JP2021084607A - 移動体 - Google Patents

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Tsutomu Takahashi
勤 高橋
松波 意知
Okitomo Matsunami
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Abstract

【課題】交換可能な車体を取り付けることで構成される車両の走行性を向上できる移動体を提供する。【解決手段】移動体1は、車両100の床下構造物を構成する本体部10と、本体部10に設けられる前輪11及び後輪12と、を備える。この本体部10は車両前端部10aから車両後端部10bにわたって扁平をなす平板状に構成されている。本体部10は、全体的に低い位置に配置することができる。移動体1は、制御系統13及び電気系統14と、を備える。また、本体部10には、前部に制御系統13が設けられ、当該制御系統13の後側に電気系統14が設けられる。このように、走行に最低限必要となる構成を本体部10と共にまとめて低い位置に配置することで、上側の車体2の構造をシンプル、且つ軽量にすることができる。移動体1を用いた車両100の重心を低くすることができるため、走行性が向上する。【選択図】図3

Description

本発明は、移動体に関する。
特許文献1には、輸送対象物を積載して輸送するトラック等の輸送車両が記載されている。この輸送車両は、車両の前側部分に運転席を有するキャブが配置されており、キャブの後方に、輸送対象物を積載する荷台が配置されている。
特開2014−237462号公報
近年、自動運転技術の飛躍的な進歩により、輸送車両を含む様々な車両において、上側に交換可能な車体が取り付けられることによって車両を構成する移動体が考えられている。このような移動体を用いた車両の走行性を向上することが求められていた。
本発明は、交換可能な車体を取り付けることで構成される車両の走行性を向上できる移動体を提供することを目的とする。
本発明に係る移動体は、上側に交換可能な車体が取り付けられることによって車両を構成する移動体であって、車両の床下構造物を構成する本体部と、本体部に設けられる前輪及び後輪と、車体から切り離された状態で移動体を走行可能とするための、制御系統及び電気系統と、を備え、本体部は車両前端部から車両後端部にわたって扁平をなす平板状に構成され、本体部には、前部に制御系統が設けられ、当該制御系統の後側に電気系統が設けられる。
本発明に係る移動体は、車両の床下構造物を構成する本体部と、本体部に設けられる前輪及び後輪と、を備える。この本体部は車両前端部から車両後端部にわたって扁平をなす平板状に構成されている。すなわち、キャブのように車両前端部側において大きく上側に立ち上がる構造物を有する移動体とは異なり、本体部は、全体的に低い位置に配置することができる。ここで、移動体は、車体から切り離された状態で移動体を走行可能とするための、制御系統及び電気系統と、を備える。また、本体部には、前部に制御系統が設けられ、当該制御系統の後側に電気系統が設けられる。このように、走行に必要な制御系統は、交換可能な車体の前部に設けられるのではなく、低い位置に配置可能な本体部の前部に設けられる。また、電気系統も、低い位置に配置可能な本体部の後部に設けられる。これにより、移動体を用いた車両の重心を低くすることができるため、走行性が向上する。以上より、交換可能な車体を取り付けることで構成される車両の走行性を向上できる移動体を提供できる。
制御系統は、制御ユニットを有し、電気系統は配電ユニット及びバッテリを有し、本体部には、前側から後側へ向かって順に、制御ユニット、配電ユニット、及びバッテリが並べられてよい。このような構造によれば、例えば車体のキャブなどに設けられる制御ユニット及び配電ユニットを、本体部に設けることで、車体側の省スペース化を図ることができる。また、低い位置に配置可能な本体部に制御ユニット及び配電ユニットを設けることで、当該制御ユニット及び配電ユニットも低い位置に配置することが可能となり、路面入力を低減することができる。
前輪は、モータ付きの車輪によって構成されてよい。この場合、左右の前輪の間の領域には、シャフト等を設ける必要がなくなる。従って、本体部のうち、左右の前輪に挟まれる領域をフラットな面にすることができる。
電気系統のバッテリは、本体部の内部に収容されてよい。この場合、本体部の外部にバッテリを設ける場合に比して、バッテリを強固に支持することができる。
本体部のサイドカバーは、バッテリを車幅方向における外側から覆ってよい。この場合、バッテリを横側から保護するサイドガードを設けなくとも、本体部のサイドカバーが、サイドガードと同様な機能を発揮することができる。
本体部は、バッテリを車幅方向の外側へ引き出し可能な引き出し機構を有してよい。この場合、本体部に対するバッテリの着脱が容易となる。
