JP2021099406A - 車両制御装置、車両制御装置の制御方法及び車両制御システム - Google Patents

車両制御装置、車両制御装置の制御方法及び車両制御システム Download PDF

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洋輔 富田
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Abstract

【課題】運転者が携帯機を操作することなく、運転者又は同乗者が車両に搭載された所定機構を作動させることが可能な車両制御装置等を提供する。【解決手段】携帯機を認証する認証部(111)と、マイク(21、22)の各集音音声を認識する認識部(112)と、認識部(112)の認識結果に基づき、機構群(4)を作動させる作動部(113)と、マイク(21、22)のいずれの集音音声を認識対象とするかに関して、認識部(112)に設定する設定部(114)とを備える車両制御装置(10)である。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置、車両制御装置の制御方法及び車両制御システムに関する。
特許文献1に記載の制御システムは、携帯機の保有者に限らず、人の身振りや手振りなどの動作であるジェスチャを検出して車両のスライドドアやトランクなどの開閉体の開閉等を実行する機能を備える。運転者又は運転者以外の同乗者は、ジェスチャエントリ機能の利用により、携帯機を操作することなく、上述の開閉体の開閉等を実行することができる。
特許文献2に記載のスマートエントリーシステムは、電子キーを持つユーザの音声によって、車両ドアをアンロック及び開放するスマートエントリーシステムである。
特開2015−175089号公報 特開2008−2095号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御システムでは、ジェスチャエントリ機能を有効にする際、運転者による携帯機の操作が必要である。携帯機の操作は、運転者からすれば煩わしい作業といえる。
また、特許文献2に記載のスマートエントリーシステムでは、当該システムを利用する際、電子キー認証が必要となる。このため、同乗者は、上記システムを利用する場合、電子キーを携帯する運転者から電子キーを借りて、まずは、電子キー認証を行わなければならない。電子キーの受け渡しは、運転者及び同乗者からすれば煩わしい作業といえる。
本発明の一態様は、運転者が携帯機を操作することなく、運転者又は同乗者が車両に搭載された所定機構を作動させることが可能な車両制御装置、車両制御装置の制御方法及び車両制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係る車両制御装置は、車両の互いに異なる位置に配置された複数の集音部の各集音音声を用いて、前記車両に搭載された所定機構を作動させる車両制御装置であって、携帯機を認証する認証部と、前記複数の集音部の各集音音声を認識する認識部と、前記認識部の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる作動部と、前記複数の集音部のいずれの集音音声を認識対象とするかに関して、前記認識部に設定する設定部とを備え、前記認証部は、認証エリア内に存在する主ユーザが携帯する携帯機を認証し、前記認識部は、(i)前記携帯機を携帯する前記主ユーザの発話音声を集音する、前記複数の集音部の1つである主集音部の集音音声を認識し、(ii)当該認識結果に基づき、前記主集音部を含む前記複数の集音部の少なくとも1つである、前記主ユーザ又は前記主ユーザとは異なる副ユーザの少なくとも一方の発話音声を集音するための副集音部を特定し、前記設定部は、前記認識部により特定された、少なくとも1つの副集音部の各集音音声が認識対象となるよう、前記認識部に設定し、前記作動部は、前記少なくとも1つの副集音部の各集音音声の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる。
上記構成において、認識部は、認証エリア内に存在する主ユーザの発話音声を集音する主集音部の集音音声を認識し、当該認識結果に基づき主ユーザ又は主ユーザとは異なる副ユーザの少なくとも一方の発話音声を集音するための副集音部を特定する。設定部は、認識部により特定された、少なくとも1つの副集音部の各集音音声が認識対象となるよう、認識部に設定する。作動部は、少なくとも1つの副集音部の各集音音声の認識結果に基づき、所定機構を作動させる。
