JP2021097339A - 撮像装置および撮像システム - Google Patents

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【課題】イメージサークル径が撮像素子の移動範囲に対して余裕がある場合において撮影画像中のぶれの影響を低減可能な撮像装置および撮像システムを提供する。【解決手段】撮像装置は、光学系のイメージサークルの中心および半径を記憶するレンズ装置が通信可能に装着される撮像装置であって、像ぶれ補正のために中心光学系の光軸に対して垂直な成分を含む方向へ移動可能な撮像素子と、中心イメージサークルの半径と、中心撮像素子の最大像高および最大移動量の和との差分が閾値より小さい場合は中心撮像素子を移動させ、中心差分が中心閾値より大きい場合は中心撮像素子を移動させない制御部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ装置が装着される撮像装置に関し、特に防振機能を備える撮像装置に関する。
従来、撮影者の手ぶれに起因する振動に基づいて撮像素子を移動させるセンサシフト防振方式で撮影画像中のぶれの影響を低減する撮像装置が知られている。レンズ交換式の撮像装置では、製造誤差等によってイメージサークルの中心と撮像素子の中心とがずれる場合がある。このような場合、撮像素子の移動量が制限され、撮影画像中のぶれの影響を十分に低減することができない。特許文献1には、交換レンズ装置が記憶するイメージサークルに関する情報と撮像素子に関する情報とを用いてセンサシフト防振方式の初期位置がイメージサークルの中心となるように撮像素子を移動させる撮像装置が開示されている。
特開2019−87937号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、イメージサークル径が撮像素子の移動範囲に対して余裕がある場合、撮像素子を移動させた方向において防振時の撮像素子の移動量が減少してしまう。
本発明は、イメージサークル径が撮像素子の移動範囲に対して余裕がある場合において撮影画像中のぶれの影響を低減可能な撮像装置および撮像システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての撮像装置は、光学系のイメージサークルの中心および半径を記憶するレンズ装置が通信可能に装着される撮像装置であって、像ぶれ補正のために中心光学系の光軸に対して垂直な成分を含む方向へ移動可能な撮像素子と、中心イメージサークルの半径と、中心撮像素子の最大像高および最大移動量の和との差分が閾値より小さい場合は中心撮像素子を移動させ、中心差分が中心閾値より大きい場合は中心撮像素子を移動させない制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、イメージサークル径が撮像素子の移動範囲に対して余裕がある場合において撮影画像中のぶれの影響を低減可能な撮像装置および撮像システムを提供することができる。
実施例1の撮像システムの一例であるデジタルカメラシステムの説明図である。 イメージサークルの大きさよりも撮像素子の移動可能な範囲が大きい場合におけるイメージサークルと撮像素子の関係を示す図である。 イメージサークルの大きさよりも撮像素子の移動可能な範囲が小さい場合におけるイメージサークルと撮像素子の関係を示す図である。 実施例1のイメージサークル情報の配列例を示す図である。 実施例1のカメラマイコンが実施する処理を示すフローチャートである。 イメージサークル余裕量を示す図である。 実施例2のカメラマイコンが実施する処理を示すフローチャートである。 比較例のイメージサークル余裕量が閾値を跨ぐ状況を説明する図である。 実施例3のイメージサークル余裕量が閾値を跨ぐ状況を説明する図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施例の撮像システムの一例であるデジタルカメラシステム10の説明図である。図1(a)および図1(b)はそれぞれ、デジタルカメラシステム10の斜視図およびブロック図である。
デジタルカメラシステム10は、撮像装置(以下、単にカメラ)100とカメラ100に取り外し可能に装着される交換レンズ装置(以下、単に交換レンズ)200とを有する。カメラ100と交換レンズ200は、互いに通信可能に構成されている。
カメラ100において、撮像素子101は、交換レンズ200が有する撮像光学系210により形成された被写体像を撮像(光電変換)する。撮像素子101から出力された撮像信号は、画像処理部107に入力される。画像処理部107は、撮像信号に対して各種画像処理を行って画像データを生成する。画像データは、モニタ(不図示)に表示されたり、記録媒体(不図示)に記録されたりする。データ格納部(記憶部)108は、撮像素子101に関する情報を格納している。
