JP2021080092A - 印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】一枚のシートに印刷された複数の画像の一部に画像形成異常が発生した場合に、異常画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力する。【解決手段】印刷装置100は、断裁前シートに印刷された第1の画像について画像形成異常が発生した場合、第1の画像よりも所定の順番が先の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、第1積載部122に搬送する。印刷装置は、第1の画像よりも所定の順番が後の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、第2積載部124に搬送する。印刷装置100は、再面付け後に再印刷された第1の画像に対応する断裁後シートを第1積載部122に搬送した後、第2積載部124に積載されていた断裁後シートを第1積載部122に搬送する。【選択図】図5

Description

本開示は、印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、および制御プログラムに関する。
従来から、印刷コストを削減するために、複数の画像を一枚のシートに面付けして印刷することが一般的な印刷手法として知られている。また、近年のオンデマンドのデジタル印刷機は、印刷装置の後端に印刷物の後加工が可能なインラインフィニッシャーを備える場合が多い。例えば、複数の画像を一枚のシートに面付けして印刷した場合には、インラインフィニッシャーとしてシートを断裁する機構が設けられる。
一方、印刷装置で印刷されたシートにおいて、種々の理由で画像の汚れや傷などの画像形成異常が生じることがある。そこで、印刷された直後のシートをスキャナで読み取り、読み取り画像に基づいて画像形成異常を検知する技術が存在する。画像形成異常が発生したシートは、正常に印刷されたシートとは別の場所に排紙され、異常が発生した画像は再印刷されて再出力される。
上記に関連して、特開2009−202436号公報(特許文献1)は、一枚のシートごとに複数の画像を面付けして印刷する技術を開示する。この文献の技術によれば、全シートを印刷した後に、印刷不良が発生している不良画像のみが再面付けされて再印刷される。特許文献1は、シートを断裁する機構について開示していない。
特開2009−202436号公報
上記の特許文献1の技術では、全シートを印刷した後に、印刷不良が発生した不良画像のみが再面付けされて再印刷されるため、各シートを当初の順番で出力することができない。この結果、不良画像をシートに再印刷してからシートを断裁した後に、断裁後のシートの順番を入れ替える作業が発生してしまう。したがって、画像形成異常が生じた画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の順番で出力する技術が必要とされている。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、一枚のシートに面付けされた複数の画像を印刷する機能と印刷された画像ごとにシートを断裁する機能とを備えた印刷装置に関する。ある局面において、一枚のシートの一部に画像形成異常が発生した場合に、異常画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力する印刷装置が開示される。
ある実施形態に従う印刷装置は、断裁前シートに画像を形成する画像形成部と、上記画像が形成された断裁前シートを断裁する断裁部と、上記画像形成部で形成された画像を読み取ることによって読み取り画像を生成する画像読み取り部と、断裁後シートを積載する第1積載部および第2積載部と、断裁後シートを上記第1積載部および上記第2積載部に搬送する搬送部と、制御部とを備える。上記制御部は、所定の順番に対応する複数の画像のデータを取得する。上記制御部は、上記複数の画像のうちの所定数の画像を、上記所定の順番に従って面付けされた第1の配置で上記画像形成部によって上記断裁前シート上に形成させる。上記制御部は、上記所定数の画像に対応する読み取り画像に基づいて、画像形成異常が発生したか否かを判断する。上記制御部は、上記所定数の画像のすべてについて画像形成異常が発生しなかったと判断した場合、上記所定数の画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させる。上記制御部は、上記所定数の画像のうちの第1の画像について画像形成異常が発生したと判断した場合、以下の処理を行う。具体的に上記制御部は、上記第1の画像よりも上記所定の順番が先の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させる。上記制御部は、上記第1の画像よりも上記所定の順番が後の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第2積載部に搬送させる。上記制御部は、上記第1の画像が含まれた上記断裁前シートよりも後に画像形成される断裁前シートにおいて、上記第1の配置とは異なる、上記第1の画像を含む第2の配置で再面付けする。上記制御部は、上記再面付けされた上記第1の画像に対応する断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させた後、上記第2積載部に積載されていた断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させる。
ある局面において、上記所定数の画像のうちで上記所定の順番が上記第1の画像よりも後の第2の画像についてさらに画像形成異常が発生した場合、上記制御部は、上記第1の配置と異なる上記第1の画像および上記第2の画像を含む第3の配置で再面付けする。上記制御部は、上記再面付けされた上記第1の画像に対応する断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させた後、上記第2積載部に積載されていた上記第2の画像よりも上記所定の順番が先の画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させる。上記制御部は、上記再面付けされた上記第2の画像に対応する断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させた後、上記第2積載部に積載されていた上記第2の画像よりも上記所定の順番が後の画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させる。
ある局面において、上記制御部は、上記第1の画像に画像形成異常が発生したと判断したときに既に画像が形成されていた断裁前シートについて、当該断裁前シートの断裁によって生成された画像形成異常が無い断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部または上記第2積載部に搬送させる。上記制御部は、上記第1の画像に画像形成異常が発生したと判断したときに未だ断裁前シート上に画像形成されていない画像について、当該画像を上記第1の画像とともに再面付けする。
ある局面において、上記制御部は、上記所定数の画像を断裁前シートの両面に面付けして上記画像形成部によって画像形成させる。上記制御部は、上記第1の画像に画像形成異常があった場合、上記第1の画像に対応して裏面側に面付けされていた画像を、画像形成異常の有無に拘わらず上記第1の画像とともに再面付けする。
ある局面において、上記制御部は、断裁前シートの特定範囲に連続して同じ画像形成異常が発生した場合には、断裁前シートの上記特定範囲を除く領域に再面付けする。
ある局面において、上記第2積載部は、上記印刷装置の筐体の内部に設けられる。上記搬送部は、上記制御部の指令に従って、上記第2積載部に積載された断裁後シートを、上記第2積載部から取り出して上記第1積載部に搬送する。
ある局面において、上記第2積載部は、上記印刷装置の筐体の外部に設けられる。上記印刷装置は、上記第2積載部に排出された断裁後シートを上記印刷装置の筐体の内部に挿入するためのインサート用トレイをさらに備える。上記第2積載部に積載されていた断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させることは、上記インサート用トレイから挿入された断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させることを含む。
ある局面において、上記画像読み取り部は、上記断裁部の後段に設けられ、断裁後シート上に形成された画像を読み取るように構成される。
ある局面において、上記画像読み取り部は、上記断裁部の前段に設けられ、断裁前シート上に形成された画像を、上記断裁前シートが上記断裁部により断裁される前に読み取るように構成される。
ある局面において、上記印刷装置は、第3積載部を備える。上記制御部は、画像形成異常のある画像が形成された断裁後シートを上記第3積載部に搬送する。
他の局面に従うと、印刷装置の制御方法が提供される。上記印刷装置は、断裁前シートに画像を形成する画像形成部と、上記画像が形成された断裁前シートを断裁する断裁部と、上記画像形成部で形成された画像を読み取ることによって読み取り画像を生成する画像読み取り部と、断裁後シートを積載する第1積載部および第2積載部と、断裁後シートを上記第1積載部および上記第2積載部に搬送する搬送部と、制御部とを備える。上記制御方法は、上記制御部が、所定の順番に対応する複数の画像のデータを取得するステップと、上記制御部が、上記複数の画像のうちの所定数の画像を、上記所定の順番に従って面付けされた第1の配置で上記画像形成部によって上記断裁前シート上に形成させるステップと、上記制御部が、上記所定数の画像に対応する読み取り画像に基づいて、画像形成異常が発生したか否かを判断するステップと、上記制御部が、上記所定数の画像のすべてについて画像形成異常が発生しなかった判断した場合に、上記所定数の画像に対応する断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させ、上記所定数の画像のうちの第1の画像について画像形成異常が発生したと判断した場合に、異常対応処理を実行するステップとを備える。上記異常対応処理は、上記第1の画像よりも上記所定の順番が先の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させるステップと、上記第1の画像よりも上記所定の順番が後の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、上記搬送部によって上記第2積載部に搬送させるステップと、上記第1の画像が含まれた上記断裁前シートよりも後に画像形成される断裁前シートにおいて、上記第1の配置とは異なる、上記第1の画像を含む第2の配置で再面付けするステップと、上記再面付けされた上記第1の画像に対応する断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させた後、上記第2積載部に積載されていた断裁後シートを上記搬送部によって上記第1積載部に搬送させるステップとを含む。
