JP2021111036A - 電子機器 - Google Patents

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紗良 秋山
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Abstract

【課題】筐体の底面を構成する下カバー部材の変形を抑制することができる電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、筐体と、前記筐体の底面を構成する下カバー部材と、前記下カバー部材の表面から突出するように設けられた脚部材と、を備え、前記脚部材は、棒形状を有し、前記下カバー部材の一辺に沿って延在する金属製の芯材と、前記芯材の表面に設けられたゴム製又は樹脂製の表皮材と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、電子機器に関する。
ノート型PC等の電子機器の筐体は、通常、キーボード装置が設けられる上面を構成する上カバー部材と、底面を構成する下カバー部材とを重ねて連結することで扁平な箱状に構成されている(例えば特許文献1参照)。
特許第6212522号公報
上記のような電子機器は、薄型化の要望が強い。そこで、筐体の底面を構成する下カバー部材についても、その板厚を薄くすることが望まれている。ところが、下カバー部材は、板厚が薄くなると反り変形を生じる懸念が増大する。下カバー部材が反りを生じると、筐体の底面が湾曲し、電子機器が机上面等で安定しなくなる。この点、上記特許文献1の構成は、下カバー部材の四周に立壁部を設けているため、ある程度板厚を薄くしても上記のような反り変形の問題を抑制できる。ところが、下カバー部材は、さらなる板厚の低減が求められており、また四周の全辺又は一部の辺に立壁部を設けない平面板とすることも考えられる。ところが、このような構成は、上記した反り変形を生じ易くなり、また反りのコントロールも難しい。
本発明は、上記従来技術の課題を考慮してなされたものであり、筐体の底面を構成する下カバー部材の変形を抑制することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る電子機器は、筐体と、前記筐体の底面を構成する下カバー部材と、前記下カバー部材の表面から突出するように設けられた脚部材と、を備え、前記脚部材は、棒形状を有し、前記下カバー部材の一辺に沿って延在する金属製の芯材と、前記芯材の表面に設けられたゴム製又は樹脂製の表皮材と、を有する。
このような構成によれば、棒形状を成した金属製の芯材を有する脚部材が、筐体の脚として機能するだけでなく、さらに下カバー部材の補強材としても機能する。このため、電子機器は、下カバー部材の板厚が極めて薄い場合や変形し易い材質である場合、さらには下カバー部材が周囲に立壁部を持たない平面板である場合であっても、脚部材によって下カバー部材の変形を抑制できる。
前記脚部材は、前記一辺に沿った方向の長さ寸法が前記一辺の長さ寸法の50%以上で構成してもよい。そうすると、脚部材が下カバー部材の長さを半分以上をカバーする梁状の補強材として効果的に機能する。
前記脚部材は、前記一辺に沿って複数本が長手方向に並んで設けられ、各脚部材の前記一辺に沿った方向の長さ寸法の合計値が、前記一辺の長さ寸法の50%以上である構成としてもよい。
前記下カバー部材は、互いに対向する2つの長辺と、互いに対向し且つ前記長辺よりも短い短辺と、を有する矩形の平面形状であり、前記脚部材は、前記長辺に沿って延在した構成としてもよい。
前記下カバー部材の各辺のうち、少なくとも前記一辺は立壁部を持たない平面形状を有し、前記脚部材は、前記一辺と近接した位置に配置された構成としてもよい。
前記下カバー部材は、全ての辺に立壁部を持たない平面板であってもよい。そうすると、下カバー部材及び筐体の一層の薄型化が可能となり、しかも下カバー部材の変形は脚部材によって抑制される。
前記脚部材は、長手方向で中央部から両端部に向かって下方に湾曲したアーチ形状を有する構成としてもよい。
前記筐体は、上面にキーボード装置が設けられ、前記キーボード装置の手前側を前、奥側を後と称すると、前記一辺は前記筐体の後側の縁部であってもよい。
前記筐体は、前記下カバー部材が着脱可能に取り付けられる上カバー部材を備え、前記下カバー部材の前記一辺と平行する他辺には、その長手方向に沿って並んで設けられ、該下カバー部材を前記他辺を先頭にしてスライドさせることで前記上カバー部材の係合部に係合可能な複数のフック状係合部を有し、前記脚部材は、前記一辺と近接した位置に設けられた構成としてもよい。
本発明の上記態様によれば、筐体の底面を構成する下カバー部材の変形を抑制することができる。
