進化型パケットシステム(EPS)から5Gシステム(5GS)へのUEモビリティのために、4G EPSは、3GPP TS 23.502に準拠して、セッション総合最大ビットレート(AMBR)を含む、5GS固有のプロトコルデータユニット(PDU)セッションに関連する1つ以上のパラメータを、UEに提供し得る。例えば、UEが、パケットデータネットワーク(PDN)接続確立中に、進化型パケットコア(EPC)のサービスを受ける場合、UEは、プロトコルデータユニット(PDU)セッションIDを割り当て得、UEは、プロトコル構成オプション(PCO)メッセージを介して、PDUセッションIDを、セッション管理機能と同じ場所に配置されたPDNゲートウェイ制御プレーン機能(SMF+PGW−C)に送信し得る。さらに、SMF+PGW−Cは、セッションAMBR、及び/またはQoSルールなどのPDN接続に関連する他の5G QoSパラメータを割り当て得る。さらに、SMF+PGW−Cは、PCOメッセージを介して、これらのパラメータ及び他のパラメータをUEに送信し得る。
セッションAMBRは、UEにより例えば3GPP TS 24.501に準拠して使用され得る。UEの4G S1インターフェースモードからUEの5G N1インターフェースモードへのシステム間変更の際、UEは、PDUセッションコンテキストのセッションAMBRを、ネットワークによりプロトコル構成オプション情報要素(IE)または拡張プロトコル構成オプション情報要素(例えばACTIVATE DEFAULT EPS BEARER REQUESTメッセージ)に含まれるセッションAMBRに設定し得る。この手法により、UEは、4G EPSから5GSへの移動中に、PDUセッションのセッションAMBRを適切に設定し得る。逆に、UEが5GSから4G EPSに移動する場合、PDN接続のアクセスポイント名総合最大ビットレート(APN−AMBR)を設定する必要がある。
いくつかの例示的な実施形態では、PDUセッション確立(または変更)手順は、SMF+PGW−Cが少なくとも1つのアクセスポイント名総合最大ビットレート(APN−AMBR)パラメータをUEに提供することを、引き起こし得る。さらに、いくつかの例示的な実施形態によれば、SMF+PGW−Cは、訪問セッション管理機能(V−SMF)にAPN−AMBRを送信し得る。UEは、5GSから4G EPSへの移動中、前に提供されたAPN−AMBRを使用して、EPS内のPDN接続のAPN−AMBRを設定し得る。
さらに解説すると、アクセスポイント名(APN)は、公衆陸上モバイルネットワークと、インターネットなどのパケットデータネットワークとの間のゲートウェイノードの名前を指す。例えばUEが対応するAPNにアクセスすると、そのAPNアクセスは、APN−AMBRに対応付けられている。4Gでは、APN−AMBRは、そのAPNにおけるベアラ、セッション、及び/またはPDN接続全体で、総合ビットレートを制限し得る。例えば4Gダウンリンクでは、パケットゲートウェイ(P−GW)がAPN−AMBR実施し得るが、4Gアップリンクでは、UE及び/またはP−GWがAPN−AMBRを実施し得る。
図1は、いくつかの例示的な実施形態による、5Gと4Gとの間のインターワーキング機能(IWF)のための例示的なシステム100を示す。
システム100は、ユーザ機器(UE)150A〜Bと、進化型ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)152などの4G無線アクセスネットワークと、モビリティ管理エンティティ(MME)154と、サービングゲートウェイ(SGW)156と、5G無線アクセスネットワーク(次世代無線アクセスネットワークNG−RANと表示される)160と、アクセス管理機能(AMF)162とを含み得る。
システム100はまた、統一データ管理機能と同じ場所に配置されたホーム加入者サーバ(HSS+UDM)を含む第1のノード170と、ポリシー及び課金ルール機能と同じ場所に配置されたポリシー制御機能(PCF+PCRF)を含む第2のノード172と、パケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能と同じ場所に配置されたセッション管理機能(SMF+PGW−C)を含む第3のノード176と、パケットデータネットワークゲートウェイユーザプレーン機能と同じ場所に配置されたユーザプレーン機能(UPF+PGW−U)を含む第4のノード178とを含み得る。図1はまた、S1−MME、S11、N26、N1、及び/またはN2などのサービスインターフェースを示す。
