JP2021100288A - 無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】許容遅延量の異なるデータの送受信処理を行う無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法を提供する。【解決手段】送信側の無線通信装置と受信側の無線通信装置を有する無線通信システムにおいて、送信側の無線通信装置は、送信番号を含むパケットを用いて無線接続する受信側の無線通信装置にデータを送信するデータの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、データを第1データに分類し、データの送信条件が第1送信条件とは第2送信条件である場合、データを第2データに分類する制御部と、データが第1データである場合、無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、データが第2データである場合、無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する送信部と、備える。【選択図】図5

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、及び無線通信システムに関する。
現在のネットワークは、モバイル端末(スマートフォンやフューチャーホン)のトラフィックがネットワークのリソースの大半を占めている。また、モバイル端末が使うトラフィックは、今後も拡大していく傾向にある。
一方で、IoT(Internet of a things)サービス(例えば、交通システム、スマートメータ、装置等の監視システム)の展開にあわせて、多様な要求条件を持つサービスに対応することが求められている。そのため、次世代(例えば、5G(第5世代移動体通信))の通信規格では、4G(第4世代移動体通信)の標準技術に加えて、さらなる高データレート化、大容量化、低遅延化を実現する技術が求められている。なお、次世代通信規格については、3GPPの作業部会(例えば、TSG−RAN WG1、TSG−RAN WG2等)で技術検討が進められている。
上記で述べたように、多種多様なサービスに対応するために、次世代の通信規格(例えば、5G)では、eMBB(Enhanced Mobile BroadBand)、Massive MTC(Machine Type Communications)、およびURLLC(Ultra−Reliable and Low Latency Communication)に分類される、多くのユースケースのサポートを想定している。
また、無線通信システムの通信規格では、無線通信の機能を一連の層(レイヤ)に分割したプロトコルスタック(階層型プロトコルとも称される)として、仕様が規定される。例えば、第一層として物理層が規定され、第二層としてデータリンク層が規定され、第三層としてネットワーク層が規定される。LTEなどの第四世代移動通信システムでは、第二層は複数の副層に分割されており、MAC(Medium Access Control)レイヤ、RLC(Radio Link Control)レイヤ、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤから構成される。また、第四世代移動通信システムにおいて、第一層はPHY(Physical)レイヤから構成されており、第三層はRRC(Radio Resource Control)レイヤから構成される(RRCレイヤは制御プレーンのみ)。なお、MACレイヤ、RLCレイヤ、PDCPレイヤについては、上述したように第二層の副層であることから、これらをMACサブレイヤ、RLCサブレイヤ、PDCPサブレイヤと称してもよい。
無線通信システムの送信装置における各レイヤは、上位レイヤからのデータブロック(サービスデータユニット(SDU:Service Data Unit)とも称される)に対して、ヘッダを付すなどの所定のプロトコルに準拠した処理を行うことで、受信装置におけるピアプロセス間で交換される情報単位であるプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)を生成し、下位レイヤに転送する。例えば、LTEのRLCレイヤでは、上位レイヤであるPDCPレイヤからのデータブロックであるPDCP−PDUをRLC−SDUとし、下位レイヤから通知されるTB(Transport Block)長に収まる範囲で複数のRLC−SDUを連結するなどして、RLC−PDUを生成する。その様なRLC−PDUは、RLCレイヤにおけるシーケンス番号(SN:Sequence Number)を有するRLCヘッダが付された状態で、下位レイヤであるMACレイヤに転送される。
無線通信システムの受信装置における各レイヤは、下位レイヤからのデータブロック(PDUとも称される)を受けて、ヘッダを除去するなどして取り出したデータブロック(SDUとも称される)を上位レイヤへ転送する。例えば、LTEのRLCでは、下位レイヤであるMACレイヤからのデータブロック(MAC−SDU、RLC−PDUとも称される)に付されたRLCヘッダを参照して、1個のRLC−PDUに格納された複数のRLC−SDUを再構成するなどの処理が行われ、上位レイヤであるPDCPレイヤにRLC−SDUを転送する。その際、上位レイヤに対してRLC−SDUの順序を補償するために、RLC−SDUの再構成において、RLCヘッダが有するRLCシーケンス番号に基づく整序処理が行われる。そして、RLCシーケンス番号に抜けが生じたことを検知した場合、送信装置に対してRLC−PDUの再送を要求するRLC再送制御が実行される。
3GPP TS 36.211 V14.1.0 (2017-01) 3GPP TS 36.212 V14.1.1 (2017-01) 3GPP TS 36.213 V14.1.0 (2017-01) 3GPP TS 36.300 V14.1.0 (2016-12) 3GPP TS 36.321 V14.1.0 (2016-12) 3GPP TS 36.322 V13.2.0 (2016-07) 3GPP TS 36.323 V14.1.0 (2016-12) 3GPP TS 36.331 V14.1.0 (2017-01) 3GPP TS 36.413 V14.1.0 (2017-01) 3GPP TS 36.423 V14.1.0 (2017-01) 3GPP TS 36.425 V13.1.1 (2016-09) 3GPP TR 38.801 V1.0.0 (2016-12) 3GPP TR 38.802 V1.1.0 (2017-01) 3GPP TR 38.803 V1.1.0 (2017-01) 3GPP TR 38.804 V0.4.0 (2016-12) 3GPP TR 38.900 V2.0.0 (2016-06) 3GPP TR 38.912 V0.0.2 (2016-09) 3GPP TR 38.913 V1.0.0 (2016-10)
