JP2021093859A - ワイヤハーネス用のプロテクタ、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス用のプロテクタ、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスを構成する電線を組み付ける作業の作業性に優れたプロテクタ、及び、そのプロテクタを用いるワイヤハーネス、を提供すること。【解決手段】プロテクタ2は、ワイヤハーネス1を構成する電線3を案内する案内経路を画成する本体部10と、電線3を案内経路上に保持する電線保持部20と、を備える。本体部10は、案内経路に沿って電線3が載せ置かれ且つ電線3を互いに異なる方向に案内することになる第1載置面11、第2載置面12及び第3載置面13を、この順に有する。第1載置面11と第2載置面12とは、案内経路を屈曲させるように互いに交わる位置関係にあり、案内経路に沿う方向における第2載置面12の長さは、前記方向における第1載置面11の長さ及び前記方向における第3載置面13の長さの双方よりも短く、電線保持部20は、本体部10の第2載置面12に対応する箇所に設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスを構成する電線を案内する経路を画成するプロテクタ、及び、そのプロテクタを用いるワイヤハーネスに関する。
従来から、ワイヤハーネスを構成する電線を案内する経路(空洞・空間)を画成するワイヤハーネス用プロテクタが提案されている。この種のプロテクタは、一般に、その経路に沿って電線を保持した状態で、自動車の車体等に組み付けられる。これにより、ワイヤハーネスが所定のルートに沿って配索されることになる。
例えば、従来のプロテクタの一つは、底壁と両側壁とを有する断面U字状の溝(みぞ)構造を有する。この従来のプロテクタは、両側壁から溝内に向けて伸びる爪状の突起部により、溝の中に収容された電線を溝の中に保持するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2014−052028号公報
ところで、実際にプロテクタに電線を組み付ける際には、一般に、作業者の手作業により、電線をプロテクタに載せ置きながら(即ち、プロテクタが画成する経路上に電線を配置しながら)、クランプ、タイバンド及び粘着テープ等の固定具を用いてプロテクタに電線を固定することになる。ここで、プロテクタが画成する経路が立体的な(三次元的な)形状を有する場合、そのような形状に沿って電線も湾曲させることになる。しかし、電線の太さや硬さ、及び、電線を束ねる本数などによっては、このように電線を湾曲させた状態を維持しながら上述した固定具を用いてプロテクタに電線を固定する作業が困難になり、作業性を損なう原因になり得る。また、場合によっては、電線を湾曲させた状態で維持するための専用の部材をプロテクタに組み付ける必要があり、このような部材の組み付け及び取り外しは、作業性を更に損なう原因になり得る。
本発明の目的の一つは、ワイヤハーネスを構成する電線を組み付ける作業の作業性に優れたプロテクタ、及び、そのプロテクタを用いるワイヤハーネス、を提供することである。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネス用のプロテクタ及びワイヤハーネスは、下記[1]〜[4]を特徴としている。
[1]
ワイヤハーネスを構成する電線を案内する経路を画成する本体部と、前記電線を前記経路上に保持する電線保持部と、を備える、ワイヤハーネス用のプロテクタであって、
前記本体部は、
前記経路に沿って前記電線が載せ置かれ且つ前記電線を互いに異なる方向に順次案内することになる第1載置面、第2載置面及び第3載置面を、この順に有し、
前記第1載置面と前記第2載置面とは、
前記経路を屈曲させるように互いに交わる位置関係にあり、
前記経路に沿う方向における前記第2載置面の長さは、
前記方向における前記第1載置面の長さ及び前記方向における前記第3載置面の長さの双方よりも短く、
前記電線保持部は、
前記本体部の前記第2載置面に対応する箇所に設けられる、
ワイヤハーネス用のプロテクタであること。
[2]
上記[1]に記載のプロテクタであって、
前記電線保持部は、
前記第2載置面に対応する前記箇所のうちの前記第1載置面に隣接する位置に配置される、
ワイヤハーネス用のプロテクタであること。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のプロテクタにおいて、
前記第1載置面と前記第3載置面とは、ねじれの位置関係にある、
