JP2021124743A - 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 情報処理装置等に複数の情報を組み合わせた状況に応じた適切なコメントを出力させる。【解決手段】 本発明による、ユーザに対して出力コメントを出力する情報処理装置が、第一の情報及び第二の情報を取得する情報取得部と、複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する記憶部と、複数の第一の候補値の中から前記第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から前記第二の情報に対応する第二の値を選択するパラメータ選択部と、前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント及び前記第二の値に対応する前記第二コメントの中から、前記出力コメントを決定するコメント決定部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及びプログラムに関する。
従来、人工知能、いわゆるAI(Artificial Intelligence)等を利用してユーザに対して応答を行う方法が知られている。
例えば、ソーシャル・ネットワーキング・サービスに、利用者のソーシャルデータを登録しておくと、情報処理装置が、複数のソーシャル・ネットワーキング・サービスからテキストデータを取得して、利用者の質問に対して推論を行い、回答を生成する方法が知られている。この方法によって、人工知能における学習により、回答の傾向分析及び社会情勢に応じた会話等を実現する(例えば、特許文献1参照)。
ほかにも、まず、音声認識手段が、音声パターンを入力して、あらかじめ記憶する名前と一致するか否かを判断する。そして、認識された名前に対応するメッセージを再生して、電話の着信に対して自動的に応答する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、従来の方法では、季節、天気、時間及び服装等のユーザに関する情報又は現在位置の周辺の情報といった、複数の情報が考慮されていない場合が多い。そのため、情報処理装置等が、複数の情報に合わせたコメント等の出力ができない場合が多い。すなわち、情報処理装置等が、複数の情報を組み合わせた状況に応じて適切な出力ができない場合が多い。
本発明の一態様は、情報処理装置等に、複数の情報を組み合わせた状況に応じた適切なコメントを出力させることを目的とする。
本発明の一実施形態による、情報処理装置は、ユーザに対して出力コメントを出力する情報処理装置であって、
第一の情報及び第二の情報を取得する情報取得部と、
複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する記憶部と、
複数の第一の候補値の中から前記第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から前記第二の情報に対応する第二の値を選択するパラメータ選択部と、
前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント及び前記第二の値に対応する前記第二コメントの中から、前記出力コメントを決定するコメント決定部と
を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態によって、情報処理装置等が、複数の情報を組み合わせた状況に応じた適切なコメントを出力できる。
情報処理装置の外観例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 機能構成例を示す図である。 全体処理例を示すフローチャートである。 パラメータの調整例を示す図である。 パラメータの調整例を示す図である。 見た目属性解析処理及び解析結果出力処理の一例のフローチャートである。 見た目属性解析処理の一例のイメージ図である。 表示画面の例を示す図である。
以下、発明を実施するための最適な形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
<情報処理装置例>
図1は、情報処理装置の外観例を示す図である。図示するように、情報処理装置は、例えば、サイネージ100である。
例えば、サイネージ100は、いわゆるビジターセンター等の入口付近等に設置される。ほかにも、サイネージ100は、様々な商業施設、案内所又は受付等で訪問者等に対して、案内及び情報の提示等を行う場所で用いられる。以下、ビジターセンターに用いる例で説明する。
<ハードウェア構成例>
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。例えば、サイネージ100は、図示するように、CPU(Central Processing Unit、以下「CPU1001」という。)、記憶装置1002、ネットワークインタフェース1003、入力装置1004、出力装置1005、インタフェース1006及びセンサ1007等を有するハードウェア構成である。
CPU1001は、各種処理及び各種制御を実現するための演算、及び、各種データの加工を行う演算装置である。さらに、CPU1001は、情報処理装置が有する各ハードウェアを制御する制御装置である。
記憶装置1002は、データ、プログラム及び設定値等を記憶する。例えば、記憶装置1002は、いわゆるメモリ(memory)等の主記憶装置である。なお、記憶装置1002は、ハードディスク(harddisk)又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置等を更に有してもよい。
ネットワークインタフェース1003は、通信機器、ネットワーク又はケーブル等を介して接続される外部装置と様々なデータ等を送受信する。例えば、ネットワークインタフェース1003は、NIC(Network Interface Controller)及びLANケーブルを接続させるコネクタ等である。なお、ネットワークインタフェース1003は、ネットワークを利用するインタフェースに限られず、ケーブル、無線又はコネクタ等によって外部装置と送受信するインタフェースであってもよい。
入力装置1004は、ユーザによる操作の受け付け又は外部装置からの入力等を行う装置である。例えば、入力装置1004は、マイク又はタッチパネル等である。
出力装置1005は、ユーザに対しての表示又は外部装置への出力等を行う装置である。例えば、出力装置1005は、ディスプレイ又はコネクタ等である。
