JP2021096019A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2021096019A
JP2021096019A JP2019226516A JP2019226516A JP2021096019A JP 2021096019 A JP2021096019 A JP 2021096019A JP 2019226516 A JP2019226516 A JP 2019226516A JP 2019226516 A JP2019226516 A JP 2019226516A JP 2021096019 A JP2021096019 A JP 2021096019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaporating dish
compressor
refrigerator
machine room
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019226516A
Other languages
English (en)
Inventor
金山 在勇
Ariisa Kanayama
在勇 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2019226516A priority Critical patent/JP2021096019A/ja
Priority to CN202011440742.8A priority patent/CN112984925A/zh
Publication of JP2021096019A publication Critical patent/JP2021096019A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D21/00Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
    • F25D21/14Collecting or removing condensed and defrost water; Drip trays

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

【課題】機械室内の圧縮機で発生する熱を逃がしやすくすることのできる冷蔵庫を提供する。【解決手段】冷蔵庫1は、冷凍サイクル40と、機械室30とを備えている。冷凍サイクル40は、圧縮機31および冷却器(蒸発器)32を含む。圧縮機31は、機械室30に配置されている。機械室30には、圧縮機31の上方に位置し、冷却器32において発生した結露水が排出される蒸発皿70が備えられている。蒸発皿70の底面には、圧縮機31の頭部形状に沿った凹部71が設けられている。また、蒸発皿70の外側の底面部70dから少なくとも一つの側壁(例えば、背面部70c)には、排熱用の溝72が形成されており、溝72の一方の端部は凹部71に連続し、かつ、溝72の他方の端部は側壁の上端まで延びている。【選択図】図3

Description

本発明は、機械室を備えている冷蔵庫に関する。
冷蔵庫には、周囲との断熱を行うために、貯蔵空間の外周を覆うように断熱箱体が設けられている。断熱箱体の背面側の下方には、冷凍サイクルを構成する圧縮機などが配置される機械室が設けられている。
機械室内には、庫内で発生した除霜水が排出される蒸発皿が設けられている。蒸発皿は、庫内を冷やす蒸発器の除霜時に発生した除霜水を貯留し、蒸発させるために設けられる。例えば、特許文献1には、圧縮機の上部に配置される第一の蒸発皿と、圧縮機に対して送風機の送風方向の下流側に配置される第二の蒸発皿とを有する冷蔵庫が開示されている。
特開2019−132506号公報
蒸発皿を圧縮機の上部に配置することで、圧縮機で発生した熱を上方へ逃がしにくくなる。そのため、熱を帯びた空気は、機械室内において圧縮機の側方側へ広がる傾向にあり、機械室の左右両側の温度が上昇する。このような高温環境下の機械室内に、例えば、制御基板などのような精密部品を配置すると、故障などの原因となり得るため望ましくない。
そこで、本発明では、機械室内の圧縮機で発生する熱を逃がしやすくすることのできる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫は、圧縮機および蒸発器を含む冷凍サイクルと、前記圧縮機が配置されている機械室と、前記圧縮機の上方に位置し、前記蒸発器において発生した結露水が排出される蒸発皿とを備えている。この冷蔵庫において、前記蒸発皿の底面には、前記圧縮機の頭部形状に沿った凹部が設けられており、前記蒸発皿の外側の前記底面から少なくとも一つの側壁には、排熱用の溝が形成されており、前記溝の一方の端部は前記凹部に連続し、かつ、前記溝の他方の端部は前記側壁の上端まで延びている。