さらに他の局面に従うと、上記印刷装置を制御するための制御プログラムが提供される。上記制御プログラムは、上記印刷装置によって実行されると上記印刷装置に上記の制御方法を実行させる。
さらに他の局面に従うと、印刷システムが提供される。上記印刷システムは、上記の印刷装置と、少なくとも1つのクライアント端末と、上記印刷装置と上記少なくとも1つのクライアント端末との間を通信接続する通信回線とを備える。
ある実施の形態によれば、一枚のシートに面付けされた複数の画像を一括して印刷する機能と印刷された画像ごとにシートを断裁する機能とを備えた印刷装置において、一枚のシートの一部に画像形成異常が発生した場合に、異常画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力できる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
印刷システム50の構成の一例を示す図である。 図1における制御部150および操作パネル160のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1の具体例において、入力された複数の画像300を模式的に示す図である。 図3に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像400を模式的に示す図である。 図4に示す印刷済みの断裁前シート410,415が、断裁部110、画像読み取り部115、搬送部120の順に処理される様子を模式的に示す図である。 第1の具体例において、再面付けされた画像350を示す図である。 第2の具体例において、入力された複数の画像500を模式的に示す図である。 図7に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像600を模式的に示す図である。 第2の具体例において、再面付けされた画像550を示す図である。 第3の具体例において、図3に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像700を模式的に示す図である。 第3の具体例において、再面付けされた画像750を示す図である。 入力画像データの面付けに関する情報を含むデータテーブルの一例を示す図である。 印刷ジョブを管理するためのデータテーブルの一例を示す図である。 操作パネル160に表示される、印刷装置100の設定画面850の一例を示す図である。 印刷装置100が実行する処理の一部を示すフローチャートである。 図15のステップS126の再面付け処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態2における印刷装置100の構成の一例を示す図である。
以下、各実施形態における印刷装置について、図面を参照して詳しく説明する。以下に説明する実施形態において個数または量などに言及する場合には、特に記載がある場合を除き、本開示の範囲は、必ずしもその個数または量などに限定されない。
図面においては、実際の寸法の比率に従って図示しておらず、構造の理解を容易にするために、構造が明確となるように比率を変更して図示している場合がある。また、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。なお、以下で説明される各実施形態は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<実施形態1>
[システム構成]
以下、図1および図2を参照して、実施形態1における印刷装置100および印刷システム50の構成について説明する。図1は、印刷システム50の構成の一例を示す図である。印刷システム50は、印刷装置100と、少なくとも1つのクライアント端末140と、通信回線145とを含む。
印刷装置100は、クライアント端末140からの入力画像データに基づいて、記録媒体であるシートに文字または画像などを印刷する。本開示におけるシートは、用紙、および紙以外の素材からなるシート状の記録媒体を含む。
クライアント端末140は、印刷装置100で実行する印刷ジョブを、通信回線145を介して印刷装置100に送信する。印刷ジョブは、印刷する複数の画像のデータと、印刷に関する設定情報とを含む。ユーザーは、クライアント端末140を操作することにより、印刷ジョブにおける設定情報を入力または変更できる。印刷ジョブにおける設定情報は、一例として、各ページを識別するためのページ番号、各画像を識別するための画像番号、シートの種類、面付け数、両面印刷か否か、面付け数に対応した面付け領域の座標、シートを断裁する際のサイズなどを含む。印刷装置100は、基本的に画像番号の順番で処理を行う。ある局面において、クライアント端末140は、PC(Personal Computer)である。
通信回線145は、印刷装置100と少なくとも1つのクライアント端末140との間を通信接続する。通信回線145は、有線でも無線でも構わない。
より詳細には、印刷装置100は、給紙部103と、画像形成部105と、断裁部110と、画像読み取り部115と、搬送部120と、第1積載部122と、第2積載部124と、第3積載部126と、制御部150と、操作パネル160とを備える。
給紙部103は、複数種類のシートを収容可能である。図示しない搬送機構によって、印刷ジョブによって指定された種類のシートが給紙部103から1枚ずつ取り出され、画像形成部105に向けて給紙される。
画像形成部105は、給紙部103から給紙されるシートに対して、印刷ジョブにて指定された入力画像データに対応する画像形成を行う。例えば、印刷ジョブが面付けに関する設定情報を含む場合、画像形成部105は、その面付け情報に従ってシート上に画像を形成する。面付けとは、シート上に形成される画像の位置および範囲を指定する処理をいう。例えば、1枚のシートに所定の複数の画像を印刷する場合には、1枚のシート上での各画像を印刷する位置および範囲が指定される。画像形成部105は、例えば、インクジェット方式でシートに画像を形成してもよいし、電子写真方式でシートに画像を形成してもよい。画像形成方式は特に限定されない。印刷ジョブに従って画像形成されたシートは、図示しない搬送機構によって断裁部110に搬送される。
断裁部110は、画像形成部105によって画像が形成されたシートを印刷ジョブで指定されたサイズに断裁する。例えば、1枚のシートに複数の画像を印刷する場合には、画像ごとにシートが断裁される。この開示において、断裁する前の1枚のシートを断裁前シートと称し、1枚のシートを複数に断裁した後の各シートを断裁後シートと称する。断裁後シートは、図示しない搬送部よって画像読み取り部115に搬送される。
画像読み取り部115は、画像形成部により画像が形成されたシートが所定の読み取り位置を順番に通過するときに、当該シートに印刷された画像を光学的に読み取る。この開示では、画像読み取り部115によって読み取られた画像のデータを、元の入力画像と区別して読み取り画像と称する。画像読み取り部115は、例えば、ラインセンサによって実現される。
図1の場合、断裁部110の後段に画像読み取り部115が配置されている。したがって、画像読み取り部115は、各断裁後シートに形成された画像を光学的に読み取ることによって読み取り画像を生成する。図1の場合とは逆に、画像読み取り部115を、断裁部110の前段に配置してもよい。この場合、画像読み取り部115は、断裁前シートに形成された複数の画像を断裁の前に光学的に読み取ることにより、形成された各画像に対応する読み取り画像を生成する。読み取り画像が生成された後に、断裁部110はシートを断裁する。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、断裁後シートを印刷された画像の画像番号に応じた順番で、第1積載部122、第2積載部124、および第3積載部126のいずれかへ搬送する。各積載部122,124,126は、搬送された断裁後シートを搬送された順に積載する。さらに、搬送部120は、制御部150の指令に従って、第2積載部124に積載された断裁後シートを、先に積載された断裁後シートから順番に第1積載部122に搬送する。
なお、印刷装置100の筐体の外部に設けられた第1積載部122および第3積載部126に断裁後シートを搬送することを、排紙または排出とも称する。印刷装置100の筐体内に設けられた第2積載部124に断裁後シートが一時的に積載された状態は、未排紙または未排出の状態である。
第1積載部122は、正常に印刷された断裁後シートを積載するためのユニットである。第2積載部124は、正常に印刷された断裁後シートのうち、画像形成異常が発生した断裁後シートよりも出力の順番が後の断裁後シートを、第1積載部122へ搬送する前に一時的に積載するためのユニットである。他の局面において、印刷装置100は、図2とは異なり、第2積載部124のような、断裁後シートを一時保管するためのユニットを複数備えていてもよい。異常画像が断裁前シート上に再面付けされて再印刷され、さらにその再印刷された画像に対応する断裁後シートが第1積載部に搬送された後に、第2積載部124に積載された断裁後シートは、制御部150の指令に従って第1積載部122に搬送される。第3積載部126は、画像形成異常が発生したと判断されたシートを積載するためのユニットである。
制御部150は、クライアント端末140から受信した印刷ジョブに基づいて、印刷装置100の動作を制御する。すなわち、制御部150は、画像形成部105,断裁部110,画像読み取り部115,搬送部120の動作を制御する。
さらに、制御部150は、画像読み取り部115が生成した読み取り画像に基づいて、画像形成異常が発生したか否かを検知する。具体的には、制御部150は、読み取り画像と正解画像とを比較することにより、画像形成異常が発生したか否かを検知してもよい。正解画像は、読み取り画像において画像形成異常が無いと判断された画像、またはクライアント端末140から受信した入力画像であってもよい。