なお、入力装置1004及び出力装置1005は、タッチパネルのように一体であってもよい。
インタフェース1006は、外部装置を接続させてデータを送受信する装置である。例えば、インタフェース1006は、コネクタ等である。
センサ1007は、様々な情報を取得する。例えば、センサ1007は、カメラ、光センサ又は温度センサ等である。なお、センサ1007は、用いる情報の種類によって異なる。また、複数種類の情報を用いる場合には、センサ1007は、複数あってもよい。さらに、センサ1007は、外部装置が有し、サイネージ100は、ネットワーク等を介して情報を取得する構成等でもよい。
また、情報処理装置は、各ハードウェア資源による処理等を補助する補助装置を更に有する構成でもよい。さらに、情報処理装置は、各種処理及び制御を並列、冗長又は分散して処理するため、演算装置、制御装置、記憶装置、入力装置又は出力装置等を内部又は外部に更に有してもよい。そして、情報処理装置及び情報処理装置が有するハードウェアは、複数の装置で構成されてもよい。CPU1001、記憶装置1002、ネットワークインタフェース1003、入力装置1004、出力装置1005、インタフェース1006及びセンサ1007は複数のハードウェアに分割して構成し、それらをネットワーク等で接続してもよい。ネットは有線及び無線のいずれかでもよいし、有線及び無線を組み合わせたものとしてもよい。
このようにして、情報処理装置は、プログラム等に基づいて演算装置と記憶装置を協働して動作させることで様々な処理及び制御を実行する。
なお、情報処理装置は、いわゆる電子看板であるサイネージに限られない。すなわち、情報処理装置は、ディスプレイ等を有するPC(Personal Computer)又はタブレット等でもよい。
<機能構成例>
図3は、機能構成例を示す図である。例えば、サイネージ100は、図示するように、情報取得部201、コメント登録部202、パラメータ調整部203、記憶部204、コメント決定部205、及び、パラメータ選択部206等を備える機能構成である。
情報取得部201は、例えば、温度情報取得部2011、天気情報取得部2012、時間情報取得部2013及び画像情報取得部2014等を有する機能構成である。例えば、情報取得部201は、ネットワークインタフェース1003又はセンサ1007等で実現する。
温度情報取得部2011は、サイネージ100の近傍に設置された温度/湿度センサと接続され、現在位置の温度又は気温の予報となる情報を取得する。
天気情報取得部2012は、現在位置又は現在位置の周辺地意識の天気又は天気の予報となる情報を取得する。例えば、天気情報取得部2012は、ネットワーク接続された天気情報を提供するサイト又は気象庁等のサーバ等から天気の情報を取得する。
時間情報取得部2013は、現在時刻等の情報を取得する。例えば、時間情報取得部2013は、外部装置が提供する時間の情報又は内部に有するタイマ等を参照して得られる情報等に基づいて現在時刻を取得する。
画像情報取得部2014は、ユーザを撮影する、又は、他のカメラ等から画像情報を取得する。以下、画像情報等のユーザを示す情報又はユーザが入力装置等を用いて入力する情報等をユーザ情報という。
ほかにも、情報取得部201は、外部のサーバなどから現在位置で開催されるイベントの開催位置、開催時間及び詳細情報等を示すイベント情報等を取得する。
さらに、情報取得部201は、気温情報、天気情報、時間情報、画像情報、現在位置の周辺について、地形情報、交通情報、災害情報、及び、地図情報等の周辺情報を取得する。すなわち、情報取得部201は、第一の情報及び第二の情報を取得する。
このように、情報取得部201は、インターネット等を介して外部装置から取得できる外部情報等を取得する情報取得手順を行う。
コメント登録部202は、キーボード、マウス、テキストデータの入力又は音声入力等でコメントを受け付けて登録するコメント登録手順を行う。また、コメントには、パラメータ等が対応付けされる。例えば、コメント登録部202は、CPU1001等で実現する。
パラメータ調整部203は、取得される情報に基づいて、記憶部204に記憶された季節、時間、天気及び気温等のパラメータを調整するパラメータ調整手順等を行う。例えば、パラメータ調整部203は、CPU1001等で実現する。
記憶部204は、コメント及びパラメータ等をデータベース等で記憶する記憶手順を行う。記憶部204は、コメント登録部202で受け付けられたコメントであって、複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する。例えば、記憶部204は、記憶装置1002等で実現する。
コメント決定部205は、選択されたパラメータに基づいて、最も点数が高いコメント等を計算してAIによって出力させるコメントを決定するコメント決定手順を行う。コメント決定部205は、パラメータ選択部206によって選択された第一の値及び第二の値に基づいて、第一の値に対応する第一コメント及び第二の値に対応する第二コメントの中から、図1に示すサイネージ100のディスプレイに出力される出力コメントを決定する。例えば、コメント決定部205は、CPU1001等で実現する。
パラメータ選択部206は、複数の第一の候補値の中から第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から第二の情報に対応する第二の値を選択する。
<全体処理例>
図4は、全体処理例を示すフローチャートである。例えば、サイネージ100は、以下のような全体処理を行う。
ステップS1では、情報取得部201は、様々な情報を取得する。具体的には、気温情報、天気情報、時間情報、画像情報又はこれらの組み合わせのうち、少なくとも2つの情報(第一の情報及び第二の情報)が、取得される。そして、取得された情報は、パラメータ選択部206へ出力される。
ステップS2では、パラメータ選択部206は、パラメータを選択する。ステップS1で情報(第一の情報及び第二の情報)を取得すると、取得した情報に基づいて、パラメータ選択部206は、パラメータを選択する。例えば、時間に関する複数の第一の候補値の中から第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、例えば、天気に関する複数の第二の候補値の中から第二の情報に対応する第二の値を選択する。第一の値及び第二の値は、気温、人物の見た目の属性等に対応するパラメータ(値)であってもよい。そして、選択されたパラメータは、コメント決定部205へ出力される。