本発明の一局面によれば、機械室内の圧縮機で発生する熱を逃がしやすくすることのできる冷蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の背面部の構成を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫の内部構成を示す断面模式図である。 図1に示す冷蔵庫において機械室内の基板ユニットを取り外した状態を示す平面図である。 図1に示す冷蔵庫の機械室内の各ユニットの配置を示す模式図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられている蒸発皿の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられている蒸発皿の外観構成を示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫に備えられている蒸発皿の外観構成を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる冷蔵庫におけるドレンパイプと蒸発皿との位置関係を示す断面模式図である。 第3の実施形態にかかる冷蔵庫におけるドレンパイプと蒸発皿との位置関係を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施形態>
(冷蔵庫の全体構成)
先ず、第1の実施形態にかかる冷蔵庫1の全体構成を説明する。図1には、冷蔵庫1の背面側の構成を示す。また、図2には、冷蔵庫1の内部構成を示す。なお、図2では、圧縮機31以外の機械室30内の構成部材は、図示を省略している。
図2に示すように、冷蔵庫1は、上段に第1の冷蔵室11、中段に冷凍室12、および、下段に第2の冷蔵室13などを備えている。第1の冷蔵室11には、冷蔵室扉11aが設けられている。冷凍室12には、冷凍室扉12aが設けられている。第2の冷蔵室13には、冷蔵室扉13aが設けられている。
以上のように、本実施の形態にかかる冷蔵庫1は、上段部、中段部、及び下段部に区分けされて、各貯蔵空間が設けられている。各貯蔵空間の間には、仕切り部59が設けられている。但し、各貯蔵空間の配置位置については、これに限定はされない。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の正面または前面と呼ぶ。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1を通常の状態で設置した場合に存在する位置に基づいて、冷蔵庫1の各面を、上面、側面、背面、及び底面とする。
冷蔵庫1の内部には、冷凍サイクル40が設けられている。冷凍サイクル40は、冷媒が流通する冷媒管(冷媒流路)を介して、圧縮機31、凝縮器(図示せず)、膨張器(図示せず)、及び、冷却器(蒸発器)32が接続されて構成されている。
図2に示すように、圧縮機31は、冷蔵庫1の底部の背面側に設けられた機械室30内に配置されている。冷却器32は、冷蔵庫1の背面側に設けられた冷却室35内に配置されている。冷却室35内には、冷却器32の他に、冷却ファン33などが備えられている。冷却ファン33は、冷却室35と各貯蔵空間との間で空気を循環させるために設けられている。
また、冷蔵庫1の内部には、制御部が設けられている。制御部は、例えば、後述する制御基板21に配置されている。この制御部が、冷凍サイクル40の運転の制御を行っている。すなわち、制御部が圧縮機31を駆動させることによって、冷凍サイクルの運転が開始され、サイクル内を冷媒が流通する。
具体的には、圧縮機31により圧縮された高温高圧の冷媒は、凝縮器で放熱しながら凝縮される。続いて、高圧の冷媒は膨張器で膨張して低温低圧となり、蒸発器としての冷却器32に送られる。冷却器32に流入する冷媒は冷却室35内を流通する冷気と熱交換され、吸熱しながら蒸発して低温のガス冷媒となって圧縮機31に送られる。このように、冷媒が循環して冷凍サイクルが運転されるとともに、冷却器32と熱交換した気流によって冷気が生成される。
(断熱箱体の構成)
冷蔵庫1には、各貯蔵空間を周囲から断熱するための断熱構造として、断熱箱体50が設けられている。断熱箱体50は、冷蔵庫1の外周を覆うように設けられている。図2に示すように、断熱箱体50は、主として、外箱61と、内箱62と、真空断熱材51と、発泡断熱材56とを備えている。
外箱61は、断熱箱体50の外周面を形成する。外箱61は、主として、上面部50a、側面部50b、背面部50c、および底面部50dで構成されている。内箱62は、断熱箱体50の内周面を形成する。また、内箱62は、貯蔵空間(例えば、第1の冷蔵室11、冷凍室12、第2の冷蔵室13)及び冷却室35との境界を形成している。
なお、断熱箱体50の底部の背面側には、機械室30を配置するための空間が形成されている。つまり、機械室30は、断熱箱体50の外側に配置される。これは、圧縮機31が運転されることにより、機械室30内の温度が上昇するためである。