ワイヤハーネス用のプロテクタであること。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載のプロテクタと、前記経路に沿って前記プロテクタに組み付けられる一又は複数の電線と、を備えるワイヤハーネスであること。
上記[1]の構成のワイヤハーネス用のプロテクタによれば、第1載置面、第2載置面および第3載置面の順に各々の載置面に沿うように、電線がプロテクタに組み付けられる。このとき、第1載置面と第2載置面とが互いに交わる位置関係にあることで、電線を案内する案内経路が第1載置面と第2載置面との間で屈曲することになる。更に、そのように屈曲された電線は、それら載置面の中で最短の第2載置面を経て、第3載置面に向けて案内される。第3載置面は、第2載置面とは異なる方向に電線を案内する。よって、第2載置面を通過する電線には、他の載置面を通過する場合に比べ、大きな曲げやねじれが生じることになる。そのため、第1載置面と第2載置面との間で電線を適正に屈曲した状態に維持するためには、他の箇所に比べて大きな外力を要する。そこで、プロテクタの本体部の第2載置面に対応する箇所に設けられている電線保持部で電線を保持すれば、作業者の手作業や専用の部材に頼る場合に比べ、作業負荷を軽減できる。したがって、本構成のプロテクタは、ワイヤハーネスを構成する電線をプロテクタに組み付ける作業の作業性に優れる。
上記[2]の構成のワイヤハーネス用のプロテクタによれば、第2載置面に対応する本体部の箇所のうちの第1載置面に隣接する位置に、電線保持部が配置される。これにより、特に大きな曲げやねじれが生じると考えられる第1載置面と第2載置面との境界の近傍にて、電線保持部が電線を保持することになる。よって、屈曲された電線が案内経路から外れることを、より適正に抑制できる。
上記[3]の構成のワイヤハーネス用のプロテクタによれば、第1載置面と第3載置面とがねじれの位置関係にある。そのため、第1載置面と第2載置面との間で屈曲した電線は、第2載置面と第3載置面との間で更に屈曲することになる。換言すると、プロテクタが、立体的に(三次元的に)に複雑に湾曲する案内経路を画成する。このような案内経路を画成する場合であっても、電線保持部を利用することで、ワイヤハーネスを構成する電線をプロテクタに組み付ける作業の作業性を向上できる。
上記[4]の構成のワイヤハーネスによれば、第1載置面、第2載置面および第3載置面の順に各々の載置面に沿うように、電線がプロテクタに組み付けられるとき、第1載置面と第2載置面とが互いに交わる位置関係にあることで、電線を案内する案内経路が第1載置面と第2載置面との間で屈曲することになる。更に、そのように屈曲された電線は、それら載置面の中で最短の第2載置面を経て、第3載置面において第2載置面とは異なる方向に案内される。よって、第2載置面を通過する電線には、他の載置面を通過する場合に比べ、大きな曲げやねじれが生じることになる。そのため、第1載置面と第2載置面との間で電線を適正に屈曲した状態に維持するためには、他の箇所に比べて大きな外力を要する。そこで、プロテクタの本体部の第2載置面に対応する箇所に設けられている電線保持部で電線を保持すれば、作業者の手作業や専用の部材に頼る場合に比べ、作業負荷を軽減できる。したがって、本構成のワイヤハーネスは、プロテクタに電線を組み付ける作業の作業性に優れる。
本発明によれば、ワイヤハーネスを構成する電線を組み付ける作業の作業性に優れたプロテクタ、及び、そのプロテクタを用いるワイヤハーネスを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス用のプロテクタを示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示す電線保持部の周囲を拡大して示した斜視図であり、図2(b)は、電線保持部を別の角度(第2載置面の延在方向)からみた図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス用のプロテクタ2について説明する。プロテクタ2は、図1に示すように、一又は複数の電線3を案内する経路を画成するための部材である。プロテクタ2により画成される経路に沿って電線3をプロテクタ2に組み付けることで、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス1が得られる。
プロテクタ2は、本例では、樹脂成形品であり、プロテクタ2全体が一体に形成されている。以下、説明の便宜上、図1に示すように、「x軸方向」、「y軸方向」、「z軸方向」を定義する。「x軸方向」、「y軸方向」及び「z軸方向」は、互いに直交している。以下、先ず、プロテクタ2の構成について説明する。
