JP2021107241A - 容器および展示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】展示された商品が正面を向いた姿勢を維持しやすい容器および展示方法を実現する。【解決手段】円柱状支持体を挿通可能な厚さ2mm以下の貫通孔部2と、被収容体Daを収容可能な収容部3と、を備え、一本の円柱状支持体に懸架して使用される容器1であって、貫通孔部2は、円柱状支持体を挿通可能な第一部分21と、第一部分21の収容部3側の反対側において第一部分21に連設された第二部分22と、を有し、第一部分21と第二部分22との境界部分23の幅Wは、円柱状支持体の直径より小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、容器および展示方法に関する。
小売店の店頭などで商品を展示する方法として、商品を収容した容器に貫通孔を設け、壁面や棚などから延出する棒状の支持体を当該貫通孔に挿通して容器を懸架する方法が汎用される。そのような展示方法に適した容器として、たとえば特開2003−54628号公報(特許文献1)に開示された包装体では、円形の貫通孔が設けられている。また、特表2014−506547号公報(特許文献2)に開示されたパッケージでは、同種の貫通孔が、幅広部分と当該幅広部分の上部に設けられた略半円形部分とを有する形状に構成されている。
特開2003−54628号公報 特表2014−506547号公報
店頭において商品の訴求効果を高めるため、商品名などが記載された容器正面が顧客に正対する姿勢で商品が展示されることが望ましい。しかし、特許文献1および2に開示されているような貫通孔を設けた容器を円柱状の支持体に懸架すると、容器に外力が加わったときに容器が振動し、容器の姿勢が傾く場合があった。このとき、顧客が容器正面を視認しにくくなる場合があった。
そこで、展示された商品が正面を向いた姿勢を維持しやすい容器および展示方法の実現が求められる。
本発明の一態様に係る容器は、円柱状支持体を挿通可能な厚さ2mm以下の貫通孔部と、被収容体を収容可能な収容部と、を備え、一本の前記円柱状支持体に懸架して使用される容器であって、前記貫通孔部は、前記円柱状支持体を挿通可能な第一部分と、前記第一部分の前記収容部側の反対側において前記第一部分に連設された第二部分と、を有し、前記第一部分と前記第二部分との境界部分の幅は、前記円柱状支持体の直径より小さいことを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る展示方法は、被収容体を収容可能な収容部、および、第一部分と、前記第一部分の前記収容部側の反対側において前記第一部分に連設された第二部分と、を有する厚さ2mm以下の貫通孔部、を備え、前記第一部分と前記第二部分との境界部分の幅は、当該幅方向の前記第一部分の開口寸法より小さい容器に、前記被収容体を収容する収容工程と、柱状支持体を前記第一部分に挿通し、前記容器を一本の前記円柱状支持体に懸架する懸架工程と、を含むことを特徴とする。
本容器および本展示方法によれば、貫通孔の第一部分と第二部分との境界の両端が円柱状支持体に当接する姿勢で当該円柱状支持体に懸架される。ここで容器に外力が加わって容器の姿勢が正面向きから傾くと、容器は安定状態より高い位置に配置されることになり、位置エネルギーが上昇する。その後容器には上昇した位置エネルギーを元に戻そうとする力(重力)が作用し、容器は可動範囲内で最も位置エネルギーが小さくなった状態である正面向きの姿勢に戻ろうとする。すなわち容器は、外力が加えられて傾いた姿勢になったとしても、位置エネルギー的に最も安定する正面を向いた姿勢に自ずから戻る。これによって、展示された商品が正面を向いた姿勢を維持しやすい。
他の構成として、前記境界部分の幅は、1.0mm以上4.9mm以下であることが好ましい。
このようにすると、小売店などに既設の円柱状支持体の大部分に対して、容器の姿勢を安定させる効果を発現できる。これは、小売店などで使用されている円柱状支持体の直径が、典型的には5〜7mm程度であるためである。