ところで、5G等の次世代の通信システムでは、上記で記載したとおり、様々なユースケースを想定している。想定される様々なユースケースに対応するための各レイヤにおける送受信処理、例えば、許容遅延が異なる複数のデータ(例えば、eMBBデータとURLLCデータ)に対応するための各レイヤにおける送受信処理が求められる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、許容遅延量の異なるデータに関する望ましい送受信処理を行える無線通信装置、無線通信システム、及び無線通信方法を提供する目的とする。
送信番号を含むパケットを用いて無線接続する他の無線通信装置にデータを送信する無線通信装置であって、前記データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、前記データを第1データに分類し、前記データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、前記データを第2データに分類する制御部と、前記データが第1データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、前記データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する送信部とを有する。
一開示は、許容遅延量の異なるデータに関する望ましい送受信処理を行うことにある。
図1は、第1の実施の形態における、無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、無線通信システム10の構成例を示す図である。 図3は、基地局装置200の構成例を示す図である。 図4は、端末装置100の構成例を示す図である。 図5は、無線通信システム10におけるデータ送受信処理の例を示す図である。 図6は、データ種別分類処理S101の処理フローチャートの例を示す図である。 図7は、データ送信処理S102の処理フローチャートの例を示す図である。 図8は、送信モード判定処理S104の処理フローチャートの例を示す図である。 図9は、第1送信モード受信処理S105の処理フローチャートの例を示す図である。 図10は、第2送信モード受信処理S111の処理フローチャートの例を示す図である。 図11は、無線通信システム10におけるデータ送受信処理の例を示す図である。 図12は、データ送信処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。 図13は、第2送信モード受信処理S204の処理フローチャートの例を示す図である。 図14は、第4の実施の形態におけるプロトコルスタックの例を示す図である。 図15は、データ送信処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。 図16は、送信モード判定処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。
以下、本実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本明細書における課題及び実施例は一例であり、本願の権利範囲を限定するものではない。特に、記載の表現が異なっていたとしても技術的に同等であれば、異なる表現であっても本願の技術を適用可能であり、権利範囲を限定するものではない。
[第1の実施の形態]
最初に第1の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態における無線通信システム10は、無線通信装置100−1,2を有する。無線通信装置100−1は、データを送信する送信側の無線通信装置であり、無線通信装置100−2は、データを受信する受信側の無線通信装置である。
無線通信装置100−1は、送信順を示す連続した番号である送信番号を含むパケットを用いて、無線接続する無線通信装置100−2にデータを送信する。また、無線通信装置100−1は、データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、データを第1データに分類し、データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、データを第2データに分類する制御部を有する。さらに、無線通信装置100−1は、データが第1データである場合、無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する送信部を有する。
無線通信装置100−2は、無線接続する無線通信装置100−1から、送信番号を含むパケットを用いて送信されたデータを受信する。また、無線通信装置100−2は、データを含むパケットを受信する受信部を有する。さらに、無線通信装置100−2は、受信したパケットが第1送信モードで送信されている場合、第1受信処理を行い、受信したパケットが第2送信モードで送信されている場合、第2受信処理を行う処理部を有する。処理部は、第1受信処理において、事前に受信したパケットと連続した送信番号のパケットを受信したとき、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行し、事前に受信したパケットと連続しない送信番号のパケットを受信したとき、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行しない。また、処理部は、第2受信処理において、事前に受信したパケットと連続した、又は連続しない送信番号のパケットを受信したとき(すなわち、受信したパケットの送信番号に関わらず)、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行する。
図1は、第1の実施の形態における、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、無線通信装置100−1,2を有する。無線通信装置100−1,2は、無線を介して接続しており、例えば、パケットを使用してデータの送受信を行う。無線通信装置100−1は、例えば、基地局装置である。無線通信装置100−2は、例えば、携帯電話などの端末装置や、サーバやホストマシンなどのコンピュータである。また、例えば、無線通信装置100−1が端末装置又はコンピュータであり、無線通信装置100−2が基地局装置であってもよい。さらに、無線通信装置100−1,2は、例えば、送信側の無線通信装置(図1における無線通信装置100−1)と受信側の無線通信装置(図1における無線通信装置100−2)の両装置の構成を有してもよい。
無線通信装置100−1,2は、例えば、互いにTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)に基づき通信を行う。また、無線通信装置100−1,2は、図示しないプロセッサ、ストレージ、メモリを有し、ストレージに記憶されたプログラムをメモリにロードし、プロセッサがロードしたプログラムを実行することで、制御部101、送信部102、受信部103、及び処理部104を構築し、各処理を実行する。
