JP3497695B2 - 無線通信システム及び符号チャネル処理装置 - Google Patents

無線通信システム及び符号チャネル処理装置

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JP3497695B2
JP3497695B2 JP11997797A JP11997797A JP3497695B2 JP 3497695 B2 JP3497695 B2 JP 3497695B2 JP 11997797 A JP11997797 A JP 11997797A JP 11997797 A JP11997797 A JP 11997797A JP 3497695 B2 JP3497695 B2 JP 3497695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多重接続
(CDMA)方式の無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザ容量増大、通信品質向上の可能な
移動通信システムの一方式として、符号分割多元接続
(CDMA;Code Division Multiple Access ) 方式が
採用されている。このCDMA方式は、各回線に特定の
符号を割り当て、同一搬送周波数の変調波をこの符号で
スペクトル拡散して送る一方、受信側では各々符号同期
をとり、所望の回線を識別するようにした多元接続方式
であり、SSMA(SpreadSpectrum Multiple Access
)方式とも呼ばれる。CDMA方式は、初期接続過程
を必要とせず、互いに符号を決めておきさえすれば、直
接、呼毎に通信できる利点があり、また秘話性及び耐干
渉性に優れていると言った特徴がある。
【0003】このCDMA方式を採用した通信システム
では、無線通信が可能な所定の距離範囲をサービスエリ
アとする複数の基地局をそのサービスエリアが隣接の基
地局のサービスエリアと一部重複するようにして散在配
置し、そのサービスエリア内の移動端末に対して基地局
との間で通信サービスを実施し、隣接サービスエリアへ
移動すると通信サービスはその移動先の基地局にバトン
タッチすると言った制御運用を図ることで、移動端末に
対する通信サービスを継続することができるようになっ
ている。このようなシステムにおける前記各基地局のサ
ービスエリアをセルと呼び、セル単位で端末の位置登録
と通信サービスの実行および管理を行うことからセルラ
ーシステムと呼ばれる。
【0004】図5はCDMAセルラーシステムの概要を
説明する図である。10はセル、11、12はCDMA
基地局、13、14は移動端末である。CDMA基地局
11、12は分散して配置されており、一つの基地局に
おいてその基地局からの電波の到達可能な範囲がその基
地局のサービスエリア、即ちセルである。CDMA基地
局11、12はCDMA方式による無線通信を行うこと
により、セル10内の移動端末13、14と通信するこ
とができる。
【0005】一般的には、CDMAセルラーシステムで
は複数の基地局を分散配置し、各基地局での電波の到達
範囲をその基地局のサービスエリア(セル) として、そ
の各サービスエリア(セル) 内では複数のチャネルを同
一搬送波周波数を用いて符号分割多元接続により送受信
に供している。そして、移動する通信端末と基地局間で
通信を継続して実施できるようにするために、ある一つ
のセルに隣接するセルでは、そのセルの基地局は移動し
てきた通信端末の使用している搬送波周波数と同一の搬
送波周波数を使用してCDMAにより通信するようにし
ている。
【0006】CDMAセルラーシステムでは隣接する複
数のセル内それぞれで、同一の搬送波周波数の電波を用
いるため、他のセルの基地局に所属する移動端末からの
信号が別の基地局の受信装置に干渉信号として混入す
る。通常、これら自セル外からのCDMA干渉信号は符
号の種類、符号タイミング、伝送路応答の状態等が未知
であるため、基地局の受信装置においては雑音と同様に
振る舞う。
【0007】ところで、通信を行う場合の送受信端末間
の接続方法として、コネクション(CO)型とコネクシ
ョンレス(CL)型の2通りがある。
【0008】コネクション(CO)型とは、図6のよう
に通信を始める前に送り手と受け手を確認し、通信回線
