当該第1の電極面42aと交差する方向(Z軸のマイナス側)に沿って垂下している。第2の電極面44aは、第1の電極面42aよりも大きい面積を有している。
図4に示すように、刃面20をXY平面視した際に、第2の電極面44aは、前方(Y軸のマイナス側)に向けて凸となるように、左右方向に沿って湾曲するアール形状に形成されている。これにより、後述する第2のモードにおいて、第2の電極面44aを肌面に接触させた際に、例えば顔の窪んだ面に第2の電極面44aを効率良くフィットさせることができる。
また、図5及び図6に示すように、第1の電極面42aと第2の電極面44aとの境界部46は、アール形状に形成されている。これにより、後述する第1のモードにおいて、刃面20と第1の電極面42aとを肌面に同時に接触させた際、並びに、後述する第2のモードにおいて、第2の電極面44aを肌面に接触させた際に、肌面に対する第1の電極面42a又は第2の電極面44aの接触面積を大きく確保することができる。
図8Aに示すように、第1の電極面42a及び第2の電極面44aにはそれぞれ、第1の温度センサ48及び第2の温度センサ50(温度センサの一例)が埋め込まれている。第1の温度センサ48は、第1の電極面42aに接触した肌面の温度を検出する。第2の温度センサ50は、第2の電極面44aに接触した肌面の温度を検出する。図8Bの(a)及び(b)に示すように、第1の温度センサ48は、温度検出ブロック52と、断熱シート54とを有している。温度検出ブロック52は、第1の電極面42aに接触した肌面の温度を検出し、検出した温度を示す温度データを制御部62(後述する)に出力する。断熱シート54は、温度検出ブロック52の表面を覆うように配置されており、第1の電極部42から温度検出ブロック52への熱の伝達を遮断する。第2の温度センサ50の構成については、第1の温度センサ48の構成と同一であるため、説明を省略する。
[3.電気かみそりの機能構成]
次に、図9〜図13を参照しながら、実施の形態に係る電気かみそり2の機能構成について説明する。図9は、実施の形態に係る電気かみそり2の機能構成を示すブロック図である。図10〜図13の各々は、実施の形態に係る電気かみそり2の電極30に印加する電圧の印加パターンの一例を示す図である。
図9に示すように、電気かみそり2は、機能構成として、第1の温度センサ48と、第2の温度センサ50と、駆動部56と、電圧供給部58と、ヒータ60と、制御部62とを備えている。
第1の温度センサ48は、第1の電極面42aに接触した肌面の温度を検出し、検出した温度を示す温度データを制御部62に出力する。第2の温度センサ50は、第2の電極面44aに接触した肌面の温度を検出し、検出した温度を示す温度データを制御部62に出力する。
駆動部56は、内刃駆動子40を駆動させるためのモータである。図1A〜図1Dでは図示しないが、駆動部56は、例えばかみそり本体4の内部に配置されている。
電圧供給部58は、電極30に所定の電圧を印加するための電圧供給源である。図1A〜図1Dでは図示しないが、電圧供給部58は、例えばかみそり本体4の内部に配置されている。電圧供給部58が電極30に所定の電圧を印加することにより、電極30に接触した肌面には、例えば数μA程度の微弱電流が供給される。なお、人体には100〜200μAの生体電流が流れており、この生体電流に近い微弱電流を体外から人体に流すことにより、自然治癒力が高まることが実証されている。
電圧供給部58は、電極30に印加する所定の電圧として、a)図10に示すような一定電圧値L1の直流電圧、b)図11に示すような矩形波L2の直流電圧、c)図12に示すような正弦波L3の交流電圧、又は、d)図13に示すような矩形波L4の交流電圧等を印加することができる。また、図示しないが、電圧供給部58は、電極30に印加する所定の電圧として、三角波等の交流電圧を印加してもよい。なお、図10に示す例では、電圧供給部58は、肌面の皮膚組織の活性化を図るために、0.01〜20Vの範囲内の一定電圧値V1の直流電圧を電極30に印加することが好ましい。一定電圧値L1が0.01Vよりも低い場合には、肌面を正常な電位状態に保つことができない。一方、一定電圧値L1が20Vを超える場合には、肌面に過剰な電流が流れて肌面の細胞が電気分解により死滅するおそれがある。