他の構成として、前記貫通孔部の周縁部の一部は、前記容器の基材に設けた切込線として構成され、前記貫通孔部の周縁部の他の部分は、前記切込線により前記基材から分離される分離部と前記基材の残部とを連結する連結部として構成され、前記連結部は、前記第一部分の前記収容部側に設けられることが好ましい。
このようにすると、連結部が貫通孔部の下方に設けられ、したがって連結部が円柱状支持体に接触しないので、連結部が円柱状支持体上で滑って容器の姿勢が傾くことが防止される。また、貫通孔部を設けるために基材から切り離した部分が容器から分離しないため、切り離された部分がゴミとして発生し、そのゴミ処理を行う手間が発生するのを抑制できる。
他の構成として、前記円柱状支持体に懸架された姿勢において、前記貫通孔部の上下方向の開口寸法は、前記貫通孔部の左右方向の開口寸法より大きいことが好ましい。
このようにすると、第一部分と第二部分との境界以外の場所において貫通孔部が円柱状支持体に係止されることが起こりにくい。そのため、貫通孔部を円柱状支持体に挿通して容器から手を放すだけで、商品が正面を向いた姿勢で展示される。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
本実施形態に係る容器の斜視図 本実施形態に係る容器の貫通孔部および分離部を示す図 本実施形態に係る容器の展示状態における貫通孔部周辺を示す図 本実施形態に係る容器の展示姿勢安定化機構を示す図 貫通孔部の変形例を示す図 貫通孔部の他の変形例を示す図 比較例1〜6に係る容器の斜視図 比較例7〜12に係る容器の斜視図
本発明に係る容器および展示方法の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る容器を、歯間清掃具群Daを収容してこれを店頭に展示可能な容器1に適用した例について説明する。
〔容器の構成〕
まず、本実施形態に係る容器1の構成について説明する。図1に示すように、容器1は、厚さ0.3mmの合成樹脂フイルム(基材の例)により構成されたブリスターBと、ブリスターBの裏面側を封止する封止シールSと、を有する。ブリスターBには、貫通孔部2と収容部3とが設けられている。収容部3に歯間清掃具群Da(被収容体)を収容した容器1は、貫通孔部2に円柱状支持体を挿通する態様で当該円柱状支持体に懸架されて展示される。なお、以下の説明において、容器1の展示状態における姿勢に基づいて上下方向を定義する。すなわち、容器1のうち貫通孔部2が設けられた側が「上」と定義される。
貫通孔部2は、ブリスターBを貫通する貫通孔として設けられている。したがって、貫通孔部2の厚さは、ブリスターBを構成する合成樹脂フイルムの厚さに対応して、0.3mmである。また、貫通孔部2は、半径R1が4.0mmの円の一部として構成された第一部分21と、半径R2が2.5mmの円の一部として構成された第二部分22とを有する。第二部分22は、第一部分21の上側(すなわち収容部3側の反対側)において第一部分21に連設されている。なお、貫通孔部2の全体の上下方向の開口寸法Lは9.2mmであり、同左右方向の開口寸法は半径R1の2倍に対応する8.0mmである。したがって貫通孔部2の上下方向の開口寸法は、貫通孔部2の左右方向の開口寸法より大きい。
第一部分21と第二部分22との境界23は、第一部分21の周縁部を画定する半径R1の円と、第二部分22の周縁部を画定する半径R2の円との二つの交点23a、23bを結ぶ線分として規定される。本実施形態では、境界23の幅Wは4.9mmである。すなわち、境界23の幅Wは、第一部分21の幅方向の開口寸法である8.0mm(半径R1の2倍)より小さく、より具体的には、境界23の幅Wは第一部分21の幅方向の開口寸法の61%である。
図2に示すように、貫通孔部2は、ブリスターBを構成する合成樹脂フイルムに、切込線24を設ける態様で形成される。したがって、第一部分21の周縁部の一部および第二部分22の周縁部の全部(貫通孔部2の周縁部の一部)は、切込線24として構成される。切込線24は閉曲線を構成しないため、切込線24によって合成樹脂フイルムから分離された分離部25は完全には分離されず、連結部26を介して合成樹脂フイルム本体に連結されている。ここで、連結部26は第一部分21の下側(すなわち収容部3側)に設けられている。