図1に示すように、プロテクタ2は、電線3を案内する経路を画成する本体部10を備える。本体部10は、本例では、x軸方向に延びる第1載置面11と、第1載置面11の一端部から第1連結載置面14を介してy軸方向に延びる第2載置面12と、第2載置面12の第1連結載置面14とは反対側の端部から第2連結載置面15を介してz軸方向に延びる第3載置面13と、を備えている。
本体部10では、第1載置面11、第1連結載置面14、第2載置面12、第2連結載置面15、及び第3載置面13の順に連続した1本の「電線3を案内する経路」(以下、「案内経路」と呼ぶ)が画成されており、この案内経路に沿って電線3が載せ置かれ且つ案内されることになる。第2載置面12の案内経路に沿う延在方向の長さ(y軸方向の長さ)は、第1載置面11の案内経路に沿う延在方向の長さ(x軸方向の長さ)及び第3載置面13の案内経路に沿う延在方向の長さ(z軸方向の長さ)の双方より短い。
第1載置面11(の法線)は、y軸方向を向き、第2載置面12及び第3載置面13(の法線)は、x軸方向を向いている。第2載置面12及び第3載置面13は、共通の一平面上に位置している。よって、第1連結載置面14は、互いに異なる方向を向いた第1載置面11及び第2載置面12を滑らかに連結するように、立体的に(三次元的に)屈曲した面であり、第2連結載置面15は、共通の一平面上に位置する第2載置面12及び第3載置面13を滑らかに連結するように、その一平面内で延在方向が屈曲した面である。
第1載置面11及び第2載置面12は、互いに交わる位置関係にあり、第1載置面11及び第3載置面13は、ねじれの位置関係にある(互いに交わらない)。このように、本体部10では、立体的に(三次元的に)に複雑に湾曲した案内経路が画成されている。
第1載置面11の他端部(第1連結載置面14とは反対側の端部)には、案内経路に直交する幅寸法(z軸方向の寸法)が第1載置面11の他の部分より狭い幅狭部11aが設けられ、第3載置面13の第2連結載置面15とは反対側の端部にも、案内経路に直交する幅寸法(y軸方向の寸法)が第3載置面13の他の部分より狭い幅狭部13aが設けられている。幅狭部11a,13aそれぞれは、案内経路上に電線3を固定するための固定具(クランプ、タイバンド及び粘着テープ等)が取り付けられる箇所として使用されることになる。
本体部10では、電線3が案内経路から幅方向に外れることを防止するため、案内経路に沿う複数箇所にそれぞれ、一対の側壁が設けられている。具体的には、第1載置面11における幅狭部11aに隣接する位置から第1載置面11の延在方向の途中位置までに亘って、一対の側壁16が、第1載置面11の幅方向両端部から互いに対向するように立設されている。第1載置面11における第1連結載置面14の近傍位置から第1連結載置面14の第2載置面12側の端部までに亘って、一対の側壁17が、第1載置面11及び第1連結載置面14の幅方向両端部から互いに対向するように立設されている。第2載置面12における第1連結載置面14に隣接する位置から第2載置面12における第2連結載置面15の近傍位置までに亘って、一対の側壁18が、第2載置面12の幅方向両端部から互いに対向するように立設されている。
また、本体部10では、プロテクタ2を自動車の車体等の被取付体に取り付ける(固定する)ために使用される取付部19が、第1載置面11に対応する案内経路に沿った複数箇所(本例では、3箇所)にそれぞれ設けられている。
プロテクタ2は、更に、一対の側壁18に、電線3を案内経路上に保持するための電線保持部20が設けられている。具体的には、図2に示すように、電線保持部20は、一対の側壁18の延出端部から第2載置面12の幅方向内側に向けて延びる一対の爪状の突起部21で構成されている。電線保持部20を、案内経路上のこの位置(第2載置面12における第1載置面11に隣接する位置)に設けた理由については後述する。なお、「隣接」するとは、例えば、電線の案内経路に沿って最も第1載置面11に近い位置にある電線保持部20の構成部分(本例では、一対の側壁18の上面部分)が、電線の案内経路に沿った第2載置面12の中央位置よりも第1載置面11に近い場所にあること、を表す。
本例では、電線3を一対の側壁18間の空間内(第2載置面12上)に誘い込み易くするために、一対の突起部21は、第2載置面12に向かう向きに第2載置面12に対して傾斜して延びている。更に、一対の側壁18間の空間内に位置する電線3が当該空間外に抜け出ることを防止するために、一対の突起部21の先端同士の間隔A(図2(b)参照)は、電線3の外径よりも小さい。よって、電線3を一対の側壁18間の空間内(第2載置面12上)に進入させる際には、一対の突起部21が第2載置面12の幅方向外側に広がるように、一対の側壁18が一時的に弾性変形することになる。以上、プロテクタ2の構成について説明した。
