JP2021089626A - 走行体、走行制御装置、及び走行制御方法 - Google Patents

走行体、走行制御装置、及び走行制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】走行体の走行状態に応じた情報を周囲に適切に報知することが可能な走行システム及び走行方法を提供する。【解決手段】走行体は、走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出部と、前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出部により検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定部と、前記経路状態判定部により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知処理部と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、自律走行型の走行体、前記走行体を制御する走行制御装置、及び前記走行体を制御する走行制御方法に関する。
従来、倉庫、製造ラインなどにおいて、商品、部品などの荷物(物品)を搬送する搬送車(走行体)が利用されている。例えば、作業者は、荷物が保管されている保管棚から所望の荷物を取り出して搬送車に積載する。搬送車は、予め設定された走行経路に沿って走行し、目的の場所(搬出口など)まで荷物を搬送する。このような搬送車には、走行経路に敷設された磁気テープを検知して走行制御する搬送車と、磁気テープを利用せず、地図情報から経路計画を立てて走行制御する自律走行型の搬送車とがある(例えば特許文献1参照)。
特開2017−152051号公報
ここで、搬送車は、交差点などで走行方向を変更(左折、右折など)する場合に、周囲の作業者に注意を促すために音声を出力するなど報知処理を行うことが重要である。この点、従来の自律走行型の搬送車では、例えば交差点を曲がる場合に搬送車の走行速度の角速度成分に基づいて曲がる方向を判断して前記報知処理を行っている。しかし、この方法では、搬送車が交差点を曲がり始めた段階で報知処理が行われるため、周囲への注意喚起が遅れてしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、走行体の走行状態に応じた情報を周囲に適切に報知することが可能な走行体、走行制御装置、及び走行制御方法を提供することにある。
本発明の一の態様に係る走行体は、走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出部と、前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出部により検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定部と、前記経路状態判定部により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る走行制御装置は、走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出部と、前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出部により検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定部と、前記経路状態判定部により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る走行制御方法は、走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出ステップと、前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出ステップにおいて検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定ステップと、前記経路状態判定ステップにより判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知ステップと、を一又は複数のプロセッサによって実行する。
本発明によれば、走行体の走行状態に応じた情報を周囲に適切に報知することが可能な走行体、走行制御装置、及び走行制御方法を提供することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る走行体を示す外観斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る走行体の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る走行体で利用される環境地図の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る走行体で利用される走行経路の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る走行体で利用される基準点の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図7は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図8は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図9は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図10は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図11は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図12は、本発明の実施形態に係る走行体における経路状態の判定方法を説明するための図である。 図13は、本発明の実施形態に係る走行体において実行される走行制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