収容部3は、ブリスターBを構成する合成樹脂フイルムが湾曲されて構成されており、歯間清掃具群Daを収容可能な空間を形成する。収容部3の裏面側は開口しており、当該開口から歯間清掃具群Daを収容したのちに、封止シールSにより当該開口が閉鎖される。
〔展示方法〕
次に、容器1を用いた歯間清掃具群Daの展示方法について説明する。本実施形態に係る展示方法は、歯間清掃具群Daを容器1に収容する収容工程と、歯間清掃具群Daを収容した容器1を円柱状支持体に懸架する懸架工程とを有する。ただし、収容工程において歯間清掃具群Daを容器1に収容する方法は前述の通りである。
歯間清掃具群Daを収容した容器1は、小売店の商品棚などに設置された円柱状支持体Pに懸架される。より具体的には、貫通孔部2に円柱状支持体Pを挿通する態様で、貫通孔部2を容器1全体の支持部として容器1を円柱状支持体Pに懸架する(図3)。
ここで、円柱状支持体Pの直径Dpは6.1mmである。すなわち、円柱状支持体Pの直径Dpは、第一部分21と第二部分22との境界23の幅Wより大きい。直径Dpと幅Wとの上記の大小関係により、容器1を円柱状支持体Pに懸架した状態において、境界23の両端23a、23bが円柱状支持体Pに当接する姿勢が、容器1が最も安定する姿勢となる。
〔展示姿勢の安定化〕
最後に、容器1を用いて歯間清掃具群Daを展示したときに、その展示姿勢が安定することについて説明する。前述のように、容器1を円柱状支持体Pに懸架すると、境界23の両端23a、23bが円柱状支持体Pに当接する姿勢で安定する(図4(a))。このとき円柱状支持体Pは、二つの点Pa、Pbで容器1に当接する。二つの点Pa、Pbの間の距離は、境界23の幅Wに等しい。また、二つの点Pa、Pbを結ぶ直線は、円柱状支持体Pの軸心Xと直交する。
ここで、容器1に何らかの外力が加わり、容器1の姿勢が正面向きから傾いた場合(傾斜角θ)を想定する(図4(b))。このとき円柱状支持体Pは、二つの点Pc、Pdで当接し、その間の距離は境界23の幅Wに等しい。ここで、二つの点Pc、Pdを結ぶ直線は円柱状支持体Pの軸心Xに対して傾いているので、離間距離が幅Wに等しくなる二つの点Pc、Pdの高さHbは、容器1の姿勢が正面向きの場合の二つの点Pa、Pbの高さHaより高くなる。そのため容器1は、安定状態より高い位置に配置されることになり、位置エネルギーが上昇する。その後容器1には、上昇した位置エネルギーを元に戻そうとする力(重力)が作用し、容器1は可動範囲内で最も位置エネルギーが小さくなった状態、すなわち正面向きの姿勢に戻ろうとする。このため、容器1は一時的に傾いた場合であっても、ひとりでに正面を向いた姿勢に戻る。
このようにして、容器1は正面を向いた姿勢、すなわち歯間清掃具群Daを消費者に対して最も好適に展示できる姿勢を維持しうる。
〔貫通孔部の変形例〕
ここで、貫通孔部の変形例について説明する。
図5に示した貫通孔部4は、半径4.0mmの円と半径1.5mmの円とを二つの直線で結んだ形状を有する。すなわち、第一部分41は概ね半径4.0mmの円の一部として構成され、第二部分42は半径1.5mmの半円を頂点とした三角形とが結合した形状に構成されている。第一部分41と第二部分42との境界43の幅は、上記の実施形態と同様に4.9mmである。
図5に示した貫通孔部4を備える容器1が円柱状支持体Pに懸架された場合において、容器1の姿勢が正面向きから傾くと、円柱状支持体Pと容器1の接点の距離が長くなる。すなわち、容器1における接点の位置は正面向きの時と比べると下方になる。このとき、円柱支持体の位置は変わっていないので、容器1は正面向きの姿勢の場合に比べて高い位置となり、上昇した位置エネルギーを元に戻そうとする力(重力)が作用し、容器1は可動範囲内で最も位置エネルギーが小さくなった状態、すなわち正面向きの姿勢に戻ろうとする。したがって上記の実施形態について説明したのと同様に、容器1はひとりでに正面を向いた姿勢に戻る。
図6に示した貫通孔部5では、第一部分51は半径4.0mmの円の一部として構成され、第二部分52は幅4.7mm、高さ2.5mmの角丸四角形として構成されている。第一部分51と第二部分52との境界53の幅は、上記の実施形態と同様に4.9mmである。
