JP2021086211A - プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール - Google Patents

プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2021086211A
JP2021086211A JP2019212503A JP2019212503A JP2021086211A JP 2021086211 A JP2021086211 A JP 2021086211A JP 2019212503 A JP2019212503 A JP 2019212503A JP 2019212503 A JP2019212503 A JP 2019212503A JP 2021086211 A JP2021086211 A JP 2021086211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization
module
correction
programmable controller
controller system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019212503A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7439474B2 (ja
Inventor
創 久保隅
So Kubosumi
創 久保隅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2019212503A priority Critical patent/JP7439474B2/ja
Priority to KR1020200124879A priority patent/KR102494296B1/ko
Priority to TW109133454A priority patent/TWI764300B/zh
Priority to CN202011031198.1A priority patent/CN112835321B/zh
Publication of JP2021086211A publication Critical patent/JP2021086211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7439474B2 publication Critical patent/JP7439474B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/05Programmable logic controllers, e.g. simulating logic interconnections of signals according to ladder diagrams or function charts
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/404Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by control arrangements for compensation, e.g. for backlash, overshoot, tool offset, tool wear, temperature, machine construction errors, load, inertia
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/12Plc mp multi processor system
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/15Plc structure of the system
    • G05B2219/15049Timer, counter, clock-calendar, flip-flop as peripheral

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)

Abstract

【課題】プログラマブルコントローラシステムを構成する各モジュールの自モジュール周期を同期させることができるプログラマブルコントローラシステムを提供すること。【解決手段】ベースボード(B1)と、ベースボードに接続された複数のモジュール(M1〜M6)と、を備えるプログラマブルコントローラシステム(SYS)において、複数のモジュールはそれぞれ、個別クロックを生成する個別クロック生成部(CL1〜CL6)と、個別クロック生成部により生成された個別クロックから自モジュール周期を生成するカウンタ部(Co1〜Co6)と、同期制御部から出力された同期開始信号に基づく同期基準点と、自モジュール周期と、に基づいて、自モジュール周期のずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、自モジュール周期を補正する同期補正部(SY1〜SY6)と、を備える構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、プログラマブルコントローラシステムおよびモジュールに関する。
近年、プログラマブルコントローラ(「PLC」とも呼ぶ)システムは、高性能化、高機能化するととともに適用分野が広がっており、ユーザのニーズも多種多様となっている。プログラマブルコントローラシステムおよびプログラマブルコントローラシステムを用いた装置の高性能化、高機能化に対応するために、PLCを使用する制御方法として、予測制御等の高度な制御理論による制御方法が採用されている。また、プログラマブルコントローラシステムの制御演算を行うCPU(Central Processing Unit)モジュールの演算性能向上による対応が行われている。
このようなプログラマブルコントローラシステムとして複数のモジュール(ユニット)で構成される制御装置のユニット間で制御タイミングの元となる時刻を同期し、プログラマブルコントローラシステム全体として性能を向上する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の各モジュールは、クロック生成部により生成されるパルスに基づいてスキャンを実行している。本来、同等の構成、同等の性能にて動作する機器の場合、スキャン動作も同様になる。
しかしながら、電源投入の時間の差異やCPUモジュールの初期化内容の違いなどにより、スキャンタイミングにずれが生じる可能性がある。クロック生成部により生成されるパルスはどのようなものであっても構わないが、通常は水晶発振子などにより供給される安定した信号であり、以降の説明ではクロックパルスと記述する。
そこで、特許文献1に記載のプログラマブルコントローラシステムにおいては、ベースボードに接続された各モジュールの基準クロックは、ベースボードに配置された同期制御回路により基準クロックが同期されている。特許文献1に記載のプログラマブルコントローラシステムにおいては、各モジュールの起動開始後、全てのモジュールの基準時刻の同期が行われている。
国際公開第2012/081115号
しかしながら、各モジュールの一部が異なる整数倍の周期でかつ一部のモジュールの起動開始時刻に遅延が発生した場合や、一部のモジュールを後から起動して同期しようとした場合に、当初から存在する異なる整数倍の周期で運用するモジュールと、後から起動されたモジュールとの関係において、基準時刻の起点が一致しない状況が発生する問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、プログラマブルコントローラシステムを構成する各モジュールの自モジュール周期を同期させることができるプログラマブルコントローラシステムを提供することを目的の1つとする。