無線通信装置100−1は、無線通信装置100−2に送信するデータを生成、又は他の装置から受信し、データの送信処理を開始する。制御部101は、送信条件が第1送信条件である場合、データを第1データに分類し、データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、データを第2データに分類する。
送信条件は、例えば、送信先である無線通信装置100−2にデータが到達するまでの時間などの送信時間に関する条件である。送信条件が送信時間に関する条件である場合、例えば、送信するデータを使用するアプリケーションプログラム(例えば、無線通信装置100−2が有する)に、データが到達するまでの許容時間を示す許容遅延時間である。
また、送信条件は、例えば、データの重要度や緊急度であってもよい。重要度や緊急度は、例えば、データを生成するアプリケーションプログラムや装置によって設定され、データの一部やデータを送信するためのヘッダ部に含まれてもよい。
第1データと第2データは、送信条件の差異によって分類される。例えば、第2データは第1データと比べて、より緊急度の高いデータである。また、例えば、第2データの許容遅延時間は、第1データの許容遅延時間よりも短い。
制御部101は、例えば、許容遅延時間(送信条件)が所定の閾値未満(第1送信条件)である場合、データを第1データに分類する。そして、制御部101は、例えば、許容遅延時間(送信条件)が所定の閾値以上(第2送信条件)である場合、データを第2データに分類する。
送信部102は、データが第1データである場合、無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する。
無線接続に関するレイヤは、例えば、データリンク層(第二層)の一つであるRLCレイヤである。RLCレイヤは、例えば、シーケン番号を用いてパケットの送信順を管理し、パケットの再送制御などを行うレイヤである。
送信モードは、例えば、無線接続に関するレイヤがRLCレイヤである場合、データの受信側装置がデータを受信したことを送信元装置に通知する受信確認であるACK(acknowledgement)パケットに関する送信モードである。例えば、第1送信モードは、AM(Acknowledged Mode)である。AMは、受信側装置に対して、ACKを送信することを要求する送信モードである。一方、例えば、第2送信モードは、UM(Unacknowledged Mode)である。UMは、受信側装置に対して、ACKを送信することを要求しない送信モードである。AMとUMでは、例えば、送信側装置がデータの送信完了を認識するまでの時間(送信完了時間)が異なる。送信側装置は、AMにおいては、送信したデータに対するACKを受信するまで送信完了を認識しない。一方、送信側装置は、UMにおいては、データを送信したときに送信完了を認識する。すなわち、UMのほうがAMよりも少ない手順でデータを送信することができるため、送信完了時間が短く、例えば、緊急度の高いデータの送信に適している場合がある。
なお、第2送信モードは、TM(Transparent Mode)であってもよい。TMは、RLCレイヤそのものを透過するモードであり、UMと同様にACKの送信を受信側装置に要求しない送信モードである。
送信部102は、例えば、第1データをAM(第1送信モード)で送信し、許容遅延時間が第1データより短い第2データをUM(第2送信モード)で送信する。これにより、送信するデータの特性(送信条件)に応じて、送信モードを使い分けることができ、適切な送信モードでデータを送信することができる。
無線通信装置100−2の受信部103は、第1送信モード又は第2送信モードで送信されたデータを受信する。処理部104は、受信したパケットが第1送信モードで送信されている場合、第1受信処理を行う。
処理部104は、第1受信処理において、事前に受信したパケットと連続した送信番号のパケットを受信したとき、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行し、事前に受信したパケットと連続しない送信番号のパケットを受信したとき、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行しない。事前に受信したパケットは、例えば、パケットに含まれるデータに対応する処理を実行したパケットのうち、最も直近に送信された(すなわち、送信番号が最大の)パケットである。
データに対応する処理は、例えば、無線通信装置100が有するアプリケーションプログラムであって、データを使用するアプリケーションプログラムに、当該受信データを引き渡す処理である。当該アプリケーションプログラムは、図1におけるAP(Application Program)105である。また、データに対応する処理は、例えば、無線接続に関するレイヤがRLCレイヤである場合、より上位レイヤ(例えば、第三層のRRCレイヤ)にデータを引き渡す処理であってもよい。
例えば、無線通信装置100−2は、第1受信処理において、送信番号が1、2、5、4、3の順番でパケットを受信する。この場合、無線通信装置100−2は、送信番号1,2のパケットは、送信順序通りに受信しており、送信番号1,2のデータをAP105に引き渡す。無線通信装置100−2は、次に送信番号5のパケットを受信するが、データをAP105に引き渡したパケットのうち、送信番号が最大のパケット(事前に受信したパケット)の送信番号2と連続しないため、送信番号5のパケットのデータを保留する。同様に、無線通信装置100−2は、送信番号4のパケットのデータも保留する。そして、無線通信装置100−2は、送信番号3のパケットを受信すると、事前に受信したパケットの送信番号2と連続するため、送信番号3及び、保留している送信番号4、5のパケットのデータをAP105に引き渡す。
また、処理部104は、受信したパケットが第2送信モードで送信されている場合、第2受信処理を行う。
処理部104は、第2受信処理において、事前に受信したパケットと連続した、又は連続しない送信番号のパケットを受信したとき、受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行する。
例えば、無線通信装置100−2は、第2受信処理において、送信番号が4のパケットを受信する。ただし、無線通信装置100−2は、第1送信モードで送信番号が1,2のパケットを受信しているものとする。この場合、無線通信装置100−2は、受信してパケットの送信番号4が、事前に受信した送信番号2のパケットと連続していなくても、送信番号4のパケットのデータを対象のアプリケーションプログラムに引き渡す。