図1は、本発明の実施形態に係る走行体の外観斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係る走行体の構成を示す機能ブロック図である。走行体1は、例えば、無人走行可能な自律走行型の走行車(Automatic Guided Vehicle)である。走行体1は、本発明の走行体の一例である。
図2に示すように、走行体1は、制御部11、記憶部12、距離センサ13、報知部14、走行部15、及び通信部16を備える。走行体1は、インターネット、LAN、WAN、又は公衆電話回線などの通信網を介して外部機器と通信可能である。例えば、走行体1は、通信網N1を介して操作端末(不図示)と通信可能に構成されてもよい。すなわち、走行体1は、操作端末に対する作業者の操作に基づいて走行体1を走行させる遠隔操作可能なシステムで構成されてもよい。
通信部16は、走行体1を有線又は無線で前記通信網に接続し、前記通信網を介して操作端末などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
走行部15は、走行体1を走行させる駆動部である。走行部15には、駆動モータ、駆動車輪などが含まれる。走行部15は、制御部11からの指示に従って駆動モータを駆動して走行体1を走行させる。
報知部14は、所定の情報を外部に報知する。例えば、報知部14はスピーカで構成され、所定の音声を外部に出力する。なお、報知部14は表示灯(回転灯)で構成され、所定の光(照明)を外部に出力してもよい。また、報知部14は表示パネルで構成され、所定のメッセージを表示パネルに表示してもよい。さらに、報知部14は、スピーカ、表示灯、及び表示パネルのうち少なくとも2つの部材により構成されてもよい。
距離センサ13は、障害物(対象物)の有無及び障害物までの距離を測定する。距離センサ13は、本発明の測定部の一例である。具体的には、距離センサ13は、探査光を走行体1の進行方向の所定角度に渡って照射し、その反射光を検出することにより前記距離を測定する。距離センサ13は、所定の周期で前記距離を測定する。なお、本実施形態では、本発明の測定部の一例としてレーザー光を挙げる。距離センサ13は、少なくとも走行体1の進行方向の前側に1箇所設置される(図1参照)。なお、距離センサ13の数は限定されず、少なくとも1つ設置されていればよい。本実施形態では、進行方向前側に設置された距離センサ13が略180度の範囲にレーザー光を照射して照射範囲に存在する障害物(棚、荷物、壁、柱、作業者など)などの対象物までの距離を測定する。距離センサ13は、所定の周期で前記距離を測定し、測定結果を制御部11に出力する。
なお、距離センサ13は、超音波を利用して障害物(対象物)の有無及び障害物までの距離を測定してもよい。また、本発明の測定部は、距離センサ13に限定されず、カメラ(不図示)により撮像された撮像画像に基づいて前記距離を測定してもよい。
記憶部12は、各種の情報を記憶する半導体メモリー、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などを含む不揮発性の記憶部である。例えば記憶部12には、制御部11に後述の走行制御処理(図13参照)を実行させるための走行制御プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。前記走行制御プログラムは、USB、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、走行体1が備えるUSBドライブ、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。また、前記走行制御プログラムは、外部機器から通信網を介してダウンロードされて記憶部12に記憶されてもよい。
また記憶部12には、ピッキング情報が記憶される。前記ピッキング情報は、搬送すべき各荷物が、どの保管棚のどの位置に置かれており、それらの荷物のうちどの荷物を何個、何処へ搬送すべきかを表す情報である。また記憶部12には、荷物に関する荷物情報が記憶される。前記荷物情報は、保管棚に保管されている各荷物の数量、各荷物の重量、体積等を表す情報である。
また記憶部12には、走行体1の走行に必要な情報が記憶される。例えば記憶部12には、走行体1が走行する走行経路RDを表す経路情報が記憶される。走行経路RDは、作業者により設定された設定情報に応じて制御部11により生成される経路である(後述)。
また記憶部12には、走行体1が走行する範囲(走行エリア)の環境を表した環境地図121のデータが記憶される。図3は、環境地図121の一例を示す図である。環境地図121には、走行体1が走行可能な走行路LD(通路)と、棚、壁、柱など固定された障害物WDとが含まれる。記憶部12には、走行体1が使用される場所に応じた環境地図121が記憶されている。本実施形態では、走行体1が図3に示す環境地図121に対応する場所において使用される場合を例に挙げる。環境地図121は、本発明の地図の一例である。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより走行体1を制御する。