真空断熱材51及び発泡断熱材56は、外箱61と内箱62との間の空間内に設けられている。真空断熱材51は、薄いシート状または板状の断熱材である。真空断熱材51は、例えば、冷蔵庫1の側面、上面、底面、及び、背面などにそれぞれ配置されている。発泡断熱材56は、例えば、発泡ポリウレタン(硬質ウレタンフォームともいう)などで形成することができる。
(機械室内部の構成)
続いて、断熱箱体50の背面側下方に設けられた機械室30のより詳細な構成について図1などを参照しながら説明する。図1には、機械室30の背面を覆う背面カバーを取り外した状態の断熱箱体50の背面部を示す。図3には、図1に示す冷蔵庫1において、機械室30内に配置されている基板ユニット20を取り外した状態を示す。図4には、機械室30内に配置されている各構成部品(すなわち、圧縮機31、基板ユニット20、および蒸発皿70)の位置関係を模式的に示す。
断熱箱体50の背面部50cは、主として外箱61のバックプレートで構成されている。機械室30は、背面部50cの下方に位置している。機械室30は、主に、断熱箱体50の底面部50dを形成している底板63で区画されている。図2などに示すように、底板63は、その後方部分が上方にせり上がっている。底板63の最も後方側は、水平方向に略平坦な形状となっており、この部分が機械室30の天井部63aを形成している。
底板63は、機械室30を区画するための領域として、天井部63aおよび立ち上がり部63cを有している(図2参照)。天井部63aは、機械室30の上面(天井)を形成している。立ち上がり部63cは、機械室30の前面を形成している。また、機械室30の側面は、外箱61の側面部50bによって形成されている。
機械室30内には、主として、圧縮機31、基板ユニット20、および蒸発皿70などが配置されている。圧縮機31は、背面から見て機械室30内のやや右側(正面から見た場合は、左側)に配置されている。基板ユニット20は、圧縮機31の横に配置されている。図1に示す例では、基板ユニット20は、圧縮機31の左側(正面から見た場合は、圧縮機31の右側)に配置されている。但し別の例では、圧縮機31の右側(正面から見た場合は、圧縮機31の左側)に基板ユニット20が配置されていてもよい。
基板ユニット20内には、制御基板21が配置されている。図4に示すように、制御基板21は、縦方向(水平面に直交する方向)に配置されている。より具体的には、制御基板21は、機械室30の側壁を形成している断熱箱体50の側面部50bと略平行に配置されている。
また、機械室30内において、基板ユニット20が配置されている空間20Aの前方側には、各種配線を含むハーネス38が配置されている(図3参照)。ハーネス38は、断熱箱体50内の各電気部品、圧縮機31などの機械室30内の各電気部品、制御基板21、および電源ユニット(図示せず)などに接続されている。
蒸発皿70は、圧縮機31の上方に配置されている。蒸発皿70には、冷却室35内で発生した結露水(ドレン水とも呼ばれる)が排出される。冷却室35内で発生する結露水には、例えば、冷却器32を除霜したときに発生する除霜水などが含まれる。図4に示すように、蒸発皿70の底面部70dには、上方へ湾曲した凹部71が形成されている。この凹部71は、圧縮機31の上方部分(頭部)の形状に沿った形状に成型されている。
(蒸発皿の構成)
続いて、蒸発皿70のより詳細な構成について説明する。図5、図6、および図7には、蒸発皿70の構成を示す。図5は、蒸発皿70を、背面側上方から見た場合の斜視図である。図6は、蒸発皿70を、前面側上方から見た場合の斜視図である。図7は、蒸発皿70を、背面側下方から見た場合の斜視図である。
蒸発皿70は、概略的には、直方体の箱型の形状を有している。蒸発皿70の上方部分は開口している。蒸発皿70の外形は、主として、前面部70a、左右両側の側面部70b・70b、背面部70c、および底面部70dで構成されている。各面部の名称は、蒸発皿70を冷蔵庫1に取り付けた状態での位置に基づいて規定されている。これらの各面部を有していることで、上方に配置されたドレンパイプ43(図8参照)から排出されたドレン水を貯めることができる。
前面部70a、左右両側の側面部70b・70b、および背面部70cは、蒸発皿70の側壁を形成している。
蒸発皿70の底面部70dには、圧縮機31の頭部形状に沿った凹部71が設けられている。例えば、凹部71は、楕円形の平面をドーム状に盛り上げたような形状を有している(図7参照)。蒸発皿70の外面側には、圧縮機31で発生した熱を排出するための排熱用の溝72が設けられている。この溝72は、底面部70dから背面部70cにかけて形成されている。すなわち、底面部70dに形成されている溝72bの端部は、凹部71に連続している。また、背面部70cに形成されている溝72aの端部は、背面部70cの上端にまで延びている。
このように、蒸発皿70には、圧縮機31の頭部と近接する凹部71から背面部70cにかけて連続して延びる溝72が形成されている。これにより、圧縮機31で発生した熱を、溝72を介して蒸発皿70の背面部70c側へ誘導することができる。
