JP2021131574A - 補助画像を出力するように構成された累進加入度眼用レンズの光学系を計算する方法 - Google Patents

補助画像を出力するように構成された累進加入度眼用レンズの光学系を計算する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】好適な眼視野と好適な補助視野との両方を同時に提供する累進眼鏡レンズを提供する。【解決手段】装着者の眼視野を補正することができ、且つ後面(BS)と前面(FS)とを有する累進眼鏡レンズ(10)であって、導光光学素子であって、前記導光光学素子の出射面(ES)を通して装着者へ補助画像(SI)を出力するように構成された導光光学素子を含み、出射面(ES)、後面(BS)、及び前記出射面(ES)と前記後面(BS)との間に配置された光学材料は光学装置(OD)を形成し、前記光学装置(OD)は安定屈折力の領域を含む、累進眼鏡レンズ(10)。【選択図】図1b

Description

本発明は、概して、累進眼鏡レンズの分野に関する。より具体的には、本発明は、補助画像を出力するように構成された累進加入度眼用レンズ(progressive addition ophthalmic lens)の光学系を計算する方法に関する。
眼鏡レンズ装着者は正又は負の屈折力補正を処方され得る。老眼の装着者について、屈折力補正の値は、近方及び/又は中間視野の調節の困難性のために視距離に応じて変化する。遠方視野は400cm以上の視距離に対応し、中間視野は400cm〜60cmの視距離に対応し、近方視野は60cm以下の視距離に対応する。したがって、所与の装着者の処方箋は、遠隔視野の処方屈折力と、遠隔視野と近接視野との間で必要な屈折力増分を表す処方屈折力加入度(prescribed power addition)とを含む。上記屈折力加入度は「処方加入度(prescribed addition)」と称される。
老眼を矯正する眼用レンズは一般的に「多焦点眼用レンズ」と名付けられており、最も好適なものは「累進加入度眼用レンズ」である。これらは、少なくとも遠隔視野ゾーン(最遠距離視野ゾーン)及び近接視野ゾーン(最近距離視野ゾーン)を含む。
累進加入度眼用レンズは今やよく知られている。このようなレンズは、眼鏡装着者が自らの眼鏡を取り外す必要なしに、老眼を矯正するために、且つ眼鏡装着者が広範囲の距離にわたって物体を見ることができるようにするために使用される。累進加入度レンズは、これらに限定しないが、レンズの最上部に配置された遠隔視野領域とレンズの最下部に配置された近接視野領域とを有する。
装着者の必要性に応じて、累進加入度眼用レンズは以下のような様々な実施形態を包含する。
・遠隔視野が遠方視野であり、近接視野は近方視野である。
・遠隔視野が中間視野であり、近接視野は近方視野である。
・遠隔視野が遠方視野であり、近接視野は中間視野である。
通常、装着者の処方加入度が0.5ジオプタを超える(好適には0.75ジオプタ以上)と、装着者が老眼であると考えられる。
したがって、当業者は、眼用レンズ上で観察される屈折力変動が少なくとも0.5ジオプタ(好適には0.75ジオプタ以上)である場合にのみ、眼用レンズが累進加入度眼用レンズであると考えるであろう。
当業者の前記一般知識は、例えば、非特許文献1の96ページに開示されている。
眼視野と補助視野とを提供する眼鏡レンズは従来技術において知られている。前記眼鏡レンズは前面と後面とを有し、導光光学素子(light−guide optical element)を含む。前記導光光学素子は、情報内容が情報の最小限喪失で見られるようにするために光を光源(例えば光ビーム生成系)から装着者の眼へ運ぶように設計された装置である。一実施形態によると、光ビームは、眼鏡レンズ中に導入されるときとそれから出るときとの間に2つの「反射」面(導光光学素子の面)間で複数回反射される。
特許文献1は、装着者の視野を矯正することができるレンズであって補助画像を出力する埋め込み導光光学素子を含むレンズの光学系を計算する方法を開示するが、前記文献は、累進加入度レンズに関係しない。
米国特許出願公開第2012/057122A1号明細書
"Les bases de la refraction",authors:Jean−Pierre Loyer and Thierry Chazalon;published in 1986;BB GR Editions "Borish’s Clinical Refraction",author:William J.Benjamin;Butterworth Heinemann Elsevier Editionと"Clinical Management of Binocular Vision",authors:Mitchell Scheiman and Bruce Wick;Wolters Kluwer Editions "Application of optimization in computer−aided ophthalmic lens design"(P.Allione,F.Ahsbahs and G.Le Saux,in SPIE Vol.3737,EUROPTO Conference on Design and Engineering of Optical Systems,Berlin,May 1999)
本発明が解決しようとする課題は、好適な眼視野と好適な補助視野との両方を同時に提供する累進眼鏡レンズを提供することである。
この目的のため、本発明の目的は、装着者の視野を補正することができ、且つ後面と前面とを有する累進加入度眼用レンズであって、後面を通して装着者へ補正眼視野像を提供するように構成された累進加入度眼用レンズの光学系を計算する方法である。ここで、後面は累進加入度眼用レンズが装着されると装着者の眼の最も近くに配置され、累進加入度眼用レンズは、出射面と対向面とを有する埋め込み導光光学素子であって、前記導光光学素子の出射面を通して装着者へ補助画像を出力するように構成された埋め込み導光光学素子を含む。本方法は、補正眼視野像から補助画像へ、及び補助画像から補正眼視野像へと見る際に装着者の残留調節努力(residual accommodative effort)以下である調節努力を提供するように光学系を最適化する工程を含む。