すなわち、無線通信装置100−2は、第1送信モードでパケットを受信した場合、受信したパケットの送信番号が連続番号であればAP105に引き渡すが、受信したパケットの送信番号が非連続番号である場合、AP105に引き渡さず保留し、連続番号のパケットを受信するのを待ち受ける。一方、無線通信装置100−2は、第2送信モードで送信されたパケットを受信した場合、送信番号に関わらず、他のパケットの受信待ちをすることなくAP105にデータを引き渡す。これにより、例えば、無線通信装置は、第1送信モードで送信されたパケットの無線区間での欠落によりパケットの再送待ちをしている場合でも、第2送信モードで送信されたデータに対して、データに対応する処理(例えば、アプリケーションプログラムに引き渡す処理)を先行して実行することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
<通信システムの構成例>
図2は、無線通信システム10の構成例を示す図である。無線通信システム10は、端末装置100、基地局装置200、及びネットワーク300を有する。無線通信システム10は、例えば、LTE(Long Term Evolution)の通信規格に対応した通信システムである。
端末装置100は、例えば、携帯端末やコンピュータなどの無線通信装置である。端末装置100は、例えば、基地局装置200と無線接続し、基地局装置200を介してネットワーク300と通信を行う。端末装置100は、基地局装置200やネットワーク300からデータをダウンロードしたり、サービスの提供を受けたりする。また、端末装置100は、例えば、TCP/IPに基づいて、基地局装置200やネットワーク300と通信を行う。
基地局装置200は、端末装置100が送受信するパケットを中継する無線通信装置である。基地局装置200は、例えば、LTEにけるeNodeB(evolved Node B)などの基地局装置である。また、基地局装置200は、スイッチやルータなどのネットワーク機器であってもよい。さらに、基地局装置200は、端末装置100と無線通信を行う無線通信装置であってもよい。
ネットワーク300は、例えば、インターネットであってもよいし、専用線で構成されているイントラネットであってもよい。
なお、第2の実施の形態においては、基地局装置200がネットワーク300からデータを受信し、受信したデータを端末装置100に送信する場合の例である。しかし、データは、端末装置100から基地局装置200に送信されてもよい。
<基地局装置の構成例>
図3は、基地局装置200の構成例を示す図である。基地局装置200は、CPU(Central Processing Unit)210、ストレージ220、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などのメモリ230、NIC(Network Interface Card)240、及びRF(Radio Frequency)回路250を有する。
ストレージ220は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置である。ストレージ220は、通信制御プログラム221及び送信側シーケンスナンバ情報テーブル222を記憶する。
送信側シーケンスナンバ情報テーブル222は、送信したパケットに付与したシーケンスナンバを記憶するテーブルである。基地局装置200は、例えば、最後の送信したパケットのシーケンスナンバを、送信側シーケンスナンバ情報テーブル222に記憶する。
メモリ230は、ストレージ220に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ230、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
NIC240は、ネットワーク300と接続するネットワークインターフェースである。基地局装置200は、NIC240介して、他の通信装置やネットワーク300とパケットの送受信を行うことで、端末装置100の通信を中継する。
RF回路250は、端末装置100と無線通信(無線接続)する装置である。RF回路250は、例えばアンテナを有し、端末装置100が送信するパケット(電波)を受信したり、端末装置100にパケット(電波)を送信したりする。
CPU210は、ストレージ220に記憶されているプログラムを、メモリ230にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU210は、通信制御プログラム221を実行することで、通信制御処理を行う。通信制御処理は、端末装置100が行う通信を中継する、又は端末装置100と通信を行う処理である。基地局装置200は、通信制御処理において、例えば、端末装置100から受信したパケットをパケットの送信先に送信する。また、基地局装置200は、通信制御処理において、例えば、ネットワーク300から端末装置100宛てのパケットを受信し、端末装置100に受信したパケットを送信する。
CPU210は、通信制御プログラム221が有するデータ種別分類モジュール2211を実行することで、制御部を構築し、データ種別分類処理を行う。データ種別分類処理は、端末装置100に送信するデータのデータ種別を分類する処理である。データ種別は、データを送信する送信モードを識別するための種別であり、第1送信モードで送信するデータを第1データ、第2送信モードで送信するデータを第2データと呼ぶ。基地局装置200は、データ種別分類処理において、送信するデータの送信条件に基づいてデータ種別を分類する。第2の実施の形態において、基地局装置200は、送信条件の例としてデータの許容遅延時間を使用し、データ種別を分類する。
また、CPU210は、通信制御プログラム221が有するデータ送信モジュール2212を実行することで、送信部を構築し、データ送信処理を行う。データ送信処理は、基地局装置200が端末装置100送信するデータのデータ種別に応じた送信モードでデータを送信する処理である。送信モードは、無線接続に関するレイヤ(例えば、ネットワークレイヤの一つであるRLCレイヤ)における送信方法の種類を示す。第2の実施の形態において、基地局装置200は、第1送信モードの例としてAM、第2送信モードの例としてUMを使用し、データを送信する。
<端末装置の構成例>
図4は、端末装置100の構成例を示す図である。端末装置100は、CPU110、ストレージ120、DRAMなどのメモリ130、及びRF回路150を有する。
ストレージ120は、プログラムやデータを記憶する、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDなどの補助記憶装置である。ストレージ120は、通信プログラム121及び受信側シーケンスナンバ情報テーブル122を記憶する。