ノード(150〜178)及びサービスインターフェースを含むアーキテクチャは、3GPP TS23.501、TS23.502などの規格、及び/または他の規格に従って定義され得るが、独自仕様のインターフェースが使用されてもよい。さらに、図1は、非ローミングアーキテクチャを示すが、ホームルーテッドローミングアーキテクチャ、及び/または、ホーム公衆陸上モバイルネットワークと訪問公衆陸上モバイルネットワークとを含むローミングアーキテクチャが使用されてもよい。
PDUセッション確立(または変更)要求が開始された後、SMF+PGW−C176は、UE150Aに、APN−AMBRパラメータなどの4Gパラメータを提供し得る。これにより、UEは、5Gシステムから4Gシステムへ移動した後にAPNにより識別されるアクセスポイントへの総合最大ビットレートを制御するために必要なAPN−AMBRを有するようになり、5GSと4Gとの間のインターワーキングが可能となる。
図2は、いくつかの例示的な実施形態による、5Gから4Gへのインターワーキングモビリティのためのプロセス200の例を示す。
いくつかの例示的な実施形態に従って、202にて、UE150Aは、5G無線アクセスネットワーク160に接続されている間に、APN AMBRなどの4Gセッションパラメータを受信し得る。例えば、UEは、プロトコルデータユニットセッション確立または変更手順中に、5Gネットワークなどのネットワークから、アクセスポイント名総合最大ビットレート値を有するデフォルトのサービス品質ルールが含まれる第1のメッセージを受信し得る。さらに解説すると、PDUセッション要求メッセージなどのセッション確立要求がUEからAMF162へ送信された後、これに起因して、SMF+PGW−C176(3GPP TS23.502に準拠してSMF選択の一環としてAMFにより選択され得る)は、UE150AにAPN AMBRを送信し得る。このAPN AMBRは、N11を介して、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Responseメッセージにより、AMFへ伝達され、AMFは、APN AMBR並びに他のQoS及び関連情報を、N1インターフェースを介して、UE150Aへ転送し得る。代替的または付加的に、ネットワークまたはUEが要求したセッション変更要求も、SMF+PGW−C176がAPN AMBRをUEに送信することを引き起こし得る。セッション確立または変更要求は、ローミングモード中、非ローミングモード中、またはホームルーテッドローミングモード中であり得る。
204にて、UE150Aは、受信したAPN AMBRを、他のQoS情報及びセッション情報と共に記憶し得る。UE150Aは、EPSベアラID(EBI)に対応するQoSフローと、EPS QoSパラメータ及びAPN−AMBRマッピングとの対応付けを記憶し得る。
150Bで示されるように、UE150Aが5G無線アクセスノード160から4G無線アクセスノード152に移動すると、これは、5Gと4Gとの間のインターワーキングの一環として、206にて、UE150Bが、UEからのパケットデータネットワーク(PDN)接続のAPN AMBRを、対応するPDNに設定することを引き起こし得る。例えば、UEは、PDUセッションコンテキストにおいてデフォルトのQoSルールのパラメータで受信したAPN−AMBR(5Gコアに接続されている間に202にて受信したAPN−AMBR)を使用して、デフォルトのEPSベアラコンテキストのAPN AMBRを設定し得る。このようにして、ハンドオーバー中に、サービス、セッション、またはネットワークスライス(例えばUEのアプリケーション)のセッション継続性を維持するために、セッションコンテキストは変換される。設定されると、UEは、APN AMBR設定に基づいて、4G接続をポリシングし得る。
PDUセッション確立中(あるいはPDUセッション変更中及び/または保証ビットレート(GBR)QoSフロー確立中)にNG−RAN160を含む5GSのサービスをUE150Aが受ける場合、SMF+PGW−C176は、EPS QoS及びAPN−AMBRマッピングを実行し得る。マッピングは、PCF+PCRF172から取得した5G QoSパラメータ及びセッションAMBR、EPS QoS及びAPN−AMBRマッピングに、基づき得る。SMF+PGW−C176はまた、PCF+PCRF172から取得したPCCルール(展開されている場合)を用いてトラフィックフローテンプレート(TFT)を割り当て得る、あるいは、EPS QoS及びAPN−AMBRマッピングとTFT割り当てとが、SMF+PGW−Cによりローカルで実行され得る。SMF+PGW−Cは、QoS通知制御など、4G EPCに適用不可能な5G QoSパラメータを、無視し得る。