本発明による方法により、レンズ内の導光光学素子の位置にかかわらず、装着者がシーンを快適に見る及び/又は補助画像を見ることができるようにする累進眼科用レンズ光学系が計算され得る。前記累進眼科用レンズ光学系に対応する累進眼科用レンズがさらに製造され得る。
装着者の視野装着者を補正することができる累進加入度眼用レンズの光学系を計算する前記方法は、老眼の装着者の視野を補正することに向けられる。したがって、前記装着者の処方加入度は0.5ジオプタを超え、好適には0.75ジオプタ以上である。
本発明に関連して、表現「眼視野」は、シーンが装着者の前に現れるようなシーンの可視知覚(visible perception)を意味する。シーンの像は、前記シーンを見る際の装着者の環境から直接発生する。したがって、シーンに含まれるグローバル情報は、シーンの像が装着者の処方箋に従って補正像を提供するように変形されたとしても知覚される。
眼視野とは異なり、補助視野は装着者の環境から直接発生しない情報を対象者に提供し得る。補助視野は対象者へ提示されるデータであり得る。例えば、飛行機パイロットのヘッドセットのサンバイザ上に重ねて投影される航法データは、情報視野(informative vision)型の補助視野を構成する。別のタイプの補助視野は、対象者の環境のいくつかの部分の修正画像を提供し得る。したがって、補助視野の他の例は、可視光に変換される赤外線像、又は対象者の環境の拡大された一部の画像の提供である。
本発明が適用される眼鏡レンズは、眼視野を保持する一方で装着者の視野内に又はこの視野の一部分内にこのような補助画像を提示するように設計される。換言すれば、眼視野と補助視野との2つの視野が装着者に利用可能である。2つの視野は同時に又は交互に利用可能であり得る。情報的補助視野(informative supplementary vision)の場合、補助画像は情報データの可視提示に対応する。これらのデータは、特にはより大きい光強度で又は明確な色で眼画像(ophthalmic image)上に重ねられて現われ得る。眼画像は、情報補助視野のデータが装着者へ提示される間、可視であってもなくてもよい。
本発明の枠組み内では、以下の用語は次に示す意味を有する。
・埋め込み導光光学素子を含む累進加入度眼用レンズの「光学系」(OS)は、前記レンズの後面(BS)及び前面(FS)と、前記導光光学素子の出射面(ES)及び対向面(OPS)と、前記異なる面の相対位置と、異なる面間の屈折率とを定義するデータ及び/又は式の組であり、導光光学素子は、レンズの後面(BS)と前面(FS)との間に配置されると「埋め込まれた」と言われる。
・「累進加入度」レンズは回転対称でない面を有するレンズであり、レンズの一部又は全体にわたる焦点屈折力は連続的に変化する。上述のように、及び当業者の一般知識によると、レンズ上で観察される屈折力変動は少なくとも0.5ジオプタであり、好適には0.75ジオプタ以上である。
・「処方箋データ」は、屈折力、非点収差、及び適切な場合には、例えば個人の眼の前に配置されたレンズにより個人の視力欠陥を補正するために眼科医又はアイケア医師(ECP)により判断された加入度からなる光学特性の組である。用語「非点収差」は振幅値と角度の値とにより形成されるデータ対を示すために使用される。これは言語の誤用であるが、用語「非点収差」はまた、非点収差のみの振幅を示すために使用されることがある。文脈により、当業者は用語のいずれの用途が意図されているかを理解できる。一般的に言えば、累進眼鏡レンズの処方箋データは、距離視点(distance−vision point)における屈折力及び非点収差の値と屈折加入度(加入度とも呼ばれる)とを含む。
・レンズの「面特性」は、例えば平均球又は円柱の値などのレンズの1つの面に関係する幾何学的データである。
・Dと表される「平均球」はR1及びR2と表される面の2つの曲率半径(メートルで表現される)の逆数のハーフサムの(N−1)倍であり、その面上の同じ点において判断される。すなわち、
D=(N−1)×(1/R1+1/R2)/2
であり、式中、Nはレンズの屈折率であり、R1は最小曲率半径であり、R2は最大曲率半径である。
・Cと表される円柱は、面の2つの曲率半径(メートルで表現される)の逆数の差の絶対値の(N−1)倍であり、その面上の同じ点において判断される。すなわち、
C=(N−1)×|1/R1−1/R2|
である。
・「累進加入度面(progressive addition surface)」により意味するのは、少なくとも2つの距離視野ゾーンと前記2つの距離視野ゾーンを接続するゾーンとを有する連続非球面であり、接続ゾーン内の屈折度は最遠距離視野ゾーンと最近距離視野ゾーンとの間で増加する。
・「逆進面(regressive surface)」により意味するのは、少なくとも2つの距離視野ゾーンと前記2つの距離視野ゾーンを接続するゾーンとを有する連続非球面であり、接続ゾーン内の屈折度は最遠距離視野ゾーンと最近距離視野ゾーンとの間で低下する。
・「距離視野ゾーン」により意味するのは、視認者が所与の距離に対して快適視野を有する多焦点レンズのゾーンであり、距離視野ゾーンは通常、遠方視野ゾーン(遠方視距離、すなわち4メートルを超える視距離)、中間視野ゾーン(コンピュータ視距離、すなわち約60cm〜4メートルの視距離などの中間距離)、近方視野ゾーン(読書距離、すなわち60cm未満の視距離)からなるリスト内で選択される。
・「屈折加入度」により意味するのは、2つの距離視野ゾーン間の屈折度差の量であり、前記差は最近距離視野ゾーンの屈折度と最遠距離視野ゾーンの屈折度との間で計算される。