具体的には、制御部11は、図2に示すように、位置検出部111、経路生成部112、経路状態判定部113、走行制御部114、及び報知処理部115などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記走行制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記走行制御プログラムは、複数のプロセッサを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
位置検出部111は、環境地図121(図3参照)における地図上の走行体1の現在位置を検出する。すなわち、位置検出部111は、地図上の走行体1の仮想的な現在位置を検出する。位置検出部111は、本発明の位置検出部の一例である。具体的には、位置検出部111は、距離センサ13により測定された障害物WDまでの距離に基づいて、環境地図121の地図上の現在位置を検出する。前記現在位置の検出方法は、周知の方法を採用することができる。例えば、位置検出部111は、モンテカルロ位置推定法(MCL:Monte Carlo localization)を用いて走行体1の自己位置を推定することができる。
経路生成部112は、走行体1の走行経路RDを生成(計画)する。経路生成部112は、本発明の経路生成部の一例である。具体的には、経路生成部112は、作業者が走行体1に与えた設定情報に基づいて環境地図121における走行経路RDを生成する。前記設定情報には、例えば走行体1の走行開始地点、経由地点、目的地点などの地点情報、走行体1を走行させる経路及び走行を禁止する経路などの経路情報などが含まれる。
図4は、走行経路RDの一例を示す図である。図4において、符号SDは走行開始地点を示し、符号S1〜S3は交差点、曲がり角など走行方向が変化する地点を示し、符号GDは目的地点を示している。また符号RDの矢印は、走行開始地点SDから目的地点GDまでの走行経路を示している。図4に示す走行経路RDは、走行体1が走行開始地点SDを出発後、直進して交差点S1(十字路)を左折し、その後直進して交差点S2(丁字路)を右折し、その後直進して曲がり角S3を右折し、目的地点GDに到着する経路である。
経路生成部112は、生成した走行経路RDを含む環境地図121を記憶部12に記憶する。記憶部12には、走行経路RDが設定されていない環境地図121と、走行経路RDごとに走行経路RDが設定された環境地図121とが記憶されている。
経路状態判定部113は、走行経路RDの経路状態を判定する。経路状態判定部113は、本発明の経路状態判定部の一例である。前記経路状態は、走行経路RDの左右方向に障害物WDが存在する1本の走行路LD(直線路、L字路、曲線路など)、2本以上の走行路LDが交わる交差点(十字路、丁字路など)などを示す。具体的には、経路状態判定部113は、環境地図121において、経路生成部112により生成される走行経路RDに、位置検出部111により検出される前記現在位置から走行体1の走行方向に所定距離Lだけ離れた位置に基準点PDを設定し(図5参照)、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて走行経路RDの前記経路状態を判定する。なお、経路状態判定部113は、走行路LDの横幅方向の中心に基準点PDを設定する。例えば、基準点PDは、走行体1の前端から走行方向(進行方向)に1〜3m離れた位置に対応する地図上の位置に設定される。
例えば、経路状態判定部113は、算出される複数の前記距離を1又は複数のグループに分類し、分類される前記グループの数に基づいて前記経路状態を判定する。また、経路状態判定部113は、分類される前記グループの数に基づいて、前記経路状態が交差点であるか否かを判定する。例えば、経路状態判定部113は、分類される前記グループの数が3つ以上の場合に、前記経路状態が交差点であると判定する。
ここで、前記経路状態の判定方法の具体例を以下に示す。以下では、走行体1が走行経路RDを走行する途中の複数地点に着目して説明する。
図6は、走行体1が走行開始地点SDを出発した直後の状態を示している。経路状態判定部113は、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出する。前記距離の算出方法は、周知の方法を採用することができる。例えば、経路状態判定部113は、レイトレーシング(ray tracing)手法を用いて、グリッドマップ(Grid Map)上で基準点PDと障害物WDとの間の距離を仮想的に算出(シミュレーション)する。次に、経路状態判定部113は、算出した前記距離に基づいて障害物WDをクラスタリング(グルーピング)する。前記クラスタリングの手法は、周知の方法を採用することができる。例えば、経路状態判定部113は、隣り合う光線の距離が近いものを一つのグループとしてクラスタリングする。なお、経路状態判定部113は、障害物WDに衝突しない光線を無視して前記クラスタリングを行う。
また、経路状態判定部113は、レイトレーシング手法において、360度放射状に延びる光線を利用してシミュレーションを行う。なお、光線の放射方向は360度に限定されず、例えば走行方向側の一部の範囲(例えば走行方向を中心として180度の範囲)であってもよい。これにより、シミュレーションにおける計算負荷を低減することができる。
また、前記クラスタリングの手法は限定されない。例えば経路状態判定部113は、K−means法を用いてクラスタリングしてもよい。また例えば経路状態判定部113は、ハフ(Hough)変換を用いて直線を抽出して、連続する直線を一つのグループとしてクラスタリングしてもよい。
図6に示す地点では、経路状態判定部113は、図7に示すように、前記クラスタリングにより2つのグループGL,GRに分類する。分類したグループ数が2つの場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が交差点でない、すなわち1本の走行路LDであると判定する。