電圧供給部58により印加される所定の電圧は、例えば定電圧、パルス電圧、又は、周期的に電圧値が変動するもの等、任意の種類の電圧であってもよい。例えば、所定の電圧が直流電圧であり、且つ、パルス電圧(60Hz〜1MHz)等の電圧値が変動する場合には、平均電圧値又はピーク電圧値が上記の0.01〜20Vの範囲内であるのが好ましい。また、定電流制御を行っている場合には、所定の電圧の平均電圧値が上記の0.01〜20Vの範囲内であるのが好ましい。一方、所定の電圧が交流電圧である場合には、所定の電圧のピーク電圧値が上記の0.01〜20Vの範囲内であるのが好ましい。ここで、所定の電圧が交流電圧である場合には、電圧値が比較的低くても肌面に微弱電流を供給することができる上に、電圧値が比較的高くても周波数を上げることでユーザに与える電気的な痛みを低減することができる。
なお、本実施形態では、電圧供給部58が定電圧制御を行う場合について説明したが、これに限定されず、定電流制御を行うようにしてもよい。この場合には、電圧値が条件等により変動するため、この場合においても平均電圧値又はピーク電圧値が0.01〜20Vの範囲内であるのが好ましい。
ヒータ60は、電極30を加熱するための熱源である。図1A〜図1Dでは図示しないが、ヒータ60は、例えば刃ヘッド6の内部に配置されている。
制御部62は、ユーザによる電源スイッチ12の操作に基づいて、駆動部56を制御する。具体的には、ユーザが電源スイッチ12を操作して電気かみそり2の電源をオンした際には、制御部62は、内刃駆動子40を駆動させるように駆動部56を制御する。ユーザが電源スイッチ12を操作して電気かみそり2の電源をオフした際には、制御部62は、内刃駆動子40の駆動を停止させるように駆動部56を制御する。
なお、制御部62は、第1の温度センサ48又は第2の温度センサ50の検出結果に基づいて、駆動部56を制御してもよい。具体的には、第1の温度センサ48又は第2の温度センサ50により検出された肌面の温度が閾値以上である場合には、制御部62は、肌面に炎症が起きていると判断し、内刃28の振幅を小さくするように駆動部56を制御する。これにより、シェービング時に、肌面に負担をかけるのを抑制することができる。一方、第1の温度センサ48又は第2の温度センサ50により検出された肌面の温度が上記閾値未満である場合には、制御部62は、肌面の状態が良好であると判断し、内刃28の振幅を大きくするように駆動部56を制御する。これにより、シェービング時に、体毛を深剃りすることができる。
また、制御部62は、ユーザによる電流切替スイッチ14の操作に基づいて、電圧供給部58を制御する。具体的には、ユーザが電流切替スイッチ14を操作して、電極30から肌面に供給される微弱電流を「強」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30から肌面に供給される微弱電流が第1の電流値となるように、電圧供給部58を制御する。ユーザが電流切替スイッチ14を操作して、電極30から肌面に供給される微弱電流を「弱」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30から肌面に供給される微弱電流が第1の電流値よりも小さい第2の電流値となるように、電圧供給部58を制御する。ユーザが電流切替スイッチ14を操作して、電極30から肌面に供給される微弱電流を「切」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30から肌面への微弱電流の供給が停止するように、電圧供給部58を制御する。
また、制御部62は、シェービング及び肌面のケアを同時に行う第1のモード、及び、肌面のケアのみを行う第2のモードの一方から他方に切り替えるように、駆動部56及び電圧供給部58を制御する。第1のモードでは、制御部62は、内刃駆動子40を駆動させるように駆動部56を制御し、且つ、電極30から肌面に微弱電流が供給されるように電圧供給部58を制御する。第2のモードでは、制御部62は、内刃駆動子40の駆動を停止させるように駆動部56を制御し、且つ、電極30から肌面に微弱電流が供給されるように電圧供給部58を制御する。
また、制御部62は、ユーザによる温度切替スイッチ16の操作に基づいて、ヒータ60の通電を制御する。具体的には、ユーザが温度切替スイッチ16を操作して、電極30の温度を「高」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30の温度が第1の温度となるように、ヒータ60の通電を制御する。ユーザが温度切替スイッチ16を操作して、電極30の温度を「低」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30の温度が第1の温度よりも低い第2の温度となるように、ヒータ60の通電を制御する。ユーザが温度切替スイッチ16を操作して、電極30の温度を「切」に切り替えた場合には、制御部62は、電極30がヒータ60により加熱されないように、ヒータ60の通電を停止する。