・「設計」及び「設計光学データ」は、当業者により知られた広く使用される語法であり、一般的光学系の光学機能を定義できるようにするパラメータの組を指す。一例として、PAL「設計」は、すべての距離において明瞭に見えるように老眼者の能力を回復するように、及び中心視覚、中心外視覚、双眼視覚などのすべての生理学的視覚機能を最適に反映するように、及び望ましくない非点収差を最小化するように累進面を最適化した結果である。
・「光学的標的」(OT)は、凝視方向に応じて光学度数及び光学収差分布を表す仮想光学機能であり、平均屈折力分布と発生非点収差分布とを含む。
・「高さ」は、光景が水平方向である場合に垂直方向に対応するレンズ又はレンズゾーン寸法を定義するために使用される。
・「幅」は、光景が水平方向である場合に水平方向に対応するレンズ又はレンズゾーン寸法を定義するために使用される。
装着者の残留調節努力は、装着者が視覚疲労を生じることなく使用し得る調節の量のデータ又はデータの組である。この残留調節努力は人毎に変わる。したがって、レンズを適合させるために所与の装着者の残留調節努力を測定することが有利である。特に、小さい残留調節努力を有する装着者については、必要な調節負担を低減するであろう小さい前面半径球を有するレンズを選択することが有利であり得る。逆に、大きい残留調節努力を有する装着者については、残存収差を低減するであろうより大きい前面半径球を有するレンズを選択することが有利であり得る。すべての装着者に対し事前定義残留調節値を使用することは、眼疲労を生じ得る又は収差という意味合いで最適でない可能性があるレンズをもたらし得る。
装着者の残存調節努力は、当業者に知られた方法に従って眼科医又はアイケア医師(ECP)により判断され得るデータである。一実施形態によると、装着者の残存調節努力は網膜検影法(skiaskopic method)によって測定される。装着者の残存調節努力はまた、「プッシュアップ」法又はシェアード法に従って判断され得る。
「プッシュアップ」法(ドンダース又はデュアン法とも呼ばれる)によると、判読可能印刷物がぼやけるまで、一節が装着者方向にもたらされる。この点(近点(punctum proximum))はその屈折等価物に変換される。
シェアード法によると、印刷物は40cmなどの一定の近点に保持され、一方で印刷物がぼやけるまで負の屈折力が眼の前に加えられる。加えられた負の量は調節幅(amplitude of accommodation)を表す。
残留調節努力測定法の参考文献は、非特許文献2において見つけることができる。装着者の残留調節努力はまた、「標準的」装着者に対して判断されたデータに従って判断され、前記データは通常、標準装着者の年齢に応じて提示される。
装着者の残留調節努力を測定又は評価する際、以下のパラメータが判断され得る。
・ジオプタで表現された近点(Punctum proximum)値の近傍であるPprox
・ジオプタで表現された遠点(Punctum remotum)値の近傍であるPrem
・系の拡張使用に適合する装着者の低減調節努力に対応するジオプタで表現された快適点(Punctum comfort)値の近傍であるPconf
装着者の残留調節努力はまた、例えば装着者の年齢に依存して既に確立された残留調節努力データセットに基づき評価され得る。
すべての技術的価値のある実施形態に従って組み合わせられ得る本発明の様々な実施形態によると、
・累進加入度眼用レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、並びに遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズからなるリスト内で選択される。
・出射面(ES)は、AC(α,β)と表される開口角輪郭により画定され、αは眼偏角であり、及びβは眼アジマス角である。本方法は、次の連続工程:
・装着者の処方箋データを提供する工程と、
・装着者の処方箋データに従って仮想光学機能を有する光学的標的(OT)を提供する工程であって、前記光学的標的の屈折力がPOT(α,β)と表される、工程と、
・(α,β)が輪郭AC(α,β)内にあるとき、次式(E1):
Figure 2021131574
(式中、
・Pproxはジオプタで表現された近点値の近傍であり、
・Premはジオプタで表現された遠点値の近傍であり、
・ELDは、メートルで表された測定された装着者の眼−レンズ距離と、メートルで表された標準装着者の眼−レンズ距離とからなるリスト内で選択され、ELD=0である)
の必要要件を満足するように前面(FS)の平均球値DFS(α,β)を計算する工程(E1)と
を含む。
・前述の実施形態によると、近点値の近傍Pproxと遠点値の近傍Premとは、モデル眼の定数データ、装着者の年齢に応じて変化するモデル眼のデータ、装着者の処方箋に応じて変化するモデル眼のデータ、装着者の年齢と処方箋とに応じて変化するモデル眼のデータ、及び実際の装着者の眼に関係する測定データからなるリスト内で選択される。
・「Pprox」は式E1内の「Pconf」により置換され、Pconfは系の拡張使用に適合する装着者の低減調節努力に対応するジオプタで表現された快適点値である。
・本方法は、輪郭AC(α,β)内で得られたDFS(α,β)値が球−円環状面に対応するとき、(α,β)が輪郭AC(α,β)から外れるとこの球−円環状面を前面(FS)にわたって使用し、次に、標的として選択された設計データに従って後面を最適化するさらなる工程を含む。
・本方法は、複数の前面基本曲線内で前面(FS)を選択するさらなる工程を含み、選択された前面基本曲線は、(α,β)が輪郭AC(α,β)内にあるときに式(E1)の必要要件を最もよく近似するものである。
・本方法は、
・(R,α,β)座標に従って導光光学素子の出射面(ES(R,α,β))と対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供するさらなる工程であって、Rは眼の回転中心(CRE)を原点と見なした場合の点の距離である、工程と、