交換レンズ200において、撮像光学系210は、変倍レンズ201、絞り202、およびフォーカスレンズ203を有する。ズーム制御部211、絞り制御部212、およびフォーカス制御部213はそれぞれ、カメラマイコン102からのズーム駆動指令、絞り駆動指令、およびフォーカス駆動指令に応じて変倍レンズ201、絞り202、およびフォーカスレンズ203を駆動する。これにより、変倍(ズーム)、光量調整、および焦点調整(フォーカシング)が行われる。レンズマイコン215は、変倍レンズ201の位置(ズーム位置)情報、絞り202の開口径(絞り値)情報、およびフォーカスレンズ203の位置(フォーカス位置)情報をカメラマイコン102に送信する。データ格納部214は、撮像光学系210のズーム範囲(焦点距離の可変範囲)、絞り値の可変範囲、フォーカス範囲(合焦可能な距離範囲)等の光学情報を格納している。また、データ格納部214は、撮像光学系210が形成するイメージサークルに関する情報(イメージサークル情報)を格納している。なお、本実施例におけるイメージサークルとは、イメージサークルの中心での光量を1としたときに光量が0.1より大きい撮像素子101上の結像領域を指す。
撮像素子101は、X方向、およびY方向へ移動可能なステージ(不図示)の上に設けられており、図1(b)中の破線で示される撮像光学系210の光軸に対して垂直な成分を含む方向へ移動可能である。振動検出部105は、撮影者の手ぶれ等に起因する振動をジャイロセンサ等の検出手段で検出し、検出手段により検出された振動検出信号をカメラマイコン102に出力する。カメラマイコン102は、振動検出信号から像ぶれ補正(防振)のための撮像素子101の移動量を演算し、移動量を含む防振信号をセンサ防振制御部103に出力する。センサ防振制御部103は、ステージを制御し、撮像素子101をカメラマイコン102から取得した移動量だけ移動させることで、センサシフト防振を行う。防振のための撮像素子101の移動量をx、撮像光学系210の焦点距離をf、手振れ角をθとするとき、移動量xは以下の式(1)で表される。
x=f×tanθ
すなわち、移動量xが大きいほど、大きな手振れ角θを補正することができ、防振性能が高いことを意味する。
撮像素子101がイメージサークルの外側に逸脱してしまうと、逸脱した領域には被写体像がほとんど投影されないために撮影画像が黒くなり(ケラレという現象が発生し)、撮影画像としての品位が低下する。そのため、撮像素子101が防振のために実質的に移動可能な範囲は、イメージサークルの内側に制限される。
図2は、イメージサークル1の大きさよりも撮像素子101の(デジタルカメラシステム10において物理的に)移動可能な範囲5が大きい場合におけるイメージサークル1と撮像素子101の関係を示す図である。
図2(a)は、イメージサークル1の中心2と撮像素子101の中心4とが一致した理想的な状態を示している。この状態では、撮像素子101が防振のために移動可能な範囲は、画像品位の観点からイメージサークル1の内側に制限される。そのため、対角方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量6は図中矢印で示すものになる。
図2(b)は、交換レンズ200および撮像素子101の製造誤差によりイメージサークル1の中心2と撮像素子101の中心4とが一致しておらず、撮像素子101がイメージサークル1に対して図面右上側にずれた状態を示している。この状態では、撮像素子101が防振のために移動可能な範囲は、画像品位の観点からイメージサークル1の内側に制限される。そのため、対角右上方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量7、および対角右下方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量8は図中矢印で示すものになる。移動量7,8は、図2(a)の理想的な状態における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量6よりも小さい。すなわち、図2(b)の状態では、図2(a)の理想的な状態に比べて、対角右上方向および対角右下方向における防振性能が悪化している。
図2(c)は、図2(b)の状態からセンサシフト防振方式の初期位置がイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させた状態を示している。この状態では、撮像素子101が防振のために移動可能な範囲は、画像品位の観点からイメージサークルの内側に制限される。そのため、対角方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量9は図中矢印で示すものになる。移動量9は図2(a)の理想的な状態における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量6と同じであり、図2(c)の状態では防振性能を最大限発揮させることができる。
以上説明したように、イメージサークル1の大きさよりも撮像素子101の移動可能な範囲5が大きい場合、センサシフト防振方式の初期位置をイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させる。これにより、センサシフト防振方式の防振性能を最大限発揮させることができる。