蒸発皿70の背面部70cには、上方へ延びる支持部73が設けられている。支持部73の個数は特に限定はされないが、本実施形態では、2個の支持部73が設けられている。図3に示すように、支持部73の上端部は、断熱箱体50の背面部50cに対して支持固定されている。
蒸発皿70の内部は、底面部70dから立設するいくつかの区画壁(例えば、第1の区画壁74および第2の区画壁75)などによって、複数の領域に区画されている。
具体的には、第1の区画壁74は、第1の貯水領域74Aを区画している。第1の区画壁74は、凹部71上に設けられている。すなわち、第1の区画壁74は、凹部71の外周のやや内側に凹部71の形状に沿うように設けられている。また、背面部70c側に位置する第1の区画壁74の一部74aは、背面部70cと略平行に直線状に延びている。これにより、第1の区画壁74で囲まれた領域が形成される。
この第1の区画壁74で仕切られた領域の上方には、ドレンパイプ(排水管)43が配置されている。図8には、ドレンパイプ43と、蒸発皿70との位置関係を示す。ドレンパイプ43は、冷却室35内から機械室30へと延びている。ドレンパイプ43は、冷却室35と機械室30との間の発泡断熱材56を貫通するように設けられている。
図8に示すように、ドレンパイプ43の下方には、蒸発皿70が配置されている。除霜運転時などに冷却室35内で生成されたドレン水は、冷却室35の底面に設けられた開口部からドレンパイプ43を通って蒸発皿70に排出される。
より具体的には、ドレンパイプ43の真下には、第1の区画壁74で囲まれた領域が位置している。これにより、冷却室35の底面からドレンパイプ43へ流入したドレン水は、蒸発皿70の第1の区画壁74で囲まれた領域内へ優先的に導かれる。第1の区画壁74で囲まれた領域は、圧縮機31の頭部に隣接する凹部71上に存在するため、この領域には圧縮機31で発生した熱がより伝わりやすい。そのため、蒸発皿70に貯水されたドレン水を圧縮機31の熱によって効率よく加熱することができ、より短時間でドレン水を蒸発させることができる。
なお、第1の区画壁74で囲まれた領域内の底面部70d上には、上方へ延びる突起部76が設けられている。図8に破線を付して示すように、この突起部76は、ドレンパイプ43へ向かって上方へ延びている。言い換えると、突起部76は、ドレンパイプ43の真下に位置している。
このような突起部76が設けられていることで、ドレンパイプ43から滴下したドレン水は突起部76を伝って第1の区画壁74で囲まれた領域内へ確実に導かれる。これにより、ドレンパイプ43から蒸発皿70の貯水領域へ直接ドレン水が落下する場合と比較して、落下時の滴下音や水はねなどを低減させることができる。
また、蒸発皿70には、第1の区画壁74の他に、第2の区画壁75が設けられている。第2の区画壁75は、側面部70bと略平行に延びている。図4に示すように、第2の区画壁75は、凹部71よりも基板ユニット20に近い側に設けられている。これにより、基板ユニット20と隣接する側面部70b−1側に、第2の貯水領域75Aを区画することができる。
この第2の貯水領域75Aには、第1の貯水領域74Aと比較して圧縮機31の熱が伝わりにくい。そのため、第2の貯水領域75A内に一旦貯留されたドレン水は、第1の貯水領域74A内に一旦貯留されたドレン水よりも蒸発しにくい。図4に示すように、第2の貯水領域75Aは、制御基板21が搭載された基板ユニット20に隣接している。基板ユニット20に隣接した第2の貯水領域75Aに水が貯められることで、圧縮機31で発生した熱が基板ユニット20に伝わりにくくなる。また、第2の貯水領域75A内の水の蒸発熱を利用して、基板ユニット20近傍の空間の放熱も可能となる。
(第1の実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1は、冷凍サイクル40と、機械室30とを備えている。冷凍サイクル40は、圧縮機31および冷却器(蒸発器)32を含む。圧縮機31は、機械室30に配置されている。機械室30には、圧縮機31の上方に位置し、冷却器32において発生した結露水が排出される蒸発皿70が備えられている。
蒸発皿70の底面部70dには、圧縮機31の頭部形状に沿った凹部71が設けられている。また、蒸発皿70の外側の底面部70dから少なくとも一つの側壁(例えば、背面部70c)には、排熱用の溝72が形成されており、溝72の一方の端部は凹部71に連続し、かつ、溝72の他方の端部は側壁の上端まで延びている。
この構成によれば、圧縮機31から蒸発皿70の凹部71へ伝達された熱の一部を、底面部70dに形成された溝72bから側壁の一つである背面部70cの溝72aを通過させることができる。これにより、圧縮機31で発生する熱を冷蔵庫1の背面側へ逃がしやすくすることができ、機械室30内の温度上昇を抑えることができる。そのため、機械室30の温度上昇によって、機械室30に配置されている圧縮機31以外の部品(例えば、制御基板21など)が故障する可能性を低減させることができる。