図1は、一実施形態に係る電子機器の平面図である。 図2は、下カバー部材の模式的な底面図である。 図3Aは、筐体の模式的な側面断面図である。 図3Bは、図3Aに示す下カバー部材を上カバー部材に取り付ける動作を示す側面断面図である。 図4は、図2中のIV−IV線に沿う模式的な断面図である。 図5は、使用形態とした電子機器の後端部及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。 図6は、下カバー部材及び脚部材の模式的な正面図である。 図7は、参考例の短脚部材を備えた下カバー部材の模式的な正面図である。 図8は、変形例に係る脚部材を備えた下カバー部材の模式的な底面図である。
以下、本発明に係る電子機器について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、一実施形態に係る電子機器10の平面図である。図1に示すように、本実施形態の電子機器10は、筐体12と蓋体14をヒンジ16で回動可能に連結したクラムシェル型のノート型PCである。電子機器10は、デスクトップ型PC、タブレット型PC等、ノート型PC以外であってもよい。
図1は、ヒンジ16を介して蓋体14を筐体12から開いた状態(使用形態)を示している。以下、筐体12について、図1に示す形態で、ディスプレイ18を見ながらキーボード20を操作する使用者から見た方向で、手前側を前、奥側を後、厚み方向を上下、幅方向を左右、と呼んで説明する。
蓋体14は、筐体12の後端部に対してヒンジ16を介して回動可能に連結されている。ディスプレイ18は、例えば液晶ディスプレイである。
筐体12は、平面視で矩形状の上カバー部材22と下カバー部材24とを上下に重ねて連結した構造であり、扁平な箱状を成している。キーボード20は、上カバー部材22に形成された開口から筐体12の上面12aに露出している。上面12aには、キーボード20の前側にタッチパッド26が設けられている。筐体12の内部には、図示しないCPU(中央演算処理装置)等が実装された電子基板28(図2参照)やバッテリ装置等の各種電子部品が収納されている。
筐体12の具体的な構成例を説明する。図2は、下カバー部材24の模式的な底面図である。図3Aは、筐体12の模式的な側面断面図である。図3Bは、図3Aに示す下カバー部材24を上カバー部材22に取り付ける動作を示す側面断面図である。図3A及び図3Bは、筐体12を上下にひっくり返して図示している。
図3A及び図3Bに示すように、上カバー部材22は、筐体12の底面12b以外、つまり筐体12の上面12aと四周の側面12c〜12fとを形成する筐体部材であり、底面が開口した箱状を成している。
図2〜図3Bに示すように、下カバー部材24は、上カバー部材22の底面開口を塞ぐように設けられる平面板である。本実施形態の下カバー部材24は、各辺24a〜24dに上カバー部材22のような立壁部(側面12c〜12f)が形成されていない。下カバー部材24は、各辺24a〜24dのうち、例えば後辺24a以外の各辺24b〜24dのいずれか又は全部に立壁部を設けた構成であってもよい。下カバー部材24は、対向する辺24a,24bが長辺、別の対向する辺24c,24dが短辺となる矩形の平面形状を有する。図2中の参照符号29は、ヒンジ16の筐体部分が設置される切欠部である。
カバー部材22,24は、マグネシウムやアルミニウム等の金属材料、ABS樹脂、ガラス繊維強化樹脂、炭素繊維強化樹脂等で形成される。上カバー部材22及び下カバー部材24の形状及び材質は、適宜変更可能である。本実施形態の場合、下カバー部材24は、マグネシウム合金で形成されたベースプレート24eの周縁部に、ガラス繊維強化樹脂で形成された枠状のフレーム24fを接合した構造である。下カバー部材24は、ベースプレート24eを有することにより、立壁部を持たない平面板でありながらも高い剛性を有する。また、下カバー部材24は、ベースプレート24eの周囲にフレーム24fを有することで、後述するフック状係合部30やねじ孔32を容易に形成可能である。図2中の参照符号24gは、下カバー部材24に開口形成された吸気口である。吸気口24gは、筐体12内の図示しないファン装置が外気を吸引するための開口であり、例えば複数のスリット状孔部を並べたものである。
下カバー部材24は、前辺24cに設けられた複数のフック状係合部30と、四隅に設けられたねじ孔32を通したねじ33とを用いて上カバー部材22に着脱可能に固定される。フック状係合部30は、例えば下カバー部材24の前辺24bの中央を挟んで左右一対設けられる。フック状係合部30は、側面視略L字状の爪状部材であり、下カバー部材24の内面から上方に突出した後、前方に屈曲している(図3A及び図3B参照)。フック状係合部30は、上カバー部材22の前側面12cの内面に形成された凹状の係合部30aに係脱可能である。ねじ33は、下カバー部材24のねじ孔32を通して、例えば上カバー部材22の内面に形成されたボス部35に設けた雌ねじに螺合する。