図3は、イメージサークル1の大きさよりも撮像素子101の(デジタルカメラシステム10において物理的に)移動可能な範囲5が小さい場合におけるイメージサークル1と撮像素子101の関係を示す図である。
図3(a)は、イメージサークル1の中心2と撮像素子101の中心4とが一致した理想的な状態を示している。この状態では、対角方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量10は図中矢印で示すものになる。
図3(b)は、交換レンズ200および撮像素子101の製造誤差によりイメージサークル1の中心2と撮像素子101の中心4とが一致しておらず、撮像素子101がイメージサークル1に対して図面右上側にずれた状態を示している。この状態では、撮像素子101が防振のために移動可能な撮像素子101の移動量11は図中矢印で示すものになる。移動量11は、図3(a)の理想的な状態における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量10と同じになり、防振性能を最大限発揮させることができる。
図3(c)は、図3(b)の状態からセンサシフト防振方式の初期位置がイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させた状態を示している。この状態では、対角左上方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量12、および対角左下方向における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量13は図中矢印で示すものになる。移動量12,13は、図3(a)の理想的な状態における防振のために移動可能な撮像素子101の移動量10よりも小さい。すなわち、図3(c)の状態では、図3(a)の理想的な状態に比べて、対角左上方向および対角左下方向における防振性能が悪化している。
以上説明したように、イメージサークル1の大きさよりも撮像素子101の移動可能な範囲5が小さい場合、センサシフト防振方式の初期位置をイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させない。すなわち、センサシフト防振方式の初期位置を変更しない。これにより、センサシフト防振方式の防振性能を最大限発揮させることができる。
交換レンズ200の製造誤差は、撮像光学系210を構成する光学要素の偏芯により光軸が鏡筒マウントの軸からずれることであり、交換レンズごとの偏芯方向によりどちらの方向にも生じ得る。本実施例では、データ格納部214は、交換レンズごとに測定されたイメージサークル情報を格納している。イメージサークル情報には、イメージサークルの中心とイメージサークルの半径とが含まれる。イメージサークルの中心とは、光量の絶対値が最も大きい位置である。また、イメージサークルが円形状でない場合、イメージサークルの内接円の半径をイメージサークルの半径としている。
イメージサークルの中心とイメージサークルの半径は、撮像光学系210の光学状態(ズーム位置(ズーム状態)、フォーカス位置(フォーカス状態)、および絞り位置(絞り状態:開放絞り、2段絞り、又は最小絞り))に応じて変化する。また、イメージサークルの中心とイメージサークルの半径は、カメラ100の姿勢状態(正位置、グリップ上縦位置、グリップ下縦位置、又は上向き)に応じて変化する。
本実施例におけるイメージサークル情報は、撮像光学系210の光学状態、およびカメラ100の姿勢状態と対応関係を示すデータである。図4は、本実施例のイメージサークル情報の配列例を示す図である。図4では、イメージサークル情報は、撮像光学系210の光学状態およびカメラ100の姿勢状態に対するイメージサークルの中心(X,Y)、イメージサークルの半径R、および所定の処理を実施するか否かを切り替えるために使用される閾値Aからなる。なお、イメージサークルの中心と半径はそれぞれ、撮像光学系210のズーム状態、フォーカス状態、および絞り状態、並びにカメラ100の姿勢状態の少なくとも1つに対応していればよい。
撮像素子101の製造誤差は、カメラ100を構成するメカ要素の寸法公差等により生じるため、カメラごとのメカ要素により異なる。本実施例では、データ格納部108は、カメラごとに測定された撮像素子101に関する情報を格納している。撮像素子101に関する情報には、撮像素子101の中心、撮像素子101の最大像高、および撮像素子101の最大移動量が含まれる。撮像素子101の像高とは、光軸に垂直な方向における撮像素子101の中心から撮像面の端部までの距離の最大値(撮像面の最大幅の半値)である。撮像素子101の最大移動量とは、撮像素子101を搭載するステージにより撮像素子101が物理的に移動可能な最大移動量である。
以下、図5を参照して、本実施例のカメラマイコン102がコンピュータプログラム(制御プログラム)に従って実施する処理について説明する。図5は、本実施例のカメラマイコン102が実施する処理を示すフローチャートである。
ステップS10では、カメラマイコン102は、撮像素子101に関する情報をデータ格納部108から取得する。
ステップS11では、カメラマイコン102は、レンズマイコン215からデータ格納部214に記憶されているイメージサークル情報と撮像光学系210の光学状態を取得する。