また、本実施形態では、溝72aは、背面部70cに設けられている。背面部70cは、蒸発皿70の各側壁のうち、冷蔵庫1の貯蔵空間から最も離れている側壁である。したがって、この構成によれば、貯蔵空間から最も離れた側壁から、圧縮機31で発生した熱を排出することができるため、圧縮機31の熱の貯蔵空間への影響をより小さくすることができる。
また、本実施形態では、蒸発皿70の底面部70dに形成されている溝72bは凹部71に連続している。凹部71は圧縮機31の頭部形状に沿った形状であるため、圧縮機31の頭部から排出される熱を凹部71で受け、その熱を溝72bによって効率よく蒸発皿70の背面部70c側へと導くことができる。溝72bの底面は圧縮機31の頭部頂上よりも上に位置するようにしてもよい。これにより、圧縮機31の頭部から排出される熱が凹部71内にこもらずに溝72bに導かれやすくなり、圧縮機31の放熱効率が向上する。
<第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、蒸発皿に設けられている排熱用の溝の配置位置が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点を中心に説明する。
第1の実施形態では、蒸発皿70において、排熱用の溝72aは背面部70cに設けられている。しかし、溝72aの配置位置は、背面部70cに限定はされない。例えば、溝72aは、側面部70bに設けられていてもよい。この場合には、溝72aは、制御基板21を搭載している基板ユニット20に隣接する側面部70b−1(図4参照)ではなく、基板ユニット20に隣接する側面部70b−1とは反対側の側面部70b−2(図4参照)に設けられていることが好ましい。
この構成により、圧縮機31から蒸発皿70の凹部71へ伝達された熱の一部を、底面部70dに形成された溝72bから側面部70b−2へと排出させることができる。側面部70b−2は基板ユニット20から離れた位置にあるため、上記の構成によれば、溝72bから排出された熱を基板ユニット20へ伝わりにくくすることができる。また、側面部70b−2の溝72bへ伝わった熱は、機械室30の側壁(すなわち、断熱箱体50の側面部50b)から外部へ放出される。
<第3の実施形態>
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ドレンパイプおよび蒸発皿の突起部の構成が第1の実施形態とは異なっている。それ以外の構成については、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。そこで、第3の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点を中心に説明する。
図9には、第3の実施形態にかかる冷蔵庫1の機械室30周辺の構成を模式的に示す。本実施形態にかかる冷蔵庫1は、第1の実施形態とは異なる構成として、ドレンパイプ343および蒸発皿370が設けられている。これら以外の構成は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。
第1の実施形態で説明したドレンパイプ43は、冷却室35と機械室30との間の発泡断熱材56を貫通するように設けられている。これに対して、本実施形態では、より長いドレンパイプ343が設けられている。ドレンパイプ343は、その上端が冷却室35の中央部付近に位置しており、その下端が機械室30内の上方に位置している。
また、蒸発皿370には、蒸発皿370の底面部70dから上方へ延びる突起部376が設けられている。蒸発皿370において、突起部376以外の構成は、第1の実施形態と同様の構成が適用できる。突起部376は、第1の実施形態で説明した突起部76と比較してより高い。図9に示すように、突起部376の高さは、蒸発皿370の側壁(例えば、背面部70cなど)の高さよりも高くなっている。
そして、突起部376の上端は、ドレンパイプ343の下端に近接している。除霜運転時などに冷却室35内で生成されたドレン水は、冷却室35内のドレンパイプ343へ流入し、ドレンパイプ343を伝って機械室30へと排出される。そして、ドレンパイプ343の下端に到達したドレン水は、真下に近接している突起部376の上端へと伝わる。
上記の構成によれば、ドレンパイプ343から突起部376に伝わったドレン水は、第1の区画壁74で囲まれた領域内へ導かれる。これにより、ドレンパイプ343から蒸発皿370の貯水領域へ直接ドレン水が落下する場合と比較して、落下時の滴下音や水はねなどを低減させることができる。
(まとめ)