本発明によれば、交換可能な車体を取り付けることで構成される車両の走行性を向上できる移動体を提供することができる。
本発明の一実施形態の移動体を用いた車両を例示する概略図である。 移動体の使用態様を示す概念図である。 移動体を示す斜視図である。 移動体のフレーム構造を示す斜視図である。 バッテリの車幅方向の端部付近の構造を示す概略断面図である。 本実施形態に係る移動体の作用・効果を説明するための概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、前後方向、左右方向、及び上下方向は、それぞれ、車両進行方向、車両幅方向、及び車両上下方向を意味する。
図1は、一実施形態の移動体を用いた車両を例示する概略図である。図1に示されるように、車両100は、移動体1と、車体2と、を備えている。
移動体1は、上側に交換可能な車体2が取り付けられることによって車両100を構成する。移動体1は、いわゆる車両100のシャシーを構成する構造物である。また、移動体1は、車体2から切り離された状態で走行可能である。すなわち、移動体1は、自身で制御系統及び電気系統を有しているため、車体2からの制御信号や給電を受けることなく、単独で走行可能である。移動体1は、運転者が乗車して操作しなくとも、自動運転が可能である。
車体2は、用途に応じて製作された設備機能を有しており、移動体1に架装されて用いられる。図1においては、直方体形状の車体2が例示されているが、車体2は、その他の用途等に応じて、異なる形状及び設備機能を有していてもよい。これにより、移動体1は共通にしつつ、上側の車体2を交換することによって、様々な種類の車両100を構成することが可能となる。
上述のように、移動体1は、単独で走行可能である。従って、車体2を移動体1の元へ搬送する必要はなく、移動体1が車体2の設置場所へ移動することができる。例えば、図2に示すように、現場Aに車体2Aが設置されており、現場Bに車体2Bが設置されているものとする。この場合、移動体1は、現場Aまで移動する。現場Aでは、移動体1上に車体2Aを取り付けることで、所定の用途を有する車両100が完成する。当該用途に係る車両100の利用が終了したら、現場Aにて移動体1から車体2Aを取り外して、当該車体2Aを現場に戻す。次に、移動体1は、現場Bまで移動する。現場Bでは、移動体1上に車体2Bを取り付けることで、他の用途を有する車両100が完成する。当該用途に係る車両100の利用が終了したら、現場Bにて移動体1から車体2Bを取り外して、当該車体2Bを現場に戻す。移動体1がこのような移動と車体2の交換を繰り返すことで、一つの移動体1を用いて複数の用途の車両100を得ることができる。
次に、図3及び図4を参照して、移動体1の構成について詳細に説明する。図3は、移動体1を示す斜視図である。図4は、移動体1のフレーム構造50を示す斜視図である。図3に示すように、移動体1は、本体部10と、前輪11と、後輪12と、制御系統13と、電気系統14と、を備える。
本体部10は、車両100の床下構造物を構成する部分である。本体部10は車両前端部10aから車両後端部10bにわたって扁平をなす平板状に構成される。本体部10は、車両前後方向に延びる略長方形板状の形状を有している。すなわち、本体部10は、トラックのキャブ(図6参照)のように、車両前端部側において上方へ立ち上がるような部分を有しておらず、車両前側における高さと、車両後部側における高さが略一定となっている。
本体部10は、扁平に構成されたフレーム構造50を上下方向、前後方向、及び車幅方向からカバーで覆うことによって構成される。本体部10は、上部カバー21と、下部カバー22と、前部カバー23と、後部カバー24と、サイドカバー26と、を備える。上部カバー21及び下部カバー22は、車両前端部10aから車両後端部10bに至るまで水平方向に平面状に広がると共に、上下方向に互いに平行となるように対向する板状部材である。上部カバー21の上面は、車体2を取り付ける際に、当該車体2を載置させるための載置面10cとなる。なお、下部カバー22は省略されてもよい。本体部10の前部カバー23は、車両前端部10aの位置において、上部カバー21と下部カバー22との間で上下方向に延びる板状部材である。後部カバー24は、車両後端部10bの位置において、上部カバー21と下部カバー22との間で上下方向に延びる板状部材である。サイドカバー26は、車両左右の端部の位置において、それぞれ上部カバー21と下部カバー22との間で上下方向に延びる板状部材である。
なお、説明の便宜上、本体部10に対して、車両前側から順に、前部領域E1、前輪領域E2、中央領域E3、後輪領域E4、及び後部領域E5を設定する。前部領域E1は、前輪11よりも前側の領域である。前輪領域E2は、前輪11が設けられる領域である。中央領域E3は、前輪11と後輪12との間の領域である。後輪領域E4は、後輪12が設けられる領域である。後部領域E5は、後輪12よりも後側の領域である。