各PDUセッションに関して、SMF+PGW−Cは、EPSベアラID(EBI)を、デフォルトのEPSベアラ(非GBRフローがマッピングされている)と、専用ベアラ(EPCでGBRフローがマッピングされている)とに、割り当て得る。UEはまた、マッピングされたQoSパラメータ及びAPN−AMBRを受信し得る。UE及びSMF+PGW−Cは、QoSフローと、対応するEBIと、APN−AMBRマッピングを含むEPS QoSパラメータとの対応付けを記憶し得る。
SMF+PGW−C176(Namf_Communication_EBIAssignment Requestを呼び出す)がAMFから任意のEBI(複数可)を受信すると、SMF+PGW−Cは、受信したEBI(複数可)を、N1 SMコンテナでUEに送信されるマッピングされたEPS QoSパラメータ及びAPN−AMBRに、含め得る(EPSベアラがデフォルトのEPSベアラである場合)。SMF+PGW−Cはまた、受信したEBI(複数可)とQoSフロー(複数可)とのマッピングを含め得る(5G RAN160用のN2セッション管理コンテナ内に)。
ホームルーテッドローミングの場合、SMF+PGW−C176は、PDUセッションに対応するPGW−C制御プレーントンネル情報及びPDN接続のAPN−AMBRと(PDUセッション確立手順の場合)、各EPSベアラのEBIと、各EPSベアラのPGW−Uトンネル情報と、各EPSベアラのEPS QoSパラメータと、を含むEPSベアラコンテキストを生成し得る。SMF+PGW−Cは次いで、生成した情報を、訪問SMFに送信し得る。この生成された情報は、Nsmf_PDUSession_Create Response(例えばPDUセッション確立用)により、またはNsmf_PDUSession_Update Request(例えばPDUセッション変更用)により、伝達され得る。訪問SMFは、EPSベアラコンテキストを記憶し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、PDU SESSION MODIFICATION COMMAND及びPDU SESSION ESTABLISHMENT ACCEPTメッセージは、QoSルール(またはデフォルトのQoSルール)を含み得、これは、APN−AMBR、並びにEPSベアラ識別、マッピングされたEPS QoSパラメータ、マッピングされた拡張EPS QoSパラメータ、及びマッピングされたトラフィックフローテンプレート(QoSフローをEPSベアラにマッピングできる場合)を含み得る。APN−AMBR(並びに他のマッピングされたパラメータ)は、PDUセッションコンテキストの一部としてUE内に記憶され得、よって別のコンテキスト、セッション、及び/またはスライスなどにマッピングされ得る。
さらに、N1モードからS1モードへのシステム間変更がある場合、UEは、EPSへのインターワーキングに対応しているPDUセッションコンテキストのデフォルトのQoSルールのQoSフローから、デフォルトのEPSベアラコンテキストを作成し得る。UEは、PDUセッションコンテキストのAPN−AMBRを使用して、対応するデフォルトのEPSベアラコンテキストのAPN−AMBRを設定し得る。同じデータネットワーク名のネットワーク(単一のAPNにマッピングされる)から複数のAPN−AMBRが受信された場合、UEは、最新のAPN−AMBRを使用し得る。
ホームルーテッドローミングシナリオの場合、PDU SESSION MODIFICATION COMMAND及びPDU SESSION ESTABLISHMENT ACCEPTメッセージは、SMF+PGW−CによりUEへ直接送信されないことがある。この場合、Nsmf_PDUSession_Createサービスの「201 Created」及びNsmf_PDUSession_UpdateサービスのPATCH要求に、APN−AMBRが含まれ得る。
図3は、いくつかの例示的な実施形態による、ネットワークノードにおける例示的なプロセスを示す。
いくつかの例示的な実施形態によれば、304にて、SMF+PGW−C176は、4G QoS情報及びAPN−AMBRパラメータを特定し得る。例えば、SMF+PGW−Cは、PCF+PCRF172から取得した5G QoSパラメータ及びセッションAMBR、並びにEPS QoS情報及びAPN−AMBRマッピングに基づいて、実行し得る。
