JP2021081861A - 管理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グループに応じた内容で画像形成装置の各種設定を行う際におけるユーザーの手間を軽減する。【解決手段】複数の画像形成装置を管理する管理装置3であって、サブネットIDをグルーピング情報として記憶するグルーピング情報記憶部332と、グループ毎に、画像形成装置の各種設定を示す設定情報を記憶する設定情報記憶部333と、外部装置とデータ通信を行うネットワークインターフェイス部32と、画像形成装置に割り当てられているIPアドレス、及びグルーピング情報記憶部332に記憶されているサブネットIDに基づいて、画像形成装置の属するグループを特定する特定部312と、画像形成装置に向けて、ネットワークインターフェイス部32を介して、特定部312により特定されたグループに対応する、設定情報記憶部333に記憶されている設定情報を送信する制御部310と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、管理装置及び画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の各種設定を行う技術に関する。
画像形成装置(複写機や複合機等)をネットワークに接続し、複数の画像形成装置のデバイス情報をサーバーで一元管理するシステムは既に実用化されている。また、下記の特許文献1乃至2には、複合機等をネットワークに接続して、システムを構築することが記載されている。
複合機等では、各種設定をユーザーが自由に設定できるが、企業等の大きな組織では使い勝手をよくするために、グループ(部門)別に複合機等の設定が異なり、かつ、同一グループでは共通の設定とすることがある。例えば、MP(マルチパーパス)トレイ、いわゆる手差しトレイから給紙する記録媒体のサイズ及び種類について、開発部門に設置された複合機では「B4判の普通紙」に設定され、営業部門に設置された複合機では「長形3号の封筒」に設定されることがある。そして、大きな組織では、グループ毎に複数の複合機(多ければ、10台以上)が設置されることがあるが、複合機1台1台に対して、ユーザーが操作して、グループに応じた各種設定を行うのは時間が掛かり、大変手間である。また、ミスも発生しやすい。上記の特許文献1乃至6には、複合機等をネットワークに接続してシステムを構築する技術について記載されているが、当該技術は、グループに応じた、複合機等の各種設定に対するユーザーの手間を軽減するものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、グループに応じた内容で画像形成装置の各種設定を行い、当該設定の際におけるユーザーの手間を軽減することを目的とする。
本発明の一局面に係る管理装置は、複数の画像形成装置を管理する管理装置であって、サブネットIDをグルーピング情報として記憶するグルーピング情報記憶部と、前記サブネットIDに対応付けられたグループ毎に、前記画像形成装置の各種設定を示す設定情報を記憶する設定情報記憶部と、外部装置とデータ通信を行う第1通信部と、前記画像形成装置のそれぞれに割り当てられているIPアドレス及び前記サブネットIDに基づいて、当該画像形成装置のそれぞれが属するグループを特定する特定部と、前記画像形成装置のそれぞれに向けて、前記第1通信部を介して、前記特定部により特定されたグループに対応して前記設定情報記憶部に記憶されている前記設定情報を送信する第1制御部と、を備える。
また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、ユーザーによる操作に基づいて指示を受け付ける操作部と、外部装置とデータ通信を行う第2通信部と、前記操作部に本画像形成装置の各種設定を自動で行わせる指示が受け付けられると、ネットワーク接続された管理装置に向けて、前記第2通信部を介して、本画像形成装置に割り当てられているIPアドレスと、本画像形成装置の設定情報の送信要求とを送信し、当該送信要求に応答して前記管理装置から送信されてくる、前記IPアドレスが属するグループに対応付けられた設定情報を受信し、当該受信した設定情報に従って、本画像形成装置の各種設定を行う第2制御部と、を備える。
本発明によれば、画像形成装置に向けて、その画像形成装置が属するグループに対応する設定情報が送信されるので、グループに応じた、画像形成装置の各種設定を自動で行うことが可能となる。従って、グループに応じた内容で画像形成装置の各種設定ができ、当該設定の際におけるユーザーの手間を軽減できる。
以下、本発明の一実施形態に係る管理装置、画像形成装置、及び管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る管理装置及び画像形成装置を含んで構成される管理システムの全体を示す図である。
管理システム11は、インターネット等のネットワーク上に存在する、複数の画像形成装置1A乃至1H(以降、まとめて「画像形成装置1」とも称す)と、ユーザー端末2と、管理装置3と、を含んで構成されている。なお、ここでは、画像形成装置1A乃至1Cが「XYZ社」の「財務部」に設置され、画像形成装置1D乃至1Fが同社の「人事部」に設置され、画像形成装置1G及び1Hが同社の「営業部」に設置されるものとして、この場合を例にして説明する。