ステップS3では、コメント決定部205は、パラメータ選択部206によって選択された第一の値及び第二の値に基づいて、第一の値に対応する第一コメント及び第二の値に対応する第二コメントの中から、点数の高いほうの値に対応するコメントをディスプレイに出力される出力コメントとして決定する。すなわち、コメント決定部205は、あらかじめデータベース等に登録される複数のコメントのうち、最も点数が高いコメント等をAIとして回答させるコメントに決定する。なお、コメントは、1つに限られず、所定の順位まで複数のコメントが出力されるように決定されてもよい。このとき、点数の高いほうのコメントから順位出力するよう決定するのが好ましい。
<コメントの例>
例えば、コメントは、以下のような形式で登録される。
Figure 2021124743
以下、上記(表1)に示すように、「No.」が「A」乃至「F」の6種類が登録される例で説明する。また、「パラメータ」に示すように、「パラメータ」には、「優先度」があるのが望ましい。さらに、「パラメータ」には、「季節」、「時間」、「天気」及び「気温」の4種類がある例とする。
「コメント」は、出力される音声又はメッセージ表示となる言葉である。したがって、パラメータに基づいて、出力コメントが決まると、出力コメントの「コメント」に入力される言葉が音声等になって出力される。ただし、「コメント」は、文字を表示する出力でもよい。ほかにも、「コメント」の出力に加えて、地図又は案内用の画像等が出力されてもよい。なお、出力コメントは、翻訳されて別の言語で出力されてもよい。
「優先度」は、優先的に出力する順位を示す。上記(表1)では、「優先度」は、「1」乃至「3」の3段階とする例である。そして、「1」が最も優先度が高く、「3」が最も優先度が低いとする。したがって、上記(表1)の例では、「B」は、「優先度」が「1」であるため、他の優先度が「2」のコメントより優先的に出力される。
上記(表1)に示す例では、「備考」に記載するとおり、「B」を優先的に出力する条件は、「本日13:00まで」である。具体的には、まず、現在日にイベントが開催される予定がイベント情報によって把握できる。そして、現在時刻は、時間の情報を取得すると把握できる。
次に、イベントは、「本日の13:00」から開催されるとする。このように、現在日に開催され、かつ、現在時刻よりも後に開催されるイベント(以下「本日イベント」という。)があると、本日イベントを知らせるコメント(上記(表1)では、「B」のコメントである。)の優先度が高くなるように調整されるのが望ましい。一方で、イベントが終了した後は、コメントが出力されないのが望ましいため、本日イベントの終了時間又は開催時間等が経過すると、優先度が低くなるように調整されてもよい。
すなわち、近く本日イベントが開催される予定がある現在時刻であれば、本日イベントをできるだけユーザに知らせるような出力コメントであるのが望ましい。
「優先度」はパラメータ調整部203又は管理者等によって調整可能である。記憶部204は、調整された優先度を記憶する。
本日イベント等は、できるだけユーザに知らされるのが望ましい。また、ユーザは、「B」のようなコメントが出力されると、本日イベントの存在を知ることができる。
「備考」は、それぞれのコメントが出力される条件等が入力される。
「季節」、「時間」、「天気」及び「気温」は、パラメータの例であって、この例は、「0」乃至「5」の値が予め記憶部204内のデータベースに具体的なコメントとともに記憶されている。パラメータは「6」以上でもよい。また、この例では、初期値を「3」とする。そして、影響が大きいパラメータすなわち出力するコメントを決定する際により優先的に考慮したい項目(「季節」、「時間」、「天気」及び「気温」のいずれかの項目)の値が大きくなるように設定して記憶される。
なお、パラメータは、図示するような種類及び組み合わせでなくともよい。すなわち、「パラメータ」は、取得される情報の種類等によって設定されてもよい。
本実施形態におけるサイネージ100は、第一の情報(例えば、時間に関する、現在時刻が18:30であるという情報である。)及び第二の情報(例えば、降水確率に関する60%の情報である。)を取得する情報取得部201を備える。
また、サイネージ100は、複数の第一の候補値(例えば、上記(表1)において時間に関するパラメータ値の0又は5である。)にそれぞれ対応する複数の第一コメント(例えばコメントNo.のC又はDである。)及び複数の第二の候補値(例えば、天気のパラメータ値の0又は4である。)にそれぞれ対応する複数の第二コメント(例えば、コメントNo.のE又はFである。)を記憶する記憶部204を備える。
また、サイネージ100は、複数の第一の候補値の中から第一の情報(例えば、現在時刻18:30という情報)に対応する第一の値(例えば、時間に関するパラメータ値の5である。)を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から第二の情報(例えば、降水確率60%の情報)に対応する第二の値(例えば、天気に関するパラメータ値の4である。)を選択するパラメータ選択部206を備える。
パラメータ選択部206は、上記(表1)の備考にあるように、第一の情報が18:00以降であれば時間に関するパラメータ値として5を選択し、第一の情報が15:00〜18:00であれば時間に関するパラメータ値として0を選択する。
複数のパラメータの候補値(第一の候補値及び第二の候補値)は、それぞれ第一コメント及び第二コメントと紐づけて記憶部204に記憶されている。パラメータ選択部206は、記憶部204に記憶された候補値の中から、情報取得部201が取得した情報に合致する値(第一の値及び第二の値)を選択する。
また、サイネージ100は、パラメータ選択部によって選択された第一の値(例えば、時間に関するパラメータ値の5である。)及び第二の値(例えば天気に関するパラメータ値の4である。)に基づいて、第一の値(パラメータ値5)に対応する第一コメント(例えば、上記(表1)のコメントNo.のDである。)及び第二の値(パラメータ値4)に対応する第二コメント(例えば、上記(表1)のコメントNo.のFである。)の中から、より点数の高いほうのパラメータ値(パラメータ値5)に対応する出力コメント(コメントNo.のDである。)を決定するコメント決定部205を備える。
第一の値及び第二の値にそれぞれ対応する第一コメント及び第二コメントの具体的なデータ(すなわち文字データや音声データである。以下コメントデータという。)は、記憶部204に記憶されている。サイネージ100は、記憶部204に記憶から対応する出力コメントのデータを参照し、そのデータをサイネージのディスプレイ又はスピーカーなどに出力する。