・累進加入度眼用レンズの後面(BS)、前面(FS)、導光光学素子の出射面(ES)、対向面(OPS)からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
・導光光学素子により提供される補助画像の所望の方向を与えるさらなる工程と、
・標的として装着者の処方箋データの必要要件と補助画像の所望の方向とに従って後面(BS)を最適化するさらなる工程と
を含む。
・本方法は、
・(R,α,β)座標に従って導光光学素子の出射面(ES(R,α,β))と対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供する工程であって、Rは眼の回転中心(CRE)を原点と見なした場合の点の距離である、さらなる工程と、
・累進加入度眼用レンズの後面(BS)、前面(FS)、導光光学素子の出射面(ES)、対向面(OPS)からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
・標的としての光学的標的(OT)、式E1の必要要件、及び装着者の処方箋データに従って、後面(BS)及び前面(FS)にわたる平均球値DBS(α,β)を同時に最適化するさらなる工程と
を含む。
眼鏡レンズは個々の装着者に固有の仕様に従って要求に応じて製造される。しかし、レンズは一般的には、限定数の半製品レンズブランクを使用することにより製造される。半製品レンズブランクは前面と後面とを有する。
本発明の枠組み内では、処方箋点において測定された前面の平均球は「基本曲線」と呼ばれる。レンズのタイプに依存して、処方箋点は遠方視野基準点又は近方視野基準点であり得る。
基本曲線は通常、1.53の標準屈折率を参照して表現されるが、基本曲線を参照し表現するために他の屈折率も使用され得る。
半製品レンズブランクの前面は最終レンズの最終前面であるように意図されており、他の面は、最終レンズの光学系が装着者眼処方箋に合うように機械加工される。前面の何らかの軽い機械加工がその曲率を修正することなく発生し得る。
半製品レンズブランクは通常、射出成型により又は鋳型成型により得られる。これらはまた、ブランクを機械加工することにより製造され得る。
製造者は通常、それぞれがその基本曲線を有する一連の半製品レンズブランクを製造する。この「基本曲線系列」は、前面の曲率が漸増的に増加する(例えば+0.50D、+2.00D、+4.00D等々)半製品レンズブランクの系である。
基本曲線系列の半製品レンズブランクの前面は、後面の光学面が計算され最終レンズが装着者処方箋(又は焦点屈折力)に従って製造される出発点としての役割を果たす。「基本曲線系列」の半製品レンズブランクの前面は、球、非球面、累進又は逆進加入度面であり得る。系列内の各基本曲線は従来、製造者により規定された範囲の処方箋を生成するために使用される。製造者は、系列内の基本曲線毎の推奨処方箋範囲を提供する基本曲線選択チャートを使用する。
標準基本曲線系列は20以下の基本曲線(例えば10以下、好適には5〜8の基本曲線)を含む。
この計算工程は、光線追跡法又は最適化アルゴリズムを使用することにより行われ得る。これらの方法は、参照により本明細書に援用される、例えば非特許文献3において当業者により知られている。
所与の前面を有するレンズの光学系を計算することも当業者により知られており、精密な方法の例は特許文献国際公開第2007/017766号パンフレットに開示されている。本発明はまた、本発明による前述の実施形態のうちの任意ものの光学系(OS)に従ってレンズブランクを機械加工することにより累進加入度眼用レンズを製造する方法に向けられる。
本発明はまた、プロセッサにアクセス可能であり、且つプロセッサにより実行されると、プロセッサに少なくとも上記光学系を計算する方法の任意の工程を実行させる1つ以上の格納された命令シーケンスを含む、コンピュータプログラム製品に向けられる。
本発明はまた、前述のコンピュータプログラム製品の1つ以上の命令シーケンスを担持するコンピュータ可読媒体に向けられる。
特記しない限り、以下の論述から明らかなように、本明細書の論述を通して、「計算する」、「算出する」、「生成する」などの用語を使用する論述は、計算システムのレジスタ及び/又はメモリ内の電子的量などの物理量として表されるデータを、計算システムのメモリ、レジスタ、又は他のこのような情報記憶装置、送信装置、又は表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに操作及び/又は変換するコンピュータ又は計算システム又は同様の電子計算装置の動作及び/又は処理を指すことが理解される。
本発明のいくつかの実施形態は本明細書における動作を行う装置を含み得る。この装置は、所望の目的のために特に構築され得る、及び/又はコンピュータ内に格納されたコンピュータプログラムにより選択的に活性化又は再構成される汎用コンピュータ又はディジタル信号処理装置(DSP)を含み得る。このようなコンピュータプログラムは、限定しないが、フロッピーディスク、光ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、電気的プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能及びプログラム可能な読み出し専用メモリ(EEPROM)、磁気若しくは光カード、又は電子的命令を格納するのに好適であり且つコンピュータ系バスに結合できる任意の他のタイプの媒体を含む任意のタイプのディスクなどのコンピュータ可読記憶媒体内に格納され得る。
本明細書に提示される処理及び表示は、いかなる特定のコンピュータ又は他の装置にも本質的には関連付けられない。様々な汎用システムが本明細書の教示に従ってプログラムと共に使用され得、又は様々な汎用システムは所望の方法を実行するように専用化された装置を構築するのに好都合であることが分かり得る。多種多様のこれらの系の所望の構造は以下の説明から分かる。加えて、本発明の実施形態はいかなる特定のプログラミング言語も参照して記述されない。本明細書に記載される本発明の教示を実施するために様々なプログラミング言語が使用され得ることが理解される。