本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、圧縮機(例えば、圧縮機31)および蒸発器(例えば、冷却器32)を含む冷凍サイクル(例えば、冷凍サイクル40)と、前記圧縮機が配置されている機械室(例えば、機械室30)と、前記圧縮機の上方に位置し、前記蒸発器において発生した結露水が排出される蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)とを備えている。前記蒸発皿の底面(例えば、底面部70d)には、前記圧縮機の頭部形状に沿った凹部(例えば、凹部71)が設けられており、前記蒸発皿の外側の前記底面から少なくとも一つの側壁(例えば、背面部70c、側面部70b−2)には、排熱用の溝(例えば、溝72)が形成されており、前記溝の一方の端部(例えば、溝72bの端部)は前記凹部に連続し、かつ、前記溝の他方の端部(例えば、溝72a)は前記側壁の上端にまで延びている。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)の前記少なくとも一つの側壁は、背面側の側壁(例えば、背面部70c)であってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)は、前記機械室(例えば、機械室30)内において、前記圧縮機(例えば、圧縮機31)の横には制御基板(例えば、制御基板21)が設けられており、前記蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)の前記少なくとも一つの側壁は、前記制御基板と隣接する側壁以外の少なくとも一つの側壁(例えば、背面部70c、側面部70b−2)であってもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)の前記制御基板(例えば、制御基板21)と隣接する側には、貯水用の区画(例えば、第2の貯水領域75A)が設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)内の前記底面(例えば、底面部70d)には、前記凹部(例えば、凹部71)上に区画壁(例えば、第1の区画壁74)が設けられていてもよい。
上記の本発明の一局面にかかる冷蔵庫(例えば、冷蔵庫1)において、前記蒸発皿(例えば、蒸発皿70,370)の上方には、前記結露水の排水管(例えば、ドレンパイプ43,343)が設けられており、前記蒸発皿内の前記底面(例えば、底面部70d)には、前記排水管へ向かって上方へ延びる突起部(例えば、突起部76,376)が設けられていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
21 :制御基板
30 :機械室
31 :圧縮機
32 :冷却器(蒸発器)
40 :冷凍サイクル
43 :ドレンパイプ(排水管)
50 :断熱箱体
70 :蒸発皿
70a :(蒸発皿の)前面部(側壁)
70b :(蒸発皿の)側面部(側壁)
70c :(蒸発皿の)背面部(背面側の側壁)
70d :(蒸発皿の)底面部
71 :凹部
72 :排熱用の溝
74 :第1の区画壁(区画壁)
74A :第1の貯水領域
75 :第2の区画壁
75A :第2の貯水領域
76 :突起部
343 :ドレンパイプ(排水管)
370 :蒸発皿
376 :突起部

Claims (6)

  1. 圧縮機および蒸発器を含む冷凍サイクルと、
    前記圧縮機が配置されている機械室と、
    前記圧縮機の上方に位置し、前記蒸発器において発生した結露水が排出される蒸発皿と
    を備え、
    前記蒸発皿の底面には、前記圧縮機の頭部形状に沿った凹部が設けられており、
    前記蒸発皿の外側の前記底面から少なくとも一つの側壁には、排熱用の溝が形成されており、前記溝の一方の端部は前記凹部に連続し、かつ、前記溝の他方の端部は前記側壁の上端まで延びている、冷蔵庫。
  2. 前記蒸発皿の前記少なくとも一つの側壁は、背面側の側壁である、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記機械室内において、前記圧縮機の横には制御基板が設けられており、
    前記蒸発皿の前記少なくとも一つの側壁は、前記制御基板と隣接する側壁以外の少なくとも一つの側壁である、請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記蒸発皿の前記制御基板と隣接する側には、貯水用の区画が設けられている、請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記蒸発皿内の前記底面には、前記凹部上に区画壁が設けられている、請求項1から4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記蒸発皿の上方には、前記結露水の排水管が設けられており、
    前記蒸発皿内の前記底面には、前記排水管へ向かって上方へ延びる突起部が設けられている、請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
JP2019226516A 2019-12-16 2019-12-16 冷蔵庫 Pending JP2021096019A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226516A JP2021096019A (ja) 2019-12-16 2019-12-16 冷蔵庫