ステップS12では、カメラマイコン102は、姿勢検出部104で検出したカメラ100の姿勢状態を取得する。
ステップS13では、カメラマイコン102は、撮像素子101に関する情報とイメージサークル情報とを用いてイメージサークル余裕量(差分)Δを算出し、イメージサークル余裕量Δが閾値Aより大きいかどうかを判断する。イメージサークル余裕量Δは、図6に示されるように、イメージサークルの半径Rと、撮像素子101の最大像高Hおよび撮像素子101の最大移動量Dの和との差分であり、以下の式(2)で表される。
Δ=R−(H+D)
イメージサークル余裕量Δが閾値Aより大きい場合、ステップS14に進み、イメージサークル余裕量Δが閾値Aより小さい場合、ステップS15に進む。イメージサークル余裕量Δが閾値Aと等しい場合、どちらのステップに進むかは任意に設定可能である。
ステップS14では、カメラマイコン102は、撮像素子101を移動させない。すなわち、センサシフト防振方式の初期位置を変更しない。
ステップS15では、カメラマイコン102は、撮像素子101の中心がイメージサークルの中心に一致するように撮像素子を移動させる。すなわち、センサシフト防振方式の初期位置をイメージサークルの中心に変更する。
ステップS16では、カメラマイコン102は、振動検出部105から振動検出信号を取得したかどうかを判断する。振動検出信号を取得した場合、ステップS17に進み、振動検出信号を取得していない場合、ステップS11に戻る。
ステップS17では、カメラマイコン102は、センサ防振制御部103を介してセンサ防振制御を行う。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、イメージサークル径が撮像素子の移動範囲に対して余裕がある場合において撮影画像中のぶれの影響を低減可能である。
実施例1のデジタルカメラシステム10では、交換レンズ200をカメラ100に装着する度にセンサシフト防振方式の初期位置を決定する必要がある。本実施例では、ユーザビリティの観点からセンサシフト防振方式の初期位置を決定するまでの時間を実施例1に比べて低減する。
本実施例のデジタルカメラシステム10の基本的な構成および処理は実施例1のデジタルカメラシステム10と実質的に同じである。実施例1では交換レンズ200はイメージサークルに関する情報を記憶し、カメラ100は撮像素子101に関する情報を記憶するが、本実施例では交換レンズ200およびカメラ100はそれぞれ、上記情報に加えて各製品の型番情報を記憶する。
以下、図7を参照して、本実施例のカメラマイコン102がコンピュータプログラム(制御プログラム)に従って実施する処理について説明する。図7は、本実施例のカメラマイコン102が実施する処理を示すフローチャートである。
ステップS20では、カメラマイコン102は、カメラ100の型番情報をデータ格納部108から取得する。
ステップS21では、カメラマイコン102は、レンズマイコン215からデータ格納部214に記憶されている交換レンズ200の型番情報を取得する。
ステップS22では、カメラマイコン102は、カメラ100および交換レンズ200の型番情報を用いて交換レンズ200が35mmフルサイズ対応レンズであり、かつセンササイズがAPS−Cサイズであるかどうかを判断する。交換レンズ200が35mmフルサイズ対応レンズである場合、イメージサークルの半径が21.6mmより大きいことが確定する。また、センササイズがAPS−Cサイズである場合、撮像素子101の最大像高Hが14.7mm程度と確定する。そのため、イメージサークル余裕量は、撮像素子101の最大移動量を考慮しても、ある値以上になることが確定する。交換レンズ200が35mmフルサイズ対応レンズであり、かつセンササイズがAPS−Cサイズである場合、ステップS23に進み、そうでない場合、ステップS24に進む。
ステップS23では、カメラマイコン102は、撮像素子101の中心をイメージサークルの中心に移動させない。すなわち、センサシフト防振方式の初期位置を変更しない。
ステップS24からステップS31までの処理はそれぞれ、図5のステップS10からステップS17までの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、実施例1の効果に加え、型番情報を用いてセンサシフト防振方式の初期位置を決定するため、交換レンズ200をカメラ100に装着し、センサシフト防振方式の初期位置を決定するまでの時間を低減可能である。
本実施例のデジタルカメラシステム10の基本的な構成および処理は実施例1,2のデジタルカメラシステム10と実質的に同じである。実施例1,2では交換レンズ200が記憶するイメージサークルに関する情報とカメラ100が記憶する撮像素子101に関する情報とに基づいてセンサシフト防振方式の初期位置を2つの位置に設定するが、本実施例では3つの位置に設定する。