本実施の形態のプログラマブルコントローラシステムは、その一態様では、ベースボードと、前記ベースボードに接続された複数のモジュールと、を備えるプログラマブルコントローラシステムであって、前記ベースボードは、前記複数のモジュールの同期を制御する同期制御部を備え、前記複数のモジュールはそれぞれ、個別クロックを生成する個別クロック生成部と、前記個別クロック生成部により生成された前記個別クロックから自モジュール周期を生成するカウンタ部と、前記同期制御部から出力された同期開始信号に基づく同期基準点と、前記自モジュール周期と、に基づいて、前記自モジュール周期のずれ量を算出し、前記算出したずれ量に基づいて、前記自モジュール周期を補正する同期補正部と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、プログラマブルコントローラシステムを構成する各モジュールの自モジュール周期を同期させることができるプログラマブルコントローラシステムを提供することができる。
本実施の形態のプログラマブルコントローラシステムの構成を示す図である。 PLCシステムの機能構成の一例を示す図である。 第1CPUモジュール〜第6CPUモジュールとベースボードとの間で通知される情報のタイミングチャートの一例を示す図である。 同期開始信号を受け付けた第1CPUモジュール〜第6CPUモジュールが同期不一致状態から同期状態へ移行する状態を示す図である。 PLCシステムを構成する第1CPUモジュール、第2CPUモジュール、ベースボード間で実行される同期補正処理のシーケンスチャートの一例を示す図である。 第1CPUモジュールが実行する同期補正処理の一例を示すフローチャートである。 同期補正実行処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態(以下、「実施の形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨の範囲内で種々変形して実施することが出来る。
図1は、本実施の形態のプログラマブルコントローラシステムの構成を示す図である。プログラマブルコントローラ(以下、「PLC」と呼ぶ)システムSYSは、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6、コネクタK1〜K6、ベースボードB1を含んで構成される。
第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6は、コネクタK1〜K6を通じてベースボードB1上のバス(不図示)を通じて接続される。第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6を特に区別して説明しない場合には、以下「モジュールM」と呼ぶ。
図2はPLCシステムの機能構成の一例を示す図である。第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6はそれぞれ、プロセッサP1〜P6、割り込み制御部W1〜W6、個別クロック生成部CL1〜CL6、カウンタ部Co1〜Co6、電源制御部Pa1〜Pa6、同期補正部SY1〜SY6を備える。ベースボードB1は、同期制御部BSY1および基準クロック生成部BCL1を備える。
第1CPUモジュールM1および第2CPUモジュールM2は、ユーザのアプリケーションを実行するアプリケーション実行機能を備える。第3CPUモジュールM3および第4CPUモジュールM4は、IOバス内蔵CPUモジュールとも呼ばれ、IOバス機能およびアプリケーション実行機能を備える。IOバス機能は、自身で持っているリモートネットワークの間で一定の周期で通信を行う。第5CPUモジュールM5および第6CPUモジュールM6は、IOバスマスタモジュールとも呼ばれ、IOバス機能を備える。各モジュールMは、その他入力モジュールや出力モジュール等、様々なモジュールを同期対象としてもよい。
個別クロック生成部CL1〜CL6は、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6で実行する自モジュール周期の個別クロックを生成する。カウンタ部Co1〜Co6は、個別クロック生成部CL1〜CL6により生成された個別クロックから自モジュール周期を生成する。また、カウンタ部Co1〜Co6は、個別クロック生成部CL1〜CL6により生成された個別クロック値をカウントしカウント値として保持する。本実施の形態においては、個別クロック生成部CL1〜CL6は、所定の周波数の水晶を用いて任意の周期のパルスを生成して出力する。各個別クロック生成部CL1〜CL6の水晶の水晶振動子誤差(PPM誤差)はばらつきがあり温度によってもクロック周波数が変わり一定でないので、各モジュールM毎の自モジュール周期は、徐々にずれていく。個別クロック生成部CL1〜CL6が生成する個別時刻の自モジュール周期の個別クロックは任意の値で構わないが、本実施の形態においては、個別クロック生成部CL1〜CL6は、1MHzの水晶を用いて100μs周期のパルスを生成している。
プロセッサP1〜P6は、一定の周期で各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6が備える個別の機能をそれぞれ実行する。プロセッサP1〜P6は、PLCシステムSYSの入力信号を取得し、入力データとして通知する入力機能や、それら入力データを受け付け演算し演算結果を出力データとして通知するアプリケーション実行機能や、出力データを受け取り、デジタルまたはアナログ信号として出力する出力機能等を実行しても良い。プロセッサP1〜P6は、必要に応じてモジュール間を接続するバス機能や外部メモリや入力回路もしくは出力回路等を合わせて備えてもよい。
電源制御部Pa1〜Pa6は、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の電源状態(SY_P1〜SY_P6)をベースボードB1上に配置された同期制御部BSY1に通知する。電源状態(SY_P1〜SY_P6)は、自身のモジュールMの電源の状態をベースボードB1の同期制御部BSY1に対し通知する情報であり、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期補正部SY1〜SY6の電源投入時に通知される。電源状態(SY_P1〜SY_P6)は、例えば1bitで構成される情報であり、初期状態においては「0」(オフ)となっており、電源制御部Pa1〜Pa6は、自身のモジュールMの電源が投入された場合には「1」(オン)を通知する。
プロセッサP1〜P6は、同期要否に応じて同期補正部SY1〜SY6に対して同期対象であるか否かを示す同期設定を同期開始要求レジスタおよび同期設定レジスタを用いることで行い、モジュール個別の起動完了時等のタイミングで同期開始要求を行う。
同期補正部SY1〜SY6は、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期設定状態(SY_EN1〜SY_EN6)を同期設定レジスタを用いてベースボードB1上に配置された同期制御部BSY1に通知する。
同期設定状態レジスタは、自身のモジュールMが同期対象であるか否かをベースボードB1の同期制御部BSY1に対し通知する情報であり、自身のモジュールMの電源投入時に通知される。同期設定状態レジスタは、例えば1bitで構成される情報である。同期補正部SY1〜SY6は、自身のモジュールMが同期対象でない場合には同期設定状態レジスタに「0」(オフ)を設定して通知し、同期対象である場合には同期設定状態レジスタに「1」(オン)を設定して通知する。
同期補正部SY1〜SY6は、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を同期開始要求レジスタを用いてベースボードB1上に配置された同期制御部BSY1に通知する。
同期開始要求レジスタは、ベースボードB1上の同期制御部BSY1に対し同期の開始を要求する情報であり、自身のモジュールMの電源状態(SY_P1〜SY_P6)、同期設定状態(SY_EN1〜SY_EN6)、およびイニシャル完了時等の任意のタイミングで通知される。同期開始要求レジスタは、例えば1bitで構成される情報である。同期補正部SY1〜SY6は、同期開始の要求を行う前は同期開始要求レジスタに「0」(オフ)を設定して通知し、同期開始の要求を行う場合には同期開始要求レジスタに「1」(オン)を設定して通知する。
