JP2021086796A - リチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末、その製造方法、固体電解質層、及びリチウムイオン二次電池 - Google Patents

リチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末、その製造方法、固体電解質層、及びリチウムイオン二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】電池特性が向上するリチウムイオン二次電池用の硫化物系固体電解質粉末を提供する。【解決手段】リチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末であって、前記硫化物系固体電解質粉末は、表面がフッ素化された層を有する粒子を含み、前記フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、前記硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下である、硫化物系固体電解質粉末。【選択図】なし

Description

本発明はリチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末、その製造方法、固体電解質層、及びリチウムイオン二次電池に関する。
リチウムイオン二次電池は、携帯電話やノート型パソコン等の携帯型電子機器に広く用いられている。
近年、このような携帯型電子機器や車載用のリチウムイオン二次電池として小型化・軽量化が求められ、単位質量あたりの放電容量、サイクル特性、レート特性、及び電池としての安定性等の更なる性能向上が望まれている。
従来、リチウムイオン二次電池においては液体の電解質が使用されてきたが、安全性の向上や高速充放電が期待できる点から、固体電解質をリチウムイオン二次電池の電解質として用いる全固体型リチウムイオン二次電池が注目されている。
例えば、特許文献1には、電極活物質との界面にて高抵抗部位の生成を抑制することを目的として、フッ素を含有する固体電解質材料が開示されている。この固体電解質材料は、構成元素を含む原料組成物にフッ化物を添加した後、非晶質化処理を行うことで得られる。
また、特許文献2には、加水分解しにくく、高いイオン伝導度を目的として、アルカリ金属元素、リン、硫黄及びハロゲンを含む固体電解質が開示されている。この固体電解質は、溶融急冷法、メカニカルミリング法、スラリー法又は固相法等により得られる。
特開2010−282948号公報 特開2013−201110号公報
特許文献1および特許文献2では、固体電解質にフッ素、塩素、臭素等のハロゲンを含むことにより、加水分解耐性が向上し、充放電に伴う正極活物質と固体電解質の界面での高抵抗部位形成も抑制できる。一方で、フッ素、塩素、臭素等のハロゲンをメカニカルミリング法によって導入している。そのため、固体電解質の表面及び内部にフッ素、塩素、臭素等のハロゲンが均一に分散して、ハロゲン化リチウムも均一に存在することとなる。固体電解質全体に、絶縁性であるハロゲン化リチウムが存在することで、固体電解質そのもののイオン伝導性や、固体電解質界面と固体電解質界面におけるイオン伝導性が低下する。すなわち、フッ素、塩素、臭素等のハロゲンを用いると、加水分解耐性の向上及び高抵抗部位形成の抑制と、固体電解質のイオン伝導性の向上とはトレードオフの関係にあり、両立が難しかった。さらに、メカニカルミリング法によるフッ素の導入は、簡易的ではあるものの一度に製造できる固体電解質の量に限界があり、生産性も低い。
そこで本発明は、電池特性が向上するリチウムイオン二次電池用の硫化物系固体電解質粉末を提供することを目的とする。具体的には、正極活物質と固体電解質の界面への高抵抗部位形成の抑制や加水分解耐性の向上のみならず、固体電解質粉末そのものや固体電解質粉末と固体電解質粉末の界面におけるイオン伝導性の向上、すなわち同界面におけるリチウムイオンの伝導経路確保による、リチウムイオン伝導性の向上を目的とする。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の表面が高濃度にフッ素化され、かつ、当該粉末全体におけるフッ素の含有量を特定範囲以下とすることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記[1]〜[6]に関するものである。
[1]
リチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末であって、
前記硫化物系固体電解質粉末は、表面がフッ素化された層を有する粒子を含み、