サイネージ100は、パラメータ選択部206が時間や天気などの複数の情報にそれぞれ対応するパラメータ値を選択する。次に、コメント決定部205は選択されたパラメータ値のうちより点数の高いほうのパラメータ値に対応するコメントを出力コメントとして決定する。そして、サイネージ100は決定された出力コメントをサイネージのディスプレイなどに出力する。
したがって、本実施形態のサイネージ100によれば、時間や天気などの複数の項目に対するパラメータ値を設定しておくだけで、取得された複数の項目(時間や天気など)に関する複数の情報を組み合わせた状況(例えば、18時以降で降水確率が60%などの状況である。)に対応した最適なコメントを簡易に決定することができる。
本実施形態では、記憶部204が、パラメータ値と具体的なコメントデータをともに記憶する構成としたが、記憶部204は複数の記憶部に分割されていてもよい。例えば、第一の記憶部がパラメータ値とそれに対応するコメントIDをテーブルとして記憶し、第二の記憶部がコメントIDとそれに対応するコメントデータをテーブルとして記憶してもよい。
記憶部204は、第三コメント(上記(表1)におけるコメントNo.のAであって、標準的に記憶されるコメント)を記憶すると好ましい。コメント決定部205は、パラメータ選択部206によって選択された第一の値(パラメータ値5)及び第二の値(パラメータ値4)に基づいて、第一の値(パラメータ値5)に対応する第一コメント(コメントNo.のD)、第二の値(パラメータ値4)に対応する第二コメント(コメントNo.F)及び第三コメント(コメントNo.のA)の中から、出力コメントを決定する。コメント決定部205は、第一の値及び第二の値に加えて、第三コメントに対応する標準値(時間及び天気のパラメータ値である3)を比較し、その中で最も点数の高いパラメータ値に対応する出力コメントを決定する。したがって、時間や天気などの各項目に対応するパラメータ値を比較して表示すべきコメントを決定できるとともに、各項目に対応するパラメータ値いずれも標準値を超えないときは標準的なコメントを出力するよう簡易に決定することができる。
なお、記憶部204は、複数の第一の候補値(例えば、時間に関するパラメータ値の候補である0と5)のそれぞれと第二の候補値の標準値(例えば、天気に関するパラメータ値の3)とを乗算した値であって複数の第一コメントにそれぞれ対応する複数の第一の候補乗算値(0と15)、及び、複数の第二の候補値(例えば、天気に関するパラメータ値の候補である0と4)のそれぞれと第一の候補値の標準値(時間に関するパラメータ値の3)とを乗算した値であって複数の第二コメントにそれぞれ対応する複数の第二の候補乗算値(0と12)と、を記憶すると好ましい。なお、上記(表1)のように、候補乗算値は、季節や気温の数値もさらに乗じたうえで複数の第一の候補値を0と135、複数の第二の候補値を0と108としてもよい。以下では季節や気温の数値もさらに乗じたものとして説明する。
パラメータ選択部206は、複数の第一の候補乗算値の中から第一の情報(例えば、時間に関する現在時刻が18:30である情報)に対応する第一の乗算値(135)を選択するとともに、複数の第二の候補乗算値の中から第二の情報(例えば、天気に関する降水確率が60%という情報)に対応する第二の乗算値(108)を選択する。
コメント決定部205は、パラメータ選択部206によって選択された第一の乗算値と第二の乗算値とを比較し、第一コメント及び第二コメントの中からより点数の高いほうの乗算値(合計)に対応する出力コメント(コメントNo.D)を決定する。出力コメントは、乗算値を用いて決定される値であるのが望ましい。乗算値を用いることにより、サイネージ100の管理者は、第一の情報に対応する第一の値(パラメータ値)又は第二の情報に対応する第二の値(パラメータ値)をゼロに設定(調整)するだけで、それに対応する出力コメントが選択される優先度を最も低くすることができる。管理者がコメントを新たに追加したり削除しなくても、出力コメントの種類を減らしたり増やしたりすることができる。
記憶部204は、第三コメント(コメントNo.A)と第三コメントに対応する第三の乗算値(81)を記憶し、コメント決定部205は、第一の乗算値(135)と、第二の乗算値(108)と、第三の乗算値(81)とを比較し、第一コメント、第二コメント、及び、第三コメントの中から最も点数の高いパラメータ値に対応する出力コメントを決定すると好ましい。この場合、サイネージ100の管理者は、第一の情報に対応する第一の値(パラメータ値)又は第二の情報に対応する第二の値(パラメータ値)をゼロに設定(調整)するだけで、常に標準的なコメント(例えば、コメントNo.A)が表示されるように、コメントを出力する仕組みを切替えることができる。
記憶部204は、第四コメント(コメントNo.B)を記憶し、コメント決定部205は、第一の情報及び第二の情報の少なくとも一方が所定の条件を満たす場合(第一の情報としての現在時刻が13:00よりも前である場合)、他コメントよりも優先して第四コメントを出力コメントとして決定する事が好ましい。
本実施形態において、複数の第一の候補値の少なくとも一つの値、及び/又は、複数の第二の候補値の少なくとも一つの値を調整するパラメータ調整部203を備えるのが好ましい。これにより、上述したように、管理者はコメントを新たに追加したり削除しなくても出力コメントの種類を増減でき、また、出力コメントの決定条件を容易に変更することができる。
図5は、パラメータの決定方法の一例を示す図である。以下、縦軸に上記(表1)における「優先度」及び「合計」を示し、かつ、横軸に「時間」を示す。
同図は、降水確率が50%の日において、時刻とともにどのコメントが選択されるかを示す。
例えば、情報取得部201が、図示するように、「降水確率 50%以上」という天気情報301及び「現在時刻」を示す時間情報302を取得する例であるとする。
なお、「合計」は、調整されたパラメータを乗算して計算される値であるのが望ましい。乗算であると、「合計」を「0」、すなわち、コメントが出力されないようにするには、値を「0」にすると、他のパラメータがどういった値であっても、「合計」の値を「0」にできる。一方で、加算及び減算であると、他に高い値のパラメータがあると、他の値を参照して値を決めないと結果としてコメントが出力されてしまうような場合もあり、パラメータの調整が難しくなりやすい。したがって、乗算で計算する「合計」のような値を用いると、パラメータの調整が容易にできる。以下、「合計」をパラメータの値をすべて乗算した計算結果である例で説明する。