図8は、走行体1が交差点S1の手前の地点に到着した状態を示している。経路状態判定部113は、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて障害物WDをクラスタリングする。図8に示す地点では、経路状態判定部113は、図9に示すように、前記クラスタリングにより4つのグループGL1,GR1,GL2,GR2に分類する。分類したグループ数が3つ以上の場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が交差点であると判定する。
また分類したグループ数が4つの場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が十字路であると判定してもよい。このように、経路状態判定部113は、クラスタリングによるグループの数及び形状に基づいて前記経路状態を判定してもよい。
なお、前記交差点を判定する方法は、以下の方法であってもよい。図10は、走行体1が交差点S1の直前に到着、すなわち基準点PDが交差点に到着した状態を示している。経路状態判定部113は、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて障害物WDが存在しない部分をクラスタリングする。例えば図10に示すように、基準点PDから放射状に延びる光線のうち前方(図10の上方)及び左右方向に延びる光線は障害物に衝突しない。この場合、経路状態判定部113は、図10に示すように、前記クラスタリングにより3つのグループG0に分類する。分類したグループ数が3つ以上の場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が交差点であると判定する。
図11は、走行体1が交差点S2の手前の地点に到着した状態を示している。経路状態判定部113は、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて障害物WDをクラスタリングする。図11に示す地点では、経路状態判定部113は、前記クラスタリングにより3つのグループGL1,GR1,GSに分類する。分類したグループ数が3つ以上の場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が交差点であると判定する。また分類したグループ数が3つの場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が丁字路であると判定してもよい。
図12は、走行体1が曲がり角S3の手前の地点に到着した状態を示している。経路状態判定部113は、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出し、算出した前記距離に基づいて障害物WDをクラスタリングする。図12に示す地点では、経路状態判定部113は、前記クラスタリングにより2つのグループGL1,GR1に分類する。分類したグループ数が2つの場合、経路状態判定部113は、前記経路状態が交差点でない、すなわち1本の走行路LDであると判定する。なお、経路状態判定部113は、分類した2つのグループのうち1つのグループの形状がL字状である場合、当該地点をL字状の曲がり角であると判定してもよい。
走行制御部114は、走行体1の走行動作を制御する。走行制御部114は、本発明の走行制御部の一例である。例えば、走行制御部114は、記憶部12に記憶された走行経路RDに従って走行体1を走行させる。具体的には、走行制御部114は、走行経路RDに応じた走行指示を走行体1の走行部15に出力する。走行部15は、前記走行指示に従って駆動モータを駆動して走行体1を走行させる。
報知処理部115は、経路状態判定部113により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる。報知処理部115は、本発明の報知処理部の一例である。具体的には、報知処理部115は、走行体1に設けられる報知部14に所定の情報を報知させる。例えば報知部14がスピーカの場合、報知処理部115は、スピーカから警告音を出力させる。また例えば報知部14が表示灯の場合、報知処理部115は、表示灯に所定の光を出力させる。また例えば報知部14が表示パネルの場合、報知処理部115は、表示パネルにメッセージを表示させる。報知処理部115は、報知部14に所定の情報を報知させて、走行体1の周囲の作業者等に注意を促す。
[走行制御処理]
以下、図13を参照しつつ、走行体1において実行される走行制御処理について説明する。具体的に、本実施形態では、走行体1の制御部11によって前記走行制御処理が実行される。また制御部11は、走行体1の走行が開始されると前記走行制御処理を開始する。また制御部11は、走行体1の走行が終了(停止)されると前記走行制御処理を終了する。
なお、本発明は、前記走行制御処理に含まれる一又は複数のステップを実行する走行制御方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記走行制御処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記走行制御処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11によって前記走行制御処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって当該走行制御処理における各ステップが分散して実行される走行制御方法も他の実施形態として考えられる。
ここでは、走行体1の走行が開始される前(初期設定時)に制御部11により所定の走行経路RD(図4参照)が生成されているものとする。
