JP2021128503A - 通貨チャージシステムおよび管理装置 - Google Patents

通貨チャージシステムおよび管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021128503A
JP2021128503A JP2020022308A JP2020022308A JP2021128503A JP 2021128503 A JP2021128503 A JP 2021128503A JP 2020022308 A JP2020022308 A JP 2020022308A JP 2020022308 A JP2020022308 A JP 2020022308A JP 2021128503 A JP2021128503 A JP 2021128503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
currency
amount
exchange
unit
management information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020022308A
Other languages
English (en)
Inventor
めぐみ 杉江
Megumi Sugie
めぐみ 杉江
智義 土屋
Tomoyoshi Tsuchiya
智義 土屋
裕一 藤田
Yuichi Fujita
裕一 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP2020022308A priority Critical patent/JP2021128503A/ja
Publication of JP2021128503A publication Critical patent/JP2021128503A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】特定の通貨の使用を促進させることができる通貨チャージシステムを提供することを目的とする。【解決手段】通貨チャージシステムは、第1の通貨の利用に必要である媒体を識別する第1の管理情報を取得する第1の管理情報取得部と、前記第1の管理情報と前記第1の通貨の残高とを対応付けて記憶する第1の記憶部と、前記第1の通貨と第2の通貨との間の交換レートを決定するレート決定部と、交換前の第2の通貨の額または交換後の第1の通貨の額を取得する金額取得部と、前記交換レートおよび前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高への加算額を算出する算出部と、前記第1の通貨の前記残高を加算する指示を受け付けた場合、前記加算額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高の更新を行う第1の更新部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通貨チャージシステムおよび管理装置に関する。
近年、海外から日本への旅行者の増加に伴い、外国人が観光やショッピング等で日本の通貨を使用する機会が増加している。日本への滞在中、日本の通貨の所持金額が少なくなった場合、旅行者は、自動両替機(例えば、特許文献1)を利用することで、銀行などの所定の窓口に行かなくても旅行者の自国の通貨と日本の通貨と両替することができる。
特開2008−250540号公報
特許文献1の自動両替機は、ある通貨から特定の通貨への交換レートを自由に決定できないので、特定の通貨の使用を促進することができない。
本発明は、特定の通貨の使用を促進させることができる通貨チャージシステムおよび管理装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通貨チャージシステムは、第1の通貨の利用に必要である媒体を識別する第1の管理情報を取得する第1の管理情報取得部と、前記第1の管理情報と前記第1の通貨の残高とを対応付けて記憶する第1の記憶部と、前記第1の通貨と第2の通貨との間の交換レートを決定するレート決定部と、交換前の第2の通貨の額または交換後の第1の通貨の額を取得する金額取得部と、前記交換レートおよび前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高への加算額を算出する算出部と、前記第1の通貨の前記残高を加算する指示を受け付けた場合、前記加算額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高の更新を行う第1の更新部と、を備える。
本発明の一態様に係る管理装置は、第1の通貨の利用に必要である媒体を識別する第1の管理情報を取得する第1の管理情報取得部と、前記第1の通貨と第2の通貨との間の交換レートを決定するレート決定部と、交換前の第2の通貨の額または交換後の第1の通貨の額を取得する金額取得部と、前記交換レートおよび前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の残高への加算額を算出する算出部と、前記第1の管理情報と前記第1の通貨の前記残高とを対応付けて記憶する記憶部を有する装置に対して、前記第1の通貨の前記残高を加算する指示を行う指示部と、を備える。
本発明によれば、特定の通貨の使用を促進させることができる通貨チャージシステムおよび管理装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る通貨チャージシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通貨チャージシステムが備える通貨チャージ装置の外観を例示する図である 本発明の実施形態に係る通貨チャージシステムが備える通貨チャージ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通貨チャージシステムが備える管理装置および地域通貨管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通貨チャージシステムが実行する現金を利用したデジタル地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。 本実施形態における通貨チャージシステムが実行する電子マネーを利用した通貨デジタル地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。 本実施形態における通貨チャージシステムが実行するクレジットカードを利用したデジタル地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。 本実施形態における通貨チャージシステムが実行する地域通貨から電子マネーへの返金処理を示すシーケンス図である。 本実施形態における通貨チャージシステムが実行する地域通貨からクレジットカードの利用可能額に対する返金処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明のいくつかの実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。また、実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。さらに、実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一要素は原則として同一の符号を付し、その説明を省略することもある。
<通貨チャージシステム1>
以下、本発明の実施形態に係る通貨チャージシステム1について説明する。本実施形態において、通貨チャージシステム1は、万国博覧会に利用されることを例に説明する。なお、通貨チャージシステム1は、万国博覧会に限らず、オリンピック、コンサート等のイベントの開催に利用されてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る通貨チャージシステム1の構成を示すブロック図である。
通貨チャージシステム1は、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、決済端末21、管理装置30、地域通貨管理装置40、電子マネー管理装置51、クレジット管理装置52、デビット管理装置53、および、コード管理装置54を備える。
通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、決済端末21、管理装置30、地域通貨管理装置40、電子マネー管理装置51、クレジット管理装置52、デビット管理装置53、および、コード管理装置54は、ネットワークWを介して、互いに通信可能である。
通貨チャージ装置11および移動型通貨チャージ装置12は、日本を含むあらゆる国の通貨、仮想通貨(例えば、ビットコイン等)等の、デジタル地域通貨以外の通貨(以下、普通通貨と称す。)を利用したデジタル地域通貨のチャージおよびデジタル地域通貨から普通通貨への返金を受け付ける装置である。なお、本明細書において、普通通貨には、電子マネーが含まれるとして説明する。電子マネーの残高は、所定の口座の残高と対応づいている。
デジタル地域通貨とは、特定の地域でのみ利用可能なデジタル通貨である。本実施形態において、デジタル地域通貨は、万国博覧会が開催される施設が立地する所定の区域内で利用可能なデジタル通貨として説明する。また、以下の説明では、デジタル地域通貨を単に地域通貨と称す。また、地域通貨の単位は「BPC」であるとする。なお、万国博覧会の会場の区域内では、地域通貨および普通通貨が使用可能である。よって、地域通貨は、万国博覧会の会場などで使用される通貨の一種であると言える。
通貨チャージ装置11は、例えば、万国博覧会の会場の入り口、空港、および、ホテル等に設置されている。通貨チャージ装置11は、現金の入金を受け付け、現金を識別し、計数し、必要に応じて返金する現金処理装置として機能する。
移動型通貨チャージ装置12は、移動可能に構成されており、万国博覧会の会場となる区域内を巡回している。移動型通貨チャージ装置12は、入場者に対して各国の言語に対応した案内サービスを提供する。
決済端末21は、地域通貨を利用した決済を受け付ける装置である。なお、決済端末とは、二次元コード決済専用端末、および、電子マネー決済専用端末等の、決済方式に応じた専用端末、並びに、二次元コード、および、電子マネー等、様々な方式の決済に対応しているマルチ決済端末を含む総称である。決済端末21は、万国博覧会の会場の区域内の店舗に設置されている。なお、決済端末21は、地域通貨以外の通貨による決済も受け付ける。
管理装置30は、万国博覧会の運営事業者のコンピュータであり、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、決済端末21、および管理装置51〜54からの情報に基づいて、普通通貨と地域通貨との交換に関する情報、および、普通通貨と地域通貨との間の交換レートを管理する。