次いで、案内経路に沿って電線3をプロテクタ2に組み付ける作業について説明する。電線3をプロテクタ2に組み付けるためには、電線3を、案内経路に沿って、第1載置面11、第1連結載置面14、第2載置面12、第2連結載置面15、及び第3載置面13の順に、各々の載置面に載せ置いていく。
具体的には、まず、電線3を、一対の側壁16の間の空間内、及び、一対の側壁17の間の空間内に位置するように、第1載置面11上に載置する。次いで、電線3を、第1載置面11と第2載置面12との間(第1連結載置面14の上)で屈曲させ、次いで、一対の突起部21が第2載置面12の幅方向外側に広がるように一対の側壁18を一時的に弾性変形させながら、電線3を、一対の側壁18の間の空間内に進入させて、第2載置面12上に載置する。
次いで、電線3を、第2載置面12と第3載置面13との間(第2連結載置面15の上)で更に屈曲させて、第3載置面13上に載置する。これにより、電線3が案内経路の全域に亘って案内経路に沿うように配置される。
このように、第1載置面11と第2載置面12との間で屈曲された電線3は、第1〜第3載置面11〜13の中で最短の第2載置面12を経て、第3載置面13において第2載置面12とは異なる方向に案内される。ここで、電線3には、電線3が直線状に復帰しようとする復元力が作用する。よって、第1載置面11と第2載置面12との間の箇所で電線3を適正に屈曲した状態に維持するためには、案内経路上の他の箇所に比べて特に大きな外力を要する。
この点を考慮して、プロテクタ2では、案内経路上における一対の側壁18が設けられた位置(即ち、第2載置面12における第1載置面11に隣接する位置)に、電線保持部20(一対の突起部21)が設けられている。よって、電線3が自身の復元力に起因して一対の側壁18間の空間から外に抜け出ようとしても、一対の突起部21が、電線3を当該空間内に保持させる外力を電線3に及ぼす。この結果、電線3が当該空間から外に抜け出ることがない。このため、作業者の手作業や専用の部材でそのような外力を電線3に及ぼす場合に比べ、作業負荷を軽減できる。
そして、上記のように、電線3が案内経路の全域に亘って案内経路に沿うように配置された後、幅狭部11a,13aのそれぞれに、電線3を固定するための固定具(クランプ、タイバンド及び粘着テープ等)を取り付ける。これにより、電線3をプロテクタ2に組み付ける作業が完了し、案内経路に沿って電線3がプロテクタ2に組み付けられたワイヤハーネス1が得られる(図1参照)。
<作用・効果>
本実施形態に係るワイヤハーネス用のプロテクタ2によれば、第1載置面11、第2載置面12および第3載置面13の順に各々の載置面に沿うように、電線3がプロテクタ2に組み付けられるとき、第1載置面11と第2載置面12とが互いに交わる位置関係にあることで、電線3を案内する案内経路が第1載置面11と第2載置面12との間で屈曲することになる。更に、そのように屈曲された電線3は、それら載置面の中で最短の第2載置面12を経て、第3載置面13において第2載置面12とは異なる方向に案内される。よって、第1載置面11と第2載置面12との間で電線3を適正に屈曲した状態に維持するためには、他の箇所に比べて大きな外力を要する。ここで、プロテクタ2の本体部10の第2載置面12に対応する箇所に設けられている電線保持部20(一対の突起部21)で電線3を保持すれば、作業者の手作業や専用の部材でそのような外力を電線3に及ぼす場合に比べ、作業負荷を軽減できる。したがって、本実施形態に係るプロテクタ2は、ワイヤハーネス1を構成する電線3をプロテクタ2に組み付ける作業の作業性に優れる。
更に、本実施形態に係るワイヤハーネス用のプロテクタ2によれば、第2載置面12に対応する本体部10の箇所のうちの第1載置面11に隣接する位置に、電線保持部20が配置される。これにより、第1載置面11と第2載置面12との間で屈曲された電線3が案内経路から外れることを、より適正に抑制できる。
更に、本実施形態に係るワイヤハーネス用のプロテクタ2によれば、第1載置面11と第3載置面13とがねじれの位置関係にある。そのため、第1載置面11と第2載置面12との間で屈曲した電線3は、第2載置面12と第3載置面13との間で更に屈曲することになる。換言すると、プロテクタ2が、立体的に(三次元的に)に複雑に湾曲する案内経路を画成する。このような案内経路を画成する場合であっても、第2載置面12に対応する箇所に設けられた電線保持部20を利用することで、ワイヤハーネス1を構成する電線3をプロテクタ2に組み付ける作業の作業性に優れる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、第1載置面11及び第2載置面12が互いに交わる位置関係にあり、且つ、第1載置面11及び第3載置面13がねじれの位置関係(互いに交わらない)にある。これに対し、第1載置面11及び第2載置面12が互いに交わる位置関係にあり、且つ、第1載置面11及び第3載置面13が互いに平行の関係(互いに交わらない)にあってもよい。