上記構成によれば、主ユーザは所定の音声を発話するだけで、副ユーザに車両の所定機構を作動させることが可能となる。それゆえ、主ユーザは携帯機を操作する必要もない。
本発明の態様2に係る車両制御装置は、上記の態様1において、前記認証部は、前記主ユーザの発話音声である前記主集音部の集音音声が前記認識部により認識されたことをトリガーとして、前記携帯機を認証する処理を開始することが好ましい。
上記構成によれば、認証部は携帯機を認証する処理を開始するタイミングをとることができる。
本発明の態様3に係る車両制御装置は、上記の態様1又は2において、前記設定部は、前記認証部により前記携帯機が認証された時点から第1時間が経過するまでに、前記主ユーザの発話音声が前記主集音部により集音されなかった場合、前記認識対象の設定を行わないことが好ましい。
上記構成によれば、設定部は、第1時間が経過すると認識対象の設定を行わないので、無用な認識対象の設定を防ぐことができる。
本発明の態様4に係る車両制御装置は、上記の態様1から3のいずれかにおいて、前記設定部は、前記認識対象を前記認識部に設定した時点から第2時間が経過するまでに、前記少なくとも1つの副集音部により前記主ユーザ又は前記副ユーザの少なくとも一方の発話音声が集音されなかった場合、前記認識対象の設定を解除することが好ましい。
上記構成によれば、設定部は、第2時間が経過すると認識対象の設定を解除するので、
無用な認識対象の設定が維持されることを防ぐことができる。
本発明の態様5に係る車両制御装置は、上記の態様1から4のいずれかにおいて、前記主集音部及び前記副集音部は前記車両の車外に取り付けられた車外マイクであることが好ましい。
本発明の態様6に係る車両制御装置は、上記の態様1から4のいずれかにおいて、前記主集音部は前記車両の車内に取り付けられた車内マイクであり、前記副集音部は前記車両の車外に取り付けられた車外マイクであることが好ましい。
本発明の態様7に係る車両制御装置は、上記の態様1から6のいずれかにおいて、前記所定機構は、前記車両に搭載されたドアロック、パワースライドドア又はパワーテールゲートの少なくとも1つを含むことが好ましい。
本発明の態様8に係る車両制御装置の制御方法は、車両の互いに異なる位置に配置された複数の集音部の各集音音声を用いて、前記車両に搭載された所定機構を作動させる車両制御装置の制御方法であって、認証エリア内に存在する主ユーザが携帯する携帯機を認証する工程と、前記携帯機を携帯する前記主ユーザの発話音声を集音する、前記複数の集音部の1つである主集音部の集音音声を認識する工程と、当該認識結果に基づき、前記主集音部を含む前記複数の集音部の少なくとも1つのうちの、前記主ユーザ又は前記主ユーザとは異なる副ユーザの少なくとも一方の発話音声を集音するための副集音部を特定する工程と、当該特定された、少なくとも1つの副集音部の各集音音声を認識対象とし、前記少なくとも1つの副集音部の各集音音声の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる工程とを含む。
本発明の態様9に係る車両制御システムは、上記の態様1から7のいずれかの車両制御装置と、前記車両制御装置と通信する携帯機とを備える。
本発明の一態様によれば、運転者が携帯機を操作することなく、運転者又は同乗者が車両に搭載された所定機構を作動させることが可能な車両制御装置、車両制御装置の制御方法及び車両制御システムを提供することができる。
本発明の実施形態1に係る車両制御装置の構成を示すブロック図である。 携帯機を保持する運転者であるユーザAが所定の音声を発話するだけで、同乗者であるユーザBに車両のテールゲートを開けさせる場合を説明するための説明図である。 上記車両制御装置の制御ステップを示すフローチャートである。 図3に示すステップS107における、上記車両制御装置の制御ステップを示すフローチャートである。 携帯機を保持する運転者であるユーザCが所定の音声を発話するだけで、同乗者であるユーザBに車両のテールゲートを開けさせる場合を説明するための説明図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る車両制御装置10の構成を示すブロック図である。
図1には、車両制御装置10が搭載される車両1の主要な構成部材も併せて記載されている。それら構成部材は、車両制御装置10との間において各種情報及び各種データをやり取りする部材である。それら構成部材は、具体的には、本実施形態に係る所定機構の一例である機構群4、本実施形態に係る集音部の一例であるマイク21及びマイク22、並びにアンテナ30である。以下、車両制御装置10の構成を説明しつつ、それら構成部材についても説明することとする。