本発明はまた、装着者の視野を補正することができ、且つ後面(BS)と前面(FS)とを有し、後面(BS)を通して装着者へ補正眼視野像(CVI)を提供するように構成された累進加入度眼用レンズに向けられる。ここで、前記後面は累進加入度眼用レンズが装着されると装着者の眼の最も近くに配置され、累進加入度眼用レンズは、導光光学素子であって、前記導光光学素子の出射面(ES)を通して装着者へ補助画像(SI)を出力するように構成された導光光学素子を含み、累進加入度眼用レンズは、前記レンズの装着者が、補正眼視野像(CVI)から補助画像(SI)へ、及び補助画像(SI)から補正眼視野像(CVI)へと見る際に装着者の残留調節努力以下である調節努力を行うことを可能にするように構成される。
前記累進加入度眼用レンズの一実施形態によると、
・累進加入度レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、並びに遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズからなるリスト内で選択され、
・補助画像(SI)は、中間視野ゾーン及び/又は近方視野ゾーンの少なくともゾーン内に出力され、
・前面(FS)の平均球面は少なくとも2ジオプタである。
前記累進加入度眼用レンズの別の実施形態によると、
・累進加入度レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズと、遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズとからなるリスト内で選択され、
・補助画像(SI)は遠方視野ゾーンの少なくともゾーン内に出力され、
・前面(FS)の平均球面は2ジオプタ以下である。
次に、実例について添付図面を参照して説明する。
装着者の眼と、装着者の眼視野を補正することができ、且つ補助画像を出力するように構成された導光光学素子を含む眼鏡レンズとの概略図である。 装着者の眼と、装着者の眼視野を補正することができ、且つ補助画像を出力するように構成された導光光学素子を含む眼鏡レンズとの概略図である。
添付図面内の要素は簡略化及び明確化のために示されており、必ずしも原寸に比例して描かれていない。例えば、図面内の要素のいくつかの寸法は、本発明の実施形態の理解を深めるのを支援するために他の要素に対して誇張されることがある。
図1a及び図1bは、装着者の眼100へ補助画像SIを出力することにより眼視野OV(ophthalmic vision)と補助視野との両方を提供する眼鏡レンズ10の原理を示す概略図である。眼鏡レンズは装着者の眼視野を補正することができ、後面BSと前面FSとを有し、後面は眼鏡レンズが装着されると装着者の眼の最も近くに配置される。前記眼鏡レンズはまた、前記導光光学素子2の出射面ESを通して補助画像SIを装着者へ出力するように構成された導光光学素子を含む。
レンズ10は、眼科分野で使用される任意の有機又は無機材料であり得る少なくとも2つの透明性且つ屈折性材料からなる。導光光学素子2は後面BSと前面FSとの間に挿入される。導光光学素子2は、「近位面」PSと名付けられた面と「遠位面」DSと名付けられた面との2つの対向面を有し、近位面は眼鏡レンズが装着されると遠位面より装着者の眼に近い。したがって、近位面PSは後面BSから最も近い導光光学素子の面であり、遠位面DSは前面FSから最も近い導光光学素子の面である。
図1a及び図1bの実施形態によると、近位面PSと遠位面DSとは平行面である。
別の実施形態によると、近位面PSと遠位面DSとは非平行面である。
図1a及び図1bの実施形態によると、近位面PS及び/又は遠位面DSは平面である。
別の実施形態によると、近位面PS及び/又は遠位面DSは曲面である。このような曲面は例えば球面、円環状面、球−円環状面である。このような曲面はまた、非球面化面又は円環状面又は球−円環状面であり得る。
第1の透明性且つ屈折性材料は導光光学素子2の周囲に位置し、導光光学素子2は第2の透明性且つ屈折性材料で作られ、前記2つの材料の屈折率は同一であってもよく、若干異なってもよく、又は著しく異なってもよい。
本実施計形態によると、レンズ10は凸状前面FSと凹状後面BSを有する。面FSと面BSとはそれぞれの曲率を有する。これらの曲率は併せて、前記2つの面間の材料の光屈折指標の値により眼視野OVの眼鏡レンズの屈折力を決定する。
本発明の枠組み内では、この屈折力は多焦点視野を提供するように光景の方向毎に変化する。
導光光学素子2は、補助画像SIを生成するように源3(詳細に表されない)から補助光をもたらすのに適切である。導光光学素子2の構造は本明細書の主題ではなく、この主題に関し入手可能な他の文献を参照し得る。好適な光学素子の一例は、LUMUS社の名のもとの特許文献国際公開第2005024491号パンフレット又は特許文献国際公開第200195027号パンフレットに記載されている。一般的に、本発明は、レンズの後面BSの光学特性により歪められ得る又は修正され得る補助画像を提供するレンズに埋め込まれた任意の光学素子に適用され得る。
レンズ10は、導光光学素子2と前面FSとの間にある前部13と、導光光学素子2と後面BSとの間にある後部12とを有する。
導光光学素子2は、面FSと面BSとにほぼ平行な特定方向のレンズ10の領域内で横に制限される。このような構成では、レンズ10の前部13及び後部12は導光光学素子2の周辺端2eを越えて拡がる。次に、レンズ10は、導光光学素子2の周辺端2eを越えて延び、且つ前部13と後部12とをレンズ10の周端部Eに連続的に結合する中間部11を有する。
導光光学素子2は、仮想端2e’により分離された2つのゾーン2a及び2bに仮想的に分割される。ゾーン2aは画像化部であり、補助画像は装着者の眼に応じてここから発生する。ゾーン2bは、画像を装着者へ提供することなく補助画像が源3から伝搬される伝搬部である。