いくつかの例示的な実施形態によれば、306にて、SMF+PGW−C176は、APN−AMBRをUE150Aに送信し得る。UEが5G無線アクセスネットワーク160に接続されている間に、SMF+PGW−C176は、APN−AMBRを送信し得る。上記のように、セッション確立(または変更)要求の後、これに起因して、SMF+PGW−C176(3GPP TS23.502に準拠してSMF選択の一環としてAMFにより選択され得る)は、UE150AにAPN AMBRを送信し得る。上記のように、APN AMBRは、N11を介して、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Responseメッセージにより、AMFへ伝達され得、AMFは、APN AMBR並びに他のQoS及び関連情報を、N1インターフェースを介して、UE150Aへ転送し得る。代替的または付加的に、ネットワークまたはUEが要求したセッション変更要求も、SMF+PGW−C176がAPN AMBRをUEに送信することを引き起こし得る。セッション確立または変更要求は、ローミングモード中、非ローミングモード中、またはホームルーテッドローミングモード中であり得る。
いくつかの例示的な実施形態によれば、308にて、SMF+PGW−C176は、削除されたQoSフローに対応付けられたEPS QoS情報及びAPN AMBRを削除し得る。QoSフローが削除されると(例えばPDUセッションステータスの同期化またはPDUセッションの変更により)、UE及び/またはSMF+PGW−Cは、削除されたQoSフローに対応付けられたAPN−AMBRを含む全ての既存のEPS QoSパラメータを削除し得る。いくつかの例示的な実施形態では、SMF+PGW−C176は、AMF162から、EBIが無効化されたことの通知を受信し得る。例えばAMFは、高優先度のサービスのQoSフロー(複数可)にEPSベアラ識別(EBI)を割り当てるように要求されたが、使用可能なEBIをAMFが有さない場合、AMFは、1つ以上のQoSフローに割り当てられたEBIを無効化し得る。無効化は、少なくとも1つの割り当て及び保持優先度(ARP)、単一ネットワークスライス選択支援情報(S−NSSAI)、EBI情報(UEコンテキスト内)、及びローカルポリシーに基づき得る。割り当てられたEBIが無効化される場合、AMFは、無効化するEBIを含むNsmf_PDUSession_Update SMContextなどのメッセージを送信し得る。このメッセージは、関連するSMF(例えばSMF+PGW−C)に対し、無効化するEBIに対応するマッピングされたEPS QoSパラメータ及びAPN−AMBR(EPSベアラがデフォルトのEPSベアラである場合)を解放するよう要求するために、送信され得る。AMFは、割り当てられたEBI−ARPペアと、対応するPDUセッションID及びSMFアドレスとの対応付けを、記憶し得る。これに応じて、解放リソースを提供するSMFとして機能するSMF+PGW−Cなどの関連するSMFは、PDUセッションID及び無効化するEBI(複数可)と共に、セッション管理情報を含むNsmf_Communication_N1N2Message Transferを、AMFへ送信し得る(N11インターフェースを介して)。この情報は、無効化されるN2及び/またはN1セッション管理(SM)コンテナで伝達され得る。このメッセージは、アクセスネットワーク及び最終的にはUEに対し、無効化するEBI(複数可)に対応するマッピングされたEPS QoSパラメータ及びAPN−AMBR(EPSベアラがデフォルトのEPSベアラである場合)を削除するように、通知し得る。UEに通知するために、Nsmf_Communication_N1N2Messageには、削除対象であるマッピングされたEPS QoSパラメータ及びAPN−AMBRを含むN1 SMコンテナが含まれ得る。
図4は、いくつかの例示的な実施形態による、ネットワークノード400のブロック図を示す。ネットワークノード400は、AMF162、SMF+PGW−C176、及び/または図1に描かれるような他のノードなどのネットワークノードを提供するように構成され得る。
