JP2021127749A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料添加弁に当たる排気ガスを低減することができる排気浄化装置を提供する。【解決手段】排気浄化装置1は、排気ガスが流れる排気通路4を形成する排気管3と、排気通路4に向けて燃料を噴射する燃料添加弁7と、排気管3と燃料添加弁7との間に配置され、燃料添加弁7から噴射される燃料が通過する噴射通路11を形成する円筒状の側壁10とを備え、側壁10は、排気管3に接続された下壁部12と、下壁部12よりも燃料添加弁7側に配置されると共に、燃料添加弁7に接続された上壁部13とを有し、下壁部12の軸長J1は、上壁部13の軸長J2よりも大きくなっており、下壁部12及び上壁部13は、側壁10の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有し、下壁部12と上壁部13との境界部には、側壁10の周方向に延在する環状の凹部14が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、排気浄化装置に関する。
従来の排気浄化装置としては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の排気浄化装置は、内燃機関に接続された排気管と、この排気管を流れる排気ガス中に燃料を直接噴射する噴射ノズルと、この噴射ノズルと排気管の壁面との間に設けられた排気ガス滞留空間部とを備えている。
特開2017−25797号公報
しかしながら、上記従来技術においては、噴射ノズル(燃料添加弁)から燃料が噴射されていないときに、排気ガス滞留空間部の内部に滞留する排気ガスの一部が噴射ノズルに向かって流れることがある。この場合には、高温の排気ガスが噴射ノズルに当たり、デポジットの要因となるおそれがある。
本発明の目的は、燃料添加弁に当たる排気ガスを低減することができる排気浄化装置を提供することである。
本発明の一態様は、内燃機関から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置において、内燃機関と接続され、排気ガスが流れる排気通路を形成する排気管と、排気通路に向けて燃料を噴射する燃料添加弁と、排気管と燃料添加弁との間に配置され、燃料添加弁から噴射される燃料が通過する噴射通路を形成する円筒状の側壁とを備え、側壁は、排気管に接続された第1壁部と、第1壁部よりも燃料添加弁側に配置されると共に、燃料添加弁に接続された第2壁部とを有し、第1壁部の軸長は、第2壁部の軸長よりも大きくなっており、第1壁部及び第2壁部は、側壁の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有し、第1壁部と第2壁部との境界部には、側壁の周方向に延在する環状の凹部が設けられている。
このような排気浄化装置においては、燃料添加弁から排気通路に向けて燃料が噴射されていないときには、排気通路を流れる排気ガスの一部が噴射通路に入り込む。ここで、噴射通路を形成する円筒状の側壁において、第1壁部の軸長は第2壁部の軸長よりも大きい。また、第1壁部は、側壁の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。従って、噴射通路に入り込んだ排気ガスは、第1壁部の内壁面に沿って流れて排気通路に戻るようになる。ただし、一部の排気ガスは、第1壁部内から第2壁部内に達する。その排気ガスは、第2壁部の内壁面に沿って流れる。ここで、第2壁部も、側壁の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。また、第1壁部と第2壁部との境界部には、側壁の周方向に延在する環状の凹部が設けられている。このため、第2壁部が側壁の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有していない場合に比べて、第2壁部の径が大きくなる。従って、第2壁部内に達した排気ガスは、第2壁部の内壁面に沿って第2壁部の周方向に周回して流れた後、第1壁部内を通って排気通路に戻るようになる。つまり、排気ガスは、第2壁部内において燃料添加弁の配置箇所に対応する径方向中央部を避けるように流れる。これにより、燃料添加弁から燃料が噴射されていないときに、燃料添加弁に当たる排気ガスが低減される。