ゾーン2aの端は、導光光学素子により出力された補助画像の輪郭である。前記補助画像は出射面ESに従って近位面PSを横切る。遠位面上の出射面ESに対応する面を「対向面」OSと呼ぶ。本例によると、画像化部は、その幅がWでありその高さはHであるほぼ矩形である。
一般的に使用される光学基準によると、出射面ESはAC(α,β)と表される開口角輪郭により画定される。αは眼偏角でありβは眼アジマス角であり、α,β極はレンズ後方の装着者の眼100の回転中心(CRE)である。参照符号101はα=β=0である軸に対応する。
一例によると、前記開口ACは、出射面ESの中心を通る補助視野の光軸のいずれかの側+/−15°(度)であり得る。前記開口は、|β|+|β|により方位角面内に画定される。それは、|α|+|α|により垂直平面内に画定される。開口角輪郭の限界の母線は、眼視野と補助視野との2つの視野が重ね合わせられる領域内のレンズの後面BSと交差する。図1a及び図1bの構成では、眼視野と補助視野とのそれぞれの光軸は同一であるが、別個でもよい。
図1a及び図1bは、装着者による使用の位置における眼鏡レンズを表す。したがって、装着者の眼100は、一方ではレンズの前に位置する環境から発生する光OVを受けるように、他方では光が導光光学素子2によりもたらされる補助画像SIに対応するように、後面側のレンズ10背後に位置する。2つの光OVとSIの光ビームは眼視野と補助視野にそれぞれ対応する。2つの光OV及びSIの光ビームはそれぞれ、瞳孔120を通過した後に眼画像と補助画像とを装着者の網膜110上に形成する。参照符号130は瞳孔120を囲む装着者の虹彩を示す。装着者が見る方向は眼100の光軸に対応する。装着者が見る方向は、眼100が装着者の眼球孔内で回転すると変化するそれぞれの点において眼鏡レンズの面FS及びBSと交差する。
光OVがレンズの2つの面FS及びBSを通過する場合、2つの面FS及びBSは両方とも、眼視野に相対的であるレンズの光学特徴に寄与する。しかし、光SIは面FSを通過せず、したがってこの面は、補助視野に相対的であるレンズの光学特徴に寄与しない。光OV及びSI間のこの差のために、光OV及びSIはレンズの後面BSを通過した後に同一の収束特性を呈示しない。このため、網膜上に形成される眼画像と追加画像とは同時には明瞭でないことがあり得る。
表現「眼視野及び補助視野の一方又は他方と相対的であるレンズの光学特性」は、特には装着者が見る方向毎のレンズの屈折力値、非点収差値、光学的歪値などを意味するものと理解すべきである。
以下の例は、装着者の眼視野を補正することができる眼鏡レンズであって、図1a及び図1bに従って補助画像を出力するように構成された導光光学素子を含む眼鏡レンズが、本発明の必要要件を満足するように設計される実施形態を示すために与えられる。
前記実施形態によると、近位面PSと遠位面DSとは平行な平坦面である。他の可能な実施形態によると、近位面PSと遠位面DSとは非平行及び/又は湾曲面である。
一例によると、装着者の残留調節努力は眼科医又はアイケア医師(ECP)により判断される。前記実施形態によると、眼科医又はアイケア医師(ECP)は、ジオプタで表現された近点値の近傍、遠点値の近傍、及び快適点値を同時に測定する。
これらの測定により、所与の装着者の式(E1)の必要要件を満足するために使用され得るデータを確認し得、したがって、(α,β)が輪郭AC(α,β)内にある場合に補正眼視野像(CVI)から補助画像(SI)へ、及び補助画像(SI)から補正眼視野像(CVI)へと見る際に装着者の残留調節努力以下である調節努力を提供する前面(FS)の平均球値DFS(α,β)の範囲を判断し得る。
別の例によると、装着者の残留調節努力は、標準装着者の年齢(年数)及び前記装着者の処方箋に応じて「標準的」装着者に対して判断されたデータに従って判断される。
表1及び表2は、例Prem、Pprox、Pconf(ジオプタで表現される)を示す。表1は正視装着者(補正が必要でない)に対応し、表2は2ジオプタ補正を必要とする近視の装着者に対応する。
Figure 2021131574
Figure 2021131574
これらの表により、所与の装着者の式(E1)の必要要件を満足するために使用され得るデータを確認し得、したがって、(α,β)が輪郭AC(α,β)内にある場合に補正眼視野像(CVI)から補助画像(SI)へ、及び補助画像(SI)から補正眼視野像(CVI)へと見る際に装着者の残留調節努力以下である調節努力を提供する前面(FS)の平均球値DFS(α,β)の範囲を判断し得る。
(α,β)が輪郭AC(α,β)内にある場合の平均球値DFS(α,β)の範囲に基づき、レンズの前面(FS)を提供し得る。
例えば、平均球値DFS(α,β)の範囲に適合する前面(FS)幾何学形状を有する半製品レンズの組の中から半製品レンズを選択し得る。
代案として、平均球値DFS(α,β)の範囲に適合する新しい前面(FS)を計算することも可能である。
半製品又は新しく計算された前面(FS)は累進面、逆進面、球面であり得、曲率は面上では一定ではないことがあり得る。
平均球値DFS(α,β)の範囲に適合するすべての前面(FS)の中から、好ましい幾何学形状(例えばフレームの幾何学形状に最も合う幾何学形状)を有する前面(FS)を選択し得る。
前面(FS)が選択又は計算されると、装着者の処方箋データを考慮して全後面を構築することが可能である。
例えば所望設計光学データに従って前記後面の最適化を行い得る。
前記後面の最適化を行うために好ましい凝視方向を選択することも可能である。
後面が計算されると、装着者の視野を補正することができ、且つ後面(BS)と前面(FS)とを有する累進加入度眼用レンズであって、補正眼視野像(CVI)を提供し、及び補助画像(SI)を出力するように構成された累進加入度眼用レンズの光学系(OS)を計算し得る。