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネス用のプロテクタ2及びワイヤハーネス1の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
ワイヤハーネス(1)を構成する電線(3)を案内する経路を画成する本体部(10)と、前記電線(3)を前記経路上に保持する電線保持部(20)と、を備える、ワイヤハーネス用のプロテクタ(2)であって、
前記本体部(10)は、
前記経路に沿って前記電線(3)が載せ置かれ且つ前記電線(3)を互いに異なる方向に順次案内することになる第1載置面(11)、第2載置面(12)及び第3載置面(13)を、この順に有し、
前記第1載置面(11)と前記第2載置面(12)とは、
前記経路を屈曲させるように互いに交わる位置関係にあり、
前記経路に沿う方向における前記第2載置面(12)の長さは、
前記方向における前記第1載置面(11)の長さ及び前記方向における前記第3載置面(13)の長さの双方よりも短く、
前記電線保持部(20)は、
前記本体部(10)の前記第2載置面(12)に対応する箇所に設けられる、
ワイヤハーネス用のプロテクタ(2)。
[2]
上記[1]に記載のプロテクタ(2)であって、
前記電線保持部(20)は、
前記第2載置面(12)に対応する前記箇所のうちの前記第1載置面(11)に隣接する位置に配置される、
ワイヤハーネス用のプロテクタ(2)。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のプロテクタ(2)において、
前記第1載置面(11)と前記第3載置面(13)とは、ねじれの位置関係にある、
ワイヤハーネス用のプロテクタ(2)。
[4]
上記[1]〜上記[3]の何れか一つに記載のプロテクタ(2)と、前記経路に沿って前記プロテクタ(2)に組み付けられる一又は複数の電線(3)と、を備えるワイヤハーネス(1)。
1 ワイヤハーネス
2 プロテクタ
3 電線
10 本体部
11 第1載置面
12 第2載置面
13 第3載置面
20 電線保持部
21 一対の突起部(電線保持部)

Claims (4)

  1. ワイヤハーネスを構成する電線を案内する経路を画成する本体部と、前記電線を前記経路上に保持する電線保持部と、を備える、ワイヤハーネス用のプロテクタであって、
    前記本体部は、
    前記経路に沿って前記電線が載せ置かれ且つ前記電線を互いに異なる方向に順次案内することになる第1載置面、第2載置面及び第3載置面を、この順に有し、
    前記第1載置面と前記第2載置面とは、
    前記経路を屈曲させるように互いに交わる位置関係にあり、
    前記経路に沿う方向における前記第2載置面の長さは、
    前記方向における前記第1載置面の長さ及び前記方向における前記第3載置面の長さの双方よりも短く、
    前記電線保持部は、
    前記本体部の前記第2載置面に対応する箇所に設けられる、
    ワイヤハーネス用のプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタであって、
    前記電線保持部は、
    前記第2載置面に対応する前記箇所のうちの前記第1載置面に隣接する位置に配置される、
    ワイヤハーネス用のプロテクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプロテクタにおいて、
    前記第1載置面と前記第3載置面とは、ねじれの位置関係にある、
    ワイヤハーネス用のプロテクタ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のプロテクタと、前記経路に沿って前記プロテクタに組み付けられる一又は複数の電線と、を備えるワイヤハーネス。
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Citations (3)

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