地域通貨管理装置40は、地域通貨のサービスを提供する事業者のコンピュータである。地域通貨管理装置40は、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、および、決済端末21から管理装置30を介して送られてくる情報に基づいて、地域通貨の残高等を管理する。
電子マネー管理装置51は、電子マネーを利用したサービスを提供している事業者のコンピュータである。クレジット管理装置52は、クレジットカードを利用したサービスを提供している事業者のコンピュータである。デビット管理装置53は、デビットカードを利用したサービスを提供している事業者のコンピュータである。コード管理装置54は、バーコードや二次元コード等のコード情報を利用したサービスを提供している事業者のコンピュータである。
電子マネー管理装置51、クレジット管理装置52、デビット管理装置53、および、コード管理装置54は、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、および、決済端末21から管理装置30を介して送られてくる情報に基づいて、それぞれ、電子マネー、クレジットカード、デビットカード、およびコード情報を利用した取引額や利用可能額等を管理する。
<通貨チャージ装置11>
次に、図2および図3を用いて、通貨チャージ装置11の構成を説明する。図2は、通貨チャージシステム1が備える通貨チャージ装置11の外観を例示する図である。図3は、通貨チャージシステム1が備える通貨チャージ装置11の構成を示すブロック図である。
通貨チャージ装置11は、表示操作部101、リーダライタ102、コードリーダ103、カードリーダ104、入金部111、出金部112、通信部120、記憶部130、制御部140、および処理ユニット150を備える。
表示操作部101は、タッチパネルディスプレイであり、操作用の画面の表示および各種入力操作を受け付ける入出力部として機能する。
リーダライタ102は、電子マネー媒体がリーダライタ102の近くに位置したことを検知すると、該電子マネー媒体に記憶されている管理情報を読み取る。電子マネー媒体とは、電子マネーを利用する際に必要となる媒体であり、例えば、電子マネー対応のカード、および、スマートフォン等の利用者端末のことである。
コードリーダ103は、コードリーダ103にバーコードや二次元コード等のコード情報がかざされることで、コード情報に含まれる管理情報を読み取る。
カードリーダ104は、クレジットカードやデビットカード等のカードが挿入されたことを検知すると、それらのカードに記憶されている管理情報を読み取る。
ここで、管理情報について説明する。本明細書において管理情報には、普通通貨管理情報と、地域通貨管理情報とがある。普通通貨管理情報は、普通通貨の利用可能額に対応付けられた情報である。普通通貨管理情報は、現金以外の普通通貨を利用するときに必要なマネー媒体に記憶、または、コード情報として印刷されている。このため、地域通貨管理情報は、該マネー媒体を識別する情報としても機能する。現金以外の普通通貨を利用するときに必要なマネー媒体には、スマートフォン等の利用者端末、電子マネー対応のカード、クレジットカード、デビットカード、および、コード情報が印刷されている紙等が含まれる。例えば、普通通貨管理情報として、電子マネーの残高を管理する口座の番号、電子マネー対応カードのシリアル番号、電子マネー対応のスマートフォンのシリアル番号、クレジットカードの番号、デビットカードの番号、コード決済に用いられる二次元コード情報が記憶されているスマートフォンのシリアル番号、コード決済に用いられる二次元コード情報と対応付いている銀行の口座の番号等が用いられる。
地域通貨管理情報は、地域通貨の残高を管理する口座に対応付けられた情報である。地域通貨管理情報は、該マネー媒体に記憶、または、コード情報として印刷されている。このため、地域通貨管理情報は、地域通貨を利用するときに必要なマネー媒体を識別する情報として機能する。地域通貨を利用するときに必要なマネー媒体には、スマートフォン等の利用者端末、および、コード情報が印刷されている万国博覧会の紙製の入場チケット等が含まれる。例えば、地域通貨管理情報として、地域通貨の残高を管理する口座の番号、および、スマートフォンや万博博覧会の入場チケット等のマネー媒体のシリアル番号等が用いられる。なお、万国博覧会の入場チケットは、紙製のチケットに限らず、スマートフォン等の利用者端末にダウンロードされた電子的なチケット、および、プラスチック製のチケットを含む。また、電子マネー対応のカードやクレジットカード等の各種カードが万国博覧会のチケットを兼ねていてもよい。この場合、電子マネー対応のカードやクレジットカードには、地域通貨管理情報が記憶されている。
入金部111は、世界各国の通貨である紙幣を受け付ける投入口であり、出金部112は、通貨チャージ装置11内部から利用者に返却される紙幣の出口である。入金部111および出金部112は、通貨チャージ装置11における利用者が正対する面に配置されている(図2参照)。出金部112から返却される紙幣には、普通通貨から地域通貨にチャージする際の釣札、および、識別不能の紙幣等が含まれる。
通信部120は、主に管理装置30と通貨チャージ装置11との通信を担う。
記憶部130は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、記憶部130には、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)が含まれている。記憶部130には、通貨チャージ装置11における各通貨の在高が記憶されている。
制御部140は、通貨チャージ装置11の動作全般を制御する。制御部140は、CPU(Central Processing Unit)を備えている。CPUがチャージおよび返金に関するプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムをCPUが実行することで、チャージおよび返金に関する処理を実行する。また、制御部140は、紙幣が入金部111から入金される度におよび出金部112から出金される度に通貨チャージ装置11における各通貨の在高を更新する。
処理ユニット150は、入金部111から投入された紙幣に対して金種の識別処理を行い、識別処理が行われた紙幣を収納する。
なお、移動型通貨チャージ装置12は、通貨チャージ装置11の入金部111、出金部112、および、処理ユニット150に代えて、移動型通貨チャージ装置12を移動させるための移動ユニットを備えている。通貨チャージ装置11と移動型通貨チャージ装置12との相違点は、通貨チャージ装置11は現金での地域通貨のチャージの受付が可能であり、移動型通貨チャージ装置12は現金での地域通貨のチャージの受付ができないことである。
図1の説明に戻る。
<決済端末21>
決済端末21は、地域通貨管理情報を取得する第1のリーダ部、商品やサービスの価格に関する情報を取得するバーコードリーダ等の第2のリーダ部、管理装置30等との通信を担う通信部、様々な情報を記憶する記憶部、制御部、およびスピーカ等の決済が完了したことを通知する通知部を備えている。
<管理装置30>
図4は、通貨チャージシステム1が備える管理装置30および地域通貨管理装置40の構成を示すブロック図である。
管理装置30は、記憶部310、通信部320、および制御部330を備える。
記憶部310は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、記憶部310には、ROMおよびRAMが含まれている。記憶部310には、地域通貨および普通通貨に関する取引情報が記憶されている。また、記憶部310は、万国博覧会で行われるイベントに関する情報が、イベント開催日および特定の普通通貨と対応付けられて記憶されている。さらに、記憶部310には、普通通貨と地域通貨との間の交換レートの基準値が、普通通貨の種類別に記憶されている。例えば、日本の通貨と地域通貨との間の交換レートの基準値が「1」、米国の通貨と地域通貨との間の交換レートの基準値が「0.01」、欧州の通貨と地域通貨との間の交換レートの基準値が「0.008」等のように、普通通貨の種別と交換レートの基準値とが対応付けられている。
通信部320は、管理装置30と、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、地域通貨管理装置40、および各管理装置51〜54との通信を担う。
制御部330は、通貨チャージ装置11の動作全般を制御する。制御部330は、CPUを備えている。CPUがチャージおよび返金に関するプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムをCPUが実行することで、管理情報取得部331、レート決定部332、金額取得部333、算出部334、指示部335、天候情報取得部340、計数部341、決済情報取得部342、決済総額算出部343、および、累積値算出部344として機能する。
管理情報取得部331は、普通通貨管理情報および地域通貨管理情報を取得する。
レート決定部332は、記憶部310に記憶されている交換レートの基準値および様々な条件に基づいて、普通通貨と地域通貨との交換レートを決定する。
金額取得部333は、地域通貨のチャージが行われる場合、交換前の普通通貨の額、または、交換後の地域通貨の額を取得する。一方、金額取得部333は、地域通貨から普通通貨への返金が行われる場合、交換前の地域通貨の額、または、交換後の普通通貨の額を取得する。
算出部334は、交換前の通貨の額、および、交換後の通貨の額を算出する。
指示部335は、地域通貨管理装置40に対してチャージ指示、返金指示、および決済指示を行う。また、指示部335は、対応する管理装置51〜54に対して支払指示および払戻指示を行う。チャージ指示、返金指示、決済指示、支払指示および払戻指示については後に説明する。
天候情報取得部340、計数部341、決済情報取得部342、決済総額算出部343、および、累積値算出部344については、後に詳細に説明する。
<地域通貨管理装置40>
地域通貨管理装置40は、記憶部410、通信部420、および図示されていない制御部を備えている。記憶部410は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、記憶部410には、ROMおよびRAMが含まれている。記憶部410には、地域通貨管理情報と地域通貨の残高とが対応付けられて記憶されている。例えば、記憶部410には、地域通貨管理情報が「111」に対応付けられている残高が「1000BPC」であり、地域通貨管理情報が「112」に対応付けられている残高が「5000BPC」であるという情報が記憶されている。
通信部420は、主に地域通貨管理装置40と、管理装置30および通貨チャージ装置11との通信を担う。
制御部は、CPUを備えている。CPUがチャージおよび返金に関するプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムをCPUが実行することで、更新部430(図4参照)として機能する。