操作パネル160は、ユーザーから印刷装置100に対する操作入力を受け付ける。さらに、操作パネル160は、制御部150からの命令に基づいて操作メニューおよび設定画面などを表示する。
図2は、図1における制御部150および操作パネル160のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、図2において、図1に示した給紙部103、画像形成部105、断裁部110、画像読み取り部115、搬送部120、第1〜3積載部122,124,126、および通信回線145と、制御部150との接続についても示されている。
制御部150は、CPU(Central Processing Unit)205と、揮発性メモリー210と、不揮発性メモリー215と、通信I/F220、バス225とを備える。
CPU205は、印刷装置100を制御するための制御プログラムを実行する。一例として、CPU205は、入力画像の面付け、操作画面の表示、印刷処理、および読み取り画像の異常判定、異常が発生した領域の検出などのプログラムを実行し得る。CPU205は、バス225を介して、揮発性メモリー210と、不揮発性メモリー215と、通信I/F220とに接続されている。ある局面において、制御部150は、少なくとも1つの組み込みCPU、少なくとも1つのASIC(Application Specific Integrated Circuit)、少なくとも1つのFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらの組み合わせなどによって構成される。
揮発性メモリー210は、RAM(Random Access Memory)を含む。RAMは、CPU205によって実行されるプログラムおよび参照されるデータを一時的に格納する。CPU205は、不揮発性メモリー215に保存されているプログラムまたは各種データをRAMに読み込んで実行する。ある局面において、SRAM(Static Random Access Memory)またはDRAM(Dynamic Random Access Memory)が揮発性メモリー210として使用されてもよい。
不揮発性メモリー215は、印刷データなどの印刷装置100で使用される様々なデータを格納する。不揮発性メモリー215は、印刷装置100を制御するための制御プログラムまたは入出力画像データを保存してもよい。ある局面において、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置が不揮発性メモリー215として使用されてもよい。
通信I/F220は、クライアント端末140などの他の機器とデータを送受信するためのインターフェイスである。印刷装置100は、複数の通信I/F220を備えてもよい。ある局面において、通信I/F220は、LAN(Local Area Network)ポートまたはWi−Fi(登録商標)(Wireless Fidelity)の送受信装置などのいずれかまたは全てを含んでもよい。印刷装置100は、通信I/F220を介して、PCなどの他のクライアント端末140から、印刷ジョブを取得することができる。
操作パネル160は、ある局面において、操作部130と表示部135とを備える。操作部130は、複数のボタンが配置されたパネルであり、ユーザーからの入力を受付けることが可能である。表示部135は、液晶モニターなどにタッチセンサーが組み込まれたタッチパネルであり、操作メニューを表示すると共に、操作部130と同様にユーザーからのタッチによる入力を受付けることが可能である。
より詳細には、操作部130は、ボタンなどのように印刷装置100に対する操作の入力を受ける入力手段、および当該入力手段と連携して動作する回路を含む。操作部130は、一例として、印刷枚数、および面付けに関する設定についてのボタンを備える。操作部130は、これらのボタンが押下されたことに基づいて、各ボタンに対応する信号をCPU205に送信する。CPU205は、操作部130から受信した信号に基づいて、ユーザーの操作内容を判定し、当該操作内容に応じた内部動作を実行し、応答表示を表示部135に送信する。
また、表示部135は、タッチ機能および表示機能を実現するための回路を含む。表示部135は、CPU205から受信した信号に基づいて操作画面を表示し、タッチ機能により検知した信号をCPU205に送信する。CPU205は、表示部135から受信した信号に基づいて、ユーザーの操作内容を判定し、当該操作内容に応じた内部動作を実行し、応答表示を表示部135へ送信する。
[動作の具体例]
以下、図3〜図11を参照して、図1の印刷装置の動作の具体例について説明する。なお、印刷装置の動作については、図15および図16のフローチャートを参照してより一般的に総括する。
(第1の具体例)
まず、図3〜図6を参照して、図1の印刷装置100の基本動作を示す第1の具体例について説明する。図3〜図6に示す第1の具体例では、断裁前シートの片面に4個の画像ずつ面付けされて印刷される場合について説明する。印刷される画像の総数は14個である。
図3は、第1の具体例において、入力された複数の画像300を模式的に示す図である。図3では、入力された複数の画像300が断裁前シートの面付け領域に面付けされた状態が示されている。
具体的に、1枚目の断裁前シートに対応する面付け領域310には画像番号「1」〜「4」の画像が面付けされる。以下、画像番号「n」の画像を単に「画像n」と記載する。2枚目の断裁前シートに対応する面付け領域315には、画像5〜8が面付けされる。3枚目の断裁前シートに対応する面付け領域320には、画像9〜12が面付けされる。4枚目の断裁前シートに対応する面付け領域330には、画像13,14が面付けされる。本開示では、図3に示されているような、当初に面付された入力画像の配置を第1の配置と称する。
図4は、図3に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像400を模式的に示す図である。具体的に図4に示すように、第1枚目の断裁前シート410上には画像1〜4が形成される。2枚目の断裁前シート415上には画像5〜8が印刷される。図4に示すように、1枚目の断裁前シート410の画像2,4に画像形成異常が発生している。
なお、この時点では、図4の断裁前シート410,415に続く3枚目および4枚目の断裁前シート上には、画像9〜14はまだ形成されていない。制御部150は、画像2,4についての画像形成異常を検知した時点で、画像9〜14の印刷を留保する。画像9〜14は、画像形成異常が生じた画像2,4とともに再面付けされて印刷される。詳しくは、図6を参照して後述する。
図5は、図4に示す印刷済みの断裁前シート410,415が、断裁部110、画像読み取り部115、搬送部120の順に処理される様子を模式的に示す図である。
図3および図4で説明したように、画像形成部105は、面付け領域310に面付けされた画像1〜4を第1枚目の断裁前シート410に印刷する。また、画像形成部105は、面付け領域315に面付けされた画像5〜8を2枚目の断裁前シート415に印刷する。
断裁部110は、画像1〜4が形成された断裁前シート410を、画像ごとに4枚の断裁後シートに断裁する。その次に、断裁部110は、画像5〜8が形成された断裁前シート415を画像ごとに4枚の断裁後シートに断裁する。
画像読み取り部115は、画像1〜4がそれぞれ形成された断裁後シートを光学的に読み取ることにより、画像1〜4に対応する読み取り画像を生成する。
制御部150は、読み取り画像と正解画像とを比較することにより、断裁後シート上に形成された画像1〜4が正常または異常であるかを判断する。本例の場合、制御部150は、断裁後シート上にそれぞれ形成された画像1,3は正常であるが、画像2,4は異常であると判断する。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、画像1〜4の順番でいずれかの積載部122,124,126に断裁後シートを搬送する。まず、搬送部120は、正常な画像1が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。次に制御部150は、異常な画像2が形成された断裁後シートを、第3積載部126に搬送して第3積載部126上に積載する。その次に搬送部120は、正常な画像3が形成された断裁後シートを、第2積載部124に搬送して一時的に第2積載部124上に積載する。画像3が形成された断裁後シートは、画像2が再形成された断裁後シートが第1積載部122上に積載されるまで、第2積載部124上に留め置かれる。その次に搬送部120は、異常な画像4が形成された断裁後シートを、第3積載部126に搬送して第3積載部126上に積載する。
さらに、画像読み取り部115は、画像5〜8がそれぞれ形成された断裁後シートを光学的に読み取ることにより、画像5〜8に対応する読み取り画像を生成する。
制御部150は、読み取り画像と正解画像とを比較することにより、断裁後シート上にそれぞれ形成された画像5〜8が正常か異常かを判断する。図5の場合、制御部150は、断裁後シート上にそれぞれ形成された画像5〜8はいずれも正常であると判断する。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、画像5〜8の順番でいずれかの積載部122,124,126に断裁後シートを搬送する。図5の場合、断裁後シート上に形成されている画像5〜8はいずれも正常であるので、搬送部120は、画像5〜8が形成された搬送後シートを、この順番に第2積載部124に搬送して一時的に第2積載部124上に積載する。画像5〜8がそれぞれ形成された断裁後シートは、画像4が再形成された断裁後シートが第1積載部122に積載されるまで、第2積載部124に留め置かれる。
図6は、第1の具体例において、再面付けされた画像350を示す図である。図6に示すように、制御部150は、画像形成異常と判定された画像2,4と、入力画像のうちの未印刷の画像9〜14とを再面付けする。具体的に、次に印刷する通算で3枚目の断裁前シートの面付け領域370には、画像2,4,9,10がこの並び順で面付けされる。この画像の面付け配置は、図3に示す第1の配置と異なる第2の配置である。また、その次の通算で4枚目の断裁前シートに対応する面付け領域380には、画像11〜14が再面付けされる。
上記のように、画像形成異常と判定された画像2,4と未印刷の画像9,10とが1枚の断裁前シートの面付け領域370に再面付けされる。したがって、用紙,トナー,インクなどの印刷に関わる資源を無駄遣いすることはない。
次に、図5を併せて参照して、図6に示す再面付け後の印刷装置100の動作について説明する。画像形成部105、断裁部110、および画像読み取り部115の動作は、これまでの説明と同様である。