走行経路RDに従って走行体1の走行が開始されると、先ずステップS11において、制御部11は、環境地図121における地図上の走行体1の現在位置を検出する。具体的には、位置検出部111は、距離センサ13により測定された障害物WDまでの距離に基づいて、環境地図121の地図上の現在位置を検出する。ステップS11は、本発明の位置検出ステップの一例である。
次に、ステップS12において、制御部11は、環境地図121において、走行経路RDに、位置検出部111により検出される前記現在位置から走行体1の走行方向に所定距離Lだけ離れた位置に基準点PDを設定し(図5参照)、基準点PDから基準点PDの周囲の障害物WDまでの距離を算出する。例えば制御部11は、レイトレーシング(ray tracing)手法を用いて、グリッドマップ(Grid Map)上で基準点PDと障害物WDとの間の距離を仮想的に算出する(図8等参照)。
次に、ステップS13において、制御部11は、算出した前記距離に基づいて障害物WDをクラスタリング(グルーピング)する(図9等参照)。例えば走行体1が図8に示す地点に到達した場合、制御部11は、図9に示すように、前記クラスタリングにより4つのグループGL1,GR1,GL2,GR2に分類する。また例えば走行体1が図11に示す地点に到達した場合、制御部11は、図11に示すように、前記クラスタリングにより3つのグループGL1,GR1,GSに分類する。また例えば走行体1が図12に示す地点に到達した場合、制御部11は、図12に示すように、前記クラスタリングにより2つのグループGL1,GR1に分類する。
次に、ステップS14において、制御部11は、分類される前記グループの数に基づいて、前記経路状態を判定する。例えば、分類される前記グループの数が2つの場合(図7、図12参照)、制御部11は、前記経路状態が交差点でない、すなわち1本の走行路LDであると判定する。また、分類される前記グループの数が3つ以上の場合(図9、図11参照)、制御部11は、前記経路状態が交差点であると判定する。ステップS14は、本発明の経路状態判定ステップの一例である。
次に、ステップS14において、制御部11は、前記経路状態が交差点であるか否かを判定する。前記経路状態が交差点であると判定された場合(S15:YES)、処理はステップS16に移行する。前記経路状態が交差点でないと判定された場合(S15:NO)、処理はステップS11に移行する。
ステップS16において、制御部11は、報知部14に所定の情報を報知させる。例えば、制御部11は、スピーカから警告音を出力させる。ステップS16は、本発明の報知ステップの一例である。その後、処理はステップS11に戻る。
制御部11は、走行体1が走行している間、上述の処理を繰り返し実行する。これにより、走行体1は、交差点に進入する手前に警告音等を外部に報知しながら、走行経路RDを走行する。
本実施形態に係る走行体1によれば、走行体1の現在位置よりも走行方向に所定距離だけ離れた位置に仮想的に設定された基準点PDを基準として走行経路RDの経路状態を判定する。これにより、例えば、走行体1が交差点を曲がり始める前(交差点の手前)で、走行体1が交差点に進入することを外部に報知することができる。よって、走行体1が交差点に進入するよりも早い段階で、周囲へ注意喚起を行うことができる。すなわち、本実施形態に係る走行体1によれば、走行体1の走行状態に応じた情報を周囲に適切に報知することが可能となる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。他の実施形態について以下に説明する。
例えば、走行体1の走行速度が速い場合には、走行体1の走行速度が遅い場合よりも、ある地点から交差点に進入するまでの時間が短くなる。このため、走行体1の走行速度が速い場合には、走行体1の走行速度が遅い場合よりも早い段階で周囲へ注意喚起することが望ましい。そこで、他の実施形態として、経路状態判定部113は、走行体1の走行速度に基づいて、環境地図121の地図上の走行体1の現在位置から基準点PDまでの前記所定距離を設定してもよい。具体的には、経路状態判定113部は、走行体1の走行速度が速い程、前記所定距離を大きい値(例えば3〜5m)に設定する。これにより、例えば走行体1が交差点に向かって走行する場合に、走行体1の走行速度が速い程、経路状態判定部113が前記経路状態を交差点と判定するタイミングが早くなる。よって、走行体1の走行速度が速い程、早い段階で周囲へ注意喚起することが可能となる。
また他の実施形態として、報知処理部115は、距離センサ13により測定される障害物WDまでの距離と、経路状態判定部113により判定される前記経路状態とに基づいて、所定の情報を報知させてもよい。具体的には、報知処理部115は、距離センサ13により測定される障害物WDまでの距離が交差点までの距離より長い場合、すなわち、障害物WDが交差点より先に存在する場合(第1ケース)と、障害物WDまでの距離が交差点までの距離と略同一の場合、すなわち、障害物WDが交差点内に存在する場合(第2ケース)と、障害物WDまでの距離が交差点までの距離より短い場合、すなわち、障害物WDが交差点より手前に存在する場合(第3ケース)とで、それぞれ異なる情報を報知させる。例えば、報知処理部115は、前記第1ケースでは小音量の警告音をスピーカから出力させ、前記第2ケースでは中音量の警告音をスピーカから出力させ、前記第3ケースでは大音量の警告音をスピーカから出力させる。
また他の実施形態として、走行制御部114は、距離センサ13により測定される障害物WDまでの距離と、経路状態判定部113により判定される前記経路状態とに基づいて、走行体1の走行動作を制御してもよい。具体的には、走行制御部114は、前記第1ケースと前記第2ケースと前記第3ケースとで、それぞれ異なる走行速度で走行体1を走行させる。例えば、走行制御部114は、前記第1ケースでは走行体1を高速で走行させ、前記第2ケースではでは走行体1を中速で走行させ、前記第3ケースでは走行体1を低速で走行させる。