更新部430は、地域通貨管理情報および加算額を指定するチャージ指示を受け付けると、地域通貨管理情報に対応する残高を加算額に基づいて更新する。また、更新部430は、地域通貨管理情報および減算額を指定する返金指示を受け付けると、地域通貨管理情報に対応する残高を減算額に基づいて更新する。また、更新部430は、価格情報および地域通貨管理情報を指定する決済指示を受け付けると、地域通貨管理情報に対応する残高を決済額に基づいて更新する。
<管理装置51〜54>
管理装置51〜54は、記憶部、通信部、および制御部を備えている。
管理装置51〜54の記憶部は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の二次記憶媒体等からなる記憶デバイスであり、該記憶部には、ROMおよびRAMが含まれている。管理装置51〜54の記憶部には、普通通貨管理情報と、普通通貨の利用可能額とが対応付けられて記憶されている。電子マネー管理装置51、および、デビット管理装置53の各記憶部に記憶されている利用可能額は、それぞれ電子マネーにおける残高、および、デビットカードにおける残高を示す。クレジット管理装置52の記憶部に記憶されている利用可能額は、利用可能枠と呼ばれる金額から一定期間の間に利用された金額を差し引いた額を示す。コード管理装置54の記憶部に記憶されている利用可能額は、コード情報が所定の銀行の口座に対応付けられている場合、該口座の残高である。コード情報がクレジットカードに対応付けられている場合、利用可能額は、利用可能枠と呼ばれる金額から一定期間の間に利用された金額を差し引いた額を示す。以下の説明では、コード管理装置54が管理するコード情報は、所定の銀行の口座の残高に対応付けられているとして説明する。
管理装置51〜54の通信部は、管理装置30、通貨チャージ装置11、および移動型通貨チャージ装置12等の他の装置との通信を担う。
管理装置51〜54の制御部は、それぞれ、管理装置51〜54の動作全般を制御する。それらの制御部は、CPUを備えている。CPUが所定のプログラムをROMから読み出してRAMに展開し、展開したプログラムをCPUが実行することで、更新部、および、期間指定部として機能する。
管理装置51〜54の更新部は、普通通貨管理情報に対応する利用可能額を減算する支払指示を受け付けると、支払指示により指定される利用可能額への減算額に基づいて、普通通貨管理情報に対応する利用可能額を更新する。
管理装置51〜54の更新部は、普通通貨管理情報に対応する利用可能額を加算する払戻指示を受け付けた場合、払戻指示により指定される利用可能額への加算額に基づいて、普通通貨管理情報に対応する利用可能額を更新する。
期間指定部については、後に詳細に説明する。
次に、地域通貨のチャージについて説明する。なお、利用者は、地域通貨の利用に必要なマネー媒体として、地域通貨管理情報がコード情報として印刷された万国博覧会の入場チケットを所持しているとする。
<現金を利用した地域通貨のチャージ処理>
図5は、通貨チャージシステム1が実行する現金を利用した地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。
まず、利用者が万国博覧会の入場チケットのコード情報をコードリーダ103にかざすことで、コードリーダ103が地域通貨管理情報を取得する(ステップA11)。次に、現金が入金部111から挿入されると、制御部140は、現金を受け付ける(ステップA12)。そして、表示操作部101を通じて、交換前の普通通貨の種別、および、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額のいずれかが指定されると、制御部140は、管理装置30に対してチャージ要求を行う(ステップA13)。ここで、制御部140は、普通通貨の種別と、地域通貨管理情報と、投入された現金の額と、交換前の普通通貨の額、または、交換後の地域通貨の額の一方とを指定するチャージ要求を行う。普通通貨の種別とは、日本通貨「円」、米国通貨「ドル」等の情報である。
管理装置30では、管理情報取得部331が、チャージ要求により指定されている地域通貨管理情報を取得する。そして、金額取得部333は、チャージ要求で指定されている金額を取得する(ステップB11)。ここで、金額取得部333は、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額のいずれかを取得する。
次に、算出部334は、金額取得部333が取得した額に基づいて、地域通貨への交換に必要な現金の額、および、地域通貨の残高への加算額を算出する(ステップB12)。算出に際して、レート決定部332は、チャージ要求を受け付けると、チャージ要求が指定する普通通貨の種別に基づいて、チャージ要求により指定されている普通通貨の種別に対応する交換レートの基準値を記憶部310から読み出す。そして、レート決定部332は、読みだした交換レートの基準値、および、様々な条件に基づいて、指定された種別の普通通貨と地域通貨との交換レートを決定し、決定した交換レートを算出部334に出力する。交換レートの決定方法については、後に詳細に説明する。
金額取得部333が取得した額が交換前の普通通貨の額であった場合、算出部334は、交換前の普通通貨の額に基づいて、地域通貨への交換に必要な現金の額を算出し、交換前の普通通貨の額と、レート決定部332から出力された普通通貨と地域通貨との間の交換レートとに基づいて、地域通貨の残高への加算額を算出する。金額取得部333が取得した額が交換後の地域通貨の額であった場合、算出部334は、交換後の地域通貨の額、および、レート決定部332から出力された交換レートに基づいて、地域通貨への交換に必要な現金の額を算出し、交換後の地域通貨の額に基づいて地域通貨の残高への加算額を算出する。
続いて、指示部335は、算出された地域通貨への交換に必要な現金の額が、チャージ要求で指定されている投入された現金の額以下である場合、地域通貨管理装置40に対して、地域通貨管理情報と地域通貨の加算額とを指定するチャージ指示を行う(ステップB13)。チャージ指示は、指定された地域通貨管理情報に対応付けられている口座の残高を加算させる指示である。なお、制御部330は、算出された地域通貨への交換に必要な現金の額が、チャージ要求で指定されている投入された現金の額を超えている場合、チャージ要求を行わず、通貨チャージ装置11にエラー通知を行う。
地域通貨管理装置40の更新部430は、チャージ指示を受け付けると、チャージ指示に基づいてチャージ処理を実行する(ステップC11)。ここで、更新部430は、チャージ指示により指定されている地域通貨管理情報に対応する地域通貨の残高を、チャージ指示で指定されている加算額に基づいて更新する。
チャージ処理が完了すると、地域通貨管理装置40は、管理装置30にチャージ処理が完了したことを通知するチャージ完了通知を送信する。
管理装置30では、地域通貨管理装置40からチャージ完了通知を受けると、制御部330は、地域通貨の加算額、交換前の普通通貨の額、および、普通通貨の通貨種別等のチャージ関連情報を、地域通貨管理情報および普通通貨管理情報と対応付けて記憶部310に記憶する(ステップB14)。そして、制御部330は、通貨チャージ装置11にチャージ完了通知を送信する。
通貨チャージ装置11では、チャージ完了通知を受信すると、制御部140は、表示操作部101に地域通貨のチャージ処理が完了したことを通知する画面を表示させる(ステップA14)。
<電子マネーを利用した地域通貨のチャージ処理>
図6は、通貨チャージシステム1が実行する電子マネーを利用した地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。以下の説明では、利用者が通貨チャージ装置11に対してチャージ操作を行うこととして説明するが、移動型通貨チャージ装置12に対してチャージ操作を行う場合も同様である。
まず、利用者が万国博覧会の入場チケットのコード情報をコードリーダ103にかざすことで、コードリーダ103が地域通貨管理情報を取得する(ステップA21)。次に、利用者が電子マネー対応カードまたは利用者端末の所定の画面をリーダライタ102にかざすことで、リーダライタ102は、電子マネー対応カードまたは利用者端末に記憶されている普通通貨管理情報を取得する(ステップA22)。
続いて、制御部140は、電子マネー管理装置51に対してステップA22で取得された普通通貨管理情報に対応付いている口座の残高の参照要求を行う(ステップA23)。参照要求は、普通通貨管理情報を指定して普通通貨管理情報に対応付けられている口座の残高の読み出しを求める要求である。
電子マネー管理装置51では、残高の参照要求を受け付けると、該参照要求により指定されている普通通貨管理情報に対応付けられている口座の残高を読み出し(ステップD21)、読み出した残高を通貨チャージ装置11に通知する。
続いて、制御部140は、電子マネー管理装置51から通知された残高を、表示操作部101に表示させる(ステップA24)。
表示操作部101を通じて、交換前の普通通貨の種別、および、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額が指定されると、制御部140は、管理装置30に対してチャージ要求を行う(ステップA25)。ここで、制御部140は、普通通貨の種別と、地域通貨管理情報と、普通通貨管理情報と、指定された交換後の地域通貨の額または交換後の地域通貨の額とを指定するチャージ要求を行う。
管理装置30では、管理情報取得部331は、チャージ要求で指定されている地域通貨管理情報および普通通貨管理情報を取得する。また、金額取得部333は、チャージ要求で指定されている金額を取得する(ステップB21)。ステップB21はステップB11に対応する。
次に、算出部334は、普通通貨の残高への減算額および地域通貨の残高への加算額を算出する(ステップB22)。算出に際して、レート決定部332は、チャージ要求を受け付けると、チャージ要求により指定されている普通通貨の種別に基づいて、指定されている普通通貨の種別に対応する普通通貨に対応付けられた交換レートの基準値を記憶部310から読み出し、読みだした交換レートの基準値、および、様々な条件に基づいて、指定された種別の普通通貨と地域通貨との交換レートを決定し、決定した交換レートを算出部334に出力する。
算出部334は、金額取得部333が取得した額が、交換前の普通通貨の額であれば、交換前の普通通貨の額に基づいて普通通貨の残高への減算額を算出する。算出部334は、金額取得部333が取得した額が交換後の地域通貨の額であれば、レート決定部332から出力された地域通貨と普通通貨と間の交換レートの額に基づいて普通通貨の残高への減算額を算出する。なお、地域通貨の残高への加算額の算出については、上述したステップB12の処理と同様である。
次に、指示部335は、普通通貨管理情報と、算出部334が算出した普通通貨の残高への減算額とを指定する支払指示を行う(ステップB23)。支払指示は、指定された普通通貨管理情報に対応付けられている普通通貨の残高への減算させる指示である。