前記フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、
前記硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下である、
硫化物系固体電解質粉末。
[2]
前記粒子の平均粒径が0.1〜100μmである、前記[1]に記載の硫化物系固体電解質粉末。
[3]
前記フッ素化された層の厚みが1〜50nmである、前記[1]または[2]に記載の硫化物系固体電解質粉末。
[4]
硫化物系固体電解質の粒子にフッ素元素を含む気体を接触させることにより、表面がフッ素化された層を有する粒子を含む硫化物系固体電解質粉末を製造する方法であって、
前記フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、
前記硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下である、
硫化物系固体電解質粉末を製造する方法。
[5]
前記[1]〜[3]のいずれか1項に記載の硫化物系固体電解質粉末を含む、固体電解質層。
[6]
前記[5]に記載の固体電解質層と、正極と、負極とを含む、リチウムイオン二次電池。
本発明に係る硫化物系固体電解質粉末によれば、当該粉末に含まれる粒子の表面のみが高濃度にフッ素化されていることにより、正極活物質と固体電解質の界面への高抵抗部位形成の抑制や加水分解耐性の向上に加えて、固体電解質粉末そのものや固体電解質粉末と固体電解質粉末の界面におけるイオン伝導性の向上、すなわち同界面におけるリチウムイオンの伝導経路を確保できる。さらには、表面のフッ素化により固体電解質粉末の融点が低下し、固体電解質粉末と固体電解質粉末の界面の密着性が高まることによっても、粒子界面における抵抗を低減しリチウムイオン伝導性が向上する。これにより、リチウムイオン二次電池における電池特性を向上できる。
以下、本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施できる。また、数値範囲を示す「〜」とは、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
<硫化物系固体電解質粉末>
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末は、リチウムイオン二次電池に用いられる。かかる粉末は、表面がフッ素化された層を有する粒子を含み、当該フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下であることを特徴とする。
本明細書において、「フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量」とは、フッ素化された層の表面から2nmの深さにおける粒子構成成分(後述する粒子を構成する成分)を除いたフッ素の含有割合をいう。「粒子構成成分を除く」とは、粒子からフッ素化された層への拡散または移動される粒子構成成分を除く意味である。
本実施形態においては、硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の表面が高濃度にフッ素化されていることにより、該粒子同士の界面の抵抗(以下、粒界抵抗ともいう)を低減できる。その結果、該粒子の表面におけるリチウムイオンの伝導経路を確保することができ、ひいては固体電解質粉末のリチウムイオン伝導性や、固体電解質粉末と固体電解質粉末の界面のリチウムイオン伝導性を向上できる。
硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の表面が高濃度にフッ素化されていることにより、粒界抵抗を低減できる理由については明らかではないが、以下のように推測される。
すなわち、固体電解質粉末に含まれる粒子の表面同士で形成される粒子界面が、フッ素ガスやフッ化水素ガス等により選択的かつ高濃度にフッ素化されることにより、粒界部分が低融点化される。そのため、固体電解質粉末に対して熱処理を行い、シート状の固体電解質層を形成する際に、固体電解質粉末に含まれる粒子の表面が容易に溶解することで、粒子同士の密着性が良好となる。その結果、粒界抵抗が低減されリチウムイオン伝導性が向上するものと推察される。
あるいは、フッ素化により粒子表面が安定化されつつ、電気陰性度の大きなフッ素の存在に伴って粒子表面が分極し、リチウムイオンとの相互作用により、電解質界面における粒界抵抗が小さくなることで、良好なリチウムイオン伝導経路が形成される可能性も考えられる。