また、以下では、携帯機を保持する運転者が、運転者よりも先に、携帯機を保持しない同乗者に車両のテールゲートを開けさせたい場合を例に実施形態として説明する。図2は、携帯機100を保持する運転者であるユーザA(主ユーザ)が所定の音声を発話するだけで、同乗者であるユーザB(副ユーザ)に車両1のテールゲート40aを開けさせる場合を説明するための説明図である。なお、図2は、ユーザAは車両1の運転席側ドアの傍におり、ユーザBは車両1のテールゲート40aの傍にいる様子を示している。また、マイク21及びマイク22は車両1の車外にて発せられた音声を集音する車外マイクである。マイク21は車両1の運転席側ドアの傍に設けられている。マイク22は車両1のテールゲート40aの傍に設けられている。また、携帯機100は、ユーザAが保持するスマートキー、スマートフォン、ウェアラブルデバイス等である。なお、本実施形態に係る車両制御システムは、車両制御装置10と携帯機100とから構成される。
図1に示すように、車両制御装置10は、制御部11と、送信部12と、受信部13と、を備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)である。制御部11は、車両制御装置10が備える各機能の処理を実行するように制御する。送信部12は、アンテナ30を介して、図2の携帯機100へ無線信号を送信する。受信部13は、アンテナ30を介して、図2の携帯機100からの無線信号を受信する。
(制御部)
図1に示すように、制御部11は、認証部111、認識部112、作動部113、及び設定部114を備える。
認証部111は、携帯機100の認証を行う。より具体的には、認証部111は、送信部12を用いて、携帯機100へ認証を要求する認証要求信号を送信する。認証部111は、受信部13を用いて、当該認証要求信号を受信した携帯機100からの認証応答信号を受信する。認証部111は、当該認証応答信号に含まれる情報が正式な情報であるか否かに基づき、携帯機100の認証を行う。なお、認証部111は、図2に示すように、認証エリア31に滞在するユーザAが保持する携帯機100の認証を行う。認証エリア31とは、車両制御装置10が、アンテナ30を介して、携帯機100と無線信号を送受信可能なエリアである。
また、認証部111は、携帯機100を保持するユーザAが所定の音声を発話したときに、携帯機100の認証を行うことが好ましい。より具体的には、認証部111は、ユーザAが発話した所定の音声を認識部112が認識したとき、携帯機100の認証を行うことが好ましい。以下、マイク21及びマイク22のうち、ユーザAが発話する、上述の所定の音声を集音するマイクを「主マイク」(主集音部)と称することとする。
なお、送信部12から携帯機100への無線通信は、通常、LF(Low Frequency)帯の電波を用いて行われる。また、携帯機100から受信部13への無線通信は、通常、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いて行われる。
認識部112は、車両1に搭載されたマイク21及びマイク22の各集音音声を、公知の音声認識技術により認識する。認識部112は、マイク21及びマイク22の各集音音声を、当該音声認識技術による認識結果に応じた操作コマンドに変換する。制御部11は、当該操作コマンドに従い、車両制御装置10が備える各機能の処理を実行する。
また、認識部112は、ユーザAが所定の音声を発話したときに、マイク21及びマイク22のうちから、認識対象とする集音音声を集音するためのマイクを特定する。より具体的には、認識部112は、ユーザAが発話した所定の音声を認識部112が認識したとき、当該認識結果に応じた操作コマンドに従い、認識対象とする集音音声を集音するためのマイクを特定する。以下、マイク21及びマイク22のうち、認識部112により特定されるマイクを「副マイク」(副集音部)と称することとする。なお、認識部112は、マイク21及びマイク22のうちの1つを副マイクとして特定してもよいし、マイク21及びマイク22の両方を副マイクとして特定してもよい。