管理装置3はサーバーであり、管理装置3と、画像形成装置1及びユーザー端末2とは、ネットワークを通じて接続され、管理装置3と、画像形成装置1及びユーザー端末2との間で、データ通信を行うことが可能である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。ユーザー端末2は、例えば、パソコンである。
また、画像形成装置1には、「XYZ社」のネットワーク管理者によって、IPアドレス(32ビット)が割り当てられる。例えば、図2に示すように、IPアドレス(図中では10進数で表記されている)の最初の24ビットは、グループ(部門)内では共通するが、グループ毎に異なるように、画像形成装置1A乃至1HそれぞれにIPアドレスは割り当てられる。すなわち、IPアドレスの最初の24ビットは「ネットワークアドレス」になり、残りの8ビットは「ホストアドレス」になる。
従って、例えば、「財務部」には「10.191.20.0」乃至「10.191.20.255」までのIPアドレス(合計256)を割り当てることが可能で、「人事部」には「10.191.21.0」乃至「10.191.21.255」までのIPアドレスを割り当てることが可能で、「営業部」には「10.191.22.0」乃至「10.191.22.255」までのIPアドレスを割り当てることが可能である。
図3は、画像形成装置1の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、記憶装置71、定着部13、給紙部14、操作部47、及びネットワークインターフェイス部91を備える。
原稿給送部6は、原稿読取部5の上面に図略のヒンジ等によって開閉可能に構成される。原稿給送部6は、図略のプラテンガラス上に載置された原稿を読み取る場合に原稿押さえカバーとして機能する。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により原稿読取部5へ供給された原稿、又は上記プラテンガラス上に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、画像メモリー等に記憶されている画像データ、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
記憶装置71は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等であり、各種の制御プログラムを記憶すると共に、デバイス情報記憶部72を有する。デバイス情報記憶部72には、画像形成装置1のデバイス情報(例えば、シリアル番号、機種名、ホスト名、IPアドレス)が記憶される。
定着部13は、画像形成部12によりトナー像が形成された記録紙を加熱及び加圧して、トナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は図略の排出トレイに排出される。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。また、操作部47は、表示部473が有するタッチパネルを介して、表示部473に表示されている操作画面に対するユーザーによる操作(タッチ操作)に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。
表示部473は、LCD(Liquid Crystal Display)からなる。表示部473は、タッチパネルを備えている。操作者は画面表示されるボタンやキーに触れる操作を行うと、タッチパネルにより、タッチ操作された位置に対応付けられた指示が受け付けられる。
ネットワークインターフェイス部91は、ローカルエリア内、又はインターネット上の管理装置3等の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。なお、ネットワークインターフェイス部91は、特許請求の範囲における第2通信部の一例である。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100を備えている。
制御ユニット10は、記憶装置71に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部100として機能するものである。但し、制御部100は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、記憶装置71、定着部13、給紙部14、操作部47、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。なお、制御部100は、特許請求の範囲における第2制御部の一例である。
図4は、ユーザー端末2の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。ユーザー端末2は、制御ユニット21と、操作部22と、表示部23と、記憶装置24と、ネットワークインターフェイス部25と、を備える。これらの各構成は、互いに通信パスによりデータ又は信号の送受信が可能とされている。