第2壁部の最大径は、第1壁部の最大径と同等であってもよい。このような構成では、第2壁部の径方向の寸法を抑えて側壁の小型化を図りつつ、排気ガスが燃料添加弁の配置箇所に対応する径方向中央部を避けるように第2壁部の内壁面に沿って周回して流れるスペースが確保される。
第1壁部の内壁面と第2壁部の内壁面との境界部は、凹部の底部を形成しており、凹部の底部は、R状を有していてもよい。このような構成では、第1壁部の内壁面に沿って流れる排気ガスの一部が第2壁部内に達する際に、排気ガスが第1壁部の内壁面付近から第2壁部の内壁面付近まで滑らかに流れるようになる。従って、燃料添加弁に当たる排気ガスが更に低減される。
本発明によれば、燃料添加弁に当たる排気ガスを低減することができる。
本発明の一実施形態に係る排気浄化装置を示す概略構成図である。 図1に示された排気浄化装置の主要部を示す断面図である。 図2に示された燃料添加弁から燃料が噴射されたときの排気ガスの流れを示す断面図である。 図2に示された燃料添加弁から噴射される燃料噴霧の周辺部の燃料液滴が下壁部の内壁面に付着する様子を示す概念図である。 図2に示された燃料添加弁から燃料が噴射されないときの排気ガスの流れを示す断面図である。 図2に示された燃料添加弁から燃料が噴射されないときの排気ガスの流れを示す断面図である。 図6のVII−VII線断面図を排気ガスの流れと共に示す図である。 比較例としての排気浄化装置の主要部を排気ガスの流れと共に示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る排気浄化装置を示す概略構成図である。図2は、図1に示された排気浄化装置の主要部を示す断面図である。図1及び図2において、本実施形態の排気浄化装置1は、車両に搭載されている。
排気浄化装置1は、内燃機関であるディーゼルエンジン2から排出される排気ガスを浄化する。ディーゼルエンジン2は、特に図示はしないが、複数の気筒にそれぞれ燃料を噴射する複数のインジェクタを有している。排気浄化装置1は、ディーゼルエンジン2に接続された排気管3を備えている。排気管3は、排気ガスが流れる排気通路4を形成している。
また、排気浄化装置1は、排気通路4に上流側から下流側に向けて順に配設されたDOC5(ディーゼル酸化触媒)及びDPF6(ディーゼル排気微粒子除去フィルタ)を備えている。DOC5は、排気ガスに含まれる粒子状物質(PM)を酸化して除去する。DPF6は、排気ガスに含まれるPMを捕集する。
また、排気浄化装置1は、排気通路4におけるディーゼルエンジン2とDOC5との間に配設された燃料添加弁7を備えている。燃料添加弁7は、排気通路4に向けて燃料を噴射して添加する。燃料添加弁7により添加される燃料は、主としてDPF6の再生を行う際に還元剤として使用される。燃料添加弁7の下端部には、排気通路4に向けて燃料を円錐状に噴射する噴射口7aが設けられている。
燃料添加弁7は、保持部材8により保持されている。噴射口7aは、保持部材8の下端から下側に突き出ないように保持部材8の内部に配置されている。これにより、排気通路4を流れる排気ガスが噴射口7aに当たりにくい構造となっている。
保持部材8には、燃料添加弁7を冷却する冷却水が流れる冷却水路であるウォータージャケット9が形成されている。ウォータージャケット9は、燃料添加弁7を取り囲むように配置されている。保持部材8の下端部には、フランジ部8aが設けられている。
また、排気浄化装置1は、排気管3と燃料添加弁7との間に配置された円筒状の側壁10を備えている。側壁10は、側壁10の軸方向(X方向)に垂直な方向に切った断面で円形状を有している(図7参照)。側壁10の軸方向は、側壁10と燃料添加弁7との配列方向に相当する。側壁10は、燃料添加弁7から噴射される燃料が通過する噴射通路11を形成している。噴射通路11は、排気通路4と連通されている。側壁10は、排気管3から燃料添加弁7側に突出するように設けられている。なお、燃料添加弁7は、側壁10の径方向(Y方向)の中央部に対応する箇所に配置されている。
側壁10は、下壁部12と、この下壁部12よりも燃料添加弁7側に配置された上壁部13とを有している。下壁部12は、排気管3に接続された第1壁部である。上壁部13は、燃料添加弁7に接続された第2壁部である。上壁部13は、燃料添加弁7に保持部材8を介して接続されている。