また、加水分解耐性の向上については、硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の表面が高濃度にフッ素化されることにより、該粒子表面が安定化する結果、加水分解耐性が向上するものと推察される。
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末は、表面がフッ素化された層を有する硫化物系固体電解質の粒子を含む。当該粒子は、硫化物系であれば特に限定されず、硫黄(S)を含有し、かつリチウムイオン伝導性を有するものを好適に使用できる。硫化物系固体電解質としては、例えば、LiS−SiS系固体電解質が挙げられる。LiS−SiS系固体電解質は一般に、10−4S/cmオーダーのリチウムイオン伝導率を有する。硫化物系固体電解質としては、他にもP−LiS系、B−LiS系、B−LiS系、GeS−LiS系などが挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、複数種を用いてもよい。
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の形状は、一次粒子であってもよいし、一次粒子が凝集してなる二次粒子であってもよいし、または一次粒子及び二次粒子の組み合わせであってもよい。粒子形状が一次粒子である場合はその一次粒子の表面がフッ素化されていてもよく、粒子形状が二次粒子である場合は、一次粒子が凝集して形成される二次粒子の表面がフッ素化されていてもよい。本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末は、二次粒子を含み、該二次粒子の表面がフッ素化されていることが、本発明の効果の観点から好ましい。
このように、硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の表面がフッ素化された層で覆われることにより、リチウムイオンの伝導経路の形成によるリチウムイオン伝導性の向上が図られ、リチウムイオン二次電池の電池特性が改善されて良好なものとなる。
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末において、上記フッ素化された層は、その最表面のフッ素の含有量が95質量%以上である。最表面のフッ素の含有量が95質量%以上であることにより、粒子表面が高濃度にフッ素化されることになり、リチウムイオン伝導性が向上する。最表面のフッ素の含有量は97質量%以上がより好ましい。
フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量は、以下の方法で測定する。すなわち、透過型電子顕微鏡(TEM)による元素マッピング、またはESCA(X線光電子分光法)による粒子表面から粒内方向への深度元素プロファイル分析により、フッ素化された層の表面から2nmの深さにおける、粒子構成成分を除いたフッ素の含有割合を測定する。
なお、フッ素化された層が後述するフッ化水素ガス(HFガス)により形成される場合は、フッ素化された層の最表面に微量の水素が存在することになる。このとき、フッ素化された層の最表面における水素の含有量は0.1〜5質量%であることが好ましく、0.1〜3質量%であることがより好ましい。上記範囲であることによって、フッ素化された層の最表面における微量の水素による影響を最小限に抑えられる。
フッ素化された層の最表面の水素の含有量は、上記フッ素含有量と同様の方法に測定できる。
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素含有量は、10質量%以下である。10質量%以下であることにより、粒子内部に存在するフッ素含有量が少なくなり、結晶性の悪化や低イオン伝導性成分の過剰に起因するリチウムイオン伝導性の低下を軽減できる。また、絶縁性であるLiFによる導電性の低下も抑制できる。硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素含有量は、9質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましい。また、フッ素含有量の合計は0.1質量%以上であることが、粒子の表面にフッ素化された層を形成する上で好ましく、1質量%以上がより好ましく、2質量%以上がさらに好ましい。
なお、硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素含有量は、後述する実施例に記載のように燃焼法による元素分析の結果から求められる。