電子マネー管理装置51の更新部は、支払指示を受け付け、普通通貨管理情報に対応する普通通貨の残高への減算額が、普通通貨管理情報に対応する残高以下である場合、支払処理を行う(ステップD22)。ここで、更新部は、支払指示により指定されている減算額に基づいて、普通通貨管理情報に対応する口座の残高を更新する。なお、更新部は、普通通貨管理情報に対応する普通通貨の残高への減算額が、普通通貨管理情報に対応する残高を超えている場合、支払処理を行わず、管理装置30にエラー通知を行う。
支払処理が完了した後は、地域通貨管理装置40は、支払処理の完了を通知する完了通知を管理装置30に送信する。
管理装置30では、支払完了通知を受信すると、指示部335は、地域通貨管理装置40に対して、地域通貨管理情報と地域通貨の加算額とを指定するチャージ指示を行う(ステップB24)。
制御部330によってチャージ指示が行われた後は、ステップC21、B25およびA26が行われる。ステップC25、B25およびA26はそれぞれ、ステップC11、B14およびA14に対応する。
<クレジットカードを利用した地域通貨のチャージ処理>
図7は、通貨チャージシステム1が実行するクレジットカードを利用した地域通貨のチャージ処理を示すシーケンス図である。
まず、通貨チャージ装置11が、利用者の万国博覧会の入場チケットに付されたコードから地域通貨管理情報を取得する(ステップA31)。
次に、利用者がクレジットカードをカードリーダ104に挿入すると、カードリーダ104は、クレジットカードから普通通貨管理情報を取得する(ステップA32)。
続いて、表示操作部101を通じて認証情報(例えば、パスワード)の入力を受け付けると(ステップA33)、制御部140は、受け付けられた認証情報と、普通通貨管理情報とを指定する認証要求を行う(ステップA34)。
管理装置30では、通貨チャージ装置11からの認証要求を受け付けると、認証要求により指定される認証情報および普通通貨管理情報とを暗号化し(ステップB31)、暗号化された情報をクレジット管理装置52に送信する。
続いて、クレジット管理装置52では、暗号化された情報を復号し、復号された情報に基づいて認証処理を行う(ステップE31)。認証処理の結果、クレジットカードの利用が可能と判断された場合、認証完了通知を、管理装置30を介して通貨チャージ装置11に送信する。
通貨チャージ装置11によるチャージ要求(ステップA35)以降の処理は、電子マネー利用とクレジットカード利用の特性の違いに由来する点、すなわち、残高を管理するか、利用可能額を管理するかという点を除けば、電子マネーを利用した地域通貨のチャージ処理におけるステップA25、A26、B21〜B25、D22、およびC21と同様である。
なお、デビットカードを利用した地域通貨のチャージ処理は、デビット管理装置53が、支払処理および認証処理を実行することを除けば、図6に示されている処理と同様である。
<コード情報を利用した地域通貨のチャージ処理>
以下の点を除けば、電子マネーを利用した地域通貨のチャージ処理と同様である。
(1)ステップA22において、通貨チャージ装置11が利用者端末の表示部に表示されたコード情報を読み取ることで普通通貨管理情報を取得すること
(2)コード管理装置54が支払処理を実行すること
なお、コード情報を利用して地域通貨のチャージを行う場合、必ずしも、通貨チャージ装置11が利用者端末からコード情報を読み取る手法に限られない。
まず、通貨チャージ装置11が万国博覧会の入場チケットから地域通貨管理情報を取得する。そして、表示操作部101を通じて、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額が指定されると、制御部140は、地域通貨管理情報と、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額の一方を含むコード情報を生成し、表示操作部101に生成したコード情報を表示させる。
次に、利用者が、所定のアプリケーションがインストールされた利用者端末で、該アプリケーションを起動し、表示操作部101に表示されているコード情報を読み取る。ここで、所定のアプリケーションは、コード情報を用いたサービスを利用するために必要なアプリケーションである。なお、所定のアプリケーションがインストールされている利用者端末には、普通通貨管理情報が記憶されている。
次に、利用者端末に普通通貨の種別を入力すると、利用者端末は、管理装置30に対してチャージ要求を行う。ここで、チャージ要求は、普通通貨の種別と、コード情報に含まれている地域通貨管理情報と、コード情報に含まれている交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額の一方と、利用者端末に記憶されている普通通貨管理情報とを指定する。
これ以降の処理は、チャージ完了通知が、通貨チャージ装置11ではなく、チャージ要求を行った利用者端末に送信され、ステップA26に相当する処理が、利用者端末において実行されること以外は、通貨チャージ装置11がコード情報を読み取る場合と度同様の処理が行われる。
<地域通貨を利用した決済処理>
決済端末21は、図示されていないバーコードリーダから商品やサービスの地域通貨による価格情報を取得し、図示されていないリーダを通じて万国博覧会の入場チケットから地域通貨管理情報を取得すると、決済要求を管理装置30に対して行う。決済要求は、価格情報および地域通貨管理情報を指定する。
管理装置30の指示部335は、決済要求を受け付けると、地域通貨管理装置40に対して決済要求により指定される価格情報および地域通貨管理情報を指定する決済指示を行う。決済指示は、価格情報に基づいて、指定された地域通貨管理情報に対応付けられている口座の残高を減算させる指示である。
地域通貨管理装置40では、更新部430は、決済指示に含まれる価格情報が示す価格が、地域通貨管理情報に対応する残高以下である場合、決済処理を行う。決済処理は、価格情報が示す価格に基づいて、地域通貨管理情報に対応する残高を減算する処理である。その後、地域通貨管理装置40から管理装置30を介して、決済端末21に決済処理が完了したことが通知される。決済端末21では、決済処理の完了の通知を受け付けると、通知部が音声を出力するなどして決済処理の完了を、利用者および店員に通知する。なお、更新部430は、決済指示に含まれる価格情報が示す価格が、地域通貨管理情報に対応する残高を超えている場合、決済処理を行わず、管理装置30に対してエラー通知を行う。
<地域通貨から電子マネーへの返金処理>
図8は、通貨チャージシステム1が実行する地域通貨から電子マネーへの返金処理を示すシーケンス図である。
通貨チャージ装置11では、利用者によって万国博覧会の入場チケットのコード情報がコードリーダ103にかざされることで、コードリーダ103が地域通貨管理情報を取得する(ステップA41)。
続いて、制御部140は、地域通貨管理装置40に対してステップA41で取得された地域通貨管理情報に対応付いている口座の残高の参照要求を行う(ステップA42)。
地域通貨管理装置40では、残高の参照要求を受け付けると、該参照要求により指定されている地域通貨管理情報に対応付けられている残高を読み出し(ステップC41)、読み出した残高を通貨チャージ装置11に通知する。
続いて、制御部140は、地域通貨管理装置40から通知された残高を、表示操作部101に表示させる(ステップA43)。
次に、利用者が電子マネー対応カードまたは利用者端末の所定の画面をリーダライタ102にかざすことで、リーダライタ102は、電子マネー対応カードまたは利用者端末に記憶されている普通通貨管理情報を取得する(ステップA44)。
そして、表示操作部101を通じて、交換後の普通通貨の種別、および、交換前の地域通貨の額または交換後の普通通貨の額が指定されると、制御部140は、管理装置30に対して返金要求を行う(ステップA45)。ここで、制御部140は、交換後の普通通貨の種別と、地域通貨管理情報と、普通通貨管理情報と、指定された交換後の普通通貨の額または交換前の地域通貨の額とを指定する返金要求を行う。
管理装置30では、管理情報取得部331は、返金要求で指定されている地域通貨管理情報および普通通貨管理情報を取得する。そして、金額取得部333は、返金要求で指定されている金額を取得する(ステップB41)。ここでは、金額取得部333は、交換後の普通通貨の額または交換前の地域通貨の額を取得する。
次に、算出部334は、地域通貨の残高への減算額および普通通貨の残高への加算額を算出する(ステップB42)。算出に際して、レート決定部332は、返金要求を受け付けると、返金要求が指定する普通通貨の種別に基づいて、指定されている交換後の普通通貨の種別に対応する普通通貨に対応付けられた交換レートの基準値を記憶部310から読み出し、読みだした交換レートの基準値、および、様々な条件に基づいて、指定された種別の普通通貨と地域通貨との交換レートを決定する。そして、レート決定部332は、決定した交換レートを算出部334に出力する。算出部334は、金額取得部333が取得した額が、交換前の地域通貨の額であれば、交換前の地域通貨の額に基づいて地域通貨の残高への減算額を算出し、レート決定部332から出力された地域通貨と普通通貨と間の交換レート、および、交換前の地域通貨の額に基づいて普通通貨の残高への加算額を算出する。算出部334は、金額取得部333が取得した額が、交換後の普通通貨の額であれば、レート決定部332から出力された地域通貨と普通通貨と間の交換レート、および、交換後の普通通貨の額に基づいて、地域通貨の残高への減算額を算出し、交換後の普通通貨の額に基づいて普通通貨の残高への加算額を算出する。
次に、指示部335は、地域通貨管理装置40に対して、地域通貨管理情報と、算出部334が算出した地域通貨の残高への減算額とを指定する返金指示を行う(ステップB43)。返金指示は、減算額に基づいて指定された地域通貨管理情報に対応付けられている地域通貨の残高を減算させる指示である。
地域通貨管理装置40では、更新部430は、返金指示を受け付け、地域通貨管理情報に対応する地域通貨の残高への減算額が、地域通貨管理情報に対応する残高以下である場合、返金処理を行う(ステップC42)。ここで、更新部430は、返金指示により指定される減算額に基づいて、地域通貨管理情報に対応する口座の残高を更新する。返金処理が完了した場合、電子マネー管理装置51から管理装置30に返金処理が完了したことを通知する返金完了通知が送信される。なお、更新部430は、地域通貨管理情報に対応する地域通貨の残高への減算額が、地域通貨管理情報に対応する残高を超えている場合、返金処理を行わず、管理装置30にエラー通知を行う。
管理装置30の指示部335は、地域通貨管理装置40から返金完了通知を受けると、電子マネー管理装置51に対して、普通通貨管理情報と算出部334によって算出された普通通貨の加算額とを指定する払戻指示を行う(ステップB44)。払戻指示は、指定された普通通貨管理情報に対応付けられた普通通貨の残高を加算させる指示である。
電子マネー管理装置51では、更新部は、払戻指示を受け付けると、払戻指示に基づいて払戻処理を実行する(ステップD41)。ここで、更新部は、払戻指示により指定されている普通通貨管理情報に対応する口座の残高を、払戻指示で指定されている加算額に基づいて更新する。