下壁部12及び上壁部13は、一体化されている。下壁部12及び上壁部13は、例えば鋳造により排気管3と一体的に形成されている。下壁部12は、溶接等により排気管3に接合されていてもよい。上壁部13は、例えば保持部材8のフランジ部8aに溶接等により接合されている。
下壁部12の軸長J1は、上壁部13の軸長J2よりも大きい。下壁部12の軸長J1は、下壁部12の軸方向(X方向)の寸法である。上壁部13の軸長J2は、上壁部13の軸方向の寸法である。下壁部12の軸長J1は、例えば上壁部13の軸長J2よりも2倍以上大きい。
下壁部12は、軸方向に平行な方向に切った断面で径方向(Y方向)の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。このため、下壁部12の内壁面12aは、径方向の外側に凹状となるような湾曲面となっている。下壁部12において凸状の頂点となる位置は、例えば下壁部12の軸方向の中央位置である。
上壁部13は、下壁部12と同様に、軸方向に平行な方向に切った断面で径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。このため、上壁部13の内壁面13aは、径方向の外側に凹状となるような湾曲面となっている。上壁部13において凸状の頂点となる位置は、例えば下壁部12の軸方向の中央位置よりも上側(燃料添加弁7側)の位置である。
上壁部13の最大径K2は、下壁部12の最大径K1と同等である。ここで、下壁部12の最大径K1は、下壁部12の最大内径である。つまり、下壁部12の最大径K1は、下壁部12の内壁面12aの径の最大値である。より具体的には、下壁部12の最大径K1は、下壁部12において凸状の頂点となる位置での内壁面12aの径である。上壁部13の最大径K2は、上壁部13の最大内径である。つまり、上壁部13の最大径K2は、上壁部13の内壁面13aの径の最大値である。より具体的には、上壁部13の最大径K2は、上壁部13において凸状の頂点となる位置での内壁面13aの径である。
下壁部12と上壁部13との境界部には、側壁10の周方向に延在する環状の凹部14が設けられている。凹部14は、側壁10の径方向の外側に開放されている。従って、側壁10は、下側(排気管3側)から上側(燃料添加弁7側)に向かって、下壁部12において拡径し、下壁部12と上壁部13との境界部において縮径し、上壁部13において再び拡径するような形状を有している。
凹部14は、下壁部12の上端部と上壁部13の下端部とで画成されている。凹部14の底部14aは、R状を有している。凹部14の底部14aは、下壁部12の内壁面12aと上壁部13の内壁面13aとの境界部である。
凹部14において、下壁部12の上端部と上壁部13の下端部とがなす角度θは、鋭角となっている。角度θは、例えば下壁部12の内壁面12aに沿って上方に流れる排気ガスが上壁部13の内壁面13a付近に到達しやすくなるような角度である。
以上のような排気浄化装置1において、図3に示されるように、燃料添加弁7の噴射口7aから燃料が噴射されている状態では、燃料の噴射に伴う流れによって噴射通路11の上側領域の圧力が低下するため、噴射通路11を上方に向かう排気ガスの流れ(図3中のA参照)が発生する。すると、排気ガスの流れによって、燃料添加弁7から噴射される燃料噴霧Fが巻き返り、燃料噴霧Fの周辺部の燃料液滴Pが上方に向かう。
このとき、側壁10の下壁部12は、側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。このため、排気ガスは、図4に示されるように、下壁部12の内壁面12aに沿って上方に流れる。そして、そのような排気ガスの流れによって、燃料噴霧Fの周辺部の燃料液滴Pに慣性力が発生する。従って、燃料噴霧Fの周辺部の燃料液滴Pは、慣性力により下壁部12の内壁面12aに付着しやすくなるため、燃料添加弁7の噴射口7aに到達しにくい。
一方、図5に示されるように、燃料添加弁7の噴射口7aから燃料が噴射されていない状態では、排気通路4を流れる排気ガスの一部が噴射通路11に入り込む。噴射通路11に入り込んだ排気ガスは、排気管3の下流側において下壁部12の内壁面12aに沿って上方に流れてから、排気管3の上流側において下壁部12の内壁面12aに沿って下方に流れて排気通路4に戻るようになる。従って、排気ガスは、燃料添加弁7の噴射口7aに到達しにくい。