を設定するような手順が必要な方式のことである。この
方式では、接続された回線を介して確実な通信が可能で
あること、接続された後の情報転送が簡単であることな
どの利点があるが、接続に時間がかかるため短いデータ
を送るにはあまり効率的ではない。この接続方法は、あ
まり遅延の許されないリアルタイム通信に用いられる。
【0009】一方、コネクションレス(CL)型とは図
7のように、予め通信回線を確立せずに、送るデータを
まとめてパケット化し、それぞれに宛先をつけて網に送
出し、網側は各パケット毎に逐一宛先を確認して送り届
ける方法である。この方法では接続に時間がかからない
ため短いデータでも効率的に送ることができる。しかし
ながら、コネクション型と比較すると信頼性に劣るとい
える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】セルラーシステムにお
いて通信方式の一つとして符号分割多元接続(CDM
A)が採用されている。これは元の情報ビットのエネル
ギを周波数軸上に広帯域に拡散して通信を行う方式で、
他の方式に比べ、耐干渉性、パスダイバーシチの実現や
ハンドオフの簡便性に優れている。
【0011】ところで、CDMAにおけるユーザ容量は
多重ユーザ全てからの干渉電力(干渉信号の電力)によ
って決定される。このため、CDMAシステムにおいて
はユーザ容量を増加させるために移動端末に対して非常
に厳しい送信電力制御が必要になる。つまり、1つの基
地局におけるチャネルの多重数には限界があり、干渉電
力がその限界を越えると通信不可能となってしまう。
【0012】また、今後のマルチメディア通信を考えた
場合、呼の種類によって異なる通信品質の保証をしなく
てはならない。そして、このようなCDMA方式におけ
る通信品質を考えた場合、コネクション型の呼の方がコ
ネクションレス型の呼の方よりも高品質を保証できなけ
ればならない。そこで、このような通信品質の保証がよ
り確実に得られる技術が必要とされる。
【0013】本発明はこのような課題を解決するための
もので、その目的とするところは、マルチメディア通信
における通信品質、特に呼の接続方式(コネクション
型、コネクションレス型)毎の通信品質を保証すること
の可能なCDMA方式の無線通信システムを提供するこ
とにある。
【0014】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の無線通信システムは、請求項1に記載さ
れるように、基地局が移動端末からの発呼時または前記
移動端末への着呼時に前記移動端末との通信用の符号チ
ャネルを割り当てる無線通信システムにおいて、前記基
地局におけるコネクション型の呼とコネクションレス型
の呼とを合計した符号チャネルの多重数を管理する手段
と、前記管理された符号チャネルの多重数とコネクショ
ン型の呼に係る通信品質を保証するために設定された符
号チャネルの多重数を示す閾値とを比較し、前記閾値よ
りも前記管理された符号チャネルの多重数が小さい場合
はコネクション型の呼とコネクションレス型の呼の両方
を受け付け、前記閾値よりも前記管理された符号チャネ
ルの多重数が大きい場合はコネクションレス型の呼に限
り呼を受け付けるように前記符号チャネル割り当ての許
否を判定する手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
【0016】 より具体的には、請求項に記載される
ように、管理された符号チャネルの多重数と第1の閾値
および第2の閾値(但し、第1の閾値>第2の閾値)と
を比較し、符号チャネル多重数が前記第2の閾値未満の
ときコネクションレス型およびコネクション型の呼に対
する前記符号チャネル割り当てを許可し、符号チャネル
多重数が前記第2の閾値以上前記第1の閾値未満のとき
コネクションレス型の呼に限り前記符号チャネル割り当
てを許可するようにする。
【0017】 以上請求項1および2記載の発明によれ
ば、コネクション型、コネクションレス型の呼に対する
符号チャネルの割り当てにおいて、符号チャネル多重数
の限界を考慮した適正な制限を加えることができ、コネ
クション型、コネクションレス型の通信品質を保証する
ことが可能となる。また、コネクションレス型よりもコ