操作部22は、キーボードやマウス等から構成され、制御ユニット21にコマンドや文字を入力したり、表示部23における画面上のポインターを操作したりするもので、ユーザーによる操作に基づく、ユーザーからの指示の入力を受け付ける。表示部23は、LCD等からなり、制御ユニット21からの応答やデータ結果を表示する。
記憶装置24は、HDD又はSSD等であり、各種の制御プログラムを記憶する。ネットワークインターフェイス部25は、ローカルエリア内、又はインターネット上の管理装置3等の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
制御ユニット21は、プロセッサー、RAM、ROM、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU、ASIC、又はMPU等である。制御ユニット21は、制御部210を備えている。
制御ユニット21は、記憶装置24に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部210として機能する。
制御部210は、ユーザー端末2の全体的な動作制御を司る。制御部210は、操作部22、表示部23、記憶装置24、及びネットワークインターフェイス部25と接続されており、接続されている上記各構成の動作制御や、各構成との間での信号またはデータの送受信を行う。
図5は、管理装置3の主要内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。管理装置3は、制御ユニット31と、ネットワークインターフェイス部32と、記憶装置33と、を備える。
ネットワークインターフェイス部32は、ローカルエリア内、又はインターネット上の画像形成装置1及びユーザー端末2等の外部装置と種々のデータの送受信を行う通信インターフェイスである。なお、ネットワークインターフェイス部32は、特許請求の範囲における第1通信部の一例である。
記憶装置33は、HDD又はSSD等であり、各種の制御プログラムを記憶すると共に、デバイス情報記憶部331と、グルーピング情報記憶部332と、設定情報記憶部333と、を有する。
デバイス情報記憶部331は、管理装置3の管理対象となる各画像形成装置1のデバイス情報を記憶する。グルーピング情報記憶部332は、複数の画像形成装置1をグルーピングするためのグルーピング情報を記憶する。設定情報記憶部333は、グループ毎に定められた、画像形成装置1の各種設定を示す設定情報を記憶する。グルーピング情報は、例えば、グループ番号と、当該グループ番号に対応付けられた、グループ名、グループ名の説明、IPアドレス、サブネットマスク、及びサブネットIDとを含む情報である。
制御ユニット31は、プロセッサー、RAM、ROM、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU、ASIC、又はMPU等である。制御ユニット31は、制御部310と、取得部311と、特定部312と、を備えている。
制御ユニット31は、記憶装置33に記憶されている制御プログラムに従った上記プロセッサーによる動作により、制御部310、取得部311、及び特定部312として機能するものである。なお、制御部310、取得部311、及び特定部312により、複数の画像形成装置1のデバイス情報を取得して一元管理するシステムが実現される。
制御部310は、管理装置3の全体的な動作制御を司る。制御部310は、ネットワークインターフェイス部32及び記憶装置33と接続され、接続されている上記各構成の動作制御や、各構成との間での信号またはデータの送受信を行う。なお、制御部310は、特許請求の範囲における第1制御部の一例である。
取得部311は、ネットワークインターフェイス部32を介して、画像形成装置1のデバイス情報(例えば、シリアル番号、機種名、ホスト名、IPアドレス)を画像形成装置1から取得し、取得したデバイス情報をデバイス情報記憶部331に格納する。デバイス情報記憶部331は、画像形成装置1を識別するシリアル番号に対応付けて、機種名、ホスト名、及びIPアドレスを記憶する。
制御部310は、ユーザー端末2から画像形成装置1のデバイス情報の閲覧要求があると、デバイス情報記憶部331に記憶されているデバイス情報をリスト化して表示した操作画面(例えば、図6に示す操作画面G1)を生成し、生成した操作画面を示す操作画面データを、ネットワークインターフェイス部32を介して、ユーザー端末2に向けて送信する。当該操作画面はユーザー端末2の表示部23に表示される。
操作画面G1には、「XYZ Company(XYZ社)」に設置されている画像形成装置1A乃至1Hのデバイス情報を示すリストL1が表示されると共に、「General View(全般ビュー)」と記されたアイコンタブTB1及び「Department View(部門ビュー)」と記されたアイコンタブTB2が表示されている。なお、操作画面G1は、「General View」と記されたアイコンタブTB1が選択された状態を示している。
リストL1には、シリアル番号(Serial number)に対応付けて、機種名(Model name)、ホスト名(Host name)、IPアドレス(IP Address)、装置状態(Status)が表示されている。