フッ素化された層の厚みは、本発明の効果がより得られる観点から1nm以上が好ましく、1.25nm以上がより好ましく、1.5nm以上がさらに好ましく、2nm以上がよりさらに好ましい。また、フッ素化された層の厚みは、導電性の低下を抑制する点から、50nm以下が好ましく、20nm以下がより好ましく、10nm以下がさらに好ましい。
特に、硫化物系固体電解質粉末に含まれる粒子の形状が二次粒子を含む場合において、二次粒子におけるフッ素化された層の厚みは1nm以上が好ましく、1.25nm以上がより好ましく、1.5nm以上がさらに好ましく、2nm以上がよりさらに好ましい。また、フッ素化された層の厚みは、50nm以下が好ましく、20nm以下がより好ましく、10nm以下がさらに好ましい。
なお、フッ素化された層の厚みはX線光電子分光法や粒子断面からの元素マッピング等の分析により求められる。
フッ素化された層を有する粒子の平均粒径は、安定した形成の観点から0.1μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましく、1μm以上がさらに好ましい。また、平均粒径はリチウムイオンの移動し易さの観点から100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。フッ素化された層を有する粒子の平均粒径は、例えば、フッ素化する前に粒子を粉砕することで小さくできる。また、分級によって特定の粒径範囲にある粒子を選り分けてもよい。分級は粒子をフッ素化する前に行ってもよいし、フッ素化した後に行ってもよい。
なお、表面にフッ素化された層を有する粒子の平均粒径とは、フッ素化された層の厚みを含み、粒径分布測定装置により求められる。通常、D50平均粒径(メジアン径:頻度の累積が50%になる粒子径)を採用できる。
具体的には、硫化物系固体電解質粉末を水中に入れて超音波処理によって充分に分散させ、レーザ回折/散乱式粒子径分布測定装置にて粒子の測定を行う。頻度分布および累積体積分布曲線を得ることで体積基準の粒度分布を得、累積体積分布曲線において50%となる点の粒子径をD50平均粒径と定義する。
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末は、表面がフッ素化された層を有する硫化物系電解質の粒子と、フッ素化された無機化合物の粒子、好ましくは、表面がフッ素化された無機化合物の粒子と混合して、複合粉末としてもよい。
無機化合物の粒子としては、TiO、SiO、ZrOなどの酸化物粒子やTiN、SiN、ZrNなどの窒化物粒子などを使用できる。これらは単独で用いてもよいし、複数種を用いてもよい。かかる無機化合物をフッ素化する方法は特に限定されないが、硫化物系固体電解質の粒子をフッ素化する場合と同様に、無機化合物にフッ素含有ガスを接触させる方法や、液相法、固相法等を適宜使用できる。
硫化物系固体電解質粉末に、フッ素化された無機化合物の粒子を混合すると、電気化学的な安定性、大気雰囲気下での安定性の点から好ましい。表面がフッ素化された層を有する硫化物系電解質の粒子100質量部に対する、フッ素化された無機化合物の粒子の含有量は、0.5質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましい。一方、イオン伝導性の点から、含有量は30質量部以下が好ましく、20質量部以下がより好ましい。なお、フッ素化された無機化合物の粒子が2種以上の粒子の混合物である場合、無機化合物の粒子の含有量とは、2種以上の粒子の合計の含有量を意味する。
<硫化物系固体電解質粉末の製造方法>
本実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末の製造方法は、硫化物系固体電解質の粒子にフッ素元素を含む気体を接触させることにより、上記実施形態に係るフッ素化された層を有する硫化物系固体電解質粉末を製造することを特徴とする。すなわち、フッ素化される前の硫化物系固体電解質の粒子をフッ素化可能な気体と接触させることで、粒子表面にフッ素化された層を形成でき、上記実施形態に係る硫化物系固体電解質粉末を製造できる。
フッ素化可能な気体とは、フッ素元素を含む気体であり、例えばフッ素ガス(Fガス)、フッ化水素ガス(HFガス)、BFガス、NFガス、PFガス、SiFガス、SFガス等が挙げられる。これらフッ素元素を含む気体は単独で用いても、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスとの混合ガスを用いてもよい。本実施形態におけるフッ素化された層には、これらのガス構成成分を含有してもよい。