受信側シーケンスナンバ情報テーブル122は、受信したパケットのシーケンスナンバを記憶するテーブルである。端末装置100は、例えば、最後の受信した、あるいは最後にデータに対応する処理を実行したパケットのシーケンスナンバ、及び保留しているパケットのシーケンスナンバを受信側シーケンスナンバ情報テーブル122に記憶する。なお、第2の実施の形態では、データに対応する処理の例として、データを使用するアプリケーションプログラムにデータを引き渡す処理を使用する。
メモリ130は、ストレージ120に記憶されているプログラムをロードする領域である。また、メモリ130、プログラムがデータを記憶する領域としても使用される。
RF回路150は、基地局装置200と無線通信(無線接続)する装置である。RF回路150は、例えばアンテナを有し、基地局装置200にパケット(電波)を送信したり、基地局装置200からパケット(電波)を受信したりする。
CPU110は、ストレージ120に記憶されているプログラムを、メモリ130にロードし、ロードしたプログラムを実行し、各処理を実現するプロセッサである。
CPU110は、通信プログラム121を実行することで、通信処理を行う。通信処理は、基地局装置200を介してネットワーク300と通信したり、基地局装置200と通信したりする処理である。
CPU110は、通信プログラム121が有する送信モード判定モジュール1211を実行することで、受信部を構築し、送信モード判定処理を行う。送信モード判定処理は、端末装置100が受信したパケットの、基地局装置200が送信した送信モードを判定する処理である。第2の実施の形態において、端末装置100は、受信したパケットの送信モードを判定する例として、パケットのLCH(Link Channel)の番号を使用して判定を行う。
また、CPU110は、通信プログラム121が有する第1送信モード受信モジュール1212を実行することで、処理部を構築し、第1送信モード受信処理を行う。第1送信モード受信処理は、端末装置100が受信したパケットのシーケンスナンバに基づき、受信したパケットのデータを対象のアプリケーションに引き渡す、又は保留する処理である。
さらに、CPU110は、通信プログラム121が有する第2送信モード受信モジュール1213を実行することで、処理部を構築し、第2送信モード受信処理を行う。第2送信モード受信処理は、端末装置100が受信したパケットのシーケンスナンバに関わらず、受信したパケットのデータを対象のアプリケーションに引き渡す処理である。
<データ送受信処理>
図5は、無線通信システム10におけるデータ送受信処理の例を示す図である。図5のシーケンスは、基地局装置200から端末装置100に、端末装置100が有するアプリケーションプログラムが使用するデータを送信するシーケンスの例である。なお、基地局装置200は、端末装置100に送信するデータをネットワーク300(図示しない)から受信する。基地局装置200は、データD1、D2、D3、D4の順で送信するデータを受信する。そして、データD1、D2、及びD3は、データ種別が第1データであり、データD4は、データ種別が第2データであるものとする。
基地局装置200は、端末装置100宛てのデータD1を受信すると、データ種別分類処理を行う(S101)。
図6は、データ種別分類処理S101の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、端末装置100に送信するデータの許容遅延時間を確認する(S101−1)。そして、基地局装置200は、データの許容遅延時間が所定の閾値未満であれば(S101−2のYes)、送信するデータは第2データであると分類する(S101−3)。一方、基地局装置200は、データの許容遅延時間が所定の閾値未満でない場合(S101−2のNo)、送信するデータは第1データであると分類する(S101−4)。基地局装置200は、許容遅延時間に基づきデータ種別を分類することで、例えば、データの緊急度を分類することができる。
図5のシーケンスに戻り、基地局装置200は、データ種別分類処理S101でデータD1は第1データであると分類し(図6のS101−4)、データ送信処理を行う(S102)。
図7は、データ送信処理S102の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信するデータが第1データである場合(S102−1のYes)、第1送信モードに対応するLCHを選択する(S102−2)。基地局装置200は、第1送信モードに対応するLCHが未設定である場合、第1送信モードに対応するLCHを新たに生成する。基地局装置200は、送信データとシーケンスナンバを含むパケットを生成し(S102−3)、第1送信モードで生成したパケットを送信する(S102−4)。
一方、基地局装置200は、送信するデータが第2データである場合(S102−1のNo)、第2送信モードに対応するLCHを選択する(S102−5)。基地局装置200は、送信データとシーケンスナンバを含むパケットを生成し(S102−6)、第2送信モードで生成したパケットを送信する(S102−7)。
基地局装置200は、パケットを送信すると、送信側シーケンスナンバ情報テーブル222を更新し(S102−8)、処理を終了する。
図5のシーケンスに戻り、基地局装置200は、データ送信処理S102を行い、パケットを端末装置100に送信する(S103)。パケットS103は、例えば、シーケンスナンバが1であり、LCH番号は1である。以降、シーケンスナンバがx(xは整数)であるシーケンスナンバをSNxと表し、LCH番号がy(yは整数)であるLCHをLCHyと表す場合がある。例えば、第1送信モードに対応するLCHがLCH1であるため、SN1、LCH1のパケットS103が送信される。
端末装置100は、パケットを受信すると、送信モード判定処理を行う(S104)。
図8は、送信モード判定処理S104の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、受信したパケットのLCH番号を確認する(S104−1)。端末装置100は、LCHが第1送信モードに対応するLCH番号である場合(S104−2のYes)、第1送信モード受信処理を行い(S104−3)、LCHが第2送信モードに対応するLCH番号である場合(S104−2のNo)、第2送信モード受信処理を行い(S104−4)、処理を終了する。
図5のシーケンスに戻り、端末装置100は、送信モード判定処理S104を行い、第1送信モード受信処理を行う(S105、図8のS104−3)。
図9は、第1送信モード受信処理S105の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、受信したパケットのシーケンスナンバが事前に受信したパケットのシーケンスナンバと連続している場合(S105−1のYes)、保留しているデータがあるか否かを判定する(S105−2)。
端末装置100は、保留しているデータがない場合(S105−2のNo)、受信したパケットのデータをアプリケーションプログラムに引き渡す(S105−3)。一方、端末装置100は、保留しているデータがある場合(S105−2のYes)、保留しているデータと、受信したパケットのデータを、アプリケーションプログラムに引き渡す(S105−4)。