なお、制御部62は、第1の温度センサ48又は第2の温度センサ50の検出結果に基づいて、ヒータ60の通電を制御してもよい。具体的には、制御部62は、電極30の温度が肌面の温度よりも高く(又は低く)なるように、ヒータ60の通電を制御してもよい。このように、制御部62が肌面の温度に応じて電極30の温度を調節することにより、ユーザは、シェービング時又は肌面のケア時に、心地良い温度で電極30を肌面に接触させることができる。また、肌面と電極30との適正な温度差を保つことができ、電気かみそり2を使用するタイミング又は場所等によらずに、適正な温度で肌面のケアを行うことができる。
また、制御部62は、第1のモードと第2のモードとで電極30の温度を異ならせるように、ヒータ60を制御してもよい。具体的には、制御部62は、例えば第1のモードにおける電極30の温度が第2のモードにおける電極30の温度よりも高くなるように、ヒータ60を制御してもよい。これにより、第1のモード及び第2のモードの各々における電極30の適正温度が異なる場合であっても、ユーザは、第1のモード及び第2のモードのいずれにおいても、心地良い温度で電極30を肌面に接触させることができる。
[4.電気かみそりの使用方法]
[4−1.第1のモードにおける使用方法]
次に、図14Aを参照しながら、実施の形態に係る電気かみそり2の使用方法について説明する。図14Aは、実施の形態に係る電気かみそり2の第1のモードにおける使用方法を説明するための図である。
ユーザが電源スイッチ12を操作して電気かみそり2の電源をオンにすることにより、制御部62は、シェービング及び肌面のケアを同時に行う第1のモードに切り替える。
図14Aに示すように、ユーザは、グリップ部8を手で把持して、刃ヘッド6の刃面20と、電極30の第1の電極部42の第1の電極面42aとを肌面に同時に接触させる。これにより、刃面20に接触した肌面の体毛を剃るシェービングが行われると同時に、第1の電極部42から肌面に例えば数μA程度の微弱電流を供給する肌面のケアが行われる。
なお、ユーザがグリップ部8を手で把持して刃ヘッド6を肌面に押し当てた際に、刃ヘッド6を肌面に押し当てる力をローラ26が最も大きく受けるようになる。これにより、回転するローラ26が摩擦抵抗を低減するため、刃面20と第1の電極面42aとを肌面にしっかりと押し当てながら、少ない摩擦で滑らすように肌面上を移動させることができる。その結果、肌面への負担を抑えながら、シェービングと肌面のケアとを同時に行うことができる。
このように、シェービング及び肌面のケアを同時に行うことにより、特に肌荒れが生じている場合に、創傷した皮膚組織が微弱電流により修復され、皮膚角質層のバリア機能の修復・促進を図ることができる。その結果、シェービング後の肌面の状態をしっとり、サラサラの状態にすることができ、肌面の状態を改善することができる。また、肌面には微弱電流が供給されるため、ユーザに与える電気的な刺激も微弱であり、ユーザに電気的な痛みを与えることもない。さらに、電極30は、刃ヘッド6の外刃24とは電気的に接触していないので、外刃24が金属製である場合であっても、外刃24が電気的に酸化されて腐食することがなく、特に金属製の刃面20の尖った部分が電蝕して刃こぼれが発生するのを回避することができる。
また、ユーザがグリップ部8を手で把持した際に、ユーザの掌又は指は、グリップ部8に配置された対極電極部18に接触する。これにより、シェービングを行う肌面に第1の電極面42aを接触させた際に、ユーザの人体を介して電極30と対極電極部18との間で閉回路が形成されるようになる。その結果、ユーザの人体に微弱電流が流れやすくなり、シェービングを行う肌面には、常に同じポテンシャルを有する電圧が印加されるようになる。また、ユーザがグリップ部8を手で把持するだけで、ユーザの掌又は指が対極電極部18に接触するので、把持するグリップ部8を利用して微弱な電気的刺激効果を高めることができる。
さらに、電極30に直流電圧を印加した場合に、電極30を陰極、対極電極部18を陽極とすることにより、シェービングを行う肌面にマイナスの電位を与えることができる。これにより、肌面を正常な電位状態に保つことができ、肌面のケアを効果的に行うことができる。
[4−2.第2のモードにおける使用方法]
次に、図14Bを参照しながら、実施の形態に係る電気かみそり2の使用方法について説明する。図14Bは、実施の形態に係る電気かみそり2の第2のモードにおける使用方法を説明するための図である。
ユーザは、電流切替スイッチ14を操作して、電極30から肌面に供給される微弱電流を「強」又は「弱」に切り替える。これにより、制御部62は、肌面のケアのみを行う第2のモードに切り替える。