基準クロック生成部BCL1は、PLCシステムSYSを同期する基準となる基準時刻を生成する。基準クロック生成部BCL1は、生成した基準時刻の情報を第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6に配置された同期補正部SY1〜SY6およびベースボードB1に配置された同期制御部BSY1に対して出力する。基準クロック生成部BCL1が生成する基準時刻の周期は任意の値で構わないが、本実施の形態においては、基準クロック生成部BCL1は、1MHzの水晶を用いて100μs周期のパルス(CLK100μs)を基準時刻として生成して出力する。
同期制御部BSY1は、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6から受け付けた同期設定状態(SY_EN1〜SY_EN6)、同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)、電源状態(SY_P1〜SY_P6)および基準クロック生成部BCL1により生成された基準時刻(CLK100μs)の情報に基づいて、同期開始信号(SY_EXE)を生成して、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期補正部SY1〜SY6に対して出力する。例えば、同期制御部BSY1は、基準クロック生成部BCL1により生成された基準時刻(CLK100μs)の立ち上がりまたは立ち下がりのエッジに基づいて同期開始信号(SY_EXE)を各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期補正部SY1〜SY6に出力する。
図3は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6とベースボードB1との間で通知される情報のタイミングチャートの一例を示す図である。同期制御部BSY1は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の電源状態(SY_P1〜SY_P6)および同期対象のモジュールMの同期設定状態(SY_EN1〜SY_EN6)がオンとなった状態で、同期対象のすべてのモジュールMの同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)がオンとなった場合に、同期制御部BSY1は、モジュールM毎の同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)をフリップフロップを用いて保持する。
同期制御部BSY1は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期補正部SY1〜SY6からそれぞれ同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)をパルスとして受け付ける。同期制御部BSY1は、同期対象のモジュールMの全ての同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)をT1〜T6のタイミングで受け付けたか否かを、基準時刻(クロック)の立ち上がりのエッジにより判断する。同期制御部BSY1は、受け付けた同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を内部信号(SY_RQFF1〜SY_RQFF6)としてラッチすることにより、同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けたか否かを判断することができる。同期制御部BSY1は、同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けた場合には、基準時刻(CLK100μs)の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて同期開始信号(SY_EXE)をパルスとして同期対象の各モジュールMへ出力する。
図4は、同期開始信号(SY_EXE)を受け付けた第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6が同期不一致状態から同期状態へ移行する状態を示す図である。図4(1)は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期不一致状態を示す図である。図4(2)は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6が同期不一致状態から同期状態へ移行する状態を示す図である。
図4(1)に示すように、同期補正前は、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の自身のモジュールMの周期(以下、「自モジュール周期」とも呼ぶ)の開始起点は例えば時刻T7においてそれぞれ一致していない。そこで、各第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の自モジュール周期の開始起点が一致するように同期補正を行う。
はじめに、同期開始信号(SY_EXE)を受け付けた各モジュールMの同期補正部SY1〜SY6は、それぞれカウンタ部Co1〜Co6の時間状態から自モジュール周期を取得する。同期補正部SY1〜SY6は、同期開始信号(SY_EXE)に基づく同期基準点と、自モジュール周期と、に基づいて、同期基準ずれ幅を算出する。同期基準ずれ幅は、自モジュール周期のずれ量を表す差分である。同期基準点は、各モジュールM同士を同期させる基準となる時刻であり、本実施の形態においては、同期補正部SY1〜SY6は、同期開始信号(SY_EXE)の立ち上がりのエッジに基づいて同期基準点を設定する。この場合、同期開始信号(SY_EXE)が出力される時刻と、同期基準点の時刻と、は一致する。なお、同期補正部SY1〜SY6は、同期開始信号(SY_EXE)が出力されてから所定時間経過後の時刻を同期基準点として設定してもよい。
同期補正部SY1〜SY6は、自モジュール周期の開始起点から同期基準点までの経過時間を同期基準ずれ幅として算出する。例えば、図4(2)に示すように、第1CPUモジュールM1の同期補正部SY1は、第1CPUモジュールM1の周期の開始起点t1から同期開始信号(SY_EXE)の立ち上がりのエッジに基づき設定される同期基準点Teまでの経過時間(Te−t1=k1)を第1CPUモジュールM1の同期基準ずれ幅として算出する。同期補正部SY1は、算出した同期基準ずれ幅が(1)式または(2)式のうち何れかの式が成立するか否かに基づいて、補正方向を設定する。
同期基準ずれ幅≧(自モジュール周期−同期基準ずれ幅):−の補正方向・・・(1)
同期基準ずれ幅<(自モジュール周期−同期基準ずれ幅):+の補正方向・・・(2)
(1)式が成立する場合には、同期補正部SY1は、−(マイナス)の補正方向、すなわち、周期を縮める方向に補正方向を設定する。(2)式が成立する場合には、同期補正部SY1は、+(プラス)の補正方向、すなわち、周期を延ばす方向に補正方向を設定する。同期補正部SY2〜SY6は、同期補正部SY1と同様に、第2CPUモジュールM2〜第6CPUモジュールM6の補正方向を設定する。図4(2)中、−(マイナス)の補正方向、すなわち、周期を縮める方向の補正方向の周期(例えば、次回周期C1、C3、C5)を2本線の矢印で表し、+(プラス)の補正方向、すなわち、周期を延ばす方向の補正方向の周期(例えば、次回周期C2、C4、C6)を3本線の矢印で表している。なお、同期補正部SY1〜SY6は、同期基準点から自モジュール周期の終了時点までの経過時間を同期基準ずれ幅として算出してもよい。その場合、同期補正部SY1〜SY6は、補正方向の正負の符号を逆に設定する。