ネットワークノード400は、ネットワークインターフェース402と、プロセッサ420と、メモリ404と、インターワーキング機能450とを含み得、インターワーキング機能450は、ネットワークノードに関して本明細書で開示される1つ以上の動作(例えばプロセス300など)を提供するように構成される。ネットワークインターフェース402は、有線及び/または無線の送受信器を含み得、これにより、他のノード、及び/またインターネットへのアクセスが可能となる。メモリ404は、プログラムコードを含む揮発性及び/または不揮発性のメモリを備え得、プログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサ420により実行されると、とりわけ、プロセス300などを含む本明細書に開示されるプロセスを提供する。例えば、ネットワークノードは、少なくとも、別のネットワークに対応付けられたアクセスポイント名総合最大ビットレート値を含むデフォルトのサービス品質ルールを特定し、プロトコルデータユニットセッション確立または変更手順中に、ユーザ機器に対し、別のネットワークのアクセスポイント名総合最大ビットレート値を含むデフォルトのサービス品質ルールが含まれるメッセージを、送信するように、構成され得る。
図5は、いくつかの例示的な実施形態による、装置10のブロック図を示す。
装置10は、ユーザ機器150などのユーザ機器を表し得る。
装置10は、送信器14及び受信器16と通信する少なくとも1つのアンテナ12を含み得る。あるいは、送信アンテナと受信アンテナは、別個であり得る。装置10はまた、送信器に信号を提供し、受信器から信号を受信するように、及び装置の機能を制御するように構成されたプロセッサ20を含み得る。プロセッサ20は、導線を介して送信器及び受信器に制御信号伝達を実行することにより、送信器及び受信器の機能を制御するように構成され得る。同様に、プロセッサ20は、プロセッサ20をディスプレイまたはメモリなどの装置10の他の要素に接続する導線を介して、制御信号伝達を実行することにより、装置10の他の要素を制御するように構成され得る。プロセッサ20は、例えば、様々な方法で具現化され得、これには、回路、少なくとも1つの処理コア、付随デジタル信号プロセッサ(複数可)を有する1つ以上のマイクロプロセッサ、付随デジタル信号プロセッサを有さない1つ以上のプロセッサ(複数可)、1つ以上のコプロセッサ、1つ以上のマルチコアプロセッサ、1つ以上のコントローラ、処理回路、1つ以上のコンピュータ、集積回路(例えば特定用途向け集積回路(ASIC)及び/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)を含む様々な他の処理要素、またはこれらのある組み合わせが、含まれる。従って、プロセッサ20は、図5には単一のプロセッサとして例示されるが、いくつかの例示的な実施形態では、複数のプロセッサまたは処理コアを含み得る。
装置10は、1つ以上のエアインターフェース規格、通信プロトコル、変調形式、及び/またはアクセスタイプなどで、作動可能であり得る。プロセッサ20により送受信される信号は、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェース規格に従った信号情報、並びに/あるいは、米国電気電子学会(IEEE)802.11、802.16、802.3、ADSL、及び/またはDOCSISなどのWi−Fi、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)技術を含むがこれらに限定されない任意の数の異なる有線または無線ネットワーク技術に従った信号情報を、含み得る。さらに、これらの信号は、音声データ、ユーザ生成データ、及び/またはユーザ要求データなどを含み得る。
例えば、装置10及び/またはその中のセルラーモデムは、様々な第1世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2Gまたは2.5G)通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、第5世代(5G)通信プロトコル、及び/またはインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル(例えばセッション開始プロトコル(SIP))などに従って、作動可能であり得る。例えば、装置10は、2G無線通信プロトコルIS−136、時分割多元接続TDMA、汎欧州デジタル移動電話方式GSM、IS−95、及び/または符号分割多元接続CDMAなどに従って、作動可能であり得る。