計算された累進加入度眼用レンズ(したがって製造されたレンズ)の光学系(OS)は、補正眼視野像(CVI)から補助画像(SI)へ、及び補助画像(SI)から補正眼視野像(CVI)へと見る際に装着者の残留調節努力以下である調節努力を提供する。
本発明は、一般的発明概念の限定なしに、実施形態を用いて上に説明された。特に、パラメータは論述された例に限定されない。
2 導光光学素子
3 源
10 レンズ
11 中間部
12 後部
13 前部
100 眼
110 網膜
120 瞳孔

Claims (17)

  1. 少なくとも0.5ジオプタの屈折力変動がその上で観察されると共に、装着者の視野を補正することができ、且つ後面と前面とを有する累進加入度眼用レンズであって、前記後面を通して前記装着者へ補正眼視野像を提供するように構成された累進加入度眼用レンズの光学系を計算する方法であって、前記後面は前記累進加入度眼用レンズが装着されると装着者の眼の最も近くに配置され、前記累進加入度眼用レンズは、出射面と対向面とを有する埋め込み導光光学素子であって、前記導光光学素子の前記出射面を通して前記装着者へ補助画像を出力するように構成された埋め込み導光光学素子を含み、前記方法は、前記補正眼視野像から前記補助画像へ、及び前記補助画像から前記補正眼視野像へと見る際に前記装着者の残留調節努力以下である調節努力を提供するように前記光学系前記後面を最適化して前記光学系を計算する工程を含む計算工程と、
    前記計算工程において計算された前記光学系に従ってレンズブランクを機械加工する製造工程と、を含み、
    前記累進加入度眼用レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、並びに遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズからなるリスト内から選択される、光学系を計算及び製造する方法。
  2. 前記累進加入度眼用レンズは、少なくとも0.75ジオプタのその上で観察される屈折力変動を有する、請求項1に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  3. プロセッサにアクセス可能であり、且つ前記プロセッサにより実行されると、前記プロセッサに少なくとも請求項1に記載の工程を実行させる1つ以上の格納された命令シーケンスを含む、非一時的なコンピュータ可読媒体。
  4. 前記出射面は、輪郭AC(α,β)と表される開口角輪郭により画定され、αは眼偏角であり、及びβは眼アジマス角である、請求項1に記載の光学系を計算する方法であって、
    前記装着者の処方箋データを提供する工程と、
    前記装着者の処方箋データに従って仮想光学機能を有する光学的標的を提供する工程であって、前記光学的標的の屈折力はPOT(α,β)と表される、工程と、
    (α,β)が前記輪郭AC(α,β)内にあるとき、次式(E1):
    Figure 2021131574
    (式中、
    proxはジオプタで表現された近点値の近傍であり、
    remはジオプタで表現された遠点値の近傍であり、
    ELDは、メートルで表された測定された装着者の眼−レンズ距離と、メートルで表された標準装着者の眼−レンズ距離とからなるリスト内で選択され、ELD=0である)の必要要件を満足するように前記前面の平均球値DFS(α,β)を計算する工程と、
    を含む、請求項1に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  5. 前記近点値の近傍Pproxと前記遠点値の近傍Premとは、モデル眼の定数データ、前記装着者の年齢に応じて変化するモデル眼のデータ、前記装着者の処方箋に応じて変化するモデル眼のデータ、前記装着者の前記年齢と前記処方箋とに応じて変化するモデル眼のデータ、及び実際の前記装着者の眼に関係する測定データからなるリスト内で選択される、請求項4に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  6. (R,α,β)座標に従って前記導光光学素子の前記出射面(ES(R,α,β))と前記対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供する工程であって、Rは眼の回転中心を原点と見なした場合の点の距離である、さらなる工程と、
    前記累進加入度眼用レンズの前記後面、前記前面、前記導光光学素子の前記出射面、前記対向面からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
    標的としての前記光学的標的、式E1の前記必要要件、及び装着者の処方箋データに従って、前記後面にわたる平均球値DBS(α,β)及び前記前面にわたる前記平均球値を同時に最適化するさらなる工程と
    を含む、請求項5に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  7. 「Pprox」は式E1内の「Pconf」により置換され、Pconfは前記光学系の拡張使用に適合する前記装着者の低減調節努力に対応するジオプタで表現された快適点値である、請求項5に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  8. 「Pprox」は式E1内の「Pconf」により置換され、Pconfは前記光学系の拡張使用に適合する前記装着者の低減調節努力に対応するジオプタで表現された快適点値である、請求項4に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  9. (R,α,β)座標に従って前記導光光学素子の前記出射面(ES(R,α,β))と前記対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供する工程であって、Rは眼の回転中心を原点と見なした場合の点の距離である、さらなる工程と、