ネクション型の方により高い通信品質を保証することが
できる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】 さらに、本発明は、請求項に記載され
るように、請求項1または2記載のいずれかの無線通信
システムにおいて、基地局における周りの基地局からの
干渉波電力を測定する手段と、干渉波電力の測定結果に
基づいて前記閾値を設定する手段とを設けることによ
り、通信品質の更なる向上を図ることができる。
【0023】 さらに、本発明は、請求項に記載され
るように、請求項記載無線通信システムにおいて、
前記移動端末が前記コネクションレス型と前記コネクシ
ョン型の各接続方式で通信中にハンドオフしたとき、前
記コネクション型の呼を優先して前記符号チャネルの割
り当てを行うことにより、コネクション型の通信品質を
より高めることができる。また、本発明の符号チャネル
処理装置は、請求項に記載されるように、基地局が移
動端末からの発呼時または前記移動端末への着呼時に前
記移動端末と通信するための符号チャネルを割り当てる
手段と、前記基地局におけるコネクション型の呼とコネ
クションレス型の呼とを合計した符号チャネルの多重数
を管理する手段と、前記管理された符号チャネルの多重
数とコネクション型の呼に係る通信品質を保証するため
に設定された符号チャネルの多重数を示す閾値とを比較
し、前記閾値よりも前記管理された符号チャネルの多重
数が小さい場合はコネクション型の呼とコネクションレ
ス型の呼の両方を受け付け、前記閾値よりも前記管理さ
れた符号チャネルの多重数が大きい場合はコネクション
レス型の呼に限り呼を受け付けるように前記符号チャネ
ル割り当ての許否を判定する手段とを具備することを特
徴とする。さらに、本発明の符号チャネル処理装置は、
請求項に記載されるように、基地局が移動端末からの
発呼時または前記移動端末への着呼時に前記移動端末と
通信するための符号チャネルを割り当てる手段と、前記
基地局における符号チャネルの多重数を管理する手段
と、前記管理された符号チャネルの多重数と第1の閾値
および第2の閾値(但し、第1の閾値>第2の閾値)と
を比較し、符号チャネル多重数が前記第2の閾値未満の
ときコネクションレス型およびコネクション型の呼に対
する前記符号チャネル割り当てを許可し、符号チャネル
多重数が前記第2の閾値以上前記第1の閾値未満のとき
コネクションレス型の呼に限り前記符号チャネル割り当
てを許可する手段とを具備することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態を図面に基づいて説明する。
【0025】本実施形態のCDMA方式の通信システム
内の基地局、移動端末間は、コネクションレス型(以
下、CL型と略称する。)とコネクション型(以下、C
O型と略称する。)の両接続方法で通信することが可能
である。但し、複数のチャネルを使用して同時にCL型
とCO型で通信を行うことも可能である。
【0026】図1に基地局の構成を示す。同図に示すよ
うに、基地局は、アンテナ1、送受信部2、チャネル処
理部3、ネットワークインターフェース部4、干渉波電
力測定部5および制御部6を備えて構成される。また、
チャネル処理部3は、図2に示すように、チャネル管理
テーブル7、チャネル割当部8および接続方式管理部9
を備えてなる。
【0027】以下、本発明の各請求項に係る実施形態の
詳細を説明する。
【0028】 (請求項1、2、5、6に係る実施形
態)基地局は、現在、その基地局で通信を行っているコ
ードチャネルの接続方式(CL型、CO型)と多重数を
常に管理している。
【0029】図3に基地局で複数のキャリア周波数を使
用している場合のチャネル管理テーブル7の例を示す。
但し、本実施形態では、キャリア周波数は1つ(F1)
と仮定して説明する。また、1つの基地局で使用可能な
通信コードチャネルの総数をMC(キャリア周波数F1
あたり) とし、ある値T1、T2(<MC)をそれぞれ
CL型、CO型のための閾値とする。但し、CO型の接
続方式はCL型の接続方式よりも高い通信品質を保証す
る必要があるのでT1>T2とする。
【0030】また、ある基地局におけるCO型で通信中
のコードチャネル数をTO1、CL型で通信中のコード
チャネル数をTL1とすると、基地局における現在の多