本実施形態の下カバー部材24は、前辺24bの左右端部にも小形のフック状係合部34を有する。フック状係合部34は、フック状係合部30と同様、前側面12cの内面に形成された凹状の係合部に係脱可能である。フック状係合部34の配置や設置数は適宜変更してもよい。フック状係合部34は省略してもよい。
図3Bに示すように、下カバー部材24は、前辺24bを先頭にして前方にスライドさせることで、フック状係合部30(34)を係合部30aに係合させた後、ねじ33を締結することで上カバー部材22と固定される。
なお、本実施形態の下カバー部材24は、後辺24aの中央付近にもフック状係合部36を有する。このフック状係合部36は、例えば下カバー部材24の内面から突出した弾性片であり、先端に鉤爪部を有する。フック状係合部36は、前後方向にスライドさせず、上下方向の移動のみで上カバー部材22側の係合部に係脱可能な構造である。フック状係合部36は省略してもよい。
ところで、本実施形態の下カバー部材24は、立壁部を全く持たないか又は少なくとも後辺24aに立壁部を持たない平面板である。このため、下カバー部材24は、上記のようにベースプレート24eを備えた高剛性な材質で構成されたとしても、その板厚の薄さも相まって、反り変形する可能性がある。なお、下カバー部材24は、前後方向に延びた側辺24c,24dよりも左右方向に延びた後辺24a及び前辺24bが長い。このため下カバー部材24は、図7に示す参考例と同様、左右方向中央部が山状或いは谷状に湾曲し、左右の側辺24c,24dが上下に移動した反りを生じる懸念がある。
そこで、本実施形態の電子機器10は、補強材として機能する脚部材40を備える。図4は、図2中のIV−IV線に沿う模式的な断面図である。図5は、使用形態とした電子機器10の後端部及びその周辺部を拡大した模式的な側面図である。
図4及び図5に示すように、脚部材40は、下カバー部材24の表面(底面12b)に固定されて下方に突出する。図2〜図4に示すように、脚部材40は、後辺24aのやや前側で近接した位置に取り付けられ、後辺24aに沿って左右方向に延在した棒形状を有する。図2に示す構成例では、脚部材40は、左右の切欠部29,29間に亘って延在している。
図4に示すように、脚部材40は、芯材41と、表皮材42とを有する。図4中の参照符号43は、下カバー部材24の表面から僅かに起立し、脚部材40の周囲を囲むリブである。リブ43は省略してもよい。脚部材40は、下カバー部材24の表面に対して、接着剤、両面テープ、又はねじ等で固定される。
芯材41は、脚部材40の骨材となる部材であり、下カバー部材24の後辺24aに沿って延在している。芯材41は、例えばアルミニウムやステンレス等の金属製の棒材であり、高い剛性を有する。芯材41は、例えば下向き凸状の断面形状を有し、脚部材40の長手方向略全長に亘って延在している。芯材41は、正方向又は長方形等の断面形状で構成されてもよい。芯材41は、下カバー部材24の変形を抑制し或いは矯正する補強材として機能する必要がある。このため、芯材41は、断面係数を確保して高い剛性を得て、これにより下カバー部材24の変形を抑制するために、下カバー部材24の板厚よりも大きな高さ寸法及び幅寸法を有することが好ましい。
表皮材42は、載置面39に対する当接部となる。表皮材42は、芯材41の表面のうち、下面41a及び前後の側面41bを覆うように設けられている。表皮材42は、芯材41の下面41aのみを覆う構成でもよい。なお、芯材41は、表皮材42で覆われない上面41cが、下カバー部材24に対する固定面となる。
表皮材42は、ある程度の柔軟性やクッション性を有するゴム材料又は樹脂材料で形成される。これにより表皮材42は、電子機器10が載置面39に載置される際にクッションとして機能し、衝撃や異音の発生を抑制し、さらに下カバー部材24や載置面39の損傷を抑制する。表皮材42は、芯材41に対してインサート成形や接着等で固定されるとよい。表皮材42は、芯材41に対してゴム材料等を塗布(例えばラバーペイント)することで形成してもよい。なお、表皮材42は、下面41aや側面41bの他、芯材41の左右端面も覆っている。