フレーム構造50は、移動体1の強度を確保して衝撃が入力された際の荷重伝達を行うための骨格部材の組み合わせによって構成される。フレーム構造50は、主に、上部フレーム構造51と、下部フレーム構造52と、を備える。上部フレーム構造51は、上部カバー21が取り付けられ、本体部10の上面側の強度を確保する構造である。下部フレーム構造52は、上部フレーム構造51から下方へ離間して対向するように設けられる。下部フレーム構造52は、下部カバー22が取り付けられ、本体部10の下面側の強度を確保する構造である。
上部フレーム構造51を構成する各骨格部材は、上部カバー21に対応する高さ位置において、水平方向に延びるように配置される。すなわち、上部フレーム構造51は、略同一平面内において骨格部材を組み合わせることによって構成される。これにより、上部フレーム構造51は、本体部10の載置面10cの面剛性を高めることができる。なお、上部フレーム構造51の一部は、上部カバー21から上側へ露出しており、載置面10cの一部を構成している。上部フレーム構造51のうち、上部カバー21から露出した部分には、車体2を位置決めすると共に固定するためのピン29が設けられる。
下部フレーム構造52も、本体部10の下面に対応する位置にて略同一平面内にて骨格部材を組み合わせることによって構成される。上部フレーム構造51及び下部フレーム構造52は、各領域E1〜E5において、車幅方向両側において車両前後方向に延びる骨格部材と、当該車両前後方向に延びる骨格部材同士を車幅方向に連結する骨格部材と、を主に備える。
上部フレーム構造51と下部フレーム構造52は、互いに上下方向に離間して空間を形成することで、当該空間に制御系統13及び電気系統14のユニットを収容可能とする。また、上部フレーム構造51と下部フレーム構造52は、収容されたユニットを支持すると共に、各ユニットの強度を補強するための補強ブラケットとしても機能する。
左右の前輪11は、前輪領域E2において、本体部10の左右の縁部から上方へ突出するタイヤハウス27にそれぞれ収容される。前輪11は、後輪12よりも径が大きく、載置面10cよりも上方へ突出するように配置される。従って、左右のタイヤハウス27は、載置面10cよりも上方へ突出する。前輪11は、モータ付きの車輪によって構成される。更に、左右の両方の前輪11は、車輪及びモータに加え、サスペンション、ステアリング機構、ブレーキが一体的されたユニットとして構成される。従って、左右の前輪11を互いに接続するシャフトなどの構造物は不要である。そのため、一対のタイヤハウス27同士の間の領域には、載置面10cより高い位置に構造物が配置されていない。すなわち、前輪領域E2においても、載置面10cは他の領域E1,E3〜E5と略同一平面を形成するように平面状に広がっている。
左右の後輪12は、後輪領域E4において、本体部10左右の縁部に配置される。後輪12は、前輪11よりも小径の車輪によって構成される。後輪12は、載置面10cよりも低い位置に存在しており、当該載置面10cから突出しないように配置されている。左右の両方の後輪12は、車輪、モータ、サスペンション、ステアリング機構、ブレーキが一体的されたユニットとして構成される。
制御系統13及び電気系統14は、車体2から切り離された状態で移動体1を走行可能とするための機構である。本体部10には、前部に制御系統13が設けられ、当該制御系統13の後側に電気系統14が設けられる。制御系統13は、移動体1が走行するために必要な各種制御信号を出力すると共に、車両100となった後に、車体2側へ各種制御信号を出力する系統である。制御系統13は、制御ユニット31を有する。制御ユニット31は、ECU、メモリ、各種電子部品をケースに収容したものである。電気系統14は、移動体1及び車体2内で用いられる電気に関わる系統である。電気系統14は、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34を有する。配電ユニット32は、バッテリ33の電気を制御ユニット31及び車体2へ配電する機器をケースに収容したものであり、いわゆるジャンクションボックスである。非接触給電ユニット34は、非接触で、外部から給電を受けて、バッテリ33の充電を行うユニットである。
本体部10には、前側から後側へ向かって順に、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34が並べられる。より詳細には、制御ユニット31は、主に、前部領域E1に対応する位置に配置される。配電ユニット32は、主に、前輪領域E2に対応する位置に配置される。バッテリ33は、主に、中央領域E3に対応する位置に配置される。非接触給電ユニット34は、主に、後輪領域E4及び後部領域E5に対応する位置に配置される。非接触給電ユニット34が車両後方に搭載することで、重量バランスの最適化、省スペース化などの効果を得ることができる。