    前記累進加入度眼用レンズの前記後面、前記前面、前記導光光学素子の前記出射面、前記対向面からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
    標的としての前記光学的標的、式E1の前記必要要件、及び装着者の処方箋データに従って、前記後面にわたる平均球値DBS(α,β)及び前記前面にわたる前記平均球値を同時に最適化するさらなる工程と
    を含む、請求項8に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  10. 前記輪郭AC(α,β)内で得られたDFS(α,β)値が球−円環状面に対応するとき、(α,β)が前記輪郭AC(α,β)から外れると前記球−円環状面を前記前面にわたって使用し、次に、標的として選択された設計データに従って前記後面を最適化するさらなる工程を含む、請求項4に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  11. (R,α,β)座標に従って前記導光光学素子の前記出射面(ES(R,α,β))と前記対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供するさらなる工程であって、Rは眼の基準中心を原点と見なした場合の点の距離である、工程と、
    前記累進加入度眼用レンズの前記後面、前記前面、前記導光光学素子の前記出射面、前記対向面からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
    前記導光光学素子により提供される前記補助画像の所望の方向を与えるさらなる工程と、
    標的として前記装着者の処方箋データの必要要件と前記補助画像の前記所望の方向とに従って前記後面を最適化するさらなる工程と
    を含む、請求項10に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  12. 複数の前面基本曲線内で前面を選択するさらなる工程を含む、請求項4に記載の光学系を計算する方法であって、前記選択された前面基本曲線は、(α,β)が前記輪郭AC(α,β)内にあるときに前記式(E1)の必要要件を近似するものである、光学系を計算及び製造する方法。
  13. (R,α,β)座標に従って前記導光光学素子の前記出射面(ES(R,α,β))と前記対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供するさらなる工程であって、Rは眼の基準中心を原点と見なした場合の点の距離である、工程と、
    前記累進加入度眼用レンズの前記後面、前記前面、前記導光光学素子の前記出射面、前記対向面からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
    前記導光光学素子により提供される前記補助画像の所望の方向を与えるさらなる工程と、
    標的として前記装着者の処方箋データの必要要件と前記補助画像の前記所望の方向とに従って前記後面を最適化するさらなる工程と
    を含む、請求項12に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  14. (R,α,β)座標に従って前記導光光学素子の前記出射面(ES(R,α,β))と前記対向面(OPS(R,α,β))とを定義するデータ及び/又は式の組を提供する工程であって、Rは眼の回転中心を原点と見なした場合の点の距離である、さらなる工程と、
    前記累進加入度眼用レンズの前記後面、前記前面、前記導光光学素子の前記出射面、前記対向面からなるリスト内の異なる面間の屈折率を提供するさらなる工程と、
    標的としての前記光学的標的、式E1の前記必要要件、及び装着者の処方箋データに従って、前記後面にわたる平均球値DBS(α,β)及び前記前面にわたる前記平均球値を同時に最適化するさらなる工程と
    を含む、請求項4に記載の光学系を計算及び製造する方法。
  15. 少なくとも0.5ジオプタの屈折力変動がその上で観察されると共に、装着者の視野を補正することができ、且つ後面と前面とを有し、前記後面を通して前記装着者へ補正眼視野像を提供するように構成された累進加入度眼用レンズであって、前記後面は前記累進加入度眼用レンズが装着されると装着者の眼の最も近くに配置され、前記累進加入度眼用レンズは、導光光学素子であって、前記導光光学素子の出射面を通して前記装着者へ補助画像を出力するように構成された導光光学素子を含み、前記累進加入度眼用レンズは、前記累進加入度眼用レンズの前記装着者が、前記補正眼視野像から前記補助画像へ、及び前記補助画像から前記補正眼視野像へと見る際に前記装着者の残留調節努力以下である調節努力を行うことを可能にするように構成され、
    前記累進加入度眼用レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズ、並びに遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズからなるリスト内から選択される、累進加入度眼用レンズ。
  16. 前記補助画像は、前記中間視野ゾーン及び/又は前記近方視野ゾーンの少なくともゾーン内に出力され、
    前記前面の平均球面は少なくとも2ジオプタである、請求項15に記載の累進加入度眼用レンズ。
  17. 前記累進加入度眼用レンズは、遠方視野ゾーン、中間視野ゾーン及び近方視野ゾーンを含むレンズと、遠方視野ゾーン及び中間視野ゾーンを含むレンズとからなるリスト内で選択され、
    前記補助画像は前記遠方視野ゾーンの少なくともゾーン内に出力され、
    前記前面の平均球面は2ジオプタ以下である、請求項15に記載の累進加入度眼用レンズ。
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