上記のいずれの変形例においても、貫通孔部に円柱状支持体Pを挿通する態様で容器1を円柱状支持体Pに懸架したときに、第一部分と第二部分との境界が円柱状支持体Pに当接する姿勢で容器1が安定する。したがって、上記に説明した展示姿勢を安定化する効果が、上記のいずれの変形例によっても発現する。このように、本発明における貫通孔部の第一部分および第二部分の形状は、第一部分と第二部分との境界部分の幅が幅方向の第一部分の開口寸法より小さい限りにおいて任意に選択しうる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る容器および展示方法のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、貫通孔部2が設けられたブリスターBが合成樹脂フイルムにより構成されている例について説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、貫通孔部は、厚さ2mm以下である限りにおいて、紙、木片、金属などの材料により構成された容器にも設けられうる。
上記の実施形態では、貫通孔部2の第一部分21と第二部分22との境界23の幅Wが4.9mmである構成を例として説明した。しかし、貫通孔部の第一部分と第二部分との境界の幅は、容器を懸架する円柱状支持体の直径より小さい限りにおいて、特に限定されない。ただし、小売店などで使用されている円柱状支持体の直径が典型的には5〜7mmであることに鑑みると、第一部分と第二部分との境界の幅は1.0mm以上4.9mm以下であることが好ましい。また、第一部分が円柱状支持体を挿通可能であることに鑑みると、第一部分と第二部分との境界の幅が第一部分の幅方向の開口寸法の80%以下であると、第一部分と第二部分との境界の幅が円柱状支持体の直径より小さくなりやすいので、展示姿勢を安定化する効果が一層発現しやすい。
上記の実施形態では、切込線24によって合成樹脂フイルムから分離された分離部25が連結部26を介して合成樹脂フイルム本体に連結されている構成を例として説明した。ゴミの発生を考慮すると、上記態様が好ましいものの、本願発明としては必須ではないため、上記構成に限定されることなく、基材の一部を完全に分離する態様で貫通孔部を形成してもよい。
上記の実施形態では、貫通孔部2の上下方向の開口寸法が、貫通孔部2の左右方向の開口寸法より大きい構成を例として説明した。しかし、貫通孔部の上下方向と左右方向との開口寸法の大小関係は特に限定されない。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
以下では、実施例を示して本発明をさらに説明する。なお、以下の実施例は、本発明を限定するものではない。
実施例1〜5および参考例として、図1に示す形状の容器1を用いた。実施例1〜5および参考例のそれぞれの厚さは表1に示すとおりである。上記に説明したように、容器1には、貫通孔部2(図1および図2)が設けられている。
比較例1〜6として、図7に示す形状の容器1Aを用いた。比較例1〜6のそれぞれの厚さは表1に示すとおりである。容器1Aは、貫通孔部2に替えて半径4.0mmの円形の貫通孔部2Aが設けられているほかは、容器1と同様である。また、貫通孔部2Aでは、分離部25Aが貫通孔部2Aの上部に配置された連結部26Aを介して合成樹脂フイルムに連結されている。比較例1〜6は、従来の容器の例である。
比較例7〜12として、図8に示す形状の容器1Bを用いた。比較例7〜12のそれぞれの厚さは表1に示すとおりである。容器1Bは、貫通孔部2に替えて半径4.0mmの円形の貫通孔部2Bが設けられているほかは、容器1と同様である。また、貫通孔部2Bでは、分離部25Bが貫通孔部2Aの下部に配置された連結部26Bを介して合成樹脂フイルムに連結されている。比較例7〜12は、従来の容器の例である。
〔耐衝撃性試験〕
実施例、参考例、および比較例の各例の容器を、正面を向いた姿勢で直径6.1mmの円柱状支持体に懸架して静止させた。その後、容器に強い衝撃を加えて容器を約60度傾くように揺らし、容器が静止するまでに要する時間を測定した。また、容器が静止したときの姿勢が、正面を向いた姿勢であるか否かを目視により確認した。以上の試験を、実施例、参考例、および比較例の各例の容器について、それぞれ6回実施した。表1には、6回の実施のうち容器が正面向きに戻った回数と、容器が静止するまでに要した時間の平均値を表す指標A〜Dとが示されている。指標A〜Dはそれぞれ以下を表す。