図示するように、「B」のコメントは、「13:00」までは、「優先度」が「1」となるように調整される。したがって、「B」のコメントは、「13:00」までの間は、他のコメントより優先的に出力される。
例えば、上記(表1)のように、「天気」のパラメータを用いる場合には、以下のようにパラメータが選択される。
天気情報301は、例えば、外部装置又は天気を予測するセンサ等から取得される情報である。
天気情報301のように、天気が悪くなる予報を示す情報が取得されると、パラメータ選択部206は、「F」のコメントが「合計」の値が高くなるパラメータすなわち「天気」のパラメータとして「4」が選択される。図5とは異なり、天気情報301のような情報が取得されると、例えば、上記(表1)のように、「E」のコメントにおける「天気」のパラメータは、「0」が選択される。したがって、「E」のコメントは、「合計」が「0」になり、天気が悪いような環境下では、出力されないコメントである。
この例では、例えば、「F」のコメントは、「天気」のパラメータが「4」のように高くなるように調整される。そして、「天気」以外のパラメータは、初期値の「3」で維持するように調整されるとする。
この場合には、「合計」は、「3×3×4×3=108」と計算される。図示するように、「13:00」乃至「15:00」の間であって、かつ、天気が悪いような環境であると、「F」のコメントが出力されるように、パラメータ調整部203によりパラメータが調整されている。このような状況では、例えば、「F」のコメントのように、雨天になる可能性が高いことを知らせるコメント、及び、雨天となった場合に対するアドバイスとなるコメント等が、状況に相応しいコメントである。
また、上記(表1)のように、「時間」のパラメータについては以下のようにパラメータが選択される。
時間情報302は、例えば、外部装置又はタイマ等から取得される情報である。
時間情報302が示す「現在時刻」によって、現在時刻がどの時間であるかが把握される。例えば、「15:00」乃至「18:00」の間の現在時刻であるという時間情報302が取得されると、「C」のコメントが「合計」の値が低くなるようなパラメータすなわち「時間」のパラメータとして「0」が選択される。また、現在時刻が変わり、時間情報302が示す「現在時刻」が「18:00以降」である情報が取得されると、例えば、上記(表1)のように、「D」のコメントにおける「時間」のパラメータとして「5」が選択される。
このようにパラメータが選択されると、「15:00」乃至「18:00」の間、「C」のコメントの「合計」は、「3×0×3×3=0」と計算される。また、「18:00」以降、「D」のコメントの「合計」は、「3×5×3×3=135」と計算される。
したがって、「15:00」乃至「18:00」の間は、パラメータ選択部206で選択されたコメントC、F及び記憶部204に記憶されたコメントAのうち合計が最も高いコメント(すなわち合計が81のコメント)である「F」のコメントが出力される。
一方、「18:00」以降はパラメータ選択部206で選択されたコメントD、F及び記憶部204に記憶されたコメントAのうち合計が最も高いコメント(すなわち合計が81のコメント)である「D」のコメントが出力される。
図5の例において、サイネージ100のパラメータ調整部203によってパラメータを調整することで、1日の中で表示されるコメントを容易に操作することができる。例えば、管理者は公園の閉園時間の早い日であればNo.Cのコメントに対応する時間のパラメータを0から5に変更(調整)する。これにより、「15:00」乃至「18:00」の間に公園の来園者に対して早めの退出を促すコメントを示すことができる。
なお、時間は、時刻に限られず、朝、昼及び夜のような区分でもよい。また、時間は、季節を考慮してもよい。すなわち、夏のように、日が昇っている時間が長いような季節は、朝及び昼と判断される時間が長くなってもよい。
図6は、パラメータの決定方法の他の例を示す図である。図5に示す例に対して、例えば、天気情報301が「降水確率 50%未満」であると、パラメータは、図示するように選択される。
図5と比較すると、「天気」のパラメータは、「E」のコメントに対応する「0」が選択される。そのため、「E」のコメントの「合計」は「0」になる。
また、図示するように、特定の状況でないような場合には、「A」のコメントのように汎用的な状況で出力される、いわゆる標準的に出力されるコメントが用意されている。
このように、取得される情報に応じて、それぞれのパラメータが選択される。このようにすると、ユーザの周辺に関する周辺情報、外部装置から取得される外部情報、現在位置におけるイベント情報又はこれらの組み合わせによって、状況に合わせたコメントが出力できる。
同様に、「季節」がパラメータとして調整されてもよい。すなわち、「春」、「夏」、「秋」及び「冬」用のコメントが登録される場合には、時間情報に基づいて季節を推定して、季節に合わせたコメントが出力されるようにパラメータが選択されてもよい。
また、「気温」も同様に、例えば、気温が高い場合、及び、気温が低い場合のコメントが登録される場合には、気温情報に基づいて、周辺が暑いか寒いか等を推定して、気温に合わせたコメントが出力されるようにパラメータが選択されてもよい。
なお、出力されるように決定されるコメントは、1つでなくともよい。すなわち、コメントは、複数のコメントを出力するように決定されてもよい。例えば、コメントを出力する時間を「4」乃至「5」秒とした場合には、複数のコメントを組み合わせても、この時間に収まるような場合には、複数のコメントが決定されてもよい。
そして、複数のコメントを出力する場合には、閾値等があらかじめ設定されてもよい。すなわち、閾値を超えるような「合計」のコメントが複数あるような場合には、閾値を超えるコメントがすべて出力される等でもよい。
ほかにも、複数のコメントを出力する場合には、順位が高い順にコメントが出力されてもよい。この場合には、どの順位まで出力するかは、あらかじめ値が設定される。そして、「合計」及び「優先度」が高い順に、コメントが出力される等でもよい。
なお、コメントを出力する時間は、例えば、あらかじめ設定される。ただし、コメントを出力する速度又は他に出力する情報の有無等に合わせて、コメントを出力する時間は、調整されてもよい。