作動部113は、機構群4の各機構を作動させる。図1に示すように、機構群4には、(1)上述のテールゲート40a及びテールゲート40aの作動を制御するPTG(パワーテールゲート)制御部41aと、(2)ドアロック40b及びドアロック40bの作動を制御するドアロック制御部41bと、(3)パワースライドドア40c及びパワースライドドア40cの作動を制御するPSD(パワースライドドア)制御部41cと、が含まれる。作動部113は、認識部112により変換された操作コマンドに従い、PTG制御部41aを用いて、テールゲート40aを開閉させる。また、作動部113は、認識部112により変換された操作コマンドに従い、ドアロック制御部41bを用いて、ドアロック40bを施錠及び解錠する。また、作動部113は、認識部112により変換された操作コマンドに従い、PSD制御部41cを用いて、パワースライドドア40cを開閉させる。なお、上述したとおり、図2には、機構群4に含まれる各機構のうち、テールゲート40a及びPTG制御部41aのみが示されている。また、本実施形態では、機構群4に含まれる機構として、上述した、テールゲート40a及びPTG制御部41a、ドアロック40b及びドアロック制御部41b、並びに、パワースライドドア40c及びPSD制御部41c、を挙げているが、これら機構は機構群4に含まれる機構の一例に過ぎない。例えば、パワーウインド及びパワーウインドの作動を制御するパワーウインド制御部を機構群4に含めてもよい。
設定部114は、マイク21及びマイク22のうち、認識部112により副マイクとして特定されたマイクの集音音声が集音対象となるよう、認識部112に設定する。認識部112は、設定部114により副マイクが設定されると、当該設定された副マイクの集音音声を認識対象とする。一方、認識部112は、マイク21及びマイク22のうち副マイクとして未設定のマイクの集音音声を認識対象から外す。
(車両制御装置の制御方法)
以下、図3及び図4を用いて、図1及び図2を参照しつつ、車両制御装置10の制御方法について説明する。図3は、車両制御装置10の制御ステップを示すフローチャートである。図4は、図3に示すステップS107における、車両制御装置10の制御ステップを示すフローチャートである。以下では、まず、図3に示す車両制御装置10の制御ステップを説明し、次に、図4に示す、図3のステップS107における制御ステップを説明する。
図3のステップS101では、携帯機100を保持するユーザAは所定の音声である音声Aを発話する(図2の「1.音声Aの発話」を参照)。音声Aは、例えば、フレーズ、キーワード(例えば、「ドア」)、声かけ文(例えば、「ドアを開けてね」)、及び質問文(例えば、「ドアを開けてもいいですか?」)といった所定の音声である。図2の例では、音声Aは「ドアオープン」とのフレーズである。
ユーザAが発話した音声Aはマイク21に集音される。マイク21に集音された音声Aは認識部112により認識される。認識部112は、音声Aを、認識部112の認識結果に応じた操作コマンドに変換する。より具体的には、認識部112は、音声Aを、認証部111に認証処理を開始させるための操作コマンドに変換する。
ステップ102では、認証部111は、認識部112から操作コマンドを受け取ると、当該操作コマンドに従い、ユーザAが保持する携帯機100の認証処理を開始する。すなわち、認証部111は、ユーザAの発話音声である音声Aが認識部112により認識されたことをトリガーとして、携帯機100を認証する処理を開始することになる。そして、認証部111は、携帯機100の認証が成功するか否か(OKか否か)を確認する(図2の「2.認証」を参照)。携帯機100の認証が成功しない(OKでない)場合(ステップS102にてNO)、車両制御装置10の制御ステップは終了する。一方、携帯機100の認証が成功した(OKである)場合(ステップS102にてYES)、ステップS103に進む。
ステップS103では、認識部112は、音声Aを集音したマイク21を主マイクとして特定する。より具体的には、設定部114は、認識部112により主マイクとして特定されたマイク21の集音音声が集音対象となるよう、認識部112に設定する。認識部112は、設定部114によりマイク21が主マイクとして設定されると、当該設定された主マイクであるマイク21の集音音声を認識対象とする。一方、認識部112は、主マイクとして未設定のマイク22の集音音声を認識対象から外す。
ステップS104では、制御部11は、ステップS103において、認識部112に対し、設定部114によりマイク21が主マイクとして設定されると、所定のタイマをセットする。
ステップS105では、ステップS104においてタイマがセットされた後、ユーザAが所定の音声である音声Bを発話した場合(図2の「3.音声Bの発話」を参照)、ユーザAが発話した音声Bは主マイクであるマイク21に集音される。マイク21に集音された音声Bは認識部112により認識される(ステップS105にてYES)。音声Bは、例えば、フレーズ、キーワード、声かけ文、及び質問文といった所定の音声である。図2の例では、音声Bは「テールゲート」とのキーワードである。