操作画面G1上で、「Department View」と記されたアイコンタブTB2がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付ける(すなわち、グループとしての部門情報の表示がユーザーから要求される)と、ユーザー端末2の制御部210は、ネットワークインターフェイス部25を介して、アイコンタブTB2が選択されたことを管理装置3に通知する。
管理装置3の制御部310は、上記通知を受信すると、グループとしての部門情報を表示した操作画面を示す操作画面データを、ネットワークインターフェイス部32を介して、ユーザー端末2に向けて送信する。当該操作画面はユーザー端末2の表示部23で表示される。例えば、後述する図11に示すような操作画面G4が、当該操作画面としてユーザー端末2の表示部23に表示される。
グループ(部門)については、ユーザーが事前に作成しておく必要がある。このため、グループが全く作成されていない段階では、管理装置3の制御部310は、ユーザー端末2の表示部23に、図7に示すような操作画面G2をユーザー端末2に送信し、ユーザー端末2では当該操作画面G2が表示される。操作画面G2には、「No Available Department/s(利用可能な部門無し)」というメッセージM1が表示されると共に、「Create New Department(新しい部門の作成)」と記されたアイコンボタンB1が表示されている。
操作画面G2上で、「Create New Department」と記されたアイコンボタンB1がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付ける(すなわち、グループの作成がユーザーから要求される)と、ユーザー端末2の制御部210は、ネットワークインターフェイス部25を介して、アイコンボタンB1が選択されたことを管理装置3に通知する。
管理装置3の制御部310は、上記通知を受信すると、グルーピング情報の入力を可能とする操作画面(例えば、図8に示す操作画面G3)を示す操作画面データを、ネットワークインターフェイス部32を介して、ユーザー端末2に向けて送信する。当該操作画面はユーザー端末2の表示部23で表示される。
操作画面G3には、操作部22が受け付けたユーザーにより入力された文字列を表示するための表示エリアA1及びA2と、操作部22が受け付けたユーザーにより入力された数値を表示するための表示エリアA31乃至A34及びA41乃至A44と、が形成されると共に、「Add(追加)」と記されたアイコンボタンB2が表示されている。
表示エリアA1は、グループ名である「Department Name(部門名)」を表示し、表示エリアA2は、「Description(説明)」を表示し、表示エリアA31乃至A34は、10進数で32ビットからなる「IP Address(IPアドレス)」をそれぞれ8ビットずつ表示し、表示エリアA41乃至A44は、10進数で32ビットからなる「Subnet Mask(サブネットマスク)」をそれぞれ8ビットずつ表示する。
サブネットマスクは、IPアドレスの「ネットワークアドレス」を指定するものである。画像形成装置1に割り当てられたIPアドレスについては、最初の24ビットが「ネットワークアドレス」であるので、ユーザーはサブネットマスクとして「255.255.255.0」を入力する必要がある。因みに、10進数の「255.255.255.0」を2進数で表現すれば、「11111111 11111111 11111111 00000000」となる。
例えば、図9に示すように、表示エリアA1に「Finance department(財務部)」、表示エリアA2に「Financial planning(財務計画)」、表示エリアA31乃至A34に「10.191.20.1」、そして、表示エリアA41乃至A44に「255.255.255.0」と表示された状態で、アイコンボタンB2がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付けると、制御部210は、操作画面G3に対して入力された情報(すなわち、表示エリアA1等に表示されている情報)を、ネットワークインターフェイス部25を介して、管理装置3に向けて送信する。
ユーザーがIPアドレスを「10.191.20.1」に設定し、サブネットマスクを「255.255.255.0」に設定すれば、サブネットワーク(すなわち、1グループ)のIPアドレスは「10.191.20.0」乃至「10.191.20.255」に指定されることになる。そして、サブネットワークの先頭アドレス「10.191.20.0」がサブネットIDである。
管理装置3の制御部310は、ユーザー端末2からの情報を受信すると、当該受信した情報をグルーピング情報としてグルーピング情報記憶部332に登録させる。また、制御部310は、ユーザー端末2から受信したIPアドレス及びサブネットマスクから、サブネットIDを算出し、サブネットIDについても、グルーピング情報としてグルーピング情報記憶部332に登録させる。
グルーピング情報記憶部332は、作成順に設定されるグループ番号と、当該グループ番号に対応付けて、グループ名、グループ名の説明、IPアドレス、サブネットマスク、及びサブネットIDをグルーピング情報として記憶する。図10は、グルーピング情報記憶部332に記憶されるデータ構成の一例を示す図である。