上記の実施形態においては優先的に表示したいコメントほど高いパラメータ値を付与するシステムとしたが、優先的に表示したいコメントほど低いパラメータ値を付与するように構成し、コメント決定部205は選択されたパラメータ値のうちより点数の低いほうのパラメータ値に対応するコメントを出力コメントとして決定する構成としてもよい。
記憶部204に記憶された第一コメント及び第二コメントは、そのうちのいずれか2つが同一のコメントであってもよい。例えば、上記(表1)に示す「C」及び「D」のコメントは共に「暗いのでお気をつけください。」のようにしてもよい。
<変形例>
変形例では、複数の第一の候補値の中のいずれかの第一の値(例えば、時間パラメータ値)を、第一の情報(現在時刻の情報)から算出された値に応じて可変とする。
例えば、上記(表1)において現在時刻が15:00〜18:00の間の時間に関するパラメータ値(可変パラメータ値という。)を、情報取得部201が取得した現在時刻tに応じて、t−12のように可変とする。情報取得部201が取得した降水確率が60%の場合、現在時刻tが15時から16時までの間であれば、天気に関するパラメータ値4が可変パラメータ値(3〜4)よりも大きいため、コメント決定部はDのコメントを出力コメントとして決定する。一方、現在時刻tが16時から18時までの間であれば、可変パラメータ値(4〜6)が天気に関するパラメータ値4よりも大きいため、コメント決定部はCのコメントを出力コメントとして決定する。このように一部のパラメータ値を可変とすることによっても、天気や時間などの情報に基づき出力されるコメントを容易に選択乃至決定することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、例えば、図3に示すように属性特定部207を更に備える機能構成で実現する。例えば、属性特定部207は、CPU1001等で実現する。
ユーザ情報として、ユーザを撮影した画像情報が生成され、コメントを決定する際に画像情報に基づく推定が行われるのが望ましい。
本実施形態では、第一の情報は、第1の実施形態のように時間の情報ではなく、画像情報である。また、画像情報が複数の属性のうちのいずれに属するかを特定する属性特定部207を備える。記憶部204は、複数の第一の候補値としてそれぞれ複数の属性に対応する値を記憶する。パラメータ選択部206は、複数の第一の候補値の中から、属性特定部207によって特定された属性に対応する第一の値を選択する。他の点は第1の実施形態と同様である。
例えば、特願2018‐003093号における図9に示す処理等により、画像の属性として見た目属性等が解析される。
図7は、見た目属性解析処理及び解析結果出力処理の一例のフローチャートである。例えば、ユーザを撮影して画像情報が取得された後、サイネージ100は図示するような処理を行う。
ステップS41において、属性特定部207は、属性設定(撮影条件)により、撮影に必要なパラメータ設定を受け付ける。ステップS42に進み、属性特定部207は、解析用データとして、画像情報を読み込む。
ステップS43に進み、属性特定部207は、読み込んだ画像情報から見た目属性の解析に必要な領域の抽出及び解像度変更等のデータ加工を実施する。ステップS44において、属性特定部207は、ステップS43でデータ加工した画像情報を解析用データとして見た目属性解析部にアップロードする。
ステップS45に進み、見た目属性解析部は、学習データ記憶部記憶されている特徴量パターンを用いて、解析用データとして入力された画像情報の人物の各種見た目属性への適合を解析する。ステップS46に進み、解析結果出力処理部は、解析結果を各種デバイスに送信し、解析結果を各種デバイスに表示させたり、解析結果を各種デバイスに保存させたりする。ステップS42〜S47は、継続処理の終了がユーザにより指示されるまで繰り返される。具体的には、例えば、以下のように見た目属性が解析される。
図8は、見た目属性解析処理の一例のイメージ図である。図示する例では、見た目属性としてガーリー系、お姉ギャル系、フェミニン系、きれい系、ストリート系、キャリア系、お嬢さんOL系、及び、ミセス系を一例とする。
見た目属性解析部は、解析用データを読み込むと、特徴量パターンを使用して、見た目属性への適合を解析する。なお、図示する例は、解析用データの人物の見た目属性が「ガーリー系」と解析された例を示す。
例えば、このような構成において、登山用の服装等をイメージとして入力しておくと、見た目属性として、登山用の服装であるか否か等が解析できる。
したがって、以上のように、属性特定部207による見た目属性解析処理等を行うと、ユーザが着ている服装の種類、ユーザが履く靴の種類、ユーザの着ている服の色、及び、ユーザが持つ荷物の量等が推定できる。また、顔認証等の処理を行うと、ユーザの同伴者及びユーザが動く方向等が推定できる。
Figure 2021124743
画像情報、又は、他の情報との組み合わせによって、例えば、上記(表2)に示す「判断結果」のような判断ができる。
なお、上記(表2)では、「AND」は、2つ以上の判断結果を組み合わせて、判断を行う場合であって、2つ以上の判断結果がいずれも「真」である場合に、最終的な判断結果を「真」とする判断の基準を示す。
例えば、「No.1」は、属性特定部207は、「登山の服装」であるか否かをユーザの服装を画像情報等に基づいて特定する。記憶部204は、複数の第一の候補値としてそれぞれ複数の属性に対応する値及びコメントを記憶する。具体的に、記憶部204は、登山の服装であるという属性に対応するパラメータの候補値「6」、及び、登山の服装ではない通常の服装という属性に対応する候補値「0」を記憶する。また、パラメータの候補値「6」に対応するコメントとして「登山届けは提出済みですか」を記憶し、候補値「0」に対応するコメントとして「行ってらっしゃい」を記憶する。パラメータ選択部206は、複数の第一の候補値の中から、属性特定部207によって特定された属性に対応する第一の値を選択する。パラメータ選択部206は、属性が登山用の服装である場合、複数の第一の候補値「6」と「0」の中から属性特定部207によって特定された登山の服装の属性に対応する「6」を第一の値として選択する。また、パラメータ選択部206は、上記(表1)の備考にあるように、第二の情報が降水確率50%未満であれば天気に関するパラメータ値(第二の値)として「0」を選択し、降水確率50%以上であれば「4」を選択する。
パラメータ選択部206は、記憶部204に記憶された候補値の中から、情報取得部201が取得した情報に合致する値(第一の値及び第二の値)を選択する。