同期補正部SY1〜SY6は、確定した補正方向の情報を同期補正方向レジスタに設定する。同期補正方向レジスタは、マイナス方向に補正するかプラス方向に補正するかを確定する情報である。同期補正方向レジスタは、例えば、1bitで構成される情報である。同期補正部SY1〜SY6は、確定した補正方向が+(プラス)である場合には、同期補正方向レジスタに「0」を設定し、確定した補正方向が−(マイナス)である場合には、同期補正方向レジスタに「1」を設定する。
例えば、自モジュール周期が「4000μs」、同期基準ずれ幅が「3700μs」である図4の第5CPUモジュールM5の場合について説明する。自モジュール周期が開始されてから3700μsのときに、同期開始信号(SY_EXE)のパルスを受け付けた場合、すなわち同期基準点Teを3700μsに設定した場合には、自モジュール周期「4000μs」から同期基準ずれ幅「3700μs」を減算した値が、同期基準ずれ幅「3700μs」より大きいか否かを判断する。
自モジュール周期「4000μs」から同期基準ずれ幅「3700μs」を減算した値「300μs」は、同期基準ずれ幅「3700μs」より小さい、すなわち、(1)式が成立する。この場合、第5CPUモジュールM5の同期補正部SY5は、−(マイナス)の補正方向、すなわち、同期開始信号(SY_EXE)のパルスを受け付けた次の周期(以下、「次回周期」とも呼ぶ)C5の周期を縮める方向に補正方向を設定する。
また、自モジュール周期が4000μs、同期基準ずれ幅が「1800μs」である図4の第6CPUモジュールM6の場合について説明する。自モジュール周期が開始されてから1800μsのときに、同期開始信号(SY_EXE)のパルスを受け付けた場合、すなわち同期基準点Teが1800μsである場合には、自モジュール周期「4000μs」から同期基準ずれ幅「1800μs」を減算した値が、同期基準ずれ幅「1800μs」より大きいか否かを判断する。
自モジュール周期「4000μs」から同期基準ずれ幅「1800μs」を減算した値「2200μs」は、同期基準ずれ幅「1800μs」より大きい、すなわち、(2)式が成立する。この場合、第6CPUモジュールM6の同期補正部SY6は、+(プラス)の補正方向、すなわち、次回周期C6の周期を延ばす方向に補正方向を設定する。
なお、第6CPUモジュールM6の同期一致時の例のように、第6CPUモジュールM6の周期の開始起点t6‘が、同期開始信号(SY_EXE)の立ち上がりのエッジに基づき設定される同期基準点Teと一致する場合、すなわち、同期基準ずれ幅が0である場合には、同期補正部SY1〜SY6は、補正方向を設定せずに同期補正も行わない。
このように、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値が、同期基準ずれ幅より大きいか否かに基づいて補正方向を変えることにより、最大で自モジュール周期分補正をしなければならないところ、その約半分の時間で補正を行うことができる。
同期補正部SY1〜SY6は、同期基準ずれ幅の値と、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値と、のうち、何れか少ない(小さい)値を同期補正ターゲット時間として同期補正ターゲット時間レジスタに設定する。同期補正ターゲット時間レジスタは、任意のbit数で構成される情報である。同期補正ターゲット時間は、同期補正を行う全体時間の情報である。
例えば、自モジュール周期が「4000μs」、同期基準ずれ幅が「3700μs」である図4の第5CPUモジュールM5の場合について説明する。第5CPUモジュールM5の同期基準ずれ幅「3700μs」は、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値「4000μs−3700μs=300μs」より大きい。したがって、第5CPUモジュールM5の同期補正部SY5は、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値「300μs」を同期補正ターゲット時間として同期補正ターゲット時間レジスタに設定する。
また、自モジュール周期が「4000μs」、同期基準ずれ幅が「1800μs」である図4の第6CPUモジュールM6の場合について説明する。第6CPUモジュールM6の同期基準ずれ幅「1800μs」は、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値「4000μs−1800μs=2200μs」より小さい。したがって、第6CPUモジュールM6の同期補正部SY6は、同期基準ずれ幅「1800μs」を同期補正ターゲット時間として同期補正ターゲット時間レジスタに設定する。
同期補正部SY1〜SY6は、同期補正を行う際の任意の単位時間を同期補正幅として同期補正幅レジスタに設定する。同期補正部SY1〜SY6は、同期補正幅レジスタに設定された同期補正幅の単位で、同期補正ターゲット時間分の補正を行う。同期補正幅レジスタは、任意のbit数で構成される情報である。同期補正幅は、一回の周期で補正する単位時間を示し、同期補正ターゲット時間をどの程度の幅で分割して補正するのかを示す情報である。
同期補正幅レジスタに設定される同期補正幅は、予めプロセッサP1〜P6や割り込み制御部W1〜W6にて指定した値であってもよい。また、同期補正幅レジスタには、実際に補正を行う同期補正ターゲット時間を指定してもよい。同期補正ターゲット時間が同期補正幅よりも長い場合には、次回周期以降、1周期毎に周期時間から同期補正幅分を増減させ、自モジュール周期を補正してもよい。これにより、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6が備えるIOバスや実現する機能によって、一度に大幅に補正を行うことでIOバスに参加する局(モジュール)の脱落などを招く等の不都合を回避することができる。同期補正ターゲット時間が同期補正幅と同一かそれよりも短い場合は、次回周期に同期補正ターゲット時間分を補正してもよい。
同期補正部SY1〜SY6は、同期補正実行を指示する情報を同期補正実行レジスタに設定する。同期補正実行レジスタは、例えば、1bitにより構成される情報である。同期補正部SY1〜SY6は、同期補正を行う前は同期補正実行レジスタに「0」(オフ)を設定して通知し、同期補正を行う場合には同期補正実行レジスタに「1」(オン)を設定して通知する。
同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間レジスタの情報、同期補正方向レジスタの情報、同期補正幅レジスタの情報を設定し、同期補正実行レジスタを「1」(オン)に設定することによりそれぞれ同期補正を開始する。
例えば、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間が同期補正幅以下である場合には、同期補正ターゲット時間を実補正時間として設定する。これに対し、同期補正ターゲット時間が同期補正幅より大きい場合には、同期補正部SY1は、同期補正幅を実補正時間として算出して設定する。
例えば、同期補正ターゲット時間が「300μs」、同期補正幅が「500μs」である図4の第5CPUモジュールM5の場合について説明する。同期補正ターゲット時間「300μs」が同期補正幅「500μs」以下である場合には、同期補正部SY5は、同期補正ターゲット時間「300μs」を実補正時間として設定する。そして、同期補正部SY5は、設定した補正方向が−(マイナス)方向である場合には、自モジュール周期「4000μs」に設定した実補正時間「300μs」を減算した値「4000μs−300μs=3700μs」を次回周期の長さC5として設定して自モジュール周期を補正する。
同期補正ターゲット時間が「1800μs」、同期補正幅が「500μs」である図4の第6CPUモジュールM6の場合について説明する。同期補正ターゲット時間「1800μs」が同期補正幅「500μs」以下である場合には、同期補正部SY5は、同期補正ターゲット時間「1800μs」を実補正時間として設定する。そして、同期補正部SY5は、設定した補正方向が+(プラス)方向である場合には、自モジュール周期「4000μs」に設定した実補正時間「1800μs」を加算した値「4000μs+1800μs=5800μs」を次回周期C6の長さとして設定して自モジュール周期を補正する。