これらの中でも、純粋にフッ素のみを反応させるという意味において他の元素を含まないことから、フッ素ガス(Fガス)またはフッ化水素ガス(HFガス)が好ましい。粒子とFガスまたはHFガスとの接触によりフッ素化された層が形成された場合、固体電解質中には、フッ素原子又は水素原子のみしか含有されないので、かかるガスの接触によりフッ素化された層が形成されたと判断できる。特に、フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量をより高濃度にできるという観点から、フッ素ガスが好ましい。
混合ガスを用いる場合、フッ素元素を含む気体の濃度は、反応の制御のしやすさ及び経済的な観点から、混合ガス全体に対して0.01体積%以上が好ましく、0.1体積%以上がより好ましい。また、フッ素元素を含む気体の濃度は、50体積%以下が好ましく、35体積%以下がより好ましく、20体積%以下がさらに好ましい。
硫化物系固体電解質の粒子とフッ素元素を含む気体とを接触させる時間は、10秒以上が好ましく、1分以上がより好ましく、また、240分以下が好ましく、150分以下がより好ましい。かかる範囲にすることで、粒子の表面に濃度を制御したフッ素化された層を精度よく形成できる。
硫化物系固体電解質の粒子とフッ素元素を含む気体とを接触させる温度は、10〜150℃の範囲で温度制御しながら行うことが好ましい。粒子表面におけるフッ素濃度を高めたい場合には、温度を上げることで粒子表面とフッ素との反応性が上がり高濃度で所望のフッ素を含む層を形成することもできる。これにより、確実にかつ効率よく、フッ素化された層を形成できる。
フッ素元素を含む気体との接触は、加圧しながら行ってもよく、その圧力は、安全性を高める観点及び過剰なフッ素化を抑制する観点から、0.6MPa(ゲージ圧)以下が好ましく、0.3MPa以下がより好ましい。
フッ素元素を含む気体との接触は、流通式又はバッチ式が好ましい。
流通式の場合は、反応容器内に粒子を静置した状態で入れ、所定の濃度のフッ素を含む気体を開放型の反応容器内に連続的に供給して、粒子とフッ素を含む気体とを接触させる方法が好ましい。
バッチ式の場合は、所定の濃度とされたフッ素元素を含む気体雰囲気の密閉された反応容器内に粒子を収容して、粒子とフッ素元素を含む気体とを接触させる方法が好ましい。
流通式で行う場合、粒子に対して均一にフッ素元素を含む気体を接触させる観点から、反応容器として粒子を置き流動させる流動床を備えるものや、管状炉などのキルンを用いることもできる。流動床を備える場合には、フッ素化する処理時間の短縮化および過剰なフッ素化を抑制し、より均一なフッ素化を実現できるので特に好ましい。
バッチ式で行う場合、粒子に対して均一にフッ素元素を含む気体を接触させるために、粒子を撹拌混合しながら行うこともできる。
<固体電解質層>
本実施形態に係る固体電解質層は、上記硫化物系固体電解質粉末を含み、リチウムイオン二次電池に用いられる。また、必要に応じてバインダーを含んでいてもよい。
固体電解質層における上記固体電解質粉末の含有量は特に制限されるものではなく、目的とする電池の性能に応じて適宜決定すればよい。例えば、固体電解質層全体に対して、固体電解質粉末の含有量は80質量%以上が好ましく、90質量%以上がより好ましい。
固体電解質層に含有しうるバインダーとしては、例えば、ブタジエンゴム(BR)、アクリレートブタジエンゴム(ABR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等が挙げられる。固体電解質層におけるバインダーの含有量は従来と同様とすればよい。
固体電解質層の厚みは、特に制限されるものではなく、目的とする電池の性能に応じて適宜決定すればよい。例えば、10μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましい。固体電解質層の厚みを10μm以上とすることで、機械的な強度が上がり、振動や曲げなどの応力に強く、高い信頼性をもった固体電解質層が得られる。
また、固体電解質層の厚みは、200μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましい。固体電解質層の厚みを200μm以下とすることで、正負極間のイオン伝導性を高められるとともに、電池のエネルギー密度を高めることもできる。
固体電解質層を形成する方法は特に限定されるものではない。例えば、上記した固体電解質層を構成する成分を溶媒に分散あるいは溶解させてスラリーとし、層状(シート状)に塗工し、乾燥させ、任意にプレスすることで固体電解質層を形成できる。必要に応じて、熱をかけて脱バインダー処理を行ってもよい。当該スラリーの塗工量等を調整することで、固体電解質層の厚みを容易に調整できる。