払戻処理が完了すると、電子マネー管理装置51は、管理装置30に払戻処理が完了したことを通知する払戻完了通知を送信する。
管理装置30では、電子マネー管理装置51から払戻完了通知を受けると、制御部330は、地域通貨の残高への減算額、交換前の普通通貨の額、および、普通通貨の通貨種別等の返金処理に関する情報を、地域通貨管理情報および普通通貨管理情報と関連付けて記憶部310に記憶する(ステップB45)。そして、制御部330は、通貨チャージ装置11に返金完了通知を送信する。
通貨チャージ装置11では、返金完了通知を受信すると、制御部140は、表示操作部101に地域通貨から普通通貨への返金処理が完了したことを通知する画面を表示させる(ステップA46)。
<地域通貨からクレジットカードの利用可能額に対する返金処理>
図9は、通貨チャージシステム1が実行する地域通貨からクレジットカードの利用可能額に対する返金処理を示すシーケンス図である。
通貨チャージ装置11では、利用者によって万国博覧会の入場チケットのコード情報がコードリーダ103にかざされることで、コードリーダ103が地域通貨管理情報を取得する(ステップA51)。
続いて、通貨チャージ装置11、および地域通貨管理装置40により、地域通貨残高照会に関する処理が行われる(ステップW51)。ステップW51は、図8におけるステップA42、C41、およびA43に対応する。
次に、利用者がクレジットカードをカードリーダ104に挿入すると、カードリーダ104は、クレジットカードから普通通貨管理情報を取得する(ステップA52)。そして、通貨チャージ装置11、管理装置30、および、クレジット管理装置52により、クレジットカードの認証に関連する処理が行われる(ステップW52)。ステップW52は、図7におけるステップA33、A34、B31、およびE31に対応する。
通貨チャージ装置11による返金要求(ステップA53)以降の処理は、電子マネー利用とクレジットカード利用の特性の違いに由来する点、すなわち、残高を管理するか、利用可能額を管理するかという点を除けば、地域通貨から電子マネーへの返金処理におけるステップA45、A46、B41〜B45、C42およびD41と同様である。
なお、地域通貨からデビットカードの残高への返金処理は、デビット管理装置53が、払戻処理および認証処理を実行することを除けば、図8に示されている処理と同様である。
<地域通貨からコード情報に対応付けられた口座への返金処理>
以下の点を除けば、電子マネーへの返金処理と同様である。
(1)ステップA44において、通貨チャージ装置11が利用者端末の表示部に表示されたコード情報を読み取ることで普通通貨管理情報を取得すること
(2)コード管理装置54が払戻処理を実行すること
なお、地域通貨からコード情報に対応付けられた口座への返金を行う場合、必ずしも、通貨チャージ装置11が利用者端末からコード情報を読み取る手法に限られない。
まず、通貨チャージ装置11が万国博覧会の入場チケットから地域通貨管理情報を取得する。そして、通貨チャージ装置11および地域通貨管理装置40がステップA42、C41、およびA43に対応する処理、つまり、取得された地域通貨管理情報に対応付けられた地域通貨の残高の参照処理を行う。そして、表示操作部101を通じて、交換前の地域通貨の額または交換後の普通通貨の額が指定されると、制御部140は、地域通貨管理情報と、交換前の普通通貨の額または交換後の地域通貨の額の一方とを含むコード情報を生成し、表示操作部101に生成したコード情報を表示させる。
次に、利用者が、利用者端末で、表示操作部101に表示されているコード情報を読み取る。そして、利用者は、利用者端末に交換後の普通通貨の種別を入力する。
その後、利用者端末は、管理装置30に対して返金要求を行う。ここで、返金要求は、普通通貨の種別と、コード情報に含まれている地域通貨管理情報と、コード情報に含まれている交換後の普通通貨の額または交換前の地域通貨の額の一方と、利用者端末に記憶されている普通通貨管理情報を指定する。
これ以降の処理は、返金完了通知が、返金要求を行った利用者端末に送信され、ステップA46に相当する処理が、利用者端末において実行されること以外は、通貨チャージ装置11が普通通貨管理情報を読み取る場合と同様の処理が行われる。
なお、上述した説明では、普通通貨管理情報と地域通貨管理情報とは、互いに別の媒体に記憶または印刷されているものとして説明したが、普通通貨管理情報と地域通貨管理情報が同じ媒体に記憶または印刷されていてもよい。例えば、スマートフォン等の利用者端末に普通通貨管理情報と地域通貨管理情報とが記憶されていてもよい。この場合、利用者端末には、例えば、電子マネーの口座に対応づいている普通通貨管理情報を記憶し、万国博覧会の電子的な入場チケットがダウンロードされている。よって、利用者が、通貨チャージ装置11に対して、電子マネーの口座に対応づいている普通通貨管理情報が表示された利用者端末の画面および万国博覧会の電子的な入場チケットを表示された利用者端末の画面をかざすことで、通貨チャージ装置11が、普通通貨管理情報および地域通貨管理情報を取得することができる。したがって、利用者は、媒体一つで、地域通貨へのチャージ手続および地域通貨からの返金手続を行うことができる。
なお、上述したように、1つのカードに、普通通貨管理情報および地域通貨管理情報が記憶されていてもよい。例えば、上述したように、電子マネー対応のカードが万国博覧会の入場チケットを兼ねることができる場合が想定される。この場合、例えば、電子マネー対応のカードは、電子マネー事業者と地域通貨事業者とが連携して共通のカードとして発行されたことが想定される。
なお、本実施形態の通貨チャージシステム1は、地域通貨から現金への返金処理を行ってもよい。
また、普通通貨を用いた地域通貨のチャージおよび地域通貨から普通通貨への返金時において、通貨チャージシステム1の管理装置30は、チャージ手数料および返金手数料を算出し、算出したチャージ手数料および返金手数料に基づいて、チャージ指示、返金指示、決済指示、支払指示および払戻指示を行うことができる。
<交換レートの決定>
次に、レート決定部332による普通通貨と地域通貨との交換レートの決定方法の例について説明する。なお、本明細書において、交換レートは、地域通貨の額に対する普通通貨の額の比率と定義する。例えば、日本の通貨と地域通貨との間の交換レートが「1」である場合、日本の通貨「100円」と地域通貨「100BPC」とが交換される。米国の通貨と地域通貨との間の交換レートが「0.01」である場合、米国の通貨「1ドル」と地域通貨「100BPC」とが交換される。
(A)天候
天候情報取得部340は、ネットワークWを介して、天候情報を提供しているサーバから現在の天候情報を取得する。天候情報は、例えば、「2025年5月1日12:00現在の天候は、晴れ」、「2025年5月2日12:00現在の天候は、くもり、かつ、強風」などのように、日時と天候とが対応づいている。
レート決定部332は、地域通貨のチャージ要求を受け付けた日時の天候情報が、雨、雪、および、強風等の悪天候を示す情報を含む場合、交換レートを、交換レートの基準値よりも低くし、普通通貨への返金要求を受け付けた日時の天候情報が、悪天候を示す情報を含む場合、交換レートを交換レートの基準値とすることができる。
交換レートを低くすると、地域通貨をチャージする場合にチャージする者に有利となる。例えば、日本円と地域通貨BPCとの交換レートの基準値が「1」であったとする。日本円と地域通貨BPCとの交換レートが「1」に決定された場合、「100円」を用いて「100BPC」チャージできる。日本円と地域通貨BPCとの交換レートが、基準値よりも低い「0.8」に決定された場合、「100円」を用いて「125BPC」チャージできる。なお、交換レートを高くすると、地域通貨を普通通貨に戻して返金する場合に返金を要求する者に有利となる。例えば、日本円と地域通貨BPCとの交換レートが「1」に決定された場合、「100BPC」を「100円」として返金できる。日本円と地域通貨BPCとの交換レートが、「1.25」に決定された場合、「100BPC」を「125円」として返金できる。
レート決定部332は、天候が悪い場合には普通通貨を用いて地域通貨をチャージする場合にチャージする者に有利になるように交換レートを決定できるので、悪天候であっても万国博覧会への来場を促すことができ、さらに、地域通貨の使用を促進させることができる。
(B)マネー事業者のキャンペーン
各管理装置51〜54の期間指定部は、所定の期間を指定する。例えば、クレジット会社であるA社が、A社が提供するクレジットカードの利用を促したく「2025年4月13日〜5月13日」までキャンペーン期間を設定したとする。そして、A社のクレジット管理装置に「2025年4月13日〜5月13日」の期間が入力された場合、期間指定部は、入力された期間を所定の期間として指定する。なお、所定の期間は、例えば、「2025年5月の毎週火曜日」、「2025年5月中かつ12:00〜20:00」等のように、不連続な期間で構成されていてもよい。
管理装置30のレート決定部332は、期間指定部によって指定された所定の期間をA社のクレジット管理装置から取得する。そして、レート決定部332は、チャージ要求で指定される普通通貨管理情報が、A社のクレジット管理装置で管理されている情報であり、かつ、チャージ要求を受け付けた日時が、取得した所定の期間に含まれる場合、交換レートを、交換レートの基準値よりも低くすることができる。レート決定部332は、地域通貨から普通通貨への返金要求を受け付けた日時が、所定の期間に含まれ、かつ、普通通貨管理情報がA社のクレジット管理装置が管理している情報であったとしても、交換レートを交換レートの基準値とすることができる。
レート決定部332は、普通通貨のマネー事業者によってキャンペーン期間が指定された場合、その期間については、期間を指定したマネー事業者が提供するサービスを利用して地域通貨をチャージする場合にチャージする者に有利になるように、交換レートを決定することができる。よって、マネー事業者が提供しているサービスの利用を促進でき、さらに、地域通貨の使用を促進させることができる。
(C)イベント
管理装置30の記憶部310には、万国博覧会で行われるイベントに関する情報が日付と対応付けられて記憶されている。記憶部310には、例えば、アメリカ合衆国を記念するイベントが、2025年7月4日に開催される場合、アメリカ合衆国の通貨であるUSドルと、2025年7月4日とが互いに対応付けられて記憶されていてもよい。
レート決定部332は、チャージ要求を受け付けた日付が、イベント開催日に該当し、かつ、チャージ要求により指定されている交換前の普通通貨の種別が、イベント開催日と対応付けられている場合、交換レートを、交換レートの基準値よりも低くすることができる。また、レート決定部332は、返金要求を受け付けた日付が、イベント開催日に該当し、かつ、返金要求により指定されている交換後の普通通貨の種別がイベント開催日と対応付けられている場合であっても、交換レートを交換レートの基準値に決定することができる。