さらに、例えば、装置10は、2.5G無線通信プロトコル汎用パケット無線サービス(GPRS)、及び/または拡張データGSM環境(EDGE)などに従って、作動可能であり得る。さらに、例えば、装置10は、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、符号分割多元接続2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、及び/または時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)などの3G無線通信プロトコルに従って、作動可能であり得る。装置10はさらに、ロングタームエボリューション(LTE)、及び/または進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)などの3.9G無線通信プロトコルに従って、作動可能であり得る。さらに、例えば、装置10は、LTE Advancedなどの4G無線通信プロトコル、及び/または5Gなど、並びに続いて開発され得る同様の無線通信プロトコルに従って、作動可能であり得る。
プロセッサ20が、装置10の音声/映像及び論理機能を実施する回路を含み得ることは、理解されよう。例えば、プロセッサ20は、デジタル信号プロセッサデバイス、マイクロプロセッサデバイス、アナログ−デジタル変換器、及び/またはデジタル−アナログ変換器などを備え得る。装置10の制御及び信号処理機能は、これらのデバイスそれぞれの能力に応じて、これらのデバイス間で配分され得る。プロセッサ20は、さらに、内部音声符号器(VC)20a、及び/または内部データモデム(DM)20bなどを備え得る。さらに、プロセッサ20は、メモリに格納され得る1つ以上のソフトウェアプログラムを作動させる機能を含み得る。通常、プロセッサ20及び格納されたソフトウェア命令は、装置10にアクションを実行させるように構成され得る。例えば、プロセッサ20は、ウェブブラウザなどの接続プログラムを作動させることが可能であり得る。接続プログラムにより、装置10は、無線アプリケーションプロトコル、WAP、ハイパーテキスト転送プロトコル、及び/またはHTTPなどのプロトコルに従って、位置ベースコンテンツなどのウェブコンテンツを送受信することが可能となり得る。
装置10はまた、例えばイヤホンもしくはスピーカ24、リンガー22、マイクロホン26、ディスプレイ28、及び/またはユーザ入力インターフェースなどを含むユーザインターフェースを備え得、これらはプロセッサ20に操作可能に接続され得る。ディスプレイ28には、上記のように、接触感知ディスプレイが含まれ得、ユーザはこれに触れて及び/またはジェスチャを行って、選択及び/または値の入力などを実行し得る。プロセッサ20はまた、スピーカ24、リンガー22、マイクロホン26、及び/またはディスプレイ28などのユーザインターフェースの1つ以上の要素の少なくともいくつかの機能を制御するように構成されたユーザインターフェース回路を含み得る。プロセッサ20及び/またはプロセッサ20を成すユーザインターフェース回路は、例えば揮発性メモリ40及び/または不揮発性メモリ42などのプロセッサ20がアクセス可能なメモリに記憶されたコンピュータプログラム命令、例えばソフトウェア及び/またはファームウェアを介して、ユーザインターフェースの1つ以上の要素の1つ以上の機能を制御するように、構成され得る。装置10は、モバイル端末に関連する様々な回路、例えば検出可能な出力として機械振動を提供する回路に、電力を供給するバッテリーを含み得る。ユーザ入力インターフェースには、キーパッド30(ディスプレイ28上に提示される仮想キーボードまたは外部接続キーボードであり得る)及び/または他の入力デバイスなど、装置10がデータを受信することを可能にするデバイスが含まれ得る。
図5に示されるように、装置10はまた、データを共有及び/または取得するための1つ以上の機構を含み得る。例えば、装置10は、短距離無線周波数(RF)送受信器及び/または質問器64を含み得、よってデータは、RF技術に従って、電子デバイスと共有され、及び/または電子デバイスから取得され得る。装置10は、赤外線(IR)送受信器66、Bluetooth(商標登録)無線技術を使用して作動するBluetooth(商標登録)(BT)送受信器68、無線ユニバーサルシリアルバス(USB)送受信器70、Bluetooth(商標登録)低エネルギー送受信器、ZigBee送受信器、ANT送受信器、セルラーデバイス間送受信器、無線ローカルエリアリンク送受信器、及び/または任意の他の短距離無線技術など、他の短距離送受信器を含み得る。