図14Bに示すように、ユーザは、グリップ部8を手で把持して、電極30の第2の電極部44の第2の電極面44aを肌面に接触させる。この時、刃面20は、肌面に接触しない。これにより、シェービングは行われずに、第2の電極部44から肌面に例えば数μA程度の微弱電流を供給する肌面のケアのみが行われる。なお、制御部62は内刃駆動子40の駆動を停止させるので、電気かみそり2に内蔵された二次電池の無駄な消耗を抑制することができる。
[5.効果]
上述したように、本実施の形態において、電気かみそり2は、肌面に接触する外刃24と、外刃24に対して往復直線運動することにより、外刃24と協働して肌面の体毛を切断する内刃28と、肌面に接触して当該肌面に微弱電流を供給する電極30とを備える。電極30は、外刃24と並んで配置された第1の電極面42aが形成された第1の電極部42と、第1の電極面42aから当該第1の電極面42aと交差する方向に沿って垂下する第2の電極面44aが形成された第2の電極部44とを有する。
これによれば、ユーザは、例えばシェービング及び肌面のケアを同時に行いたい場合には、外刃24及び第1の電極面42aを肌面に同時に接触させる。また、ユーザは、例えば肌面のケアのみを行いたい場合には、外刃24を肌面に接触させることなく、第2の電極面44aのみを肌面に接触させる。これにより、ユーザが肌面のケアのみを行いたい場合に、外刃24による肌面へのダメージを抑制しながら、肌面のケアを効果的に行うことができる。
また、本実施の形態において、第1の電極面42aと第2の電極面44aとの境界部46は、アール形状に形成される。
これによれば、例えば外刃24及び第1の電極面42aを肌面に同時に接触させた際、あるいは、第2の電極面44aのみを肌面に接触させた際に、肌面に対する第1の電極面42a又は第2の電極面44aの接触面積を大きく確保することができる。
また、本実施の形態において、外刃24は、所定の方向に沿って長尺状に形成され、且つ、所定の方向に沿ってアール形状に形成される。第1の電極面42aは、外刃24と所定の方向に対して略垂直な方向に並んで配置され、且つ、所定の方向に沿って、外刃24のアール形状の曲率と略同一の曲率のアール形状に形成される。
これによれば、例えば外刃24と第1の電極面42aとを同時に肌面に接触させた際に、外刃24と第1の電極面42aとをほぼ同じ圧力で肌面に押し当てることができる。その結果、外刃24だけが肌面に強く押し当てられるのを回避することができるので、肌面のケアを優しく行うことができる。また、第1の電極面42aだけが肌面に強く押し当てられるのも回避することができるので、外刃24を肌面にしっかりと密着させることができ、シェービングを効果的に行うことができる。
また、本実施の形態において、外刃24を平面視した際に、第2の電極面44aは、アール形状に形成される。
これによれば、例えば第2の電極面44aのみを肌面に接触させた際に、顔の窪んだ面に第2の電極面44aを効率良くフィットさせることができる。
また、本実施の形態において、電気かみそり2は、さらに、外刃24と第1の電極部42との間に配置され、外刃24及び第1の電極部42よりも肌面側に突出するローラ26を備える。
これによれば、ユーザが外刃24及び第1の電極面42aを肌面に同時に押し当てた際に、外刃24及び第1の電極面42aを肌面に押し当てる力をローラ26が最も大きく受けるようになる。これにより、回転するローラ26が摩擦抵抗を低減するため、外刃24及び第1の電極面42aを肌面にしっかりと押し当てながら、少ない摩擦で滑らすように肌面上を移動させることができる。その結果、肌面への負担を抑えながら、シェービングと肌面のケアとを同時に行うことができる。
また、本実施の形態において、電気かみそり2は、さらに、内刃28を外刃24に対して往復直線運動させる駆動部56と、駆動部56を駆動し且つ電極30から肌面に微弱電流を供給する第1のモード、及び、駆動部56の駆動を停止し且つ電極30から肌面に微弱電流を供給する第2のモードの一方から他方に切り替えるように制御する制御部62とを備える。
これによれば、2つのモードで同一の電極30を使用するので、電気かみそり2をコンパクトにすることができ、肌面の狙った箇所に電極30を容易に当てることができる。
また、本実施の形態において、制御部62は、肌面の温度に応じて電極30の温度を制御する。
これによれば、シェービング時又は肌面のケア時に、ユーザは、心地良い温度で電極30を肌面に接触させることができる。