また、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34は、本体部10の内部に収容される。より詳細には、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34は、各カバー21,22,23,24,26に囲まれる空間において、上部フレーム構造51と下部フレーム構造52とで挟まれた状態で配置される。なお、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34は、上部フレーム構造51の骨格部材で囲まれる領域において、上部カバー21から上側へ露出している。
上述の様な構成により、バッテリ33は、上部フレーム構造51の骨格部材及び下部フレーム構造52の骨格部材によって支持及び補強された状態となる。また、図5(a)に示すように、バッテリ33の車幅方向D1における外側の端部付近は、上部カバー21、下部カバー22、サイドカバー26で覆われる。特に、本体部10のサイドカバー26は、バッテリ33を車幅方向D1における外側から覆うことができる。このように、サイドカバー26は、本体部10の側壁を構成すると共に、バッテリ33のサイドガードとしても機能することができる。
図5(a)及び図5(b)に示すように、本体部10は、バッテリ33を車幅方向D1の外側へ引き出し可能な引き出し機構60を有する。引き出し機構60は、上部フレーム構造51の骨格部材55、下部フレーム構造52の骨格部材56、上部カバー21、下部カバー22、及びサイドカバー26によって構成される。上部フレーム構造51の骨格部材55及び下部フレーム構造52の骨格部材56は、バッテリ33を車幅方向D1の外側へスライド可能に支持する。骨格部材55と骨格部材56との間には、バッテリ33の移動を妨げる骨格部材が設けられていない。すなわち、フレーム構造50は、上部フレーム構造51と下部フレーム構造52との間の隙間が、少なくともバッテリ33が配置される領域では、車幅方向において開口するように構成される。上部カバー21及び下部カバー22は、バッテリ33の車幅方向D1への移動を阻害しないように配置されている。また、サイドカバー26は、上部カバー21及び下部カバー22に対して着脱可能に構成されている。従って、引き出し機構60は、バッテリ33搭載時には、サイドカバー26を上部カバー21及び下部カバー22に取り付けることで、バッテリ33を保護する(図5(a))。一方、引き出し機構60は、バッテリ33を引き出す時には、サイドカバー26を取り除くことで、本体部10の側面を開口させる。これにより、当該開口から、バッテリ33を引き出すことができる(図5(b)参照)。
なお、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34は、地面に対して低い位置に設けられるため、地面の泥や水に近い位置に配置される。従って、移動体1は、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34の防水性を高めるための防水構造を有する。例えば、制御ユニット31、配電ユニット32、バッテリ33、及び非接触給電ユニット34を個別に、またはまとめて防水性の高いケースに収容してよい。あるいは、下部カバー22で本体部10の下面側を完全に覆うことで防水性を高めてよい。また、カバー間に隙間を設けることなく、且つ、継ぎ目のシール性を高める処理を施すことで、本体部10全体の防水性を高めてよい。
次に、本実施形態に係る移動体1の作用・効果について説明する。
まず、比較例として、図6(b)に示すような車両200について説明する。この車両200は、輸送用のトラックなどの車両である。移動体210は、運転席を有するキャブ202及びシャシー201を有する。このような移動体210のシャシー201に対して、コンテナなどの構造物203を交換可能に取り付けることができる。移動体210は、キャブ202に制御ユニット131及び配電ユニット132を備えている。また、移動体210は、シャシー201の横側、すなわち、シャシー201の車幅方向の外側にバッテリ133を有する(図5(c)も参照)。