装置10及び、特に短距離送受信器は、装置の近く、例えば10メートル以内などに存在する電子デバイスへデータを送信する及び/または電子デバイスからデータを受信することが可能であり得る。Wi−Fiまたは無線ローカルエリアネットワークモデムを含む装置10はまた、IEEE802.11技術、IEEE802.15技術、及び/またはIEEE802.16技術などの6LoWpan、Wi−Fi、Wi−Fi低電力、WLAN技術を含む様々な無線ネットワーク技術に従って、電子デバイスへデータを送信する及び/または電子デバイスからデータを受信することが可能であり得る。
装置10は、加入者識別モジュール(SIM)38、取り外し可能ユーザ識別モジュール(R−UIM)、eUICC、及び/またはUICCなどのメモリを備え得、これは、モバイル加入者に関連する情報要素を記憶し得る。SIMに加えて、装置10は、他の取り外し可能及び/または固定のメモリを含み得る。装置10は、揮発性メモリ40及び/または不揮発性メモリ42を含み得る。例えば、揮発性メモリ40には、動的及び/または静的RAM、並びに/あるいはオンチップまたはオフチップキャッシュメモリなどを含むランダムアクセスメモリ(RAM)が含まれ得る。組み込み型及び/または取り外し可能であり得る不揮発性メモリ42には、例えば、読み取り専用メモリ、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、例えばハードディスク、フロッピーディスクドライブ、磁気テープ、光ディスクドライブ及び/または光ディスク媒体、並びに/あるいは不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)などが、含まれ得る。揮発性メモリ40のように、不揮発性メモリ42は、データを一時的に記憶するためのキャッシュ領域を含み得る。揮発性及び/または不揮発性メモリは、少なくとも部分的に、プロセッサ20に組み込まれ得る。メモリは、1つ以上のソフトウェアプログラム、命令、情報、及び/またはデータなどを記憶し得、装置はこれらを使用して本明細書に開示される動作を実行し得、これらの動作には、プロトコルデータユニットセッション確立または変更手順中に、ネットワークから、アクセスポイント名総合最大ビットレート値を含むデフォルトのサービス品質ルールが含まれる第1のメッセージを、ユーザ機器にて受信することと、ネットワークから別のネットワークへのシステム間ハンドオーバーがある場合、別のネットワークで少なくともアクセスポイント名総合最大ビットレート値を使用してデフォルトのベアラコンテキストを有効化する手順中に、ユーザ機器により、アクセスポイント名総合最大ビットレート値を含む第2のメッセージを、別のネットワークに送信することと、が含まれる。
メモリは、装置10を一意的に識別することが可能な識別子、例えば国際モバイル機器識別(IMEI)コードなどを、含み得る。例示的な実施形態では、プロセッサ20は、メモリ40及び/または42に記憶されたコンピュータコードを使用して、少なくとも、プロトコルデータユニットセッション確立または変更手順中に、ネットワークから、アクセスポイント名総合最大ビットレート値を含むデフォルトのサービス品質ルールが含まれる第1のメッセージを受信し、ネットワークから別のネットワークへのシステム間ハンドオーバーがある場合、別のネットワークで少なくともアクセスポイント名総合最大ビットレート値を使用してデフォルトのベアラコンテキストを有効化する手順中に、アクセスポイント名総合最大ビットレート値を含む第2のメッセージを、別のネットワークに送信するように、構成され得る。
本明細書に開示される実施形態のうちのいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、またはソフトウェア、ハードウェア、及びアプリケーションロジックの組み合わせで、実施され得る。ソフトウェア、アプリケーションロジック、及び/またはハードウェアは、例えばメモリ40、プロセッサ20、または電子コンポーネントに存在し得る。いくつかの例示的な実施形態では、アプリケーションロジック、ソフトウェア、または命令集合は、従来の様々なコンピュータ可読媒体のうちのいずれかに保持される。この文書の文脈において、「コンピュータ可読媒体」とは、コンピュータまたはデータプロセッサ回路などの命令実行システム、装置、またはデバイスにより使用される、またはこれらに関連して使用される命令を、包含、記憶、通信、伝搬、または移送することができる任意の非一時的媒体であり得、図5に示される例によれば、コンピュータ可読媒体には、コンピュータなどの命令実行システム、装置、またはデバイスにより使用される、またはこれらに関連して使用される命令を包含または記憶することができる任意の媒体であり得る非一時的コンピュータ可読記憶媒体が含まれ得る。