図8は、比較例のユーザがカメラ100を操作中(例えばズーム操作等により交換レンズ200の光学状態が変わる操作をした場合)に、イメージサークル余裕量Δが閾値Aを跨ぐ状況を説明する図である。状態1は、撮像素子101を移動させていない状態である。状態2は、センサシフト防振方式の初期位置がイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させた状態である。図8(a)では、タイミングT1で状態2から状態1に遷移し、タイミングT2で状態1から状態2に遷移する。そのため、タイミングT1,T2で撮像素子101が移動し、被写体像が乱れてしまう可能性がある。本実施例では、状態1と状態2の間に別の状態(中間状態)を設けておき、被写体像が乱れる可能性がある場合、状態を切り替える際に中間状態を経由させる。本実施例では、イメージサークル1の中心2と撮像素子101の中心4との距離が所定値以上である場合に、被写体像が乱れる可能性があると判断される。
以下、図9を参照して、本実施例のセンサ防振制御部103が実施する処理について説明する。図9は、本実施例のユーザがカメラ100を操作中(例えばズーム操作等の交換レンズ200の光学状態が変わる操作をした場合)に、イメージサークル余裕量Δが閾値Aを跨ぐ状況を説明する図である。
状態1は、撮像素子101を移動させていない状態である。状態2は、センサシフト防振方式の初期位置がイメージサークル1の中心2となるように撮像素子101を移動させた状態である。状態3は、センサシフト防振方式の初期位置が、撮像素子101が状態1から状態2に遷移する際の撮像素子101の中心の軌跡の中間位置となるように撮像素子101を移動させた状態を示す。図9(a)では、タイミングT1で状態2から状態3に遷移し、タイミングT2で状態3から状態1に遷移する。また、タイミングT3で状態1から状態3に遷移し、タイミングT4で状態3から状態2に遷移する。
なお、本実施例では状態3において撮像素子101の中心を撮像素子101が状態1から状態2に遷移する際の軌跡の中間位置に一致させているが、元の撮像素子101の中心4とイメージサークル1の中心2とを結ぶ線上の位置に一致させてもよい。
以上説明したように、本実施例の構成によれば、実施例1の効果に加え、状態1と状態2の間に別の状態(中間状態)を設けておき、その中間状態を経由して切り替えることで、被写体像の乱れを防止することができる。
なお、本実施例では、状態を切り替える際に中間状態を経由する場合について説明したが、撮像素子101の単位時間当たりの移動量を所定値以下に設定することでも同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置
101 撮像素子
102 カメラマイコン(制御部)
200 交換レンズ装置(レンズ装置)
210 撮像光学系(光学系)

Claims (8)

  1. 光学系のイメージサークルの中心および半径を記憶するレンズ装置が通信可能に装着される撮像装置であって、
    像ぶれ補正のために前記光学系の光軸に対して垂直な成分を含む方向へ移動可能な撮像素子と、
    前記イメージサークルの半径と、前記撮像素子の最大像高および最大移動量の和との差分が閾値より小さい場合は前記撮像素子を移動させ、前記差分が前記閾値より大きい場合は前記撮像素子を移動させない制御部とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記差分が前記閾値より小さい場合、前記撮像素子の中心が前記イメージサークルの中心に一致するように前記撮像素子を移動させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記差分が前記閾値より小さく、かつ前記イメージサークルの中心と前記撮像素子の中心との距離が所定値以上である場合、前記撮像素子の中心が前記撮像素子の中心と前記イメージサークルの中心とを結ぶ線上の位置に一致するように前記撮像素子を移動させた後、前記撮像素子の中心が前記イメージサークルの中心に一致するように前記撮像素子を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子の単位時間当たりの移動量は、所定値以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記レンズ装置の型番情報、および前記撮像装置の型番情報を用いて、前記撮像素子を移動させるかどうかを決定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子の中心、最大像高、および最大移動量を記憶する記憶部を更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記イメージサークルの中心および半径はそれぞれ、前記光学系のズーム状態、フォーカス状態、および絞り状態、並びに前記撮像装置の姿勢状態のうち少なくとも1つに対応していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 光学系のイメージサークルの中心および半径を記憶するレンズ装置と、
    請求項1乃至7の何れか一項に記載の撮像装置とを有することを特徴とする撮像システム。
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