ユーザAが発話した音声Bはマイク21に集音される。マイク21に集音された音声Bは認識部112により認識される。認識部112は、音声Bを、認識部112の認識結果に応じた操作コマンドに変換する。より具体的には、認識部112は、音声Bを、設定部114に、認識部112にマイク22を副マイクとして設定させるための操作コマンドに変換する。
ステップS106では、設定部114は、認識部112から操作コマンドを受け取ると、当該操作コマンドに従い、マイク22の集音音声が集音対象となるよう、認識部112にマイク22を副マイクとして設定する。
ステップS107では、制御部11は、ステップS106において設定された副マイクであるマイク22を用いた作動処理を行う。
一方、上述したステップS105においてユーザAが音声Bを発話しない場合、音声Bはマイク21に集音されることは無く、音声Bが認識部112により認識されることも無い(ステップS105にてNO)。この場合、ステップS106に進み、上述のステップS104においてセットされたタイマが所定の時間である第1時間を経過していない場合、すなわち、タイムアウトしていない場合(ステップS108にてNO)、上述のステップS105に戻る。これに対し、上述のステップS104においてセットされたタイマが上述の第1時間を経過していた場合、すなわち、タイムアウトしていた場合(ステップS108にてYES)、車両制御装置10の制御ステップは終了する。
引続き、図4に示す、図3のステップS107における制御ステップを説明する。
図4のステップS201では、制御部11は、ステップS106において、認識部112に対し、設定部114によりマイク22が副マイクとして設定されると、所定のタイマをセットする。
ステップS202では、ステップS201においてタイマがセットされた後、ユーザBが所定の音声である音声Cを発話した場合(図2の「4.音声Cの発話」を参照)、ユーザBが発話した音声Cは副マイクであるマイク22に集音される。マイク22に集音された音声Cは認識部112により認識される(ステップS202にてYES)。音声Cは、例えば、フレーズ、キーワード、声かけ文、及び質問文といった所定の音声である。図2の例では、音声Cは「ゲートオープン」とのフレーズである。
ユーザBが発話した音声Cはマイク22に集音される。マイク22に集音された音声Cは認識部112により認識される。認識部112は、音声Cを、認識部112の認識結果に応じた操作コマンドに変換する。より具体的には、認識部112は、音声Cを、作動部113に、PTG制御部41aにテールゲート40aを開けさせるための操作コマンドに変換する。
ステップS203では、作動部113は、認識部112から操作コマンドを受け取ると、当該操作コマンドに従い、PTG制御部41aにテールゲート40aを開けさせる(図2の「5.テールゲート開」を参照)。
一方、上述したステップS202においてユーザBが音声Cを発話しない場合、音声Cはマイク22に集音されることは無く、音声Cが認識部112により認識されることも無い(ステップS202にてNO)。この場合、ステップS204に進み、上述のステップS202においてセットされたタイマが所定の時間である第2時間を経過していない場合、すなわち、タイムアウトしていない場合(ステップS204にてNO)、上述のステップS202に戻る。これに対し、上述のステップS201においてセットされたタイマが上述の第2時間を経過していた場合、すなわち、タイムアウトしていた場合(ステップS204にてYES)、ステップS205に進む。
ステップS205では、設定部114は、上述の図3のステップS106において認識部112に対して行った、マイク22を副マイクとする設定を解除する。この解除により、設定部114は、無用な副マイクの設定が維持されることを防ぐことができる。
なお、車両制御装置10の制御ステップが終了する際、設定部114は、上述のステップS103において認識部112に対して行った、マイク21を主マイクとする設定が解除されていない場合、当該設定を解除する。また、車両制御装置10の制御ステップが終了する際、設定部114は、上述のステップS106において認識部112に対して行った、マイク22を副マイクとする設定が解除されていない場合、当該設定を解除する。
(実施形態1のまとめ)