A:静止するまでの時間の平均値が10秒未満
B:静止するまでの時間の平均値が10秒以上20秒未満
C:静止するまでの時間の平均値が20秒以上30秒未満
D:静止するまでの時間の平均値が30秒以上
〔展示性試験〕
実施例、参考例、および比較例の各例の容器を、手作業により直径6.1mmの円柱状支持体に懸架した。容器から手を放してから20秒以上経過した後に、平面視において容器と円柱状支持体とが形成する角の大きさ(図4のθに相当)を測定した。以上の試験を、実施例、参考例、および比較例の各例の容器について、それぞれ6回実施した。表1には、6回の測定において測定された角の大きさの範囲が示されている。なお、角の測定値は、平面視において容器が時計回りに傾いている場合に正の値とし、容器が反時計回りに傾いている場合に負の値とした。
〔試験結果〕
表1に示すように、耐衝撃試験において、実施例1〜5および参考例ではいずれも6回の実施すべてにおいて容器が正面向きに戻った。一方、比較例1〜12では、容器が正面向きに戻らない場合が見られた。特に、ブリスターBの厚さが薄いほど正面向きに戻りにくかった(比較例1〜3および比較例7〜9)。また、静止するまでに要する時間は、実施例1〜6ではいずれも10秒未満(A)であったのに対し、ブリスターBの厚さが薄い比較例(比較例1〜4および比較例7〜9)では、容器が静止するまでに要する時間が長かった。
また、展示性試験において、実施例1〜5および参考例ではいずれも6回の実施全てにおいて容器の傾きが±5°の範囲であった。一方、比較例1〜12では、大きく傾く場合が見られた。
Figure 2021107241
以上の試験結果により、従来の容器(比較例1〜12)において、容器が傾きやすいという課題は、特にブリスターBの厚さが薄い場合に顕著であることが分かった。そして、ブリスターBの厚さが薄い場合であっても、実施例1〜5によれば容器が傾くことを好適に防止できることがわかった。
本発明は、たとえば、歯間清掃具などの小型の商品を収容して店頭に展示する容器に利用することができる。
1 :容器
2 :貫通孔部
21 :第一部分
22 :第二部分
23 :境界
24 :切込線
25 :分離部
26 :連結部
3 :収容部
4 :貫通孔部(変形例)
5 :貫通孔部(変形例)
P :円柱状支持体
B :ブリスター
S :封止シール
Da :歯間清掃具群

Claims (5)

  1. 円柱状支持体を挿通可能な厚さ2mm以下の貫通孔部と、被収容体を収容可能な収容部と、を備え、一本の前記円柱状支持体に懸架して使用される容器であって、
    前記貫通孔部は、
    前記円柱状支持体を挿通可能な第一部分と、
    前記第一部分の前記収容部側の反対側において前記第一部分に連設された第二部分と、を有し、
    前記第一部分と前記第二部分との境界部分の幅は、前記円柱状支持体の直径より小さい容器。
  2. 前記境界部分の幅は、1.0mm以上4.9mm以下である請求項1に記載の容器。
  3. 前記貫通孔部の周縁部の一部は、前記容器の基材に設けた切込線として構成され、
    前記貫通孔部の周縁部の他の部分は、前記切込線により前記基材から分離される分離部と前記基材の残部とを連結する連結部として構成され、
    前記連結部は、前記第一部分の前記収容部側に設けられる請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記円柱状支持体に懸架された姿勢において、前記貫通孔部の上下方向の開口寸法は、前記貫通孔部の左右方向の開口寸法より大きい請求項1〜3のいずれか一項の記載の容器。
  5. 被収容体を収容可能な収容部、および、第一部分と、前記第一部分の前記収容部側の反対側において前記第一部分に連設された第二部分と、を有する厚さ2mm以下の貫通孔部、を備え、前記第一部分と前記第二部分との境界部分の幅は、当該幅方向の前記第一部分の開口寸法より小さい容器に、前記被収容体を収容する収容工程と、
    円柱状支持体を前記第一部分に挿通し、前記容器を一本の前記円柱状支持体に懸架する懸架工程と、を含む展示方法。
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