一方、端末装置100は、受信したパケットのシーケンスナンバが事前に受信したパケットのシーケンスナンバと連続していない場合(S105−1のNo)、受信したパケットのデータを保留する(S105−5)。
そして、端末装置100は、受信側シーケンスナンバ情報テーブル122を更新し(S105−6)、処理を終了する。
図5のシーケンスに戻り、端末装置100は、第1送信モード受信処理S105において、初回受信パケットであるため、事前に受信したパケットのシーケンスナンバと連続していると判定し(図9のS105−1のYes)、保留しているデータは存在しないため(図9のS105−2のNo)、パケットに含まれるデータD1をアプリケーションプログラムに引き渡す(S106、図9のS105−3)。
以降、基地局装置200は、端末装置100にデータを送信する契機が発生するごとに、データ種別分類処理S101を行うが、図5のシーケンスにおいてはデータ種別分類処理S101の記載を省略する。また、以降、端末装置100は、パケットを受信するごとに送信モード判定処理S104を行うが、図5のシーケンスにおいては送信モード判定処理S104の記載を省略する。
基地局装置200は、データD2及びD3を受信し、パケットS103の送信と同様の処理を行い、SN2、LCH1のパケット、及びSN3、LCH1のパケットを端末装置100に送信する(S107、S109)。
端末装置100は、パケットS103受信時と同様に、パケットS107を受信し、パケットS107に含まれるデータD2をアプリケーションプログラムに引き渡す(S108)。しかし、図5のシーケンスにおいては、例えば、無線区間における電波状態の劣化により、パケットS109が端末装置100に到達しない。
そして、基地局装置200は、データ種別が第2データであるデータD4(例えば、許容遅延時間が所定の閾値未満であるデータ)を受信すると、データ送信処理S102おいて、第2送信モードに対応するLCH2を選択し(図7のS102−5)、SN4、LCH2のパケットを端末装置100に送信する(S110、図7のS102−6,7)。
端末装置100は、パケットS110を受信すると、LCH2が第2送信モードに対応するLCHであると判定し(図8のS104−2のNo)、第2送信モード受信処理を行う(S111、図8のS104−4)。
図10は、第2送信モード受信処理S111の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、受信したパケットのデータをアプリケーションプログラムに引き渡す(S111−1)。そして、受信側シーケンスナンバ情報テーブル122を更新する(S111−2)。端末装置100は、第2送信モード受信処理S111において、受信したシーケンスナンバが連続しているか否かの判定なしに(すなわち、シーケンスナンバが連続していても、不連続であっても)、データをアプリケーションプログラムに引き渡す。
図5のシーケンスに戻り、端末装置100は、第2送信モード受信処理S111において、パケットS110に含まれるデータD4をアプリケーションプログラムに引き渡す(S112、図10のS111−1)。
第2の実施の形態において、データの送信側装置(基地局装置200)は、送信するデータの許容遅延時間に応じて、RLCレイヤにおける送信モードを使い分ける。これにより、データの送信側装置は、データの送信条件に応じた送信モードでデータを送信することができ、様々なデータの送信に対応することができる。また、データの受信側装置(端末装置100)は、受信したデータが特定の送信モード(第2送信モード)であった場合、シーケンスナンバに関わらず、受信したデータに対応する処理を行う。これにより、データの受信側装置は、例えば、緊急性が高く早急に処理すべき緊急データを受信すると、緊急データの前に送信されたデータが到達していない場合でも、緊急データを先に処理することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。
<データ送受信処理>
図11は、無線通信システム10におけるデータ送受信処理の例を示す図である。図11のシーケンスは、基地局装置200から端末装置100に、端末装置100が有するアプリケーションプログラムが使用するデータを送信するシーケンスの例である。図5のシーケンスのデータ送信処理S102と、図11のシーケンスのデータ送信処理S200との差異について以下に説明する。
図12は、データ送信処理S200の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信するデータが第1データである場合(S200−1のYes)、第1送信モードに対応するLCHを選択する(S200−2)。以下、処理S200−3,4及び処理S200−8は、図7における処理S102−3,4及び処理S102−8と同様である。
一方、基地局装置200は、送信するデータが第2データである場合(S200−1のNo)、第2送信モードに対応するLCHを選択する(S200−5)。基地局装置200は、送信データとシーケンスナンバを含むパケットを生成し(S200−6)、第2送信モードで、所定数の生成したパケットを送信する(S200−7)。
所定数は、例えば、2以上である。基地局装置200は、第2データを含むパケットを複数送信することで、第2データを含むパケットが端末装置100に到達する確率を向上させることができる。なお、所定数を1とした場合、データ送信処理S200は、図7におけるデータ送信処理S102と同様の処理となる。
以下、図11のシーケンスの説明において、図11のシーケンスにおける処理S101及び処理S103から処理S109までは、図5のシーケンスの処理S101及び処理S103から処理S109と同様であるため、説明を割愛する。
基地局装置200は、データ種別が第2データであるデータD4を受信すると、データ送信処理S200おいて、第2送信モードに対応するLCHを選択し(図12のS200−5)、SN4、LCH2の所定数(例えば3)のパケットを端末装置100に送信する(S201〜S203、図12のS200−6,7)。そして、端末装置100は、パケットS201、パケットS202、及びパケットS203を受信し、第2送信モード受信処理を行う(S204)。
図13は、第2送信モード受信処理S204の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、受信したパケットのシーケンスナンバと同一のシーケンスナンバのパケットを、受信済みか否かを確認する(S204−1)。端末装置100は、受信したパケットのシーケンスナンバと同一のシーケンスナンバのパケットを受信していない場合(S204−1のNo)、受信したパケットのデータをアプリケーションプログラムに引き渡す(S204−2)。そして、受信側シーケンスナンバ情報テーブル122を更新する(S204−3)。