本発明の走行体は、走行車、搬送車(車両)に限定されない。すなわち、本発明の走行体には、走行経路RDに従って自律走行するあらゆる移動体が含まれる。
また本発明の走行制御装置は、走行体1を管理する管理装置であってもよい。この場合、前記管理装置は、制御部11の各処理部を備えて構成される。また前記管理装置は、環境地図121及び走行経路RDのデータを記憶してもよい。すなわち、前記管理装置の制御部が、位置検出部111、経路生成部112、経路状態判定部113、走行制御部114、及び報知処理部115を備えてもよい。この場合、前記管理装置の制御部は、CPUで前記走行制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。
上述した実施形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味及び前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1 :走行体
11 :制御部
12 :記憶部
13 :距離センサ
14 :報知部
15 :走行部
16 :通信部
111 :位置検出部
112 :経路生成部
113 :経路状態判定部
114 :走行制御部
115 :報知処理部
121 :環境地図
PD :基準点
RD :走行経路
S1 :交差点
WD :障害物

Claims (12)

  1. 走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出部と、
    前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出部により検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定部と、
    前記経路状態判定部により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知処理部と、
    を備える走行体。
  2. 前記経路状態判定部は、算出される複数の前記距離を1又は複数のグループに分類し、分類される前記グループの数に基づいて前記経路状態を判定する、
    請求項1に記載の走行体。
  3. 前記経路状態判定部は、分類される前記グループの数に基づいて、前記経路状態が交差点であるか否かを判定する、
    請求項2に記載の走行体。
  4. 前記経路状態判定部は、分類される前記グループの数が3つ以上の場合に、前記経路状態が前記交差点であると判定する、
    請求項3に記載の走行体。
  5. 前記経路状態判定部は、前記走行体の走行速度に基づいて、前記地図上の前記現在位置から前記基準点までの前記所定距離を設定する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走行体。
  6. 前記経路状態判定部は、前記走行体の前記走行速度が速い程、前記所定距離を大きい値に設定する、
    請求項5に記載の走行体。
  7. 前記位置検出部は、前記走行体に設けられる測定部により測定される前記走行体から前記障害物までの距離に基づいて、前記地図上の前記現在位置を検出する、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の走行体。
  8. 前記報知処理部は、前記走行体に設けられるスピーカから警告音を出力させる、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の走行体。
  9. 前記報知処理部は、前記走行体に設けられる測定部により測定される前記走行体から前記障害物までの距離と、前記経路状態判定部により判定される前記経路状態とに基づいて、前記所定の情報を報知させる、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の走行体。
  10. 前記走行体の走行動作を制御する走行制御部をさらに備え、
    前記走行制御部は、前記走行体に設けられる測定部により測定される前記走行体から前記障害物までの距離と、前記経路状態判定部により判定される前記経路状態とに基づいて、前記走行体の前記走行動作を制御する、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の走行体。
  11. 走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出部と、
    前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出部により検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定部と、
    前記経路状態判定部により判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知処理部と、
    を備える走行制御装置。
  12. 走行体の走行エリアを表す地図における前記地図上の前記走行体の現在位置を検出する位置検出ステップと、
    前記地図において、前記地図における前記走行体の走行経路に、前記位置検出ステップにおいて検出される前記現在位置から前記走行体の走行方向に所定距離だけ離れた位置に基準点を設定し、前記基準点から当該基準点の周囲の障害物までの距離を算出し、算出される前記距離に基づいて前記走行経路の経路状態を判定する経路状態判定ステップと、
    前記経路状態判定ステップにより判定される前記経路状態に基づいて、所定の情報を報知させる報知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサによって実行する走行制御方法。
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