ただし、図6に示されるように、下壁部12の内壁面12aに沿って上方に流れる排気ガスの一部は、上壁部13内に達する。このとき、上壁部13は、側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。このため、上壁部13内に達した排気ガスは、図6及び図7に示されるように、上壁部13の内壁面13aに沿って周方向に流れるようになる。つまり、排気ガスは、燃料添加弁7の配置箇所に対応する上壁部13内の径方向の中央部を避けるように流れることとなる。なお、図7では、上壁部13の内壁面13aに沿った排気ガスの流れのみを示し、下壁部12内から上壁部13内への排気ガスの流れについて省略されている。
そして、排気ガスは、上壁部13の内壁面13aに沿って周方向に任意の回数だけ周回して流れた後、下壁部12の内壁面12aに沿って下方に流れて排気通路4に戻る。従って、一部の排気ガスが上壁部13内に達しても、その排気ガスは燃料添加弁7の噴射口7aに到達しにくい。
図8は、比較例としての排気浄化装置の主要部を示す断面図である。図8において、本比較例の排気浄化装置50は、排気管3と燃料添加弁7との間に配置された円筒状の側壁51を備えている。側壁51は、燃料添加弁7から噴射される燃料が通過する噴射通路52を形成している。側壁51は、側壁51の軸方向(X方向)に平行な方向に切った断面で直線状を有している。
このような排気浄化装置50において、図8(a)に示されるように、燃料添加弁7から燃料が噴射されている状態では、噴射通路52において燃料添加弁7側に向かう排気ガスの流れ(図8(a)中のA参照)によって、燃料添加弁7の噴射口7aから噴射される燃料噴霧Fの巻き返りが起こる。このため、燃料噴霧Fの周辺部の燃料液滴Pが燃料添加弁7の噴射口7aに付着し、噴射口7aの詰まりの原因となるデポジットが生成されるおそれがある。
一方、図8(b)に示されるように、燃料添加弁7から燃料が噴射されていない状態では、排気通路4を流れる排気ガスの一部が噴射通路52に入り込むと、その排気ガスが噴射通路52を燃料添加弁7側に向かって上方に流れる。このため、高温の排気ガスが燃料添加弁7の噴射口7aに当たり、噴射口7aの温度が上昇し、デポジット生成の要因となり得る。
そのような不具合に対し、本実施形態では、燃料添加弁7から排気通路4に向けて燃料が噴射されていないときには、排気通路4を流れる排気ガスの一部が噴射通路11に入り込む。ここで、噴射通路11を形成する円筒状の側壁10において、下壁部12の軸長J1は上壁部13の軸長J2よりも大きい。また、下壁部12は、側壁10の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。従って、噴射通路11に入り込んだ排気ガスは、下壁部12の内壁面12aに沿って流れて排気通路4に戻るようになる。ただし、一部の排気ガスは、下壁部12内から上壁部13内に達する。その排気ガスは、上壁部13の内壁面13aに沿って流れる。ここで、上壁部13も、側壁10の軸方向に平行な方向に切った断面で側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有している。また、下壁部12と上壁部13との境界部には、側壁10の周方向に延在する環状の凹部14が設けられている。このため、上壁部13が側壁10の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有していない場合に比べて、上壁部13の径が大きくなる。従って、上壁部13内に達した排気ガスは、上壁部13の内壁面13aに沿って上壁部13の周方向に周回して流れた後、下壁部12内を通って排気通路4に戻るようになる。つまり、排気ガスは、上壁部13内において燃料添加弁7の配置箇所に対応する径方向中央部を避けるように流れる。これにより、燃料添加弁7から燃料が噴射されていないときに、燃料添加弁7に当たる排気ガスが低減される。その結果、高温の排気ガスによる燃料添加弁7の温度上昇が防止される。また、排気ガスが上壁部13の内壁面13aに沿って周回して流れるため、ウォータージャケット9により排気ガスが効果的に冷却される。