これにより、同じ自モジュール周期「4000μs」である第5CPUモジュールM5の周期C5の次の周期C5bの開始起点Tbと、第6CPUモジュールM6の周期C6の次の周期C6bの開始起点Tbと、は一致する。これにより、図4(1)に示すように、同期が不一致の状態の各モジュールMの自モジュール周期の開始起点を一致させることができる。
また、同様に、自モジュール周期「1000μs」である第1CPUモジュールM1、第2CPUモジュールM2の次回周期C1、C2、自モジュール周期「2000μs」である第3CPUモジュールM3、第3CPUモジュールM3の次回周期C3、C4の周期の長さを決定して同期補正を行う。
これにより、図4(2)に示すように、異なる自モジュール周期である第1CPUモジュールM1、第2CPUモジュールM2の自モジュール周期「1ms」、第3CPUモジュールM3、第4CPUモジュールM4の自モジュール周期「2ms」、第5CPUモジュールM5、第6CPUモジュールM6の自モジュール周期「4ms」の最小公倍数「4ms」の後の開始起点Tbにおいて、各モジュールの自モジュール周期の開始起点を一致させることができる。
すなわち、図4(1)に示すように、同期開始信号(SY_EXE)を起点とした一連の同期補正が行われる前の非同期状態においては、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6が各々のクロック生成部CL1〜CL6によって生成した周期を元に動作しているため、起点となる開始時刻に対して同期した状態となっていない。
これに対して、本実施の形態において同期開始信号(SY_EXE)を起点とした一連の同期補正を行った場合には、同期開始信号(SY_EXE)を受け付けた際に、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6の同期補正部SY1〜SY6は、同期補正方向と同期補正ターゲット時間を決定する。これにより、同期補正部SY1〜SY6は、次回周期にて同期補正を行うことで、各モジュールMの最小公倍数後の1回目若しくは2回目の周期で開始起点を同期させることができる。これにより、PLCシステムSYSの同期を管理するモジュール等の構成を別途備えずに、PLCシステムSYSを構成する各モジュールMの自モジュール周期を同期させることができる。
また、同期補正ターゲット時間が「300μs」であり、同期補正幅が「1μs」である場合には、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間「300μs」を同期補正幅「1μs」の幅で割った値である「300回」の周期に亘って分割して補正する。
この場合、補正方向が−(マイナス)方向である場合には、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間「300μs」から同期補正幅「1μs」を減算した値「299μs」で「300回」の周期に亘って補正する。
また、補正方向が+(プラス)方向である場合には、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間「300μs」から同期補正幅「1μs」を加算した値「301μs」で「300回」の周期に亘って補正する。
より具体的には、同期補正ターゲット時間が「300μs」、自モジュール周期が「4000μs」、同期補正幅が「100μs」である場合について説明する。同期補正ターゲット時間「300μs」が同期補正幅「100μs」より大きい場合には、同期補正部SY5は、同期補正幅「100μs」を実補正時間として設定する。そして、同期補正部SY1〜SY6は、設定した補正方向が+(プラス)方向である場合には、自モジュール周期「4000μs」に設定した実補正時間「100μs」を加算した値「4000μs+100μs=4100μs」を次回周期の長さとして設定して自モジュール周期を補正する。
同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間「300μs」から実補正時間「100μs」を減算した値「300μs−100μs=200μs」を同期補正ターゲット時間として設定する。その後、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間が「0」以下となるまでの間、1周期毎に実補正時間の加算および同期補正ターゲット時間の減算を繰り返し実行して、3回の周期に亘って自モジュール周期の補正を行う。
このように、複数の周期に亘って分割して補正することにより、自モジュール周期が急に短縮することを抑止することで、短縮された周期内でアプリケーション実行機能や、IOバス機能が時間内に実行できなくなるのを防ぎPLCシステムSYSの誤作動を防ぐことができる。
また、同期補正幅が同期補正ターゲット時間より大きい値が設定されていてもよい。この場合、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間分だけ補正を行う。例えば、同期補正ターゲット時間が「300μs」であり、同期補正幅が「500μs」である場合、同期補正幅「500μs」は、同期補正ターゲット時間「300μs」よりも大きい。この場合、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正ターゲット時間「300μs」で補正を行う。
また、PLCシステムSYSの初期立ち上げ時(例えば、初期化のタイミング)には、同期補正幅として最大値を設定して自モジュール周期を1周期で補正し、PLCシステムSYSの立ち上げ後に、各モジュールMを個々に立ち上げる場合(例えば、複数のモジュールMのうち少なくとも1つのモジュールが動いているタイミング)には、任意の同期補正幅を設定して自モジュール周期をn(n>2)回の周期に亘って分割して補正してもよい。これにより、PLCシステムSYSの初期立ち上げ時には、早期に同期補正を行うことができるとともに、PLCシステムSYSの立ち上げ後に、各モジュールMを個々に立ち上げる場合には、自モジュール周期が急に短縮されることにより各モジュールMで各種機能が実行できなくなるのを防ぐことができる。
なお、同期補正部SY1〜SY6は、同期補正を行った後に、各モジュールMの個別クロック生成部CL1〜CL6とベースボードB1上の基準クロック生成部BCL1の水晶振動子誤差(PPM誤差)を、カウンタ部Co1〜Co6等を用いて判定する。そして、判定の結果、水晶振動子誤差(PPM誤差)が一定の範囲を超えた場合に、ベースボードB1上の基準クロック生成部BCL1の立ち上がり時、あるいはプロセッサP1〜P6や割り込み制御部W1〜W6のIOバス機能において指定する任意のタイミングにて、同様の同期補正処理手順を開始して各モジュールMの個別の自モジュール周期を一時的に減算または加算することで補正し同期を継続的に維持することができる。
図5は、PLCシステムSYSを構成する第1CPUモジュールM1、第2CPUモジュールM2、ベースボードB1間で実行される同期補正処理のシーケンスチャートの一例を示す図である。図5の実施の形態では、第1CPUモジュールM1〜第6CPUモジュールM6のうち、第1CPUモジュールM1および第2CPUモジュールM2についてのみ説明し、第3CPUモジュールM3〜第4CPUモジュール6についても同様である。
はじめに、第1CPUモジュールM1の電源が投入されると、第1CPUモジュールM1の電源制御部Pa1は、電源状態(SY_P1)をベースボードB1へ通知する(S101)。また、第1CPUモジュールM1の同期補正部SY1は、同期設定状態(SY_EN1)をベースボードB1へ通知する(S102)。
同様に、第2CPUモジュールM2の電源が投入されると、第2CPUモジュールM2の電源制御部Pa2は、電源状態(SY_P2)をベースボードB1へ通知する(S103)。また、第2CPUモジュールM2の同期補正部SY2は、同期設定状態(SY_EN2)をベースボードB1へ通知する(S104)。