CN202011440742.8A CN112984925A (zh) 2019-12-16 2020-12-07 冰箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226516A JP2021096019A (ja) 2019-12-16 2019-12-16 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021096019A true JP2021096019A (ja) 2021-06-24

Family

ID=76344918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019226516A Pending JP2021096019A (ja) 2019-12-16 2019-12-16 冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021096019A (ja)
CN (1) CN112984925A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106091U (ja) * 1983-12-23 1985-07-19 松下冷機株式会社 冷蔵庫
JPS61186084U (ja) * 1985-05-13 1986-11-20
JP2019113245A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 アクア株式会社 冷蔵庫

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021257A (ja) * 1999-07-09 2001-01-26 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫
JP2002048458A (ja) * 2000-07-31 2002-02-15 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JP2005127660A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2009079778A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
CN101922839A (zh) * 2010-08-05 2010-12-22 杭州银都餐饮设备有限公司 卧式冰箱正面装入式整体制冷***模块

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60106091U (ja) * 1983-12-23 1985-07-19 松下冷機株式会社 冷蔵庫
JPS61186084U (ja) * 1985-05-13 1986-11-20
JP2019113245A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 アクア株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
CN112984925A (zh) 2021-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100251744A1 (en) Refrigerator having ice making room
KR20090006419A (ko) 냉장고
WO2011114656A1 (ja) 冷蔵庫
KR20110071167A (ko) 냉장고
WO2010092628A1 (ja) 冷蔵庫
JP7369434B2 (ja) 冷蔵庫
JP2014048030A (ja) 冷却庫
JP2007064601A (ja) 冷蔵庫
JP2006138609A (ja) 冷蔵庫
JP2021096019A (ja) 冷蔵庫
JP7032055B2 (ja) 冷蔵庫
JP6678542B2 (ja) 冷蔵庫
JP5985942B2 (ja) 冷却庫
WO2019053879A1 (ja) 冷蔵庫及び冷蔵庫の蒸発皿
JP2014052137A (ja) 冷却庫
JP2007147100A (ja) 冷蔵庫
JP2007085694A (ja) 冷蔵庫
JP2008202882A (ja) 冷却庫
JPH0771857A (ja) 冷蔵庫
JP5922541B2 (ja) 冷却庫
JP2024076689A (ja) 冷蔵庫
JP7441639B2 (ja) 冷蔵庫
JP7249056B2 (ja) 冷蔵庫
JP4203662B2 (ja) 冷蔵庫
JP6955348B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240123