図5に示した、制御ユニット31の特定部312は、画像形成装置1に割り当てられているIPアドレス、及びグルーピング情報記憶部332に記憶されているグルーピング情報に含まれるサブネットIDに基づいて、当該画像形成装置1の属するグループを特定する。例えば、画像形成装置1Eには、図2に示したように、「10.191.21.2」のIPアドレスが割り当てられているので、特定部312は、当該画像形成装置1Eの属するグループを、サブネットIDが「10.191.21.0」のグループ(グループ番号が「GP02」のグループ)に特定する。
これにより、グループが作成された後は、管理装置3からユーザー端末2に、操作画面G2(図7)ではなく、図11に示すような、グループとしての部門情報を示した操作画面G4を作成して送信する。これにより、ユーザー端末2の表示部23に、操作画面G2(図7)ではなく、図11に示すような、グループとしての部門情報を示した操作画面G4を表示させることが可能となる。
操作画面G4には、グループ毎に情報を表示する表示ボックスBX1乃至BX3が形成され、表示ボックスBX1乃至BX3にはそれぞれ、タイトルとしてグループ(部門)名が表示されると共に、「Description(グルー名の説明)」、「Subnet ID(サブネットID)」、「Subnet Mask(サブネットマスク)」、及びグループに属するデバイスのシリアル番号を示す「Device(シリアル番号)」と、状態を示す「Status(状態)」を表すリストL11乃至L13が表示され、更に、「Edit Setting(設定の編集)」と記されたアイコンボタンB3及び「Upload Setting(設定のアップロード)」と記されたアイコンボタンB4が表示されている。
「Edit Setting」と記されたアイコンボタンB3は、それぞれのグループに属する画像形成装置1の各種設定の編集を要求するためのボタンであり、例えば、表示ボックスBX1のアイコンボタンB3がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付けると、ユーザー端末2の制御部210は、ネットワークインターフェイス部25を介して、表示ボックスBX1のアイコンボタンB3が選択されたことを管理装置3に通知する。
管理装置3の制御部310は、上記通知を受信すると、対応するグループに属する画像形成装置1(ここでは、「財務部」に設置されている画像形成装置1A乃至1C)の各種設定の入力を可能とする操作画面(例えば、図12に示す操作画面G5)を示す操作画面データを、ネットワークインターフェイス部32を介して、ユーザー端末2に向けて送信する。ユーザー端末2は、表示部23に当該操作画面を表示させる。
操作画面G5は、デフォルト設定、ネットワーク設定、及びシステム設定の入力を可能にすると共に、「Save Setting(設定の保存)」と記されたアイコンボタンB5が表示されている。例えば、操作画面G5は、ユーザーによる操作部22の操作に基づいて、MPトレイから給紙する記録紙のサイズや種類、給紙カセットに収容する記録紙のサイズを設定する指示を受け付けるための画面である。
そして、操作画面G5に対するユーザーによる操作部22の操作で各種設定が入力された後、「Save Setting」と記されたアイコンボタンB5がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付けると、制御部210は、操作画面G5に対するユーザーによる操作部22の操作で入力された情報を、ネットワークインターフェイス部25を介して、管理装置3に向けて送信する。
管理装置3の制御部310は、ユーザー端末2からの情報を受信すると、当該受信した情報を画像形成装置1の各種設定を示す設定情報として、グループに対応付けて、設定情報記憶部333に登録させる。設定情報記憶部333は、グループ番号(例えば、「GP01」、「GP02」、「GP03」)に対応付けて、各種設定の設定情報を記憶する。
図11に示した操作画面G4に表示されている「Edit Setting」と記されたアイコンボタンB3が、自グループに設定されている各種設定を編集するためのボタン(すなわち、自グループに対応付けて記憶されている設定情報のファイルを呼び出すためのボタン)であるのに対し、「Upload Setting」と記されたアイコンボタンB4は、他グループに対応付けて記憶されている設定情報のファイルを呼び出すためのボタンである。
「HR department(人事部)」に対応する表示ボックスBX2のアイコンボタンB4がユーザーによって選択され、ユーザー端末2の操作部22がその操作を受け付けると、制御部210は、例えば、図13に示すような操作画面G6を、ユーザー端末2の表示部23に表示させる。そして、操作画面G6に対するユーザーによる操作部22の操作で入力される指示に応じて、「Finance department(財務部)」や「Sales department(営業部)」に対応付けて記憶されている設定情報のファイルを制御部210が記憶装置24から読み出す。この機能は、各種設定を一から入力するのではなく、既に登録済みの情報を転用したい場合に効果的である。