第1CPUモジュールM1の同期補正部SY1は、任意のタイミングで同期開始要求(SY_RQ1)を同期開始要求レジスタを用いてベースボードB1上に配置された同期制御部BSY1に通知する(S105)。同様に、第2CPUモジュールM2の同期補正部SY2は、任意のタイミングで同期開始要求(SY_RQ2)を同期開始要求レジスタを用いてベースボードB1上に配置された同期制御部BSY1に通知する(S106)。
ベースボードB1の同期制御部BSY1は、同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けたか否かを判定する(S107)。同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けていない場合(S107:NO)には、同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けるまで処理を待機する。
同期対象のすべてのモジュールMから同期開始要求(SY_RQ1〜SY_RQ6)を受け付けた場合(S107:YES)には、ベースボードB1の同期制御部BSY1は、基準クロック生成部BCL1により生成された基準時刻(CLK100μs)の立ち上がりのエッジに基づいて同期開始信号(SY_EXE)および基準時刻(CLK100μs)を第1CPUモジュールM1の同期補正部SY1、第2CPUモジュールM2の同期補正部SY2にそれぞれ出力する(S108〜S111)。
同期開始要求(SY_RQ1)を受け付けた第1CPUモジュールM1の同期補正部SY1は、後述の同期補正処理を行う(S112)。同様に、同期開始要求(SY_RQ2)を受け付けた第2CPUモジュールM2の同期補正部SY2は、後述の同期補正処理を行う(S113)。以下、第1CPUモジュールM1により行われるS112の同期補正処理と、第2CPUモジュールM2により行われるS113の同期補正処理は、略同一の処理であるため、以下同一の符号に基づき、フローチャートにて説明する。
図6は、第1CPUモジュールM1が実行する同期補正処理の一例を示すフローチャートである。なお、第2CPUモジュールM2〜第6CPUモジュールM6が実行する同期補正処理も第1CPUモジュールM1が実行する同期補正処理と同様であるため、説明を省略する。
はじめに、同期補正部SY1は、自モジュールが同期対象である場合には、モジュール機能のイニシャル設定を行う(S201)。同期補正部SY1は、イニシャル設定が完了したか否かを判定する(S202)。判定の結果、イニシャル設定が完了していない場合(S202:NO)には、処理を待機する。判定の結果、イニシャル設定が完了した場合(S202:YES)には、同期補正部SY1は、同期開始要求(SY_RQ1)をベースボードB1へ通知する(S203)。
同期補正部SY1は、ベースボードB1の同期制御部BSY1から同期開始信号(SY_EXE)を受け付けたか否かを判定する(S204)。同期制御部BSY1から同期開始信号(SY_EXE)を受け付けていない場合(S204:NO)には、同期開始信号(SY_EXE)を受けつけるまでの間処理は待機となる。
同期制御部BSY1から同期開始信号(SY_EXE)を受け付けた場合(S204:YES)には、同期補正部SY1は、算出した同期基準ずれ幅が(1)式または(2)式のうち何れかの式が成立するか否かに基づいて、補正方向を設定する(S205)。
同期補正部SY1は、同期基準ずれ幅の値と、自モジュール周期から同期基準ずれ幅を減算した値と、のうち、何れか少ない(小さい)値を同期補正ターゲット時間として設定する(S206)。同期補正部SY1は、同期補正を行う際の任意の単位時間を同期補正幅として同期補正幅レジスタに設定する(S207)。
同期補正部SY1は、プロセッサP1から同期補正実行要求を受け付けたか否かを判定する(S208)。プロセッサP1から同期補正実行要求を受け付けていない場合(S208:NO)には、プロセッサP1から同期補正実行要求を受け付けるまでの間、処理は待機となる。プロセッサP1から同期補正実行要求を受け付けた場合(S208:YES)には、後述の同期補正実行処理を行う(S209)。
図7は、同期補正実行処理の一例を示すフローチャートである。はじめに、同期補正部SY1は、図6のS206で設定した同期補正ターゲット時間が0より大きいか否かを判定する(S301)。同期補正ターゲット時間が0以下である場合(S301:NO)には、同期補正実行処理は終了となる。
同期補正ターゲット時間が0より大きい場合(S301:YES)には、同期補正部SY1は、同期補正ターゲット時間が図6のS207で設定した同期補正幅以下であるか否かを判定する(S302)。
同期補正ターゲット時間が同期補正幅以下である場合(S302:YES)には、同期補正部SY1は、同期補正ターゲット時間を実補正時間として設定する(S303)。この処理が終わると処理はS305に進む。同期補正ターゲット時間が同期補正幅より大きい場合(S302:NO)には、同期補正部SY1は、同期補正幅を実補正時間として設定する(S304)。この処理が終わると処理はS305に進む。
S305において、同期補正部SY1は、図6のS205で設定した補正方向を判定する(S305)。設定した補正方向が+(プラス)方向である場合には、同期補正部SY1は、自モジュール周期に実補正時間を加算した時間を次回周期として設定する(S306)。この処理が終わると処理はS308に進む。設定した補正方向が−(マイナス)方向である場合には、同期補正部SY1は、自モジュール周期から実補正時間を減算した時間を次回周期として設定する(S306)。この処理が終わると処理はS308に進む。
同期補正部SY1は、同期補正ターゲット時間から実補正時間を減算した値を同期補正ターゲット時間として設定する(S308)。同期補正部SY1は、同期補正ターゲット時間が0より大きいか否かを判定する(S309)。
同期補正ターゲット時間が0より大きい場合(S309:YES)には、処理はS302に戻り、同期補正ターゲット時間が0になるまでの間、S302、S304〜S309の処理が繰り返し実行される。同期補正ターゲット時間が0以下である場合(S309:NO)には、同期補正部SY1は、同期開始要求(SY_RQ1)をオフにし(S310)、同期補正実行処理を終了する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
以上説明したように、本発明は、プログラマブルコントローラシステムを構成する各モジュールの自モジュール周期を同期させることができ、プログラマブルコントローラシステムを使用する機器に適用して好適である。
SYS プログラマブルコントローラシステム
M1〜M6 第1CPUモジュール〜第6CPUモジュール
K1〜K6 コネクタ
B1 ベースボード
P1〜P6 プロセッサ
W1〜W6 割り込み制御部
CL1〜CL6 個別クロック生成部
Co1〜Co6 カウンタ部
Pa1〜Pa6 電源制御部
SY1〜SY6 同期補正部
BSY1 同期制御部
BCL1 基準クロック生成部

Claims (10)

  1. ベースボードと、前記ベースボードに接続された複数のモジュールと、を備えるプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記ベースボードは、
    前記複数のモジュールの同期を制御する同期制御部を備え、
    前記複数のモジュールはそれぞれ、
    個別クロックを生成する個別クロック生成部と、
    前記個別クロック生成部により生成された前記個別クロックから自モジュール周期を生成するカウンタ部と、
    前記同期制御部から出力された同期開始信号に基づく同期基準点と、前記自モジュール周期と、に基づいて、前記自モジュール周期のずれ量を算出し、前記算出したずれ量に基づいて、前記自モジュール周期を補正する同期補正部と、を備える