下記の特許請求の範囲、解釈、または適用を決して限定することなく、本明細書に開示される例示的な実施形態のうちの1つ以上の実施形態の技術的効果は、5Gと4Gとの間のインターワーキングの向上であり得る。
本明細書で説明される主題は、所望の構成に応じて、システム、装置、方法、及び/または製品で具現化され得る。例えば、基地局及びユーザ機器(またはその中の1つ以上のコンポーネント)並びに/あるいは本明細書に説明されるプロセスは、プロセッサ実行プログラムコード、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、組み込みプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び/またはこれらの組み合わせのうちの1つ以上を使用して実施され得る。これらの様々な実施態様は、1つ以上のコンピュータプログラムでの実施態様を含み得、1つ以上のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラム可能プロセッサを含むプログラム可能システムで実行可能及び/または解釈可能であり、少なくとも1つのプログラムプロセッサは、専用または汎用であり、記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、及び少なくとも1つの出力デバイスに接続され、これらからデータ及び命令を受信し、これらにデータ及び命令を送信し得る。これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、プログラムコード、またはコードとも知られる)は、プログラム可能プロセッサ用の機械命令を含み、高次手続き型言語及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語で、並びに/あるいはアセンブリ/機械言語で実装され得る。本明細書で使用される用語「コンピュータ可読媒体」は、機械命令を受信する機械可読媒体を含むプログラム可能プロセッサに機械命令及び/またはデータを提供するために使用される任意のコンピュータプログラム製品、機械可読媒体、コンピュータ可読記憶媒体、装置及び/またはデバイス(例えば磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指す。同様に、プロセッサと、プロセッサに接続されたメモリとを含み得るシステムも、本明細書に説明される。メモリは、プロセッサに本明細書に説明される動作のうちの1つ以上を実行させる1つ以上のプログラムを含み得る。
いくつかの変形形態が上記に詳しく説明されたが、他の変更または追加が可能である。特に、本明細書に記載されている特徴及び/または変形形態に加えて、さらなる特徴及び/または変形形態が提供されてもよい。さらに、上記に説明された実施態様は、開示された特徴の様々な組み合わせ及び部分的組み合わせ、並びに/あるいは上記に開示されたいくつかのさらなる特徴の組み合わせ及び部分的組み合わせを、対象とし得る。他の実施形態は、下記の特許請求の範囲に入り得る。
必要に応じて、本明細書で論じられる様々な機能は、異なる順序で、及び/または互いに同時に、実行されてもよい。さらに、必要に応じて、前述の機能のうちの1つ以上は、任意であってもよく、または組み合わされてもよい。実施形態のうちのいくつかの実施形態の様々な態様が、独立請求項に記載されるが、実施形態のうちのいくつかの実施形態の他の態様は、請求項に明示的に記載される組み合わせだけでなく、説明される実施形態及び/または従属請求項の特徴と、独立請求項の特徴との他の組み合わせを含む。本明細書では、上記は例示的な実施形態を説明するが、これらの説明は、限定的な意味でみなされるべきではないことにも、留意されたい。むしろ、添付の特許請求の範囲に定義される実施形態のうちのいくつかの実施形態の範囲から逸脱することなく、いくつかの変形及び修正を行うことができる。他の実施形態は、下記の特許請求の範囲に入り得る。用語「〜に基づいて」は、「少なくとも〜に基づいて」を含む。句「〜など」の使用は、別段の指示がない限り「例えば〜など」を意味する。