以上説明したように、車両制御装置10によれば、携帯機100を保持するユーザAは音声Aを発話するだけで、ユーザBに車両1のテールゲート40aを開けさせることが可能となる。それゆえ、ユーザAは携帯機100を操作する必要はない。さらに、ユーザAは、携帯機100を衣服のポケットや鞄等から取り出す必要もない。すなわち、ユーザAは携帯機100を操作することなく、ユーザBに車両1のテールゲート40aを開けさせることが可能となる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態が上述の実施形態1と異なる点は、携帯機100を保持する運転者であるユーザCが車両1の車内に滞在する点である。この点を除き、本実施形態と上述の実施形態1とが異なる点は無い。このため、本実施形態に係る車両制御装置10の構成及び動作についての説明は繰り返さない。
以下、上述の異なる点につき、具体的に説明しておく。
図5は、携帯機100を保持する運転者であるユーザCが所定の音声を発話するだけで、同乗者であるユーザBに車両1のテールゲート40aを開けさせる場合を説明するための説明図である。なお、図5は、ユーザCは車両1の運転席に着座しており、ユーザBは車両1のテールゲート40aの傍にいる様子を示している。また、マイク23は車両1の車内にて発せられた音声を集音する車内マイクである。マイク22は車両1の車外にて発せられた音声を集音する車外マイクである。マイク23は車両1の運転席側ドアの傍に設けられている。マイク22は車両1のテールゲート40aの傍に設けられている。
また、認証部111は、図5に示すように、認証エリア51に滞在するユーザCが保持する携帯機100の認証を行う。認証エリア51とは、車両制御装置10が、アンテナ50を介して、携帯機100と無線信号を送受信可能なエリアである。
上述の実施形態1と同様、本実施形態に係る車両制御装置10によれば、携帯機100を保持するユーザCは音声Aを発話するだけで、ユーザBに車両1のテールゲート40aを開けさせることが可能となる。それゆえ、ユーザCは携帯機100を操作する必要はない。さらに、ユーザCは、携帯機100を衣服のポケットや鞄等から取り出す必要もない。すなわち、ユーザCは携帯機100を操作することなく、ユーザBに車両1のテールゲート40aを開けさせることが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上述の実施形態1及び実施形態2においては、車両1の車外又は車内にて発せられた音声を集音するマイクが2つの場合を例として説明したが、マイクの数は2つに限られるものではない。車外マイクが、車両1の運転席側ドアの傍、車両1の助手席側ドアの傍、車両1の各後部座席側ドアの傍、のそれぞれに設けられていてもよい。また、車内マイクが、車両1の運転席側ドアの傍、車両1の助手席側ドアの傍、車両1の各後部座席側ドアの傍、のそれぞれに設けられていてもよい。また、上述したそれぞれの位置に、車内マイク及び車外マイクが設けられていても構わない。
上述の実施形態1及び実施形態2においては、ユーザBはユーザA及びユーザCとは異なるユーザである場合を例として説明したが、ユーザBとユーザA及びユーザCとは同一のユーザであっても構わない。
上述の実施形態1及び実施形態2においては、設定部114により設定される、主マイクと副マイクとは異なるマイクである場合を例として説明したが、主マイクと副マイクとは同一のマイクであっても構わない。また、設定部114により設定される副マイクが1つである場合を例として説明したが、副マイクは複数であっても構わない。
〔ソフトウェアによる実現例〕
車両制御装置10の制御部11(認証部111、認識部112、作動部113及び設定部114)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、車両制御装置10の制御部11は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 車両
4 機構群
10 車両制御装置
11 制御部
12 送信部
13 受信部
21、22、23 マイク
30、50 アンテナ
31、51 認証エリア
40a テールゲート
40b ドアロック
40c パワースライドドア
41a PTG制御部
41b ドアロック制御部
41c PSD制御部
100 携帯機
111 認証部
112 認識部
113 作動部
114 設定部

Claims (9)

  1. 車両の互いに異なる位置に配置された複数の集音部の各集音音声を用いて、前記車両に搭載された所定機構を作動させる車両制御装置であって、
    携帯機を認証する認証部と、