具体的に、画像形成部105は、面付け領域に面付けされた画像2,4,9,10を、断裁前シート上に画像形成する。断裁部110は、画像2,4,9,10が形成された断裁前シートを、画像ごとに4枚の断裁後シートに断裁する。画像読み取り部115は、画像2,4,9,10がそれぞれ形成された断裁後シートを光学的に読み取ることにより、画像2,4,9,10に対応する読み取り画像をそれぞれ生成する。制御部150は、読み取り画像と正解画像とを比較することにより、断裁後シート上に形成された画像2,4,9,10が正常または異常であるかを判断する。ここでは、画像2,4,9,10は全て正常であったとする。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、まず、正常と判断された画像2が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。次に、搬送部120は、第2積載部124に積載されている画像3が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その次に、搬送部120は、正常と判断された画像4が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その次に、搬送部120は、第2積載部124に積載されている画像5〜8がそれぞれ形成された断裁後シートを、この順番に第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その後、搬送部120は、正常と判断された画像9,10を、それぞれ第1積載部122に搬送してこの順番で第1積載部122上に積載する。
以上により、画像1〜10の断裁前シートへの印刷と、シートの断裁と、断裁後シートの第1積載部122への積載とが完了する。途中で、画像2,4に画像形成異常が発生したためにこれらの画像は再印刷されているが、第1積載部122上に積載された断裁後シートの順番は、画像1〜10の番号順に従っており、印刷後に入れ替える必要はない。残りの画像11〜14も同様の手順で、断裁前シートへの印刷と、シートの断裁と、断裁後シートの第1積載部122への積載とが実行される。
(第2の具体例)
次に、図7〜図9を参照して、断裁前シートの両面に複数の画像を印刷する場合の印刷装置100の動作を示す第2の具体例について説明する。具体的に本例では、断裁前シートの表面および裏面の各々に4個の画像が面付けされて印刷される。3枚の断裁前シートの両面を用いることにより、合計で24個の画像が印刷される。
図7は、第2の具体例において、入力された複数の画像500を模式的に示す図である。図7では、入力された複数の画像500が断裁前シートの面付け領域に面付けされた状態が示されている。具体的に、1枚目の断裁前シート510の表面に対応する面付け領域512には、画像1〜4が面付けされる。1枚目の断裁前シート510の裏面に対応する面付け領域514には画像1’〜4’が面付けされる。画像1’〜4’は、表面の画像1〜4にそれぞれ対応する裏面の画像である。したがって、図7の裏面における画像の配置は、表面側から見た配置が示されている。断裁前シートの両面における画像の配置が示された他の図面も、表面から見た配置が示されている。
同様に、2枚目の断裁前シート520の表面に対応する面付け領域522には、画像5〜画像8が面付けされる。2枚目の断裁前シート520の裏面に対応する面付け領域には、画像5’〜8’が面付けされる。画像5’〜8’は、表面の画像5〜8にそれぞれ対応する裏面の画像である。
3枚目の断裁前シート530の表面に対応する面付け領域532には、画像9〜画像12が面付けされる。2枚目の断裁前シート530の裏面に対応する面付け領域534には、画像9’〜12’が面付けされる。画像9’〜12’は、表面の画像9〜12にそれぞれ対応する裏面の画像である。
図8は、図7に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像600を模式的に示す図である。図8を参照して、第1枚目の断裁前シート610の表面612には画像1〜画像4が形成される。第1枚目の断裁前シート610の裏面614には画像1’〜画像4’が形成される。第2枚目の断裁前シート620の表面622には画像5〜画像8が形成される。第2枚目の断裁前シート620の裏面624には画像5’〜画像8’が形成される。図8に示すように、1枚目の断裁前シート610の表面612に形成された画像2と、2枚目の断裁前シート620の表面622に形成された画像6とに画像形成異常が発生している。
なお、この時点では、3枚目の断裁前シートの表面および裏面に、画像9〜12および画像9’〜12’はまだ形成されていない。制御部150は、形成された画像2,6の異常を検知した時点で、画像9〜12および画像9’〜12’の印刷を留保する。画像9〜12および画像9’〜12’は、画像形成異常が生じた画像2,6と、それらの画像に対応する裏面側の画像2’,6’とともに再面付けされて印刷される。詳しくは、図9を参照して後述する。
以下、図5を併せて参照して、断裁部110、画像読み取り部115、および搬送部120による、図8の印刷済みの断裁前シート610,620の処理について説明する。
まず、断裁部110は、表面に画像1〜4が形成され、裏面に対応する画像1’〜4’が形成された断裁前シート610を、表面画像と対応する裏面画像とのペアごとに4枚のシートに断裁する。断裁後シートの表面と裏面とには対応する画像同士が形成されている。以下、断裁後シートの表面に画像nが形成され、裏面に対応する画像n’が形成されている場合、断裁後シート上の画像を「画像n(n’)」と記載する。同様に、断裁部110は、画像5〜8,5’〜8’が形成された断裁前シート620を、表面画像と裏面画像とのペアごとに4枚のシートに断裁する。
画像読み取り部115は、画像1(1’)が形成された断裁後シートの表面および裏面を光学的に読み取ることにより、表面の画像1および裏面の画像(1’)にそれぞれ対応する読み取り画像を生成する。同様に、画像読み取り部115は、画像2(2’)〜8(8’)がそれぞれ形成された断裁後シートの各々の表面および裏面を光学的に読み取ることにより、各断裁後シートの表面および裏面の読み取り画像を生成する。
制御部150は、読み取り画像と正解画像とを比較することにより、各断裁後シートの表面および裏面の各々に形成された画像が正常または異常であるかを判断する。図8の例の場合には、制御部150は、第1枚目の断裁前シート610の表面612に形成された画像2と、第2枚目の断裁前シート620の表面622に形成された画像6とが異常であるが、それ以外の画像は正常であると判断する。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、まず、表面および裏面のいずれも正常な画像1(1’)が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して積載する。次に搬送部120は、表面に異常な画像2が形成された断裁後シートを、裏面の画像2’が正常であるにも拘わらず、第3積載部126に搬送して積載する。その次に搬送部120は、正常な画像3(3’)〜5(5’)がそれぞれ形成された断裁後シートを、順番に第2積載部124に搬送して一時的に第2積載部124上に積載する。なお、画像3(3’)〜5(5’)がそれぞれ形成された断裁後シートは、画像2(2’)が再形成された断裁後シートが第1積載部122に積載されるまで、第2積載部124に留め置かれる。
次に、搬送部120は、表面に異常な画像6が形成された断裁後シートを、裏面の画像6’が正常であるにも拘わらず、第3積載部126に搬送して積載する。その次に、搬送部120は、正常な画像7(7’),8(8’)がそれぞれ形成された搬送後シートを、順番に第2積載部124に搬送して一時的に第2積載部124上に積載する。なお、画像7(7’),8(8’)がそれぞれ形成された断裁後シートは、画像6(6’)が再形成された断裁後シートが第1積載部122に積載されるまで、第2積載部124に留め置かれる。
図9は、第2の具体例において、再面付けされた画像550を示す図である。図9に示すように、制御部150は、画像形成異常と判定された表面の画像2,6と、それらの画像に対応する裏面の画像2’,6’と、入力画像のうちの未印刷の表面の画像9〜12と、それらの画像に対応する裏面の画像9’〜12’とを、次に印刷される通算で3枚目および4枚目の断裁前シート580,590の面付け領域に再面付けする。
具体的に、断裁前シート580の表面に対応する面付け領域582には、画像2,6,9,10がこの並び順で面付けされる。断裁前シート580の裏面に対応する面付け領域584には、画像2’,6’,9’,10’がこの並び順で面付けされる。画像2’,6’,9’,10’は、表面の画像2,6,9,10に対応する裏面画像である。同様に、断裁前シート590の表面に対応する面付け領域592には、画像11,12がこの並び順で再び面付けされる。断裁前シート590の裏面に対応する面付け領域594には、画像11’,12’がこの並び順で面付けされる。
以下、図5を併せて参照して、画像形成部105、断裁部110、画像読み取り部115、および搬送部120による、面付けされた画像2,6,9〜12ならびに画像2’,6’,9’,10’の印刷ならびにそれらの画像の処理について説明する。
まず、画像形成部105は、次に印刷される通算で3枚目の断裁前シートの表面に画像2,6,9,10を形成し、その裏面の対応する位置に画像2’,6’,9’,10’を形成する。画像形成部105は、通算で4枚目の断裁前シートの表面に画像11,12を形成し、その裏面の対応する位置に画像11’,12’を形成する。
断裁部110は、表面に画像2,6,9,10が形成され、裏面に対応する画像2’,6’,9’,10’が形成された断裁前シートを、表面画像と裏面画像とのペアごとに4枚のシートに断裁する。断裁後シートの表面と裏面とには対応する画像同士が形成されている。同様に、断裁部110は、画像11(11’),12(12’)が形成された断裁前シートを、表面画像と裏面画像とのペアごとに断裁する。
画像読み取り部115は、画像2(2’),6(6’),9(9’)〜12(12’)がそれぞれ形成された断裁後シートの各々の表面および裏面を光学的に読み取ることにより、各断裁後シートの表面および裏面の読み取り画像を生成する。制御部150は、各断裁後シートの表面および裏面の各々に形成された画像が正常または異常であるかを判断する。ここでは、画像2(2’),6(6’),9(9’)〜12(12’)は全て正常であったとする。