図6に示すように、脚部材40は、長手方向で中央部から両端部に向かって下方に湾曲したアーチ形状を有するとよい。脚部材40は、アーチの頂点の高さ、つまり中央部と載置面39との間の隙間は、例えば0.1〜0.2mm程度と微小に設定される。脚部材40は、このようなアーチ形状を有することで、載置面39に対して確実に左右両端部の2点で接触し、安定する。すなわち、脚部材40は、長尺な棒形状であるため、仮にその下面全長を載置面39に当接させようとすると、製造誤差や載置面39の歪み等により、載置面39に対して傾いた姿勢で当接し、がたつきを生じる可能性が高い。そこで、本実施形態の脚部材40は、左右2点で載置面39に当接するアーチ形状であることで、電子機器10が載置面39上で安定し、がたつきが抑制される。
図2に示すように、下カバー部材24の表面の前縁部には、さらに、左右一対の前脚部材44が設けられている。前脚部材44は、脚部材40よりも短尺な棒形状であり、下カバー部材24の前辺24bのやや後側で左右両端に設けられている。前脚部材44は、脚部材40と同一構造でもよいし、金属製の芯材41の代わりに樹脂製の芯材を用いた構成でもよい。また、前脚部材44は、芯材41を持たないゴムブロック等でもよい。
以上のように、当該電子機器10では、筐体12の底面12bを構成する下カバー部材24の表面に脚部材40を備える。脚部材40は、棒形状を有し、下カバー部材24の一辺に沿って延在する金属製の芯材41と、芯材41の表面に設けられたゴム製又は樹脂製の表皮材42と、を有する。
従って、電子機器10は、棒形状を成した金属製の芯材41を有する脚部材40が、筐体12の脚として機能するだけでなく、さらに下カバー部材24を補強する梁状の補強材としても機能する。このため、電子機器10は、下カバー部材24の板厚が極めて薄い場合や変形し易い材質である場合、さらには下カバー部材24が周囲に立壁部を持たない平面板である場合であっても、脚部材40によって反り変形が抑制される(図6参照)。しかも電子機器10は、通常の筐体の底面に必ず設置される脚部材が補強材として兼用される。このため、電子機器10は、下カバー部材24の補強材を別部品で準備する必要がなく、部品点数や製造コストの上昇を抑制できる。また、脚部材40は、通常設置される脚と同様に底面12bに設けられるため、底面意匠を低下させることもない。さらに、電子機器10は、別部品の補強材を例えば下カバー部材24の内面に設ける必要がないため、下カバー部材24の内面に補強材による出っ張りができることがなく、筐体12の薄型化にも貢献する。
特に本実施形態の下カバー部材24は、平面板であるため、下カバー部材24自体及び筐体12の薄型化に貢献するが、反り変形し易い形状である。この点、当該電子機器10は、脚部材40が剛体の芯材41を有するため、このような下カバー部材24の変形も抑制でき、筐体12の薄型化を阻害することもない。
図2に示す構成例では、脚部材40は、後辺24aの近傍に配置しているが、脚部材40は、前辺24bの近傍で前辺24bに沿って配置してもよい(図2中に2点鎖線で示す脚部材40参照)。脚部材40は、後辺24a及び前辺24bに沿って一対設けてもよい。
仮に、図7に示す参考例のように、後側の脚部材40が前側の前脚部材44と同様な構造の短尺な短脚部材45を用いた場合は、反り変形する懸念がある。なお、脚部材40は、仮に芯材41が剛性の低い樹脂等である場合には、仮に後辺24aの略全長に亘って延在したとしても、下カバー部材24と一体となって変形するため、反り変形を抑制する効果はほとんどない。
なお、脚部材40は、図7に示す参考例の短脚部材45のように短すぎると補強材としての効果は得られない。そこで、脚部材40は、平行する後辺24aの長さの50%以上の長さを有すると、ある程度の反り変形抑制効果が得られるため好ましい。図2に示す構成例では、脚部材40は、後辺24aの長さの約80%の長さを有する。
脚部材40は、下カバー部材24の左右方向中央を跨ぐように設けられているため、この中央部を折曲中心とする下カバー部材24の反り変形を効果的に抑制できる。また、脚部材40は、図2に示すように、吸気口24gを左右に跨ぐように設けられている。吸気口24gは、孔部であるため、下カバー部材24の剛性を局所的に低下させる。そこで、脚部材40は、吸気口24gを跨ぐように設けられることで、下カバー部材24の反り変形をより効果的に抑制できる。
図5に示すように、脚部材40は、左右方向に延在した長尺な構造である。このため、脚部材40は、筐体12の底面12bの後端部付近で左右方向に延在した壁体となる。これにより、電子機器10は、筐体12の後側面12dに排気口46が設けられた構成の場合、排気口46から排気された熱い空気Aが、蓋体14に当たって底面12b側に回り込むことを壁体である脚部材40が抑制する。その結果、電子機器10は、外気を取り込むための吸気口28gに排気した空気Aが再吸入される事態を抑制でき、冷却効率が向上する。この際、上記のように、脚部材40のアーチ形状の湾曲量は極めて小さいため、脚部材40と載置面39との間の隙間が図5に示す空気Aの通り道となることは影響は極めて微小である。