本実施形態に係る移動体1は、車両100の床下構造物を構成する本体部10と、本体部10に設けられる前輪11及び後輪12と、を備える。この本体部10は車両前端部10aから車両後端部10bにわたって扁平をなす平板状に構成されている。すなわち、比較例に係る移動体210のキャブ202のように車両前端部側において大きく上側に立ち上がる構造物を有する移動体とは異なり、本体部10は、全体的に低い位置に配置することができる。ここで、移動体1は、車体2から切り離された状態で移動体1を走行可能とするための、制御系統13及び電気系統14と、を備える。また、本体部10には、前部に制御系統13が設けられ、当該制御系統13の後側に電気系統14が設けられる。このように、図6(a)に示すように、走行に必要な制御系統13は、交換可能な車体2の前部に設けられるのではなく、低い位置に配置可能な本体部10の前部に設けられる。また、電気系統14も、低い位置に配置可能な本体部10の後部に設けられる。このように、走行に最低限必要となる構成を本体部10と共にまとめて低い位置に配置することで、上側の車体2の構造をシンプル、且つ軽量にすることができる。例えば、図6(a)に示すように、車体2のキャブ102には制御ユニット31及び配電ユニット32を配置する必要がなく、バッテリ33も、車体2の構造物101の床下の低い位置に配置することが可能となる。これにより、移動体1を用いた車両100の重心を低くすることができるため、走行性が向上する。以上より、交換可能な車体2を取り付けることで構成される車両100の走行性を向上できる移動体を提供できる。
制御系統13は、制御ユニット31を有し、電気系統14は配電ユニット32及びバッテリ33を有し、本体部10には、前側から後側へ向かって順に、制御ユニット31、配電ユニット32、及びバッテリ33が並べられてよい。このような構造によれば、図6(b)の比較例のように、キャブ202に制御ユニット131及び配電ユニット132を設けることに代えて、図6(a)のように本体部10に制御ユニット31及び配電ユニット32を設けることで、車体2側の省スペース化を図ることができる。これにより、車体2のキャブ102の内部が広くなった分のスペースを、空調ユニットや他の用途のスペースとして有効に用いることができる。また、低い位置に配置可能な本体部10に制御ユニット31及び配電ユニット32を設けることで、当該制御ユニット31及び配電ユニット32も低い位置に配置することが可能となり、路面入力を低減することができる。
前輪11は、モータ付きの車輪によって構成されてよい。この場合、左右の前輪11の間の領域には、シャフト等を設ける必要がなくなる。従って、本体部10のうち、左右の前輪11に挟まれる前輪領域E2をフラットな面にすることができる。
電気系統14のバッテリ33は、本体部10の内部に収容されてよい。この場合、本体部10の外部にバッテリ33を設ける場合に比して、バッテリ33を強固に支持することができる。
本体部10のサイドカバー26は、バッテリ33を車幅方向における外側から覆ってよい。例えば、比較例においては、図5(c)に示すように、シャシー201の外部に配置されたバッテリ133をサイドガード126で保護する必要がある。これに対し、本実施形態では、バッテリ33を横側から保護するサイドガードを設けなくとも、本体部10のサイドカバー26が、サイドガードと同様な機能を発揮することができる。
本体部10は、バッテリ33を車幅方向の外側へ引き出し可能な引き出し機構60を有してよい。この場合、本体部10に対するバッテリ33の着脱が容易となる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の移動体1の構成は一例に過ぎず、全体的な形状、骨格部材の構造、各カバーの構造、本体部10の内部の部品の配置等は、本発明の趣旨を超えない範囲で、適宜変更可能である。
1…移動体、2…車体、10…本体部、11…前輪、12…後輪、13…制御系統、14…電気系統、26…サイドカバー、31…制御ユニット、32…配電ユニット、33…バッテリ、60…引き出し機構、100…車両。

Claims (6)

  1. 上側に交換可能な車体が取り付けられることによって車両を構成する移動体であって、
    前記車両の床下構造物を構成する本体部と、
    前記本体部に設けられる前輪及び後輪と、
    前記車体から切り離された状態で前記移動体を走行可能とするための、制御系統及び電気系統と、を備え、
    前記本体部は車両前端部から車両後端部にわたって扁平をなす平板状に構成され、
    前記本体部には、前部に前記制御系統が設けられ、当該制御系統の後側に電気系統が設けられる、移動体。
  2. 前記制御系統は、制御ユニットを有し、前記電気系統は配電ユニット及びバッテリを有し、
    前記本体部には、前側から後側へ向かって順に、前記制御ユニット、前記配電ユニット、及びバッテリが並べられる、請求項1に記載の移動体。
  3. 前記前輪は、モータ付きの車輪によって構成される、請求項1又は2に記載の移動体。
  4. 前記電気系統のバッテリは、前記本体部の内部に収容される、請求項1〜3の何れか一項に記載の移動体。
  5. 前記本体部のサイドカバーは、前記バッテリを車幅方向における外側から覆う、請求項4に記載の移動体。
  6. 前記本体部は、前記バッテリを車幅方向の外側へ引き出し可能な引き出し機構を有する、請求項4又は5に記載の移動体。
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