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  2. 請求項1に記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記同期補正部は、前記同期開始信号の立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジに基づいて前記同期基準点を設定する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  3. 請求項1または2のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記同期補正部は、前記同期開始信号が出力されてから所定時間経過後の時刻を前記同期基準点として設定する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  4. 請求項1〜3のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記同期補正部は、前記自モジュール周期を1周期で減算または加算する補正を行う
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  5. 請求項1〜3のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記同期補正部は、前記自モジュール周期をn(n>2)回の周期に亘って分割して減算または加算する補正を行う
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  6. 請求項1〜3のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記同期補正部は、
    初期化のタイミングにおいては、前記自モジュール周期を1周期で減算または加算する補正を行い、
    前記モジュールのうち少なくとも1つのモジュールが動いているタイミングにおいては、前記自モジュール周期をn(n>2)回の周期に亘って分割して減算または加算する補正を行う
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  7. 請求項1〜6のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    同期補正を行う全体時間である同期補正ターゲット時間が同期補正を行う任意の単位時間である同期補正幅と同一かそれよりも短い場合は、次回周期に前記同期補正ターゲット時間分を減算または加算する補正を行う
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  8. 請求項1〜7のうち何れかに記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記ベースボードは、基準時刻を生成する基準クロック生成部を更に備え、
    前記同期制御部は、前記基準時刻に基づいて前記同期開始信号を前記各モジュールに出力する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  9. 請求項8に記載のプログラマブルコントローラシステムであって、
    前記各モジュールの個別クロック生成部とベースボード上の前記基準クロック生成部のPPM誤差が一定の範囲を超えた場合にモジュール個別の周期を一時的に減算または加算することで補正し同期を継続的に維持する
    ことを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  10. 複数のモジュールの同期を制御する同期制御部を備えるベースボードに複数接続されたプログラマブルコントローラシステムのモジュールであって、
    前記複数のモジュールはそれぞれ、
    個別クロックを生成する個別クロック生成部と、
    前記個別クロック生成部により生成された前記個別クロックから自モジュール周期を生成するカウンタ部と、
    前記同期制御部から出力された同期開始信号に基づく同期基準点と、前記自モジュール周期と、に基づいて、前記自モジュール周期のずれ量を算出し、前記算出したずれ量に基づいて、前記自モジュール周期を補正する同期補正部と、を備える
    ことを特徴とするモジュール。
JP2019212503A 2019-11-25 2019-11-25 プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール Active JP7439474B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212503A JP7439474B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール
KR1020200124879A KR102494296B1 (ko) 2019-11-25 2020-09-25 프로그래머블 컨트롤러 시스템 및 모듈
TW109133454A TWI764300B (zh) 2019-11-25 2020-09-26 可程式控制器系統及模組
CN202011031198.1A CN112835321B (zh) 2019-11-25 2020-09-27 可编程控制器***和模块

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019212503A JP7439474B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021086211A true JP2021086211A (ja) 2021-06-03
JP7439474B2 JP7439474B2 (ja) 2024-02-28

Family

ID=75923457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019212503A Active JP7439474B2 (ja) 2019-11-25 2019-11-25 プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7439474B2 (ja)
KR (1) KR102494296B1 (ja)
CN (1) CN112835321B (ja)
TW (1) TWI764300B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157913A (ja) * 2007-12-07 2009-07-16 Omron Corp 産業用コントローラ
WO2012081115A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 三菱電機株式会社 シーケンサシステムおよびその制御方法
WO2014108999A1 (ja) * 2013-01-08 2014-07-17 富士電機株式会社 制御システム、マスタープログラマブルコントローラ、スレーブプログラマブルコントローラ、および、制御方法
JP2017069809A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 住友電気工業株式会社 通信装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7072432B2 (en) 2002-07-05 2006-07-04 Meshnetworks, Inc. System and method for correcting the clock drift and maintaining the synchronization of low quality clocks in wireless networks
JP2011123688A (ja) 2009-12-11 2011-06-23 Fuji Electric Systems Co Ltd 同期プログラマブルコントローラ、同期プログラマブルコントローラシステム