重数TTはTT=TO1+TL1となる。但し、初期状
態ではTO1=TL1=0とする。
【0031】移動端末が発呼する場合、先ず、移動端末
は呼の種類によってCL型あるいはCO型を選択する。
但し、このとき複数のチャネル(CL型とCO型) を同
時に要求してもよい。例えば、電子メールの送信等でイ
ンターネット接続する場合はCL型を選択し、遅延の許
されないリアルタイム通信をする場合はCO型を選択す
る。
【0032】移動端末から基地局に対して発呼要求が発
生すると、図4に示すように、基地局は、チャネル処理
部3の接続方式管理部9にて当該発呼要求がCL型の要
求であるかCO型の要求であるかを判定する(ステップ
A)。そして移動端末が基地局に対してCL型を要求し
ていることを判定すると、基地局のチャネル処理部3が
チャネル管理テーブル7を参照して現在の多重数TTと
閾値T1とを比較し(ステップB)、TT<T1ならば
(ステップC)、チャネル割当部8にて移動端末からの
要求を受付け、コードチャネルを割り当てる(ステップ
D)。反対にTT>=T1である場合には、基地局はコ
ードチャネルを割り当てずに呼損とする(ステップ
E)。
【0033】一方、移動端末から基地局に対してCO型
を要求した場合、同様に基地局のチャネル処理部3はチ
ャネル管理テーブル7を参照して現在の多重数TTと閾
値T2(但し、T1>T2)とを比較し(ステップ
F)、TT<T2ならば(ステップG)、送信端末と受
信端末間のコネクションの確保をする(ステップH)。
コネクションの確保ができたならば、移動端末からの要
求を受付け、コードチャネルを割り当てる(ステップ
I)。反対にTT>=T2の場合は、基地局は移動端末
へコードチャネルを割り当てずに呼損とする(ステップ
E)。
【0034】移動端末への着呼の場合も同様に、基地局
のチャネル処理部3において、現在の多重数と閾値T
1、T2との比較を行った後、発呼の場合と同様にコー
ドチャネルを割り当てる。
【0035】移動端末が他の基地局の管理しているセル
へ移動してハンドオフした場合も、移動先の基地局にお
けるチャネルの割り当ては、移動端末が発呼した時と同
様に行われる。
【0036】このように本実施形態においては、CL型
とCO型の発呼および着呼に対して別々の閾値T1、T
2(但し、T1>T2)を定めておき、現在のコードチ
ャネルの多重数TTが閾値T2未満ならば、CO型およ
びCL型のいずれの呼に対してもコードチャネルを割り
当てることを許可し、現在のコードチャネルの多重数T
Tが閾値T2以上閾値T1未満の場合は、CL型の呼に
限りコードチャネルを割り当てることを許可するので、
CO型とCL型のそれぞれの呼に対するコードチャネル
の割り当てにおいて、コードチャネル多重数の限界を考
慮した適正な制限を加えることができ、CO型およびC
L型の通信品質を各々保証することが可能となる。ま
た、CL型よりもCO型の方により高い通信品質を保証
することができる。
【0037】(参考例)1つの基地局は複数のキャリア
周波数(搬送波周波数)F1、F2を使用可能であると
する。そして、基地局はCL型要求に対してキャリア周
波数F1のコードチャネルを割り当て、CO型要求に対
してはキャリア周波数F2のコードチャネルを割り当て
る。
【0038】移動端末が発呼するときには、先ず、呼の
種類によってCL型あるいはCO型を選択する。但し、
複数のチャネル(CO型とCL型) を同時に要求しても
よい。例えば、電子メールの送信等でインターネット接
続する場合はCL型を選択し、遅延の許されないリアル
タイム通信をする場合はCO型を選択する。
【0039】基地局は、移動端末からの発呼要求に対し
て、チャネル処理部3の接続方式管理部9でその発呼要
求がCL型かCO型の要求であるかを判定する。そして
移動端末が基地局に対してCL型を要求していることを
判定すると、基地局のチャネル割当部8は、キャリア周
波数F1のコードチャネルが割り当て可能かどうかをチ
ェックし、割り当て可能であるならば、移動端末に対し
てコードチャネルを割り当てる。また、割り当て不可能
であるならば、移動端末へコードチャネルを割り当てず
に呼損とする。
【0040】一方、移動端末から基地局に対してCO型
を要求した場合、基地局のチャネル割当部8は、キャリ
ア周波数F2のコードチャネルが割り当て可能かどうか