つまり、イベント開催日には、イベントに関連する特定の普通通貨からの地域通貨のチャージを有利になるように、交換レートを決定することができる。よって、イベント開催日において、特定の普通通貨を使用する者の万国博覧会への来場を促すことができる。また、地域通貨の使用を促進させることができる。
(D)入場者数
管理装置30の計数部341は、通貨チャージ装置11、移動型通貨チャージ装置12、利用者端末からチャージ要求とともに管理装置30に送られてくる地域通貨管理情報の数、すなわち、地域通貨のチャージに用いられたマネー媒体の個数を計数する。ここで、地域通貨管理情報の数は、管理装置30が受け付けたチャージ要求ののべ数ではない。
レート決定部332は、計数部341が計数した数が閾値以下である日が所定日数続いた場合、チャージ要求を受け付けたときの交換レートを、交換レートの基準値よりも低くすることができる。また、レート決定部332は、計数部341が計数した数が閾値以下である日が所定日数続いた場合でも、返金要求を受け付けたときの交換レートを交換レートの基準値とすることができる。
計数部341が計数する数は万国博覧会の入場者に対応すると考えることができるので、入場者が少ない日が続いた場合に、レート決定部332は、普通通貨を用いて地域通貨をチャージする場合に有利になるように、交換レートを決定することができる。よって、万国博覧会への入場者が少ない日が続いた場合であっても、万国博覧会への来場を促し、入場者の増加させることできる。また、地域通貨の使用を促進させることができる。
(E)地域通貨の使用総額
管理装置30の決済情報取得部342は、決済端末21から管理装置30に送られてくる決済要求が指定する価格情報(つまり、決済額)を取得する。管理装置30の決済総額算出部343は、決済情報取得部342が取得した決済額の総額を日別に算出する。
レート決定部332は、決済総額が閾値以下である日が所定日数続いた場合、チャージ要求を受け付けたときの交換レートを交換レートの基準値よりも低くすることができる。また、レート決定部332は、決済総額が総額閾値以下である日が所定日数続いた場合でも、返金要求を受け付けたときの交換レートを交換レートの基準値とすることができる。
このように、地域通貨の使用額が少ない日が続いた場合に、レート決定部332は、普通通貨を用いて地域通貨をチャージする場合に有利になるように、交換レートを決定することができる。よって、地域通貨の使用を促進させることができる。
(F)通貨チャージ装置の在高
管理装置30のレート決定部332は、入金部111が交換前の普通通貨(例えば、USドル)の現金の入金を受け付け、通貨チャージ装置11から普通通貨の種別(ここでは、USドル)を指定するチャージ要求が送られてきたとき、レート決定部332は、通貨チャージ装置11の記憶部130に記憶されている普通通貨の種別毎の在高を取得する。
そして、レート決定部332は、チャージ要求により指定されている普通通貨の種別(ここでは、USドル)に対応する通貨の在高が、下限閾値以下である場合、該普通通貨(ここでは、USドル)から地域通貨への交換レートを基準値よりも小さい値に決定することができる。ここでいう下限閾値とは、現金の補充が必要か否か判断する際の目安となる値である。
通貨チャージ装置11における在高が不足している場合、釣札の不足を防止するために、警送会社を利用して通貨チャージ装置11に現金の補充を行う必要がある。一般的に、警送会社を利用して現金の補充および回収を行うことには費用がかかることが多い。レート決定部332は、通貨チャージ装置11内の在高が少ない通貨の現金を利用してチャージが行われる場合にチャージを行う者にとって有利になるように交換レートを決定することができるので、通貨チャージ装置11において在高が少ない通貨について、利用者による補充が促される。したがって、警送会社を利用した通貨チャージ装置11への現金の補充頻度を小さくすることができるので、警送会社の利用にかかる費用を削減することができる。
また、レート決定部332は、チャージ要求により指定されている普通通貨の種別(例えば、USドル)に対応する通貨の在高が、上限閾値よりも小さく、かつ、チャージ要求により指定されている普通通貨の種別とは異なる通貨の中で、該上限閾値以上の在高である通貨がある場合、該普通通貨から地域通貨への交換レートを基準値よりも小さい値に決定することができる。ここでいう上限閾値とは、現金の回収を行うか否かを判断する目安となる値である。
例えば、通貨チャージ装置11において、USドルの在高が上限閾値未満であり、ユーロの在高が上限閾値以上であったとする。また、利用者が、USドルおよびユーロをそれぞれ現金として所持しているとする。この場合、利用者にとって、ユーロの現金を利用して地域通貨のチャージをする場合よりもUSドルの現金を利用して地域通貨のチャージをする場合に有利になる。
通貨チャージ装置11内において、在高が多い通貨がある場合、つまり、現金の収納部の充填率が高い通貨がある場合、警送会社を利用して充填率が高い通貨を回収する必要がある。上述したように、一般的に、警送会社を利用して現金の補充および回収を行うことには費用がかかることが多い。レート決定部332は、通貨チャージ装置11内の在高が多い通貨がある場合、在高が多い通貨以外の通貨の現金を利用してチャージが行われる場合にチャージを行う者にとって有利になるように交換レートを決定することができる。よって、通貨チャージ装置11において在高が多い通貨について、通貨チャージ装置11への入金を抑制することができる。したがって、警送会社を利用した通貨チャージ装置11からの現金の回収頻度を小さくすることができるので、警送会社の利用にかかる費用を削減することができる。
(G)地域通貨の個人別のチャージ額
管理装置30の記憶部310には、地域通貨の残高への加算額が地域通貨管理情報および普通通貨管理情報と対応付けられて記憶されている。
レート決定部332は、地域通貨から普通通貨への返金要求を受け付けた場合、返金要求により指定される地域通貨管理情報に対応付けられている地域通貨への加算額が大きいほど、交換レートを交換レートの基準値に対して高くすることができる。なお、レート決定部332は、普通通貨から地域通貨へのチャージ要求を受け付けた場合には、交換レートを交換レートの基準値に決定することができる。
つまり、レート決定部332は、普通通貨をより多くの地域通貨に交換した者に対して、地域通貨から普通通貨に返金する場合に有利になるように交換レートを決定している。よって、地域通貨の使用を促進させることができる。
(H)地域通貨の個人別の使用額
管理装置30の決済情報取得部342は、決済端末21から管理装置30に送られてくる決済要求が指定する価格情報(つまり、決済額)および地域通貨管理情報を取得する。累積値算出部344は、決済情報取得部342が取得した決済額に基づいて、地域通貨管理情報毎に決済額の累積値を算出する。
レート決定部は、地域通貨から普通通貨への返金要求を受け付けた場合、返金要求により指定される地域通貨管理情報に対応する累積値が大きいほど、交換レートを交換レートの基準値に対して高くすることができる。なお、レート決定部332は、普通通貨から地域通貨へのチャージ要求を受け付けた場合には、交換レートを交換レートの基準値に決定することができる。
つまり、レート決定部332は、地域通貨の使用総額が多い者ほど、地域通貨から普通通貨に返金する場合に有利になるように交換レートを決定している。よって、地域通貨の使用を促すことができる。
(I)チャージ時と返金時の交換レートが同一
レート決定部332は、受け付ける要求がチャージ要求であるか、返金要求であるかに関わらず、チャージ要求または返金要求により指定されている普通通貨の種別に対応付けられている交換レートの基準値をそのまま交換レートとして決定してもよい。これにより、普通通貨から地域通貨に交換する場合と普通通貨から地域通貨に交換する場合の交換レートを同一にできる。
普通通貨から地域通貨に交換する場合と普通通貨から地域通貨に交換する場合の交換レートを同一にするときの交換レートの決め方として、以下に示す決め方がある。
レート決定部332は、例えば、「円」と地域通貨との交換を行う場合であっても、現金を利用する場合、電子マネー対応のカードを利用する場合、クレジットカードを利用する場合、および、デビットカードを利用する場合、コード情報を利用する場合の各交換レートを互いに異なる値となるように決定し、決定した交換レートを、「円」を用いて地域通貨にチャージを行うとき、および、地域通貨から「円」に返金するときの交換レートとして使用してもよい。この場合、記憶部310は、現金を利用する場合、電子マネー対応のカードを利用する場合、クレジットカードを利用する場合、および、デビットカードを利用する場合、コード情報を利用する場合の各交換レートを普通通貨の種別毎に普通通貨管理情報と対応付けて記憶している。そして、レート決定部332は、受け付けたチャージ要求または返金要求によって指定される普通通貨管理情報および普通通貨の種別に基づいて記憶部310から交換レートを読み出し、読みだした交換レートを、チャージまたは返金が行われる際の交換レートとして決定することができる。
また、レート決定部332は、一日の中で最初に行われた地域通貨のチャージによって地域通貨の残高に加算された額の大きさに応じて交換レートを決定し、決定した交換レートを、地域通貨から普通通貨への返金時、および、該一日における2回目以降の地域通貨のチャージ時の交換レートとして決定することができる。この場合、記憶部310には、地域通貨の残高への加算額が地域通貨管理情報、普通通貨管理情報、および時刻と対応付けられて記憶されている。レート決定部332は、返金要求または一日における2度目以降のチャージ要求を受け付けた場合、受け付けた日の最も早い時刻に対応付いているチャージ要求時の加算額を参照し、参照結果に基づいて交換レートを決定する。
さらに、レート決定部332は、特定の利用者が一日の間に使用した地域通貨の額に応じて、翌日の該特定の利用者からのチャージ要求または返金要求時の交換レートを決定することができる。この場合、累積値算出部344は、決済情報取得部342が決済端末21から取得した価格情報に基づいて、地域通貨管理情報毎かつ日付毎に決済額の累積値を算出する。レート決定部332は、チャージ要求または返金要求により指定される地域通貨管理情報とチャージ要求または返金要求を受け付けた日とに基づいて、受付日の前日の累積値を読み出し、読み出した累積値に基づいて交換レートを決定する。
<その他>
(A)利用者の行為に応じた地域通貨を付与
通貨チャージシステム1は、地域通貨を利用して決済を行う、落とし物を届ける等の特定の行為を行った者に対して、地域通貨を付与することに利用できる。
管理装置30の制御部330は、決済端末21から決済要求を受け付けると、決済情報により指定される価格情報に基づいて付与額を決定する。制御部330は、所定の比率(例えば、決済情報が示す額の1%)を価格情報が示す決済額に乗算して付与額を決定する。付与額の決定方法はこの方法に限られない。
そして、指示部335は、地域通貨管理装置40に対して、決済指示とともに、付与額と地域通貨管理情報を指定して地域通貨の残高を加算させる付与指示を行う。