CN105450277B (zh) * 2010-12-10 2018-11-20 太阳专利托管公司 发送方法和发送***以及接收方法和接收装置
WO2014037684A1 (en) * 2012-09-04 2014-03-13 Khalifa University of Science, Technology, and Research Methods and devices for clock synchronization
CN103389914B (zh) * 2013-07-03 2015-10-21 浙江大学 基于时钟同步技术的星载三模冗余***
WO2015102605A1 (en) * 2013-12-31 2015-07-09 Schneider Electric It Corporation Automatic sub-millisecond clock synchronization
WO2015128981A1 (ja) 2014-02-27 2015-09-03 富士電機株式会社 プログラマブルコントローラシステム、そのコントローラ
WO2016092243A1 (en) * 2014-12-11 2016-06-16 Khalifa University of Science, Technology, and Research Method and devices for time transfer using end to end transparent clocks
US10305616B2 (en) 2014-12-16 2019-05-28 Robert Bosch Gmbh Method of synchronising clocks of network devices
CN106576038B (zh) * 2015-07-08 2018-09-21 三菱电机株式会社 网络***、时间主站点、以及时间从站点
CN106708168B (zh) * 2015-11-13 2019-12-06 华为技术有限公司 多处理器***及时钟同步方法
US10135606B2 (en) * 2016-10-27 2018-11-20 Macom Connectivity Solutions, Llc Mitigating interaction between adaptive equalization and timing recovery
US10014026B1 (en) * 2017-06-20 2018-07-03 Seagate Technology Llc Head delay calibration and tracking in MSMR systems
CN110291821A (zh) * 2018-01-19 2019-09-27 深圳市大疆创新科技有限公司 定位***和定位***的时间同步控制方法、装置
CN108592715A (zh) * 2018-05-02 2018-09-28 南京雷芯聚力电子科技有限公司 一种可编程电子***控制芯片及其控制流程

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157913A (ja) * 2007-12-07 2009-07-16 Omron Corp 産業用コントローラ
WO2012081115A1 (ja) * 2010-12-16 2012-06-21 三菱電機株式会社 シーケンサシステムおよびその制御方法
WO2014108999A1 (ja) * 2013-01-08 2014-07-17 富士電機株式会社 制御システム、マスタープログラマブルコントローラ、スレーブプログラマブルコントローラ、および、制御方法
JP2017069809A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 住友電気工業株式会社 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW202121084A (zh) 2021-06-01
JP7439474B2 (ja) 2024-02-28
CN112835321B (zh) 2024-05-14
TWI764300B (zh) 2022-05-11
CN112835321A (zh) 2021-05-25
KR20210064039A (ko) 2021-06-02
KR102494296B1 (ko) 2023-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10110367B2 (en) High precision timer in CPU cluster
US8280559B2 (en) Apparatus and method for providing cooling to multiple components
EP2738971A1 (en) Mehtod and device for clock synchronization
KR101938763B1 (ko) 반복적인 단일 사이클 펄스폭 변조 생성
KR900008178B1 (ko) 위상동기 시스템
US8281177B2 (en) Distributed control system
JP2005190482A (ja) 任意周波数制御クロックを有するdds回路
JP2018124241A (ja) 情報処理装置、方法、及びプログラム
JP6707209B1 (ja) 時刻同期システム、マスタ装置、スレーブ装置およびプログラム
JP3039781B1 (ja) タイマ回路
JP2013206472A (ja) リアルタイムシステムでタイムスタンプを形成する方法、データ処理装置、コンピュータプログラム製品、および、ディジタル記憶媒体
JP7439474B2 (ja) プログラマブルコントローラシステムおよびモジュール
JP5573867B2 (ja) クロック位相同期化装置およびクロック位相同期化方法
JP2011123688A (ja) 同期プログラマブルコントローラ、同期プログラマブルコントローラシステム
JP2011248809A (ja) 冗長演算システム
WO2020059137A1 (ja) 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム
JP5662119B2 (ja) ノードシステムおよび監視ノード
JP2011186591A (ja) プロセッサ及びその制御方法
US20090009221A1 (en) Method and apparatus for synchronizing a clock generator in the presence of jittery clock sources
CN114296511A (zh) 实时时钟校准电路、方法及芯片结构
CN109510682B (zh) 一种池化服务器***bmc时钟同步方法、装置、终端及存储介质
US9941865B2 (en) Method and circuitry for generating trigger signal and associated non-transitory computer program product
JP2015186067A (ja) 電力変換装置並びにノード間の同期方法
US6760798B1 (en) Interface mechanism and method for interfacing a real-time clock with a data processing circuit
JP7305078B1 (ja) 時刻同期システム、時刻同期装置、時刻同期方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231005

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20231005

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7439474

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150