また、本実施の形態において、制御部62は、第1のモードと第2のモードとで、電極30の温度を異ならせるように制御する。
これによれば、第1のモード及び第2のモードの各々における電極30の適正温度が異なる場合であっても、ユーザは、第1のモード及び第2のモードのいずれにおいても、心地良い温度で電極30を肌面に接触させることができる。
また、本実施の形態において、電気かみそり2は、さらに、電極30に接触した肌面の温度を検出する第1の温度センサ48(第2の温度センサ50)を備える。制御部62は、第1の温度センサ48(第2の温度センサ50)の検出結果に基づいて、電極30又は駆動部56を制御する。
これによれば、肌面の温度に応じて、電極30又は駆動部56を適切に制御することができる。
また、本実施の形態において、制御部62は、第1の温度センサ48(第2の温度センサ50)の検出結果に基づいて、内刃28の振幅を制御する。
これによれば、肌面の温度に応じて、シェービングを適切に行うことができる。
また、本実施の形態において、制御部62は、第1の温度センサ48(第2の温度センサ50)の検出結果に基づいて、電極30の温度を制御する。
これによれば、肌面の温度に応じて、肌面のケアを適切に行うことができる。
また、本実施の形態において、電気かみそり2では、刃ヘッド6に外刃24及び電極30を設け、電極30に、外刃24と並んで配置された第1の電極面42aと、第1の電極面42aから刃ヘッド6の正面側に垂下して延びる第2の電極面44aとが形成されている。
これによれば、ユーザは、例えばシェービング及び肌面のケアを同時に行いたい場合には、外刃24及び第1の電極面42aを肌面に同時に接触させる。また、ユーザは、例えば肌面のケアのみを行いたい場合には、外刃24を肌面に接触させることなく、第2の電極面44aのみを肌面に接触させる。これにより、ユーザが肌面のケアのみを行いたい場合に、外刃24による肌面へのダメージを抑制しながら、肌面のケアを効果的に行うことができる。
また、本実施の形態において、第1の電極面42aと第2の電極面44aとの境界部46は、アール形状に形成される。
これによれば、例えば外刃24及び第1の電極面42aを肌面に同時に接触させた際、あるいは、第2の電極面44aのみを肌面に接触させた際に、肌面に対する第1の電極面42a又は第2の電極面44aの接触面積を大きく確保することができる。
また、本実施の形態において、外刃24は、所定の方向に沿って長尺状に形成され、且つ、所定の方向に沿ってアール形状に形成される。第1の電極面42aは、外刃24と所定の方向に対して略垂直な方向に並んで配置され、且つ、所定の方向に沿って、外刃24のアール形状の曲率と略同一の曲率のアール形状に形成される。
これによれば、例えば外刃24と第1の電極面42aとを同時に肌面に接触させた際に、外刃24と第1の電極面42aとをほぼ同じ圧力で肌面に押し当てることができる。その結果、外刃24だけが肌面に強く押し当てられるのを回避することができるので、肌面のケアを優しく行うことができる。また、第1の電極面42aだけが肌面に強く押し当てられるのも回避することができるので、外刃24を肌面にしっかりと密着させることができ、シェービングを効果的に行うことができる。
また、本実施の形態において、外刃24を平面視した際に、第2の電極面44aは、アール形状に形成される。
これによれば、例えば第2の電極面44aのみを肌面に接触させた際に、顔の窪んだ面に第2の電極面44aを効率良くフィットさせることができる。
(他の変形例)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態を説明した。しかしながら、本発明における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
上記実施の形態では、第2の電極部44を刃ヘッド6の正面に配置したが、これに限定されず、刃ヘッド6の背面(刃ヘッド6の天面からグリップ部8の背面8b側に垂下した面)に配置してもよい。この場合、第2の電極面44aは、第1の電極面42aから刃ヘッド6の背面側に垂下して配置される。
本発明は、例えばシェービング機能とスキンケア機能とを兼ね備えた電気かみそりに適用可能である。
2 電気かみそり
4 かみそり本体
6 刃ヘッド
8 グリップ部
8a 前面
8b 背面
10 連結部
12 電源スイッチ
14 電流切替スイッチ
16 温度切替スイッチ
18 対極電極部
20 刃面
22 刃フレーム
24 外刃
24a 第1のネット外刃
24b スリット刃
24c 第2のネット外刃
26 ローラ
28 内刃
28a 第1の内刃
28b スリット内刃
28c 第2の内刃
30 電極