脚部材40は、複数本で1つの補強材として機能してもよい。例えば図8に示すように、脚部材40は、脚部材40の半分程度の長さの脚部材40Aを左右に長手方向に並べた構成で代替してもよい。各脚部材40Aは、長さ以外は脚部材40と同様な構造である。脚部材40Aは、3本以上並べてもよい。この構成では、2本の脚部材40Aの長手方向の長さの合計値が、後辺24aの50%以上であると好ましい。
本実施形態の脚部材40は、芯材41がアルミニウム等の熱伝導率の高い金属で構成されている。これにより脚部材40は、筐体12内に収容されたCPU以外の発熱体、例えばDC−DCコンバータ、ソリッドステートドライブ(SSD)、画像処理チップ等の発熱を芯材41で吸熱及び拡散でき、下カバー部材24の表面に形成される局所的な高温部の発生を抑制できる。また、脚部材40は、芯材41が着磁性材料で形成されていてもよい。そうすると、脚部材40は、例えば上カバー部材22側に設けた磁石48(図3A及び図3B参照)で吸着される。その結果、下カバー部材24の後辺24aは、フック状係合部34を省略しても上カバー部材22に安定して装着できる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
上記では、脚部材40を下カバー部材24の長辺である辺24a,24bに沿って平行に配置する構成を例示したが、脚部材40は辺24a,24bに対して多少傾いていてもよい。また、脚部材40は、短辺である辺24a,24bに沿って配置してもよい。
10 電子機器
12 筐体
12b 底面
14 蓋体
22 上カバー部材
24 下カバー部材
24a 後辺
24b 前辺
24g 吸気口
30,34,36 フック状係合部
40 脚部材
41 芯材
42 表皮材

Claims (9)

  1. 電子機器であって、
    筐体と、
    前記筐体の底面を構成する下カバー部材と、
    前記下カバー部材の表面から突出するように設けられた脚部材と、
    を備え、
    前記脚部材は、
    棒形状を有し、前記下カバー部材の一辺に沿って延在する金属製の芯材と、
    前記芯材の表面に設けられたゴム製又は樹脂製の表皮材と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記脚部材は、前記一辺に沿った方向の長さ寸法が前記一辺の長さ寸法の50%以上であることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器であって、
    前記脚部材は、前記一辺に沿って複数本が長手方向に並んで設けられ、
    各脚部材の前記一辺に沿った方向の長さ寸法の合計値が、前記一辺の長さ寸法の50%以上であることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記下カバー部材は、互いに対向する2つの長辺と、互いに対向し且つ前記長辺よりも短い短辺と、を有する矩形の平面形状であり、
    前記脚部材は、前記長辺に沿って延在していることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記下カバー部材の各辺のうち、少なくとも前記一辺は立壁部を持たない平面形状を有し、
    前記脚部材は、前記一辺と近接した位置に配置されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器であって、
    前記下カバー部材は、全ての辺に立壁部を持たない平面板であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記脚部材は、長手方向で中央部から両端部に向かって下方に湾曲したアーチ形状を有することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記筐体は、上面にキーボード装置が設けられ、
    前記キーボード装置の手前側を前、奥側を後と称すると、前記一辺は前記筐体の後側の縁部であることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    前記筐体は、前記下カバー部材が着脱可能に取り付けられる上カバー部材を備え、
    前記下カバー部材の前記一辺と平行する他辺には、その長手方向に沿って並んで設けられ、該下カバー部材を前記他辺を先頭にしてスライドさせることで前記上カバー部材の係合部に係合可能な複数のフック状係合部を有し、
    前記脚部材は、前記一辺と近接した位置に設けられていることを特徴とする電子機器。
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