搬送部120は、制御部150の指令に従って、まず、表面および裏面のいずれも正常な画像2(2’)が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して積載する。次に、搬送部120は、第2積載部124に積載されている画像3(3’)〜5(5’)が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その次に、搬送部120は、正常と判断された画像6(6’)が形成された断裁後シートを、第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その次に、搬送部120は、第2積載部124に積載されている画像7(7’),8(8’)がそれぞれ形成された断裁後シートを、この順番に第1積載部122に搬送して第1積載部122上に積載する。その後、搬送部120は、正常と判断された画像9(9’)〜12(12’)が形成された断裁後シートを、それぞれ第1積載部122に搬送してこの順番で第1積載部122上に積載する。
以上により、画像1(1’)〜14(14’)の断裁前シートの表面および裏面への印刷と、シートの断裁と、断裁後シートの第1積載部122への積載とが完了する。断裁前シートの表面上に印刷された画像2,6に画像形成異常が発生した場合、それらの画像2,6は、対応する裏面画像2’,6’とともに再面付けされる。これにより、シートの両面に画像が形成される場合においても、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力でき、かつ印刷に関わる資源を無駄遣いすることはない。
(第3の具体例)
次に、図10,図11を参照して、第3の具体例として、断裁前シートの特定範囲において連続して同じ画像形成異常が発生した場合の印刷装置100の動作について説明する。
図10は、第3の具体例において、図3に示す面付けに従って断裁前シートに形成された複数の画像700を模式的に示す図である。図10に示すように、第1枚目の断裁前シート705上には画像1〜4が形成される。2枚目の断裁前シート710上には画像5〜8が印刷される。3枚目の断裁前シート715上には画像9〜12が印刷される。図10の例では、各断裁前シートの右上の領域に形成される画像2,6,10において、画像形成異常が連続して発生している。それ以外の画像は正常である。この時点では、4枚目の断裁前シート上には、画像13,14はまだ形成されていない。
断裁前シートの同じ位置に画像形成異常が繰り返し発生する原因として、例えば、印刷装置100における印刷方式がインクジェット方式であれば、特定のノズルのインク吐出量が正常でないことが挙げられる。また、例えば、印刷装置100における印刷方式が電子写真方式であれば、シートの特定箇所へのトナーの付着に問題が生じていることが挙げられる。
制御部150は、断裁前シートの特定範囲において連続して発生する同じ画像形成異常が発生した場合に、当該特定範囲を含む画像の面付け用の領域を除いて再面付け処理を行う。以下、制御部150が除外した当該領域を、面付け不可領域と称する。
具体的に、制御部150は、画像2,6,10における画像形成異常を検知した場合に、面付けに関する設定情報に含まれる、異常が生じた画像の面付け領域の座標に基づいて、断裁前シートにおける右上の領域にて連続して同じ画像形成異常が発生したと判断する。制御部150は、上記判断に伴い、断裁前シートにおける右上の領域を面付け不可領域として設定する。その後、制御部150は、画像形成異常が生じた画像2,6,10を、面付け不可領域を除いて、未印刷の画像13,14とともに断裁前シートに再面付けを行う。
図11は、第3の具体例において、再面付けされた画像750を示す図である。図11に示すように、次に印刷する通算で4枚目の断裁前シートに対応する面付け領域760には、画像2,6,10が、右上の面付け不可領域を除いて、この並び順で面付けされる。その次の通算で5枚目の断裁前シートの面付け領域770には、同様に右上の面付け領域を除いて、画像13,14が面付けされる。なお、印刷装置100が印刷する断裁前シートの枚数は、画像2,6,10が断裁前シートに再面付けされたことに伴い、入力画像を受信した当初の印刷枚数である4枚よりも1枚多くなっている。
制御部150が、断裁前シートの特定範囲において連続して同じ画像形成異常を検知した場合に面付け不可領域を設定するときの閾値回数は、特に限定されない。すなわち、当該閾値回数は、上記の例においては「3回」であったが、印刷装置の製造業者によって定められていてもよいし、ユーザーが設定により変更してもよい。ユーザーによる当該回数の設定方法については、図14を参照して後述する。
画像形成部105、断裁部110、画像読み取り部115、および搬送部120の動作は、図3〜図6を参照して説明した第1の具体例の場合とほぼ同様である。したがって、詳しい説明を繰り返さない。
以上のとおり、断裁前シートの特定範囲において連続して同じ画像形成異常が発生した場合、制御部150は、面付け不可領域を除く領域に再面付けを行う。これにより、画像形成部105の不具合のために再面付けと再印刷とが繰り返されることが防止できる。
[データテーブルの一例]
以下、図12および図13を参照して、印刷ジョブに関連付けられたデータテーブルの構成例について説明する。
図12は、入力画像データの面付けに関する情報を含むデータテーブルの一例を示す図である。以下、図12に示すデータテーブルを面付け情報テーブル800と称する。印刷ジョブには、入力画像データの他に、印刷に関する設定情報として面付け情報テーブル800が含まれる。ある局面において、面付け情報テーブル800は、制御部150の不揮発性メモリー215に格納される。
面付け情報テーブル800は、ページ番号、面付け数、両面属性、画像番号、画像番号にそれぞれ対応した面付け領域1〜4の座標などの設定情報を含む。断裁前シートの表面および裏面の面付け領域は、面付け数に応じて複数の面付け領域1〜4に区分される。面付け数は特に制限されない。
具体的に、ページ番号は、断裁前シートの表面および/または裏面に割り当てられる番号である。両面印刷の場合には、断裁前シートの表面および裏面にそれぞれページ番号が割り当てられ、片面印刷の場合には、断裁前シートの表面のみにページ番号が割り当てられる。
面付け数は、断裁前シートの各ページに配置される画像の個数を表す。両面属性は、断裁前シートの各ページが、両面印刷の表面、両面印刷の裏面、および片面印刷される面のいずれに対応するかを表す。
断裁前シートのページごとに、複数の面付け領域1〜4が設定される。面付け領域ごとに、面付される画像番号、当該面付け領域の始点のX座標およびY座標、ならびに当該面付け領域の終点のX座標およびY座標が設定される。
例えば、ページ番号”1”のページに関して、面付け数は”4”であり、当該ページは両面印刷における表面のページであり、当該ページに対応する面付け領域1〜4には画像番号“1”〜“4”の画像がそれぞれ面付けされる。
なお、本開示において、面付け領域が矩形である場合について説明しているが、これは一例である。他の局面において、面付け領域は矩形でなくてもよい。
図13は、印刷ジョブを管理するためのデータテーブルの一例を示す図である。以下、図13に示すデータテーブルを印刷ジョブ管理テーブル810と称する。ある局面において、印刷ジョブ管理テーブル810は、書き換え可能な不揮発性メモリー215に格納される。
制御部150は、印刷ジョブを開始するとき、印刷ジョブ管理テーブル810を生成する。制御部150は、印刷ジョブの実行中に、印刷ジョブ管理テーブル810を更新する。
図13の例において、印刷ジョブ管理テーブル810は、「画像番号」に対応付けて、「対応裏面画像」、「ステータス」、および「再面付け要否」の各情報を格納する。
「対応裏面画像」は、断裁前シートが両面印刷される場合に、「画像番号」の画像に対応する裏面の画像の「画像番号」を示す情報である。図13の例では、画像番号1の画像の裏面には、画像番号5の画像が形成される。画像番号9の画像の裏面には、画像は形成されない。
「ステータス」は、実行中の印刷ジョブにおいて、「画像番号」に対応する画像が形成された断裁後シートの状態を表す。図13の例では、「ステータス」は、画像形成が「正常」または「異常」であるかの情報と、断裁後シートが「排紙済」、「未排紙」、「未出力」、「未検品」、および「未印刷」のいずれに該当するかの情報とを含む。
具体的に、「正常」は、画像形成異常が無い状態を表す。「異常」は、画像形成異常が発生した状態を表す。「排紙済」は、「画像番号」に対応する断裁後シートが第1積載部122または第3積載部126に積載されている状態を表す。「未排紙」は、「画像番号」に対応する断裁後シートが第2積載部124に積載されている状態を表す。「未出力」は、「画像番号」に対応する断裁後シートがまだ第1〜第3積載122,124,126のいずれにも積載されていない状態を表す。「未検品」は、「画像番号」に対応する画像が画像読み取り部115によって読み取られておらず、制御部150によって画像形成異常の有無が判断されていない状態を表す。「未印刷」は、「画像番号」に対応する画像が断裁前シートに印刷されていない状態を表す。
「再面付け要否」は、「画像番号」の画像を再面付けする必要があるか否かを示す情報である。印刷装置100がクライアント端末140から印刷ジョブを受信した当初において、「再面付け要否」の領域は全て「否」である。両面印刷の場合には、「画像番号」の画像および「対応裏面画像」の画像のいずれかがシート上に異常形成されたことが検知されたとき、当該「画像番号」に対応する「再面付け要否」の領域は「要」に変更される。片面印刷の場合(すなわち、「対応裏面画像」が未設定の場合)には、「画像番号」の画像がシート上に異常形成されたことが検知されたとき、「再面付け要否」の領域は「要」に変更される。さらに、上記のように異常形成された画像が検知された場合、「ステータス」領域が「未印刷」の画像に対応する「再面付け要否」の領域は「要」に変更される。
[設定画面]
以下、図1,図14を参照して、印刷装置100の動作モードに関する設定画面について説明する。図14は、操作パネル160に表示される、印刷装置100の設定画面850の一例を示す図である。
制御部150は、例えば、印刷装置100の動作開始前にユーザーの要求に応じて、操作パネル160に設定画面850を表示する。図14の例では、ユーザーは、設定画面850を用いることにより「面付け画像単位での検品」、「対応する両面画像の再面付け」、「異常発生箇所の面付け回避」の可否、および「回避開始の異常回数」について設定できる。ここで、「検品」とは、制御部150が、画像読み取り部115が読み取った読み取り画像に異常が含まれるか否かを判断することである。