32 枠体
34 外刃カセット
36 刃孔
38 平面
40 内刃駆動子
42 第1の電極部
42a 第1の電極面
44 第2の電極部
44a 第2の電極面
46 境界部
48 第1の温度センサ
50 第2の温度センサ
52 温度検出ブロック
54 断熱シート
56 駆動部
58 電圧供給部
60 ヒータ
62 制御部

Claims (15)

  1. 肌面に接触する外刃と、
    前記外刃に対して往復直線運動することにより、前記外刃と協働して肌面の体毛を切断する内刃と、
    肌面に接触して当該肌面に微弱電流を供給する電極と、を備え、
    前記電極は、
    前記外刃と並んで配置された第1の電極面が形成された第1の電極部と、
    前記第1の電極面から当該第1の電極面と交差する方向に沿って垂下する第2の電極面が形成された第2の電極部と、を有する
    電気かみそり。
  2. 前記第1の電極面と前記第2の電極面との境界部は、アール形状に形成される
    請求項1に記載の電気かみそり。
  3. 前記外刃は、所定の方向に沿って長尺状に形成され、且つ、前記所定の方向に沿ってアール形状に形成され、
    前記第1の電極面は、前記外刃と前記所定の方向に対して略垂直な方向に並んで配置され、且つ、前記所定の方向に沿って、前記外刃のアール形状の曲率と略同一の曲率のアール形状に形成される
    請求項1又は2に記載の電気かみそり。
  4. 前記外刃を平面視した際に、前記第2の電極面は、アール形状に形成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気かみそり。
  5. 前記電気かみそりは、さらに、前記外刃と前記第1の電極部との間に配置され、前記外刃及び前記第1の電極部よりも肌面側に突出するローラを備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気かみそり。
  6. 前記電気かみそりは、さらに、
    前記内刃を前記外刃に対して往復直線運動させる駆動部と、
    前記駆動部を駆動し且つ前記電極から肌面に微弱電流を供給する第1のモード、及び、前記駆動部の駆動を停止し且つ前記電極から肌面に微弱電流を供給する第2のモードの一方から他方に切り替えるように制御する制御部と、を備える
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気かみそり。
  7. 前記制御部は、肌面の温度に応じて前記電極の温度を制御する
    請求項6に記載の電気かみそり。
  8. 前記制御部は、前記第1のモードと前記第2のモードとで、前記電極の温度を異ならせるように制御する
    請求項6又は7に記載の電気かみそり。
  9. 前記電気かみそりは、さらに、前記電極に接触した肌面の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記電極又は前記駆動部を制御する
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の電気かみそり。
  10. 前記制御部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記内刃の振幅を制御する
    請求項9に記載の電気かみそり。
  11. 前記制御部は、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記電極の温度を制御する
    請求項9に記載の電気かみそり。
  12. 刃ヘッドに外刃及び電極を設け、前記電極に、前記外刃と並んで配置された第1の電極面と、前記第1の電極面から前記刃ヘッドの正面側又は背面側に垂下して延びる第2の電極面とが形成された
    電気かみそり。
  13. 前記第1の電極面と前記第2の電極面との境界部は、アール形状に形成される
    請求項12に記載の電気かみそり。
  14. 前記外刃は、所定の方向に沿って長尺状に形成され、且つ、前記所定の方向に沿ってアール形状に形成され、
    前記第1の電極面は、前記外刃と前記所定の方向に対して略垂直な方向に並んで配置され、且つ、前記所定の方向に沿って、前記外刃のアール形状の曲率と略同一の曲率のアール形状に形成される
    請求項12又は13に記載の電気かみそり。
  15. 前記外刃を平面視した際に、前記第2の電極面は、アール形状に形成される
    請求項12〜14のいずれか1項に記載の電気かみそり。
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