なお、上記したような湿式成形ではなく、固体電解質層を形成する対象(正極、負極等)の表面において、固体電解質粉末等を乾式でプレス成形することによって固体電解質層を形成してもよい。あるいは、他の基材に固体電解質層を形成し、これを、固体電解質層を形成する対象の表面に転写してもよい。固体電解質層を形成する対象の表面に強固な固体電解質層を工業的に安定して形成可能である観点から、溶媒を用いた湿式成形によって、対象の表面に固体電解質層を形成することが好ましい。
<リチウムイオン二次電池>
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池は、上記固体電解質層と、正極と、負極とを含むものである。正極、及び負極は従来公知の物が用いられる。以下に具体例を示すが、これらに限定されるものではない。
(正極)
正極は、少なくとも正極集電体および正極活物質を含有する。
正極集電体は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミニウム又はそれらの合金、ステンレス等の金属薄板(金属箔)を使用できる。これらは、耐電解液性、耐酸化性に優れており好ましい。
正極活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、PF )のドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることができれば特に限定されず、公知の正極活物質を使用できる。上記正極活物質としては、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、マンガン酸リチウム(LiMnO)、ニッケルマンガン酸リチウム、Li(NixCoyMnzMa)O(x+y+z+a=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、0≦a≦1であり、MはAl、Mg、Nb、Ti、Cu、Zn、Crから選択される少なくとも一種)で表される複合金属酸化物、LiaMb(PO)c(1≦a≦4、1≦b≦2、1≦c≦3であり、MはFe、V、Co、Mn、Ni、VOから選択される少なくとも一種)で表されるポリアニオンオリビン型正極、等が挙げられる。
正極には、正極活物質同士を結合すると共に、正極活物質と正極集電体とを結合するバインダーを有してもよい。バインダーは従来公知のものを使用できる。
また、正極は、公知の正極用導電助剤を有してもよく、例えば、黒鉛、カーボンブラック等の炭素系材料や、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性酸化物が挙げられる。
上記の他、正極は、リチウムイオン伝導性の観点から、上記正極活物質の他に、上述の硫化物系固体電解質粉末を含んでもよい。
(負極)
負極は、少なくとも負極集電体および負極活物質を含有する。
負極集電体は、導電性の板材であればよく、例えば、銅やアルミニウム等の金属薄板(金属箔)を使用できる。これらは、耐電解液性、耐酸化性に優れており好ましい。
負極活物質としては、特に制限されず、リチウムイオンの挿入及び脱離が可能な材料を用いればよい。例えば、リチウム金属、炭素系材料、シリコン、シリコン合金、スズ等を使用できる。
負極活物質としては、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、PF )のドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることができれば特に限定されず、公知の負極活物質を使用できる。上記負極活物質としては、例えば、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素系材料、アルミニウム、シリコン、スズ等のリチウムと合金を形成することが出来る金属、酸化シリコン、酸化スズ等の非晶質の酸化物、チタン酸リチウム(LiTi12)等が挙げられる。
その他、負極は、負極活物質同士を結合すると共に、負極活物質と負極集電体とを結合するバインダーを有してもよい。バインダーは従来公知のものを使用できる。
また、負極は、公知の負極用導電助剤を有してもよく、上記正極用導電助剤と同様のものを使用できる。
上記の他、負極は、リチウムイオン伝導性の観点から、上記負極活物質の他に、上述の硫化物系固体電解質粉末を含んでもよい。
上記固体電解質層、正極及び負極等のリチウムイオン二次電池を構成するものは、電池外装体に格納される。電池外装体の材料も、従来公知のものを使用できるが、具体的には、ニッケルメッキを施した鉄、ステンレス、アルミニウムまたはその合金、ニッケル、チタン、樹脂材料、フィルム材料等が挙げられる。