一方、端末装置100は、受信したパケットのシーケンスナンバと同一のシーケンスナンバのパケットを受信済みである場合(S204−1のYes)、受信したパケットのデータを破棄し(S204−4)、処理を終了する。
図11のシーケンスに戻り、端末装置100は、第2送信モード受信処理S204において、パケットS201に含まれるデータD4をアプリケーションプログラムに引き渡す(S112)。そして、端末装置100は、パケットS202を受信し、同一のシーケンスナンバ(SN4)のパケットであるパケットS201を受信済みであるため(図13のS204のYes)、受信したパケットS202に含まれるデータD4を破棄する(図13のS204−4)。端末装置100は、同様に、パケットS203に含まれるデータD4を破棄する。
第3の実施の形態において、基地局装置200は、第2データを含むパケットを複数送信することで、第2データを含むパケットが端末装置に到達する確率を向上させ、信頼性を向上させる。そして、端末装置100は、同一シーケンスナンバのパケットのデータを破棄することで、同じ第2データが重複してアプリケーションプログラムに引き渡されることを防止する。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。
図14は、第4の実施の形態におけるプロトコルスタックの例を示す図である。例えば、5Gにおいて、第2層内に新規のレイヤ(以下、新規レイヤL1と呼ぶ場合がある)が規定される場合がある。第4の実施の形態において、基地局装置200は、第2層の最上位に位置する新規レイヤL1(例えば、New AS サブレイヤ、あるいはSDAP(Service Data Adaptation Protocol))において、第2データに対するマーキングを実行する。
図15は、データ送信処理S300の処理フローチャートの例を示す図である。基地局装置200は、送信データが第1データである場合(S300−1のYes)、第1データを送信する処理を行う(S300−2〜S300−4)。処理S300−2から処理S300−5は、図7における処理S102−2から処理S102−4と同様の処理である。
一方、基地局装置200は、送信データが第2データである場合(S300−1のNo)、新規レイヤL1において、第2データあることを示すマーキングを実施する(S300−6)。基地局装置200は、例えば、新規レイヤL1のヘッダ部に、第2データ用のフラグ(例えば、1の場合は第2データであることを示す)を設定し、当該フラグを1にする。また、基地局装置200は、例えば、下位レイヤであるPDCPレイヤのヘッダ部に、第2データ用のフラグを設定し、当該フラグを1にしてもよい。ただし、下位レイヤであるPDCPレイヤのヘッダ部のフラグを1にすることで、PDCPレイヤのデータの整合性が損なわれる場合(例えばパリティや認証乱数など、ヘッダ部のデータを使用して生成されるデータが存在する場合)がある。この場合、新規レイヤL1は、PDCPレイヤの処理に対して、ヘッダ部の変更によるデータの再構築(再計算)を要求したり、もしくは、新規レイヤL1における処理において、PDCPレイヤのデータを再構築したりすることが必要となる。
そして、基地局装置200は、第2データを送信する処理を行い(S300−7〜S300−9)、送信側シーケンスナンバ情報テーブル222を更新し(S300−5)処理を終了する。なお、処理S300−7から処理S300−9は、図7における処理S102−5から処理S102−7と同様の処理である。
図16は、送信モード判定処理S400の処理フローチャートの例を示す図である。端末装置100は、受信したパケットの第2データであることを示すマーキングがされているか否かを判定する(S400−1)。第2データであることを示すマーキングがされているか否かの判定は、例えば、PDCPレイヤのヘッダ部に設定された第2データ用のフラグの値を確認することで行う。また、第2データであることを示すマーキングがされているか否かの判定は、例えば、新規レイヤL1のヘッダ部に設定された第2データ用のフラグの値を確認することで行う。
端末装置100は、第2データであることを示すマーキングがされている場合(S400−1のYes)、第2送信モード受信処理を行い(S400−2)、第2データであることを示すマーキングがされていない場合(S400−1のNo)、第1送信モード受信処理を行う(S400−3)。
第4の実施の形態においては、基地局装置200は、第2層に規定された新規のレイヤの処理として、送信するデータが第2データであることを示すマーキングを行う。これにより、基地局装置200は、新規レイヤが規定された場合であっても、データ種別に応じた送信を実現することができる。
なお、第4の実施の形態において、基地局装置200は、第2データであることを示すマーキングを実施し、さらに、データ種別によって送信モードを使い分けている。しかし、基地局装置200は、第2データであることを示すマーキングを実施した場合、データ種別による送信モードの使い分けは実施しなくてもよい。また、端末装置100は、第2データであることを示すマーキングがされているか否かでデータ種別(又は送信モード)を判定しているが、例えば第2の実施の形態で示すように、LCH番号で送信モードを判定してもよい。
[その他の実施の形態]
各実施の形態における処理は、それぞれ組み合わせてもよい。
例えば、基地局装置(無線通信装置)は、第1〜第4の実施の形態における処理の一部又は全部を行ってもよい。同様に、例えば、端末装置(無線通信装置)は、第1〜第4の実施の形態における処理の一部又は全部を行ってもよい。
10…無線通信システム
100…端末装置(無線通信装置)
101…制御部
102…送信部
103…受信部
104…処理部
105…AP
110…CPU
120…ストレージ
121…通信プログラム
1211…送信モード判定モジュール
1212…第1送信モード受信モジュール
1213…第2送信モード受信モジュール
122…受信側シーケンスナンバ情報テーブル
130…メモリ
150…RF回路
200…基地局装置
210…CPU
220…ストレージ
221…通信制御プログラム
2211…データ種別分類モジュール
2212…データ送信モジュール
222…送信側シーケンスナンバ情報テーブル
230…メモリ
240…NIC
250…RF回路
300…ネットワーク

Claims (17)

  1. 送信番号を含むパケットを用いて無線接続する他の無線通信装置にデータを送信する無線通信装置であって、
    前記データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、前記データを第1データに分類し、前記データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、前記データを第2データに分類する制御部と、