をチェックし、割り当て可能ならば、送信端末と受信端
末間のコネクションの確保をする。コネクションの確保
ができたならば、移動端末からの要求を受付け、当該移
動端末へコードチャネルを割り当てる。反対に、コネク
ションが張れない、チャネルが足りない等の理由で移動
端末にコードチャネルを割り当てることができない場合
は、移動端末へコードチャネルを割り当てずに呼損とす
る。
【0041】また、1つの基地局で使用可能なキャリア
周波数(搬送波周波数)が3種類以上つまりF1,F
2,…,Fnのキャリア周波数がある場合には、CL型
通信に対して割り当てるキャリア周波数をF1からFm
までとし、CO型通信に対して割り当てるキャリア周波
数をF(m+1)からFnまで(但し、m<n)とする
ように、各キャリア周波数を予め2つのグループに分け
ておき、それぞれのキャリア周波数のグループをCO型
通信とCL型通信に使用するようにしてもよい。
【0042】また、CO型通信用のチャネルとCL型通
信用のチャネルをキャリア周波数で分割するのではな
く、1つのキャリア周波数当りで使用可能なコードチャ
ネルを予め2つグループに分けておき、一方のコードチ
ャネルのグループをCL型通信に、もう一方のコードチ
ャネルのグループをCO型通信に割り当ててもよい。
【0043】例えば、1つのキャリア周波数で使用可能
な通信コードチャネルの総数がCCであるとき、そのう
ちのXコードチャネルをCL型通信に使用し、残りの
(CC−X)チャネルをCO型通信に使用する。
【0044】このように本参考例によれば、CL型通信
とCO型通信とで異なるキャリア周波数のコードチャネ
ルを使用することによって、或いは、CL型通信とCO
型通信とで使用するコードチャネルをグループ分けする
ことによって、例えばCL型通信とCO型通信とにそれ
ぞれ一定の品質を保証でき、また、CL型通信よりもC
O型通信の方により多くのキャリア周波数やコードチャ
ネルを割り当てられるようにすることで、CL型よりも
CO型の方により高い通信品質を保証することが可能と
なる。
【0045】 (請求項に係る実施形態)基地局の干
渉波電力測定部5は、自基地局ならびに周りの基地局か
らの干渉波電力を測定することができる。基地局は干渉
波電力の測定結果によって決まる自基地局で通信可能な
コードチャネル数(使用可能多重数)を図3に示すチャ
ネル管理テーブル7で管理している。つまり、基地局で
の使用可能多重数は周りの状況によって変化する。
【0046】そこで本実施形態では、この通信可能多重
数によって、最初の実施形態に示したCL型、CO型の
ための閾値T1、T2を変動させるものとする。
【0047】例えば、ある時点での通信可能多重数をT
Pとしたとき、T2=TP/2、T1=TPとする。そ
して、この時点以後の移動端末からのチャネル要求に対
しては、これら閾値T1、T2に従って、前記の実施形
態と同様にコードチャネルの割り当てを行う。
【0048】このように、本実施形態では、干渉波電力
の測定結果によって決まる自基地局で通信可能多重数に
よって閾値を変動させることにより、通信品質の更なる
向上を図ることができる。
【0049】 (請求項に係る実施形態)図5におい
て、基地局11と通信中の移動端末13が移動して他の
基地局12が管理するセルに入った時、ハンドオフが行
われる。移動端末13は、複数の接続方式(CL型、C
O型)で通信中の場合、移動先の基地局12に対して複
数の接続方式のコードチャネルを要求する。すると基地
局12は、移動端末13からの要求をチャネル処理部3
の接続方式管理部9で判定する。
【0050】このとき、移動先の基地局12は、チャネ
ル処理部3のチャネル管理テーブル7を参照して、移動
端末12からの要求を満たすことができるかどうかを判
定し、要求を全て満たす場合はチャネル割当部8が移動
端末12へコードチャネルを割り当てる。また、移動端
末12からの要求を全て満たせない場合、チャネル割当
部8はCO型の呼を優先させてコードチャネルを割り当
てるようにする。
【0051】なお、本発明は、符号分割多元接続システ
ムばかりでなく、コードチャネルをスロットに代えるこ
とにより、TDMA(Time Division Multiple Access)