ユーザーが「面付け画像単位での検品」のチェックボックス852をオンにした場合、制御部150は、第1〜3の具体例で説明したように、面付け画像単位で画像を検品する。
一方、ユーザーが「面付け画像単位での検品」のチェックボックス852をオフにした場合、制御部150は、面付け画像単位で画像を検品しない。例えば、印刷装置100の装置構成において、図1の場合とは異なり、画像読み取り部115が断裁部110の前段に配置されているときに、ユーザーは、チェックボックス852をオフにしてもよい。この場合、画像読み取り部115は、1つの画像が形成された1枚の断裁後シートを読み取るのではなく、各画像が印刷された1枚の断裁前シートに形成された複数の画像をそれぞれ読み取る。その後、制御部150は、当該読み取り画像に基づいて、1枚の断裁前シートに印刷された複数の画像に異常画像が含まれるか否かを判断する。
ユーザーが「対応する両面画像の再面付け」のチェックボックス854をオンにした場合、制御部150は、断裁前シートの一方の面の画像において異常があったときに、当該画像と、他方の面における当該画像に対応する画像とを断裁前シートに再面付けする。この再面付け処理は、第2の具体例で説明した再面付け処理と同様である。
一方、ユーザーが「対応する両面画像の再面付け」のチェックボックス854をオフにした場合、制御部150は、断裁前シートの一方の面の画像において異常があったでも、他方の面における、当該画像に対応する画像を再面付けしない。ユーザーは、例えば、当該他方の面に印刷される画像が常に一定であるときにチェックボックス854をオフにしてもよい。他方の面に形成される画像は、常に一定であれば、異常が発生して再面付けされた一方の面の画像とともに断裁前シートに再面付けされる必要が無いからである。
ユーザーが「異常発生箇所の面付け回避」のチェックボックス856をオンにした場合、制御部150は、断裁前シートの特定範囲に閾値回数以上に連続して同じ画像形成異常が発生した場合に、当該特定範囲(すなわち、面付け不可領域)を除く領域に再面付け処理を行う。この再面付け処理は、第3の具体例で説明した再面付け処理と同様である。ユーザーは、「回避開始の異常発生回数」の横の入力ボックス858における数字を変更することで、当該閾値回数をできる。図14の例において、当該所定の回数は3回と設定されている。
ユーザーが「異常発生箇所の面付け回避」のチェックボックス856をオフにした場合、制御部150は、断裁前シートの特定範囲に所定の回数以上に連続して同じ画像形成異常が発生した場合でも、面付け不可領域を設定しない。
ユーザーは、設定画面850における設定を反映させる場合には「OK」ボタン860を押下し、設定を反映させない場合には「キャンセル」ボタン862を押下する。
[制御手順]
以下、図12,図13,図15,図16を参照して、印刷装置100の制御手順について説明する。図15は、印刷装置100が実行する処理の一部を示すフローチャートである。以下に示される印刷装置100の動作は、制御部150が不揮発性メモリー215に格納された制御プログラムを読み込むことにより実行される。
ステップS100において、制御部150は、クライアント端末140から印刷ジョブとともに入力画像データを受信する。このとき、印刷ジョブには、図12に示されるような、ページ番号、面付け数、両面属性、画像番号、画像番号に対応した面付け領域の座標などの面付けに関する設定情報が含まれている。制御部150は、図13に示されるような、印刷ジョブ管理テーブルを生成する。制御部150は、以下の印刷ジョブを実行している途中で、印刷ジョブ管理テーブルを更新する。
ステップS102において、制御部150からの指令に従って画像形成部105は、入力画像データに基づいて、断裁前シートに画像を形成する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810における、現在の処理対象の画像に対応する画像番号に対して、「ステータス」の領域を「未印刷」から「未検品」に変更する。画像形成部105は、ステップS106にて制御部150が異常を検知するまで、断裁前シートに順次画像を形成する。
ステップS104において、断裁部110は、ステップS104にて画像が形成された断裁前シートを、画像ごとに、または表面画像と対応する裏面画像とのペアごとに断裁する。
ステップS106において、画像読み取り部115は、断裁後シートに形成された画像を読み取り、制御部150は、読み取り画像の異常の有無を検知する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810における、現在の処理対象の画像に対応する画像番号に対して、「ステータス」の領域を「未検品」から「未出力」に変更する。
次のステップS108からS122までにおいて、制御部150は、搬送部120を制御することにより、読み取り画像の異常の有無に応じて、各断裁後シートを順次、第1積載部122、第2積載部124、および第3積載部126のいずれかに搬送する。断裁後シートの搬送は、予め定められた各画像の出力順(すなわち、所定の順番)に基本的に従って1枚ずつ行われる。
まず、ステップS108において、制御部150は、ステップS106における画像異常の有無の判断結果に応じて処理を分岐させる。制御部150は、断裁後シートに形成された画像に異常がある場合(ステップS108においてYES)、処理をステップS110に進める。
ステップS110において、搬送部120は、制御部150からの指令に基づいて、現在の処理対象の画像が形成された断裁後シートを第3積載部126に搬送する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810における、現在の処理対象の画像に対応する画像番号について、「ステータス」領域を「未出力」から「異常&排紙済」に変更する。さらに、制御部150は、現在の処理対象の画像に対応する画像番号に関して、「再面付け要否」の領域を「否」から「要」に変更する。これに伴い、制御部150は、「未印刷」の画像に対応する画像番号について、「再面付け要否」の領域を「否」から「要」に変更する。その後、制御部150は、処理をステップS122に進める。
一方、制御部150は、断裁後シートに形成された画像に異常が無い場合(ステップS108においてNO)、処理をステップS112に進める。
ステップS112において、制御部150は、先の順番の画像、すなわち現在の処理対象である画像よりも所定の順番が先の画像が形成された断裁後シートに、異常があったか否かを確認する。具体的に、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810を参照して、先に処理される画像の「画像番号」の「ステータス」領域に「異常&排紙済」があるか否かを確認する。
制御部150は、先の順番の画像に異常があった場合(ステップS112においてYES)、処理をステップS114に進める。ステップS114において、搬送部120は、制御部150からの指令に基づいて、現在の処理対象の画像が形成された断裁後シートを第2積載部124に搬送する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810にアクセスして、現在の処理対象の画像に対応する画像番号について、「ステータス」領域を「未出力」から「正常&未排紙」に変更するとともに、「再面付け要否」の領域を「否」のままで変更しない。その後、制御部150は、処理をステップS122に進める。
一方、制御部150は、先の順番の画像が形成された断裁後シートに異常が無い場合(ステップS112においてNO)、処理をステップS116に進める。ステップS116において、制御部150は、第2積載部から搬送すべき断裁後シートがあるか否かを判断する。すなわち、制御部150は、第2積載部124に積載されている断裁後シートのうち、所定の順番が先の画像が形成されている断裁後シートがあるか否かを確認する。具体的に、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810を参照して、先に処理される画像の「画像番号」に対応する「ステータス」領域に「正常&未排紙」があるか否かを確認する。
制御部150は、第2積載部から搬送すべき断裁後シートがある場合(ステップS116においてYES)、処理をステップS118に進める。ステップS118において、搬送部120は、制御部150からの指令に基づいて、先の順番の画像が形成された断裁後シートを、第2積載部124から取り出して第1積載部122に搬送する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810における、第2積載部から搬送された断裁後シートに対応する画像番号に対して、「ステータス」の領域を「正常&未排紙」から「正常&排紙済」に変更する。その後、制御部150は、処理をステップS120に進める。
一方、ステップS116において、制御部150は、第2積載部から搬送すべき断裁後シートが無いと判断した場合(ステップS116においてNO)、処理をステップS120に進める。
ステップS120において、制御部150は、現在の処理対象の画像が形成された断裁後シートを第1積載部122に搬送する。さらに、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブルにおける、現在の処理対象の画像に対応する画像番号に対して、「ステータス」の領域を「未出力」から「正常&排紙済」に変更する。制御部150は、さらに、現在の処理対象の画像に対応する画像番号に対応する「再面付け要否」の領域を「否」のままで変更しない。その後、制御部150は、処理をステップS122に進める。
ステップS122において、制御部150は、ステップS104において生成された断裁後シートのうち、まだ第1〜第3積載部122,124,126のいずれにも搬送されていない「未出力」の断裁後シートがあるか否かを確認する。制御部150は、「未出力」の断裁後シートがある場合(ステップS122においてYES)、処理をステップS108に戻す。一方、制御部150は、「未出力」の断裁後シートが無いと判断した場合(ステップS122においてNO)、処理をステップS124に進める。なお、「未出力」の断裁後シートの有無は、図13の印刷ジョブ管理テーブル810の「ステータス」領域を参照することによって確認できる。
ステップS124において、制御部150は、一部の画像について画像形成異常が発生したために、再面付けが必要か否かを判断する。制御部150は、基本的には、印刷ジョブ管理テーブル810の「再面付け要否」の領域が「要」に設定されているか否かに基づいて判断する。