    前記データが第1データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、前記第2データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する送信部と
    を有する無線通信装置。
  2. 前記第1送信モードは、前記他の無線通信装置が事前に受信したパケットと連続した送信番号のパケットを受信したとき、前記他の無線通信装置に前記受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行させ、前記他の無線通信装置が事前に受信したパケットと連続しない送信番号のパケットを受信したとき、前記他の無線通信装置に事前に受信したパケットと連続した送信番号のパケットを受信するまで前記受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行させない送信モードであり、
    前記第2送信モードは、前記他の無線通信装置が事前に受信したパケットと連続した、あるいは連続しない送信番号のパケットを受信したとき、前記他の無線通信装置に前記受信したパケットに含まれるデータに対応する処理を実行させる送信モードである
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記データに対応する処理は、前記データを使用するアプリケーションプログラムであって、前記他の無線通信装置が有するアプリケーションプログラムに前記データを引き渡す処理である
    請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記送信条件は、前記データの送信において許容される遅延時間を示す許容遅延時間であり、
    前記第2送信条件は、前記第1送信条件よりも短い許容時間である
    請求項1ないし3記載の無線通信装置。
  5. 前記第2送信モードにおける前記パケットの送信が完了するまでの送信完了時間は、前記第1送信モードにおける送信完了時間よりも短い
    請求項1ないし4記載の無線通信装置。
  6. 前記送信部は、前記データを前記第1送信モードで送信するとき、第1無線チャネルを使用し、前記データを前記第2送信モードで送信するとき、前記第1無線チャネルとは異なる第2無線チャネルを使用する
    請求項1ないし5記載の無線通信装置。
  7. 前記第1送信モードは、前記他の無線通信装置に対して、パケットを受信したことを示す受信確認を送信するよう要求する送信モードであり、
    前記第2送信モードは、前記他の無線通信装置に対して、前記受信確認を要求しない送信モードである
    請求項1ないし6記載の無線通信装置。
  8. 前記第1送信モードは、AM(Acknowledged Mode)であり、
    前記第2送信モードは、UM(Unacknowledged Mode)である
    請求項7記載の無線通信装置。
  9. 前記第2送信モードは、前記UM又はTM(Transparent Mode)である
    請求項8記載の無線通信装置。
  10. 前記無線接続に関するレイヤは、RLC(Radio Link Control)レイヤである
    請求項1ないし9記載の無線通信装置。
  11. 前記送信部は、前記データを前記第2送信モードで送信するとき、複数の前記無線接続に関するレイヤのうち、最上位のレイヤにおいて、前記データが第2データであることを示す情報を、前記データを送信するパケットに含める
    請求項1ないし10記載の無線通信装置。
  12. 前記最上位のレイヤは、New AS サブレイヤまたはSDAPである
    請求項11記載の無線通信装置。
  13. 前記送信部は、前記データを前記第2送信モードで送信するとき、前記データを複数回送信する
    請求項1ないし12記載の無線通信装置。
  14. 無線接続する他の無線通信装置から、送信番号を含むパケットを用いて送信されたデータを受信する無線通信装置であって、
    前記データを含むパケットを受信する受信部と、
    前記受信したパケットが、前記データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である第1データであるときに使用される第1送信モードで送信されている場合、第1受信処理を行い、前記受信したパケットが、前記送信条件が第2送信条件である第2データであるときに使用される第2送信モードで送信されている場合、第2受信処理を行う処理部と、
    を有する無線通信装置。
  15. 前記受信部は、受信したパケットに使用されている無線チャネルが、
    前記データを第1送信モードで送信するとき使用される第1無線チャネルであるとき、前記受信したパケットは第1送信モードで送信されたと判定し、
    前記データを第2送信モードで送信するとき使用される前記第1無線チャネルとは異なる第2無線チャネルであるとき、前記受信したパケットは第2送信モードで送信されたと判定する
    請求項14記載の無線通信装置。
  16. 第1の無線通信装置と、送信番号を含むパケットを用いて無線接続する前記第1の無線通信装置にデータを送信する第2の無線通信装置を有する無線通信システムであって、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、前記データを第1データに分類し、前記データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、前記データを第2データに分類する制御部と、
    前記データが第1データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、前記第2データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する送信部とを有し、
    前記第1の無線通信装置は、
    前記データを含むパケットを受信する受信部と、
    前記受信したパケットが第1送信モードで送信されている場合、第1受信処理を行い、前記受信したパケットが第2送信モードで送信されている場合、第2受信処理を行う処理部とを有する
    無線通信システム。
  17. 送信番号を含むパケットを用いて無線接続する他の無線通信装置にデータを送信する無線通信装置における無線通信方法であって、
    前記データの送信に関する条件を示す送信条件が第1送信条件である場合、前記データを第1データに分類し、前記データの送信条件が前記第1送信条件とは異なる第2送信条件である場合、前記データを第2データに分類し、
    前記データが第1データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第1送信モードで送信し、前記第2データが第2データである場合、前記無線接続に関するレイヤにおける第2送信モードで送信する
    無線通信方法。
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