次に、画像形成装置1の各種設定を行う手順の一例について説明する。管理装置3は、設定情報記憶部333に記憶されている設定情報が更新されると、特定部312が、画像形成装置1それぞれの属するグループを特定し、制御部310が、各画像形成装置1に向けて、ネットワークインターフェイス部32を介して、特定部312により特定されたグループに対応する、設定情報記憶部333に記憶されている設定情報を送信する。
例えば、「財務部」に設置されている画像形成装置1A乃至1Cには、グループ番号「GP01」に対応付けて記憶されている設定情報が送信され、「人事部」に設置されている画像形成装置1D乃至1Fには、グループ番号「GP02」に対応付けて記憶されている設定情報が送信され、そして、「営業部」に設置されている画像形成装置1G及び1Hには、グループ番号「GP03」に対応付けて記憶されている設定情報が送信される。
画像形成装置1の制御部100は、管理装置3から送信されてくる設定情報を受信すると、当該受信した設定情報に従って、画像形成装置1の各種設定を行い、その後、制御部100は、デバイスの再起動を行い、設定を装置に反映させる。
制御部100がデバイスの再起動を行うのは、ネットワーク設定やシステム設定については、装置に反映させるのに、デバイスやネットワークの再起動が必要になるからである。但し、突然、デバイスの再起動が開始されると、ユーザーにとって不都合が生じる可能性があるので、制御部100は、再起動を開始する前に、ユーザーに再起動を開始してよいかどうかを問い合わせるのが好ましい。
次に、画像形成装置1の各種設定を行う他の手順の一例について説明する。図14は、画像形成装置1と管理装置3との情報のやり取りの一例を示すフローチャートである。なお、この処理は、画像形成装置1の操作部47を介して、画像形成装置1の各種設定を自動で行わせる指示がユーザーによって入力され、操作部47が当該指示を受け付けたときに行われる処理である。
操作部47に上記指示が受け付けられると、制御部100は、画像形成装置1に割り当てられているIPアドレスと、各種設定を示す設定情報の送信要求とを、ネットワークインターフェイス部91を介して、管理装置3に向けて送信する(S1)。
管理装置3の制御部310は、画像形成装置1から送信されてくる、IPアドレス及び送信要求を受信すると(S2)、制御部310は、当該IPアドレスに基づいて、グルーピング情報記憶部332を検索して、画像形成装置1の属するグループが存在するか否かを判断する(S3)。
制御部310は、画像形成装置1の属するグループが存在すると判断した場合(S3でYES)、画像形成装置1の属するグループに対応する設定情報を、設定情報記憶部333から読み出し(S4)、画像形成装置1に向けて、ネットワークインターフェイス部32を介して、読み出した設定情報を送信し(S5)、管理装置3は処理を終了する。
一方、制御部310は、画像形成装置1の属するグループが存在しないと判断した場合(S3でNO)、管理装置3は処理を終了する。なお、別の実施形態では、制御部310は、設定情報を送信できない旨を示す通知を画像形成装置1に向けて送信するようにしてもよい。
画像形成装置1の制御部100は、管理装置3からの設定情報を受信すると(S6)、受信した設定情報に従って、画像形成装置1の各種設定を行い(S7)、その後、デバイスの再起動をユーザーに促すメッセージを表示部473に表示させる(S8)。そして、ユーザーから操作部47を通じて再起動の実行指示が入力されると、制御部100は画像形成装置1を再起動する。なお、制御部100は、上記表示及び再起動実行指示によらず、S7の後に直ちに画像形成装置1を再起動するようにしてもよい。この後、処理は終了する。
上記実施形態によれば、画像形成装置1に向けて、その画像形成装置1が属するグループに対応する設定情報が送信されるので、グループ(部門)に応じた、画像形成装置1の各種設定を自動で行うことが可能となる。従って、グループに応じた内容で画像形成装置の各種設定を行うことができ、当該設定の際におけるユーザーの手間が軽減される。
また、ユーザー端末2を介して、ユーザーは画像形成装置1の各種設定を自由に編集することが可能なので、画像形成装置1の各種設定の変更や修正についても、グループ毎に、一括して行うことができる。
従来であれば、上記した変更や修正は、装置1台1台に対して、ユーザーが行わなければならず、ミスが発生しやすく、業務が中断するという事態が生じる可能性があったが、本発明の管理システム11を採用することで、このような問題が生じるのを防止することが可能となる。
また、図14に示したフローチャートを用いて説明したように、画像形成装置1は管理装置3に対して、設定情報の送信を要求することが可能なので、新たに「XYZ社」に設置された画像形成装置1や、設置場所を変更した画像形成装置1の各種設定についても自動で設定することができる。
例えば、「財務部」に新たな画像形成装置1を導入する場合、当該画像形成装置1に「財務部」に対応するIPアドレス(例えば、「10.191.20.4」)を設定し、その後、当該画像形成装置1に、図14に示したフローチャートを用いて説明した処理を実行させる。
また、例えば、「財務部」に設置されていた画像形成装置1を、「人事部」に移動させる場合、当該画像形成装置1に設定するIPアドレスを、「人事部」に対応するIPアドレス(例えば、「10.191.21.4」)に変更し、その後、当該画像形成装置1に、上記処理を実行させる。