制御部150は、再面付けが必要であると判断した場合(ステップS124においてYES)、処理をステップS126に進める。ステップS126の再面付け処理の詳細は、図16を参照して後述する。
一方、制御部150は、再面付けが必要でないと判断した場合(ステップS124においてNO)、処理をステップS128に進める。再出力画像の再面付けが必要でないと判断した場合には、例えば全ての画像が正常画像である場合、および全ての画像が異常画像である場合などが含まれる。
ステップS128において、制御部150は、入力画像データのうち全画像の形成が完了したか否かを判断する。具体的に制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810を参照して、「未印刷」に設定された「ステータス」領域が無いか否かを判断する。制御部150は、全画像の形成が完了したと判断した場合(ステップS128においてYES)、処理をステップS130に進める。一方、制御部150は、全画像の形成が完了したと判断した場合(ステップS128においてNO)、処理をステップS102に戻す。
ステップS130において、制御部150は、第2積載部124に残っている断裁後シートがあれば、搬送部120に指令することによって、当該断裁後シートを第2積載部124から取り出して第1積載部122に搬送する。その後、制御部150は、印刷ジョブ管理テーブルにおける、当該断裁後シートに形成された画像に対応する画像番号に対して、「ステータス」の領域を「正常&未排紙」から「正常&排紙済」に変更する。この時点において、印刷ジョブ管理テーブルにおける全ての画像番号に対応する、「ステータス」の領域が「正常&排紙済」に、および「再面付け要否」の領域が「否」に更新されている。制御部150は、印刷ジョブ管理テーブルの上記更新に伴い、印刷ジョブにおける一連の処理を終了する。
図16は、図15のステップS126の再面付け処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS152において、制御部150は、異常画像よりも出力順が後の画像で未検品の画像があるか否かを確認する。具体的に制御部150は、図13の印刷ジョブ管理テーブル810を参照して、「ステータス」領域が「未検品」に設定されているか否かによって未検品画像の有無を確認できる。
制御部150は、未検品画像があった場合に(ステップS152でYES)、処理をステップS154に進める。ステップS154において、制御部150は、当該未検品画像が形成されたシートについて図15のステップS106,S108〜S122を実行する。これにより、当該未検品画像が形成された断裁後シートは、検品結果に応じて第2積載部124または第3積載部126に積載される。その後、制御部154は、処理をステップS156に進める。一方、制御部150は、未検品画像がなかった場合(ステップS152でNO)には、ステップS154を実行せずに、処理をステップS156に進める。
ステップS156において、制御部150は、現在の処理対象の画像を処理する以前に、断裁前シートの特定範囲において連続して閾値回数以上、同じ画像形成異常が発生しているか否かを判断する。
制御部150は、ステップS156においてYESと判断した場合に、処理をステップS158に進める。ステップS158において、制御部150は、上記の特定範囲を面付け不可領域に設定する。制御部は、面付け不可領域を設定した以降は、断裁前シートにおいて面付け不可領域を除いて再面付けを行う。その後、制御部150は、処理をステップS160に進める。一方、制御部150は、ステップS156においてNOと判断した場合、ステップS158の処理を行わずに、処理をステップS160に進める。
ステップS160において、断裁前シートの面付け領域に異常画像を面付けする。その後、制御部150は、処理をステップS162に進める。
ステップS162において、制御部150は、異常画像に対して反対側の面に画像が面付けされる両面印刷ジョブであるか否かを判断する。具体的に制御部150は、印刷ジョブ管理テーブル810を参照し、「ステータス」領域が「異常&排紙済」に設定された「画像番号」について、「対応裏面画像」の領域に画像番号が設定されているか否かを判断する。
制御部150は、異常画像の反対側の面に対応する画像がある場合、すなわち両面印刷ジョブの場合(ステップS162でYES)には、処理をステップS164に進める。ステップS164において、制御部150は、異常画像に対応する裏面画像をその反対側の面に再面付けする。その後、制御部150は、処理をステップS166に進める。一方、制御部150は、両面印刷ジョブでない場合に(ステップS162でNO)、ステップS164を実行せずに処理をステップS166に進める。
ステップS166において、制御部150は、未印刷画像の再面付けが必要か否かを判断する。画像形成異常が発生した場合において未印刷の画像がある場合には、基本的に、当該未印刷の画像を異常画像とともに断裁前シートに再面付けする必要がある。なお、制御部150は、図13の印刷ジョブ管理テーブル810を参照して、「ステータス」領域が「未印刷」に設定されているか否かによって未印刷画像の有無を確認できる。
制御部150は、未印刷画像の再面付けが必要と判断した場合(ステップS166においてYES)、処理をステップS168に進める。ステップS168において、制御部150は、未印刷画像を断裁前シートの面付け領域に再面付けする。両面印刷ジョブの場合には、未印刷画像を断裁前シートの両面の面付け領域に面付けする。その後、制御部150は、処理を図15のステップS128に戻す。
一方、制御部150は、未印刷画像の再面付けの必要がないと判断した場合(ステップS166においてNO)、制御部150は、ステップS168を実行せずに、処理を図15のステップS128に戻す。
図1の印刷装置100の構成と異なり、画像読み取り部115が断裁部110の前段に配置されている場合には、図15のフローチャートにおいてステップS104とステップS106との処理順序が変更される。図15および図16のその他のステップについては変更がない。
具体的に、まず、ステップS106において画像読み取り部115は、1枚の断裁前シートに形成された全画像を読み取る。制御部150は、画像読み取り部115の読み取り結果に基づいて、各画像について正解画像と比較することにより、画像形成異常の有無を判断する。次のステップS104において、断裁部110は、複数の画像が形成された断裁前シートを画像ごとに断裁する。
[実施形態1の効果]
上記のとおり、実施形態1の印刷装置100によれば、一枚のシートの一部に画像形成異常が発生したときに、異常画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力できる。また、画像形成異常が発生した時点で未印刷の画像と異常画像とを1枚の断裁前シートに再面付けするので、用紙,トナー,インクなどの印刷に関わる資源を無駄にすることを防止できる。
<実施形態2>
図17を参照して、実施形態2における印刷装置100の構成について説明する。図17は、実施形態2における印刷装置100の構成の一例を示す図である。
実施形態2における印刷装置100は、第2積載部123が印刷装置100の筐体の内部に設けられずに、印刷装置100の筐体の外部に設けられる点で、実施形態1に係る印刷装置100と異なる。また、実施形態2における印刷装置100は、印刷装置100の外部に設けられるインサート用トレイ125をさらに備える点で、実施形態1に係る印刷装置100と異なる。
インサート用トレイ125は、第2積載部123に積載されていた断裁後シートを給紙するためのユニットである。図17に示すように、第2積載部123には、画像3,5〜8が形成された断裁後シート170が、その出力順で積載される。第2積載部123に積載されていた断裁後シートは、その積載順を変えずに例えばユーザーによってインサート用トレイ125まで移送される。制御部150は、操作パネル160に表示したりすることにより、断裁後シートを第2積載部123からインサート用トレイ125に移送するようにユーザーに促しても良い。その後、搬送部120は、制御部150からの指令に従って、インサート用トレイ125に挿入された断裁後シート175を1枚ずつ順番に給紙する。これによって、画像3,5〜8が形成された断裁後シートの出力順は変更されない。その後、搬送部120は、インサート用トレイから給紙された断裁後シートを、制御部150からの指令に基づいて、第1積載部122搬送して積載する。
図17に示す印刷装置100のその他の構成、正常画像1が形成された断裁後シートの搬送経路、および異常画像2,4が形成された断裁後シートの搬送経路は、図5に示す実施形態1の場合と同様であるので説明を繰り返さない。
また、実施形態2の場合には、図15および図16に示すフローチャートにおいて、ステップS116,S118,S130が変更される。具体的に、ステップS116において、制御部150は、インサート用トレイ125から挿入すべき断裁後シートがあるか否かを確認する。ステップS118において、搬送部120は、制御部150の指令に従って、インサート用トレイ125に積載された断裁後シートを第1積載部122に搬送する。ステップS130において、制御部150は、インサート用トレイ125に残存している断裁後シートがあれば、搬送部120に指令することにより、当該残存した断裁後シートをインサート用トレイ125から第1積載部122に搬送する。
図15および図16のその他の点について、実施形態2の印刷装置100の動作は実施形態1の印刷装置100の動作とほぼ同じであるので説明を繰り返さない。
[実施形態2の効果]
実施形態2における印刷装置100によれば、実施形態1における第2積載部124のような、正常画像が形成された断裁後シートを印刷装置100の内部に一時保管するための専用のユニットを設ける必要が無い。したがって、既存の一般的な構成の印刷装置を利用することにより、装置の大型化およびコストの増加を抑制することができる。
その他の点について実施形態2の印刷装置は実施形態1と同様の効果を奏する。すなわち、実施形態2の印刷装置100によれば、一枚のシートの一部に画像形成異常が発生したときに、異常画像を再印刷した上で、断裁後のシートを当初の画像の順番で出力できる。また、画像形成異常が発生した時点で未印刷の画像と異常画像とを1枚の断裁前シートに再面付けするので、用紙,トナー,インクなどの印刷に関わる資源を無駄にすることを防止できる。