また、サイネージ100は、パラメータ選択部によって選択された第一の値(例えば服装の属性に関するパラメータ値の6)及び第二の値(例えば天気に関するパラメータ値の4)に基づいて、第一の値に対応する第一コメント(例えば「登山届けは提出済みですか」というコメント)及び第二の値(パラメータ値4)に対応する第二コメント(例えば上記(表1)のコメントNo.のFである)の中から、より点数の高いほうのパラメータ値(パラメータ値6)に対応する出力コメントを決定する。
本実施形態では、「登山届けは提出済みですか」というようなコメントを出力する。このようにすると、ユーザの服装から推定して、ユーザに合ったアドバイスとなるコメントを出力できる。上記の例では、服装の属性のパラメータ値は、天気の属性のパラメータの最大値4よりも大きな6が設定されているため、登山の服装と判断された人物に対しては「登山届けは提出済みですか」のコメントを優先的に示す。本実施形態では、サイネージ100の管理者は、画像から特定される属性と天気などの画像から特定されない属性とのうちどちらの属性に対応するコメントを優先して出力するかを、パラメータの候補値(複数の第一の候補値及び複数の第二の候補値)を調整することで容易に決定ないし変更することができる。
「No.2」のように、「薄着の服装」、かつ、天気情報を組み合わせて、気温が低下する予報に合わせたアドバイスとなるコメントが出力されてもよい。なお、薄着か否かは、例えば、肌の露出度等で判断されてもよい。すなわち、画像情報が示す範囲に、肌と判断される色が占める割合が高いと、露出度が高いと判断してもよい。そして、露出度が高いような場合には、薄着であると判断してもよい。
「No.3」のように、ユーザが履く靴の種類と周辺情報を組み合わせて、靴についてのアドバイスとなるコメントが出力されてもよい。上記(表2)に示すように、ユーザが向かうと推測される位置について、経路における道の状態(例えば、工事が行われているか否か等でもよい。)等を考慮して、ユーザが履く靴に合わせてアドバイスを行うようにするのが望ましい。なお、ユーザが履く靴の種類は、例えば、見た目属性等と同様に解析される。
「No.4」のように、ユーザの着ている服の色と周辺情報を組み合わせて、虫等についてのアドバイスとなるコメントが出力されてもよい。なお、服の色は、黒色に限られず、黄色等でもよい。このように、判断される色は、あらかじめ設定される。そして、服の色に応じてコメントが別々に登録されてもよい。
「No.5」のように、ユーザが持つ荷物の量に基づいて、荷物が多いと判断できる場合には、荷物の預かり所等をアドバイスするコメントが出力されてもよい。
「No.6」のように、ユーザの所持品等に基づいて、アドバイスするコメントが出力されてもよい。
「No.7」のように、ユーザの同伴者等に基づいて、アドバイスするコメントが出力されてもよい。ほかにも、ユーザ又はユーザの同伴者は、年齢又は性別等が推定されてもよい。さらに、画像情報に基づいて、ユーザ及びユーザの同伴者を合わせた人数等が推定されてもよい。
「No.8」及び「No.9」のように、ユーザが動く方向が推定できると、ユーザが公園等に向かう場合か、帰ってきた場合かが推定できる。このような推定の結果に基づいて、コメントが変化してもよい。
<表示画面例>
図9は、表示画面の例を示す図である。例えば、サイネージ100は、図示するような画面をユーザに対して表示する。
図示するように、画面に表示されるボタンのGUI(Graphical User Interface)を操作すると、ユーザは、ユーザの操作に合わせた情報を出力できる。
サイネージ100は、例えば、情報を出力する際、又は、ユーザの操作が終わったと推定できるタイミング等でコメントを出力する。
なお、図示する文字及び音声等は、他の外国語に翻訳されて出力されてもよい。また、図示するように、他の外国語が併記される等でもよい。
そして、サイネージ100が出力する情報は、インターネットを介して取得及び更新されてもよい。
<まとめ>
例えば、図4に示すような全体処理を行うと、情報処理装置等は、ユーザ情報、周辺情報、外部情報、イベント情報又はこれらの組み合わせに合うコメントを出力できる。すなわち、例えば、図5又は図6のように、取得する情報により、パラメータを調整することで、情報処理装置等が、状況に応じたコメントを決定でき、天気又はユーザの服装等に合わせてた出力ができる。
また、深層学習(ディープラーニング、DeepLearning)等の方法を用いると、学習されるのに、手間と時間を要する場合が多い。一方で、上記のような形態であれば、情報処理装置等を用いるのに、準備に要する手間及び時間等を少なくできる。
<その他の実施形態>
なお、本発明に係る各処理の全部又は一部は、低水準言語又は高水準言語で記述され、コンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムによって実現されてもよい。すなわち、プログラムは、情報処理装置又は複数の情報処理装置を含む情報処理システム等のコンピュータに各処理を実行させるためのコンピュータプログラムである。
したがって、プログラムに基づいて情報処理方法が実行されると、コンピュータが有する演算装置及び制御装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて演算及び制御を行う。また、コンピュータが有する記憶装置は、各処理を実行するため、プログラムに基づいて、処理に用いられるデータを記憶する。
また、プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されて頒布することができる。なお、記録媒体は、磁気テープ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク等のメディアである。さらに、プログラムは、電気通信回線を通じて頒布することができる。
なお、本発明に係る実施形態は、情報処理システムによって実現されてもよい。また、情報処理システムは、各処理を冗長、分散、並列、仮想化又はこれらを組み合わせて実行してもよい。
以上、実施形態における一例について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されない。すなわち、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
100 サイネージ
201 情報取得部
202 コメント登録部
203 パラメータ調整部
204 記憶部
205 コメント決定部
206 パラメータ選択部
207 属性特定部
301 天気情報
302 時間情報