リチウムイオン二次電池の形状としては、コイン型、シート状(フィルム状)、折り畳
み状、巻回型有底円筒型、ボタン型等が挙げられ、用途に応じて適宜選択できる。
本実施形態に係るリチウムイオン二次電池は、良好なリチウムイオン伝導性を実現し得る。
以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
[例1(実施例)フッ素化処理硫化物系固体電解質粉末]
内容積0.3Lのハステロイ製反応器内にLPS粉末(Li11、Ampcera社製)を1.500g入れて、Fガスを20体積%含むNガスを用いて、圧力0.8KPa、室温で2時間、フッ素化処理を行い、粒子表面にフッ素化された層を有するLPS粉末を得た。
[例2(比較例)フッ素未化処理硫化物系固体電解質粉末]
フッ素化処理を行わず、例1と同様のLPS粉末をそのまま用いた。
[評価]
上記で得られた硫化物系固体電解質粉末に対し、下記評価を行った。結果を表1に示す。表1中の空欄は未測定であることを意味する。
(最表面のフッ素含有量)
ESCA分析(X線光電子分光法)として、アルバック・ファイ社製、ESCA5500(商品名)を用いて測定する。
(粉末中のフッ素含有量)
自動試料燃焼装置(三菱ケミカルアナリテック(ダイヤインスツルメンツ)社製、AQF−100)とイオンクロマトグラフィー(ダイオネクス社製、DX120)とを用いて、フッ素含有量を定量分析した。
(リチウムイオン伝導率の測定)
交流インピーダンス法によるリチウムイオン伝導率の測定を行った。
リチウムイオン伝導度の測定は東陽テクニカ社製、温度可変高周波インピーダンス測定機を用いた。測定は、硫化物系固体電解質サンプルにAuを蒸着し、外側からステンレススチール(SUS)製電極を押し当て、印加電圧20mV、測定温度25℃、測定周波数域100MHz〜20Hzの条件で実施した。交流インピーダンス測定により得られたCole−Coleプロットを解析することにより、Liイオンの移動抵抗を求め、測定に供したペレット状サンプルの面積、厚みからLiイオン伝導率を算出した。
ここで、硫化物系固体電解質サンプルとして、例1および例2の硫化物系固体電解質粉末を、それぞれプレス装置により30kNで2分間プレスして得られる、ペレット状のものをリチウムイオン伝導率測定用の試料とした。なお測定値は計2回の測定の平均値とした。
(加水分解耐性)
検知管測定による加水分解耐性の評価を行った。試料としては例1のフッ素化処理したLPS粉末、例2のフッ素化処理を行っていないLPS粉末を用いた。各々の試料を100mg秤量し、試料瓶に入れて大気解放下で静置した。静置してから15分後に各々の試料から発生するHS量を定量した。検知管は、検知管式気体測定器(GASTEC社製、GV−100S)を用いた。結果を表1に示すが、HS発生濃度が低いほど加水分解耐性が良好であると言える。
Figure 2021086796
上記の結果から、フッ素化処理した例1の硫化物系固体電解質粉末の方が加水分解耐性が高かった。この結果は、粒子表面がフッ素化されたことで硫化物系固体電解質粉末の表面安定性が向上したためと推察される。

Claims (6)

  1. リチウムイオン二次電池に用いられる硫化物系固体電解質粉末であって、
    前記硫化物系固体電解質粉末は、表面がフッ素化された層を有する粒子を含み、
    前記フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、
    前記硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下である、
    硫化物系固体電解質粉末。
  2. 前記粒子の平均粒径が0.1〜100μmである、請求項1に記載の硫化物系固体電解質粉末。
  3. 前記フッ素化された層の厚みが1〜50nmである、請求項1または2に記載の硫化物系固体電解質粉末。
  4. 硫化物系固体電解質の粒子にフッ素元素を含む気体を接触させることにより、表面がフッ素化された層を有する粒子を含む硫化物系固体電解質粉末を製造する方法であって、
    前記フッ素化された層の最表面におけるフッ素の含有量が95質量%以上であり、
    前記硫化物系固体電解質粉末全体におけるフッ素の含有量が10質量%以下である、
    硫化物系固体電解質粉末を製造する方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の硫化物系固体電解質粉末を含む固体電解質層。
  6. 請求項5に記載の固体電解質層と、正極と、負極とを含む、リチウムイオン二次電池。
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