実施形態1,2に従う制御プログラムは、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、本開示に従う制御処理は、任意のプログラムと協働して実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本開示に従う制御プログラムの趣旨を逸脱するものではない。さらに、制御プログラムによって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが制御プログラムの処理の一部を実行する所謂クラウドサービスのような形態で印刷装置100が構成されてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
50 印刷システム、100 印刷装置、103 給紙部、105 画像形成部、110 断裁部、115 画像読み取り部、120 搬送部、122 第1積載部、123 第2積載部、124 第2積載部、125 インサート用トレイ、126 第3積載部、130 操作部、135 表示部、140 クライアント端末、145 通信回線、150 制御部、160 操作パネル、205 CPU、210 揮発性メモリー、215 不揮発性メモリー、220 通信I/F、225 バス、800 面付け情報テーブル、810 印刷ジョブ管理テーブル、850 設定画面。

Claims (13)

  1. 断裁前シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像が形成された断裁前シートを断裁する断裁部と、
    前記画像形成部で形成された画像を読み取ることによって読み取り画像を生成する画像読み取り部と、
    断裁後シートを積載する第1積載部および第2積載部と、
    断裁後シートを前記第1積載部および前記第2積載部に搬送する搬送部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    所定の順番に対応する複数の画像のデータを取得し、
    前記複数の画像のうちの所定数の画像を、前記所定の順番に従って面付けされた第1の配置で前記画像形成部によって前記断裁前シート上に形成させ、
    前記所定数の画像に対応する読み取り画像に基づいて、画像形成異常が発生したか否かを判断し、
    前記所定数の画像のすべてについて画像形成異常が発生しなかったと判断した場合、前記所定数の画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させ、
    前記所定数の画像のうちの第1の画像について画像形成異常が発生したと判断した場合、
    前記第1の画像よりも前記所定の順番が先の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させ、
    前記第1の画像よりも前記所定の順番が後の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第2積載部に搬送させ、
    前記第1の画像が含まれた前記断裁前シートよりも後に画像形成される断裁前シートにおいて、前記第1の配置とは異なる、前記第1の画像を含む第2の配置で再面付けし、
    前記再面付けされた前記第1の画像に対応する断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させた後、前記第2積載部に積載されていた断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させる、印刷装置。
  2. 前記所定数の画像のうちで前記所定の順番が前記第1の画像よりも後の第2の画像についてさらに画像形成異常が発生した場合、
    前記制御部は、
    前記第1の配置と異なる前記第1の画像および前記第2の画像を含む第3の配置で再面付けし、
    前記再面付けされた前記第1の画像に対応する断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させた後、前記第2積載部に積載されていた前記第2の画像よりも前記所定の順番が先の画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させ、
    前記再面付けされた前記第2の画像に対応する断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させた後、前記第2積載部に積載されていた前記第2の画像よりも前記所定の順番が後の画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させる、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の画像に画像形成異常が発生したと判断したときに既に画像が形成されていた断裁前シートについて、当該断裁前シートの断裁によって生成された画像形成異常が無い断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部または前記第2積載部に搬送させ、
    前記制御部は、前記第1の画像に画像形成異常が発生したと判断したときに未だ断裁前シート上に画像形成されていない画像について、当該画像を前記第1の画像とともに再面付けする、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記所定数の画像を断裁前シートの両面に面付けして前記画像形成部によって画像形成させ、
    前記制御部は、前記第1の画像に画像形成異常があった場合、前記第1の画像に対応して裏面側に面付けされていた画像を、画像形成異常の有無に拘わらず前記第1の画像とともに再面付けする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記制御部は、断裁前シートの特定範囲に連続して同じ画像形成異常が発生した場合には、断裁前シートの前記特定範囲を除く領域に再面付けする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記第2積載部は、前記印刷装置の筐体の内部に設けられ、
    前記搬送部は、前記制御部の指令に従って、前記第2積載部に積載された断裁後シートを、前記第2積載部から取り出して前記第1積載部に搬送する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記第2積載部は、前記印刷装置の筐体の外部に設けられ、
    前記印刷装置は、前記第2積載部に排出された断裁後シートを前記印刷装置の筐体の内部に挿入するためのインサート用トレイをさらに備え、
    前記第2積載部に積載されていた断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させることは、前記インサート用トレイから挿入された断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させることを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記画像読み取り部は、前記断裁部の後段に設けられ、断裁後シート上に形成された画像を読み取るように構成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記画像読み取り部は、前記断裁部の前段に設けられ、断裁前シート上に形成された画像を、前記断裁前シートが前記断裁部により断裁される前に読み取るように構成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記印刷装置は、第3積載部を備え、
    前記制御部は、画像形成異常のある画像が形成された断裁後シートを前記第3積載部に搬送する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷装置は、
    断裁前シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像が形成された断裁前シートを断裁する断裁部と、
    前記画像形成部で形成された画像を読み取ることによって読み取り画像を生成する画像読み取り部と、
    断裁後シートを積載する第1積載部および第2積載部と、
    断裁後シートを前記第1積載部および前記第2積載部に搬送する搬送部と、
    制御部とを備え、
    前記制御方法は、
    前記制御部が、所定の順番に対応する複数の画像のデータを取得するステップと、
    前記制御部が、前記複数の画像のうちの所定数の画像を、前記所定の順番に従って面付けされた第1の配置で前記画像形成部によって前記断裁前シート上に形成させるステップと、
    前記制御部が、前記所定数の画像に対応する読み取り画像に基づいて、画像形成異常が発生したか否かを判断するステップと、
    前記制御部が、前記所定数の画像のすべてについて画像形成異常が発生しなかった判断した場合に、前記所定数の画像に対応する断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させ、前記所定数の画像のうちの第1の画像について画像形成異常が発生したと判断した場合に、異常対応処理を実行するステップとを備え、
    前記異常対応処理は、
    前記第1の画像よりも前記所定の順番が先の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させるステップと、
    前記第1の画像よりも前記所定の順番が後の画像であって画像形成異常が無いと判断された画像に対応する断裁後シートを、前記搬送部によって前記第2積載部に搬送させるステップと、
    前記第1の画像が含まれた前記断裁前シートよりも後に画像形成される断裁前シートにおいて、前記第1の配置とは異なる、前記第1の画像を含む第2の配置で再面付けするステップと、
    前記再面付けされた前記第1の画像に対応する断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させた後、前記第2積載部に積載されていた断裁後シートを前記搬送部によって前記第1積載部に搬送させるステップとを含む、制御方法。
  12. 前記印刷装置を制御するための制御プログラムであって、前記制御プログラムは、前記印刷装置によって実行されると前記印刷装置に請求項11に記載の制御方法を実行させる、制御プログラム。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の印刷装置と、
    少なくとも1つのクライアント端末と、
    前記印刷装置と前記少なくとも1つのクライアント端末との間を通信接続する通信回線とを備える、印刷システム。
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