地域通貨管理装置40の更新部430は、付与指示を受け付けると、付与指示により指定されている地域通貨管理情報に対応付いている残高を付与指示により指定されている付与額に基づいて更新する。
また、管理装置30の記憶部310は、落とし物の種類と地域通貨の付与額とを対応付けて記憶している。例えば、記憶部310は、傘等の遺失者が引き取りに来なさそうなものは「100BPC」、スマートフォン等の遺失者が引き取りに来そうなものは「1000BPC」のように記憶している。
管理装置30の指示部335は、落とし物の届け先にある所定の端末装置から、落とし物の種類と、届けた者が所持する万国博覧会の入場チケットから読み取られた普通通貨管理情報とを取得すると、記憶部310を参照し、取得した落とし物の種類に対応する付与額を読み出し、地域通貨管理装置40に対して、読み出した付与額と端末装置から取得した地域通貨管理情報とを指定する付与指示を行う。付与指示が行われた後の地域通貨管理装置40の更新部430の処理は、上述した決済額に応じた付与額に基づいて地域通貨管理情報に対応付いている残高を更新する場合と同様である。
なお、特定の行為については、地域通貨を利用した決済を行うことおよび落とし物を届けることに限られない。
(B)余った地域通貨の額に応じた記念品の引き渡し
通貨チャージシステム1は、余った地域通貨と記念品とを交換する際に利用できる。
管理装置30の記憶部310は、地域通貨の額と記念品名とを対応付けて記憶してもよい。例えば、記憶部310は、「1〜100BPC」なら100円相当の記念品名と対応付け、「101〜500BPC」なら500円相当の記念品名と対応付けており、地域通貨の額が高くなるほど高価な記念品名と対応付けて記憶している。
利用者は、通貨チャージ装置11に万国博覧会の入場チケットをかざし、表示操作部101を通じて記念品との交換を求めるための操作を行うことで、制御部140は、万国博覧会の入場チケットから取得した地域通貨管理情報を指定する記念品要求を管理装置30に送る。管理装置30の制御部330は、記念品要求を受け付け、該記念品要求により指定される地域通貨管理情報を指定する地域通貨の残高の参照要求を行うことで、地域通貨管理装置40から地域通貨管理情報に対応付けられた地域通貨の残高を取得する。制御部330は、取得した地域通貨の残高に対応する記念品名を記憶部310から読み出し、読み出した記念品名を通貨チャージ装置11に送信する。
地域通貨の残高に対応する記念品名を記憶部310から読み出し、読み出した記念品名を通貨チャージ装置11に送信する。
通貨チャージ装置11の制御部140は、記念品名を受信すると、記念品名が記載された引換券を発行させる。利用者は、発行された引換券を万国博覧会の会場の所定の引換所に持参することで、引換券に記載された名称の記念品を受け取ることができる。
なお、指示部335は、地域通貨管理装置40に対して地域通貨管理情報を指定して、残高全てを減算させる全額減算指示を行う。地域通貨管理装置40の更新部430は、全額減算指示を受け付けると、地域通貨管理情報に対応付いている地域通貨の残高をゼロに更新する。なお、更新部430は、例えば、減算した地域通貨の額に基づいて、万国博覧会の運営事業者が有する所定の地域通貨の口座の残高に加算する。
(C)手数料
通貨チャージシステム1の管理装置30は、普通通貨を用いた地域通貨のチャージおよび地域通貨から普通通貨への返金時に、チャージ手数料および返金手数料を発生させないようにしてもよい。これらの手数料を発生させないようにすることで、地域通貨のチャージおよび地域通貨から普通通貨への返金がより活発になる。よって、地域通貨の利用を促進させることができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、普通通貨と地域通貨との間の交換レートを様々な条件の下、決定することができる。よって、特定の通貨への交換額の増加を促し、特定の通貨の使用を促すことができる。
また、通貨チャージシステム1は、あらゆる国の通貨、および、仮想通貨に至るまで様々な通貨と地域通貨との交換を行うことができる。したがって、一旦、日本通貨に交換してから交換後の日本通貨を地域通貨に交換するという、複数回にわたる交換をしなくて済む。
上述した実施形態では、万国博覧会の入場チケットにコード情報が印刷されているとして説明したが、あらかじめ、地域通貨管理装置40に自身の顔画像を地域通貨の残高と対応付けて登録しておくことで、自身の顔を決済端末21により撮影することで、利用者は、地域通貨を利用した決済手続を行うことができる。また、自身の顔を通貨チャージ装置11、または、移動型通貨チャージ装置12により撮影することで、利用者は、普通通貨から地域通貨へのチャージ手続および地域通貨から普通通貨への返金手続を行うことができる。この場合、顔画像は、地域通貨管理情報として機能する。また、顔画像は、決済時、チャージ時、および、返金時に地域通貨管理装置40で行われる認証処理で用いられる認証情報として機能する。認証処理は、撮影された顔画像と地域通貨管理装置40に登録されている顔画像とに基づいて行われる。
この場合、地域通貨管理情報が記憶または印刷されている媒体を用いることなく、決済手続、チャージ手続および返金手続を行うことができる。
さらに、対応する管理装置51〜54に自身の顔画像を普通通貨の利用可能額に対応付けて登録しておくことで、普通通貨管理情報が記憶または印刷された媒体を用いることなく、自身の顔を通貨チャージ装置11、または、移動型通貨チャージ装置12で撮影することで、利用者は、普通通貨を利用した地域通貨のチャージ手続、および、地域通貨から普通通貨への返金手続を行うことができる。ここで、顔画像は、普通通貨管理情報として機能する。さらに、顔画像は、管理装置51〜54行われる認証処理に用いられる認証情報として機能する。認証処理は、撮影された顔画像と、対応する管理装置51〜54に登録されている顔画像とに基づいて行われる。
なお、顔画像に限らず、指紋など顔以外の生体情報をあらかじめ地域通貨の残高または普通通貨の利用可能額に対応付けて登録しておくことで、生体情報を、認証情報、地域通貨管理情報、および普通通貨管理情報として利用して、決済、チャージ、および、返金手続を行うこともできる。
なお、上述した実施形態では、通貨チャージシステム1は、地域通貨と普通通貨との間での交換を行っているが、これに限らず、特定の普通通貨と別の特定の普通通貨との間の交換を行うこともできる。このように、特定の普通通貨と別の特定の普通通貨との交換においても、通貨チャージシステム1は、交換時の手数料を発生させないようにしてもよい。
本発明は、特定の通貨と別の通貨とを交換するシステムに好適に利用される。
1 通貨チャージシステム
11 通貨チャージ装置
12 移動型通貨チャージ装置
21 決済端末
30 管理装置
40 地域通貨管理装置
51 電子マネー管理装置
52 クレジット管理装置
53 デビット管理装置
54 コード管理装置
101 表示操作部
102 リーダライタ
103 コードリーダ
104 カードリーダ
111 入金部
112 出金部
120 通信部
130 記憶部
140 制御部
150 処理ユニット
310 記憶部
320 通信部
330 制御部
331 管理情報取得部
332 レート決定部
333 金額取得部
334 算出部
335 指示部
340 天候情報取得部
341 計数部
342 決済情報取得部
343 決済総額算出部
344 累積値算出部
40 地域通貨管理装置
410 記憶部
420 通信部
430 更新部

Claims (15)

  1. 第1の通貨の利用に必要である媒体を識別する第1の管理情報を取得する第1の管理情報取得部と、
    前記第1の管理情報と前記第1の通貨の残高とを対応付けて記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の通貨と第2の通貨との間の交換レートを決定するレート決定部と、
    交換前の第2の通貨の額または交換後の第1の通貨の額を取得する金額取得部と、
    前記交換レートおよび前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高への加算額を算出する算出部と、
    前記第1の通貨の前記残高を加算する指示を受け付けた場合、前記加算額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高の更新を行う第1の更新部と、
    を備える、通貨チャージシステム。
  2. 前記交換レートとは、前記第1の通貨の額に対する前記第2の通貨の額の比率である、請求項1に記載の通貨チャージシステム。
  3. 天候情報を取得する天候情報取得部をさらに備え、
    前記レート決定部は、所定時刻における前記天候情報に雨、雪、および、強風のいずれかを示す情報が含まれている場合、前記所定時刻に前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値を、前記所定時刻に前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値よりも低くする、
    請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  4. 前記第2の通貨の利用に必要である媒体を識別する第2の管理情報を取得する第2の管理情報取得部と、
    前記第2の管理情報と前記第2の通貨の利用可能額とを対応付けて記憶する第2の記憶部と、
    前記利用可能額を減算する指示を受け付け、かつ、前記利用可能額への減算額が前記利用可能額以下である場合、前記利用可能額への前記減算額に基づいて、前記利用可能額を更新する第2の更新部と、をさらに備え、
    前記算出部は、前記交換レートおよび前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、または、前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、前記第2の通貨の前記利用可能額への前記減算額を算出する、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  5. 前記第2の記憶部と、前記第2の更新部と、所定の期間を指定する期間指定部とを備える第1の管理装置を備え、
    前記レート決定部を備える第2の管理装置を備え、
    前記レート決定部は、前記第1の管理装置から前記指定された所定の期間を取得し、交換日時が前記所定の期間に含まれる場合、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値よりも、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値を低くする、
    請求項4に記載の通貨チャージシステム。
  6. 日付と通貨の種別とを対応付けて記憶する第3の記憶部をさらに備え、