本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、例えば、スキャナー機能や、コピー機能、プリンター機能を有した他の画像形成装置でもよい。
また、上記実施形態では、図1乃至図14を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
2 ユーザー端末
3 管理装置
32 ネットワークインターフェイス部
47 操作部
91 ネットワークインターフェイス部
100 制御部
310 制御部
312 特定部
332 グルーピング情報記憶部
333 設定情報記憶部
2 ユーザー端末
3 管理装置
32 ネットワークインターフェイス部
47 操作部
91 ネットワークインターフェイス部
100 制御部
310 制御部
312 特定部
332 グルーピング情報記憶部
333 設定情報記憶部
Claims (5)
- 複数の画像形成装置を管理する管理装置であって、
サブネットIDをグルーピング情報として記憶するグルーピング情報記憶部と、
前記サブネットIDに対応付けられたグループ毎に、前記画像形成装置の各種設定を示す設定情報を記憶する設定情報記憶部と、
外部装置とデータ通信を行う第1通信部と、
前記画像形成装置のそれぞれに割り当てられているIPアドレス及び前記サブネットIDに基づいて、当該画像形成装置のそれぞれが属するグループを特定する特定部と、
前記画像形成装置のそれぞれに向けて、前記第1通信部を介して、前記特定部により特定されたグループに対応して前記設定情報記憶部に記憶されている前記設定情報を送信する第1制御部と、を備える管理装置。 - 前記第1制御部は、更に、前記第1通信部を介して接続されたユーザー端末に、前記グルーピング情報の入力を可能とする操作画面を送信し、前記ユーザー端末において当該操作画面に対して入力されたグルーピング情報を前記ユーザー端末から受信し、当該受信したグルーピング情報を前記グルーピング情報記憶部に登録させる請求項1に記載の管理装置。
- 前記第1制御部は、更に、前記ユーザー端末に、グループ毎に、前記画像形成装置の各種設定の入力を可能とする操作画面を送信し、前記ユーザー端末において当該操作画面に対して入力された情報を前記ユーザー端末から受信し、当該受信した情報を前記設定情報として前記設定情報記憶部に登録させる請求項2に記載の管理装置。
- 前記第1制御部は、更に、前記画像形成装置から送信されてくる前記設定情報の送信要求を受信すると、前記画像形成装置に向けて、前記第1通信部を介して、当該画像形成装置の属するグループに対応する前記設定情報を前記設定情報記憶部から読み出して送信する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の管理装置。
- ユーザーによる操作に基づいて指示を受け付ける操作部と、
外部装置とデータ通信を行う第2通信部と、
前記操作部に本画像形成装置の各種設定を自動で行わせる指示が受け付けられると、ネットワーク接続された管理装置に向けて、前記第2通信部を介して、本画像形成装置に割り当てられているIPアドレスと、本画像形成装置の設定情報の送信要求とを送信し、当該送信要求に応答して前記管理装置から送信されてくる、前記IPアドレスが属するグループに対応付けられた設定情報を受信し、当該受信した設定情報に従って、本画像形成装置の各種設定を行う第2制御部と、を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019207190A JP2021081861A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 管理装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019207190A JP2021081861A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 管理装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021081861A true JP2021081861A (ja) | 2021-05-27 |
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ID=75966289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019207190A Pending JP2021081861A (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 管理装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021081861A (ja) |
-
2019
- 2019-11-15 JP JP2019207190A patent/JP2021081861A/ja active Pending
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