    前記複数の集音部の各集音音声を認識する認識部と、
    前記認識部の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる作動部と、
    前記複数の集音部のいずれの集音音声を認識対象とするかに関して、前記認識部に設定する設定部と
    を備え、
    前記認証部は、認証エリア内に存在する主ユーザが携帯する携帯機を認証し、
    前記認識部は、
    (i)前記携帯機を携帯する前記主ユーザの発話音声を集音する、前記複数の集音部の1つである主集音部の集音音声を認識し、
    (ii)当該認識結果に基づき、前記主集音部を含む前記複数の集音部の少なくとも1つである、前記主ユーザ又は前記主ユーザとは異なる副ユーザの少なくとも一方の発話音声を集音するための副集音部を特定し、
    前記設定部は、前記認識部により特定された、少なくとも1つの副集音部の各集音音声が認識対象となるよう、前記認識部に設定し、
    前記作動部は、前記少なくとも1つの副集音部の各集音音声の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる
    ことを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記認証部は、前記主ユーザの発話音声である前記主集音部の集音音声が前記認識部により認識されたことをトリガーとして、前記携帯機を認証する処理を開始することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記設定部は、前記認証部により前記携帯機が認証された時点から第1時間が経過するまでに、前記主ユーザの発話音声が前記主集音部により集音されなかった場合、前記認識対象の設定を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両制御装置。
  4. 前記設定部は、前記認識対象を前記認識部に設定した時点から第2時間が経過するまでに、前記少なくとも1つの副集音部により前記主ユーザ又は前記副ユーザの少なくとも一方の発話音声が集音されなかった場合、前記認識対象の設定を解除することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記主集音部及び前記副集音部は前記車両の車外に取り付けられた車外マイクであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記主集音部は前記車両の車内に取り付けられた車内マイクであり、前記副集音部は前記車両の車外に取り付けられた車外マイクであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  7. 前記所定機構は、前記車両に搭載されたドアロック、パワースライドドア又はパワーテールゲートの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  8. 車両の互いに異なる位置に配置された複数の集音部の各集音音声を用いて、前記車両に搭載された所定機構を作動させる車両制御装置の制御方法であって、
    認証エリア内に存在する主ユーザが携帯する携帯機を認証する工程と、
    前記携帯機を携帯する前記主ユーザの発話音声を集音する、前記複数の集音部の1つである主集音部の集音音声を認識する工程と、
    当該認識結果に基づき、前記主集音部を含む前記複数の集音部の少なくとも1つのうちの、前記主ユーザ又は前記主ユーザとは異なる副ユーザの少なくとも一方の発話音声を集音するための副集音部を特定する工程と、
    当該特定された、少なくとも1つの副集音部の各集音音声を認識対象とし、前記少なくとも1つの副集音部の各集音音声の認識結果に基づき、前記所定機構を作動させる工程と
    を含むことを特徴とする車両制御装置の制御方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の車両制御装置と、
    前記車両制御装置と通信する携帯機と
    を備えることを特徴とする車両制御システム。
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CN115711077A (zh) * 2022-11-29 2023-02-24 重庆长安汽车股份有限公司 一种车辆电动门无接触式控制方法、***及汽车

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