方式にも適用可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線通信シ
ステムによれば、コネクション型、コネクションレス型
の呼に対する符号チャネルの割り当てにおいて、符号チ
ャネル多重数の限界を考慮した適正な制限を加えること
ができ、コネクション型、コネクションレス型の通信品
質を保証することが可能となる。また、コネクションレ
ス型よりもコネクション型の方により高い通信品質を保
証することができる。
【0053】また、本発明によれば、コネクションレス
型通信とコネクション型通信とで異なるキャリア周波数
の符号チャネルを使用することによって、各接続方式毎
に一定の品質を保証でき、またコネクションレス型より
もコネクション型の方により多くのキャリア周波数を割
り当てられるようにすることで、コネクションレス型よ
りもコネクション型の方により高い通信品質を保証する
ことが可能となる。
【0054】また、本発明によれば、コネクションレス
型通信とコネクション型通信とで使用する符号チャネル
をグループ分けすることによって、各接続方式毎に一定
の品質を保証でき、またコネクションレス型よりもコネ
クション型の方により多くの符号チャネルを割り当てら
れるようにすることで、コネクションレス型よりもコネ
クション型の方により高い通信品質を保証することが可
能となる。
【0055】さらに、本発明によれば、干渉波電力の測
定結果に基づいて閾値を動的に設定することにより、通
信品質の更なる向上を図ることができる。
【0056】さらに、本発明によれば、移動端末がコネ
クションレス型とコネクション型の各接続方式で通信中
にハンドオフしたとき、コネクション型の呼を優先して
符号チャネルの割り当てを行うことにより、コネクショ
ン型の通信品質をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るCDMAシステムにおける基地局
の構成を示す図
【図2】図1の基地局におけるチャネル処理部の構成を
示す図
【図3】図1の基地局におけるチャネル管理テーブルの
構成を示す図
【図4】図1の基地局におけるCL型およびCO型の各
要求に対する符号チャネル割り当ての処理手順を示すフ
ローチャート
【図5】従来のCDMAシステムを説明するための図
【図6】コネクション型通信を説明するための図
【図7】コネクションレス型通信を説明するための図
【符号の説明】
1……アンテナ 2……送受信部 3……チャネル処理部 4……ネットワークインターフェース 5……干渉波電力測定部 6……制御部 7……チャネル管理テーブル 8……チャネル割当部 9……接続方式管理部 10……セル 11、12……基地局 13、14……移動端末
フロントページの続き (72)発明者 井口 雅博 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平10−13937(JP,A) 特開 平8−331035(JP,A) 特開 平8−317452(JP,A) 特開 平9−84105(JP,A) 特開 平7−283763(JP,A) 特開 平8−289367(JP,A) 特開 平8−9464(JP,A) 特開 平10−107769(JP,A) 国際公開96/031015(WO,A1) 平野 美貴,「CL型通信網を構成す るATM−PVCトラヒック管理法の検 討」,1994年電子情報通信学会秋季大会 講演論文集,1994年 9月 5日,通信 2,p.52,B−454 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04B 7/26 H04Q 7/22 H04Q 7/28

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局が移動端末からの発呼時または前
    記移動端末への着呼時に前記移動端末との通信用の符号
    チャネルを割り当てる無線通信システムにおいて、 前記基地局におけるコネクション型の呼とコネクション
    レス型の呼とを合計した符号チャネルの多重数を管理す
    る手段と、 前記管理された符号チャネルの多重数とコネクション型
    の呼に係る通信品質を保証するために設定された符号チ
    ャネルの多重数を示す閾値とを比較し、前記閾値よりも