1002 記憶装置
1003 ネットワークインタフェース
1004 入力装置
1005 出力装置
1006 インタフェース
1007 センサ
2011 温度情報取得部
2012 天気情報取得部
2013 時間情報取得部
2014 画像情報取得部
特許第6502965号公報 特開昭63−40434号公報

Claims (10)

  1. ユーザに対して出力コメントを出力する情報処理装置であって、
    第一の情報及び第二の情報を取得する情報取得部と、
    複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する記憶部と、
    複数の第一の候補値の中から前記第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から前記第二の情報に対応する第二の値を選択するパラメータ選択部と、
    前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント及び前記第二の値に対応する前記第二コメントの中から、前記出力コメントを決定するコメント決定部とを備える
    情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、第三コメントを記憶し、
    前記コメント決定部は、前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント、前記第二の値に対応する前記第二コメント及び前記第三コメントの中から、前記出力コメントを決定することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記複数の第一の候補値のそれぞれと前記第二の候補値の標準値とを乗算した値であって、前記複数の第一コメントにそれぞれ対応する複数の第一の候補乗算値、及び、前記複数の第二の候補値のそれぞれと前記第一の候補値の標準値とを乗算した値であって前記複数の第二コメントにそれぞれ対応する複数の第二の候補乗算値とを記憶し、
    前記パラメータ選択部は、複数の第一の候補乗算値の中から前記第一の情報に対応する第一の乗算値を選択するとともに、複数の第二の候補乗算値の中から前記第二の情報に対応する第二の乗算値を選択し、
    前記コメント決定部は、前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の乗算値と前記第二の乗算値とを比較し、前記第一コメント及び前記第二コメントの中から前記出力コメントを決定することを特徴とする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶部は、第三コメントと前記第三コメントに対応する第三の乗算値を記憶し、
    前記コメント決定部は、前記第一の乗算値と、前記第二の乗算値と、前記第三の乗算値とを比較し、前記第一コメント、前記第二コメント、及び、前記第三コメントの中から前記出力コメントを決定することを特徴とする
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記記憶部は、第四コメントを記憶し、
    前記コメント決定部は、前記第一の情報及び前記第二の情報の少なくとも一方が所定の条件を満たす場合には、他コメントよりも優先して前記第四コメントを前記出力コメントとして決定することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第一の情報及び前記第二の情報には、現在時刻、季節、降水確率、天気又は気温に関する情報を含むことを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記複数の第一の候補値の少なくとも一つの値、及び/又は、前記複数の第二の候補値の少なくとも一つの値を調整するパラメータ調整部を備えることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第一の情報は画像情報であって、
    前記画像情報が複数の属性のうちのいずれに属するかを特定する属性特定部を備え、
    前記記憶部は、前記複数の第一の候補値としてそれぞれ前記複数の属性に対応する値を記憶し、
    前記パラメータ選択部は、前記複数の第一の候補値の中から、前記属性特定部によって特定された前記属性に対応する前記第一の値を選択することを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. ユーザに対して出力コメントを出力する情報処理装置を有する情報処理システムであって、
    第一の情報及び第二の情報を取得する情報取得部と、
    複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する記憶部と、
    複数の第一の候補値の中から前記第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から前記第二の情報に対応する第二の値を選択するパラメータ選択部と、
    前記パラメータ選択部によって選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント及び前記第二の値に対応する前記第二コメントの中から、前記出力コメントを決定するコメント決定部とを備える
    情報処理システム。
  10. ユーザに対して出力コメントを出力する情報処理装置に情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
    情報処理装置が、第一の情報及び第二の情報を取得する情報取得手順と、
    情報処理装置が、複数の第一の候補値にそれぞれ対応する複数の第一コメント及び複数の第二の候補値にそれぞれ対応する複数の第二コメントを記憶する記憶手順と、
    情報処理装置が、複数の第一の候補値の中から前記第一の情報に対応する第一の値を選択するとともに、複数の第二の候補値の中から前記第二の情報に対応する第二の値を選択するパラメータ選択手順と、
    情報処理装置が、前記パラメータ選択手順で選択された前記第一の値及び前記第二の値に基づいて、前記第一の値に対応する前記第一コメント及び前記第二の値に対応する前記第二コメントの中から、前記出力コメントを決定するコメント決定手順と
    を実行させるためのプログラム。
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