また、燃料添加弁7から排気通路4に向けて燃料が噴射されているときには、噴射通路11に入り込んだ排気ガスは、下壁部12の内壁面12aに沿って流れる。そして、燃料噴霧Fの周辺部の燃料液滴Pは、慣性力により下壁部12の内壁面12aに効果的に捕集される。これにより、燃料添加弁7に当たる燃料液滴Pが低減される。
このように燃料添加弁7に当たる排気ガス及び燃料液滴Pが低減されるため、燃料添加弁7へのデポジットの生成を抑制し、燃料添加弁7の噴射口7aの詰まりを抑制することができる。
また、本実施形態では、上壁部13の最大径K2は、下壁部12の最大径K1と同等である。従って、上壁部13の径方向の寸法を抑えて側壁10の小型化を図りつつ、排気ガスが燃料添加弁7の配置箇所に対応する径方向中央部を避けるように上壁部13の内壁面13aに沿って周回して流れるスペースが確保される。
また、本実施形態では、下壁部12の内壁面12aと上壁部13の内壁面13aとの境界部によって形成される凹部14の底部14aは、R状を有している。従って、下壁部12の内壁面12aに沿って流れる排気ガスの一部が上壁部13内に達する際に、排気ガスが下壁部12の内壁面12a付近から上壁部13の内壁面13a付近まで滑らかに流れるようになる。従って、燃料添加弁7に当たる排気ガスが更に低減される。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、上壁部13の最大径K2が下壁部12の最大径K1と同等であるが、特にその形態には限られず、上壁部13の最大径K2が下壁部12の最大径K1よりも大きくてもよいし、或いは上壁部13の最大径K2が下壁部12の最大径K1よりも小さくてもよい。
上壁部13の最大径K2が下壁部12の最大径K1よりも大きい構造では、上壁部13内において排気ガスが燃料添加弁7の配置箇所に対応する径方向中央部をより避けるように流れるため、排気ガスが燃料添加弁7に更に当たりにくくなる。上壁部13の最大径K2が下壁部12の最大径K1よりも小さい構造では、保持部材8の近傍のスペースが狭くても、側壁10を配置することができる。
また、上記実施形態の排気浄化装置1は、DPF6を備えているが、本発明は、例えばフィルタとしてディーゼルPM,NOx同時低減触媒(DPNR)等を備えた排気浄化装置にも適用可能である。
また、本発明は、特にディーゼルエンジンには限られず、ガソリンエンジンから排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置にも適用可能である。
1…排気浄化装置、2…ディーゼルエンジン(内燃機関)、3…排気管、4…排気通路、7…燃料添加弁、10…側壁、11…噴射通路、12…下壁部(第1壁部)、12a…内壁面、13…上壁部(第2壁部)、13a…内壁面、14…凹部、14a…底部、J1,J2…軸長、K1,K2…最大径。

Claims (3)

  1. 内燃機関から排出される排気ガスを浄化する排気浄化装置において、
    前記内燃機関と接続され、前記排気ガスが流れる排気通路を形成する排気管と、
    前記排気通路に向けて燃料を噴射する燃料添加弁と、
    前記排気管と前記燃料添加弁との間に配置され、前記燃料添加弁から噴射される燃料が通過する噴射通路を形成する円筒状の側壁とを備え、
    前記側壁は、前記排気管に接続された第1壁部と、前記第1壁部よりも前記燃料添加弁側に配置されると共に、前記燃料添加弁に接続された第2壁部とを有し、
    前記第1壁部の軸長は、前記第2壁部の軸長よりも大きくなっており、
    前記第1壁部及び前記第2壁部は、前記側壁の軸方向に平行な方向に切った断面で前記側壁の径方向の外側に凸状となるような湾曲形状を有し、
    前記第1壁部と前記第2壁部との境界部には、前記側壁の周方向に延在する環状の凹部が設けられている排気浄化装置。
  2. 前記第2壁部の最大径は、前記第1壁部の最大径と同等である請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記第1壁部の内壁面と前記第2壁部の内壁面との境界部は、前記凹部の底部を形成しており、
    前記凹部の底部は、R状を有している請求項1または2記載の排気浄化装置。
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