    前記管理された符号チャネルの多重数が小さい場合はコ
    ネクション型の呼とコネクションレス型の呼の両方を受
    け付け、前記閾値よりも前記管理された符号チャネルの
    多重数が大きい場合はコネクションレス型の呼に限り呼
    を受け付けるように前記符号チャネル割り当ての許否を
    判定する手段とを具備することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 基地局が移動端末からの発呼時または前
    記移動端末への着呼時に前記移動端末との通信用の符号
    チャネルを割り当てる無線通信システムにおいて、 前記基地局における符号チャネルの多重数を管理する手
    段と、 前記管理された符号チャネルの多重数と第1の閾値およ
    び第2の閾値(但し、第1の閾値>第2の閾値)とを比
    較し、符号チャネル多重数が前記第2の閾値未満のとき
    コネクションレス型およびコネクション型の呼に対する
    前記符号チャネル割り当てを許可し、符号チャネル多重
    数が前記第2の閾値以上前記第1の閾値未満のときコネ
    クションレス型の呼に限り前記符号チャネル割り当てを
    許可する手段とを具備することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のいずれかの無線
    通信システムにおいて、 基地局における周りの基地局からの干渉波電力を測定す
    る手段と、 前記干渉波電力の測定結果に基づいて前記閾値を設定す
    る手段とをさらに具備することを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項記載無線通信システムにおい
    て、 前記移動端末が前記コネクションレス型と前記コネクシ
    ョン型の各接続方式で通信中にハンドオフしたとき、前
    記コネクション型の呼を優先して前記符号チャネルの割
    り当てを行う手段をさらに具備することを特徴とする無
    線通信システム。
  5. 【請求項5】 基地局が移動端末からの発呼時または前
    記移動端末への着呼時に前記移動端末と通信するための
    符号チャネルを割り当てる手段と、 前記基地局におけるコネクション型の呼とコネクション
    レス型の呼とを合計した符号チャネルの多重数を管理す
    る手段と、 前記管理された符号チャネルの多重数とコネクション型
    の呼に係る通信品質を保証するために設定された符号チ
    ャネルの多重数を示す閾値とを比較し、前記閾値よりも
    前記管理された符号チャネルの多重数が小さい場合はコ
    ネクション型の呼とコネクションレス型の呼の両方を受
    け付け、前記閾値よりも前記管理された符号チャネルの
    多重数が大きい場合はコネクションレス型の呼に限り呼
    を受け付けるように前記符号チャネル割り当ての許否を
    判定する手段とを具備することを特徴とする符号チャネ
    ル処理装置。
  6. 【請求項6】 基地局が移動端末からの発呼時または前
    記移動端末への着呼時に前記移動端末と通信するための
    符号チャネルを割り当てる手段と、 前記基地局における符号チャネルの多重数を管理する手
    段と、 前記管理された符号チャネルの多重数と第1の閾値およ
    び第2の閾値(但し、第1の閾値>第2の閾値)とを比
    較し、符号チャネル多重数が前記第2の閾値未満のとき
    コネクションレス型およびコネクション型の呼に対する
    前記符号チャネル割り当てを許可し、符号チャネル多重
    数が前記第2の閾値以上前記第1の閾値未満のときコネ
    クションレス型の呼に限り前記符号チャネル割り当てを
    許可する手段とを具備することを特徴とする符号チャネ
    ル処理装置。
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平野 美貴,「CL型通信網を構成するATM−PVCトラヒック管理法の検討」,1994年電子情報通信学会秋季大会講演論文集,1994年 9月 5日,通信2,p.52,B−454

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