    前記レート決定部は、交換日が前記日付であり、かつ、前記日付に対応付いている通貨の種別が前記第2の通貨であった場合、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値よりも、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値を低くする、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  7. 日付別に前記第1の管理情報取得部が取得した前記第1の管理情報の数を計数する計数部をさらに備え、
    前記レート決定部は、前記計数された数が第1の閾値以下である日が所定日数続いた場合、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値よりも、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値を低くする、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  8. 前記第1の通貨による決済額を取得する決済情報取得部と、
    日別に前記第1の通貨による決済総額を算出する決済総額算出部と、をさらに備え、
    前記レート決定部は、前記決済総額が第2の閾値以下である日が所定日数続いた場合、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値よりも、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値を低くする、
    請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  9. 前記第2の通貨である現金を受け付ける入金部と、第4の記憶部と、を備える現金処理装置と、
    前記交換レートの基準値を記憶する第5の記憶部と、をさらに備え、
    第4の記憶部は、前記現金処理装置における前記第2の通貨の在高を記憶しており、
    前記レート決定部は、前記第2の通貨の在高を前記現金処理装置から取得し、前記第2の通貨の在高が第3の閾値以下であり、かつ、前記入金部が交換前の前記第2の通貨の現金の入金を受け付けた場合、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートを、前記基準値に対して低くする、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  10. 前記第2の通貨である現金および第3の通貨である現金を受け付ける入金部と、第4の記憶部と、を備える現金処理装置と、
    前記交換レートの基準値を記憶する第5の記憶部と、をさらに備え、
    第4の記憶部は、前記現金処理装置における前記第2の通貨の在高および前記第3の通貨の在高を記憶しており、
    前記レート決定部は、前記第2の通貨の在高および前記第3の通貨の在高を前記現金処理装置から取得し、前記第2の通貨の在高が第4の閾値よりも小さく、前記第3の通貨の在高が前記第4の閾値以上であり、かつ、前記入金部が交換前の前記第2の通貨の現金の入金を受け付けた場合、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートを、前記基準値に対して低くする、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  11. 前記レート決定部は、前記加算額が大きいほど、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値に対して、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値を高くする、
    請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  12. 前記第1の管理情報に対応付けられた前記第1の通貨による決済額を取得する決済情報取得部と、
    前記第1の管理情報に対応付けられた決済額の累積値を算出する累積値算出部と、をさらに備え、
    前記レート決定部は、前記累積値が大きいほど、前記第2の通貨から前記第1の通貨に交換する際の前記交換レートの値に対して、前記第1の通貨から前記第2の通貨に交換する際の前記交換レートの値を高くする、請求項2に記載の通貨チャージシステム。
  13. 前記第1の通貨の利用に必要である媒体は、前記第2の通貨の利用に必要な媒体である、請求項4に記載の通貨チャージシステム。
  14. 前記金額取得部は、交換前の第1の通貨の額または交換後の第2の通貨の額を取得し、
    前記算出部は、前記交換レートおよび前記交換後の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換前の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高への減算額を算出し、
    前記第1の更新部は、前記第1の通貨の前記残高を減算する指示を受け付け、かつ、前記第1の通貨の前記残高への前記減算額が前記第1の通貨の前記残高以下である場合、前記第1の通貨の前記残高への前記減算額に基づいて、前記第1の通貨の前記残高の更新を行う、請求項1から13のいずれか一項に記載の通貨チャージシステム。
  15. 第1の通貨の利用に必要である媒体を識別する第1の管理情報を取得する第1の管理情報取得部と、
    前記第1の通貨と第2の通貨との間の交換レートを決定するレート決定部と、
    交換前の第2の通貨の額または交換後の第1の通貨の額を取得する金額取得部と、
    前記交換レートおよび前記交換前の第2の通貨の額に基づいて、または、前記交換後の第1の通貨の額に基づいて、前記第1の通貨の残高への加算額を算出する算出部と、
    前記第1の管理情報と前記第1の通貨の前記残高とを対応付けて記憶する記憶部を有する装置に対して、前記第1の通貨の前記残高を加算する指示を行う指示部と、
    を備える管理装置。
JP2020022308A 2020-02-13 2020-02-13 通貨チャージシステムおよび管理装置 Pending JP2021128503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022308A JP2021128503A (ja) 2020-02-13 2020-02-13 通貨チャージシステムおよび管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022308A JP2021128503A (ja) 2020-02-13 2020-02-13 通貨チャージシステムおよび管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021128503A true JP2021128503A (ja) 2021-09-02

Family

ID=77488608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020022308A Pending JP2021128503A (ja) 2020-02-13 2020-02-13 通貨チャージシステムおよび管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021128503A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7239256B1 (ja) 2021-11-16 2023-03-14 株式会社マネーフォワード 電子通貨システム
JP7356611B1 (ja) 2022-07-27 2023-10-04 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7239256B1 (ja) 2021-11-16 2023-03-14 株式会社マネーフォワード 電子通貨システム
JP2023073694A (ja) * 2021-11-16 2023-05-26 株式会社マネーフォワード 電子通貨システム
JP7356611B1 (ja) 2022-07-27 2023-10-04 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008287446A (ja) 電子マネー記憶媒体、電子マネー決済システム、及び電子マネー決済方法
CN106022914A (zh) 一种基于监控和平衡现金储备的取款方法及装置
JP5231120B2 (ja) 収納システム、決済装置、及び、コンピュータプログラム
JP2019036169A (ja) スマートフォンを利用したキャッシュアウトシステム
JP2021128503A (ja) 通貨チャージシステムおよび管理装置
JP2013131239A (ja) 収納システム、決済装置、及び、コンピュータプログラム
KR20170015655A (ko) 각국 화폐별 비트코인 환전단말 및 이를 이용한 비트코인 환전방법
KR102554713B1 (ko) 해외송금방식을 이용한 환전 서비스 방법 및 시스템
KR101709438B1 (ko) 신용카드 선승인 충전을 이용한 선불 모바일 전자화폐 사용금액의 신용결제 방법
JP5584258B2 (ja) 電子食券システム
KR101258831B1 (ko) 신용카드 선승인 충전을 이용한 선불 모바일 전자화폐 사용금액의 신용결제 방법
KR20190045949A (ko) 가상 화폐를 이용한 선불카드 서비스 방법
US11455636B2 (en) Transaction management system and transaction management method
EP3465577A1 (en) Payment redirection system
CN111369347A (zh) 业务处理方法、装置、设备及存储介质
KR20230090299A (ko) 핀테크 플랫폼 연동을 통한 가상 교통카드 시스템
KR101851325B1 (ko) 신용카드 선승인 충전을 이용한 선불 모바일 전자화폐 사용금액의 신용결제 방법
KR101572860B1 (ko) 신용카드 선승인 충전을 이용한 선불 모바일 전자화폐 사용금액의 신용결제 방법
KR101195141B1 (ko) 선불카드를 이용한 송금방법
JP2021163349A (ja) チャージ装置及びチャージ方法
KR20090120129A (ko) 가상지갑의 충전 및 결제시스템 및 그 방법
KR102413360B1 (ko) 전자결제수단을 이용한 현금 활용 방법 및 시스템
JP2006260168A (ja) 自動取引装置、pos端末、自動取引システムおよびそれに使用するicカードならびに携帯電話
JP2006228105A (ja) アミューズメント施設運営システム
WO2021200976A1 (ja) 貨幣処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240507